JP2003151883A - 露光マスク密着方法及び密着装置並びに露光装置 - Google Patents

露光マスク密着方法及び密着装置並びに露光装置

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JP2003151883A JP2001348668A JP2001348668A JP2003151883A JP 2003151883 A JP2003151883 A JP 2003151883A JP 2001348668 A JP2001348668 A JP 2001348668A JP 2001348668 A JP2001348668 A JP 2001348668A JP 2003151883 A JP2003151883 A JP 2003151883A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光用マスクと基板との密着性を向上させ、
露光光の波長より小さな微細パターンを作製する近接場
露光方法においても、高品位な露光が行える露光マスク
の密着方法及び密着装置並びに露光装置を提供する。 【解決手段】 露光光の波長より小さい開口が含まれる
パターンを有した露光マスク3を用い、感光性レジスト
層の形成された基板5にこのパターンの露光を行う前
に、予め露光マスク3と基板5とを密着させる際に、露
光マスク3と基板5とを重ね合わせて加圧ローラ13
a,13bに挟み込み、該加圧ローラ13a,13bを
露光マスク3及び基板5に対して相対移動させること
で、露光マスク3と基板5との間に残留する気体を双方
の界面から追い出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に形成され
た感光性レジスト層に露光光の波長より小さなパターン
を露光するために、露光マスクと基板との密着性を向上
させる露光マスク密着方法及び密着装置並びに露光装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光リソグラフィ技術は、特に縮小投影露
光技術とレジスト技術の進歩により目覚ましい勢いで発
展してきた。そして、更なる微細化の要望から、露光光
の波長を小さくすることが求められている。しかし、光
を用いるリソグラフィでは、光の回折限界が解像度の限
界となるため、波長が248nmのF2エキシマレーザ
を用いても線幅100nmの微細化がレンズ列光学系を
用いたリソグラフィの限界と言われている。さらに、そ
の先のナノメータオーダの解像度を得ようとすると、コ
スト高となる電子線やX線(特に、SOR光:シンクロ
トロン放射光)リソグラフィ技術を用いる必要があり、
現実的ではなかった。
【0003】このような問題を解決する方法として、露
光光の波長よりも小さい開口を含むパターンを有した露
光マスクに露光光を照射し、そのときの露光マスクの開
口からしみだす近接場光によってフォトレジスト等のレ
ジスト感光層を露光する近接場露光方法が提案されてい
る。この方法によれば、露光光の波長に拘わらず、上記
の露光マスクの開口の大きさ程度の微細パターンを形成
可能となる。この近似場光を用いる露光装置としては、
例えば特開平2000−112116号公報等に一例が
示されている。
【0004】ところで、この近接場光のしみだす深さ、
つまり、露光マスクに垂直な方向への近接場光の到達距
離は、露光マスクの開口程度の極めて短い距離でしかな
い。従って、このような近接場光を利用して露光するた
めには、露光マスクと基板とを完全に密着させることが
肝要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の密着露光技術では、露光マスクと基板とを完全に密
着させることは実際上難しく、基板に塗布されたレジス
ト層と露光マスク表面との間の界面には、どうしてもエ
アギャップがある程度残ってしまう。この原因の一つ
に、ウェハにレジストを塗布する際に用いられるスピン
コート法では、遠心力でウェハ周辺部のレジストが盛り
上がる傾向がある点が挙げられる。ウェハ周辺部でレジ
ストが盛り上がると、図6(a)に示すように、レジス
