JP2003147140A - スチレン系樹脂組成物及びフィルム - Google Patents

スチレン系樹脂組成物及びフィルム

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JP2003147140A
JP2003147140A JP2001348989A JP2001348989A JP2003147140A JP 2003147140 A JP2003147140 A JP 2003147140A JP 2001348989 A JP2001348989 A JP 2001348989A JP 2001348989 A JP2001348989 A JP 2001348989A JP 2003147140 A JP2003147140 A JP 2003147140A
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Kensuke Hanai
謙介 花井
Akiyoshi Yamatani
亜喜佳 山谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲルが少なく、伸びがあり、透明性が良
好なインフレーションフィルムを与えうるポリスチレン
系樹脂組成物、そのようなフィルムおよびフィルムの製
造方法を提供すること。 【解決手段】 落球衝撃強度が30cm超である高強度
スチレン系樹脂60〜99重量%と、耐衝撃性スチレン
系樹脂40〜1重量%を含む樹脂組成物であって、シリ
ンダー温度190℃の条件で、空冷式インフレーション
成形を行なって厚さ25μmのインフレーションフィル
ムを成形したときに、引張り伸び(縦)が10〜100
%、引張り伸び(横)が10〜50%、ヘイズが1〜2
0%及びゲルが0〜100個である透明性良好なインフ
レーションフィルムが得られうるスチレン系樹脂組成
物、該組成物から得られる透明性良好なインフレーショ
ンフィルム及び該組成物をインフレーション成形するフ
ィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲルが少なく、伸
びがあり、透明性が良好なフィルムを与えうるポリスチ
レン系樹脂組成物、そのフィルム及びそれを製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレンの重合体であるポリスチレン
は、透明性、寸法安定性、剛性にすぐれ、成形性がよく
安価なことから一般ポリスチレン(GPPS)と呼ばれ
て、射出成形品や発泡成形品として多くの用途に使用さ
れるが、耐衝撃性が低く、脆く、引張り伸びに欠けると
いう欠点がある。低い耐衝撃性を補うためにニ軸延伸が
行なわれニ軸延伸シートまたはフィルムとして利用され
ている。
【0003】また、耐衝撃性を改善する他の方法とし
て、ポリブタジエンなどのゴムによって変性された耐衝
撃性ポリスチレン(HIPS)がある。しかしながら、
HIPSはABS樹脂に比して光沢が劣ることから、ゴ
ム粒子の構造を制御することにより光沢を改善する試み
がなされ、高光沢HIPSや、されに光沢が改善された
超高光沢HIPSと呼ばれる耐衝撃性ポリスチレンが実
用化されるに至っている。
【0004】上記一般ポリスチレン(GPPS)の強度
を改善する試みも行なわれており、高分子化や、高分子
化による流動性を低下するためさらにミネラルオイルな
どの可塑剤を添加することや、少量の硬質微粒子を分散
させる方法(特開平7−228737)が提案されてい
る。
【0005】また、高い耐衝撃性を要求せず、剛性や価
格を重要視する場合などは、GPPSとHIPSを混合
して中衝撃性ポリスチレン(MIPS)として使用され
ることがある。
【0006】一方フィルムとしてGPPSを製膜したと
き、ニ軸延伸シートまたはフィルム(OPS)とするほ
かは、弱くて二次加工に耐えるフィルムは得られない。
フィルム強度を改善するために添加剤が使用されると、
それがフィルムにフィッシュアイを生成するゲルの原因
となってしまう。
【0007】特に生産性の高いインフレーションフィル
ムにおいて、ゲルが少なく、伸びがあり、透明性及び光
沢が良好なインフレーションフィルムを得ることは困難
であった。
【0008】本発明者らは、ゲルが少なく、伸びがあ
