JP2003149594A - レーザ照明光学系及びそれを用いた露光装置、レーザ加工装置、投射装置 - Google Patents

レーザ照明光学系及びそれを用いた露光装置、レーザ加工装置、投射装置

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JP2003149594A
JP2003149594A JP2001351686A JP2001351686A JP2003149594A JP 2003149594 A JP2003149594 A JP 2003149594A JP 2001351686 A JP2001351686 A JP 2001351686A JP 2001351686 A JP2001351686 A JP 2001351686A JP 2003149594 A JP2003149594 A JP 2003149594A
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JP2001351686A
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Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
Kenji Kameyama
健司 亀山
Ikuo Kato
幾雄 加藤
Keishin Aisaka
敬信 逢坂
Yasuyuki Takiguchi
康之 滝口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザアレイ光源を用いたレーザ照明光学系に
おいて、レーザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束に起
因する干渉縞を減らし、照度の均一化を図る。 【解決手段】本発明は、少なくともレーザアレイ光源1
1と、ホログラム素子12で構成されるレーザ照明光学
系であって、レーザアレイ光源11のアレイ方向と垂直
な光束成分がホログラム素子12によってガウシアンプ
ロファイルから均一強度の光束に変換され、被照射部1
3上で各レーザ光束のアレイ方向に平行な光束成分がピ
ーク強度の1/e倍となる距離をWとすると、各レー
ザ光束の被照射部でのプロファイルのピッチPが、0<
P≦Wの条件を満たすように、隣接する光束を重ね合わ
せることを特徴としており、レーザアレイ光源のアレイ
垂直方向の光束を変調ピッチのホログラム素子でビーム
プロファイルを変換させるため、被照射部で干渉縞が発
生しにくく、照明性能が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザを光源とし
て被照射部における照度を均一化したレーザ照明光学系
と、それを用いた露光装置、レーザ加工装置、投射装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザを光源とした投射装置は、レーザ
の発振スペクトルが狭いために色純度の高い投射が期待
される。その一方で、レーザは干渉性が高いため、光束
を分割してから合成すると干渉縞が発生することがあ
る。例えば、一本のレーザビームを通常のフライアイレ
ンズ光学系で照度均一化すると、被照射部で干渉縞が見
られる。また、例えば特開平8−94839号公報に記
載のホログラム素子では、レーザビームの一部分を被照
射部で重ね合わせており、干渉を小さく抑える構成を開
示しているが、上記公報の構成でも干渉縞がなくなるわ
けではない。
【0003】一方、比較的小型で光出力の高いレーザ光
源としてレーザアレイ光源(特に半導体レーザアレイ光
源)が期待されており、このレーザアレイ光源とフライ
アイレンズ等を組み合わせることにより被照射部におけ
る照度を均一化したレーザ照明光学系を構成することが
可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レーザ照明光学系にお
いて、レーザアレイを光源として用いた場合、光共振器
の異なる光源から光が発振されるため、アレイ間の光の
干渉は無い。このため、干渉縞が被照射部で複数重なる
ことになる。レーザアレイ数が多いほど干渉縞は目立た
なくなるが、アレイ数やフライアイレンズ系の組み合わ
せによっては干渉縞を低減することが難しい。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、レーザアレイ光源を用いたレーザ照明光学系にお
いて、レーザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束に起因
する干渉縞を減らし、照度の均一化を図ることを課題と
している。
【0006】より詳しくは、請求項1に係る発明は、レ
ーザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束に起因する干渉
縞を減らし、簡素な構成で照度均一化できるレーザ照明
光学系を提供することを目的とする。また、請求項2に
係る発明は、広がり角の大きいレーザ光源でもホログラ
ム素子が設置しやすく、レーザアレイ光源のアレイ垂直
方向の光束に起因する干渉縞を減らし、簡素な構成で照
度均一化できるレーザ照明光学系を提供することを目的
