JP2003146412A - 搬送システム - Google Patents

搬送システム

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JP2003146412A
JP2003146412A JP2001346272A JP2001346272A JP2003146412A JP 2003146412 A JP2003146412 A JP 2003146412A JP 2001346272 A JP2001346272 A JP 2001346272A JP 2001346272 A JP2001346272 A JP 2001346272A JP 2003146412 A JP2003146412 A JP 2003146412A
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JP2001346272A
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Hirofumi Otsuka
浩文 大塚
Ryoji Ogata
良二 尾形
Taichi Yanaru
太一 矢鳴
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/137Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備の故障などにより搬送に滞りが生じるこ
とがなく、また搬送設備の有効利用および搬送待ち時間
の短縮がはかれる効率のよい搬送システムを提供する。 【解決手段】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリ
フトへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロ
アに備えてなる搬送システムにおいて、リフトの稼動/
故障状況、リフトの稼働率、中継ストッカの在庫状況お
よびリフトにおける搬送待ち行列数の少なくともいずれ
かにもとづいて使用するリフトを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造ラインが複数
フロアにまたがって構成されている製造工場において、
半製品のフロア内/フロア間搬送をおこなう搬送システ
ムに関し、とくに、フロア間の搬送をおこなうリフト、
フロア内の搬送をおこなう搬送車およびリフトへの積載
/荷下ろしのための中継ストッカを備えた搬送システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】製造工場における搬送システムが、たと
えば特開平5−19850号公報や特開昭57−961
4号公報、特開平11−95836号公報などに開示さ
れている。
【0003】特開平5−19850号公報開示の搬送シ
ステムは、搬送物を搬送車から加工機器へと受け渡すた
めに移載台を複数備え、各移載台には故障検出装置が備
えられている。移載台の故障は故障検出装置によって検
出され、搬送車制御装置に記憶されている。搬送の要求
を受け取った搬送車制御装置は、目的地とする移載台が
故障中であるか否かを判断し、故障の場合には、上位の
コンピュータに報告して、ほかの移載台への経路変更の
指示を得る。このようにして、特開平5−19850号
公報開示の搬送システムでは、搬送車が故障中の移載機
にて停止してしまう事態を回避し、搬送車の運行の円滑
化をはかっている。
【0004】特開昭57−9614号公報開示の搬送シ
ステムは、複数の搬送用エレベータと、搬送車が走行す
る誘導路と、搬送車を各エレベータへと誘導するための
誘導枝線とを備えている。各エレベータにはそれぞれセ
ンサが備えられており、エレベータの使用を検知し、リ
レーを介して対応する誘導枝線の接点を開いて、使用中
のエレベータに搬送車が誘導されないようにする。この
ようにして、特開昭57−9614号公報開示の搬送シ
ステムでは、使用中でないエレベータに搬送車を誘導す
るようにして、エレベータの待ち時間を短くして搬送車
の稼動効率を向上させている。
【0005】特開平11−95836号公報には、搬送
車が床に敷設されたループ状の軌道上を走行する搬送シ
ステムが開示されている。軌道に沿って、複数の部品搭
載位置および部品脱荷位置が配置されており、これら部
品搭載/脱荷位置へと搬送車を誘導するために、軌道に
は分岐が設けられている。搬送車が軌道を一周してスタ
ート地点に戻ると、次の一周の経路データが無線によっ
て送信される。搬送車は、受信した経路データにしたが
って軌道上を走行・分岐し、部品搭載位置および部品脱
荷位置を巡回して、スタート地点へと戻ってくる。この
ように、特開平11−95836号公報開示の搬送シス
テムでは、搬送車に一周ごとにあらたな経路データを無
線を経由して与えるため、1台の搬送車を複数の経路に
使用することができ、経路ごとに搬送車を用意する必要
がなくなるとともに、人手による経路データの書き替え
を不要にしている。
【0006】しかし、特開平5−19850号公報開示
の搬送システムは、目的地の移載機が故障している場合
に、ほかの移載機へと搬送をおこなうものであり、目的
地に移載機が1台しか存在しない場合には適用すること
ができない。また、同一フロア内での搬送を対象とした
ものであり、フロア内の搬送をおこなう搬送車とフロア
間の搬送をおこなうリフトとを組み合わせた搬送システ
ムには適用することはできない。
【0007】同様に、特開昭57−9614号公報開示
の搬送システムも、同等の機能を有するエレベータの中
から、使用中でないエレベータを選択するものであり、
エレベータの種類が異なる場合やエレベータが離れて配
置されている場合などに、どのエレベータを選択すべき
なのかを判断することはできない。
【0008】さらに、特開平11−95836号公報開
示の搬送システムは、単に、搬送車に一周ごとに搬送ル
ートを指示するものであって、搬送ルートそのものは、
立ち寄るべき部品搭載/脱荷位置に対応してあらかじめ
設定されている。また、同一フロア内での搬送を対象と
したものであり、フロア内の搬送をおこなう搬送車とフ
ロア間の搬送をおこなうリフトとを組み合わせた搬送シ
ステムを想定したものではない。
【0009】このように、従来の技術においては、フロ
ア内の搬送をおこなう搬送車とフロア間の搬送をおこな
うリフトとが組み合わせて用いられ、一組の出発地・目
的地に対して複数の搬送ルートが選択可能であるような
