WO2005094751A1

WO2005094751A1 - ウエスト締結手段を有する着用物品

Info

Publication number: WO2005094751A1
Application number: PCT/JP2005/006125
Authority: WO
Inventors: Toshifumi Otsubo
Original assignee: Uni-Charm Co., Ltd.
Priority date: 2004-03-31
Filing date: 2005-03-30
Publication date: 2005-10-13
Also published as: CN100506198C; US20050222551A1; TWI265020B; JP2005287821A; MY139841A; JP4515802B2; KR20070003960A; CN1937985A; TW200534835A; KR100801948B1; US7524314B2

Abstract

　着用物品の着用中におけるずれ下がりを防止すること。　ウエスト開口を画成する前後側ウエスト域を互いに解除可能に連結する締結手段２を備える。締結手段２は、後側ウエスト域の側部に配置される係合ファスナー６Ａと、前側ウエスト域の側部に配置される受止ファスナー６Ｂとからなり、係合ファスナー６Ａが挿入部２４と係合部２２とを有し、受止ファスナー６Ｂが、挿入部２４が出入するポケット部２６とその外面に形成され係合部２２が解除可能に係合する被係合部２８とを有する。

Description

明細書

ウェスト締結手段を有する着用物品

技術分野

[0001] この発明は、排泄物を直接的又は間接的に受容するための、ウェスト締結手段を有する着用物品に関する。さらに詳しくは、特に使い捨ての、おむつ、おむつカバー、トレ-ングパンツ、失禁パンツなどの着用物品を着用者の身体の適切な部位に保持するため、前記物品の前記ウェストを締結する固定ポイントファスナーを備える該物品に関する。

背景技術

[0002] 従来、固定ポイントファスナー手段が知られて、る（特許文献 1)。このファスナー手段は、中空部を有する第 1構成要素と、その中空部に挿入可能な第 2構成要素とからなる。中空部の内壁の少なくとも一つは、第 2構成要素の少なくとも一つの側と解除可能に係合する面を有する。解除可能に係合する面は、複数のフック又はループを含む。特許文献 1によれば、このファスナー手段は、特に吸収性物品に使用すると有利であるとされている。

[0003] また、従来、改良されたファスナー手段を有する吸収性物品が知られて、る（特許文献 2)。このファスナー手段は、物品の一方のウェスト域の側縁から互いに面対向するように延出する一対のフラップと、他方のウェスト域の側縁から延出し前記両フラップの間に介在可能な一つのフラップとを含む。一方のウェスト域における両フラップの内面には、複数のフック及び Z又はループが、かつ、他方のウェスト域におけるフラップの両面には、前記フック及び Z又はループに解除可能に係合する複数のループ及び Z又はフックが配置されて、る。

特許文献 l :WO 02/051278 A2

特許文献 2 : WO 02/11657 A2

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] 特許文献 1に開示されたファスナー手段においては、第 1構成要素の中空部に第 2 構成要素を挿入してそれら要素を結合するところ、第 1構成要素の中空部及び第 2 構成要素はともにフック又はループを有するため、前記挿入に際して、中空部の入口近傍でそれらフックとループとが不用意に係合してしまい、中空部に第 2構成要素を充分に挿入することができないことがある。そのため、力かる場合には、使用者が一方の手で中空部を充分に開口させた状態で、これに他方の手で第 2構成要素を挿入する、という両方の手を必要とする。

[0005] 特許文献 2に開示されたファスナー手段においては、使用者が両方又は一方の手で一方のウェスト域における両フラップを開き、これら両フラップの間に他方の手で他方のウェスト域におけるフラップを介在させる、という両方の手を必要とするば力りでなぐ固定ポイントファスナー手段とは異なり、フックとループとの係合位置決めを必要とし、この点において、ファスナーループにファスナーフックを係合させるときに係合位置決めを必要とする周知のファスナー手段と同じである。

[0006] 特許文献 1に開示されたファスナー手段のように、第 2構成要素が第 1構成要素の中空部に適切に挿入されな力つたり、特許文献 2に開示されたファスナー手段のように、係合位置決めを必要とする場合、その位置決めが適切になされな力つたりすると、着用物品を着用者の身体の適切な部位に固定することができないことに起因してその物品がずれ下がってしまい、その結果、その物品の脚開口力排泄物が漏れるという問題がある。

