JP2003157245A - 電子フォーム作成装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム処理システム - Google Patents

電子フォーム作成装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム処理システム

Info

Publication number
JP2003157245A
JP2003157245A JP2001353648A JP2001353648A JP2003157245A JP 2003157245 A JP2003157245 A JP 2003157245A JP 2001353648 A JP2001353648 A JP 2001353648A JP 2001353648 A JP2001353648 A JP 2001353648A JP 2003157245 A JP2003157245 A JP 2003157245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic form
resume
electronic
user
objects
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001353648A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yone
豊 米
Sanae Sakamoto
早苗 坂本
Fumio Ogino
史雄 荻野
Etsuko Hara
悦子 原
Yasutaka Nagata
康貴 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2001353648A priority Critical patent/JP2003157245A/ja
Publication of JP2003157245A publication Critical patent/JP2003157245A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 履歴書を作成する利用者や、求人を行う企業
などの様々なニーズに応じて、利用価値の高い履歴書の
作成を可能とする電子履歴書システムを提供する。 【解決手段】 電子履歴書フォームを構成する複数のオ
ブジェクトがオブジェクトライブラリに保存されてい
る。オブジェクトは、電子履歴書フォームの入力フィー
ルドに対応する基本オブジェクト、様々な機能に対応す
るオプションオブジェクト、電子履歴書フォーム全体の
機能に対応する全体オブジェクトなどを含む。また、そ
れらオブジェクトをどのように組み合わせて電子フォー
ムを構成するかが、オブジェクトテーブル内に構成要素
情報として記憶されている。利用者などにより構成要素
情報が指定されると、その構成要素情報に従って複数の
オブジェクトを組み合わせて電子フォームが作成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用した電子フォーム処理システムに関し、特に求人関係
の履歴書やエントリーシートなどの電子フォームの処理
に好適なシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、官公庁や企業などに対する手続の
ペーパーレス化、電子化の流れにより、様々な書類が電
子フォームとして流通し、利用されるようになりつつあ
る。また、デジタルネットワークの進歩により、そのよ
うな電子フォームがインターネットなどのネットワーク
を通じて提供され、多くの利用者が容易に利用できる環
境が整いつつある。
【0003】このような環境下で、就職や転職などの際
に使用される履歴書、経歴書、エントリーシートなど
も、インターネットを通じて電子データとして利用者に
提供できるようになる(以下、「履歴書」の語は経歴
書、エントリーシートなどの求人採用関係の他の書類も
含む意味とする)。即ち、利用者が必要な履歴書フォー
ムを特定のサーバに要求し、インターネットなどを介し
て自己の端末にダウンロードし、端末上で必要事項を入
力することにより、履歴書を電子的に作成することがで
きる。利用者は、そのようにして作成した履歴書を、プ
リント出力して紙の履歴書として企業に提出することも
できるし、電子データの状態の履歴書(以下、「電子履
歴書データ」と呼ぶ。)をネットワークを通じて送信す
ることにより企業などの所定の機関に提出することもで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在広く販売されてい
る紙の履歴書は、販売元メーカーなどにより多少の相違
はあるものの、概ね同じ内容で構成されている。即ち、
履歴書を作成する利用者の氏名、住所などの基礎的な個
人情報や、学歴、職歴、資格などの項目により構成され
ている。
【0005】しかし、近年では企業が募集する人材は多
様化しており、企業は適切な人材を得るために応募者に
ついての多種多様な情報を要求する傾向がある。よっ
て、汎用の履歴書では、企業が本当に必要とする多様な
情報を十分に表現することは難しい場合がある。実際、
最近では、固有のフォーマットの履歴書を応募者に配布
するなどして、応募者を審査する上で自社が必要とする
情報を効率的に収集している企業もある。
【0006】他方、履歴書を作成する利用者側の置かれ
ている環境も様々であり、一時的なアルバイト探し、新
卒大学生の就職活動、転職活動など、利用者が履歴書を
使用する状況も様々である。また、就職難の時代にあっ
ては、履歴書などにより十分な自己PRを行って就職活
動を効果的に進めたいといった要求もある。よって、利
用者側としても、自分の置かれている環境やニーズに合
った内容の履歴書を作成できることが望まれている。
【0007】さらに、応募者が作成した履歴書は、採用
側に送られて審査が行われる。その際、審査において履
歴書に記載された内容のうちのどの部分を重視するか
は、採用側の企業毎に相違するし、また、募集している
人材の職種(技術者であるか、総務であるか、など)に
よっても相違する。よって、採用側としては審査、評価
を行いやすい状態で履歴書を閲覧することができること
が望ましい。
【0008】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、履歴書を作成する利用者や、求人を行う企業な
どの様々なニーズに応じて、利用価値の高い履歴書の作
成、利用を可能とする履歴書向けの電子フォーム処理シ
ステムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
れば、電子フォーム作成装置において、複数のオブジェ
クトを記憶したオブジェクトライブラリと、電子フォー
ムを構成するオブジェクトの組み合わせを示す構成要素
情報を規定したオブジェクトテーブルと、前記構成要素
情報を参照して、前記オブジェクトを組み合わせること
により電子フォームを作成するフォーム作成手段と、を
備える。
【0010】上記の電子フォーム作成装置によれば、電
子フォームを構成する複数のオブジェクトがオブジェク
トライブラリに保存されており、また、それらオブジェ
クトをどのように組み合わせて電子フォームを構成する
かが、オブジェクトテーブル内に構成要素情報として記
憶されている。利用者などにより構成要素情報が指定さ
れると、その構成要素情報に従って複数のオブジェクト
を組み合わせて電子フォームが作成される。
【0011】なお、電子フォームとは、一般的な申込
書、申請書、届出書などの電子データのみならず、電子
履歴書、電子領収書、電子請求書、電子見積書、電子契
約書など、電子化可能な各種の書類や帳票などを含む概
念である。
【0012】上記の電子フォーム作成装置の一態様で
は、前記オブジェクトライブラリは、電子フォーム中に
含まれる入力フィールドに対応する基本オブジェクト
と、前記基本オブジェクトに関連付けされたオプション
オブジェクトと、を含むことができる。よって、電子フ
ォーム中の入力フィールドに対応する基本オブジェクト
に加えて、電子フォームに関連する各種の機能などに対
応するオプションオブジェクトを任意に選択して電子フ
ォームを作成することができる。
【0013】さらに、上記の電子フォーム作成装置の他
の一態様では、前記オブジェクトライブラリは、前記電
子フォーム全体の処理に関する機能に対応する全体オブ
ジェクトを含むことができる。ここで、全体オブジェク
トとは、例えば電子フォームの表示、印刷などの全体の
処理に関するオブジェクトとすることができる。
【0014】上記の電子フォーム作成装置のさらに他の
一態様では、前記オプションオブジェクトは、複数のレ
ベルを有する階層構造によって前記基本オブジェクトと
関連付けされている。これにより、電子フォームの作成
者は、電子フォームの入力フィールドに対応する基本オ
ブジェクトに対して、希望する階層レベルのオブジェク
トを任意に選択して電子フォームに取り込むことができ
る。
【0015】上記の電子フォーム作成装置のさらに他の
一態様では、前記構成要素情報は、前記基本オブジェク
トに関連付けされた複数のレベルに属するオプションオ
ブジェクトを独立に選択した組み合わせを含むことがで
きる。よって、電子フォーム作成者は、階層構造に構成
された複数のオプションオブジェクトを独立に選択して
電子フォームを作成することができる。
【0016】上記の電子フォーム作成装置のさらに他の
一態様では、前記オブジェクトテーブルは、前記電子フ
ォームの使用目的、前記電子フォームを採用する企業の
指定条件、前記電子フォームを使用する利用者の指定条
件のいずれかにより分類された複数の電子フォームにつ
いて、前記構成要素情報を含む。よって、電子フォーム
の使用目的や、企業や利用者の指定などに応じて、適切
なオブジェクトを含む電子フォームを作成することがで
きる。
【0017】上記の電子フォーム作成装置のさらに他の
一態様では、前記電子フォームは履歴書フォームとする
ことができる。
【0018】本発明の他の観点によれば、ネットワーク
を介して利用者端末と通信可能に構成された電子フォー
ム処理システムにおいて、上記の電子フォーム作成装置
と、前記電子フォーム作成装置により作成された電子フ
ォームを保存するフォームデータベースと、前記利用者
端末から電子フォームの指定を受信し、対応する電子フ
ォームを前記フォームデータベースから抽出して前記利
用者端末へ送信する送信手段と、を備える。
【0019】上記の電子フォーム処理システムによれ
ば、利用者が指定した電子フォームはフォームデータベ
ースから抽出されて利用者端末へ送信される。
【0020】本発明のさらに他の観点によれば、ネット
ワークを介して利用者端末と通信可能に構成された電子
フォーム処理システムにおいて、上記の電子フォーム作
成装置と、前記オブジェクトテーブルを保存するテーブ
ルデータベースと、前記利用者端末から電子フォームの
指定を受信し、対応する構成要素情報を前記テーブルデ
ータベースから抽出し、当該構成要素情報に従って前記
オブジェクトを組み合わせることにより前記電子フォー
ムを作成するフォーム作成手段と、作成された電子フォ
ームを前記利用者端末へ送信する送信手段と、を備え
る。
【0021】上記の電子フォーム処理システムによれ
ば、複数の構成要素情報を含むオブジェクトテーブルが
テーブルデータベース中に保存されている。利用者が電
子フォームを指定すると、それに対応する構成要素情報
