JP2003155672A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2003155672A5 JP2003155672A5 JP2001350079A JP2001350079A JP2003155672A5 JP 2003155672 A5 JP2003155672 A5 JP 2003155672A5 JP 2001350079 A JP2001350079 A JP 2001350079A JP 2001350079 A JP2001350079 A JP 2001350079A JP 2003155672 A5 JP2003155672 A5 JP 2003155672A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- spinning
- dainippon ink
- polyurethane
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
【0043】
実施例1
重合体成分Aとしてポリエチレンテレフタレート、重合体成分Bとしてナイロン6を用いて、重量比を66/34の割合で、11層に交互に配列させた後に口金より吐出させて紡糸した。紡糸時の溶融粘度はそれぞれ1000ポイズと1200ポイズであった。紡糸油剤として松本油脂製薬製油剤KMTP−20を使用した。紡糸後、延伸し、機械捲縮を付与し、その後51mmにカットし、図1のタイプの断面形状の複合ステープル繊維を得た(成分Aの平均厚み0.35μm)。得られた複合ステープル繊維の繊度は3.3デシテックスであった。この複合ステープル繊維を用い、カード処理を行なってウエッブを作製し3100パンチ/cm2のニードルパンチ処理を行った。この不織布の層間剥離物性は8.6kg/2.5cmであった。このようにして得られた目付け320g/m2の不織布へ水性アクリルエマルジョンボンコートAN−258(大日本インキ化学工業製アクリルエマルジョン)を乾燥後の固形分重量で不織布の80重量%となるように含浸して(繊維/樹脂=55.6/44.4)、乾燥した後に165℃熱プレスで表面の平滑化と密度合わせを実施し、密度0.40g/cm3、厚み1.3mmのシート状物とした。さらにサーキュラー染色機を用いて、120℃の熱水中で40分間の割繊・リラックス処理を行い乾燥を経てシート基材を得た。得られたシートは単繊度が平均0.3デシテックスであり、風合いの優れた皮革様の風合いを呈するシートであった。以後、このシート基材を基体層1と称する。
実施例1
重合体成分Aとしてポリエチレンテレフタレート、重合体成分Bとしてナイロン6を用いて、重量比を66/34の割合で、11層に交互に配列させた後に口金より吐出させて紡糸した。紡糸時の溶融粘度はそれぞれ1000ポイズと1200ポイズであった。紡糸油剤として松本油脂製薬製油剤KMTP−20を使用した。紡糸後、延伸し、機械捲縮を付与し、その後51mmにカットし、図1のタイプの断面形状の複合ステープル繊維を得た(成分Aの平均厚み0.35μm)。得られた複合ステープル繊維の繊度は3.3デシテックスであった。この複合ステープル繊維を用い、カード処理を行なってウエッブを作製し3100パンチ/cm2のニードルパンチ処理を行った。この不織布の層間剥離物性は8.6kg/2.5cmであった。このようにして得られた目付け320g/m2の不織布へ水性アクリルエマルジョンボンコートAN−258(大日本インキ化学工業製アクリルエマルジョン)を乾燥後の固形分重量で不織布の80重量%となるように含浸して(繊維/樹脂=55.6/44.4)、乾燥した後に165℃熱プレスで表面の平滑化と密度合わせを実施し、密度0.40g/cm3、厚み1.3mmのシート状物とした。さらにサーキュラー染色機を用いて、120℃の熱水中で40分間の割繊・リラックス処理を行い乾燥を経てシート基材を得た。得られたシートは単繊度が平均0.3デシテックスであり、風合いの優れた皮革様の風合いを呈するシートであった。以後、このシート基材を基体層1と称する。
【0044】
離型紙上にポリウレタン樹脂水性分散体配合液(大日精化工業製レザミンD−2020:100部、大日精化工業製セイカセブンDW01−321ホワイト:15部、大日精化工業製D−85増粘剤:1.5部)を80g/m2塗布し、100℃で乾燥することで形成した厚み30μmの銀面層の上に下記組成の架橋系ポリウレタン接着剤を380g/m2(純分205g/m2)を塗布し、その後100℃で乾燥し水分がほぼ蒸発したタックのある状態で基体層1の表面に90℃に加熱したプレスロールで基体層厚みの35%のクリアランスロールで圧着して張りつけた。
