JP2003150089A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
光ダイオードの輝度を周囲の明るさに応じて自動調整で
きる表示装置を提供する。 【解決手段】 電圧制御回路6から電流制限用抵抗8を
介して発光ダイオード2に至る通電経路に、この通電経
路を導通・遮断し、遮断時には、外光により発光ダイオ
ード2に発生した電圧をサンプルホールド回路12に入
力するスイッチ10を設ける。スイッチ10及びサンプ
ルホールド回路12は、タイマ回路16から周期的に出
力されるパルス信号により動作し、サンプルホールド回
路12からの出力は、増幅回路14にて増幅された後、
目標電圧として、発光ダイオード2の駆動電圧を制御す
る電圧制御回路6に入力される。この結果、発光ダイオ
ード2の輝度は、発光ダイオード2の通電遮断時にその
光電変換特性によって得られた検出電圧に応じて自動調
整されることになる。
Description
用いて各種電子機器の状態を動作表示する表示装置に関
する。
が低く、また比較的安価であることから、各種電子機器
に組み込まれ、その動作状態(例えば、電子機器の電源
のON・OFF状態、電子機器の動作モード、電子機器
の動作時間、電子機器が把握している現在時刻等)を表
示するのに利用されている。
ダイオードを備えた表示装置では、昼間のように周囲が
明るいときにでも、使用者が発光ダイオードの点灯を確
実に視認できるようにするために、点灯時に発光ダイオ
ードに流す順方向電流を大きくして、発光ダイオードの
輝度(明るさ)を高くしている。
明るい環境下での視認性を高めることはできるものの、
夜間等、周囲が暗くなったときには、発光ダイオードの
輝度が高くなりすぎ、使用者に不快感を与えるといった
問題が生じる。また、例えば7セグメント発光ダイオー
ドのように、複数のダイオードを用いて数字等の文字を
表示する表示装置では、周囲が暗くなったときの発光ダ
イオードの輝度が高くなりすぎると、使用者が文字を認
識できなくなるという問題もある。
来では、表示装置に、発光ダイオードの輝度(具体的に
は点灯時に発光ダイオードに流す順方向電流)を手動で
切り替えるためのスイッチを設けるとか、或いは、周囲
の明るさ(照度)を検出するセンサ(CdS、フォトダ
イオード等)と、このセンサによる検出結果に従い発光
ダイオードの輝度を自動調整する輝度調整回路とを設け
る、といったことが行われている。
者のように、輝度調整用のスイッチを設けた場合、使用
者は、周囲の明るさに応じて、このスイッチを切り替え
なければならず、使い勝手が悪いという問題がある。ま
た、この場合、表示装置が組み込まれた電子機器が使用
者の手の届かない場所に設置されているときには、使用
者は、スイッチを操作することができず、輝度調整を行
うことができなくなるという問題もある。
けて、そのセンサによる検出信号に応じて、発光ダイオ
ードの輝度を自動調整するようにした場合、発光ダイオ
ードの輝度が周囲の明るさに応じて自動で調整されるの
で、発光ダイオードの輝度は常に最適な輝度に設定さ
れ、発光ダイオードの点灯によって使用者に不快感を与
えることはない。
は、明るさ検出用のセンサが必要になるだけでなく、こ
のセンサを、表示装置が組み付けられる電子機器に固定
しなければならず、しかも、この固定時には、センサに
周囲の光だけが入射し、発光ダイオードからの光が入射
することのないようにする必要があるため、センサ固定
のための構成が複雑になり、電子機器のコストアップを
招くという問題がある。
電子機器が、防水型のハウジング(ケース)内に収納さ
れて屋外に設置される屋外用の電子機器である場合に
は、そのハウジングに外光取り込み用の孔を穿設して、
その孔にセンサを組み付ける必要があるため、この部分