とする。さらに請求項3に係る発明は、レーザアレイ光
源のアレイ垂直方向の光束に起因する干渉縞を減らし、
簡素な構成で照度均一化でき、かつ、照明系を小型化さ
せることができるレーザ照明光学系を提供することを目
的とする。さらに請求項4に係る発明は、レーザアレイ
光源のアレイ垂直方向の光束に起因する干渉縞を減ら
し、簡素な構成で照度均一化でき、かつ、照明光学系を
さらに小型化させることができるレーザ照明光学系を提
供することを目的とする。
【0007】請求項5に係る発明は、照明光学系の照度
が均一で、レチクルなどへの照明性能の良好な露光装置
を提供することを目的とする。また、請求項6に係る発
明は、照明光学系の照度が均一で、干渉縞がなく照度均
一性が高いレーザ加工装置を提供することを目的とす
る。さらに請求項8に係る発明は、照明光学系の照度が
均一で、空間変調器(ライトバルブ)上で干渉縞が発生
せず照明性能が良好な投射装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、少なくともレーザアレイ光
源と、ホログラム素子で構成されるレーザ照明光学系で
あって、前記レーザアレイ光源のアレイ方向と垂直な光
束成分が前記ホログラム素子によってガウシアンプロフ
ァイルから均一強度の光束に変換され、被照射部上で各
レーザ光束のアレイ方向に平行な光束成分がピーク強度
の1/e倍となる距離をWとすると、各レーザ光束の
被照射部でのプロファイルのピッチPが、0<P≦Wの
条件を満たすように、隣接する光束を重ね合わせること
を特徴とするものである。
【0009】請求項2に係る発明は、少なくともレーザ
アレイ光源と、平行光束化手段と、ホログラム素子で構
成されるレーザ照明光学系であって、前記レーザアレイ
光源のアレイ方向と垂直な光束成分が前記ホログラム素
子によってガウシアンプロファイルから均一強度の光束
に変換され、被照射部上で各レーザ光束のアレイ方向に
平行な光束成分がピーク強度の1/e倍となる距離を
Wとすると、各レーザ光束の被照射部でのプロファイル
のピッチPが、0<P≦Wの条件を満たすように、隣接
する光束を重ね合わせることを特徴とするものである。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載のレーザ照明光学系において、前記ホログラム素子
と被照射部の間にレンズアレイを有し、該レンズアレイ
によって隣接する光束が被照射部で所定の隣接光束の一
部と重ね合わされることを特徴とするものである。ま
た、請求項4に係る発明は、請求項3記載のレーザ照明
光学系において、前記レンズアレイの機能を前記ホログ
ラム素子(第1のホログラム素子)または第2のホログ
ラム素子に置き換えたことを特徴とするものである。
【0011】請求項5に係る発明は、露光装置であっ
て、請求項1〜4のいずれか一つに記載のレーザ照明光
学系と、投影レンズを備えたことを特徴とするものであ
る。また、請求項6に係る発明は、レーザ加工装置であ
って、請求項1〜4のいずれか一つに記載のレーザ照明
光学系と、レンズを備えたことを特徴とするものであ
る。さらに請求項7に係る発明は、投射装置であって、
請求項1〜4のいずれか一つに記載のレーザ照明光学系
と、色合成手段と、空間変調器(ライトバルブ)と、投
射レンズを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーザ照明光
学系及びそれを用いた露光装置、レーザ加工装置、投射
装置の構成、動作及び作用を、図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0013】(実施例1)まず、請求項1に係る発明の
実施例について説明する。図1は請求項1に係る発明の
一実施例を示す図であって、(a)はレーザ照明光学系
の概略平面構成図、(b)はレーザ照明光学系の概略側
面構成図である。このレーザ照明光学系は、複数のレー
ザ発光部がアレイ状に配列されたレーザアレイ光源11
とホログラム素子12からなり、符号13は被照射部を
表している。この被照射部13は均一化された光束が照
射される部分であり、露光装置では露光用マスク(レチ
クル)が、レーザ加工装置ではワークが、投射装置では
空間光変調器(所謂ライトバルブ)がこの被照射部に該
当する。
【0014】レーザアレイ光源11は、複数のレーザ発
光部として、複数のレーザ光源がアレイ状に配列された
ものでも良いし、レーザバーのように複数のレーザ光源
が集積化された光源であっても良い。また、複数のレー
ザ発振部がアレイ状に配列された半導体レーザアレイで
も良い。ホログラム素子12は、透過型振幅格子、透過
型位相格子または透過型ブレーズ格子等により構成さ
れ、それぞれフォトレジストに干渉縞を焼き付けたり、
機械的にダイヤモンドカッターでガラス板等の基板表面
に溝を刻線する等して作製することができる。このホロ
グラム素子12は、レーザアレイ光源11から発散され
るレーザ光束のうち、一方向(格子溝のピッチ方向)の
みの強度分布を格子によって変換させる働きを有する。
本実施例では、ホログラム素子12によりレーザ光束は
例えば図1(b)の面内でのみ回折されるため、図1
(a)側はレーザ光が単なる平行平板を透過するように
進む。被照射部13では隣接する光束が所定の割合で重
なり合う。
