JPH10295727A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JPH10295727A
JPH10295727A JP9113212A JP11321297A JPH10295727A JP H10295727 A JPH10295727 A JP H10295727A JP 9113212 A JP9113212 A JP 9113212A JP 11321297 A JP11321297 A JP 11321297A JP H10295727 A JPH10295727 A JP H10295727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
diaper
fastener
base material
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP9113212A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Shimoe
成明 下江
Kazuaki Onishi
和彰 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP9113212A priority Critical patent/JPH10295727A/ja
Publication of JPH10295727A publication Critical patent/JPH10295727A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨ておむつの胴周り方向に弾性伸縮性を
有するテープファスナの不用意な剥れを防止する。 【解決手段】 使い捨ておむつの側縁部から外方へ延出
して胴周り方向へ延びる弾性伸縮性のテープファスナ2
1が、弾性素材の賦型品であるテープ基材20と、基材
20内面24に形成された止着手段28とによって構成
される。この基材20は内面24が平滑に、かつ、おむ
つ側縁部から延出する先端部23が残余の部分よりも厚
く形成され、該先端部23の内面24に止着手段28が
存在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨ておむつ
に関し、より詳しくは、胴周り側縁部から外側へ弾性伸
縮性のファスナが延出している前記おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、後胴周り域の側縁部から外側へ延
出するテープファスナを前胴周り域の外面に取り外し可
能に止着することにより、前後胴周り域を連結して着用
する使い捨ておむつは周知である。かかるファスナがそ
の延出する方向へ、すなわちおむつを着用したときの胴
周り方向へ弾性伸縮性を有しているテープ素材を使用し
たものである使い捨ておむつもまた周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テープが弾性伸縮性の
ものであるファスナは、テープ先端部を摘持して胴周り
方向へ引っ張ったときに、摘持した部分に応力が集中し
てその部分の近傍が特に伸長し易い。ところが、テープ
先端部には止着手段、例えば粘着域が形成されているこ
とがあり、当該粘着域が伸長下に止着されると、止着後
に粘着域自体が収縮する方向へ動き、止着した粘着域が
不用意に剥れることの一因となる。
【0004】そこで、この発明は、止着後の伸縮性テー
プファスナが不用意に剥れることがないようにすること
を課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、
不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸
液性コアとを有し、前後の長手方向が前胴周り域と、後
胴周り域と、これら両胴周り域間に位置する股下域とに
よって構成され、前記前後胴周り域のうちの一方の側縁
部から外側へテープ状ファスナが延出している使い捨て
おむつである。
【0006】かかる前提において、この発明が特徴とす
るところは、前記テープ状ファスナが、前記延出方向に
弾性伸縮性を有するテープ基材と、該基材の内面側に形
成されていて、前記前後胴周り域のうちのもう一方の外
面に対して着脱可能な止着手段とによって構成されてお
り、前記テープ基材が、弾性伸縮性素材の賦型品であっ
て、前記内面側が平滑に、かつ、前記延出方向先端部が
残余の部分よりも厚みが厚く形成されていて、該先端部
内面側の少なくとも一部分に前記止着手段が存在してい
ること、にある。
【0007】この発明の好ましい実施態様において、前
記テープファスナが前記先端部とは反対側の基端部にお
いて前記おむつの外面に取り付けられていて、該基端部
が、該基端部と前記先端部との間に位置する中間部より
も厚く形成されていることがある。
【0008】また、実施態様の一つにおいて、前記テー
プファスナの外面が、前記延出方向への伸長性を有する
不織布によって被覆されていることがある。