り、透明性及び光沢が良好なフィルムを与えうるポリス
チレン系樹脂組成物の開発に鋭意努力した結果、本発明
に到達した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゲルが少な
く、伸びがあり、透明性が良好なフィルムを与えうるポ
リスチレン系樹脂組成物を提供することを目的とする。
また本発明は、ゲルが少なく、伸びがあり、透明性が良
好なフィルムを提供することを目的とする。さらに本発
明は、ゲルが少なく、伸びがあり、透明性が良好なフィ
ルムの製造に適したフィルムの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、落球衝撃強度
が30cm超である高強度スチレン系樹脂60〜99重
量%と、耐衝撃性スチレン系樹脂40〜1重量%を含む
樹脂組成物であって、シリンダー温度190℃の条件
で、空冷式インフレーション成形を行なって厚さ25μ
mのインフレーションフィルムを成形したときに、引張
り伸び(縦)が10〜100%、引張り伸び(横)が1
0〜50%、ヘイズが1〜20%及びゲルが0〜100
個である透明性良好なインフレーションフィルムが得ら
れうるスチレン系樹脂組成物を提供する。
【0011】前記高強度スチレン系樹脂が、スチレン系
樹脂と、屈折率が1.5〜2.0であり、平均粒径が
0.1〜20μmである微粒子からなる組成物である前
記のスチレン系樹脂組成物は、本発明の好ましい態様で
ある。
【0012】前記耐衝撃性スチレン系樹脂が、ゴム変性
耐衝撃性スチレン系樹脂であって、アイゾット衝撃強度
が2〜15kg・cm/cmである耐衝撃性スチレン系
樹脂である前記のスチレン系樹脂組成物は、本発明の好
ましい態様である。
【0013】また本発明は、前記のスチレン系樹脂組成
物から得られるインフレーションフィルムを提供する。
【0014】前記インフレーションフィルムが、引張り
伸び(縦)が引張り伸び(縦)が10〜100%、引張
り伸び(横)が10〜50%、ヘイズが1〜20%及び
ゲルが0〜100個の透明性良好なインフレーションフ
ィルムである前記のインフレーションフィルムは、本発
明の好ましい態様である。
【0015】さらに本発明は、前記のスチレン系樹脂組
成物を、インフレーション成形することを特徴とするフ
ィルムの成形方法を提供する。
【0016】前記インフレーション成形が、膨比1.5
以上で行なわれるフィルムの成形方法は、本発明の好ま
しい態様である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のスチレン系樹脂組成物
は、落球衝撃強度が30cm超である高強度スチレン系
樹脂60〜99重量%と、耐衝撃性スチレン系樹脂40
〜1重量%を含む樹脂組成物であって、シリンダー温度
190℃の条件で、空冷式インフレーション成形を行な
って厚さ25μmのインフレーションフィルムを成形し
たときに、引張り伸び(縦)が10〜100%、引張り
伸び(横)が10〜50%、ヘイズが1〜20%及びゲ
ルが0〜100個である透明性良好なインフレーション
フィルムが得られうるスチレン系樹脂組成物である。
【0018】本発明のスチレン系樹脂としては、スチレ
ン、α−メチルスチレンなどのα−置換スチレン、p−
メチルスチレンなどの各置換アルキルスチレンなどのス
チレン系モノマーの重合体または共重合体をいう。中で
もスチレンの単独重合体またはスチレンを主たる割合と
する共重合体が好ましく、スチレンの単独重合体がより
好ましい。
【0019】共重合体には、スチレン系モノマーのほか
に、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチルなどの重合可能なモノマーが
共重合成分として用いられてもよい。
【0020】本発明の落球衝撃強度が30cm超である
高強度スチレン系樹脂は、高強度または超高強度スチレ
ン系樹脂と呼ばれるスチレン系樹脂またはその組成物が
好適に利用される。本発明の高強度スチレン系樹脂の落
球衝撃強度は、30cm超であることが好ましく、35
cm超であることがより好ましい。落球強度の測定方法
は後述するとおりである。
【0021】本発明の落球衝撃強度が30cm超である
高強度スチレン系樹脂の好適な例としては、スチレン系
樹脂と微粒子との組成物、中でも屈折率が1.5〜2.