【0015】ここで、所定の条件で重ね合わす説明の前
に、ホログラム素子12の構成と動作をより詳しく説明
する。ホログラム素子12の回折格子はレーザアレイ方
向に平行に回折格子の格子方向がある。格子ピッチは格
子の場所によって異なる、所謂変調ピッチとする。この
変調ピッチの一例として、図1(b)のホログラム素子
12に入射されるビームの幅を10mmとすると、ホロ
グラム素子12の面内で図2に示すような格子ピッチと
することによって、ガウシアンプロファイルの中心付近
の強度の強い光束は拡大され、さらに周辺付近の強度の
弱い光束は縮小される。このようにして、図1(b)の
紙面に垂直方向から見た光束成分のプロファイルがガウ
シアン分布から均一強度に変換される。
【0016】ホログラム素子12の格子ピッチを図2に
示すような変調ピッチにすれば、レーザアレイ光源11
の一つの光源から放射されたガウシアンプロファイルの
レーザ光は、ホログラム素子12によって被照射部13
上で図3(a)に示すようなプロファイルに変換され
る。このプロファイルを図3(b)に示すように所定ピ
ッチPで被照射部13上で重ね合わす。本実施例では、
図3(b)に示すように、一つのプロファイルのピーク
強度の1/eとなるポイントまでの距離をWとする
と、各レーザ光束の被照射部13でのプロファイルのピ
ッチPが、 0<P≦W ・・・(1) の条件を満たすように、隣接する光束を重ね合わす。被
照射部13上で各レーザ光束のプロファイルを重ね合わ
せることによってレーザアレイ方向の光束も均一化され
る。そして、上記の式(1)を満たすことで95%以上
の照度均一性が得られる。例えばアレイ数10のレーザ
アレイ光源11の場合、P=Wのピッチで重ね合わす
と、図4に示すように、被照射部13でのレーザアレイ
方向の断面プロファイルは、各レーザ光の強度分布a
(アレイ1)〜j(アレイ10)を重ね合わせた強度分
布k(合成プロファイル)のようになり照度が均一化さ
れる。図4の矢印の間が照度均一性の高いところであ
る。したがって、レーザアレイ光源11の両端のレーザ
光は被照射部領域から外れるようにすれば、被照射部上
で均一性の高い照明が可能である。
【0017】本実施例の構成によれば、ホログラム素子
12以外にフライアイレンズのような光学素子を用いな
いため構成部品数が少なくなり、レーザ照明光学系がコ
ンパクトになる。また、レーザアレイ光はレーザアレイ
方向に垂直な方向を強度変換させる変調ピッチのホログ
ラム素子12で対応するため、基本的に被照射部13で
干渉縞が発生しない。したがって、被照射部13で干渉
縞が発生しにくくなり、照明性能が良くなる。
【0018】(実施例2)次に請求項2に係る発明の実
施例について説明する。図5は請求項2に係る発明の一
実施例を示す図であって、(a)はレーザ照明光学系の
概略平面構成図、(b)はレーザ照明光学系の概略側面
構成図である。このレーザ照明光学系は、複数のレーザ
発光部がアレイ状に配列されたレーザアレイ光源21と
平行光束化手段14,15とホログラム素子12からな
り、符号13は被照射部を表している。この被照射部1
3は均一化された光束が照射される部分であり、露光装
置では露光用マスク(レチクル)が、レーザ加工装置で
はワークが、投射装置では空間光変調器(所謂ライトバ
ルブ)がこの被照射部に該当する。
【0019】レーザアレイ光源21は、複数のレーザ発
光部として、複数のレーザ光源がアレイ状に配列された
ものでも良いし、レーザバーのように複数のレーザ光源
が集積化された光源であっても良い。また、複数のレー
ザ発振部がアレイ状に配列された半導体レーザアレイで
も良い。さらに、本実施例では平行光束化手段としてシ
リンドリカルレンズアレイ14とシリンダーレンズ15
を用いているが、2次元のレンズパワーを有するレンズ
がアレイ状に配列されたコリメートレンズアレイであっ
ても良い。
【0020】ホログラム素子12は、透過型振幅格子、
透過型位相格子または透過型ブレーズ格子等により構成
され、それぞれフォトレジストに干渉縞を焼き付けた
り、機械的にダイヤモンドカッターでガラス板等の基板
表面に溝を刻線する等して作製することができる。この
ホログラム素子12は、レーザアレイ光源21から発散
されるレーザ光束のうち、一方向(格子溝のピッチ方
向)のみの強度分布を格子によって変換させる働きを有
する。本実施例では、ホログラム素子12によりレーザ
光束は例えば図5(b)の面内でのみ回折されるため、
図5(a)側はレーザ光が単なる平行平板を透過するよ
うに進む。被照射部13では隣接する光束が所定の割合
で重なり合う。尚、ホログラム素子12の構成や、重ね
合わせについては実施例1で述べた通りであるため、こ
こでは説明を省略する。
【0021】本実施例の構成によれば、ホログラム素子
12と平行光束化手段14,15以外にフライアイレン
ズのような光学素子を用いないため、構成部品数が少な
くなりレーザ照明光学系がコンパクトになる。また、レ
ーザアレイ光はレーザアレイ方向に垂直な方向を強度変
換させる変調ピッチのホログラム素子12で対応するた
め基本的に被照射部13で干渉縞が発生しない。したが
って、被照射部13で干渉縞が発生しにくくなり、照明
性能が良くなる。さらに、本実施例では平行光束化手段
14,15を有するため、レーザアレイ光源21から出