からの雨水の浸入を防止するための対策が別途必要にな
り、電子機器のコストアップを招くという問題がある。
また、こうした外光取り込み用の孔をハウジングに穿設
すると、電子機器の見栄え(デザイン)が悪くなって、
電子機器の商品価値が低下してしまうということもあ
る。
ので、明るさ検出用のセンサを用いることなく、発光ダ
イオードの輝度を周囲の明るさに応じて自動調整できる
表示装置を提供することを目的とする。
めになされた請求項1に記載の表示装置においては、通
電遮断手段が、発光ダイオードの点灯時に、発光ダイオ
ードへの通電を一時的に遮断し、検出手段が、通電遮断
手段による発光ダイオードへの通電経路の遮断時に外光
により発光ダイオードに発生した電圧を検出し、電流制
御手段が、その検出手段による検出電圧に基づき、検出
電圧が大きいほど発光ダイオードに流れる順方向電流が
多くなるよう、発光ダイオードの点灯時に流れる順方向
電流を制御する。
を流した際に、その順方向電流に応じた強度の光を発生
するが、その通電経路を遮断すると、周囲からの入射光
に応じた電圧を発生する光電変換素子として機能するこ
とから、本発明では、こうした発光ダイオードの光電変
換素子としての特性を利用して、明るさ検出用のセンサ
を用いることなく、周囲の明るさを検出し、その検出結
果(検出手段による検出電圧)に応じて、発光ダイオー
ド点灯時に発光ダイオードに流れる順方向電流を制御す
るようにしているのである。
るさ検出用のセンサを用いることなく、発光ダイオード
点灯時の輝度を周囲の明るさに応じて自動調整できるこ
とになる。そして、本発明の表示装置によれば、明るさ
検出用のセンサを電子機器に固定する必要がないため、
発光ダイオードの輝度を自動調整できるようにするため
に電子機器のコストが著しく増加するとか、明るさ検出
用のセンサの取付のために電子機器の見栄え(デザイ
ン)が悪くなって、電子機器の商品価値が低下する、と
いった問題を解決できる。
検出電圧に基づき、検出電圧が大きい程多くなるように
発光ダイオードの順方向電流を制御するものであること
から、この電流制御手段としては、発光ダイオードの通
電経路に電気抵抗を調整可能な抵抗回路を設けて、その
抵抗値を検出電圧に応じて調整することで、発光ダイオ
ードに流れる電流を制御するように構成してもよい。し
かし、このような抵抗回路は構成が複雑であり、また、
その抵抗値を検出電圧の変化に応じて連続的に変化させ
るのは難しいことから、電流検出手段としては、より好
ましくは、請求項2に記載のように、電気負荷への通電
電流を制御するのに一般的に用いられている駆動電圧の
制御回路を用いて構成するとよい。
て、電流制御手段は、発光ダイオードの点灯時に電流制
限用抵抗を介して発光ダイオードに印加される駆動電圧
若しくは駆動パルスのデューティ比を検出電圧に基づき
制御することにより、発光ダイオードに流れる順方向電
流を制御する。従って、この表示装置においては、電流
制御手段を、一般的な電圧制御回路若しくはパルス幅変
調回路にて実現できることになり、発光ダイオードに流
れる順方向電流を、発光ダイオードの駆動電圧若しくは
駆動デューティ比によって最適に制御できることにな
る。また、こうした電圧制御回路やパルス幅変調回路
は、オペアンプ等を用いて比較的簡単に構成できること
から、電流制御手段を安価に実現できる。
光ダイオードが、電子機器の電源のON・OFF状態を
表示するために電子機器の動作中に連続的に点灯される
ような場合には、その点灯中に定期的に発光ダイオード
への通電を遮断するように構成すればよいが、例えば、
上述した7セグメント発光ダイオードのように、表示装
置が、複数の発光ダイオードを備え、これら各発光ダイ
オードを時分割で点灯(ダイナミック点灯)することに
より、文字や図形を表示する装置である場合には、通電