離型紙上にポリウレタン樹脂水性分散体配合液(大日精化工業製レザミンD−2020:100部、大日精化工業製セイカセブンDW01−321ホワイト:15部、大日精化工業製D−85増粘剤:1.5部)を80g/m2塗布し、100℃で乾燥することで形成した厚み30μmの銀面層の上に下記組成の架橋系ポリウレタン接着剤を380g/m2(純分205g/m2)を塗布し、その後100℃で乾燥し水分がほぼ蒸発したタックのある状態で基体層1の表面に90℃に加熱したプレスロールで基体層厚みの35%のクリアランスロールで圧着して張りつけた。
【0045】
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
レザミンD−1040(大日精化工業製ポリウレタンエマルジョン)100部
レザミンD−62(大日精化工業製イソシアネート架橋剤) 15部
増粘剤レザミンD−85 1.5部
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
レザミンD−1040(大日精化工業製ポリウレタンエマルジョン)100部
レザミンD−62(大日精化工業製イソシアネート架橋剤) 15部
増粘剤レザミンD−85 1.5部
【0049】
実施例2
重合体成分Aとしてポリエチレンテレフタレート、重合体成分Bとしてナイロン6を用いて、重量比を50/50の割合で、8層に花弁型に配列させた後に口金より吐出させて紡糸した。紡糸時の溶融粘度はそれぞれ400ポイズと2000ポイズであった。紡糸油剤として松本油脂製薬製油剤KMT−930を使用した。紡糸後、延伸し、機械捲縮を付与し、その後51mmにカットし、図2のタイプの断面形状を呈する複合ステープル繊維を得た(成分Aの平均厚み0.40μm)。得られた複合ステープル繊維の繊度は4.0デシテックスであった。この複合ステープル繊維を用い、カード処理を行なってウエッブを作製し2500パンチ/cm2のニードルパンチ処理を行った。この不織布の層間剥離物性は7.2kg/2.5cmであった。このようにして得られた目付け300g/m2の不織布へ水性ポリウレタンエマルジョンボンディック1310NSA(大日本インキ化学工業製ポリウレタンエマルジョン)を乾燥後の固形分重量で不織布の60重量%となるように含浸して、乾燥した後に165℃熱プレスで表面の平滑化と密度合わせを実施した(繊維/樹脂=62.5/37.5)。このようにして得られた厚み1.35mm、密度0.36g/cm3のシート基材を、さらにサーキュラー染色機を用いて、80℃の6g/リットル水酸化ナトリウム水溶液中で20分間の割繊・リラックス処理を行い、乾燥を経てシート基材を得た。得られたシートは単繊度が平均0.5デシテックスであり、風合いの優れた皮革様の風合いを呈するシートであった。以後、このシート基材を基体層2と称する。
実施例2
重合体成分Aとしてポリエチレンテレフタレート、重合体成分Bとしてナイロン6を用いて、重量比を50/50の割合で、8層に花弁型に配列させた後に口金より吐出させて紡糸した。紡糸時の溶融粘度はそれぞれ400ポイズと2000ポイズであった。紡糸油剤として松本油脂製薬製油剤KMT−930を使用した。紡糸後、延伸し、機械捲縮を付与し、その後51mmにカットし、図2のタイプの断面形状を呈する複合ステープル繊維を得た(成分Aの平均厚み0.40μm)。得られた複合ステープル繊維の繊度は4.0デシテックスであった。この複合ステープル繊維を用い、カード処理を行なってウエッブを作製し2500パンチ/cm2のニードルパンチ処理を行った。この不織布の層間剥離物性は7.2kg/2.5cmであった。このようにして得られた目付け300g/m2の不織布へ水性ポリウレタンエマルジョンボンディック1310NSA(大日本インキ化学工業製ポリウレタンエマルジョン)を乾燥後の固形分重量で不織布の60重量%となるように含浸して、乾燥した後に165℃熱プレスで表面の平滑化と密度合わせを実施した(繊維/樹脂=62.5/37.5)。このようにして得られた厚み1.35mm、密度0.36g/cm3のシート基材を、さらにサーキュラー染色機を用いて、80℃の6g/リットル水酸化ナトリウム水溶液中で20分間の割繊・リラックス処理を行い、乾燥を経てシート基材を得た。得られたシートは単繊度が平均0.5デシテックスであり、風合いの優れた皮革様の風合いを呈するシートであった。以後、このシート基材を基体層2と称する。
【0050】