がテーブルデータベースから取得され、それに従って電
子フォームが作成されて利用者端末へ送信される。
【0022】上記の電子フォーム処理システムの一態様
では、利用者が指定した電子フォームに対応する前記構
成要素情報を前記テーブルデータベースから読み出す手
段と、読み出した前記構成要素情報に対して利用者が入
力した変更を受け付け、変更後の前記構成要素情報を前
記テーブルデータベースに保存する手段と、を備え、前
記フォーム作成手段は、変更後の前記構成要素情報に基
づいて前記オブジェクトを組み合わせて前記電子フォー
ムを作成する。これによれば、利用者は既存の電子フォ
ームに対応する構成要素情報を変更することにより、電
子フォームをカスタマイズすることができる。
【0023】上記の電子フォーム処理システムの他の一
態様では、前記オブジェクトライブラリ内に記憶されて
いるオブジェクトのリストを前記利用者端末へ送信する
手段と、前記リストに対する利用者の選択を受信し、前
記構成要素情報に反映する手段とを備える。これによれ
ば、オブジェクトライブラリ内に記憶されているオブジ
ェクトのリストを表示することにより、利用者に使用し
たいオブジェクトを選択させ、電子フォームのカスタマ
イズを行わせることができる。
【0024】本発明のさらに他の観点では、複数のオブ
ジェクトを記憶したオブジェクトライブラリと、電子フ
ォームを構成するオブジェクトの組み合わせを示す構成
要素情報を規定したオブジェクトテーブルと、を記憶す
る記憶部を備えるコンピュータ上で実行されるコンピュ
ータプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記構
成要素情報を参照して、前記オブジェクトを組み合わせ
ることにより電子フォームを作成するフォーム作成手段
を備える電子フォーム作成装置として機能させる。
【0025】上記のコンピュータプログラムを、コンピ
ュータ上で実行することにより、上記の電子フォーム作
成装置を実現することができる。
【0026】本発明のさらに他の観点では、電子フォー
ム処理装置において、特定の手続に使用する電子フォー
ムに対する入力データ及び前記電子フォームの利用者毎
に割り当てられた複数の構成要素情報を示すプロセスデ
ータを受信する受信手段と、前記プロセスデータを参照
し、前記複数の構成要素情報のいずれを使用するかを選
択する選択手段と、選択された構成要素情報に従って前
記オブジェクトを組み合わせることにより電子フォーム
を作成し、作成した電子フォームに前記入力データを挿
入して表示する作成手段と、を備える。
【0027】上記の電子フォーム処理装置において、特
定の手続に使用する電子フォームへの入力データと、複
数の構成要素情報とが提供されると、プロセスデータを
参照して複数の構成要素情報のいずれかが選択され、選
択された構成要素情報に従ってオブジェクトを組み合わ
せることにより電子フォームが作成される。そして、作
成された電子フォームに、入力情報が挿入されて表示さ
れる。よって、利用者は自分が行う処理に適した形態で
電子フォームを閲覧、処理することができる。
【0028】上記の電子フォーム処理装置の一態様で
は、前記選択手段は、さらに利用者による入力情報に基
づいて前記構成要素情報を選択することができる。よっ
て、例えば利用者が自分のIDなどを入力することによ
り、適切な構成要素情報が選択されて、電子フォームが
作成、表示される。
【0029】上記の電子フォーム処理装置の他の一態様
では、前記プロセスデータは、前記特定の手続の実行過
程における複数の段階毎に決定された前記構成要素情報
を含み、前記選択手段は、前記段階毎に前記構成要素情
報を選択し、前記作成手段は、前記段階毎に前記電子フ
ォームの作成及び表示を行う。これによれば、特定の手
続の実行過程における段階毎に、利用者は適切な形態の
電子フォームを得ることができる。
【0030】本発明のさらに他の観点では、コンピュー
タプログラムにおいて、コンピュータを、特定の手続に
使用する電子フォームに対する入力データ及び前記電子
フォームの利用者毎に割り当てられた複数の構成要素情
報を示すプロセスデータを受信する受信手段、前記プロ
セスデータを参照し、前記複数の構成要素情報のいずれ
を使用するかを選択する選択手段、及び、選択された構
成要素情報に従って前記オブジェクトを組み合わせるこ
とにより電子フォームを作成し、作成した電子フォーム
に前記入力データを挿入して表示する作成手段、として
機能させる。
【0031】上記のコンピュータプログラムをコンピュ
ータ上で実行することにより、前述の電子フォーム処理
装置を実現することができる。
【0032】上記のコンピュータプログラムの一態様で
は、前記プロセスデータは、前記特定の手続の実行過程
における複数の段階毎に決定された前記構成要素情報を
含み、前記選択手段は、前記段階毎に前記構成要素情報
を選択し、前記作成手段は、前記段階毎に前記電子フォ
ームの作成及び表示を行う。これによれば、特定の手続
の実行過程における段階毎に、利用者は適切な形態の電
子フォームを得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。以下の実施形態は、
本発明の電子フォーム処理システムを、電子履歴書デー
タを処理する電子履歴書処理システムとして構成した場
合を示す。なお、上述のように、「履歴書」の語は、職
務経歴書、エントリーシートなどの求人採用関係で使用
される各種の書類を含むものとする。
【0034】[システム構成]図1に、本発明の実施形
態にかかる電子履歴書処理システムの概略構成を示す。
図1に示すように、履歴書処理サーバ1と、履歴書フォ
ームを使用する利用者(応募者)の利用者端末3と、利
用者が作成した電子履歴書データを使用する企業Aの端
末15とがネットワーク2を通じて通信可能に接続され
ている。ネットワークの1つの好適な例はインターネッ
トである。
【0035】なお、本明細書においては、「履歴書フォ
ーム」とは利用者による必要事項の入力が行われる以前
の状態の履歴書フォームのデータを指し、「電子履歴書
データ」とは利用者による必要事項の入力が完了した後
の電子データを指すものとして、両者を区別する。電子
履歴書データは、履歴書フォームと、それに対して利用
者が入力した入力データとを含むデータとなる。
【0036】利用者は就職活動などのために履歴書フォ
ームを利用して電子履歴書データを作成する個人であ
り、利用者端末3はその利用者が使用する端末装置であ
る。一般的には、利用者端末3は利用者の家庭や学校、
その他の場所に設置されたパソコンなどの端末装置であ
るが、ネットワーク2への接続は有線に限らず、携帯電
話などを利用した無線による接続であっても構わない。
【0037】利用者端末3には、履歴書処理サーバ1か
ら提供される履歴書フォームを表示させ、利用者が必要
事項の入力を行って電子履歴書データを完成させるため
に使用するブラウザソフトがインストールされている。
利用者は、表示画面に表示された履歴書フォームに対し
て、キーボード、マウス、音声入力装置又は電子ペーパ
ーなどの入力装置を利用して必要事項を入力して電子履
歴書データを作成する。また、利用者端末3には、必要
に応じて利用者が所持する身分証明書としてのICカー
ドや、履歴書フォームに添付すべき写真の画像データな
どを記憶したMOなどの記憶媒体との間でデータを入出
力するためのドライブ装置4が設けられている。
【0038】企業Aは、求人を行っている企業であり、
企業Aの求人担当者などが端末15を操作して履歴書処
理サーバ1にアクセスし、企業Aに対する応募者の電子
履歴書データを閲覧して、選考、審査などを行うことが
できる。企業Aの端末15には、電子履歴書データを閲
覧するためのブラウザソフトがインストールされてい
る。
【0039】履歴書処理サーバ1は、主たるサービスと
して利用者に対して履歴書フォームを提供する。それに
加え、履歴書処理サーバ1は、利用者の要求に応じて利
用者が作成した電子履歴書データを求人企業Aの端末1
5へ送信する処理を代行したり、人材バンク的なサービ
スとして、利用者の電子履歴書データを保管して、利用
者の希望に合う条件で求人を行っている企業に利用者の
電子履歴書データを提供したりすることができる。
【0040】図1に示すように、履歴書処理サーバ1
は、サーバ装置10と、履歴書フォームデータベース
(DB)11と、電子履歴書DB12と、オブジェクト
ライブラリ20と、テーブルDB25とを備える。履歴
書フォームDB11は、各種の履歴書フォームを、目的
別(パート/アルバイト用、新卒用、転職用など)や企
業別(各企業が要求する電子履歴書の形式・内容に対応
している)、業界別(各業界において汎用される形式・
内容に対応している)に分類した状態で格納している。
具体的には、各履歴書フォームに対して履歴書IDのな
どの識別情報が付され、その履歴書IDのもとで目的
別、企業別などの分類がなされている。一方、電子履歴
書DB12は、利用者が履歴書フォームを利用して作成
した電子履歴書データを格納しておくデータベースであ
る。実際には、電子履歴書データは履歴書フォームと利
用者の入力データとにより構成されるので、電子履歴書
DB12は利用者が作成した電子履歴書データの入力デ
ータ部分のみを保存しておく場合が多い。
【0041】また、オブジェクトライブラリ20は、履
歴書フォームを構成する各種オブジェクトを蓄積してい
る。履歴書フォームは、その履歴書の目的、用途、利用
者(人材側)又は求人企業(採用側)の要求、業界毎の
特徴などに応じて複数のオブジェクトを組み合わせるこ
とにより構成される。なお、1つの履歴書フォームを構
成するオブジェクトの組み合わせを規定した情報を、
「構成要素情報」と呼ぶことにする。
【0042】一方、テーブルDB25は、それらオブジ
ェクトをどのように組み合わせて1つの履歴書データを
構成するか、即ち履歴書フォームの構成要素情報を示す
オブジェクトテーブルを含んでいる。前述のように履歴
書データは、その目的、用途、企業の要求、応募者の要
求、業界の特徴などに応じて様々に構成されるので、そ
れら各種の履歴書データを構成するオブジェクトを示す
オブジェクトテーブルも様々である。本実施形態では、
テーブルDB内には、目的別、企業別、業界別、個人別
などの分類で複数のオブジェクトテーブルが用意されて
いる。
【0043】サーバ装置10は、テーブルDB25内の
オブジェクトテーブル(構成要素情報)を参照して、履
歴書フォームを作成し、履歴書フォームDB11に保存
するとともに、利用者や企業へ提供する処理を行う。ま
た、サーバ装置10は、利用者や企業からの要求に応じ
て、オブジェクトテーブルを参照してリアルタイムで履
歴書フォームを作成して提供する処理も行う。さらに、
必要に応じて、電子履歴書DB12に蓄積されているデ
ータを利用者端末3や企業Aの端末15へ送信する。
【0044】[オブジェクトライブラリ]次に、オブジ
ェクトライブラリについて詳しく説明する。オブジェク
トライブラリ20は、履歴書フォーム40を構成する各
種のオブジェクトを蓄積している。図2にオブジェクト
ライブラリ20の構成例を示す。図示のように、オブジ
ェクトライブラリ20は、基本オブジェクトライブラリ
21と、オプションオブジェクトライブラリ22と、全
体オブジェクトライブラリ23とを含む。ここで、基本
オブジェクトライブラリ21、オプションオブジェクト
ライブラリ22及び全体オブジェクトライブラリ23
は、各種オブジェクトを記憶したライブラリである。
