JP2003145649A - 段ボールシートの反り防止装置 - Google Patents
段ボールシートの反り防止装置Info
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Abstract
の低下を生じさせることなく、かつ、設備のメインテナ
ンスも容易で、ライナ紙幅方向の含水分量分布を精度よ
く調整できる段ボールシートの反り防止装置を提供する
ことである。 【解決手段】 ダブルフェーサ11の入口に、表ライナ
紙2と片面段ボールシート10とが各々巻き付けられ、
軸方向に複数の独立な誘導加熱コイルが内蔵された温度
分布可変ヒータロール23、24を設け、その軸方向で
の発熱量分布をこれらの入側に設置した水分センサ2
5、26で検出される各ライナ紙2、3の幅方向含水分
量分布に基づいて調節して、表裏ライナ紙2、3の含水
分量分布を合わせるように調整することにより、段ボー
ルシートの表層剥離による不良や強度の低下を生じさせ
ることなく、かつ、楽な設備メインテナンスで、複合反
りを含めた段ボールシートの反りを防止できるようにし
た。
Description
の反りを防止する装置に関するものである。
呼ばれる装置で連続的に製造されている。コルゲートマ
シンは、例えば、本発明の反り防止装置を設けた図1に
示すもののように、芯紙1、表ライナ紙2および裏ライ
ナ紙3をそれぞれ供給するミルロールスタンド4、5、
6を有し、まずシングルフェーサ7で、ミルロールスタ
ンド4から供給される芯紙1を、成形ロール8で波形形
状に成形して糊付け装置9で糊付けし、ミルロールスタ
ンド6から供給される裏ライナ紙3と貼り合わせて片面
段ボールシート10を形成する。片面段ボールシート1
0は、糊付け装置12で芯紙1の波形頂部に糊付けされ
てダブルフェーサ11に供給され、ミルロールスタンド
5から供給される表ライナ紙2と貼り合わされて、段ボ
ールシート13が形成される。
ールシート13は、ダブルフェーサ11の下流側に設け
られたスリッタ・スコアラ14で、必要に応じて条切り
と罫線入れが施され、ロータリカッタ(図示省略)で所
定の長さ寸法に裁断されたのち積み重ねられる。
糊が使用されており、この澱粉糊の貼り合わせ後の固化
を促進するため、シングルフェーサ7やダブルフェーサ
11に供給される芯紙1、裏ライナ紙3、表ライナ紙2
および片面段ボールシート10は、それぞれヒータロー
ル15、16、17、18で予熱される。
ティングパートと下流部のクーリングパートより成り、
ヒーティングパートの下部にはヒーティングボックス1
9が、上部には加圧装置20が配置されている。加圧装
置20は段ボールシート13を搬送する上コンベア21
のベルトを介して段ボールシート13をヒーティングボ
ックス19に押圧し、満遍なく表ライナ紙2と片面段ボ
ールシート10を接着する。クーリングパートの下部に
は下コンベア22が配置され、昇温接着された段ボール
シート13は、下コンベア22と上コンベア21との間
に挟持されて、冷却されながら排出端に向かって搬送さ
れる。
は、接着剤である水溶性澱粉糊の固化を促進するため
に、元来含水分量の不均一な表裏のライナ紙や芯紙がヒ
ータロール等で加熱されるので、これら各紙の含水分量
が製造ラインの途中でも変化する。紙類は含水分量の変
化で伸縮し、加湿されると伸び、乾燥されると縮む性質
を有するため、表裏のライナ紙が接着された状態で伸縮
すると、段ボールシート内に曲げモーメントが生じて、
図5(a)、(b)、(c)に示すように、製造された
段ボールシート13に反りが発生する問題がある。
シート13が上面の裏ライナ紙3側に反る単純な上反り
31と、逆に下面の表ライナ紙2側に反る単純な下反り
32であり、図5(c)は、段ボールシート13の幅方
向に上反り31と下反り32がS字状に混在する複合反
りである。
として不良品となるのみでなく、コルゲートマシンの後
の加工工程等で詰まったり、積み重ねて搬送される際に
転倒したりするトラブルを生じさせる。このため、段ボ
ールシートの反り防止技術に関しては、これまでに多く
の提案がなされている。これらの反り防止技術の殆ど
は、コルゲートマシン内に設けた水分付与装置や加熱装
置等の水分調整装置により、表裏のライナ紙の含水分量
を調整するものである。
