JP2003153951A - 紙おむつの止着構造および紙おむつ - Google Patents

紙おむつの止着構造および紙おむつ

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JP2003153951A JP2001356243A JP2001356243A JP2003153951A JP 2003153951 A JP2003153951 A JP 2003153951A JP 2001356243 A JP2001356243 A JP 2001356243A JP 2001356243 A JP2001356243 A JP 2001356243A JP 2003153951 A JP2003153951 A JP 2003153951A
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剛之 塩見
Tomotsugu Matsui
智嗣 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より着脱作業が容易であって、且つ人体に紙
おむつ本体を好適に固定させることができる紙おむつの
止着構造、および紙おむつを提供する。 【解決手段】 紙おむつ本体1の背側部3の両側縁部3
2,32に設けられる止着テープ6,6を、第1テープ
部61と、第2テープ部62とで構成する。第1テープ
部61の基端部を、背側部3の側縁部32において、胴
周り部9a側の位置32aに固定し、第2テープの基端
部を、側縁部32において脚周り部5側の位置32bに
固定する。第1テープ部61は背側部3の胴周り部9a
と略平行に延出させる。また第2テープ62部は胴周り
部9aに向かって傾斜するように延出させて第1テープ
部61の先端部63に固着させ、先端部63に止着部材
7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙おむつに備えら
れる止着構造、および紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、紙おむつ50
は、透液性シート51aと不透液性シート(図示略)と
の間に高吸収性ポリマーなどで形成された吸収体(図示
略)を介装させて構成される紙おむつ本体51と、紙お
むつ本体51を人体に装着させる際に使用する、止着テ
ープ56および被着テープ58とからなる止着構造を備
えて構成されている。紙おむつ本体51は、両側に脚周
り部52が形成され、脚周り部52の間が股下部53と
なっており、更に股下部53を挟んだ一方の側が腹側部
54、他方が背側部55となっている。この紙おむつ本
体51の腹側部54の端部54aと、背側部55の端部
55aとは、装着時に装着者の胴周り部分となる。
【0003】紙おむつ50装着時に使用される止着テー
プ56,56…は、図5のように、紙おむつ本体51の
背側部55の側部55bから突出するように設けられ
る。止着テープ56,56…の先端部には、例えば面フ
ァスナーの一方の止着要素からなる止着部材57が設け
られる。一方、紙おむつ本体51の腹側部54には、止
着部材57,57が着脱自在な被着テープ58として、
例えば面ファスナーの他方の止着要素等の被着部材が取
り付けられる。紙おむつ50が装着される際には、人体
の腰部で、紙おむつ本体51の背側部55の側部55b
と、腹側部54の側部54bとが、止着テープ56,5
6…と被着テープ58とで固定される。
【0004】ところで、特に大人用の紙おむつ50の場
合には、装着時に、胴周り部分と脚周り部分とが、それ
ぞれ弛みや窮屈さ等がなく固定されることが望ましい。
そこで、止着テープ56,56...を、背側部55の側
部55b,55bにおいて、胴周り部付近と、脚周り部
52近傍との2箇所、すなわち左右両側部に合計4本設
けることにより、人体に適切に固定することができるよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような紙
おむつ50では、人体への着脱作業において、4本の止
着テープ56,56...を止着したり取り外したりしな
ければならず、大変手間が掛かってしまうという問題点
があった。
【0006】本発明の課題は、より着脱作業が容易であ
って、且つ紙おむつを人体に好適に固定させることがで
きる紙おむつの止着構造、および該止着構造を利用した
紙おむつを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図1または図2に示
