JP2003156661A - 光コネクタ装置 - Google Patents

光コネクタ装置

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JP2003156661A
JP2003156661A JP2001355558A JP2001355558A JP2003156661A JP 2003156661 A JP2003156661 A JP 2003156661A JP 2001355558 A JP2001355558 A JP 2001355558A JP 2001355558 A JP2001355558 A JP 2001355558A JP 2003156661 A JP2003156661 A JP 2003156661A
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Japan
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optical fiber
optical
optical connector
cord
connector
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Application number
JP2001355558A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Asada
一宏 浅田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敷設部位に容易に固定可能とし、振動による
光ファイバコードに対する負荷を軽減し、光損失の増加
を有効に防止する光コネクタ装置を提供する。 【解決手段】 光コネクタ装置は、一方の光ファイバコ
ード端部を保持する第1光コネクタと、他方の光ファイ
バコード端部を保持すると共に第1光コネクタとの接続
により光学的に結合する第2光コネクタ34とを備え、
第2光コネクタ34に光ファイバコードが敷設される部
位の被敷設体に取付可能なクランプ体64が備えられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や機器等の
内外部に光ファイバコードを敷設する際に使用される光
コネクタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車内に光ファイバコードを敷
設する際には、他の機器との干渉を避けると共に光ファ
イバコードに急激な曲げや側圧が加わらないように注意
して慎重に敷設していた。
【0003】また、敷設経路の中途部で光ファイバコー
ド同士を光学的に結合する場合には、例えば、互いに着
脱自在に接続されるフィメール型の光コネクタとメール
型の光コネクタとの対等から構成されるような光コネク
タ装置を利用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の光コネクタ装置によれば、単に光ファイバコー
ドを光学的に結合するだけで、敷設経路途中に介在さ
れ、固定等については何ら考慮がされていなかった。
【0005】従って、自動車における環境のような振動
が加わる敷設場所で使用した場合、光コネクタ装置の重
みで光ファイバコードに負荷がかかり、光ファイバコー
ドの変形等により光損失の増加を招くおそれがあり、最
悪の場合には光ファイバコードの断線を招くおそれもあ
った。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、敷設
部位に容易に固定可能とし、振動による光ファイバコー
ドに対する負荷を軽減し、光損失の増加を有効に防止す
る光コネクタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段は、光ファイバコードの端面同士を光学的
に結合する光コネクタ装置において、光コネクタ装置
に、前記光ファイバコードが敷設される部位の被敷設体
に取付可能なクランプ体が備えられた点にある。
【0008】また、前記光コネクタ装置は、一方の前記
光ファイバコード端部を保持する第1光コネクタと、他
方の前記光ファイバコード端部を保持すると共に前記第
1光コネクタとの接続により前記光学的に結合する第2
