JP2003154537A - 銅箔張基板の畳合製造方法及びそれに用いられる銅箔張基板畳合用中間体 - Google Patents

銅箔張基板の畳合製造方法及びそれに用いられる銅箔張基板畳合用中間体

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JP2003154537A
JP2003154537A JP2001356448A JP2001356448A JP2003154537A JP 2003154537 A JP2003154537 A JP 2003154537A JP 2001356448 A JP2001356448 A JP 2001356448A JP 2001356448 A JP2001356448 A JP 2001356448A JP 2003154537 A JP2003154537 A JP 2003154537A
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forming
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Kenshin Ka
建 信 柯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極薄の銅箔(6μm乃至1μm)と極薄の基
板とを有し、且つ銅箔張基板銅箔の搬送中及び圧着施工
中それぞれの取り扱いにて、銅箔の損害を避けることが
できる銅箔張基板の畳合製造方法及びそれに用いられる
銅箔張基板畳合用中間体を提供する。 【解決手段】 本発明の銅箔張基板の畳合製造方法は、
2つの媒体としての平板状のキャリア板それぞれの1表
面に銅膜を形成してから、基板を構成するためのプリプ
レグ材層を被覆形成して銅箔張基板畳合用中間体を作製
し、そして、前記2つの銅箔張基板畳合用中間体それぞ
れのプリプレグ材層を有する表面を対面させて、加熱下
にて圧力を調整することにより、前記2つのキャリア板
上の銅膜の面上の前記プリプレグ材層を互いに結合させ
て基板とすると共に、前記2つのキャリア板上の銅膜を
前記基板を挟んで畳合させながら、前記2つのキャリア
板から離脱させて銅箔張基板を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅箔張基板の畳合
製造方法及びそれに用いられる銅箔張基板畳合用中間体
に関し、更に詳しくは、前記銅箔張基板畳合用中間体で
畳合を行うことにより銅箔張基板を形成する銅箔張基板
の畳合製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型化、高密度化に伴
って、高密度回路基板の開発が盛んに行われている。高
密度回路を形成するために、極薄の銅箔張基板が必要と
なる。従来からの銅箔張基板は、主として絶縁性の樹脂
製基板の両面に電解銅箔を圧着する方法で作製されてい
る。前記電解銅箔を製造する装置は、図7に示されてい
るように、銅電解液(例えば、硫酸銅水溶液)71を盛
り込んでいる電解槽72と、その一部が電解槽72の銅
電解液71に浸漬されているSUS316ステンレス製
シリンダー73(陰極)と、複数の、ステンレス製シリ
ンダー73と所定の間隔を開けた電解用陽極74とから
なる。前記装置によると、ステンレス製シリンダー73
と電解用陽極74との間に通電して電解槽72内の銅電
解液71を電解し、ステンレス製シリンダー73の表面
に銅を沈殿させながらステンレス製シリンダー73を回
転し、前記沈殿した銅をステンレス製シリンダー73の
表面から剥がして銅箔75を製作することができる。
【0003】上記装置により得られる電解銅箔75は、
その厚さが電流の流量とステンレス製シリンダー73の
回転速度との間の釣合によって変化調整されるが、ステ
ンレス製シリンダー73の表面から破裂なく完璧なシー
ト状のように剥がされながら巻き上げられることができ
るために、ある程度(大体9〜12μm(1/4〜1/
3OZ))以上に厚くさせられなければならい。それが