【0045】図3に、基本オブジェクトとオプションオ
ブジェクトの例を示す。基本オブジェクトとは、履歴書
フォームを構成する上で基本的に必要となる入力欄(入
力フィールド)や機能に対応するオブジェクトであり、
例えば図3に示すように氏名入力オブジェクト(図では
「OBJ」と略記する。)100、生年月日入力オブジェ
クト201、住所入力オブジェクト301、顔写真貼付
オブジェクト401などがある。氏名入力オブジェクト
100、生年月日入力オブジェクト201及び住所入力
オブジェクト301は、それぞれ図7に例示する履歴書
フォーム中の氏名入力フィールド81、生年月日入力フ
ィールド82及び住所入力フィールド83を構成するオ
ブジェクトである。また、顔写真貼付オブジェクト40
1は、図7に示す顔写真貼付欄84に顔写真の画像デー
タを取り込むためのオブジェクトである。
【0046】一方、オプションオブジェクトは、基本オ
ブジェクトに対して付属的かつ任意的に用意されたオブ
ジェクトであり、複数のレベルを有する階層構造で基本
オブジェクトと関連付けされている。例えば、図3にお
いて、氏名入力オブジェクト100については、その直
下の階層であるレベル1において、入力オブジェクト1
11と入力オブジェクト112とが用意されている。入
力オブジェクト111は、氏名の入力フィールド81中
のふりがな記入欄をカタカナで記入する際に使用される
オブジェクトであり、入力オブジェクト112は氏名の
入力フィールド81のふりがな記入欄をひらがなで入力
する際に使用するオブジェクトである。
【0047】また、レベル1の入力オブジェクト111
の下の階層であるレベル2には、ひらがなで入力された
ふりがなをカタカナに変換する変換オブジェクト121
が用意されている。同様に、レベル1の入力オブジェク
ト112の下のレベル2には、カタカナで入力されたふ
りがなをひらがなに変換する変換オブジェクト122が
用意されている。
【0048】生年月日入力オブジェクト201は、同様
に生年月日の入力フィールド82に生年月日を入力させ
るためのオブジェクトであり、レベル1には、生年月日
を西暦で入力させる場合に使用する入力オブジェクト2
11と、生年月日を年号(和暦)で入力させるために使
用する入力オブジェクト212とが用意されている。ま
た、生年月日を西暦で入力させる場合には、さらにレベ
ル2において年号の入力を西暦に変換するための自動変
換オブジェクト221があり、さらにその下のレベル3
においては、西暦で入力された生年月日に基づいて利用
者の年齢を自動計算する年齢自動計算オブジェクト23
1が用意されている。同様に、生年月日を年号で入力さ
せる場合にも、レベル2において西暦の入力を年号に変
換するための自動変換オブジェクト222が用意され、
さらにレベル3において年号の生年月日に基づいて利用
者の年齢を自動計算する年齢自動計算オブジェクト23
2が用意されている。
【0049】また、住所入力オブジェクト301は、住
所の入力フィールド83に入力させるためのオブジェク
トであり、そのレベル1には郵便番号の入力も要求する
場合に使用される入力オブジェクト311と、郵便番号
の入力を要求しない場合に使用される入力オブジェクト
312とが用意されている。また、郵便番号を入力する
場合には、さらにレベル2において、利用者が入力した
住所のデータに基づいて郵便番号を自動設定する郵便番
号自動設定オブジェクト321が用意されている。
【0050】顔写真貼付オブジェクト401は、履歴書
フォームの顔写真欄84(図7参照)に顔写真の画像デ
ータを貼付するためのオブジェクトであり、レベル1に
は貼付すべき顔写真のサイズ毎に複数の顔写真オブジェ
クト411及び412が用意されている。また、その下
の階層であるレベル2においては、顔写真の画像データ
を記憶媒体などから取り込む処理を実行するためのデー
タ取込オブジェクト421と、利用者が用意した画像デ
ータを、その履歴書フォームで要求するサイズに適合す
るために自動的なサイズ調整を行うサイズ自動調整オブ
ジェクト422が用意されている。
【0051】さて、このような階層構造で用意されたオ
プションオブジェクトを、ある1つの履歴書フォームに
おいてどこまで使用するかは、その履歴書フォームの目
的、用途、その履歴書フォームを指定フォームとする企
業の方針、その履歴書フォームを利用して企業にアピー
ルできる履歴書を作成しようとする応募者の考えなどに
応じて決定される。よって、ある目的の履歴書フォーム
においてはふりがなをカタカナで入力する入力オブジェ
クト111が使用され、別の目的の履歴書フォームにお
いてはふりがなをひらがなで入力するオブジェクトが使
用されることがある。また、ある企業が指定する履歴書
フォームではふりがなをカタカナで入力する入力オブジ
ェクト111に加えて、利用者がひらがなで入力したふ
りがなをカタカナに自動変換する変換オブジェクト12
1も使用するが、別の企業が指定する履歴書フォームで
は変換オブジェクトまでは使用しないということもあ
る。即ち、ある基本オブジェクトに対して用意された複
数レベルのオプションオブジェクトのうち、どの階層レ
ベルのどのオブジェクトまで使用するかは、その履歴書
の目的、企業の指定、利用者の選択などに応じて履歴書
フォーム毎に決定される。そして、そうして決定された
内容が構成要素情報としてオブジェクトテーブルに記述
される。
【0052】図4に、全体オブジェクトの例を示す。前
述の基本オブジェクトは履歴書フォーム中の各部分に対
応するものとして用意されているが、全体オブジェクト
は履歴書フォーム全体についての機能などのオブジェク
トである。
【0053】例えば、図4において、文字サイズ自動調
整オブジェクト51は、履歴書フォームの各入力フィー
ルド中に入力された文字のサイズを入力フィールドのサ
イズに応じて自動調整する機能のオブジェクトであり、
電子署名付与オブジェクト52は利用者が作成した電子
履歴書データに対して電子署名を付与する際に動作する
オブジェクトである。また、プリント制御オブジェクト
53は電子履歴書データをプリント出力する際に動作す
るオブジェクトであり、ログ管理/認証オブジェクト5
4は利用者が履歴書フォームを取得して電子履歴書デー
タを作成し、送信するなどの処理を行った際のログ情報
の管理や、認証処理を行うオブジェクトである。
【0054】また、データ変換オブジェクト55は履歴
書フォームに対して入力又は添付すべきデータのデータ
フォーマットを変換するためのオブジェクトであり、メ
ディア変換オブジェクト56は電子履歴書データを、入
出力するメディアに対応するように必要な変換処理を行
う機能のオブジェクトである。さらに、履歴書ページ切
替オブジェクト57は利用者の入力作業中に表示される
履歴書フォームのページの表示切替処理を行うオブジェ
クトであり、履歴書データクリアオブジェクト58は履
歴書フォームに対して利用者が入力したデータをクリア
する際に使用するオブジェクトである。
【0055】これら全体オブジェクトも、前述の基本オ
ブジェクト及びオプションオブジェクトと同様に、基本
的には各履歴書フォームの目的、企業や利用者の要求な
どに応じて選択的に採用される。
【0056】[オブジェクトテーブル]次に、オブジェ
クトテーブルについて説明する。前述の基本オブジェク
ト、オプションオブジェクト及び全体オブジェクトは、
履歴書フォームを構成するために選択的に使用可能な部
品としての役割を有するが、構成要素情報は、それら部
品を組み合わせて1つの履歴書フォームを構成するため
の設計書又は仕様書などに相当するものである。そし
て、各履歴書フォーム毎の構成要素情報がオブジェクト
テーブル中に記述されている。即ち、構成要素情報は、
多種のオブジェクトをどのように組み合わせて1つの履
歴書フォームを構成するかを記述している。
【0057】以下、オブジェクトテーブルに含まれる目
的別、企業別、業界別、個人別などのオブジェクトテー
ブルのうち、目的別オブジェクトテーブル30と企業別
オブジェクトテーブル31と利用する場合を説明する。
目的別オブジェクトテーブル30は履歴書フォームの目
的や用途などに応じて多数のオブジェクトを組み合わせ
た構成要素情報を記述している。また、企業別オブジェ
クトテーブル31は、各企業がその企業に提出すべき履
歴書の形式や内容を指定している場合に、各企業の指定
に従って多数のオブジェクトを組み合わせて履歴書フォ
ームを構成するための構成要素情報を記述している。
【0058】図5に目的別オブジェクトテーブルの一部
の例を示す。図5に示すように、目的別オブジェクトテ
ーブル30には、まず、各目的別の履歴書フォーム(パ
ート/アルバイト用、新卒用、転職用など)にどの基本
オブジェクトが含まれるかが規定されている。図5の例
では、各目的別の履歴書フォームに、氏名入力オブジェ
クト100、生年月日入力オブジェクト201、住所入
力オブジェクト301、顔写真貼付オブジェクト401
などが含まれることが記述されている。さらに、目的別
オブジェクトテーブル30は、各目的別の履歴書フォー
ム中に、どのオプションオブジェクトが含まれているか
が記述されている。そして、各目的別の履歴書フォーム
は、その目的や用途に基づいて、異なるオブジェクトの
組み合わせが含まれている。例えば、パート/アルバイ
ト用の履歴書フォームは生年月日を年号として入力さ
せ、西暦と年号の自動変換オブジェクトや年齢自動計算
オブジェクトを含まない。これに対し、新卒用の履歴書
フォームは生年月日を西暦で入力させ、年号から西暦の
自動変換オブジェクト及び年齢自動計算オブジェクトを
含んでいる。このように、目的別オブジェクトテーブル
30は各履歴書フォームの目的や用途に応じて決定され
た構成要素情報、即ち、オブジェクトの組み合わせ方法
を記述している。
【0059】図6に企業別オブジェクトテーブルの一部
の例を示す。図6に示すように、企業別オブジェクトテ
ーブル31も、各企業別の履歴書フォーム中に含まれる
基本オブジェクト及びオプションオブジェクトの組み合
わせを記述している。企業別オブジェクトテーブル31
の内容は、各企業の要求に基づいて決定される。即ち、
企業A用の履歴書フォーム中に含まれるオブジェクト
は、企業Aの指定や要求に従って決定される。
【0060】なお、図5及び図6に示すオブジェクトテ
ーブルには全体オブジェクトの部分は例示されていない
が、全体オブジェクトは履歴書フォームの全体に関する
基礎的なオブジェクトであり、各履歴書フォームには必
要な全体オブジェクトが含まれる。
【0061】このように、本発明では、複数のオブジェ
クトの集合体として履歴書フォームが構成されるので、
目的別、企業別、業界別、個人別などというように、ニ
ーズに応じて必要な基本オブジェクトやその下の階層の
オプションオブジェクトを組み合わせて、適切な内容の
履歴書フォームを構成することができる。
【0062】[オブジェクトの制御]履歴書フォーム自
体は複数のオブジェクトの集合体として構成されている
ため、履歴書フォーム全体としてではなく、階層レベル
やオブジェクトの単位で、その表示/非表示などを制御
することができる。例えば、履歴書フォームの全体を表
示する全体表示モードの他に、個別のオブジェクト単位
で表示する個別表示モードを設けることができる。ま
た、全体表示モード中に履歴書フォーム中の該当部分を
選択することにより、その部分を個別表示モードで表示
するように構成することもできる。
【0063】また、履歴書フォームを複数のオブジェク