[0007] この発明は、前記問題にかんがみて、着用物品の前後ウェストを締結するためのファスナ一手段の係合操作を片手でもなすことができるとともに、その物品を着用者の身体の適切な部位に固定して、その物品のずれ下がりによる排泄物の漏れを極力防ぐことができる固定ポイントファスナー手段である、ウェスト締結手段を有する着用物品を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0008] この発明に係る締結手段を有する着用物品は、身体対向面及び着衣対向面を有しウェスト開口を画成する第 1及び第 2ウェスト域と、前記第 1及び第 2ウェスト域間に延在しこれら域と協働して一対のレッダ開口を画成する股下域と、前記第 1及び第 2 ウェスト域を互いに解除可能に連結する締結手段とを含む。 [0009] 前記締結手段は、前記第 1ウェスト域の側部に配置される係合ファスナーと、前記第 2ウェスト域の側部における前記着衣対向面に配置される受止ファスナーとからなる。前記係合ファスナーは挿入部と係合部とを有し、前記受止ファスナーは前記挿入部が出入するポケット部と前記ポケット部の外面に形成され前記係合部が解除可能に係合する被係合部とを有する。

[0010] 前記第 1及び第 2ウェスト域の少なくとも一方には、前記第 1及び第 2ウェスト域によつて画成されるウェスト回り寸法を伸縮可能に調節する弾性手段が配置される。

[0011] この発明は、下記の好ましい実施態様を含む。

[0012] 前記係合ファスナー及び前記受止ファスナーは、前記弾性手段によって生ずる前記第 1及び第 2ウェスト域上の弾性伸縮線に沿う域に位置する。

[0013] 前記係合部及び前記挿入部は、これらを一体的に形成する剛性パネルを含み、前記挿入部が前記係合部に対して所与角度で傾斜する。

[0014] 前記係合部は、前記係合部のノッキングを形成する前記剛性パネルの部分にシート状バッキング力突出する複数のフックを有するフック部材を接合することで形成される。

[0015] 前記係合部は、前記フック部材に力えて、前記係合部のバッキングを形成する前記剛性パネルの部分に、感圧性粘着剤を塗布することで形成される。

[0016] 前記ポケット部は、これが隣接する前記第 2ウェスト域の側部の外方に開口を有するスリーブに形成される。

[0017] 前記被係合部は、前記スリーブを形成しかつループとなりうる繊維状組織で形成される。

[0018] 前記被係合部は、前記スリーブの繊維状組織にかえて、シート状バッキングから隆起する複数のループを有するループ部材を前記スリーブに接合することで形成される。

[0019] テーバー法によって測定された前記挿入部の剛性値は、 0. 05NZcm〜2NZcm である。

[0020] 前記弾性手段は、前記第 1ウェスト域の側部から延出する弾性的伸縮性耳フラップであり、前記耳フラップに前記係合ファスナーが配置される。 [0021] 前記第 1及び第 2ウェスト域並びに前記股下域は、吸収性シャーシーから形成される。

[0022] 前記シャーシ一は、透液性内面シートと、不透液性外面シートと、これら間に介在する吸液性コアとを含む。

発明の効果

[0023] <請求項 1に記載の発明の効果 >

[0024] この発明に係るウェスト締結手段を有する着用物品によれば、締結手段としての固定ポイントファスナー手段が係合ファスナーと受止ファスナーとからなり、固定ポイントファスナーであるから、すなわち、受止ファスナーに対して係合ファスナーを係合させるべき位置が固定されているから、その係合の際に位置決めをする必要がない。しかも、着用者又はその補助者 (母親、介護人等）は、一方の手で係合ファスナーの挿入部を受止ファスナーのポケットにその開口力挿入し係合ファスナーの係合部を受止ファスナーの被係合部に押し付けることで、係合ファスナーを受止ファスナーに係合させることができる。したがって、例えば、着用者が起立状態で物品を着用するときには、その横臥状態の場合とは異なり、両方の手で係合ファスナーと受止ファスナーとの相対位置を一致させて慎重にそれらを係合させるという煩瑣な操作をする必要がなぐその係合操作がきわめて簡便である。

[0025] 前述のような係合ファスナーと受止ファスナーとの係合状態で、第 1及び第 2ウェスト域によって画成されるウェスト回り寸法がそれら域の少なくとも一方に配置される弾性手段で伸縮可能に自然に調節されることと、前記係合操作の簡便と相まって物品の着用操作も簡便である。

[0026] さらに、前記固定ポイントファスナー手段によって係合ファスナーと受止ファスナーとの係合位置、ひいては物品の着用者の身体に対する着用状態が正常になるから、物品のずれ下がりに起因する物品のレッダ回りと着用者のレッダとの間に生ずる隙間による排泄物の漏れを防止することができる。