る特開2000−202929号公報に記載されている
ように、片面段ボールシートと表ライナ紙を貼り合わせ
る前、すなわちダブルフェーサよりも上流側とすること
が、反り防止により効果があることがわかっている。
段ボールシートの反り防止装置としては、単純な上反り
や下反りの防止を目的として、両ライナ紙の含水分量の
全体的なレベルを調整するものが先に提案され、さら
に、上述した複合反りも防止できるように、含水分量の
幅方向の分布も調整するものが提案されている。
る水分調整装置としては、水分付与装置と加熱装置のい
ずれもが採用されているが、含水分量の幅方向分布を調
整する水分調整装置としては、幅方向の水分付与分布を
迅速に変更できる水分付与装置しか採用されていない。
例えば、実開昭64−32121号公報に記載されたも
のでは、ダブルフェーサ入側直前部に幅方向の付与水分
が調整可能な水分付与装置を設けており、特開平11−
221870号公報に記載されたものでは、ダブルフェ
ーサのヒーティングパートの下流側に、含水分量の全体
的なレベルを調整する水分レベル増加用スプレー装置
と、幅方向の水分レベルを均一化させる水分レベル均一
化用スプレー装置を設けている。
方向分布を調整する水分調整装置として水分付与装置を
用いる方法は、紙類は水分を付与されると強度が低下す
る性質を有するので、ラインでの走行中に表層剥離等の
損傷を受け易くなる問題がある。一旦水分を付与された
紙類は、乾燥された後も元の強度には戻らないので、段
ボール製品としての強度も低下する。
来の段ボールシートの反り防止装置は、ノズル詰まりを
生じたり、付与される水分が飛散したりしやすいので、
周辺設備も含めたメインテナンスに手間がかかり、か
つ、精度のよい幅方向での水分付与分布の確保が難しい
問題もある。
止するためには、水分調整装置を片面段ボールシートと
表ライナ紙が貼り合わされるダブルフェーサよりも上流
側に配置する必要がある。図1に示したように、ダブル
フェーサよりも上流側では、各ライナ紙や片面段ボール
シートの搬送路が上下に設けられているので、水分付与
装置から飛散する水分が、下方の搬送路を搬送されるラ
イナ紙等にも及び、これらの含水分量を変動させる外乱
となる問題もある。
トの表層剥離による不良や強度の低下を生じさせること
なく、かつ、設備のメインテナンスも容易で、ライナ紙
幅方向の含水分量分布を精度よく調整できる段ボールシ
ートの反り防止装置を提供することである。
めに、この発明は、波形形状に成形した芯紙と裏ライナ
紙を貼り合わせて片面段ボールシートを形成するシング
ルフェーサと、単数もしくは複数積層した前記片面段ボ
ールシートと表ライナ紙を貼り合わせて段ボールシート
を形成するダブルフェーサとを備えた段ボールシートの
製造装置に、前記表裏のライナ紙の少なくともいずれか
一方の含水分量を調整する水分調整装置を前記ダブルフ
ェーサよりも上流側に設けて、段ボールシートの反りを
防止するようにした装置において、前記水分調整装置
を、前記表ライナ、裏ライナ紙および片面段ボールシー
トの少なくともいずれかが巻き付けられ、その軸方向の
加熱温度分布を可変とした温度分布可変ヒータロールを
備えたものとした構成を採用した。
表裏のライナ紙の少なくともいずれか一方の含水分量を
調整する水分調整装置として、表ライナ、裏ライナ紙お
よび片面段ボールシートの少なくともいずれかが巻き付
けられるヒータロールを用いるとともに、このヒータロ
ールを軸方向の加熱温度分布が可変な温度分布可変ヒー
タロールとすることにより、段ボールシートの表層剥離
による不良や強度の低下を生じさせることなく、かつ、
楽な設備メインテナンスで、表裏のライナ紙の少なくと
もいずれか一方の幅方向の含水分量分布を精度よく調整
可能とし、単純な上反りや下反りのみでなく、複合反り
も防止できるようにした。
なくともいずれか一方の含水分量を調整するものとした
のは、以下の理由による。
に記載したように、段ボールシートの複合反りを防止す
るための必須要件は、表裏のライナ紙の幅方向での含水
分量の分布形状を合致させることであり、必ずしも均一
な分布形状で合致させる必要はないことを確認してい
る。したがって、表裏ライナ紙のいずれか一方のみの含
水分量分布を調整して、他方の含水分量分布に合致させ
れば複合反りを防止することができる。勿論、両方を調
