JP2006261145A - 搬送制御装置及び搬送制御方法 - Google Patents

搬送制御装置及び搬送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のフロアに分散した複数の製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムにおいて、搬送効率を向上させる。
【解決手段】出発地点からリフタまでの搬送距離とリフタから到着地点までの搬送距離の合計である合計搬送距離に基づいて、優先順位を算出する(S10)。そして、優先順位が最優先順位(再選択時は、次の順位が最優先順位となる)のリフタを選択し(S11)、当該リフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(S12)。最優先順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下でない場合は(S12:NO)、当該リフタを選択から除外し(S13)、最優先順位のリフタを再選択する(S12)。一方、最優先順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下である場合は(S12:YES)、当該リフタを搬送に使用するリフタとして決定し(S14)、搬送を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のフロアに分散した複数の製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムを制御する搬送制御装置及び搬送制御方法に関するものである。
半導体、液晶などの製造工場においては、空気中の微細な粉塵などが製品の品質性能に悪影響を及ぼすため、製造過程の品物(例えば、半導体製品製造施設の場合、半導体基板や液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の被製造物の中間製品)をカセットの格納し、製造プロセスに従い、搬送システムにより装置から装置に搬送する自動搬送システム(AMHS: Automated Material Handling System)が用いられている(特許文献1参照)。尚、搬送システムとしては、天井より懸垂された軌道上を走行してFOUP(Front Opening Unified Pod)を搬送するOHT(Over head Hoist Transport)、OHS(Over Head Shuttle)、床上を自立走行する搬送台車を用いた搬送システムなど、軌道上を走行する搬送台車による搬送システムが主流となっている。
そして、自動搬送システムを用いた製造工場では、生産規模の拡大、製造工場の大規模化が図られ、これに伴い、製造装置台数の増加、搬送システムの規模拡大が図られており、製造工程が複数のフロアにまたがって構成されている場合がある。そのような場合は、垂直方向であるフロア間の搬送と、水平方向であるフロア内の搬送とが混在している。ここで、複数のフロアにまたがって構成される製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムにおける従来の搬送制御装置及び搬送制御方法について、図8〜図11を用いて説明する。図8は、階層間を貫くリフタを有する3階建て半導体工場の一部断面斜視図である。図9は、リフタ部を含む図8の高さ方向の断面図である。図10は、リフタ部を含む図8の1階部分の上面図である。尚、図10に示すリフタ部は各階で同様の構造である。図11は、1階フロアにおける製造装置と製造装置間を搬送するOHT搬送台車の軌道配置およびリフタ配置図である。そして、図8に示す搬送システム1において、軌道10を走行するOHT搬送台車11、及び、図9、図10に示す1階フロア2、2階フロア3、3階フロア4を貫くリフタ5を用いて、1階フロア2にある加工処理が終了した製造装置16の製造装置出庫ポート18から3階フロア4にある次の処理を行う製造装置16の製造装置入庫ポート17まで、被製造物が収納されたFOUP20を搬送する場合について説明する。
図11に示すように、1階フロアにおいて、OHT搬送台車11が、半導体製造装置16において加工処理が終了した基板が収納され、製造装置出庫ポート18から出庫されたFOUP20を把持し、ルートRaで示される工程内軌道22b、工程間軌道21、工程内軌道22aを経由し、半導体製造装置16から最も近い距離にあるリフタ5まで走行する。OHT搬送台車11は、リフタ5に到着後、図9に示すように、リフタ入庫ポート14にFOUP20を降ろす。図10に示すように、リフタ入庫ポート14のFOUP載置台はコンベア構造を有し、FOUP20を載置したFOUP載置台は、リフタ入庫口13方向に移送され、リフタ入庫口13の直前で停止する。
一方、図9に示すように、リフタ5内に設けられたケージ6には、移載機7が搭載されている。そして、FOUP20は、移載機7によりケージ6内の入庫側位置に1個または複数個(本例では2個)同時に取り込まれ、リフタ入庫口13の扉が閉となる。一旦ケージ6内に取り込まれたFOUP20は、ケージ6内で移載機7により入庫側位置から出庫側位置に移載され、リフタ5は、3階フロア4まで上昇されて停止する。ケージ6が3階に到着すると、リフタ出庫口14の扉が開となる。移載機7はFOUP20を1個または複数個(本例では2個)同時に取り出し、3階のリフタ出庫ポート14上に載置する。FOUP20はリフタ出庫ポート14のコンベア機能により、OHT搬送台車のアクセスポイントまで移送される(図10参照)。続いて、3階天井に敷設された軌道上を走行する空載状態のOHT搬送台車11がこのアクセスポイントに停止し、グリッパを加工させてFOUP20を把持し、所定の製造装置16のポートの製造装置入庫ポート17まで搬送する。
特開2005−1886号公報
