JP2003148550A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2003148550A
JP2003148550A JP2001346554A JP2001346554A JP2003148550A JP 2003148550 A JP2003148550 A JP 2003148550A JP 2001346554 A JP2001346554 A JP 2001346554A JP 2001346554 A JP2001346554 A JP 2001346554A JP 2003148550 A JP2003148550 A JP 2003148550A
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JP
Japan
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air chamber
vibration
diaphragm
liquid chamber
chamber
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Application number
JP2001346554A
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English (en)
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Hiroshi Kojima
宏 小島
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを低減しつつソレノイドの機能を
十分に保証する。 【解決手段】 弾性体18を隔壁として主液室40が形
成され、第1副液室42の隔壁の一部が第1ダイヤフラ
ム36により弾性変形可能に形成され、第1ダイヤフラ
ム36を介して第1副液室42と対向して、第1空気室
44が配置される。第2副液室46の隔壁の一部が第2
ダイヤフラム38により弾性変形可能に形成され、第2
ダイヤフラム38と弾性膜56との間の空間が第2空気
室48とされる。支持円板28に嵌合されたスリーブ3
4を貫通する連通路50により、第1空気室44と第2
空気室48との間が連通される。ソレノイド60が第2
空気室48内の中央部分に配置され、スリーブ34内を
プランジャ60Cが貫通し、プランジャ60Cの先端側
に開閉弁62が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を発生する部
材からの振動の伝達を防止する防振装置に係り、特に、
自動車のエンジンマウント等に適用可能な背圧方式の防
振装置に採用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の振動発生部となるエンジ
ンと振動受け部となる車体との間には、エンジンマウン
トとしての防振装置が配設されていて、エンジンが発生
する振動をこの防振装置が吸収し、車体側に伝達される
のを阻止するような構造となっている。
【0003】この種の防振装置の例として、幅広い周波
数の振動に対応すべく、液体が封入されると共に背圧方
式を採用してモードの切り換えを可能とした構造の制御
マウントである防振装置が、従来より知られている。こ
の内の例えば、アクチュエータにより開閉弁を操作して
背圧を制御する方式の防振装置では、一般に開閉弁であ
るバルブ及びアクチュエータが、防振装置の本体外の大
気に露出された状態で配置されていた。
【0004】そして、アクチュエータとしてソレノイド
が一般に採用されているものの、このソレノイドは、コ
イルに囲まれたプランジャがこのコイルとの間の微少な
隙間を保持しつつ移動するような構造となっていて、こ
の移動に伴ってプランジャに連結された開閉弁を開閉動
するようになっている。また、このコイル内で移動可能
なプランジャは磁気回路の一部を構成する必要性から、
鉄製の部材により一般に形成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上より、プランジャ
を移動可能とする隙間に外部から例えば水分が侵入して
錆が発生したり、或いは砂等の粉体物が異物として侵入
したりすることによって、このプランジャがコイルの内
周側に固着してプランジャが動かなくなる虞があった。
この為、従来の構造ではソレノイドの機能を十分に保証
できないことがあった。
【0006】従って、ソレノイドを樹脂で囲み込んで覆
