JP2003153258A - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置および方法、並びにプログラム

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JP2003153258A
JP2003153258A JP2001347112A JP2001347112A JP2003153258A JP 2003153258 A JP2003153258 A JP 2003153258A JP 2001347112 A JP2001347112 A JP 2001347112A JP 2001347112 A JP2001347112 A JP 2001347112A JP 2003153258 A JP2003153258 A JP 2003153258A
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byte
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image data
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JP2001347112A
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Kazutoshi Nagatome
和敏 永留
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像データの転送速度を向上させる。 【解決手段】 転送しようとする動画像データのフレー
ム単位のデータのうち、フレーム2で示すように、第6
段目に示すように、その終端が偶数番目のバイト数であ
るとき、その後の奇数番目の位置に1バイトのダミーデ
ータを挿入する。また、フレーム3で示すように、奇数
番目の位置から開始され、偶数番目の位置に終端がある
場合、先頭位置の前の偶数位置に、第7段目に示すよう
に、1バイトのダミーデータを挿入し、第8段目に示す
ように、最終データの後の奇数位置に1バイトのダミー
データを挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、並びにプログラムに関し、特に、動画像データ
の転送効率を向上させるようにした画像処理装置および
方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】動画像データを再生し、表示させる技術
が一般に普及しつつある。動画像データは、所定の圧縮
方式で圧縮(エンコード)され、記録媒体に記録された
り、または、伝送媒体で配信されている。
【0003】一般に、動画像データを再生する、いわゆ
るビデオデッキでは、CPU(CentralProcessing Unit)
により記録媒体に記録された動画像データが順次RAM(R
andom Access Memory)に一旦記憶され、その後、所定
の転送単位(例えば2バイト単位)でDSP(Digital Sig
nal Processor)に転送される。次に、DSPは、転送され
た動画像データをYUV信号(Y:輝度信号、U:輝度信号
と赤色成分の差分信号、V:輝度信号と青色成分の差分
信号)にデコードし、さらに、YUV信号の色空間をRGB
(Red Green Blue)信号に変換して、LCD(Liquid Crys
tal Display)に表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮された
動画像データは、上述のように2バイト単位で転送され
る場合、各動画像データは必ずしもフレーム毎に偶数バ
イトで構成されるわけではない。このため、例えば、図
1Aで示すように、奇数アドレスの位置(先頭から1バ
イト単位でカウントしたときの奇数番目の位置:図中左
側の列の先頭位置が偶数位置を示し、右側の列の先頭位
置が奇数位置を示している)から1フレーム分のデータ
が開始されるように配置(記憶)されていると、2バイ
ト単位で転送させる際には、図1Bで示すように一時バ
ッファを利用して、一度、偶数アドレスから動画像デー
タが開始されるように配置換えを行ったのち、図1Cで
示すように2バイトずつデータを転送させていく必要が
ある。より詳細には、図中番号1で示すように奇数アド
レスに先頭位置が配置されている1バイトを偶数アドレ
スの位置に配置し直し、それ以下のデータを1バイト毎
に偶数アドレス位置と奇数アドレス位置を交換して配置
する。または、図2Bで示すようにCPUが1バイトのデ
ータをRAMから読み出し、CPU内部のレジスタを使用して
シフト演算を行い、再度1バイトのデータをRAMから読
み出し、CPU内部のレジスタでOR演算を行って、DSPのデ
ータバッファに転送する。より詳細には、番号4で示す
ように、奇数番目の位置に配置された先頭の1バイトの
動画像データを偶数アドレスの位置に移動し、それ以降
のデータについては、1バイト単位で偶数アドレスと奇
数アドレスを入れ替えて、最終的に入れ替えられたデー
タを2バイト単位で番号5で示すように、コピーする。
