JP2003152314A - ドライフィルムレジストのラミネート方法 - Google Patents

ドライフィルムレジストのラミネート方法

Info

Publication number
JP2003152314A
JP2003152314A JP2001351887A JP2001351887A JP2003152314A JP 2003152314 A JP2003152314 A JP 2003152314A JP 2001351887 A JP2001351887 A JP 2001351887A JP 2001351887 A JP2001351887 A JP 2001351887A JP 2003152314 A JP2003152314 A JP 2003152314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dry film
resist
film resist
substrate
laminating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001351887A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nakamura
信一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2001351887A priority Critical patent/JP2003152314A/ja
Publication of JP2003152314A publication Critical patent/JP2003152314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板との接着状態が改善されてレジスト欠陥
の発生が抑制されるドライフィルムレジストのラミネー
ト方法を提供する。 【解決手段】 導電性基板とドライフィルムレジストと
を減圧雰囲気中で熱圧着し、さらに、該ドライフィルム
レジストが圧着された導電性基板を該減圧雰囲気より高
い圧力雰囲気中で熱圧着することを特徴とするドライフ
ィルムレジストのラミネート方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライフィルムレ
ジストのラミネート方法に関し、さらに詳しくは、基板
との接着状態が改善されてレジスト欠陥の発生が抑制さ
れるドライフィルムレジストのラミネート方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板等の製造において、紫
外線等を照射することにより導電性基板上に所望のパタ
ーンを形成することができるレジストが多用されている
が、近年、液状レジストに代えてドライフィルムレジス
トの使用が増加している。ドライフィルムレジストは、
通常、一対の対向するヒートローラーの間に基板とドラ
イフィルムレジストとを挟み込み、ドライフィルムレジ
ストをヒートローラーにより加熱すると共に基板に圧着
させることにより、導電性基板上にラミネートされる。
【0003】一方、半導体素子あるいは半導体パッケー
ジは、その集積度と共に接続端子数が急激に増大してお
り、端子の配設方法は、多数の端子を小さなパッケージ
領域内に納めるために、従来の周辺配設からグリッド状
配設に移りつつある。この高集積化・高密度化に対応す
るため、配線基板にも配線の高密度化が求められてお
り、その配線方法が従来の二次元的な配線から高密度配
線を可能とする三次元的な配線に移行すると共に、配線
基板の多層化が進行している。
【0004】斯かる配線の高密度化に応えるための配線
基板として、例えば、両面プリント配線基板をコア層と
し、これに薄い絶縁性樹脂層と配線層とを逐次積層する
ビルドアップ基板が採用されている。しかしながら、こ
のビルドアップ基板は、絶縁性樹脂層と配線層とを逐次
積層するため、下層に存在する配線パターンによる凹凸
の影響を受けて絶縁性樹脂層の表面が凹凸を有してお
り、この表面の凹凸によりレジスト層を絶縁性樹脂層に
完全に密着させて形成することが困難となっている。特
に、凹凸の境界部、ホール部においては、空隙に存在す
る空気によりレジストの浸入が妨げられ、レジスト層を
絶縁性樹脂層に強固に接着することができないため、後
工程のめっき処理やエッチング処理が精度良く行えない
という問題がある。
【0005】このため、基板上へのレジスト層の形成を
真空雰囲気中で行うことにより空隙部に存在する空気を
排除し、空隙部へのレジストの浸入を促進するという対
応策が採られているが、真空雰囲気中でのレジスト形成
のみでは、空隙部へのレジストの移動が十分に促進され
ず、満足すべき対応策とはなり得ていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の従来技術の問題点に鑑み、基板との接着状態が改善さ
れてレジスト欠陥の発生が抑制されるドライフィルムレ
ジストのラミネート方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、導電性基板とドライフィ
ルムレジストとを減圧雰囲気中で熱圧着し、次いで、該
雰囲気より高い圧力雰囲気中で熱圧着することにより、
上記課題が解決されることを見出し、斯かる知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれ
ば、以下に示すドライフィルムレジストのラミネート方
法が提供される。 (1)導電性基板とドライフィルムレジストとを減圧雰
囲気中で熱圧着し、さらに、該ドライフィルムレジスト
が圧着された導電性基板を該減圧雰囲気より高い圧力雰
囲気中で熱圧着することを特徴とするドライフィルムレ
ジストのラミネート方法。 (2)両雰囲気の圧力差が0.001〜0.2MPaで
