JP2003155046A - ガゼット付袋体 - Google Patents

ガゼット付袋体

Info

Publication number
JP2003155046A
JP2003155046A JP2001355684A JP2001355684A JP2003155046A JP 2003155046 A JP2003155046 A JP 2003155046A JP 2001355684 A JP2001355684 A JP 2001355684A JP 2001355684 A JP2001355684 A JP 2001355684A JP 2003155046 A JP2003155046 A JP 2003155046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sides
gusset
bag body
film
chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001355684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3945229B2 (ja
Inventor
Hajime Mitarai
元 御手洗
Yoshibumi Ito
義文 伊藤
Yukihiro Nakae
幸宏 中江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Pax Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Pax Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Pax Co Ltd filed Critical Meiwa Pax Co Ltd
Priority to JP2001355684A priority Critical patent/JP3945229B2/ja
Publication of JP2003155046A publication Critical patent/JP2003155046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3945229B2 publication Critical patent/JP3945229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャックの取り付けを改良すると共に部品数
を低減したガゼット付袋体を提供すること。 【解決手段】 ガゼット付袋体1は、正面側の外面フィ
ルム2、背面側の外面フィルム3、両側のサイドガゼッ
ト4、5、チャックテ−プ7に取り付けられているチャ
ック6、ガゼット付袋体1の両側に施されるサイドシ−
ル8、9、三角シ−ル11a、11b、12a、12
b、ポイントシ−ル用の穴13a、13b、14a、1
4b、閉鎖部13x、13yで形成されている。チャッ
クテ−プ7に取り付けられているチャック6は、ガゼッ
ト付袋体1の全幅に取り付けられていない。このため、
サイドシ−ル8、9は、チャック6に妨害されることな
く平面でなされ、仕上がりが良好になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャックの取り付
けを改良すると共に部品数を低減したガゼット付袋体に
関する。
【0002】
【従来の技術】食料品などの収納袋として、両サイドに
ガゼットを形成し、開口部周辺をチャックで閉じる構成
のガゼット付袋体が用いられている。このようなガゼッ
ト付袋体は、軽量で防湿、防水の機能があり機械的強度
も大きな合成樹脂性フィルムで形成されている。図12
は、特開平10−59387号公報に記載されている従
来例のガゼット付袋体の正面図である。
【0003】図12において、ガゼット付袋体51は、
正面側の外面フィルム52、背面側の外面フィルム53
(正面側の外面フィルム52と重なっているので図示さ
れていない)、両側のサイドガゼット54、55、チャ
ックテ−プ57に取り付けられているチャック56を有
している。なお、便宜上サイドガゼット54、55が寄
せられている側を正面側の外面フィルム52とする。
【0004】58、59は、ガゼット付袋体51の両側
に施されるサイドシ−ル、60はガゼット付袋体51の
底部に施されるシ−ル、61a、61bは、ガゼット付
袋体51の上部両側で、チャックテ−プ57の周辺に施
される三角シ−ルである。これらのサイドシ−ル、底部
のシ−ル、三角シ−ルを施すことにより、内容物を収納
したときでもガゼット付袋体の形態が安定化される。こ
れらのシ−ルは、加熱しながら加圧処理することによ
り、フィルム原料である合成樹脂の必要個所を溶融して
接着するものである。
【0005】図13、図14は、図12のガゼット付袋
体51を製造する例の説明図である。図13において、
正面側の外面フィルム52上に偏平円筒状のフィルム片
54a、54bを仮止めする。次に、チャック56を取
り付けたチャックテ−プ57を供給する。その後、背面
側の外面フィルム53を正面側の外面フィルム52と位
置合わせをして、偏平円筒状のフィルム片54a、54
b、チャックテ−プ57上に被着する。
【0006】このような一連の処理を行なってから、両
サイドや底部のシ−ル、三角シ−ルを施し、図14に示
されているように帯状に連続した半製品を形成する。次
に、偏平円筒状のフィルム片54a、54bの中央線5
1x、51yで切断することにより、ガゼット付袋体5
1a、51b、51cが得られる。チャックテ−プ5
7、したがってチャック56は、ガゼット付袋体51
a、51b、51cの横方向全幅に亘り取り付けられて
いる。
【0007】図15は、このようにして形成されたガゼ
ット付袋体の一方側面をみた側面図である。図15に示
されているように、正面側の外面フィルム52上にはチ
ャック56が突出しており、このチャック56の上に、
背面側の外面フィルム53が被着される。その後、前記
のように両サイドでシ−ル処理を行なうが、シ−ルはチ
ャックを跨いで施されることになる。
【0008】図16は、ガゼット付袋体51のチャック
を開いた状態を示す概略の説明図である。サイドガゼッ
ト54、55は、正面側の外面フィルム52の内側に寄
せて、雌雄一方のチャックが取り付けられているチャッ
クテ−プ57aを、ガゼット付袋体51の横方向の全幅
に亘り溶着する。また、背面側の外面フィルム53に、
他方のチャックテ−プ57bをガゼット付袋体51の横
方向の全幅に亘り溶着する。
【0009】この際に、ガゼット付袋体51の両側の上
端部には、サイドガゼットの外面間に空間部56a、5
6bが形成される。この空間部56a、56bは、図1
7の概略の説明図に示されるように、ガゼット付袋体5
1に内容物を収納しチャックを閉じた状態でも存在して
