JP2008052349A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な印刷損紙の検出処理機能を備える、画像形成装置を提供する。
【解決手段】入稿された原稿データから、照合用固有情報としてハッシュ値を取得し、記憶部に記憶するとともに、当該原稿データが印刷される際に再度ジョブ単位のハッシュ値を取得し、先に取得してある照合用ハッシュ値との比較を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷損紙の検出処理機能を備えた、画像形成装置に関する。
画像形成装置により印刷された印刷物に印刷損紙が生じる場合がある。印刷損紙とは、印刷ずれ、ページ順序の狂い(乱丁)又は欠落(落丁)、応用機能(拡大率変更、回転などの特殊印刷機能)の未処理等に起因して、適切に印刷処理がなされなかった品質不良の印刷物である。印刷損紙は、記録用紙の無駄遣いであり、印刷効率の悪化を招く。
印刷損紙の発生頻度は、銀行券の偽造防止処理のような複雑な印刷処理の場合、他の印刷処理と比べ高くなる傾向がある。また、印刷損紙の発生原因には停電や故障等の不測の事態が起こった場合、或いはソフト上の不具合やデータの改ざんが起こった場合等が挙げられる。このような場合、原稿データ(印刷ジョブ)が破損している可能性があるため、画像形成装置への入力時の原稿データと印刷直前の原稿データとの同一性を失うことがあるからである。
そのため、従来、印刷後の原稿について適正な印刷処理が施されているか否かの判別方法、判別装置が検討されている。例えば、印刷機器(画像形成装置)から出力された出力画像を印刷機器とは別に設置されたスキャナにて再度画像データの読み取りを行い、この読み取った画像と画像処理装置に予め取得されてある基準画像データとを比較することで、画像形成装置から出力された出力画像の適否判定を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1の技術によれば、判定の結果、出力画像が不良品であると判定された場合には、欠点情報が印刷損紙の余白部分へ印字され、印字された情報から通算印刷損紙の発生枚数、欠点画像の個所等を検証することができるとしている。
特開2005−271431号公報
ところで、実際に印刷機器を使用する場合においては、複数ページに亘る原稿データを印刷する場合がある。上述した特許文献1の技術では、画像形成装置からの出力画像を画像毎に再度読み取る必要があるため、検査枚数によっては全ての出力画像について適否判定を完了するまでに、多くの時間を要することとなる。また、印刷機器の他に、印刷物品質検査装置が必要となり、適否判定のための基準画像を当該検査装置に保持しておくために必要な記憶容量が必要となるため、適否判定に要するコストが嵩むという問題がある。
また、特許文献1の技術では、画像形成装置から出力された印刷物の読み取り方法として、スキャナにより画像データ等を取得することとしているが、基準とする良品の画像データとスキャナにより取得した画像データとの差異が極微小であった場合、これら二つのデータの違いを検出することは、スキャナの性能によっては困難であり、印刷損紙を検出する信頼性は完全であるとはいい難い。
さらに、特許文献1の技術では、印刷された後の冊子について良否を判定しているため、印刷損紙が既に発生している状態であり、印刷損紙の発生を未然に防止することはできない。特に、画像形成装置の製本機能により複数ページを綴じた冊子を作成する場合では、一部の乱丁、落丁であるにも拘らず、一冊全部が不良品となってしまい、コストが嵩むことになる。
本発明の課題は、安価かつ簡易な構成で、印刷損紙の発生を未然に防ぐことが可能な画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、
印刷対象となる印刷ジョブを記憶する記憶部と、
前記印刷ジョブに含まれた各原稿データのハッシュ値をそれぞれ個別に取得するハッシュ値取得部と、
前記ハッシュ値取得部により取得されたすべてのハッシュ値に基づいて前記印刷ジョブの新たなハッシュ値を照合用ジョブハッシュ値として生成するジョブハッシュ値取得部と、
前記印刷ジョブの印刷時において、当該印刷ジョブに含まれた各原稿データのハッシュ値から取得した前記印刷ジョブの新たなハッシュ値を、被照合用ジョブハッシュ値として取得し、この被照合用ジョブハッシュ値と、前記照合用ジョブハッシュ値とが一致するか否かを判定するジョブハッシュ値比較部と、