このように動画像データをフレーム毎に1バイト単位
で、全ての偶数アドレスと奇数アドレスを交換する必要
がある。ここで、図2Aおよび図2Cは、図1Aおよび
図1Cと同一の図である。
【0005】このような偶数アドレスと奇数アドレスの
配置交換の処理は、単純な処理ではあるものの、動画像
データなどではデータ量が膨大なものであるため、その
処理に掛かる負担は大きく、結果として動画像データの
表示速度が低下してしまうと言う課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、動画像データをバイト単位でカウントした
場合、奇数アドレスのデータ位置に1フレーム分のデー
タの先頭の1バイトのデータが配置されていたとき、そ
の先頭位置のデータの前に、1バイトのダミーデータ挿
入することで、上述のような配置変換の処理を排除し
て、動画像データのRAMからDSPへの転送を実行させるこ
とで、転送速度を向上させ、動画像データの表示速度を
向上させるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、圧縮された複数のデータを記憶する記憶手段と、圧
縮された複数のデータを伸長する伸張手段と、記憶手段
により記憶されている圧縮された複数のデータのうち、
所定のデータを2バイト単位で伸張手段に転送する転送
手段と、記憶手段により記憶された複数のデータが1バ
イト単位で構成され、先頭データから2バイト単位で区
切った場合、所定のデータの先頭の1バイトが、2バイ
ト単位で区切られたデータの先頭の1バイトではないと
き、所定のデータの先頭位置の前に1バイトのダミーデ
ータを付加する付加手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の情報処理方法は、圧縮された複数
のデータを記憶する記憶ステップと、圧縮された複数の
データを伸長する伸張ステップと、記憶ステップの処理
で記憶されている圧縮された複数のデータのうち、所定
のデータを2バイト単位で伸張ステップの処理が実行で
きるように転送する転送ステップと、記憶ステップの処
理で記憶された複数のデータが1バイト単位で構成さ
れ、先頭データから2バイト単位で区切った場合、所定
のデータの先頭の1バイトが、2バイト単位で区切られ
たデータの先頭の1バイトではないとき、所定のデータ
の先頭位置の前に1バイトのダミーデータを付加する付
加ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】本発明のプログラムは、圧縮された複数の
データの記憶を制御する記憶制御ステップと、圧縮され
た複数のデータの伸長を制御する伸張制御ステップと、
記憶制御ステップの処理で記憶が制御されている圧縮さ
れた複数のデータのうち、所定のデータを2バイト単位
で伸張制御ステップの処理が制御できるように転送を制
御する転送制御ステップと、記憶制御ステップの処理で
記憶が制御された複数のデータが1バイト単位で構成さ
れ、先頭データから2バイト単位で区切った場合、所定
のデータの先頭の1バイトが、2バイト単位で区切られ
たデータの先頭の1バイトではないとき、所定のデータ
の先頭位置の前に1バイトのダミーデータの付加を制御
する付加制御ステップとをコンピュータに実行させるこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の情報処理装置および方法、並びに
プログラムにおいては、圧縮された複数のデータが記憶
され、圧縮された複数のデータが伸長され、記憶されて
いる圧縮された複数のデータのうち、所定のデータが2
バイト単位で転送され、記憶された複数のデータが1バ
イト単位で構成され、先頭データから2バイト単位で区
切った場合、所定のデータの先頭の1バイトが、2バイ
ト単位で区切られたデータの先頭の1バイトではないと
き、所定のデータの先頭位置の前に1バイトのダミーデ
ータが付加される。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は、本発明に係る画像処理装
置の一実施の形態の構成を示す図である。CPU(Central
Processing Unit)1は、例えば、モトローラ社製のMC
68(商標)シリーズ、日立株式会社製のSH(商標)シリ
ーズ、日本電気株式会社製のVRシリーズ、または、Inte
l社製のPentium(登録商標)シリーズなどの中央演算装
置であり、画像処理装置全体の動作を制御しており、CP
Uバス6を介して、記憶部12に記憶されたアプリケー
ションプログラムや、基本的なOS(Operating System)
を実際に実行する。また、CPU1は、半導体メモリ9に
記録され、MPEG(MovingPicture Experts Group)4形
式に圧縮された(エンコードされた)動画像データの再
生を開始するとき、半導体メモリドライブ8、半導体メ
モリコントローラ7を介して連続的に読み出し、RAM(R
andom-Access Memory)3に転送して、記憶させる。さ
らに、CPU1は、RAM3に記憶した画像データを所定のタ
イミングで1フレームずつDSP4に供給し、デコード処
