JP2003151405A - 回転型スイッチ装置 - Google Patents

回転型スイッチ装置

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JP2003151405A
JP2003151405A JP2001349936A JP2001349936A JP2003151405A JP 2003151405 A JP2003151405 A JP 2003151405A JP 2001349936 A JP2001349936 A JP 2001349936A JP 2001349936 A JP2001349936 A JP 2001349936A JP 2003151405 A JP2003151405 A JP 2003151405A
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Japan
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rotary shaft
hollow rotary
switch device
portions
illumination
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JP2001349936A
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Takashi Sato
崇 佐藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls
    • H01H2025/045Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls having a rotating dial around the operating member for additional switching functions

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の異なる節度機構が、クリック部材56
と、板バネ58と、駆動体59とによって構成され、こ
の節度機構は、スイッチ本体部内に配設されていること
から、スイッチ本体部の種類が多くなり、量産コストの
削減効果を得られず、コスト高になるという問題があ
り、安価な回転型スイッチ装置を提供する。 【解決手段】 中空回転軸8と、該中空回転軸の回転に
よって切換操作される切換部とを有したスイッチ本体部
と、照光素子12を設けた照光部材11と、スイッチ本
体部が取り付けられたプリント配線基板1とを備え、照
光素子が中空回転軸内に挿通されてプリント配線基板に
取り付けられ、中空回転軸内の内方に向かって突出する
弾性部材10を設け、照光部材の外周面に弾性部材が弾
接される複数個の係脱部11bを形成し、中空回転軸の
回転によって、弾性部材が係脱部に係脱するようにした
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転型スイッチ装
置に関し、特に、車載用のエアコンパネルに用いて好適
な回転型スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転型スイッチ装置の図面を説明
すると、図9は、従来の回転型スイッチ装置を示す分解
斜視図、図10は、従来の回転型スイッチ装置に係わる
スイッチ本体部を示す上面図である。
【0003】従来の回転型スイッチ装置は、スイッチ本
体部101と、照光素子62を設けた照光部材61と、
操作駆動部材102とによって基本的な構成としてい
る。スイッチ本体部101は、基体部52と、摺動子保
持部材53と、摺動子54と、コード基板55と、クリ
ック部材56と、蓋部材57と、板バネ58と、駆動体
59と、中空回転軸60とによって構成されている。即
ち、スイッチ本体部101は、節度感を生起させる複数
個(例えば、4個、5個、或いは31個)の凹凸部56
bを有するクリック部材56を含んで構成されている。
【0004】また、操作駆動部材102は、押圧駆動部
材64と、回転ツマミ65と、押圧操作部材66とによ
って基本的に構成されている。
【0005】押さえ基板51は、円環状の基部51a
と、基部51aの中央部に設けられた円形の孔51bと
を有している。基体部52は、略円環状の底壁52a
と、底壁52aの外周縁から延設された略環状の外側壁
52bと、底壁52aの内周縁から延設された円筒状の
内側壁52cとを有している。そして、底壁52aと、
外側壁52bと、内側壁52cとによって、収納部52
dが形成されている。この底壁52aに押さえ基板51
が配設される。
【0006】摺動子保持部材53には、摺動子54が適
宜手段にて摺動子保持部材53に取り付けられている。
また、摺動子保持部材53は、底壁52aの所定の個所
に適宜手段にて基体部52に取り付けられている。コー
ド基板55は、円環状の基板部55aと、中央部に設け
られた孔55bと、同心円状に設けられたコード接点部
55cとを有している。このコード基板55は、孔55
bに内側壁52cが挿通され、且つ、底壁52aと対向
して配設されると共に、コード接点部55cが摺動子5
4に弾接された状態で配設されている。
【0007】クリック部材56は、円筒状の基体部56
aと、基体部56aの外周面の所定の個所に設けられた
複数個(例えば、4個、5個、或いは31個)の凹凸部
56bと、基体部56aの一方の端部側から基体部56
aに直交する方向に延設された鍔部56cと、鍔部56
cの所定の個所に設けられたストッパー部56dとを有
している。
【0008】このクリック部材56は、鍔部56cの後
面が前記コード基板55の基板部55aの他方の面に当
接された状態で、基板部55aが鍔部56cに適宜手段
にて取り付けられている。また、この一体化されたクリ
ック部材56とコード基板55とは、基体部52の収納