前記ジョブハッシュ値比較部により一致しないと判定された場合に、前記印刷ジョブの印刷を停止させる印刷制御部と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記ジョブハッシュ値取得部は、前記印刷ジョブに含まれる各原稿データのハッシュ値と、当該各原稿データの印刷条件を指示する印刷条件情報と、に基づいて取得した一の新たなハッシュ値を、前記照合用ジョブハッシュ値として取得することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記印刷条件情報は、一の記録媒体の表裏面への印刷を指示する両面印刷情報を含むことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置に入力された印刷ジョブ(印刷条件情報と原稿データとを含む印刷単位)と出力時の印刷ジョブとを、固有情報であるハッシュ値で比較するため、高速かつ信頼性のある比較が可能である。また、比較判定の結果、両者のハッシュ値が非同一の場合には、印刷ジョブの印刷を停止するため、印刷損紙の発生を未然に防ぐことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、画像形成装置に入力時の印刷条件と、印刷時の印刷条件とが一致しているか否かを判定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の効果に加えて、両面印刷時でも入力時の印刷条件と、印刷時の印刷条件とが一致しているか否かを、片面印刷の場合と同様に高速に判定することができる。
以下、本発明による画像形成装置について最適な実施形態の構成及び動作について図面を用いて詳細に説明する。
まず、図1を参照して本実施形態の画像形成装置10の構成を説明する。図1は本発明に係る画像形成装置10の概略構成を示す模式断面図である。画像形成装置10は、原稿から原稿データを読み取り、当該読み取った原稿データの画像を紙等のシート状の記録媒体に画像形成(印刷)するコピー機能や、パーソナルコンピュータ(以下「PC」)等から印刷対象となる原稿データを含んだ印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブに含まれる印刷条件情報(ジョブヘッダ)に応じ原稿データを基とした画像を記録媒体上に画像形成(印刷)するプリンタ機能等を備えたデジタル複合機(MFP:Multi Functional Printer)である。
図1に示すように、画像形成装置10には、自動原稿送り装置20、スキャナ部30、プリンタ部40が備えられている。
自動原稿送り装置20は、ADF(Auto Document Feeder)と呼ばれ、原稿載置トレイ21に積載される原稿2をスキャナ部30の読取個所に一枚ずつ搬送するものである。また、自動原稿送り装置20は、原稿2が両面原稿の場合、原稿2の片面読み取り後に原稿2の表裏を反転して再びスキャナ部30へ原稿2を搬送する。自動原稿送り装置20には、原稿載置トレイ21に積載される原稿2を最上部から順に搬送する第一給紙ローラ22と、原稿2の読取個所であるコンタクトガラス31に原稿2を密着させながら通過させるための密着ローラ23と、第一給紙ローラ22により搬送された原稿2を密着ローラ23に沿って案内する案内ローラ24と、コンタクトガラス31を通過した原稿2の搬送方向を切り替える切替爪25と、原稿2の表裏を反転させるための反転ローラ26と、読み取りが完了した原稿2が排出される排紙トレイ27と、原稿載置トレイ21に原稿2があるか否かを検出するためのトレイセンサ(図示省略)とが備えられている。
スキャナ部30は、自動原稿送り装置20により搬送された原稿2から画像を読み取り、当該画像を表す原稿データを生成し、制御部81(図3参照)に出力する。スキャナ部30には、光源33及びミラー34を備えた露光走査部35と、原稿2からの反射光を受光しその光強度に応じた電気信号を出力するラインイメージセンサ36と、原稿2からの反射光をラインイメージセンサ36へ集光する集光レンズ37と、露光走査部35のミラー34からの反射光をラインイメージセンサ36へ導くための光学経路を形成する各種ミラー38と、プラテンガラス32上に原稿2があるか否かを検出するためのプラテンセンサ(図示省略)が備えられている。
自動原稿送り装置20により搬送された原稿2が読み取られる場合、露光走査部35がコンタクトガラス31の下方の読取個所へ移動して停止し、その上を密着ローラ23により搬送される原稿2の画像が読み取られる。片面読み取り時においては原稿載置トレイ21上に載置された原稿2の上面(表面)側の画像がコンタクトガラス31を通過し、読み取られることになる。一方、両面読み取り時においては原稿載置トレイ21上に載置された原稿2の表面側の画像がコンタクトガラス31を通過し、読み取られた後に、原稿2が反転されるので、下面(裏面)側の画像がコンタクトガラス31を通過し、読み取られることになる。