ト層51の表面が露光マスク53の接触面に対して相対
的に凹状となり、図6(b)に示すように、露光マスク
53と基板55とを重ね合わせたときに、この凹状部内
57に空気が閉じ込められてしまうことになる。このよ
うに、レジスト表面に露光マスクを密着させる場合、密
着時にウェハと露光マスクとの間に空気が残り、エアギ
ャップが生じやすくなっていた。
【0006】パターンの線幅が100nmより大きい通
常の露光時には、この程度のエアギャップが存在しも実
質的に支障はなかったが、特に近接場露光方法において
は、このようなエアギャップがあると、露光マスクの開
口直下の極浅い距離にしか近接場光が生じないため、レ
ジストに正確なパターン転写が行うことができないとい
う問題を生じる。また、このレジスト表面がマスク接触
面に対して凹形状になる他の原因としては、例えば、露
光マスク形状、ウェハ形状、露光台面形状等が関係する
と考えられるが、個別にこれらの形状を制御することは
実際上困難である。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、露光用マスクと基板との密着性を向
上させ、露光光の波長より小さな微細パターンを作製す
る近接場露光方法においても、高品位な露光が行える露
光マスクの密着方法及び密着装置並びに露光装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る請求項1記載の露光マスク密着方法は、露光
光の波長より小さい開口が含まれるパターンを有した露
光マスクを用い、感光性レジスト層の形成された基板に
前記パターンの露光を行う前に、予め前記露光マスクと
前記基板とを密着させる露光マスク密着方法であって、
前記露光マスクと前記基板とを重ね合わせて加圧ローラ
に挟み込み、該加圧ローラを前記露光マスク及び基板に
対して相対移動させることで、前記露光マスクと前記基
板との間の界面に残留する気体を該界面から追い出すこ
とを特徴とする。
【0009】この露光マスク密着方法では、露光マスク
と基板とを重ね合わせて加圧ローラに挟み込み、この加
圧ローラを露光マスク及び基板に対して相対移動させる
ことで、露光マスクと基板との間の界面に残留する気体
を該界面から追い出して、露光用マスクと基板との密着
性を向上させることができ、露光光の波長より小さな微
細パターンを作製する近接場露光方法においても高品位
な露光が実現できるようになる。
【0010】請求項2記載の露光マスク密着方法は、前
記重ね合わせた露光マスクと基板とを、一対の加圧ロー
ラにより所定のニップ圧をもって挟み込み、前記一対の
加圧ローラを前記露光マスクと基板に対して相対移動さ
せることを特徴とする。
【0011】この露光マスク密着方法では、一対の加圧
ローラにより所定のニップ圧をもって露光マスクと基板
とを挟み込み相対移動させることにより、露光マスクと
基板との密着が確実に行われ、良好な密着性を得ること
ができる。
【0012】請求項3記載の露光マスク密着方法は、保
持台に載置した前記露光マスクと基板とを、前記加圧ロ
ーラによって所定のニップ圧をもって挟み込み、前記加
圧ローラを前記保持台に対して相対移動させることを特
徴とする。
【0013】この露光マスク密着方法では、加圧ローラ
と保持台との間に露光マスクと基板とを挟み込み相対移
動させることにより、簡単な構成で良好な密着性を得る
ことができる。
【0014】請求項4記載の露光マスク密着方法は、前
記感光性レジスト層が、ドライエッチングにより除去可
能な第1レジスト層と、光照射による照射部分のみ又は
非照射部分のみが現像溶媒に可溶となる耐ドライエッチ
ング性を有する第2レジスト層とをこの順に前記基板上
に積層して形成されていることを特徴とする。
【0015】この露光マスク密着方法では、感光性レジ
スト層が2層レジストからなり、近接場光により第2レ
ジスト層が露光されることにより、これを現像処理する
ことで露光された第2レジスト層が選択的に除去されて
パターンが得られる。そしてこのパターンをマスクとし
て第1レジスト層をドライエッチングすることで、基板
上に高いアスペクト比のパターン化されたレジストが形
成される。このパターン化されたレジストを用いて基板