ある前記(1)に記載の方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、減圧雰囲気中
で、導電性基板とドライフィルムレジストとを熱圧着
し、さらに、該雰囲気より高い圧力雰囲気中で、該ドラ
イフィルムレジストが圧着された導電性基板を再度熱圧
着することを特徴とする。導電性基板とドライフィルム
レジストとを減圧雰囲気中で熱圧着することにより、凹
凸部境界、ホール部等の空隙部(凹部)に存在する空気
は排除されるが、ローラー等による機械的な加圧が困難
な空隙部(凹部)に空隙が残存する場合にも、さらに、
該減圧雰囲気より高い圧力雰囲気中で熱圧着することに
より、空隙中の圧力と雰囲気圧力との間に圧力差が生じ
るため、この差圧によりレジストの移動が促進され、空
隙中がレジストで十分に満たされることになる。
【0009】前記減圧雰囲気中における熱圧着方法とし
ては、ラミネートローラー、プレス等の従来公知の方法
が使用でき、例えば、ステンレススチール製あるいは表
面がシリコーンゴム等の弾性材料で被覆された銅製のロ
ーラーを使用し、減圧雰囲気中、ローラー温度約60〜
150℃、ローラー下圧力約0.1〜0.5MPa、搬
送速度0.2〜2.0m/minなる条件で熱圧着を行
う。空隙中の空気の排除を促進するためには、真空雰囲
気中で熱圧着を行うことが好ましい。本発明において
は、さらに、上記ドライフィルムレジストが圧着された
導電性基板を、雰囲気圧力を上記雰囲気圧力より上昇さ
せて、例えば、ラミネートローラー等を用いて熱圧着す
る。両雰囲気の圧力差(差圧)は、基板表面の凹凸の程
度、レジストの種類、加熱温度等によって異なるが、通
常0.001〜0.2MPa以上、好ましくは0.1〜
0.2MPaに設定する。
【0010】前記導電性基板としては、特に制約はな
く、例えば、厚さ25〜75μm程度のポリイミド系フ
ィルム、ポリアミド系フィルム、ポリエステル系フィル
ム、ポリテトラフルオロエチレン系フィルム、ポリフェ
ニレンサルファイド系フィルム等の絶縁性樹脂フィルム
の片面あるいは両面に、厚さ8〜25μm程度の銅箔、
金箔、ニッケル箔等の導電性金属箔が貼付されたものが
挙げられる。また、前記ドライフィルムレジストとして
は、特に制約はなく、例えば、厚さ10〜200μm程
度のポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の
ベースフィルム上に、厚さ1〜100μm程度のネガ型
又はポジ型のレジスト層が形成されたものが挙げられ
る。
【0011】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこの実施例により限
定されるものではない。
【0012】実施例1 フレキシブル基板用に作製された厚さ18μmの銅箔を
両面に貼付した厚さ50μmで幅250mmのポリイミ
ドフィルムの片面に、銅エッチングによりケミカルエッ
チング用の銅マスクを形成した後、この銅マスクを利用
してポリイミドフィルムに約400μm径のブラインド
ビアを形成した。次に、該ポリイミドフィルムのブライ
ンドビア側に厚さ50μmのドライフィルムレジスト
(旭化成製 MVA506)を、約1Torrの減圧雰
囲気中、ラミネートローラーの温度110℃、ローラー
下圧力0.3MPa、搬送速度0.5m/minなるラ
ミネート条件で熱圧着し、さらに、該レジストが圧着さ
れたポリイミドフィルムを、大気圧雰囲気中、同一のラ
ミネート条件で熱圧着した。次いで、ブラインドビア形
成用のマスクを反転させた銅マスク除去用マスクを作製
し、このマスクを用いて該ポリイミドフィルムに60m
J/cm2の露光量で露光、1wt%のNa2CO3の現
像液で現像した後、45℃の塩化第2銅エッチング液を
0.3MPaの圧力でスプレーして銅マスク部分を除去
した。得られた基板を検査した結果、ブラインドビア底
面側の銅箔には腐食は認められなかった。
【0013】比較例1 大気圧雰囲気中でのポリイミドフィルムへのレジストの
熱圧着を省略した以外は、実施例1と同様にして基板を
得た。得られた基板を検査した結果、ブラインドビア底
面側の銅箔にエッチング液の浸入による腐食が認められ
た。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、表
面に凹凸のある基板にドライフィルムレジストをラミネ
ートする場合にも、雰囲気圧力によりレジストの移動が
促進されて基板とドライフィルムレジストとの接着状態
が改善され、レジスト欠陥の少ない配線基板が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F211 AC03 AD08 AH36 AM28 TA13 TC05 TD11 TN09 TQ03 TQ07 5E314 AA27 BB02 CC15 DD06 EE03 FF02 GG11 5E339 AA02 AB02 AD01 AD03 AD05 BC02 CC01 CC02 CD01 CE16 CF05 CF06 CF07 CG04 DD04 EE10 FF03 GG10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基板とドライフィルムレジストと
    を減圧雰囲気中で熱圧着し、さらに、該ドライフィルム
    レジストが圧着された導電性基板を該減圧雰囲気より高
    い圧力雰囲気中で熱圧着することを特徴とするドライフ
    ィルムレジストのラミネート方法。
  2. 【請求項2】 両雰囲気の圧力差が0.001〜0.2
    MPaである請求項1に記載の方法。