<請求項 2〜 11に記載の発明の効果 >

[0027] 係合ファスナー及び受止ファスナーが、弾性手段によって生ずる前記第 1及び第 2 ウェスト域上の弾性伸縮線に沿う域に位置する態様 (請求項 2)によれば、第 1及び第 2ウェスト域によって画成されるウェスト回り寸法の前記自然調節が適正になされるとともに、その調節のための弾性手段を効果的に利用することができる。

[0028] 係合部及び挿入部がこれらを一体的に形成する剛性パネルを含み、挿入部が係合部に対して所与角度で傾斜する態様 (請求項 3)及びポケット部が、これが隣接する第 2ウェスト域の側部の外方に開口するスリーブに形成されている態様 (請求項 6) によれば、係合ファスナーを受止ファスナーに係合させる際、係合部を摘みタブとして利用して挿入部をポケット部に素早く確実に挿入することができるうえ、剛性パネルが着用者の動きに対する変形耐性を有し、剛性パネル、すなわち、係合ファスナーが物品の着用状態における固定支持部となり、そのため、物品の着用状態におけるずれ下がりを防止することができる。

[0029] 係合部が、係合部のバッキングを形成する剛性パネルの部分に、シート状バッキンダカ突出する複数のフックを有するフック部材を接合することで形成される態様 (請求項 4)によれば、フック部材として公知の適当なものを採用することができるうえ、フック部材は比較的高、剛性を有することから、係合部のバッキングであるパネルの部分には、比較的剛性の低いものを採用することができる。

[0030] 係合部が、係合部のバッキングを形成する剛性パネルの部分に、感圧性粘着剤を塗布することで形成される態様 (請求項 5)によれば、所定部分に感圧性粘着剤を塗布するだけで係合部を安価に形成することができる。

[0031] 被係合部が前記スリーブを形成しかつループとなりうる繊維状組織で形成される態様 (請求項 7)によれば、比較的高価なループ部材を採用する必要がなぐ安価に被係合部を形成することができる。

[0032] 被係合部がシート状バッキングから隆起する複数のループを有するループ部材をスリーブに接合することで形成される態様 (請求項 8)によれば、スリーブの素材の選択範囲が大きぐその素材としては単にポケット部を形成することができるものであればよい。

[0033] テーバー法によって測定された揷入部の剛性値が 0. 05NZcm〜2NZcmである態様 (請求項 9)によれば、ポケット部に対する挿入操作が容易かつ確実で物品の着用状態における着用者に対して剛性による違和感を与えることがない。 [0034] 弾性手段が、第 1ウェスト域の側部から延出する弾性的伸縮性耳フラップであり、耳フラップに係合ファスナーが配置される態様 (請求項 10)によれば、第 1及び第 2ゥェスト域によって画成されるウェスト回り寸法の前記自然調節のための手段を簡単かつ安価に提供することができる。

[0035] 第 1及び第 2ウェスト域並びに股下域が吸収性シャーシ一力形成され、シャーシ一力透液性内面シートと、不透液性外面シートと、これら間に介在する吸液性コアとを含む態様 (請求項 11)によれば、体液を吸収保持する物品を提供することができる図面の簡単な説明

[0036] [図 1]ウェスト域の一側を解放し他側を閉鎖した使い捨ておむつの部分破断斜視図。

[図 2]前記おむつの内面からみた展開斜視図。

[図 3]図 1の 3— 3線断面図。

[図 4]図 1の 4 4線断面図。

[図 5]図 1の 5— 5線断面図。

符号の説明

[0037] 1 シャーシー

2 締結手段

3 前側ゥヱスト域

4 後側ウェスト域

5 股下域

6A 係合ファスナー

6B 受止ファスナー

7 ウェスト開口

8 レッダ開口

9 内面シート

10 外面シート

11 コア

19 耳フラップ 20a, 20b ノッキング

21 フック部材

22 係合部

24 挿入部

25 スリーブ

26 ポケット部

28 被係合部

発明を実施するための最良の形態

[0038] 図 1及び図 2において、この発明の一実施形態に係るオープンタイプの使い捨ておむつを示す。おむつは、吸収性シャーシー 1と締結手段 2とを含む。シャーシー 1は、前側ウェスト域 3と、後側ウェスト域 4と、これらの間に延在する股下域 5とを有する。締結手段 2は、後側ウェスト域 4の両側部に配置された一対の係合ファスナー 6Aと、前側ウェスト域 3の両側部における着衣対向面に配置された一対の受止ファスナー 6 Bとを含む。シャーシー 1は、係合ファスナー 6Aを受止ファスナー 6Bに係合させることによってパンツ型に組み立てられ、その結果、ウェスト開口 7と、一対のレッダ開口 8 とが画成される。

