JP2003152957A - 画像形成装置、その制御方法および該制御方法を実現するためのプログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法および該制御方法を実現するためのプログラム

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JP2003152957A
JP2003152957A JP2001351500A JP2001351500A JP2003152957A JP 2003152957 A JP2003152957 A JP 2003152957A JP 2001351500 A JP2001351500 A JP 2001351500A JP 2001351500 A JP2001351500 A JP 2001351500A JP 2003152957 A JP2003152957 A JP 2003152957A
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image reading
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Yasushi Shimizu
泰志 清水
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光学系部分の位置を固定して原稿を読み取る
画像形成装置において、画像読み取り位置に移動し易い
汚れがあったとしても、該汚れの影響による画質の劣化
を抑止することが可能な画像形成装置、その制御方法お
よび該制御方法を実現するためのプログラムを提供す
る。 【解決手段】コピー指示を行うと、原稿給紙ユニットに
原稿が積載されているか否かが判別され、原稿が積載さ
れているときには、最初に給紙すべき原稿が流し読み位
置まで搬送され(ステップS2→S3)、この流し込み
位置を通過することで当該原稿の画像が読み取られる
(ステップS4)。そして、流し読み位置のゴミの検出
処理がなされ(ステップS5)、その結果、ゴミが検出
されたときには、スキャンを中止し、ゴミが検出されな
いときには、ステップS2に戻って、原稿給紙ユニット
の原稿がなくなるか、流し読み位置のゴミが検出される
まで、ステップS3〜S5の処理が繰り返し行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ装置、デ
ジタル複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置、
その制御方法および該制御方法を実現するためのプログ
ラムに関し、特に、画像を光学的に読み取る際に読取の
光学系の位置を固定し、読取位置に対して原稿を通過さ
せることにより画像の読取を行う、いわゆる「原稿流し
読み」方式における流し読み位置の汚れを検出するよう
にした画像形成装置、その制御方法および該制御方法を
実現するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スキャナやデジタル複写機、ファ
クシミリなどの分野で原稿の読取速度が著しく向上して
いる。そして、読取速度を向上させるにあたり、原稿を
読み取る多数のCCD(charge coupled device)を搭
載した光学系部分の位置を固定し、その上を等速で原稿
移動させることで、画像の読取を行うようにしたものが
増えている。
【0003】このように、光学系の位置を固定し、原稿
を移動させることで画像を読み取るようにした画像形成
装置では、固定位置の光学系部分と原稿との間にあるガ
ラスが、ゴミ、手垢、インク、あるいは原稿の搬送によ
って発生する紙粉の付着等によって汚れていた場合(図
5および図6参照)には、光学系部分を移動させずに原
稿の画像を読み取るため、原稿の画像上にこの汚れ部分
が原稿移動方向、すなわち副走査方向に線となって現
れ、副走査方向に黒スジが入るなど、画質が著しく劣化
することが少なくなかった(図7(a)参照)。
【0004】この問題を解決するために、光学系の読取
部分の汚れを予め検出することにより、画像に黒スジが
入ることを未然に防ぐ方法が既にいくつか提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の画
像形成装置、すなわち光学系部分の位置を固定して原稿
を流し読みするような画像形成装置では、複数頁の原稿
束を自動原稿送り装置によって送り、流し読みを行った
ときに、汚れが紙粉のような比較的移動しやすいもので
ある場合には、原稿搬送中に汚れが移動したり、突然現
れたり、消えたりすることが頻繁に発生する。このた
め、画像によっては、副走査方向途中までの黒スジが発
生したり(図7(b)参照)、画像途中からの黒スジが
発生したり(図7(c)参照)する。このように、移動
し易い汚れは、複数頁の原稿搬送中に突然出現したり、
あるいは消滅したりするため、原稿束の読み取りを開始
する前に汚れの有無を確認するだけでは、画像に出現す
る汚れを検出することができず、画質の著しい劣化を引
き起こす原因となっていた。
【0006】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、光学系部分の位置を固定して原稿を流し読みす
るような画像形成装置において、原稿束を読み取り中
に、画像読み取り位置に移動し易い汚れがあったとして
も、該汚れの影響による画質の劣化を抑止することが可
能な画像形成装置、その制御方法および該制御方法を実
現するためのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像形成装置は、原稿に記載され
た画像を読み取る画像読み取り手段の位置を固定し、前
記原稿を、原稿搬送手段により前記画像読み取り手段上
を等速で搬送させながら、当該原稿の画像を読み取り、
該読み取られた画像に基づいて画像を形成する画像形成
装置において、前記画像読み取り手段の画像読み取り面
の汚れを検出する汚れ検出手段を有し、該汚れ検出手段
は、前記原稿搬送手段によって原稿が前記画像読み取り
手段に搬送される度に、該画像読み取り手段の画像読み
取り面の汚れを検出することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置において、前記汚れ検出手段によって
前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚れが検出さ
れたときには、前記搬送手段による新たな原稿の搬送を
中断させる中断手段をさらに有することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の画像形成装置は、請求項
1または2のいずれかの画像形成装置において、前記汚
れ検出手段によって前記画像読み取り手段の画像読み取
り面の汚れが検出されたときには、このとき前記画像読
み取り手段によって読み取られた画像を削除する削除手
段をさらに有することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の画像形成装置は、請求項
1の画像形成装置において、前記汚れ検出手段によって
前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚れが検出さ
れたときには、該汚れを補正する補正手段をさらに有す
ることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の画像形成装置は、請求項
4の画像形成装置において、前記補正手段による補正を
行うか否かをユーザに選択させるための選択手段をさら
に有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項6に記載
の画像形成装置の制御方法は、原稿に記載された画像を
読み取る画像読み取り手段の位置を固定し、前記原稿
を、原稿搬送手段により前記画像読み取り手段上を等速
で搬送させながら、当該原稿の画像を読み取り、該読み
取られた画像に基づいて画像を形成する画像形成装置を
制御する制御方法において、前記画像読み取り手段の画
像読み取り面の汚れを検出する汚れ検出ステップを有
し、該汚れ検出ステップでは、前記原稿搬送手段によっ
て原稿が前記画像読み取り手段に搬送される度に、該画
像読み取り手段の画像読み取り面の汚れを検出すること
を特徴とする。
【0013】請求項7に記載の画像形成装置の制御方法
は、請求項6の画像形成装置の制御方法において、前記
汚れ検出ステップによって前記画像読み取り手段の画像
読み取り面の汚れが検出されたときには、前記搬送手段
による新たな原稿の搬送を中断させる中断ステップをさ
らに有することを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の画像形成装置の制御方法
は、請求項6または7のいずれかの画像形成装置の制御
方法において、前記汚れ検出ステップによって前記画像
読み取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたとき
には、このとき前記画像読み取り手段によって読み取ら
れた画像を削除する削除ステップをさらに有することを
特徴とする。
【0015】請求項9に記載の画像形成装置の制御方法
は、請求項6の画像形成装置の制御方法において、前記
汚れ検出ステップによって前記画像読み取り手段の画像
読み取り面の汚れが検出されたときには、該汚れを補正
する補正ステップをさらに有することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項10に記
載のプログラムは、原稿に記載された画像を読み取る画
像読み取り手段の位置を固定し、前記原稿を、原稿搬送
手段により前記画像読み取り手段上を等速で搬送させな
がら、当該原稿の画像を読み取り、該読み取られた画像
に基づいて画像を形成する画像形成装置を制御する制御
方法を、コンピュータに実現させるためのプログラムで
あって、前記制御方法は、前記画像読み取り手段の画像
読み取り面の汚れを検出する汚れ検出ステップを有し、
該汚れ検出ステップでは、前記原稿搬送手段によって原
稿が前記画像読み取り手段に搬送される度に、該画像読
み取り手段の画像読み取り面の汚れを検出することを特
徴とする。
【0017】請求項11に記載のプログラムは、請求項
10のプログラムにおいて、前記制御方法は、前記汚れ
検出ステップによって前記画像読み取り手段の画像読み
取り面の汚れが検出されたときには、前記搬送手段によ
る新たな原稿の搬送を中断させる中断ステップをさらに
有することを特徴とする。
【0018】請求項12に記載のプログラムは、請求項
10または11のいずれかのプログラムにおいて、前記
制御方法は、前記汚れ検出ステップによって前記画像読
み取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたときに
は、このとき前記画像読み取り手段によって読み取られ
た画像を削除する削除ステップをさらに有することを特
徴とする。
【0019】請求項13に記載のプログラムは、請求項
10のプログラムにおいて、前記制御方法は、前記汚れ
検出ステップによって前記画像読み取り手段の画像読み
取り面の汚れが検出されたときには、該汚れを補正する
補正ステップをさらに有することを特徴とする。
【0020】請求項14に記載の記憶媒体は、請求項1
0〜13のいずれかのプログラムを格納したことを特徴
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0022】図1は、本発明の一実施の形態に係る画像
形成装置の概略構成を示すブロック構成図である。
【0023】同図に示すように、画像形成装置1は、イ
ーサネット(登録商標)等のLAN(Local AreaNetwor
k)400を介して、ホストコンピュータ3,4に接続
されている。
【0024】そして、画像形成装置1は、画像データの
読取処理を行うリーダ部2と、画像データの出力処理を
行うプリンタ部6と、画像データの入出力操作を行うキ
ーボード、および画像データや各種機能の表示などを行
う液晶パネルを備えた操作部7と、制御プログラムや画
像データ等が予め書き込まれたCD−ROMをドライブ
するCD−ROMドライブ8と、これら各構成要素2,
6〜8に接続されて、該各構成要素2,6〜8を制御す
るコントローラ部110とから構成されている。
【0025】さらに、リーダ部2は、原稿用紙を搬送す
る原稿給紙ユニット(DFユニット)10と、原稿画像
を光学的に読み取って電気信号としての画像データに変
換するスキャナユニット11とを有し、プリンタ部6
は、記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた
給紙ユニット12と、画像データを記録用紙に転写して
定着させるマーキングユニット13と、印字された記録
用紙にソート処理やステイプル処理を施して、外部に排