トの集合として構成することにより、利用者が複数の履
歴書フォームに対して同時に入力作業を行うような場合
にも、オブジェクト単位で表示制御を行い、利用者の入
力作業を支援することができる。
【0064】例えば、図8(a)に示すように、利用者
が、オブジェクトA、B及びCを含む企業A向け履歴書
フォームと、オブジェクトA、B及びC’を含む企業B
向け履歴書フォームとに対して同時に入力作業を行うと
する。この場合、利用者が操作する利用者端末は、履歴
書フォームの入力処理プログラムを実行することによ
り、企業A向け履歴書フォームと企業B向け履歴書フォ
ームからオブジェクトA、B、C及びC’を抽出し、図
8(b)に示すように入力処理装置の画面上に表示す
る。これは、企業A向け履歴書フォームと企業B向け履
歴書フォームはともに複数のオブジェクトにより構成さ
れているので、その組み合わせに基づいて、重複しない
ようにオブジェクトを抽出することにより実現される。
【0065】そして、図8(b)の表示画面に対して利
用者が必要事項を入力すると、利用者がオブジェクトA
及びBに対して入力した事項は企業A向け履歴書フォー
ムと企業B向け履歴書フォームの各々に記入される。ま
た、利用者がオブジェクトC及びC’に入力した事項
は、それぞれの履歴書フォームに記入される。このよう
に、オブジェクト単位で表示/非表示や必要事項の入力
などを制御することができる。
【0066】上記は、オブジェクトCとC’が異なる入
力内容を有する場合の例であったが、オブジェクトCと
C’が機能的に異なる場合もある。例えば、オブジェク
トCは何らかの入力項目に対応するオブジェクトであ
り、オブジェクトCにはその入力項目に対する利用者の
入力作業に要した時間を検出する機能が付いているが、
オブジェクトC’には付いていないというような場合も
ある。そのような場合には、オブジェクトCに対して入
力された事項は企業A向け履歴書フォームと企業B向け
履歴書フォームの両者に記入されるが、企業A向け履歴
書フォームには、さらに利用者による入力時間のデータ
が計算され、添付されることになる。
【0067】また、履歴書フォームが例えば図8(a)
のようにオブジェクトの集合体として構成されているの
で、電子履歴書データは、図8(b)に示すように、オ
ブジェクトの集合として記憶、処理することもできる
し、図8(c)に示すように各履歴書単位で記憶、処理
することもできる。
【0068】(第1実施例)次に、履歴書フォームの作
成、処理の第1実施例について説明する。図9は履歴書
フォームの作成処理を示すフローチャートである。
【0069】まず、図5又は図6に示す目的別/企業別
オブジェクトテーブル中の構成要素情報を作成する(ス
テップS1)。これは、具体的には、履歴書の目的・用
途、又は企業からの要求事項、業界の傾向などに応じて
フォーム作成担当者が行う。
【0070】次に、こうして作成されたオブジェクトテ
ーブル中の構成要素情報を参照してオブジェクトライブ
ラリ20内のオブジェクトを組み合わせることにより、
履歴書フォームが作成される(ステップS2)。この処
理は、オブジェクトテーブル30又は31を参照して、
オブジェクトフォームライブラリ20中のオブジェクト
を抽出して組み合わせるフォーム作成プログラムにより
実行することができる。そして、作成された履歴書フォ
ームは、履歴書フォームIDなどの識別情報が付された
状態で、履歴書フォームDB11内に保存される(ステ
ップS3)。以上のようにして、目的別/企業別の履歴
書フォームが作成され、履歴書フォームIDにより整理
された状態で履歴書フォームDB11内に蓄積されてゆ
く。
【0071】次に、電子履歴書データ作成処理について
図10を参照して説明する。図10は、電子履歴書デー
タ作成処理のフローチャートである。
【0072】まず、履歴書フォームを利用して電子履歴
書データを作成したい利用者は、利用者端末3を操作し
て履歴書処理サーバ1へアクセスし、利用したい履歴書
フォームを指定して送信を要求する(ステップS1
1)。これに対し、履歴書処理サーバ1のサーバ装置1
0は、指定された履歴書フォームを履歴書フォームDB
11から取り出し、要求元の利用者端末3へ送信する
(ステップS12)。
【0073】次に、利用者は、入手した履歴書フォーム
を表示させ、必要事項の入力作業を行って電子履歴書デ
ータを作成し、それを履歴書処理サーバ1へ送信する
(ステップS13)。履歴書処理サーバ1は、受信した
電子履歴書データを電子履歴書DB12内に保存し、管
理する(ステップS14)。
【0074】その後、利用者の要求に従って履歴書処理
サーバ1は、利用者の電子履歴書データを企業の端末1
5へ送信したり(ステップS15)、企業からの要求に
対して、利用者の承認を条件に電子履歴書データを企業
に閲覧させる(ステップS16)などの処理を行う。
【0075】(第2実施例)次に、履歴書フォームの作
成、利用処理の第2実施例について説明する。第1実施
例は、目的別、企業別などの各種オブジェクトテーブル
に基づいて履歴書フォームが予め作成され、履歴書フォ
ームDB11に保存されている場合の例であった。これ
に対し、本実施例では、オブジェクトテーブルのみが予
め作成されており、利用者が使用する度に履歴書フォー
ムが作成される。
【0076】図11に第2実施例による電子履歴書デー
タ作成処理のフローチャートを示す。
【0077】まず、履歴書フォームを利用して電子履歴
書データを作成したい利用者は、利用者端末3を操作し
て履歴書処理サーバ1へアクセスし、利用したい履歴書
フォームを指定して送信を要求する(ステップS2
1)。これに対し、履歴書処理サーバ1のサーバ装置1
0は、指定された履歴書フォームに対応する構成要素情
報をテーブルDB25から取り出し(ステップ22)、
その構成要素情報を参照して必要なオブジェクトを組み
合わせて履歴書フォームを作成し、要求元の利用者端末
3へ送信する(ステップS23)。
【0078】次に、利用者は、入手した履歴書フォーム
を表示させ、必要事項の入力作業を行って電子履歴書デ
ータを作成し、それを履歴書処理サーバ1へ送信する
(ステップS24)。履歴書処理サーバ1は、受信した
電子履歴書データを電子履歴書DB12内に保存し、管
理する(ステップS25)。
【0079】その後、利用者の要求に従って履歴書処理
サーバ1は、利用者の電子履歴書データを企業の端末1
5へ送信したり(ステップS26)、企業からの要求に
対して、利用者の承認を条件に電子履歴書データを企業
に閲覧させる(ステップS27)などの処理を行う。
【0080】なお、上記の例は利用者が履歴書フォーム
を履歴書処理サーバ1から取得する場合の例であった
が、企業Aの担当者も同様の処理により履歴書フォーム
を履歴書処理サーバ1から取得することができる。
【0081】(第3実施例)次に、電子履歴書データ作
成処理の第3実施例について説明する。第2実施例で
は、目的別、企業別などの各種オブジェクトテーブルが
予め作成されており、利用者が要求すると、オブジェク
トテーブル中の対応する構成要素情報を参照して履歴書
フォームがリアルタイムで作成されて利用者に提供され
た。これに対し、本実施例では、オブジェクトテーブル
が予め作成されておらず、利用者が自分の希望に従って
オブジェクトテーブルを設計することにより履歴書フォ
ームを作成する。
【0082】図12に第3実施例による電子履歴書デー
タ作成処理のフローチャートを示す。
【0083】まず、履歴書フォームを利用して電子履歴
書データを作成したい利用者は、利用者端末3を操作し
て履歴書処理サーバ1へアクセスし、オブジェクトのリ
ストを要求する(ステップS31)。
【0084】これに対し、履歴書処理サーバ1のサーバ
装置10は、オブジェクトライブラリ20内に格納され
ている各オブジェクトのリストを利用者端末3へ送信
し、表示させる(ステップS32)。利用者は、表示さ
れたオブジェクトリストから、自分が使用したオブジェ
クトを選択し、履歴書作成指示を送信する(ステップS
33)。
【0085】履歴書処理サーバ1は、オブジェクトの選
択情報を利用者から受信し、それに基づいてオブジェク
トテーブル中に構成要素情報を作成する(ステップS3
4)。また、そうして作成した構成要素情報を参照して
必要なオブジェクトを組み合わせて履歴書フォームを作
成し、要求元の利用者端末3へ送信する(ステップS3
5)。
【0086】次に、利用者は、入手した履歴書フォーム
を表示させ、必要事項の入力作業を行って電子履歴書デ
ータを作成し、それを履歴書処理サーバ1へ送信する
(ステップS36)。履歴書処理サーバ1は、受信した
電子履歴書データを電子履歴書DB12内に保存し、管
理する(ステップS37)。
【0087】その後、利用者の要求に従って履歴書処理
サーバ1は、利用者の電子履歴書データを企業の端末1
5へ送信したり(ステップS38)、企業からの要求に
対して、利用者の承認を条件に電子履歴書データを企業
に閲覧させる(ステップS39)などの処理を行う。
【0088】なお、利用者によるオブジェクト選択に応
じて作成されたオブジェクトテーブルは、その利用者の
識別情報などと対応付けてテーブルDB25内に個人別
オブジェクトテーブルとして保存しておくことができ
る。そうすれば、その後利用者はいつでも電子履歴書処
理サーバ1へアクセスして自分が選択したオブジェクト
を含む履歴書フォームを取り出すことができる。その場
合、履歴書処理サーバ1は、その利用者の本人認証処理
を行うことを条件に個人別オブジェクトの利用を可能と
するように構成することもできる。
【0089】この方法によれば、利用者は自ら履歴書フ
ォームを構成するオブジェクトを選択して専用の履歴書
フォームを作成することができる。よって、自分の発想
に基づいて個性ある履歴書を作成することができる。
【0090】なお、上記の例は利用者が履歴書フォーム
を履歴書処理サーバ1から取得する場合の例であった
が、企業Aの担当者も同様の処理により履歴書フォーム
を履歴書サーバから取得することができる。
【0091】(他の変形例)また、上記の第2実施例と
第3実施例を組み合わせて実施することもできる。即
ち、利用者がまず履歴書処理サーバ1にアクセスして既
存のテーブルを指定し、履歴書フォームを受信した後、
オブジェクトリストを要求して部分的にオブジェクトを
変更、追加などすることにより履歴書フォームを部分的
にカスタマイズすることができる。
【0092】また、履歴書処理サーバ1は、第3実施例
又は第2実施例と第3実施例の組み合わせにより作成さ
れた個人別オブジェクトテーブルを利用者へ提供するこ
ともできる。そうすれば、その後は利用者がその個人用
オブジェクトテーブルを履歴書処理サーバ1へ送信して
履歴書フォームの作成を依頼すると、履歴書処理サーバ
1がオブジェクトライブラリ20から必要なオブジェク
トを取り出して履歴書フォームを作成して利用者に提供
することができる。なお、そのような個人用オブジェク
トテーブルは、履歴書処理サーバと利用者端末のいずれ
か一方に保存されていてもよいし、両方に保存されてい
てもよい。
【0093】また、上記の例では、オブジェクトテーブ
ル及びオブジェクトライブラリが履歴書処理サーバ側に
あり、履歴書処理サーバ側で履歴書の作成が行われてい
るが、その代わりに、オブジェクトテーブル及びオブジ
ェクトライブラリを利用者端末又は企業端末において処
理して履歴書フォームを作成するように構成することも
できる。その場合、オブジェクトテーブル、オブジェク
トライブラリ及び両者に基づいて履歴書フォームを作成