射された各レーザ光が比較的大きな広がり角を有してい
たとしてもホログラム素子12へ平行光束を入射させる
ことができるため、ホログラム素子12の設計が容易に
なり、かつ、ホログラム素子12の光軸方向の設置自由
度を高くすることができる。
【0022】(実施例3)次に請求項3に係る発明の実
施例について説明する。図6は請求項3に係る発明の一
実施例を示す図であって、(a)はレーザ照明光学系の
概略平面構成図、(b)はレーザ照明光学系の概略側面
構成図である。このレーザ照明光学系は、複数のレーザ
発光部がアレイ状に配列されたレーザアレイ光源21と
平行光束化手段14,15とホログラム素子12とレン
ズアレイ16からなり、符号13は被照射部を表してい
る。この被照射部13は均一化された光束が照射される
部分であり、露光装置では露光用マスク(レチクル)
が、レーザ加工装置ではワークが、投射装置では空間光
変調器(所謂ライトバルブ)がこの被照射部に該当す
る。
【0023】レーザアレイ光源21は、複数のレーザ発
光部として、複数のレーザ光源がアレイ状に配列された
ものでも良いし、レーザバーのように複数のレーザ光源
が集積化された光源であっても良い。また、複数のレー
ザ発振部がアレイ状に配列された半導体レーザアレイで
も良い。さらに、本実施例では平行光束化手段としてシ
リンドリカルレンズアレイ14とシリンダーレンズ15
を用いているが、2次元のレンズパワーを有するレンズ
がアレイ状に配列されたコリメートレンズアレイであっ
ても良い。また、レンズアレイ16は、レーザ光束を広
げて隣接する光束が被照射部13で所定の隣接光束の一
部と重ね合わされるようにする機能を有しており、図6
ではレンズアレイ16として凹レンズアレイを用いてい
るが、凸レンズアレイであっても良い。凸レンズアレイ
の場合には一度収束した後、発散ビームが所定の重なり
の状態となる位置が被照射部13となるようにする。
尚、平行光束化手段14,15は省略することも可能で
ある。
【0024】ホログラム素子12は、透過型振幅格子、
透過型位相格子または透過型ブレーズ格子等により構成
され、それぞれフォトレジストに干渉縞を焼き付けた
り、機械的にダイヤモンドカッターでガラス板等の基板
表面に溝を刻線する等して作製することができる。この
ホログラム素子12は、レーザアレイ光源21から発散
されるレーザ光束のうち、一方向(格子溝のピッチ方
向)のみの強度分布を格子によって変換させる働きを有
する。本実施例では、ホログラム素子12によりレーザ
光束は例えば図6(b)の面内でのみ回折されるため、
図6(a)側はレーザ光が単なる平行平板を透過するよ
うに進む。被照射部13では隣接する光束が所定の割合
で重なり合う。尚、ホログラム素子12の構成や、重ね
合わせについては実施例1で述べた通りであるため、こ
こでは説明を省略する。
【0025】本実施例の構成によれば、ホログラム素子
12と平行光束化手段14,15とレンズアレイ16以
外にフライアイレンズのような光学素子を用いないた
め、構成部品数が少なくなり照明系がコンパクトにな
る。レーザアレイ光はレーザアレイ方向に垂直な方向を
強度変換させる変調ピッチのホログラム素子12で対応
するため基本的に被照射部13で干渉縞が発生しない。
したがって、被照射部13で干渉縞が発生しにくくな
り、照明性能が良くなる。また、レンズアレイ16によ
ってレーザ光束を広げて隣接する光束が被照射部で所定
の隣接光束の一部と重ね合わされるようにすると共に、
レンズアレイ16でアレイ直交方向の照度も均一化させ
ることができるので、より照明性能が良くなる。また、
図6に示すように平行光束化手段14,15を用いれ
ば、レーザアレイ光源21から出射された各レーザ光が
比較的大きな広がり角を有していたとしてもホログラム
素子12へ平行光束を入射させることができるため、ホ
ログラム素子12の設計が容易になり、かつ、ホログラ
ム素子12の光軸方向の設置自由度を高くすることがで
きる。さらに、ホログラム素子12の後にレンズアレイ
16を配置することによって積極的にレーザ光束を広げ
るため、隣接するレーザ光束が所定のピッチPで重なる
までの距離を短くすることができる。このため、光路が
短くなり一層コンパクトな照明光学系になる。
【0026】(実施例4)次に請求項4に係る発明の実
施例について説明する。図7は請求項4に係る発明の一
実施例を示す図であって、(a)はレーザ照明光学系の
概略平面構成図、(b)はレーザ照明光学系の概略側面
構成図である。このレーザ照明光学系は、複数のレーザ
発光部がアレイ状に配列されたレーザアレイ光源21と
平行光束化手段14,15とホログラム素子22からな
り、符号13は被照射部を表している。この被照射部1
3は均一化された光束が照射される部分であり、露光装
置では露光用マスク(レチクル)が、レーザ加工装置で
はワークが、投射装置では空間光変調器(所謂ライトバ
ルブ)がこの被照射部に該当する。
【0027】レーザアレイ光源21は、複数のレーザ発
光部として、複数のレーザ光源がアレイ状に配列された
ものでも良いし、レーザバーのように複数のレーザ光源
が集積化された光源であっても良い。また、複数のレー
ザ発振部がアレイ状に配列された半導体レーザアレイで
も良い。さらに、本実施例では平行光束化手段としてシ