光コネクタとを備え、第1光コネクタおよび第2光コネ
クタの少なくともいずれか一方に前記クランプ体が備え
られた構造としてもよい。
【0009】さらに、前記光コネクタ装置は、一方の前
記光ファイバコード端部を保持する第1光コネクタと、
他方の前記光ファイバコード端部を保持する第2コネク
タと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが対向状
に接続されて前記光学的に結合する中継コネクタとを備
え、その中継コネクタに前記クランプ体が備えられた構
造としてもよい。
【0010】また、前記クランプ体が複数備えられた構
造としてもよい。
【0011】さらに、前記クランプ体は、前記光コネク
タ装置を構成するハウジング本体部より突設された取付
支柱部と、取付支柱部の先端部両側にそれぞれ張出形成
された張出クランプ片と、各張出クランプ片との協働に
より前記被敷設体を挟持すべく、各張出クランプ片に対
向する取付支柱部基部側のハウジング本体部に備えられ
た弾性体とを備えてなる構造としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明すると、図1および図2に示される
如く、光コネクタ装置は、光ファイバコード30の端部
を保持するメール型の第1光コネクタ31と、前記光フ
ァイバコード30に光学的に結合される他の光ファイバ
コード33の端部を保持するフィメール型の第2光コネ
クタ34とを備え、第1光コネクタ31と第2光コネク
タ34との接続により両光ファイバコード30、33と
の光学的な結合がなされるように構成されている。
【0013】ここで、各光ファイバコード30、33
は、コアおよびクラッドからなる光ファイバ30a、3
3aの外周部に第1被覆部30b、33bが被覆される
と共にその第1被覆部30b、33bの外周部に第2被
覆部30c、33cが被覆されており、第1光コネクタ
31や第2光コネクタ34に保持される際には、予め光
ファイバコード30、33の端部における第2被覆部3
0c、33cが所定長にわたって剥離されて第1被覆部
30b、33bが露出されると共に、その剥離部分のさ
らに先端部の第1被覆部30b、33bが所定長にわた
って剥離されて内部の光ファイバ30a、33aが露出
される。
【0014】第1光コネクタ31は、ハウジング本体部
36と、そのハウジング本体部36内に挿入配置される
ファイバストッパ37とを備え、ハウジング本体部36
は、図3ないし図7にも示される如く、略筒状に形成さ
れ、その内部に前記光ファイバコード30をその軸方向
に沿って挿入し収容するためのコード収容孔部38が形
成されると共に、そのコード収容孔部38にハウジング
本体部36の外周面一側部より連通状にストッパ取付開
口部39が形成されている。
【0015】即ち、ハウジング本体部36は、樹脂等に
より形成され、略角筒状のハウジング本体部36内にそ
の軸方向に沿ってコード収容孔部38が形成されてい
る。また、このハウジング本体部36の先端部、即ちコ
ード収容孔部38に対する光ファイバコード30の挿入
終端側には、その先端方向に向けて突出され、光ファイ
バコード30の端部に露出する光ファイバ30aを保持
する略円筒状のフェルール部40が一体に形成されてお
り、このフェルール部40内が光ファイバ収容孔部40
aとして構成されている。
【0016】さらに、このフェルール部40の外周面と
適宜間隔を有して囲繞し、かつフェルール部40より突
出して外形がハウジング本体部36と同じ角形のフェル
ール保護壁41が、ハウジング本体部36に一体に形成
されている。
【0017】コード収容孔部38は、ハウジング本体部
36の後端側から先端側に向けて順次内径寸法が小さく
仕上げられた導入孔部38a、コード保持孔部38bを
直線上に連設した構成とされ、コード保持孔部38bの
前方延長線上に光ファイバ収容孔部40aが形成されて
いる。導入孔部38aは光ファイバコード30の第2被
覆部30cの被覆部分を挿通可能な内径寸法に形成さ
れ、コード保持孔部38bは光ファイバコード30の第
1被覆部30bの被覆部分を挿通可能な内径寸法に形成
され、また、光ファイバ収容孔部40aの内径寸法は光
ファイバ30aを挿通可能な内径寸法に形成されてい
る。
【0018】そして、コード収容孔部38の後端側から