部52d内に配設されている。
【0009】蓋部材57は、蓋部57aと、略中央部に
設けられた孔57bと、蓋部57aから延設された取付
部57cと、取付部57cの中央部に設けられた長孔5
7dと、取付部57cの後面側に設けられた一対の係止
部(図示せず)とを有している。この蓋部材57は、前
記収納部52d上を覆うように配設すると共に、外側壁
52bの開放端に当接して配設されている。
【0010】板バネ58は、くの字状に形成されてい
る。この板バネ58は、各両端が蓋部材57の一対の係
止部(図示せず)にそれぞれ適宜手段にて取り付けら、
この状態の板バネ58は、前記凹凸部56bと対向して
配設されている。
【0011】駆動体59は、駆動部59aと、駆動部5
9aの外周部の所定の個所から突出する取付部59bと
を有している。この駆動体59は、取付部59bが長孔
57dに取り付けられると共に、駆動部59aが板バネ
58によって、クリック部材56の凹凸部56bに弾接
されるように配設されている。この状態のとき、板バネ
58と駆動体59とは、基体部52の収納部52d内に
配設されている。
【0012】中空回転軸60は、基体部60aと、基体
部60aの中心軸に沿った貫通孔60bとを有してい
る。この中空回転軸60は、後端部が孔57b内に挿通
され、回転可能に配設されており、コード基板55とク
リック部材56とが、適宜手段によって固着されてい
る。このとき、中空回転軸60の回転によって、コード
基板55とクリック部材56とが共に、回転するように
形成されている。
【0013】照光部材61は、並設された第1、第2照
光素子取付部61a、61bと、第1、第2照光素子取
付部61a、61bの各中央部に設けられ、大きさが異
なり、貫通する第1、第2長孔61c、61dとがそれ
ぞれ形成されている。この照光部材61は、前記基体部
52の円筒状の内側壁52c内に配設されている。
【0014】照光素子62は、照光部62aと、照光部
62aから突設されている2本の端子部62bとを有し
ている。それぞれの2個の照光素子62は、各2本の端
子部62bが各第1、第2照光素子取付部61a、61
bの各第1、第2長孔61c、61dに挿通され、この
状態のとき、2個の照光素子62は、それぞれ形状の異
なる照光素子62が配設され、各照光素子62に対応し
て、照光部材61の各第1、第2照光素子取付部61
a、61bの形状がそれぞれ形成されている。押釦スイ
ッチ63は、固定接点(図示せず)と可動接点(図示せ
ず)とを有し、この押釦スイッチ63は、内側壁52c
内に配設されている。
【0015】押圧駆動部材64は、円環状の駆動部64
aと、駆動部64aの中心軸と平行に延設された略柱状
の押圧部64bとを有している。この押圧駆動部材64
は、内側壁52c内に適宜手段にて、前後方向に移動可
能に配設されている。このとき、押圧部64bの先端部
は、押釦スイッチ63に当接されて配設されている。
【0016】回転ツマミ65は、操作部65aと、操作
部65aに設けられた第1孔65bと、第1孔65bに
連設された第2孔65cとを有している。この回転ツマ
ミ65は、第2孔65c内に中空回転軸60の基体部6
0aが挿通されている。この状態において、回転ツマミ
65を回転すると、中空回転軸60とクリック部材56
とコード基板55とが共に、回転するように形成されて
いる。
【0017】押圧操作部材66は、前面壁66aと、前
面壁66aから延設された側壁66bとを有している。
この押圧操作部材66は、第1孔65b内に配設され、
押圧操作によって、回転ツマミ65の中心軸と平行に前
後方向に移動できるように配設され、この押圧操作部材
66の前後方向への移動によって、押圧駆動部材64を
介して、押釦スイッチ63のオン・オフの操作ができる
ように構成されている。
【0018】次に、この従来の回転型スイッチ装置の動
作について説明する。先ず、このときの回転型スイッチ
装置の動作位置は、板バネ58によって、スイッチ本体
部を構成するクリック部材56の複数個の凹凸部56b
のうちのひとつの凹凸部56bに弾接された駆動体59
は、複数個の凹凸部56bのうちの略中央部に弾接され
た位置であるとする。
【0019】この状態における回転型スイッチ装置は、
コード基板55から二進法に基づく所定の第n番目のコ
ード値が出力されている。次に、この状態から回転型ス
イッチ装置の回転ツマミ65を時計方向に所定の角度回
転させると、スイッチ本体部を構成する中空回転軸60
を介してクリック部材56、及びコード基板55が共に
時計方向に所定の角度回転する。
【0020】このクリック部材56の回転によって、所
望の節度感が得られると共に、コード基板55の回転に
よって、所定の第n+1番目のコード値が出力される。
この後、回転ツマミ65の時計方向、或いは反時計方向
への回転によって、順次、第n+2番目、或いは第n−
1番目のそれぞれのコード値が出力される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載用のエアコンパネルに用いる回転型スイッチ装置の
用途は、5個の節度を有する節度機構を備えた風量制御
用の回転型スイッチ装置、31個の節度を有する節度機
構を備えた温度設定制御用の回転型スイッチ装置、及び
6個の節度を有する節度機構を備えた吹き出し口設定制
御用の回転型スイッチ装置と、それぞれの回転型スイッ
チ装置が三種類の用途に用いられる。そして、この三種
類の用途に用いられる各回転型スイッチ装置は、前述の
如く、節度機構の節度数がそれぞれ異なることから、そ
の節度機構の構成を異ならしめることが求められ、節度
機構の構成の異なる三種類の回転型スイッチ装置がエア
コンパネルに配設されていることになる。
【0022】この構成の異なる節度機構が、クリック部
材56と、板バネ58と、駆動体59とによって構成さ
れ、この節度機構は、従来の回転型スイッチ装置のスイ
ッチ本体部内に配設されていることから、スイッチ本体
