JP2003146544A - エレベータの群管理装置 - Google Patents
エレベータの群管理装置Info
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- JP2003146544A JP2003146544A JP2001343313A JP2001343313A JP2003146544A JP 2003146544 A JP2003146544 A JP 2003146544A JP 2001343313 A JP2001343313 A JP 2001343313A JP 2001343313 A JP2001343313 A JP 2001343313A JP 2003146544 A JP2003146544 A JP 2003146544A
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で３階床以上の特定階床のかご呼
びを自動登録することができ、乗客の利便性を向上させ
たエレベータの群管理装置を得る。 【解決手段】 群管理部１と各号機制御部２との間の通
信を行う通信手段３と、乗場釦７が押されたときに乗場
呼びを登録する乗場呼び登録手段１Ｂと、乗場呼びが登
録されたときに、所定方向の乗場呼びに応答したエレベ
ータかごに対し、乗客が乗車したときのエレベータかご
内のかご負荷の増減を検出するかご負荷検出手段２Ｃ
と、エレベータかごへの乗車時にドア付近を乗客が通過
したことを検出する乗客通過検出手段２Ｄと、かご負荷
検出手段２Ｃおよび乗客通過検出手段２Ｄからの各出力
信号に基づいて、登録された乗場呼びの前方方向に位置
する所定階床のかご呼びを自動登録するかご呼び自動登
録手段１Ｅとを備えた。
びを自動登録することができ、乗客の利便性を向上させ
たエレベータの群管理装置を得る。 【解決手段】 群管理部１と各号機制御部２との間の通
信を行う通信手段３と、乗場釦７が押されたときに乗場
呼びを登録する乗場呼び登録手段１Ｂと、乗場呼びが登
録されたときに、所定方向の乗場呼びに応答したエレベ
ータかごに対し、乗客が乗車したときのエレベータかご
内のかご負荷の増減を検出するかご負荷検出手段２Ｃ
と、エレベータかごへの乗車時にドア付近を乗客が通過
したことを検出する乗客通過検出手段２Ｄと、かご負荷
検出手段２Ｃおよび乗客通過検出手段２Ｄからの各出力
信号に基づいて、登録された乗場呼びの前方方向に位置
する所定階床のかご呼びを自動登録するかご呼び自動登
録手段１Ｅとを備えた。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台のエレベ
ータかごを一群として管理するエレベータの群管理装置
に関し、特に住宅向けのエレベータに関して、あらかじ
め決められた階床のかご呼びを自動登録可能な群管理装
置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】近年、高性能のマイクロコンピュータの
採用により、大量な情報の演算処理および高度な制御が
可能となってきており、複数台のエレベータかごを効率
的に一括制御する群管理装置が実現されている。 【０００３】一般に、マンションや一般住宅に設置され
るエレベータにおいては、玄関階から上り方向に向かう
場合には、複数の行先階が存在するが、下り方向に向か
う場合には、玄関階に向かうことが多い。 【０００４】これに対して、従来のエレベータの群管理
装置としては、特に２階床のみを想定した２停止のエレ
ベータに限定したものが種々提案されている。 【０００５】たとえば、実開平１−１１１６７６号公
報、実開平２−９１７６３号公報、または、特開平２−
１００９７４号公報に記載された従来装置においては、
それぞれ２停止のエレベータにおいて、一方の階で乗場
呼びが登録され、エレベータかごへの乗車が検出された
ときに、もう片方のかご呼びを自動登録する手段が提案
されている。 【０００６】しかしながら、上記従来装置は、いずれの
場合も、２停止のエレベータに限定されているので、３
階床以上のエレベータの場合には、かご呼びを自動登録
する階床を特定する手段が明記されていない。 【０００７】また、エレベータかごへの乗客の乗車検出
についても、かご負荷（秤の検出信号）のみの情報から
乗車状態を検出しているので、秤が故障している場合に