離型紙上にポリウレタン樹脂水性分散体配合液(大日本インキ化学工業製ハイドランWLS−202:100部、大日本インキ化学工業製ダイラックHS−724(白顔料):15部、大日本インキ化学工業製ハイドランアシスターT3(増粘剤):1.5部)を80g/m2塗布し、100℃で乾燥することで形成した厚み25μmの銀面層の上に下記組成の架橋系ポリウレタン接着剤を400g/m2(純分175g/m2)を塗布し、その後100℃で乾燥し水分がほぼ蒸発したタックのある状態で基体層2の表面に90℃に加熱したプレスロールで厚みの65%のクリアランスロールで圧着して張りつけた。
離型紙上にポリウレタン樹脂水性分散体配合液(大日本インキ化学工業製ハイドランWLS−202:100部、大日本インキ化学工業製ダイラックHS−724(白顔料):15部、大日本インキ化学工業製ハイドランアシスターT3(増粘剤):1.5部)を80g/m2塗布し、100℃で乾燥することで形成した厚み25μmの銀面層の上に下記組成の架橋系ポリウレタン接着剤を400g/m2(純分175g/m2)を塗布し、その後100℃で乾燥し水分がほぼ蒸発したタックのある状態で基体層2の表面に90℃に加熱したプレスロールで厚みの65%のクリアランスロールで圧着して張りつけた。
【0051】
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
ハイドランWLA−301(大日本インキ化学工業製ポリウレタンエマルジョン)100部
ハイドランアシスターC5(大日本インキ化学工業製イソシアネート架橋剤)15部
増粘剤ハイドランアシスターT3 1.5部
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
ハイドランWLA−301(大日本インキ化学工業製ポリウレタンエマルジョン)100部
ハイドランアシスターC5(大日本インキ化学工業製イソシアネート架橋剤)15部
増粘剤ハイドランアシスターT3 1.5部
【0055】
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
ハイドランWLA−301(大日本インキ化学工業製ポリウレタンエマルジョン)100部
増粘剤ハイドランアシスターT3 1.5部
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
ハイドランWLA−301(大日本インキ化学工業製ポリウレタンエマルジョン)100部
増粘剤ハイドランアシスターT3 1.5部
【0059】
離型紙上にポリウレタン樹脂水性分散体配合液(大日精化工業製レザミンD−2020:100部、大日精化工業製セイカセブンDW01−321ホワイト:15部、大日精化工業製D−85増粘剤:1.5部)を80g/m2塗布し、100℃で乾燥することで形成した厚み30μmの銀面層の上に下記組成の架橋系ポリウレタン接着剤を450g/m2(純分243g/m2)を塗布し、その後110℃で乾燥し水分がほぼ蒸発したタックのある状態で基体層5の表面に90℃に加熱したプレスロールで厚みの50%のクリアランスロールで圧着して張りつけた。
離型紙上にポリウレタン樹脂水性分散体配合液(大日精化工業製レザミンD−2020:100部、大日精化工業製セイカセブンDW01−321ホワイト:15部、大日精化工業製D−85増粘剤:1.5部)を80g/m2塗布し、100℃で乾燥することで形成した厚み30μmの銀面層の上に下記組成の架橋系ポリウレタン接着剤を450g/m2(純分243g/m2)を塗布し、その後110℃で乾燥し水分がほぼ蒸発したタックのある状態で基体層5の表面に90℃に加熱したプレスロールで厚みの50%のクリアランスロールで圧着して張りつけた。
【0060】
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
レザミンD−1040(大日精化工業製ポリウレタンエマルジョン) 100部
レザミンD−62(大日精化工業製イソシアネート架橋剤) 15部
増粘剤レザミンD−85 1.5部
架橋系ポリウレタン接着剤(水性樹脂分散体配合液)組成
レザミンD−1040(大日精化工業製ポリウレタンエマルジョン) 100部
レザミンD−62(大日精化工業製イソシアネート架橋剤) 15部
増粘剤レザミンD−85 1.5部
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350079A JP3946494B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 銀付人工皮革およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350079A JP3946494B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 銀付人工皮革およびその製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003155672A JP2003155672A (ja) | 2003-05-30 |