そのコード収容孔部38内に光ファイバコード30の端
部を挿入配置すると、光ファイバコード30の第2被覆
部30cの被覆部分が導入孔部38a内に収容配置され
ると共に、光ファイバコード30の第1被覆部30bの
被覆部分がコード保持孔部38b内に収容配置され、ま
た、光ファイバ30aが光ファイバ収容孔部40a内に
収容配置されるように構成されている。この際、光ファ
イバ30aは、光ファイバ収容孔部40a内に収容配置
されることにより、その径方向に位置決めした状態で収
容保持される構造とされている。そして、フェルール部
40の先端部で光ファイバ30aの端面が適宜鏡面処理
される。
【0019】また、前記ストッパ取付開口部39は、前
記ハウジング本体部36のうちコード保持孔部38bに
対応する部分の一側部である底部に形成されている。
【0020】ストッパ取付開口部39は略方形状の開口
形状に形成されると共に、そのストッパ取付開口部39
に対応するコード保持孔部38bの内側壁部の前後にフ
ァイバストッパ37の保持部としてそれぞれ左右一対の
保持溝38c(図5参照)が形成されている。
【0021】ファイバストッパ37は、図8ないし図1
0にも示される如く、前記ストッパ取付開口部39を通
じて前記光ファイバコード30の挿入方向と直交する方
向に沿って前記コード収容孔部38内に挿入配置され
て、そのコード収容孔部38内の光ファイバコード30
の第1被覆部30bに係合して当該光ファイバコード3
0をその軸方向に位置決め保持可能に構成されている。
【0022】即ち、ファイバストッパ37は、金属等の
薄板状部材をプレス加工等して形成したものであり、略
方形で所定の厚み寸法を有する一対の保持板部37aが
対向配置され、下辺側で連結片部37bを介して互いに
連結された側面視略U字状に形成されている。
【0023】また、各保持板部37aは、その幅方向中
央部に当該保持板部37aの先端側に開口する略U字状
の位置決めスリット37cが形成されている。
【0024】各保持板部37aは、その両外側縁部をそ
れぞれストッパ取付開口部39に形成された保持溝38
c内にスライド挿入させるようにして、コード保持孔部
38bに挿入することにより、光ファイバコード30の
挿入方向と直交する姿勢でストッパ取付開口部39に保
持されるように構成されている。
【0025】また、このようにしてファイバストッパ3
7がコード保持孔部38b内に挿入配置された状態で、
連結片部37bは、ハウジング本体部36の底面延長上
に位置され、ストッパ取付開口部39を閉塞状態とする
位置に配設される構造とされている。
【0026】各位置決めスリット37cのスリット幅
は、位置決め対象となる光ファイバコード30の直径寸
法よりも小さく、かつ光ファイバ30aの直径寸法より
も大きな幅寸法に形成されている。そして、本実施形態
では、ファイバストッパ37により光ファイバコード3
0の第2被覆部30cが剥離されて第1被覆部30bの
露出した部分を位置決め保持するように構成しているの
で、図9に示される如く、位置決めスリット37cの幅
寸法を、当該第1被覆部30bの露出部分の直径寸法よ
りも小さく、かつ光ファイバ30aの直径寸法よりも大
きな幅寸法に形成されている。
【0027】また、各位置決めスリット37cにおける
開口端部側の対向するコーナー部には、それぞれ刃部3
7dが形成されており、図9に示される如く、各刃部3
7dを光ファイバコード30の第1被覆部30bに当接
させた状態から、ファイバストッパ37をさらに奥へ押
込むと、図10に示される如く、各刃部37dが第1被
覆部30bを平のみのように削り取り、その削り取り部
分に前記位置決めスリット37c両側縁の保持板部37
aが入り込むようにして係合する構造とされている。
【0028】なお、本実施形態における第1光コネクタ
31のハウジング本体部36の上部には、その後端部か
ら先端側に向けて係合延設片43が片持ち状に延設され
ると共に、その係合延設片43の先端部に第2光コネク
タ34側に形成された係合孔部44に係脱自在に係合す
る係合突部45が突設されている。そして、第1光コネ
クタ31と第2光コネクタ34との接続の際には、係合
延設片43の下方への弾性変形を利用して、係合突部4
5と係合孔部44とが係合される構造とされている。
【0029】また、係合延設片43の上部には解除操作