するプログラムを記憶媒体の形態、もしくはネットワー
クを通じたダウンロードなどの方法で利用者又は企業に
提供すればよい。
【0094】[電子履歴書の閲覧処理]次に、上記のよ
うに作成された電子履歴書を利用する処理について説明
する。利用者(応募者)が作成した電子履歴書データ
は、企業などに提出され、企業が採用すべきか否かにつ
いての選考を行う際に採用担当者により閲覧される。そ
の際、最も単純な方法では、利用者が作成した電子履歴
書データが、そのままの状態で企業へ提出される。これ
は、従来からある、紙の履歴書の提出と同様の形態であ
る。
【0095】これに対し、本発明のシステムでは、1つ
の電子履歴書データを、閲覧者に応じて異なる形態で表
示し、閲覧可能とすることができる。例えば、利用者が
電子履歴書データを作成する際には利用者が入力作業を
行い易い形態で履歴書フォームが表示され、企業が選考
を行う際には、内容の検討、評価などを行い易い形態で
履歴書フォームを表示することができる。さらに、各企
業において定められている選考プロセスに従って、各段
階で必要とされるオブジェクトを利用して選考処理を行
うこともできる。
【0096】以下、ある企業Aに対して応募者が電子履
歴書データを提出し、これに対して企業Aが採用のため
の選考を行う場合のプロセスの一例を説明する。そのよ
うな選考プロセスの流れ、及び、選考プロセスの各段階
(ステップ)で利用されるオブジェクトテーブルは、予
め決定されて例えば履歴書処理サーバ1内に保存されて
いる。選考用プロセスデータの一例を図13に示す。
【0097】この選考用プロセスデータの例では、企業
Aは書類選考、1次選考及び2次選考の3段階の選考を
行う。なお、本例では、企業Aは国内業務担当者と海外
業務担当者を募集しているものとする。書類選考は、利
用者が作成した電子履歴書データを参照することにより
行われる。1次選考は選択式の試験による選考であり、
国内業務担当者は日本語の選択式試験を行い、海外業務
担当者は英語の選択式試験を行う。2次選考は論文式の
試験による選考であり、国内業務担当者は日本語の論文
式試験を行い、海外業務担当者は英語の論文式試験を行
う。
【0098】このような状況で、企業Aの選考用プロセ
スデータは、図13に示すように、各ステップ毎に利用
者及び企業A側が使用する構成要素情報を示している。
図13を参照すると、まず、書類選考(ステップ1)で
は、利用者が履歴書処理サーバ1へ接続して企業A専用
履歴書フォームを指定すると、履歴書処理サーバ1は構
成要素情報aに基づいて企業A専用の履歴書フォームを
作成し、利用者へ送信する。利用者は、その履歴書フォ
ームに対して必要事項を入力して電子履歴書データを作
成し、履歴書処理サーバ1へ送信する。
【0099】履歴書処理サーバ1は、利用者端末から電
子履歴書データを受信する。電子履歴書データは履歴書
フォームと、それに対する利用者の入力データなどを含
んで構成されており、履歴書処理サーバ1はそのうちの
入力データや、入力時間ログなどの評価基礎データ他、
企業側で行う選考の際に使用される各種のデータを抽出
する。そして、図13に示す選考用プロセスデータを参
照し、企業Aが指定するテーブルAに従って履歴書フォ
ームを作成し、それに入力データを挿入した形態で企業
Aの端末15に送信する。これにより、企業Aは希望す
る形態で電子履歴書データを閲覧することができる。
【0100】ここで、例えば、利用者が使用する構成要
素情報aは利用者の入力作業向けに構成され、各入力フ
ィールドに対応するオブジェクトの他、入力を行う際の
ナビゲーション情報や記入例などのオブジェクトを含む
ことができる。そうすれば、利用者はナビゲーション情
報や記入例などのオブジェクトを動作させて、容易に電
子履歴書データを作成することができる。
【0101】一方、企業Aが使用する構成要素情報A
は、上記のナビゲーション情報などのオブジェクトは含
まず、その代わりに企業側で行う選考のために有用なオ
ブジェクトが含まれることとすることができる。例え
ば、利用者が入力した内容に対応するオブジェクトに加
えて、利用者が作成した電子履歴書データの職歴欄に含
まれる海外業務の経験年数の数字を強調表示する機能の
オブジェクトなどを含むことができる。これにより、企
業Aの採用担当者には、選考において重要視される項目
を容易に見つけることができるなどのメリットがあり、
書類選考を効率的に行うことができる。
【0102】このように、利用者と採用側が、1つの電
子履歴書に対する入力データを、それぞれの立場、利用
方法などに応じて決められた構成要素情報に基づいて履
歴書フォームとして表示させ、利用することができる。
【0103】図13に示す選考プロセスの例では、さら
に、利用者が書類選考を通過して、1次選考に進むと企
業Aが判断した場合、履歴書処理サーバ1は電子履歴書
データ中の入力データにおいて利用者が国内業務と海外
業務のいずれを希望しているかを検出し、国内業務希望
であれば日本語の選択式試験を含む構成要素情報b1を
利用して1次選考試験用フォームを作成して利用者に送
信する。また、利用者が海外業務希望であれば、英語の
選択式試験を含む構成要素情報b2を利用して1次選考
試験用フォームを作成して利用者に送信する。
【0104】利用者が1次選考試験用フォームに対して
入力し、その入力データが履歴書処理サーバ1へ送られ
ると、履歴書処理サーバ1は図13の選考用プロセスデ
ータを参照して、構成要素情報B1又はB2のいずれか
対応する方を利用して1次選考試験用フォームを作成
し、入力データを挿入して企業Aの端末15へ送信す
る。構成要素情報B1及びB3は、例えば選択式試験の
自動採点機能に対応するオブジェクトを含むことがで
き、それにより1次選考試験用フォームが企業Aの端末
15上に表示されたときには、自動採点結果が同時に表
示されることになり、採用担当者は迅速に選考手続を進
めることができる。
【0105】同様に、1次選考を通過した場合には、履
歴書処理サーバ1は構成要素情報c1又はc2に基づい
て2次選考用試験フォームを作成して利用者へ送り、そ
の解答データを受信すると、構成要素情報C1又はC2
に基づいて作成した2次選考試験用フォームに利用者の
解答データを挿入して企業Aへ送る。企業側の2次選考
試験用フォームに対応する構成要素情報C1又はC2
は、例えば利用者が作成した論文中のキーワードを抽出
して、ポイント性の採点を行う機能のオブジェクトなど
を含むことができる。
【0106】このように、本発明によれば、1つの履歴
書フォームに対して入力されたデータを、他の構成要素
情報に基づいて作成した履歴書フォームで閲覧すること
ができる。よって、履歴書フォームの利用者、利用目的
などに応じて、適切な構成要素情報を利用することによ
り、選考処理を効率的に進めることができる。
【0107】なお、上記の例では、図13に例示する選
考用プロセスデータが履歴書処理サーバ1に保存されて
おり、各構成要素情報に対応する履歴書フォームが履歴
書処理サーバ1から利用者及び企業Aに提供されてい
た。しかし、その代わりに、例えば利用者端末3及び企
業の端末15内にオブジェクトライブラリが存在すれ
ば、履歴書フォームに対する利用者や企業側からの入力
データと、図13に示すようなプロセスデータを利用者
端末3と企業の端末15との間で直接的に送受信して、
同様のプロセスを実行することもできる。即ち、利用者
端末又は企業の端末は、入力データとプロセスデータを
受信すると、それらデータが現在利用者側と企業側のい
ずれの端末にあるかを判定し(例えば、端末のIDを検
出する、もしくは利用者又は企業の採用担当者が識別情
報を入力するなどの手法による)プロセスデータを参照
して、対応する構成要素情報に従って履歴書フォーム又
は選考試験用フォームを生成し、入力データを挿入して
表示すればよい。また、オブジェクトライブラリが利用
者端末又は企業の端末に予め用意されていない場合で
も、入力データ及びプロセスデータと供に利用者端末と
企業の端末との間で送受信されるように構成すれば、同
様のプロセスを実行することができる。
【0108】[変形例]なお、上記の実施形態では、利
用者の要求に応じて履歴書サーバが履歴書フォームを利
用者へ提供する場合、利用者端末上でユーザが入力装置
を利用して希望する履歴書フォームを指定し、それに対
応する履歴書フォームが利用者端末へ送信されている。
しかし、これ以外の方法として、例えば雑誌、新聞、書
籍などのリアル媒体を利用して履歴書フォームを指定す
ることもできる。例えば、雑誌などの記事に、その記事
に関連する履歴書フォームを特定するためのIDなどを
印刷しておく。利用者は、履歴書処理サーバに接続し、
そのIDを入力することにより、対応する履歴書フォー
ムの指定を行うことができる。また、雑誌などにおいて
IDを印刷する代わりにバーコードなどを印刷し、利用
者が利用者端末に付属するバーコードリーダを使用して
バーコードを読み取ることにより、対応する履歴書フォ
ームを指定することもできる。また、雑誌などの他に、
電子ブックや電子ペーパーなどを利用して、履歴書フォ
ームを特定するIDやバーコードなどを表示することも
できる。さらに、利用者端末の代わりに携帯電話やPD
Aなどを利用し、履歴書フォームIDを入力したり、バ
ーコードリーダを接続してバーコードを読み取ってその
データを送信したりすることができる。これにより、ユ
ーザは外出先などで、雑誌と携帯電話を利用して容易に
履歴書フォームを取得することができるようになる。
【0109】[他のオブジェクトの例]本発明の履歴書
処理システムにおいては、上述したオブジェクトの他
に、以下に述べる機能に対応するオブジェクトを作成
し、利用することができる。
【0110】フォーム選択機能は、履歴書フォームの選
択メニューから、予め用意された色々な体裁のフォーム
を利用者が選択できる機能である。
【0111】日付自動表示機能は、電子履歴書の作成日
の欄に、端末内部のシステム日付に基づいて現在の日付
が入力、表示される機能である。
【0112】年齢自動計算機能は、利用者が生年月日を
入力すると、生年月日と端末内部のシステム日付に基づ
いて年齢が自動計算されて表示される機能である。
【0113】入学年・卒年自動計算機能は、生年月日を
入力すると学歴・職歴欄に中学卒業時からの入学年次及
び卒業年次が自動計算されて表示される機能である。
【0114】性別・配偶者・扶養義務選択機能は、チェ
ックボックスまたはラジオボタンに利用者がチェックを
入れると、該当する情報が丸などで囲まれる機能であ
る。また、もう一方をチェックすると選択済みの丸が消
えてもう一方が丸で囲まれる。
【0115】文字サイズ自動調整機能は、入力フィール
ドのサイズと入力された文字数に応じて、文字サイズが
自動調整されて表示される機能である。
【0116】西暦和暦変換機能は、西暦入力をすると和
暦に変換される機能である。
【0117】インターネット接続機能は、学校(大学・
学部・学科・ゼミ・サークル等)や企業のURLを入力
して[GO]ボタンを押下すると、ブラウザが起動して、
指定したホームページにインターネット接続する機能で
ある。
【0118】画像データ取込機能は、[写真]ボタンの押
下により証明写真の画像データを貼り付ける機能であ
る。
【0119】保護者欄自動入力機能は、保護者欄の項目
タイトルの押下により、本人の住所と電話番号が保護者
欄にコピーされる機能である。
【0120】免許・資格のプルダウンメニュー化機能
は、免許・資格をプルダウンリストから選択することが