搬送システムは想定されていなかった。また、複数の設
備(移載台あるいはエレベータ)が並列に用いられてお
り、これらの中から使用する設備を決定する場合でも、
各設備の使用可否のみが判断材料とされており、設備の
稼働率や搬送に要する時間などの要素によって使用する
設備を決定することはなかった。
【0010】このため、製造ラインが複数フロアにまた
がって構築され、多種多様な搬送ルートが選択しうる現
代の製造工場においても、最適な搬送ルートを選定する
ことが難しく、あらかじめ決められた搬送ルートで搬送
を行なっているのが実情であった。したがって、たとえ
ば搬送車とリフトとのあいだで搬送品の受け渡しをおこ
なう中継ストッカにおいて、特定の中継ストッカに搬送
品が集中して搬送が滞る場合があり、とくに設備の故障
などによって一部の搬送ルートが使用不可能になった非
定常状態において、これが顕著であった。また、搬送設
備の稼動状況や稼働率が搬送ルートの選択に反映されて
いないため、搬送設備の有効利用をはかることができ
ず、また各設備での搬送待ちの時間が長くなり、結果と
して不経済な搬送ルート選択となることも多かった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、フロ
ア内の搬送をおこなう搬送車とフロア間の搬送をおこな
うリフトとを備える搬送システムにおいて、設備の故障
などが生じても搬送に滞りが生じることのない搬送シス
テムを提供する。
【0012】また、フロア内の搬送をおこなう搬送車と
フロア間の搬送をおこなうリフトとを備える搬送システ
ムにおいて、搬送設備の有効利用および各設備での搬送
待ち時間の短縮をはかり、効率のよい搬送を実現するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ため、本発明の搬送システムは、フロア間の搬送をおこ
なうリフトを複数備え、さらにフロア内の搬送をおこな
う搬送車およびリフトへの積載/荷下ろしのための中継
ストッカを各フロアに備えてなる搬送システムであっ
て、リフトの稼動/故障状況、リフトの稼働率、中継ス
トッカの在庫状況およびリフトにおける搬送待ち行列数
の少なくともいずれかにもとづいて使用するリフトを決
定することを特徴とする。
【0014】また、本発明の搬送システムは、フロア間
の搬送をおこなうリフトを複数備え、さらにフロア内の
搬送をおこなう搬送車を各フロアに備えてなる搬送シス
テムであって、各フロアの搬送車の稼動率にもとづき、
稼働率の最も高いフロアでの搬送距離が最短となるよう
に使用リフトを決定することを特徴とする。あるいは、
稼働率の最も高いフロアにおける搬送所要時間が最小と
なるように使用リフトを決定してもよい。
【0015】さらに、本発明の搬送システムは、フロア
間の搬送をおこなうリフトを備え、さらにフロア内の搬
送をおこなう搬送車およびリフトへの積載/荷下ろしの
ための中継ストッカを各フロアに備えてなる搬送システ
ムであって、搬送品に優先度の大小が設定されており、
優先度大の搬送品については、中継ストッカへの搬送待
ち行列、リフトへの積載待ち行列および中継ストッカか
らの搬出待ち行列の少なくともいずれかにおいて、行列
への割り込みをおこなうことを特徴とする。
【0016】また、本発明の搬送システムは、フロア間
の搬送をおこなうリフトを複数備え、さらにフロア内の
搬送をおこなう搬送車およびリフトへの積載/荷下ろし
のための中継ストッカを各フロアに備えてなる搬送シス
テムであって、搬送品に優先度の大小が設定されてお
り、該優先度の大小に応じて、1つのリフトを使用する
直接搬送ルートと複数のリフトを使用する迂回搬送ルー
トとの選択をおこなうことを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の搬送システムは、フロア
間の搬送をおこなうリフトを備え、さらにフロア内の搬
送をおこなう搬送車およびリフトへの積載/荷下ろしの
ための中継ストッカを各フロアに備えてなる搬送システ
ムであって、中継ストッカに、搬送車から中継ストッカ
への荷下ろしおよび中継ストッカから搬送車への積載の
ための移載機を複数備え、一方の移載機が故障した場合
に、他方の移載機を搬送ルートとして選択することを特
徴とする。
【0018】また、本発明の搬送システムは、フロア間
の搬送をおこなうリフトを複数備え、さらにフロア内の
搬送をおこなう搬送車およびリフトへの積載/荷下ろし
のための中継ストッカを各フロアに備えてなる搬送シス
テムであって、中継ストッカへの搬送途中に搬送ルート
上のリフトに故障が生じた場合、該中継ストッカを出発
地としてあらたな搬送ルートを決定することを特徴とす
る。
【0019】さらに、本発明の搬送システムは、フロア
間の搬送をおこなうリフトを複数備え、さらにフロア内
の搬送をおこなう搬送車およびリフトへの積載/荷下ろ
しのための中継ストッカを各フロアに備えてなる搬送シ
ステムであって、各搬送ルートについて出発地、目的
地、使用するリフトおよび使用する中継ストッカを記憶
する搬送ルートテーブルと、目標とすべき状況を指示す
る優先タイプフラグとを有し、指示された出発地および
目的地を満足しかつ前記優先タイプフラグの指示する状
況に近づくよう、前記搬送ルートテーブルの中から搬送
ルートを選択することを特徴とする。
【0020】また、本発明の搬送システムは、フロア間
の搬送をおこなうリフトを複数備え、さらにフロア内の
搬送をおこなう搬送車およびリフトへの積載/荷下ろし
のための中継ストッカを各フロアに備えてなる搬送シス
テムであって、各搬送ルートについて出発地、目的地、
使用するリフトおよび使用する中継ストッカを記憶した
搬送ルートテーブルと、各中継ストッカについての在庫
状況を記憶したストッカ状況テーブルと、各リフトにつ
いての稼動状況および稼働率を記憶したリフト状況テー
ブルと、各フロアについて搬送車の稼動率を記憶したフ
ロア状況テーブルと、目標とすべき状況を指示する優先
タイプフラグとを有し、指示された出発地および目的地
を満足しかつ前記優先タイプフラグの指示する状況に近
づくよう、前記搬送ルートテーブルの中から搬送ルート
を選択する搬送システム。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の搬送システム
を、添付の図面を参照しつつ説明する。
【0022】図1に示すように、複数のフロア2(2
a,2b,2c,2d)から構成された製造ラインにお
いて、製造中の半製品を工程から工程へと搬送するため
