JP2003148460A - 転がり軸受装置の製造方法 - Google Patents

転がり軸受装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に2.5"以下のHDDにおいて、シャフト
フランジ基準面とアーム取り付け基準面との組立高さを
管理し、かつ小型化されている転がり軸受装置の製造方
法を提供しようとするものである。 【解決手段】基準面となるフランジ7aを一端に設けた
軸7に、第一の軸受1を組み込み、該軸受には外輪端面
側からあらかじめ予圧荷重によるアキシアル方向の弾性
変形を与えると共に、該軸受の内輪端面を圧入治具を介
して押圧し、上記外輪端面が所定の組立高さ位置と同じ
とした仕上げ位置に到達したことを検知すると、該第一
の軸受の押圧を終了し、次に、第二の軸受4を上記せる
ように軸7に組み込まれている第一の軸受1の上方か
ら、その内外輪端面を同時に押圧して軸に組み込み、第
一の軸受1の外輪端面に第二の軸受4の外輪端面が突き
当たった時点で第二の軸受4の押圧を終了し、そして次
に、上記第二の軸受4の内輪上端面を予圧付与用圧入治
具を介してさらに圧入することにより、第一の軸受1の
内輪のフランジ側端面と軸フランジ7aとの間に隙間C
を確保してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、磁気ディ
スク装置におけるスイングアーム用の軸受装置(ピボッ
トユニットともいう)のように、高速で微小揺動する部
位に使用して好適な転がり軸受装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に示す従来のスイングアー
ム用軸受装置(ピボットユニット)では、グリースが密
封された玉軸受100,100の二個に予圧をかけて使
用されている。該玉軸受100,100は、内輪内径面
101,101および外輪外径面102,102の四箇
所とも接着剤が塗布され、軸200及びハウジング30
0に接着固定されて製造されている。軸受に予圧を付与
する方法は、そのやり方により、荷重を管理する方法
(デッドウエイトまたはバネ力による負荷)や、あるい
はアキシアル剛性(共振)を管理する方法が提案されて
いる(特開平6−221326、US 5,509,1
98)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、磁気ディスク装
置は益々高密度化が要求されている。このため、ディス
クに信号を記録するトラックの幅は益々狭くなってきて
おり、信号を記録再生するヘッドを搭載するスイングア
ームには、目標トラックへのアクセスの高速化と位置決
め性能の高精度化が要求されている。また、トラック幅
が狭くなると共に、磁気ヘッドのディスクからの低浮上
量化が要求されている。このため、ピボットのベース取
り付け基準面およびアームの取り付け基準面との高さを
高精度に管理することが求められている。さらに、装置
の小型化・薄型化にともない、特に、ノート型パソコン
および携帯型端末に使われる2.5“以下のHDDで
は、ピボットの小型化が強く求められている。すなわ
ち、制御の高速化・高精度化・小型化を満足するため
に、スイングアーム400を支持する玉軸受には、軸
(シャフトともいう)200のフランジ基準面(ベース
への取り付け面)Qとアーム取り付け基準面Pとの組み
立て高さT(図7乃至図11参照)を管理し、かつ小型
化されていることが要求されている。図中、Bはハウジ
ング300のアーム取り付け基準面Pからフランジ側の
軸受100における外輪100aの突き当て面100b
までの距離を示し、Hはフランジ厚さ、tは軸受組立高
さ、t1は正面差幅、Dは間座幅を示す。なお、図7乃
至図11では、軸受100においてボールを等配してい
る保持器と潤滑剤の飛散を防ぐシールを省略すると共
に、スイングアーム400は記載していない。図中60
0は固定用ねじを示す。図7は内径段付き部302を有
したハウジング300を用いた形態、図8及び図9はハ
ウジングを有さず間座500を用いた形態である。な
お、図9は外輪外径違いの形態を示す。しかし、図7乃
至図11に示す従来のスイングアーム用軸受装置では、
フランジ201側の軸受内輪100cがフランジ面20
2に当接するような構造であり、ベース取り付け基準面
Q及びアーム取り付け基準面Pとの高さTは、各部品を
高精度に加工することによって管理されておりコスト高
であった。また小型化のために、ハウジング300の内
径段付き部302あるいは間座500をなくして、二個
の外輪100a,100aの端面同士を当接させ、内輪
100cの一方を軸200に設けたフランジ201のフ
ランジ面202に当接させる構造(図10はハウジング
・間座なしの場合、図11は外輪外径違い・間座なしの
場合)の、いわゆる外輪突き当てタイプが提案されてい
る(USP6,010,247)。