整して、互いの含水分量分布を合致させてもよい。
めの必須要件は、表裏ライナ紙の含水分量のレベルを所
定の範囲に入れることであり、必ずしも両ライナ紙の幅
方向での含水分量の分布形状を均一にする必要はない。
したがって、この場合も、表裏ライナ紙のいずれか一方
のみの含水分量のレベルを調整して、他方の含水分量の
レベルに近づければ上反りや下反りを防止することがで
きる。
に配列された複数の独立な誘導加熱コイルを内蔵する中
空の金属製ロールとすることにより、軸方向の加熱温度
分布を迅速に変更して、巻き付けられた表ライナ紙や裏
ライナ紙の幅方向の含水分量分布を的確に調整すること
ができる。
実施形態を説明する。図1は、本発明の段ボールシート
の反り防止装置を採用したコルゲートマシンを示す。こ
のコルゲートマシンは、前述したように、芯紙1、表ラ
イナ紙2および裏ライナ紙3をそれぞれ供給するミルロ
ールスタンド4、5、6を有し、まずシングルフェーサ
7で、ミルロールスタンド4から供給される芯紙1を、
成形ロール8で波形形状に成形して糊付け装置9で糊付
けし、ミルロールスタンド6から供給される裏ライナ紙
3と貼り合わせて片面段ボールシート10を形成する。
片面段ボールシート10は、糊付け装置12で芯紙1の
波形頂部に糊付けされてダブルフェーサ11に供給さ
れ、ミルロールスタンド5から供給される表ライナ紙2
と貼り合わされて、段ボールシート13が形成される。
ールシート13は、ダブルフェーサ11の下流側に設け
られたスリッタ・スコアラ14で、必要に応じて条切り
と罫線入れが施され、ロータリカッタ(図示省略)で所
定の長さ寸法に裁断されたのち積み重ねられる。
7は2基設けられ、ロット替えや段取り替え等に応じて
適宜使い分けられる。2層の段ボールシートを製造する
際には、2基のシングルフェーサ7が同時に稼働され、
ダブルフェーサ11には、2つの片面段ボールシート1
0が同時に供給される。
糊が使用されており、この澱粉糊の貼り合わせ後の固化
を促進するため、シングルフェーサ7やダブルフェーサ
11に供給される芯紙1、裏ライナ紙3、表ライナ紙2
および片面段ボールシート10は、それぞれヒータロー
ル15、16、17、18で予熱される。各ヒータロー
ル15、16、17、18は、高温蒸気により内部加熱
されるものであり、その軸方向の加熱温度分布は一定で
ある。
ティングパートと下流部のクーリングパートより成り、
ヒーティングパートの下部にはヒーティングボックス1
9が、上部には加圧装置20が配置されている。加圧装
置20は段ボールシート13を搬送する上コンベア21
のベルトを介して段ボールシート13をヒーティングボ
ックス19に押圧し、満遍なく表ライナ紙2と片面段ボ
ールシート10を接着する。クーリングパートの下部に
は下コンベア22が配置され、昇温接着された段ボール
シート13は、下コンベア22と上コンベア21との間
に挟持されて、冷却されながら排出端に向かって搬送さ
れる。
拡大して示す。この図は、中段の片面段ボールシート1
0を供給するシングルフェーサ7が稼働され、上段の片
面段ボールシート10の供給は停止されている状態を示
す。片面段ボールシート10は、ヒータロール18と温
度分布可変ヒータロール24とに巻き掛けられて予熱さ
れたのち、糊付け装置12で糊付けされる。一方、表ラ
イナ紙2は、下段に配置されたヒータロール17と温度
分布可変ヒータロール23に巻き掛けられ、糊付けされ
た中段の片面段ボールシート10とともに、ダブルフェ
ーサ11のヒーティングパートに導かれ、両者が互いに
貼り合わされている。
タロール23との間、および各ヒータロール18と温度
分布可変ヒータロール24との間には、それぞれ水分セ
ンサ25、26が設置されている。各水分センサ25、
26は、ラインの幅方向にスキャンされて、各々表ライ
ナ紙2と片面段ボールシート10の裏ライナ紙3の各幅
方向位置における含水分量を検出する。各水分センサ2
5、26は、各ヒータロール17、18の入口側または
各温度分布可変ヒータロール23、24の出口側に設置
することもできる。なお、温度分布可変ヒータロール2
3、24の出口側に設置する場合は、加熱後の表裏ライ
ナ紙2、3の幅方向温度分布は、その含水分量分布と良
い相関関係があるので、各水分センサ25、26の替わ