部46が形成されており、両光コネクタ31、34の接
続状態を解除する際には、解除操作部46を下方に押下
げることにより、第1光コネクタ31側の係合突部45
と第2光コネクタ34側の係合孔部44との係合を解除
可能な構成とされている。
【0030】そして、第1光コネクタ31に光ファイバ
コード30を保持させる場合には、第1被覆部30bお
よび第2被覆部30cを剥離した光ファイバコード30
の端部を、ハウジング本体部36のコード収容孔部38
内に挿入し、光ファイバ30aの露出部分を光ファイバ
収容孔部40a内に、第1被覆部30bの露出部分をコ
ード保持孔部38b内に、第2被覆部30cの端部を導
入孔部38a内に、それぞれ配設する(図2参照)。
【0031】この状態で、ファイバストッパ37を、ス
トッパ取付開口部39を通ってコード保持孔部38b内
に向けて押し込めば、図10に示される如く、位置決め
スリット37c両側縁部の保持板部37aが第1被覆部
30bに係合し、これにより光ファイバコード30がそ
の軸方向に位置決め保持される。
【0032】一方、前記第2光コネクタ34も第1光コ
ネクタ31と同様、図1、図2、図11ないし図15に
示される如く、略筒状に形成されたハウジング本体部5
6と、そのハウジング本体56内に挿入配置されるファ
イバストッパ57とを備え、ハウジング本体56に光フ
ァイバコード33をその軸方向に沿って挿入し収容する
ためのコード収容孔部58が形成されると共に、そのコ
ード収容孔部58に連通状にストッパ取付開口部59が
形成されている。
【0033】ハウジング本体56は樹脂等により形成さ
れ、略角筒状のハウジング本体56内にその軸方向に沿
ってコード収容孔部58が形成され、ハウジング本体5
6の先端部、即ちコード収容孔部58に対する光ファイ
バコード33の挿入終端側には、その先端方向に向けて
突出され、光ファイバコード33の端部に露出する光フ
ァイバ33aを保持する略円筒状のフェルール部60が
一体に形成されており、フェルール部60内が光ファイ
バ収容孔部60aとして構成されている。
【0034】また、フェルール部60の突出端には、さ
らに前記先端方向に向けて略円筒状のガイドスリーブ体
61が一体に突設されており、ガイドスリーブ体61内
は第1光コネクタ31におけるフェルール部40を嵌合
案内するガイド孔61aとして構成されている。そし
て、このガイドスリーブ体61はフェルール部40とフ
ェルール保護壁41との間隙に嵌脱自在に嵌合可能に構
成されている。
【0035】さらにまた、これらフェルール部60およ
びガイドスリーブ体61の各外周面と所定間隔を有して
囲繞し、かつガイドスリーブ体61より突出して第1光
コネクタ31の先端部が嵌脱自在に嵌合可能なフェルー
ル保護壁62が、ハウジング本体56に一体に形成さ
れ、このフェルール保護壁62の上部側に前記係合孔部
44が形成されている。
【0036】コード収容孔部58は、ハウジング本体5
6の後端側から先端側に向けて順次内径寸法が小さく仕
上げられた導入孔部58a、コード保持孔部58bを直
線上に連設した構成とされ、コード保持孔部58bの延
長線上に光ファイバ収容孔部60aおよびガイド孔61
aが形成されている。導入孔部58aは光ファイバコー
ド33の第2被覆部33cの被覆部分を挿通可能な内径
寸法に形成され、コード保持孔部58bは光ファイバコ
ード33の第1被覆部33bの被覆部分を挿通可能な内
径寸法に形成され、また、光ファイバ収容孔部60aの
内径寸法は光ファイバ33aを挿通可能な内径寸法に形
成されている。
【0037】そして、コード収容孔部58の後端側から
そのコード収容孔部58内に光ファイバコード33の端
部を挿入配置すると、光ファイバコード33の第2被覆
部33cの被覆部分が導入孔部58a内に収容配置され
ると共に、光ファイバコード33の第1被覆部33bの
被覆部分がコード保持孔部58b内に収容配置され、ま
た、光ファイバ33aが光ファイバ収容孔部60a内に
収容配置されるように構成されている。この際、光ファ
イバ33aは、光ファイバ収容孔部60a内に収容配置
されることにより、その径方向に位置決めした状態で収
容保持される構造とされている。
【0038】また、ストッパ取付開口部59は、ハウジ
ング本体56のうちコード保持孔部58bに対応する部