遮断手段としては、請求項3に記載のように、その複数
の発光ダイオードをダイナミック点灯する表示制御手段
の一機能として実現すればよい。
光ダイオードが時分割で点灯されることから、点灯すべ
き状態にある発光ダイオードであっても通電は周期的に
行われ、点灯時に必ず通電が遮断されることから、こう
したダイナミック点灯を行う表示制御手段を本発明の通
電遮断手段として用いればよい。
発光ダイオード毎に、通電遮断時に発生した電圧を検出
する必要はなく、複数の発光ダイオードの内の一つを検
出用発光ダイオードとして、表示制御手段による検出用
発光ダイオードへの通電が遮断されたときに、検出用発
光ダイオードに発生した電圧を検出するようにすればよ
く、また、電流制御手段としては、その検出手段による
検出電圧に基づき、各発光ダイオードがダイナミック点
灯により通電される際の順方向電流を制御するようにす
ればよい。
電流制御手段を、各発光ダイオード毎に夫々設ける必要
がなく、表示装置の構成を簡素化して、そのコストダウ
ンを図ることができる。また次に、本発明の表示装置
は、テレビ、VTR、電子レンジ、…といった家庭用電
化製品、パーソナルコンピュータ、プリンタ、複写装
置、…といった業務用電子機器、或いは、携帯電話、ノ
ート型パーソナルコンピュータ、…といった携帯型情報
機器等、あらゆる電子機器に適用可能であるが、特に、
請求項4に記載のように、防水型のハウジングに収納さ
れて屋外に設置される屋外用電子機器に組み込まれ、発
光ダイオードが、そのハウジングに穿設された孔に組み
付けられて、屋外用電子機器の動作状態を周囲に報知
(表示)するのに使用される表示装置である場合には、
本発明の効果をより有効に発揮することができる。
を利用して架設される伝送線には、その伝送線を流れる
信号を増幅するための増幅装置(所謂トランクアンプ)
が設けられるが、このトランクアンプでは、その動作状
態を表示するためのパイロットランプとして、発光ダイ
オードが設けられている。
システムの管理者等が地上からトランクアンプの動作状
態を確認できるように、トランクアンプのハウジングに
穿設された取り付け用の孔に埋め込まれ、周囲に光を放
射しているが、この発光ダイオードの輝度が高いと、夜
間、トランクアンプが設置された付近を通る人に不快感
を与えてしまうことがある。
を適用すれば、明るさ検出用のセンサを別途設けること
なく(換言すればハウジングにセンサ取り付け用の孔を
穿設することなく)、発光ダイオードの輝度調整を自動
で行うことができるようになり、上述した効果をより有
効に発揮することができるようになるのである。
に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の表示
装置全体の構成を表すブロック図である。
CATVシステム用のトランクアンプ(換言すれば屋外
用電子機器)に組み込まれて、その動作状態を、トラン
クアンプのハウジングに穿設された孔に埋め込まれた発
光ダイオード2の点灯により、周囲に報知(表示)する
ためのものであり、トランクアンプ内の直流電源4から
電源供給を受けて、発光ダイオード2の駆動電圧Vdを
発生する電圧制御回路6と、この駆動電圧Vdを受けて
発光ダイオード2に駆動電流Idを流す電流制限用抵抗
8とを備える。
8に至る発光ダイオード2の通電経路には、この通電経
路を導通・遮断し、遮断時には、外光により発光ダイオ
ード2に発生した電圧を電流制限用抵抗8を介してサン
プルホールド回路12に入力するスイッチ10が設けら
れている。
いた周知の半導体スイッチにより構成されており、タイ
マ回路16から一定周期(例えば1時間)で一定時間
(例えば1秒間)だけ出力されるHighレベルのパルス信
号によって、発光ダイオード2の通電経路を遮断する側
に切り替えられ、タイマ回路16からの出力がLow レベ