出する排紙ユニット14とを有している。
【0026】図2は、リーダ部2およびプリンタ部6の
詳細な構成を示す内部構成図であって、リーダ部5はプ
リンタ部6上に載置されている。
【0027】リーダ部2では、原稿給送ユニット10に
積層された原稿用紙がその積層順に従って、先頭から順
次1枚ずつプラテンガラス15上に給送され、スキャナ
ユニット11で所定の読取動作が終了した後、該読み取
られた原稿用紙はプラテンガラス15上から原稿給送ユ
ニット10に排出される。
【0028】また、上記スキャナユニット11では、原
稿用紙がプラテンガラス15上に搬送されてくるとラン
プ16が点灯し、次いで光学ユニット17の移動を開始
させ、原稿用紙を下方から照射して、走査する。そし
て、原稿用紙からの反射光は、複数のミラー18〜2
0、およびレンズ21を介してCCDイメージセンサ
(以下、単に「CCD」と略す)22へと導かれ、走査
された原稿画像はCCD22によって読み取られる。そ
して、CCD22で読み取られた画像データは、所定の
処理が施された後、コントローラユニット110(図2
では図示省略)に転送される。
【0029】あるいは、こちらが本実施の形態で主とな
る方式であるが、原稿給送ユニット10が原稿流し読み
機能を有している場合には、原稿給送部10に積層され
た原稿用紙は、原稿給送部10から原稿流し読み位置1
5aを一定の速度で通過する。
【0030】この場合、光学ユニット17は、原稿流し
読み位置15aに移動し、等速で搬送される原稿をラン
プ16によって照射し、CCD22によって随時読み取
ることで画像データを生成し、コントローラユニット1
10に転送する。
【0031】次いで、プリント部6では、コントローラ
部9から出力された画像データに対応するレーザ光が、
レーザドライバ(図示せず)により駆動されるレーザ発
光部24から発光され、該レーザ光に応じた静電潜像が
マーキング部13の感光ドラム25に形成され、現像器
26により該静電潜像の部分に現像剤が付着する。
【0032】一方、レーザ光の照射開始と同期したタイ
ミングで、給紙ユニット12(給紙カセット12aおよ
び12b)から記録用紙が給紙されて転写部27に搬送
され、感光ドラム25に付着している現像剤を記録用紙
に転写する。画像データが転写された記録用紙は定着部
28に搬送され、定着部28における加熱・加圧処理に
より画像データが記録紙に定着される。
【0033】そして、画像データを記録用紙に片面記録
する場合には、定着部28を通過した記録用紙が排出ロ
ーラ29によってそのまま排紙ユニット14に排出さ
れ、排紙ユニット14は、排出された記録用紙を束ねて
記録用紙の仕分けを行い、また、仕分けされた記録用紙
に対してステイプル処理を行う。
【0034】また、画像データを記録用紙に両面記録す
る場合には、排出ローラ29まで記録用紙を搬送した
後、該排出ローラ29の回転方向を逆転させ、フラッパ
30によって再給紙搬送路31へと導き、該再給紙搬送
路31に導かれた記録用紙は上述と同様にして転写部2
7に搬送される。
【0035】図1に戻り、コントローラ部110は、た
とえば単一の電子部品で構成され、リーダ部2で読み取
られた画像データをコードに変換し、LAN400を介
してホストコンピュータ3および4に送信するスキャナ
機能と、ホストコンピュータ3および4からLAN2を
介して受信したコードデータを画像データに変換し、プ
リンタ部6に出力するプリンタ機能と、その他の機能と
を有している。
【0036】図3は、コントローラ部110の詳細な構
成を示すブロック図である。
【0037】同図に示すように、メインコントローラ3
2は、CPU33、バスコントローラ34および後述す
る各種コントローラ回路を含む機能ブロックを内蔵する
とともに、ROMI/F(インターフェース)35を介
してROM36と接続され、DRAMI/F37を介し
てDRAM(dynamic RAM)38と接続され、コーデッ
クI/F39を介してコーデック(Codec)40と
接続され、また、ネットワークI/F41を介してネッ
トワークコントローラ42と接続されている。
【0038】ROM36は、メインコントローラ32の
CPU33で実行される各種制御プログラムや演算デー
タを格納している。DRAM38は、CPU33が動作
するための作業領域や画像データを蓄積するための領域
として使用される。コーデック40は、DRAM38に
蓄積されたラスタ・イメージデータをMH(modifiedHu
ffman)/MR(modified READ)/MMR(modified m
odified READ)/JBIG(joint bi-level image exp
erts group)などの周知の圧縮方式で圧縮し、また圧縮
されたデータをラスタ・イメージに伸長する。また、コ
ーデック40にはSRAM(static RAM)43が接続さ
れており、該SRAM43はコーデック40の一時的な
作業領域として使用される。
【0039】ネットワークコントローラ42は、コネク
タ44を介してLAN400との間で所定の制御動作を
行う。
【0040】また、メインコントローラ32は、スキャ
ナバス45を介してスキャナI/F46に接続され、プ
リンタバス47を介してプリンタI/F48に接続さ
れ、さらにPCIバス等の汎用高速バス49を介して拡
張ボードを接続するための拡張コネクタ50および入出
力制御部(I/O制御部)51に接続されている。
【0041】I/O制御部51には、リーダ部2やプリ
ンタ部6との間で制御コマンドを送受信するための調歩
同期式のシリアル通信コントローラ52が2チャンネル
装備されており、該シリアル通信コントローラ52は、
I/Oバス53を介してスキャナI/F46およびプリ
ンタI/F48に接続されている。
【0042】スキャナI/F48は、第1の調歩同期シ
リアルI/F54および第1のビデオI/F55を介し
てスキャナコネクタ56に接続され、さらに、該スキャ
ナコネクタ56は、リーダ部2のスキャナユニット11
に接続されている。そして、スキャナI/F46は、ス
キャナ部11から受信した画像データに対し所望の2値
化処理や、主走査方向および/または副走査方向の変倍
処理を行い、またスキャナ部11から送信されてきたビ
デオ信号に基づいて制御信号を生成し、スキャナバス4
5を介してメインコントローラ32に転送する。
【0043】また、プリンタI/F48は、第2の調歩
同期シリアルI/F57および第2のビデオI/F58
を介してプリンタコネクタ59に接続され、さらに、該
