JP2003149621A - 光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置 - Google Patents

光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置

Info

Publication number
JP2003149621A
JP2003149621A JP2001346268A JP2001346268A JP2003149621A JP 2003149621 A JP2003149621 A JP 2003149621A JP 2001346268 A JP2001346268 A JP 2001346268A JP 2001346268 A JP2001346268 A JP 2001346268A JP 2003149621 A JP2003149621 A JP 2003149621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
refractive index
optical path
path switching
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001346268A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Tomono
英紀 友野
Hitoshi Kondo
均 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001346268A priority Critical patent/JP2003149621A/ja
Publication of JP2003149621A publication Critical patent/JP2003149621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で耐久性や光利用効率が高く、高
速で動作するS/N比の高い光路切替素子、空間光変調
器及びそれを用いた画像表示装置を提供する。 【解決手段】 導光部材1を介した光入射部3と、該光
入射部3から入った入射光を反射する反射部6と、該反
射部6で反射した光を前記導光部材1を介して出射光と
して外部へ出す光出射部4とよりなり、反射部6を含む
光路中に屈折率可変物質5を封入する。この屈折率可変
物質5に情報に応じて信号を与え屈折率変化を生じせし
め、反射部6で反射した光が導光部材1を介して出射す
る際の光路を変える。上記の屈折率可変物質として側鎖
に液晶性部位を有する高分子と、低分子液晶との混合物
による高分子安定化液晶を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光路切替素子、空
間光変調器及び画像表示装置に関し、より詳細には、構
造が簡単で耐久性や光利用効率が高く、高速で動作する
S/N比の高い光路切替素子、空間光変調器及びそれを
用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入射光の反射方向を変化させることによ
って光をスイッチングするデバイス及びそれを用いた空
間光変調器として、例えば特開平5−196880号公
報に示されるような微小な回転鏡を二次元状に多数配列
したものが知られている。
【0003】図21は、上記特開平5−196880号
公報に記載の空間光変調器の平面図であり、空間光変調
器において、平面上では、方形トーションビーム反射表
面101とビーム支持ポスト102のみが観察される。
図22は、図21に示した空間光変調器におけるひとつ
の回転鏡を示す断面図で、図22(A)はヒンジに沿っ
た断面を示す図で、図22(B)はそれと直角方向の断
面を示す図である。ビーム支持ポスト102は、ポスト
105に連結されたヒンジ103の捻れによって、トー
ションビーム反射表面101を接地電極104に向けて
回転可能にする。その駆動力はポスト106によって支
持されたアドレス電極107に印加される電圧で与えら
れる。アドレス電極107への電圧印加は、基板層10
9に設けられたCMOS回路(図示せず)の信号を金属
層108を介して伝達することにより行われる。ビーム
101の回転状態を回転鏡ごとに変えることによって、
入射した光を二次元的に空間変調することができる。し
かしながら、上記方式においては、大きな回転角を得る
ために回転鏡の構造が複雑になっており、製造コストが
高くなるという問題がある。
【0004】その他の光路切替素子として、例えば特開
平11−202222号公報に開示されている光路切替
素子がある。図23は、上記特開平11−202222
号公報で提案されている光路切替素子の動作説明図であ
る。この光路切替素子は、光を全反射して伝達可能な全
反射面124を備えた導光部材120と、全反射面12
4に対し抽出面112を接近させてエバネッセント光を
捉え、それを反射して出射することができるプリズム1
11と、このプリズム111を導光部材120に接近さ
せ又は離すように駆動する駆動部110とを、光の出射
方向に対してこの順番で積層した構成となっている。
【0005】図23の右側のセルは、駆動部110を動
作させることによってプリズム111がエバネッセント
光の漏出する抽出距離以上離れた位置にある状態を示し
ている。この時には、導光部材120中を伝搬してきた
光線121は、図23に示されるように、全反射面12
4で全反射され図の右方向へと出射光122として出射
していく。駆動部110を動作させない時には、図23
の左側のセルのように、プリズム111はエバネッセン
ト光が漏出する抽出距離以下に近接しているので、導光
部材120中を伝搬してきた光線121は、図23の左
側のセルに示されるように、全反射面124で反射する
ことなくプリズム111に進入する。プリズム111に
進入した光線はプリズムの反射面111aで反射して、
出射光123に示されるように導光部材120を透過し
て出射される。
【0006】上記の方式において、エバネッセント光の
抽出・非抽出という2つの状態をスイッチングするに
は、光の波長程度以下の微小な変位でよいため比較的簡
単な駆動機構を採用することができるが、図23に示し
たようなプリズム111は、その構造が複雑であるた
め、複数個を微小なサイズで基板上に均一に形成するの
は困難であり、そのため、製造歩留まりが低下し、コス
トアップにつながるという問題がある。また、プリズム
111を導光部材120,全反射面124に近接させる
とファンデルワールス力あるいは液架橋力が作用して、
引き剥がしが困難になるという問題もある。
【0007】さらに、別の光路切替素子として、特開2
000−171813号公報に開示されている光路切替
素子がある。図24は、前記特開2000−17181
3号公報で提案されている光路切替素子の概略構成を示
す図である。導光体130に接触させた液晶140に電
圧を印加することにより、液晶分子の配向をコントロー
ルし、それにより実効的な屈折率を異常光に対する値と
常光に対する値の間で変化させる。この結果、入射光
(直線偏光)131が全反射光132として出射される
状態と、透過光となったのち反射膜141によって向き
を変えられて反射光133として出射させる状態とをス
イッチングすることができる。なお、図24において、
134は透明電極、150は液晶駆動用IC基板、15
1は電極端子である。
【0008】この方式においては、機械的な駆動部を持
たないため、前述のような問題は生じないが、導光体と
液晶との界面で全反射させるために、導光体を屈折率の
高い材料で作製する必要がある、あるいは光の入射角を
大きくしなければならないという制約があり、材料コス
トが高くなる、あるいは光学系が複雑になったり、光利
用効率が低下するなど実用上好ましくない問題が生じる
可能性がある。
【0009】そこで本発明者らは、上記の問題点を解決