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のガゼット付袋体
においては、チャックが袋体の横方向の全幅に亘って取
り付けられいる。このため、外面フィルムの両サイドを
シ−ルする際に、シ−ルがチャックを跨いで施されるの
でチャック位置で空隙が生じ、シ−ルの際には空気漏れ
が発生してシ−ル不良となる恐れがある、という問題が
あった。
【0011】また、1個のガゼット付袋体は、正面側の
外面フィルム、背面側の外面フィルム、両側の偏平円筒
状フィルム片、チャックを取り付けたチャックシ−ルの
各部品により構成されている。このため、部品点数が多
くなり製造コストが高くなると共に、生産効率が良好で
はないという問題があった。更に、2枚の外面フィルム
と2枚の偏平円筒状フィルム片との位置合わせを行なう
必要があり、いずれかの部品の位置ずれがあるとガゼッ
ト付袋体の仕上がり品質が悪くなる恐れがある、という
問題があった。
【0012】ところで、この種のガゼット付袋体は用途
が拡大されてきており、また大型化されてきている。例
えば、園芸用土やドッグフ−ドの収納袋としても使用さ
れている。このような大形で重量も重いガゼット付袋体
を持ち上げたり運搬する必要が生じた際に、袋体には持
ち手がなく、取り扱いがしにくいという問題があった。
【0013】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、チャックの取り付けを改良すると共に部品数
を低減し、持ち上げたり運搬する際に取り扱いやすい構
成としたガゼット付袋体の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
係る発明において、ガゼット付袋体を、表面側および背
面側の外面フィルムと、前記両面の外面フィルム間にお
いて両サイドで折り込まれるサイドガゼットと、袋体を
開閉するチャックとを備え、前記両面の外面フィルムの
両サイドにサイドシ−ルを施したガゼット付袋体におい
て、前記チャックを前記サイドシ−ル幅の中間部から内
側間に取り付けた構成とすることによって達成される。
【0015】請求項2に係る発明は、ガゼット付袋体
を、表面側および背面側の外面フィルムと、前記両面の
外面フィルム間において両サイドで折り込まれるサイド
ガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備え、前記両
面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ルを施したガ
ゼット付袋体において、前記両面の外面フィルムと両側
のサイドガゼットを1枚のフィルムで形成したことを特
徴とする。
【0016】請求項3に係る発明は、ガゼット付袋体
を、表面側および背面側の外面フィルムと、前記両面の
外面フィルム間において両サイドで折り込まれるサイド
ガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備え、前記両
面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ルを施したガ
ゼット付袋体において、前記両面の外面フィルムの両側
上部を閉鎖して指掛け部を形成したことを特徴とする。
【0017】請求項4に係る発明は、ガゼット付袋体
を、表面側および背面側の外面フィルムと、前記両面の
外面フィルム間において両サイドで折り込まれるサイド
ガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備え、前記両
面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ルを施したガ
ゼット付袋体において、前記チャックを前記サイドシ−
ルの内側間に取り付けると共に、前記両面の外面フィル
ムと両側のサイドガゼットを1枚のフィルムで形成した
ことを特徴とする。
【0018】請求項5に係る発明は、ガゼット付袋体
を、表面側および背面側の外面フィルムと、前記両面の
外面フィルム間において両サイドで折り込まれるサイド
ガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備え、前記両
面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ルを施すと共
に、前記両面の外面フィルムの底部にシ−ルを施したガ
ゼット付袋体において、前記チャックを前記サイドシ−
ル幅の中間部から内側間に取り付けると共に、前記両面
の外面フィルムの両側上部を閉鎖して指掛け部を形成し
たことを特徴とする。
【0019】請求項6に係る発明は、ガゼット付袋体
を、表面側および背面側の外面フィルムと、前記両面の
外面フィルム間において両サイドで折り込まれるサイド
ガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備え、前記両
面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ルを施したガ
ゼット付袋体において、前記両面の外面フィルムと両側
のサイドガゼットを1枚のフィルムで形成すると共に、
前記両面の外面フィルムの両側上部を閉鎖して指掛け部
を形成したことを特徴とする。
【0020】請求項7に係る発明は、ガゼット付袋体
を、表面側および背面側の外面フィルムと、前記両面の
外面フィルム間において両サイドで折り込まれるサイド
ガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備え、前記両
面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ルを施したガ
ゼット付袋体において、前記チャックを前記サイドシ−
ル幅の中間部から内側間に取り付けると共に、前記両面
の外面フィルムと両側のサイドガゼットを1枚のフィル
ムで形成し、前記両面の外面フィルムの両側上部を閉鎖
して指掛け部を形成したことを特徴とする。
【0021】請求項8に係る発明は、請求項1〜請求項
7のいずれかに記載のガゼット付袋体において、前記両
サイドのサイドガゼットの上部開口部付近、および底部
付近にポイントシ−ル用の穴を形成し、各ポイントシ−
ル用の穴を通して表面側および背面側の外面フィルムを
溶着したことを特徴とする。
【0022】請求項9に係る発明は、請求項8に記載の
ガゼット付袋体において、前記両サイドのサイドガゼッ
トの上部開口部付近に形成されるポイントシ−ル用の穴
を通して、表面側および背面側の外面フィルムの溶着を
行なわず、袋体の両側上部を開放状態としていることを
特徴とする。
【0023】請求項10に係る発明は、請求項1〜請求
項9のいずれかに記載のガゼット付袋体において、前記