を加工することで、微小なパターンを基板に形成するこ
とができる。
【0016】請求項5記載の露光マスク密着装置は、露
光光の波長より小さい開口が含まれるパターンを有した
露光マスクと、感光性レジスト層の形成された基板とを
密着させる露光マスク密着装置であって、前記露光マス
クと前記基板とを重ね合わせて挟み込む加圧ローラと、
前記加圧ローラを前記露光マスクと前記基板に対して押
圧する押圧手段と、前記加圧ローラを前記露光マスクと
前記基板に対して相対移動させる相対移動手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0017】この露光マスク密着装置では、加圧ローラ
により露光マスクと基板とを重ね合わせて挟み込み、押
圧手段によりクイーズローラを露光マスクと基板に対し
て押圧し、相対移動手段により加圧ローラを露光マスク
と基板に対して相対移動させることで、露光マスクと基
板との間の界面に残留する気体を該界面から追い出し
て、露光用マスクと基板との密着性を向上させることが
でき、露光光の波長より小さな微細パターンを作製する
近接場露光方法においても高品位な露光が実現できるよ
うになる。
【0018】請求項6記載の露光マスク密着装置は、前
記加圧ローラが、一対の加圧ローラであることを特徴と
する。
【0019】この露光マスク密着装置では、一対の加圧
ローラにより所定のニップ圧をもって露光マスクと基板
とを挟み込み相対移動させることにより、露光マスクと
基板との密着が確実に行われ、良好な密着性を得ること
ができる。
【0020】請求項7記載の露光マスク密着装置は、前
記露光マスクと前記基板とを載置する保持台を備え、前
記加圧ローラが、前記保持台に対峙して前記露光マスク
と前記基板とを挟んで載置されることを特徴とする。
【0021】この露光マスク密着装置では、加圧ローラ
と保持台との間に露光マスクと基板とを挟み込み相対移
動させることにより、簡単な構成で良好な密着性を得る
ことができる。
【0022】請求項8記載の露光装置は、請求項5〜請
求項7のいずれか1項記載の露光マスク密着装置と、前
記露光マスク密着装置により密着された露光マスク及び
基板に対して前記露光マスク側から露光光を照射する光
源と、を備えたことを特徴とする。
【0023】この露光装置では、露光マスク密着装置に
より密着処理することにより、露光マスクと基板との間
の界面に残留する気体を該界面から追い出して、露光用
マスクと基板との密着性を向上させることができ、この
密着処理後の露光マスク及び基板に対して、露光マスク
側から露光光を照射することにより、露光マスクの開口
からしみ出す近接場光を、基板上の感光性レジスト層に
確実に照射することができる。これにより、高品位な近
接場露光が実現できるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る露光マスク密
着方法及び密着装置並びに露光装置の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発
明に係る露光マスク密着装置の一概略構成図、図2は露
光マスクの密着動作の説明図である。本実施形態の露光
マスク密着装置100は、概略的には、近接場露光に用
いる露光マスクと、感光性レジスト層の形成された基板
とを重ね合わせて搬入部11に供給し、装置内部の加圧
ローラ及び相対移動手段としてのスクイーズローラ対1
3によって双方を押圧しつつ移動させることで双方全体
を密着させ、搬出部15に排出するものである。露光マ
スク密着装置100から排出された密着状態の露光マス
ク及び基板は、露光装置に取り付けて近接場露光を行う
が、この近接場露光の手順についての詳細は後述するこ
とにする。
【0025】まず、露光マスク密着装置100の構成を
説明する。露光マスク密着装置100は、図1に示すよ
うに、密着させる被処理物1を載置して装置内部に導入
する搬入部11と、搬入部11に載置された被処理物1
を装置内部に導入するピックアップローラ17と、被処
理物1を上下に挟み込む下側スクイーズローラ13a及
び上側スクイーズローラ13bからなるスクイーズロー
ラ対13と、上側スクイーズローラ13bを下側スクイ