ために、現在、実際に市販されている電解銅箔は、厚さ
35μm(1OZ)、18μm(1/2OZ)及び12
μm(1/3OZ)の3種類が主流となっている。しか
しながら、このような厚さを持つ銅箔を銅箔張基板に使
用すると、以下の問題点がある。
【0004】1.前記3種類のいずれも、極薄化の面か
らみればあまり厚いのみならず、搬送中または圧着施工
中の取り扱いにとっても、やはり薄いので、折られたり
引っ張られたりして皺や破裂が生じ易いこと。
【0005】2.前記銅箔と前記樹脂基板とを圧着して
なる銅箔張基板は、前記12μmのもっとも薄いものが
使用されていても、やはり厚過ぎるため、基板上に張付
けられている銅箔81に対するパターンエッチング工程
において、制御が面倒である上、図8に示されているよ
うに、エッチングも不均一になり、成形した線路の線径
が均一でなく、線路同士間も短絡しやすく、それに、レ
ーザーで穴開けを行う場合、割に大きいエネルギーが必
要なので、図9に示されているように、樹脂基板82を
溶融したり、酸化したりし、穴径をあまり大きく開けて
しまう可能性が大であること。
【0006】3.前記厚すぎる銅箔を使用してなる銅箔
張基板の厚さは、前記銅箔の厚さに所定の厚さを持つ樹
脂基板の厚さを加えるため、もっと厚くなるので、小型
化、薄型化の流れを合わないこと。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の問題点に鑑
み、本発明の第1の目的は、極薄の銅箔(6μm乃至1
μm)を有する銅箔張基板の製造方法を提供しようとす
ることにある。
【0008】本発明の第2の目的は、銅箔の搬送中及び
圧着施工中それぞれの取り扱いにて、銅箔の損害を避け
ることができる銅箔張基板の製造方法を提供しようとす
ることにある。
【0009】本発明の第3の目的は、極薄乃至柔軟性の
基板を有する銅箔張基板の製造方法を提供しようとする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明人は、鋭意検討を重ねた結果、銅箔の形成から
銅箔の基体への張付けまでの過程において、始終媒体を
もって銅箔を支持搭載し、且つ、前記銅箔上において、
基板を構成するための基板構成用材をプリプレグの状態
で被覆して銅箔張基板畳合用中間体とし、そして、前記
銅箔張基板畳合用中間体を加熱しながら二枚畳合し、二
枚の間の前記プリプレグを結合硬化させて基板を形成す
ると共に銅箔張基板を形成し、それにより、銅箔自体か
ら外力のかかることを免れて皺や破裂の発生を避け、銅
箔をできる限り薄いものを形成・使用することができる
のみならず、基板をもできる限り薄いものを形成し、銅
箔張基板全体をできるだけ薄いものに形成することがで
きるという新規な製造概念を見出した。
【0011】前記概念に基づき、本発明は、まず、2つ
の平板状のキャリア板それぞれの1表面に銅膜を形成し
てから、基板を構成するためのプリプレグ材層を被覆形
成し、そして、前記2つのプリプレグ材層を有する表面
を対面させて、加熱下にて圧力を調整することにより、
前記2つのキャリア板上の銅膜の面上の前記プリプレグ
材層を互いに結合させて基板とすると共に、前記2つの
キャリア板上の銅膜を前記基板を挟んで畳合させなが
ら、前記2つのキャリア板から離脱させて銅箔張基板を
形成することを特徴とする銅箔張基板の畳合製造方法を
提供する。前記製造方法により作製してなる銅箔張基板
は、従来の所定厚さを持つ基板を使用していず、銅膜の
面上のプリプレグ材層を互いに結合させてなるので、必
要に応じて薄いものを形成し、即ち、従来より薄い基板
を有する銅箔張基板を製造し得ることができ、また、銅
箔としての前記銅膜は、従来のような形成中の巻き上げ
がないのみならず、形成から畳合までの過程における搬
送中及び圧着施工中の取り扱いにおいても、媒体として
の平板状のキャリア板の支持及び保護を受けるので、薄
くても、折られたり引っ張られたりして皺や破裂を生じ