に、本発明による搬送システムが設けられている。
【0023】本発明による搬送システムは、フロア内の
搬送をおこなうフロア内搬送システム10およびフロア
間の搬送を行なうリフト4(4a,4b,・・・)から
なる。フロア内搬送システム10は、搬送品(すなわち
製造中の半製品)を積載して走行する搬送車および搬送
車を案内するための案内レールからなるが、図1には案
内レールのみが太線で図示されている。さらに、フロア
内搬送システム10(搬送車)とリフト4とのあいだで
搬送品の受け渡しを行なうために、中継ストッカ8(8
a,8b,・・・)が設けられている。
【0024】つぎに、搬送品の搬送手順を説明する。工
程(図示されていない)での処理を終えた半製品が、各
工程に備えられたストッカ6(6a,6b,・・・)へ
と戻される。この半製品を別のフロアにある次工程へと
搬送する。ここでは、ストッカ6aの半製品を、次工程
のストッカであるストッカ6dへと搬送する例を説明す
る。
【0025】まずフロア内搬送システム10が、半製品
をストッカ6aから中継ストッカ8aへと搬送する。半
製品は中継ストッカ8aにて一時保管され、順番になる
とリフト4に載せられてフロア2cの中継ストッカ8e
へと運ばれる。半製品は中継ストッカ8eにて一時保管
され、順番になるとフロア内搬送システム10によって
次工程のストッカ6dへと運ばれる。
【0026】中継ストッカ8における半製品の受け渡し
を、図2を参照して詳述する。各中継ストッカ8には、
それぞれ1台あるいは複数台の移載機14(14a,1
4b)が備えられており、中継ストッカ8とリフト4と
のあいだには、運搬ロボット12が配置されている。フ
ロア内搬送システム10によって搬送されてきた半製品
16は、移載機14によって中継ストッカ8a内へと搬
入される。半製品は中継ストッカ8a内にて一時保管さ
れ、順番になると運搬ロボット12によってリフト4へ
と搬入される。リフト4によって半製品が別のフロアへ
と運搬され、運搬ロボット12によって、中継ストッカ
8e内へと搬入される。半製品は中継ストッカ8e内に
て一時保管され、順番になると移載機14によってフロ
ア内搬送システム10へと渡される。
【0027】なお、図1のフロア2cにおける中継スト
ッカ8h,8jのように、リフト4(4e,4f)との
あいだに運搬ロボット12を設けず、かわりにコンベア
18を設ける場合もある。また、図1のフロア2bにお
ける中継ストッカ8dのように、リフト4(4e,4
f)とのあいだの受け渡しに、フロア内搬送システム1
0を利用する場合もある。
【0028】本発明による搬送システムは、たとえば図
3のブロック図に示した制御システムによって制御され
て動作する。
【0029】図3に示すように、中央のホストコンピュ
ータ20に、リフトコントローラ24およびフロアコン
トローラ30が接続されている。各フロアコントローラ
30は、対応するフロアのフロア内搬送システム10を
制御するとともに、ストッカコントローラ26を介して
フロア内の各ストッカ6を制御する。一方、各リフトコ
ントローラ24は対応するリフト4を制御するととも
に、中継ストッカコントローラ28を介して、このリフ
トの中継ストッカ8および中継ストッカ8の移載機14
を制御する。また、各リフト、中継ストッカ、移載機、
ストッカおよび搬送車についての動作状況、すなわち故
障の有無、在庫の状況、現在位置、搬送中か否かなど
が、各コントローラからホストコンピュータ20へと伝
達される。
【0030】さらに、ホストコンピュータ20にはデー
タベース32が接続されており、各半製品について出発
地および目的地となるストッカを記載した工程順序テー
ブルが記憶されている。工程順序テーブルの例を図4に
示す。図4の例では、ロット番号0001の半製品は、
まずストッカ6bからストッカ6aに搬送され、その後
ストッカ6aからストッカ6dに搬送されることになっ
ている。
【0031】ロット番号0001の半製品が工程での処
理を終えストッカ6aに戻されると、その旨の情報が、
ストッカ6aのストッカコントローラ26からフロアコ
ントローラ30を経由しホストコンピュータ20へと伝
達される。情報を受け取ったホストコンピュータ20
は、データベース32の工程順序テーブルを検索して、
ロット番号0001の半製品のつぎの目的地がストッカ
6dであることを知り、フロアコントローラ30および
リフトコントローラ24を介して搬送車、移載機および
リフトを制御して、この半製品をストッカ6dへと搬送
する。
【0032】実施の形態1 図1に示した製造ラインにおいて、たとえば半製品をス
トッカ6aからストッカ6dへと搬送しようとした際
に、リフト4aやリフト4aの中継ストッカである中継
ストッカ8a,8e、あるいは中継ストッカ8a,8e
の移載機に故障が発生していた場合、従来は故障の復旧
を待ってこの半製品の搬送をおこなっていたため、工期
の遅延につながっていた。
【0033】そこで本実施の形態では、故障によりリフ
ト4aが使用できない場合には、ほかのリフト4(4
b,4c,4d,4e,4f)を経由した搬送ルートで
半製品をストッカ6dへと搬送する。故障の復旧を待つ
必要がないため、工期遅延を引き起こすことがなく、ま
た稼動中のリフトを有効活用することが可能になる。
【0034】このような搬送設備故障時の搬送ルートの
振り替えを実現するためには、データベース32に、各
搬送ルートについての情報を記憶した搬送ルートテーブ
ルと、各ストッカおよびリフトの状況を記憶したストッ
カ状況テーブル、リフト状況テーブルを用意すればよ
い。
【0035】搬送ルートテーブル、ストッカ状況テーブ
ルおよびリフト状況テーブルの例を、図5から図7に示
す。
【0036】図5に示すように、搬送ルートテーブル
は、出発地および目的地に対応させて、使用するリフト
および中継ストッカを記憶してなる。図5の例では、出
発地のストッカ6bから目的地のストッカ6dへの搬送
について、6種類の搬送ルートが記憶されている。図6
に示すように、ストッカ状況テーブルには、各中継スト
ッカおよび中継ストッカの備える移載器の稼動状況が記
載されている。図6の例では、中継ストッカ8gが故障
中であり、また中継ストッカ8cの移載機の1つが故障
中である。図7に示すように、リフト状況テーブルに
は、各リフトの稼動状況が記載されている。図7の例で
は、リフト4aが故障中である。
【0037】本実施の形態の搬送システムの動作を、図
14のフローチャートを参照して説明する。