ーズローラ13a側に押圧するエアシリンダやバネ材等
の押圧手段19と、各スクイーズローラ13a,13b
を回転駆動するモータMと、スクイーズローラ対13に
より密着処理後の被処理物1を排出する搬出部15とを
主要な構成として備えている。
【0026】上側スクイーズローラ13a、及び下側ス
クイーズローラ13bは、少なくとも被処理物1の幅よ
り長い軸方向幅を有するローラであって、それぞれが同
一形態に構成されている。ローラの表面はシリコンゴム
等の軟質材料で形成し、押圧時における被処理物1との
密着性を向上させている。上側スクイーズローラ13b
はその取り付け軸の両端に押圧手段19が取り付けら
れ、押圧手段19による押圧力Fにより下側スクイーズ
ローラ13aとの間に所定のニップ圧を生じさせてい
る。このときのニップ圧は被処理物1の厚みや材質等に
応じて適宜設定される。なお、各スクイーズローラ13
a,13bはモータMにより互いに反対の方向に回転駆
動されるが、一方のローラを従動ローラとして片側のロ
ーラのみ駆動する構成としてもよい。これらスクイーズ
ローラ13a,13bが回転駆動されることで、被処理
物1が搬入部11から搬出部15へと搬送される。
【0027】次に、上記露光マスク密着装置100によ
る密着動作を説明する。図2(a)に示すように、近接
場露光を行う露光マスク3と表面に感光性レジスト層の
形成された基板5とを重ね合わせた被処理物1を、搬入
部11に供給、或いは、搬入部11において双方を重ね
合わせて供給する。供給された被処理物1は、搬入部1
1からピックアップローラ17により装置内に引き込ま
れてスクイーズローラ対13に挟み込まれる。すると、
回転駆動されたスクイーズローラ対13によって、被処
理物1が端部から順次スクイーズローラ対13に通され
る。このとき、被処理物1の露光マスク3と基板5との
間の界面に残存する空気(気泡)7は、スクイーズロー
ラ対13の転がり移動に伴って移動する。即ち、図2
(b)に示すように、スクイーズローラ対13により被
処理物1を所定のニップ圧をもって挟み込みながら、ス
クイーズローラ対13と被処理物1とを相対的に移動さ
せることで、スクイーズローラ13が露光マスク3と基
板5との間の空気7を基板5の縁部に移動させ、最終的
に露光マスク3と基板5との間の界面から追い出す。
【0028】ここで、上記露光マスク3は、露光光の波
長よりも幅の小さい開口が含まれるパターンを有して、
露光光が照射されたときに、この開口から近接場光をし
み出させる近接場光露光用のフォトマスクである。この
露光マスク3は、例えば厚さ0.4〜0.5mm程度の
SiO2により形成したマスク、或いは、ガラス等のマ
スク基板上に金属の微小な開口パターンを形成したマス
ク等を用いることができる。また、基板5は、例えば厚
さ0.3mmのSiウェハを用いることができるが、こ
れに限らず、GaAs等の半導体基板や、SiO2膜等
の絶縁膜が最上層に形成された基板でもよい。レジスト
層は、近接場光の照射を受けた部分のみが所定の現像溶
液に可溶となるポジ型レジスト、或いは、近接場光の非
照射部分のみが所定の現像溶液に可溶となるネガ型レジ
ストのいずれであってもよく、1つの層からなる通常の
フォトレジストの他にも、例えば特開2001−154
27号公報に開示されている2層レジストを用いること
もできる。
【0029】スクイーズローラ対13による被処理物1
の相対移動速度は、空気7を確実に移動させることがで
きる最大の速度に適宜設定される。また、この移動速度
は、スクイーズローラ対13に挟まれる被処理物1の面
積(ニップ長さ)が増加したときに減速させ、減少した
ときに加速させる等の加減速動作を伴ってもよい。
【0030】これにより、露光マスク3と基板5との間
に介在する空気の殆どがスクイーズローラ対13の通過
によって円滑に押し出され、その結果、双方の間の空気
が確実に除去され、高い密着状態が得られる。従って、
後述する近接場露光処理において、露光光の波長より小
さい露光用マスク3の開口から発生する近接場光が、基
板5のレジスト層6に確実に到達して、微細なパターン
が正確に露光転写できるようになる。
【0031】次に、この密着処理された被処理物1を露