すように、紙おむつ本体(1)の背側部(3)の両側縁
部(側縁部32,32)に設けられる止着部(止着テー
プ6)と、前記紙おむつ本体の腹側部(2)に設けら
れ、前記止着部材と着脱自在な被着部(被着テープ8)
と、脚周り(脚周り部5)と、胴周り(胴周り部9,9
a,9b)と、を有し、前記止着部が前記被着部に止着
されて人体に取り付けられる紙おむつ(10)の止着構
造において、前記止着部は、前記紙おむつ本体の背側部
の両側縁部のそれぞれに一つずつ配され、該止着部の基
端部は、前記紙おむつ本体の胴周りを形成する開口縁側
(胴周り部9)と、脚周り(脚周り部5)側と、のそれ
ぞれに固定されていることを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、止着部
は、紙おむつ本体の背側部の両側縁部のそれぞれに一つ
ずつ配されるとともに、止着部の基端部は、紙おむつ本
体の胴周りを形成する開口縁側と、脚周り側とに固定さ
れる。従って、紙おむつを装着させる際、着用者の両脇
腰部のそれぞれにおいて止着部を1箇所ずつ、合計2箇
所止着させれば、紙おむつの胴周りと脚周りの固定を行
うことができ、弛みや窮屈さ等を感じることなく紙おむ
つの装着作業を容易且つ確実に行うことができる。ま
た、紙おむつを着用者から外す際も、止着部を2箇所外
せば紙おむつの固定を解くことができ、作業が容易とな
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の紙おむつの止着構造において、前記止着部は、前記基
端部から該止着部の先端部(63)にかけて幅が狭くな
るように形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、基端部から先端部にかけて幅が狭くなるよう形成さ
れることによって、止着部の先端部が指先で摘み易くな
るので、紙おむつの着脱作業がより一層容易となり好適
である。また、止着部をより小さく形成することができ
るので、コストダウンが図れる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の紙おむつの止着構造において、前記止着部の胴周り側
の縁部(第1テープ部61,261)は、前記紙おむつ
本体の胴周りと略平行に形成され、前記止着部の脚周り
側の縁部(第2テープ部62,262)は、前記紙おむ
つ本体の脚周りから胴周りに向かって傾斜するように形
成されていることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、止着部の
胴周り側の縁部が紙おむつ本体の胴周り部と略平行に形
成されているので、紙おむつを人体に装着させた際、胴
周りを形成する開口縁側を人体に好適に固定させること
ができる。また、止着部の下部側の縁部は、脚周りから
胴周りに向かって傾斜するように形成されているので、
装着時に紙おむつ本体を上方に引き上げるようにして止
着部で固定することができる。従って、紙おむつ本体の
胴周りおよび脚周りをともに好適に固定させることがで
きる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3のいずれかに記載の紙おむつの止着構造において、前
記止着部は、前記基端部側が、第1テープ部(61)と
第2テープ部(62)とに分岐した構造となっており、
前記第1テープ部は、前記紙おむつ本体の胴周り側に固
定され、前記第2テープ部は、前記紙おむつ本体の脚周
り側に固定されることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
または3に記載の発明と同様の効果を奏することは無論
のこと、止着部は、基端部側が胴周り側に固定される第
1テープ部と、基端部が紙おむつ本体の脚周り側に固定
される第2テープ部とに分岐しているので、紙おむつの
装着作業時に、紙おむつ本体の胴周りと脚周りとを別個
に引っ張ることができるので、窮屈さ等を容易に調節す
ることができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の紙おむつの止着構造において、前記第2テープ部の弾
性率は、前記第1テープ部の弾性率よりも大きいことを
特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、紙おむつ本
体の胴周りは、第1弾性部材によって弛みや窮屈さのな
い好適な状態で固定される一方、紙おむつの脚周りは、
第1弾性部材よりも弾性率の大きい第2弾性部材で固定