部自身の構成を異ならしめるように形成することにな
り、スイッチ本体部の種類が多くなり、数を多く製造す
ることによって、得られる量産コストの削減効果を得ら
れず、コスト高になるという問題がある。
【0023】本発明の回転型スイッチ装置は、上述の問
題点を解決するもので、その目的は、節度数の異なる回
転型スイッチ装置でも、スイッチ本体部を共通化し、変
更する構成部品が少なく、安価な回転型スイッチ装置を
提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の回転型スイッチ
装置は、円筒状の中空回転軸と、該中空回転軸の回転に
よって切換操作される切換部とを有したスイッチ本体部
と、照光素子を設けた円盤状の照光部材と、スイッチ本
体部が取り付けられたプリント配線基板とを備え、照光
素子が中空回転軸内に挿通されてプリント配線基板に取
り付けられ、中空回転軸に、中空回転軸内の内方に向か
って突出する弾性部材を設け、照光部材の外周面に弾性
部材が弾接される複数個の係脱部を形成し、中空回転軸
の回転によって、弾性部材が係脱部に係脱するようにし
たことである。かかる構成によって、スイッチ本体部
と、複数個の係脱部を有する照光部材とを別部材として
形成していることから、係脱部の個数の異なる照光部材
を適宜、共通化されたスイッチ本体部に配設して、所望
の節度数が容易に構成でき、更に、スイッチ本体部が共
通化されていることから、スイッチ本体部の量産効果に
よるコストダウンができることから、安価な回転型スイ
ッチ装置を提供できる。
【0025】また、本発明の回転型スイッチ装置は、照
光部材には、ストッパ部が形成され、中空回転軸内に
は、中空回転軸の回動によってストッパ部に当接する係
止部が形成され、係止部がストッパ部に当接することに
よって、中空回転軸の回転範囲が規制されることであ
る。かかる構成によって、ストッパ部と係止部との形成
がそれぞれ容易に形成でき、確実に中空回転軸の回転範
囲を規制できることから、安定した動作で、且つ、安価
な回転型スイッチ装置を提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転型スイッチ装
置についての図面を説明すると、図1は、本発明の回転
型スイッチ装置の実施の形態を示す要部分解斜視図、図
2は、本発明の回転型スイッチ装置に係わるスイッチ本
体部の実施の形態を示す分解斜視図、図3は、本発明の
回転型スイッチ装置に係わるスイッチ本体部と照光部材
と弾性部材とを示す上面図、図4は、図3の4−4線に
おける断面図、図5は、本発明の回転型スイッチ装置に
係わる照光部材を示す斜視図である。
【0027】この本発明の回転型スイッチ装置は、車載
用のエアコンパネルに配設された3個の回転型スイッチ
装置のうちの5個の節度を有する節度機構を備えた風量
制御用の回転型スイッチ装置を用いて説明する。
【0028】プリント配線基板1は、例えば、絶縁性合
成樹脂材料から成り、平板状であって、所定の個所に形
成された複数個(例えば、2個)の第1取付孔1aと、
所定の個所に形成された複数個(例えば、4個)の第2
取付孔1bと、少なくとも一方の面に形成された所定の
回路パターン(図示せず)とを有している。
【0029】押さえ基板2は、金属平板材料から成り、
プレス加工によって形成され、略円環状の基部2aと、
基部2aの外周縁の所定の個所から前方に垂直に延設さ
れた複数個(例えば、4個)の取付脚2bと、基部2a
の略中央部に設けられた円形の孔2cと、基部2aの内
周縁の所定の個所から後方に垂直に延設された複数個
(例えば、2個)の取付部2dとを有している。
【0030】この押さえ基板2は、各取付部2dが、プ
リント配線基板1の各第1取付孔1a内に挿通され、ス
ナップイン係合にて、押さえ基板2がプリント配線基板
1上の所定の個所に当接・配置されている。
【0031】筐体部3は、例えば、絶縁性合成樹脂材料
から成り、略円環状の底壁部3aと、底壁部3aの略中
央部に形成された円形の孔部3bと、底壁部3aの外周
縁のうちの一部分の略扇状であるように前方に垂直に延
設された側壁3cと、底壁部3aとほぼ同一平面上に設
けられた取付部3dと、取付部3dの所定の個所に設け
られた円柱状の一対の凸部3eと、側壁3cの所定の個
所に設けられた複数個(例えば、4個)の凹部3fとを
有している。
【0032】この筐体部3は、底壁部3aが押さえ基板
2の基部2a上に載置され、この状態のとき、各凹部3
f内に各取付脚2bが配設されると共に、筐体部3の孔
部3bと押さえ基板2の孔2cとは対向し、同一軸心で
あるように位置決めされている。
【0033】摺動子保持部材4は、略矩形の基板部4a
と、基板部4aの三方の外周縁から前方側に垂直に延設
された側壁4bと、基板部4aの略中央部に形成された
矩形の切欠部4cと、切欠部4cを挟むように形成され
た一対の丸孔4dとを有している。
【0034】摺動子5は、弾性を有する金属平板材料か
ら成り、複数本の接点部5aと、各接点部5aから延設
された複数本の端子部5bとを有している。この摺動子
5は、接点部5aが前記摺動子保持部材4の切欠部4c
内に配設されると共に、端子部5bが前記摺動子保持部
材4の両端部から摺動子保持部材4の後方側に突出する
状態にカシメ付けなどの適宜手段にて摺動子保持部材4
に取り付けられている。
【0035】この摺動子5が固着された摺動子保持部材
4は、摺動子保持部材4の各丸孔4dに筐体部3の各凸
部3eが挿通され、熱カシメなどの適宜手段にて筐体部
3に配設されている。
【0036】コード基板6は、絶縁性平板材料から成
り、円環状の基板部6aと、基板部6aの中央部に設け
られた円形の孔6bと、基板部6aの一方の面に形成さ
れた同心円状に複数条設けられたコード接点部6cとを
有している。そして、このコード接点部6cには、例え
ば、二進法における「00000」から「11110」
までの31段階の出力コードを出力する接点が形成され