プリンタコネクタ59は、プリンタ部6のマーキングユ
ニット13に接続されている。そして、プリンタI/F
48は、メインコントローラ32から出力された画像デ
ータにスムージング処理を施して該画像データをマーキ
ングユニット13に出力し、さらに、マーキングユニッ
ト13から送信されたビデオ信号に基づいて、生成され
た制御信号をプリンタバス47に出力する。
【0044】そして、CPU33は、ROM36からR
OMI/F35を介して読み出された制御プログラムに
基づいて動作し、たとえば、ホストコンピュータ3およ
び4から受信したPDL(ページ記述言語)データを解
釈し、ラスタ・イメージデータに展開する処理を行う。
【0045】また、バスコントローラ34は、スキャナ
I/F46、プリンタI/F48およびその他拡張コネ
クタ50等に接続された外部機器から入出力されるデー
タ転送を制御するものであり、バス競合時のアービトレ
ーション(調停)やDMA(direct memory access)デ
ータ転送の制御を行う。すなわち、たとえば、上述した
DRAM38とコーデック40との間のデータ転送や、
スキャナ部5からDRAM38へのデータ転送、DRA
M38からマーキングユニット13へのデータ転送等
は、バスコントローラ34によって制御され、DMA転
送される。
【0046】また、I/O制御部51は、LCDコント
ローラ60およびキー入力I/F61を介してパネルI
/F62に接続されている。また、I/O制御部51
は、不揮発性メモリとしてのEEPROM(electrical
ly erasable and programmableROM)66に接続され、
またE−IDE(Enhanced ? Integrated Device Elec
tronics)コネクタ63を介してCD−ROMドライブ
8に接続され、さらに、機器内で管理する日付と時刻を
更新/保存するリアルタイムクロックモジュール64に
接続されている。なお、リアルタイムクロックモジュー
ル64は、バックアップ用電池65に接続されて該バッ
クアップ用電池65によりバックアップされている。
【0047】図4は、メインコントローラ32の詳細な
構成を示すブロック構成図である。
【0048】同図において、バスコントローラ34は、
4×4の64ビットクロスバススイッチで構成され、6
4ビットのプロセッサバス(Pバス)67を介してCP
U33に接続され、またメモリ専用のローカルバス(M
バス)68を介して、キャッシュメモリ69aを備えた
メモリ(SDRAM&ROM)コントローラ(MC)6
9に接続されている。なお、メモリコントローラ69
は、ROM36やDRAM38などのメモリ類と接続さ
れ、これらのメモリ類の動作を制御する。
【0049】さらに、バスコントローラ34は、グラフ
ィックスバス(Gバス)70を介してGバスアービタ7
1およびスキャナ・プリンタコントローラ72と接続さ
れ、また、入出力バス(Bバス)73を介して、Bバス
アービタ74、Gバスアービタ71、インタラプトコン
トローラ75、および各種機能ブロック(電力管理ユニ
ット76、UART(Universal Asynchronous Receive
r / Transmitter)などのシリアルI/Fコントローラ
77、USB(Universal Serial Bus)コントローラ7
8、IEEE1284等のパラレルI/Fコントローラ
79、LANコントローラ80、汎用入出力コントロー
ラ81、Bバス73と外部バスであるPCIバスとの間
でI/F動作を司るPCIバスI/F82、およびスキ
ャナ・プリンタコントローラ72)と接続されている。
【0050】Bバスアービタ74は、Bバス73を協調
制御するアービトレーションであり、Bバス73のバス
使用要求を受け付け、調停の後、使用許可を、選択され
た一つのマスタに与え、これにより同時に2つ以上のマ
スタがバスアクセスを行うのを禁止している。なお、ア
ービトレーション方式は、本実施の形態では、たとえば
3段階の優先権を有し、それぞれの優先権に複数のマス
タが割り当てられる。
【0051】インタラプトコントローラ75は、上述し
た各機能ブロックおよびコントローラユニット110の
外部からインタラプトを集積し、CPU33がサポート
するコントローラ類72、77〜82およびノンマスカ
ブルインタラプト(NMI)に再配分する。
【0052】電力管理ユニット76は、機能ブロック毎
に電力を管理し、さらに、1チップで構成されている電
子部品としてコントローラユニット110の消費電力量
の監視を行う。すなわち、コントローラユニット110
は、CPU33を内蔵した大規模なASIC(特定用途
向けIC)で構成されており、このため全ての機能ブロ
ックが同時に動作すると大量の熱を発生して、コントロ
ーラ部9自体が破壊されてしまう虞がある。そこで、こ
のような事態を防止するために、各機能ブロック毎に消
費電力を管理し、各機能ブロックの消費電力量はパワー
マネージメントレベルとして電力管理ユニット76に集
積される。そして、該電力管理ユニット76では各機能
ブロックの消費電力量を合計し、該消費電力量が限界消
費電力を超えないように各機能ブロックの消費電力量を
一括して、監視する。
【0053】Gバスアービタ71は、中央アービトレー
ション方式によりGバス70を協調制御しており、各バ
スマスタに対して専用の要求信号と許可信号とを有す
る。なお、バスマスタへの優先権の付与方式として、全
てのバスマスタを同じ優先権として、公平にバス権を付
与する公平アービトレーションモードと、いずれか一つ
のバスマスタに対して優先的にバスを使用させる優先ア
ービトレーションモードのいずれかを指定することがで
きる。
【0054】以下、以上のように構成された画像形成装
置が実行する制御処理を説明する。
【0055】本実施の形態の画像形成装置は、図5に示
すように、リーダ部5中の原稿流し読み位置15aに読
取画像の画質を著しく低下させる虞のあるゴミ等の汚れ
(以下、「ゴミ」に限定して説明する)がある場合、そ
のゴミを検出して、ユーザに通知し、または、ゴミを補
正する際の判断基準を提供するものであり、主にゴミ検
出処理の動作タイミングおよび手順に関するものであ
る。したがって、ゴミ検出のアルゴリズムは一例に過ぎ
ない。また、ゴミの影響を補正する補正処理について
も、本発明の特徴ではないため、その詳細な説明を省略
する。
【0056】図8は、原稿給紙ユニット10を使用して
給紙した原稿をスキャンする原稿スキャン処理の手順を
示すフローチャートである。
【0057】同図において、まず、ステップS1では、