ることを避けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照しながら
前記本発明を更に説明する。まず、図1を参照すると、
平板状のキャリア板31は非金属材製である場合、平板
状のキャリア板31の表面311への銅膜の形成は、蒸
着法によってキャリア板31の表面311上に仲介層と
しての金属膜32を形成する金属膜蒸着工程Aと、めっ
きにより、前記形成した金属膜面上32に銅めっき膜3
3を形成する銅めっき工程Bとで行うことができる。そ
うすると、前記銅箔張基板の銅箔の厚さは、最後の銅め
っきに決定されるので、6μm以下に容易に至ることが
できる。即ち、本発明は、6μm以下の極薄の銅箔を有
する銅箔張基板を得ることができる。金属膜蒸着工程A
は、キャリア板31の表面311を洗浄する表面洗浄ス
テップA−1と、洗浄したキャリア板31の前記表面を
粗面化させるざら付き加工ステップA−2と、キャリア
板31の前記粗面化させた表面上に物理蒸着(PVD)
法によって金属膜32を形成する金属膜形成ステップA
−3とからなることが好ましい。表面洗浄ステップA−
1は、キャリア板31の表面311上の汚れや不潔な付
着物を洗浄するためのステップであり、ざら付き加工ス
テップA−2は、キャリア板31の表面311と金属膜
32との間の結合力を強化するためのステップである。
キャリア板31の表面311を洗浄する表面洗浄方法
は、例えば、洗浄剤や界面活性剤で直接的に洗浄する化
学洗浄方法、または、紫外線オゾンランプの照射やプラ
ズマ処理などの物理洗浄方法が挙げられる。洗浄したキ
ャリア板31の表面311を粗面化させるざら付き加工
方法は、例えば、硫酸や苛性ソーダなどの強酸・強アル
カリ性化学薬剤でエッチングする方法や突起物を沈積す
る方法などの化学的方法、または、紫外線オゾンランプ
の照射やプラズマ処理などの物理的方法が挙げられる。
また、物理蒸着(PVD)法とは、例えば、スパッタリ
ング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、イオン
補助蒸着法などの物理的方法をいう。
【0013】そして、前記非金属性のキャリア板31と
は、例えば、ベークライト、テフロン(登録商標)、離
形紙、超高密度プリエチレン、樹脂含浸ガラス繊維から
なる絶縁性の平板状の板体である。もちろん、前記キャ
リア板としては、例えばアルミニウム、銅、鉄からなる
金属板体を使用してもよい。また、銅めっき膜33を形
成するに、金属膜蒸着工程Aと銅めっき工程Bとの両方
をも行うのは、非金属性キャリア板をキャリア板31と
して使用す際において通常であるが、金属板をキャリア
板31として使用すれば、金属膜蒸着工程Aが必要な
く、即ち、前記キャリア板に対し銅めっき工程Bのみを
行うことができる。なお、材料や施工方法に応じ、金属
膜蒸着工程Aのみによって、直接、キャリア板31の表
面311上において所望の厚さの銅膜を形成することが
できれば、銅めっき工程Bを省くことができる。そうす
ると、この方法によって製造される銅箔の厚さは、銅膜
蒸着工程に決定されるので、銅膜1μm以下までの銅箔
張基板をも製造することができる。
【0014】そして、前記プリプレグ材層の被覆形成
は、キャリア板31の前記銅膜または銅めっき膜33を
形成した表面に、絶縁性樹脂を主成分とする液体の基板
構成用材を塗布してから、加熱により、不完全硬化のプ
リプレグ材層35を形成するプリプレグ材層形成工程D
で行うことが好ましい。また、プリプレグ材層形成工程
Dの直前には、予め、キャリア板31の前記銅膜または
銅めっき膜33を形成した表面に、前記基板構成用材を
塗布してから、加熱により、完全硬化にさせてプリプレ
グ材層35の下地層34を形成する下地層形成工程Cを
有することもできる。なお、必要に応じ、この下地層形
成工程Cを繰り返すことにより、基板の厚さを制御する
ことができる。
【0015】また、前記記載から分かるように、本発明
は、前記方法のみに限らず、他の視点から、更にも、前
記製造方法の過程中における媒体としてのキャリア板に