ている。
【0037】このコード基板6は、前記筐体部3の底壁
部3a上に所定の間隔を保って配設され、この状態のと
き、コード接点部6cが前記摺動子5の接点部5aに弾
接されると共に、コード基板6の孔6bと筐体部3の孔
部3bとは対向し、同一軸心であるように位置決めされ
ている。そして、前記摺動子5が固着された前記摺動子
保持部材4と前記コード基板6とで切換部が形成されて
いる。
【0038】蓋部材7は、絶縁性合成樹脂材料から成
り、略円板状の蓋部7aと、蓋部7aの略中央部に設け
られた円形の孔7bと、蓋部7aの所定の個所から同一
平面上に外方に延設された取付部7cと、蓋部7aの所
定の個所に設けられた複数個(例えば、4個)の凹部7
dとを有している。
【0039】この蓋部材7は、前記筐体部3の底壁部3
aを覆うように側壁3cの開放端と当接して配設されて
いる。そして、蓋部材7の各凹部7dに押さえ基板2の
各取付脚2bの自由端が折曲されて取り付けられ、この
各取付脚2bの自由端が折曲によって、押さえ基板2と
筐体部3と蓋部材7とが、一体化される。この状態のと
き、押さえ基板2の孔2cと、筐体部3の孔部3bと、
コード基板6の孔6bと、蓋部材7の孔7bとは、同一
軸心であるように配設されている。また、摺動子5が固
着された摺動子保持部材4とコード基板6とは、筐体部
3と蓋部材7との間に形成された空間部内に配設されて
いる。
【0040】中空回転軸8は、絶縁性合成樹脂材料から
成り、成形加工によって形成され、円筒状の基体部8a
と、基体部8a内に設けられ、基体部8aの中心軸に沿
った貫通孔8bと、基体部8aの内方であって、内壁8
cの所定の個所から中心軸方向に突出して形成された凸
状の係止部8dと、基体部8aの内方であって、内壁8
cの所定の個所に設けられた凹状の一対の取付部8eと
を有している。
【0041】この中空回転軸8は、一方の端部が蓋部材
7の孔7b内に回転可能に配設されており、一方の端部
の近傍に前記コード基板6が、コード基板6の孔6bに
中空回転軸8の一方の端部の近傍が挿通された状態で、
適宜手段によって、固着されている。このとき、中空回
転軸8の回転によって、中空回転軸8に固着されたコー
ド基板6も共に、回転するように形成されている。
【0042】なお、前記筐体部3と、前記摺動子保持部
材4と、前記摺動子5と、前記コード基板6と、前記蓋
部材7と、前記中空回転軸8とによって、いわゆるスイ
ッチ本体部が構成されている。
【0043】押釦スイッチ9は、固定接点(図示せず)
と可動接点(図示せず)とを収納した円盤状の基体部9
aと、基体部9aの上面から外方に突出する押釦9bと
を有している。この押釦スイッチ9は、前記プリント配
線基板1上に直接載置されており、押釦スイッチ9とプ
リント配線基板1とは電気的に接続されている。
【0044】弾性部材10は、例えば、弾性を有する金
属平板材料から成り、略くの字状の弾接部10aと、弾
接部10aの両端から外方に延設された一対の腕部10
bと、各腕部10bの各先端部から略垂直に延設された
一対の取付脚部10cとを有している。
【0045】この弾性部材10は、一対の取付脚部10
cが前記中空回転軸8の一対の取付部8e内に例えば、
圧入などの適宜手段によって配設され、この配設によっ
て、弾接部10aが中空回転軸8の内方に突設されて位
置決めされるように構成されている。
【0046】照光部材11は、絶縁性合成樹脂材料から
成り、成形加工によって形成され、円盤状の保持部11
aと、保持部11aの外周面に設けられた4個の係脱部
11bと、保持部11aの前面に並設され、外方に突設
された第1、第2照光素子取付部11c、11dと、保
持部11aの所定の個所に設けられた円形の貫通孔11
eと、保持部11aの前面側の外周縁部の180度の対
象位置に設けられた一対の第1、第2ストッパ部11
f、11gとを有している。
【0047】そして、この180度の位置に対向して配
置された一対の第1、第2ストッパ部11f、11gの
間に、前記4個の係脱部11bが等間隔(45度間隔)
に配設されている。そして、4個の係脱部11bが形成
されていることから、4個の係脱部11bによって、5
個の谷部が形成されている。
【0048】また、それぞれの第1、第2照光素子取付
部11c、11dには、保持部11aの中心軸と平行で
あって、大きさが異なり、貫通する第1、第2長孔11
h、11jがそれぞれ形成されている。また、第1、第
2照光素子取付部11c、11dのそれぞれの保持部1
1aの前面からの高さ寸法は、異なる高さ寸法であるよ
うに構成されている。このとき、第1照光素子取付部1
1cの高さ寸法が、第2照光素子取付部11dの高さ寸
法よりも高く形成されている。
【0049】この照光部材11は、前記中空回転軸8内
に挿通されてプリント配線基板1上に取付られ、このと
き、照光部材11の貫通孔11e内に押釦スイッチ9が
配設される。また、この状態のとき、中空回転軸8内に
設けられた弾性部材10の弾接部10aの頂部が、照光
部材11の複数個の係脱部11bによって形成された谷
部のうちのひとつに弾接されている。即ち、弾性部材1
0と照光部材11の複数個の係脱部11bとによって節
度機構が構成されている。
【0050】この弾性部材10と照光部材11とから成
る節度機構は、前記スイッチ本体部とは、別体であるよ
うに構成されている。即ち、節度機構が有する節度の個
数に係わらず、前記スイッチ本体部を個別に独立して形
成することができる。
【0051】照光素子12は、例えば、発光ダイオード
素子(LED)などから成り、照光部12aと、照光部
12aから外方に突設されている2本の端子部12bと
を有している。この照光素子12は、例えば、照光色が
赤色、緑色、又は黄色などである異なる照光色であるよ
うに2個配設されている。異なる照光色であるような2
個の照光素子12の各2本の端子部12bは、一方の照
光素子12が幅寸法が狭く平行であり、他方の照光素子