するために特願2001−187577号公報において
図25に示す光路切替素子及びそれを用いた空間光変調
器、画像表示装置を提案した。上記特願2001−18
7577号公報で提案している光路切替素子は、導光部
材1を介した光入射部3と、光入射部から入った入射光
を反射する光反射部6との間に屈折率可変物質5を封入
し、信号印加によって屈折率可変物質5の屈折率を変化
させて、光出射部4において全反射する状態と全反射し
ない状態とを切り替えることで光スイッチングを行う。
【0010】なお、図25において、図25(A)及び
図25(B)は、それぞれ液晶分子の配向状態に従う光
路について説明するための図で、図中、7は個別電極と
なる金属膜、8は絶縁体、9は基板、10は透明電極、
11はシール剤、13は光検出器、15は反射基板であ
る。この方式において、光路切替素子の駆動速度は屈折
率可変物質の応答速度で規定される。屈折率可変物質と
して液晶からなる材料を用いているが、液晶材料は応答
速度が遅いという問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、応答速度の速い光路切替素子、空間光変調器、
およびそれを用いた画像表示装置を提供することを目的
とする。より具体的には、(1)構造が簡単で耐久性や
光利用効率が高く、高速で動作するS/N比の高い光路
切替素子を提供すること(請求項1)、(2)上記
(1)に加え、さらに、S/N比を高くできる光路切替
素子を提供すること(請求項2)、(3)よりS/N比
の高い光路切替素子を提供すること(請求項3)、
(4)安価な材料で構成でき、部材コストの低い光路切
替素子を提供すること(請求項4)、(5)よりS/N
比を高くできる光路切替素子を提供すること(請求項
5)、(6)さらにS/N比を高くできる光路切替素子
を提供すること(請求項6)、(7)よりS/N比を高
くできる光路切替素子を提供すること(請求項7)、
(8)上記に加え、製造が容易な光路切替素子を提供す
ること(請求項8)、(9)上記に加え、駆動エネルギ
ーを小さくできる光路切替素子を提供すること(請求項
9)、(10)さらに、駆動エネルギーを小さくできる
光路切替素子を提供すること(請求項10)、(11)
構造が簡単で耐久性が高く、部材コストを低減でき、光
利用効率が高く、S/N比の高い空間光変調器を提供す
ること(請求項11)、(12)よりS/N比を高くで
きる空間光変調器を提供すること(請求項12)、(1
3)耐久性が高く、低コストで光利用効率が高く、S/
N比の高い画像表示装置を提供すること(請求項1
3)、(14)よりS/N比を高くできる画像表示装置
を提供すること(請求項14)、をその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導光
部材を介した光入射部と、該光入射部から入った入射光
を反射する反射部と、該反射部で反射した光を前記導光
部材を介して出射光として外部へ出す光出射部とよりな
り、前記反射部を含む光路中に屈折率可変物質を封入
し、該屈折率可変物質に情報に応じて信号を与え屈折率
変化を生じせしめる信号入力手段を具備する光路切替素
子において、前記屈折率可変物質が、側鎖に液晶性部位
を有する高分子と、低分子液晶との混合物による高分子
安定化液晶であることを特徴としたものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記高分子安定化液晶における全ての液晶分子及び
液晶性部位が、前記屈折率変化を生じせしめるための電
圧が無印加時に概略一方向に配列していることを特徴と
したものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記信号による前記屈折率可変物質の屈折
率変化を、前記入射光が前記導光部材と前記屈折率可変
物質との界面で透過及び全反射する範囲で行うことを特
徴としたものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1または2の発
明において、前記信号による前記屈折率可変物質の屈折
率変化を、前記入射光が前記導光部材と前記屈折率可変
物質との界面で全反射しない範囲で行うことを特徴とし
たものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記信号による前記屈折率可変物質の屈折率変化
を、前記反射部で反射した光が前記光出射部において前
記導光部材とそれに接触する外部物質との界面で全反射
する第一の状態と、全反射しない第二の状態とを取るこ
とができる範囲で行うことを特徴としたものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れか1の発明において、前記光入射部と前記光出射部と
が互いに平行でない面で構成されていることを特徴とし
たものである。
【0018】請求項7の発明は、請求項4乃至6のいず
れか1の発明において、前記出射光を第2の導光部材を
介して外部へ出すことができる第2の光出射部を設ける
ことを特徴としたものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれか1の発明において、前記光入射部に光学的接合
し、前記導光部材と屈折率が概略等しい平板導光体を設
けたことを特徴としたものである。
【0020】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれか1の発明において、前記反射部が一辺を共有する
2つの面によって構成され、前記屈折率可変物質に進入
した入射光と前記光入射部を構成する面の法線とのなす
角度の動作範囲における最大値をθ2maxとすると、前記
反射部を構成する少なくとも1つの面の法線と前記光入
射部を構成する面の法線とのなす角度が90°−θ2max
以下であることを特徴としたものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれか1の発明において、前記反射部が、前記屈折率
可変物質に信号を印加する単位要素に対して、複数組の
面を有していることを特徴としたものである。
【0022】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
いずれか1に記載の光路切替素子が二次元アレイ状に配
列されていることを特徴としたものである。
【0023】請求項12の発明は、請求項1乃至10の
いずれか1に記載の光路切替素子が一次元アレイ状に配
列されていることを特徴としたものである。
【0024】請求項13の発明は、請求項11に記載の
空間光変調器と、該空間光変調器に光線を入射させる手
段と、該空間光変調器により形成した画像をスクリーン
に投影し表示する手段とを有することを特徴としたもの
である。
【0025】請求項14の発明は、請求項12に記載の
空間光変調器と、該空間光変調器に光線を入射させる手
段と、該空間光変調器から出射した光線を該空間光変調
器の光路切替素子の整列方向に対して垂直な方向に走査
する走査機構と、該走査機構から出射した光線をスクリ
ーンに投影し表示する手段とを有することを特徴とした
ものである。
【0026】
【発明の実施の形態】(構成・動作)本発明の特徴は導
光部材を介した光入射部と、該光入射部から入った入射
光を反射する反射部と、該反射部で反射した光を、導光
部材を介して出射光として外部へ出す光出射部とよりな
り、反射部を含む光路中に屈折率可変物質を封入し、そ
の屈折率可変物質に情報に応じて信号を与え屈折率変化
を生じせしめる信号入力手段を具備する光路切替素子に
おいて、屈折率可変物質が高分子安定化液晶であること
を特徴とする光路切替素子にある。
【0027】ここで、導光部材の屈折率をn1、屈折率
可変物質の屈折率をn2とし、導光部材中を透過する光
が光入射部を構成する面の法線とのなす角度(入射角)
をθ1、入射光が屈折率可変物質中に進入する際に前記
