JP2003149887A - 媒体厚検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

媒体厚検出装置及び画像形成装置

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JP2003149887A JP2002205439A JP2002205439A JP2003149887A JP 2003149887 A JP2003149887 A JP 2003149887A JP 2002205439 A JP2002205439 A JP 2002205439A JP 2002205439 A JP2002205439 A JP 2002205439A JP 2003149887 A JP2003149887 A JP 2003149887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】媒体厚の検出精度を高くすることができ、画像
品位を向上させることができるようにする。 【解決手段】媒体搬送路上に配設され、記録媒体が通過
するのに伴って、記録媒体の厚さ方向に変位させられる
変位部材と、該変位部材の変位量を所定の割合で増幅す
る変位量増幅手段を備え、増幅された変位量に基づいて
媒体厚を検出する媒体厚検出部とを有する。この場合、
変位部材の変位量が所定の割合で増幅されるので、媒体
厚検出部における媒体厚検出部の感度を高くすることが
できる。その結果、媒体厚の検出精度を高くすることが
できる。また、媒体厚に対応させて画像形成プロセスの
条件を表す値を適正な値にすることができるので、画像
品位を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体厚検出装置及
び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ
装置等の画像形成装置においては、感光体ドラム、帯電
ローラ、記録ヘッド、現像装置、転写ローラ、定着装置
等を備え、所定の画像形成プロセスによって画像を形成
するようになっている。
【0003】すなわち、前記記録ヘッドを駆動すること
によって感光体ドラムの表面に静電潜像が形成され、該
静電潜像を現像装置によって現像することによりトナー
像が形成される。該トナー像は、転写ローラによって記
録媒体に転写され、定着装置によって記録媒体に定着さ
れる。そのために、定着装置は加熱ローラ及びバックア
ップローラを備え、トナー像を構成するトナーは加熱ロ
ーラによって加熱され、加熱されたトナーはバックアッ
プローラによって記録媒体に押し付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像形成装置において、トナー像が記録媒体に定着
されるに当たり、記録媒体の熱容量及び温度によってト
ナーに与えられる熱量が変化し、コールドオフセット及
びホットオフセットのオフセットが発生し、画像品位が
低下してしまう。
【0005】特に、エンドレスの搬送ベルトの走行方向
に沿って複数の画像形成部が配設され、各画像形成部に
おいて各色のトナー像を形成し、各色のトナー像を順次
重ねて記録媒体に転写し、カラーのトナー像を形成する
ようにした画像形成装置においては、カラーのトナー像
のトナー層が厚くなるので、オフセットの発生する率が
その分高くなり、画像品位が一層低下してしまう。
【0006】そこで、記録媒体の厚さ、すなわち、媒体
厚としての紙厚を検出し、検出された紙厚に基づいて前
記画像形成プロセスの各プロセスの条件を表す値を変化
させ、オフセットが発生するのを防止することが考えら
れるが、紙厚の検出精度を高くすることができない。
【0007】本発明は、前記従来の画像形成装置の問題
点を解決して、媒体厚の検出精度を高くすることがで
き、画像品位を向上させることができる媒体厚検出装置
及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の媒
体厚検出装置においては、媒体搬送路上に配設され、記
録媒体が通過するのに伴って、記録媒体の厚さ方向に変
位させられる変位部材と、該変位部材の変位量を所定の
割合で増幅する変位量増幅手段を備え、増幅された変位
量に基づいて媒体厚を検出する媒体厚検出部とを有す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、カラ
ーの印刷を行う画像形成装置について説明しているが、
本発明を白黒の印刷を行う画像形成装置に適用すること
もできる。
【0010】図1は本発明の第1の実施の形態における
画像形成装置の概略図である。
【0011】図において、11は図示されない記録媒体
を収納するトレイ、12は該トレイ11に収納されてい
る記録媒体を1枚ずつ分離させて搬送するためのホッピ
ングローラ、13は、記録媒体の搬送路、すなわち、媒
体搬送路上に配設され、前記ホッピングローラ12から
送られた記録媒体を更に搬送ベルト25に送るレジスト
ローラ、33は、該レジストローラ13に隣接させて配
設され、媒体厚としての紙厚を検出する媒体厚検出部と
しての紙厚検出部である。前記媒体搬送路に沿って各色
の画像形成部が配設され、各画像形成部によって各色の
トナー像が形成される。
【0012】また、14Y、14M、14C、14BK
はイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色のト
ナーを溜(た)めておくためのトナーボトル、16Y、
16M、16C、16BKは静電潜像が形成される像担
持体としての感光体ドラム、15Y、15M、15C、
15BKは前記各トナーボトル14Y、14M、14
C、14BKから各感光体ドラム16Y、16M、16
C、16BKまで各色のトナーを搬送し、静電潜像を現
像する現像手段としての現像ローラ、17Y、17M、
17C、17BKは前記各感光体ドラム16Y、16
M、16C、16BKに、画像データに従って光を照射
し、静電潜像を形成する記録ヘッドとしてのLEDヘッ
ド、18Y、18M、18C、18BKは前記各感光体
ドラム16Y、16M、16C、16BKの表面を一様
に、かつ、均一に帯電させる帯電手段としての帯電ロー
ラ、19Y、19M、19C、19BKは前記各感光体
ドラム16Y、16M、16C、16BK上のトナー像
を記録媒体に転写する転写装置としての転写ローラであ
る。
【0013】そして、31は各LEDヘッド17Y、1
7M、17C、17BKの記録タイミング、すなわち、
発光タイミングを検出する書込センサ、20は図示され
ない加熱手段としてのヒータが配設され、記録媒体上の
トナーを加熱して記録媒体に定着させる加熱ローラ、2
1は記録媒体を前記加熱ローラ20に押し付けるバック
アップローラ、22は記録媒体を排出する排出ローラ、
23は駆動ローラ、24は制御部、32は従動ローラで
ある。前記駆動ローラ23と従動ローラ32との間に前
記搬送ベルト25が張設され、図示されない駆動手段を
駆動し、前記駆動ローラ23を回転させることによっ
て、前記搬送ベルト25を走行させることができる。な
お、加熱ローラ20及びバックアップローラ21によっ
て定着手段としての定着装置が構成される。
【0014】次に、前記紙厚検出部33の動作について
説明する。
【0015】図2は本発明の第1の実施の形態における
紙厚検出部の動作を示す斜視図である。
【0016】図において、レジストローラ13は、上側
に配設された第1のローラとしてのローラ13a、及び
下側に配設された第2のローラとしてのローラ13bを
備え、前記ローラ13bはオイルレスメタル支持で固定
され、ローラ13aは、図示されない付勢手段としての
スプリングによる一定の押圧力を受けて、ローラ13b
に押し付けられる。ローラ13aによって、記録媒体3
5がレジストローラ13を通過するのに伴って、記録媒
体35の厚さ方向に変位させられる変位部材が構成され
る。
【0017】また、紙厚検出部33は、支点30を揺動
中心として揺動自在に配設された変位量増幅手段として
のレバー33a、及びマイクロ変位センサから成る媒体
厚検出手段としてのホトカプラ34を備え、前記レバー
33aの、前記支点30よりホトカプラ34側に形成さ
れた第1のアーム部am1が、ホトカプラ34内に進入
させられ、レバー33aの一端に設定された検出点p1
において前記ホトカプラ34と対向させられ、前記支点
30よりレジストローラ13側に形成された第2のアー
ム部am2が、前記レバー33aの他端に設定されたピ
ックアップ点p2において、ローラ13aの最上端に当
接させられる。なお、本実施の形態においては、媒体厚
検出手段としてホトカプラ34が使用されるようになっ
ているが、発光ダイオードとホトトランジスタとの組合
せを使用することもできる。
【0018】そして、支点30と検出点p1との間の距
離をL1とし、支点30とピックアップ点p2との間の
距離をL2とすると、距離L1、L2はL1:L2=
N:1にされる。したがって、前記レバー33aは、前
記ピックアップ点p2におけるローラ13aの上下方向
の変位量を、機械的に、本実施の形態においては、梃子
(てこ)の原理によって、所定の割合、すなわち、増幅
度Nで増幅する。なお、増幅度Nの値は、ホトカプラ3
4の検出可能領域からみて4〜5にすることが好まし
く、本実施の形態においては5にされる。なお、ホトカ
プラ34のセンサ感度、レジストローラ13の偏心、振
れ等によって増幅度Nを適宜変更することができる。
【0019】前記レバー33aは、自重でホトカプラ3
4の光を遮るように位置させられ、該位置を保つよう
に、記録媒体35が通過したときにローラ13aが変位
する方向に、すなわち、前記第1のアーム部am1の下
方に第1のアーム部am1を上方に押すように、図示さ
れない付勢手段としてのスプリングが配設される。な
お、前記第2のアーム部am2の上方に第2のアーム部
am2を下方に押すように、図示されない付勢手段とし
てのスプリングを配設することもできる。
【0020】そして、ローラ13a、13b間に記録媒
体35が進入すると、ローラ13a及びピックアップ点
p2が紙厚の分だけ上方に移動させられるので、検出点
p1が紙厚の5倍下方に移動する。したがって、前記ホ
トカプラ34は5倍に増幅された変位量を光学的に検出
し、該変位量に基づいて紙厚を検出し、5倍に増幅され
たセンサ出力を出力する。なお、ローラ13a及び紙厚
検出部33によって媒体厚検出装置が構成される。
【0021】次に、前記制御部24(図1)の動作につ
いて説明する。
【0022】図3は本発明の第1の実施の形態における
制御部の動作を説明するブロック図である。
【0023】図において、31は書込センサ、34はホ
トカプラ、42は該ホトカプラ34のセンサ出力をアナ
ログ値からディジタル値に変換するA/Dコンバータ、
43はプログラムROM、44は該プログラムROM4
3のコードに従って動作するCPU、45はモータコン
トローラ、46は加熱ローラ20の前記ヒータの制御を
行うヒータコントローラである。
【0024】また、51はレジストローラ13(図1)
を回転させるレジストモータ、52は加熱ローラ20を
駆動するヒートモータ、53はIDモータ、54は搬送
ベルト25を走行させる前記駆動手段としてのベルトモ
ータ、55は加熱ローラ20の温度を検出するサーミス
タ、56は該サーミスタ55の出力をアナログ値からデ
ィジタル値に変換するA/Dコンバータである。
【0025】さらに、各種の図示されないセンサのセン
サ出力を受けたり、図示されないアクチュエータへの出
力を行ったり、画像処理部、パソコン等との間を接続し
たりするための図示されないインタフェース部が配設さ
れる。なお、A/Dコンバータ42、56、プログラム
ROM43等に代えてCPU44に内蔵されたものを使
用することもできる。
【0026】次に、前記構成の画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0027】図4は本発明の第1の実施の形態における
画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【0028】この場合、図示されない上位装置から印刷
の起動がかかると、まず、CPU44(図3)は、ホト
カプラ34のセンサ出力を読み込み、図示されないレジ
スタに、記録媒体35(図2)がないときの値として記
録する。これは、前記ホトカプラ34のセンサ主力が、
アナログ値であり、温度、経時時間等によって変化する
からである。
【0029】そして、前記CPU44は、ホッピングロ
ーラ12(図1)を回転させてホッピングを開始し、ト
レイ11に収納された記録媒体35を1枚ずつ分離させ
て繰り出し、レジストローラ13に送る。このとき、記
録媒体35の位置は、搬送方向に対して直角の方向(レ
ジストローラ13の長手方向)において左右対称になる
ように、すなわち、レジストローラ13の長手方向にお
ける中央に位置するように規制される。
【0030】そして、記録媒体35がレジストローラ1
3に到達すると、モータコントローラ45はレジストモ
ータ51を駆動し、記録媒体35はレジストローラ13
の回転に伴って搬送される。なお、レジストローラ13
に記録媒体35が到達した時点でホッピングローラ12
における駆動力は解除される。
【0031】続いて、レジストローラ13によって搬送
されている記録媒体35の前端が書込センサ31に到達
すると、CPU44は、ホトカプラ34のセンサ出力を
再び読み込み、前回読み込まれ、前記レジスタに記録さ
れたセンサ出力と、再び読み込まれたセンサ出力との差
分を算出し、該差分に基づいて、紙厚によるレバー33
aの検出点p1の変位量を算出し、該変位量の5分の1
の値を紙厚として決定する。
【0032】このようにして、紙厚が決定されると、紙
厚に対応する最適な温度(定着温度)が分かるので、C
PU44は、画像形成プロセスの条件を表す値として、
サーミスタ55によって検出された加熱ローラ20の温
度を読み込み、加熱ローラ20の温度が最適な温度であ
るかどうかを判断し、最適な温度でない場合は、レジス