0であり、平均粒径が0.1〜20μmである微粒子か
らなる組成物であるスチレン系樹脂組成物を好ましいも
のとして挙げることができる。これらの微粒子の具体例
としては、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、
ポリスチレン架橋ビーズ、ジビニルベンゼン架橋ビーズ
などを挙げることができる。
【0022】本発明の落球衝撃強度が30cm超である
高強度スチレン系樹脂の好適な一例として、特開平7−
228737に記載されたような組成物を挙げることが
できる。
【0023】市販されているもので、超高強度GPPS
グレードUT750及びUT850(日本ポリスチレン
社製)は好適に使用できる。
【0024】本発明の耐衝撃性スチレン系樹脂は、耐衝
撃性ポリスチレン(HIPS)と呼ばれるものであっ
て、アイゾット衝撃強度が2〜15kg・cm/cm、
好ましくは5〜10kg・cm/cmである耐衝撃性ス
チレン系樹脂が好ましく、ゴム変性耐衝撃性スチレン系
樹脂であることがより好ましい。
【0025】本発明の落球衝撃強度が30cm超である
高強度スチレン系樹脂と、耐衝撃性スチレン系樹脂を含
む樹脂組成物のそれぞれの割合としては、高強度スチレ
ン系樹脂を60〜99重量%、好ましくは65〜95重
量%、より好ましくは70〜90重量%と、耐衝撃性ス
チレン系樹脂を40〜1重量%、好ましくは35〜5重
量%、より好ましくは30〜10重量%の割合で含んで
いるものである。
【0026】本発明の落球衝撃強度が30cm超である
高強度スチレン系樹脂と、耐衝撃性スチレン系樹脂を含
む樹脂組成物は、その組成物をシリンダー温度190℃
の条件で、空冷式インフレーション成形を行ない厚さ2
5μmのインフレーションフィルムを成形したときに、
引張り伸び(縦)が10〜100%、好ましくは20〜
100%、引張り伸び(横)が10〜50%、好ましく
は20〜50%、ヘイズが1〜20%、好ましくは1〜
15%及びゲルが0〜100個、好ましくは0〜70個
である透明性良好なインフレーションフィルムが得られ
るようなスチレン系樹脂組成物である。
【0027】厚さ25μmのインフレーションフィルム
とは、厚さ25μmのフィルムが得られうる条件でフィ
ルム成形を行なって得られる実質的に厚さ25μmであ
ると認められるインフレーションフィルムをいう。
【0028】上記本発明の耐衝撃性スチレン系樹脂とし
ては、前記の条件を満たしうるものを適宜選択しうる。
例えばHIPSとして市販されている耐衝撃性ポリスチ
レン(HIPS)の中から選択してもよい。市販されて
いる耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)の中では、高光
沢HIPSであるスタイロン(商品名)403R(エー
・アンド・エム ポリスチレン社製)が好適に使用する
ことができる。
【0029】本発明のスチレン系樹脂組成物は、落球衝
撃強度が30cm超である高強度スチレン系樹脂と、耐
衝撃性スチレン系樹脂及び必要によって他の成分を、ヘ
ンシェルミキサー、回転コーンミキサー、ロータリーミ
キサー、リボンブレンダーなどの公知の混合機でドライ
ブレンド法によって混合することによって得ることがで
きる。得られた混合物を成形機に供給して成形物を得る
ことができる。
【0030】またスチレン系樹脂組成物は、落球衝撃強
度が30cm超である高強度スチレン系樹脂と、耐衝撃
性スチレン系樹脂及び必要によって他の成分を、従来公
知の方法で溶融混練することによっても得ることができ
る。この溶融混練を行う方法としては、押出機、プラス
トミル、ニーダー、攪拌装置の付いた反応器などを用い
る従来公知の方法を適宜選択して使用することができ
る。
【0031】本発明のスチレン系樹脂組成物から、イン
フレーションフィルム成形法、キャストフィルム成形法
など公知の方法で成形したフィルムは、ゲルの発生、引
張り伸び及び透明性の点で優れたフィルムである。
【0032】中でも、インフレーションフィルム成形法
によって得られたインフレーションフィルムは、従来の
ポリスチレンでは到達できなかったゲルが少なく、伸び
があり、透明性が良好なフィルムという優れた性質を示
す。
【0033】本発明によって得られるインフレーション