外面フィルムの一面の両側上部と、両面の外面フィルム
の両側下部に三角シ−ルを施したことを特徴とする。
【0024】請求項11に係る発明は、請求項1〜請求
項10のいずれかに記載のガゼット付袋体において、前
記両面の外面フィルムの底部にシ−ルを施したことを特
徴とする。
【0025】請求項12に係る発明は、請求項1〜請求
項11のいずれかに記載のガゼット付袋体において、前
記ガゼット付袋体のフィルム原料として、加熱、加圧し
て袋体にシ−ルを施す際のシ−ル強度が、融点温度以上
の温度において、10℃の温度上昇によって20〜10
0(N/15mm)である、シ−ラント材質を用いたこ
とを特徴とする。
【0026】請求項13に係る発明は、請求項1〜請求
項12のいずれかに記載のガゼット付袋体において、前
記チャックの嵌合部として融点が高い第1のポリオレフ
ィンを使用し、チャックを接着するチャックテ−プとし
て融点が低い第2のポリオレフィンを使用し、両者の温
度差が10℃〜50℃程度となるように第1のポリオレ
フィンと第2のポリオレフィンを選定したことを特徴と
する、請求項1〜請求項12のいずれかに記載のガゼッ
ト付袋体。
【0027】請求項1に係る発明によれば、チャックを
サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けた構成と
している。このため、シ−ル処理の際に空気漏れが発生
せず、シ−ルを良好に行なうことができる。
【0028】請求項2に係る発明によれば、両面の外面
フィルムと両側のサイドガゼットを1枚のフィルムで形
成している。このため、部品点数が削減できるので製造
コストを低減すると共に生産効率を向上させることがで
きる。また、外面フィルムとサイドガゼットとを異なる
部材で形成した場合に比較して、両部材の位置合わせが
不要となるので、ガゼット付袋体のガゼット形成部の仕
上がりを良好にすることができる。
【0029】請求項3に係る発明によれば、両面の外面
フィルムの両側上部を閉鎖して指掛け部を形成してい
る。このため、ガゼット付袋体に内容物を収納したとき
の体積が大きく重量が重い場合でも、指掛け部に指を入
れてガゼット付袋体を持ち上げたり、運搬することがで
きるので、ガゼット付袋体が取り扱いやすくなるという
利点がある。
【0030】請求項4に係る発明によれば、チャックを
サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けると共
に、両面の外面フィルムと両側のサイドガゼットを1枚
のフィルムで形成している。このため、シ−ルを良好に
行なえると共に、製造コストを低減しガゼット形成部の
仕上がりが良好なガゼット付袋体が得られる。
【0031】請求項5に係る発明によれば、チャックを
サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けると共
に、両面の外面フィルムの両側上部を閉鎖して指掛け部
を形成している。このため、シ−ルを良好に行なえると
共にガゼット付袋体が取り扱いやすくなる。
【0032】請求項6に係る発明によれば、両面の外面
フィルムと両側のサイドガゼットを1枚のフィルムで形
成すると共に、両面の外面フィルムの両側上部を閉鎖し
て指掛け部を形成している。このため、製造コストを低
減しガゼット形成部の仕上がりが良好であると共に、取
り扱いやすいガゼット付袋体が得られる。
【0033】請求項7に係る発明によれば、チャックを
サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けると共
に、両面の外面フィルムと両側のサイドガゼットを1枚
のフィルムで形成し、両面の外面フィルムの両側上部を
閉鎖して指掛け部を形成している。このため、製造コス
トを低減しシ−ルやガゼット形成部の仕上がりが良好
で、かつ取り扱いやすい構成のガゼット付袋体が得られ
る。
【0034】請求項8に係る発明によれば、両サイドの
サイドガゼットの上部開口部付近、および底部付近にポ
イントシ−ル用の穴を形成し、各ポイントシ−ル用の穴
を通して表面側および背面側の外面フィルムを溶着して
いる。このため、内容物の充填後に筐体形状になりやす
く、縦積み時に崩れにくい上に横からみたときの美麗さ
に優れる。
【0035】請求項9に係る発明によれば、両サイドの
サイドガゼットの上部開口部付近に形成されるポイント
シ−ル用の穴を通して、表面側および背面側の外面フィ
ルムの溶着を行なわず、袋体の両側上部を開放状態とし
ている。このため、内容物充填時にポイントシ−ルによ
る溶着を行なうことができ、消費者の使い勝手が良くな
りガゼット付袋体を扱う際の利便性が向上する。
【0036】請求項10に係る発明によれば、外面フィ
ルムの一面の両側上部と、両面の外面フィルムの両側下
部に三角シ−ルを施しており、三角シ−ルがガゼット付
袋体の上部に2個所、下部に4個所形成されている。こ
のため、ガゼット付袋体に大量の内容物が収納された場
合でも、ガゼット付袋体は矩形状の形態を維持し、積み
重ねて保管、運搬する場合でも荷崩れを起こしにくい利
点がある。
【0037】請求項11に係る発明によれば、両面の外
面フィルムの底部にシ−ルを施している。このため、ガ
ゼット付袋体の底部の強度が増大し、重量のある内容物
を収納した場合でも、ガゼット付袋体の破損を防止でき
る。
【0038】請求項12に係る発明によれば、ガゼット
付袋体の必要な個所は熱溶着され、不要な個所には熱溶
着がされないようにすることができる。
【0039】請求項13に係る発明によれば、チャック
テ−プを外面フィルムに溶着する際に、雌雄のチャック
同士は溶着しないものとすることが出来る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図4は、本発明の実施形態
に係るガゼット付袋体の製造手順の一例を示す概略の説
明図である。(a)〜(c)は、作業台での処理を上か
らみた平面図、(d)〜(i)は、作業台での処理を正
面からみた正面図として説明する。
【0041】(a)では、縦の長さを所定の寸法に切断
した矩形状のフィルムFを供給する。(b)では、フィ
ルムFの所定の位置に、雌雄のチャックが取り付けられ
た上下2枚からなる所定の長さのチャックテ−プ7を溶
着する。(c)では、フィルムFを折り込みチャックテ
−プ7に重ねる。チャックテ−プ7が溶着された側を外
面フィルム3、折り込み側を外面フィルム2とする。
【0042】(d)は、(c)の正面図である。ただ
し、縮尺は(c)と(d)では相違している。(e)で
は、外面フィルム2と外面フィルム3との開放側の端部
2x、3xを重ね、耳片として両者をシ−ルする。この
シ−ルの幅Saは、例えば10mmとする。なお、フィ
ルムFの折り込み部をYa、耳片の内側接続部をYbと
する。
【0043】(f)では、外面フィルム2と外面フィル