されることにより、着用者の脚の動きによって紙おむつ
の脚周り部が弛んだりずれたりすることを防ぐことがで
きる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の止着構造を備える紙おむつ(10)で
ある。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、紙おむつ
本体の背側側縁部のそれぞれに設けられる止着部の合計
2箇所を、紙おむつ本体腹側の被着部に対して止着させ
るだけで、紙おむつを人体に装着させることができ、ま
た紙おむつの胴周りおよび脚周りを好適に固定させるこ
とができる。従って、着脱作業が容易であるとともに、
人体に好適に装着させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一例としての紙お
むつ10の斜視図であって、図2は紙おむつ10の展開
図(使用時に人体に接触させる側を示す)である。紙お
むつ10は、紙おむつ本体1と、止着テープ6,6(止
着部)と、被着テープ8(被着部)とを備えている。
【0020】紙おむつ本体1は、人体との接触面側に設
けられる透液性の不織布からなるトップシート1aと、
装着時に外部側に設けられる不透液性のバックシート1
bと、トップシート1aとバックシート1bとの間に介
装される吸収体(図示略)とにより主に構成される。紙
おむつ本体1は、人体の股部を腹側から背側にかけて覆
うように、一方の端部に腹側部2が形成され、他方の端
部に背側部3が形成されている。また、腹側部2と背側
部3との間が股下部4となっている。股下部4の両側方
は内側に凹むように形成され、装着された際に着用者の
脚周りを形成する脚周り部5,5となっている。背側部
3の側縁部32の股下部4側端部は、脚周りの一部を形
成している。この側縁部32における脚周りの位置を3
2bとする。
【0021】紙おむつ本体1の腹側部2の端部21と、
背側部3の端部31とは、紙おむつ10が人体に装着さ
れた際に、胴周りを形成するようになっている。紙オム
ツ本体1において、着用者の胴周り(ウエスト)に略対
応するラインを胴周り部9(背側部3の胴周り部を9
a、腹側部2側の胴周り部を9b)とする。図2におい
ては、胴周り部9a,9bはそれぞれ端部31,21に
略沿う形状であるが、胴周り部9a,9bは紙オムツ本
体1の端部の形状に拘らず、使用時の着用者の胴周りに
略対応するラインを意味する。
【0022】止着テープ6,6は、紙おむつ本体1の背
側部3の両側の側縁部32,32からそれぞれ側方に突
出するように設けられる。止着テープ6,6は、第1テ
ープ部61と、第2テープ部62と、止着部材7とによ
り構成されている。
【0023】第1テープ部61は、ゴム等の弾性部材
(第1弾性部材)で形成され、その基端部は紙おむつ本
体1の背側部3の側縁部32において、胴周り部9aに
略相当する位置32a(紙おむつ本体の胴周りを形成す
る開口縁側)に固定されている。そして第1テープ部6
1は、胴周り部9aと略平行となるように、側方に向か
って延出している。
【0024】一方、第2テープ部62は、第1弾性部材
よりも弾性率の大きい弾性部材(第2弾性部材)形成さ
れ、その基端部は背側部3の側縁部32において、略脚
周りの位置32b(脚周り側)に固定されている。第2
テープ部62は、背側部3の胴周り部9aに向かって傾
斜しながら側方に延出しており、その先端部は第1テー
プ部61の先端部まで達し、第1テープ部61にホット
メルト等のヒートシールで固着されている。このように
第1テープ部61と第2テープ部62とが合流して形成
される先端部63は、指先で摘み易い程度の幅となって
いる。止着テープ6,6は、このように第1テープ部6
1と第2テープ部62とで形成されることにより、基端
部側が分岐した構成となっており、また基端部から先端
部63にかけて幅が狭くなる形状となっている。
【0025】第1テープ部61と、第2テープ部62と
が固着されて形成された先端部63には、止着部材7が
設けられている。この止着部材7は、例えば面ファスナ
ーの一方の係止要素や、粘着テープ等によって構成され
る。
【0026】また、紙おむつ本体1の腹側部2の外部側
(前述のバックシート側)には、止着テープ6の止着部
材7を着脱自在に止着させる被着部が備えられた被着テ
ープ8が設けられている。被着部は、例えば、止着部材
7が面ファスナーの一方の止着要素で形成される場合
は、当該面ファスナーの他方の止着要素によって形成さ