いソレノイドを密閉構造にしてプランジャを大気と遮断
することで、外部からの湿気による錆の発生や砂等の異
物の混入を防止してプランジャの動作不良を生じさせな
いようにすることが、一般的に考えられていた。しか
し、このような構造を採用するとコストアップになり、
防振装置の製造コストが上昇する欠点があった。
【0007】この一方、防振特性の確保の観点から、副
液室にダイヤフラムを介して隣合う空気室の体積が自由
に変化する必要がある。この為、従来は大気側に空気室
を連通させる穴部を単に設けるだけでなく、この穴部を
できるだけ大きくして、空気の通過抵抗を低くするよう
にしていた。本発明は上記事実を考慮し、製造コストを
低減しつつソレノイドの機能を十分に保証し得る防振装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1による防振装置
は、振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1
の取付部材と、振動発生部及び振動受け部の他方に連結
される第2の取付部材と、これら取付部材間に配置され
て弾性変形し得る弾性体と、弾性体を隔壁の一部として
液体が封入され且つ弾性体の変形により内容積が変化す
る主液室と、主液室と連通され且つ、隔壁の少なくとも
一部が第1ダイヤフラムにより弾性変形可能に形成され
る第1副液室と、第1ダイヤフラムを介して第1副液室
と対向して配置されて内部に気体を取り入れ可能な第1
空気室と、主液室と連通され且つ、隔壁の少なくとも一
部が第2ダイヤフラムにより弾性変形可能に形成される
第2副液室と、第2ダイヤフラムを介して第2副液室と
対向して配置されて内部に気体を取り入れ可能であり且
つ、第1空気室と連通路で連通される第2空気室と、第
2空気室の隔壁の少なくとも一部を弾性変形可能に形成
する弾性膜と、第2空気室内に配置され且つ連通路を開
閉する開閉弁を操作するアクチュエータと、を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】請求項1に係る防振装置の作用を以下に説
明する。一対の取付部材の内の何れか一方に連結された
振動発生部側から振動が伝達されると、この取付部材が
変位するのに伴って、一対の取付部材間に配置される弾
性体が弾性変形し、この弾性体の内部摩擦に基づく制振
機能によって振動を吸収し、振動が低減される。つま
り、弾性体の変形によって振動が吸収されることで、他
方の取付部材に連結された振動受け部側に振動が伝達さ
れ難くなる。
【0010】さらに、この弾性体の変形に伴って、隔壁
の一部が弾性体により形成された主液室が拡縮して内容
積が変化し、この主液室と連通される例えばアイドル振
動用の第1副液室の隔壁の少なくとも一部を弾性変形可
能に形成する第1ダイヤフラムが変形し、また、この主
液室と連通される例えばシェイク振動用の第2副液室の
隔壁の少なくとも一部を弾性変形可能に形成する第2ダ
イヤフラムが変形するようになる。この為、液体に圧力
変化及び粘性抵抗等が生じつつ、液体が主液室とこれら
副液室との間で流動する結果、液体の液柱共振や粘性抵
抗等によっても幅広い周波数帯域の振動が低減されるよ
うになって、振動受け部側に振動がより一層伝達され難
くなる。
【0011】一方、本請求項では、内部に気体を取り入
れ可能な第1空気室が、第1ダイヤフラムを介して第1
副液室と対向して配置され、また、内部に気体を取り入
れ可能な第2空気室が、第2ダイヤフラムを介して第2
副液室と対向して配置されている。この第2空気室は、
第1空気室と連通路で連通されるだけでなく、隔壁の少
なくとも一部が弾性変形可能な弾性膜により形成されて
おり、さらに、連通路を開閉する開閉弁を操作するアク
チュエータが、この第2空気室内に配置されている。
【0012】以上より、アクチュエータが開閉弁を操作
した場合、この開閉弁の開放状態では、第1空気室と第
2空気室とが連通されるのに伴い、第1ダイヤフラムの
変形が容易となって第1副液室と主液室との間で液体が
流動して振動を低減可能となる。また、この開閉弁の閉
鎖状態では、第1空気室が密閉されて第1ダイヤフラム
が変形し難くなるのに伴って、第2副液室と主液室との
間で液体が積極的に流動して、振動を低減可能となる。
【0013】他方、第2空気室内にアクチュエータを配
置したことで、このアクチュエータを外気に対して隔離
された密閉構造にすることができた。従って、プランジ
ャ等のアクチュエータの摺動部分が大気と遮断されるの