ルになる通常時には、発光ダイオード2の通電経路を形
成している。
ッチ10と同様、タイマ回路16からのパルス信号を受
けて動作するようになっており、そのパルス信号がHigh
レベルであるとき、電流制限用抵抗8及びスイッチ10
を介して入力される発光ダイオード2の両端電圧をサン
プリングし、タイマ回路16からの出力がLow レベルに
なる通常時には、そのサンプリングした電圧(検出電
圧)Vsを、増幅回路14に出力する。
を増幅し、その増幅後の電圧を、電圧制御回路6が出力
する駆動電圧Vdの目標電圧Vcとして、電圧制御回路
6に出力する。尚、増幅回路14には、電圧発生回路1
8から出力される一定のオフセット電圧Voが入力さ
れ、増幅回路14は、検出電圧Vsを増幅すると同時
に、その増幅後の電圧にオフセット電圧を加算して、電
圧制御回路6の目標電圧Vcを設定する。
抗8と発光ダイオード2との直列回路に印加する駆動電
圧Vdが、増幅回路14からの出力電圧(目標電圧)V
cとなるように駆動電圧Vdをフィードバック制御す
る。この結果、発光ダイオード2の駆動電圧Vdは、増
幅回路14からの出力電圧(目標電圧)Vcに制御さ
れ、発光ダイオード2に流れる順方向電流(駆動電流)
Idは、目標電圧Vc(延いては駆動電圧Vd)に対応
して変化することになる。
ンプを用いた非反転増幅回路から構成されており、図2
に例示する検出電圧対駆動電圧特性から明らかなよう
に、検出電圧Vsが約0.4V以下であるとき、駆動電
圧Vdが、検出電圧Vsに比例して、オフセット電圧V
o(本実施例では+3V)から増幅回路14の飽和電圧
(本実施例では+7V)の範囲内で連続的に変化し、検
出電圧Vsが約0.4Vを越える領域では、駆動電圧V
dが増幅回路14の飽和電圧(+7V)で安定するよう
に、目標電圧Vcを生成する。
れる目標電圧Vcの下限を、オフセット電圧Voにて制
限するのは、発光ダイオード2の通電遮断時に、周囲が
暗く、検出電圧Vsが著しく低い場合でも、発光ダイオ
ード2の通電時には、発光ダイオード2を所定の輝度で
確実に発光させることができるようにするためである。
抗8との直列回路に印加される駆動電圧Vdと、その駆
動電圧Vdの印加によって電流制限用抵抗8を介して発
光ダイオード2に流れる順方向電流(駆動電流)Idと
は、図3に例示する駆動電圧対駆動電流特性から明らか
なように、基本的には比例関係にあるが、駆動電圧Vd
がある下限値(例えば1.5V程度)を下回ると、駆動
電流Idが流れなくなり、また、駆動電圧Vdが下限値
よりも高く、駆動電流Idが流れても、その電流が小さ
ければ、発光ダイオード2を視認し得る程度の輝度で発
光させることができないことから、本実施例では、増幅
回路14にて目標電圧Vcを生成するに当たって、その
下限値を、周囲が暗い場合に発光ダイオード2の点灯を
視認できる程度の輝度となるように、所定電圧(+3
V)に設定しているのである。
出電圧Vsが約0.4V以下であるとき、駆動電圧Vd
が検出電圧Vsに比例して連続的に変化し、検出電圧V
sが約0.4Vを越える領域では、駆動電圧Vdが増幅
回路14の飽和電圧(+7V)で安定するように構成し
たのは、以下の理由による。
の照度変化を測定したところ、図4に示すように、トラ
ンクアンプが設置される屋外では、昼間は、曇りや雨天
であっても、1000ルクス(LUX)を越え、最大1
00000ルクス(LUX)程度の照度が得られ、夜明
けや日暮れ(朝・夕)の薄暗いときには、約300〜1
000ルクス(LUX)程度の照度となり、夜間は、0
〜300ルクス(LUX)程度の照度となることがわか
った。
2の場合、照度が1000ルクス(LUX)を越える昼
間は、発光ダイオード2の光電変換特性によって発生す
る電圧(換言すれば検出電圧Vs)が略0.4V〜1.
