JP2003145687A - 電子機器部品用防湿シート - Google Patents

電子機器部品用防湿シート

Info

Publication number
JP2003145687A
JP2003145687A JP2001350342A JP2001350342A JP2003145687A JP 2003145687 A JP2003145687 A JP 2003145687A JP 2001350342 A JP2001350342 A JP 2001350342A JP 2001350342 A JP2001350342 A JP 2001350342A JP 2003145687 A JP2003145687 A JP 2003145687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
sheet
parts
proof
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001350342A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Kidoba
潤 木戸場
Shigeki Satou
滋記 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Shinko Corp
Original Assignee
Nitto Shinko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Shinko Corp filed Critical Nitto Shinko Corp
Priority to JP2001350342A priority Critical patent/JP2003145687A/ja
Publication of JP2003145687A publication Critical patent/JP2003145687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有機溶剤を使用することなく、電子機器部品等
への接着性および防湿性、さらに電気絶縁性に優れ、か
つ厚み調整も可能であり、比較的低温で短時間に効率良
く貼り合わせることができる電子機器部品用防湿シート
を提供する。 【解決手段】芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック共重
合体を主成分とする形成材料からなる防湿層を備えた電
子機器部品用防湿シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、家電製
品またはその部品に貼り合わせるために比較的低い温度
で容易に接着が可能であり、シート状であるために取り
扱い性に優れた電子機器部品用防湿シートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器部品の絶縁、防湿コーテ
ィング剤は、主にアクリル系、ウレタン系、シリコーン
系、フッ素系のものが用いられている。これらのコーテ
ィング剤は有機溶剤で溶解した溶液を電子機器部品に塗
布し、加熱させ溶剤を飛散させることにより被着体上に
皮膜を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は溶剤規制が厳しく、作業性、火炎の危険性から、無溶
剤タイプの要望が多いのが現状である。無溶剤のコーテ
ィング剤としては、シリコーン系等も使用されている
が、キュアー温度が高かったり、湿気硬化型であるため
電子機器部品用としては不向きである。また、上記アク
リル系、ウレタン系に比べて防湿性が悪いため、皮膜を
厚くする必要がある。しかし、最近の電子機器部品は小
型化、軽量化が急速に進んでいるため使用が著しく制限
される。
【0004】また、液状のものは、上記で述べたように
被着体に塗布し乾燥、硬化させるといった作業が必要で
ある。これまでコーティング剤は液状のものがその多く
を占めシート化されたものは殆ど無く、シートにするに
は貼り付け性、防湿性等の特性を両立させる等の問題が
あった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、有機溶剤を使用することなく、電子機器
部品等への接着性および防湿性、さらに電気絶縁性に優
れ、かつ厚み調整も可能であり、比較的低温で短時間に
効率良く貼り合わせることができる電子機器部品用防湿
シートの提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子機器部品用防湿シートは、芳香族ビニ
ル−共役ジエン系ブロック共重合体を主成分とする形成
材料からなる防湿層を備えてなるという構成をとる。
【0007】すなわち、本発明者らは、低透湿性で柔軟
性および電気絶縁性に優れたシートを得るために、シー
ト形成材料を中心に一連の研究を重ねた。その結果、防
湿層形成材料として芳香族ビニル−共役ジエン系ブロッ
ク共重合体を主成分とする材料を用いると、所期の目的
が達成されることを見出し本発明に到達した。
【0008】そして、上記防湿層の片面に接着層を備え
