JP2003148758A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2003148758A
JP2003148758A JP2001348402A JP2001348402A JP2003148758A JP 2003148758 A JP2003148758 A JP 2003148758A JP 2001348402 A JP2001348402 A JP 2001348402A JP 2001348402 A JP2001348402 A JP 2001348402A JP 2003148758 A JP2003148758 A JP 2003148758A
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fin
heat medium
fins
air conditioner
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JP2001348402A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Kondo
正満 近藤
Noriyuki Komeno
範幸 米野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は熱媒の熱を放熱する空気調和装置に
おいて、フィン13と熱媒管11を接合した一体型フィ
ンチューブ式熱交換器により、強制対流熱交換と輻射発
生を実現する。 【解決手段】 熱媒管11と伝熱関係を持つように取り
付けられたフィン13と、フィン13の一端14がフィ
ン表面15を構成し室内側に露出し、フィン13の他端
17が櫛歯19になり送風路18に設けられ、吹出口2
1を筐体下部20Aに設けた筐体20と、筐体下部20
Aに設けた送風手段24から構成してある。送風手段2
4により吸込口23から吸い込まれた空気が送風路18
を通過する際に熱媒管11からフィン13の櫛歯19か
ら強制対流熱交換すると共に、フィン13の一端14に
円柱状の凹部16を設けることで多量の輻射エネルギー
を発生させ快適輻射暖房を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱媒を循環させて
室内の空気調和を行う空気調和装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気調和装置は特開昭6
3−238339号公報に記載されているようなものが
一般的であった。この暖房装置は図10の(a)上面
図、(b)正面図に示すように、フィン1表面に熱伝導
性の良好なパネル2を貼り付け、送風機3を設けた構成
となっていた。高温の熱媒は熱媒管4に流入し、熱媒管
4を加熱し、フィン1に伝わってフィン1周りの空気を
加熱する。送風手段3によって空気が吸入され、強制対
流によって温風が室内に吹出すとともに、パネル2から
輻射エネルギーが放射する構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の空気調和装置では、フィン1表面に熱伝導性の良いパ
ネル2を貼り付けただけの構成であるため、熱媒の熱を
パネル2へ効率よく伝導することができずパネル2表面
の温度は上昇しにくく、パネル2から十分な輻射エネル
ギーが放射できなという課題があった。さらに、フィン
1表面に輻射率を向上させる工夫がない。すなわち輻射
量を十分確保するには、パネル2とフィン1を大きくす
る必要があり、装置が大型化、重量増加するという課題
があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するため、室内側
に輻射を発生させる面をフィンと熱媒管で一体的に構成
し、小型・軽量で輻射と対流を発生する空気調和装置の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の空気調和装置は、ボイラー等から送
られた高温の熱媒を水平方向に設けた熱媒管に送り込
み、熱媒管と伝熱関係を持つように一体化したフィン体
の一端面が室内側面を構成するとともに反対側面に吸込
口及び吹出口に連通する送風路を構成する筐体と、送風
手段を備え、送風手段により送風路に送られた室内空気
をフィンで加熱して温風とし吹出口から吹出すととも
に、フィン体の一端面の室内側面は効率よく輻射エネル
ギーを発生するよう、円柱状凹部形状をなし、室内に遠
赤外線等を輻射するよう構成したものである。
【0006】本発明によれば、室内空気はフィンの櫛歯
の間を強制的に流れる間に熱交換され、フィン体の室内
側面から輻射エネルギーを発生する。櫛歯の数を増やす