ここで、複数のリフタを用いて階間搬送を行う搬送システムでは、選択したリフタに依存して全体の搬送効率が大きく変動するという問題がある。即ち、複数のリフタが存在する場合、上述した従来技術では、図11で説明したように、搬送台車の出発地点から最短距離に位置するリフタを選択している。かかる従来技術においては、ある特定のリフタは搬送台車が集中して待ち行列ができ、他のリフタは遊休状態に陥るなど、リフタの負荷に差が生じている場合には、全体としての搬送効率が著しく低下し、引いては製造工場の生産性が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、複数のフロアに分散した複数の製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムにおいて、搬送効率を向上することにより生産性の向上に寄与することができる搬送制御装置及び搬送制御方法を提供するものである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明に係る搬送制御装置は、複数のフロアに分散した複数の製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムを制御する搬送制御装置であって、前記搬送システムは、前記複数のフロア間の搬送を行うリフタと、前記各フロアに配置されてフロア内での搬送を行う複数の搬送台車とを含み、前記搬送制御装置は、前記搬送システムで前記被製造物を異なるフロアに搬送する際に、前記リフタの全てについて優先順位を算出するための優先順位算出手段と、前記リフタの負荷を考慮しつつ、前記優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択するリフタ選択手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る搬送制御方法は、複数のフロアに分散した複数の製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムを制御する搬送制御方法であって、前記搬送システムは、前記複数のフロア間の搬送を行うリフタと、前記各フロアに配置されてフロア内での搬送を行う複数の搬送台車とを含み、前記搬送制御方法は、前記搬送システムで前記被製造物を異なるフロアに搬送する際に、前記リフタの全てについて優先順位を算出するための優先順位算出ステップと、前記リフタの負荷を考慮しつつ、前記優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択するリフタ選択ステップと、を備えることを特徴とする。
これにより、リフタの負荷を考慮しつつ、優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択している。従って、リフタの負荷を分散させて、搬送効率を向上させるとともに、生産工場の生産性の向上に寄与することが可能となる。
ここで、本発明に係る搬送制御装置は、前記リフタの負荷が、前記リフタにおける事前に決めた待ち搬送台車数であり、前記リフタ選択手段が、前記リフタにおける待ち搬送台車数が所定の制限値を超える場合は、当該リフタを選択しないようにして良い。
同様に、本発明に係る搬送制御方法は、前記リフタの負荷が、前記リフタにおける事前に決めた待ち搬送台車数であり、前記リフタ選択ステップが、前記リフタにおける待ち搬送台車数が所定の制限値を超える場合は、当該リフタを選択しないようにして良い。
これにより、待ち搬送台車数が多いリフタは搬送に使用されないため、リフタの負荷を分散することができ、搬送効率を向上させるとともに、生産工場の生産性の向上に寄与することが可能となる。ここで、所定の制限値は、例えば、リフタ構造(リフタの入出庫ポートのFOUP設置可能数、リフタ内移載機の動作速度等)、被製造物の出発地点から到着地点までの走行経路等を変数として、最大効率を満たす値を、リフタ毎に事前に決定する。
ここで、前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送距離と、前記被製造物の搬送先のフロアにおける前記リフタから到着地点までの搬送距離の合計搬送距離に基づいて算出され、当該合計搬送距離が短いほど優先順位が高くなるようにして良い。
これにより、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタまでの搬送距離とリフタから到着地点までの搬送距離との合計搬送距離を基準として算出しているため、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間にほぼ比例する値として計算することにより、搬送効率を向上させることができる。尚、この場合の所定の制限値は、出発地点の階と到着地点の階の双方におけるリフタ構造を考慮する。そして、出発地点の階と到着地点の階の待ち搬送台車数の合計が所定の制限値を超えるかどうかを判断する。
また、前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送距離に基づいて算出され、当該搬送距離が短いほど優先順位が高くなるようにして良い。
これにより、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタまでの搬送距離を基準として算出しているため、出発地点からリフタまでの搬送距離とリフタから到着地点までの搬送距離との合計搬送距離を基準として優先順位を算出する前述の制御方法に比べて、計算が容易であり、制御が簡単で搬送制御装置の負荷を軽減することができる。尚、この場合の所定の制限値は、出発地点の階におけるリフタ構造を考慮する。そして、出発地点の階の待ち搬送台車数が所定の制限値を超えるかどうかを判断する。
ここで、前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から、前記リフタを経由して、前記被製造物の搬送先のフロアにおける到着地点までの搬送時間に基づいて算出され、当該搬送時間が短いほど優先順位が高くなるようにして良い。
これにより、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタを経由した到着地点までの搬送時間(出発地点からリフタまでの搬送時間、リフタ昇降時間、及び、リフタから到着地点までの搬送時間の合計)を基準として算出しているため、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間にほぼ近似する値として計算することにより、搬送効率をより向上させることができる。尚、この場合の所定の制限値は、出発地点の階と到着地点の階の双方におけるリフタ構造を考慮する。そして、出発地点の階と到着地点の階の待ち搬送台車数の合計が所定の制限値を超えるかどうかを判断する。
また、前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送時間に基づいて算出され、当該搬送時間が短いほど優先順位が高くなるようにして良い。
これにより、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタまでの搬送時間を基準として算出しているため、出発地点からリフタまでの搬送時間とリフタから到着地点までの搬送時間との合計搬送時間を基準として優先順位を算出する前述の制御方法と比較して、計算が容易であり、制御が簡単で搬送制御装置の負荷を軽減することができる。尚、この場合の所定の制限値は、出発地点の階におけるリフタ構造を考慮する。そして、出発地点の階の待ち搬送台車数が所定の制限値を超えるかどうかを判断する。
ここで、前記搬送時間は、一定期間内における実績搬送時間に基づいて算出された値であって良い。