【0038】すでに述べたように、ホストコンピュータ
20は、ストッカコントローラ26からの情報により、
工程での処理を終えた半製品がストッカ6へと戻ってき
たことを知る(ステップS101)。そして、データベ
ース32内の工程順序テーブルを検索して、この半製品
をどのストッカに搬送すればよいかを調べる(ステップ
S102)。半製品の出発地(すなわち現在地)と目的
地がわかると、ホストコンピュータ20は、この出発地
および目的地に該当する搬送ルートを搬送ルートテーブ
ルから抽出し、さらにストッカ状況テーブルおよびリフ
ト状況テーブルを検索して、故障中のストッカ、移載機
およびリフトを抽出する(ステップS103,S10
4)。
【0039】故障中のストッカ、移載機またはリフトが
含まれる搬送ルートは当然使用不可能である。したがっ
て、ホストコンピュータ20は、抽出した搬送ルートの
中から、故障中のストッカ、移載機またはリフトが含ま
れる搬送ルートを、ルート選択の候補から除外する(ス
テップS105)。そして、残った搬送ルートの中から
使用する搬送ルートを決定する(ステップS106)。
前述の例では中継ストッカ8gおよびリフト4aが故障
中であるから、搬送ルート501,503,504が使
用不可能であり、ホストコンピュータは残る搬送ルート
502,505,506から使用する搬送ルートを決定
する。
【0040】以上述べたように、本実施の形態では、一
組の出発地・目的地に対して複数の搬送ルートを用意し
ておき、搬送ルート上の搬送設備の故障の有無にもとづ
いて使用する搬送ルートを決定している。したがって、
故障の復旧を待たずに別ルートでの搬送をおこなうこと
ができ、工期遅延の防止および搬送設備の有効活用をは
かることができる。
【0041】実施の形態2 通常、複数あるリフトの負荷はなるべく均等であるほう
が望ましい。また逆に、搬送能力や搬送スピードの点
で、特定のリフトを優先したい場合もある。
【0042】そこで本実施の形態では、データベース3
2に目標とすべき状況を指示するための優先タイプフラ
グを記憶する。優先タイプフラグの例を図8に示す。図
8の例では、優先タイプフラグ「A」は、リフト稼働率
の平均化が目標であることを示し、優先タイプフラグ
「B」は、リフト4aを優先的に使用することを示して
いる。
【0043】さらに本実施の形態では、図7に示したリ
フト状況テーブルに、各リフトの稼働率を記憶するフィ
ールドを設ける。ホストコンピュータ20が、リフトコ
ントローラ24からの情報にもとづき、直近1時間や1
5分といった所定期間の稼働率を算出し、このフィール
ドに記録するようにすればよい。
【0044】すでに述べたように、ホストコンピュータ
20は、データベース32内の工程順序テーブルを検索
して、半製品のつぎの目的地を知ることができる。そこ
で、まずホストコンピュータ20は、半製品の出発地お
よび目的地に該当する搬送ルートを搬送ルートテーブル
から抽出する。たとえば、半製品をストッカ6bからス
トッカ6dへと搬送する場合には、搬送ルートテーブル
からルート番号501〜506までの6つの搬送ルート
が抽出される。
【0045】つぎにホストコンピュータ20は、データ
ベース32を検索し、優先タイプフラグが設定されてい
るか否かを検索する。もしフラグタイプ「A」の優先タ
イプフラグが設定されていた場合、ホストコンピュータ
20はリフトの稼働率を均等化するように搬送ルートの
選定をおこなう。すなわち、データベース32内のリフ
ト状況テーブルから各リフトの稼働率を読み出し、稼働
率の最も低いリフトを判定する。図7の例ではリフト4
eの稼働率が最も低い。そこでホストコンピュータ20
は、抽出した搬送ルート501〜506の中からリフト
4eを使用する搬送ルート505を選定する。また、フ
ラグタイプ「B」の優先タイプフラグが設定されていた
場合、ホストコンピュータ20はリフト4aを優先する
ように搬送ルートの選定をおこなう。すなわち、リフト
4aを使用する搬送ルート501を選定する。
【0046】以上述べたように、本実施の形態では、目
標とすべき状態を優先タイプフラグとしてデータベース
に記憶しておき、この優先タイプフラグの指示にもとづ
いて搬送ルートの選定を行なっている。したがって、た
とえばリフトの負荷を均等化することにより負荷の偏り
によって生じる渋滞を防止し、搬送待ちの発生を極力抑
制して工期を短縮することが可能になる。また、搬送能
力や搬送スピードの面で有利なリフトを重点的に使用す
ることができ、搬送設備の有効活用をはかることができ
る。
【0047】実施の形態3 搬送負荷の偏在により、特定の中継ストッカが満杯にな
ることがある。このような場合でも、本発明によれば、
別の中継ストッカを経由する搬送ルートを選定可能であ
り、搬送待ちが生じることはない。しかし、別の搬送ル
ートを選定することにより、すばやい搬送が必要な半製
品が遠回りを強いられるのは望ましくない。また、とく
に一部の搬送設備が故障した場合など、出発地と目的地
によっては一種類の搬送ルートしか残らず、別の搬送ル
ートがない場合も考えられる。
【0048】したがって、中継ストッカの在庫状況を参
照し、中継ストッカが満杯とならないようにすることが
望ましい。
【0049】そこで本実施の形態では、データベース3
2に、中継ストッカの在庫少を目標として指示する優先
タイプフラグを記憶する。図8の例では、中継ストッカ
の在庫少を指示する優先タイプフラグを、優先タイプフ
ラグ「C」として記憶した。
【0050】さらに本実施の形態では、図6に示したス
トッカ状況テーブルに、各ストッカの在庫率を記憶する
フィールドを設ける。さらに、ストッカの容量および在
庫数を記憶するフィールドを設け、これらから在庫率を
計算するようにするとよい。なお、図6の例では、現在
搬送中あるいは搬送ルートが選択済みであり搬入が予定
されている半製品の数を搬入予定数として記憶し、さら
に工程での処理を終えて戻ってくるストッカの数とこの
搬入予定数との和をこのストッカの予約数として記憶
し、予約数を含めた在庫率を計算している。
【0051】すでに述べたように、ホストコンピュータ
20は、データベース32内の工程順序テーブルを検索
して、半製品のつぎの目的地を知ることができる。そこ
で、まずホストコンピュータ20は、半製品の出発地お
よび目的地に該当する搬送ルートを搬送ルートテーブル
から抽出する。
【0052】つぎにホストコンピュータ20は、データ
ベース32を検索し、優先タイプフラグが設定されてい