銅膜とプリプレグ材層とを形成してなる中間体を物品発
明として提供し、例えば、2つの平面を有する平板状の
キャリア板31と、物理蒸着によって前記平板状のキャ
リア板31の2つの平面の一つ311に被覆した金属膜
32と、めっきによって金属膜32の面上に被覆した銅
めっき膜33と、銅めっき膜33の面上に形成し、少な
くともその表面の部分がプリプレグ材層35となる基板
構成用材とからなり、且つ、前記基板構成用材の表面の
部分のプリプレグ材層35が完全硬化して他の部分と合
わせてなる基板自体の引っ張り強度が該基板の銅めっき
膜33に対する結合力より大であり、前記基板の銅めっ
き膜33に対する結合力が金属膜32のキャリア板面3
1に対する結合力より大であり、金属膜32のキャリア
板面31に対する結合力が銅めっき膜33の金属膜32
に対する結合力より大であることを特徴とする銅箔張基
板畳合用中間体を提供する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の銅箔張基板の畳合製造方法及
びそれに用いられる銅箔張基板畳合用中間体の実施例を
説明する。なお、以下の説明においては、そのサイズに
拘わらず、略同一の機能及び構成を有する構成要素につ
いては、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ
行う。
【0017】図1に示すのは、本発明の銅箔張基板の畳
合製造方法の実施例のフローチャートである。この実施
例は、非金属性キャリア板31を媒体として使用し、且
つ、銅めっき膜33を形成するに、金属膜蒸着工程Aと
銅めっき工程Bとの両方をも行う例である。図4の銅箔
張基板畳合用中間体3の側面図及び図6の完成品として
の銅箔張基板4の側面図と共に参照して説明すると、こ
の実施例は、樹脂含浸ガラス繊維からなる絶縁性のキャ
リア板を非金属性キャリア板31として供給し、金属膜
蒸着工程Aと銅めっき工程Bと下地層形成工程Cとプリ
プレグ材層形成工程Dを経由して、銅箔張基板畳合用中
間体3を作製し、そして、2つの銅箔張基板畳合用中間
体3を畳合工程Eに供給して銅箔張基板畳合用中間体3
上のプリプレグ材層35を完全硬化させることにより、
銅箔張基板4を製造した。即ち、この実施例はまず銅箔
張基板畳合用中間体3を製造した。この銅箔張基板畳合
用中間体3の製造方法は、図2〜図4のように、主とし
て、スパッタリング法により、前記供給した樹脂含浸ガ
ラス繊維からなる絶縁性のキャリア板31の1表面31
1上に仲介層としてのほぼ1μmの厚さのアルミニウム
層からなる金属膜32を形成する金属膜蒸着工程Aと、
金属膜32を形成した表面に更にめっきによってほぼ6
μm(1/6OZ)銅めっき膜33を形成する銅めっき
工程Bと、銅めっき膜33を形成した表面に、所定の厚
さの液体の樹脂を塗布してから、略180℃の加熱によ
り、完全硬化させて基板の予定の厚さの半分以下の下地
層34を形成する下地層形成工程Cと、下地層34の表
面に、硬化後下地層34と合わせて基板の予定厚さの半
分になる量前記液体の樹脂を塗布してから、略150℃
の加熱により、不完全硬化の所定の厚さのプリプレグ材
層35を形成するプリプレグ材層形成工程Dとからなっ
た。
【0018】金属膜蒸着工程Aを更に詳しく説明する
と、化学洗浄剤でキャリア板31の表面311に付着し
ている汚れや不潔物を除去するように洗浄する表面洗浄
ステップA−1と、キャリア板31の表面311と金属
膜32との間の結合力を強化するために、硫酸により、
前記洗浄したキャリア板31の表面311をエッチング
して粗面化させるざら付き加工ステップA−2と、前記
キャリア板の前記粗面化させた表面311にスパッタリ
ング法により、前記ほぼ1μmの厚さのアルミニウム層
からなる金属膜32を形成する金属膜形成ステップA−
3とからなった。即ち、本製造例は、金属膜蒸着工程A
と銅めっき工程Bと前記下地層形成工程と前記プリプレ
グ材層形成工程を経由して、図4のように、樹脂含浸ガ
ラス繊維からなる絶縁性のキャリア板31と、キャリア