で、錆や異物による影響を受けず、アクチュエータを確
実に動作できるようになる。この際、第2空気室の隔壁
の少なくとも一部として弾性膜が存在することで、この
第2空気室を密閉にしてもこの弾性膜が変形して第2空
気室内の気圧をほぼ大気圧に保つことが可能となる。
【0014】さらに、アクチュエータを外部に設置して
外気にアクチュエータが直接接する従来の構造では、ア
クチュエータを樹脂で囲み込む必要があるのに対して、
本請求項ではアクチュエータが外気と完全に遮断されて
いる為、アクチュエータを樹脂で囲み込む必要がなくな
り、これに伴って防振装置の製造コストを低減できる。
また、アクチュエータが樹脂で囲まれていないことか
ら、コイルが発生する熱を容易に放熱できる利点もあ
る。以上より、本請求項によれば、防振装置の製造コス
トを低減しつつアクチュエータの機能を十分に保証可能
となる。
【0015】請求項2に係る防振装置の作用を以下に説
明する。本請求項も請求項1と同様の構成を有して同様
に作用するものの、さらに、開閉弁の開放状態で、第1
空気室の圧力と第2空気室の圧力とが相互にほぼ同一圧
になり得る大きさに、連通路が開放されるという構成を
有している。つまり、本請求項によれば、弾性膜の存在
により第2空気室の体積が自由に変化するようになるだ
けでなく、この第2空気室と連通路で連通される第1空
気室も開閉弁の開放状態において、空気等の気体の通過
抵抗が十分に下がり自由に気体が流動可能となるので、
第1空気室の体積が自由に変化するようになる。この
為、第1ダイヤフラムの変形がより容易となって高い防
振特性の確保が可能となる。
【0016】請求項3に係る防振装置の作用を以下に説
明する。本請求項も請求項1及び請求項2と同様の構成
を有して同様に作用するものの、さらに、アクチュエー
タの本体部分が第2空気室内に配置されたという構成を
有している。つまり、本請求項によれば、例えばプラン
ジャの基端側の摺動部分を含むアクチュエータの本体部
分が少なくとも密閉された第2空気室内に配置されるこ
とで、アクチュエータを確実に動作可能となった。これ
に伴って、請求項1の作用効果をより確実に奏するよう
になる。
【0017】請求項4に係る防振装置の作用を以下に説
明する。本請求項も請求項1から請求項3と同様の構成
を有して同様に作用するものの、さらに、開閉弁がアク
チュエータに直接連結されるという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、アクチュエータが第2空気
室内に配置されるのに伴って、開閉弁がアクチュエータ
に直接連結可能となった。この為、防振装置の構造が簡
素化されて防振装置の製造コストをより一層低減できる
ようになった。
【0018】請求項5に係る防振装置の作用を以下に説
明する。本請求項も請求項1から請求項4と同様の構成
を有して同様に作用するものの、さらに、第1空気室の
隔壁の一部を仕切部材が構成すると共に、連通路がこの
仕切部材に設けられ、閉鎖状態で第1空気室側から仕切
部材に当設する形に開閉弁が配置されるという構成を有
している。つまり、本請求項によれば、開閉弁の閉鎖状
態において第1空気室内の気圧が開閉弁を仕切部材に押
し付ける方向に加わる為、閉鎖状態で開閉弁を確実に閉
鎖可能となった。この結果、閉鎖状態において連通路を
介して気体が漏れ難くなり、本請求項に係る防振装置の
機能がより確実に発揮されて、防振効果が一層高まるよ
うなった。
【0019】また、第1副液室に隣合う第1空気室内に
開閉弁を配置することで、空気抵抗を下げる為の穴部で
ある連通路を大きくすることが可能になった。この結
果、空気の通過抵抗を低くでき、開閉弁と連結されて開
閉弁と一体的に形成されるアクチュエータの性能を向上
できる。
【0020】請求項6に係る防振装置の作用を以下に説
明する。本請求項も請求項1から請求項5と同様の構成
を有して同様に作用するものの、さらに、開閉弁が配置
される仕切部材の部分が窪むように凹部を設けたという
構成を有している。つまり、本請求項によれば、開閉弁
が配置される仕切部材の部分が窪むように凹部を設けた
ことで、開放状態でも開閉弁が不必要に突出することが
無くなり、結果として防振装置の小型化が図られるよう
になった。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る防振装置の一
実施の形態を図1から図3に示し、これらの図に基づき
本実施の形態を説明する。図1に示すように、本実施の
形態に係る防振装置10には、鋼等の金属材料により形
成された第1の取付部材としての底板金具12が備えら