ることにより、特にポリオレフィン系共重合体を主成分
とする形成材料からなる接着層を備えることにより、上
記ポリオレフィン系共重合体が比較的低温で溶融するた
め電子機器部品の凹凸に密着および接着させることがで
き、より多機能なシートを得ることができるようにな
る。
【0009】また、上記接着層が、100℃において貯
蔵弾性率(G′)が1×105 N/m2 以下であると、
電子機器部品の微細な凹凸にもより一層追従、密着させ
ることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて詳しく説明する。
【0011】本発明の電子機器部品用防湿シートは、芳
香族ビニル−共役ジエン系ブロック共重合体を主成分と
する形成材料からなる防湿層を備えてなるものである。
【0012】上記芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック
共重合体を主成分とする形成材料において、「主成分と
する」とは主成分のみからなる場合も含める趣旨であ
る。そして、上記芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック
共重合体としては、具体的には、スチレン−イソプレン
−スチレン(SIS)ゴム、スチレン−ブタジエン−ス
チレン(SBS)ゴム、およびこれらSISゴムやSB
Sゴムの水素添加物等があげられる。これらは単独でも
しくは2種以上併せて用いられる。特に耐熱性および耐
候性の点から、SBSゴムの水素添加物(SEBS)を
用いることが好ましい。
【0013】上記防湿層形成材料には、芳香族ビニル−
共役ジエン系ブロック共重合体以外に、粘着付与剤、老
化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、カップリング剤等の
添加剤を必要に応じて適宜に配合するができる。
【0014】上記粘着付与剤としては、一般の粘着テー
プに用いられる、ロジン系樹脂、脂肪族系や脂環族系等
の石油系樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系
樹脂、スチレン系樹脂およびこれらの水素添加物があげ
られる。そして、上記芳香族ビニル−共役ジエン系ブロ
ック共重合体との相溶性、耐湿熱性の点から、テルペン
系樹脂、脂肪族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、スチレ
ン系樹脂およびその水素添加物が特に好ましく用いられ
る。上記粘着付与剤の配合量は、特に限定するものでは
ないが、上記芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック共重
合体100重量部(以下「部」と略す)に対して5〜2
50部の範囲に設定することが好ましい。
【0015】そして、本発明の電子機器部品用防湿シー
トは、上記形成材料を用いて例えばつぎのようにして作
製することができる。すなわち、まず、上記形成材料を
有機溶剤に溶解させ、この溶解した溶液を塗工機を用い
てセパレーター上に塗布する。ついで、それを乾燥させ
有機溶剤分を飛散させることにより防湿シートを作製す
ることができる。さらに、この防湿シートを巻回するこ
とによりテープ状とすることもできる。
【0016】あるいは、上記形成材料を加熱溶融させ
て、ホットメルトアプリケーターまたは押出機を用い一
定厚みのシート状物を形成することにより防湿シートを
作製することができる。さらに、上記と同様にこの防湿
シートを巻回することによりテープ状とすることもでき
る。
【0017】本発明の電子機器部品用防湿シートの形態
としては、上記芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック共
重合体を主成分とする形成材料からなる防湿層のみから
なる単層構造に限定するものではなく、上記防湿層の片
面に接着層が形成された2層構造であってもよい。この
ように接着層を形成することにより、防湿層の特性を失
うまたは減少させることなく、接着性および密着性を向
上させることができるようになる。なお、防湿層および
接着層のベースとなる溶液を混合したとしてもこれと同
じ特性を得ることはできない。
【0018】上記防湿層の片面に形成される接着層は、
例えば、ポリオレフィン系共重合体を主成分とする形成
材料によって形成される。上記ポリオレフィン系共重合
体を主成分とする形成材料において、「主成分とする」
とは、防湿層形成材料と同様、主成分のみからなる場合
も含める趣旨である。
【0019】上記ポリオレフィン系共重合体としては、
具体的には、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EV
A)、エチレン−エチルアクリレートコポリマー(EE
A)、エチレン−メチルメタクリレートコポリマー(E
MAA)等があげられる。これらは単独でもしくは2種
以上併せて用いられる。特に密着性、段差への追従性の
点から、これら共重合体のなかでもメルトフローレート
(MFR)が100以上のものを用いることが好まし
い。