トモータ51の駆動を停止し、レジストローラ13の回
転を停止させ、例えば、加熱ローラ20の温度が最適な
温度より高い場合は、加熱ローラ20のヒータをオフに
して冷却し、加熱ローラ20の温度が最適な温度より低
い場合は、前記ヒータをオンにして加熱ローラ20の温
度が最適な温度になるまで待機する。続いて、加熱ロー
ラ20の温度が最適な温度になると、CPU44はレジ
ストモータ51を再び駆動し、レジストローラ13を回
転させ、同時にIDモータ53、ベルトモータ54、及
びヒートモータ52を駆動する。また、加熱ローラ20
の温度が最適な温度である場合、レジストモータ51の
駆動は停止されず、レジストローラ13の回転も停止さ
せられない。
【0033】次に、レジストローラ13によって搬送ベ
ルト25に送られた記録媒体35は、搬送ベルト25に
よってイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色
の感光体ドラム16Y、16M、16C、16BKの下
を順次搬送され、CPU44は、画像データの転送、静
電潜像の形成、現像及び転写を開始する。その結果、各
色のトナー像が記録媒体35に重ねて転写され、定着装
置に送られる。
【0034】なお、前述されたように、媒体搬送路に沿
って各色の画像形成部が配設され、各画像形成部によっ
て各色のトナー像が形成され、該トナー像が記録媒体3
5に転写される。例えば、イエローの画像形成部におい
て、感光体ドラム16Yの表面が帯電ローラ18Yによ
って一様に、かつ、均一に帯電させられ、LEDヘッド
17Yが画像データに対応させて駆動され、感光体ドラ
ム16Yの表面を照射する。それに伴って、感光体ドラ
ム16Yの表面の電荷が抜けて静電潜像が形成される。
【0035】また、トナーボトル14Yにイエローのト
ナーが収容されていて、該トナーは、一定量ずつ現像ロ
ーラ15Yに送られ、該現像ローラ15Y上で図示され
ないブレードによる摩擦によって帯電させられ、それに
伴って発生する静電気力によって、感光体ドラム16Y
上の静電潜像に転移させられ、イエローのトナー像を形
成する。 続いて、感光体ドラム16Y上のトナー像
は、搬送ベルト25によって搬送される記録媒体35
に、転写ローラ19Yによって転写される。そのため
に、トナーが帯電させられるときの電荷と逆の極性の転
写電圧が転写ローラ19Yに印加される。
【0036】次に、CPU44は加熱ローラ20及びバ
ックアップローラ21による定着を開始し、記録媒体3
5が加熱ローラ20とバックアップローラ21との間を
通過すると、トナー像を構成するトナーは加熱及び加圧
されて記録媒体35に付着させられる。このようにして
定着が行われると、記録媒体35は排出ローラ22によ
って画像形成装置の筐(きょう)体の外部のスタッカに
排出され、処理が終了される。
【0037】このように、本実施の形態においては、レ
バー33aによる機械的な増幅度Nを適宜変更すること
ができ、ホトカプラ34の感度を高くすることができ
る。その結果、紙厚の検出精度を高くすることができ
る。
【0038】また、紙厚に対応させて加熱ローラ20の
温度を最適な温度にすることができるので、オフセット
が発生することがなく、画像品位を向上させることがで
きる。
【0039】さらに、紙厚に対応させて画像形成プロセ
スの条件を表す値としての転写電圧を変化させることに
よって、転写効率を高くすることができるだけでなく、
トナーの飛散を防止することができる。したがって、画
像品位を向上させることができる。
【0040】また、厚紙の記録媒体35が排出口の付近
においてカールするのを防止するために、紙厚に対応さ
せて記録媒体35の排出口の位置を変更することもでき
る。
【0041】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 印刷の起動がかかるのを待機する。 ステップS2 センサ出力を読み込み、ホッピングを開
始する。 ステップS3 レジストモータ51を駆動する。 ステップS4 書込センサ31がオンになるのを待機す
る。 ステップS5 センサ出力を読み込み、差分を算出し、
紙厚を決定する。 ステップS6 加熱ローラ20の温度が最適な温度であ
るかどうかを判断する。 加熱ローラ20の温度が最適な温度である場合はステッ
プS12に、最適な温度でない場合はステップS7に進
む。 ステップS7 レジストモータ51の駆動を停止する。 ステップS8 加熱ローラ20の温度が高いかどうかを
判断する。加熱ローラ20の温度が高い場合はステップ
S9に、高くない場合はステップS10に進む。 ステップS9 ヒータをオフにする。 ステップS10 加熱ローラ20の温度が低いかどうか
を判断する。加熱ローラ20の温度が低い場合はステッ
プS11に、低くない場合はステップS12に進む。 ステップS11 ヒータをオンにする。 ステップS12 IDモータ53、ベルトモータ54、
ヒートモータ52及びレジストモータ51を駆動する。 ステップS13 画像データの転送、静電潜像の形成、
現像及び転写を開始する。 ステップS14 定着を開始する。 ステップS15 排出が完了するのを待機し、完了した
らリターンする。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0043】図5は本発明の第2の実施の形態における
画像形成装置の概略図である。
【0044】この場合、媒体搬送路上に配設されたロー
ラ対としてのレジストローラ13に近接させて、媒体厚
としての紙厚を検出する媒体厚検出部としての紙厚検出
部33が配設される。また、トレイ11に記録媒体35
(図2)の幅、すなわち、紙幅を検出する媒体幅検出手
段としての紙幅検出センサ62が配設される。
【0045】次に、前記紙厚検出部33の動作について
説明する。
【0046】図6は本発明の第2の実施の形態における
紙厚検出部の動作を示す斜視図である。
【0047】図に示されるように、紙厚検出部33はレ
ジストローラ13の端部における、記録媒体35が通過
しない位置に配設される。本実施の形態において、紙厚
検出部33として、前側(記録媒体35の搬送方向にお
ける上流側)の発光素子61a及び奥側(記録媒体35
の搬送方向における下流側)の受光素子61bから成る
媒体厚検出手段としての一対の発光受光分離型のホトセ
ンサ61が使用される。
【0048】そして、記録媒体35がレジストローラ1
3の第1、第2のローラとしてのローラ13a、13b
間にない場合は、ローラ13a、13bが密接させられ
るので、発光素子61aと受光素子61bとの間は遮光
され、記録媒体35がローラ13a、13b間を通過す
ると、ローラ13aが記録媒体35の厚さ方向に変位
し、ローラ13a、13b間が開かれ、ローラ13a、
13b間から漏れ出す発光素子61aの光を受光素子6
1bが受けるようになっている。なお、該受光素子61
bとしては、ローラ13a、13b間が開かれた量に応
じて、すなわち、受けた光の光量に応じてセンサ出力が
リニアに変動する素子が使用される。また、ローラ13
aによって変位部材が構成される。
【0049】次に、制御部24(図5)の動作について
説明する。
【0050】図7は本発明の第2の実施の形態における
制御部の動作を説明するブロック図、図8は本発明の第
2の実施の形態における紙厚検出部、記録媒体及びレジ
ストローラの関係を示す図である。
【0051】この場合、CPU44には、書込センサ3
1からの検出信号、紙幅検出センサ62のセンサ出力、
及びA/Dコンバータ42によってアナログ値からディ
ジタル値に変換されたホトセンサ61のセンサ出力が入
力される。なお、補正テーブル63はプログラムROM
43の一定の領域に形成される。
【0052】そして、図8に示されるように、レジスト
ローラ13は、上側に配設されたローラ13a、及び下
側に配設されたローラ13bを備え、ローラ13a、1
3b間に記録媒体35が入るとローラ13aに撓(た
わ)みが発生する。この撓みは、記録媒体35の縁から
レジストローラ13の縁までの距離に依存し、距離が長
いほど撓みが大きくなり、記録媒体35が通過するとき
のレジストローラ13のローラ13a、13b間の開く
量が大きくなる。そして、前記距離及び前記開く量の補
正値が前記補正テーブル63に格納される。なお、図8
において、65はローラ13aをローラ13bに押し付
けるための付勢手段としてのスプリングである。
【0053】次に、前記構成の画像形成装置の動作につ
いて説明する。なお、紙厚を決定する動作以外の動作に
ついては、前記第1の実施の形態における動作と同様で
あるので説明を省略する。
【0054】図9は本発明の第2の実施の形態における
画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【0055】この場合、上位装置から印刷の起動がかか
ると、まず、CPU44(図7)は、紙幅検出センサ6
2のセンサ出力を読み込んで、紙幅を決定し、図示され
ないレジスタに、紙幅を記録する。
【0056】そして、記録媒体35(図6)の前端が書
込センサ31に到達すると、CPU44は、ホトセンサ
61のセンサ出力を読み込み、紙厚を決定する。ところ
で、前記紙厚検出部33のセンサ出力は、紙幅によって
変動し、紙幅が小さいほどセンサ出力は小さくなり、検
出される紙厚が小さくなるとともに、紙幅が大きいほど
センサ出力は大きくなり、検出される紙厚が大きくな
る。
【0057】そこで、CPU44の図示されない補正処
理手段は、補正処理を行い、補正テーブル63を参照
し、前記紙幅に対応する補正値を読み出し、紙厚検出部
33のセンサ出力によって決定された紙厚を、前記補正
値によって前記紙幅に対応させて補正する。なお、この
場合、紙厚に前記補正値が乗算される。
【0058】このように、本実施の形態においては、紙
幅に対応させて紙厚が補正されるので、紙厚の検出精度
を高くすることができる。
【0059】なお、第1の実施の形態のように、ホトカ
プラ34のセンサ出力に基づいて紙厚を決定し、その
後、本実施の形態のように、紙幅に基づいて紙厚を補正
することもできる。
【0060】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS21 印刷の起動がかかるのを待機する。 ステップS22 紙幅を検出し、ホッピングを開始す
る。 ステップS23 レジストモータ51を駆動する。 ステップS24 書込センサ31がオンになるのを待機
する。 ステップS25 センサ出力を読み込む。 ステップS26 紙幅に対応する補正値を読み出し、紙
厚を補正する。 ステップS27 加熱ローラ20の温度が最適な温度で
あるかどうかを判断する。加熱ローラ20の温度が最適
な温度である場合はステップS33に、最適な温度でな
い場合はステップS28に進む。 ステップS28 レジストモータ51の駆動を停止す
る。 ステップS29 加熱ローラ20の温度が高いかどうか
を判断する。加熱ローラ20の温度が高い場合はステッ
プS30に、高くない場合はステップS31に進む。 ステップS30 ヒータをオフにする。 ステップS31 加熱ローラ20の温度が低いかどうか
を判断する。加熱ローラ20の温度が低い場合はステッ
プS32に、低くない場合はステップS33に進む。 ステップS32 ヒータをオンにする。 ステップS33 IDモータ53、ベルトモータ54、
ヒートモータ52及びレジストモータ51を駆動する。 ステップS34 画像データの転送、静電潜像の形成、
現像及び転写を開始する。 ステップS35 定着を開始する。 ステップS36 排出が完了するのを待機し、完了した
らリターンする。
【0061】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第2の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0062】図10は本発明の第3の実施の形態におけ
る紙厚検出部の動作を示す斜視図である。
【0063】図に示されるように、媒体搬送路上に配設
されたローラ対としてのレジストローラ13を記録媒体
35の搬送方向における上流側及び下流側から挟むよう
に、媒体厚としての紙厚を検出する媒体厚検出部として
の紙厚検出部33が配設される。本実施の形態におい
て、紙厚検出部33として、受光素子71a及び発光素
子71bから成る媒体厚検出手段としての一対の発光受
光分離型のホトセンサ71が使用される。該ホトセンサ
71は、「コ」字状の形状を有する支持体66に取り付
けられ、該支持体66と共に、レジストローラ13の軸
方向に移動自在に配設される。そのために、前記支持体
66に、ボールナット67、及び該ボールナット67と
螺(ら)合させられたボールねじ軸68が配設され、該
ボールねじ軸68を駆動手段としての図示されないセン
サ移動モータによって回転させると、支持体66がレジ
ストローラ13の軸方向に移動させられる。前記ボール
ナット67、ボールねじ軸68及びセンサ移動モータに
よって、ホトセンサ71を移動させるためのアクチュエ
ータが構成される。
【0064】そして、レジストローラ13は、上側に配
設された第1のローラとしてのローラ13a、及び下側
に配設された第2のローラとしてのローラ13bを備
え、ローラ13a、13b間に記録媒体35が進入する
とローラ13aに撓みが発生する。なお、ローラ13a
によって変位部材が構成される。
【0065】そこで、前記センサ移動モータを駆動し、
ホトセンサ71を記録媒体35の縁が通過する点、すな
わち、通過点に近接する位置に移動させることによっ
て、ローラ13aに発生する撓みによる紙厚の検出の誤
差をなくすことができる。
【0066】図11は本発明の第3の実施の形態におけ
る制御部の動作を説明するブロック図である。
【0067】この場合、ホトセンサ71を移動させるセ
ンサ移動モータ72が配設される。
【0068】次に、画像形成装置の動作について説明す
る。なお、紙厚を決定する動作以外の動作については、
前記第1の実施の形態における動作と同様であるので説
明を省略する。
【0069】図12は本発明の第3の実施の形態におけ