フィルムは、引張り伸び(縦)が10〜100%、好ま
しくは20〜100%、引張り伸び(横)が10〜50
%、好ましくは20〜50%、ヘイズが1〜20%、好
ましくは1〜15%、及びゲルが0〜100個、好まし
くは0〜70個である透明性が良好なインフレーション
となりうる。インフレーションフィルムの厚さとして
は、15〜50μm、好ましくは18〜40μmである
ことが望ましい。
【0034】本発明によって得られるインフレーション
フィルムは、また良好な光沢を有しているという特徴も
備えている。
【0035】このような優れた性質を示すインフレーシ
ョンフィルムを得る好ましい方法は、本発明のスチレン
系樹脂組成物をインフレーションフィルム成形、好まし
くは空冷式インフレーションフィルム成形によって、フ
ィルムを得る方法である。
【0036】上記インフレーションフィルム成形を行な
う際に、膨比が1.5となるように成形を行なうと、よ
り安定して本発明の好ましいインフレーションフィルム
を成形することができる。
【0037】本発明のスチレン系樹脂組成物には、必要
に応じて適宜滑剤、帯電防止剤、酸化防止安定剤、熱安
定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、可塑剤などを添加し
てもよい。
【0038】本発明のスチレン系樹脂組成物から得られ
るフィルムは、優れた透明性を有しながら、少ないゲル
によって良好な印刷性が得られ、また適度の引張り伸び
によって、ラミネートなどの二次加工の際に膜破損を防
止したり、積層体の深絞り成形などでの膜切れを防止し
たりと顕著な効果を発揮するので、幅広い用途に使用す
ることができる。
【0039】本発明のスチレン系樹脂組成物から得られ
るフィルムは、その優れた透明性、適度な引張り伸び及
び少ないゲルという特徴を活かして、各種用途への利用
が可能である。好適な利用例として基材へのラミネート
材として使用できる。中でも、発泡ポリスチレン容器に
ラミネートした食品などの包装用トレイは、本発明のフ
ィルムの好適な用途である。また、容器の蓋材にラミネ
ートして、シーラントとして使用することもできる。
【0040】
【実施例】以下に、本発明を実施例によってより詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら制限さ
れるものではない。
【0041】本発明において、組成物及びフィルムの物
性は、以下の方法で測定した。 (1)落下衝撃強度 90×150×2mmtの平板を樹脂温度230℃で射
出成形したものから50×50×2mmtに切り出した
サンプルを用い、球の重量を28.8gとしたこと以外
は、JIS K 7211に準じて行ない、50%破壊
高さの値を測定した。
【0042】(2)アイゾット衝撃強度 ASTM D 256に従って測定した(ノッチ付
き)。 (3)引張り伸び JIS Z 1702に従って測定した。
【0043】(4)ゲル 1040mm×3000mの試料フィルムについて、
0.07mm以上の大きさのゲル状物の数を、三菱レ
イヨン・エンジニアリング社製ゲルカウンターで数え
た。 (5)ヘイズ JIS K 7105に従って測定した。
【0044】(実施例1)超高強度GPPSグレード
スミブライト(商品名)UT750(日本ポリスチレン
社製、落球衝撃強度50cm(カタログ値))84kg
と、スタイロン(商品名)403R(エー・アンド・エ
ム ポリスチレン社製)16kgをブレンドした樹脂組
成物を、シリンダー温度が200℃加熱溶融させてイン
フレーション成形を行ない、厚さ25μmのインフレ−
ションフィルムを得た。得られたフィルムについて、引
張り伸び、ヘイズおよびゲルについて測定した。結果を
表1に示す。
【0045】(実施例2)超高強度GPPSグレード
スミブライト(商品名)UT750(日本ポリスチレン
社製、落球衝撃強度50cm(カタログ値))90kg
と、スタイロン(商品名)403R(エー・アンド・エ
ム ポリスチレン社製)10kgをブレンドした樹脂組
成物を、シリンダー温度が200℃加熱溶融させてイン
フレーション成形を行ない、厚さ25μmのインフレ−
ションフィルムを得た。得られたフィルムについて、引