プラテンガラス32上に載置された原稿2が読み取られる場合には、プラテンガラス32の下面に沿って左から右へと露光走査部35が移動して静止状態の原稿2が読み取られる。つまり、プラテンガラス32上に載置された原稿2の裏面側の画像が露光走査部35によって読み取られることになる。
このようにスキャナ部30は、原稿2の画像を表面及び裏面の何れか一方向で読み取ることが可能となっている。
プリンタ部40は、印刷対象となった原稿データにより表される画像を電子写真プロセスにより記録媒体上に形成(印刷)するものである。プリンタ部40に、画像データに応じてON/OFFするレーザ光を出力するレーザユニット41と、表面に静電潜像が形成される感光体42と、その周囲に配置された帯電装置43と、現像装置44と、転写装置45と、分離装置46と、クリーニング装置47とが備えられている。
感光体42は、円筒形状を有すると共に、図示しない駆動部により一定方向(図中符号Aに示す方向)に回転されるようになっている。帯電装置43は、コロナ放電により感光体42を一様に帯電させるものである。このように一様に帯電された感光体42の表面が、原稿データに応じてON/OFFするレーザ光で走査されることにより、感光体42の表面に静電潜像が形成される。
現像装置44は、感光体42の表面に形成された静電潜像をトナー像として顕在化する。
転写装置45は、電界を与えることで感光体42表面のトナー像を記録媒体に静電的に転写し、分離装置46は、除電により感光体42から記録媒体を分離する。
クリーニング装置47は、転写後に感光体42上に残ったトナーをブレード等で擦って除去し回収する。当該回収されたトナーは図示しない搬送路を通じて現像装置44に戻される。定着装置48は、記録媒体上のトナー像を加圧加熱して記録媒体に固着させる。
給紙部50には、複数の給紙カセット51が備えられている。これらの中には、通常、サイズや紙種等、異なる記録媒体が収容される。第二給紙ローラ52は、給紙カセット51に収容された記録媒体を最上部から一枚ずつ搬送部60に向けて搬送する。
搬送部60には、給紙カセット51から搬送された記録媒体を感光体42と転写装置45との間の転写個所を通過させ、更にその下流の定着装置48を経て機外(後続の画像形成後処理装置(図示省略))に排出する通常搬送路60aと、定着装置48を通った記録媒体の表裏を反転させた後、転写個所の上流で再び通常搬送路60aに合流させる反転搬送路60bとが備えられている。
最初に通常搬送路60aを通る際に記録媒体の表面に画像が形成され、反転搬送路60bを通過した後再び通常搬送路60aを通る際に記録媒体の裏面に画像が形成されるようになっている。
定着装置48の後方(下流側)には、記録媒体の搬送路を切り替える搬送路切替爪61が配置されている。搬送路切替爪61を図中点線で示す水平位置にすると、排紙方法がストレート排紙となり、定着後の記録媒体は搬送路Cを直進して排紙部64から排出される。搬送路切替爪61を図中実線で示す傾斜位置にすると、記録媒体は搬送路Dにより搬送される。
搬送路Dにより搬送された記録媒体は、両面印刷時における表面への画像形成後には、そのまま反転搬送路60bへ搬送されて裏面に対する画像形成が行われる。片面印刷時等、画像形成後の記録媒体の表裏を反転して排出する場合は、搬送路Dにより搬送された記録媒体の後端が、分岐点に配置された反転ローラ62に到達すると、当該反転ローラ62が逆転駆動される。これにより、記録媒体は、搬送路Fにより搬送路Cに搬送され、表裏が反転されたフェースダウンの状態で排紙部64から排出される。
排紙センサ63は、装置外部への記録用紙の出力を検出するためのセンサである。排紙センサ63としては、例えばフォトセンサ等が適用可能である。排紙センサ63は、搬送路Cに沿って搬送される記録用紙を検出し、その検出信号を後述する制御部81(図3参照)に出力する。
次に、印刷ジョブ200について説明する。図2は印刷ジョブ200のデータ構成の一例を示した模式図である。印刷ジョブ200は印刷条件情報201と、印刷対象となる原稿データ202とを含んで構成され、この印刷ジョブ単位で印刷が行われるようになっている。
印刷条件情報201には、原稿データの回転を指示する「回転」、印刷部数を指示する「印刷部数」、原稿データのページ番号を指示する「原稿ページ」、印刷するページを指示する「ページ指定」、印刷時に余白領域を設けることを指示する「余白領域」、印刷を行う記録媒体のサイズを指示する「用紙サイズ」、白紙ページの挿入を指示する「白紙挿入」といった原稿データ202を印刷する際の、指示情報が含まれている。