ム3との両側の接続部、すなわち、前記フィルムFの折
り込み部Ya、耳片の内側接続部Ybを内側に折り込ん
でサイドガゼット4、5を形成する。(g)では、外面
フィルム3と両側のサイドガゼット4、5の接続部にお
いて、両サイドのシ−ルを行なう。このシ−ルの幅S
b、Scは、例えば10mmとする。
【0044】(h)は、(f)でシ−ル処理した後のチ
ャックテ−プ7とシ−ル8、9との関係を示している。
両サイドのシ−ル8、9は、(h)に示されているよう
にチャックテ−プ、すなわち、チャックを跨ぐことなく
平面でなされる。このため、空気漏れが発生せず、良好
にシ−ルが施される。
【0045】続いて、外面フィルム2と両側のサイドガ
ゼット4、5の接続部において、両サイドのシ−ルを行
なう。また、三角シ−ルやポイントシ−ルを所定の位置
で行なう。また、上下それぞれのチャックテ−プの溶着
を行なう。これらの処理後に、(i)では前記耳片を切
断する。
【0046】本発明のガゼット付袋体は、このように正
面側と背面側の両面の外面フィルムと、両側のサイドガ
ゼットを1枚のフィルムで形成している。このため、部
品点数が削減できるので製造コストを低減することがで
きる。また、外面フィルムとサイドガゼットとを異なる
部材で形成した場合に比較して、両部材の位置合わせが
不要となるので、ガゼット付袋体のサイドガゼット形成
部の仕上がりを良好にすることができる。
【0047】図1は、図4のようにして製造されたサイ
ドガゼット付袋体を示す概略図であり、(a)はサイド
ガゼット付袋体を立てて正面からみた正面図である。図
8の従来例と対比させるために図1(a)も正面図とし
て説明する。図1(a)において、ガゼット付袋体1
は、正面側の外面フィルム2、背面側の外面フィルム3
(正面側の外面フィルム2と重なっているので図示され
ていない)、両側のサイドガゼット4、5、チャックテ
−プ7に接着されて取り付けられているチャック6を有
している。両側のサイドガゼット4、5の上縁部4x、
5xは、ガゼット付袋体1の開口部まで延長されてい
る。
【0048】8、9は、ガゼット付袋体1の両側に施さ
れるサイドシ−ル、10はガゼット付袋体1の底部に施
されるシ−ル、11a、11bは、ガゼット付袋体1の
上部両側で、チャックテ−プ7の周辺に施される三角シ
−ルである。なお、ガゼット付袋体1の背面側では上部
に三角シ−ルは施されていない。12a、12bは、ガ
ゼット付袋体1の下部両側で施される三角シ−ルであ
り、ガゼット付袋体1の背面側でも、図2に示すように
下部には三角シ−ル12c、12dが施されている。
【0049】図1の例では、ガゼット付袋体1の底部に
シ−ルを施している。このため、ガゼット付袋体の底部
の強度が増大し、重量のある内容物を収納した場合で
も、ガゼット付袋体の破損を防止できる。本発明のガゼ
ット付袋体は、底部にシ−ルを施さない構成とすること
もできる。この場合には、ガゼット付袋体の底部側から
も内容物を収納させることができ、このようなユ−ザの
要請に対応できることになる。
【0050】チャックテ−プ7に取り付けられているチ
ャック6は、前記のようにガゼット付袋体1の全幅に取
り付けられていない。このため、サイドシ−ル8、9
は、チャック6に妨害されることなく平面でなされる。
したがって、シ−ル処理の際に空気漏れが発生せず、シ
−ルを良好に行なうことができる。
【0051】また、三角シ−ルは、ガゼット付袋体1の
上部に2個所、下部に4個所形成されている。このた
め、ガゼット付袋体1に大量の内容物が収納された場合
でも、ガゼット付袋体1は矩形状の形態を維持し、積み
重ねて保管、運搬する場合でも荷崩れを起こしにくい利
点がある。
【0052】13a、13bは、ガゼット付袋体1の上
部両側2個所でポイントシ−ルを行なうためにサイドガ
ゼット4、5に形成された穴である。この穴の例を、図
1(b)の該略斜視図で説明する。例えば、サイドガゼ
ット5側においては、サイドガゼット5の折り込み外側
面の上端付近にポイントシ−ル用の穴13ba、13b
bを形成する。このポイントシ−ル用の穴13ba、1
3bbを重ね合わせて、外面フィルム2と外面フィルム
3を溶着する。
【0053】サイドガゼット4側においても同様に、サ
イドガゼット4の折り込み外側面の上端付近にポイント
シ−ル用の穴を2個所形成し、このポイントシ−ル用の
穴を重ね合わせて、外面フィルム2と外面フィルム3を
ポイントシ−ル用の穴を通して溶着する。
【0054】13x、13yは、この際にポイントシ−
ル用の穴の周辺に形成される溶着部で、外面フィルム2
と外面フィルム3のそれぞれに形成される。すなわち、
外面フィルム2と外面フィルム3は、その上端部におい
て、両側で溶着部13x、13yで閉鎖されることにな
る(図2参照)。
【0055】14a、14bは、ガゼット付袋体1の下
部両側2個所でポイントシ−ルを行なうためにサイドガ
ゼット4、5の折り込み外側面の下端付近に形成された
穴である。下部においては、ポイントシ−ル用の穴14
a、14bを通して、三角シ−ル12a〜12dにより
正面側の外面フィルム2と背面側の外面フィルム3とを
溶着する。
【0056】このように、本発明においてはガゼット付
袋体の上下左右の四隅の位置で、正面側の外面フィルム
2と背面側の外面フィルム3とをポイントシ−ルにより
溶着している。このため、ガゼット付袋体は四隅の位置
で溶着強度が増強されることになり、ガゼット付袋体に
荷重や応力が加えられた際の破損を防止することができ
る。
【0057】図2は、図1(a)のガゼット付袋体1に
内容物を収納し、チャック6を閉じた状態を示す概略の
斜視図である。また、図3はガゼット付袋体1のチャッ
クを開いた状態を示す説明図である。図2において、ガ
ゼット付袋体1の両側上端部では、外面フィルム2と外
面フィルム3がポイントシ−ルの溶着部13x、13y
で閉鎖部16a、16bが形成されている。
【0058】ガゼット付袋体1の両側には、サイドガゼ
ット4、5の折り込みによる凹所が形成されている。こ
のサイドガゼット4、5の折り込みによる凹所は、上端
部では閉鎖部16a、16bにより閉ざされている。し
たがって、前記凹所に指を入れるとこの閉鎖部16a、
16bに指が引っ掛かり、凹所上端と閉鎖部16a、1
6bとの接続点は指掛け部17a、17bが形成され
る。
【0059】このように、本発明においてはガゼット付
袋体1の両側上部を閉鎖して、指掛け部17a、17b
が設けられている。このため、ガゼット付袋体1に内容
物を収納したときの体積が大きく重量が重い場合でも、
指掛け部17a、17bに指を入れてガゼット付袋体1
の持ち上げ、運搬ができるので、ガゼット付袋体1が取
り扱いやすくなるという利点がある。
【0060】本発明においては、両サイドのサイドガゼ
ットの上部開口部付近に形成されるポイントシ−ル用の
穴13a、13bを通して、表面側および背面側の外面