ユーザが原稿給紙ユニット10を用いて、通常の原稿読
み込み動作を行うこと(DFコピー)を、操作部7を介
して指示すると、その指示を受け付ける。このユーザか
らの指示は、パネルI/F62を介してCPU33に通
知され、CPU33は、ステップS2に処理を進める。
【0058】ステップS2では、原稿給紙ユニット10
に設けられたセンサ(図示せず)で、読み込むべき1頁
目の原稿(1頁目以降は、次の原稿)の存在を検出す
る。そして、この次原稿の存在の情報は、スキャナユニ
ット11を介して、コントローラ部110に通知され、
コネクタ56およびスキャナI/F46を介して、メイ
ンコントローラ32のCPU33に通知される。ステッ
プS2で、読み込むべき次の原稿があると判定された場
合には、CPU33は、処理をステップS3に移行す
る。
【0059】ステップS3では、CPU33は、スキャ
ナI/F46を介して、スキャナユニット11に対して
原稿の引き込み処理実行を要求する。スキャナユニット
11は、原稿給紙ユニット10に対して原稿の引き込み
を要求し、流し読み位置15aの手前まで原稿を搬送
し、搬送が完了したことをCPU33に通知する。この
とき、原稿が紙詰まりを起こすことが考えられるが、こ
の処理に関しては本発明の特徴ではないため、その説明
およびフローチャートへの記述を省略する。
【0060】ステップS3で、原稿の引き込みが完了し
たことを通知されたCPU33は、ステップS4に処理
を移行し、スキャナI/F46を介して、スキャナユニ
ット11に原稿の読み取りを実行することを指示する。
【0061】ステップS4では、スキャナユニット11
は、原稿給紙ユニット10に対して等速で原稿を原稿流
し読み位置15aを通過させることを指示し、スキャナ
ユニット11で読み取られた原稿画像は、前述したよう
に、コントローラ部110に転送され、スキャナコネク
タ56、ビデオI/F55およびスキャナI/F46を
介してDRAM38に記録される。記録された原稿は、
プリンタ部6を介して出力されるか、あるいはコーデッ
ク40を介して画像圧縮され、ネットワークコントロー
ラ42を介してLAN400を通じて外部のPCあるい
は他の画像入出力装置に転送することが可能である。
【0062】ステップS4で、スキャン処理を終了した
CPU33は、ステップS5に処理を移行し、流し読み
位置のゴミの検出処理を実行する。ゴミ検出のアルゴリ
ズムについては、前述のように、本発明の特徴ではない
ため、その詳細な説明は省略するが、一例として以下の
ような処理を行う。
【0063】最初に、コントローラ部9からの指示でス
キャナ部7は、位置15aのガラス板および原稿給送部
10の裏面画像の読取を実行する。読み取られた画像
は、原稿画像と同様にして、コントローラ部9に転送さ
れ、スキャナコネクタ56、ビデオI/F55およびス
キャナI/F46を介してDRAM38に記録される。
このとき、通常原稿をスキャンする際にはスキャナI/
F46で画像の2値化、あるいはLUTによる画像濃度
の変更やフィルタ処理など各種画像処理を施すことがで
きるが、ゴミ検出用に多値(256階調)画像として、
副走査方向に64ライン以上の画像を、DRAM38に
取り込む。
【0064】コントローラ部9では、CPU33によっ
て、DRAM38に記録された、上記読み取った画像の
副走査方向の平均値を算出する。1ラインのデータが、
たとえば7000画素によって構成されているとし、ラ
イン数を64ラインとしたときには、D(X,Y)を画
素データとして、Xをライン(副走査)方向の座標と
し、Yを主走査方向の座標とした場合、 Line<1>:D(1,1),D(1,2),D(1,3),D(1,4)………,D(1,700
0) Line<2>:D(2,1),D(2,2),D(2,3),D(2,4)………,D(2,700
0) Line<3>:D(3,1),D(3,2),D(3,3),D(3,4)………,D(3,700
0) Line<4>:D(4,1),D(4,2),D(4,3),D(4,4)………,D(4,700
0) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Line<64>:D(64,1),D(64,2),D(64,3),D(64,4)………,D
(64,7000) となり、このときの副走査方向の平均値Dii(x)は Dii(x) = (D(1,x)+D(2,x)+D(3,x)...................
+D(64,x))/64 となる。
【0065】次に、上記手順で求めた副走査方向の平均
値Dii(x)を使用し、主走査方向の平均値をCPU33に
よって算出する。すなわち、読み取った全ライン中の画
素の平均濃度 AVE = (Dii(1)+Dii(2)+Dii(3).... +Dii(7000))/7000 を算出する。
【0066】次に、ユーザが指定可能な判定基準からゴ
ミ検出判定レベルをCPU33によって算出する。本実
施の形態では、ユーザが指定可能な判定基準とは、予め
ユーザがパネルI/F62を介して、入力する値であ
り、たとえば、0〜100レベルのいずれかが判定基準
の平均値の掛け率Zとして設定可能であるとする。この
値Zは、予めユーザがパネルI/F62を介して設定す
るものであるが、その設定内容はEEPROM66に記
録されているので、値Zは、CPU33がI/O制御部
51を介して読み出したものである。
【0067】この場合、判定レベルJudgeは、 Judge = AVE×Z/100 となる。
【0068】そして、汚れの検出は、副走査方向の平均
値Dii(x)が判定レベルJudge より大きい(Dii(x)>Judg
e)場合に、汚れと判定するものとする。この判定結果
は、CPU33がDRAM38に書き込む。
【0069】CPU33は、ゴミ検出の判定結果、すな
わちゴミが検出されたか否かを示すデータを、ゴミが検
出された場合にはゴミの位置情報データとともに、DR
AM38に書き込む。
【0070】図6は、ゴミが載ったプラテンガラス15
を上方から見た図である。ゴミ(黒丸)が図のように存
在する場合には、上記のアルゴリズムによって、画像デ
ータから座標Xに存在するゴミの座標位置も検出可能で
ある。また、このように、座標Xにゴミが存在する場合
には、図7(a)〜(c)に示すように、画像副走査方
向に著しく画質を劣化させる黒スジが発生する。
【0071】ステップS6では、ステップS5での処理
結果で、ゴミがあると判定された場合には、CPU33