原稿データ202は、印刷対象となる図形や写真等を表す画像データや所定の文字コードで構成されたテキストデータ等であり、自己の諸情報を記述するためのヘッダを有する。このヘッダ部に、原稿データ202に固有のハッシュ値が、後述するハッシュ値取得部811(図3参照)により取得され、格納される。
また、印刷ジョブ200においてもヘッダ部を有しており、印刷条件情報201及び原稿データ202を含む、印刷ジョブに関する諸情報がこのヘッダ部に格納される。さらに、このジョブのヘッダ部は、後述するジョブハッシュ値取得部812が取得した印刷ジョブ全体のハッシュ値の格納場所としても機能する。
次に、図3を参照し、画像形成装置10の主制御構成80について説明する。画像形成装置10は、主制御構成80として制御部81、操作部82、表示部83、記憶部84、通信部85、画像メモリ86、エンジン制御部87、画像処理部88、I/F部89等を備え、各部はバス90を介して接続されている。
制御部81は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備え、RAMの所定領域を作業領域として、記憶部84に予め記憶された各種制御プログラムをCPUが読み出して各種処理を実行することにより、画像形成装置10を構成する各部の動作を統括的に制御する。
ハッシュ値取得部811は、記憶部84に記憶された印刷ジョブ200に含まれる各原稿データ202に対し、所定のハッシュ関数を演算することで各原稿データ202に固有のハッシュ値を取得し、当該原稿データ202と対応付けて記憶部84に順次記憶させる。
さらに、ジョブハッシュ値取得部812は、記憶部84に記憶された一又は複数の原稿データ202に対し、所定のハッシュ関数を演算することで、当該原稿データの印刷ジョブに係るハッシュ値(以下「ジョブハッシュ値」)を照合用ジョブハッシュ値として取得し、当該印刷ジョブ200と対応付けて記憶部84に記憶させる。
ここで、ハッシュ関数とは、ドキュメントや数字などの文字列の羅列から一定長のデータに要約するための関数、手順である。ハッシュ関数の代表的なものとしては、MD5(Message Digest 5)が挙げられ、MD5とは、一方向性関数であって、ある入力を変換して出力するのは簡単であるが、逆方向の出力から求めることが困難若しくは不可能な関数である。なお、関数を通して出力される値は「ハッシュ値」と呼ばれる。
本発明に係るハッシュ関数は、原稿データ202からヘッダ部を除いたデータ部に対して演算されるものとし、取得されたハッシュ値は、当該ハッシュ値に対応する原稿データ202のヘッダ部に格納されるものとする。
ハッシュ値比較部813は、上述したジョブハッシュ値取得部812により取得されたジョブハッシュ値について、入力された印刷ジョブ200(以下「入力ジョブ」)と、出力直前の印刷ジョブ200(以下「出力ジョブ」)との比較を行う。当該ハッシュ値比較部813により、入力ジョブのジョブハッシュ値と出力ジョブのジョブハッシュ値とが一致しないと判定された場合、印刷状態に異常有りと判断し、印刷制御部814に印刷の停止が指示される。
印刷制御部814は、ハッシュ値比較部813から印刷停止の指示を受けると、プリンタ部40の動作を停止させるとともに、異常が発生したことを報知する報知情報を表示部83に表示させる。
なお、本実施形態では、制御部81の備えるCPUが、記憶部84のROM等に記憶された所定のプログラムを読み出すソフトウェア処理により、上述したハッシュ値取得部811、ジョブハッシュ値取得部812、ハッシュ値比較部813及び印刷制御部814の機能を実現させる態様としたが、これに限らず、専用のハードウェア回路により実現される態様としてもよい。
操作部82は、各種入力キー等を備え、ユーザから操作入力された情報を入力信号として受け付け、その入力信号を制御部81に出力する。表示部83は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部81からの表示信号に基づいて各種情報を表示する。また、表示部83は、操作部82と一体的にタッチパネルを構成する態様としてもよい。
画像形成装置10のユーザは、操作部82を介して、原稿データ202の印刷に係る種々の条件を指示することが可能となっており、この指示された印刷条件情報201がジョブヘッダとして原稿データ202とともに記憶部84に印刷ジョブ200として記憶される。なお、印刷条件情報201の指示入力は操作部82を介して入力されるのみならず、例えば、通信部85等を介して接続されたPCから入力される態様としてもよい。