[0039] シャーシー 1は、透液性内面シート 9と、不透液性外面シート 10と、これら間に、好ましくは、間欠的に塗布したホットメルト接着剤（図示せず)を介して固定的に配置された吸液性コア 11と、後側ウェスト域 4の両側縁から外方へ延出する一対の伸縮性耳フラップ 19とを含む。内外面シート 9、 10は、コア 11の周縁から外方へ延出するサイドフラップ 13及びエンドフラップ 14を有する。

[0040] シャーシー 1は、ウェスト開口 7を画成するエンドフラップ 14に沿って収縮可能に配置されたテープ状弾性部材 15と、レッダ開口 8を画成するサイドフラップ 13の外側縁に沿って収縮可能に配置された複数の糸状弾性部材 16とを備える。これら弾性部材は、それらの長さ方向へ伸長下に、サイドフラップ 13及びエンドフラップ 14のそれぞれの内部にホットメルト接着剤（図示せず)を介して固定され、その伸長を解くと、収縮して、該部分にギャザーを形成する。

[0041] シャーシー 1は、さらにその長さ方向に並行して延在する一対のバリヤカフ 17を含む。ノリャカフ 17は、基縁部 17aにおいてコア 11の側縁近傍のサイドフラップ 13の上面にホットメルト接着剤又は溶着手（図示せず)を介して固定され、基縁部 17aからの延長部 17bにおいてその長さ方向へ弹性ィ匕されている。この弹性ィ匕は、末縁部 17 cに沿って弾性的に伸長下に配置された糸状の少なくとも一条の弾性部材 18によつてなされている。

[0042] シャーシー 1は、さらに一対の伸縮性耳フラップ 19を含む。耳フラップ 19は、後側ゥエスト域 4の両側部にホットメルト接着剤又は溶着手段（図示せず)を介してそれぞれ接合された基端部 19aと、これ力もの延出部 19bとを含む。一対の耳フラップ 19がそれらの弾性に抗して外方へ引っ張られると、それら間を結ぶ後側ウェスト 4の域には、弾性的伸縮域が形成され、この域が着用者の身体に弾性的に接触する。

[0043] 図 3において、係合ファスナー 6Aは、耳フラップ 19に固定され、細長い剛性パネルを屈曲することで形成されたバッキング 20a, 20bを含み、バッキング 20bはバッキング 20aに対して所与角度で傾斜している。この所与角度は、好ましくは、 3° 〜30° である。ノッキング 20bは、ノッキング 20aに対して押圧して接触させることができるとともに、その押圧を解くと弾性復元する。係合ファスナー 6Aの耳フラップ 19に対する固定は、ノッキング 20bの延長部 20cと当て材 30とで耳フラップ 19を挟み、それら間を適宜の接着剤又は溶着手段（図示せず）によって一体的に接合することでなされている。この固定は、その他、ステープル打ちゃリベット打ちによってなされてもよい。

[0044] 係合ファスナー 6Aの一部を形成するバッキング 20aには、バッキング 21aから突出する複数のフック 21bを有するフック部材 21が適宜の接着剤（図示せず)を介して接合され、これによつて係合部 22が形成されている。さらに、係合ファスナー 6Aの一部を形成するノッキング 20bには、これと地色の異なる保形材としての平滑なシート部材 23が適宜の接着剤（図示せず)を介して一体的に接合され、これによつて挿入部 2 4が形成されている。

[0045] 図 4にお!/、て、受止ファスナー 6Bは、スリーブ 25から形成され、ポケット部 26を有する。ポケット部 26は、隣接する前側フラップ域 3の外方へ向って開口している。スリーブ 25は、柔軟シートから形成され、前側ウェスト域 3の着衣対向面である外面シート 10に接着剤又は溶着手段（図示せず)を介して接合されている。スリーブ 25の上面には、ノッキング 27aから隆起する複数のループ 27bを有するループ部材 27が適宜の接着剤（図示せず)を介して接合されている。このループ 27bは、スリーブ 25が繊維状又は網状組織である場合には、その組織自体をループとして利用することによつても形成することができる。力べして、スリーブ 25の上面には、前記係合部 22が解除可能に係合する被係合部 28が形成されてヽる。