できる機能である(リストにない場合には手入力も可
能)。なお、一度選択したものはそれ以降の行では表示
されないため、データの重複入力を防止することができ
る。
【0121】年月エラーチェック機能は、免許・資格欄
等に入力された年月が昭和以前の西暦/和暦の場合や存
在しない値の場合にエラー表示を行う機能である。
【0122】自己PR項目名プルダウンメニュー化機能
は、自己PR等の入力欄の項目タイトルをプルダウンメ
ニューから自由に選択することができる機能である(メ
ニューにない場合には手入力も可能)。なお、一度選択
したものはそれ以降の行では表示されないため、データ
の重複入力を防止することができる。
【0123】罫線位置フリー設定機能は、履歴書第2面
(図7における右側頁)の枠内に、フリーフォーマット
でデータを入力していき、チェックボックスで横罫線の
位置を自由に指定することができる機能である。
【0124】適正診断連動機能は、「志望動機」欄にデ
ータが入力されると、適正診断の実行が可能になる機能
である。なお、起票者が希望する場合のみ、適性診断コ
ンテンツを利用できる。
【0125】ページ切替機能は、[第1面へ]/[第2面
へ]などの頁切替ボタンの押下で画面がそれぞれもう一
方のページに切り替わる機能である。
【0126】テキスト読込み機能(CSV形式)は、
[読込み]ボタンの押下で既存のデータの読込みが行える
機能である(テキストデータはCSV形式)。
【0127】データ保存機能(XFD形式/CSV形
式)は、[保存]ボタンの押下で入力したデータをXFD
形式またはCSV形式のファイルで保存できる機能であ
る。ファイル名は任意につけることができる。
【0128】印刷機能は、[印刷]ボタンの押下で履歴書
の印刷が行える機能である。
【0129】データクリア機能は、[クリア]ボタンの押
下で画面上のデータをすべてクリアできる機能である。
【0130】トップページ表示機能は、[menu]ボタンの
押下でメニュー画面(トップページ)に戻る機能であ
る。
【0131】パート切替・分割・結合機能(表示方法選
択機能)は、履歴書を各パーツ毎に分解して、プルダウ
ンメニューから選択表示できる機能である。なお、各パ
ーツ毎に入力していくと、最終的に1枚の履歴書とな
る。
【0132】情報登録・送信機能(履歴書マルチ転記機
能)は、ひとつのフォーム上の入力データをすべての送
信先のエントリーシートに自動転記する機能である。そ
の際、体裁の違いにより未記入項目が発生した場合には
警告表示を行い、全データの入力が完了すると送信先ご
とのデータ授受形式に変換して送信する。
【0133】プリント制御機能は、項目によって、印字
の可・不可をコントロールする機能である。
【0134】フィールドロック機能は、起票者の記入内
容は本人以外は修正できないようにフィールドにロック
を掛ける機能である。また、採用者が設定するエントリ
ーシートに、ある一定の記入時間を超過した場合には、
自動的にロックが掛り入力ができなくなる機能を持たせ
ることができる。例えば、1次、2次、3次とシートを
提出するような事例の場合、1次エントリー時に記入し
た内容については、2次エントリーシート上では、一貫
性を保つために撤回できない(修正できない)ようにす
る。
【0135】開示・非開示機能は、閲覧側が項目ごとに
開示/非開示設定を行い、必要に応じて表示内容を変更
することができる機能である。
【0136】署名機能は、フォームや入力データに対し
てICカード等を用いて電子署名を付加する機能であ
る。
【0137】外字入力・表示機能は、固有名詞などの表
記を伴う項目(氏名、住所、学歴等)の入力時に外字対
応専用パーツフォームを用いて外字入力を可能とする機
能である。また、起票者によって入力された外字を閲覧
側でも画面表示できる。
【0138】写真データ取込・加工・ハンドリング機能
は、起票者の顔写真データをICカードまたは大学DB
などの外部記録媒体より履歴書へ添付することをコント
ロールする機能である。また、写真添付時の本人認証や
マッチング記録のログデータと顔写真データを基に電子
署名を作成する。
【0139】学校組織URLプルダウン機能は、大学別
の履歴書などの場合に、あらかじめ登録された関連組織
や団体のURLをプルダウンリスト等で表示させる機能
である。そして、閲覧側がこのリストからURLを選択
するとウェブサイトを参照することができる。
【0140】ノウハウ・キーワード表示/転記機能は、
項目ごとの記入例やノウハウ、キーワード等を閲覧した
り、引用したい文言を指定してシートに転記したりする
ことができる機能である。また、項目ごとにキーワード
やNGワードを設定しておき、該当文字列が入力された
場合には、警告表示等で通知を行う。
【0141】フリー記入パーツ行数調整機能は、罫線の
位置を固定せずに、行数や記入エリアの大きさを起票者
が自由に調整する機能である。また、記入エリアのパー
ツを自由に組み合わせることができる。
【0142】学歴・職歴入力補助機能は、生年月日から
算出される学歴の年次の標準設定を起票者が自由に選択
でき、必要に応じて変更を加える機能である。また、算
出された年次とそれに対応する‘入学’、‘卒業’の文
字を自動入力する。
【0143】本人署名機能は、ICカード(学生証や社
員証)を用いて起票者が署名を付加する機能である。
【0144】ファイル添付機能は、起票者が必要に応じ
て様々な形式のファイルを履歴書に添付する機能であ
る。
【0145】様式選択ナビゲーション機能は、目標指
定式、内容選択式、パズル式等の方法で起票者が入
力フォームを選択する機能である。
【0146】企業指定様式ピックアップ機能は、あらか
じめ登録された企業指定の様式をボタンの押下等でピッ
クアップする機能である。
【0147】体裁調整機能は、起票者が文字のフォント
や色、サイズの調整を行ったり、飾り文字や網掛けで文
字を強調させたり、行間設定・文字間隔の設定を変更し
たりする機能である。また、閲覧側が必要に応じて文字
サイズの変更等を行うことも可能である。
【0148】欧文履歴書自動編集機能は、履歴書の項目
名や入力内容の翻訳、スペルチェックを行う機能であ
る。また、必要に応じて体裁の変更、入力過不足情報の
通知等を行う。
【0149】語尾表現検出(曖昧語検索)機能は、「思
います。(思う。)」、「でしょう。」、「ませ
ん。」、「ようです。(ようだ。)」、「かも。」等、
断言しない語尾表現の文字列を検出する機能であり、フ
ォーム内のスクリプトに記入する。入力時、改行ボタン
が押下されたタイミングでサーチを開始する。サーチ範
囲は「改行」と「改行」の間の文単位で行う。
【0150】所属組織認証機能は、起票者の所属する組
織や団体が確かに起票者がその組織の一員であることを
認証し、電子署名を付加する機能である。
【0151】占いコンテンツ連動機能は、今日の運勢、
風水、おみくじ、姓名判断、動物占い(誕生日占い)な
どの占いコンテンツを、起票者が希望に応じて利用でき
る機能である。
【0152】人材募集広告連動機能は、企業の募集広告
と履歴書を連動させて、応募者が選択した条件(職種や
希望勤務地)に応じて履歴書のレイアウトや入力項目を
自動選定させ、入力内容のチェックを行う機能である。
【0153】課金テーブル参照機能は、各種コンテンツ
利用料金等の情報を課金テーブルから取得して最終的に
電子履歴書システムの利用料金を設定する機能である。
【0154】論理矛盾検出(曖昧語検索)機能では、エ
ントリーシートの自己PR欄にまず自分の性格を表わす
キーワードを予め設定し選択させる。キーワードには予
め反対の意味の反キーワードとキーワードの類義語を設
定しておく。その欄に続く設問において、論文形式など
の文章を記入するシート設定にしておく。提出されたデ
ータに対して類義語と反キーワードをサーチする。設定
したワード群は、採用者側のフォームに内蔵され、起票
者のデータを読込んだタイミングでサーチをかける。
【0155】注意文字検出(文字列検索)機能は、履歴
書に記載する際に用例に注意する漢字を幾つかフォーム
内に設定する(「嫌」「悪」「怠」「某」「弱」「フリ
ー」「時間」「退」「病」「癖」「変」「個性」「狂」
「悲」「独学」など)。入力時、改行ボタンが押下され
たタイミングでサーチ開始する機能である。サーチ範囲
は「改行」と「改行」の間の文単位でわれる。
【0156】キーワード検索(全文検索)機能では、閲
覧側が全文検索のキーワードを指定して履歴書データを
検索し、検索結果をリストにしたり、対象データ(また
は項目)をピックアップしたりして表示するなど、閲覧
側の要望に応じて閲覧方法を指定できる。また、対象デ
ータを強調表示する。
【0157】エントリーシート設定ナビゲーション機能
では、まず、設問(ストーリー含む)、設問順、記載文
字数、キーワード、NGワード、標準回答時間、配信期
日などを採用者側の設定画面より入力する。そして、入
力された諸条件を基に、シート部品群からフォームパー
ツ・オブジェクトなどを抽出し、エントリーシートを自
動で生成する。これにより、1回の設定で1次選考、2
次選考、3次選考用のエントリーシートを作成すること
ができる。
【0158】ポイント集計機能は、特定のフィールドに
入力される情報に対して採用者側が予めポイントを設定
しておき、これに基づいて採用者側が起票者の数値的な
評価を行う機能である。
【0159】入力時間の測定およびタイムオーバー検出
機能は、起票者のある特定の項目に対する入力所要時間
を測定し、ログに記録する。採用者側が予め設定した時
間の範囲内でなければタイムオーバーを通知する。
【0160】音声テキスト変換機能および点字プリンタ
出力機能は、視覚に障害のある人が履歴書を作成した
り、入力された情報を確認したりする際に、音声や点字
プリンタ等により出力する機能である免許・資格入力ナ
ビゲート機能は、免許・資格の入力時に、語学とそれ以
外のジャンルを別々にプルダウンメニュー等で表示さ
せ、リストから選択できるようにする機能である(リス
トにない場合には手入力も可能)。入力データは保存さ
れ、次回からはプルダウンで選択できる。
【0161】免許・資格取得年月入力ナビゲート機能
は、免許・資格取得年月を入力する際に、起票者が‘中
学校’、‘高校’等の時期と取得月をプルダウンリスト
等から選択し、選択された内容に応じて資格取得年度が
自動計算される機能である。
【0162】エントリ情報表示機能は、起票者がエント
リした時点でその応募先に対する応募者数やその男女比
等の情報を表示する機能である。
【0163】役員面接用シート生成機能は、エントリー
シート設定ナビゲーション機能に連動して、エントリー
シート中のキーワードや面接時に直接聞き出したい質問
に関係する設問に対する記述項目などを抽出して、面接
シートを生成する機能である(シート生成ボタンな
ど)。シート上には評価欄、備考欄なども設ける。
【0164】電子ペーパー連動機能は、電子ペーパーを
利用して履歴書の提出を手書きのイメージデータとして
送信したり、イメージデータをデジタルデータに変換し
て送信する機能である。設問に対する回答は日本語の
他、選択式や英文字表記を併用することで、電子的な処
理範囲を拡張する(電子ペーパー上、英数文字はテキス
トデータとして格納できる)。
【0165】学歴・職歴年次スキップ検出機能は、学歴
欄中の留学・留年・浪人・飛び級などの経歴を正規年次
で進級した場合の年次の推移と比較し、その差異を検出
する機能である。職務経歴書の年次情報において、短サ
イクルや不連続を検出する。
【0166】記入時間からの指向性検出機能は、設問に