記憶部84は、磁気的、光学的記録媒体若しくは半導体メモリで構成される不揮発性の記憶媒体を備え、画像形成装置10の動作に必要なプログラム及び当該プログラムの実行に係るデータを記憶する。なお、この記憶媒体は、画像形成装置10に着脱自在に装着可能な構成としてもよい。
また、記憶部84は、スキャナ部30で読み取られた原稿データ202や通信部85を介して接続された情報処理端末(図示省略)から送信される原稿データ202を、印刷ジョブ単位で記憶する。
通信部85は、モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、LANアダプタ等であって、制御部81の制御の下、WANやLAN等のネットワークに接続された他の情報処理端末との間で授受される各種情報の通信制御を行う。
画像メモリ86は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリから構成され、画像処理部88により生成された印刷用原稿データを一時的に記憶する。
エンジン制御部87は、制御部81の制御の下、プリンタ部40の動作を統括的に制御する。具体的には、画像メモリ86から読み出された印刷用原稿データを、プリンタ部40の動作に応じたタイミングでレーザユニット41へ出力する。
画像処理部88は、制御部81の制御下、記憶部84に記憶された印刷ジョブ200に含まれるジョブヘッダに基づいて当該印刷ジョブ200に含まれる原稿データ202から、印刷用画像データ(ビットマップデータ)を生成し、画像メモリ86に記憶させる。
I/F部89は、他の機器とのデータ通信を行う通信インターフェイスであって、例えば、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1284、IEEE1394、PCMCIA等により構成されている。
次に、図4、図5のフローチャートを参照して、印刷ジョブ200が画像形成装置10に入力されてから出力されるまでの処理(以下、「印刷ジョブ入出力処理」)手順について説明する。なお、印刷ジョブ入出力処理に含まれる各処理は、制御部81の備えるCPUが、記憶部84に予め記憶された各種制御プログラムを読み出すことにより、各種の処理を実行するものとする。
まず、図4を用いて印刷ジョブ入出力処理手順の概略を説明する。PCなどで作成された文書や写真等を含む原稿を印刷する場合、印刷ジョブ200は、PC上のプリンタードライバー(図示省略)と、ラスタライズ機能を持つコントローラー(図示省略)により通信部85を介して画像形成装置10におけるI/F部89へ入力され、記憶部84に記憶される。また、スキャナ部30で読み取られた原稿データの場合も同様に、記憶部84に記憶されることとなる。(ステップS1)。
記憶部84へ記憶された印刷ジョブ200について、ハッシュ値取得部811により各原稿データ202のハッシュ値がそれぞれ取得され、この取得されたハッシュ値が対応する原稿データ202のヘッダ部に格納される(ステップS2)。
各原稿ヘッダに格納されたハッシュ値は、ジョブハッシュ値取得部812により所定のハッシュ関数を演算することで、一の新たなハッシュ値が取得される(ステップS3)。なお、この新たなハッシュ値は、照合用ハッシュ値として記憶部84に一旦保存され、制御部81からの印刷指示がされるまで記憶部84に記憶される(ステップS4;No)。このとき、印刷ジョブ200が複数ある場合には、印刷ジョブ200毎に照合用ハッシュ値を記憶部84へ記憶することとする。
ここで、図5を参照して、図4のステップS3における、印刷ジョブ全体のハッシュ値取得処理(ジョブハッシュ値取得処理)手順を説明する。なお、図5は、図4におけるステップS3又はステップS5をサブルーチン化したものを表示したものであり、各処理は、制御部81が備えるCPUにより、記憶部84に予め記憶された各種制御プログラムが読み出されることで、各種の処理が実行されるものとする。
印刷ジョブ200内にある原稿データ202のページ数をnとし、まずn=1として、図5に示すフローチャートに従ってジョブハッシュ値取得処理が順次行われることとする(ステップS31)。
まず、印刷対象となった印刷ジョブ200に含まれる原稿データ202のうち、nページに対応する原稿データ202のハッシュ値が、ハッシュ値取得部811により取得される(ステップS32)。
原稿データ202について、印刷条件情報201に特殊印刷の指示がされた原稿であるか否かの判断がされる(ステップS33)。