る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【0070】この場合、上位装置から印刷の起動がかか
ると、まず、CPU44(図11)は、媒体幅検出手段
としての紙幅検出センサ62のセンサ出力を読み込ん
で、紙幅を決定し、該紙幅に対応させて前記センサ移動
モータ72を駆動し、ホトセンサ71をレジストローラ
13(図10)の軸方向に移動させ、前記通過点に近接
する位置に置く。
【0071】そして、記録媒体35の前端が書込センサ
31に到達すると、CPU44は、ホトセンサ71のセ
ンサ出力を読み込む。このとき、ホトセンサ71が最適
な位置に置かれているので、CPU44は、前記センサ
出力によって決定された紙厚を補正することなく、決定
する。
【0072】このように、本実施の形態においては、紙
幅に対応させてホトセンサ71をレジストローラ13の
軸方向に移動させ、前記通過点に近接する位置に置くこ
とができるので、紙厚の検出精度を一層高くすることが
できる。したがって、紙厚に対して細かく画像形成プロ
セスの条件を表す値を設定することができるので、画像
品位を一層向上させることができる。
【0073】なお、第1の実施の形態のように、記録媒
体35がない状態で紙厚を検出し、その後、本実施の形
態のように、紙幅に基づいてホトセンサ71をレジスト
ローラ13の軸方向に移動させて紙厚を決定することも
できる。
【0074】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS41 印刷の起動がかかるのを待機する。 ステップS42 紙幅を検出し、ホトセンサ71を移動
させる。 ステップS43 ホッピングを開始する。 ステップS44 レジストモータ51を駆動する。 ステップS45 書込センサ31がオンになるのを待機
する。 ステップS46 センサ出力を読み込み、紙厚を決定す
る。 ステップS47 加熱ローラ20の温度が最適な温度で
あるかどうかを判断する。加熱ローラ20の温度が最適
な温度である場合はステップS53に、最適な温度でな
い場合はステップS48に進む。 ステップS48 レジストモータ51の駆動を停止す
る。 ステップS49 加熱ローラ20の温度が高いかどうか
を判断する。加熱ローラ20の温度が高い場合はステッ
プS50に、高くない場合はステップS51に進む。 ステップS50 ヒータをオフにする。 ステップS51 加熱ローラ20の温度が低いかどうか
を判断する。加熱ローラ20の温度が低い場合はステッ
プS52に、低くない場合はステップS53に進む。 ステップS52 ヒータをオンにする。 ステップS53 IDモータ53、ベルトモータ54、
ヒートモータ52及びレジストモータ51を駆動する。 ステップS54 画像データの転送、静電潜像の形成、
現像及び転写を開始する。 ステップS55 定着を開始する。 ステップS56 排出が完了するのを待機し、完了した
らリターンする。
【0075】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0076】図13は本発明の第4の実施の形態におけ
る紙厚検出部の動作を示す斜視図である。
【0077】図に示されるように、ローラ対としてのレ
ジストローラ13の中央部から一方の端部にかけて、媒
体厚としての紙厚を検出する媒体厚検出部としての紙厚
検出部33が配設される。該紙厚検出部33は、記録媒
体35の搬送方向における下流側において、レジストロ
ーラ13の中央部から一方の端部にかけて延在させられ
た冷陰極管82、遮光板84、及び前記記録媒体35の
搬送方向における上流側において、前記冷陰極管82と
対向させて配設された媒体厚検出手段及び受光素子とし
てのアナログ出力の複数、本実施の形態においては、第
1〜第3のホトセンサ83a〜83cを備える。前記第
1〜第3のホトセンサ83a〜83cは、A4判(縦送
り)、B4判及びA3判の記録媒体35が第1、第2の
ローラとしてのローラ13a、13b間を通過するのに
伴って、ローラ13a、13b間から漏れ出す冷陰極管
82の光を受けやすい位置に配設される。なお、ローラ
13aによって変位部材が構成される。
【0078】次に、前記制御部24(図1)の動作につ
いて説明する。
【0079】図14は本発明の第4の実施の形態におけ
る制御部の動作を説明するブロック図である。
【0080】この場合、図に示されるように、第1〜第
3のホトセンサ83a〜83cのセンサ出力が入力され
るアナログセレクタ85、該アナログセレクタ85によ
って選択されたセンサ出力をアナログ値からディジタル
値に変換するA/Dコンバータ42、及び冷陰極管82
(図13)を点灯させる冷陰極管点灯部87が配設され
る。
【0081】次に、画像形成装置の動作について説明す
る。なお、紙厚を決定する動作以外の動作については、
前記第1の実施の形態における動作と同様であるので説
明を省略する。
【0082】図15は本発明の第4の実施の形態におけ
る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【0083】この場合、ホッピングが開始され、レジス
トモータ51を駆動した後、CPU44(図14)は、
第1〜第3のホトセンサ83a〜83cのセンサ出力を
常に読み込み、第1〜第3のホトセンサ83a〜83c
によって検出された光の光量を監視する。そして、CP
U44は、第1〜第3のホトセンサ83a〜83cのう
ちの少なくとも一つのセンサ出力に変化があるかどうか
を判断し、センサ出力に変化があると、センサ出力の変
化量が閾(しきい)値以上であるかどうかを判断する。
センサ出力の変化量が閾値以上である場合、CPU44
は記録媒体35(図13)の前端がレジストローラ13
に到達したと判断する。
【0084】ところで、前記第1〜第3のホトセンサ8
3a〜83cのうちの記録媒体35の縁に近いものほ
ど、センサ出力は大きい。そこで、CPU44の図示さ
れない媒体厚決定処理手段としての紙厚決定処理手段
は、紙厚決定処理を行い、センサ出力の変化量が最大の
ホトセンサを選択し、該ホトセンサのセンサ出力に基づ
いて紙厚を決定する。
【0085】このように、本実施の形態においては、セ
ンサ出力の変化量が最大のホトセンサのセンサ出力に基
づいて紙厚が決定されるので、紙厚の検出精度を一層高
くすることができる。
【0086】また、センサ出力の変化量によって、記録
媒体35の前端がレジストローラ13に到達したと判断
することができるので、書込センサが不要になり、画像
形成装置のコストを低くすることができる。
【0087】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS61 印刷の起動がかかるのを待機する。 ステップS62 ホッピングを開始する。 ステップS63 レジストモータ51を駆動する。 ステップS64 センサ出力を読み込む。 ステップS65 センサ出力に変化があるかどうかを判
断する。センサ出力に変化がある場合はステップS66
に進み、ない場合はステップS64に戻る。ステップS
66 変化量が最大のホトセンサを選択し、センサ出力
に基づいて紙厚を決定する。 ステップS67 加熱ローラ20の温度が最適な温度で
あるかどうかを判断する。加熱ローラ20の温度が最適
な温度である場合はステップS73に、最適な温度でな
い場合はステップS68に進む。 ステップS68 レジストモータ51の駆動を停止す
る。 ステップS69 加熱ローラ20の温度が高いかどうか
を判断する。加熱ローラ20の温度が高い場合はステッ
プS70に、高くない場合はステップS71に進む。 ステップS70 ヒータをオフにする。 ステップS71 加熱ローラ20の温度が低いかどうか
を判断する。加熱ローラ20の温度が低い場合はステッ
プS72に、低くない場合はステップS73に進む。 ステップS72 ヒータをオンにする。 ステップS73 IDモータ53、ベルトモータ54、
ヒートモータ52及びレジストモータ51を駆動する。 ステップS74 画像データの転送、静電潜像の形成、
現像及び転写を開始する。 ステップS75 定着を開始する。 ステップS76 排出が完了するのを待機し、完了した
らリターンする。
【0088】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0089】図16は本発明の第5の実施の形態におけ
る紙厚検出部の動作を示す概略図、図17は本発明の第
5の実施の形態における紙厚検出部の動作を示す分解斜
視図、図18は本発明の第5の実施の形態における紙厚
検出部の動作を示す断面図である。
【0090】図において、33は媒体厚としての紙厚を
検出する媒体厚検出部としての紙厚検出部であり、該紙
厚検出部33は、媒体厚検出手段としての反射型のホト
センサ91、変位量増幅手段としてのレバー92、該レ
バー92の一端に固定され、ほぼ弧状の形状を有する変
位部材としての検出要素92a、及び付勢手段としての
スプリング96を備え、前記検出要素92aは、記録媒
体35が通過するのに伴って、記録媒体35の厚さ方向
に変位させられる。そして、レバー92は、前記検出要
素92aの変位量を所定の割合で増幅し、前記紙厚検出
部33は増幅された変位量に基づいて紙厚を検出する。
【0091】また、媒体搬送路にレジストローラ13が
配設され、該レジストローラ13の第1、第2のローラ
としてのローラ13a、13bの両端は、左ガイド97
及び右ガイド100によって支持され、付勢手段として
のスプリング101の付勢力によって互いに押し付けら
れる。前記ローラ13aの一端に第1のギヤ102が固
定され、ローラ13bの一端に前記第1のギヤ102と
噛(し)合する第2のギヤ103が固定され、ローラ1
3bの他端に駆動ギヤ93が固定される。また、前記ロ
ーラ13aの長手方向における中央に、所定の深さの溝
部94が円周方向に形成される。なお、前記第1、第2
のギヤ102、103及び駆動ギヤ93によって駆動伝
達系が構成される。
【0092】前記溝部94の上方において、画像形成装
置の所定の部分にホルダ90が固定され、該ホルダ90
には、記録媒体35の搬送方向におけるレジストローラ
13より上流側に前記ホトセンサ91が取り付けられ
る。また、ホルダ90の下方に、前記レバー92が前記
ホルダ90の支点部90aを中心に揺動自在に配設さ
れ、レバー92の一端は、前記ホルダ90とローラ13
aとの間において前記スプリング96によって、図18
の矢印方向に付勢され、図示されないリミッタに押し付
けられる。そして、前記検出要素92aは、一端がレバ
ー92に固定され、溝部94内を湾曲して下方に延び、
自由端が前記溝部94におけるローラ13a、13b間
に臨ませられてローラ13bに当接させられる。また、
前記レバー92の他端に、センサ検出部92bが突出さ
せて形成される。
【0093】次に、前記構成の紙厚検出部33の動作に
ついて説明する。
【0094】まず、電源が投入されると、図示されない
駆動系が駆動され、駆動ギヤ93が回転させられ、それ
に連動してローラ13aが回転させられ、記録媒体35
は図18における矢印方向に搬送され、ローラ13a、
13b間を通過する。このとき、記録媒体35は検出要
素92aを上方に押し上げ、レバー92は支点部90a
を中心にして反時計回りに回動させられ、前記センサ検
出部92bが下方に移動させられる。そして、ホトセン
サ91がセンサ検出部92bの変位量を検出し、センサ
出力をCPU44(図1)に送る。該CPU44の図示
されない媒体厚決定処理手段は、媒体厚決定処理を行
い、前記変位量を読み込み、該変位量によって紙厚を決
定する。
【0095】このように、本実施の形態においては、記
録媒体35によって検出要素92aが上方に押し上げら
れ、センサ検出部92bの変位量が検出されるので、紙
厚の検出に伴って、ローラ13aの撓み等の影響を受け
ることがなくなり、検出精度を高くすることができる。
また、レバー92における支点部90aから一端までの
距離をL3とし、支点部90aからセンサ検出部92b
までの距離をL4としたとき、距離L3、L4は L3:L4=1:M にされる。したがって、増幅度Mを適切な値にすること
によって、ホトセンサ91の感度を高くすることができ
る。その結果、紙厚の検出精度を一層高くすることがで
きる。
【0096】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。なお、第5の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0097】図19は本発明の第6の実施の形態におけ
る紙厚検出部の動作を示す概略図、図20は本発明の第
6の実施の形態における紙厚検出部の動作を示す斜視
図、図21は本発明の第6の実施の形態における紙厚検
出部の動作を示す正面図である。
【0098】図において、33は媒体厚としての紙厚を
検出する媒体厚検出部としての紙厚検出部であり、該紙
厚検出部33は、媒体厚検出手段としての反射型のホト
センサ91、変位量増幅手段としてのレバー92、ほぼ
弧状の形状を有する変位部材としての検出要素92a、
及び付勢手段としてのスプリング96を備える。
【0099】この場合、ホルダ110は、第1のローラ
としてのローラ13aの上方において、ローラ13aの
軸方向に延在させて配設され、両端が左ガイド97及び
右ガイド100によって支持される。前記ホルダ110
上の所定の位置に前記ホトセンサ91が取り付けられ
る。また、ホルダ110の下方に、前記レバー92が、
ローラ13aの軸方向に延在させて、かつ、ホルダ11
0の支点部110aを中心に揺動自在に配設され、レバ
ー92の一端は、前記ホルダ110とローラ13aとの
間においてスプリング96によって、図21の矢印方向
に付勢され、図示されないリミッタに押し付けられる。
そして、前記レバー92の一端には前記検出要素92a
が固定される。該検出要素92aは、一端がレバー92
に固定され、ローラ13aの溝部94内を湾曲して下方
に延び、自由端が前記溝部94におけるローラ13aと
第2のローラとしてのローラ13bとの間に臨ませら
れ、かつ、ローラ13bに当接させられる。また、前記