リンドリカルレンズアレイ14とシリンダーレンズ15
を用いているが、2次元のレンズパワーを有するレンズ
がアレイ状に配列されたコリメートレンズアレイであっ
ても良い。尚、平行光束化手段14,15は省略するこ
とも可能である。
【0028】ホログラム素子22は、透過型振幅格子、
透過型位相格子または透過型ブレーズ格子等により構成
され、それぞれフォトレジストに干渉縞を焼き付けた
り、機械的にダイヤモンドカッターでガラス板等の基板
表面に溝を刻線する等して作製することができる。この
ホログラム素子22は、実施例3(図6)のホログラム
素子12の機能とレンズアレイ16の機能を合わせた機
能を有し、図7(b)の面内の光束成分を均一化させる
働きと、図7(a)の面内のビームアレイを所定のピッ
チで重ね合わせる働きを有しており、被照射部13では
隣接する光束が所定の割合で重なり合うと共にアレイ直
交方向の照度も均一化される。尚、ホログラム素子22
の基本的な構成や、重ね合わせについては前述した通り
であるため、ここでは説明を省略する。
【0029】尚、図7ではホログラム素子22は1枚で
構成されているが、第1のホログラム素子と第2のホロ
グラム素子の2枚構成にしても良い。例えば、実施例3
(図6)のホログラム素子12の機能を有する第1のホ
ログラム素子と、レンズアレイ16の機能を有する第2
のホログラム素子の2枚構成にして、第1のホログラム
素子で図7(b)の面内の光束成分を均一化させ、第2
のホログラム素子には凹レンズアレイ(または凸レンズ
アレイ)と同様の機能を持たせる。これにより、被照射
部では隣接する光束が所定の割合で重なり合うと共にア
レイ直交方向の照度も均一化される。
【0030】本実施例の構成によれば、ホログラム素子
22と平行光束化手段14,15以外にフライアイレン
ズのような光学素子を用いないため、構成部品数が少な
くなりレーザ照明光学系がコンパクトになる。レーザア
レイ光はレーザアレイ方向に垂直な方向を強度変換させ
る変調ピッチのホログラム素子22で対応するため基本
的に被照射部13で干渉縞が発生しない。したがって、
被照射部13で干渉縞が発生しにくくなり、照明性能が
良くなる。また、ホログラム素子22でアレイ直交方向
の照度も均一化させることができるため、より照明性能
が良くなる。さらに図7に示すように平行光束化手段1
4,15を有する場合には、レーザアレイ光源21から
出射された各レーザ光が比較的大きな広がり角を有して
いたとしてもホログラム素子22へ平行光束を入射させ
ることができるため、ホログラム素子22の設計が容易
になり、かつ、ホログラム素子22の光軸方向の設置自
由度を高くすることができる。さらにホログラム素子を
レンズアレイの機能も兼ね備えた1枚のホログラム素子
で構成した場合、照明光学系はより一層小型にすること
ができる。
【0031】(実施例5)次に請求項5に係る発明の実
施例について説明する。図8は請求項5に係る発明の一
実施例を示す露光装置の概略構成図であり、図中の符号
100はレーザアレイ光源(または半導体レーザアレイ
光源)、101は実施例1〜4(請求項1〜請求項4)
のうちのいずれか一つに記載の構成を用いたレーザ照明
光学系、102は被照射部であるレチクル、103は投
影レンズ、104は基板ステージである。
【0032】本実施例の露光装置では、レーザアレイ光
源100からのレーザアレイ光は、実施例1〜4(請求
項1〜請求項4)のうちのいずれか一つに記載の構成を
用いたレーザ照明光学系101によって被照射部である
レチクル102上で均一放射照度となる。レチクル10
2は半導体デバイスの製作工程でウエハー上に回路パタ
ーンを露光するために使用される露光用マスクのことで
あり、レチクル102のパターンは投影レンズ103に
よって基板ステージ104上に置かれたウエハーに露光
される。また、基板ステージ104で露光位置を調整
し、ウエハーの所望の位置を露光する。
【0033】尚、レーザ照明光学系101として、実施
例1,2(請求項1,2)で説明した構成のレーザ照明
光学系を用いた場合には、レチクル面上で干渉縞のでな
い均一照明が可能であり、また、実施例3,4(請求項
3,4)で説明したレーザ照明光学系を用いた場合に
は、レチクル面上で干渉縞のでないより均一照度の照明
で露光を行うことができる。従って、照明性能がよく高
性能な露光装置を実現することができる。
【0034】(実施例6)次に請求項6に係る発明の実
施例について説明する。図9は請求項6に係る発明の一
実施例を示すレーザ加工装置の概略構成図であり、図中
の符号100はレーザアレイ光源(または半導体レーザ
アレイ光源)、101は実施例1〜4(請求項1〜請求
項4)のうちのいずれか一つに記載の構成を用いたレー
ザ照明光学系、105はレンズ、106はワークであ
る。
【0035】本実施例のレーザ加工装置では、レーザア
レイ光源100からのレーザ光を実施例1〜4(請求項
1〜請求項4)のうちのいずれか一つに記載のレーザ照
明光学系で均一ビームに変換し、レンズ105でワーク
106に縮小または拡大して照射される。集光スポット
ではワーク106の表面加工や切断加工ができる。ま
た、レンズ105を投影レンズに置きかえるか、もしく
は被照射部を直接ワークとする配置では、ワーク106
の広い範囲にわたって均一照明できるため、レーザアニ