張り伸び、ヘイズおよびゲルについて測定した。結果を
表1に示す。
【0046】(比較例1)一般用GPPSグレードスタ
イロン(商品名)685(旭化成社製)80kgおよび
ポリスチレンとポリブタジエンからなるスチレン系特殊
樹脂アサフレックス(商品名)810(旭化成社製)2
0kgをブレンドした樹脂をシリンダー温度190℃で
加熱溶融させてインフレーション成形を行ない、厚さ2
5μmのインフレーションフィルムを得た。得られたフ
ィルムについて、引張り伸び、ヘイズおよびゲルについ
て測定した。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明により、ゲルが少なく、伸びがあ
り、透明性が良好なフィルムを与えうるポリスチレン系
樹脂組成物が提供される。また本発明により、ゲルが少
なく、伸びがあり、透明性が良好なフィルム、特にはイ
ンフレーションフィルムが提供される。さらに本発明に
よれば、ゲルが少なく、伸びがあり、透明性が良好なフ
ィルムの製造に適したフィルムの製造方法が提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA22 AB23 AB24 AB25 AB26 AD02 AD06 AF23Y AF30Y AG28 AH05 BA01 BB09 BC01 4F210 AA13 AA13J AA45 AB24 AG01 AG08 AH54 AR12 QA01 QC07 QK01 QK05 QK23 4J002 BC013 BC031 BC033 BC041 BC061 BC071 BC081 BC091 DG047 DH046 DJ048 FA083 GA01 GF00 GG00 GJ00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】落球衝撃強度が30cm超である高強度ス
    チレン系樹脂60〜99重量%と、耐衝撃性スチレン系
    樹脂40〜1重量%を含む樹脂組成物であって、シリン
    ダー温度が190℃の条件で、空冷式インフレーション
    成形を行なって厚さ25μmのインフレーションフィル
    ムを成形したときに、引張り伸び(縦)が10〜100
    %、引張り伸び(横)が10〜50%、ヘイズが1〜2
    0%及びゲルが0〜100個である透明性良好なインフ
    レーションフィルムが得られうるスチレン系樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】前記高強度スチレン系樹脂が、スチレン系
    樹脂と、屈折率が1.5〜2.0であり、平均粒径が
    0.1〜20μmである微粒子からなる組成物である請
    求項1に記載のスチレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記耐衝撃性スチレン系樹脂が、ゴム変性
    耐衝撃性スチレン系樹脂であって、アイゾット衝撃強度
    が2〜15kg・cm/cmである耐衝撃性スチレン系
    樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    スチレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のスチレン
    系樹脂組成物から得られるインフレーションフィルム。
  5. 【請求項5】前記インフレーションフィルムが、引張り
    伸び(縦)が10〜100%、引張り伸び(横)が10
    〜50%、ヘイズが1〜20%及びゲルが0〜100個
    の透明性良好なインフレーションフィルムであることを
    特徴とする請求項4に記載のインフレーションフィル
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載のスチレン
    系樹脂組成物を、インフレーション成形することを特徴
    とするフィルムの成形方法。
  7. 【請求項7】前記インフレーション成形が、膨比1.5
    以上で行なわれることを特徴とするフィルムの成形方
    法。
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