理、および、RGB変換処理を実行させた後、RGB信号に変
換された動画像データをLCDコントローラ10に出力
し、LCD11に表示させる。また、CPU1は、ドライブ1
01に装着された磁気ディスク111、光ディスク11
2、光磁気ディスク113、または、半導体メモリ11
4に記録されたプログラムやデータを読み出すととも
に、所定のプログラムやデータを記録する。
【0012】ROM(Read-Only Memory)2は、一般的に
は、CPU1が使用するプログラムや演算用のパラメータ
のうちの基本的に固定のデータを格納する。また、RAM
3は、一般にDRAM(Dynamic Random Access Memory)、
または、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access M
emory)より構成され、CPU1の実行において使用するプ
ログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ
を格納する。
【0013】DSP4は、RAM3より適宜読み込まれる、MP
EG4方式で圧縮された(エンコードされた)動画像デー
タを伸張処理し(デコードし)、YUV信号に復号する。
さらに、DSP4は、YUV信号に復号した動画像データをLC
D11の表示に対応したRGB信号に変換する。DSP4は、
例えば、テキサスインスツルメンツ社製のC54x(商標)
シリーズ、または、C55x(商標)シリーズなどから構成
される。尚、DSP4の構成については、図4を参照して
後述する。
【0014】オーディオプロセッサ5は、再生される動
画像データに対応する音声データを処理し、音声信号を
生成して、図示せぬスピーカから出力させる。尚、記憶
部12に音声データ処理用のソフトウェアをインストー
ルし、その音声データ処理用のソフトウェアにより音声
信号を生成させるようにしてもよく、この場合、オーデ
ィオプロセッサ5は設けられていなくても良い。
【0015】半導体メモリコントローラ7は、CPU1か
らの指令に基づいて、半導体メモリドライブ8に装着さ
れた半導体メモリ9の特定領域に記録されているデータ
(例えば、上述の動画像データ)を読み出したり、また
は、書き込んだりすることができる。半導体メモリ9
は、不揮発性の半導体からなる記録媒体であり、例え
ば、本出願人であるソニー株式会社製のメモリースティ
ック(商標)などである。
【0016】LCDコントローラ10は、CPU1からの指令
に基づいて、CPU1によりDSP4から供給された動画像デ
ータを、内蔵するVRAM(Video RAM)(図示せず)に一
旦記憶し、LCD11に出力して、表示させる。尚、図1
で示した実施例においては、LCDコントローラ10とCPU
1は、それぞれ独立した構成の例を示しているが、LCD
コントローラ10は、CPU1に内蔵されているものであ
ってもよく、この場合、RAM3の所定の領域を利用してV
RAMを代用するようにしてもよい。さらに、本実施例に
おいては、表示装置としてLCD11を用いた例について
説明するが、これに限るものではなくRGB信号の動画像
データが表示できるものであればよく、例えば、CRT(C
athode Ray Tube)などであってもよい。
【0017】記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disc D
rive)などから構成されており、CPU1の指令に基づい
て、各種のプログラムやデータを書き込んで記憶する、
または、読み出す。入力部13は、例えば、キーボード
やマウスなどから構成され、使用者が、画像処理装置に
各種のコマンドを入力するとき操作され、操作内容に対
応した信号をCPU1に出力する。
【0018】次に、図4を参照して、DSP4の構成につ
いて説明する。
【0019】入出力部31は、制御部32により制御さ
れ、CPUバス6を介して授受される信号の入出力を管理
する。また、入出力部31は、RAM3より転送されてく
る、MPEG4方式で圧縮された(エンコードされた)動画
像データをデータバッファ36の入力バッファ36aに
記憶させると共に、出力バッファ36cに記憶されてい
るRGB信号に変換された動画像データを読み出し、LCDコ
ントローラ10に出力する。
【0020】制御部32は、CPU、RAM、およびROMから
構成されるいわゆるマイクロコンピュータであり、DSP
4の全体の動作を制御している。デコーダ33は、制御
部32により制御され、入力バッファ36aに記憶され
た、MPEG4方式で圧縮されている(エンコードされてい
る)動画像データをデコードして、YUV信号に変換し、
中間バッファ36bに記憶させる。RGB変換部34は、
制御部32により制御され、中間バッファ36bに記憶
されたYUV信号をRGB信号に変換し、出力バッファ36c
に記憶させる。
【0021】制御レジスタ35は、各種の動作を制御す
るための複数のレジスタから構成され、割り込み制御レ
ジスタ35a、出力バッファ上書き制御レジスタ35
b、および、デコード制御レジスタ35cを有してい
る。
【0022】割り込みレジスタ35aは、CPU1により
実行される割り込み処理の動作状態を管理するレジスタ