は、処理をステップS7へ移行させる一方、ゴミがない
と判定された場合にはステップS2に処理を戻す。
【0072】ステップS7では、流し読み位置にゴミが
あると判断されたので、スキャン処理を中止する。ま
た、最後に読み取った画像には、図7(b)に示すよう
な副走査途中から出現する黒スジが乗っている可能性が
高いため、最後に読み取った画像は正常に読み込みが終
了しなかったものとして処理する。スキャン中止した後
の復帰後、リカバリ処理を行う場合には、最後の画像は
再度読み取る必要がある。このようなリカバリを考慮し
た終了処理をステップS7で行った後、処理を終了す
る。
【0073】ステップS2ではゴミがないと判定された
ので、引き続き次の原稿の有無を確認し、ステップS6
でゴミがあると判断されるか、もしくはステップS2で
次の原稿がないと判断されるまで、後続の頁のスキャン
処理を続行する。
【0074】このようにして、原稿給紙ユニット10か
らの原稿束の読み取り中に、原稿束の頁間でゴミ検出動
作を行うことができるようにしたので、図7(b),
(c)に示すような、原稿束スキャン中に出現したり消
えたりする、あるいは移動するゴミを検出することが可
能となり、著しく画質の劣化した画像を読み取ることを
避けることが可能となる。
【0075】次に、本発明の他の実施の形態に係る画像
形成装置について説明する。
【0076】本実施の形態の画像形成装置は、上記実施
の形態の画像形成装置に対して、制御処理方法が異なる
のみであるため、そのハードウェアは、上記実施の形態
の画像形成装置と同様のもの、すなわち図1〜図4に記
載されたものと同様のものを使用する。
【0077】図9は、本実施の形態の画像形成装置が実
行する原稿スキャン処理の手順を示すフローチャートで
ある。同図の原稿スキャン処理は、図8の原稿スキャン
処理に対して、原稿読み取り位置にゴミを検出した際に
画像上に発生する黒スジを補正する処理を行うようにし
た点が異なっている。
【0078】図9において、まず、ステップS11で
は、ユーザが原稿給紙ユニット10を用いて、通常の原
稿読み込み動作を行うこと(DFコピー)を、操作部7
を介して指示すると、その指示を受け付ける。
【0079】このユーザからの指示は、パネルI/F6
2を介してCPU33に通知され、CPU33は、ステ
ップS12に処理を進める。
【0080】ステップS12では、原稿給紙ユニット1
0に設けられたセンサ(図示せず)で、読み込むべき1
頁目の原稿(1頁目以降は、次の原稿)の存在を検出す
る。そして、この次原稿の存在の情報は、スキャナユニ
ット11を介して、コントローラ部110に通知され、
コネクタ56およびスキャナI/F46を介して、メイ
ンコントローラ32のCPU33に通知される。ステッ
プS12で、読み込むべき次の原稿があると判定された
場合には、CPU33は、処理をステップS13に移行
する。
【0081】ステップS13では、CPU33は、スキ
ャナI/F46を介して、スキャナユニット11に対し
て原稿の引き込み処理実行を要求する。スキャナユニッ
ト11は、原稿給紙ユニット10に対して原稿の引き込
みを要求し、流し読み位置15aの手前まで原稿を搬送
し、搬送が完了したことをCPU33に通知する。この
とき、原稿が紙詰まりを起こすことが考えられるが、こ
の処理に関しては本発明の特徴でないため、その説明お
よびフローチャートへの記述を省略する。
【0082】ステップS13で、原稿の引き込みが完了
したことを通知されたCPU33は、ステップS14に
処理を移行し、スキャナI/F46を介して、スキャナ
ユニット11に原稿の読み取りを実行することを指示す
る。
【0083】ステップS14では、スキャナユニット1
1は、原稿給紙ユニット10に対して等速で原稿を原稿
流し読み位置15aを通過させることを指示し、スキャ
ナユニット11で読み取られた原稿画像は、前述したよ
うに、コントローラ部110に転送され、スキャナコネ
クタ56、ビデオI/F55およびスキャナI/F46
を介してDRAM38に記録される。記録された原稿
は、プリンタ部6を介して出力されるか、あるいはコー
デック40を介して画像圧縮され、ネットワークコント
ローラ42を介してLAN400を通じて外部のPCあ
るいは他の画像入出力装置に転送することが可能であ
る。
【0084】ステップS14で、スキャン処理を終了し
たCPU33は、ステップS15に処理を移行し、流し
読み位置のゴミの検出処理を実行する。ゴミ検出のアル
ゴリズムについては、前述のように本発明の特徴ではな
いため、その詳細な説明は省略するが、一例として以下
のような処理を行う。
【0085】最初に、コントローラ部9からの指示でス
キャナ部7は、位置15aのガラス板および原稿給送部
10の裏面画像の読取を実行する。読み取られた画像
は、原稿画像と同様にして、コントローラ部9に転送さ
れ、スキャナコネクタ56、ビデオI/F55およびス
キャナI/F46を介してDRAM38に記録される。
このとき、通常原稿をスキャンする際にはスキャナI/
F46で画像の2値化を行ったり、あるいはLUTによ
る画像濃度の変更やフィルタ処理など各種画像処理を施
すことができるが、ゴミ検出用に多値(256階調)画
像として、副走査方向に64ライン以上の画像をDRA
M38に取り込む。
【0086】コントローラ部9では、CPU33によっ
て、DRAM38に記録された、上記読み取った画像の
副走査方向の平均値を算出する。1ラインのデータが、
たとえば7000画素によって構成されているとし、ライン
数を64ラインとした場合は、D(X,Y)を画素データとし
て、Xをライン(副走査)方向の座標、Yを主走査方向
の座標とした場合、 Line<1>:D(1,1),D(1,2),D(1,3),D(1,4)………,D(1,700
0) Line<2>:D(2,1),D(2,2),D(2,3),D(2,4)………,D(2,700
0) Line<3>:D(3,1),D(3,2),D(3,3),D(3,4)………,D(3,700
0) Line<4>:D(4,1),D(4,2),D(4,3),D(4,4)………,D(4,700
0) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Line<64>:D(64,1),D(64,2),D(64,3),D(64,4)………,D
(64,7000) となり、このときの副走査方向の平均値Dii(x)は Dii(x) = (D(1,x)+D(2,x)+D(3,x)...................