光入射部を構成する面の法線とのなす角度(屈折角)を
θ2とすると、スネルの法則により、以下の式が成り立
つ。 sinθ2/sinθ1=n1/n2…(1)
【0028】外部信号によってn2が変化すると、
(1)式に従ってθ2が変化し、その結果、反射部での
反射角が変わる、あるいはn2がn1よりも小さくなり以
下の式(2)を満足する場合には、入射光は導光部材と
屈折率可変物質との界面で全反射する。 n1sinθ1>n2 …(2) これにより所定の位置で光出力を検出すれば、n2の変
化に伴って光出力が変化することになり、信号印加によ
る光スイッチングが可能となる。
【0029】本発明では上記屈折率可変物質として高分
子安定化液晶を用いる。高分子安定化液晶とは、通常の
低分子液晶中に液晶性プレポリマーを添加して、熱や紫
外線などでそのプレポリマーを重合したものである。液
晶性プレポリマーとは、液晶骨格を持ち、反応性の官能
基を有するモノマーもしくはオリゴマーのことで、熱や
紫外線などの外部からのエネルギーによって重合しポリ
マーを形成する。低分子液晶は重合によって形成された
ポリマーネットワークによって規制力を受けるため低分
子液晶の配向動作が速くなる。したがって情報に応じて
与えた信号による液晶分子の配向変化の結果生じる屈折
率変化の応答速度を高速にすることができる(請求項
1)。図19は、高分子安定化液晶の構造を模式的に示
す図で、高分子安定化液晶は、低分子液晶と液晶性の側
鎖を持ったポリマーネットワークとが混合した構造を持
つ。低分子液晶はポリマーネットワークの液晶性側鎖か
ら規制力を受けるため電界をオフにしたときに初期状態
へもどる配向動作が速くなる。
【0030】また上記の液晶は電圧無印加時に全ての液
晶分子が概略一方向に配列していることが好ましい。す
なわち、液晶を初期配向させることにより屈折率変化量
を大きくすることができる。図20は、液晶を初期配向
させた状態を模式的に示す図で、ポリマーネットワーク
の液晶性側鎖と低分子液晶とが、電圧無印加時に概略一
方向に配向した構造となっている。特に電圧無印加時の
液晶の配向方向を電圧印加時に液晶分子が揃う方向(電
界方向)とほぼ垂直に設定することで、電圧印加によっ
て屈折率変化量を大きく取ることができる。これによ
り、θ2の変化量を大きくすることができ、その結果、
光出射部へ入射する角度φ1の変化量を大きくすること
ができるので、高いS/N比を得ることができる(請求
項2)。
【0031】また信号による前記屈折率可変物質の屈折
率変化を、前記入射光が前記導光部材と屈折率可変物質
との界面で透過及び全反射する範囲で行うので、高いS
/N比を得ることができる(請求項3)。
【0032】また信号による前記屈折率可変物質の屈折
率変化を、前記入射光が前記導光部材と屈折率可変物質
との界面で全反射しない範囲で行うことで、導光部材の
屈折率の制約が少ないため、安価な材料を用いてデバイ
スおよびシステムを実現することができる(請求項
4)。
【0033】また、信号による屈折率可変物質の屈折率
変化を、反射部で反射した光が光出射部において導光部
材とそれに接触する外部物質との界面で全反射する第一
の状態と、全反射しない第二の状態とを取ることができ
る範囲で行うことが好ましい。この場合、θ2の変化量
に比べて出射角の変化量が非常に大きくなり、さらに高
いS/N比が得られる(請求項5)。
【0034】上記において、光入射部と光出射部とが互
いに平行でない面で構成されていることが好ましい。こ
のようにすることにより出射角の変化量をより大きくす
ることができるので、より高いS/N比が得られる(請
求項6)。
【0035】出射光を第二の導光部材を介して外部へ出
すことができる第二の光出射部を設けることが好まし
い。光出射部から出射した光は、再び第二の導光部材に
入射し、第二の光出射部から出射するため、S/N比の
高い光路切替素子を提供できる(請求項7)。
【0036】さらに上記において、光入射部に光学的接
合し、導光部材と屈折率が概略等しい平板導光体を設け
ることが製造の容易さから好ましい。この場合、平板導
光体と反射部材とこの間に狭持された屈折率可変物質と
によって構成されるデバイスを作製した後に、導光部材
を光学的に接触させればよいので、複雑な形状の導光部
材を用いてデバイスを作製するよりは格段に製造が容易
となる(請求項8)。
【0037】反射部が一辺を共有する2つの面によって
構成され、光入射部から屈折率可変物質に進入した入射
光と光入射部を構成する面の法線とのなす角度の動作範
囲における最大値をθ2maxとすると、反射部を構成する
少なくとも1つの面の法線と光入射部を構成する面の法
線とのなす角度が90°−θ2max以下であることが好ま
しい。このようにすることによって反射部から光入射部
までの距離を小さくすることができるので、屈折率可変
物質に与えるエネルギー(駆動エネルギー)を小さくす
ることができる(請求項9)。
【0038】さらに、反射部が、屈折率可変物質に信号
を印加する単位要素に対して、複数組の面を有している
ことが好ましい。このようにすることによって反射部か
ら光入射部までの距離をさらに小さくすることができる
ので、駆動エネルギーをより小さくすることができる
(請求項10)。
【0039】本発明による光路切替素子を一次元もしく
は二次元に配列することで空間光変調器を構成すること
ができる。このような空間光変調器は構造が簡単であ
り、また使用する部材の制約が少ないために、耐久性が
高く安価なものとなる。一次元に配列した空間光変調器
は光路切替素子の配列方向に垂直な方向に走査する走査
機構を用いることで二次元の空間光変調ができるが、一
次元の空間光変調器は二次元の空間光変調器に比べて安
価であるため、より低コストとなる(請求項11、請求
項12)。
【0040】上記の空間光変調器と、光線入射手段およ
び空間光変調器により形成した画像をスクリーンに拡大
投影する手段を設けることにより、耐久性が高く安価な
画像表示装置を構成することができる(請求項13、請
求項14)。
【0041】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施の形態を説明するための図で、図中、1はガラス、
プラスチック等からなる光学的に透明な導光部材で、該
導光部材1は光源からの光線を屈折率可変物質5に入射
させる光入射部3、反射部6で反射した光線を導光部材
1の外部へと出射させる光出射部4を有している。この
例では光入射部3を構成する面と光出射部4を構成する
面とは平行となっている。反射部6を含む反射基板15
はSi、ガラス等からなる基板9上にガラス、プラスチ
ックまたは酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニ
ウム等のセラミックス等からなる絶縁体8で傾斜面を形
成した後、その傾斜面にAl、Ag等からなる高反射率
の金属膜7を真空蒸着、スパッタリング等の公知の方法
で形成して得ることができる。また、必要に応じてフォ
トリソエッチングによりパターンニングしてもよい。こ
の金属膜7は電極としても作用する。基板9には金属膜
7に信号電圧を印加するための駆動素子等を形成するの
が望ましい。
【0042】反射部6としては、絶縁体8が基板9を兼
ねる構成や金属板を基板として直接傾斜面を形成する構
成等も可能である。好適な傾斜面形成方法の一例を挙げ
れば、面積階調もしくは濃度諧調のパターンを形成した
フォトマスクを用いてパターンニングしてドライエッチ
ングを行う異方性エッチング法がある。屈折率可変物質
5としては、液晶分子21及びポリマーネットワーク2
2よりなる高分子安定化液晶20を用いる。液晶材料と
してはネマティック液晶、スメクティック液晶、コレス
テリック液晶等を用いることができ、単一もしくは2種
類以上の液晶性化合物や液晶性化合物以外の物質も含ん
だ混合物であってもよい。液晶性プレポリマーの液晶骨
格としては、ベンゼン環、シクロヘキサン環、シクロヘ