であり、割り込み処理が1種類である場合、DSP4の制
御部32が入出力部31を制御してCPU1に割り込み処
理を要求するとき、同時に割り込み制御レジスタを1に
設定する。すなわち、この状態のとき、割り込み処理が
CPU1に要求されている状態が示されることになる。さ
らに、CPU1は、この割り込み要求を受信すると、応答
として、この割り込み制御レジスタを0に(クリア)制
御する信号をDSP4に送信し、この応答に応じて割り込
み制御レジスタ35aを0にする。この処理により、割
り込み処理がCPU1に認識されたことが確認できる。結
果として、次の割り込み処理を要求することが可能な状
態であることが示される。割り込み処理が2種類である
場合、DSP4の制御部32が入出力部31を制御してCPU
1に割り込み処理を要求するとき、同時に割り込み制御
レジスタ35aを2ビットで動作するように構成し、割
り込み処理が要求されていない状態を00、第1の割り
込み信号が要求されたとき、01に設定し、第2の割り
込み信号が要求されたとき、10に設定する。尚、この
2種類の割り込み信号を使用する場合は、この他にも、
割り込み信号を識別するレジスタを設けたり、ハードウ
ェア的に割り込み信号の種類毎にレジスタを設けるよう
にしても良い。
【0023】出力バッファ上書き制御レジスタ35b
は、データバッファ36の出力バッファ36cに対して
上書きが禁止の状態のとき1に設定され、上書きが可能
な状態であるとき0に設定される。結果として、出力バ
ッファ上書き制御レジスタ35bの設定状態により、RG
B変換部34は、動作が制御されることになる。
【0024】デコード制御レジスタ35cは、制御部3
2により制御され、CPU1からの指令に基づいて、デコ
ードを開始するとき1に設定され、デコードが完了する
と0にクリアされる。これにより、デコーダ33の動作
状態が示されることになる。
【0025】データバッファ36は、入力バッファ36
aにRAM3より入力された、MPEG4方式でエンコードさ
れた動画像データを記憶する。中間バッファ36bは、
デコーダ33により入力バッファ36aに記憶された動
画像データがデコードされた、YUV信号を記憶する。さ
らに、出力バッファ36cは、RGB変換部34により中
間バッファ36bに記憶されたYUV信号から変換されたR
GB信号を記憶する。このように、データバッファ36
は、動画像データの変換状態により、連続的にデータバ
ッファ36上の所定領域を移動して記憶する。そして、
最終的に、出力バッファ36cに記憶されたRGB信号が
入出力部31よりLCDコントローラ10に出力され、LCD
11に表示される。
【0026】尚、以上のDSP4の構成は、上述のハード
ウェアとしても構成できるが、各機能をプログラムによ
り実行させることによりソフトウェアとしても構成する
ことができる。
【0027】次に、図5のフローチャートを参照して、
CPU1がDSP4が半導体メモリ9に記録された動画像デー
タを読み出し、RAM3に記憶させた後、DSP4のデータバ
ッファ36の入力バッファ36aに転送する処理につい
て説明する。
【0028】ステップS1において、CPU1は、半導体
メモリコントローラ7を制御して、半導体メモリドライ
ブ8に装着された半導体メモリ9に記録されているMPEG
4形式で圧縮された動画像データの読み出しを開始し、
順次RAM3に記憶させる。
【0029】ステップS2において、CPU1は、ステッ
プS1の処理により順次RAM3に記憶された動画像デー
タのうち、DSP4のデータバッファ36に転送されてい
ない動画像データの先頭の1フレーム分の先頭アドレス
の位置を確認する。
【0030】ステップS3において、CPU1は、ステッ
プS2の処理で確認されたアドレスの位置が、バイト単
位でカウントしたときの奇数番目であるか否かを判定す
る。例えば、図6Aで示すように、奇数アドレス(バイ
ト単位でカウントしたときに、奇数番目の位置に相当す
るアドレス)である場合、奇数番目であると判定され
て、その処理は、ステップS4に進む。
【0031】ステップS4においては、CPU1は、図6
Bで示すように、読み出したフレームの先頭データの前
に1バイトのダミーデータを挿入して、ダミーデータと
読み出したフレームの動画像データの最初の1バイトの
データからなる2バイトのデータを生成する。
【0032】ステップS5において、CPU1は、ステッ
プS4の処理で生成した2バイトの動画像データをDSP
4のデータバッファ36の入力バッファ36aに転送
し、記憶させる。ステップS6において、CPU1は、転
送しようとする1フレームの動画像データのうち、転送
されていない残りの動画像データのデータ数(バイト
数)を確認する。ステップS7において、残りのバイト
数が1バイトであるか否かを判定する。例えば、図6A
の場合、バイト単位でカウントしたときの2番目、3番
目以降に位置する動画像データが残されており、残りは
2バイト以上であるので、1バイトではないと判定さ
れ、その処理は、ステップS8に進む。
【0033】ステップS8において、CPU1、転送しよ
うとする1フレームの動画像データの残りが0バイトで
あるか否かを判定する。例えば、図6Aで示すように、