これにより、搬送時間として実際にかかった搬送時間である実績搬送時間を反映しており(例えば、一定期間内における実績搬送時間の平均値として算出した値、または、一定期間内における実績搬送時間の平均値と実績搬送時間とから算出した標準偏差値を搬送時間とする。)、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を実質的な値として計算することができ、搬送効率を搬送実績に基づき更に向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る搬送制御装置及び搬送制御方法を実施するための最良の形態について、具体的な一例に即して説明する。
まず、本実施形態に係る搬送制御装置について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、第一の実施形態に係る搬送制御装置を用いてOHT搬送台車が1階から3階までFOUPを搬送するときの経路図であり、(a)は1階の経路図であり、(b)は3階の経路図である。図3は、本実施形態に係る搬送制御装置を含む半導体製造工場の生産コントロールシステムの構成図である。
生産コントロールシステム1は、図3に示すように、製造管理システムであるMES(Manufacturing Execution System)25及び搬送制御システム(搬送制御装置)であるMCS(Material Control System)26と、製造装置16と、搬送システム11と、ストッカ27とから構成される。尚、複数のフロアにまたがって構成される製造工程で処理が行われる半導体製造工場の構造は、従来技術で説明した図8〜図11と同様であり、その説明を省略する。
MES25は、半導体製造ラインの進捗管理、生産自動化のための情報処理システムであり、スケジューラとディスパッチャの機能を含み、製造装置16からポートの状態報告(払出可能報告、払出完了報告等)を受信すると共に、製造装置16に対してポート予約や払出指示などを行う。MCS26は、MES25からの搬送指令を受け付け、それに従って搬送システム11及びストッカ27の個々が有機的に動作してMES25から受けた搬送指示を遂行するように指示を出すとともに、この搬送システム11及びストッカ27の状態を監視するためのソフトウェアをサポートした制御装置である。また、MCS26は、各リフタの優先順位を決定する優先順位算出部26aと、優先順位算出部26aに基づいて算出した優先順位に基づいて搬送に使用するリフタを選択するリフタ選択部26bとを含む。
搬送システム11は、OHT搬送台車,OHS搬送台車,AGV搬送台車,RGV搬送台車等である。ストッカ27は、保管するためのシステムである。製造装置16は、ウェハ等の被製造物を物理的あるいは化学的に処理するプロセス装置と、被製造物を測定する(ウェハの場合は膜厚、比抵抗、パターンの寸法、ごみの数等を測定する)測定装置を含むものである。
本実施形態では、図2に示すように、MES25からMCS26に1階フロア(図2(a)参照)F地点に載置された加工処理済み基板の収納されたFOUP20を、次の加工処理を行う半導体処理装置が設置されている3階フロア(図2(b)参照)のT地点まで搬送するように指令が出された場合を想定している。MCS26は、この搬送指令を受け、4つのリフタ5(リフタ5a、5b、5c、5d)について優先順位算出部26aで優先順位を決定し、優先順位算出部26aに基づいて算出したリフタ5a、5b、5c、5dの優先順位に基づいて、使用するリフタ5の決定を行う。
[第一の実施形態]
上述の半導体製造工場の生産コントロールシステムを用いて、まず、第一の実施形態における搬送制御装置(MCS26)が搬送指令を受けて被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、第一の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。
搬送指令をうけたMCS26は、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送距離テーブル、及び、各リフタ5a、5b、5c、5dの3階フロアポート5a3、5b3、5c3、5d3から到着地点である3階フロアT地点までの搬送経路の搬送距離テーブル、とから、優先順位算出部26aにおいて、1階フロア経路と3階フロア経路の合計搬送距離が短い順にリフタに優先順位を付ける(ステップS10:優先順位算出ステップ)。ここで、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送距離テーブル、及び、各リフタ5a、5b、5c、5dの3階フロアポート5a3、5b3、5c3、5d3から到着地点である3階フロアT地点までの搬送経路の搬送距離テーブルは、予め計測してMCS26内の記録媒体に記憶した各フロアにある製造装置16とリフタ5のポート間の搬送経路の搬送距離テーブルから、出発地点である1階フロアF地点にある製造装置16及び到着地点である3階フロアT地点にある製造装置16をもとに抽出する。
そして、リフタ選択部26bにおいて、以下のステップS11〜S14(リフタ選択ステップ)の手順に従いリフタの選択を行う。まず、最優先順位の(優先順位が第1順位の)リフタを抽出する(ステップS11)。
次に、出発地点からの搬送経路Ra1と到着地点までの搬送経路Ra3の合計搬送距離が最短距離にあり、最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS12)。ここで、第一の実施形態において、制限値は、出発地点の階と到着地点の階の双方におけるリフタ構造(リフタの入出庫ポートのFOUP設置台数、移載機の動作速度等)、出発地点と到着地点間の走行経路等により、リフタ毎に決定する固有の数値である。具体的には、制限値は、搬送シミュレーションプログラムを用い、最大効率を満たす数値をシミュレーションにより事前に求めたものを使用する。そして、第一の実施形態においては、各リフタについて、1階フロアの待ち搬送台車数と3階フロアの待ち搬送台車数の合計が、制限値以下であるかどうかを判断する。尚、制限値は状況の変化に対応させ適宜変更を行う。
最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下でない場合は(ステップS12:NO)、当該リフタ5aを選択から除外し(ステップS13)、次に優先順位が高い(優先順位が第2順位の)リフタを最優先順位のリフタとして抽出する(ステップS11)。一方、最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下である場合は(ステップS12:YES)、当該リフタ5aを搬送に使用するリフタとして決定し(ステップS14)、搬送を開始する。