キセン環、ピリミジン環、ジオキサン環、ピリジン環な
どの六員環を必要に応じてエステル、アセチレン、エチ
レンなどの連結基で連結した構造で具体的にはビフェニ
ル基、シクロヘキシルビフェニル基、シクロヘキシルシ
クロヘキシルフェニル基、ターフェニル基などを挙げる
ことができる。また、官能基としてはアクリル基、メタ
クリル基、エン・チオール基などを挙げることができ
る。単官能でも多官能でも構わないが、多官能の場合、
重合後のポリマーネットワークが必要以上に強固にな
り、低分子液晶に対する規制力が強くなりすぎる場合が
あるので、単官能の方が好ましい。図2に単官能の液晶
性プレポリマーの例を示す。また、複数の液晶性プレポ
リマーの混合物でもよい。さらに、熱や紫外線による重
合を促進するための重合開始剤を添加することが好まし
い。
【0043】光入射部3には屈折率可変物質5に電圧を
印加するためのITO等からなる透明電極10が設けら
れている。屈折率可変物質5が液晶のように流動性のあ
る材料からなる時には、エポキシ樹脂等からなるシール
剤11を形成して、保持するのがよい。作製工程の一例
を示せば、導光部材1(もしくは反射基板15)の周辺
部に熱硬化性のエポキシ樹脂を一部に開口部(注入孔)
を残して印刷した後、反射基板15(もしくは導光部材
1)を貼り合わせて加熱硬化する。注入孔から液晶とプ
レポリマーとを混合した材料を注入した後、孔を接着剤
で塞ぎ、プレポリマーを熱や紫外線などで重合すれば完
成する。
【0044】図1(A)は、屈折率可変物質5の屈折率
2が導光部材の屈折率n1より大きい場合を示す図で、
屈折角θ2は式(1)に従って入射角θ1より小さくな
る。反射部6を構成する面の法線と光入射部3を構成す
る面の法線とのなす角度=反射部6を構成する面の傾斜
角αをα=θ2/2に設定しておけば、反射光は光入射
部3に垂直に入射し出射する。
【0045】図1(B)はn2がn1よりも小さくなり式
(2)が成り立つ場合を示す図である。このとき、入射
光は透明電極10と屈折率可変物質5との界面で全反射
し、図1(B)の右方へ出射する。図1(A)の出射光
が検出面に垂直に入射するように光検出器13を設置す
ると、図1(A)の場合には検出される(オン状態)
が、図1(B)の場合には検出されず(オフ状態)、良
好なS/N比が得られる。
【0046】具体的な例を示す。導光部材1を重フリン
トガラスSFS1(nd=1.918)で作製した。屈
折率可変物質5は、ネマティック液晶E7(常光屈折率
no=1.522,異常光屈折率ne=1.746)95
wt%に図3及び図4に示す液晶性単官能アクリレート
プレポリマーをそれぞれ50wt%ずつ混合した材料
(常光屈折率1.48、異常光屈折率1.555)を5w
t%添加したものを作製した光路切替素子内に充填し
た。液晶分子21は図示しない配向膜によって図1
(A)に示すように、光入射部3に対して水平で紙面に
垂直な方向に配向させ、その状態で紫外線を照射してプ
レポリマーを重合した。配向膜としてはSiO、ポリイ
ミド等の公知の材料が使用でき、少なくとも透明電極1
0および金属膜7の表面に形成するのが好ましい。
【0047】また、液晶分子を予め一方向に配列させる
方法として、前述のような配向膜を用いる方法以外に以
下に示すような方法を用いることも可能である。重合す
る際に電界を印加することで、液晶を一方向に配向する
ことができる。この時、低分子液晶に接しているプレポ
リマーの液晶骨格部は低分子液晶の配向に引きずられて
同じ方向に配向する。この状態でプレポリマーを重合す
るとプレポリマーの液晶骨格部は低分子液晶の配向方向
に倣った形で固定される。固定された液晶骨格部は低分
子液晶に対して配向膜と同等の機能を有するので、プレ
ポリマーが重合した後に電界を解除しても、低分子液晶
は重合時に印加していた電界方向に揃うことになる。
【0048】入射光取込部12と光入射部3とのなす角
ψを60°とする。図1(A)の状態でレーザ光(波長
633nm)をS偏光として入射光取込部12に垂直す
なわちθ=60°で入射させると、屈折率可変物質5
の屈折率は液晶とアクリレートの屈折率との体積平均
(≒1.737)となるので、式(1)に従ってθ
73°となる。α=36.5°に設定すると反射光は光
出射部4に対して垂直に出射して光検出器13に入射す
る。図1(B)のときには透明電極10と屈折率可変物
質5との界面で全反射する。全反射した光は、図1
(B)に示すように導光部材1の右側より出射する。
【0049】屈折率可変物質5における液晶分子21は
重合した高分子鎖から規制力が働くため高屈折率状態と
低屈折率状態との切り替えの応答速度が100μs〜1
msと、通常の液晶(数ms〜数10ms)に比べて速
くなり、そのため高速動作の光路切替素子を得ることが
できる。
【0050】以上のようにして高速でかつ、高いS/N
比の光路切替素子を得ることができる。なお上記におい
ては、入射光をS偏光としたが、P偏光であってもよ
く、その場合には電圧印加時と無印加時の光の振る舞い
が逆になる。P偏光を用いると界面反射損失が減少する
ので、光利用効率の点ではより好ましい。
【0051】(実施の形態2)本発明の第2の実施形態
を図5に基づき説明する。光入射部3には屈折率可変物
質5に電圧を印加するためのITO等からなる透明電極
10が設けられている。屈折率可変物質5が液晶のよう
に流動性のある材料からなる時には、エポキシ樹脂等か
らなるシール剤11を形成して、保持するのがよい。作
製工程の一例を示せば、導光部材1(もしくは反射基板
15)の周辺部に熱硬化性のエポキシ樹脂を一部に開口
部(注入孔)を残して印刷した後、反射基板15(もし
くは導光部材1)を貼り合わせて加熱硬化する。注入孔
から液晶とプレポリマーとを混合した材料を注入した
後、孔を接着剤で塞ぎ、プレポリマーを熱や紫外線など
で重合すれば完成する。
【0052】図5(A)は、屈折率可変物質5の屈折率
2が導光部材の屈折率n1より大きい場合で、屈折角θ
2は式(1)に従って入射角θ1より小さくなる。反射部
6を構成する面の法線と光入射部3を構成する面の法線
とのなす角度=反射部6を構成する面の傾斜角αをα=
θ2/2に設定しておけば、反射光は光入射部3に垂直
に入射し出射する。
【0053】図5(B)は、n2がn1と概略同程度の場
合でθ2はθ1にほぼ等しいため図5(A)の時よりも反
射角が大きくなり、反射光は光出射部4に対して概略φ
=θ1−θ2の角度で入射し、導光部材1に接触してい
る外部物質2が空気(na=1)の場合には出射角φ2
sin-1(n1sinφ1)で出射する。図5(A)の出射
光が検出面に垂直に入射するように光検出器13を設置
すると、図5(A)の場合には検出される(オン状態)
が、図5(B)の場合にはほとんど検出されず(オフ状
態)、良好なS/N比が得られる。
【0054】具体的な例を示す。導光部材1をクラウン
ガラスBK7(nd=1.517)で作製した。屈折率
可変物質5は、ネマティック液晶E7(常光屈折率no
=1.522,異常光屈折率ne=1.746)95wt
%に図3及び図4に示す液晶性単官能アクリレートプレ
ポリマーをそれぞれ50wt%ずつ混合した材料(常光
屈折率1.48、異常光屈折率1.555)を5wt%添
加したものを作製して光路切替素子内に充填した。液晶
分子21は図示しない配向膜によって図5(A)に示す
ように、光入射部3に対して水平で紙面に垂直な方向に
配向させ、その状態で紫外線を照射してプレポリマーを
重合した。配向膜としてはSiO、ポリイミド等の公知
の材料が使用でき、少なくとも透明電極10および金属
膜7の表面に形成するのが好ましい。
【0055】ここで入射光取込部12と光入射部3との
なす角ψを60°とする。図5(A)の状態でレーザ光
(波長633nm)をS偏光として入射光取込部12に
垂直すなわちθ1=60°で入射させると、屈折率可変
物質の屈折率は液晶とアクリレートの屈折率との体積平
均(≒1.737)となるので、式(1)に従ってθ2