【0020】上記接着層形成材料には、ポリオレフィン
系共重合体以外に、粘着付与剤、老化防止剤、紫外線吸
収剤、架橋剤、カップリング剤等の添加剤を必要に応じ
て適宜に配合するができる。
【0021】上記粘着付与剤としては、先に述べたと同
様、一般の粘着テープに用いられる、ロジン系樹脂、脂
肪族系や脂環族系等の石油系樹脂、テルペン系樹脂、テ
ルペンフェノール系樹脂、スチレン系樹脂およびこれら
の水素添加物があげられる。そして、上記ポリオレフィ
ン系共重合体との相溶性、耐湿熱性の点から、テルペン
系樹脂、脂肪族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、スチレ
ン系樹脂およびその水素添加物が特に好ましく用いられ
る。上記粘着付与剤の配合量は、特に限定するものでは
ないが、上記ポリオレフィン系共重合体100部に対し
て0〜100部の範囲に設定することが好ましい。
【0022】上記防湿層の片面に接着層が形成された2
層構造の電子機器部品用防湿シートは、上記形成材料を
用いて例えばつぎのようにして作製することができる。
すなわち、まず、上記防湿層および接着層の各形成材料
を各々有機溶剤に溶解させ、上記溶解した各々の溶液を
塗工機を用いてセパレーター上に塗布する。ついで、そ
れらを乾燥させ有機溶剤分を飛散させることにより各シ
ートを作製する。そして、作製した各シートをラミネー
ター等で貼り合わせることにより防湿シートを作製する
ことができる。さらに、この防湿シートを巻回すること
によりテープ状とすることもできる。
【0023】あるいは、上記各形成材料を加熱溶融させ
て、ホットメルトアプリケーターまたは押出機を用い一
定厚みのシート状物を各々作製する。そして、各シート
状物をラミネーター等で貼り合わせることにより防湿シ
ートを作製することができる。さらに、上記と同様にこ
の防湿シートを巻回することによりテープ状とすること
もできる。
【0024】このようにして形成される接着層として
は、100℃において貯蔵弾性率(G′)が1×105
N/m2 以下であることが好ましい。特に好ましくは1
×10 4 N/m2 以下である。このように、100℃に
おいて貯蔵弾性率(G′)が1×105 N/m2 以下と
なるものを用いることにより、より細かな凹凸にもシー
トを追従、密着させることが可能となる。なお、この1
00℃における貯蔵弾性率の下限値は、通常、1×10
3 N/m2 程度である。この貯蔵弾性率(G′)は、例
えば、所定の条件にてレオメトリックス社製粘弾性測定
装置を用いて測定することができる。
【0025】本発明の電子機器部品用防湿シートとして
は、使用対象となる部品および用途等により適宜に設定
されるが、防湿層のみの単層構造の場合、その厚みは、
10〜100μmの範囲に設定することが好ましい。
【0026】また、防湿層と接着層の2層構造の場合
は、全体の厚みを20〜100μmの範囲に設定するこ
とが好ましい。そして、防湿層の厚みは、10〜90μ
mの範囲に設定することが好ましい。
【0027】このようにして得られた電子機器部品用防
湿シートは、例えば、貼着対象となる電子機器部品(例
えば、回路基板,ディスプレイ等)の表面に、防湿層
(単層構造の場合)を、あるいは接着層(2層構造の場
合)を、ラミネーターにより(表面に凹凸がある場合減
圧下で接着)貼り合わせる。
【0028】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0029】(1)まず、防湿層のみからなる単層構造
の電子機器部品用防湿シートについて説明する。
【0030】
【実施例1】スチレン−ブタジエン−スチレン(SB
S)ブロックゴム〔比重0.96、スチレン含有量40
重量%、メルトフローレート(MFR)3〕100部に
対して、石油系粘着付与樹脂(日本ゼオン社製、クイン
トンA−100、軟化温度100℃)100部をトルエ
ンに溶解させ、固形分35%の溶液を調製した。
【0031】つぎに、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)のセパレーターに上記溶液を塗工機を用いて均一
に塗布した。さらに、塗布したものを乾燥させることに
より溶剤(トルエン)を飛散させて乾燥後の厚みが10
0μmの防湿シートを作製した。
【0032】
【実施例2】SEBSブロックゴム(SBSブロックゴ
ムの水添したもの)(比重0.91、スチレン含有量3
0重量%、MFR65)100部に対して、脂環族飽和
炭化水素系粘着付与樹脂(荒川化学工業社製、アルコン
M−100、軟化温度100℃)50部およびテルペン
系粘着付与樹脂(ヤスハラケミカル社製、YSレジンP
X1000、軟化温度100℃)5部をトルエンに溶解
させ、固形分35%の溶液を調製した。そして、実施例
1と同様の方法にて乾燥後の厚みが100μmの防湿シ
ートを作製した。
【0033】
【実施例3】スチレン−イソプレン−スチレン(SI
S)ブロックゴム(比重0.93、スチレン含有量22
重量%、MFR25)100部に対してテルペン系粘着
付与樹脂(ヤスハラケミカル社製、YSレジンPX11
50、軟化温度115℃)40部をトルエンに溶解さ