7Vの範囲で変化し、照度が約300〜1000ルクス
(LUX)の範囲で変化する朝・夕は、検出電圧Vsが
略0.1V〜0.4Vの範囲で変化し、照度が約0〜3
00ルクス(LUX)の範囲内となる夜間は、検出電圧
Vsが略0〜0.1Vの範囲内となった。
夜明けにかけて、発光ダイオード2の輝度が高くなりす
ぎるのを防止するために、この領域で得られる検出電圧
Vsの範囲内(0〜約0.4V)では、検出電圧Vsに
比例して駆動電圧Vdを上記範囲内(3V〜7V)で変
化させ、検出電圧Vsが約0.4Vを越える昼間は、駆
動電圧Vdを約7Vにして、発光ダイオード2を最大輝
度で発光させるようにしているのである。
は、発光ダイオード2の点灯時に、定期的に(本実施例
では、1時間に1秒の割で)、発光ダイオード2への通
電を遮断し、その時発光ダイオード2に発生した電圧か
ら、トランクアンプ周囲の明るさ(照度)を測定し、そ
の測定結果(検出電圧Vs)に応じて、発光ダイオード
2の点灯時に電流制限用抵抗8と発光ダイオード2との
直列回路に印加する駆動電圧Vdを制御するように構成
されている。
明るさ検出用のセンサ(CdSやフォトダイオード等)
を用いることなく、発光ダイオード2の点灯時の輝度
を、周囲の明るさに応じて自動調整できる。よって、本
実施例によれば、発光ダイオード2の輝度調整のため
に、トランクアンプのハウジングに明るさ検出用のセン
サを取り付けるための孔を穿設したり、その孔から侵入
する雨水を防止するための防水加工を施す必要がなく、
トランクアンプのコストが増加するのを防止できる。ま
た、明るさ検出用のセンサを取り付けるためにハウジン
グに孔を穿設する必要がないので、その孔によってトラ
ンクアンプの見栄え(デザイン)が悪くなる、といった
ことも防止できる。
びタイマ回路16が、本発明の通電遮断手段に相当し、
サンプルホールド回路12が、本発明の検出手段に相当
し、増幅回路14,電圧発生回路18及び電圧制御回路
6が、本発明の電流制御手段に相当する。
発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態
様を採ることができる。例えば、上記実施例では、発光
ダイオード2が、トランクアンプが動作していることを
表すパイロットランプとして単体で用いられる場合につ
いて説明したが、複数の発光ダイオード2をダイナミッ
ク点灯させることによって文字や数字を表示する表示装
置であっても、本発明は適用できる。
ック点灯させる表示装置には、表示制御手段として、例
えば図5に示すように、各発光ダイオード2への通電経
路を個々に導通・遮断する複数のスイッチからなる駆動
回路20と、点灯すべき発光ダイオードと消灯すべき発
光ダイオードとを表す表示データDATAに従い駆動回
路20内でONすべきスイッチを特定し、そのスイッチ
を外部クロックCLKに同期して順にONする駆動信号
を発生する制御回路30とが設けられる。
する際には、表示制御手段としての駆動回路20及び制
御回路30を本発明の通電遮断手段として利用し、図5
に示すように、特定の発光ダイオード2(図では最も左
側の発光ダイオード)の通電経路を導通・遮断するため
に制御回路30から出力される駆動信号をサンプルホー
ルド回路12に反転入力することにより、その通電経路
が遮断されているときにサンプルホールド回路12をサ
ンプリング動作させ、しかも、サンプルホールド回路1
2には、対応する発光ダイオード2が発生した電圧を電
流制限用抵抗8を介して入力するようにする。
複数の発光ダイオード2の内、特定の発光ダイオード
(図では最も左側の発光ダイオード)を検出用発光ダイ
オードとして、その発光ダイオード2の通電遮断時に外
光により発生した電圧をサンプリングし、これを検出電
圧Vsとして出力することになる。
ンプルホールド回路12から出力される検出電圧Vs
は、増幅回路14に入力することにより、増幅回路14
にて目標電圧Vcを生成させ、更に、この目標電圧Vc
は、電圧制御回路6に入力することにより、電圧制御回
路6で目標電圧Vcに対応した駆動電圧Vdを生成さ
せ、この駆動電圧Vdを、駆動回路20が各発光ダイオ
ード2を通電する際の駆動電圧として、駆動回路20に
入力する。尚、増幅回路14には、上記実施例と同様
に、電圧発生回路18にて生成したオフセット電圧Vo
を入力する。
各発光ダイオード2に流れる順方向電流は、検出用発光
ダイオード2の通電遮断時にサンプルホールド回路12
が検出した検出電圧Vsに対応して変化することにな