12が途中で折り曲げられて幅寸法が一方の照光素子1
2より広く平行であるように形成されている。
【0052】それぞれの2個の照光素子12は、各2本
の端子部12bがそれぞれ照光部材11の第1、第2照
光素子取付部11c、11dの第1、第2長孔11h、
11jに挿通されている。このとき、各2本の端子部1
2bの幅寸法が、異なると共に、第1、第2長孔11
h、11jの大きさが異なることから、それぞれ所定の
照光素子12が、誤ることなく、確実に第1、第2照光
素子取付部11c、11dに取り付けることができるよ
うに構成されている。
【0053】また、各照光素子12が照光部材11に配
設されると、各端子部12bの自由端部は、プリント配
線基板1の第2取付孔1bを挿通し、各端子部12bは
所定の回路パターン(図示せず)に半田付けによって電
気的に接続されている。
【0054】なお、2個の照光素子12は、それぞれの
照光部12aの形状は、発光色の違いや、輝度の違いな
どによって、同一形状であるときと、異なる形状である
ときがある。この2個の照光素子12の形状に基づい
て、前記照光部材11の第1、第2照光素子取付部11
c、11dのそれぞれの形状が対応するように構成され
ている。
【0055】押圧駆動部材13は、合成樹脂材料から成
り、円環状の駆動部13aと、駆動部13aの後面側の
所定の個所から駆動部13aの中心軸と平行に外方に延
設された略柱状の押圧部13bとを有している。この押
圧駆動部材13は、中空回転軸8の貫通孔8b内であっ
て、照光部材11の前面側に適宜手段にて、前後方向に
移動可能に配設されている。このとき、押圧駆動部材1
3の押圧部13bは、照光部材11の貫通孔11e内に
配設されており、押圧部13bの先端部は、押釦スイッ
チ9の押釦9bに当接されて配設されている。
【0056】導光部材14は、透光性の合成樹脂材料か
ら成り、略矩形の導光部14aと、導光部14aの対向
する側面から外方に突出する一対の取付部14bとを有
している。この導光部材14は、押圧駆動部材13の駆
動部13a内に一対の取付部14bによって適宜手段に
て取り付けられている。そして、この導光部材14にて
一方の照光素子12の照光が導光部14aの前面側まで
導かれるように構成されている。
【0057】回転ツマミ15は、略円筒状の操作部15
aと、操作部15aの前面側に設けられた所定の直径の
円形の第1孔15bと、第1孔15bの後面側に連設さ
れ、第1孔15bよりも大径の円形の第2孔15cと、
操作部15aの所定の個所に中心軸と略平行に設けられ
た溝部15dとを有している。
【0058】この回転ツマミ15は、第2孔15c内に
中空回転軸8の基体部8aが挿通され、スナップイン結
合など適宜手段にて回転ツマミ15が基体部8aに固着
されている。この状態において、回転ツマミ15を回転
すると、前記中空回転軸8と前記弾性部材10と前記コ
ード基板6とが共に、回転するように形成されている。
【0059】指示部材16は、透光性の合成樹脂材料か
ら成り、略角柱状に形成され、この指示部材16は、回
転ツマミ15の溝部15d内に圧入など適宜手段にて配
設されている。
【0060】押圧操作部材17は、合成樹脂材料から成
り、円板状の前面壁17aと、前面壁17aの所定の個
所に形成された照光孔17bと、前面壁17aの外周縁
から後方側に垂直に延設された側壁17cとを有してい
る。この押圧操作部材17は、回転ツマミ15の第1孔
15b内に配設され、押圧操作部材17の前面壁17a
への押圧操作によって、回転ツマミ15の中心軸と平行
に前後方向に移動できるように配設されている。
【0061】また、この状態のとき、押圧操作部材17
の照光孔17b内には、導光部材14の導光部14aの
前端部が配設されている。そして、この押圧操作部材1
7の前後方向への移動によって、押圧駆動部材13を介
して、押釦スイッチ9のオン・オフの操作ができるよう
に構成されている。
【0062】次に、本発明の回転型スイッチ装置の動作
に付いて説明する。図6は、本発明の回転型スイッチ装
置の動作を説明するための説明図である。そして、図6
のグラフ1に示す曲線が、本発明の回転型スイッチ装置
の第1の実施の形態を示しており、ここでは、このグラ
フ1を用いて説明する。また、このときの、この回転型
スイッチ装置の動作位置は、図3に示すように弾性部材
10の弾接部10aが、照光部材11の4個の係脱部1
1bによって形成された5個の谷部のうちの中央部の谷
部内に弾接された位置であるとする。
【0063】この状態における回転型スイッチ装置は、
図6のグラフ1において、第3節度a3に位置してお
り、このときのコード基板6からの出力コードは、二進
法での「01111」であるコード値が出力されてい
る。この「01111」であるコード値に基づいて第3
番目の所定の検出値が得られるように構成されている。
【0064】次に、この状態から回転型スイッチ装置の
回転ツマミ15(図1参照)を時計方向に45度回転さ
せると、中空回転軸8を介して弾性部材10の弾接部1
0aが共に時計方向に45度回転する。
【0065】この弾接部10aの回転時に、弾接部10
aは、照光部材11のひとつの係脱部11bと係脱し、
この係脱によって、所望の節度感が得られると共に、弾
接部10aが係脱部11bの第4節度a4に位置される
ように移動する。このとき、コード基板6が中空回転軸
8と共に、45度回転し、出力コードは、「1010
0」であるコード値が出力されている。この「1010
0」であるコード値に基づいて第4番目の所定の検出値
が得られるように構成されている。
【0066】次に、係脱部11bの第4節度a4の位置
から更に回転ツマミ15(図1参照)を時計方向に45
度回転させると、中空回転軸8を介して弾性部材10の
弾接部10aが共に時計方向に45度回転する。これに
よって、前述と同様に、コード基板6が中空回転軸8と
共に、更に45度回転し、弾接部10aが係脱部11b
の第5節度a5に位置されるように移動し、出力コード