残りの動画像データは2バイト以上であるので、残りの
バイト数が0バイトではないと判定され、その処理は、
ステップS9に進む。
【0034】ステップS9において、CPU1は、転送し
ようとする動画像データの残りのデータの先頭位置に配
置されている2バイトのデータを、入力バッファ36a
に転送し、その処理は、ステップS6に戻る。すなわ
ち、転送されていない動画像データのデータ数が1バイ
トか、または、0バイトのいずれかに判定されるまで、
ステップS6乃至9の処理が繰り返される(図6B参
照)。
【0035】例えば、上述のようにステップS6乃至S
9の処理が繰り返された後、図6Aで示すように、ステ
ップS7において、残りの動画像データ数が1バイトと
判定された場合、すなわち、動画像データをバイト単位
でカウントしたときの奇数番目で終了する場合、その処
理は、ステップS10に進む。
【0036】ステップS10において、CPU1は、RAM3
に記憶されている動画像データの最後の1バイトのデー
タの後方に(下位の位置に)1バイトのダミーデータを
挿入することで、2バイトの転送用のデータを生成す
る。ステップS11において、CPU1は、図6Bで示す
ように、生成した転送しようとする動画像データの最後
の1バイトを含む、2バイトのデータをDSP4のデータ
バッファ36の入力バッファ36aに転送する。
【0037】ステップS12において、CPU1は、RAM3
を参照して、未処理の動画像データのフレームデータが
存在するか否かを判定し、その次の未処理の動画像デー
タが存在しないと判定した場合、その処理は終了する。
また、ステップS12において、未処理のフレームデー
タが存在すると判定する場合、その処理は、ステップS
2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0038】ステップS3において、先頭の1バイトの
データが、奇数番目ではないと判定された場合、すなわ
ち、例えば、図7Aで示すように、転送しようとする動
画像データのフレームの先頭位置のデータが偶数位置
(偶数アドレス)であった場合、ステップS4,S5の
処理がスキップされ、結果的に、図7Bで示すように、
元々の配置通りに先頭から2バイトのデータが構成さ
れ、転送される。図7の場合、フレームデータの終端部
の処理は、図6と同様である。
【0039】また、図8で示すような場合の処理は、先
頭部分の処理は、図6と同様であるが、終端部について
は、ステップS8において、残りのバイト数が0である
と判定され、すなわち、例えば、転送しようとするデー
タの最後が奇数アドレスであると判定され、ステップS
10,S11の処理がスキップされて、その処理は、ス
テップS12に進み、それ以降の処理が繰り返される。
すなわち、残りのバイト数が0であるので、転送しよう
とする1フレームのデータは転送が完了していることに
なり、元々配置されていたデータ配列のままデータが転
送される。
【0040】さらに、図9Aで示すように偶数番目のバ
イトの位置で転送しようとするフレームのデータの転送
が開始され、奇数番目のデータで終了する場合、ステッ
プS4,5、および、ステップS10,S11の処理が
スキップされる。すなわち、転送しようとするフレーム
データの先頭位置から順次2バイトずつ転送することに
より過不足なく、転送することが可能となるので、ダミ
ーデータの挿入が不要となる。
【0041】結果として、例えば、図10で示すよう
に、フレームF1乃至F4からなる動画像データがRAM
3に記憶されている場合、フレームF1は、ステップS
2,S3、および、ステップS6乃至S9の二回の処理
と、ステップS8に処理において、残りが0バイトであ
ると判定されて、ステップS12の処理からステップS
2に戻る。すなわち、この場合、フレームF1の最初の
1バイトは、偶数バイトから開始され、終了位置が奇数
バイトであるので、図11で示すように、図中上から第
1段目乃至第3段目の各データが全て2バイトずつ転送
処理されることにより、図9を参照して説明した場合と
同様にダミーデータは付加されずに転送される。
【0042】また、フレームF2の場合、最初の1バイ
トは偶数番目から開始されるので、その処理は、ステッ
プS2,S3、および、ステップS6乃至S9の処理を
2回繰り返し、ステップS7において、図10示すよう
に、第6段目の偶数位置が残りの1バイトとして検出さ
れて、ステップS10乃至S12に進み、その処理は、
ステップS2に戻る。すなわち、この場合、フレームF
2の最初の1バイトは、偶数バイトから開始され、終了
位置も偶数番目のバイトであるので、図中上から第4段
目乃至第5段目の各データが2バイトずつ処理され、図
11で示すように第6段目の残りの1バイトに、図7で
説明したように、1バイトのダミーデータが付加されて
転送される。
【0043】さらに、フレームF3の場合、図10で示
すように、第6段目の最初の1バイトは、奇数番目のデ
ータであるので、その処理は、ステップS2乃至S5を
実行して、図11で示すように、ダミーデータを付加
し、さらに、ステップS6乃至S9の処理が1回実行さ
れた後、ステップS7において、図10で示すように、
終了位置も偶数番目のバイトであるので、図中上から第