せ、固形分35%の溶液を調製した。そして、実施例1
と同様の方法にて乾燥後の厚みが100μmの防湿シー
トを作製した。
【0034】
【実施例4】SBSブロックゴム(比重0.94、スチ
レン含有量30重量%、MFR6)100部に対して、
水添テルペン系粘着付与樹脂(ヤスハラケミカル社製、
クリアロンM105、軟化温度105℃)70部および
老化防止剤(チバガイギー社製、イルガノックス#10
10)2部添加したものをトルエンに溶解させ、固形分
35%の溶液を調製した。そして、実施例1と同様の方
法にて乾燥後の厚みが100μmの防湿シートを作製し
た。
【0035】
【実施例5】SEBSブロックゴム(比重0.91、ス
チレン含有量29重量%、MFR10)100部に対し
て、水添テルペン系粘着付与樹脂(ヤスハラケミカル社
製、クリアロンM105、軟化温度105℃)50部お
よび石油系粘着付与樹脂(日本ゼオン社製、クイントン
A−100、軟化温度100℃)10部およびカップリ
ング剤(信越化学工業社製、KBM403)1.5部添
加したものをトルエンに溶解させ、固形分35%の溶液
を調製した。そして、実施例1と同様の方法にて乾燥後
の厚みが100μmの防湿シートを作製した。
【0036】
【比較例1】市販のアクリル系コーティング剤(粘度
0.16Pa・S、不揮発分35.6%)を用いて、実
施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが100μmのシ
ートを作製した。
【0037】
【比較例2】市販のウレタン系コーティング剤(粘度
0.05Pa・S、不揮発分40.2%)を用いて、実
施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが100μmのシ
ートを作製した。
【0038】
【比較例3】市販のシリコン系コーティング剤(比重
0.98、粘度1.0Pa・S)を用いて、実施例1と
同様の方法にて乾燥後の厚みが100μmのシートを作
製した。
【0039】このようにして得られた各シートを用い
て、接着性(ガラスエポキシ基板、SUS板、ガラス
板)、透湿度、マイグレーション試験を下記の方法に従
って測定・評価した。その結果を後記の表1に併せて示
す。
【0040】〔接着性〕ガラスエポキシ基板、SUS
板、ガラス板のそれぞれに、幅10mmの上記各シート
を載置し、ラミネーターにて100℃で貼り合わせた。
そして、これを室温(25℃)で180°ピーリング試
験を行い剥離接着力を測定した。
【0041】〔透湿度〕JIS Z−0208に準じ
て、40℃×90%の条件にて測定した。
【0042】〔マイグレーション試験〕Cu製櫛型電極
(ピッチ間隔0.5mm)に各シートを貼り合わせた。
そして、85℃×85%の条件で1000時間、電圧1
00V印加した。その結果、抵抗値が1×106 Ω以上
を○、1×106 Ω未満を×として評価し表示した。
【0043】
【表1】
【0044】上記表1の結果から、各実施例品は各種材
質(ガラスエポキシ基板、SUS板、ガラス板)に対し
て高い接着力を示し、透湿度も低いことから防湿性に優
れていることがわかる。また、マイグレーション試験も
良好なことから電子機器部品の防湿シートとして有効で
あることがわかる。
【0045】これに対して、比較例品の市販の各種コー
ティング剤(アクリル系,ウレタン系,シリコン系)を
用いて得られたシートでは、接着力が低く、透湿度も高
いことから防湿性に劣ることがわかる。また、マイグレ
ーション試験においても不良であった。
【0046】(2)つぎに、防湿層の片面に接着層が形
成された2層構造の電子機器部品用防湿シートについて
説明する。
【0047】
【実施例6】SBSブロックゴム(比重0.96、スチ
レン含有量40重量%、MFR3)100部に対して、
石油系粘着付与樹脂(日本ゼオン社製、クイントンA−
100、軟化温度100℃)100部をトルエンに溶解
させ、固形分35%のSBS溶液(防湿層形成溶液)を
調製した。
【0048】さらに、EEA(密度940kg/m3
EA含有量25重量%、MFR800)100部に対し
て、脂環族飽和炭化水素系粘着付与樹脂(荒川化学工業
社製、アルコンM−115、軟化温度115℃)50部
をトルエンに溶解させ、固形分35%のEEA溶液(接
着層形成溶液)を調製した。
【0049】つぎに、上記SBS溶液とEEA溶液を各
々PETのセパレーターに塗工機を用いて均一に塗布し
た。さらに、塗布したものを乾燥させることによりそれ
ぞれの溶剤(トルエン)を飛散させて、SBSシート
(防湿シート)は乾燥後の厚みが70μm、EEAシー
ト(接着シート)は乾燥後の厚みが30μmのシートを
それぞれ作製した。
【0050】そして、上記2つのシートをラミネーター
ロールにて貼り合わせることにより厚み100μmの接
着層付防湿シートを作製した。
【0051】
【実施例7】SEBSブロックゴム(比重0.91、ス
チレン含有量30重量%、MFR65)100部に対し
て、脂環族飽和炭化水素系粘着付与樹脂(荒川化学工業
社製、アルコンM−100、軟化温度100℃)50部
およびテルペン系粘着付与樹脂(ヤスハラケミカル社
製、YSレジンPX1000、軟化温度100℃)5部