ここで、優先順位が第2順位のリフタを抽出した場合(ステップS11)は、優先順位が第2順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS12)。このように、優先順位が第2順位のリフタに制限値を超える待ち搬送台車数が存在する場合、更に、次に優先順位が高い優先順位が第3順位のリフタに変更される。以下、同様にして、待ち搬送台車数が制限値以下となる条件を満たしたリフタのルートが最終選定される(ステップS14)。
以上により、例えば、最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下である場合は、MCS26は、リフタ5aを搬送に使用するリフタとして決定し、搬送を開始する。即ち、MCS26により、図2(a)の1階フロアで、OHT搬送台車は、実線で示すルートRa1を経由してリフタ5aの1階フロアポート5a1にあるリフタ入庫ポートにFOUPを降載する。リフタ入庫ポートに載置されたFOUPはリフタ・ケージ内に設置された移載機によりリフタ・ケージ内に取り込まれ、リフタ5aにより3階フロアポート5a3まで移送される。リフタ5aが図2(b)の3階フロア到着後、移載機はリフタ・ケージ内のFOUPをリフタ出庫ポートに移載する。一方、MCS26は、3階フロアに存在するOHT搬送台車の1台を選択し、リフタ出庫ポートに載置されたFOUPを実線で示す最短距離ルートRa3経由で、到着地点であるT地点まで搬送するよう指令を出す。選択されたOHT搬送台車はルートRa3を経由し、T地点までFOUPを搬送し、製造装置のポートに載置して搬送を完了させる。
また、例えば、最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下であり、優先順位が次に高いリフタ5bの待ち搬送台車数が制限値以下である場合は、MCS26は、リフタ5bを搬送に使用するリフタとして決定し、搬送を開始する。即ち、MCS26により、図2(a)の1階フロアで、OHT搬送台車は、破線で示すルートRb1を経由してリフタ5bの1階フロアポート5b1にあるリフタ入庫ポートにFOUPを降載する。リフタ入庫ポートに載置されたFOUPはリフタ・ケージ内に設置された移載機によりリフタ・ケージ内に取り込まれ、リフタ5bにより3階フロアポート5b3まで移送される。リフタ5bが図2(b)の3階フロア到着後、移載機はリフタ・ケージ内のFOUPをリフタ出庫ポートに移載する。一方、MCS26は、3階フロアに存在するOHT搬送台車の1台を選択し、リフタ出庫ポートに載置されたFOUPを破線で示す最短距離ルートRb3経由で、到着地点であるT地点まで搬送するよう指令を出す。選択されたOHT搬送台車はルートRb3を経由し、T地点までFOUPを搬送し、製造装置のポートに載置して搬送を完了させる。
このように、第一の実施形態に係る搬送制御装置(MCS26)及び搬送制御方法によると、リフタ選択部26bにおいて、待ち搬送台車数が制限値を超えるリフタを選択から除外することにより、リフタの負荷を考慮しつつ、優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択している(図1のステップS11〜S14:リフタ選択ステップ)。従って、待ち搬送台車数が多いリフタは搬送に使用されないため、リフタの負荷を分散することができ、搬送効率を向上させるとともに、生産工場の生産性の向上に寄与することが可能となる。
また、優先順位算出部26aにおいて、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタまでの搬送距離とリフタから到着地点までの搬送距離との合計搬送距離を基準として算出している(図1のステップS10:優先順位算出ステップ)。従って、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間にほぼ比例する値として計算することにより、搬送効率を向上させることができる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態における搬送制御装置(MCS26)が搬送指令を受けて被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を、図4及び図2に基づいて説明する。図4は、第二の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。
搬送指令をうけたMCS26は、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送距離テーブルから、優先順位算出部26aにおいて、搬送経路の搬送距離が短い順にリフタに優先順位を付ける(ステップS20:優先順位算出ステップ)。ここで、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送距離テーブルは、予め計測してMCS26内の記録媒体に記憶した各フロアにある製造装置16とリフタ5間の搬送経路の搬送距離テーブルから、出発地点である1階フロアF地点にある製造装置16をもとに抽出する。
そして、リフタ選択部26bにおいて、以下のステップS21〜S24(リフタ選択ステップ)の手順に従い、リフタの選択を行う。まず、最優先順位の(優先順位が第1順位の)リフタを抽出する(ステップS21)。
次に、出発地点からの搬送経路Ra1の搬送距離が最短距離にあり、最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS22)。ここで、第二の実施形態において、制限値は、出発地点の階におけるリフタ構造(リフタの入出庫ポートのFOUP設置台数、移載機の動作速度等)、出発地点と到着地点間の走行経路等により、リフタ毎に決定する固有の数値である。具体的には、制限値は、搬送シミュレーションプログラムを用い、最大効率を満たす数値をシミュレーションにより事前に求めたものを使用する。そして、第二の実施形態においては、各リフタにおいて、1階フロアの待ち搬送台車数が、制限値以下であるかどうかを判断する。そして、第二の実施形態においては、各リフタにおいて、1階フロアの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する。尚、制限値は状況の変化に対応させ適宜変更を行う。
最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下でない場合は(ステップS22:NO)、当該リフタ5aを選択から除外し(ステップS23)、次に優先順位が高い(優先順位が第二順位の)リフタを最優先順位のリフタとして抽出する(ステップS21)。一方、最優先順位のリフタ5aの待ち搬送台車数が制限値以下である場合は(ステップS22:YES)、当該リフタ5aを搬送に使用するリフタとして決定し(ステップS24)、搬送を開始する。