[0046] 図 5に示すように、前後側ウェスト域 3, 4の締結は、係合ファスナー 6Aの揷入部 24 を受止ファスナー 6Bのポケット部 26にその入口力も挿入するとともに、係合ファスナ一 6Aの係合部 22を受止ファスナー 6Bの被係合部 28に押圧して係合させることによつてなされる。挿入部 24のポケット部 26に対する挿入を容易にするためには、挿入部 24は、テーバー法によって測定された剛性値が 0. 05NZcm〜2NZcmであることが好ましい。

[0047] 図示されていないが、係合部 22を形成するためのフック部材 21は、感圧性粘着剤にかえることもできる。感圧性粘着剤を採択した場合には、これを剥離部材で覆うようにされる。係合部 22の外端には摘持用タブが形成されて、てもよ、。

[0048] 内面シート 9としては、繊維不織布、多孔性プラスチックフィルムなど力外面シート 10としては、透湿性プラスチックフィルム、これと繊維不織布とのラミネート、コア 11としては、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物など、それぞれ公知の使い捨ておむつに慣用されているものを採択することができる。

[0049] 弾性部材 15, 16, 18としては、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンフォームなど、これらもまたそれぞれ公知の使い捨ておむつに慣用されているものを採択することができる

[0050] 耳フラップ 19としては、公知の伸縮性不織布を採択することができる。両耳フラップ 19間を結ぶ領域には弾性伸縮域が形成されることは前述したが、この域を形成するためには、耳フラップ 19にかえて、その域に複数条の糸状弾性部材を離間配置したり、所要幅を有する伸縮性不織布を配置したりすることもできる。

Claims

請求の範囲

[1] 身体対向面及び着衣対向面を有しウェスト開口を画成する第 1及び第 2ウェスト域と、前記第 1及び第 2ウェスト域間に延在しこれら域と協働して一対のレッダ開口を画成する股下域と、前記第 1及び第 2ウェスト域を互いに解除可能に連結する締結手段とを含む着用物品において、

前記締結手段が、前記第 1ウェスト域の側部に配置される係合ファスナーと、前記第 2ウェスト域の側部における前記着衣対向面に配置される受止ファスナーとからなり、前記係合ファスナーが揷入部と係合部とを有し、前記受止ファスナーが、前記揷入部が出入するポケット部と、前記ポケット部の外面に形成され前記係合部が解除可能に係合する被係合部とを有し、

前記第 1及び第 2ウェスト域の少なくとも一方には、前記第 1及び第 2ウェスト域によつて画成されるウェスト回り寸法を伸縮可能に調節する弾性手段が配置されることを特徴とする前記着用物品。

[2] 前記係合ファスナー及び前記受止ファスナーが、前記弾性手段によって生ずる前記第 1及び第 2ウェスト域上の弾性伸縮線に沿う域に位置する請求項 1に記載の着用物品。

[3] 前記係合部及び前記揷入部が、これらを一体的に形成する剛性パネルを含み、前記挿入部が、前記係合部に対して所与角度で傾斜する請求項 1又は 2に記載の着用物品。

[4] (補正後）前記係合部が、前記係合部のバッキングを形成する前記岡 I胜パネルの部分にシート状バッキングから突出する複数のフックを有するフック部材を接合することで形成される請求項 3に記載の着用物品

[5] (捕正後）前記係合部が、前記係合部のバッキングを形成する前記剛性パネルの部分に、感圧性粘着剤を塗布することで形成される請求項 3に記载の着用物品。

[6] 前記ポケット部が、これが隣接する前記第 2ウェスト域の側部の外方に開口を有するスリープに形成される請求項 1〜5のいずれかに記載の着用物品。

[7] 前記被係合部が、前記スリーブを形成しかつループとなりうる繊維状組織で形成される請求項 6に記載の着用物品。

訂正された用紙（規則 91)

[8] 前記被係合部が、シ一ト状バッキングから隆起する複数のループを有するループ部材を前記スリーブに接合することで形成される請求項 6に記載の着用物品。

[9] テーバー法によって測定された前記揷入部の剛性値が 0. 05NZcm〜2NZcm . である請求項 1〜8のいずれかに記載の着用物品。

[10] 前記弾性手段が、前記第 1ウェスト域の側部力延出する弾性的伸縮性耳フラップであり、前記耳フラップに前記係合ファスナーが配置される請求項 1〜9のいずれかに記載の着用物品。

[11] 前記第 1及び第 2ウェスト域並びに前記股下域が吸収性シャーシ一力形成され、前記シャーシーが、透液性内面シートと、不透液性外面シートと、これら間に介在する吸液性コアとを含む請求項 1〜10のいずれかに記載の着用物品。

訂正された用紙（規則 91)