フィルム2、3の溶着を行なわず、袋体の両側上部を開
放状態とすることもできる。この場合には、ガゼット付
袋体1に内容物を収納した後に、ユ−ザが表面側および
背面側の外面フィルム2、3をポイントシ−ルにより溶
着するものである。このため、ユ−ザが内容物に応じて
適宜の大きさでポイントシ−ルによる溶着を行なうこと
ができ、ユ−ザの使い勝手が良くなりがガゼット付袋体
1を扱う際の利便性が向上する。
【0061】図5は、本発明の別の実施形態を部分的に
示す正面図である。この例においては、チャックテ−プ
7、チャック6をサイドシ−ル8、9の幅の中間部まで
延長させている。すなわち、チャックテ−プ7の両端7
x、7yは、サイドシ−ル8、9の幅Wa、Wbの中間
の位置に配置される。このため、チャックテ−プ7、チ
ャック6の全長Zaは、サイドシ−ル8、9の内側間の
長さZbよりも長くなっている。
【0062】このような場合でも、チャックテ−プ7、
チャック6は、従来のようにサイドシ−ル8、9の端縁
まで、すなわち、ガゼット付袋体の全幅に亘って形成さ
れていない。したがって、サイドシ−ル8、9を施す際
に、チャックテ−プ7の両端7x、7yから外側の部分
は、外面フィルムとガゼットがチャックテ−プ7、チャ
ック6に妨害されることなく直接に溶着されることにな
り、良好なシ−ルが得られる。図5のように、チャック
を両側のサイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付け
た場合でも、従来のようなシ−ル不良となる事態を回避
できる。
【0063】図6は、ガゼット付袋体1に用いるフィル
ムの例を示す概略の断面図である。このフィルムは、基
材1(ON、ナイロン)、基材2(Al−PET、表面
にアルミニュ−ムを蒸着したポリエステル)、シ−ラン
ト材(LLDPE、鎖状低密度ポリエチレン)の三層構
造となっており、各層間は接着材で接着されている。
【0064】本発明のガゼット付袋体1は、図1に示さ
れるように、サイドシ−ル8、9、三角シ−ル11a、
11b、12a〜12dが施されている。これらのシ−
ルは、折り込まれたサイドガゼット内側の表面と外面フ
ィルムの内側の表面との間でなされる。この際に、不要
部では熱溶着しないようにガゼット外面間に断熱材を介
在させることがあるが、製造工程上断熱材を介在できな
い場合がある。
【0065】このため、断熱材を介在しない場合でも不
要な個所には熱溶着がされないようにフィルム材料を選
定する必要がある。図7は、図1を部分的に拡大して示
す斜視図である。図7に示すように、図6のフィルムの
基材1、ON(ナイロン)層が外側に、シ−ラント材、
LLDPE(鎖状低密度ポリエチレン)層が内側となる
ようにしてサイドガゼット4を折り込む。
【0066】サイドシ−ル8、三角シ−ル11aは、外
面フィルム2の内側の表面とサイドガゼット4の内側の
表面間、すなわち、LLDPE層間が熱溶着されること
により形成される。この際に、サイドガゼット4を畳み
込んで外面フィルム2の表面側から加熱、加圧処理がな
されるが、サイドガゼット4の外側の表面はON層同士
で重なり、熱溶着はされない構成となっている。
【0067】また、サイドガゼット4を畳み込んで加
熱、加圧処理する際に、上側となる外面フィルムの内面
と、ガゼットの内面は溶着される。しかしながら、下側
となる外面フィルムの内面と、ガゼットの内面は溶着さ
れない構成としている。このように、必要な個所は熱溶
着され、不要な個所には熱溶着がされないようにするた
めには、シ−ラント材の温度−シ−ル強度の特性を最適
な特性に選定する必要がある。図9は、シ−ラント材の
温度−シ−ル強度の特性例を示す特性図である。
【0068】図9において、縦軸にフィルム幅15mm
あたりのシ−ル強度(N、ニュ−トン)を、横軸に温度
(℃)をとっている。また、シ−ルする際の試験条件
は、圧力が9.8N、時間1秒である。試料1は、シ−
ラント材質がEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)で
ある。また、試料2、試料3は、シ−ラント材質がLL
DPEである。試料1、試料2の厚さは60μm、試料
3の厚さは100μmである。
【0069】試料1は、融点が約100℃、立上りの特
性が緩やかで、例えば110℃から120℃までの10
℃の温度上昇によって、シ−ル強度は約12(N/15
mm)増加している。すなわち、少しの温度差では不要
部まで溶着する恐れがある。次に、試料2は、融点が約
100℃、立上りの特性が試料1よりも急峻である。試
料2の110℃から120℃までの10℃の温度上昇に
よって、シ−ル強度は約30(N/15mm)増加して
いる。
【0070】このように、同じ厚さであれば、シ−ラン
ト材質がメタロセンLLDPEの方がEVAよりも温度
−シ−ル強度特性が良好であることが判明した。次に、
試料3は融点が約110℃で、立上りの特性が急峻とな
っている。試料3の110℃から120℃までの10℃
の温度上昇によって、シ−ル強度は約80(N/15m
m)増加している。このように、試料3は試料2よりも
温度−シ−ル強度特性が良好であり、シ−ラント材質が
同じであれば膜厚が大きい方がシ−ル強度が大きくなる
ことがわかった。
【0071】シ−ル強度は、ガゼット付袋体の大きさや
内容物の重量等を考慮して適宜定められる。上限値も大
きい程内容物を安全に収納できるがガゼット付袋体の厚
さが増大して扱いにくくなるという問題がある。種々実
験の結果、シ−ル強度は融点温度以上の温度において、
10℃の温度上昇によって20〜100(N/15m
m)のものであれば好適であることが判明した。
【0072】図7で説明したように、サイドガゼット4
は外面フィルム2の内側の表面とサイドガゼット4の内
側の表面間(サイドガゼット4を折り込んで外面フィル
ム2と外面フィルム3との間に重ねたときに、加熱面か
らみて上部側)で熱溶着され、サイドガゼット4の外側
の表面間(加熱面からみて下部側)は熱溶着されないこ
とが要請されている。
【0073】このために、上部側はシ−ルのため加熱
し、下部側は基準温度を30℃または40℃として冷却
して、熱溶着してはならない前記サイドガゼットの表面
間や、下部側の外面フィルムの内面間で疑似接着が発生
しないかどうかを検討した。この結果、前記試料1では
疑似接着が発生しているが、試料2、試料3では疑似接
着は発生していないことが判明した。したがって、シ−
ラント材質として試料2、試料3の方が試料1よりも優
れていることがこの点からも明らかとなった。
【0074】図8は、チャックテ−プとチャックとの関
係を示す図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は
正面図である。図8(a)、(b)において、チャック
テ−プ7bには、雄側のチャック嵌合部が取り付けられ