れ、また止着部材7が粘着テープ等の場合は、該粘着テ
ープが着脱自在なフィルム等で形成される。これらの止
着テープ6,6と、被着テープ8とにより、紙おむつ1
0の止着構造が構成される。
【0027】紙おむつ10は、股下部4を着用者の両脚
の間に挟み、腹側部2と背側部3とを着用者の腹部と背
部とにそれぞれ当てるようにして、止着テープ6,6の
止着部材7,7を被着テープ8に止着させることによ
り、人体に装着される。止着テープ6,6を被着テープ
8に止着させると、紙おむつ本体1の胴周り部9は、第
1テープ部61によって引っ張られ、また紙おむつ本体
1の脚周り部5,5は、第2テープ部62によって胴周
り部9方向に引き上げられ、止着部材7によって固定さ
れる。
【0028】従って、以上の紙おむつの止着構造によれ
ば、紙おむつ本体1の2箇所に設けられている止着テー
プ6,6を止着させることで、紙おむつ本体1の胴周り
部9と脚周り部5,5とを固定することができ、また2
箇所の止着部材7,7の止着を外せば、紙おむつ10を
取り外すことができるので、紙おむつ10の着脱作業を
容易に行うことができる。また、装着時、第1テープ部
61と第2テープ部62の引っ張り具合を調整しながら
止着テープ6を止着させれば、胴周り部9と脚周り部
5,5の固定の窮屈さを調節しながら紙おむつ本体1を
人体に固定できるので、紙おむつ1を好適に装着させる
ことができる。
【0029】さらに、止着テープ6は、基端部から先端
部63にかけて第1テープ部61と第2テープ部62と
によるテープ幅が狭くなるように形成されており、止着
テープ6の先端部は指先で摘み易い程度の幅となってい
るので、紙おむつ10の着脱作業はより一層容易とな
る。加えて、第1テープ部61が紙おむつ本体1の胴周
り部9と略平行に形成され、また第2テープ部62は、
脚周り部5から胴周り部9方向に傾斜するように側方に
延出して形成されているので、紙おむつ10の胴周り部
を人体にフィットさせるとともに、脚周り部5,5を上
方に引き上げるようにして紙おむつ本体1を固定できる
ので、脚周りの動きにも対応した固定ができ好適であ
る。
【0030】また第1テープ部61は第1弾性部材によ
って、また第2テープ部62は第2弾性部材によって固
定されるので、紙おむつ10は、胴周り部が弛みやきつ
さのない好適な状態で固定できる一方、脚周り部分は、
第1弾性部材よりも弾性率の大きい第2弾性部材で固定
されるので、着用者の脚の動きによって紙おむつ10の
脚周り部5,5が弛んだりずれたりすることを防ぐこと
ができる。
【0031】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、止着テープは不織布等と弾
性体(ゴム等)とを組み合わせて形成してもよい。ま
た、止着テープは、弾性部材を設けず不織布やフィルム
等で形成してもよく、またトップシートとバックシート
の少なくとも一方を形成するシートを延出させて、止着
部を形成させるようにしてもよい。さらに、第1テープ
部と第2テープ部の一方にのみ弾性部材を設けてもよ
く、或いは第1テープ部と第2テープ部とを一つの部材
で形成してもよい。加えて、図3(a)のように、止着
テープ160の第1テープ161と第2テープ162と
を先端部に向かってテーパ状となるように形成してもよ
く、それぞれの傾斜角度も適宜変更可能である。
【0032】また止着テープは、基端部の上端部が紙お
むつ本体の胴周り部に固定され、また下端部が脚周り部
に固定されていれば、一つの面テープで構成することも
可能である。例えば図3の(b)〜(d)のように、面
テープの基端部を幅広く形成し、紙おむつ本体の側縁部
において胴周り部から脚周り部に亘って固定して、側方
に延出させてもよい。
【0033】このような面テープで構成される止着テー
プにおいて、例えば図3(b)の止着テープ260よう
に、胴周り部209側の縁部261を紙おむつ本体20
1の胴周り部209と略平行に形成し、脚周り部側の縁
部262を紙おむつ本体201の脚周り部205から胴
周り部209方向に傾斜するように形成し、先端部を指
先で摘み易い程度の幅に(基端部から先端部にかけて幅
が狭くなるように)形成すれば、先端部を摘んで面テー
プを着脱させることが容易であり、且つ紙おむつ本体2
01の胴周り部209と脚周り部205とを好適に固定
することができる。また図3(c)の止着テープ360
ように、胴周り部側の縁部361と脚周り部側の縁部3
62とを、先端部に向かってテーパ状となるように形成
してもよく、これらの縁部の傾斜角度も変更可能であ
る。