ことにより、大能力を確保しつつ装置を小型化、薄型化
する事ができる。また、送風手段によって強制循環流を
発生することができるため、放熱能力を任意制御するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1における空気調
和装置は、熱媒を流す熱媒管とフィン部に貫通させて一
体化した前記熱媒管と前記フィン部とからなるフィン体
と、前記フィン体の一端面で室内側面を構成するととも
に、反対側面に吸込口及び吹出口に連通する送風路を構
成する筐体と、送風手段とを備え、前期フィン体の室内
側面を構成する一端面に円柱状凹部を形成するとともに
他端フィン部を前記送風路に臨ませた構成とした。
【0008】そして、上記構成によって熱媒の熱が熱媒
管とフィンを加熱し、送風手段により吸い込まれた室内
空気をフィンの櫛歯で加熱して温風とし吹出口から吹き
出すとともに、フィンの一端が室内側に面し多数の円柱
状凹部を有す面から効率よく輻射エネルギーを発生させ
室内に遠赤外線等を輻射する。この時、フィンの櫛歯の
数と熱媒管の本数を増やすことにより、大能力を確保し
つつ装置を小型化する事ができる。また、送風手段によ
って強制循環流を発生することができるため、放熱能力
を任意制御することが可能となる。
【0009】本発明の請求項2における空気調和装置
は、複数のフィンの一端を折り曲げて面を構成するとと
もに多端側に熱媒を通す熱媒管を貫通させたフィン体
と、前記フィン体の前記面で室内側面を構成するととも
に、その反対側面に吸込口及び吹出口に連通する送風路
を構成する筐体とからなり、前記送風路の送風方向が縦
となるように前記筐体の上部または下部に送風手段、前
記吸込口、前記吹出口を設け、前記複数のフィンが縦方
向で重なる構成とした。
【0010】そして、フィンが重なることでフィン表面
が傾斜するが、縦方向に重なることで傾斜する方向は横
となる。よって、横の特定方向に向けて輻射暖房を行う
ことができる。
【0011】本発明の請求項3における空気調和装置
は、複数のフィンの一端を折り曲げて面を構成するとと
もに多端側に熱媒を通す熱媒管を貫通させたフィン体
と、前記フィン体の前記面で室内側面を構成するととも
に、その反対側面に吸込口及び吹出口に連通する送風路
を構成する筐体とからなり、前記送風路の送風方向が横
となるように前記筐体の上部または下部に送風手段、前
記吸込口、前記吹出口を設け、前記複数のフィンが横方
向で重なる構成とした。
【0012】そして、フィン表面が下向きになること
で、室内側の床面に効率よく輻射エネルギーが伝わり床
面が暖まる。
【0013】本発明の請求項4における空気調和装置
は、室内側面を曲面とした。
【0014】そして、フィン表面積が増加することで輻
射量を増加することができる。
【0015】本発明の請求項5における空気調和装置
は、室内側面に温度変色塗装を施した。
【0016】そして、室内側に面したフィン表面の温度
が上昇すると赤色等に変色することで輻射熱が発生して
いる効果を視覚的に訴えることができる。
【0017】本発明の請求項6における空気調和装置
は、室内側面を反射鏡とした。
【0018】そして、インテリア性と鏡の代替作用を発
揮する。
【0019】本発明の請求項7における空気調和装置
は、室内側面に撥水加工を施した。
【0020】そして、フィン表面の清掃性向上と防汚が
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明実施例1の空気
調和装置の斜視図であり、図2はフィン表面拡大図であ
る。
【0023】図1、2において、ボイラー等から送られ
た温水等の高温の熱媒は流入口10から熱媒管11に送
られ流出口12を通ってボイラー等に戻される。フィン
13の一端14が室内側に面するフィン表面15を構成
し、フィン表面15には円柱状の凹部16を多数設けて
おり見かけ上の輻射率が0.99になるよう凹部16の
直径と深さを決定している。一方、フィン13の他端1
7は送風路18に複数枚の櫛歯19を形成し、熱媒管1
1を拡管することでフィン13と伝熱関係を持つように
取り付けられている。また筐体20はフィン表面15が
室内に面するようにフィン13を内装しており、筐体下
部20Aに設けた吹出口21には吹出方向を変えるルー
バー22が設置されている。また筐体上部20Bに設け
た吸込口23が設けられ、吸込口23と吹出口21の間
に送風路18が設けられ、フィン13の櫛歯19があ
る。そして送風手段24によって室内空気はフィン13
と強制対流熱交換し、吹出口21から温風を吹き出す構
成となっている。
【0024】以上のように構成した空気調和装置におい
て、熱媒管11はフィン13のプレート状の一端14に