をトルエンに溶解させ、固形分35%の溶液を調製し
た。そして、実施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが
70μmの防湿シートを作製した。
【0052】さらに、EMAA(密度920kg/
3 、メタクリル酸含有量2重量%、MFR130)1
00部に対して、石油系粘着付与樹脂(日本ゼオン社
製、クイントンA−100、軟化温度100℃)50部
をトルエンに溶解させ、固形分35%の溶液(接着層形
成溶液)を調製した。そして、実施例1と同様の方法に
て乾燥後の厚みが30μmの接着シートを作製した。
【0053】つぎに、上記2つのシートをラミネーター
ロールにて貼り合わせることにより厚み100μmの接
着層付防湿シートを作製した。
【0054】
【実施例8】SISブロックゴム(比重0.93、スチ
レン含有量22重量%、MFR25)をトルエンに溶解
させ、固形分35%の溶液を調製した。そして、実施例
1と同様の方法にて乾燥後の厚みが70μmの防湿シー
トを作製した。
【0055】さらに、EEA(密度940kg/m3
EA含有量25重量%、MFR800)100部に対し
て、脂環族飽和炭化水素系粘着付与樹脂(荒川化学工業
社製、アルコンM−115、軟化温度115℃)50部
をトルエンに溶解させ、固形分35%の溶液(接着層形
成溶液)を調製した。そして、実施例1と同様の方法に
て乾燥後の厚みが30μmの接着シートを作製した。
【0056】つぎに、上記2つのシートをラミネーター
ロールにて貼り合わせることにより厚み100μmの接
着層付防湿シートを作製した。
【0057】
【実施例9】SBSブロックゴム(比重0.94、スチ
レン含有量30重量%、MFR6)100部に対して、
老化防止剤(チバガイギー社製、イルガノックス#10
10)を2部添加したものをトルエンに溶解させ、固形
分35%の溶液を調製した。そして、実施例1と同様の
方法にて乾燥後の厚みが70μmの防湿シートを作製し
た。
【0058】さらに、EVA(密度970kg/m3
VA含有量46重量%、MFR95)をトルエンに溶解
させ、固形分35%の溶液(接着層形成溶液)を調製し
た。そして、実施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが
30μmの接着シートを作製した。
【0059】つぎに、上記2つのシートをラミネーター
ロールにて貼り合わせることにより厚み100μmの接
着層付防湿シートを作製した。
【0060】
【実施例10】SEBSブロックゴム(比重0.91、
スチレン含有量29重量%、MFR10)100部に対
して、テルペン系樹脂(ヤスハラケミカル社製、YSレ
ジンPX1150、軟化温度115℃)50部を添加し
たものをトルエンに溶解させ、固形分35%の溶液を調
製した。そして、実施例1と同様の方法にて乾燥後の厚
みが70μmの防湿シートを作製した。
【0061】さらに、EVA(密度960kg/m3
VA含有量33重量%、MFR400)100部に対し
て、カップリング剤(信越化学工業社製、KBM40
3)1部をトルエンに溶解させ、固形分35%の溶液
(接着層形成溶液)を調製した。そして、実施例1と同
様の方法にて乾燥後の厚みが30μmの接着シートを作
製した。
【0062】つぎに、上記2つのシートをラミネーター
ロールにて貼り合わせることにより厚み100μmの接
着層付防湿シートを作製した。
【0063】
【比較例4】市販のアクリル系コーティング剤(粘度
0.16Pa・S、不揮発分35.6%)を用いて、実
施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが100μmのシ
ートを作製した。
【0064】
【比較例5】市販のシリコン系コーティング剤(比重
0.98、粘度1.0Pa・S)を用いて、実施例1と
同様の方法にて乾燥後の厚みが100μmのシートを作
製した。
【0065】
【比較例6】SBSブロックゴム(比重0.96、スチ
レン含有量40重量%、MFR3)100部に対して、
脂環族飽和炭化水素系粘着付与樹脂(荒川化学工業社
製、アルコンM−100、軟化温度100℃)50部を
トルエンに溶解させ、固形分35%の溶液を調製した。
そして、実施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが70
μmの防湿シート素体を作製した。
【0066】一方、市販のアクリル系コーティング剤
(粘度0.16Pa・S、不揮発分35.6%)を用い
て、実施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが30μm
の接着シートを作製した。
【0067】つぎに、上記2つのシートをラミネーター
ロールにて貼り合わせることにより厚み100μmの接
着層付防湿シートを作製した。
【0068】
【比較例7】SBSブロックゴム(比重0.96、スチ
レン含有量40重量%、MFR3)100部に対して、
石油系粘着付与樹脂(日本ゼオン社製、クイントンA−
100、軟化温度100℃)20部をトルエンに溶解さ
せ、固形分35%の溶液を調製した。そして、実施例1