るか否かを検索する。フラグタイプ「C」の優先タイプ
フラグが設定されていた場合、ホストコンピュータ20
は、抽出した搬送ルートの中から、使用する中継ストッ
カの在庫率が小さい搬送ルートを選定する。すなわち、
データベース32内のストッカ状況テーブルから各スト
ッカの在庫率を読み出し、在庫率の最も低いストッカを
判定する。図6の例ではストッカ8gの在庫率が最も低
いので、ホストコンピュータ20は、中継ストッカ8g
を経由する搬送ルート503,504のいずれかを搬送
ルートとして選定する。
【0053】また、各搬送ルートにて経由する2つの中
継ストッカについて在庫率の合計し、この合計の在庫率
が最も小さい搬送ルートを選定するようにしてもよい。
【0054】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、複数の搬送ルートの中から、ストッカの在庫率が高
くならないような搬送ルートを選定することができる。
したがって、中継ストッカが満杯になることによって搬
送待ちが生じることがなく、また、常に複数の搬送ルー
トを選択肢として残しておくことが可能になる。また、
中継ストッカ内の在庫を少なくすることができ、中継ス
トッカ内における搬送待ち時間を短縮することができ
る。
【0055】実施の形態4 図1に示した製造ラインにおいて、たとえば半製品をス
トッカ6aからストッカ6dへ、リフト4aを経由して
搬送しようとした場合、ほかにもリフト4aを使用する
搬送が多く、リフトへの積載待ちの時間が長くなってし
まう場合もある。そこで、本実施の形態においては、リ
フト待ちの行列を考慮して搬送ルートを決定する。
【0056】リフトによる搬送において、複数ある半製
品をどの順序で搬送するかを判断するために、たとえば
図9に示す搬送待ちテーブルが使用される。図9はリフ
ト4aについての搬送待ちテーブルである。ホストコン
ピュータ20は、搬送ルートを決定しそれがリフト4a
を使用する搬送ルートである場合、この搬送待ちテーブ
ルに、搬送する半製品のロット番号、出発側の中継スト
ッカおよび到着側の中継ストッカを追加して記憶する
(図14におけるステップS107)。さらに、半製品
を中継ストッカのどの棚に置くのかを記憶してもよい。
この搬送待ちテーブルにしたがい、リフトコントローラ
24がリフト4aを制御し、半製品の搬送をおこなう。
【0057】したがって、この搬送待ちテーブルに記憶
されている半製品の数をカウントすることにより、リフ
ト待ちの行列数を知ることが可能である。そこで、ホス
トコンピュータ20は、搬送ルートの選択にあたり、優
先タイプフラグに「リフトにおける搬送待ち行列少」が
指示されている場合には、各リフトの搬送待ちテーブル
から搬送待ち行列数がもっとも少ないリフトを判定し、
このリフトを使用する搬送ルートを選択する。
【0058】このように、本実施の形態によれば、リフ
トにおける搬送待ちの行列数にもとづいて搬送ルートを
選定するため、搬送待ちの時間を短縮することが可能で
あり、工期の短縮と搬送設備の有効活用をはかることが
できる。
【0059】なお、以上の説明では、リフトについての
搬送待ちテーブルを例示して説明したが、ストッカや移
載機などほかの搬送設備についても、搬送待ちテーブル
を用意して搬送順序を判断してもよい。搬送ルートの選
定にあたって、出発地のストッカから中継ストッカへの
搬送、あるいは中継ストッカから目的地のストッカへの
搬送における待ち行列の長短を考慮することができ、さ
らに搬送待ちの時間を短縮して、工期の短縮と搬送設備
の有効活用をはかることができる。
【0060】実施の形態5 複数あるフロアにおいて、各フロアのフロア内搬送シス
テムのあいだに搬送能力の差があり、特定のフロアにお
いて搬送が滞る場合がある。
【0061】そこで本実施の形態では、搬送能力の小さ
いフロアにおいて搬送距離が最小となるように搬送ルー
トの選定を行なう。たとえば、図4においてフロア2b
の搬送能力がフロア2cの搬送能力にくらべて小さい場
合、フロア2bにおける搬送距離が最小となるルートを
搬送ルートとする。あるいは、各フロアのフロア内搬送
システムの稼働率を比較し、稼働率の最も高いフロアに
おいて搬送距離が最小となるように搬送ルートの選定を
行なってもよい。
【0062】このような各フロアの搬送能力あるいは各
フロアの稼働率にもとづく搬送ルート選択をおこなうた
めには、データベース32に各フロアのフロア内搬送シ
ステムの状況を記憶したフロア状況テーブルを用意すれ
ばよい。フロア状況テーブルの例を図10に示す。フロ
ア状況テーブルには、各フロアの搬送能力が記憶されて
おり、さらにホストコンピュータ20が、フロアコント
ローラ30からの情報にもとづいて直近1時間や15分
といった所定期間のフロア内搬送システムの稼働率を算
出し、記憶するようにするとよい。
【0063】ホストコンピュータ20は、搬送ルートの
選択にあたりフロアの搬送能力を優先するよう優先タイ
プフラグに指示されている場合には、フロア状況テーブ
ルを参照して出発地のフロアおよび目的地のフロアのう
ちどちらの搬送能力が小さいかを判定し、搬送能力の小
さい方のフロアでの搬送距離が最短である搬送ルートを
選択する。このため、図5の搬送ルートテーブルには、
各搬送ルートについて各フロアにおける搬送経路の長さ
が記憶されている。
【0064】前述の例では、出発地のストッカ6bはフ
ロア2bにあり、目的地であるストッカ6dはフロア2
cにある。そして、図10のフロア状況テーブルを参照
すると、フロア2cの方がフロア2bよりも搬送能力が
小さい。したがって、図5の搬送ルートテーブルにおけ
るルート番号501〜506の中から、フロア2cでの
搬送経路長が最も短いルート番号506の搬送ルートが
選択される。
【0065】また、搬送ルートの選択にあたり各フロア
の稼働率をなるべく均等にするよう優先タイプフラグに
指示されている場合には、フロア状況テーブルを参照し
て出発地のフロアおよび目的地のフロアの稼働率を比較
し、稼働率が高くなっている方のフロアでの搬送距離が
最短である搬送ルートを選択する。前述の例では、フロ
ア2cの稼働率がフロア2bの稼働率よりも高いので、
やはりフロア2cでの搬送経路長が最も短いルート番号
506の搬送ルートが選択される。
【0066】このように、本実施の形態によれば、各フ
ロアの搬送能力にもとづいて搬送ルートを選定するた
め、搬送能力の小さいフロアにおける渋滞の発生を防止
することができる。したがって、搬送設備の効率的活用