ここで、優先順位が第2順位のリフタを抽出した場合(ステップS21)は、優先順位が第2順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS22)。このように、優先順位が第2順位のリフタに制限値を超える待ち搬送台車数が存在する場合、更に、次に優先順位が高い優先順位が第3順位のリフタに変更される。以下、同様にして、待ち搬送台車数が制限値以下となる条件を満たしたリフタのルートが最終選定される(ステップS24)。
このように、第二の実施形態に係る搬送制御装置(MCS26)及び搬送制御方法によると、リフタ選択部26bにおいて、待ち搬送台車数が制限値を超えるリフタを選択から除外することにより、リフタの負荷を考慮しつつ、優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択している(図4のステップS21〜S24)。従って、待ち搬送台車数が多いリフタは搬送に使用されないため、リフタの負荷を分散することができ、搬送効率を向上させるとともに、生産工場の生産性の向上に寄与することが可能となる。
また、優先順位算出部26aにおいて、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタまでの搬送距離を基準として算出している(図4のステップS20:優先順位算出ステップ)。従って、第一の実施形態と比較して、計算が容易であり、制御が簡単でMCS26の負荷を軽減することができる。
[第三の実施形態]
また、第三の実施形態における搬送制御装置(MCS26)が搬送指令を受けて被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を、図5及び図2に基づいて説明する。図5は、第三の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。
搬送指令をうけたMCS26は、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送時間テーブル、リフタ昇降時間、及び、各リフタ5a、5b、5c、5dの3階フロアポート5a3、5b3、5c3、5d3から到着地点である3階フロアT地点までの搬送経路の搬送時間テーブル、とから、優先順位算出部26aにおいて、1階フロアF地点からリフタ経由の3階フロアT地点までの搬送時間が短い順にリフタに優先順位を付ける(ステップS30:優先順位算出ステップ)。ここで、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送時間テーブル、各リフタ5a(5a1から5a3まで)、5b(5b1から5b3まで)、5c(5c1から5c3まで)、5d(5d1から5d3まで)の昇降時間、各リフタ5a、5b、5c、5dの3階フロアポート5a3、5b3、5c3、5d3から到着地点である3階フロアT地点までの搬送経路の搬送時間テーブルは、予め計測してMCS26内の記録媒体に記憶した各フロアにある製造装置16とリフタ5間の搬送経路の搬送時間テーブルから、出発地点である1階フロアF地点にある製造装置16及び到着地点である3階フロアT地点にある製造装置16をもとに抽出する。
そして、リフタ選択部26bにおいて、以下のステップS31〜S34(リフタ選択ステップ)の手順に従い、リフタの選択を行う。まず、最優先順位の(優先順位が第1順位の)リフタを抽出する(ステップS31)。
次に、出発地点からリフタまで(搬送経路Ra1)、リフタの昇降時間、リフタから到着地点まで(搬送経路Ra3)の合計の搬送時間が最短時間であり、最優先順位のリフタ5a1の待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS32)。ここで、第三の実施形態において、制限値は、出発地点の階と到着地点の階の双方におけるリフタ構造(リフタの入出庫ポートのFOUP設置台数、移載機の動作速度等)、出発地点と到着地点間の走行経路等により、リフタ毎に決定する固有の数値である。具体的には、制限値は、搬送シミュレーションプログラムを用い、最大効率を満たす数値をシミュレーションにより事前に求めたものを使用する。そして、第三の実施形態においては、各リフタについて、1階フロアの待ち搬送台車数と3階フロアの待ち搬送台数の合計が、制限値以下であるかどうかを判断する。尚、制限値は状況の変化に対応させ適宜変更を行う。
最優先順位のリフタ5a1の待ち搬送台車数が制限値以下でない場合は(ステップS32:NO)、当該リフタ5a1を選択から除外し、次に優先順位が高い(優先順位が第2順位の)リフタを最優先順位のリフタとして抽出する(ステップS31)。一方、最優先順位のリフタ5a1の待ち搬送台車数が制限値以下である場合は(ステップS32:YES)、当該リフタ5a1を搬送に使用するリフタとして決定し(ステップS34)、搬送を開始する。
ここで、優先順位が第2順位のリフタを抽出した場合(ステップS31)は、優先順位が第2順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS32)。このように、優先順位が第2順位のリフタに制限値を超える待ち搬送台車数が存在する場合、更に、次に優先順位が高い優先順位が第3順位のリフタに変更される。以下、同様にして、待ち搬送台車数が制限値以下となる条件を満たしたリフタのルートが最終選定される(ステップS34)。
このように、第三の実施形態に係る搬送制御装置(MCS26)及び搬送制御方法によると、リフタ選択部26bにおいて、待ち搬送台車数が制限値を超えるリフタを選択から除外することにより、リフタの負荷を考慮しつつ、優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択している(図5のステップS31〜S34:リフタ選択ステップ)。従って、待ち搬送台車数が多いリフタは搬送に使用されないため、リフタの負荷を分散することができ、搬送効率を向上させるとともに、生産工場の生産性の向上に寄与することが可能となる。
また、優先順位算出部26aにおいて、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタを経由した到着地点までの搬送時間(出発地点からリフタまでの搬送時間、リフタ昇降時間、及び、リフタから到着地点までの搬送時間の合計)を基準として算出している(図5のステップS30:優先順位算出ステップ)。従って、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間にほぼ近似する値として計算することにより、搬送効率をより向上させることができる。
[第四の実施形態]
次に、第四の実施形態における搬送制御装置(MCS26)が搬送指令を受けて被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を、図6及び図2に基づいて説明する。図6は、第四の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。