は、乗車状態が検出されないおそれがある。 【０００８】 【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの群
管理装置は以上のように、かご呼びを自動登録する手段
を備えているものの、２停止のエレベータに限定されて
いるので、３階床以上の場合に対応することができない
という問題点があった。 【０００９】また、エレベータかごへの乗客の乗車検出
手段として、秤により検出されるかご負荷のみの情報か
ら乗車検出しているので、秤故障時には乗車検出が不可
能になるという問題点があった。 【００１０】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、簡単な構成で３階床以上の特定
階床のかご呼びを自動登録することにより、乗客の利便
性を向上させたエレベータの群管理装置を得ることを目
的とする。 【００１１】 【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの群管理装置は、群管理部および各号機制御部を有
し、複数台のエレベータかごを一群として管理し、複数
の階床に対してサービスを行うエレベータの群管理装置
において、群管理部と各号機制御部との間の通信を行う
通信手段と、乗場釦が押されたときに乗場呼びを登録す
る乗場呼び登録手段と、乗場呼びが登録されたときに、
あらかじめ決められた方向の乗場呼びに応答したエレベ
ータかごに対し、乗客が乗車したときのエレベータかご
内のかご負荷の増減を検出するかご負荷検出手段と、エ
レベータかごへの乗客の乗車時にエレベータかごのドア
付近を乗客が通過したことを検出する乗客通過検出手段
と、かご負荷検出手段および乗客通過検出手段からの各
出力信号に基づいて、登録された乗場呼びの前方方向に
位置するあらかじめ決められた階床のかご呼びを自動登
録するかご呼び自動登録手段とを備えたものである。 【００１２】 【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態１について詳細に説明
する。図１はこの発明の実施の形態１を示すブロック構
成図である。 【００１３】図１において、１は機械室に設置された群
管理部、２は複数の各号機制御部である。３は群管理部
１と各号機制御部２とをネットワーク接続する通信ネッ
トワークであり、群管理部１および各号機制御部２内の
各通信手段（後述する）と関連している。 【００１４】４は各号機制御部２により制御される複数
台のエレベータかご、５はエレベータかご４の通常ドア
開閉部に設置された光電装置、６はエレベータかご４の
下部に設けられた負荷検出器、７は乗場に設置されて操
作時に乗場呼びを発生する乗場釦である。 【００１５】群管理部１は、運行制御手段ｌＡ、乗場呼
び登録手段ｌＢ、割当かご選択手段１Ｃ、通信手段１
Ｄ、かご呼び自動登録手段１Ｅ、時計１Ｆおよび各種情
報用のパラメータ１Ｇを備えている。 【００１６】運行制御手段ｌＡは、エレベータ全般の運
行を制御し、乗場呼び登録手段ｌＢは、乗場釦７が押さ
れたときに乗場呼びを登録する。割当かご選択手段１Ｃ
は、エレベータかご４の中から、登録された乗場呼びに
対して応答するエレベータかごを選択する。 【００１７】通信手段１Ｄは、通信ネットワーク３を介
して、群管理部１と各号機制御部２との間のネットワー
ク通信を行なう。かご呼び自動登録手段１Ｅは、エレベ
ータかご４の中で乗車検出されたエレベータかごのかご
呼びを自動登録する。 【００１８】パラメータ１Ｇは、かご呼びを自動登録す
る階床などの情報を記憶しておくために、プログラム稼
働中でも自由に書き換えが可能となっている。 【００１９】一方、各エレベータかご４の運行制御を行
う各号機制御部２は、各台制御手段２Ａ、かご呼び登録
手段２Ｂ、かご負荷検出手段２Ｃ、乗客通過検出手段２
Ｄおよびかご通信手段２Ｅを備えている。 【００２０】各台制御手段２Ａは、各号機をそれぞれ運
行制御し、かご呼び登録手段２Ｂは、エレベータかご４
内の行先呼びの登録を行う。かご負荷検出手段２Ｃは、
負荷検出器６からの出力信号に基づいて、エレベータか
ご４内のかご負荷の増減からエレベータかご４内の乗車
負荷を検出する。 【００２１】乗客通過検出手段２Ｄは、光電装置５から
の出力信号に基づいて、乗客の通過を検出する。かご通