記入した順番、記入に要した時間をフォーム内に記録
し、その内容から起票者の潜在的な指向性を探る材料と
しての情報素材を提供する機能である。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
履歴書フォームなどの電子フォームは各種のオブジェク
トの集合として構成されるので、その電子フォームの目
的、用途、又は各企業の要求事項などに応じて様々な電
子フォームを作成することができる。
【0168】また、電子フォームを構成する複数のオブ
ジェクトは複数のレベルを有する階層構造に従って用意
されているので、レベル毎に画面表示やプリント出力、
その他の制御方法を変えて制御することができ、よりオ
ブジェクト単位で様々な制御が可能となる。
【0169】さらに、1つのフォームに対して入力され
たデータを、利用目的などに応じて用意された異なるオ
ブジェクトを含むフォームにより表示して閲覧すること
により、処理を効率的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる電子履歴書処理シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】オブジェクトライブラリの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】基本オブジェクトとオプションオブジェクトの
例を示す図である。
【図4】全体オブジェクトの例を示す図である。
【図5】目的別オブジェクトテーブルの例を示す図であ
る。
【図6】企業別オブジェクトテーブルの例を示す図であ
る。
【図7】履歴書の表示例を示す図である。
【図8】オプションオブジェクトを利用した履歴書フォ
ームの制御例を示す図である。
【図9】履歴書フォームの作成処理を示すフローチャー
トである。
【図10】電子履歴書データの作成処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】履歴書フォームの作成及び利用を示すフロー
チャートである。
【図12】履歴書フォームの作成及び利用を示すフロー
チャートである。
【図13】履歴書フォームを利用するプロセスデータの
例を示す。
【符号の説明】
1 履歴書サーバ 2 ネットワーク 3 利用者端末 10 サーバ装置 11 履歴書フォームDB 12 電子履歴書DB 20 オブジェクトライブラリ 30 目的別オブジェクトテーブル 31 企業別オブジェクトテーブル 40 履歴書フォーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 史雄 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 原 悦子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 永田 康貴 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B009 NC01 VC01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のオブジェクトを記憶したオブジェ
    クトライブラリと、 電子フォームを構成するオブジェクトの組み合わせを示
    す構成要素情報を規定したオブジェクトテーブルと、 前記構成要素情報を参照して、前記オブジェクトを組み
    合わせることにより電子フォームを作成するフォーム作
    成手段と、を備えることを特徴とする電子フォーム作成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記オブジェクトライブラリは、 電子フォーム中に含まれる入力フィールドに対応する基
    本オブジェクトと、 前記基本オブジェクトに関連付けされたオプションオブ
    ジェクトと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    電子フォーム作成装置。
  3. 【請求項3】 前記オブジェクトライブラリは、前記電
    子フォーム全体の処理に関する機能に対応する全体オブ
    ジェクトを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の電子フォーム作成装置。
  4. 【請求項4】 前記オプションオブジェクトは、複数の
    レベルを有する階層構造によって前記基本オブジェクト
    と関連付けされていることを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれか一項に記載の電子フォーム作成装置。
  5. 【請求項5】 前記構成要素情報は、前記基本オブジェ
    クトに関連付けされた複数のレベルに属するオプション
    オブジェクトを独立に選択した組み合わせを含むことを
    特徴とする請求項4に記載の電子フォーム作成装置。
  6. 【請求項6】 前記オブジェクトテーブルは、前記電子
    フォームの使用目的、前記電子フォームを採用する企業
    の指定条件、前記電子フォームを使用する利用者の指定
    条件のいずれかにより分類された複数の電子フォームに
    ついて、前記構成要素情報を含むことを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか一項に記載の電子フォーム作成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記電子フォームは履歴書フォームであ
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記
    載の電子フォーム作成装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して利用者端末と通信
    可能に構成された電子フォーム処理システムにおいて、 請求項1乃至6のいずれかに記載の電子フォーム作成装
    置と、 前記電子フォーム作成装置により作成された電子フォー
    ムを保存するフォームデータベースと、 前記利用者端末から電子フォームの指定を受信し、対応
    する電子フォームを前記フォームデータベースから抽出
    して前記利用者端末へ送信する送信手段と、を備えるこ
    とを特徴とする電子フォーム処理システム。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して利用者端末と通信
    可能に構成された電子フォーム処理システムにおいて、 請求項1乃至6のいずれかに記載の電子フォーム作成装
    置と、 前記オブジェクトテーブルを保存するテーブルデータベ
    ースと、 前記利用者端末から電子フォームの指定を受信し、対応
    する構成要素情報を前記テーブルデータベースから抽出
    し、当該構成要素情報に従って前記オブジェクトを組み
    合わせることにより前記電子フォームを作成するフォー
    ム作成手段と、 作成された電子フォームを前記利用者端末へ送信する送
    信手段と、を備えることを特徴とする電子フォーム処理
    システム。
  10. 【請求項10】 利用者が指定した電子フォームに対応
    する前記構成要素情報を前記テーブルデータベースから
    読み出す手段と、 読み出した前記構成要素情報に対して利用者が入力した
    変更を受け付け、変更後の前記構成要素情報を前記テー
    ブルデータベースに保存する手段と、を備え、前記フォ
    ーム作成手段は、変更後の前記構成要素情報に基づいて
    前記オブジェクトを組み合わせて前記電子フォームを作
    成することを特徴とする請求項9に記載の電子フォーム
    処理システム。
  11. 【請求項11】 前記オブジェクトライブラリ内に記憶
    されているオブジェクトのリストを前記利用者端末へ送
    信する手段と、 前記リストに対する利用者の選択を受信し、前記構成要
    素情報に反映する手段とを備えることを特徴とする請求
    項9又は10に記載の電子フォーム処理システム。
  12. 【請求項12】 複数のオブジェクトを記憶したオブジ
    ェクトライブラリと、電子フォームを構成するオブジェ
    クトの組み合わせを示す構成要素情報を規定したオブジ
    ェクトテーブルと、を記憶する記憶部を備えるコンピュ
    ータにおいて実行され、前記コンピュータを、 前記構成要素情報を参照して、前記オブジェクトを組み
    合わせることにより電子フォームを作成するフォーム作
    成手段を備える電子フォーム作成装置として機能させる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 【請求項13】 特定の手続に使用する電子フォームに
    対する入力データと、前記電子フォームの利用者毎に割
    り当てられた複数の構成要素情報を示すプロセスデータ
    を受信する受信手段と、 前記プロセスデータを参照し、前記複数の構成要素情報
    のいずれを使用するかを選択する選択手段と、 選択された構成要素情報に従って前記オブジェクトを組
    み合わせることにより電子フォームを作成し、作成した
    電子フォームに前記入力データを挿入して表示する作成
    手段と、を備えることを特徴とする電子フォーム処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記選択手段は、さらに利用者による
    入力情報に基づいて前記構成要素情報を選択することを
    特徴とする請求項13に記載の電子フォーム処理装置。
  15. 【請求項15】 前記プロセスデータは、前記特定の手
    続の実行過程における複数の段階毎に決定された前記構
    成要素情報を含み、 前記選択手段は、前記段階毎に前記構成要素情報を選択
    し、 前記作成手段は、前記段階毎に前記電子フォームの作成
    及び表示を行うことを特徴とする請求項13又は14に
    記載の電子フォーム処理装置。
  16. 【請求項16】 コンピュータを、 特定の手続に使用する電子フォームに対する入力データ
    及び前記電子フォームの利用者毎に割り当てられた複数
    の構成要素情報を示すプロセスデータを受信する受信手
    段、 前記プロセスデータを参照し、前記複数の構成要素情報
    のいずれを使用するかを選択する選択手段、及び、 選択された構成要素情報に従って前記オブジェクトを組
    み合わせることにより電子フォームを作成し、作成した
    電子フォームに前記入力データを挿入して表示する作成
    手段、として機能させることを特徴とするコンピュータ
    プログラム。
  17. 【請求項17】 前記プロセスデータは、前記特定の手
    続の実行過程における複数の段階毎に決定された前記構
    成要素情報を含み、 前記選択手段は、前記段階毎に前記構成要素情報を選択
    し、 前記作成手段は、前記段階毎に前記電子フォームの作成
    及び表示を行うことを特徴とする請求項16に記載のコ
    ンピュータプログラム。