ールとしても利用することができる。
【0036】尚、レーザ照明光学系101として、実施
例1,2(請求項1,2)で説明した構成のレーザ照明
光学系を用いた場合にはワーク上で干渉縞のでない均一
照明を用いた加工やアニールが可能であり、また、実施
例3,4(請求項3,4)で説明したレーザ照明光学系
を用いた場合にはワーク上で干渉縞が発生しないより均
一照度の照明光を用いた加工やアニールが可能となる。
このため、良好なレーザ加工やレーザアニールを行うこ
とができる。
【0037】(実施例7)次に請求項7に係る発明の実
施例について説明する。図10は請求項7に係る発明の
一実施例を示す投射装置の概略構成図である。本実施例
の投射装置は、レーザアレイ光源(または半導体レーザ
アレイ光源)100r,100g,100bと、実施例
1〜4(請求項1〜請求項4)のうちのいずれか一つに
記載の構成を用いたレーザ照明光学系110r、110
g、110bと、色合成手段113と、空間変調器(ラ
イトバルブ)114と、投射レンズ115で構成されて
いる。また、符号116はフィールドレンズで、ライト
バルブ114からの画像光を効率良く投射レンズ瞳に入
れるために用いるが、必ずしも必要ではない。尚、色合
成手段113としてはダイクロイックプリズムやダイク
ロイックミラーを用いることができる。
【0038】本実施例では、レーザ照明光学系110
r、110g、110bは、例えば平行光束化手段11
1r,111g,111bとホログラム素子112r,
112g,112bで構成されている。すなわち本実施
例では、前述の通り、ホログラム素子112r,112
g,112bでレーザアレイ光源100r,100g,
100bのアレイ直交方向の強度分布を変換し、アレイ
方向は所定のピッチで隣接ビームを重ね合わせて照度均
一化させる。このレーザ照明光学系110r、110
g、110bを使えば被照射部であるライトバルブ11
4面で干渉縞が発生しない均一照明を行うことができ
る。また、ホログラム素子112r,112g,112
bは図10の紙面に垂直方向の強度均一化だけ行い、ホ
ログラム素子112r,112g,112bと色合成手
段113の間に実施例3(図6)に示したようなレンズ
アレイ16を用いても良い。
【0039】レーザ照明光学系110r、110g、1
10bからの光束は色合成手段113に入射し、色合成
手段113で赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のレ
ーザ光が合成される。この3色の合成光でライトバルブ
114が照明され、ライドバルブ114で空間変調され
た画像は投射レンズ115でスクリーン(図示を省略)
に投影される。ライトバルブ114としては例えば液晶
素子を用いることができる。また、図10では透過型の
ライトバルブを図示しているが、反射型のライトバルブ
を用いて照明光と投射光を偏光ビームスプリッタで分岐
するように構成しても良い。
【0040】また、本実施例では単板のライトバルブ1
14を使っているが、3つのライトバルブを使うように
しても良い。図示しないが、3板式の場合には、一つの
レーザアレイ光源とレーザ照明光学系の被照射部にライ
トバルブを配置し、3つのライトバルブからの画像光を
色合成手段(例えばダイクロイックプリズム)で合成し
て投射レンズでスクリーンに投影させる。
【0041】本実施例の投射装置では、光源がレーザア
レイ光源であるため、個々のレーザパワーが小さくても
アレイ数を多くすることにより高出力にできる。また、
本実施例のように、レーザアレイ光源のレーザアレイ直
交方向の光束を変調ピッチのホログラム素子112r,
112g,112bで強度分布を変換させる場合、ライ
トバルブ114上で干渉縞の発生しない均一照明ができ
るため、明るくて表示品質の高い投射装置を実現するこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のレ
ーザ照明光学系は、少なくともレーザアレイ光源と、ホ
ログラム素子で構成されるレーザ照明光学系であって、
前記レーザアレイ光源のアレイ方向と垂直な光束成分が
前記ホログラム素子によってガウシアンプロファイルか
ら均一強度の光束に変換され、被照射部上で各レーザ光
束のアレイ方向に平行な光束成分がピーク強度の1/e
倍となる距離をWとすると、各レーザ光束の被照射部
でのプロファイルのピッチPが、 0<P≦W の条件を満たすように、隣接する光束を重ね合わせるこ
とを特徴としており、レーザアレイ光源のアレイ垂直方
向の光束を変調ピッチのホログラム素子でビームプロフ
ァイルを変換させるため、被照射部で干渉縞が発生しに
くく、照明性能が良くなる。従って請求項1に係る発明
によれば、レーザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束に
起因する干渉縞を減らし、簡素な構成で照度均一化でき
るレーザ照明光学系を実現することができる。
【0043】請求項2記載のレーザ照明光学系は、少な
くともレーザアレイ光源と、平行光束化手段と、ホログ
ラム素子で構成されるレーザ照明光学系であって、前記
レーザアレイ光源のアレイ方向と垂直な光束成分が前記
ホログラム素子によってガウシアンプロファイルから均
一強度の光束に変換され、被照射部上で各レーザ光束の