内装され拡管により密着されるため良好な伝熱関係を保
持できる。これにより、80℃に加熱された熱媒の熱が
熱媒管11からフィン13に伝熱し櫛歯19とフィン表
面15の温度を上昇させる。送風手段24により吸込口
23から送風路18に入った室内空気は櫛歯19により
加熱され温風とし吹出口21から吹き出すとともに、フ
ィン表面15も約75℃になるので、フィン表面15が
輻射面となり室内側に輻射エネルギーを発生させる。こ
のとき、フィン表面15には凹部16を多数設けている
ため表面積が増加し見かけ上の輻射率も向上し効率よく
遠赤外線を放射できる。
【0025】また、櫛歯19の枚数を増やすことによ
り、大能力を確保しつつ装置を小型化することができ
る。このとき、熱媒管11を通る熱媒は流入口10から
流入し流出口12から流出する。送風手段24によって
吸込口23から室内空気が流入し熱媒管11の段方向パ
スと対向するように熱交換し吹出口21から室内側へ温
風が吹き出す。すなわち、空気の流れと水の流れを対向
流とすることで強制循環による熱交換能力を向上すると
ともに、送風手段24の送風量を制御し放熱能力を任意
制御することで室内負荷に応じた暖房が可能となる。さ
らに、吹出口20から吹き出す温風が下から吹き出すた
め、温度ムラの少ない立ち上がりを実現できる。
【0026】なお、本実施例ではフィン表面15に多数
の円柱状の凹部16を設けた例について説明したが、四
角柱や三角柱等の多角柱や、球状のくぼみ形状であって
も同様の効果を発揮できる。
【0027】また、フィン表面15にテフロン加工を施
すことで撥水効果と防汚効果を発揮すると共に、汚れが
付着した際も簡単に拭き取ることができる。
【0028】(実施例2)図3は本発明実施例2の空気
調和装置の筐体側部からみたフィン単体の斜視図であ
る。(a)は輻射面の曲面の凸方向を室内側、(b)は
曲面の凹方向を室内側としたものである。
【0029】図において、実施例1の構成と異なるとこ
は、フィン13の櫛歯部に熱媒管が貫通しており、フィ
ン13表面が湾曲して曲面25を成し表面積を拡大した
点である。
【0030】以上のように構成した空気調和装置におい
て、以下その動作、作用を説明する。熱媒管11はフィ
ン13の櫛歯部を貫通し拡管により密着されるため良好
な伝熱関係を保持できる。これにより、80℃に加熱さ
れた熱媒の熱が熱媒管11からフィン13の櫛歯19と
フィン表面15に伝熱する。送風手段24により吸込口
23から送風路18に入った室内空気は櫛歯19により
加熱され温風とし吹出口21から吹き出すとともに、フ
ィン表面15も約75℃になるので、室内側に大きく円
弧25状に湾曲したフィン表面15が輻射面となり室内
側に大きな輻射エネルギーを発生させる。
【0031】そして(a)の場合、湾曲した輻射面から
放出したエネルギーはある特定の場所に集中するので、
特に1ヶ所を暖めたり、一時的に集中的に暖房効果を得
たい場合は、その特定の場所に相当する場所へ移動すれ
ばよい。それとは別に(b)の場合、輻射曲面の方向へ
エネルギーが放散するので、輻射効果を広範囲に得るこ
とができる。よってこのような構成の場合、部屋のコー
ナー部などに設置するのもよい。
【0032】さらに、大能力を確保しつつ装置を小型化
することができる。このとき、熱媒管11を通る熱媒は
流入口10から流入し流出口12から流出する。送風手
段24によって吸込口23から室内空気が流入し熱媒管
11の段方向パスと対向するように熱交換し吹出口21
から室内側へ温風が吹き出す。すなわち、空気の流れと
水の流れを対向流とすることで強制循環による熱交換能
力を向上するとともに、送風手段24の送風量を制御し
放熱能力を任意制御することで室内負荷に応じた暖房が
可能となる。さらに、吹出口21から吹き出す温風が下
から吹き出すため、温度ムラの少ない立ち上がりを実現
できる。
【0033】さらに、本実施例ではフィン表面15に多
数の円柱状の凹部16を設けた例について説明したが、
四角柱や三角柱等の多角柱や、球状のくぼみ形状であっ
ても同様の効果を発揮できる。
【0034】また、フィン表面15にテフロン(登録商
標)加工を施すことで撥水効果と防汚効果を発揮すると
共に、汚れが付着した際も簡単に拭き取ることができ
る。
【0035】(実施例3)図4は本発明実施例3の空気
調和装置の斜視図であり、図5はフィン斜視図である。
【0036】図4、5において、実施例1の構成と異な
るとこは、フィン13を縦方向に複数枚設け、フィン1
3の一端14が室内側に折り曲げられ継ぎ目26が縦方
向に重なり、熱媒管11が貫通し一体となったフィンチ
ューブ熱交換器を構成した点である。
【0037】以上のように構成した空気調和装置におい