板31面に被覆したほぼ1μmの厚さのアルミニウム層
(金属膜32)と、前記アルミニウム層の面上に被覆し
たほぼ6μm(1/6OZ)の銅めっき膜33と、銅め
っき膜33面に被覆した所定の厚さの下地層34と、下
地層34面に被覆した所定の厚さのプリプレグ材層35
とからなる銅箔張基板畳合用中間体3を製作した。
【0019】下記の畳合工程Eを容易にさせるために、
前記の工程は、プリプレグ材層35が完全硬化して他の
部分と合わせてなる基板自体の引っ張り強度が該基板の
銅めっき膜33に対する結合力より大であり、前記基板
の銅めっき膜33に対する結合力が金属膜32のキャリ
ア板面31に対する結合力より大であり、金属膜32の
キャリア板面31に対する結合力が銅めっき膜33の金
属膜32に対する結合力より大であるように製造した。
【0020】そして、畳合工程Eは、図5に示すよう
に、銅箔張基板畳合用中間体3を2枚もって、それぞれ
のプリプレグ材層35、35が形成してある表面を対面
させてから、加熱下において、2つの銅箔張基板畳合用
中間体3、3を真空引きしながら前記2つの銅箔張基板
畳合用中間体3を畳合し、そして、加熱加圧下におい
て、前記2つの銅箔張基板畳合用中間体3、3それぞれ
のプリプレグ材層35、35を基板44として一体に結
合させると共に硬化させ、そして、冷却した後、前記2
つの銅箔張基板畳合用中間体3それぞれの前記仲介層と
しての金属膜32と共に、上下2つのキャリア板31を
除去して、図6のように、銅箔張基板4を作製した。即
ち、本製造例は、前記過程を経由して、図6のように、
基板44と、基板44の2面にそれぞれ被覆したほぼ6
μm(1/6OZ)の銅箔43とからなる銅箔張基板4
を製作した。前記製作した銅箔張基板4の表面銅箔43
を検査した結果、完璧で、なんらの皺や破裂、きずもな
かった。
【0021】
【発明の効果】前記のように、本発明の銅箔張基板の畳
合製造方法及びそれに用いられる銅箔張基板畳合用中間
体によると、厚さ6μm以下乃至1μm以下の薄い銅箔
層と極薄の基板を有する銅箔張基板を提供することがで
きる上、前記製造方法中の銅箔は形成から基板への張付
けまでの過程における搬送中及び圧着施工中の取り扱い
においても、媒体としての平板状のキャリア板の支持及
び保護を受けるので、薄くても、折られたり引っ張られ
たりして皺や破裂を生じることを避けることができる。
【0022】以上説明した実施の形態は、あくまでも本
発明の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてな
されたものであり、本発明はそうした具体例に限定して
狭義に解釈されるものではなく、本発明の精神とクレー
ムに述べられた範囲で、いろいろと変形して実施できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の銅箔張基板の製造フローチャートであ
る。
【図2】本発明の銅箔張基板畳合用中間体を作製する場
合の説明図である。
【図3】本発明の銅箔張基板畳合用中間体を作製する場
合の説明図である。
【図4】本発明の銅箔張基板畳合用中間体を作製する場
合の説明図である。
【図5】前記銅箔張基板畳合用中間体によって銅箔張基
板を作製する場合の側面図である。
【図6】前記銅箔張基板済みの側面図である。
【図7】従来の銅箔の製造装置の断面図である。
【図8】従来の銅箔張基板は、パターンエッチング工程
において、エッチングが不均一になる状態の断面図であ
る。
【図9】従来の銅箔張基板は、レーザーで穴開けを行う
場合、基板を溶融したり、酸化したりし、穴径を大きく
開ける状態の断面図である。
【符号の説明】