分の一側部である底部に形成されている。
【0039】ストッパ取付開口部59は前記ストッパ取
付開口部39と同様、略方形状の開口形状に形成される
と共に、そのストッパ取付開口部59に対応するコード
保持孔部58bの内側壁部の前後にファイバストッパ5
7の保持部としてそれぞれ左右一対の保持溝58cが形
成されている。
【0040】ファイバストッパ57も前記ファイバスト
ッパ37と同様に構成され、一対の保持板部57aが連
結片部57bを介して対向状に配置連結された側面視略
U字状に形成されており、保持板部57aの幅方向中央
部に位置決めスリットおよび刃部が形成されている。
【0041】そして、ストッパ取付開口部59を通じて
前記光ファイバコード33の挿入方向と直交する方向に
沿ってコード収容孔部58内に挿入配置されて、光ファ
イバコード33の第1被覆部33bに係合して当該光フ
ァイバコード33をその軸方向に位置決め保持可能に構
成されている。
【0042】また、第2光コネクタ34に光ファイバコ
ード33を保持させる場合も前述同様、第1被覆部33
bおよび第2被覆部33cを剥離した光ファイバコード
33の端部を、ハウジング本体部56のコード収容孔部
58内に挿入し、光ファイバ33aの露出部分を光ファ
イバ収容孔部60a内に、第1被覆部33bの露出部分
をコード保持孔部58b内に、第2被覆部33cの端部
を導入孔部58a内に、それぞれ配設する。
【0043】この状態で、ファイバストッパ57を、ス
トッパ取付開口部59を通ってコード保持孔部58b内
に向けて押し込めば、位置決めスリット両側縁部の保持
板部57aが第1被覆部33bに係合し、これにより光
ファイバコード33がその軸方向に位置決め保持され
る。
【0044】また、前記フェルール保護壁62の外側面
一側部には、図12ないし図15に示される如く、取付
部としてのクランプ体64が一体に形成されている。
【0045】このクランプ体64は、フェルール保護壁
62より突設されると共に適宜幅を有する取付支柱部6
5と、取付支柱部65の先端部側両側面にそれぞれ張出
形成された張出クランプ片66と、各張出クランプ片6
6に対向して取付支柱部65の基部側両側面にそれぞれ
張出形成されたクランプ受片67とから構成されてい
る。
【0046】この際、各張出クランプ片66はクランプ
受片67方向に屈曲状として張出形成され、各クランプ
受片67は張出クランプ片66方向に湾曲状に張出形成
されており、各クランプ受片67は各張出クランプ片6
6よりも大きく張出形成されている。即ち、図16に示
される如く、両張出クランプ片66の張出先端部間の距
離は、光ファイバコード30、33の敷設を行う、例え
ば車両ボディー等の板金等からなる被敷設体70に形成
された取付孔70aの開口幅寸法よりも僅かに長く形成
され、その弾性変形により取付孔70aを通過可能に構
成されている。また、両クランプ受片67の張出先端部
間の距離は取付孔70aを通過不能な充分な長さを有し
た構成とされている。
【0047】そして、被敷設体70の取付孔70aに対
し、クランプ体64の取付支柱部65をその先端側から
押し込むと、両張出クランプ片66はその外面が取付孔
70aの周縁部に摺接して内方に弾性変形され、取付孔
70aの周縁部を通過すると弾性復帰して、張出クラン
プ片66の先端部が被敷設体70の裏面側に弾接すると
共に、両クランプ受片67の先端部が被敷設体70の表
面側に弾接した状態が得られ、一対の張出クランプ片6
6と一対のクランプ受片67との相互間で被敷設体70
が表裏両面側からクランプされた挟持状態となり、ここ
に、第2光コネクタ34は被敷設体70に取り付けられ
た状態が得られる。
【0048】なお、本実施形態では、両張出クランプ片
66の先端部に取付孔70aの周縁部に係合可能な溝部
66aを形成し、被敷設体70に第2光コネクタ34を
取り付けた状態で、両溝部66aを取付孔70aの周縁
部に係合させることにより、第2光コネクタ34を被敷
設体70してに対して所定の位置に正確に固定されるよ
うに構成されている。
【0049】第1光コネクタ31および第2光コネクタ
34は以上のように構成されており、光ファイバコード
30、33の敷設に際しては、各光ファイバコード3
0、33が保持された各光コネクタ31、34の先端部
を互いに嵌合させれば、図2に示される如く、第1光コ