と同様の方法にて乾燥後の厚みが70μmの防湿シート
を作製した。
【0069】一方、市販のウレタン系コーティング剤
(粘度0.05Pa・S、不揮発分40.2%)を用い
て、実施例1と同様の方法にて乾燥後の厚みが30μm
の接着シートを作製した。
【0070】つぎに、上記2つのシートをラミネーター
ロールにて貼り合わせることにより厚み100μmの接
着層付防湿シートを作製した。
【0071】このようにして得られた各シートを用い
て、接着性(ガラスエポキシ基板)、透湿度、マイグレ
ーション試験、密着性を下記の方法に従って測定・評価
するとともに、接着層(接着シート)の100℃時の貯
蔵弾性率(G′)を測定した。その結果を後記の表2〜
3に併せて示す。
【0072】〔接着性〕ガラスエポキシ基板に、幅10
mmの上記各シートを載置し、ラミネーターにて100
℃で貼り合わせた。そして、これを室温(25℃)で1
80°ピーリング試験を行い剥離接着力を測定した。
【0073】〔透湿度〕JIS Z−0208に準じ
て、40℃×90%の条件にて測定した。
【0074】〔マイグレーション試験〕Cu製櫛型電極
(ピッチ間隔0.5mm)に各シートを貼り合わせた。
そして、85℃×85%の条件で1000時間、電圧1
00V印加した。その結果、抵抗値が1×106 Ω以上
を○、1×106 Ω未満を×として評価し表示した。
【0075】〔密着性〕ガラスエポキシ基板の銅箔パタ
ーンの段差部分に密着しているか否かをマイクロスコー
プを用いて目視にて確認した。その結果、段差部分に密
着したものを○、密着していないものを×とし評価し表
示した。
【0076】〔100℃時の貯蔵弾性率(G′)〕ま
ず、上記各接着シート(接着層形成材料による得られた
接着シート)を用い、折り畳むあるいは重ね合わせるこ
とにより、厚み1.5mmのシートを作製した。つい
で、このシートを、くり抜き治具を用いて直径約8mm
の円板形状にくり抜くことにより試験片を作製した。そ
してこの試験片を用いてレオメトリックス社製粘弾性測
定装置(商品名:ARES)にて測定周波数1Hzと
し、100℃でのG′を測定した。
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】上記表2〜表3の結果から、各実施例品は
各種材質(ガラスエポキシ基板、SUS板、ガラス板)
に対して高い接着力を示し、透湿度も低いことから防湿
性に優れていることがわかる。また、マイグレーション
試験も良好なことから電子機器部品の防湿に有効である
ことがわかる。さらに、100℃時の貯蔵弾性率
(G′)も全て1×105 N/m2 以下であり、密着性
に関しても良好な結果が得られた。
【0080】これに対して、比較例品の市販の各種コー
ティング剤(アクリル系,シリコン系)を用いて得られ
たシートでは、接着力が低く、透湿度も高いことから防
湿性に劣ることがわかる。また、マイグレーション試験
においても不良であった。また、密着性に関しては、ア
クリル系、シリコン系ともにラミネーターを用いて、被
着体が平面の場合、多少密着させることもできるが、表
面に凹凸がある場合、非常に密着し難いことがわかる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子機器部品用
防湿シートは、芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック共
重合体を主成分とする形成材料からなる防湿層を備えた
シートである。このため、比較的低温で電子機器部品に
貼り合わせることが可能となり、しかも接着性および防
湿性に優れていることから電子機器部品のコーティング
に好適に用いられる。また、上記防湿層が低弾性体層で
あるため、緩衝材のような用途にも用いることができ
る。
【0082】そして、上記防湿層の片面に接着層を備え
ることにより、特にポリオレフィン系共重合体を主成分
とする形成材料からなる接着層を備えることにより、上
記ポリオレフィン系共重合体が比較的低温で溶融するた
め、電子機器部品の凹凸に良好に密着および接着させる
ことができ、より多機能なシートを得ることができるよ
うになる。
【0083】また、上記接着層が、100℃において貯
蔵弾性率(G′)が1×105 N/m2 以下であると、
電子機器部品の微細な凹凸にもより一層追従、密着させ
ることができるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 123/00 C09J 123/00 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB31 AB51 AC01 BA17A BB14A BB25A BC04A CA05 CA30 EA05 GD01 GD03 3E086 AA01 AB01 AC06 BA04 BB02 BB35 BB52 CA31 CA33 DA08 4F100 AK01B AK03C AK11A AK28A AK42 AK73 AK80 AL01A AL01C AN02 AT00B BA02 JD04A JK07C JL11C YY00C 4J004 AA07 CA03 FA10 4J040 DM011 JA09 KA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック共