49°となる。α=24.5°に設定すると反射光は光
出射部4に対して垂直に出射して光検出器13に入射す
る。図5(B)のときにはφ1は約11°となり出射角
φ2は約17°で出射する。第一の実施形態では透明電
極10と屈折率可変物質5との界面で全反射させるた
め、導光部材1として光学的に透明で屈折率の大きい材
料を用いる必要があった。しかし光学的に透明でしかも
屈折率の大きい材料はコストが高いという問題がある。
本実施形態では第一の実施形態のように透明電極10と
屈折率可変物質5の界面での全反射を使わないため、B
K7等の屈折率が小さくコストの安い導光部材を用いる
ことができる。
【0056】屈折率可変物質5における液晶分子21
は、重合した高分子鎖から規制力が働くため高屈折率状
態と低屈折率状態との切り替えの応答速度が通常の液晶
に比べて速くなり、そのため高速動作の光路切替素子を
得ることができる。以上のようにして安価に、高速でか
つS/N比の高い光路切替素子を得ることができる。
【0057】(実施の形態3)図6は、本発明の第3の
実施形態を説明するための図である。本実施形態は、上
記第2の実施形態と異なり、光入射部3を構成する面と
光出射部4を構成する面が平行ではない。その他の設定
は第1の実施形態と同様である。また光出射部4を構成
する面と光入射部3を構成する面とのなす角βをβ=4
0°に設定してある。そのほかは第2の実施形態と同じ
である。
【0058】入射光を入射光取込部12に対して垂直に
入射させると、図6(A)の場合には光出射部4より出
射角φ2は77°で出射する。図6(B)の場合には出
射光の出射角はφ2=47°となって光検出器13で検
出される。この場合図6(A)と図6(B)とで出射角
の差が30°と、第2の実施形態に比べて大きくなるの
で、出射エリアが大きい場合でも漏れ光が検出されるこ
とが少なくなり、S/N比の低下を少なくすることがで
きる。
【0059】(実施の形態4)図7は、本発明の第4の
実施の形態を説明するための図である。基本的な構成は
第3の実施の形態と同様であるが、光出射部4を構成す
る面と光入射部3を構成する面とのなす角βをβ=45
°と大きくしている。図7(A)の時には反射光は光出
射部4に対してφ1=45°で入射する。この時外部物
質2が空気(na=1)の場合には下式(3)を満たす
ので、反射光は光出射部4において全反射する。 sinφ≧na/n1 …(3) また図7(B)のときにはφ2=58°で出射する。こ
の場合出射角の差は、180°−(45°+58°)=
77°となるので、ほとんど漏れ光を検出することはな
く、高いS/N比を得ることができる。
【0060】(実施の形態5)図8は、本発明の第5の
実施の形態を説明するための図である。図8において、
17は導光部材1と同じ材質からなる第2の導光部材
で、18は出射光を第2の導光部材を介して外部へ出す
ことができる第2の光出射部である。この例では光出射
部4と第2の導光部材17(ともに入射光の波長程度の
平滑度で仕上げている)をラフに密着させることによっ
て、入射光の波長程度の空隙(空気層)を持たせてい
る。また、第2の光出射部18を構成する面は光入射部
3を構成する面とほぼ平行となるようにしている。ま
た、光入射面と光出射面とのなす角βはβ=34°、反
射部を構成する面の傾斜角αをα=30°とした。その
他の設定は第4の実施形態と同様である。
【0061】図8(B)の時には、光出射部4から出射
した光はほぼ直進(実際には波長程度平行移動する)し
て、再び第2の導光部材17に入射し、第2の光出射部
18から波長による光路のずれなく垂直に出射する。図
8(A)の時には、第4の実施形態と同様に反射基板1
5で反射した光は光出射部4と空隙部の空気層との界面
で全反射する。この場合図8(A)と図8(B)とで出
射角の差が90°を超えるので、漏れ光を検出すること
はなく、非常に高いS/N比を得ることができる。
【0062】(実施の形態6)図9は、本発明の第6の
実施の形態を説明するための図で、図中、19は導光部
材1と屈折率が概略等しい平板導光体で、導光部材1と
は光学的接合がなされている。その他の構成は第4の実
施形態と同様であり、動作原理も同じである。光学的接
合とは使用する光の波長に比べて両部材間の間隙が充分
に小さいほどに密着している状態であって、具体的に
は、流動性のある物体を両者間に介在させることによっ
て得ることができる。流動性のある物体は両部材との密
着を確保した後に固化しても構わない。より具体的に
は、流動性のある物体として、屈折率が概略導光部材1
及び平板導光体19と等しい揮発性の低い液体あるいは
光硬化性接着剤を用いるのが好適である。この実施形態
においては、屈折率可変物質5と接するのは平板導光体
19であるので、透明電極10は平板導光体19上に形
成される。この場合導光部材1の接合は最後に行えばよ
いので、デバイスの主要部分の作製を複雑な形状の導光
部材を用いないで行うことができるため、歩留まりが向
上し、コストを低減することができる。
【0063】(実施の形態7)図10は、本発明の第7
の実施の形態を説明するための図で、この場合、反射部
6が一辺を共有する2つの面(反射面16及び逆傾斜面
14)によって構成され、屈折率可変物質5に進入した
入射光と光入射部3を構成する面の法線とのなす角度
(屈折角)θ2の動作範囲における最大値をθ2maxとす
ると、前記反射部6を構成する少なくとも1つの面(こ
の例では逆傾斜面14)の法線と前記光入射部3を構成
する面の法線とのなす角度=逆傾斜面の傾斜角γが90
°−θ2max以下となっている。その他の構成は第3の実
施形態と同様である。この場合、θ 2max=θ1=60°
であるので、γを30°以下に設定すると、光入射部3
における入射光の照射エリアAは第1の実施形態と同じ
であるため、反射面16の底辺から導光部材1の光入射
部3までの距離、すなわち屈折率可変物質5の最大層厚
maxを小さくすることができ、駆動電圧を低くするこ
とができる。
【0064】(実施の形態8)図11は、本発明の第8
の実施の形態を説明するための図で、この場合、図10
の実施形態における照射エリアAに対向する領域に反射
面16及び逆傾斜面14を複数組(図11では2組)設
けている。図11から明らかなように、照射エリアAが
図10と等しい場合には、tmaxがさらに小さくなり、
より駆動電圧を低減できる。
【0065】本発明においては、導光部材の屈折率は屈
折率可変物質(液晶)の最小の屈折率(no)と同等も
しくはそれより小さくてもよいため、上記実施形態では
最も典型的な光学ガラスであるBK7を用いた例を挙げ
たが、特開2000−171813号公報に開示されて
いるような導光部材と液晶との界面での全反射を利用す
る従来技術を用いて、上記実施形態と同じ液晶(E7)
と入射角(60°)を適用した場合には屈折率が1.7
6以上の導光部材を用いなければならず、コストアップ
につながる。
【0066】(実施の形態9)図12は、本発明の第9
の実施の形態を説明するための図で、図中、30は一次
元空間光変調器で、図12(A)はその一次元空間変調
器の斜視図、図12(B)は図12(A)の一次元空間
光変調器をB方向から見た図、図12(C)は図12
(A)の一次元空間光変調器をC方向から見た図であ
る。本実施形態の基本的な構成は第7の実施の形態と同
様であるが、個別電極を兼ねる金属膜7が一次元アレイ
状に配置されている。基板には各個別電極に接続され、
それらに選択的に信号を供給するための駆動素子が設け
られるのが好ましい。アレイ状に配列した各個別電極
(金属膜7)に選択的に電圧信号を印加することによっ
て、選択された個別電極からの反射光のみが光出射部4
から出射し、ライン状の光のON/OFF(空間光変
調)ができる。個別電極が配列している方向と垂直な方
向に走査する走査装置と組み合わせることで二次元の空
間光変調ができる。
【0067】また、図13に示すように、空間光変調器
30の個別電極(金属膜7)への駆動信号供給とガルバ