【0009】さらにはまた、前記先端部の厚みが、前記
反対側の基端部と前記先端部との間に位置する中間部の
厚みの3倍以上10倍以下の範囲にあり、前記中間部の
50%伸長時の応力が1.5〜4.0kg/20mm幅
となることがある。
【0010】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明
に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとお
りである。
【0011】図1に部分破断斜視図で示された着用状態
にある使い捨ておむつは、透液性表面シート2と、不透
液性裏面シート3と、吸液性コア4とを有し、前後の長
手方向が前胴周り域6と、後胴周り域7と、これら両胴
周り域6,7間に位置する股下域8とによって構成され
ている。前後胴周り域6,7それぞれは、おむつの側方
へ延びる前後のウイング部分11,12を有しており、
おむつが着用状態にあるときに両ウイング部分11,1
2は、前胴周り域6のそれを内側にして重なり合い、テ
ープファスナ21を介して連結され、胴周り開口13と
左右一対の脚周り開口14とを形成している。後胴周り
域7における胴周り開口13の縁部と、股下域8におけ
る脚周り開口14の縁部とには、複数条の胴周り弾性部
材16と複数条の脚周り弾性部材17とが配設されてい
る。これら弾性部材16,17は、表裏面シート2,3
間に位置していて、少なくとも一方のシートの内面に伸
長状態で止着している。
【0012】テープファスナ21は、後胴周り域7の側
縁部、すなわち後ウイング部分12の縁部12Aから胴
周り方向外方へ延出しているもので、後記基端部22が
その内面において後ウイング部分12の外面に剥離する
ことがないように取り付けられている。一方、外方へ延
出する先端部(自由端部)23とその近傍とがそれらの
内面において前胴周り域6の外面に剥離可能に止着して
いる。
【0013】図2は、テープファスナ21の斜視図であ
って、後胴周り域7の後ウイング部分12の一部が仮想
線で示されている。ファスナ21は、ゴム、合成ゴム、
エラストマー等の弾性材料の賦型品であるテープ状の基
材20と、基材20の内面24に形成された止着手段で
ある後記第2粘着剤28とによって構成されている。基
材20は、内面24が平坦に形成される一方、外面26
は少なくとも自由端部23が残余の部分の厚みの3〜1
0倍の厚みとなるように隆起した状態にある。ファスナ
21は、基端部22の内面24が第1粘着剤27を介し
て後ウイング部分12の外面に取り付けられており、自
由端部23の内面24がそこに塗布されている第2粘着
剤28を介して前胴周り域6の外面に剥離可能に止着す
る。自由端部23は、その摘持が容易となるように先端
部分26を残して第2粘着剤28が塗布されている。ま
た、第2粘着剤28は、自由端部23から基端部22へ
向かう方向へ自由端部23を超えて塗布されている場合
(図2参照)と、自由端部23だけに塗布されている場
合とがある。
【0014】このように構成されたテープファスナ21
は、おむつを着用するときに、先端部分26が摘持され
て、矢印P方向、すなわち図1における胴周り方向へ引
っ張られると、基端部22と自由端部23との間に位置
する中間部31が主として伸長し、自由端部23と裏面
シート3に止着している基端部22とは殆ど伸長するこ
とがない。それゆえ、自由端部23の第2粘着剤28
は、非伸長状態で前胴周り域6に止着される。なお、第
2粘着剤28の前胴周り域6からの剥離を可能にするた
めに、必要であれば前胴周り域の所要域に離型剤が塗布
されることがある。
【0015】図3は、発明の一実施態様を示す図2と同
様の図面である。図示のテープファスナ21では、自由
端部23に加えて、基端部22もまた厚く形成されてお
り、これら両端部22,23の厚みが中間部31の厚み
の3〜10倍の範囲にある。ファスナ21の内面24
は、図2のそれと同じように構成されている。両端部2
2,23それぞれと中間部31との境界部分は、図示さ
れたように滑らかな斜面を形成しているから、この部分
で着用者の肌を刺激することがない。このような構成の
ファスナ21は、胴周り方向へ引っ張られたときに基端
部22もまた殆ど伸長することがないから、基端部22
が後ウイング部分12から一層剥離し難くなる。
【0016】この発明において使用されるテープファス
ナ21において、これを止着するときに伸長する中間部
31は、0.05〜0.5mmの厚みを有し、50%伸
長時の応力が1.5〜4.0kg/20mm幅のもので
あることが好ましい。
【0017】この発明に係るおむつにおいて、図2,3
のように構成されるテープファスナ21の第2粘着剤2
8は、剥離紙(図示せず)で被覆保護された状態で需要
者に供給される。また、ファスナ21は、第2粘着剤2
8をマジックテープ等の商品名で知られる一対のフック
部材とループ部材とからなるメカニカルファスナのうち
のいずれかの部材、好ましくは、フック部材に代えるこ
とができる。メカニカルファスナは、通常非伸長性のも