ている。6xは、チャックの嵌合部の山部である。
【0075】チャック6は、チャックテ−プ7に堅固に
固定されることが必要である。すなわち、チャック6の
開閉を頻繁に繰り返しても、チャック6とチャックテ−
プ7との接着面が剥離しないことが要請される。このた
め、チャック6をチャックテ−プ7に熱溶着する際に、
チャック6が十分に熱を吸収して接着効果を高めるよう
な材質を用いることが望ましい。
【0076】図10は、チャック部分の断面図である。
雌雄のチャックの嵌合部6x、6yは、チャックテ−プ
7a、7bに接着されている。また、チャックテ−プ7
a、7bは、それぞれシ−ラント材に溶着される。チャ
ックテ−プ7a、7bを加圧、加熱して、シ−ラント材
に溶着する際に雌雄のチャックの嵌合部6x、6y同士
は溶着しない特性であることが必要となる。
【0077】このように、チャックの嵌合部6x、6y
と、チャックテ−プ7a、7bに使用する第1ポリオレ
フィンと第2ポリオレフィンの融点は10℃以上の差、
好適には10〜50℃の温度差をつけることが要請され
ている。その理由は、温度差が10℃に満たないと、チ
ャックの嵌合部6x、6yが溶着する恐れがある。ま
た、温度差が50℃を超えるとシ−ルの際にチャックの
嵌合部6x、6yがつぶれにくくなり、ガゼット付袋体
の仕上がりが良好にならないからである。
【0078】両者の融点の関係は、第1ポリオレフィン
>第2ポリオレフィン、とする。図11は、一般的なポ
リオレフィン類の融点列を示す説明図である。チャック
テ−プ7a、7bには融点の低いEVA、LLDPE
(低密度品)を、チヤックの嵌合部6x、6yには第1
ポリオレフィンとして融点の高いLLDPE(高密度
品)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PP(ポリプ
ロピレン)を使用することが望ましい。
【0079】チャックテ−プ7a、7bには、第2ポリ
オレフィンとしてEVA以外に、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体、エチレン−メチルメタアクリレ−ト
共重合体及びエチレンとその他のモノマ−共重合体が好
適に使用できる。また、チヤックの嵌合部6x、6yに
は、上記以外にMDPE、PP−エチレン共重合体、P
P−αオレフェン共重合体や、それらの三元共重合体が
好適に使用できる。
【0080】このように、ポリオレフィンとして、融点
が高いPP(ポリプロピレン)などの材質と、融点が低
いEVAなどの材質が含まれている。したがって、チャ
ックテ−プとして融点が低いポリオレフィンを使用し、
チャックの嵌合部として融点が高いポリオレフィンを使
用することにより、前記のようにチャックテ−プを外面
フィルムに溶着する際に、雌雄のチャック同士は溶着し
ないものとすることが出来る。
【0081】以上、本発明のガゼット付袋体の実施形態
について説明した。本発明においては、(1)「チャッ
クが両側のサイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付
けること」、(2)「正面側の外面フィルムと背面側の
外面フィルム、および両側のサイドガゼットを1枚のフ
ィルムで形成すること」、(3)「両面の外面フィルム
の両側上部を閉鎖して指掛け部を形成すること」の各要
件は、すべて具備されなければならないものではない。
【0082】前記(1)〜(3)の要件は、それぞれ独
立に設定されても良い。また、前記(1)〜(3)の要
件を少なくとも2個、組み合わせて設定することもでき
る。したがって、例えば外面フィルムとサイドガゼット
とを別部材で形成した場合に、チャックを両サイドシ−
ル間に取り付ける構成とすることもできる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チャックの取り付けが改良されているので、シ−ル面の
仕上がり品質を向上させることができる。また、部品点
数が低減されるので製造コストを減少させ生産効率を向
上させることができる。さらに、指掛け部を形成してい
るので、移動のために持ち上げたり運搬する際に取り扱
いやすいガゼット付袋体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るガゼット付袋体を示す
概略図で、(a)は正面図、(b)は部分的な斜視図で
ある。
【図2】チャックを閉じた状態を示すガゼット付袋体の
斜視図である。
【図3】チャックを開いた状態を示すガゼット付袋体の
説明図である。
【図4】ガゼット付袋体の製造工程を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の他の実施形態に係るガゼット付袋体を
部分的に示す正面図である。
【図6】ガゼット付袋体のフィルム材質を示す断面図で
ある。
【図7】ガゼット付袋体の部分的な斜視図である。
【図8】チャックとチャックシ−ルとの関係を示す図
で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図9】フィルム原料のシ−ル強度−温度の特性を示す
特性図である。
【図10】チャック部分の断面図である。
【図11】ポリオレフィンの融点特性の説明図である。
【図12】従来のガゼット付袋体を示す正面図である。
【図13】従来のガゼット付袋体の製造工程を示す説明
図である。
【図14】従来のガゼット付袋体の製造工程を示す説明
図である。
【図15】従来のガゼット付袋体におけるチャックとシ
−ルとの関係を説明する側面図である。
【図16】従来のガゼット付袋体のチャックを開いた状
態を示す説明図である。
【図17】従来のガゼット付袋体のチャックを閉じた状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガゼット付袋体 2、3 外面フィルム 4、5 サイドガゼット 6 チャック 7 チャックテ−プ 8、9 サイドシ−ル 10 底部のシ−ル 11a、11b 三角シ−ル 12a〜12d 三角シ−ル 13a、13b ポイントシ−ルの穴 13x、13y 閉鎖部 14a、14b ポイントシ−ルの穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中江 幸宏 大阪府柏原市円明町888番地の1 株式会 社メイワパックス内 Fターム(参考) 3E064 AA13 BA27 BA29 BA36 BA55 BB03 BC18 EA02 EA09 EA30 HJ10 HK01 HN13 HN18 3E075 BA42 CA01 DB12 DC01 DC45 DC48 DD11 DD45 DE17 GA05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面側および背面側の外面フィルムと、