ノミラー等からなる走査機構33の駆動を画像信号に基
づいて制御し、得られた二次元空間光変調された光線を
投影レンズ34によってスクリーン35に投影すること
で、画像表示装置を形成することができる。図13にお
いて、光源31にはレーザ、LED、ランプ等を用いる
ことができる。また、コリメートレンズ32を光インテ
グレータとしてもよく、これらの後段には図示しない偏
光変換光学系を付与してもよい。
【0068】(実施の形態10)図14は、本発明の第
10の実施の形態を説明するための図で、二次元空間光
変調器の斜視概略図である。基本的な構成は図12と同
様であるが、個別電極を兼ねる金属膜7が二次元アレイ
状に配置されている。反射基板15には各個別電極に接
続され、それらに選択的に信号を供給するための駆動素
子が設けられるのが好ましい。アレイ状に配列した各個
別電極に選択的に電圧信号を印加することによって、選
択された個別電極(金属膜7)からの反射光のみが光出
射部4から出射し、面状の光のON/OFF(空間光変
調)ができる。この場合、空間光変調器40だけで二次
元の空間光変調ができるため、図13に示したような走
査機構は不要で、光出射部の外側に投影レンズを設置
し、スクリーンに投影することで画像表示装置を形成す
ることができる。
【0069】なお、図12,図14に示した例では導光
部材1を共通にして一つにしているが、導光部材を各光
路切替素子ごとに分割しても構わない。また、上記一次
元アレイ状の空間光変調器40もしくは二次元アレイ状
の空間光変調器を使った画像表示装置では、赤、緑、青
など複数の波長の入射光を使い、時分割で各色の画像を
表示したり(フィールドシーケンシャル方式)、複数の
空間光変調器を設けて各色の画像を同時に投影すること
で、フルカラー画像を表示することもできる。
【0070】(実施例1)図15は、二次元空間光変調
器の製作工程の一例を説明するための図で、該二次元空
間光変調器は以下のようにして作製した。 (1)反射部材の作製 図15(A)に示すように、Si基板9の表面にMOS
FETによる駆動素子51を複数個形成し、その上にC
VD法により5μm厚の酸化シリコンによる絶縁体8を
堆積した。次に、面積階調のパターンを形成したフォト
マスクを用いてパターンニングしてドライエッチングを
行うことによって傾斜面およびコンタクトホール52を
形成した。そしてメタルCVDによる穴埋めを行った
後、スパッタリングによりアルミニウムを0.1μm厚
で堆積し、反射膜兼個別電極(金属膜7)となるように
パターンニングした。この上にスピンコートにより0.
1μm厚のポリイミド膜を形成し、ラビングを行うこと
により配向膜53を形成した。
【0071】(2)セルの作製 図15(B)に示すように、重フリントガラス(SFS
1)からなる平板導光体19の片面に50nm厚のIT
Oからなる透明電極10およびポリイミドからなる配向
膜54を形成したものと、図15(A)に示した反射部
材とを、エポキシ樹脂からなるシール材11を用いて貼
り合わせ、空セルを作製した。シール材の一部には注入
孔を設けた。
【0072】(3)液晶の注入 図15(C)に示すように、図15(B)に示した空セ
ル内を真空排気した後、液晶(E7)と図16及び図1
7に示す液晶性プレポリマーをそれぞれ50wt%ずつ
混合した物質(常光屈折率no=1.511、異常光屈
折率ne=1.663)との混合物(液晶濃度95wt
%)を注入し、注入孔を封止した。
【0073】(4)重合 図15(D)に示すように、高圧水銀ランプによりUV
光(400mW/cm 2)56を照射し、液晶性プレポ
リマーを重合した。
【0074】(5)導光部材の接合 図15(E)に示すように、平板導光体19の上面に光
硬化性接着剤を用いて、重フリントガラス(SFS1)
でできた導光部材1を接合した。上述のようにして作製
した空間光変調器を用いて、以下のように画像表示を行
った。
【0075】断面がほぼ長方形となるように整形された
レーザ光(波長633nm)をS偏光として光入射部3
より入射した。駆動素子51により画像データに応じて
選択的に個別電極(金属膜7)に電圧(5V)を印加し
たところ、光出射部4から空間変調された出力光が取り
出され、(図示しない)投影レンズによりスクリーンに
拡大投影画像(2値)を得ることができた。
【0076】(実施例2)図18は、二次元空間光変調
器の製作工程の他の例を説明するための図で、該二次元
空間変調器は以下のようにして作製した。 (1)反射部材の作製 図18(A)に示すように、Si基板9の表面にMOS
FETによる駆動素子51を複数個形成し、その上にC
VD法により5μm厚の酸化シリコンによる絶縁体8を
堆積した。次に、面積階調のパターンを形成したフォト
マスクを用いてパターンニングしてドライエッチングを
行うことによって傾斜面およびコンタクトホール52を
形成した。メタルCVDによる穴埋めを行った後、スパ
ッタリングによりアルミニウムを0.1μm厚で堆積
し、反射膜兼個別電極(金属膜7)となるようにパター
ンニングした。この上にスピンコートにより0.1μm
厚のポリイミド膜を形成し、ラビングを行うことにより
配向膜53を形成した。
【0077】(2)セルの作製 図18(B)に示すように、クラウンガラス(BK7)
からなる平板導光体19の片面に50nm厚のITOか
らなる透明電極10およびポリイミドからなる配向膜5
4を形成したものと、図18(A)に示した反射部材と
をエポキシ樹脂からなるシール材11を用いて貼り合わ
せ、空セルを作製した。シール材の一部には注入孔を設
けた。
【0078】(3)注入 図18(C)に示すように、図18(B)に示した空セ
ル内を真空排気した後、液晶(E7)と図16及び図1
7に示す液晶性プレポリマーをそれぞれ50wt%ずつ
混合した物質(常光屈折率no=1.511、異常光屈
折率ne=1.663)との混合物(液晶濃度95wt
%)を注入し、注入孔を封止した。
【0079】(4)重合 図18(D)に示すように、高圧水銀ランプによりUV
光(400mW/cm 2)56を照射し、高分子分散液
晶による屈折率可変物質5を形成した。
【0080】(5)導光部材の接合 図18(E)に示すように、平板導光体19の上面に光
硬化性接着剤を用いて、導光部材1及び第2の導光部材
17を接合した。上述のようにして作製された空間光変
調器を用いて、以下のように画像表示を行った。
【0081】断面がほぼ長方形となるように整形された
レーザ光(波長633nm)をS偏光として光入射部3
より入射した。駆動素子51により画像データに応じて
選択的に個別電極(金属膜7)に電圧(5V)を印加し
たところ、第2の光出射部18から空間変調された出力
光が取り出され、(図示しない)投影レンズによりスク
リーンに拡大投影画像(64諧調)を得ることができ
た。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光路切替素子によれば、導光部材を介した光入射部
と、該光入射部から入った入射光を反射する反射部と、
該反射部で反射した光を、前記導光部材を介して出射光
として外部へ出す光出射部とよりなり、前記反射部を含
む光路中に屈折率可変物質を封入し、該屈折率可変物質
に情報に応じて信号を与え屈折率変化を生じせしめる信
号入力手段を具備する光路切替素子において、前記屈折
率可変物質が高分子安定化液晶であることとしたので、
構造が簡単で耐久性や光利用効率が高く、高速で動作す
るS/N比の高い光路切替素子を提供することができ
る。また電圧無印加時に全ての液晶分子を概略一方向に
配列させることにより、上記に加えさらに、S/N比を
高くできる光路切替素子を提供することができる。
【0083】さらに本発明に光路切替素子によれば、信
号による前記屈折率可変物質の屈折率変化を、入射光が
導光部材と屈折率可変物質との界面で透過および全反射
する範囲で行うことにより、よりS/N比の高い光路切
替素子を提供することができる。