信手段２Ｅは、群管理部１およびエレベータかご４との
通信を行う。 【００２２】なお、群管理部１内の各手段１Ａ〜ｌＦお
よび各号機制御部２内の各手段２Ａ〜２Ｅは、すべてマ
イクロコンピュータ内のソフトウエアによって構成され
ている。 【００２３】次に、図２の説明図を参照しながら、図１
に示したこの発明の実施の形態１による群管理制御動作
について具体的に説明する。図２においては、エレベー
タかご４が３台のかごＣＡ１〜ＣＡ３からなり、停止階
床が１階〜１０階（１ＦＬ〜１０ＦＬ）からなる場合を
示している。 【００２４】また、各エレベータかごＣＡ１〜ＣＡ３に
おいて、矢印の向きはＤＮ（下り）またはＵＰ（上り）
方向を示し、矢印位置は停止階床、○印はかご呼びの階
床を示しており、１階（１ＦＬ）が玄関階とする。 【００２５】まず、図２（ａ）の状態において、エレベ
ータかごＣＡ１は、５階でＤＮ方向停止中であり、１階
にかご呼びをもっている。また、エレベータかごＣＡ３
は、３階をＵＰ走行中であり、８階にかご呼びをもって
いる。 【００２６】ここで、６階でＤＮ方向の乗場呼びが登録
されて、この乗場呼びが９階付近を走行中のエレベータ
かごＣＡ２に割り当てられた場合、その後、エレベータ
かごＣＡ２が６階のＤＮ乗場呼びに応答すると、図２
（ｂ）の状態になる。 【００２７】続いて、エレベータかごＣＡ２で乗車状態
が検出されると、玄関階である１階のかご呼びを自動登
録する。このとき、玄関階の情報をパラメータにして設
定しておくことにより、稼働中のビルにおいて、階床用
途が変化した場合でも、かご呼びを自動登録する階床を
自由に変更することができる。 【００２８】次に、図３のフローチャートを参照しなが
ら、この発明の実施の形態１により所定階床のかご呼び
を自動登録する手順について説明する。なお、ここで
は、下り方向の乗場呼びに対して、玄関階（１階）のか
ご呼びを自動登録するものとする。 【００２９】図３において、まず、下り方向の乗場呼び
が登録されたことを検出するとともに（ステップＳＴ３
０）、割当かごが応答したことを検出し（ステップＳＴ
３１）、乗場呼びに応答する前の割当かごのかご負荷を
記憶しておく（ステップＳＴ３２）。 【００３０】次に、乗客通過検出手段２Ｄにより、光電
装置５の光線遮断を検出したか否かを判定し（ステップ
ＳＴ３３）、光線遮断を検出していない（すなわち、Ｎ
Ｏ）と判定されれば、後述するステップＳＴ３６に進
む。 【００３１】一方、ステップＳＴ３３において、光線遮
断を検出した（すなわち、ＹＥＳ）と判定されれば、続
いて、かご負荷検出手段２Ｃにより、かご負荷の増加を
検出したかどうか判定する（ステップＳＴ３４）。 【００３２】ステップＳＴ３４において、かご負荷の増
加を検出していない（すなわち、ＮＯ）と判定されれ
ば、直ちにステップＳＴ３６に進み、かご負荷の増加を
検出した（すなわち、ＹＥＳ）と判定されれば、割当か
ごに玄関階のかご呼びを自動登録して（ステップＳＴ３
５）、ステップＳＴ３６に進む。 【００３３】最後に、ステップＳＴ３６において、割当
かごのかご負荷の記憶情報がクリアされ、図３の処理ル
ーチンを終了する。 【００３４】このとき、ステッブＳＴ３３およびＳＴ３
４の両方で乗車検出された（すなわち、ＹＥＳ）と判定
されない限り、かご呼びの自動登録ステップＳＴ３５が
実行されることはない。すなわち、ステッブＳＴ３３ま
たはＳＴ３４の一方で乗車検出されない（すなわち、Ｎ
Ｏ）と判定されれば、ステップＳＴ３６において、かご
負荷の記憶は直ちにクリアされる。 【００３５】このように、通信ネットワーク（通信手
段）３を介して群管理部１と各号機制御部２との間で通
信を行い、複数台のエレベータかご４を一群として管理
し、複数の階床に対してサービスすることにより、簡単
な構成で、特定の階床のかご呼びを自動登録することが
でき、乗客の利便性を向上させることができる。 【００３６】また、負荷検出器６と関連するかご負荷検
出手段２Ｃは、乗場呼びが登録されたときに、あらかじ
め決められた方向の乗場呼びに応答したエレベータかご
に乗客が乗車したときのかご負荷の増減を検出し、かご
呼び自動登録手段１Ｅは、かご負荷検出手段２Ｃおよび
乗客通過検出手段２Ｄからの各出力信号に基づいて、登
録された乗場呼びの前方方向に位置するあらかじめ決め
られた階床のかご呼びを自動登録するので、２系統の乗