て、以下その動作、作用を説明する。熱媒管11はフィ
ンを貫通し拡管により密着されるため良好な伝熱関係を
保持できる。これにより、80℃に加熱された熱媒の熱
が熱媒管11からフィンに伝熱しフィン温度を上昇させ
る。送風手段23により吸込口22から送風路17に入
った室内空気はフィンにより加熱され温風とし吹出口2
0から吹き出すとともに、フィン表面も約75℃になる
ので、フィン表面15が輻射面となり室内側に輻射エネ
ルギーを発生させる。
【0038】この時、フィンの重なりが縦方向となるの
で、フィン表面が横方向に傾斜するので輻射エネルギー
はこの傾斜方向に放出される。よって室内環境の事情に
より、横方向で特定方向にのみ特に暖房を行いたい場合
などはこの構成がふさわしい。
【0039】また、フィンの枚数を増やすことにより、
大能力を確保しつつ装置を小型化することができる。こ
のとき、熱媒管11を通る熱媒は筐体下部19A側から
流入し筐体上部19B側から流出する。送風手段23に
よって吸込口22から室内空気が流入し熱媒管11の段
方向パスと対向するように熱交換し吹出口20から室内
側へ温風が吹き出す。すなわち、空気の流れと水の流れ
を対向流とすることで強制循環による熱交換能力を向上
するとともに、送風手段23の送風量を制御し放熱能力
を任意制御することで室内負荷に応じた暖房が可能とな
る。さらに、吹出口20から吹き出す温風が下から吹き
出すため、温度ムラの少ない立ち上がりを実現できる。
【0040】(実施例4)図6は本発明実施例4の空気
調和装置の斜視図であり、図7はフィン斜視図である。
【0041】図6、7において、実施例3の構成と異な
るとこは、フィン13を横方向に複数枚設け、フィン1
3の一端14が室内側の下向きに折り曲げられ継ぎ目2
6が横方向に重なり、熱媒管11が垂直方向に貫通し一
体となったフィンチューブ熱交換器を構成し、送風手段
24も筐体側部20Cの縦方向に配した点である。
【0042】以上のように構成した空気調和装置におい
て、以下その動作、作用を説明する。熱媒管11はフィ
ン13を貫通し拡管により密着されるため良好な伝熱関
係を保持できる。これにより、80℃に加熱された熱媒
の熱が熱媒管11からフィン13に伝熱しフィン温度を
上昇させる。送風手段24より吸込口23から送風路1
8に入った室内空気はフィン13により加熱され温風と
し吹出口21から吹き出すとともに、フィン表面15も
約75℃になるので、フィン表面15が輻射面となり室
内側に輻射エネルギーを発生させる。フィン13の継ぎ
目26が横方向で下向きに設けているため、室内側の床
面に輻射エネルギーが伝わり床面が暖まることから足下
が暖まる。
【0043】さらに、吸出口が側にくることによって、
ルーバー22が直立する構成となり、ルーバー22を動
かすことによって左右方向に廣く温風を吹き出すことが
できるようになり、室内暖房を左右に広げ、室内温度ム
ラの少ない快適な暖房空間を実現できる。
【0044】また、フィン13の枚数を増やすことによ
り、大能力を確保しつつ装置を小型化することができ
る。このとき、送風手段24によって吸込口23から室
内空気が流入し熱媒管11の列方向パスと対向するよう
に熱交換し吹出口21から室内側へ温風が吹き出す。す
なわち、空気の流れと水の流れを対向流とすることで強
制循環による熱交換能力を向上するとともに、送風手段
24の送風量を制御し放熱能力を任意制御することで室
内負荷に応じた暖房が可能となる。
【0045】(実施例5)図8は本発明実施例5の空気
調和装置のフィン斜視図である。
【0046】図において、実施例3の構成と異なるとこ
は、フィン表面に温度変色塗装である、温度変色塗料2
7を塗布した点である。
【0047】以上のように構成した空気調和装置におい
て、以下その動作、作用を説明する。熱媒管11はフィ
ンを貫通し拡管により密着されるため良好な伝熱関係を
保持できる。これにより、80℃に加熱された熱媒の熱
が熱媒管11からフィンに伝熱しフィン温度を上昇させ
る。フィン表面も約75℃になるので、フィン表面15
が輻射面となり室内側に輻射エネルギーを発生させる。
このときフィンの表面には温度変色塗装を施しているた
め、フィン表面が暖まるにつれ赤色に変色するような塗
料を使用すれば視覚的にも暖房感を訴求することが可能
である。
【0048】(実施例6)図9は本発明実施例6の空気
調和装置の斜視図である。
【0049】図において、実施例3の構成と異なるとこ
は、室内側に面したフィンの表面が反射鏡となる点であ
る。
【0050】以上のように構成した空気調和装置におい
て、以下その動作、作用を説明する。
【0051】熱媒管11はフィンを貫通し拡管により密
着されるため良好な伝熱関係を保持できる。これによ