【0034】また図3(d)のように、紙おむつ本体4
01に固定される基端部から先端部にかけて、幅が略一
様な面テープからなる止着テープ460を設けてもよ
い。このような止着テープ460においても、紙おむつ
本体401の胴周り部409近傍の基端部と、脚周り部
405近傍の基端部に対する先端部の引っ張り具合を調
節しながら被着テープに止着させることで、紙おむつ本
体401の脚周り部405と胴周り部409とのきつさ
や弛さを調節でき、紙おむつを人体に好適に装着させる
ことができる。
【0035】この図3(b)〜(d)のような面テープ
は、例えば不織布や樹脂製フィルム等で形成し、先端部
163,263,363に止着部材107,207,3
07,407を設ければよい。また、面テープに、胴周
り部近傍の基端部から先端部にかけて弾性部材(第1弾
性部材)を設ける、或いは脚周り部近傍の基端部から先
端部にかけて弾性部材(第2弾性部材)を設ける等でも
よく、さらに、第1弾性部材よりも第2弾性部材の弾性
率を大きくするなども勿論可能である。
【0036】また、本実施の形態においては、止着部材
を止着テープ(止着部)の先端部にのみ設けているが、
例えば図4(a)に示すように、止着部材107’を止
着テープの全体(第1テープ部161と第2テープ部1
62の全体)に亘って設けてもよい。或いは、図4の
(b)に示すように、止着部材を一つの面テープで形成
した止着部(止着テープ)において、ウエストラインの
延長線上と、脚周り部105,205,305の延長線
上と、に沿うように設けてもよい。さらに、図4(c)
のように、テーパ状の止着部において、止着部材30
7’を、胴周り側基端部と脚周り側基端部とのそれぞれ
から、先端部363にかけて設けるようにしてもよい。
【0037】また止着テープを、面ファスナーや粘着テ
ープ等の、止着部材自体で形成してもよい。さらに被着
部は、被着テープの全体に設けてもよく、一部でもよ
い。加えて、止着部材として面ファスナーを設け、紙オ
ムツ本体のバックシートを面ファスナーが着脱自在な不
織布等で形成すると、止着部材をバックシート上のいず
れの位置でも止着可能にすることができる。このように
形成すれば、止着の自由度が増し好適である。また、こ
の紙おむつの止着構造を、幼児用、大人用のいずれの紙
おむつに設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、止着部
は、紙おむつ本体の背側部の両側縁部のそれぞれに一つ
ずつ配されるとともに、止着部の基端部は、紙おむつ本
体の胴周りを形成する開口縁側と、脚周り側とのそれぞ
れに固定される。従って、紙おむつを装着させる際、着
用者の両脇腰部のそれぞれにおいて止着部を1箇所ず
つ、合計2箇所止着させれば、紙おむつの胴周りと脚周
りの固定を行うことができ、弛みや窮屈さ等を感じるこ
となく紙おむつの装着作業を容易且つ確実に行うことが
できる。また、紙おむつを着用者から外す際も、止着部
を2箇所外せば紙おむつの固定を解くことができ、作業
が容易となる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、止着部の基端部から先端部にかけて幅が狭くなるよ
う形成されることによって、先端部が指先で摘み易くな
るので、紙おむつの着脱作業がより一層容易となり好適
である。また、止着部をより小さく形成することができ
るので、コストダウンが図れる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、止着部の
胴周り側の縁部が紙おむつ本体の胴周りと略平行に形成
されているので、紙おむつを人体に装着させた際、胴周
りを人体に好適に固定させることができる。また、止着
部の下部側の縁部は、脚周り側から胴周り側に向かって
傾斜するように形成されているので、装着時に紙おむつ
本体を上方に引き上げるようにして止着部で固定するこ
とができる。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、止着部
は、基端部側が胴周り側に固定される第1テープ部と、
基端部が紙おむつ本体の脚周り側に固定される第2テー
プ部とに分岐しているので、紙おむつの装着作業時に、
紙おむつ本体の胴周りと脚周りとを別個に引っ張ること
ができ、窮屈さ等を容易に調節することができる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、紙おむつ本
体の胴周りは、第1弾性部材によって弛みや窮屈さのな
い好適な状態で固定される一方、紙おむつの脚周り部