は、「11001」であるコード値が出力されている。
この「11001」であるコード値に基づいて第5番目
の所定の検出値が得られるように構成されている。
【0067】そして、この弾接部10aが係脱部11b
の第5節度a5に位置されると、中空回転軸8の凸状の
係止部8dが照光部材11の第2ストッパ部11gに当
接され、この当接によって、中空回転軸8の時計方向へ
の回転は規制される。
【0068】ここでは、回転ツマミ15を第3節度a3
の位置から時計方向に回転させる動作について説明した
が、回転ツマミ15を第3節度a3の位置から反時計方
向に回転させる動作については、順次、45度毎に所定
の節度感をともなって、第2節度a2の位置、及び第1
節度a1の位置にそれぞれ位置決めされ、コード基板6
からの出力コードは、「01010」、及び「0010
1」であるコード値に基づいて第2、及び第1の所定の
検出値が得られるように構成されている。
【0069】そして、この弾接部10aが係脱部11b
の第1節度a1に位置されると、中空回転軸8の凸状の
係止部8dが照光部材11の第1ストッパ部11fに当
接され、この当接によって、中空回転軸8の反時計方向
への回転は規制される。
【0070】上述の如く、回転ツマミ15の回転による
中空回転軸8の回転範囲は、係止部8dが各第1、第2
ストッパ部11f、11gにそれぞれ当接することによ
って、180度である回転範囲に規制されるように構成
されている。
【0071】次に、この回転型スイッチ装置に係わる押
圧操作部材17を押圧すると、押圧駆動部材13を介し
て押釦スイッチ9がオンされ、押圧操作部材17への押
圧を解除すると押釦スイッチ9の自己復帰力によって、
押圧操作部材17が元の位置に復帰するように構成され
ている。また、再度の押圧操作部材17の押圧によっ
て、押釦スイッチ9がオフされるように構成されてい
る。
【0072】この押釦スイッチ9のオン・オフによっ
て、例えば、リアウインドウの曇りを取り除く電熱ヒー
タ(図示せず)への通電を制御できるようになってい
る。このとき、例えば、電熱ヒータ(図示せず)への通
電をする際、一方の照光素子12が照光するように構成
されている。
【0073】次に、本発明の31個の節度を有する節度
機構を備えた温度設定制御用の回転型スイッチ装置に係
わる第2の照光部材についての図面を説明すると、図7
は、31個の節度を有する節度機構を備えた温度設定制
御用の回転型スイッチ装置に係わる照光部材の第2の実
施の形態を示す斜視図である。
【0074】この31個の節度を有する節度機構を備え
た温度設定制御用の回転型スイッチ装置に係わるスイッ
チ本体部の構成は、前述の5個の節度を有する節度機構
を備えた風量制御用の回転型スイッチ装置に係わるスイ
ッチ本体部を共用することができる。
【0075】そして、この第2の照光部材21は、前述
の照光部材11(図5参照)の構成とほぼ同様の構成で
あることから、前述の照光部材11と異なる構成を重点
に説明する。この第2の照光部材21は、円盤状の保持
部21aと、保持部21aの外周面に設けられた30個
の係脱部21bと、保持部21aの前面に並設され、外
方に突設された第1、第2照光素子取付部21c、21
dと、保持部21aの所定の個所に設けられた円形の貫
通孔(図示せず)と、保持部21aの前面側の外周縁部
の270度離れた位置に設けられた一対の第1、第2ス
トッパ部21f、21gとを有している。
【0076】そして、この270度の位置に対向して配
置された一対の第1、第2ストッパ部21f、21gの
間に、30個の係脱部21bが等間隔(9度間隔)に配
設されている。このことから、30個の係脱部21bが
形成されていることから、30個の係脱部21bによっ
て、31個の谷部が形成されている。
【0077】また、それぞれの第1、第2照光素子取付
部21c、21dには、保持部21aの中心軸と平行で
あって、大きさが異なり、貫通する第1、第2長孔21
h、21jがそれぞれ形成されている。また、第1、第
2照光素子取付部21c、21dのそれぞれの保持部2
1aの前面からの高さ寸法は、同一の高さ寸法であるよ
うに構成されている。
【0078】前述の如く、第1の実施の形態の照光部材
11と、第2の実施の形態の第2の照光部材21との構
成の違いは、係脱部の数(個数)と、一対の第1、第2
ストッパ部の配置位置と、第1、第2照光素子取付部の
形状とが異なるものである。この第1、第2照光素子取
付部21c、21dの形状が異なる点については、この
第1、第2照光素子取付部21c、21dに取り付けら
れる前記照光素子12の形状に対応する構成であること
に係わるものである。
【0079】そして、この第2の照光部材21は、前述
と同様に前記中空回転軸8内に挿通されてプリント配線
基板1上に取付られている。また、この状態のとき、中
空回転軸8内に設けられた弾性部材10の弾接部10a
の頂部が、第2の照光部材21の30個の係脱部21b
によって形成された谷部のうちのひとつに弾接されてい
る。
【0080】次に、第2の実施の形態の第2の照光部材
21を用いた回転型スイッチ装置の動作について、図6
に示すグラフ2の曲線と出力コードとで説明する。この
第2の照光部材21を用いた回転型スイッチ装置は、弾
性部材10の弾接部10aが、第2の照光部材21の3
0個の係脱部21bによって形成された31個の谷部の
うちの中央部の谷部内に弾接された位置であるとする。
【0081】この状態における回転型スイッチ装置は、
図6のグラフ2において、第16節度b16に位置して
おり、このときのコード基板6からの二進法による出力
コードは、「01111」であるコード値が出力されて
いる。この「01111」であるコード値に基づいて第
16番目の所定の検出値が得られるように構成されてい
る。
【0082】次に、この状態から前述と同様に、回転型
スイッチ装置の回転ツマミ15(図1参照)を時計方向
に9度回転させると、中空回転軸8を介して弾性部材1