+D(64,x))/64 となる。
【0087】次に、上記手順で求めた副走査方向の平均
値Dii(x)を使用し、主走査方向の平均値をCPU33に
よって算出する。すなわち、読み取った全ライン中の画
素の平均濃度 AVE = (Dii(1)+Dii(2)+Dii(3).... +Dii(7000))/7000 を算出する。
【0088】次に、ユーザが指定可能な判定基準からゴ
ミ検出判定レベルをCPU33によって算出する。本実
施の形態では、ユーザが指定可能な判定基準とは、予め
ユーザがパネルI/F62を介して、入力した値であ
り、たとえば、0〜100レベルのいずれかが判定基準
の平均値の掛け率Zとして設定可能であるとする。この
値Zは、予めユーザがパネルI/F62を介して設定す
るものであるが、その設定内容はEEPROM66に記
録されているので、値Zは、CPU33がI/O制御部
51を介して読み出したものである。
【0089】この場合、判定レベルJudge は、 Judge = AVE×Z/100 となる。
【0090】そして、汚れの検出は、副走査方向の平均
値Dii(x)が判定レベルJudge より大きい(Dii(x)>Judg
e)場合に、汚れと判定するものとする。この判定結果
は、CPU33がDRAM38に書き込む。
【0091】CPU33は、ゴミ検出の判定結果、すな
わちゴミが検出されたか否かを示すデータを、ゴミが検
出された場合にはゴミの位置情報データとともに、DR
AM38に書き込む。
【0092】図6は、ゴミが載ったプラテンガラス15
を上方から見た図である。ゴミ(黒丸)が図のように存
在する場合には、上記アルゴリズムによって、画像デー
タから座標Xに存在するゴミの座標位置も検出可能であ
る。また、このように、座標Xにゴミが存在する場合に
は、図7(a)〜(c)に示すように、画像副走査方向
に著しく画質を劣化させる黒スジが発生する。
【0093】ステップS16では、ステップS15での
処理結果で、ゴミがあると判定された場合には、CPU
33は、処理をステップS17へ移行させる一方、ゴミ
がないと判定された場合にはステップS12に処理を戻
す。
【0094】ステップS17では、流し読み位置にゴミ
があると判断されたので、検出されたゴミの補正処理を
実行するか否かの判定を行う。ステップS17での判定
は、予めユーザによって、不揮発性メモリ(EEPRO
M66)等に設定されたに内容に基づいて行ってもよい
し、あるいはパネルI/F62を使用して、ステップS
17中でユーザからの指示を待って判定を行ってもよ
い。ステップS17で、ゴミ補正処理を実行すると判断
された場合には、CPU33は、ステップS18に処理
を進め、DRAM38に蓄積されている最後に読み取っ
た原稿画像のゴミ補正処理を実行する。ステップS18
におけるゴミ補正処理のアルゴリズム自体は、本発明の
特徴ではないので、その詳細な説明は省略するが、一例
として、ゴミ画素を隣接する画素のコピーと置き換える
などの処理が考えられる。
【0095】ステップS18で、ゴミ補正処理を終了し
たCPU33は、ステップS12へ処理を戻す。
【0096】また、ステップS17で、ゴミ補正処理を
実行しないと判定された場合にも、CPU33は、ステ
ップS12へ処理を戻す。
【0097】ステップS12では、引き続き次の原稿の
有無を確認し、ステップS12で次の原稿がないと判断
されるまで、後続の頁のスキャン処理を続行する。
【0098】このようにして、原稿給紙ユニット10か
らの原稿束の読み取り中に、原稿束の頁間でゴミ検出動
作を行うことができるようにしたので、原稿束スキャン
途中に、出現したり消滅したりする、あるいは移動する
ようなゴミを検出するとともに、その補正処理を行うこ
とが可能となり、図7(b),(c)に示すような著し
く画質の劣化した画像を読み取ることを避けることが可
能となる。
【0099】なお、上述した各実施の形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒
体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまた
は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行するこ
とによっても、本発明の目的が達成されることは言うま
でもない。
【0100】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0101】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることができる。また、通信
ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラ
ムコードが供給されるようにしてもよい。
【0102】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した各実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0103】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した各実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動原稿送り装置からの原稿束の読み取り中に、該原稿
束の頁間でゴミ検出動作を行うようにしたので、原稿束
スキャン途中に、出現したり消滅したり、また、移動を
行うようなゴミの検出が可能となり、さらには、ゴミの
補正処理が可能となり、著しく画質の劣化した画像を読
み取ることを避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概
略構成を示すブロック構成図である。
【図2】図1のリーダ部およびプリンタ部の詳細な構成
を示す内部構成図である。
【図3】図1のコントローラ部の詳細な構成を示すブロ
ック構成図である。
【図4】図3のメインコントローラの詳細な構成を示す
ブロック構成図である。
【図5】図1の画像形成装置の原稿読み取り位置に存在
するゴミの様子を示す図である。
【図6】図1の画像形成装置の原稿読み取り位置に存在
するゴミの様子を原稿台上方から見た図である。
【図7】図5および図6に示す位置に存在するゴミによ
って形成された黒スジを示す図である。
【図8】図1の画像形成装置が実行する原稿スキャン処
理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置が
実行する原稿スキャン処理のアルゴリズムを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 リーダ部 6 プリンタ部 7 操作部 8 CD−ROMドライブ 110 コントローラ部 3,4 ホストコンピュータ 400 LAN 10 原稿給紙ユニット(DFユニット) 11 スキャナユニット 12 給紙ユニット 12a,12b 給紙カセット 13 マーキングユニット 14 排紙ユニット 15 プラテンガラス 16 ランプ 17 光学ユニット 18〜20 ミラー 21 レンズ 22 CCDイメージセンサ 24 レーザ発光部 25 感光ドラム 26 現像器 27 転写部 28 定着部 29 排出ローラ 31 再給紙搬送路 32 メインコントローラ 33 CPU 34 バスコントローラ 35 ROMI/F 36 ROM 37 DRAMI/F 38 DRAM 39 コーデックI/F 40 コーデック 41 ネットワークI/F 42 ネットワークコントローラ 43 SRAM 44 コネクタ 45 スキャナバス 46 スキャナI/F 47 プリンタバス 48 プリンタI/F 49 汎用高速バス 50 拡張コネクタ 51 入出力制御部(I/O制御部) 52 シリアル通信コントローラ 54 第1の調歩同期シリアルI/F 55 第1のビデオI/F 56 スキャナコネクタ 57 第2の調歩同期シリアルI/F 58 第2のビデオI/F 59 プリンタコネクタ 60 LCDコントローラ 61 キー入力I/F 62 パネルI/F 63 E−IDEコネクタ 64 リアルタイムクロックモジュール 65 バックアップ用電池 66 EEPROM 67 プロセッサバス(Pバス) 68 ローカルバス(Mバス) 69 メモリ(SDRAM&ROM)コントローラ(M