レバー92の他端に、センサ検出部92bが突出させて
形成される。
【0100】このように、本実施の形態においては、レ
バー92が、ローラ13aの軸方向に延在させて配設さ
れ、レジストローラ13の前方に突出することがないの
で、紙厚検出部33を小型化することができる。
【0101】また、ホルダ110が左ガイド97及び右
ガイド100によって支持されるので、レバー92と記
録媒体35との間の位置精度を高くすることができる。
したがって、紙厚の検出精度を高くすることができる。
【0102】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。なお、第5、第6の実施の形態と同じ構造を
有するものについては、同じ符号を付与することによっ
てその説明を省略する。
【0103】図22は本発明の第7の実施の形態におけ
る紙厚検出部の動作を示す概略図、図23は本発明の第
7の実施の形態における紙厚検出部の動作を示す正面
図、図24は本発明の第7の実施の形態における紙厚検
出部の動作を示す分解正面図である。
【0104】この場合、33は媒体厚としての紙厚を検
出する媒体厚検出部としての紙厚検出部であり、該紙厚
検出部33は、媒体厚検出手段としての反射型のホトセ
ンサ91、変位量増幅手段としてのレバー92、変位部
材としての検出要素92a、及び付勢手段としてのスプ
リング121を備える。該スプリング121は、記録媒
体35が通過したときに検出要素92aが変位する方向
に向けてレバー92を付勢する。
【0105】この場合、ホルダ110は、第1のローラ
としてのローラ13aの上方において、ローラ13aの
軸方向に延在させて配設され、両端が左ガイド97(図
19)及び右ガイド100によって支持される。前記ホ
ルダ110上の所定の位置に前記ホトセンサ91が取り
付けられる。また、ホルダ110の下方に、前記レバー
92が、ローラ13aの軸方向に延在させて、かつ、支
点部110aを中心に揺動自在に配設され、レバー92
の一端は、前記ホルダ110とローラ13aとの間にお
いてスプリング121によって、図23及び24の矢印
方向に付勢され、図示されないリミッタに押し付けられ
る。前記レバー92の一端には前記検出要素92aが固
定される。なお、前記スプリング121は支点部110
aより右ガイド100側に配設される。
【0106】このように、本実施の形態においては、レ
バー92の一端が静止時に上方向に付勢されるので、支
点部110aの穴にガタがある場合、レバー92はガタ
の分だけスプリング121によって上方に引き寄せられ
ることになる。したがって、記録媒体35が検出要素9
2aを押し上げる方向と、スプリング121がレバー9
2を付勢する方向とが一致するので、レバー92の位置
ずれの誤差が吸収され、紙厚の検出精度をその分高くす
ることができる。
【0107】次に、本発明の第8の実施の形態について
説明する。
【0108】図25は本発明の第8の実施の形態におけ
る紙圧検出部の動作を示す概略図、図26は本発明の第
8の実施の形態における紙圧検出部の動作を示す分解斜
視図、図27は本発明の第8の実施の形態における紙圧
検出部の動作を示す平面図、図28は図27のA−A断
面図、図29は図27のB−B断面図、図30は本発明
の第8の実施の形態における紙厚検出部の動作を示す拡
大図、図31は本発明の第8の実施の形態におけるピッ
クアップ部材の実装状態を示す図である。
【0109】この場合、媒体搬送路にローラ対としての
レジストローラ175が配設され、該レジストローラ1
75を構成する第1、第2のローラとしてのローラ17
5a、175bの両端が、左ガイド176及び右ガイド
177によって支持され、付勢手段としてのスプリング
181の付勢力によって互いに押し付けられる。前記ロ
ーラ175aは、金属製のシャフトによって形成されて
プレッシャローラを構成し、前記ローラ175bは、ロ
ーラ175aと圧接させられ、かつ、対向させられ、金
属製のシャフトにゴムを被覆することによって形成され
て搬送ローラを構成する。なお、前記第1、第2のロー
ラ175a、175bによって、記録媒体35を挟持し
て搬送する媒体搬送部材が構成される。
【0110】そして、前記ローラ175aの一端に第1
のギヤ182が固定され、レジストローラ175bの一
端に第1のギヤ182と噛合する第2のギヤ183が固
定され、ローラ175bの他端に駆動ギヤ184が固定
される。したがって、駆動ギヤ184を回転させること
によって、レジストローラ175を回転させることがで
きる。なお、前記第1、第2のギヤ182、183及び
駆動ギヤ184によって駆動伝達系が構成される。
【0111】また、前記ローラ175bの長手方向にお
ける中央には、所定の深さの環状の溝部185が円周方
向に形成され、ローラ175bの直径が小さくされる。
本実施の形態においては、溝部185がローラ175b
に形成されるようになっているが、ローラ175aに形
成したり、ローラ175a、175bに形成したりする
こともできる。
【0112】そして、ローラ175a、175b間の前
記溝部185に臨ませて、かつ、ローラ175a、17
5bのいずれにも接触しないように、媒体支持部材とし
てのステージ186が配設され、該ステージ186は、
媒体搬送方向におけるローラ175a、175bより下
流側に、媒体支持面としての媒体厚検出基準面S1を備
える。また、前記ステージ186は、画像形成装置の所
定の部分、例えば、図示されないシャーシに対して、上
下方向に移動自在に取り付けられ、レジストローラ17
5の接触部としてのニップ点(圧縮点)npと前記媒体
厚検出基準面S1とが同じ高さになるように、すなわ
ち、前記各ローラ175a、175bの接線上に媒体厚
検出基準面S1が位置するように紙厚検出部33の図示
されない調整機構によって上下方向の位置が調整されて
固定される。したがって、前記ステージ186は、媒体
厚検出基準面S1において、記録媒体35の一方の面と
接触して記録媒体35を支持することができる。なお、
本実施の形態においては、ローラ175bに溝部185
が形成され、溝部185に臨ませてステージ186が配
設されるようになっているが、ローラ175bを長手方
向の中央で二つのローラ部に分割し、各ローラ部間にス
テージ186を配設することもできる。
【0113】前記ステージ186の上方において、媒体
厚検出基準面S1と当接させて、変位部材及び検出要素
としての媒体ピックアップ部材173が配設され、該媒
体ピックアップ部材173は、記録媒体35(図2)が
ステージ186と媒体ピックアップ部材173との間を
通過するのに伴って、上方に移動することができるよう
に、媒体厚方向である上下方向に移動自在に配設され
る。
【0114】また、前記レジストローラ175の上方に
おいて、レジストローラ175の軸方向に延在させて、
かつ、両端を左ブラケット176及び右ブラケット17
7に取り付けてステイ187が配設され、該ステイ18
7上の所定の位置に、媒体厚としての紙厚を検出するた
めに、媒体厚検出部としての紙厚検出部33がケース1
91を介して取り付けられる。さらに、前記ステイ18
7には、媒体ピックアップ部材173が上下方向に移動
する際の案内部材としてのガイドピン188が配設さ
れ、該ガイドピン188は、媒体ピックアップ部材17
3が前後又は左右に移動するのを規制する。
【0115】前記紙厚検出部33は、反射型のマイクロ
変位センサから成る媒体厚検出手段としてのホトカプラ
34、及び支点30を揺動中心として揺動自在に配設さ
れた変位量増幅手段としてのレバー(てこ)171を備
える。そして、該レバー171における支点30よりホ
トカプラ34側に第1のアーム部am1が、媒体ピック
アップ部材173側に第2のアーム部am2が形成さ
れ、前記第1のアーム部am1の先端に形成された検出
点としての検出面171aがホトカプラ34と対向させ
られ、第2のアーム部am2の先端に形成されたピック
アップ点としての変位伝達点171bが、媒体ピックア
ップ部材173から突出させて形成されたピン状の突起
部104の先端173aに当接させられる。なお、前記
変位伝達点171bは、水平方向において前記ニップ点
npと距離aだけ離れた箇所に設定される。
【0116】前記先端173aは、レバー171と突起
部104とが点接触するように球形状(SR)にされ
る。また、媒体ピックアップ部材173の前記媒体厚検
出基準面S1と接触する底面173bは、前記先端17
3aの頂点を中心とし、ステージ186までの距離を半
径Rとする円形状にされる。なお、前記媒体ピックアッ
プ部材173の下端には、媒体搬送方向における上流側
のエッジ部には、記録媒体35を円滑に吸引することが
できるように、アールが形成される。
【0117】ところで、本実施の形態においては、記録
媒体35が媒体ピックアップ部材173とステージ18
6との間を通過する際に、媒体ピックアップ部材173
は媒体搬送方向に力を受けるが、媒体ピックアップ部材
173は、ガイドピン188によって案内されるだけで
あるので、ガイドピン188が挿入される部分にガタが
生じると、ガイドピン188によって案内されている付
近を支点として傾いてしまう。ところが、前述されたよ
うに、前記先端173aが球形状にされ、底面173b
は、前記先端173aの頂点を中心とする円弧形状にさ
れるので、媒体搬送方向に力を受けて媒体ピックアップ
部材173が傾いても、媒体ピックアップ部材173の
変位量に変化はない。したがって、紙厚を検出する精度
を高くすることができる。
【0118】そして、前記媒体ピックアップ部材173
は、上下方向に円滑に移動することができるように、軽
い材料によって形成する必要がある。また、記録媒体3
5の表面は粗く、軟らかい材料を削ってしまうので、媒
体ピックアップ部材173には耐摩擦性が必要とされ
る。そこで、媒体ピックアップ部材173として、例え
ば、アルミニウムの本体にクロムメッキ(43H)を施
したものが使用される。これに対して、ステージ186
は、シャーシに取り付けられるので、軽い材料によって
形成する必要はない。そこで、安価で、かつ、クロムメ
ッキを施すことができる材料として、例えば、亜鉛を使
用した。なお、軽い材料としてアルミニウムに代えて樹
脂等を使用し、樹脂等の本体に耐摩耗性の材料から成る
表面層を形成することもできる。
【0119】したがって、媒体ピックアップ部材173
及びステージ186の寿命を長くすることができるだけ
でなく、摩耗によって媒体厚検出基準面S1及び底面1
73bの面状態が悪くなるのを抑制することができるの
で、記録媒体35の画像形成面に傷を付けたり、記録媒
体35が引っ掛かってジャムを発生させたりするのを防
止することができる。
【0120】そして、前記第2のアーム部am2の上部
に付勢手段としてのスプリング174が配設され、第2
のアーム部am2を下方に下げ、媒体ピックアップ部材
173を媒体厚検出基準面S1に向けて押し付けるとと
もに、前記第1のアーム部am1を上方に上げ、ホトカ
プラ34の検出面から所定の距離だけ離れた箇所に前記
レバー171の検出面171aを置く。
【0121】ところで、紙厚の検出精度を高くし、分解
能を向上させるために、ホトカプラ34のセンサ出力を
電気的に増幅する方法が考えられるが、それに伴って、
ノイズが増幅されてしまう。そこで、電気的なノイズの
影響が全くない機械的な増幅手段であるてこの原理を用
いて紙厚の検出精度を高くし、分解能を向上させるよう
にしている。なお、本発明は電気的な増幅手段を排除す
るものではない。
【0122】そのために、支点30と検出面171aの
中心との間の距離をL5とし、支点30と変位伝達点1
71bとの間の距離をL6とすると、距離L5、L6は L5:L6=N:1 にされる。したがって、レバー171は、記録媒体35
の厚さ方向における媒体ピックアップ部材173の変位
量を、機械的に(本実施の形態においては、てこの原理
によって)、所定の割合、すなわち、増幅度Nで増幅す
る。なお、前記増幅度Nの値は、ホトカプラ34の検出
可能領域からみて4〜5にすることが望ましく、本実施
の形態において、増幅度Nの値は5にされる。また、ホ
トカプラ34のセンサ感度によって増幅度Nを適宜変更
することができる。
【0123】また、前記ホトカプラ34は、被検出対象
物に対して垂直に光を当て、検出面171aで散乱する
光を受光素子で受ける構造になっていて、被検出対象物
として紙、特に、白色度が70〔%〕の反射紙(マンセ
ルN8.5ツヤなし)が推奨されるようになっているの
で、前記検出面171aに、白色度が70〔%〕の反射
紙、又は等価の反射部材としての反射媒体172が接着
又は両面テープによって貼(は)り付けられる。
【0124】次に、前記構成の媒体厚検出部33の動作
について説明する。
【0125】この場合、印字起動がかかると、制御部
は、前記ホトカプラ34のセンサ出力を読み込み、図示
されないレジスタに、記録媒体35がレジストローラ1
75を通過ない時の初期値として記録する。
【0126】続いて、トレイ11(図1)から給紙され
た記録媒体35は、レジストローラ175を通過し、更
に媒体ピックアップ部材173とステージ186との間
を通過すると、媒体ピックアップ部材173が紙厚の分
だけ上方に移動させられ、前記変位伝達点171bも同
様に上方に移動させられ、検出面171aは下方に移動
させられる。この場合、増幅度Nが5に設定されている
ので、前記検出面171aは紙厚の5倍下方に移動させ
られる。したがって、5倍に増幅された変位量を光学的
に検出し、5倍に増幅されたセンサ出力を出力する。
【0127】この場合、前記ホトカプラ34は、反射媒
体172における反射光量に対応するセンサ出力を出力
するので、検出面171aとホトカプラ34との間の距
離が大きいほど反射光量が小さくなるとともに、センサ
出力が小さくなり、検出面171aとホトカプラ34と
の間の距離が小さいほどセンサ出力が大きくなるととも
に、センサ出力が大きくなる。
【0128】そして、制御部24は、センサ出力に基づ
いて紙厚を検出する。すなわち、媒体ピックアップ部材
173とステージ186との間に記録媒体35がある場
合のセンサ出力、及び媒体ピックアップ部材173とス