車検出により信頼性が向上するうえ、３階床以上であっ
ても、あらかじめ決められた方向の行先階のかご呼びが
自動登録されるので、エレベータかご内での利便性が増
す。 【００３７】なお、ここでは、下り方向の乗場呼びに対
して、１階のかご呼びを自動登録するようにしたが、建
物の立地条件などにより、玄関階が中間階にある場合に
は、玄関階よりも下方の階床から玄関階に向かう上り乗
場呼び、または、玄関階よりも上方の階床から玄関階に
向かう下り乗場呼びに対して、自動登録してもよい。 【００３８】また、玄関階が最上階にある場合には、玄
関階に向かう上り乗場呼びに対して自動登録してもよ
い。また、乗車検出の条件として、かご負荷検出手段２
Ｃおよび乗客通過検出手段２Ｄの各出力信号のＡＮＤ条
件を用いたが、どちらか一方の条件が成立した場合に自
動登録してもよい。 【００３９】さらに、群管理部１内に設けた時計１Ｆの
出力信号を積極的に使用することにより、あらかじめ決
められた時間帯（たとえば朝の出勤時間帯）のみにおい
て、上記乗車検出動作（ステップＳＴ３３、ＳＴ３４）
およびかご呼び自動登録動作（ステップＳＴ３５）を有
効にしてもよい。 【００４０】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、群管
理部および各号機制御部を有し、複数台のエレベータか
ごを一群として管理し、複数の階床に対してサービスを
行うエレベータの群管理装置において、群管理部と各号
機制御部との間の通信を行う通信手段と、乗場釦が押さ
れたときに乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段と、乗
場呼びが登録されたときに、あらかじめ決められた方向
の乗場呼びに応答したエレベータかごに対し、乗客が乗
車したときのエレベータかご内のかご負荷の増減を検出
するかご負荷検出手段と、エレベータかごへの乗客の乗
車時にエレベータかごのドア付近を乗客が通過したこと
を検出する乗客通過検出手段と、かご負荷検出手段およ
び乗客通過検出手段からの各出力信号に基づいて、登録
された乗場呼びの前方方向に位置するあらかじめ決めら
れた階床のかご呼びを自動登録するかご呼び自動登録手
段とを備えたので、簡単な構成で３階床以上の特定階床
のかご呼びを自動登録することができ、乗客の利便性を
向上させたエレベータの群管理装置が得られる効果があ
る。
ータかごを一群として管理するエレベータの群管理装置
に関し、特に住宅向けのエレベータに関して、あらかじ
め決められた階床のかご呼びを自動登録可能な群管理装
置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】近年、高性能のマイクロコンピュータの
採用により、大量な情報の演算処理および高度な制御が
可能となってきており、複数台のエレベータかごを効率
的に一括制御する群管理装置が実現されている。 【０００３】一般に、マンションや一般住宅に設置され
るエレベータにおいては、玄関階から上り方向に向かう
場合には、複数の行先階が存在するが、下り方向に向か
う場合には、玄関階に向かうことが多い。 【０００４】これに対して、従来のエレベータの群管理
装置としては、特に２階床のみを想定した２停止のエレ
ベータに限定したものが種々提案されている。 【０００５】たとえば、実開平１−１１１６７６号公
報、実開平２−９１７６３号公報、または、特開平２−
１００９７４号公報に記載された従来装置においては、
それぞれ２停止のエレベータにおいて、一方の階で乗場
呼びが登録され、エレベータかごへの乗車が検出された
ときに、もう片方のかご呼びを自動登録する手段が提案
されている。 【０００６】しかしながら、上記従来装置は、いずれの
場合も、２停止のエレベータに限定されているので、３
階床以上のエレベータの場合には、かご呼びを自動登録
する階床を特定する手段が明記されていない。 【０００７】また、エレベータかごへの乗客の乗車検出
についても、かご負荷（秤の検出信号）のみの情報から
乗車状態を検出しているので、秤が故障している場合に
は、乗車状態が検出されないおそれがある。 【０００８】 【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの群
管理装置は以上のように、かご呼びを自動登録する手段
を備えているものの、２停止のエレベータに限定されて