光装置により行う近接場露光について説明する。図3は
近接場露光を行う露光装置の側面を一部断面で示した概
略構成図である。まず、図3を用いて露光装置120の
構成を説明する。この露光装置120は、表面5aにレ
ジスト層6が形成された基板5を、裏面5b側から保持
する概略円柱状の基板保持台21と、この基板保持台2
1を内部に収容するように配置された概略円筒状の露光
マスク保持部材23と、この露光マスク保持部材23上
に保持された露光マスク3を介して上記レジスト層6に
露光光27を照射する露光光源25とを備えている。
【0032】上記露光光源25としては、例えばg線
(波長436nm)等、波長が概ね400nm以上であ
り、偏光板等により所望の方向に偏光された露光光27
を発するものが用いられている。
【0033】基板保持台21の上面は、基板5を保持す
る基板保持面21aとされている。また、この基板保持
台21には、基板保持台21を上下に貫通して、基板保
持面21aの周縁部の複数位置及び中央位置で開口する
複数の排気通路21bが形成されている。この保持台2
1と露光マスク保持部材23との間には、基板保持台2
1の全周に亘ってシール部材29が介装され、基板保持
台21と露光マスク保持部材23との間の空間は、この
シール部材29を境に上下に分割されている。そして、
露光マスク保持部材23には、シール部材29より上側
の空間の位置において露光マスク保持部材23を横方向
に貫通する排気通路23bが形成されている。
【0034】これら排気通路21b,23bは、配管3
1を介して、例えば真空ポンプ等の空気吸引手段33に
連通されている。この空気吸引手段33は、配管31及
び露光マスク保持部材23と協働して、前述のように密
着処理された露光マスク3と基板5とを、基板保持台2
1に確実に固定するためのものである。
【0035】次に、露光装置120による露光手順を説
明する。まず、露光マスク密着装置100によって密着
処理された露光マスク3及び基板5を、基板5の裏面5
bが基板保持面21aに接する状態にして、基板保持台
21の上に載置する。その後、空気吸引手段33が駆動
されると、基板保持台21の複数の排気通路21bから
空気が吸引され、これにより基板5は基板保持台21の
基板保持面21aに固定される。また、露光マスク保持
部材23の排気通路23bからも空気が吸引されて、露
光マスク3下側の露光マスク保持部材23に画成されて
いる空間も真空排気されるので、露光マスク3が下側に
引かれて基板5のレジスト層6との密着が一層強固とな
る。
【0036】そして、この状態で露光光源25が駆動さ
れることにより、露光マスク3を介してレジスト層6に
露光光27が照射されて、レジスト層6が近接場光によ
って露光される。つまり、露光マスク3の露光光27の
波長よりも幅の小さい開口から近接場光がしみ出して、
これらの開口からなる微細なパターンがレジスト層6に
転写露光される。
【0037】また、露光光源25は、露光マスク3のパ
ターンの直線の向きと同じ方向に直線偏光した露光光2
7を照射することで、レジスト層6に露光されるパター
ンの線幅が太ることを防止して、線幅の小さい微細なパ
ターンを露光可能にしている。露光光27の偏光方向を
変化させるには、例えば、光源からの光路の途中に介装
された偏光板をパターンの直線の向きと一致するように
回転させればよい。なお、直線でなく円形等のパターン
や、複数の相異なる方向に延びる直線からなるパターン
である場合は、偏光板を光路から外して非偏光状態の露
光光27を照射することで、緻密なパターンが露光可能
となる。
【0038】次に、上記のように露光マスクと基板とを
密着させて近接場露光した後の微細パターンの形成方法
を説明する。図4は近接場露光による微細パターン形成
方法の説明図である。図4(a)に示すように、基板5
上には、有機高分子からなりドライエッチングにより除
去可能な第1レジスト層6aと、光照射による照射部分
のみ又は非照射部分のみが現像溶媒に可溶となる耐ドラ
イエッチング性を有する感光性材料からなる第2レジス
ト層6bとが、スピンコート法或いはスプレイ法等によ
り順次塗布されて、レジスト層6(2層レジスト)を形