【0004】しかしながら、この方法においても、各部
品精度を高精度に加工しなければならず、コスト高であ
った。すなわち、これを実現するためには、フランジ厚
さH、軸受組立高さt(正面差幅t1を含む)、ハウジ
ングの寸法(ハウジング300のアーム取り付け基準面
Pからフランジ側の軸受100における外輪100aの
突き当て面100bまでの距離)B、間座幅Cの許容差
が全て合算されることから、各部公差レンジの縮小化
各部公差を測定し選択組立等を行わなければならな
い。本発明は、上述した従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、特に2.5"以下のHDDにおいて、シャフト
フランジ基準面とアーム取り付け基準面との組立高さを
管理し、かつ小型化されている転がり軸受装置の製造方
法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、基準面となるフランジ
を一端に設けた軸に、予圧荷重を与えた状態で二個の軸
受を固定し、そして該軸に固定されたフランジ側軸受内
輪のフランジ側端面と軸フランジ面との間に隙間を確保
してなる転がり軸受装置の製造方法である。具体的に
は、例えば、基準面となるフランジを一端に設けた軸
に、第一の軸受を組み込み、該軸受には外輪端面側から
あらかじめ予圧荷重によるアキシアル方向の弾性変形を
与えると共に、該軸受の内輪端面を圧入治具を介して押
圧し、上記外輪端面が所定の組立高さ位置と同じとした
仕上げ位置に到達したことを検知すると、該第一の軸受
の押圧を終了し、次に、第二の軸受を上記せるように軸
に組み込まれている第一の軸受の上方から、その内外輪
端面を同時に押圧して軸に組み込み、第一の軸受の外輪
端面に第二の軸受の外輪端面が突き当たった時点で第二
の軸受の押圧を終了し、そして次に、上記第二の軸受の
内輪上端面を予圧付与用圧入治具を介してさらに圧入す
ることにより、第一の軸受内輪のフランジ側端面と軸フ
ランジ面との間に隙間を確保してなることを特徴とする
転がり軸受装置の製造方法である。上記方法において、
第一の軸受の外輪端面位置検知手段を備え、該検知手段
は、外輪端面が検知部の初期設定位置で検知すると内輪
を押圧している圧入治具の送り速度を変化させ、その
後、所定の組立高さ位置と同じとした仕上げ位置に外輪
端面が到達したことを検知すると、該圧入治具の押圧を
終了することを特徴とする。上記第一の軸受内輪を押圧
する圧入治具は、圧入開始後には加速して送り、その後
所定の高速度になった時点で一定速度で送り、外輪端面
位置検知手段の検知部の初期設定位置に外輪端面が到達
したことを検知すると、送り速度が減速され、その後低
速で送った後に、所定の組立高さ位置と同じとした仕上
げ位置に外輪端面が到達したことを検知すると、押圧を
終了することを特徴とする。外輪端面位置検知手段は、
例えば電気マイクロメータである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1に示すようなアーム取
り付け基準面Pとシャフトフランジ基準面Qの組立高さ
Tを管理したHDDスイングアーム用の転がり軸受装置
(ピボットユニットともいう)の一実施形態を用いて、
本発明の転がり軸受装置の製造方法(組立方法ともい
う)の一実施形態について説明する。なお、本実施形態
では、HDDスイングアーム用の転がり軸受装置の製造
方法をもって説明するが、本実施形態は本発明の一実施
形態にすぎず何等これらに限定解釈されるものではな
い。
【0007】本実施形態の転がり軸受製造方法は、第一
の軸受組立工程(図2)→第二の軸受組立工程(図4)
→予圧付与工程(図5)とからなる。以下、各工程毎に
説明する。
【0008】図2は、第一の軸受1における組立工程を
示す。まず、潤滑剤が密封された第一の軸受(玉軸受)
1を軸7に圧入する。上記軸7は、基準面Qとなるフラ
ンジ7aを一端に設けており、該フランジ7a部分を台
座8に固定する。本実施形態では、第一の軸受外輪2を
案内するガイド9を設置している。ガイド9は、第一の
玉軸受1の外輪2の外径よりも大径の内径を有する管状
に形成されており、その下端面9aを台座8のフランジ
8a面に固定している。当該ガイド9は、本発明におい
て特に必須の構成要件ではなく適宜実施の形態に応じて
設置可能であり、またガイド9の構造も図示形態に限定
されず設計変更可能である。そして次に、第一の玉軸受
1の外輪端面2bには予圧相当のダミーウエイト11を
載せて、あらかじめ予圧荷重によるアキシアル方向の弾
性変形を与えておき、内輪端面3bを、圧入治具12を
用いて圧入していく。また、本実施形態では、第一の玉
軸受1におけるフランジ7a側の外輪端面2a位置を検
知する外輪端面位置検知手段(センサ)10を備え、該
検知手段10は、その検知部10aが所定位置で外輪端
面2aに接触するようにあらかじめセットしておき、ま
ず、検知部10aの初期設定位置で外輪端面2aを検知