のであるから、特に厚く形成されている自由端部23の
内面に対してのみ接合することが好ましい。
【0018】テープファスナ21は、その外面に胴周り
方向への伸長を有する不織布を貼着して肌触りを布様に
することができる。
【0019】この発明に係る使い捨ておむつにおいて、
透液性表面シート2には不織布や開孔プラスチックフィ
ルムを使用することができ、不透液性裏面シート3には
プラスチックフィルムや、プラスチックフィルムと不織
布との積層品を使用することができる。吸液性コア4に
は、粉砕パルプや粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混
合物等を使用することができる。前後のウイング部分1
1,12は、表面シート2および/または裏面シート3
で形成することができる他に、表面シート2や裏面シー
ト3に接合した第3のシートをおむつの外方へ延出させ
て形成することもできる。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る使い捨ておむつは、テー
プファスナが伸縮性素材の賦型品であって、自由端部は
特に厚く形成されていて伸縮し難く、該端部内面に形成
された止着手段もまた伸縮し難いから、ファスナが伸長
状態にあっても止着手段は相手方に強固に止着してい
て、不用意に剥れることがない。
【0021】テープファスナの自由端部と基端部とが特
に厚く形成されている態様のおむつでは、該基端部のお
むつ側縁部に対する止着が一層強固になる。
【0022】テープファスナの外面を伸長性の不織布で
被覆する態様のおむつでは、該ファスナの外観を布様に
することができる。
【0023】テープファスナの自由端部が、該自由端部
と基端部との間の中間部の厚みに対して3〜10倍であ
って、前記中間部の50%伸長時の応力が1.5〜4.
0kg/20mm幅である態様のおむつでは、ファスナ
を使用する時に主としてその中間部を伸長させ、自由端
部を非伸長状態にしておくことが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】おむつの部分破断斜視図。
【図2】テープファスナの斜視図。
【図3】図2と異なる態様のテープファスナの斜視図。
【符号の説明】
2 表面シート 3 裏面シート 4 コア 6 前胴周り域 7 後胴周り域 8 股下域 20 基材 21 テープファスナ 22 基端部 23 先端部 24 内面 26 外面 28 止着手段(第2粘着剤)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透液性表面シートと、不透液性裏面シー
    トと、これら両シート間に介在する吸液性コアとを有
    し、前後の長手方向が前胴周り域と、後胴周り域と、こ
    れら両胴周り域間に位置する股下域とによって構成さ
    れ、前記前後胴周り域のうちの一方の側縁部から外側へ
    テープ状ファスナが延出している使い捨ておむつであっ
    て、 前記テープ状ファスナが、前記延出方向に弾性伸縮性を
    有するテープ基材と、該基材の内面側に形成されてい
    て、前記前後胴周り域のうちのもう一方の外面に対して
    着脱可能な止着手段とによって構成されており、 前記テープ基材が、弾性伸縮性素材の賦型品であって、
    前記内面側が平滑に、かつ、前記延出方向先端部が残余
    の部分よりも厚みが厚く形成されていて、該先端部内面
    側の少なくとも一部分に前記止着手段が存在しているこ
    とを特徴とする前記おむつ。
  2. 【請求項2】 前記テープファスナが前記先端部とは反
    対側の基端部において前記おむつの外面に取り付けられ
    ていて、該基端部が、該基端部と前記先端部との間に位
    置する中間部よりも厚く形成されている請求項1記載の
    おむつ。
  3. 【請求項3】 前記テープファスナの外面が、前記延出
    方向への伸長性を有する不織布によって被覆されている
    請求項1または2記載のおむつ。
  4. 【請求項4】 前記先端部の厚みが、前記反対側の基端
    部と前記先端部との間に位置する中間部の厚みの3倍以
    上10倍以下の範囲にあり、前記中間部の50%伸長時
    の応力が1.5〜4.0kg/20mm幅である請求項
    1〜3のいずれかに記載のおむつ。
JP9113212A 1997-04-30 1997-04-30 使い捨ておむつ Pending JPH10295727A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165831A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Three M Innovative Properties Co 使い捨ておむつファスナー用プラスティック基材およびファスナー
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020814