    重合体を主成分とする形成材料からなる防湿層を備えて
    なることを特徴とする電子機器部品用防湿シート。
  2. 【請求項2】 上記芳香族ビニル−共役ジエン系ブロッ
    ク共重合体が、スチレン−イソプレン−スチレンゴム,
    スチレン−ブタジエン−スチレンゴムおよびそれらの水
    素添加物からなる群から選ばれた少なくとも一つである
    請求項1記載の電子機器部品用防湿シート。
  3. 【請求項3】 上記防湿層の片面に接着層が形成されて
    なる請求項1または2記載の電子機器部品用防湿シー
    ト。
  4. 【請求項4】 上記接着層が、ポリオレフィン系共重合
    体を主成分とする形成材料によって形成されてなる請求
    項3記載の電子機器部品用防湿シート。
  5. 【請求項5】 上記接着層が、100℃において貯蔵弾
    性率(G′)が1×105 N/m2 以下である請求項3
    または4記載の電子機器部品用防湿シート。
JP2001350342A 2001-11-15 2001-11-15 電子機器部品用防湿シート Pending JP2003145687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350342A JP2003145687A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 電子機器部品用防湿シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350342A JP2003145687A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 電子機器部品用防湿シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003145687A true JP2003145687A (ja) 2003-05-20

Family

ID=19162863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001350342A Pending JP2003145687A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 電子機器部品用防湿シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003145687A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126456A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Hitachi Chem Co Ltd 防湿絶縁塗料、絶縁処理された電子部品及びその製造方法
JP2005162986A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Hitachi Chem Co Ltd 防湿絶縁塗料および絶縁処理された電子部品の製造法
JP2008111091A (ja) * 2006-10-06 2008-05-15 Hitachi Chem Co Ltd 接着剤フィルム及び回路接続材料
JP2010080293A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用粘着フィルム
KR20130021416A (ko) 2010-10-22 2013-03-05 쇼와 덴코 가부시키가이샤 방습 절연재료
EP2617770A1 (en) 2012-01-20 2013-07-24 Nitto Denko Corporation Resin composition sheet for encapsulating electronic parts and method of producing electronic part apparatus using the sheet
JP2015128878A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 サンユレック株式会社 積層体及びその製造方法
KR101621348B1 (ko) 2014-06-18 2016-05-16 주식회사 에스케이씨에스 다층 점착테이프
JP6260734B1 (ja) * 2017-03-30 2018-01-17 東洋インキScホールディングス株式会社 電子部品保護シート
JP2020169302A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 日東シンコー株式会社 防湿コート用組成物
KR20230019132A (ko) 2021-07-29 2023-02-07 토요잉크Sc홀딩스주식회사 전자 부품 탑재 기판, 전자 부품 보호 시트, 및 전자 기기