は、第1弾性部材よりも弾性率の大きい第2弾性部材で
固定されることにより、着用者の脚の動きによって紙お
むつの脚周り部が弛んだりずれたりすることを防ぐこと
ができる。
【0043】請求項6に記載の発明によれば、紙おむつ
本体の背側側縁部のそれぞれに設けられる止着部の合計
2箇所を、紙おむつ本体腹側の被着部に対して止着させ
るだけで、紙おむつを人体に装着させることができ、ま
た紙おむつの胴周り部および脚周り部を好適に固定させ
ることができる。従って、着脱作業が容易であるととも
に、人体に好適に装着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した紙おむつの斜視図である。
【図2】図1の紙おむつの展開図である。
【図3】本発明を適用した紙おむつの止着構造の他の例
を示す図である。
【図4】本発明を適用した紙おむつの止着構造の他の例
を示す図である。
【図5】従来の紙おむつの展開図である。
【符号の説明】
1,101,201,301,401 紙おむつ本体 2 腹側部 3,130,230,330,430 背側部 31 端部 32 側縁部 32a 位置(胴周りを形成する開口縁部側) 32b 位置(脚周り側) 5,105,205,305,405 脚周り部 6,160,260,360,460 止着テープ
(止着部) 61,161 第1テープ部 62,162 第2テープ部 63,163,263,363,463 先端部 7,107,207,307,407,107’,20
7’,307’止着部材 8 被着テープ(被着部) 9,109,209,309,409 胴周り部 9a 背側部の胴周り部 10 紙おむつ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BD01 BD08 4C098 AA09 CC07 CC14 CE07 CE08 CE17 DD10 DD22 DD23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙おむつ本体の背側部の両側縁部に設けら
    れる止着部と、 前記紙おむつ本体の腹側部に設けられ、前記止着部と着
    脱自在な被着部と、 脚周りと、胴周りと、を有し、 前記止着部が前記被着部に止着されて人体に取り付けら
    れる紙おむつの止着構造において、 前記止着部は、前記紙おむつ本体の背側部の両側縁部の
    それぞれに一つずつ配され、 該止着部の基端部は、前記紙おむつ本体の前記胴周りを
    形成する開口縁側と、前記脚周り側と、のそれぞれに固
    定されていることを特徴とする紙おむつの止着構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の紙おむつの止着構造にお
    いて、 前記止着部は、前記基端部から該止着部の先端部にかけ
    て幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする
    紙おむつの止着構造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の紙おむつの止着構造にお
    いて、 前記止着部の胴周り側の縁部は、前記紙おむつ本体の胴
    周りと略平行に形成され、 前記止着部の脚周り側の縁部は、前記紙おむつ本体の脚
    周りから胴周りに向かって傾斜するように形成されてい
    ることを特徴とする紙おむつの止着構造。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の紙おむつの止着
    構造において、 前記止着部は、前記基端部側が、第1テープ部と第2テ
    ープ部とに分岐した構造となっており、 前記第1テープ部は、前記紙おむつ本体の胴周り側に固
    定され、 前記第2テープ部は、前記紙おむつ本体の脚周り側に固
    定されることを特徴とする紙おむつの止着構造。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の紙おむつの止着構造にお
    いて、 前記第2テープ部の弾性率は、前記第1テープ部の弾性
    率よりも大きいことを特徴とする紙おむつの止着構造。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の止着構造
    を備える紙おむつ。
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