JP2003155672A5 true JP2003155672A5 (ja) | 2005-02-17 |
JP3946494B2 JP3946494B2 (ja) | 2007-07-18 |
Family
ID=19162656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001350079A Expired - Lifetime JP3946494B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 銀付人工皮革およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3946494B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005111300A1 (ja) * | 2004-05-18 | 2005-11-24 | Asahi Kasei Fibers Corporation | 難燃性人工皮革 |
JP4647295B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2011-03-09 | 株式会社クラレ | 難燃性シート状物の製造方法 |
CN113062127A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-02 | 昆山阿基里斯新材料科技有限公司 | 一种人造革的强度改善方法 |
KR20240095189A (ko) | 2021-11-01 | 2024-06-25 | 주식회사 쿠라레 | 은부조 피혁형 시트 |
-
2001
- 2001-11-15 JP JP2001350079A patent/JP3946494B2/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1207996A (en) | Ultrafine fiber entangled sheet and method of producing the same | |
US4618524A (en) | Microporous multilayer nonwoven material for medical applications | |
CN1276756A (zh) | 多层擦拭用品 | |
JP3309226B2 (ja) | 人工皮革の製造方法 | |
JP2001520332A (ja) | 柔軟で丈夫な水圧交絡不織複合材料及びその製造方法 | |
JP2003155672A5 (ja) | ||
JP3884601B2 (ja) | 壁紙用基材及び壁紙 | |
JPH03227442A (ja) | シート状物 | |
JP2003127288A (ja) | 表層材および壁紙とその製造方法 | |
JPS6229548B2 (ja) | ||
JP4255746B2 (ja) | 銀付調人工皮革の製造方法 | |
JP3349904B2 (ja) | 裏打ち用抄合わせガラス繊維不織布及びその製造方法 | |
JP3009346B2 (ja) | 皮革様シート状物およびその製造方法 | |
JP2004204358A (ja) | スエード調人工皮革 | |
JPH101881A (ja) | 銀面を有する皮革様シート及びその製造方法 | |
JP3142098B2 (ja) | 皮革様シート状物の製造方法 | |
JP2019163561A (ja) | 内装用表面材 | |
JPS6139437B2 (ja) | ||
JP2001081657A (ja) | 壁紙用表面材料および該壁紙用表面材料を含む壁紙 | |
TW404994B (en) | Textured nonwoven composite material and method for making the same | |
JP2000265379A (ja) | 通気性の良好な皮革様シートの製造方法 | |
JPH0616959Y2 (ja) | 人工皮革用基材 | |
JPH11323740A (ja) | 皮革様シート状物の製造方法 | |
JP2927399B2 (ja) | 製紙用ドライヤーカンバス | |
JP2000287901A (ja) | 拭き布 |