0の弾接部10aが共に時計方向に9度回転する。この
回転によって、前述と同様に、所望の節度感が得られる
と共に、弾接部10aが係脱部21bの第17節度b1
7に位置されるように移動する。このとき、コード基板
6からの出力コードは、「10000」であるコード値
が出力されている。この「10000」であるコード値
に基づいて第17番目の所定の検出値が得られるように
構成されている。
【0083】この後、回転ツマミ15を時計方向に順
次、9度毎に所定の節度感をもって回転させると、第1
8節度b18、第19節度b19、・・・・第31節度
b31の如く移動し、このとき、コード基板6からの出
力コードは、「10001」、「10010」、・・・
・「11110」であるコード値が順次出力されてい
る。そして、この弾接部10aが係脱部11bの第31
節度b31に位置されると、中空回転軸8の凸状の係止
部8dが照光部材21の第2ストッパ部21gに当接さ
れ、この当接によって、中空回転軸8の時計方向への回
転は規制される。
【0084】また、回転ツマミ15(図1参照)を反時
計方向に順次、9度毎回転させるときについても、前述
とその動作は、ほぼ同様であることから説明は、省略す
る。そして、この弾接部10aが係脱部21bの第1節
度b1に位置されると、中空回転軸8の凸状の係止部8
dが照光部材21の第1ストッパ部21fに当接され、
この当接によって、中空回転軸8の反時計方向への回転
は規制される。
【0085】上述の如く、回転ツマミ15の回転による
中空回転軸8の回転範囲は、中空回転軸8の係止部8d
が各第1、第2ストッパ部21f、21gに当接するこ
とによって、270度である回転範囲に規制されるよう
に構成されている。
【0086】次に、この温度設定制御用の回転型スイッ
チ装置に係わる押圧操作部材17を押圧すると、押圧駆
動部材13を介して押釦スイッチ9がオンされ、押圧操
作部材17への押圧を解除すると押釦スイッチ9の自己
復帰力によって、押圧操作部材17が元の位置に復帰す
るように構成されている。
【0087】そして、この押釦スイッチ9のオン・オフ
によって、例えば、エアコンの温度制御のオート制御と
マニュアル制御との切換のための通電を制御できるよう
になっている。このとき、例えば、オート制御の際、一
方の照光素子12が照光するように構成されている。
【0088】次に、本発明の6個の節度を有する節度機
構を備えた吹き出し口設定制御用の回転型スイッチ装置
に係わる第3の照光部材についての図面を説明すると、
図8は、6個の節度を有する節度機構を備えた吹き出し
口設定制御用の回転型スイッチ装置に係わる照光部材の
第3の実施の形態を示す斜視図である。
【0089】この6個の節度を有する節度機構を備えた
吹き出し口設定制御用の回転型スイッチ装置に係わるス
イッチ本体部の構成は、前述の5個の節度を有する節度
機構を備えた風量制御用の回転型スイッチ装置に係わる
スイッチ本体部を共用することができる。
【0090】そして、この第3の照光部材31は、前述
の照光部材11(図5参照)の構成とほぼ同様の構成で
あることから、前述の照光部材11と異なる構成を重点
に説明する。この第3の照光部材31は、円盤状の保持
部31aと、保持部31aの外周面に設けられた5個の
係脱部31bと、保持部31aの前面に並設され、外方
に突設された第1、第2照光素子取付部31c、31d
と、保持部31aの所定の個所に設けられた円形の貫通
孔(図示せず)と、保持部31aの前面側の外周縁部の
270度離れた位置に設けられた一対の第1、第2スト
ッパ部31f、31gとを有している。
【0091】そして、この270度の位置に対向して配
置された一対の第1、第2ストッパ部31f、31gの
間に、5個の係脱部31bが等間隔(54度間隔)に配
設されている。このことから、5個の係脱部31bが形
成されていることから、5個の係脱部21bによって、
6個の谷部が形成されている。
【0092】また、それぞれの第1、第2照光素子取付
部21c、21dには、保持部21aの中心軸と平行で
あって、大きさが異なり、貫通する第1、第2長孔21
h、21jがそれぞれ形成されている。また、第1、第
2照光素子取付部21c、21dのそれぞれの保持部2
1aの前面からの高さ寸法は、異なる高さ寸法であるよ
うに構成されている。このとき、第1照光素子取付部2
1cの高さ寸法が、第2照光素子取付部21dの高さ寸
法よりも低く形成されている。
【0093】前述の如く、第1の実施の形態の照光部材
11と、第3の実施の形態の第3の照光部材31との構
成の違いは、係脱部の数(個数)と、一対の第1、第2
ストッパ部の配置位置と、第1、第2照光素子取付部の
形状とが異なるものである。
【0094】この第3の照光部材31は、前述と同様に
前記中空回転軸8内に挿通されてプリント配線基板1上
に取付られている。また、この状態のとき、中空回転軸
8内に設けられた弾性部材10の弾接部10aの頂部
が、第3の照光部材31の5個の係脱部31bによって
形成された谷部のうちのひとつに弾接されている。
【0095】次に、第3の実施の形態の第3の照光部材
31を用いた回転型スイッチ装置の動作について、図6
に示すグラフ3の曲線と出力コードとで説明する。この
第3の照光部材31を用いた回転型スイッチ装置は、弾
性部材10の弾接部10aが、第3の照光部材31の5
個の係脱部31bによって形成された6個の谷部のうち
の3個目の谷部内に弾接された位置であるとする。
【0096】この状態における回転型スイッチ装置は、
図6のグラフ3において、第3節度c3に位置してお
り、このときのコード基板6からの二進法による出力コ
ードは、「01100」であるコード値が出力されてい
る。この「01100」であるコード値に基づいて第3
番目の所定の検出値が得られるように構成されている。
【0097】次に、この状態から前述と同様に、回転型
スイッチ装置の回転ツマミ15(図1参照)を時計方向