テージ186との間に記録媒体35がない場合のセンサ
出力の差分を算出し、該差分に基づいて検出面171a
の変位量を算出し、該変位量の1/5を媒体ピックアッ
プ部材173の変位量、すなわち、紙厚とする。
【0129】なお、記録媒体35の端部には、裁断され
たときのバリ状のものが残っていることが多いので、そ
の厚さを検出してしまうことを避けるために、媒体搬送
方向において記録媒体35の前端が媒体ピックアップ部
材173とステージ186との間から所定量、本実施の
形態においては、2〔mm〕出たときに、前記制御部2
4はセンサ出力を読み込む。
【0130】ところで、前記記録媒体35は、媒体搬送
方向においてニップ点np、及び媒体ピックアップ部材
173とステージ186との当接部の2箇所で押さえ付
けられ、前記ニップ点npには、レジストローラ175
に配設されたスプリング181による付勢力が加えられ
る。
【0131】したがって、記録媒体35の腰による跳ね
上がり、湾曲等を抑制することができ、記録媒体35を
平らにして紙厚を検出することができる。特に、トレイ
11からの給紙、厚紙等の特殊媒体を使用する際の手差
し給紙等の各種の給紙方法ごとに、記録媒体35の腰の
強弱によって跳ね上がり、湾曲等が発生しても、紙厚の
検出値を安定させることができる。その結果、紙厚の検
出精度を高くすることができる。
【0132】また、ステージ186及びステイ187
は、レジストローラ175に対して独立させて配設され
るので、媒体ピックアップ部材173が変位するに当た
り、ローラ175b、175aの外径、偏心、振れ等に
よる影響を受けない。したがって、紙厚の検出精度を高
くすることができる。
【0133】次に、紙厚検出部33の調整機構について
説明する。
【0134】図32は本発明の第8の実施の形態におけ
る紙圧検出部の調整機構を示す概略図、図33は本発明
の第8の実施の形態における紙圧検出部の調整機構を示
す正面図、図34は本発明の第8の実施の形態における
レバーの斜視図、図35は本発明の第8の実施の形態に
おけるレバーの正面図、図36は本発明の第8の実施の
形態におけるスパイラルを示す図である。
【0135】この場合、ホトカプラ34を検出面171
aに対して所定の位置に置くために、ケース191に基
準面191aが形成され、検出面171aの位置を前記
基準面191aに合わせるために、検出面171aに突
出部としてのインジケータ171cが突出させて形成さ
れる。
【0136】そして、第2のアームam2の下面に、螺
旋状の調整面(カム面)S4を備えた調整部材としての
スパイラル193が回転自在に配設され、前記調整面S
4が突起部104(図30)と当接させられる。前記ス
パイラル193は、レバー171と媒体ピックアップ部
材173との間隔を調整することによって、検出面17
1aとホトカプラ34との間の距離を調整する。前記調
整面S4には、必要な調整量が盛り込まれ、本実施の形
態においては、累積誤差から±0.5〔mm〕の調整量
を確保するために、調整部材スパイラル193を1回転
させると、第2のアームam2が1.0〔mm〕だけ上
下方向に変位するような螺旋形状とした。
【0137】前記スパイラル193は、前記調整面S4
を有する調整部201、該調整部201と一体に形成さ
れた径大部202、軸部203、フランジ204及び操
作部205を備え、該操作部205に溝206が形成さ
れる。前記調整部201を第2のアームam2の下面に
密着させるために、第2のアームam2の上面に付勢部
材としての板ばね194が取り付けられ、該板ばね19
4の付勢力でフランジ204を上方に付勢する。
【0138】そして、前記溝206にドライバのような
調整工具を当て、所定の角度だけスパイラル193を回
転させると、第2のアームam2が上下方向に移動させ
られ、それに伴って、検出面171aが上下方向に移動
させられる。したがって、インジケータ171cを前記
基準面191aに合わせることができる。
【0139】なお、図において、174はスプリング、
186はステージ、187はステイである。
【0140】次に、本発明の第9の実施の形態について
説明する。
【0141】図37は本発明の第9の実施の形態におけ
る紙圧検出部の調整機構を示す正面図、図38は本発明
の第9の実施の形態におけるレバーの斜視図、図39は
本発明の第9の実施の形態におけるレバーの正面図であ
る。
【0142】この場合、第2のアームam2に調整部材
としてのスライダ192が図39の矢印方向に移動自在
に配設される。そして、前記第2のアームam2に任意
の角度を有する斜面S2が形成され、スライダ192側
にも前記斜面S2に対応させて斜面S3が形成される。
【0143】前記スライダー192を矢印方向に移動さ
せると、第2のアームam2の斜面S2に沿ってスライ
ダ192の位置が上下方向に変化し、それに伴って、変
位量増幅手段としてのレバー171の検出面171aも
上下方向に移動させられる。すなわち、スライダ192
を右方に移動させると、第2のアームam2が付勢手段
としてのスプリング174によって下方に押され、それ
に伴って、検出面171aが上方に移動させられる。ま
た、スライダ192を左方に移動させると、第2のアー
ムam2がスプリング174の付勢力に抗して上方に押
され、それに伴って、検出面171aが下方に移動させ
られる。したがって、インジケータ171cを前記基準
面191a(図32)に合わせることができる。
【0144】この場合、本実施の形態においては、目視
で基準面191aにインジケータ171cを合わせるだ
けで、特殊な治具を用いることなく、媒体厚検出手段と
してのホトカプラ34に対する検出面171aの位置を
調整することができる。
【0145】なお、図において、30は支点、186は
ステージ、187はステイ、191はケースである。
【0146】次に、本発明の第10の実施の形態につい
て説明する。
【0147】図40は本発明の第10の実施の形態にお
けるスパイラルの調整面を示す図、図41は第10の実
施の形態におけるスパイラルの側面図、図42は本発明
の第10の実施の形態におけるスパイラルの回転止めの
動作を示す図である。
【0148】この場合、調整部材としてのスパイラル1
93の調整面S4が螺旋状の階段195によって形成さ
れる。本実施の形態においては、累積誤差から±0.5
〔mm〕の調整量を確保するために、調整部材スパイラ
ル193を1回転させると、第2のアームam2が1.
0〔mm〕だけ上下方向に変位するように21段の階段
195が形成される。
【0149】この場合、各階段195の段差数は20に
なるので、各段の段差が0.05〔mm〕になる。した
がって、前記スパイラル193を1段分回転させると、
第2のアームam2が0.05〔mm〕変位させられ
る。そして、レバー171の増幅度Nは5に設定されて
いるので、検出面171aは、0.25〔mm〕変位さ
せられる。
【0150】また、前記スパイラル193の調整部20
1の外周面に、各段ごとに凹部201aが形成され、第
2のアームam2の下面に前記凹部201aに対応させ
て凸部211が形成される。したがって、凸部211と
凹部201aとを係合させることによって、スパイラル
193を各段で位置決めすることができるだけでなく、
調整時のクリック感を持たせることができる。その結
果、インジケータ171cを前記基準面191a(図3
2)に合わせる際に微調整が可能になる。
【0151】本実施の形態においては、調整部201の
外周面に凹部201aが、第2のアームam2の下面に
凸部211が形成されるようになっているが、調整部2
01の外周面に凸部を、第2のアームam2の下面に複
数の凹部を形成することができる。
【0152】このように、本実施の形態においては、突
起部104が各階段195と当接させられるので、突起
部104と調整面S4とを直角にすることができる。し
たがって、変位量にばらつきが発生するのを一層防止す
ることができるので、紙厚の検出精度を高くすることが
できる。
【0153】次に、本発明の第11の実施の形態につい
て説明する。なお、第8の実施の形態と同じ構造を有す
るものについては、同じ符号を付与することによってそ
の説明を省略する。
【0154】図43は本発明の第11の実施の形態にお
けるピックアップ部材の実装状態を示す図である。
【0155】図において、185は第2のローラとして
のローラ175bに形成された環状の溝部185であ
り、該溝部185において、ローラ175bのローラ軸
及び心金部を構成する金属製のシャフト175cの最上
端及び最下端に媒体支持部材としてのステージ186が
当接させられ、係合させられる。また、該ステージ18
6は、画像形成装置の所定の箇所において、上下方向に
移動自在に配設される。
【0156】この場合、第1のローラとしてのローラ1
75aが回転させられるのに伴って、ステージ186は
ローラ175bの偏心及び振れに追従し、上下方向に移
動させられるので、ローラ175bの偏心及び振れの影
響を吸収することができる。したがって、紙厚の検出精
度を向上させることができる。
【0157】また、ステージ186が、ゴムの除去され
たシャフト175cに当接させられるので、ステージ1
86の位置精度を高くすることができる。
【0158】ところで、前記第8〜第11の実施の形態
においては、反射部材としての反射媒体172として白
色度が70〔%〕の反射紙(マンセルN8.5ツヤな
し)が使用されるようになっているが、白色度が70
〔%〕の反射紙(マンセルN8.5ツヤなし)に代えて
他の材料を反射媒体172(図30)として使用するこ
ともできる。
【0159】次に、本発明の第12の実施の形態につい
て説明する。
【0160】本実施の形態においては、主たる原料とし
てPPE樹脂(ポリフェニレンエーテル)を使用して反
射部材としての反射媒体172(図30)を形成した。
PPE樹脂を使用して反射媒体172を成形した場合、
収縮率が小さく、成形性が良好であり、材料特性として
の強度を大きくすることができ、熱変形が発生するのを
抑制することができる。しかも、調色のために顔料等を
添加しても、成形性、材料特性等に影響を与えない。
【0161】そのために、実施例1及び2の材料を使用
して検査対象f1、f2を、比較例1〜4の各材料を使
用して検査対象g1〜g4を作成し、媒体厚検出手段と
してのホトカプラ34(図2)に対して検査対象f1、
f2、g1〜g4を所定の範囲内で変位させて得られる
センサ出力の傾き(以下、「センサの感度」という。)
を測定し、反射媒体172を形成するための各材料の適
否を判断した。
【0162】なお、実験において使用したホトカプラ3
4の設計上のセンサ感度Raは、−1.40〔mV/μ
m〕であり、検査対象f1、f2に対するセンサ感度R
f1、Rf2、及び検査対象g1〜g4に対するセンサ
感度Rg1〜Rg4が前記固有のセンサ感度Raに近い
ほど、検査対象f1、f2、g1〜g4の変位の検出精
度が高い。
【0163】なお、第8の実施の形態においては、70
〔%〕の反射紙が使用され、−1.34〔mV/μm〕
のセンサ感度Raが得られた。
【0164】各検査対象f1、f2、g1〜g4を使用
したときのセンサ感度Rf1、Rf2、Rg1〜Rg4
を表1に表す。表1から分かるように、検査対象f1
に、PPE樹脂に顔料等を添加して白色度を調整したも
のを使用した場合、基準紙に近いセンサ感度Rf1を得
ることができるので、検査対象f1を反射媒体172と
して使用した場合、検出面171aの変位量を正確に検
出することができる。
【0165】また、検査対象f1に、PPE樹脂にガラ
ス繊維、顔料等を添加して表面の光沢度を調整したもの
を使用した場合、表面をつやのない状態にすることがで
き、センサ感度Rf1を大きくすることができるので、
検査対象f2を反射媒体172として使用した場合、検
出面171aの変位量を正確に検出することができる。
【0166】
【表1】
【0167】
【実施例】〔実施例1〕この場合、検査対象f1とし
て、PPE樹脂に顔料等を添加して白色度を調整したも
のを使用した。白色度が70〔%〕に近い値になるよう
に調色されているので、基準紙に近いセンサ感度Rf1
を得ることができた。 〔実施例2〕この場合、検査対象f2として、PPE樹
脂にガラス繊維、顔料等を添加して表面の光沢度(つ
や)を調整したものを使用した。白色度が70〔%〕に
近い値になるように調色され、さらに、ガラス繊維が含
有されているので、表面に光を散乱させる効果を得るこ
とができる。したがって、表面をつやのない状態にする
ことができ、センサ感度Rf2をセンサ感度Rf1より
大きくすることができ、基準紙により近くなった。 〔比較例1〕この場合、検査対象g1として普通紙を使
用した。普通紙は白色であり、つやがないので、基準紙
に近いセンサ感度Rg1を得ることができた。 〔比較例2〕この場合、検査対象g2としてABS樹脂
(アクリロニトリルブタジエンスチレン)を使用した。
ABS樹脂は乳白色の樹脂であり、調色は行わなかっ
た。白色度が高いだけでなく、検査対象g2の表面は比
較的光沢があるので、センサ感度Rg2は小さくなって
しまった。 〔比較例3〕この場合、検査対象g3としてPOM樹脂
(ポリアセタノール)を使用した。POM樹脂は白色の
樹脂であり、調色は行わなかった。白色度が高いだけで
なく、検査対象g3の表面は比較的光沢があるので、セ
ンサ感度Rg3は小さくなってしまった。 〔比較例4〕この場合、検査対象g4としてPBT樹脂
(ポリブチレンテレフタレート)を使用した。PBT樹
脂は黄がかった乳白色の樹脂であり、調色は行わなかっ
た。白色度が高いだけでなく、検査対象g4の表面は比
較的光沢があるので、センサ感度Rg4は小さくなって
しまった。
【0168】次に、前記第1〜第12の実施の形態に記
載された紙厚検出部33を画像形成装置に適用した第1
3〜第16の実施の形態について説明する。
【0169】図44は本発明の第13の実施の形態にお
ける画像形成装置の制御システムのブロック図である。
【0170】図において、131はケーブル、ネットワ
ーク等の先の操作者がメディアを設定するための上位装
