JP2003153492A - ファンモータ - Google Patents

ファンモータ

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JP2003153492A
JP2003153492A JP2001345504A JP2001345504A JP2003153492A JP 2003153492 A JP2003153492 A JP 2003153492A JP 2001345504 A JP2001345504 A JP 2001345504A JP 2001345504 A JP2001345504 A JP 2001345504A JP 2003153492 A JP2003153492 A JP 2003153492A
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JP
Japan
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bearing
bearing case
vibration
fan motor
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001345504A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanako Nemoto
佳奈子 根本
Toui Ri
東偉 李
Masatake Minami
正剛 南
Masahiro Mimura
昌弘 三村
Toshimi Abukawa
俊美 虻川
Koji Yoneda
孝司 米田
Shoichi Kawamata
昭一 川又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Nidec Servo Corp
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Servo Corp, Hitachi Ltd filed Critical Nidec Servo Corp
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】羽根10と一体形成される回転子3と、固定子
4と軸受け5を保持する軸受けケース7を脚9を介して
ベンチュリ1と一体形成されるファンモータにおいて、
回転子3のスラスト方向振動に起因する振動、騒音を低
減する。 【解決手段】羽根10の揚力、マグネット11の磁気中
心がずれることにより発生する電磁力により発生する回
転子3のスラスト方向振動が、軸受け5、留め輪13を
介して、軸受けケース7、ベンチュリ1に伝達しないよ
う、軸受け5をばね12を介して軸受けケース7にはめ
込み、留め輪13で押さえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流ファンモータ
の静音化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開2000−152543号公報では
回転子においては永久磁石を固定する外周部と軸と締結
する内周部の2つの部分の空隙部を別の複数の連結部で
連結し、その複数の連結部を複数個の部材で構成し、軸
に回転方向の振動を伝達しにくくし、電動機の振動の低
減を図っている。
【0003】また、特開平7−79539号公報ではフ
ァンを回転子軸と固定させる内周部とファンの羽根が配
設される外周部とで構成し、かつ内周部と外周部の間に
空隙を設けるとともに、内周部と外周部の複数の締結材
で連結することにより、防振性能の向上を図っている。
【0004】また、特開平7−154939号公報では
焼結金属含油軸受と、軸受の端面に当接したスラスト板
と、スラスト板を軸方向位置決め固定する止めリングの
内径部にシャフト導入部を設け、外径部には段付き構造
を設け、スラスト板と前記止めリングの間に、弾性体を
挿入することにより、縦振動を押さえ振動音を低減して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術特開2000−152543号では連結部の剛性、特
開平7−79539号は締結材の剛性を調整して回転子
の回転方向の捩じりモードの固有振動数を調整している
ため回転数が一定で回転方向の振動が支配的である場合
の振動低減に対しては有効である。しかし、回転数が印
加電圧、媒質の温度により変化しかつ騒音の主な成分が
ファンモータのスラスト方向の振動による振動放射音で
ある場合には適用できない。
【0006】また、特開平7−154939号について
もスラスト板と止めリングの面当たりが不十分なために
発生する縦振動の低減については有効であるが、ファン
モータのファンの揚力、及び磁気中心のずれにより発生
するスラスト方向の振動については減衰の効果が少な
い。
【0007】本発明の目的は、羽根の揚力及び磁気中心
が軸方向にずれることによって生じる電磁加振力に起因
する回転子のスラスト方向の振動が、ベンチュリに伝播
して発生する振動放射音を低減できるファンモータを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、軸受けケー
ス側の軸受けを、軸受けケースに弾性体を介してはめ込
み、留め輪により軸受けを固定することにより達成され
る。また、軸受けケース側の軸受けを、軸受けケースに
弾性体を介してはめ込み、反対側にも弾性体を入れ、押
さえ板、留め輪により軸受けを固定することにより達成
される。さらには、軸受けケース側の軸受けを、軸受け
ケースに弾性体を介してはめ込み、反対側にシート状の
弾性体を入れ、押さえ板、留め輪により軸受けを固定す
ることにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参考にして本発明の
実施形態を説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の断面図、図2は
本発明の別な一実施例の断面図、図3は本発明の別な一
実施例のの断面図である。図5は従来のファンモータの
断面図である。
【0011】ファンモータは、ベンチュリ1から脚9が
伸び、ボス6及び軸受けケース7を支える構造となって
いる。ボス6、軸受けケース7及び回転子3で囲まれた
部分の内部には固定子4、及びプリント基板2が配置さ
れている。羽根10と一体形成された回転子3、および
シャフト8は軸受け5で支持されている。回転子3の内
部にはマグネット11が挿入されている。
【0012】ファンモータへの加振力が羽根の揚力及び
磁気中心が軸方向にずれることによって生じる電磁加振
力の場合、振動は回転子3から軸受け5、留め輪13を
介して、軸受けケース7、脚9、ベンチュリ1に伝達さ
れる。
【0013】したがって、上記の加振力による振動の低
減を行うためにはこの振動伝播経路のある点で、振動絶
縁を行うことが有効である。
【0014】そこで、軸受け5、留め輪13を介して、
軸受けケース7に伝達される振動を絶縁することを考え
る。振動絶縁を行う上で図5に示す、回転子3、ベンチ
ュリ1を質点とし、その他の部分は質量を無視し、剛性
Kのみを考慮した構造系のモデルを考える。
【0015】図5のモデルに対し、構造の固有角振動数
をωn、回転基本角周波数のn倍の角周波数振動をω、伝
達率をλ=z2/z1、無次元角周波数をω/ωn、モー
ド減衰比をζとすると振動伝達率は次式で表される。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】本発明では上記を実現するために、図1の
実施例においては、軸受けケース側の軸受け5をばね1
2を介して軸受けケース7にはめ込み、留め輪13で押
さえる。図2の実施例においては、軸受けケース側の軸
受け5をばね12を介して軸受けケース7にはめ込み、
反対側にもばね12を置き、押さえ板14を介して、留
め輪13で押さえる。図3の実施例においては、軸受け
ケース側の軸受け5をばね12を介して軸受けケース7
にはめ込み、反対側にシート状の弾性体15を置き、押
さえ板14を介して、留め輪13で押さえる。
【0019】図1、図2、図3の実施例では回転子3か
らのスラスト方向の振動が効果的に絶縁されて、ベンチ
ュリ1に伝達されなくなり、振動、騒音を低減すること
ができる。この効果は、回転数が高くなるほど大きくな
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、羽根の揚力及び磁気中
心が軸方向にずれることによって生じる電磁加振力に起
因する回転子のスラスト方向の振動が、ベンチュリに伝
播して発生する振動放射音を低減できる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例においてファンモータの構成を示す断面
図である。
【図2】もう一つの実施例においてファンモータの構成
を示す断面図である。
【図3】もう一つの実施例においてファンモータの構成
を示す断面図である。
【図4】従来のファンモータの構成を示す断面図であ
る。
【図5】振動絶縁説明のためのモデル図である。
【図6】振動絶縁のグラフである。
【符号の説明】
1…ベンチュリ、2…プリント基板、3…回転子、4…
固定子、5…軸受け、6…ボス、7…軸受けケース、8
…シャフト、9…脚、10…羽根、11…マグネット、
12…ばね、13…留め輪、14…押さえ板、15…シ
ート状の弾性体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 李 東偉 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 南 正剛 東京都千代田区神田美土代町7番地 日本 サーボ株式会社内 (72)発明者 三村 昌弘 東京都千代田区神田美土代町7番地 日本 サーボ株式会社内 (72)発明者 虻川 俊美 東京都千代田区神田美土代町7番地 日本 サーボ株式会社内 (72)発明者 米田 孝司 東京都千代田区神田美土代町7番地 日本 サーボ株式会社内 (72)発明者 川又 昭一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3J012 AB02 AB07 BB01 CB03 DB07 DB12 DB14 FB07 FB10 HB01 5H605 AA01 AA05 BB19 CC04 CC05 DD09 EA06 EB10 EB16 EB19 EB39