れている。この底板金具12には図示しない取付ボルト
が突出され、一例として自動車等の車両の車体(図示せ
ず)にこの取付ボルトを用いて防振装置10が連結され
るようになっている。尚、この底板金具12の外周部分
には、直角に屈曲された筒状の立壁部12Aが設けられ
ている。
【0022】この底板金具12の上部には、筒状の外筒
金具14が配置されていて、この外筒金具14の下端部
が底板金具12にかしめられて固定されている。この外
筒金具14の内周側には、円筒状に形成された金具であ
る中間筒16が嵌合されて配置されており、この中間筒
16の内周側上部には、ゴム製で下部に凹部が設けられ
た弾性体18の外周側部分が加硫接着されていて、この
中間筒16の内周側の開口部分をこの弾性体18が閉塞
している。
【0023】さらに、この弾性体18の上部中央には、
第2の取付部材としての連結材20が加硫接着されてい
る。この連結材20は図示しないエンジンの搭載部であ
り、エンジンを固定する為の図示しない取付ボルトを貫
通させてこの取付ボルトに連結するのに用いられてい
る。
【0024】図1に示すように、この弾性体18の下部
には、それぞれ合成樹脂等で形成された部材を組み合わ
せて三体構造とされる仕切部材30が、配置されてい
る。そして、リング状に形成され且つ外周側に拡がるフ
ランジ部26Aを有した中間リング26がこの仕切部材
30の中間層として位置している。
【0025】この中間リング26のフランジ部26Aの
上面には、外側リブ26B及びこの外側リブ26Bより
小径の内側リブ26Cがそれぞれ円環状に形成されてい
る。さらに、この中間リング26の上側には、切欠部2
4Aを一か所有するものの全体として円形に形成された
仕切円板24が配置されている。この仕切円板24は外
側リブ26Bから突出したピンに嵌合されて、これら仕
切円板24と中間リング26との間が相互に位置決めさ
れている。
【0026】一方、この中間リング26の下側には、全
体として円盤状に形成された支持円板28が配置されて
いる。この支持円板28の上面には、円環状に形成され
たリブ28Aが設けられており、このリブ28Aの外周
側が中間リング26の下面に設けられたリブ26Dの内
周側と嵌合されて、これら中間リング26と支持円板2
8との間が相互に位置決めされている。そして、リブ2
8Aの頂部に形成された凹部と中間リング26の底面と
の間に外周端の固定用金具が挟持された形で、これらの
間にゴム製の膜部材である第1ダイヤフラム36が配置
されている。
【0027】また、この支持円板28の中央には、支持
円板28を上下に貫通する貫通穴32が形成され、この
貫通穴32内に図1から図3に示すスリーブ34が嵌合
して配置されており、支持円板28の下面側であってこ
の貫通穴32の外周側の部分には、リング状に形成され
たリング状凹部28Bが設けられている。
【0028】つまり、この仕切部材30を構成する仕切
円板24、中間リング26及び支持円板28は一体的に
中間筒16内に嵌合されて配置されている。さらに、仕
切部材30の下部外周側部分である支持円板28の外周
端下部と中間筒16の屈曲された下端部との間に、外周
端の固定用金具が挟持された形で、リング状に形成され
たゴム製の膜部材である第2ダイヤフラム38が配置さ
れている。この第2ダイヤフラム38の内周側は、支持
円板28の中央部分に内周端の固定用金具が嵌合された
形で、固定されている。
【0029】以上より、弾性体18の下部の空間が仕切
部材30の仕切円板24により区画され、弾性体18の
下面と仕切円板24との間の空間がエチレングリコール
等の液体を封入する主液室40とされると共に、仕切円
板24と第1ダイヤフラム36との間の空間が同様の液
体を封入する第1副液室42とされている。また、第1
ダイヤフラム36と支持円板28の上面との間の空間が
第1空気室44とされると共に、支持円板28の下面と
第2ダイヤフラム38との間の空間が同様の液体を封入
する第2副液室46とされている。
【0030】すなわち、本実施の形態では、弾性体18
を隔壁として主液室40が形成されており、また、第1
副液室42の隔壁の一部が第1ダイヤフラム36により
弾性変形可能に形成され、この第1ダイヤフラム36を
介して第1副液室42と対向して、内部に気体を取り入
れ可能に形成された第1空気室44が、配置されてい
る。さらに、第2副液室46の隔壁の一部が第2ダイヤ
フラム38により弾性変形可能に形成されている。
【0031】一方、図1に示すように、中間リング26