すると内輪3を押圧している圧入治具12の送り速度を
変化させ、その後、所定の組立高さT位置と同じとした
仕上げ位置に外輪端面2aが到達したことを検知する
と、該圧入治具12の押圧を終了させるように信号を送
る構成となっている。例えば、電気マイクロメータが外
輪端面位置検出手段10の一例として挙げられる。上記
第一の軸受内輪3を押圧する圧入治具12は、組立時間
を短縮するため、圧入開始後には加速して送り、その後
所定の高速度になった時点で一定速度で送り、そして上
述した外輪端面位置検知手段(電気マイクロメータ)1
0の検知部(先端)10aの初期設定位置に外輪端面2
aが到達(接触)すると、送り速度が減速され、その後
低速で送った後に、所定の組立高さT位置と同じとした
仕上げ位置に外輪端面2aが到達(接触)すると、停止
し押圧を終了する。その圧入治具12の送り速度のパタ
ーンを図3に示す。なお、速度パターンは一例にすぎず
変更可能である。また、上述したガイド9及び組立高さ
管理用治具には、電気マイクロメータ10の先端10a
が入るようなスリット9bを設けておく。電気マイクロ
メータ10の触針圧は、ダミーウエイト11に対し十分
小さくするか、その値を補正したウエイト重量にする。
【0009】図4は、第二の玉軸受4の組立工程を示
す。上述の第一の玉軸受1の組立工程を終了した後、次
に、第二の玉軸受(第一の玉軸受1と同一構成の玉軸
受)4を、上記せるように軸7に組み込まれている第一
の玉軸受1の上方から、圧入治具13を用いてその内外
輪端面6b,5bを同時に押圧して軸7に組み込み、第
一の玉軸受1の外輪端面2bに第二の玉軸受4の外輪端
面5aが突き当たった時点で、圧入治具13による第二
の玉軸受4の押圧を終了する。この状態では、まだ予圧
が付与されていない状態である。なお、第二の玉軸受4
も潤滑剤が密封されている。
【0010】図5は、予圧付与工程を示す。上述の第二
の玉軸受4の組立工程を終了した後、次に、上記第二の
玉軸受4の内輪上端面6bを予圧付与用圧入治具14を
介してさらに圧入することにより予圧を付与し、第一の
玉軸受内輪3のフランジ側端面3aと軸フランジ7aと
の間に隙間Cを確保する。予圧を管理する方法は、アキ
シアル剛性(共振)を管理する方法である。すなわち、
外輪端面のアキシアル共振をモニタしながら、所望のア
キシアル共振に達するまで内輪を圧入する。また、上記
隙間Cは、本発明の範囲内で設定され限定はされない
が、例えば0.5mmを超える場合、ピボットユニット
の総幅が大きくなるので、すきま確保の最小値0.01
mmから最大0.5mmが望ましい。
【0011】上述した第一の軸受1,第二の軸受4は、
本実施形態では、外輪2,5幅を内輪3,6幅よりも軸
フランジ7a方向に伸ばした形状としているが、本実施
形態の構成に限定されず、本発明の範囲内で他の構成に
設計変更可能である。なお、上述した軸受1,4の潤滑
剤は、油またはグリースが封入される。また、密封板
は、接触シール・非接触シール若しくはシールドのいず
れであってもよく、さらにシール(シールド含む)は両
シールでもよいし、片シールでもよい。また、ケージの
材質は鉄ケージでもブラケージでもよい。また、軸受材
質は軸受鋼でもステンレス鋼でもよい。圧入治具12,
13、又は予圧付与用圧入治具14は、特にその構造に
は限定されない。軸7と内輪3,6(又は図示しないが
ハウジングと外輪2,5)は、前述の例では圧入固定を
示したが、ルーズや軽い締まり嵌めで嵌合し、接着剤に
て固定されていてもよい。なお、振動検出器は加速度ピ
ックアップでもよいし、レコード針でもよい。外輪端面
位置検知手段10に用いられるセンサには、本実施形態
のように変位を測定できる電気マイクロメータの他、光
や磁気を使った非接触センサや、所定の位置を感知する
接触センサでもよい。また、本実施形態では、ハウジン
グなし及び第一の軸受1と第二の軸受4の外輪端面2
b,5a同士を当接させる場合をもって説明するが、ハ
ウジングを有する場合、外輪端面間に間座を有する場
合、若しくは外輪端面同士間にハウジングの段付部を介
在する場合も勿論本発明の範囲内である。
【0012】
【発明の効果】この発明によると、軸の一端に基準面と
なるフランジを設けた軸に軸受二個が、予圧荷重が与え
られた状態で固定されており、かつ軸に固定されている
フランジ側内輪のフランジ側端面とフランジ面に隙間が
確保されて製造されていることから、各部品精度を高精
度に加工しなくても、ピボットのヘッド搭載アームの取
り付け基準面とシャフトフランジ基準面からの組立高さ
をコントロールしながら組み立てることができる。この
ため、ベースとヘッドとの高さが高精度に管理され、か
つ小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製造方法により組立てられる転がり軸受
装置の一実施形態を示す概略図。
【図2】本発明製造方法の第一の軸受組立工程の概略図