いるので、３階床以上の場合に対応することができない
という問題点があった。 【０００９】また、エレベータかごへの乗客の乗車検出
手段として、秤により検出されるかご負荷のみの情報か
ら乗車検出しているので、秤故障時には乗車検出が不可
能になるという問題点があった。 【００１０】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、簡単な構成で３階床以上の特定
階床のかご呼びを自動登録することにより、乗客の利便
性を向上させたエレベータの群管理装置を得ることを目
的とする。 【００１１】 【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの群管理装置は、群管理部および各号機制御部を有
し、複数台のエレベータかごを一群として管理し、複数
の階床に対してサービスを行うエレベータの群管理装置
において、群管理部と各号機制御部との間の通信を行う
通信手段と、乗場釦が押されたときに乗場呼びを登録す
る乗場呼び登録手段と、乗場呼びが登録されたときに、
あらかじめ決められた方向の乗場呼びに応答したエレベ
ータかごに対し、乗客が乗車したときのエレベータかご
内のかご負荷の増減を検出するかご負荷検出手段と、エ
レベータかごへの乗客の乗車時にエレベータかごのドア
付近を乗客が通過したことを検出する乗客通過検出手段
と、かご負荷検出手段および乗客通過検出手段からの各
出力信号に基づいて、登録された乗場呼びの前方方向に
位置するあらかじめ決められた階床のかご呼びを自動登
録するかご呼び自動登録手段とを備えたものである。 【００１２】 【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態１について詳細に説明
する。図１はこの発明の実施の形態１を示すブロック構
成図である。 【００１３】図１において、１は機械室に設置された群
管理部、２は複数の各号機制御部である。３は群管理部
１と各号機制御部２とをネットワーク接続する通信ネッ
トワークであり、群管理部１および各号機制御部２内の
各通信手段（後述する）と関連している。 【００１４】４は各号機制御部２により制御される複数
台のエレベータかご、５はエレベータかご４の通常ドア
開閉部に設置された光電装置、６はエレベータかご４の
下部に設けられた負荷検出器、７は乗場に設置されて操
作時に乗場呼びを発生する乗場釦である。 【００１５】群管理部１は、運行制御手段ｌＡ、乗場呼
び登録手段ｌＢ、割当かご選択手段１Ｃ、通信手段１
Ｄ、かご呼び自動登録手段１Ｅ、時計１Ｆおよび各種情
報用のパラメータ１Ｇを備えている。 【００１６】運行制御手段ｌＡは、エレベータ全般の運
行を制御し、乗場呼び登録手段ｌＢは、乗場釦７が押さ
れたときに乗場呼びを登録する。割当かご選択手段１Ｃ
は、エレベータかご４の中から、登録された乗場呼びに
対して応答するエレベータかごを選択する。 【００１７】通信手段１Ｄは、通信ネットワーク３を介
して、群管理部１と各号機制御部２との間のネットワー
ク通信を行なう。かご呼び自動登録手段１Ｅは、エレベ
ータかご４の中で乗車検出されたエレベータかごのかご
呼びを自動登録する。 【００１８】パラメータ１Ｇは、かご呼びを自動登録す
る階床などの情報を記憶しておくために、プログラム稼
働中でも自由に書き換えが可能となっている。 【００１９】一方、各エレベータかご４の運行制御を行
う各号機制御部２は、各台制御手段２Ａ、かご呼び登録
手段２Ｂ、かご負荷検出手段２Ｃ、乗客通過検出手段２
Ｄおよびかご通信手段２Ｅを備えている。 【００２０】各台制御手段２Ａは、各号機をそれぞれ運
行制御し、かご呼び登録手段２Ｂは、エレベータかご４
内の行先呼びの登録を行う。かご負荷検出手段２Ｃは、
負荷検出器６からの出力信号に基づいて、エレベータか
ご４内のかご負荷の増減からエレベータかご４内の乗車
負荷を検出する。 【００２１】乗客通過検出手段２Ｄは、光電装置５から
の出力信号に基づいて、乗客の通過を検出する。かご通
信手段２Ｅは、群管理部１およびエレベータかご４との
通信を行う。 【００２２】なお、群管理部１内の各手段１Ａ〜ｌＦお
よび各号機制御部２内の各手段２Ａ〜２Ｅは、すべてマ
イクロコンピュータ内のソフトウエアによって構成され
ている。 【００２３】次に、図２の説明図を参照しながら、図１