の外側リブ26Bと内側リブ26Cとの間の溝状の空間
の開放端が、仕切円板24により塞がれてリング状空間
とされ、このリング状空間の一端が切欠部24Aにより
主液室40側に連通されると共に、他端が第1副液室4
2に開放されて、通路であるアイドルオリフィス52と
なっている。つまり、このアイドルオリフィス52によ
り主液室40と第1副液室42との間が連通されてい
る。
【0032】また、中間筒16の内周面と外側リブ26
Bの外周側との間の溝状の空間の開放端が、仕切円板2
4により塞がれてリング状空間とされ、さらに、中間筒
16の内周面とリブ28Aの外周側との間の溝状の空間
の開放端が、中間リング26により塞がれてリング状空
間とされているだけでなく、これらのリング状空間がこ
れらの端部同士で繋がって、螺旋状空間とされている。
そして、この螺旋状空間の一端が切欠部24Aにより主
液室40側に連通されると共に、他端が第2副液室46
に開放されて、通路であるシェイクオリフィス54とな
っている。つまり、このシェイクオリフィス54により
主液室40と第2副液室46との間が連通されている。
【0033】さらに、中間筒16の屈曲された下端部と
第2ダイヤフラム38の外周端に配置された固定用金具
との間に、外周端の固定用金具56Aが挟持された形
で、ゴム製の弾性膜56が配置されている。この弾性膜
56は底板金具12の内面に沿った形で形成されてお
り、第2ダイヤフラム38とこの弾性膜56との間の空
間が第2空気室48とされている。
【0034】すなわち、内部に気体を取り入れ可能に形
成された第2空気室48が、この第2ダイヤフラム38
を介して第2副液室46と対向して配置されており、こ
の弾性膜56が、第2空気室48の隔壁の一部を弾性変
形可能に形成していることになる。そして、第1空気室
44の隔壁の一部を構成する仕切部材30の支持円板2
8に嵌合されたスリーブ34を貫通する連通路50によ
り、これら第1空気室44と第2空気室48との間が連
通されている。
【0035】他方、図1に示すように、アクチュエータ
としてのソレノイド60の本体部分が第2空気室48内
の中央部分に配置されている。このソレノイド60は円
環状のコイル60Aとその内側に配置された筒状部材6
0Bを有しており、また、筒状部材60B内には、軸状
でソレノイド60の一部を構成するプランジャ60Cの
基端側が、摺動可能に嵌合されつつ配置されている。
【0036】さらに、支持円板28の貫通穴32に嵌合
されたスリーブ34内をこのプランジャ60Cが貫通し
ており、このプランジャ60Cの先端側には、閉鎖状態
で第1空気室44側から仕切部材30に当設する形で、
開閉弁62が取り付けられている。但し、仕切部材30
の連通路50の周囲の部分には、この部分を窪ますよう
に凹部30Aが設けられており、閉鎖状態で開閉弁62
がこの凹部30A内に入り込むようになっている。
【0037】つまり、図2及び図3に示すように、連通
路50を開閉する開閉弁62がソレノイド60の一部で
あるプランジャ60Cに直接連結され、このプランジャ
60Cの上下動に伴ってこの開閉弁62が上下に往復動
して、このソレノイド60が開閉弁62を操作すること
になる。
【0038】また、ソレノイド60のコイル60Aは、
底板金具12の外側に位置する電源70に接続されてい
る。そして、この電源70からコイル60Aに所定の電
圧を印加するようになっていて、コイル60Aへの電圧
の印加によりプランジャ60Cを移動して開閉弁62を
移動することで、開閉動する構造になっている。
【0039】この電源70は、印加電圧をオン・オフし
て開放状態と閉鎖状態との間を制御しつつ切り替える制
御部である制御回路72に接続されている。そして、制
御回路72は車両電源70によって駆動され、少なくと
もエンジンが発生する振動の状態を検出し得るように、
車速センサ74及びエンジン回転数センサ76からの検
出信号を受け、車速及びエンジン回転数を検出できる。
【0040】つまり、この制御回路72は、エンジン回
転数の信号及び加速度の信号を基に、アイドル振動時、
シェイク振動時、車両停止時、車両走行時等の車両及び
エンジンの状態の判断をし、この判断を基にしてコイル
60Aへ電圧を印加し、或いは電圧の印加を停止するこ
とにより、開閉弁62の開閉状態を切り換えるようにな
っている。
【0041】以上より、この開閉弁62が、第1空気室
44内の空気を吸排不可能にする閉鎖状態と第1空気室
44内の空気を吸排可能にする開放状態とで切り替わる
ようになっていて、第1空気室44と第2空気室48と
の間を連通する連通路50をこの開閉弁62で開閉可能