ここで、特殊印刷の指示とは、図2の説明で上述した「回転」、「白紙挿入」等といった原稿データ202を印刷する際の、印刷条件情報201に含まれる印刷指示である。
印刷条件情報201による特殊印刷の指示がされている場合には、それぞれの原稿データ202に適切なハッシュ値を取得することとする(ステップS34)。
それぞれの原稿データ202に適切なハッシュ値とは、例えばジョブ内の原稿データ202について、オーバーレイ画像、ノンブル画像、スタンプ画像等の場合には、画像ハッシュ値であることとし、複数の原稿データをまとめて一冊の小冊子とするような印刷指示がされている場合には、XOR等であることとする。ハッシュ値取得順序までも厳格に区別されるハッシュ値との使い分けにより、ハッシュ値取得処理の効率化を図ることができる。なお、オーバーレイとは、画像を重ねて表示する機能、ノンブルとは複数ページある原稿にページ番号を表示する機能をいう。
nページに対応する原稿データ202について、所定のハッシュ値を取得し、このハッシュ値を印刷ジョブ200のジョブヘッダへ格納する(ステップS35)。
n=「最終ページ」となるまで、上述した処理(ステップS31〜ステップS34)が繰り返され(ステップS37)、nページ分の原稿データ202のハッシュ値がジョブヘッダへと格納される(ステップS36)。
nページ分の、原稿データ202と印刷条件情報201とに基づいて取得されたハッシュ値が、印刷ジョブのジョブヘッダへと格納されると、後述するが(図6参照)、このジョブヘッダへ格納されたハッシュ値を、印刷順序に応じた一の新たなハッシュ値へと再度取得しなおし、これを照合用ハッシュ値として記憶部84へ記憶し(ステップS38)、本処理は終了する。
ここで、図6を参照し、印刷順序に応じた一の新たなハッシュ値へと再度取得し直す一例として、両面循環印刷の場合における印刷ジョブのヘッダへ格納される順序について説明する。
両面循環印刷が実行される際の印刷順序は、印刷効率の観点から、ページ順ではなく表裏順に実行される(図6の603参照)。なお、説明の便宜上本実施例では2枚循環の例を示したが、これに限らず、循環枚数が多くても同様である。このとき、ジョブハッシュ値取得部812は、記憶部84において、取得された各原稿データ202に係るハッシュ値の記憶順序(図6の601参照)を、両面循環印刷順序(図6の602)に応じて印刷ジョブ200のジョブヘッダへハッシュ値を格納する。
これにより、出力時に印刷ジョブのジョブヘッダへ格納されたハッシュ値と、入力時に印刷ジョブ200のジョブヘッダへ格納されたハッシュ値とで、比較対象の整合性を図ることができ、印刷順序と同一順序でハッシュ値比較部813が比較することができ、比較、印刷処理の高速化を維持することができる。
最終的に、一の印刷ジョブ200に対して一のハッシュ値が所定の演算式により取得されることで、本処理は終了する。
再び図4に戻り、制御部81から印刷指示がされると(ステップS4;Yes)、記憶部84に記憶された印刷ジョブ200が画像メモリ86上に画像展開される前に、再度ジョブハッシュ値取得部812により、被照合用ハッシュ値として、印刷ジョブ全体のハッシュ値が取得される(ステップS5)。なお、ステップS5におけるジョブハッシュ値取得処理は、上述したステップS3のジョブハッシュ値取得処理(図5参照)と同様であるため、詳細な説明は省略する。
印刷ジョブのジョブヘッダ部に格納された照合用ハッシュ値と、画像メモリ86へ保存する直前に、再度取得した、被照合用ハッシュ値とがハッシュ値比較部813により比較される(ステップS6)。
ハッシュ値比較部813により、照合用ハッシュ値と被照合用ハッシュ値とが比較された結果、当該両ハッシュ値が同一であると判定された場合には(ステップS7;Yes)、制御部81の指示により印刷が実行される(ステップS8)。
一方、ハッシュ値比較部813により、照合用ハッシュ値と被照合用ハッシュ値とが非同一と判定された場合には(ステップS7;No)、印刷制御部814の指示により印刷動作の緊急停止指示が実行される(ステップS9)。これより、印刷損紙の排出を未然に防ぐことができ、本処理は終了する。
以上のように、本実施形態によれば、制御部81が、印刷ジョブ固有のハッシュ値を照合用ハッシュ値として記憶するとともに、当該印刷ジョブが印刷される直前においても、再度印刷ジョブのハッシュ値を取得し、両者を比較する。これより、入力ジョブと出力ジョブとの同一性を確認することができる。