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126456A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Hitachi Chem Co Ltd 防湿絶縁塗料、絶縁処理された電子部品及びその製造方法
JP2005162986A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Hitachi Chem Co Ltd 防湿絶縁塗料および絶縁処理された電子部品の製造法
JP2008111091A (ja) * 2006-10-06 2008-05-15 Hitachi Chem Co Ltd 接着剤フィルム及び回路接続材料
JP2010080293A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Dainippon Printing Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用粘着フィルム
KR20130021416A (ko) 2010-10-22 2013-03-05 쇼와 덴코 가부시키가이샤 방습 절연재료
EP2617770A1 (en) 2012-01-20 2013-07-24 Nitto Denko Corporation Resin composition sheet for encapsulating electronic parts and method of producing electronic part apparatus using the sheet
JP2015128878A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 サンユレック株式会社 積層体及びその製造方法
KR101621348B1 (ko) 2014-06-18 2016-05-16 주식회사 에스케이씨에스 다층 점착테이프
JP6260734B1 (ja) * 2017-03-30 2018-01-17 東洋インキScホールディングス株式会社 電子部品保護シート
JP2018170405A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 東洋インキScホールディングス株式会社 電子部品保護シート
JP2020169302A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 日東シンコー株式会社 防湿コート用組成物
JP7295690B2 (ja) 2019-04-05 2023-06-21 日東シンコー株式会社 防湿コート用組成物
KR20230019132A (ko) 2021-07-29 2023-02-07 토요잉크Sc홀딩스주식회사 전자 부품 탑재 기판, 전자 부품 보호 시트, 및 전자 기기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101440263B (zh) 用于布线电路板的双面压敏粘合带或粘合片与布线电路板
JP5883584B2 (ja) 粘着シート
WO2011052595A1 (ja) 粘着テープおよびそれを用いた結束材、並びに結束部品
JP2003145687A (ja) 電子機器部品用防湿シート
KR101946322B1 (ko) 적층 필름
US20170051185A1 (en) Multi-layer cover tape constructions with graphite coatings
CN114555747A (zh) 热熔胶组合物、胶带以及胶带的制造方法
JP6917302B2 (ja) バリア層を有する接着剤物品
JP5883583B2 (ja) 粘着シート
JP2015074771A (ja) 表面保護フィルム
JP6718142B2 (ja) 物品の製造方法
JP2011013496A (ja) 光学フィルム用表面保護フィルム、及び、表面保護フィルム付き光学フィルム
JP2004176028A (ja) 反応性ホットメルト接着剤組成物
KR20180070632A (ko) 자가-접착 물품 및 이의 코팅된 우드칩 벽지 상의 접합을 위한 용도
JP2011013500A (ja) 光学フィルム用表面保護フィルム、及び、表面保護フィルム付き光学フィルム
JPS61103975A (ja) 表面保護用接着フイルム
JP2000038550A (ja) 粘着テープ用基材及び粘着テープ
JP2002226813A (ja) 粘着剤及び粘着シート
JP2004217691A (ja) 感圧型粘着シート
JP2014208734A (ja) 表面保護フィルム
JP4409646B2 (ja) 表面保護フィルム
JPH11106729A (ja) ホットメルト型粘着剤組成物
JP2018505932A (ja) 多モード非対称多腕エラストマー性ブロックコポリマーを含む感圧接着剤
JPH10183077A (ja) 表面保護フィルム
JPH1017833A (ja) 発泡基材系粘着部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080715