り、80℃に加熱された熱媒の熱が熱媒管11からフィ
ンに伝熱しフィン温度を上昇させる。フィン表面も約7
5℃になるので、フィン表面15が輻射面となり室内側
に輻射エネルギーを発生させる。このときフィンの表面
が反射鏡であるため、室内のインテリア性が向上すると
共に、室内を広く見せることができ、鏡の代替作用を発
揮することができる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
空気調和装置によれば、フィンの表面に円柱状の凹部を
多数設けることで、室内側に効率よく多量の輻射エネル
ギーを発生させることができ、フィンの他端が送風路に
櫛歯を一体的に形成し送風手段により強制対流熱伝達率
を向上させることができるので、小型・軽量で輻射と対
流を発生する空気調和装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における空気調和装置の斜視
【図2】同空気調和装置のフィン拡大斜視図
【図3】本発明の実施例2における空気調和装置のフィ
ン図
【図4】本発明の実施例3における空気調和装置の斜視
【図5】同空気調和装置のフィン図
【図6】本発明の実施例4における空気調和装置の斜視
【図7】同空気調和装置のフィン図
【図8】本発明の実施例5における空気調和装置のフィ
ン図
【図9】本発明の実施例6における空気調和装置のフィ
ン図
【図10】従来の暖房装置の上面図と正面図
【符号の説明】
11 熱媒管 13 フィン 14 一端 16 凹部路 18 送風路 19 櫛歯 20A 筐体下部 20B 筐体上部 20C 筐体側部 21 吹出口 23 吸込口 24 送風手段 25 円弧 26 継ぎ目 27 温度変色塗料 28 反射鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L050 BC10 3L051 BE06 BF10 3L065 DA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒を流す熱媒管とフィン部に貫通させ
    て一体化した前記熱媒管と前記フィン部とからなるフィ
    ン体と、前記フィン体の一端面で室内側面を構成すると
    ともに、反対側面に吸込口及び吹出口に連通する送風路
    を構成する筐体と、送風手段とを備え、前期フィン体の
    室内側面を構成する一端面に円柱状凹部を形成するとと
    もに他端フィン部を前記送風路に臨ませた空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のフィンの一端を折り曲げて面を構
    成するとともに多端側に熱媒を通す熱媒管を貫通させた
    フィン体と、前記フィン体の前記面で室内側面を構成す
    るとともに、その反対側面に吸込口及び吹出口に連通す
    る送風路を構成する筐体とからなり、前記送風路の送風
    方向が縦となるように前記筐体の上部または下部に送風
    手段、前記吸込口、前記吹出口を設け、前記複数のフィ
    ンが縦方向で重なる構成とした空気調和装置。
  3. 【請求項3】 複数のフィンの一端を折り曲げて面を構
    成するとともに多端側に熱媒を通す熱媒管を貫通させた
    フィン体と、前記フィン体の前記面で室内側面を構成す
    るとともに、その反対側面に吸込口及び吹出口に連通す
    る送風路を構成する筐体とからなり、前記送風路の送風
    方向が横となるように前記筐体の上部または下部に送風
    手段、前記吸込口、前記吹出口を設け、前記複数のフィ
    ンが横方向で重なる構成とした空気調和装置。
  4. 【請求項4】 室内側面を曲面とした請求項1〜3のい
    ずれか1項記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 室内側面に温度変色塗装を施してなる請
    求項1〜4のいずれか1項記載の空気調和装置。
  6. 【請求項6】 室内側面を反射鏡とした請求項1〜5の
    いずれか1項記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 室内側面に撥水加工を施してなる請求項
    1〜6のいずれか1項記載の空気調和装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008138913A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toshiba Kyaria Kk 空気調和機
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