入力された印刷ジョブが実際に印刷されるまでの間に、ソフト上の不具合やデータの改ざん等が発生した場合は、制御部81により印刷動作の停止指示が実行される。したがって、期待する印刷処理とは異なる印刷物が排出されず、印刷損紙の発生を未然に防ぐことができる。
また、ハッシュ値による比較処理のため、高速かつ高精度な比較判定が可能であり、さらに比較判定に係るデータ量も抑えることができるため、パフォーマンスの向上、印刷システムの信頼性向上を図ることができる。
上記実施形態における画像形成装置10の細部構成及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記各手順を実行するための専用のハードウェア回路による構成によっても実現することができる。
また、上記実施形態では、原稿データ202に係るハッシュ値を印刷条件情報201に基づき取得し、これを当該原稿データ202のページ分すべてに対して実行することで、最終的に一のジョブハッシュ値を取得することとしたが、これに限らず、原稿データ202に係るハッシュ値をページ分すべて取得した後で、印刷条件情報201に基づきハッシュ値を取得することにより、最終的に一のジョブハッシュ値を取得することとしてもよい。ただし、上記両者のパターンが成立するためには、選択されるハッシュ値が、各原稿データに係るすべてのハッシュ値と、印刷条件情報201とを対応付けする際の順序が順序非同一であっても、結果的には同一のジョブハッシュ値を取得することができるハッシュ値を使用することが必要である。
画像形成装置の内部構成を示した図である。 印刷ジョブのデータ構成の一例を示した模式図である。 画像形成装置の主制御構成を示すブロック図である。 印刷ジョブ入出力処理手順の概略を示したフローチャートである。 ジョブハッシュ値取得処理手順の概略を示したフローチャートである。 両面循環印刷の場合において取得されるジョブハッシュ値の一例を示した模式図である。
符号の説明
10 画像形成装置
20 自動原稿送り装置
21 原稿載置トレイ
22 第一給紙ローラ
23 密着ローラ
24 案内ローラ
25 切替爪
26 反転ローラ
27 排紙トレイ
30 スキャナ部
31 コンタクトガラス
32 プラテンガラス
33 光源
34 ミラー
35 露光走査部
36 ラインイメージセンサ
37 集光レンズ
38 ミラー
40 プリンタ部
41 レーザユニット
42 感光体
43 帯電装置
44 現像装置
45 転写装置
46 分離装置
47 クリーニング装置
48 定着装置
50 給紙部
51 給紙カセット
52 第二給紙ローラ
60 搬送部
61 搬送路切替爪
62 反転ローラ
63 排紙センサ
64 排紙部
80 主制御構成
81 制御部
811 ハッシュ値取得部
812 ジョブハッシュ値取得部
813 ジョブハッシュ値比較部
82 操作部
83 表示部
84 記憶部
85 通信部
86 画像メモリ
87 エンジン制御部
88 画像処理部
89 I/F部
90 バス
601 記憶順
602 両面循環時のジョブハッシュ値
603 両面印刷時の印刷順

Claims (3)

  1. 印刷対象となる印刷ジョブを記憶する記憶部と、
    前記印刷ジョブに含まれた各原稿データのハッシュ値をそれぞれ個別に取得するハッシュ値取得部と、
    前記ハッシュ値取得部により取得されたすべてのハッシュ値に基づいて前記印刷ジョブの新たなハッシュ値を照合用ジョブハッシュ値として生成するジョブハッシュ値取得部と、
    前記印刷ジョブの印刷時において、当該印刷ジョブに含まれた各原稿データのハッシュ値から取得した前記印刷ジョブの新たなハッシュ値を、被照合用ジョブハッシュ値として取得し、この被照合用ジョブハッシュ値と、前記照合用ジョブハッシュ値とが一致するか否かを判定するジョブハッシュ値比較部と、
    前記ジョブハッシュ値比較部により一致しないと判定された場合に、前記印刷ジョブの印刷を停止させる印刷制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジョブハッシュ値取得部は、前記印刷ジョブに含まれる各原稿データのハッシュ値と、当該各原稿データの印刷条件を指示する印刷条件情報と、に基づいて取得した一の新たなハッシュ値を、前記照合用ジョブハッシュ値として取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷条件情報は、一の記録媒体の表裏面への印刷を指示する両面印刷情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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