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンと一体形成される回転子と、固定
    子と、軸受けと、固定子と軸受けを保持する軸受けケー
    スと、軸受けケースとを脚を介して一体形成されるベン
    チュリから成るファンモータにおいて、軸受けケース側
    の軸受けを、軸受けケースに弾性体を介してはめ込み、
    反対側を留め輪により固定することを特徴とするファン
    モータ。
  2. 【請求項2】 ファンと一体形成される回転子と、固定
    子と、軸受けと、固定子と軸受けを保持する軸受けケー
    スと、軸受けケースとを脚を介して一体形成されるベン
    チュリから成るファンモータにおいて、軸受けケース側
    の軸受けを、軸受けケースに弾性体を介してはめ込み、
    反対側にも弾性体を置き、押さえ板を介して留め輪によ
    り軸受けを固定することを特徴とするファンモータ。
  3. 【請求項3】 ファンと一体形成される回転子と、固定
    子と、軸受けと、固定子と軸受けを保持する軸受けケー
    スと、軸受けケースとを脚を介して一体形成されるベン
    チュリから成るファンモータにおいて、軸受けケース側
    の軸受けを、軸受けケースに弾性体を介してはめ込み、
    反対側にシート状の弾性体を置き、押さえ板を介して留
    め輪により軸受けを固定することを特徴とするファンモ
    ータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110556966A (zh) * 2019-10-03 2019-12-10 丁继来 一种附带降温效果的小型电机避震装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110556966A (zh) * 2019-10-03 2019-12-10 丁继来 一种附带降温效果的小型电机避震装置
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