が可能になり、搬送の待ち時間や搬送時間を短縮して工
期の短縮をはかることができる。また、各フロアの稼働
率にもとづいて搬送ルートを選定すれば、負荷を各フロ
アに均等に振り分けることができ、特定のフロアに停滞
が発生しこれがネックとなって全体の搬送効率が低下す
るといった問題を防止することができる。したがって、
やはり搬送設備の効率的活用が可能になり、搬送の待ち
時間や搬送時間を短縮して工期の短縮をはかることがで
きる。
【0067】なお、以上の説明ではネックとなりそうな
フロア、すなわち搬送能力の小さいフロアまたは稼働率
が高くなっているフロアにおいて、搬送距離が最小とな
るように搬送ルートを選定したが、これらフロアにおけ
る搬送時間が最短になるように搬送ルートを選定しても
よい。この場合、搬送ルートテーブルには、各フロアに
おける搬送経路の長さのかわりに、各フロアにおける搬
送所要時間を記憶しておけばよい。
【0068】実施の形態6 以上説明した実施の形態においては、半製品の搬送先で
ある目的地ストッカが、前もって決められていた。すな
わち、図4の工程順序テーブルに示したように、たとえ
ばロット番号0001の半製品は、ストッカ6bの工程
での処理後にストッカ6dへと搬送されることが決まっ
ていた。
【0069】しかし、同種の処理をおこなう工程が複数
存在する場合においては、かならずしも目的地ストッカ
を前もって決めておく必要はない。このような場合に
は、図4の工程順序テーブルのかわりに、前工程と次工
程とを順に記録した図11のような工程順序テーブルを
用意しておき、さらに各工程とストッカとの関係を記録
した図12のような工程−ストッカ対応テーブルを用意
すればよい。
【0070】図11の工程順序テーブルの例では、ロッ
ト番号0001の半製品は、工程P2での処理後に工程
P6で処理されることになっている。一方、図12の工
程ストッカテーブルによれば、工程P6の処理はストッ
カ6dの工程のほか、ストッカ6eの工程でも処理可能
である。したがって、工程P2の処理を終えストッカ6
bに戻された半製品を、つぎにストッカ6dに搬送して
もよく、またストッカ6eに搬送してもよい。
【0071】ホストコンピュータ20は、搬送ルートテ
ーブルから搬送ルートを抽出する際に、出発地をストッ
カ6bとし目的地をストッカ6dとする搬送ルートのほ
か、出発地をストッカ6bとし目的地をストッカ6eと
する搬送ルートも抽出する。そして、続くステップに
て、抽出した搬送ルートの中から、各搬送ルート上の搬
送設備の稼動状況や優先タイプフラグの指示、中継スト
ッカの在庫状況などにもとづいて使用する搬送ルートを
選択する。
【0072】以上述べたように本実施の形態によれば、
目的地として複数のストッカが選択可能であり、かつ各
目的地ストッカへの搬送ルートが複数ある場合において
も、状況に応じて最適な搬送ルートを選択することがで
き、工期遅延の防止および搬送設備の有効活用をはかる
ことができる。
【0073】なお、本実施の形態においては、搬送ルー
トの決定にあたって目的地ストッカの状況を考慮するよ
うにするとよい。たとえば、図6に示したストッカ状況
テーブルにおいてストッカ6dの在庫率が大きい場合、
このストッカを目的地とする搬送ルートを選択しないよ
うにする。あるいは、このストッカへの搬入予定数が多
い、すなわち搬入待ち行列が長い場合、このストッカを
目的地とする搬送ルートを選択しないようにする。この
ような選択は、すでに述べた優先タイプフラグの設定に
よって実現可能である。
【0074】実施の形態7 納期が迫っているなどの理由により、特定の半製品を特
急で搬送したい場合もある。そこで本実施の形態は、各
半製品に優先度を設定しておき、優先度の高い半製品に
ついては、所要時間が最短となる搬送ルートを選択する
ようにする。このため、たとえば図4の工程順序テーブ
ルに各半製品の優先度を記憶する優先度フィールドを設
けておく。また、図5の搬送ルートテーブルに各ルート
の搬送所要時間を記憶した所要時間フィールドを設けて
おく。
【0075】また、せっかく所要時間が最短となるよう
なルートを選定しても、そのルートのリフトなどに搬送
待ちの行列があり搬送待ちを強いられたのでは意味がな
い。そこで、優先度の高い半製品については、搬送待ち
の行列への割り込みを行なう。すでに述べたように、各
搬送設備についてそれぞれ図9に示すような搬送待ちテ
ーブルが作成され、リフトコントローラ24およびフロ
アコントローラ30は、これら搬送待ちテーブルにした
がって搬送を行なっている。そこで優先度の高い半製品
については、搬送ルート決定後の搬送待ちテーブルへの
記憶の際に、テーブルの最上位に割り込ませて記憶する
ようにする。
【0076】これらにより、優先度の高い半製品を最短
時間の搬送ルートで搬送待ちの待機時間をほとんど生じ
させることなく搬送することが可能になる。
【0077】実施の形態8 たとえば図13に示した構成の製造ラインにおいて、ス
トッカ6fにある半製品をストッカ6gへと搬送する場
合、1つのリフト4m(リフト4nでもよい)を使用す
る搬送ルートと、リフト4j(あるいはリフト4k)と
リフト4h(あるいはリフト4g)とを使用する搬送ル
ートとが考えられる。
【0078】このような場合にも、半製品の優先度に応
じて搬送ルートを選択するようにするとよい。優先度の
高い半製品については、1つのリフトを使用する直接搬
送ルートおよび複数のリフトを使用する迂回搬送ルート
のすべての中から、稼動状況や稼働率、在庫状況や待ち
行列などにもとづいて使用する搬送ルートを選択すれば
よい。一方、優先度の低い半製品については、複数のリ
フトを使用する迂回搬送ルートの中から、使用する搬送
ルートを選択すればよい。
【0079】優先度の大小に応じた搬送が可能になり、
優先度の高い半製品の搬送時間を短縮して工期の短縮を
はかることが可能である。
【0080】実施の形態9 図1に示した製造ラインにおいて、半製品をストッカ6
bからストッカ6dへと搬送する際に、中継ストッカ8
aの移載機が故障して使用不可能である場合、たとえば
リフト4bを使用して搬送が行なわれる。これは、たと
えば中継ストッカに備えられているすべての移載機が故
障した場合に、ストッカ状況テーブルのストッカ稼動状
況を故障とすることにより実現が可能である。
【0081】また、図5に示した中継ストッカ8eのよ
うに、ストッカが複数の移載機14a,14bを備えて
いる場合、故障した移載機14aのかわりに移載機14
bを使用して搬送が可能である。これは、やはりストッ