搬送指令をうけたMCS26は、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送時間テーブルから、優先順位算出部26aにおいて、搬送経路の搬送時間が短い順にリフタに優先順位を付ける(ステップS40:優先順位算出ステップ)。ここで、出発地点である1階フロアF地点から各リフタ5a、5b、5c、5dの1階フロアポート5a1、5b1、5c1、5d1までの搬送経路の搬送時間テーブルは、予め計測してMCS26内の記録媒体に記憶した各フロアにある製造装置16とリフタ5間の搬送経路の搬送時間テーブルから、出発地点である1階フロアF地点にある製造装置16をもとに抽出する。
そして、リフタ選択部26bにおいて、以下のステップS41〜S44(リフタ選択ステップ)の手順に従い、リフタの選択を行う。まず、最優先順位の(優先順位が第1順位の)リフタを抽出する(ステップS41)。
次に、出発地点からのリフタまで(搬送経路Ra1)の搬送時間が最短時間にあり、最優先順位のリフタ5a1の待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS42)。ここで、第四の実施形態においては、制限値は、出発地点の階におけるリフタ構造(リフタの入出庫ポートのFOUP設置台数、移載機の動作速度等)、出発地点と到着地点間の走行経路等により、リフタ毎に決定する固有の数値である。具体的には、制限値は、搬送シミュレーションプログラムを用い、最大効率を満たす数値をシミュレーションにより事前に求めたものを使用する。そして、第四の実施形態においては、各リフタについて、1階フロアの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する。尚、制限値は状況の変化に対応させ適宜変更を行う。
最優先順位のリフタ5a1の待ち搬送台車数が制限値以下でない場合は(ステップS42:NO)、当該リフタ5a1を選択から除外し、次に優先順位が高い(優先順位が第2順位の)リフタを最優先順位の抽出する(ステップS41)。一方、最優先順位のリフタ5a1の待ち搬送台車数が制限値以下である場合は(ステップS42:YES)、当該リフタ5a1を搬送に使用するリフタとして決定し(ステップS44)、搬送を開始する。
ここで、優先順位が第2順位のリフタを抽出した場合(ステップS41)は、優先順位が第2順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS42)。このように、優先順位が第2順位のリフタに制限値を超える待ち搬送台車数が存在する場合、更に、次に優先順位が高い優先順位が第3順位のリフタに変更される。以下、同様にして、待ち搬送台車数が制限値以下となる条件を満たしたリフタのルートが最終選定される(ステップS44)。
このように、第四の実施形態に係る搬送制御装置(MCS26)及び搬送制御方法によると、リフタ選択部26bにおいて、待ち搬送台車数が制限値を超えるリフタを選択から除外することにより、リフタの負荷を考慮しつつ、優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択している(図6のステップS41〜S44:リフタ選択ステップ)。従って、待ち搬送台車数が多いリフタは搬送に使用されないため、リフタの負荷を分散することができ、搬送効率を向上させるとともに、生産工場の生産性の向上に寄与することが可能となる。
また、優先順位算出部26aにおいて、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を最小化するための優先順位を、出発地点からリフタまでの搬送時間を基準として算出している(図6のステップS40:優先順位算出ステップ)。従って、第三の実施形態に係る搬送制御装置と比較して、計算が容易であり、制御が簡単でMCS26の負荷を軽減することができる。
[第五の実施形態]
また、第五の実施形態における搬送制御装置(MCS26)が搬送指令を受けて被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を、図7及び図2に基づいて説明する。図7は、第五の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。
搬送指令をうけたMCS26は、優先順位算出部26aにおいて、以下のステップS51〜54(優先順位算出ステップ)の手順に従い、実績データを蓄積しつつ、優先順位の算出を行う。まず、MCS26が立ち上げ直後であるかどうか、即ち、過去の駆動実績がないかどうかを判断する(ステップS51)。過去の駆動実績がないと判断した場合は(ステップS51:YES)、第三の実施形態に基づいた搬送時間を基準に、優先順位算出部26aにおいて、搬送時間の短い順に全てのリフタの優先順位を決定する(ステップS52)。
一方、過去の駆動実績があると判断した場合は(ステップS51:NO)、MCS26の稼働時間が一定の評価時間(評価期間)経過したかどうかを判断する(ステップS53)。ここで、評価期間は、搬送時間に係る実績データを十分に蓄積することができる期間であり、予め設定しておく。
稼働時間が一定の評価時間(評価期間)経過していないと判断した場合は(ステップS53:NO)、ステップS52で決定した優先順位に基づき、リフタ選択部26bにおいて、以下のステップS55〜58(リフタ選択ステップ)の手順に従い、リフタの選択を行う。まず、最優先順位の(優先順位が第1順位の)リフタを選択し(ステップS55)、選択したリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS56)。そして、最優先順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下でない場合は(ステップS56:NO)、当該リフタを選択から除外し(ステップS57)、次に優先順位が高い(優先順位が第2順位の)リフタを選択する(ステップS55)。一方、最優先順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下である場合は(ステップS56:YES)、当該リフタを搬送に使用するリフタとして決定し(ステップS58)、搬送を開始する。
ここで、優先順位が第2順位のリフタを選択した場合(ステップS55)は、優先順位が第2順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS56)。このように、優先順位が第2順位のリフタに制限値を超える待ち搬送台車数が存在する場合、更に、次に優先順位が高い優先順位が第3順位のリフタに変更される。以下、同様にして、待ち搬送台車数が制限値以下となる条件を満たしたリフタのルートが最終選定される(ステップS58)。