り、上記実施例と同様、各発光ダイオード2の輝度を周
囲の明るさに応じて自動調整できることになる。
は、発光ダイオード2の駆動電圧Vdとして、増幅回路
14にて生成された目標電圧Vcと同じ電圧を生成する
ものとして説明したが、発光ダイオード2の輝度調整の
ために点灯時の順方向電流を制御するには、発光ダイオ
ード2への通電・遮断を高速に切り替え、そのときの通
電時間の割合(デューティ比)、若しくは、通電時の駆
動電圧Vdを制御してもよいことから、電圧制御回路6
を、このような制御を行うように構成してもよい。
ス駆動する際には、電圧制御回路6に代えて周知のパル
ス幅変調回路を設け、増幅回路14からの出力を、駆動
パルスのデューティ比を制御するための制御信号とし
て、パルス幅変調回路に入力するか、或いは、電圧制御
回路6に代えて一定周期で一定パルス幅の駆動パルスを
発生するパルス発生回路を設け、増幅回路14からの出
力を、このパルス発生回路が発生する駆動パルスの振幅
(電圧)を制御するための制御信号として、パルス発生
回路に入力するようにすればよい。
器であるトランクアンプのパイロットランプを点灯する
表示装置を例に採り、本発明を説明したが、本発明は、
トランクアンプ以外の屋外用電子機器であっても、或い
は、テレビ、VTR、電子レンジ、…等の屋内用電子機
器であっても、上記実施例と同様に適用して、同様の効
果を得ることができる。
Vd(若しくは駆動デューティ比)との関係について
は、使用される電子機器の周囲の環境、発光ダイオード
の特性等に応じて、適宜設定する必要はある。また、タ
イマ回路16による発光ダイオード2の通電遮断時間や
その周期についても、電子機器の周囲の環境に応じて適
宜設定すればよい。
図である。
グラフである。
グラフである。
と周囲の明るさ(照度)との関係を表すグラフである。
ク図である。
路、8…電流制限用抵抗、10…スイッチ、12…サン
プルホールド回路、14…増幅回路、16…タイマ回
路、18…電圧発生回路、20…駆動回路、30…制御
回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 電子機器に組み込まれ、発光ダイオード
を点灯させて該電子機器の動作状態を表示する表示装置
において、 前記発光ダイオードの通電経路に設けられ、該発光ダイ
オードの点灯時に該発光ダイオードへの通電を一時的に
遮断する通電遮断手段と、 該通電遮断手段が前記発光ダイオードへの通電を遮断し
た際、外光により前記発光ダイオードに発生した電圧を
検出する検出手段と、 該検出手段による検出電圧に基づき、該検出電圧が大き
いほど前記発光ダイオードに流れる順方向電流が多くな
るよう、前記発光ダイオードの点灯時に流れる順方向電
流を制御する電流制御手段と、 を備えたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 前記電流制御手段は、前記発光ダイオー
ドの点灯時に電流制限用抵抗を介して前記発光ダイオー
ドに印加される駆動電圧若しくは駆動パルスのデューテ
ィ比を前記検出電圧に基づき制御することにより、前記
発光ダイオードに流れる順方向電流を制御することを特
徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記通電遮断手段は、複数の発光ダイオ
ードをダイナミック点灯する表示制御手段の一機能とし
て実現され、 前記検出手段は、前記複数の発光ダイオードの内の一つ
を検出用発光ダイオードとして、前記表示制御手段によ
る該検出用発光ダイオードへの通電が遮断されたとき
に、該検出用発光ダイオードに発生した電圧を検出し、 前記電流制御手段は、該検出手段による検出電圧に基づ
き、前記各発光ダイオードが前記ダイナミック点灯によ
り通電される際の順方向電流を制御することを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載の表示装置。 - 【請求項4】 当該表示装置が組み込まれる電子機器
は、防水型のハウジングに収納されて屋外に設置される
屋外用電子機器であり、 前記発光ダイオードは、該屋外用電子機器のハウジング
に穿設された孔に組み付けられて、該屋外用電子機器の
動作状態を周囲に報知するものであることを特徴とする
請求項1〜請求項3何れか記載の表示装置。
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