カに備えられているすべての移載機が故障した場合に、
ストッカ状況テーブルのストッカ稼動状況を故障とする
ことにより実現が可能である。また、搬送ルートテーブ
ルに使用する移載機を記憶するようにし、故障中の移載
機を使用する搬送ルートを選択しないようにしてもよ
い。
【0082】以上説明したように、本発明によれば、移
載機の故障によって搬送が停止することがなく、別のリ
フトあるいは別の移載機を使用して搬送を継続すること
ができる。したがって、移載機の故障によって搬送待ち
および工期遅延が生じることがなく、搬送設備を有効に
活用することができる。
【0083】実施の形態10 搬送ルートが決定し、搬送待ちあるいは搬送中の状態に
なってから、搬送ルート上のリフトや移載機に故障が生
じる場合が考えられる。そこで、本実施の形態では、こ
のような場合に搬送ルートの再選択を行なうことを特徴
とする。
【0084】たとえば図1に示した製造ラインにおい
て、ストッカ6bからストッカ6dへと半製品を搬送す
る際に、リフト4aに故障が発生した場合を考える。こ
のような場合、もし半製品が搬送待ちの状態にありまだ
ストッカ6bを出発していないならば、ホストコンピュ
ータ20は、ストッカ6bを出発地としストッカ6dを
目的地とする搬送ルートを再選択する。
【0085】また、半製品が搬送中であり、リフト4a
の中継ストッカ8aへと向かっている場合、そのまま中
継ストッカ8aへと搬送し、その後、中継ストッカ8a
を出発地とし、ストッカ6bを目的地とする搬送ルート
を選択する。中継ストッカ8aからストッカ6bまでの
搬送ルートもおそらく複数あるため、すでに述べたよう
に稼動状況や稼働率、在庫状況や待ち行列などにもとづ
き、これらの中から使用する搬送ルートを選択すればよ
い。
【0086】以上説明したように、本実施の形態では、
搬送途中でリフトや移載機が故障した場合、故障の復旧
を待つことなく別の搬送ルートを選択して搬送を行な
う。したがって、半製品の搬送が停止することがなく、
工期遅延を防ぐことが可能になる。また、故障していな
い搬送設備を有効に活用することができる。
【0087】以上、いくつかの例をあげて本発明の実施
の形態を説明したが、本発明がこれらの実施例に限られ
るわけではない。たとえば、データベースを構成する各
テーブルおよび各テーブルの構成(記憶内容)について
は、必要な情報(記憶内容)がホストコンピュータから
参照可能であればよく、例示した構成に限られるわけで
はない。また、ホストコンピュータ、リフトコントロー
ラ、フロアコントローラ、ストッカコントローラおよび
中継ストッカコントローラの構成についても、各リフ
ト、ストッカ、移載機などの搬送設備がホストコンピュ
ータから制御することができればよく、例示した構成に
限られるものではない。
【0088】また、図面には本発明の搬送システムを、
天井搬送タイプの搬送システムとして描いているが、も
ちろん地走型の搬送システムであってもよい。また、フ
ロア内搬送システムにおける搬送車の搬送軌道は、フロ
ア2bのような時計回りと反時計回りの2重の環状ルー
プでもよく、フロア2cのような一重のループであって
もよい。さらに図面には、各フロアが同一棟の別階であ
る例を描いているが、フロアが別棟にあり、リフトにか
わってコンベアやエスカレータがフロア間の搬送を行な
っていてもよい。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、リフタの稼働状況やス
トッカの状況、フロア内搬送システムの稼働率などにも
とづいて搬送ルートを選択することができ、搬送待ち時
間および搬送時間の短い最適な搬送ルートを選択するこ
とが可能になる。
【0090】また、搬送能力の低いリフトやフロアにお
いて生じる搬送の停滞を防止することができる。さら
に、特定のリフトやフロアに搬送が集中することによる
搬送待ち時間の発生を防止することができる。
【0091】また、リフトの故障によって停止する搬送
がなく、また手作業による搬送や手動による搬送ルート
の再選択を行なう必要もない。
【0092】さらに、優先すべき搬送を区別し、最短時
間で搬送を行なうことができる。
【0093】したがって、本発明によれば、搬送待ち時
間が短縮し工期の短縮をはかることができる。また、搬
送設備が故障した場合の影響を、最小限に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の搬送システムを説明するための図で
ある。
【図2】 中継ストッカにおける搬送品の受け渡しを説
明するための図である。
【図3】 本発明の搬送システムを説明するための図で
ある。
【図4】 工程順序テーブルの例である。
【図5】 搬送ルートテーブルの例である。
【図6】 ストッカ状況テーブルの例である。
【図7】 リフト状況テーブルの例である。
【図8】 優先タイプフラグの例である。
【図9】 搬送待ちテーブルの例である。
【図10】 フロア状況テーブルの例である。
【図11】 工程順序テーブルの別の例である。
【図12】 工程−ストッカ対応テーブルの例である。
【図13】 本発明の搬送システムを説明するための図
である。
【図14】 本発明の搬送システムの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
2 フロア、4 リフト、6 ストッカ、8 中継スト
ッカ、10 フロア内搬送システム、12 運搬ロボッ
ト、14 移載機、16 半製品(搬送品)、18 コ
ンベア、20 ホストコンピュータ、24 リフトコン
トローラ、26ストッカコントローラ、28 中継スト
ッカコントローラ、30 フロアコントローラ、32
データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 浩文 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 尾形 良二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 矢鳴 太一 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 Fターム(参考) 3F022 KK20 LL12 LL17 LL31 MM07 MM11 MM22 MM28 MM55 NN42 5H301 AA02 AA09 BB05 CC04 CC07 CC10 DD01 EE02 EE12 KK04 KK05 KK07 KK12 KK13 KK14 QQ02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