アレイ方向に平行な光束成分がピーク強度の1/e
となる距離をWとすると、各レーザ光束の被照射部での
プロファイルのピッチPが、 0<P≦W の条件を満たすように、隣接する光束を重ね合わせるこ
とを特徴としており、レーザアレイ光源のアレイ垂直方
向の光束を変調ピッチのホログラム素子でビームプロフ
ァイルを変換させるため、被照射部で干渉縞が発生しに
くく、しかも平行光束化手段にシリンドリカルレンズを
用いることにより被照射部の照明性能がさらに良くな
る。従って請求項2に係る発明によれば、広がり角の大
きいレーザ光源でもホログラム素子が設置しやすく、レ
ーザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束に起因する干渉
縞を減らし、簡素な構成で照度均一化できるレーザ照明
光学系を実現することができる。
【0044】請求項3記載のレーザ照明光学系は、請求
項1または2の構成に加えて、前記ホログラム素子と被
照射部の間にレンズアレイを有し、該レンズアレイによ
って隣接する光束が被照射部で所定の隣接光束の一部と
重ね合わされることを特徴としており、レーザアレイ光
源のアレイ垂直方向の光束を変調ピッチのホログラム素
子でビームプロファイルを変換させるため、被照射部で
干渉縞が発生しにくく照明性能が良くなる。また、レン
ズアレイによってレーザ光束を広げて隣接する光束が被
照射部で所定の隣接光束の一部と重ね合わされるように
すると共に、レンズアレイでアレイ直交方向の照度も均
一化させることができるので、より照明性能が良くな
る。さらに、平行光束化手段としてコリメートレンズア
レイを用いて、該コリメートレンズアレイでアレイ光を
平行光束化させることにより、ホログラム素子は直線状
の回折格子となり作製しやすくなる。また、コリメート
レンズアレイとホログラム素子の間隔は任意にできるた
め設置許容性が高い。従って請求項3に係る発明によれ
ば、レーザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束に起因す
る干渉縞を減らし、簡素な構成で照度均一化でき、か
つ、照明系を小型化させることができるレーザ照明光学
系を実現することができる。
【0045】請求項4記載のレーザ照明光学系は、請求
項3の構成において、前記レンズアレイの機能を前記ホ
ログラム素子(第1のホログラム素子)または第2のホ
ログラム素子に置き換えたことを特徴としており、レー
ザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束を変調ピッチのホ
ログラム素子でビームプロファイルを変換させるため、
被照射部で干渉縞が発生しにくく、照明性能が良くな
る。また、ホログラム素子でアレイ直交方向の照度も均
一化させることができるため、より照明性能が良くな
る。また、ホログラム素子以外にフライアイレンズのよ
うな光学素子を用いないため、構成部品数が少なくなり
レーザ照明光学系がコンパクトになる。さらにホログラ
ム素子をレンズアレイの機能も兼ね備えた1枚のホログ
ラム素子で構成した場合、照明光学系はより一層小型に
することができる。従って請求項4に係る発明によれ
ば、レーザアレイ光源のアレイ垂直方向の光束に起因す
る干渉縞を減らし、簡素な構成で照度均一化でき、か
つ、照明光学系をさらに小型化させることができるレー
ザ照明光学系を実現することができる。
【0046】請求項5記載の露光装置は、請求項1〜4
のいずれか一つに記載のレーザ照明光学系と、投影レン
ズを備えたことを特徴としており、レーザアレイ光源の
アレイ垂直方向の光束を変調ピッチのホログラム素子で
ビームプロファイルを変換させるため、レチクル面で干
渉縞が発生しにくく照明性能が良い露光装置を実現する
ことができる。
【0047】請求項6記載のレーザ加工装置は、請求項
1〜4のいずれか一つに記載のレーザ照明光学系と、レ
ンズを備えたことを特徴としており、レーザアレイ光源
のアレイ垂直方向の光束を変調ピッチのホログラム素子
でビームプロファイルを変換させるため、ワーク上で干
渉縞が発生しにくく照明性能が良いレーザ加工装置を実
現することができる。
【0048】請求項7記載の投射装置は、請求項1〜4
のいずれか一つに記載のレーザ照明光学系と、色合成手
段と、空間変調器(ライトバルブ)と、投射レンズを備
えたことを特徴としており、レーザアレイ光源のアレイ
垂直方向の光束を変調ピッチのホログラム素子でビーム
プロファイルを変換させるため、ライトバルブ面で干渉
縞が発生しにくく照明性能が良い投射装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)はレーザ照明光学系の概略平面構成図、
(b)はレーザ照明光学系の概略側面構成図である。
【図2】ホログラム素子の面内の位置と格子ピッチの関
係を示す図である。
【図3】(a)はレーザアレイ光源の一つの光源から放
射されホログラム素子によって被照射部上に照射された
レーザ光のプロファイルを示す図であり、(b)は上記
プロファイルを所定ピッチPで被照射部上で重ね合わせ
た様子を示す図である。
【図4】アレイ数10のレーザアレイ光源の各レーザ光
の強度分布と、それを被照射部上で重ね合わせた強度分
布(合成プロファイル)を示す図である。