【0084】また信号による屈折率可変物質の屈折率変
化を、前記入射光が前記導光部材と屈折率可変物質との
界面で全反射しない範囲で行うことにより、安価な材料
で構成でき、部材コストの低い光路切替素子を提供する
ことができる。
【0085】また信号による屈折率可変物質の屈折率変
化を、反射部で反射した光が光出射部において導光部材
とそれに接触する外部物質との界面で全反射する第一の
状態と、全反射しない第二の状態とを取ることができる
範囲で行うことにより、よりS/N比を高くできる光路
切替素子を提供することができる。
【0086】また光入射部と光出射部とが互いに平行で
ない面で構成することにより、さらにS/N比を高くで
きる光路切替素子を提供することができる。また出射光
を第二の導光部材を介して外部へ出すことができる第2
の光出射部を設けたので、S/N比の高い光路切替素子
を提供することができる。また導光部材に光学的接合
し、導光部材と屈折率が概略等しい平板導光体を設ける
ことにより、上記に加え、製造が容易な光路切替素子を
提供することができる。
【0087】また反射部が一辺を共有する2つの面によ
って構成され、屈折率可変物質に進入した入射光と光入
射部を構成する面の法線とのなす角度の動作範囲におけ
る最大値をθ2maxとした時、反射部を構成する少なくと
も1つの面の法線と光入射部を構成する面の法線とのな
す角度が90°−θ2max以下であるようにすることによ
り、駆動エネルギーを小さくできる光路切替素子を提供
することができる。
【0088】また反射部が、屈折率可変物質に信号を印
加する単位要素に対して、複数組の面を有するように構
成することにより、さらに駆動エネルギーを小さくでき
る光路切替素子を提供することことができる。
【0089】また本発明の光路切替素子を二次元アレイ
状に配列したので、構造が簡単で耐久性が高く、部材コ
ストを低減でき、光利用効率の高い空間光変調器を提供
することができる。またこの空間光変調器により形成し
た画像をスクリーンに投影するようにすることにより、
耐久性が高く、低コストで光利用効率の高い画像表示装
置を提供することができる。
【0090】また本発明の光路切替素子を一次元アレイ
状に配列することにより、製造歩留まりが高く低コスト
な空間光変調器を提供することができる。またこの空間
光変調器から出射した光線を垂直方向に走査してスクリ
ーンに投影し、二次元画像を得るようにすることによ
り、低コストな画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を説明するための図
である。
【図2】 本発明に適用可能な単官能の液晶性プレポリ
マーの例を示す図である。
【図3】 本発明の実施例に用いる液晶性単官能アクリ
レートプレポリマーを示す図である。
【図4】 本発明の他の実施例に用いる液晶性単官能ア
クリレートプレポリマーを示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態を説明するための図
である。
【図6】 本発明の第3の実施形態を説明するための図
である
【図7】 本発明の第4の実施形態を説明するための図
である。
【図8】 本発明の第5の実施形態を説明するための図
である。
【図9】 本発明の第6の実施形態を説明するための図
である。
【図10】 本発明の第7の実施形態を説明するための
図である。
【図11】 本発明の第8の実施形態を説明するための
図である。
【図12】 本発明の第9の実施形態を説明するための
図である。
【図13】 本発明の画像表示装置の一実施形態を説明
するための図である。
【図14】 本発明の第10の実施形態を説明するため
の図である。
【図15】 二次元空間光変調器の製作工程の一例を説
明するための図である。
【図16】 本発明の実施例に用いる液晶性プレポリマ
ーを示す図である。
【図17】 本発明の他の実施例に用いる液晶性プレポ
リマーを示す図である。
【図18】 二次元空間光変調器の製作工程の他の例を
説明するための図である。
【図19】 高分子安定化液晶の構造を模式的に示す図
である。
【図20】 液晶を初期配向させた状態を模式的に示す
図である。
【図21】 従来の空間光変調器の一例を示す平面図で
ある。
【図22】 図21に示した空間光変調器におけるひと
つの回転鏡を示す断面図である。
【図23】 従来の光路切替素子の一例における動作説
明図である。
【図24】 従来の光路切替素子の他の例の概略構成を
示す図である
【図25】 従来の光路切替素子の更に他の例を示す図
である。
【符号の説明】
1…導光部材、2…外部物質、3…光入射部、4…光出
射部、5…屈折率可変物質、6…反射部、7…金属膜、
8…絶縁体、9…基板、10…透明電極、11…シール
剤、12…入射光取込部、13…光検出器、14…逆傾
斜面、15…反射基板、16…反射面、17…第2の導
光部材、18…第2の光出射部、19…平板導光体、2
0…高分子安定化液晶、21…液晶分子、22…ポリマ
ーネットワーク、30,40…空間光変調器、31…光
源、32…コリメートレンズ、33…走査機構、34…
投影レンズ、35…スクリーン、51…駆動素子、52
…コンタクトホール、53,54…配向膜、56…UV
光、101…方形トーションビーム反射表面、102…
支持ポスト、103…ヒンジ、104…接地電極、10
5…ポスト、106…ポスト、107…アドレス電極、
108…金属層、109…基板層、110…駆動部、1
11…プリズム、111a…反射面、112…抽出面、
120…導光部材、121…光線、122,123…出
射光、124…全反射面、130…導光体、131…入
射光(直線偏光)、132…全反射光、133…反射
光、134…透明電極、140…液晶、141…反射
膜、150…液晶駆動用IC基板、151…電極端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA31 EA40 GA06 HA01 HA02 HA04 HA28 HA30 KA05 MA20 2H091 FA23Z FA41Z GA01 GA02 GA07 GA13 LA30

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光部材を介した光入射部と、該光入射
    部から入った入射光を反射する反射部と、該反射部で反
    射した光を前記導光部材を介して出射光として外部へ出
    す光出射部とよりなり、前記反射部を含む光路中に屈折
    率可変物質を封入し、該屈折率可変物質に情報に応じて
    信号を与え屈折率変化を生じせしめる信号入力手段を具
    備する光路切替素子において、前記屈折率可変物質が、
    側鎖に液晶性部位を有する高分子と、低分子液晶との混
    合物による高分子安定化液晶であることを特徴とする光
    路切替素子。
  2. 【請求項2】 前記高分子安定化液晶における全ての液
    晶分子及び液晶性部位が、前記屈折率変化を生じせしめ
    るための電圧が無印加時に概略一方向に配列しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光路切替素子。
  3. 【請求項3】 前記信号による前記屈折率可変物質の屈
    折率変化を、前記入射光が前記導光部材と前記屈折率可
    変物質との界面で透過及び全反射する範囲で行うことを
    特徴とする請求項1または2に記載の光路切替素子。
  4. 【請求項4】 前記信号による前記屈折率可変物質の屈
    折率変化を、前記入射光が前記導光部材と前記屈折率可
    変物質との界面で全反射しない範囲で行うことを特徴と
    する請求項1または2に記載の光路切替素子。
  5. 【請求項5】 前記信号による前記屈折率可変物質の屈
    折率変化を、前記反射部で反射した光が前記光出射部に
    おいて前記導光部材とそれに接触する外部物質との界面
    で全反射する第一の状態と、全反射しない第二の状態と