ネクタ31側のフェルール部40がガイドスリーブ体6
1のガイド孔61aによる案内下、嵌合され、この嵌合
によって、第1光コネクタ31側のフェルール部40に
よって保持されている光ファイバ30aの軸心と、第2
光コネクタ34側のフェルール部60によって保持され
ている光ファイバ33aの軸心とが一致される。
【0050】そして、その嵌合状態においては、係合突
部45と係合孔部44とが係合されて両光コネクタ3
1、34が互いに接続され、両光ファイバコード30、
33が光学的に結合される。
【0051】その後、この接続状態とされた光コネクタ
31、34における敷設部位の被敷設体70に形成され
た取付孔70aに、第2光コネクタ34のクランプ体6
4を押し込み挿入すれば、被敷設体70に対し接続状態
とされた光コネクタ31、34の取付固定が終了する。
【0052】なお、予め、被敷設体70の取付孔70a
にクランプ体64を押し込み挿入して第2光コネクタ3
4を取付固定しておき、この第2光コネクタ34に第1
光コネクタ31を接続することにより光ファイバコード
30、33を敷設する方式としてもよい。
【0053】以上のように、本実施形態によれば、第2
光コネクタ34のハウジング本体部56におけるフェル
ール保護壁62にクランプ体64が備えられており、互
いに接続状態とされた光コネクタ31、34を自動車ボ
ディ等の敷設部位における被敷設体70に押し込み挿入
することによって容易に取付固定でき、この取付固定に
より、振動等による光コネクタ31、34に起因する光
ファイバコード30、33に対する負荷が有効に軽減で
き、ここに振動等による光損失の増加が有効に防止でき
る。
【0054】図17および図18は第2の実施形態を示
しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0055】即ち、本実施形態においては、クランプ体
64が第2光コネクタ34の軸心方向に沿って複数(本
実施形態では2個所)備えられた構造とされている。
【0056】各クランプ体64は、第1の実施形態と同
様、取付支柱部65および一対の張出クランプ片66を
備えると共に、各張出クランプ片66との協働により被
敷設体70を挟持すべく、各張出クランプ片66と対向
する取付支柱部65基部側のフェルール保護壁62やハ
ウジング本体部56にそれぞれ適宜厚みを有するゴム板
等からなる弾性体68が接着等により装着されている。
【0057】なお、本実施形態においては、各クランプ
体64の高さ位置が揃うべく、ハウジング本体部56に
適宜厚さのスペーサ体部69が一体に形成されている。
【0058】そして、本実施形態においては、被敷設体
70に形成された複数の取付孔70aに対して各クラン
プ体64をそれぞれ各弾性体68の弾性変形下、押し込
み挿入し、複数位置で被敷設体70に取付固定する構造
とされている。
【0059】以上のように、本実施形態によれば、接続
された光コネクタ31、34は各弾性体68の弾性変形
状態で被敷設体70に取付固定される構造であり、第1
の実施形態と同様、容易に取付固定できるだけでなく、
各弾性体68の弾性力によりガタツキがより有効に防止
でき、振動や衝撃等に対しより強く固定でき、振動等に
よる光損失の増加がより有効に防止できる。
【0060】また、複数個所で固定できるため、より確
実な固定状態が確保でき、この点からも振動等による光
損失の増加がより有効に防止できる利点がある。
【0061】なお、上記第1の実施形態や第2の実施形
態において、フィメール型の第2光コネクタ34にクラ
ンプ体64が備えられた構造を示しているが、メール型
の第1光コネクタ31側にクランプ体64を備える構造
としてもよい。
【0062】図19および図20は第3の実施形態を示
しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0063】即ち、本実施形態においては、第1光コネ
クタおよび第2光コネクタとしての一対のメール型の光
コネクタ72、73と、両光コネクタ72、73がそれ
ぞれ嵌合されて対向状に接続される中継コネクタ74と
からなる3ピース構造とされている。
【0064】そして、各光コネクタ72、73は、前記
第1光コネクタ31と略同様に構成されており、同様構
成のハウジング本体部36、ファイバストッパ37、コ
ード収容孔部38、ストッパ取付開口部39、フェルー
ル部40、フェルール保護壁41、係合延設片43、係
合突部45、解除操作部46等をそれぞれ備えている。
【0065】また、中継コネクタ74は樹脂等により形
成され、角筒状に形成された本体部75の軸心方向両側
には、各光コネクタ72、73のフェルール保護壁41
が嵌合される嵌合孔75aが形成されている。そして、
軸心方向中間部に形成された仕切壁76に各光コネクタ
72、73の各フェルール部40が両側からそれぞれ嵌
合される円筒状のガイドスリーブ体77が一体に形成さ
れ、本体部75上面には、各光コネクタ72、73の各
係合突部45が係脱自在に係合される係合孔部78がそ
れぞれ形成されている。
【0066】さらに、本体部75の外側面一側に、自動
車ボディ等の被敷設体70の縁部に弾性変形を介してク
ランプされるフック状のクランプ体79が形成されてい
る。
【0067】そして、本実施形態によれば、中継コネク
タ74の両側の嵌合孔75aに各光コネクタ72、73
のフェルール保護壁41をそれぞれ嵌合させて各係合突
部45と各係合孔部78とを係合させれば、各光コネク
タ72、73に保持された光ファイバコード30、33
が互いに光学的に結合される。そして、中継コネクタ7
4のクランプ体79を被敷設体70の縁部にクランプさ
せれば、中継コネクタ74を取付固定でき、ここに第1
の実施形態と同様、自動車ボディ等の敷設部位における
被敷設体70に容易に取付固定でき、振動等による光フ
ァイバコード30、33に対する負荷が有効に軽減で
き、ここに振動等による光損失の増加が有効に防止でき
る。
【0068】また、クランプ体79を複数備える構造に
よって、より強固に取付固定できる利点もある。
【0069】なお、上記実施形態において、各光コネク
タ31、34、72、73として1極タイプのものを示
しているが、2極タイプやその他の多極タイプであって
もよく、さらには電気配線を含む電気と光との複合タイ
プの光コネクタ装置であっても同様に適用できる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の光コネクタ装置
によれば、光コネクタ装置に、光ファイバコードが敷設
される部位の被敷設体に取付可能なクランプ体が備えら
れたものであり、クランプ体を利用して敷設部位に容易
に固定でき、振動による光ファイバコードに対する負荷
を軽減し、光損失の増加を有効に防止することができる
という利点がある。
【0071】また、光コネクタ装置は、一方の光ファイ
バコード端部を保持する第1光コネクタと、他方の光フ
ァイバコード端部を保持すると共に第1光コネクタとの
接続により光学的に結合する第2光コネクタとを備え、
第1光コネクタおよび第2光コネクタの少なくともいず
れか一方にクランプ体が備えられた構造とすれば、両光
コネクタの接続状態において、クランプ体を利用して敷
設部位に容易に固定でき、振動による光ファイバコード
に対する負荷を軽減し、光損失の増加を有効に防止する
ことができるという利点がある。
【0072】さらに、光コネクタ装置は、一方の光ファ
イバコード端部を保持する第1光コネクタと、他方の光
ファイバコード端部を保持する第2コネクタと、第1コ
ネクタと第2コネクタとが対向状に接続されて光学的に
結合する中継コネクタとを備え、その中継コネクタにク
ランプ体が備えられた構造としても同様に、中継コネク
タに対する両光コネクタの接続状態において、クランプ
体を利用して敷設部位に容易に固定でき、振動による光
ファイバコードに対する負荷を軽減し、光損失の増加を
有効に防止することができるという利点がある。
【0073】また、クランプ体が複数備えられた構造と
すれば、複数個所で固定できるため、より確実な固定状
態が確保でき、この点からも振動等による光損失の増加
がより有効に防止できるという利点がある。
【0074】さらに、記クランプ体は、光コネクタ装置
を構成するハウジング本体部より突設された取付支柱部
と、取付支柱部の先端部両側にそれぞれ張出形成された
張出クランプ片と、各張出クランプ片との協働により被
敷設体を挟持すべく、各張出クランプ片に対向する取付
支柱部基部側のハウジング本体部に備えられた弾性体と
を備えてなる構造とすれば、弾性体の弾性力によりガタ
ツキがより有効に防止でき、振動や衝撃等に対しより強
く固定でき、振動等による光損失の増加がより有効に防
止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる分解図であ
る。
【図2】同コネクタの接続状態を示す断面図である。
【図3】第1光コネクタの側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】図3の底面図である。
【図6】図3の左側面図である。
【図7】図3の右側面図である。
【図8】ファイバストッパの斜視図である。
【図9】ファイバストッパの組付説明図である。
【図10】ファイバストッパの組付説明図である。
【図11】第2光コネクタの側面図である。
【図12】同平面図である。
【図13】図11の底面図である。
【図14】図11の右側面図である。
【図15】第2光コネクタの斜視図である。
【図16】被敷設体に対するクランプ体の取付状態説明
図である。
【図17】第2の実施形態における第2光コネクタを示
す斜視図である。
【図18】同正面図である。
【図19】第3の実施形態を示す分解図である。
【図20】同中継コネクタの斜視図である。
【符号の説明】
30 光ファイバコード 31 第1光コネクタ 33 光ファイバコード 34 第2光コネクタ 36 ハウジング本体部 56 ハウジング本体部 62 フェルール保護壁 64 クランプ体 65 取付支柱部 66 張出クランプ片 67 クランプ受片 68 弾性体 69 スペーサ体部 70 被敷設体 74 中継コネクタ 1 クランプ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 一宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 2H036 QA44 QA57

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバコードの端面同士を光学的に
    結合する光コネクタ装置において、 光コネクタ装置に、前記光ファイバコードが敷設される
    部位の被敷設体に取付可能なクランプ体が備えられたこ
    とを特徴とする光コネクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記光コネクタ装置は、一方の前記光フ
    ァイバコード端部を保持する第1光コネクタと、他方の
    前記光ファイバコード端部を保持すると共に前記第1光
    コネクタとの接続により前記光学的に結合する第2光コ
    ネクタとを備え、第1光コネクタおよび第2光コネクタ
    の少なくともいずれか一方に前記クランプ体が備えられ
    たことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記光コネクタ装置は、一方の前記光フ
    ァイバコード端部を保持する第1光コネクタと、他方の
    前記光ファイバコード端部を保持する第2コネクタと、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとが対向状に接続
    されて前記光学的に結合する中継コネクタとを備え、そ
    の中継コネクタに前記クランプ体が備えられたことを特
    徴とする請求項1記載の光コネクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記クランプ体が複数備えられたことを
    特徴とする請求項2または3記載の光コネクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記クランプ体は、前記光コネクタ装置
    を構成するハウジング本体部より突設された取付支柱部
    と、取付支柱部の先端部両側にそれぞれ張出形成された
    張出クランプ片と、各張出クランプ片との協働により前
    記被敷設体を挟持すべく、各張出クランプ片に対向する
    取付支柱部基部側のハウジング本体部に備えられた弾性
    体とを備えてなることを特徴とする請求項2ないし4の
    いずれかに記載の光コネクタ装置。
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