成している。
【0039】次に、図4(b)に示すように、ガラス等
のマスク基板3a上に金属の微小な開口パターン3bを
形成した露光マスク3を、前述の露光マスク密着装置1
00により基板5上のレジスト層6に密着させる。そし
て、前述の露光装置120に、この密着された露光マス
ク3と基板5とを取り付けて、例えばi線(波長365
nm)を発生する露光光源25からの露光光27を、露
光マスク3側から照射する。これにより、露光マスク3
の開口部からしみ出す近接場光28によって、図4
(c)に示すようにレジスト層6への露光が行われて、
露光された部分のレジスト(第2レジスト層6b)が感
光する。
【0040】次に、図4(d)に示すように、レジスト
層6の露光された基板5を露光装置120から取り外
し、第2レジスト層6bを現像液で現像処理すると、第
2レジスト層6bがポジ型レジストである場合には、露
光された部分が現像溶媒に可溶であるためポジ型パター
ンが形成される。また、第2レジスト層6bがネガ型レ
ジストの場合には、露光パターンが反転されたネガ型パ
ターンが形成される。その後、図4(e)に示すよう
に、第2レジスト層の6bパターンをマスクとして、第
1レジスト層6aをO2プラズマによりドライエッチン
グすることで、アスペクト比の高い微細なパターンを形
成する。ドライエッチングは、イオンドライエッチング
又はガスエッチングであってもよい。
【0041】そして、図4(f)に示すように、パター
ン化されたレジスト層6をマスクとして基板5をエッチ
ング、又は蒸着等により加工する。その後、レジスト層
6を剥離することで、微細なパターンの形成された基板
5が得られる。この剥離は、第1レジスト層6aが露光
等により何ら変質していないため、第1レジスト層6a
の溶解により簡単に実施することができる。また、プラ
ズマアッシングにより剥離することも可能である。な
お、第2レジスト層6bの厚さは、近接場光のしみ出し
深さと同程度かそれ以下が望ましい。
【0042】また、第1レジスト層6aの有機高分子材
料は、O2プラズマによりエッチングされるものであれ
ばよく、公知のフォトレジストでもよいが、パターン形
成後に、これをマスクとして基板5をドライエッチング
する際の耐プラズマ性を考慮すると、芳香族含有ポリマ
ーが望ましい。なお、2層レジストの材料は、特開20
01−15427号公報に詳細が示されているので、適
宜参照されたい。上記のようにレジスト層6を2層レジ
ストとすることで、しみ出し深さが少ない近接場光によ
る露光であっても、高アスペクト比のレジストパターン
を容易に形成することができる。
【0043】次に、本発明に係る露光マスク密着装置の
第2実施形態を説明する。図5は本実施形態の露光マス
ク密着装置が搭載され近接場露光を行う露光装置の側面
を一部断面で示した概略構成図である。ここで、図3に
示した同一の部材に対しては同一の符号を付与すること
でその説明は省略するものとする。前述の第1実施形態
においては、露光マスク密着装置と露光装置とを別体に
構成していたが、本実施形態においては、これらを一体
化して構成している。
【0044】図5(a)に示すように、露光装置220
は、基板保持台21上にレジスト層6を上側に基板5が
載置され、さらに、露光マスク保持部材23上に露光マ
スク3が載置され、この露光マスク3の露光光源25側
の表面を基板5側に押圧する露光マスク密着装置200
が、基板保持台21及び露光マスク保持部材23と露光
光源25との間に配設されている。露光マスク密着装置
200は、前述と同様の構成のスクイーズローラ35を
押圧手段19を介してボールネジ・ナット機構等の移動
機構37に取り付けて、このスクイーズローラ35を露
光マスク3に対して押圧可能に支持している。このスク
イーズローラ35は、ボールネジ39に螺号されたナッ
ト部41に軸支され、モータmによってボールネジ39
を回転駆動することで、図5(b)に示すように移動自
在な構成にされている。
【0045】この露光装置220では、基板保持台21
に基板5を載置して、露光マスク保持部材23上に露光
マスク3を載置した後に、空気吸引手段33を駆動し
て、基板5を基板保持台21の基板保持面21aに吸着