に54度回転させると、中空回転軸8を介して弾性部材
10の弾接部10aが共に時計方向に54度回転する。
この回転によって、前述と同様に、所望の節度感が得ら
れると共に、弾接部10aが係脱部21bの第4節度c
4に位置されるように移動する。このとき、コード基板
6からの出力コードは、「10010」であるコード値
が出力されている。この「10010」であるコード値
に基づいて第4番目の所定の検出値が得られるように構
成されている。
【0098】この後、回転ツマミ15を時計方向、又は
反時計方向に順次、54度毎に所定の節度感をもって回
転させることについては、前述の動作とほぼ同様であっ
て、それぞれ、コード基板6からそれぞれ所定の出力コ
ード値が得られるように構成されている。
【0099】また、これも前述と同様に、回転ツマミ1
5の回転による中空回転軸8の回転範囲は、中空回転軸
8の係止部8dが各第1、第2ストッパ部31f、31
gに当接することによって、270度である回転範囲に
規制されるように構成されている。また、更にこの吹き
出し口設定制御用の回転型スイッチ装置に係わる押釦ス
イッチ9のオン・オフによって、例えば、外気の導入と
車両内での循環との切換のための制御をできるようにな
っている。このとき、例えば、車両内での循環制御の
際、一方の照光素子12が照光するように構成されてい
る。
【0100】なお、本発明の回転型スイッチ装置に係わ
る照光部材は、係脱部の数が、4個、30個、及び5個
であるもので説明したが、これに限定されず、複数個の
係脱部を有していれば良い。また、照光部材の係脱部
は、上述の実施の形態では、等間隔に配設したが、これ
に限定されず、係脱部の間隔が所定の任意の間隔である
ように形成されていても良い。
【0101】
【発明の効果】本発明の回転型スイッチ装置は、照光素
子が中空回転軸内に挿通されてプリント配線基板に取り
付けられ、中空回転軸に、中空回転軸内の内方に向かっ
て突出する弾性部材を設け、照光部材の外周面に弾性部
材が弾接される複数個の係脱部を形成し、中空回転軸の
回転によって、弾性部材が係脱部に係脱するようにした
ことによって、スイッチ本体部と、複数個の係脱部を有
する照光部材とを別部材として形成していることから、
係脱部の個数の異なる照光部材を適宜、共通化されたス
イッチ本体部に配設して、所望の節度数が容易に構成で
き、更に、スイッチ本体部が共通化されていることか
ら、スイッチ本体部の量産効果によるコストダウンがで
きることから、安価な回転型スイッチ装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型スイッチ装置の実施の形態を示
す要部分解斜視図である。
【図2】本発明の回転型スイッチ装置に係わるスイッチ
本体部の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の回転型スイッチ装置に係わるスイッチ
本体部と照光部材と弾性部材とを示す上面図である。
【図4】図3の4−4線における断面図である。
【図5】本発明の回転型スイッチ装置に係わる照光部材
を示す斜視図である。
【図6】本発明の回転型スイッチ装置の動作を説明する
ための説明図である。
【図7】本発明の31個の節度を有する節度機構を備え
た温度設定制御用の回転型スイッチ装置に係わる照光部
材の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の6個の節度を有する節度機構を備えた
吹き出し口設定制御用の回転型スイッチ装置に係わる照
光部材の第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図9】従来の回転型スイッチ装置を示す分解斜視図で
ある。
【図10】従来の回転型スイッチ装置に係わるスイッチ
本体部を示す上面図である。
【符号の説明】
1 プリント配線基板 1a 第1取付孔 2 押さえ基板 2c 孔 3 筐体部(スイッチ本体部) 3a 底壁部 3b 孔部 4 摺動子保持部材 5 摺動子 6 コード基板 6c コード接点部 7 蓋部材 8 中空回転軸 8a 基体部 8c 貫通孔 8d 係止部 9 押釦スイッチ 10 弾性部材 10a 弾接部 11 照光部材 11b 係脱部 11c 第1照光素子取付部 11d 第2照光素子取付部 11f 第1ストッパ部 11g 第2ストッパ部 12 照光素子 12b 端子部 13 押圧駆動部材 15 回転ツマミ 17 押圧操作部材 21 第2の照光部材 21b 係脱部 21f 第1ストッパ部 21g 第2ストッパ部 31 第3の照光部材 31b 係脱部 31f 第1ストッパ部 31g 第2ストッパ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の中空回転軸と、該中空回転軸の回
    転によって切換操作される切換部とを有したスイッチ本
    体部と、 照光素子を設けた円盤状の照光部材と、 前記スイッチ本体部が取り付けられたプリント配線基板
    とを備え、 前記照光素子が前記中空回転軸内に挿通されて前記プリ
    ント配線基板に取り付けられ、前記中空回転軸に、前記
    中空回転軸内の内方に向かって突出する弾性部材を設
    け、前記照光部材の外周面に前記弾性部材が弾接される
    複数個の係脱部を形成し、 前記中空回転軸の回転によって、前記弾性部材が前記係
    脱部に係脱するようにしたことを特徴とする回転型スイ
    ッチ装置。
  2. 【請求項2】前記照光部材には、ストッパ部が形成さ
    れ、 前記中空回転軸内には、前記中空回転軸の回動によって
    前記ストッパ部に当接する係止部が形成され、 該係止部が前記ストッパ部に当接することによって、前
    記中空回転軸の回転範囲が規制されることを特徴とする
    請求項1に記載の回転型スイッチ装置。
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