を示す。
【図3】圧入治具の送り速度パターンを示す図。
【図4】本発明製造方法の第二の軸受組立工程の概略図
を示す。
【図5】本発明製造方法の予圧付与工程の概略図を示
す。
【図6】従来技術の断面図。
【図7】従来技術の他の例を示す断面図。
【図8】従来技術の他の例を示す断面図。
【図9】従来技術の他の例を示す断面図。
【図10】従来技術の他の例を示す断面図。
【図11】従来技術の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1:第一の軸受 4:第二の軸受 7:軸(シャフト) 10:外輪端面位置検知手段(センサ) 12,13:圧入治具 14:予圧付与用圧入治具 C:すきま Q:シャフトフランジ基準面 P:アーム取り付け基準面 T:組立高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 隆司 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号日 本精工株式会社内 (72)発明者 前田 孝 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号日 本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J012 AB02 AB04 BB03 EB14 FB07 HB01 HB02 3J017 AA01 AA02 DA01 DB07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準面となるフランジを一端に設けた軸
    に、予圧荷重を与えた状態で二個の軸受を固定し、そし
    て該軸に固定されたフランジ側軸受内輪のフランジ側端
    面と軸フランジ面との間に隙間を確保してなることを特
    徴とする転がり軸受装置の製造方法。
  2. 【請求項2】基準面となるフランジを一端に設けた軸
    に、第一の軸受を組み込み、該軸受には外輪端面側から
    あらかじめ予圧荷重によるアキシアル方向の弾性変形を
    与えると共に、該軸受の内輪端面を圧入治具を介して押
    圧し、上記外輪端面が所定の組立高さ位置と同じとした
    仕上げ位置に到達したことを検知すると、該第一の軸受
    の押圧を終了し、 次に、第二の軸受を上記せるように軸に組み込まれてい
    る第一の軸受の上方から、その内外輪端面を同時に押圧
    して軸に組み込み、第一の軸受の外輪端面に第二の軸受
    の外輪端面が突き当たった時点で第二の軸受の押圧を終
    了し、 そして次に、上記第二の軸受の内輪上端面を予圧付与用
    圧入治具を介してさらに圧入することにより、第一の軸
    受内輪のフランジ側端面と軸フランジ面との間に隙間を
    確保してなることを特徴とする転がり軸受装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】第一の軸受の外輪端面位置検知手段を備
    え、該検知手段は、外輪端面が検知部の初期設定位置で
    検知すると内輪を押圧している圧入治具の送り速度を変
    化させ、その後、所定の組立高さ位置と同じとした仕上
    げ位置に外輪端面が到達したことを検知すると、該圧入
    治具の押圧を終了することを特徴とする請求項2に記載
    の転がり軸受装置の製造方法。
  4. 【請求項4】第一の軸受内輪を押圧する圧入治具は、圧
    入開始後には加速して送り、その後所定の高速度になっ
    た時点で一定速度で送り、外輪端面位置検知手段の検知
    部の初期設定位置に外輪端面が到達したことを検知する
    と、送り速度が減速され、その後低速で送った後に、所
    定の組立高さ位置と同じとした仕上げ位置に外輪端面が
    到達したことを検知すると、押圧を終了することを特徴
    とする請求項2又は3のいずれかに記載の転がり軸受装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】外輪端面位置検知手段が、電気マイクロメ
    ータであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか
    に記載の転がり軸受の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110979641A (zh) * 2019-11-28 2020-04-10 北京自动化控制设备研究所 一种基于交叉滚子轴承的舵轴支撑机构
CN112729053A (zh) * 2020-12-30 2021-04-30 甘肃海林中科科技股份有限公司 一种带凸缘轴承的装配高测量方法

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