    を取ることができる範囲で行うことを特徴とする請求項
    4に記載の光路切替素子。
  6. 【請求項6】 前記光入射部と前記光出射部とが互いに
    平行でない面で構成されていることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか1に記載の光路切替素子。
  7. 【請求項7】 前記出射光を第2の導光部材を介して外
    部へ出すことができる第2の光出射部を設けることを特
    徴とする請求項4乃至6のいずれか1に記載の光路切替
    素子。
  8. 【請求項8】 前記光入射部に光学的接合し、前記導光
    部材と屈折率が概略等しい平板導光体を設けたことを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれか1に記載の光路切
    替素子。
  9. 【請求項9】 前記反射部が一辺を共有する2つの面に
    よって構成され、前記屈折率可変物質に進入した入射光
    と前記光入射部を構成する面の法線とのなす角度の動作
    範囲における最大値をθ2maxとすると、前記反射部を構
    成する少なくとも1つの面の法線と前記光入射部を構成
    する面の法線とのなす角度が90°−θ2max以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1に記載
    の光路切替素子。
  10. 【請求項10】 前記反射部が、前記屈折率可変物質に
    信号を印加する単位要素に対して、複数組の面を有して
    いることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1に
    記載の光路切替素子。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1に記載
    の光路切替素子が二次元アレイ状に配列されていること
    を特徴とする空間光変調器。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10のいずれか1に記載
    の光路切替素子が一次元アレイ状に配列されていること
    を特徴とする空間光変調器。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の空間光変調器と、
    該空間光変調器に光線を入射させる手段と、該空間光変
    調器により形成した画像をスクリーンに投影し表示する
    手段とを有することを特徴とする画像表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の空間光変調器と、
    該空間光変調器に光線を入射させる手段と、該空間光変
    調器から出射した光線を該空間光変調器の光路切替素子
    の整列方向に対して垂直な方向に走査する走査機構と、
    該走査機構から出射した光線をスクリーンに投影し表示
    する手段とを有することを特徴とする画像表示装置。
JP2001346268A 2001-11-12 2001-11-12 光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置 Pending JP2003149621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346268A JP2003149621A (ja) 2001-11-12 2001-11-12 光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346268A JP2003149621A (ja) 2001-11-12 2001-11-12 光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003149621A true JP2003149621A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19159473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001346268A Pending JP2003149621A (ja) 2001-11-12 2001-11-12 光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003149621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019082679A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 立体映像表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019082679A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 立体映像表示装置
US10838223B2 (en) 2017-10-31 2020-11-17 Lg Display Co., Ltd. Stereoscopic display device having a barrier panel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4728515B2 (ja) 光路素子、空間光変調器および画像表示装置
JP3909812B2 (ja) 表示素子及び露光素子
US7773291B2 (en) Light filter/modulator and array of filters/modulators
JP2002156617A (ja) 画像表示装置
JP4282263B2 (ja) 光路切替装置および画像表示装置
US20110228375A1 (en) Laser illumination module with integrated intensity modulator
JP2003149621A (ja) 光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置
JP4950396B2 (ja) 光路切替素子、空間光変調器、及び画像表示装置
JP2002311410A (ja) 光スイッチング素子、空間光変調器および画像表示装置
JP4348806B2 (ja) 光学装置
JP4014396B2 (ja) 光路切替素子、および該素子を用いた空間光変調器
JP2003149620A (ja) 光路切替素子、空間光変調器及び画像表示装置
JP2003279947A (ja) 光偏向素子、光路切替デバイスおよび画像表示装置
WO2000039632A1 (fr) Afficheur a cristaux liquides a reflexion
JP2003255410A (ja) 光路切替素子、空間光変調器および画像表示装置
JP3231616B2 (ja) 偏向素子および投写型表示装置
JP3970067B2 (ja) 光路切替素子、空間光変調器および画像表示装置
JP4043260B2 (ja) 光路切替装置、空間光変調器および画像表示装置
JP4785023B2 (ja) 光路切替素子、空間光変調器、及び画像表示装置
JPH04181231A (ja) 導波路型電気光学デバイス
JP2003202537A (ja) 光路切替素子、空間光変調器および画像表示装置
JP2003066406A (ja) 光路切替素子、空間光変調器、及び画像表示装置
JP2003329994A (ja) 光路切替素子、空間光変調器および画像表示装置
JP4063547B2 (ja) 光路切替素子、空間光変調器および画像表示装置
JP2003315852A (ja) 光路切替素子、光路切替素子の駆動方法、空間光変調器および画像表示装置