に示したこの発明の実施の形態１による群管理制御動作
について具体的に説明する。図２においては、エレベー
タかご４が３台のかごＣＡ１〜ＣＡ３からなり、停止階
床が１階〜１０階（１ＦＬ〜１０ＦＬ）からなる場合を
示している。 【００２４】また、各エレベータかごＣＡ１〜ＣＡ３に
おいて、矢印の向きはＤＮ（下り）またはＵＰ（上り）
方向を示し、矢印位置は停止階床、○印はかご呼びの階
床を示しており、１階（１ＦＬ）が玄関階とする。 【００２５】まず、図２（ａ）の状態において、エレベ
ータかごＣＡ１は、５階でＤＮ方向停止中であり、１階
にかご呼びをもっている。また、エレベータかごＣＡ３
は、３階をＵＰ走行中であり、８階にかご呼びをもって
いる。 【００２６】ここで、６階でＤＮ方向の乗場呼びが登録
されて、この乗場呼びが９階付近を走行中のエレベータ
かごＣＡ２に割り当てられた場合、その後、エレベータ
かごＣＡ２が６階のＤＮ乗場呼びに応答すると、図２
（ｂ）の状態になる。 【００２７】続いて、エレベータかごＣＡ２で乗車状態
が検出されると、玄関階である１階のかご呼びを自動登
録する。このとき、玄関階の情報をパラメータにして設
定しておくことにより、稼働中のビルにおいて、階床用
途が変化した場合でも、かご呼びを自動登録する階床を
自由に変更することができる。 【００２８】次に、図３のフローチャートを参照しなが
ら、この発明の実施の形態１により所定階床のかご呼び
を自動登録する手順について説明する。なお、ここで
は、下り方向の乗場呼びに対して、玄関階（１階）のか
ご呼びを自動登録するものとする。 【００２９】図３において、まず、下り方向の乗場呼び
が登録されたことを検出するとともに（ステップＳＴ３
０）、割当かごが応答したことを検出し（ステップＳＴ
３１）、乗場呼びに応答する前の割当かごのかご負荷を
記憶しておく（ステップＳＴ３２）。 【００３０】次に、乗客通過検出手段２Ｄにより、光電
装置５の光線遮断を検出したか否かを判定し（ステップ
ＳＴ３３）、光線遮断を検出していない（すなわち、Ｎ
Ｏ）と判定されれば、後述するステップＳＴ３６に進
む。 【００３１】一方、ステップＳＴ３３において、光線遮
断を検出した（すなわち、ＹＥＳ）と判定されれば、続
いて、かご負荷検出手段２Ｃにより、かご負荷の増加を
検出したかどうか判定する（ステップＳＴ３４）。 【００３２】ステップＳＴ３４において、かご負荷の増
加を検出していない（すなわち、ＮＯ）と判定されれ
ば、直ちにステップＳＴ３６に進み、かご負荷の増加を
検出した（すなわち、ＹＥＳ）と判定されれば、割当か
ごに玄関階のかご呼びを自動登録して（ステップＳＴ３
５）、ステップＳＴ３６に進む。 【００３３】最後に、ステップＳＴ３６において、割当
かごのかご負荷の記憶情報がクリアされ、図３の処理ル
ーチンを終了する。 【００３４】このとき、ステッブＳＴ３３およびＳＴ３
４の両方で乗車検出された（すなわち、ＹＥＳ）と判定
されない限り、かご呼びの自動登録ステップＳＴ３５が
実行されることはない。すなわち、ステッブＳＴ３３ま
たはＳＴ３４の一方で乗車検出されない（すなわち、Ｎ
Ｏ）と判定されれば、ステップＳＴ３６において、かご
負荷の記憶は直ちにクリアされる。 【００３５】このように、通信ネットワーク（通信手
段）３を介して群管理部１と各号機制御部２との間で通
信を行い、複数台のエレベータかご４を一群として管理
し、複数の階床に対してサービスすることにより、簡単
な構成で、特定の階床のかご呼びを自動登録することが
でき、乗客の利便性を向上させることができる。 【００３６】また、負荷検出器６と関連するかご負荷検
出手段２Ｃは、乗場呼びが登録されたときに、あらかじ
め決められた方向の乗場呼びに応答したエレベータかご
に乗客が乗車したときのかご負荷の増減を検出し、かご
呼び自動登録手段１Ｅは、かご負荷検出手段２Ｃおよび
乗客通過検出手段２Ｄからの各出力信号に基づいて、登
録された乗場呼びの前方方向に位置するあらかじめ決め
られた階床のかご呼びを自動登録するので、２系統の乗
車検出により信頼性が向上するうえ、３階床以上であっ
ても、あらかじめ決められた方向の行先階のかご呼びが
自動登録されるので、エレベータかご内での利便性が増
す。 【００３７】なお、ここでは、下り方向の乗場呼びに対
して、１階のかご呼びを自動登録するようにしたが、建