となっている。
【0042】そして、コイル60Aへ所定の電圧を印加
した場合には、開閉弁62が連通路50を開放し、図3
の矢印Aで示すように第1空気室44内の空気をこの開
閉弁62が吸排可能にする。尚この際、開閉弁62の開
放状態で、少なくとも第1空気室44の圧力と第2空気
室48の圧力とが相互にほぼ同一圧になり得る大きさ
に、連通路50が開放される。また、コイル60Aへ電
圧を印加していない場合には、図2に示すように開閉弁
62が下降したままで連通路50を閉塞している。
【0043】他方、本実施の形態では、アイドルオリフ
ィス52の通路長さよりシェイクオリフィス54の通路
長さの方が長くなっている。つまり、例えばオリフィス
の長さによりオリフィス内での液柱共振周波数が決定さ
れることとなる。
【0044】次に、本実施の形態に係る防振装置10の
作用を説明する。この防振装置10の底板金具12を一
例として自動車等の車両の車体へ連結し、連結材20に
エンジンを搭載して連結した状態とし、この防振装置1
0の連結材20に搭載されるエンジンが作動すると、エ
ンジンの振動が発生して連結材20が変位する。これに
伴って、連結材20と底板金具12との間に配置される
弾性体18に、連結材20を介してこのエンジンの振動
が伝達される。弾性体18は吸振主体として作用し、弾
性体18の内部摩擦に基づく制振機能によって振動を吸
収し、車体側に振動が伝達され難くなる。
【0045】また、弾性体18の変形に伴って、内壁の
一部が弾性体18により形成される主液室40が拡縮
し、これに合わせて、第1ダイヤフラム36が変形する
ことでアイドルオリフィス52を介して主液室40と繋
がる第1副液室42が拡縮し、また第2ダイヤフラム3
8が変形することでシェイクオリフィス54を介して主
液室40と繋がる第2副液室46が拡縮するので、液体
に圧力変化及び粘性抵抗等が生じつつ、主液室40とこ
れら副液室42、46との間のオリフィス52、54内
の液体が流動する。
【0046】この結果、弾性体18の変形だけでなく、
液体がオリフィス52、54内で液柱共振等して動ばね
定数が低下し振動がさらに吸収されることで、底板金具
12と連結された車体側に振動がより一層伝達され難く
なって、防振効果を向上することができる。
【0047】一方、本実施の形態では、内部に気体を取
り入れ可能な第1空気室44が、第1ダイヤフラム36
を介して第1副液室42と対向して配置され、また、内
部に気体を取り入れ可能な第2空気室48が、第2ダイ
ヤフラム38を介して第2副液室46と対向して配置さ
れている。この第2空気室48は、第1空気室44と連
通路50で連通されるだけでなく、隔壁の一部が弾性変
形可能な弾性膜56により形成されており、さらに、連
通路50を開閉する開閉弁62にプランジャ60Cで直
接連結されて、この開閉弁62を操作するソレノイド6
0の本体部分が、この第2空気室48内に配置されてい
る。
【0048】そして、本実施の形態に係る防振装置10
の動作を具体的に説明すると、まず、エンジンがアイド
リング運転の場合にはアイドル振動(例えば、周波数2
0〜50Hz)が生じる。このアイドル振動時には、制
御回路72は車速センサ74及びエンジン回転数センサ
76からの信号によりアイドルモードであると判断し、
電源70からソレノイド60のコイル60Aに電圧を印
加することで、ソレノイド60が開閉弁62を操作する
のに伴い、連通路50が開かれて図3に示す第1空気室
44と第2空気室48とが連通される開閉弁62の開放
状態となる。
【0049】この結果、第1ダイヤフラム36の変形が
容易となって、アイドル振動の振動周波数領域での防振
装置10の動ばね定数が第1副液室42と主液室40と
の間のアイドルオリフィス52内での液柱共振により低
下して、アイドル振動が確実に吸収される。尚、このア
イドル振動時にはシェイクオリフィス54は目詰まり状
態となって、液体は流動しない。
【0050】一方、車両が走行するとシェイク振動(例
えば、周波数5〜20Hz)が生じる。これに合わせ
て、制御回路72が車速センサ74及びエンジン回転数
センサ76より送られる信号により、車両が走行し且つ
エンジンが高回転する走行モードであると判断し、制御
回路72は電源70からソレノイド60のコイル60A
に電圧を印加するのを一時的に停止する。これによっ
て、図2に示すように、開閉弁62が第1空気室44と
第2空気室48との間の連通路50を遮断して第1空気
室44内の空気を吸排不可能にする開閉弁62の閉鎖状
態となる。