させると共に、露光マスク3を基板5のレジスト層6に
吸着させる。この状態で露光マスク密着装置200を動
作させ、スクイーズローラ35を押圧手段19によって
所定の押圧力を印加しつつ、露光マスク3の全面を転が
り移動させる。これにより、スクイーズローラ35は基
板保持台21との間でニップ圧を発生させながら転がり
移動して、露光マスク3と基板5とを密着させる。この
密着処理後に、スクイーズローラ35は、露光処理に支
障のない位置まで退避され、前述の近接場露光処理が行
われる。
【0046】このように、本実施形態の露光装置220
及び露光マスク密着装置200によれば、露光マスク3
と基板5とを重ね合わせて露光する際に、スクイーズロ
ーラ35により密着処理することにより、双方の密着性
が向上し、露光マスクからしみ出した近接場光が確実に
レジスト層に露光されるようになり、高品位な近接場露
光が実施可能となる。また、露光装置220内に露光マ
スク密着装置200を搭載することにより、一連の処理
を連続して実施でき、塵埃の付着防止や高速化に寄与す
ることができる。
【0047】以上説明した各実施形態の露光マスクの密
着装置では、一対のスクイーズローラ、乃至、スクイー
ズローラと基板保持台との間で密着処理を行う例を示し
たが、スクイーズローラの構成はこれに限らず、例え
ば、一対のスクイーズローラを用いる場合に、一方のス
クイーズローラをクラウンローラとすることで、ニップ
圧を均一化したり、一方のスクイーズローラを金属ロー
ラ等としてニップ圧を増大させた構成としてもよい。ま
た、スクイーズローラと基板保持台とを協働させる場合
に、スクイーズローラを、軟質のスクレーパーやブラシ
毛の植設されたブラシ材等により構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の露光マスク密着方法によれば、
露光マスクと基板とを重ね合わせてスクイーズローラに
挟み込み、このスクイーズローラを露光マスク及び基板
に対して相対移動させることで、露光マスクと基板との
間に残留する気体を双方の界面から追い出して、露光用
マスクと基板との密着性を向上させることができ、露光
光の波長より小さな微細パターンを作製する近接場露光
方法においても高品位な露光が実現できるようになる。
【0049】また、本発明の露光マスク密着装置によれ
ば、スクイーズローラにより露光マスクと基板とを重ね
合わせて挟み込み、押圧手段によりクイーズローラを露
光マスクと基板に対して押圧し、相対移動手段によりス
クイーズローラを露光マスクと基板に対して相対移動さ
せることで、露光マスクと基板との間に残留する気体を
双方の界面から追い出して、露光用マスクと基板との密
着性を向上させることができる。
【0050】さらに、本発明の露光装置によれば、露光
マスク密着装置により密着処理することにより、露光マ
スクと基板との間に残留する気体を双方の界面から追い
出して、露光用マスクと基板との密着性を向上させるこ
とができ、この密着処理後の露光マスク及び基板に対し
て、露光マスク側から露光光を照射することにより、露
光マスクの開口からしみ出す近接場光を、基板上の感光
性レジスト層に確実に照射することができる。これによ
り、高品位な近接場露光が実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る露光マスク密着装
置の一概略構成図である。
【図2】露光マスク密着装置による露光マスクの密着動
作の説明図である。
【図3】近接場露光を行う露光装置の側面を一部断面で
示した概略構成図である。
【図4】近接場露光による微細パターン形成方法の説明
図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る露光装置であっ
て、露光マスク密着装置が搭載され近接場露光を行う露
光装置の側面を一部断面で示した概略構成図である
【図6】従来の密着露光技術による露光マスクと基板と