JP2001351887A 2001-11-16 2001-11-16 ドライフィルムレジストのラミネート方法 Pending JP2003152314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001351887A JP2003152314A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 ドライフィルムレジストのラミネート方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001351887A JP2003152314A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 ドライフィルムレジストのラミネート方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003152314A true JP2003152314A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19164136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001351887A Pending JP2003152314A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 ドライフィルムレジストのラミネート方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003152314A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198551A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Miyako Roller Industry Co 電子部材用基板の塗膜形成方法及び装置
JP2014212192A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 大日本印刷株式会社 レジストパターンの形成方法及びラミネート構造体
JP2018110240A (ja) * 2018-01-30 2018-07-12 大日本印刷株式会社 レジストフィルムのラミネート方法
WO2023136084A1 (ja) * 2022-01-11 2023-07-20 太陽ホールディングス株式会社 基板上における樹脂硬化物の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198551A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Miyako Roller Industry Co 電子部材用基板の塗膜形成方法及び装置
JP2014212192A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 大日本印刷株式会社 レジストパターンの形成方法及びラミネート構造体
JP2018110240A (ja) * 2018-01-30 2018-07-12 大日本印刷株式会社 レジストフィルムのラミネート方法
WO2023136084A1 (ja) * 2022-01-11 2023-07-20 太陽ホールディングス株式会社 基板上における樹脂硬化物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100782407B1 (ko) 회로기판 제조방법
TWI307142B (en) Semiconductor package substrate having different thicknesses between wire bonding pad and ball pad and method for fabricating the same
JP3570802B2 (ja) 銅薄膜基板及びプリント配線板
JP4972189B2 (ja) 基板製造用キャリア部材及びこれを用いた基板の製造方法
JP2003309370A (ja) 配線膜間接続用部材、その製造方法及び多層配線基板の製造方法
JP2006203155A (ja) リジッドフレキシブルプリント基板の製造方法
JP2004186324A (ja) フレキシブル配線回路基板の製造方法
JP5263835B2 (ja) 印刷回路基板の製造方法
TWI429361B (zh) 配線電路基板的製造方法
JP6240007B2 (ja) フレキシブルプリント基板の製造方法およびフレキシブルプリント基板の製造に用いられる中間生成物
JP2711005B2 (ja) 動的屈曲領域を有する多層回路の製造方法及び該方法により製造されたフレキシブル回路
US8017309B2 (en) Method of manufacturing wiring circuit board
CN105188267A (zh) 镜像生产fpc单面板的方法
JP2003152314A (ja) ドライフィルムレジストのラミネート方法
JP3744970B2 (ja) フレックスリジッド配線板の製造方法
JP2001352171A (ja) 接着シート、接着シートを用いた回路基板及びその製造方法
JP4803473B2 (ja) ドライフィルムレジストを用いた電子部品の製造方法、電子部品及びハードディスク用サスペンション
JP2006324573A (ja) レジスト付きプリント回路基板の製造方法およびレジスト付きプリント回路基板
TW201008431A (en) Method for manufacturing flexible printed circuit boards
JP2863905B2 (ja) 印刷配線板移送用トレー
TW202102081A (zh) 背膠銅箔增層製程
JPH1174640A (ja) プリント配線基板の製造方法
JPH0537153A (ja) 多層フレキシブルプリント基板
JP2009094330A (ja) 配線基板用基材及び配線基板用基材の製造方法
JP4595900B2 (ja) 多層金属箔張り積層板の製造方法