6段目の2バイトが処理され、図11で示すように第9
段目の残りの1バイトにダミーデータを付加することに
より、図6を参照して説明した場合と同様にダミーデー
タを付加して転送される。
【0044】また、フレームF4の場合、図10で示す
ように、第8段目の最初の1バイトは、奇数番目のデー
タであるので、その処理は、ステップS2乃至S5を実
行して、図11で示すように、ダミーデータを付加し、
さらに、ステップS6乃至S9の処理が2回実行された
後、ステップS7において、図10で示すように、終了
位置は奇数番目のバイトであるので、図8を参照して説
明した場合と同様にダミーデータを付加しない処理とな
る。
【0045】このように、ダミーデータの付加処理によ
り、配置換えをすることなく2バイト単位で動画像デー
タを転送させることが可能となるので、置き換えに要す
る処理時間を省くことが可能となり、結果として処理速
度を向上させることができ、動画像データのフレームレ
ートを向上させることが可能となる。
【0046】尚、以上の例においては、動画像データの
圧縮形式が、MPEG4である場合について説明してきた
が、本発明は、フレーム単位でデコード処理する形式に
圧縮された動画像データであれば良く、例えば、MPEG
1,2やMotion JPEGなどであってもよい。さらには、
転送の対象となるデータは、動画像データに限らずその
他のデータであってもよく、半導体メモリ9に記憶され
た複数のデータを2バイトの転送単位毎に先頭位置から
区切ったときに、転送しようとする所定のデータの先頭
位置が、転送単位のデータの先頭位置ではない場合、転
送しようとする所定のデータの先頭位置の前に1バイト
のデータを付加すれば同様の効果を得ることができる。
【0047】また、動画像データを記録した記録媒体と
して半導体メモリ9を例として説明してきたが、記録媒
体はそれ以外のものでも、動画像データが記録できるも
のであればよく、例えば、磁気ディスク、光ディスク、
または、光磁気ディスクなどであってもよい。
【0048】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行させることが可能な、例え
ば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からイ
ンストールされる。
【0049】この記録媒体は、図3に示すように画像処
理装置に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、
プログラムが記録されている記憶部12だけではなく、
コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供する
ために配布される、プログラムが記録されている磁気デ
ィスク111(フレキシブルディスクを含む)、光ディ
スク112(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memor
y),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気
ディスク113(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含
む)、もしくは半導体メモリ114(Memory Stickを含
む)などよりなるパッケージメディアにより構成され
る。
【0050】尚、本明細書において、記録媒体に記録さ
れるプログラムを記述するステップは、記載された順序
に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理を含むものである。
【0051】
【発明の効果】本発明の情報処理装置および方法、並び
にプログラムによれば、圧縮された複数のデータを記憶
し、圧縮された複数のデータを伸長し、記憶している圧
縮された複数のデータのうち、所定のデータを2バイト
単位で転送し、記憶した複数のデータが1バイト単位で
構成され、先頭データから2バイト単位で区切った場
合、所定のデータの先頭の1バイトが、2バイト単位で
区切られたデータの先頭の1バイトではないとき、所定
のデータの先頭位置の前に1バイトのダミーデータを付
加するようにしたので、置き換えに要する処理時間を省
くことが可能となり、結果として処理速度を向上させる
ことができ、動画像データのフレームレートを向上させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のRAMからDSPへの動画像データの転送方法
を説明する図である。
【図2】従来のRAMからDSPへの動画像データの転送方法
を説明する図である。
【図3】本発明を適用した画像処理装置の一実施の形態
の構成を説明するブロック図である。
【図4】図2のDSPの構成を示すブロック図である。
【図5】データ転送処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】本発明を適用した画像処理装置におけるRAMか
らDSPへの動画像データの転送方法を説明する図であ
る。
【図7】本発明を適用した画像処理装置におけるRAMか
らDSPへの動画像データの転送方法を説明する図であ