JP2001353648A 2001-11-19 2001-11-19 電子フォーム作成装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム処理システム Pending JP2003157245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001353648A JP2003157245A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 電子フォーム作成装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001353648A JP2003157245A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 電子フォーム作成装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003157245A true JP2003157245A (ja) 2003-05-30

Family

ID=19165632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001353648A Pending JP2003157245A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 電子フォーム作成装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003157245A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030559A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Fuji Xerox Co Ltd 表示制御システム
JP2006185409A (ja) * 2004-05-18 2006-07-13 Softbank Human Capital Corp 代行処理システム及び代行処理方法
JP2006221307A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Dainippon Printing Co Ltd 電子フォーム作成システム、電子フォーム利用システム、プログラム、及び、記録媒体
JP2007109174A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Dainippon Printing Co Ltd サーバ及びプログラム
JP2008129819A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 E Engine:Kk 職務経歴書自動作成システム及び方法
JP2009070223A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2009076079A (ja) * 2003-08-29 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 領収書発行装置及び画像形成管理装置
JP2009093475A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Obic Business Consultants Ltd 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
KR101964632B1 (ko) * 2017-12-26 2019-04-02 (주)사람인에이치알 구인 구직 서비스에서의 이력서 양식 제공 방법
JP2019091184A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 株式会社夢ふぉと 情報処理装置
JP2022020091A (ja) * 2020-06-25 2022-02-01 修平 山田 外国人求職者のための履歴書作成ソリューション・システム
JP7012397B1 (ja) * 2021-04-22 2022-02-14 株式会社クロスリンク 人材派遣の管理装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076079A (ja) * 2003-08-29 2009-04-09 Ricoh Co Ltd 領収書発行装置及び画像形成管理装置
JP4701277B2 (ja) * 2003-08-29 2011-06-15 株式会社リコー 領収書発行装置及び画像形成管理装置
JP4716778B2 (ja) * 2004-05-18 2011-07-06 ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社 代行処理システム及び代行処理方法
JP2006185409A (ja) * 2004-05-18 2006-07-13 Softbank Human Capital Corp 代行処理システム及び代行処理方法
JP2006030559A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Fuji Xerox Co Ltd 表示制御システム
JP2006221307A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Dainippon Printing Co Ltd 電子フォーム作成システム、電子フォーム利用システム、プログラム、及び、記録媒体
JP2007109174A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Dainippon Printing Co Ltd サーバ及びプログラム
JP2008129819A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 E Engine:Kk 職務経歴書自動作成システム及び方法
JP2009070223A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP2009093475A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Obic Business Consultants Ltd 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2019091184A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 株式会社夢ふぉと 情報処理装置
KR101964632B1 (ko) * 2017-12-26 2019-04-02 (주)사람인에이치알 구인 구직 서비스에서의 이력서 양식 제공 방법
JP2022020091A (ja) * 2020-06-25 2022-02-01 修平 山田 外国人求職者のための履歴書作成ソリューション・システム
JP7012397B1 (ja) * 2021-04-22 2022-02-14 株式会社クロスリンク 人材派遣の管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chowdhury et al. Introduction to digital libraries
AU758232B2 (en) Single-document active user interface, method and system for implementing same
Gardner The electronic archive: Scientific publishing for the 1990s
US20040205645A1 (en) Customized textbook systems and methods
JP4352684B2 (ja) 情報提供処理システム、プログラム
Zeng Evaluation and enhancement of web content accessibility for persons with disabilities
JP2003157245A (ja) 電子フォーム作成装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム処理システム
JP2004199406A (ja) 情報表示処理方法、情報表示処理システム、クライアント端末、管理サーバ、プログラム
Rivera Thesis & Dissertation Writing
US20080314968A1 (en) System and Method for Capturing and Managing Personal Documents and Information
Setzer Data, information, knowledge and competency
US20130290209A1 (en) CrowdSourced Wiki Resume
McCrea Creating a more accessible environment for our users with disabilities: Responding to an office for civil rights complaint
JP4002762B2 (ja) 電子フォーム処理装置及びそのためのコンピュータプログラム、並びに電子フォーム作成プログラム
US20030191777A1 (en) Portfolio creation management system and method
JP4172266B2 (ja) クライアント端末
Farneth How can we achieve GLAM? Understanding and overcoming the challenges to integrating metadata across museums, archives, and libraries: part 2
Dutcher HIV/AIDS Community Information Outreach Program (ACIOP): A landmark NIH conference and an enduring NLM role in meeting the affected community’s need for information access
JP2004199485A (ja) 情報検索表示処理方法、情報検索表示処理システム、管理サーバ、クライアント端末、プログラム
JP2002342468A (ja) 電子経歴書システム、サーバ、及び記憶媒体
Zetty et al. Cross-Departmental Authority Heading Creation: A Case Study
Brunskill et al. COLLEGE & RESEARCH LIBRARIES
Butcher Best Practice in Education Portals: Research Document Prepared for The Commonwealth of Learning and SchoolNet Africa
Stertzer et al. Conceptualising and Creating a Digital
JP2003216723A (ja) 電子履歴書処理装置及びそのためのコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061107