置としてのホストコンピュータ、132はメディアを設
定することができる画像形成装置の本体に配設された操
作パネル、33は、第1、第2のローラとしてのローラ
13a(図2)、13bに近接させて配設され、媒体厚
としての紙厚を検出する媒体厚検出部としての紙厚検出
部である。また、44は前記ホストコンピュータ131
又は操作パネル132から送られてくるメディアの情
報、すなわち、メディア情報と、紙厚検出部33から送
られてくる紙厚の情報、すなわち、紙厚情報とを照合す
るCPU、134はプロセス制御部である。
【0171】図45は本発明の第13の実施の形態にお
けるメディアと基準媒体厚との相関図、図46は本発明
の第13の実施の形態における補正テーブルの例を示す
図、図48は本発明の第13の実施の形態における画像
形成装置の動作を示すフローチャートである。
【0172】この場合、図45に示されるような、メデ
ィア1〜5に対応する画像形成プロセスの条件を表す
値、例えば、定着装置の温度(以下、「定着温度」とい
う。)、及び基準の紙厚、すなわち、基準媒体厚が存在
する。CPU44(図45)は、紙厚検出部33からの
センサ出力を読み込み、該センサ出力に基づいて、定着
温度を補正したり、操作者にエラーを知らせたりするよ
うになっている。
【0173】そのために、前記CPU44は、印刷の起
動がかかると、ホストコンピュータ131又は操作パネ
ル132からのメディア情報を読み込み、メディアを設
定する。これに伴って、CPU44は、メディア1〜5
ごとに図示されない記録装置に記録された画像形成プロ
セステーブルを参照し、画像形成プロセスの条件を表す
値をセットする。
【0174】そして、トレイ11(図1)から繰り出さ
れた記録媒体35(図2)の前端が紙厚検出部33に到
達する前に、CPU44は記録媒体35がない場合のセ
ンサ出力を読み込み、続いて、前記記録媒体35の前端
が紙厚検出部33に到達したときに前記センサ出力を再
び読み込み、センサ出力の差に基づいて紙厚を決定す
る。なお、紙厚の決定は一つの印刷ジョブの1枚目の記
録媒体35についてだけ行う。
【0175】続いて、CPU44の図示されない差算出
処理手段は、差算出処理を行い、前記紙厚とメディア1
〜5ごとの前記基準媒体厚との差ΔHを算出する。そし
て、CPU44は、前記差ΔHと閾値Hthとを比較
し、差ΔHが閾値Hthより小さく、前記紙厚が前記基
準媒体厚からわずかに外れた場合、CPU44の図示さ
れない画像形成プロセス値補正処理手段は、画像形成プ
ロセス値補正処理を行い、図46に示される補正テーブ
ルを参照し、補正値を読み出し、該補正値によって定着
温度を補正し、決定する。差ΔHが閾値Hth以上であ
り、前記紙厚が前記基準媒体厚から大きく外れた場合
は、CPU44は、エラーが発生したと判断し、エラー
をホストコンピュータ131又は操作パネル132上に
表示し、操作者に通知するとともに、記録媒体35の搬
送を停止させる。
【0176】例えば、メディア2が設定される場合、メ
ディア2の基準の定着温度は156〔℃〕であり、基準
媒体厚は90〔μm〕である。そして、紙厚検出部33
によって検出された紙厚が87〔μm〕である場合、紙
厚と基準媒体厚との差ΔHは−3〔μm〕であるので、
補正値は−2〔℃〕になる。したがって、定着温度が1
54〔℃〕になるように設定する。
【0177】また、差ΔHが閾値Hth以上、例えば、
±10〔μm〕以上になると、CPU44は操作者にエ
ラーを通知し、記録媒体35の搬送を停止させる。
【0178】このように、本実施の形態においては、メ
ディア1〜5ごとに検出され、決定された紙厚と基準媒
体厚との差ΔHに基づいて定着温度を設定することがで
きるので、印刷不良、定着不良、定着装置への巻付き等
が発生するのを防止することができる。
【0179】本実施の形態においては、補正値を補正テ
ーブルを参照して読み出すようになっているが、所定の
計算式(変換式)を用いて補正値を算出することもでき
る。そして、計算(変換)はソフトウェア及びハードウ
ェアのいずれによって行うこともできる。
【0180】なお、前記紙厚が前記基準媒体厚から大き
く外れている場合、CPU44の図示されないメディア
設定変更処理手段は、メディア設定変更処理を行い、メ
ディアの設定を変更することもできる。これにより、設
定と異なるメディアを使用することが可能になる。ま
た、エラーを表示し、記録媒体35の搬送を停止させる
モード、及びメディアの設定を変更するモードをあらか
じめ選択し、登録しておくこともできる。
【0181】さらに、定着温度のほかに、他の画像形成
プロセスの条件を表す値を決定することができる。そし
て、画像形成プロセスの条件を表す値が決定されると、
CPU44はプロセス制御部134に画像形成プロセス
の条件を表す値を送り、プロセス制御部134は画像形
成プロセスの条件を表す値に基づいて印刷を行う。
【0182】なお、本実施の形態においては、記録媒体
35を搬送しながら紙厚を検出するようにしているが、
安定して紙厚を検出することができるように、記録媒体
35を停止させた状態で検出することが好ましい。
【0183】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS81 メディア情報を読み込む。 ステップS82 センサ出力を読み込む。 ステップS83 基準媒体厚との差ΔHを算出する。 ステップS84 差ΔHが閾値Hth以上であるかどう
かを判断する。差ΔHが閾値Hth以上である場合はス
テップS87に、差ΔHが閾値Hthより小さい場合は
ステップS85に進む。 ステップS85 補正テーブルを参照して補正値を読み
出す。 ステップS86 定着温度を設定する。 ステップS87 エラーを表示し、処理を終了する。
【0184】ところで、第13の実施の形態において
は、エラーが発生すると、操作者にエラーが通知され、
記録媒体35の搬送が停止させられるようになっている
ので、画像形成装置の図示されないカバーを開けて記録
媒体35を取り出す必要があり、作業が煩わしい。ネッ
トワーク上で画像形成装置が使用される場合、多くの操
作者がアクセスするので、記録媒体35が取り出される
まで印刷データが溜まってしまう。
【0185】そこで、エラーが通知された場合に、記録
媒体35を停止させることなく排出することができるよ
うにした本発明の第14の実施の形態について説明す
る。なお、本実施の形態における画像形成装置の制御シ
ステムの構造は、前記第13の実施の形態における画像
形成装置の制御システムと同様であるので図44を援用
して説明する。
【0186】図48は本発明の第14の実施の形態にお
ける画像形成装置の要部を示す概念図、図49は本発明
の第14の実施の形態における画像形成装置の動作を示
すフローチャートである。
【0187】図において、14Yはトナーボトル、15
Yは現像手段としての現像ローラ、16Yは像担持体と
しての感光体ドラム、17Yは記録ヘッドとしてのLE
Dヘッド、19Yは転写手段としての転写ローラ、25
は搬送ベルト、32は従動ローラ、35は記録媒体、4
4はCPU、33は媒体厚としての紙厚を検出する媒体
厚検出部としての紙厚検出部である。なお、図48にお
いては搬送ベルト25の走行方向における最も上流側に
配設されたイエローの画像形成部だけが示される。
【0188】この場合、紙厚検出部33によって検出さ
れた紙厚とメディア1〜5(図45)ごとの前記基準媒
体厚との差ΔHが閾値Hth以上である場合、CPU4
4の図示されない媒体排出処理手段は、媒体排出処理を
行い、各画像形成部のLEDヘッド17Y、17M(図
1)、17C、17BKに送られる印刷データ(又は画
像データ)をカットする。そのために、前記媒体排出処
理手段は、LEDヘッド17Y、17M、17C、17
BKに送る信号ENABLEをアクティブにするのを停
止したり、印刷データに論理処理(AND処理)を行っ
て、印刷データをクリアしたりする。したがって、印刷
データは作成されるが、各感光体ドラム16Y、16
M、16C、16BKにおいて露光は行われず、各画像
形成部において画像が形成されない。その結果、白紙状
態で各色の感光体ドラム16Y、16M、16C、16
BKと転写ローラ19Y、19M、19C、19BKと
の間の転写部を通過した記録媒体35は、そのまま定着
装置を通過し排出される。
【0189】なお、CPU44は、正常に印刷を行うこ
とができなかった旨の情報を、ホストコンピュータ13
1(図44)又は操作パネル132に送り、操作者に通
知する。そして、白紙状態で記録媒体35が排出された
後、CPU44は、次の印刷データがホストコンピュー
タ131から送られてくるのを待機する状態に置き、他
の操作者の印刷ジョブについて印刷データを受けること
ができるようにする。
【0190】このように、本実施の形態においては、紙
厚検出部33によって検出された紙厚と、メディア1〜
5ごとの前記基準媒体厚との差ΔHが閾値Hth以上で
ある場合、記録媒体35の搬送は停止させられず、排出
されるので、画像形成装置のカバーを開けて記録媒体3
5を取り出す必要がなく、作業を簡素化することができ
る。また、ネットワーク上で画像形成装置が使用される
場合、多くの操作者がアクセスしても、CPU44は、
次の印刷データがホストコンピュータ131から送られ
てくるのを待機する状態に置かれ、他の操作者の印刷ジ
ョブについて印刷データを受けることができるようにす
るので、印刷データが溜まることがない。したがって、
画像形成装置の稼働率を高くすることができる。
【0191】また、印刷データがカットされ、トナー像
が形成されないので、定着装置の加熱ローラ20に記録
媒体35が巻き付くのを防止することができるだけでな
く、トナーの消費量を少なくすることができ、画像形成
装置のコストを低くすることができる。なお、印刷デー
タをカットするのに伴って、加熱ローラ20のヒータを
オフにすると、画像形成装置のコストを一層低くするこ
とができる。
【0192】そして、正常に印刷を行うことができなか
った旨の情報が操作者に通知されるので、操作者は、正
常に印刷を行うことができなかったことを認識すること
ができる。したがって、メディアの設定の変更、記録媒
体35の交換等を容易に行うことができる。
【0193】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS91 メディア情報を読み込む。 ステップS92 センサ出力を読み込む。 ステップS93 基準媒体厚との差ΔHを算出する。 ステップS94 差ΔHが閾値Hth以上であるかどう
かを判断する。差ΔHが閾値Hth以上である場合はス
テップS97に、差ΔHが閾値Hthより小さい場合は
ステップS95に進む。 ステップS95 補正テーブルを参照して補正値を読み
出す。 ステップS96 定着温度を設定する。 ステップS97 印刷データをカットする。 ステップS98 エラーを表示し、処理を終了する。
【0194】ところで、本実施の形態においては、エラ
ーが発生すると、印刷データをカットするようになって
いるが、前記LEDヘッド17Yが感光体ドラム16Y
の頂上付近に置かれるので、記録媒体35の前端が前記
転写部より感光体ドラム16Yの半周分の距離だけ手前
の地点(以下「印刷データカット地点」という。)に到
達するタイミングまでに印刷データがカットされない
と、記録媒体35の前端が転写部に到達するまでに、感
光体ドラム16Yにトナー像の一部が形成されることが
ある。その場合、印刷データがカットされたにもかかわ
らず、一部の印刷が行われてしまう。特に、画像形成装
置が高速化されるのに伴って、また、小型化されるのに
伴って、印刷が行われ、記録媒体35に画像が形成され
てしまう量が多くなってしまう。
【0195】そこで、紙厚を決定するのに必要な時間を
短くすることが考えられるが、紙厚検出部33は外乱、
ノイズ等に対して極めて弱く、誤作動しやすいので、紙
厚を決定するのに必要な時間を短くすることは困難であ
る。
【0196】次に、記録媒体35の前端が前記印刷デー
タカット地点に到達するタイミングまでに印刷データが
カットされない場合でも、記録媒体35に画像が形成さ
れることがないようにした本発明の第15の実施の形態
について説明する。
【0197】図50は本発明の第15の実施の形態にお
ける画像形成装置の要部を示す概念図、図51は本発明
の第15の実施の形態におけるエラーの通知例を示す
図、図52は本発明の第15の実施の形態における画像
形成装置の動作を示すフローチャートである。
【0198】図において、PTは像担持体としての感光
体ドラム16Yと転写ローラ19Yとの間に形成された
転写部、PT1は印刷データカット地点、PT2は現像
バイアス反転地点であり、前記印刷データカット地点P
T1に第1の媒体センサ141が、前記現像バイアス反
転地点PT2に第2の媒体センサ142が配設される。
なお、前記印刷データカット地点PT1と転写部PTと
の間の距離をL11とし、感光体ドラム16Y上のLE
Dヘッド17Yと対向する露光部と前記転写部PTとの
間の距離をL12としたとき、 L11=L12 にされる。また、前記現像バイアス反転地点PT2と転
写部PTとの間の距離をL13とし、感光体ドラム16
Y上の現像ローラ15Yと対向する現像部と前記転写部
PTとの間の距離をL14としたとき、 L13=L14 にされる。
【0199】この場合、CPU44は、媒体厚検出部と
しての紙厚検出部33から送られたセンサ出力に従って
媒体厚としての紙厚を決定するとともに、第1、第2の
媒体センサ141、142によって記録媒体35の前端
が検出されたかどうかを判断する。そして、前記CPU
44は、紙厚が決定され、エラーが発生したと判断して
エラー処理を行ったときに、記録媒体35の前端が印刷
データカット地点PT1に到達していない場合、印刷デ
ータをカットする。また、記録媒体35の前端が印刷デ
ータカット地点PT1と現像バイアス反転地点PT2と
の間の第1の領域AR1にある場合、CPU44の図示
されない現像バイアス切替処理手段は、現像バイアス切
替処理を行い、印刷データをカットしても、印刷が行わ
れてしまうと判断し、現像ローラ15Yに印加される現