【0051】つまり、図2に示すように、第1空気室4
4内が密閉されて第1ダイヤフラム36が変形し難くな
るのに伴って、アイドルオリフィス52に液体が流れな
いようになるので、シェイクオリフィス54内を積極的
に通って主液室40と第2副液室46との間で液体が積
極的に流動する。この結果、シェイクオリフィス54内
をこの液体が通過する際の抵抗で減衰力が生じ、シェイ
ク振動が効果的に吸収される。
【0052】他方、第2空気室48内にソレノイド60
を配置したことで、このソレノイド60を外気に対して
隔離された密閉構造にすることができた。従って、プラ
ンジャ60Cが大気と遮断されるので、錆や異物による
影響を受けず、ソレノイド60を確実に動作できるよう
になる。この際、第2空気室48の隔壁の一部として弾
性膜56が存在することで、この第2空気室48を密閉
にしてもこの弾性膜56が変形して第2空気室48内の
気圧をほぼ大気圧に保つことが可能となる。
【0053】さらに、ソレノイド60を外部に設置して
外気にソレノイド60が直接接する従来の構造では、ソ
レノイド60を樹脂で囲み込む必要があるのに対して、
本実施の形態ではソレノイド60が外気と完全に遮断さ
れている為、ソレノイド60を樹脂で囲み込む必要がな
くなり、これに伴って防振装置10の製造コストを低減
できる。また、ソレノイド60が樹脂で囲まれていない
ことから、コイル60Aが発生する熱を容易に放熱でき
る利点もある。以上より、本実施の形態によれば、防振
装置10の製造コストを低減しつつソレノイド60の機
能を十分に保証可能となる。
【0054】また、プランジャ60Cの基端側の摺動部
分を含むソレノイド60の本体部分が密閉された第2空
気室48内に少なくとも配置されることで、ソレノイド
60を確実に動作可能となった。これに伴って、上記の
作用効果をより確実に奏するようになる。そして、この
ソレノイド60が第2空気室48内に配置されるのに伴
って、防振装置10の本体内に配置される開閉弁62が
ソレノイド60に直接連結可能となった。この為、防振
装置10の構造が簡素化されて防振装置10の製造コス
トをより一層低減できるようになった。
【0055】さらに、本実施の形態では、開閉弁62の
開放状態において、第1空気室44の圧力と第2空気室
48の圧力とが相互にほぼ同一圧になり得る大きさに、
連通路50が開放される。つまり、本実施の形態によれ
ば、弾性膜56の存在により第2空気室48の体積が自
由に変化するようになるだけでなく、この第2空気室4
8と連通路50で連通される第1空気室44も開閉弁6
2の開放状態において、空気の通過抵抗が十分に下がり
自由に空気が流動可能となるので、第1空気室44の体
積が自由に変化するようになる。この為、開閉弁62の
開放状態における第1ダイヤフラム36の変形がより容
易となって、高い防振特性の確保が可能となる。
【0056】他方、本実施の形態では、第1空気室44
の隔壁の一部を仕切部材30が構成すると共に、連通路
50がこの仕切部材30に設けられ、閉鎖状態で第1空
気室44側から仕切部材30に当設する形に開閉弁62
が配置されている。また、開閉弁62が配置される仕切
部材30の部分が窪むように、仕切部材30に凹部30
Aが設けられている。
【0057】つまり、開閉弁62の閉鎖状態において第
1空気室44内の気圧が開閉弁62を仕切部材30に押
し付ける方向に加わる為、閉鎖状態で開閉弁62をより
確実に閉鎖可能となった。この結果、閉鎖状態において
連通路50を介して気体が漏れ難くなり、本実施の形態
に係る防振装置10の機能がより確実に発揮されて、防
振効果が一層高まるようなった。
【0058】また、第1副液室42に隣合う第1空気室
44内に開閉弁62を配置することで、空気抵抗を下げ
る為の穴部である連通路50を大きくすることが可能に
なった。この結果、空気の通過抵抗を低くでき、開閉弁
62と連結されて開閉弁62と一体的に形成されるソレ
ノイド60の性能を向上できる。他方、開閉弁62が配
置される仕切部材30の部分が窪むように凹部30Aを
設けたことで、開放状態でも開閉弁62が不必要に突出
することが無くなり、結果として防振装置10の小型化
が図られるようになった。
【0059】尚、上記実施の形態において、振動発生部
であるエンジン側に連結材20が連結され、振動受け部
である車体側に底板金具12が連結される構成とされた
が、この逆の構成としてもよい。さらに、上記実施の形
態では通路であるオリフィス及び副液室を二つづつ有す
る構造を用いて説明したが、オリフィス及び副液室をそ
れぞれ三つづつ以上有する構造の防振装置にも、本発明