の密着の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 被処理物 3 露光マスク 5 基板 6 レジスト層 6a 第1レジスト層 6b 第2レジスト層 7 空気(気体) 13 スクイーズローラ対(加圧ローラ) 13a 下側スクイーズローラ(加圧ローラ) 13b 上側スクイーズローラ(加圧ローラ) 19 押圧手段 21 基板保持台 23 マスク保持部材 25 露光光源 27 露光光 28 近接場光 35 スクイーズローラ(加圧ローラ) 37 移動機構(相対移動手段) 39 ボールネジ 41 ナット部 100,200 露光マスク密着装置 120,220 露光装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光の波長より小さい開口が含まれる
    パターンを有した露光マスクを用い、感光性レジスト層
    の形成された基板に前記パターンの露光を行う前に、予
    め前記露光マスクと前記基板とを密着させる露光マスク
    密着方法であって、 前記露光マスクと前記基板とを重ね合わせて加圧ローラ
    に挟み込み、該加圧ローラを前記露光マスク及び基板に
    対して相対移動させることで、前記露光マスクと前記基
    板との間の界面に残留する気体を該界面から追い出すこ
    とを特徴とする露光マスク密着方法。
  2. 【請求項2】 前記重ね合わせた露光マスクと基板と
    を、一対の加圧ローラにより所定のニップ圧をもって挟
    み込み、前記一対の加圧ローラを前記露光マスクと基板
    に対して相対移動させることを特徴とする請求項1記載
    の露光マスク密着方法。
  3. 【請求項3】 保持台に載置した前記露光マスクと基板
    とを、前記加圧ローラによって所定のニップ圧をもって
    挟み込み、前記加圧ローラを前記保持台に対して相対移
    動させることを特徴とする請求項1記載の露光マスク密
    着方法。
  4. 【請求項4】 前記感光性レジスト層が、ドライエッチ
    ングにより除去可能な第1レジスト層と、光照射による
    照射部分のみ又は非照射部分のみが現像溶媒に可溶とな
    る耐ドライエッチング性を有する第2レジスト層とをこ
    の順に前記基板上に積層して形成されていることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の露光マ
    スク密着方法。
  5. 【請求項5】 露光光の波長より小さい開口が含まれる
    パターンを有した露光マスクと、感光性レジスト層の形
    成された基板とを密着させる露光マスク密着装置であっ
    て、 前記露光マスクと前記基板とを重ね合わせて挟み込む加
    圧ローラと、 前記加圧ローラを前記露光マスクと前記基板に対して押
    圧する押圧手段と、 前記加圧ローラを前記露光マスクと前記基板に対して相
    対移動させる相対移動手段と、を備えたことを特徴とす
    る露光マスク密着装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧ローラが、一対の加圧ローラで
    あることを特徴とする請求項5記載の露光マスク密着装
    置。
  7. 【請求項7】 前記露光マスクと前記基板とを載置する
    保持台を備え、 前記加圧ローラが、前記保持台に対峙して前記露光マス
    クと前記基板とを挟んで載置されることを特徴とする請
    求項6記載の露光マスク密着装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜請求項7のいずれか1項記載
    の露光マスク密着装置と、 前記露光マスク密着装置により密着された露光マスク及
    び基板に対して前記露光マスク側から露光光を照射する
    光源と、を備えたことを特徴とする露光装置。
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JP2009093027A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Csun Mfg Ltd マスクパターンフィルム圧着機の圧着構造及びその圧着方法

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