像バイアスの極性をマイナスからプラスに切り替えて反
転させ、トナーが感光体ドラム16Yに付着してトナー
像が形成されないようにする。
【0200】そして、前記CPU44は、紙厚が決定さ
れ、エラー処理を行ったときに、記録媒体35の前端が
現像バイアス反転地点PT2と転写部PTとの間の第2
の領域AR2にある場合、CPU44の図示されない転
写電圧印加停止処理手段は、転写電圧印加停止処理を行
い、前記現像バイアスの極性をマイナスからプラスに反
転させても、既に一部のトナーが感光体ドラム16Yに
付着してしまっていると判断し、転写電圧の印加を停止
させ、本実施の形態においては、転写ローラ19Yに印
加される転写電圧をオフにして、トナー像が記録媒体3
5に転写されるのを防止する。
【0201】ところで、前記転写電圧をオフにしてもわ
ずかな量のトナーが記録媒体35に付着するので、図5
1に示されるように、記録媒体35の所定の部分Qにか
すれた印刷のようにトナー像が形成されることがある。
そこで、CPU44の図示されないエラー通知印刷処理
手段は、エラー通知印刷処理を行い、搬送ベルト25の
走行方向における最も下流側のブラックの画像形成部に
よって、エラーを通知する旨の印刷、すなわち、エラー
通知印刷を行い、「Paper Thickness
Error」の文字を印刷する。したがって、第3者が
印刷結果を見るだけで、エラーが発生したことが分か
る。
【0202】このように、本実施の形態においては、記
録媒体35が高速で搬送されても、エラー処理を行った
ときの記録媒体35の前端の位置に基づいて、現像及び
転写の高圧プロセスを停止させることにより、記録媒体
35に画像が形成されるのを防止するようになっている
ので、トナーの消費量を少なくすることができるだけで
なく、定着装置の加熱ローラ20(図1)に記録媒体3
5が巻き付くのを防止することができる。
【0203】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS101 メディア情報を読み込む。 ステップS102 センサ出力を読み込む。 ステップS103 基準媒体厚との差ΔHを算出する。 ステップS104 差ΔHが閾値Hth以上であるかど
うかを判断する。差ΔHが閾値Hth以上である場合は
ステップS107に、差ΔHが閾値Hthより小さい場
合はステップS105に進む。 ステップS105 補正テーブルを参照して補正値を読
み出す。 ステップS106 定着温度を設定する。 ステップS107 記録媒体35の前端が第1の領域A
R1にあるかどうかを判断する。記録媒体35の前端が
第1の領域AR1にある場合はステップS108に、第
1の領域AR1にない場合はステップS109に進む。 ステップS108 現像バイアスの極性を反転させる。 ステップS109 記録媒体35の前端が第2の領域A
R2にあるかどうかを判断する。記録媒体35の前端が
第2の領域AR2にある場合はステップS110に、第
2の領域AR2にない場合はステップS111に進む。 ステップS110 転写電圧をオフにする。 ステップS111 印刷データをカットする。 ステップS112 エラーを表示する。 ステップS113 エラー通知印刷を行い、処理を終了
する。
【0204】ところで、前記第14、第15の実施の形
態においては、エラーが発生したときに記録媒体35が
そのまま排出されるようになっているので記録媒体35
が無駄になってしまう。そこで、エラーが発生しても記
録媒体35をそのまま排出せずに再び利用することがで
きるようにした本発明の第16の実施の形態について説
明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するも
のについては、同じ符号を付与することによってその説
明を省略する。
【0205】図53は本発明の第16の実施の形態にお
ける画像形成装置の概略図、図54は本発明の第16の
実施の形態における画像形成装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【0206】図において、151は両面印刷ユニット、
153は搬送ベルト25に記録媒体35(図2)を静電
吸着させる吸着部、154は各色の画像形成部から成る
感光体ドラムユニット、155は加熱ローラ20及びバ
ックアップローラ21から成る定着装置である。
【0207】また、161は記録媒体35を前記両面印
刷ユニット151及び図示されないスタッカに選択的に
排出するために切り替えられる第1の搬送路切替部、1
62は前回の印刷面と反対の面に印刷を行うか、再び同
じ面に印刷を行うかによって切り替えられる第2の搬送
路切替部である。そして、前回の印刷面と反対の面に印
刷を行う場合、第3の搬送路切替部163が切り替えら
れ、記録媒体35をスイッチバックさせて再び給紙口1
56に送る。
【0208】そのために、記録媒体35はトレイ11か
ら搬送路aを介して搬送され、CPU44(図3)は、
記録媒体35の前端が媒体厚検出部としての紙厚検出部
33に到達する前に、記録媒体35がない状態の紙厚検
出部33からのセンサ出力を読み込み、該記録媒体35
の前端が紙厚検出部33に到達すると、記録媒体35が
ある状態の紙厚検出部33からのセンサ出力を読み込
み、記録媒体35がない場合とある場合との差分を算出
し、媒体厚としての紙厚を決定する。
【0209】続いて、CPU44は、決定された紙厚と
基準媒体厚との差ΔHを算出し、該差ΔHが閾値Hth
以上であり、エラーが発生したと判断してエラー処理を
行ったときに、記録媒体35の前端が印刷データカット
地点PT1(図50)に到達していない場合、印刷デー
タをカットし、前記記録媒体35の前端が印刷データカ
ット地点PT1と現像バイアス反転地点PT2との間の
第1の領域AR1にある場合、印刷データをカットして
も、印刷が行われてしまうと判断し、現像ローラ15Y
に印加される現像バイアスの極性をマイナスからプラス
に反転させ、トナーが感光体ドラム16Yに付着しない
ようにする。
【0210】このとき、CPU44の図示されない再印
刷処理手段は、再印刷処理を行い、第1の搬送路切替部
161を、記録媒体35が排出されず、両面印刷ユニッ
ト151に送られるように切り替え、記録媒体35を搬
送路b→cの順に送る。また、前記CPU44は、第2
の搬送路切替部162を、両面印刷を行わず、再び同じ
面に印刷することができるように切り替え、記録媒体3
5を搬送路eに送る。したがって、記録媒体35は搬送
路h→iを介して再び給紙口156に送られ、紙厚検出
部33によって紙厚が再び検出される。
【0211】そして、CPU44は、紙厚と基準媒体厚
との差ΔHを算出し、差ΔHが閾値Hthより小さい場
合、補正値によって定着温度を補正し、設定し、設定さ
れた定着温度に従って通常の印刷を行う。
【0212】次に、エラー処理を開始した際に、記録媒
体35の前端が第2の領域AR2に到達している場合
は、記録媒体35にトナー像が形成されることが考えら
れるので、記録媒体35を再び利用することはできな
い。したがって、CPU44は、記録媒体35に図51
に示されるようなエラー通知印刷を行い、第1の搬送路
切替部161を排出側に切り替え、記録媒体35を搬送
路b→jの順に送り、前記スタッカに排出する。
【0213】なお、通常の反転印刷においては、第2の
搬送路切替部162が、両面印刷を行うために切り替え
られ、記録媒体35は搬送路c→d→fの順に送られ、
続いて、第3の搬送路切替部163が切り替えられ、記
録媒体35は、スイッチバックさせられ、搬送路f→g
→h→iの順に送られ、再び給紙口156に送られる。
【0214】このように、本実施の形態においては、印
刷データがカットされた場合に、記録媒体35が両面印
刷ユニット151に送られ、再び給紙口156に送られ
るので、記録媒体35の無駄を低減することができる。
【0215】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS121 メディア情報を読み込む。 ステップS122 センサ出力を読み込む。 ステップS123 基準媒体厚との差ΔHを算出する。 ステップS124 差ΔHが閾値Hth以上であるかど
うかを判断する。差ΔHが閾値Hth以上である場合は
ステップS127に、差ΔHが閾値Hthより小さい場
合はステップS125に進む。 ステップS125 補正テーブルを参照して補正値を読
み出す。 ステップS126 定着温度を設定する。 ステップS127 記録媒体35の前端が第1の領域A
R1にあるかどうかを判断する。記録媒体35の前端が
第1の領域AR1にある場合はステップS128に、第
1の領域AR1にない場合はステップS131に進む。 ステップS128 現像バイアスの極性を反転させる。 ステップS129 記録媒体35を反転させる。 ステップS130 エラーを表示する。 ステップS131 記録媒体35の前端が第2の領域A
R2にあるかどうかを判断する。記録媒体35の前端が
第2の領域AR2にある場合はステップS132に、第
2の領域AR2にない場合はステップS133に進む。 ステップS132 転写電圧をオフにする。 ステップS133 印刷データをカットする。 ステップS134 エラーを表示する。 ステップS135 エラー通知印刷を行い、処理を終了
する。
【0216】前記各実施の形態においては、ローラ対と
してレジストローラ13、175が配設されるようにな
っているが、ローラ対として第1、第2のローラから成
る他の、給紙ローラ、搬送ローラ、排出ローラ等を使用
することができる。
【0217】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0218】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、媒体厚検出装置においては、媒体搬送路上に配設
され、記録媒体が通過するのに伴って、記録媒体の厚さ
方向に変位させられる変位部材と、該変位部材の変位量
を所定の割合で増幅する変位量増幅手段を備え、増幅さ
れた変位量に基づいて媒体厚を検出する媒体厚検出部と
を有する。
【0219】この場合、変位部材の変位量が所定の割合
で増幅されるので、媒体厚検出部における媒体厚検出部
の感度を高くすることができる。その結果、媒体厚の検
出精度を高くすることができる。
【0220】また、媒体厚に対応させて画像形成プロセ
スの条件を表す値を適正な値にすることができるので、
画像品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における紙厚検出部
の動作を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における制御部の動
作を説明するブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態における画像形成装
置の概略図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における紙厚検出部
の動作を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における制御部の動
作を説明するブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における紙厚検出
部、記録媒体及びレジストローラの関係を示す図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態における画像形成装
置の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態における制御部の
動作を説明するブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態における画像形成
装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態における制御部の
動作を説明するブロック図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態における画像形成
装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第5の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す概略図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す分解斜視図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す断面図である。
【図19】本発明の第6の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す概略図である。
【図20】本発明の第6の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す斜視図である。
【図21】本発明の第6の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す正面図である。
【図22】本発明の第7の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す概略図である。
【図23】本発明の第7の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す正面図である。
【図24】本発明の第7の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す分解正面図である。
【図25】本発明の第8の実施の形態における紙圧検出
部の動作を示す概略図である。
【図26】本発明の第8の実施の形態における紙圧検出
部の動作を示す分解斜視図である。
【図27】本発明の第8の実施の形態における紙圧検出
部の動作を示す平面図である。
【図28】図27のA−A断面図である。
【図29】図27のB−B断面図である。
【図30】本発明の第8の実施の形態における紙厚検出