A 金属膜蒸着工程 A−1 表面洗浄ステップ A−2 ざら付き加工ステップ A−3 金属膜形成ステップ B 銅めっき工程 C 下地層形成工程 D プリプレグ材層形成工程 31 キャリア板 311 表面 32 金属膜 33 銅めっき膜 34 下地層 35 プリプレグ材層 3 銅箔張基板畳合用中間体 43 銅箔 44 基板 4 銅箔張基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AB01B AB17C AT00A BA04 BA07 BA21 DH01D EH66B EH71C EJ08D GB43 JK01 JL01 4F204 AA36 AD03 AD08 AD16 AD20 AD30 AD32 AD35 AG01 AG03 AH36 FA01 FB01 FB11 FF05 FG01 FG02 FH21 FN15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの平板状のキャリア板それぞれの1
    表面に銅膜を形成してから、基板を構成するためのプリ
    プレグ材層を被覆形成し、そして、前記2つのプリプレ
    グ材層を有する表面を対面させて、加熱下にて圧力を調
    整することにより、前記2つのキャリア板上の銅膜の面
    上の前記プリプレグ材層を互いに結合させて基板とする
    と共に、前記2つのキャリア板上の銅膜を前記基板を挟
    んで畳合させながら、前記2つのキャリア板から離脱さ
    せて銅箔張基板を形成することを特徴とする銅箔張基板
    の畳合製造方法。
  2. 【請求項2】 前記平板状のキャリア板は非金属材製で
    あり、 且つ、前記平板状のキャリア板の表面への銅膜の形成
    は、蒸着法によって前記キャリア板の前記表面上に仲介
    層としての金属膜を形成する金属膜蒸着工程と、めっき
    により、前記形成した金属膜面上に銅めっき膜を形成す
    る銅めっき工程とで行うことを特徴とする請求項1に記
    載の銅箔張基板の畳合製造方法。
  3. 【請求項3】 前記プリプレグ材層の被覆形成は、前記
    キャリア板の前記銅膜を形成した表面に、絶縁性樹脂を
    主成分とする液体の基板構成用材を塗布してから、加熱
    により、不完全硬化のプリプレグ材層を形成するプリプ
    レグ材層形成工程で行うことを特徴とする請求項1に記
    載の銅箔張基板の畳合製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金属膜蒸着工程は、 前記キャリア板の前記表面を洗浄する表面洗浄ステップ
    と、 前記洗浄したキャリア板の前記表面を粗面化させるざら
    付き加工ステップと、 前記キャリア板の前記粗面化させた表面上に物理蒸着
    (PVD)法によって前記金属膜を形成する金属膜形成
    ステップとからなることを特徴とする請求項2に記載の
    銅箔張基板の畳合製造方法。
  5. 【請求項5】 前記プリプレグ材層形成工程の直前に
    は、更に、 前記キャリア板の前記銅膜を形成した表面に、前記基板
    構成用材を塗布してから、加熱により、完全硬化にさせ
    て前記プリプレグ材層の下地層を形成する下地層形成工
    程を有することを特徴とする請求項3に記載の銅箔張基
    板の畳合製造方法。
  6. 【請求項6】 2つの平面を有する平板状のキャリア板
    と、物理蒸着によって前記平板状のキャリア板の2つの
    平面の一つに被覆した金属膜と、めっきによって前記金
    属膜の面上に被覆した銅めっき膜と、前記銅めっき膜の
    面上に形成し、少なくともその表面の部分がプリプレグ
    材層となる基板構成用材とからなり、且つ、前記基板構
    成用材の表面の部分のプリプレグ材層が完全硬化して他
    の部分と合わせてなる基板自体の引っ張り強度が該基板
    の前記銅めっき膜に対する結合力より大であり、前記基
    板の前記銅めっき膜に対する結合力が前記金属膜の前記
    キャリア板面に対する結合力より大であり、前記金属膜
    の前記キャリア板面に対する結合力が前記銅めっき膜の
    前記金属膜に対する結合力より大であることを特徴とす
    る銅箔張基板畳合用中間体。
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