る。
【図8】本発明を適用した画像処理装置におけるRAMか
らDSPへの動画像データの転送方法を説明する図であ
る。
【図9】本発明を適用した画像処理装置におけるRAMか
らDSPへの動画像データの転送方法を説明する図であ
る。
【図10】RAMに記憶された動画像データの配置例を示
す図である。
【図11】図10で示すようにRAMに記憶された動画像
データをDSPに転送した場合の例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU,2 ROM,3 RAM,4 DSP,7 半導体メモ
リコントローラ,8半導体メモリドライブ,9 半導体
メモリ,10 LCDコントローラ,11 LCD,31 入
出力部,32 制御部,33 RGB変換部,34 デコ
ーダ,35制御レジスタ,35a 割り込み制御レジス
タ,35b 出力バッファ上書き制御レジスタ,35c
デコード制御レジスタ,36 データ制御バッファ,
36a 入力バッファ,36b 中間バッファ,36c
出力バッファ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA23 FA25 FA27 GA11 GB01 GB05 GB37 HA33 HA40 JA30 5C059 RB02 RC07 SS11 SS20 UA05 UA34 UA38 UA39 5C082 AA02 AA27 BA12 BA41 BB44 BB53 BD02 DA61 DA86 MM02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮された複数のデータを記憶する記憶
    手段と、 前記圧縮された複数のデータを伸長する伸張手段と、 前記記憶手段により記憶されている圧縮された複数のデ
    ータのうち、所定のデータを2バイト単位で前記伸張手
    段に転送する転送手段と、 前記記憶手段により記憶された複数のデータが1バイト
    単位で構成され、先頭データから2バイト単位で区切っ
    た場合、前記所定のデータの先頭の1バイトが、前記2
    バイト単位で区切られたデータの先頭の1バイトではな
    いとき、前記所定のデータの先頭位置の前に1バイトの
    ダミーデータを付加する付加手段とを備えることを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 圧縮された複数のデータを記憶する記憶
    ステップと、 前記圧縮された複数のデータを伸長する伸張ステップ
    と、 前記記憶ステップの処理で記憶されている圧縮された複
    数のデータのうち、所定のデータを2バイト単位で前記
    伸張ステップの処理が実行できるように転送する転送ス
    テップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された複数のデータが1
    バイト単位で構成され、先頭データから2バイト単位で
    区切った場合、前記所定のデータの先頭の1バイトが、
    前記2バイト単位で区切られたデータの先頭の1バイト
    ではないとき、前記所定のデータの先頭位置の前に1バ
    イトのダミーデータを付加する付加ステップとを含むこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 圧縮された複数のデータの記憶を制御す
    る記憶制御ステップと、 前記圧縮された複数のデータの伸長を制御する伸張制御
    ステップと、 前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御されている圧
    縮された複数のデータのうち、所定のデータを2バイト
    単位で前記伸張制御ステップの処理が制御できるように
    転送を制御する転送制御ステップと、 前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された複数の
    データが1バイト単位で構成され、先頭データから2バ
    イト単位で区切った場合、前記所定のデータの先頭の1
    バイトが、前記2バイト単位で区切られたデータの先頭
    の1バイトではないとき、前記所定のデータの先頭位置
    の前に1バイトのダミーデータの付加を制御する付加制
    御ステップとを実行させるプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010175638A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Mitsubishi Electric Corp 表示装置及び表示装置の表示方法
US8970604B2 (en) 2009-01-27 2015-03-03 Mitsubishi Electric Corporation State display device and display method of state display device

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