    前記両面の外面フィルム間において両サイドで折り込ま
    れるサイドガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備
    え、前記両面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ル
    を施したガゼット付袋体において、前記チャックを前記
    サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けたことを
    特徴とするガゼット付袋体。
  2. 【請求項2】 表面側および背面側の外面フィルムと、
    前記両面の外面フィルム間において両サイドで折り込ま
    れるサイドガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備
    え、前記両面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ル
    を施したガゼット付袋体において、前記両面の外面フィ
    ルムと両側のサイドガゼットを1枚のフィルムで形成し
    たことを特徴とする、ガゼット付袋体。
  3. 【請求項3】 表面側および背面側の外面フィルムと、
    前記両面の外面フィルム間において両サイドで折り込ま
    れるサイドガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備
    え、前記両面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ル
    を施したガゼット付袋体において、前記両面の外面フィ
    ルムの両側上部を閉鎖して指掛け部を形成したことを特
    徴とする、ガゼット付袋体。
  4. 【請求項4】 表面側および背面側の外面フィルムと、
    前記両面の外面フィルム間において両サイドで折り込ま
    れるサイドガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備
    え、前記両面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ル
    を施したガゼット付袋体において、前記チャックを前記
    サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けると共
    に、前記両面の外面フィルムと両側のサイドガゼットを
    1枚のフィルムで形成したことを特徴とする、ガゼット
    付袋体。
  5. 【請求項5】 表面側および背面側の外面フィルムと、
    前記両面の外面フィルム間において両サイドで折り込ま
    れるサイドガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備
    え、前記両面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ル
    を施すと共に、前記両面の外面フィルムの底部にシ−ル
    を施したガゼット付袋体において、前記チャックを前記
    サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けると共
    に、前記両面の外面フィルムの両側上部を閉鎖して指掛
    け部を形成したことを特徴とする、ガゼット付袋体。
  6. 【請求項6】 表面側および背面側の外面フィルムと、
    前記両面の外面フィルム間において両サイドで折り込ま
    れるサイドガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備
    え、前記両面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ル
    を施したガゼット付袋体において、前記両面の外面フィ
    ルムと両側のサイドガゼットを1枚のフィルムで形成す
    ると共に、前記両面の外面フィルムの両側上部を閉鎖し
    て指掛け部を形成したことを特徴とする、ガゼット付袋
    体。
  7. 【請求項7】 表面側および背面側の外面フィルムと、
    前記両面の外面フィルム間において両サイドで折り込ま
    れるサイドガゼットと、袋体を開閉するチャックとを備
    え、前記両面の外面フィルムの両サイドにサイドシ−ル
    を施したガゼット付袋体において、前記チャックを前記
    サイドシ−ル幅の中間部から内側間に取り付けると共
    に、前記両面の外面フィルムと両側のサイドガゼットを
    1枚のフィルムで形成し、前記両面の外面フィルムの両
    側上部を閉鎖して指掛け部を形成したことを特徴とす
    る、ガゼット付袋体。
  8. 【請求項8】 前記両サイドのサイドガゼットの上部開
    口部付近、および底部付近にポイントシ−ル用の穴を形
    成し、各ポイントシ−ル用の穴を通して表面側および背
    面側の外面フィルムを溶着したことを特徴とする、請求
    項1〜請求項7のいずれかに記載のガゼット付袋体。
  9. 【請求項9】 前記両サイドのサイドガゼットの上部開
    口部付近に形成されるポイントシ−ル用の穴を通して、
    表面側および背面側の外面フィルムの溶着を行なわず、
    袋体の両側上部を開放状態としていることを特徴とす
    る、請求項8に記載のガゼット付袋体。
  10. 【請求項10】 前記外面フィルムの一面の両側上部
    と、両面の外面フィルムの両側下部に三角シ−ルを施し
    たことを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれかに
    記載のガゼット付袋体。
  11. 【請求項11】 前記両面の外面フィルムの底部にシ−
    ルを施したことを特徴とする、請求項1〜請求項10の
    いずれかに記載のガゼット付袋体。
  12. 【請求項12】 前記ガゼット付袋体のフィルム原料と
    して、加熱、加圧して袋体にシ−ルを施す際のシ−ル強
    度が、融点温度以上の温度において、10℃の温度上昇
    によって20〜100(N/15mm)である、シ−ラ
    ント材質を用いたことを特徴とする、請求項1〜請求項
    11のいずれかに記載のガゼット付袋体。
  13. 【請求項13】 前記チャックの嵌合部として融点が高
    い第1のポリオレフィンを使用し、チャックを接着する
    チャックテ−プとして融点が低い第2のポリオレフィン
    を使用し、両者の温度差が10℃〜50℃程度となるよ
    うに第1のポリオレフィンと第2のポリオレフィンを選
    定したことを特徴とする、請求項1〜請求項12のいず
    れかに記載のガゼット付袋体。