部の動作を示す拡大図である。
【図31】本発明の第8の実施の形態におけるピックア
ップ部材の実装状態を示す図である。
【図32】本発明の第8の実施の形態における紙圧検出
部の調整機構を示す概略図である。
【図33】本発明の第8の実施の形態における紙圧検出
部の調整機構を示す正面図である。
【図34】本発明の第8の実施の形態におけるレバーの
斜視図である。
【図35】本発明の第8の実施の形態におけるレバーの
正面図である。
【図36】本発明の第8の実施の形態におけるスパイラ
ルを示す図である。
【図37】本発明の第9の実施の形態における紙圧検出
部の調整機構を示す正面図である。
【図38】本発明の第9の実施の形態におけるレバーの
斜視図である。
【図39】本発明の第9の実施の形態におけるレバーの
正面図である。
【図40】本発明の第10の実施の形態におけるスパイ
ラルの調整面を示す図である。
【図41】本発明の第10の実施の形態におけるスパイ
ラルの側面図である。
【図42】本発明の第10の実施の形態におけるスパイ
ラルの回転止めの動作を示す図である。
【図43】本発明の第11の実施の形態におけるピック
アップ部材の実装状態を示す図である。
【図44】本発明の第13の実施の形態における画像形
成装置の制御システムのブロック図である。
【図45】本発明の第13の実施の形態におけるメディ
アと基準媒体厚との相関図である。
【図46】本発明の第13の実施の形態における補正テ
ーブルの例を示す図である。
【図47】本発明の第13の実施の形態における画像形
成装置の動作を示すフローチャートである。
【図48】本発明の第14の実施の形態における画像形
成装置の要部を示す概念図である。
【図49】本発明の第14の実施の形態における画像形
成装置の動作を示すフローチャートである。
【図50】本発明の第15の実施の形態における画像形
成装置の要部を示す概念図である。
【図51】本発明の第15の実施の形態におけるエラー
の通知例を示す図である。
【図52】本発明の第15の実施の形態における画像形
成装置の動作を示すフローチャートである。
【図53】本発明の第16の実施の形態における画像形
成装置の概略図である。
【図54】本発明の第16の実施の形態における画像形
成装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
13、175 レジストローラ 13a、13b ローラ 16Y、16M、16C、16BK 感光体ドラム 30 支点 33 紙厚検出部 33a、92、171 レバー 34 ホトカプラ 35 記録媒体 44 CPU 61、71、91 ホトセンサ 62 紙幅検出センサ 83a〜83c 第1〜第3のホトセンサ 92a 検出要素 121 スプリング 151 両面印刷ユニット 171a 検出面 171b 変位伝達点 172 反射媒体 173 媒体ピックアップ部材 186 ステージ 192 スライダ 193 スパイラル np ニップ点 S1 媒体厚検出基準面 p1 検出点 p2 ピックアップ点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月19日(2002.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図27
【補正方法】変更
【補正内容】
【図27】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】変更
【補正内容】
【図29】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図31
【補正方法】変更
【補正内容】
【図31】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図32
【補正方法】変更
【補正内容】
【図32】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図33
【補正方法】変更
【補正内容】
【図33】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図34
【補正方法】変更
【補正内容】
【図34】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図35
【補正方法】変更
【補正内容】
【図35】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図36
【補正方法】変更
【補正内容】
【図36】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図37
【補正方法】変更
【補正内容】
【図37】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図38
【補正方法】変更
【補正内容】
【図38】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図39
【補正方法】変更
【補正内容】
【図39】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図40
【補正方法】変更
【補正内容】
【図40】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図41
【補正方法】変更
【補正内容】
【図41】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図42
【補正方法】変更
【補正内容】
【図42】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図43
【補正方法】変更
【補正内容】
【図43】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01B 21/08 101 G01B 21/08 101 2H072 G03G 21/00 370 G03G 21/00 370 3F048 386 386 (72)発明者 松田 清志 東京都港区芝浦四丁目11番22号 株式会社 沖データ内 (72)発明者 藤倉 秀一 東京都港区芝浦四丁目11番22号 株式会社 沖データ内 (72)発明者 福田 昌弘 東京都港区芝浦四丁目11番22号 株式会社 沖データ内 (72)発明者 白石 豊一 東京都港区芝浦四丁目11番22号 株式会社 沖データ内 Fターム(参考) 2C058 GB18 2F065 AA30 BB01 BB15 FF02 GG07 HH15 JJ18 MM03 PP16 QQ03 2F069 AA46 BB20 BB34 GG04 GG07 JJ19 NN08 PP06 2H027 DC02 DE02 DE09 DE10 EA05 EA12 ED09 ED16 ED24 ED30 2H028 BA06 BB04 BD01 2H072 AA01 AA16 AA21 AB20 CA01 3F048 AA01 AB01 BA06 BD07 CA02 DA06 DA08 DC02 EB24 EB37

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)媒体搬送路上に配設され、記録媒
    体が通過するのに伴って、記録媒体の厚さ方向に変位さ
    せられる変位部材と、 (b)該変位部材の変位量を所定の割合で増幅する変位
    量増幅手段を備え、増幅された変位量に基づいて媒体厚
    を検出する媒体厚検出部とを有することを特徴とする媒
    体厚検出装置。
  2. 【請求項2】 前記変位部材は、媒体搬送路上に配設さ
    れた第1、第2のローラのうちの第1のローラである請
    求項1に記載の媒体厚検出装置。
  3. 【請求項3】 (a)媒体搬送路上に配設された二つ以
    上の媒体搬送部材間に配設され、前記媒体搬送部材によ
    って搬送される記録媒体の一方の面に接触して記録媒体
    を支持する媒体支持部材を有するとともに、 (b)前記変位部材は、前記媒体支持部材と当接させら
    れる検出要素である請求項1に記載の媒体厚検出装置。
  4. 【請求項4】 前記変位量増幅手段は、所定の支点にお
    いて揺動自在に支持され、一端に設定された検出点にお
    いて媒体厚検出手段と対向させられ、他端に設定された
    ピックアップ点において前記変位部材に当接させられた
    レバーである請求項1〜3のいずれか1項に記載の媒体
    厚検出装置。
  5. 【請求項5】 前記媒体厚検出手段は、前記検出点にお
    いて増幅された変位量を光学的に検出する請求項4に記
    載の媒体厚検出装置。
  6. 【請求項6】 (a)媒体搬送路上に配設され、記録媒
    体が通過するのに伴って、記録媒体の厚さ方向に変位さ
    せられる第1のローラ及び第2のローラから成るローラ
    対と、 (b)記録媒体が前記第1、第2のローラ間を通過する
    際に、第1、第2のローラ間から漏れ出す光の光量に基
    づいて媒体厚を検出する媒体厚検出部とを有することを
    特徴とする媒体厚検出装置。
  7. 【請求項7】 前記変位部材は、媒体搬送路上に配設さ
    れたローラに当接させられる検出要素である請求項1に
    記載の媒体厚検出装置。
  8. 【請求項8】 前記変位量増幅手段は、前記ローラの軸
    方向に延在させて配設される請求項7に記載の媒体厚検
    出装置。
  9. 【請求項9】 (a)前記各媒体搬送部材は、記録媒体
    を挟持して搬送するローラ対を構成し、(b)該ローラ
    対における少なくとも一方のローラの一部の直径が小さ
    くされ、(c)前記媒体支持部材は直径が小さくされた
    部分に配設される請求項3に記載の媒体厚検出装置。
  10. 【請求項10】 (a)前記各媒体搬送部材は、記録媒
    体を挟持して搬送するローラ対を構成し、(b)該ロー
    ラ対における少なくとも一方のローラは二つのローラ部
    に分割され、(c)前記媒体支持部材は各ローラ部間に
    配設される請求項3に記載の媒体厚検出装置。
  11. 【請求項11】 (a)前記各媒体搬送部材はローラ対
    を構成し、(b)前記媒体支持部材は前記ローラ対のほ
    ぼ接線上に形成された媒体支持面を備え、(c)前記検
    出要素は前記媒体支持面に当接させられる請求項3に記
    載の媒体厚検出装置。
  12. 【請求項12】 前記媒体支持面及び検出要素は、媒体
    搬送方向における前記ローラ対の接触部より下流側に配
    設される請求項11に記載の媒体厚検出装置。
  13. 【請求項13】 前記媒体支持部材は、前記ローラ対の
    一方のローラと係合させられる請求項9に記載の媒体厚
    検出装置。
  14. 【請求項14】 前記変位部材と前記レバーとの間隔を
    調整する調整部材を有する請求項4に記載の媒体厚検出
    装置。
  15. 【請求項15】 (a)前記媒体厚検出手段は反射型の
    センサから成り、(b)レバーにおけるセンサと対向す
    る位置に、センサの特性に対応させた反射部材が配設さ
    れる請求項4に記載の媒体厚検出装置。
  16. 【請求項16】 前記反射部材は、センサの特性に対応
    させて調色された樹脂材料によって形成される請求項1
    5に記載の媒体厚検出装置。
  17. 【請求項17】 前記樹脂材料はガラス繊維を含有する
    請求項16に記載の媒体厚検出装置。
  18. 【請求項18】 (a)媒体厚を検出する媒体厚検出部
    と、(b)検出された媒体厚と基準媒体厚との差を算出
    する差算出処理手段と、(c)算出された差に基づいて
    画像形成プロセスの条件を表す値を補正する画像形成プ
    ロセス値補正処理手段とを有することを特徴とする画像
    形成装置。
  19. 【請求項19】 (a)検出された媒体厚と基準媒体厚
    との差を算出する差算出処理手段と、(b)算出された
    差に基づいて画像形成プロセスの条件を表す値を補正す
    る画像形成プロセス値補正処理手段とを有するととも
    に、(c)請求項1〜17のいずれか1項の媒体厚検出
    装置を備えた画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記算出された差が閾値以上である場
    合に、画像を形成することなく記録媒体を排出する媒体
    排出処理手段を有する請求項18に記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記算出された差が閾値以上である場
    合に、メディアの設定を変更するメディア設定変更処理
    手段を有する請求項18に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記算出された差が閾値以上である場
    合に、現像バイアスを切り替えて像担持体にトナー像が
    形成されないようにする現像バイアス切替処理手段を有
    する請求項18に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記算出された差が閾値以上である場
    合に、転写電圧の印加を停止させる転写電圧印加停止処
    理手段を有する請求項18に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記算出された差が閾値以上である場
    合に、エラーを通知する旨の印刷を行うエラー通知印刷
    処理手段を有する請求項18に記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記算出された差が閾値以上である場
    合に、記録媒体を両面印刷ユニットに送る再印刷処理手
    段を有する請求項18に記載の画像形成装置。
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