物の立地条件などにより、玄関階が中間階にある場合に
は、玄関階よりも下方の階床から玄関階に向かう上り乗
場呼び、または、玄関階よりも上方の階床から玄関階に
向かう下り乗場呼びに対して、自動登録してもよい。 【００３８】また、玄関階が最上階にある場合には、玄
関階に向かう上り乗場呼びに対して自動登録してもよ
い。また、乗車検出の条件として、かご負荷検出手段２
Ｃおよび乗客通過検出手段２Ｄの各出力信号のＡＮＤ条
件を用いたが、どちらか一方の条件が成立した場合に自
動登録してもよい。 【００３９】さらに、群管理部１内に設けた時計１Ｆの
出力信号を積極的に使用することにより、あらかじめ決
められた時間帯（たとえば朝の出勤時間帯）のみにおい
て、上記乗車検出動作（ステップＳＴ３３、ＳＴ３４）
およびかご呼び自動登録動作（ステップＳＴ３５）を有
効にしてもよい。 【００４０】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、群管
理部および各号機制御部を有し、複数台のエレベータか
ごを一群として管理し、複数の階床に対してサービスを
行うエレベータの群管理装置において、群管理部と各号
機制御部との間の通信を行う通信手段と、乗場釦が押さ
れたときに乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段と、乗
場呼びが登録されたときに、あらかじめ決められた方向
の乗場呼びに応答したエレベータかごに対し、乗客が乗
車したときのエレベータかご内のかご負荷の増減を検出
するかご負荷検出手段と、エレベータかごへの乗客の乗
車時にエレベータかごのドア付近を乗客が通過したこと
を検出する乗客通過検出手段と、かご負荷検出手段およ
び乗客通過検出手段からの各出力信号に基づいて、登録
された乗場呼びの前方方向に位置するあらかじめ決めら
れた階床のかご呼びを自動登録するかご呼び自動登録手
段とを備えたので、簡単な構成で３階床以上の特定階床
のかご呼びを自動登録することができ、乗客の利便性を
向上させたエレベータの群管理装置が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の実施の形態１を示すブロック構成
図である。 【図２】 この発明の実施の形態１により想定されるビ
ル内の階床での具体的な制御動作を示す説明図である。 【図３】 この発明の実施の形態１によるかご呼び自動
登録手順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 １ 群管理部、１Ｂ 乗場呼び登録手段、１Ｅ かご呼
び自動登録手段、２各号機制御部、２Ｃ かご負荷検出
手段、２Ｄ 乗客通過検出手段、３ 通信ネットワー
ク、４ エレベータかご、５ 光電装置、６ 負荷検出
器、７ 乗場釦。
図である。 【図２】 この発明の実施の形態１により想定されるビ
ル内の階床での具体的な制御動作を示す説明図である。 【図３】 この発明の実施の形態１によるかご呼び自動
登録手順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 １ 群管理部、１Ｂ 乗場呼び登録手段、１Ｅ かご呼
び自動登録手段、２各号機制御部、２Ｃ かご負荷検出
手段、２Ｄ 乗客通過検出手段、３ 通信ネットワー
ク、４ エレベータかご、５ 光電装置、６ 負荷検出
器、７ 乗場釦。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 群管理部および各号機制御部を有し、複
数台のエレベータかごを一群として管理し、複数の階床
に対してサービスを行うエレベータの群管理装置におい
て、 前記群管理部と前記各号機制御部との間の通信を行う通
信手段と、 乗場釦が押されたときに乗場呼びを登録する乗場呼び登
録手段と、 前記乗場呼びが登録されたときに、あらかじめ決められ
た方向の乗場呼びに応答したエレベータかごに対し、乗
客が乗車したときの前記エレベータかご内のかご負荷の
増減を検出するかご負荷検出手段と、 前記エレベータかごへの乗客の乗車時に前記エレベータ
かごのドア付近を前記乗客が通過したことを検出する乗
客通過検出手段と、 前記かご負荷検出手段および前記乗客通過検出手段から
の各出力信号に基づいて、登録された前記乗場呼びの前
方方向に位置するあらかじめ決められた階床のかご呼び