を適用することができる。これにより、例えば低減すべ
き振動周波数に合わせて例えばオリフィスの断面積や長
さを相違させたりオリフィスの数を変更するようにし
て、オリフィスの形状等を適宜選択することで、種々の
振動周波数にそれぞれ対応可能な防振装置を得ることが
出来る。
【0060】また、上記実施の形態において、自動車の
エンジン等の防振を目的としたが、本発明の防振装置は
他の用途にも用いられることはいうまでもなく、また、
形状等も実施の形態の構造のものに限定されるものでは
なく、他の構造の防振装置にも適用可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防振装置
は上記構成としたので、製造コストを低減しつつソレノ
イドの機能を十分に保証し得ることができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防振装置の一実施の形態の断面図
である。
【図2】本発明に係る防振装置の一実施の形態の要部拡
大断面図であって、開閉弁が閉鎖状態となった時を示す
図である。
【図3】本発明に係る防振装置の一実施の形態の要部拡
大断面図であって、開閉弁が開放状態となった時を示す
図である。
【符号の説明】
10 防振装置 12 底板金具(第1の取付部材) 20 連結材(第2の取付部材) 18 弾性体 30 仕切部材 36 第1ダイヤフラム 38 第2ダイヤフラム 40 主液室 42 第1副液室 44 第1空気室 46 第2副液室 48 第2空気室 50 連通路 56 弾性膜 60 ソレノイド(アクチュエータ) 62 開閉弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
    される第1の取付部材と、 振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取
    付部材と、 これら取付部材間に配置されて弾性変形し得る弾性体
    と、 弾性体を隔壁の一部として液体が封入され且つ弾性体の
    変形により内容積が変化する主液室と、 主液室と連通され且つ、隔壁の少なくとも一部が第1ダ
    イヤフラムにより弾性変形可能に形成される第1副液室
    と、 第1ダイヤフラムを介して第1副液室と対向して配置さ
    れて内部に気体を取り入れ可能な第1空気室と、 主液室と連通され且つ、隔壁の少なくとも一部が第2ダ
    イヤフラムにより弾性変形可能に形成される第2副液室
    と、 第2ダイヤフラムを介して第2副液室と対向して配置さ
    れて内部に気体を取り入れ可能であり且つ、第1空気室
    と連通路で連通される第2空気室と、 第2空気室の隔壁の少なくとも一部を弾性変形可能に形
    成する弾性膜と、 第2空気室内に配置され且つ連通路を開閉する開閉弁を
    操作するアクチュエータと、 を備えたことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 開閉弁の開放状態で、第1空気室の圧力
    と第2空気室の圧力とが相互にほぼ同一圧になり得る大
    きさに、連通路が開放されることを特徴とする請求項1
    記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 アクチュエータの本体部分が第2空気室
    内に配置されたことを特徴とする請求項1或いは請求項
    2に記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 開閉弁がアクチュエータに直接連結され
    ることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記
    載の防振装置。
  5. 【請求項5】 第1空気室の隔壁の一部を仕切部材が構
    成すると共に、連通路がこの仕切部材に設けられ、閉鎖
    状態で第1空気室側から仕切部材に当設する形に開閉弁
    が配置されることを特徴とする請求項1から請求項4の
    何れかに記載の防振装置。
  6. 【請求項6】 開閉弁が配置される仕切部材の部分が窪
    むように凹部を設けたことを特徴とする請求項1から請
    求項5の何れかに記載の防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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