C) 69a キャッシュメモリ 70 グラフィックスバス(Gバス) 71 Gバスアービタ 72 スキャナ・プリンタコントローラ 73 入出力バス(Bバス) 74 Bバスアービタ 75 インタラプトコントローラ 76 電力管理ユニット 77 シリアルI/Fコントローラ 78 USBコントローラ 79 パラレルI/Fコントローラ 80 LANコントローラ 81 汎用入出力コントローラ 82 PCIバスI/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H076 BA67 BA71 BB10 3F048 AA01 AA02 AA04 AB02 BA08 BA28 BB02 BB05 BB08 BC08 CA06 DA08 DC15 EA03 EA07 EB38 EB39 5C062 AA02 AA05 AB17 AB32 AB42 AC11 AC23 AC58 BA06 5C072 AA01 BA17 RA20 UA13 XA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に記載された画像を読み取る画像読
    み取り手段の位置を固定し、前記原稿を、原稿搬送手段
    により前記画像読み取り手段上を等速で搬送させなが
    ら、当該原稿の画像を読み取り、該読み取られた画像に
    基づいて画像を形成する画像形成装置において、 前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚れを検出す
    る汚れ検出手段を有し、 該汚れ検出手段は、前記原稿搬送手段によって原稿が前
    記画像読み取り手段に搬送される度に、該画像読み取り
    手段の画像読み取り面の汚れを検出することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記汚れ検出手段によって前記画像読み
    取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたときに
    は、前記搬送手段による新たな原稿の搬送を中断させる
    中断手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記汚れ検出手段によって前記画像読み
    取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたときに
    は、このとき前記画像読み取り手段によって読み取られ
    た画像を削除する削除手段をさらに有することを特徴と
    する請求項1または2のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記汚れ検出手段によって前記画像読み
    取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたときに
    は、該汚れを補正する補正手段をさらに有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段による補正を行うか否かを
    ユーザに選択させるための選択手段をさらに有すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿に記載された画像を読み取る画像読
    み取り手段の位置を固定し、前記原稿を、原稿搬送手段
    により前記画像読み取り手段上を等速で搬送させなが
    ら、当該原稿の画像を読み取り、該読み取られた画像に
    基づいて画像を形成する画像形成装置を制御する制御方
    法において、 前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚れを検出す
    る汚れ検出ステップを有し、 該汚れ検出ステップでは、前記原稿搬送手段によって原
    稿が前記画像読み取り手段に搬送される度に、該画像読
    み取り手段の画像読み取り面の汚れを検出することを特
    徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記汚れ検出ステップによって前記画像
    読み取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたとき
    には、前記搬送手段による新たな原稿の搬送を中断させ
    る中断ステップをさらに有することを特徴とする請求項
    6に記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記汚れ検出ステップによって前記画像
    読み取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたとき
    には、このとき前記画像読み取り手段によって読み取ら
    れた画像を削除する削除ステップをさらに有することを
    特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の画像形
    成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記汚れ検出ステップによって前記画像
    読み取り手段の画像読み取り面の汚れが検出されたとき
    には、該汚れを補正する補正ステップをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 原稿に記載された画像を読み取る画像
    読み取り手段の位置を固定し、前記原稿を、原稿搬送手
    段により前記画像読み取り手段上を等速で搬送させなが
    ら、当該原稿の画像を読み取り、該読み取られた画像に
    基づいて画像を形成する画像形成装置を制御する制御方
    法を、コンピュータに実現させるためのプログラムであ
    って、 前記制御方法は、 前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚れを検出す
    る汚れ検出ステップを有し、 該汚れ検出ステップでは、前記原稿搬送手段によって原
    稿が前記画像読み取り手段に搬送される度に、該画像読
    み取り手段の画像読み取り面の汚れを検出することを特
    徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 前記制御方法は、前記汚れ検出ステッ
    プによって前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚
    れが検出されたときには、前記搬送手段による新たな原
    稿の搬送を中断させる中断ステップをさらに有すること
    を特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 【請求項12】 前記制御方法は、前記汚れ検出ステッ
    プによって前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚
    れが検出されたときには、このとき前記画像読み取り手
    段によって読み取られた画像を削除する削除ステップを
    さらに有することを特徴とする請求項10または11の
    いずれかに記載のプログラム。
  13. 【請求項13】 前記制御方法は、前記汚れ検出ステッ
    プによって前記画像読み取り手段の画像読み取り面の汚
    れが検出されたときには、該汚れを補正する補正ステッ
    プをさらに有することを特徴とする請求項10に記載の
    プログラム。
  14. 【請求項14】 請求項10〜13のいずれかのプログ
    ラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010063091A (ja) * 2008-08-05 2010-03-18 Kyocera Mita Corp 画像読取装置、及び画像形成装置
US8922850B2 (en) 2011-12-08 2014-12-30 Sharp Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image forming apparatus, reading method, and recording medium

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