一方、稼働時間が一定の評価時間(評価期間)経過していると判断した場合は(ステップS53:YES)、過去の評価期間における実績データに基づき、全リフタの優先順位を再設定する(ステップS54)。
ここで、ステップS54における、過去の評価期間における実績データに基づいた全リフタの優先順位の再設定の方法ついて、表1の具体例に基づいて、詳細に説明する。表1は、評価期間内の搬送時間の実績データである。
Figure 2006261145
表1では、N回行った搬送作業のそれぞれについて、出発地点であるF地点から到着地点であるT地点まで搬送するのに選択したリフタ、及び、その搬送時間を示している。尚、リフタの優先順位は、ステップS52で決定した優先順位を記載しており、優先順位が第1順位のリフタとしてリフタ5aが、第2順位のリフタとしてリフタ5bが、第3順位のリフタとしてリフタ5cが、第4順位のリフタとしてリフタ5dが設定されている。また、S1-1、S1-2、・・・、S3-3は、搬送時間の実績データである。
表1にあるように、リフタ5aが選択された回数はn1、リフタ5bが選択された回数はn2、リフタ5cが選択された回数はn3、リフタ5dが選択された回数はn4であり、下記の関係が成り立つ。
Figure 2006261145
また、リフタ5aを選択した場合の平均搬送時間をX1、リフタ5bを選択した場合の平均搬送時間をX2、リフタ5cを選択した場合の平均搬送時間をX3とすると、各リフタを選択した場合の平均搬送時間を、下記の式により求める。尚、リフタ5dは搬送回数n4=0であるため、平均搬送時間は求めない。
Figure 2006261145
以上により、平均搬送時間の実績データに基づいて分析した結果、下記の関係が得られたとする。
Figure 2006261145
この場合、優先順位が第2順位のリフタ5bのほうが第1順位のリフタ5aより平均搬送時間が短く、短時間で搬送が終了したことになる。従って、優先順位が第1順位のリフタをリフタ5b、第2順位のリフタをリフタ5aと設定しなおす。尚、分析の結果、優先順位が第3順位で変更がなかったリフタ5c、及び、平均搬送時間が求められなかったリフタ5dについては、そのままの優先順位とすると良い。
尚、平均搬送時間の実績データに基づいて優先順位を再設定する方法のほか、各リフタ5a、5b、5cの平均搬送時間の標準偏差(推定値)σを求め、平均搬送時間+2σの値を基準として、優先順位を再設定しても良い。平均搬送時間の標準偏差σは次式で求める。尚、リフタ5d1は搬送回数n=0であるため、平均搬送時間の標準偏差は求めない。
Figure 2006261145
そして、ステップS54で再設定した優先順位に基づき、リフタ選択部26bにおいて、以下のステップS55〜58(リフタ選択ステップ)の手順に従い、リフタの選択を行う。まず、最優先順位の(優先順位が第1順位の)リフタを選択し(ステップS55)、選択したリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS56)。そして、最優先順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下でない場合は(ステップS56:NO)、当該リフタを選択から除外し(ステップS57)、次に優先順位が高い(優先順位が第2順位の)リフタを選択する(ステップS55)。一方、最優先順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下である場合は(ステップS56:YES)、当該リフタを搬送に使用するリフタとして決定し(ステップS58)、搬送を開始する。
ここで、優先順位が第2順位のリフタを選択した場合(ステップS55)は、優先順位が第2順位のリフタの待ち搬送台車数が制限値以下であるかどうかを判断する(ステップS56)。このように、優先順位が第2順位のリフタに制限値を超える待ち搬送台車数が存在する場合、更に、次に優先順位が高い優先順位が第3順位のリフタに変更される。以下、同様にして、待ち搬送台車数が制限値以下となる条件を満たしたリフタのルートが最終選定される(ステップS58)。
このように、第五の実施形態に係る搬送制御装置(MCS26)及び搬送制御方法によると、リフタ選択手段26bにおいて、待ち搬送台車数が制限値を超えるリフタを選択から除外することにより、リフタの負荷を考慮しつつ、優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択している(図7のステップS55〜S58:リフタ選択ステップ)。従って、待ち搬送台車数が多いリフタは搬送に使用されないため、リフタの負荷を分散することができ、搬送効率を向上させるとともに、生産工場の生産性の向上に寄与することが可能となる。
また、優先順位算出部26aにおいて、搬送時間または合計搬送時間として実際にかかった搬送時間である実績搬送時間を反映している(図7のステップS51〜S54:優先順位算出ステップ)。従って、階間にまたがる搬送に要する平均搬送時間を実質的な値として計算することができ、搬送効率を更に向上させることができる。
尚、上述した第五の実施形態に係る搬送制御装置(MCS26)が搬送指令を受けて被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法では、優先順位算出部26aにおいて、図7のステップS51〜54(優先順位算出ステップ)の手順に従い、第三の実施形態を基準として優先順位を定めているが、それに限らず、第四の実施形態を基準として優先順位を定めても良い。即ち、優先順位算出部26aにおいて、過去の駆動実績がないと判断した場合は(ステップS51:YES)、第四の実施形態に基づいて、搬送時間を基準に搬送時間の短い順に全てのリフタの優先順位を決定して(ステップS52)、実績データを蓄積し(ステップS53:NO)、過去の評価期間における実績データに基づき(ステップS53:YES)、全リフタの優先順位を再設定しても良い(ステップS54)。尚、評価期間内の搬送時間の実績データの一例は、下記の表2のようになる。
Figure 2006261145
この場合、上述のように第三の実施形態を基準として優先順位を定めた場合と比較して、計算が容易であり、制御が簡単でMCS26の負荷を軽減することができる。
以上、本発明は、上記の好ましい実施形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。また、具体例は、本発明の構成を例示したものであり、本発明を限定するものではない。
例えば、本発明に係る搬送制御装置及び搬送制御方法は、図3に示す構成の生産コントロールシステム1に限らず、様々な製造工場における生産コントロールシステムに適用することができる。