JP2001355684A 2001-11-21 2001-11-21 ガゼット付袋体 Expired - Fee Related JP3945229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001355684A JP3945229B2 (ja) 2001-11-21 2001-11-21 ガゼット付袋体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001355684A JP3945229B2 (ja) 2001-11-21 2001-11-21 ガゼット付袋体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003155046A true JP2003155046A (ja) 2003-05-27
JP3945229B2 JP3945229B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=19167352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001355684A Expired - Fee Related JP3945229B2 (ja) 2001-11-21 2001-11-21 ガゼット付袋体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3945229B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005153883A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Dainippon Printing Co Ltd チャックテープ付きガセット袋
JP2005200067A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Howa Sangyo Kk 底とじタイプの包装袋
JP2006298487A (ja) * 2005-04-08 2006-11-02 S2F Flexico 袋用の2材料閉鎖具
US20080267539A1 (en) * 2007-04-24 2008-10-30 Illinois Tool Works Inc. Sealing gussets together through apertures in multi-wall paper and woven polypropylene packages or bags
JP2017109778A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 フジモリプラケミカル株式会社 ガゼット袋

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005153883A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Dainippon Printing Co Ltd チャックテープ付きガセット袋
JP2005200067A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Howa Sangyo Kk 底とじタイプの包装袋
JP2006298487A (ja) * 2005-04-08 2006-11-02 S2F Flexico 袋用の2材料閉鎖具
US20080267539A1 (en) * 2007-04-24 2008-10-30 Illinois Tool Works Inc. Sealing gussets together through apertures in multi-wall paper and woven polypropylene packages or bags
JP2017109778A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 フジモリプラケミカル株式会社 ガゼット袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP3945229B2 (ja) 2007-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6854157B2 (ja) 軟包材容器用中間材、軟包材容器の製造方法及び軟包材容器包装体の製造方法
JPH07112746A (ja) 易開封性密封袋
WO2016159148A1 (ja) ジッパーテープ付袋体およびその製造方法
CN110382220A (zh) 软包装材料容器用中间件的制造方法、软包装材料容器的制造方法和软包装材料容器包装体的制造方法
IL211719A (en) Flexible container packaging with extra bag
EP4197935B1 (en) Pouch container and method of manufacturing the same
JP2003155046A (ja) ガゼット付袋体
JP4614294B2 (ja)
JP2005008220A (ja) 易開封性ガセット袋
JP7318268B2 (ja) パウチ
JP2003191967A (ja) バッグインボックス用内袋
JP2001048193A (ja) ガゼット袋
JP3165559U (ja) シートカバー及びこれを用いた保冷・保温ボックス
KR20020032270A (ko) 개폐 척 및 접힘부를 구비한 포장 봉투 및 그 제조방법
JP4074083B2 (ja) チャックテープ付きガセット袋およびその製造方法
JP3020834B2 (ja) チャック付きプラスチック容器
JP3223620U (ja) スタンディング広口形態の包装袋
JPH10147352A (ja) チャック付プラスチック容器
JP7473808B2 (ja) 包装袋
WO2022215625A1 (ja) パウチ容器の製造方法およびパウチ容器
JP7347108B2 (ja) 包装袋
JP3147670B2 (ja) 易引き裂き性パウチ
JP2000142724A (ja) 易開封性袋状包装体
JP2017024786A (ja) スパウト付きガゼット袋
US9604769B2 (en) Stand up package

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041124

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050216

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees