JP2003155930A - ウォータポンプ - Google Patents

ウォータポンプ

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JP2003155930A
JP2003155930A JP2001354342A JP2001354342A JP2003155930A JP 2003155930 A JP2003155930 A JP 2003155930A JP 2001354342 A JP2001354342 A JP 2001354342A JP 2001354342 A JP2001354342 A JP 2001354342A JP 2003155930 A JP2003155930 A JP 2003155930A
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JP
Japan
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water
pump
housing
drive shaft
water reservoir
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001354342A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Sakuma
久則 佐久間
Masashi Kubota
正史 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Unisia Automotive Ltd filed Critical Hitachi Unisia Automotive Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 別個に部品を設けることなく水溜部を形成す
る。 【解決手段】 ポンプ部21を構成するポンプ室15の
構成部材であるカバー1の内部にハウジング16を嵌め
込み、インペラ5を取り付けた駆動軸3を軸受2により
回転自在に支持し、メカニカルシール6を設けて構成し
たウォータポンプにおいて、軸空間7で結露して生じた
水が流下して溜まる水溜部11を、カバー1とハウジン
グ16との間に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウォータポンプに関
し、水漏れ防止用の水溜部の構成を改良したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関としての自動車用エンジンで
は、エンジンの冷却に冷却水が用いられる。そして、エ
ンジンの冷却により温度上昇した冷却水をラジエータへ
送ってエンジンとラジエータ間で循環させるためにウォ
ータポンプが用いられる。
【0003】従来のウォータポンプの構造としては、例
えば特開2000−213349号に記載されたものが
ある。このウォータポンプは、シリンダブロックに取り
付けられるハウジングに軸受を介して回転軸が支持さ
れ、回転軸の一端にはエンジンのクランク軸と連動連結
するためのプーリブラケットが取り付けられ、他端には
インペラが取り付けられている。そして、軸受の部分へ
の冷却水の浸入を防止するためにメカニカルシールが設
けられている。
【0004】冷却水の温度が上昇したことにより回転軸
とハウジングとの間の軸空間内で生じた水蒸気が結露し
て軸受に悪影響を与えないようにするため、水が気化す
るための気化孔と軸空間の下方へ流下させるための排出
孔とが設けられている。そして、ハウジングに蓋体を装
着することにより水溜部が形成されている。また、水溜
部には水が一定量以上に溜まったら排出されるようにド
レン部が設けられている。
【0005】軸空間で結露して生じる水は僅かな量なの
で、一時的に水溜部に溜まるが、量が少ないためにほと
んど全てが時間の経過に伴って蒸発して気化孔やドレン
部から大気中へ放出される。これにより、結露による水
の滴下をウォータポンプの不良と判断してしまう誤認
が、未然に防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、水溜部を形
成するために別個に蓋体を取り付けることになり、部品
点数が多くなるだけではなく、蓋体の取り付けのための
工数の分だけ組立工数も多くなりコスト高になるという
問題がある。
【0007】そこで本発明は、斯る課題を解決したウォ
ータポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明の構成は、駆動軸を回転させることによりエ
ンジンを冷却するための冷却水を吐出するポンプ部と、
軸受を介して前記駆動軸を回転自在に支持するハウジン
グと、ハウジングが取り付けられることでポンプ部が構
成されるポンプ室構成部材と、前記駆動軸と前記ハウジ
ングとの間に設けられて前記ポンプ部から前記軸受への
冷却水の浸入を防止するシール部材と、前記シール部材
と前記軸受との間の軸空間に生じた水蒸気が流下して溜
まる水溜部とで構成されるウォータポンプにおいて、前
記ポンプ室構成部材と前記ハウジングとの間に前記水溜
部を形成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるウォータポン
プの実施の形態を説明する。図1に示すように、ポンプ
室構成部材としてのエンジンブロック14に図2に示す
ポンプ室構成部材としてカバー1が取付孔1aに挿通し
た図示しないボルトを介して取り付けられており、両者
間にポンプ室15が形成されている。カバー1のボス部
1cにはハウジング16の筒部16aが0リング17を
介して嵌め込まれ、図示しない取付孔に挿通した3本の
ボルトを図2のタップ孔1bにねじ込むことにより、ハ
ウジング16がカバー1に結合されている。取付孔はハ
ウジング16のフランジ部16bに形成されており、フ
ランジ部16bは図2(a)の網線を付した部分を覆う
形状となっている。
【0010】図2(a)に示すようにカバー1のボス部
1cの端面の下部には、タップ孔1bどうしの間に、駆
動軸3の円周方向への長さが軸心方向への長さよりも大
きい凹部18が形成される一方、上部には凹部19が形
成されている。そして、凹部18とボス部1cの内部と
を連通させるための切欠部20が形成されている。ボス
部1cの内部に筒部16aを嵌め込んでボス部1cの端
面とフランジ部16bとを突き合わせることにより、凹
部18がフランジ部16bによって閉塞され、水溜部1
1が形成されている。
【0011】筒部16aの先端には軸受2を介して駆動
軸3が回転自在に支持されており、駆動軸3の一端には
インペラ5が固着され、他端にはエンジンのクランク軸
に連動連結するためのプーリ4aが固着されている。エ
ンジンブロック14とカバー1とインペラ5とによりポ
ンプ部21が構成されており、ポンプ室15内の冷却水
が軸受2の部分へ浸入するのを防止するために駆動軸3
の外周面と筒部16aとの間にメカニカルシール(シー
ル部材)6が取り付けられ、軸空間7が形成されてい
る。
【0012】そして、メカニカルシール6を介して温度
の高い冷却水と隣接するために軸空間7に生じた水蒸気
が結露してできた水を前記凹部19を介して大気中へ蒸
発させるための気化孔8が筒部16aの上部に形成さ
れ、前記切欠部20を介して液溜部11へ水を流下させ
るための排出孔9が筒部16aの下部に形成されてい
る。液溜部11に溜まった水が所定量を越えたら排出さ
れるようにするため、フランジ部16bにはドレン部1
2が形成されている。
【0013】カバー1のボス部1cにハウジング16を
嵌め込んで結合する際に、両者の接合部からの水の漏れ
を防止するために、両者の接合部であって水溜部11の
近傍には接着剤が塗布されている。
【0014】次に、斯かるウォータポンプの作用を説明
する。エンジンの始動によりウォータポンプが運転を開
始すると、エンジンが冷却されることによりポンプ室1
5内の冷却水の温度が上昇する。そして、軸空間7に生
じた水蒸気が結露した場合、結露して生じた水の一部は
気化孔8を介して蒸発するが、残りは排出孔9,切欠部
20を介して流下して水溜部11へ溜まる。
【0015】水溜部11は円周方向へ長く、水溜部11
に溜まった水の水面の面積が大きいので、水の蒸発量も
多く、蒸気はドレン部12だけでなく排出孔9,軸空間
7,気化孔8を介して大気中へ放出され、時間の経過に
伴って水溜部11内の水は消滅する。水がドレン部12
の高さまでの所定量以上になるようなことがあると、水
はドレン部12からハウジング16の外部へ流出する。
【0016】なお、本実施の形態は、ポンプ室構成部材
がエンジンブロックに取付けるカバーの場合を示した
が、ポンプ室構成部材はエンジンブロック自体でもよ
く、ポンプ室の一部を構成する部材なら何でもよい。ま
た、本実施の形態では、カバー1とハウジング16との
接合面に接着剤を塗布したが、接着剤を用いず両者の面
圧のみで漏水を防止することも可能である。更に、接合
面にシール部材を挟持することも可能である。このよう
にすると、修理の時などの分解が容易となる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項1
に係るウォータポンプによればポンプ室構成部材とハウ
ジングとの間に水溜部を形成したので、水溜部を構成す
るのに従来のように別個に蓋体を設けなくてもよく、部
品数が少なくなるとともに組立工数も削減され、ウォー
タポンプの製造コストが安くなる。
【0018】請求項2に係るウォータポンプによれば、
水溜部の底部をポンプ室構成部材で構成したので、ハウ
ジングへの排出孔の加工の際に障害となる部分が存在せ
ず、加工が容易である。
【0019】請求項3に係るウォータポンプによれば、
ポンプ室構成部材とハウジングとの接合面のうちの少な
くとも水溜部の近傍に接着剤を介在させたので、水溜部
からの水の漏れが確実に防止される。
【0020】請求項4に係るウォータポンプによれば、
水溜部を円周方向に延在させたので、水溜部内における
水が空気に触れる水面の面積が大きく、水の蒸発量が大
きい。従って、水溜部内の水がより早く蒸発し、ウォー
タポンプの外部へ水が流出するおそれも少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウォータポンプの実施の形態を示
す断面図。
【図2】ウォータポンプの一部を構成するカバーに係
り、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A矢視図。
【符号の説明】
1…カバー(ポンプ室構成部材) 2…軸受 3…駆動軸 6…メカニカルシール(シール部材) 7…軸空間 11…水溜部 12…ドレン部 14…エンジンブロック(ポンプ室構成部材) 16…ハウジング 21…ポンプ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/70 F04D 29/70 F Fターム(参考) 3H022 AA01 BA01 BA06 CA23 DA05 3H034 AA01 AA15 BB01 BB06 CC03 CC06 DD01 EE04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸を回転させることによりエンジン
    を冷却するための冷却水を吐出するポンプ部と、軸受を
    介して前記駆動軸を回転自在に支持するハウジングと、
    ハウジングが取り付けられることでポンプ部が構成され
    るポンプ室構成部材と、前記駆動軸と前記ハウジングと
    の間に設けられて前記ポンプ部から前記軸受への冷却水
    の浸入を防止するシール部材と、前記シール部材と前記
    軸受との間の軸空間に生じた水蒸気が流下して溜まる水
    溜部とで構成されるウォータポンプにおいて、 前記ポンプ室構成部材と前記ハウジングとの間に前記水
    溜部を形成したことを特徴とするウォータポンプ。
  2. 【請求項2】 前記水溜部の底部が前記ポンプ室構成部
    材で構成されることを特徴とする請求項1に記載のウォ
    ータポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ室構成部材と前記ハウジング
    との接合面のうちの少なくとも前記水溜部の近傍には接
    着剤を介在させたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載のウォータポンプ。
  4. 【請求項4】 前記水溜部は、円周方向に延在するよう
    にしたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の
    ウォータポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090271A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Aisin Seiki Co Ltd ウォータポンプ
JP2014181622A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Aisin Seiki Co Ltd ウォータポンプ

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