を自動登録するかご呼び自動登録手段とを備えたことを
特徴とするエレベータの群管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001343313A JP2003146544A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | エレベータの群管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001343313A JP2003146544A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | エレベータの群管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003146544A true JP2003146544A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19157023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001343313A Pending JP2003146544A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | エレベータの群管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003146544A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109179109A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-11 | 界首市迅立达电梯有限公司 | 一种光电感应电梯外呼装置 |
| CN113526274A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-10-22 | 上海三菱电梯有限公司 | 电梯按钮登记系统与方法 |
| CN114834985A (zh) * | 2022-03-03 | 2022-08-02 | 康力电梯股份有限公司 | 一种乘客电梯厅外自动呼梯系统及方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55130457A (en) * | 1979-03-31 | 1980-10-09 | Tokyo Shibaura Electric Co | Controller for elevator |
| JPS62240277A (ja) * | 1986-04-10 | 1987-10-21 | 株式会社日立製作所 | エレベ−タの制御装置 |
| JPH07257833A (ja) * | 1994-03-18 | 1995-10-09 | Toshiba Corp | エレベーターの制御装置 |
| JP2001278552A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの運転装置 |
-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001343313A patent/JP2003146544A/ja active Pending
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| CN113526274B (zh) * | 2021-07-30 | 2023-02-03 | 上海三菱电梯有限公司 | 电梯按钮登记系统与方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041012 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070404 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070410 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070528 |
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