第一の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。 第一の実施形態に係る搬送制御装置を用いてOHT搬送台車が1階から3階までFOUPを搬送するときの経路図であり、(a)は1階の経路図であり、(b)は3階の経路図である。 本実施形態に係る搬送制御装置を含む半導体製造向上の生産コントロールシステムの構成図である。 第二の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。 第三の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。 第四の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。 第五の実施形態に係る搬送制御装置が被製造物を異なるフロアに搬送する際の搬送制御方法を示すフローチャートである。 階層間を貫くリフタを有する3階建て半導体工場の一部断面斜視図である。 リフタ部を含む図8の高さ方向の断面図である。 リフタ部を含む図8の1階部分の上面図である。 1階フロアにおける製造装置と製造装置間を搬送するOHT搬送台車の軌道配置およびリフタ配置図である。
符号の説明
2 1階フロア
3 2階フロア
4 3階フロア
5 リフタ
5a リフタ
5b リフタ
5c リフタ
5d リフタ
11 搬送システム(搬送台車)
16 製造装置
20 FOUP
26 MCS(搬送制御装置)
26a 優先順位算出部(優先順位算出手段)
26b リフタ選択部(リフタ選択手段)

Claims (14)

  1. 複数のフロアに分散した複数の製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムを制御する搬送制御装置であって、前記搬送システムは、前記複数のフロア間の搬送を行うリフタと、前記各フロアに配置されてフロア内での搬送を行う複数の搬送台車とを含み、
    前記搬送制御装置は、前記搬送システムで前記被製造物を異なるフロアに搬送する際に、
    前記リフタの全てについて優先順位を算出するための優先順位算出手段と、
    前記リフタの負荷を考慮しつつ、前記優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択するリフタ選択手段と、を備えることを特徴とする搬送制御装置。
  2. 前記リフタの負荷は、前記リフタにおける事前に決めた待ち搬送台車数であり、
    前記リフタ選択手段は、前記リフタにおける待ち搬送台車数が所定の制限値を超える場合は、当該リフタを選択しないことを特徴とする請求項1に記載の搬送制御装置。
  3. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送距離と、前記被製造物の搬送先のフロアにおける前記リフタから到着地点までの搬送距離の合計搬送距離に基づいて算出され、当該合計搬送距離が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送制御装置。
  4. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送距離に基づいて算出され、当該搬送距離が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送制御装置。
  5. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から、前記リフタを経由して、前記被製造物の搬送先のフロアにおける到着地点までの搬送時間に基づいて算出され、当該搬送時間が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送制御装置。
  6. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送時間に基づいて算出され、当該搬送時間が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送制御装置。
  7. 前記搬送時間は、一定期間内における実績搬送時間に基づいて算出された値であることを特徴とする請求項5または6に記載の搬送制御装置。
  8. 複数のフロアに分散した複数の製造工程で処理が行われる被製造物の搬送を行う搬送システムを制御する搬送制御方法であって、前記搬送システムは、前記複数のフロア間の搬送を行うリフタと、前記各フロアに配置されてフロア内での搬送を行う複数の搬送台車とを含み、
    前記搬送制御方法は、前記搬送システムで前記被製造物を異なるフロアに搬送する際に、
    前記リフタの全てについて優先順位を算出するための優先順位算出ステップと、
    前記リフタの負荷を考慮しつつ、前記優先順位の高いリフタを搬送に使用するリフタとして選択するリフタ選択ステップと、を備えることを特徴とする搬送制御方法。
  9. 前記リフタの負荷は、前記リフタにおける事前に決めた待ち搬送台車数であり、
    前記リフタ選択ステップでは、前記リフタにおける待ち搬送台車数が所定の制限値を超える場合は、当該リフタを選択しないことを特徴とする請求項8に記載の搬送制御方法。
  10. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送距離と、前記被製造物の搬送先のフロアにおける前記リフタから到着地点までの搬送距離の合計搬送距離に基づいて算出され、当該合計搬送距離が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項8または9に記載の搬送制御方法。
  11. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送距離に基づいて算出され、当該搬送距離が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項8または9に記載の搬送制御方法。
  12. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から、前記リフタを経由して、前記被製造物の搬送先のフロアにおける到着地点までの搬送時間に基づいて算出され、当該搬送時間が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項8または9に記載の搬送制御方法。
  13. 前記優先順位は、前記被製造物の搬送元のフロアにおける出発地点から前記リフタまでの搬送時間に基づいて算出され、当該搬送時間が短いほど優先順位が高いことを特徴とする請求項8または9に記載の搬送制御方法。
  14. 前記搬送時間は、一定期間内における実績搬送時間に基づいて算出された値であることを特徴とする請求項12または13に記載の搬送制御方法。
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