    備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリ
    フトへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロ
    アに備えてなる搬送システムであって、リフトの稼動/
    故障状況、リフトの稼働率、中継ストッカの在庫状況お
    よびリフトにおける搬送待ち行列数の少なくともいずれ
    かにもとづいて使用するリフトを決定する搬送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
    備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車を各フロ
    アに備えてなる搬送システムであって、各フロアの搬送
    車の稼動率にもとづき、稼働率の最も高いフロアでの搬
    送距離が最短となるように使用リフトを決定する搬送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
    備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車を各フロ
    アに備えてなる搬送システムであって、各フロアの搬送
    車の稼動率にもとづき、稼働率の最も高いフロアでの搬
    送所要時間が最小となるように使用リフトを決定する搬
    送システム。
  4. 【請求項4】 フロア間の搬送をおこなうリフトを備
    え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリフ
    トへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロア
    に備えてなる搬送システムであって、搬送品に優先度の
    大小が設定されており、優先度大の搬送品については、
    中継ストッカへの搬送待ち行列、リフトへの積載待ち行
    列および中継ストッカからの搬出待ち行列の少なくとも
    いずれかにおいて、行列への割り込みをおこなう搬送シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
    備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリ
    フトへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロ
    アに備えてなる搬送システムであって、搬送品に優先度
    の大小が設定されており、該優先度の大小に応じて、1
    つのリフトを使用する直接搬送ルートと、複数のリフト
    を使用する迂回搬送ルートとの選択をおこなう搬送シス
    テム。
  6. 【請求項6】 フロア間の搬送をおこなうリフトを備
    え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリフ
    トへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロア
    に備えてなる搬送システムであって、中継ストッカに、
    搬送車から中継ストッカへの荷下ろしおよび中継ストッ
    カから搬送車への積載のための移載機を複数備え、一方
    の移載機が故障した場合に、他方の移載機を搬送ルート
    として選択する搬送システム。
  7. 【請求項7】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
    備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリ
    フトへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロ
    アに備えてなる搬送システムであって、中継ストッカへ
    の搬送途中に搬送ルート上のリフトに故障が生じた場
    合、該中継ストッカを出発地としてあらたな搬送ルート
    を決定する搬送システム。
  8. 【請求項8】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
    備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリ
    フトへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロ
    アに備えてなる搬送システムであって、各搬送ルートに
    ついて、出発地、目的地、使用するリフトおよび使用す
    る中継ストッカを記憶する搬送ルートテーブルと、目標
    とすべき状況を指示する優先タイプフラグとを有し、指
    示された出発地、目的地を満足し、かつ前記優先タイプ
    フラグの指示する状況に近づくよう、前記搬送ルートテ
    ーブルの中から搬送ルートを選択する搬送システム。
  9. 【請求項9】 フロア間の搬送をおこなうリフトを複数
    備え、さらにフロア内の搬送をおこなう搬送車およびリ
    フトへの積載/荷下ろしのための中継ストッカを各フロ
    アに備えてなる搬送システムであって、各搬送ルートに
    ついて、出発地、目的地、使用するリフトおよび使用す
    る中継ストッカを記憶した搬送ルートテーブルと、各中
    継ストッカについて、在庫状況を記憶したストッカ状況
    テーブルと、各リフトについて、稼動状況および稼働率
    を記憶したリフト状況テーブルと、各フロアについて、
    搬送車の稼動率を記憶したフロア状況テーブルと、目標
    とすべき状況を指示する優先タイプフラグとを有し、指
    示された出発地および目的地を満足し、かつ前記優先タ
    イプフラグの指示する状況に近づくよう、前記搬送ルー
    トテーブルの中から搬送ルートを選択する搬送システ
    ム。
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Cited By (4)

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