【図5】請求項2に係る発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)はレーザ照明光学系の概略平面構成図、
(b)はレーザ照明光学系の概略側面構成図である。
【図6】請求項3に係る発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)はレーザ照明光学系の概略平面構成図、
(b)はレーザ照明光学系の概略側面構成図である。
【図7】請求項4に係る発明の一実施例を示す図であっ
て、(a)はレーザ照明光学系の概略平面構成図、
(b)はレーザ照明光学系の概略側面構成図である。
【図8】請求項5に係る発明の一実施例を示す露光装置
の概略構成図である。
【図9】請求項6に係る発明の一実施例を示すレーザ加
工装置の概略構成図である。
【図10】請求項7に係る発明の一実施例を示す投射装
置の概略構成図である。
【符号の説明】
11,21:レーザアレイ光源 12,22:ホログラム素子 13:被照射部 14,15:平行光束化手段 16:レンズアレイ 21:レーザアレイ光源 22:ホログラム素子 100:レーザアレイ光源(または半導体レーザアレイ
光源) 100r,100g,100b:レーザアレイ光源(ま
たは半導体レーザアレイ光源) 101:レーザ照明光学系 102:レチクル(露光用マスク) 103:投影レンズ 104:基板ステージ 105:レンズ 106:ワーク 110r,110g,110b:レーザ照明光学系 111r,111g,111b:平行光束化手段 112r,112g,112b:ホログラム素子 113:色合成手段 114:空間変調器(ライトバルブ) 115:投射レンズ 116:フィールドレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 515D (72)発明者 加藤 幾雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 逢坂 敬信 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 滝口 康之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H049 AA26 AA65 CA01 CA08 CA18 CA22 5F046 BA03 CA03 CB12 CB23 CB27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともレーザアレイ光源と、ホログラ
    ム素子で構成されるレーザ照明光学系であって、前記レ
    ーザアレイ光源のアレイ方向と垂直な光束成分が前記ホ
    ログラム素子によってガウシアンプロファイルから均一
    強度の光束に変換され、被照射部上で各レーザ光束のア
    レイ方向に平行な光束成分がピーク強度の1/e倍と
    なる距離をWとすると、各レーザ光束の被照射部でのプ
    ロファイルのピッチPが、 0<P≦W の条件を満たすように、隣接する光束を重ね合わせるこ
    とを特徴とするレーザ照明光学系。
  2. 【請求項2】少なくともレーザアレイ光源と、平行光束
    化手段と、ホログラム素子で構成されるレーザ照明光学
    系であって、前記レーザアレイ光源のアレイ方向と垂直
    な光束成分が前記ホログラム素子によってガウシアンプ
    ロファイルから均一強度の光束に変換され、被照射部上
    で各レーザ光束のアレイ方向に平行な光束成分がピーク
    強度の1/e倍となる距離をWとすると、各レーザ光
    束の被照射部でのプロファイルのピッチPが、 0<P≦W の条件を満たすように、隣接する光束を重ね合わせるこ
    とを特徴とするレーザ照明光学系。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のレーザ照明光学系
    において、 前記ホログラム素子と被照射部の間にレンズアレイを有
    し、該レンズアレイによって隣接する光束が被照射部で
    所定の隣接光束の一部と重ね合わされることを特徴とす
    るレーザ照明光学系。
  4. 【請求項4】請求項3記載のレーザ照明光学系におい
    て、 前記レンズアレイの機能を前記ホログラム素子(第1の
    ホログラム素子)または第2のホログラム素子に置き換
    えたことを特徴とするレーザ照明光学系。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一つに記載のレー
    ザ照明光学系と、投影レンズを備えたことを特徴とする
    露光装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか一つに記載のレー
    ザ照明光学系と、レンズを備えたことを特徴とするレー
    ザ加工装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれか一つに記載のレー
    ザ照明光学系と、色合成手段と、空間変調器と、投射レ
    ンズを備えたことを特徴とする投射装置。
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