りに温度計を用いることもできる。
ーラ27に接続されており、これらの検出出力に基づい
て、後述する各ヒータロール17、18の巻き掛けロー
ル17a、18aと、各温度分布可変ヒータロール2
3、24の誘導加熱コイル30が作動されるようになっ
ている。
巻き付け長さを調節可能とするために、それぞれの外周
に沿って移動する巻き掛けロール17a、18aが設け
られている。各巻き掛けロール17a、18aは、それ
ぞれ表ライナ紙2と片面段ボールシート10の巻き付け
長さを調節して、これらの各ヒータロール17、18に
よる加熱量を変えることにより、表ライナ紙2と片面段
ボールシート10の裏ライナ紙3の含水分量のレベルを
調整する。なお、巻き付け長さを調節可能とする替わり
に、各ヒータロール17、18への高温蒸気の供給量ま
たは供給温度を調節可能として、加熱量を変えるように
することもできる。
ールシート10は、それぞれ各ヒータロール17、18
により含水分量のレベルを前もって調整されるので、こ
の後の各温度分布可変ヒータロール23、24での必要
加熱量を低減して、全体としての加熱用エネルギコスト
を低減することができる。
4は、図3に示すように、中空とした鋼製ロールシェル
28の中に、独立に配線されてコア29に巻かれた複数
の誘導加熱コイル30を軸方向に配列したものである。
したがって、各誘導加熱コイル30に交番電流を流すこ
とにより、それぞれの軸方向位置におけるロールシェル
28に誘導電流が発生して、その抵抗熱でロールシェル
28が迅速に加熱され、各温度分布可変ヒータロール2
3、24は、優れた応答性で軸方向の加熱温度分布が調
節される。
30が等分に配列されており、各温度分布可変ヒータロ
ール23、24は、その表面の加熱温度を軸方向に5等
分した領域で独立に調節される。なお、誘導加熱コイル
30の軸方向での分配は、実施形態の等分配列に限定さ
れることはなく、必要に応じて広い分割領域と狭い分割
領域を設けてもよい。
裏ライナ紙2、3の含水分量分布の調整方法を説明す
る。
された表ライナ紙2の幅方向の含水分量分布の例を示
す。このグラフの横軸は、後述する図4(b)と合わせ
て、ラインの幅方向位置を表す。この例では、表ライナ
紙2の含水分量Wが、中央部で約6%程度と最も低く、
ラインの操作側ではこれよりも約0.5%、駆動側では
約1%高くなっている。図示は省略するが、このときに
水分センサ26で検出された片面段ボールシート10の
裏ライナ紙3の含水分量は約7%で、その幅方向分布は
ほぼ均一であった。
力に基づいて、コントローラ27は、まず、各巻き掛け
ロール17a、18aを作動して、含水分量のレベルが
高い片面段ボールシート10の裏ライナ紙3のヒータロ
ール18への巻き付け長さを、表ライナ紙2のヒータロ
ール17への巻き付け長さよりも長くする。
可変ヒータロール23、24の各誘導加熱コイル30へ
の交番電流の入切時間の割合を変え、前記誘導電流によ
るロールシェル28の各軸方向位置における発熱量を調
節する。
ナ紙2の含水分量分布に対応して調節された温度分布可
変ヒータロール23の各軸方向位置における発熱量Qの
分布を示す。含水分量の低い表ライナ紙2の中央部が巻
き付けられる温度分布可変ヒータロール23の中央領域
の発熱量Qはほぼ零とされ、巻き付けられる表ライナ紙
2の含水分量が最も高いライン駆動側領域の発熱量Q
は、ライン操作側領域の発熱量Qの約2倍に調節されて
いる。
中の横軸に区分して示した各領域毎に配列された5つの
誘導加熱コイル30のうち、中央の1つへの交番電流の
入切時間の割合をほぼ零とし、ライン駆動側の2つへの
交番電流の入切時間の割合を、ライン操作側の2つに対
して約2倍に設定することにより調節されたものであ
る。
1の入口で、表ライナ紙2と片面段ボールシート10の
裏ライナ紙3との両方を各温度分布可変ヒータロール2
3、24に巻き付けるようにしたが、いずれか一方のみ
を温度分布可変ヒータロールに巻き付け、その含水分量
分布を他方の含水分量分布に合わせるように調整しても
よい。
わりに、裏ライナ紙3が単独で巻き付けられるヒータロ
ール16を温度分布可変なものとすることもでき、ダブ
ルフェーサ11入口の各ヒータロール17、18を温度
分布可変なものとし、各温度分布可変ヒータロール2
3、24を省略することもできる。
トの反り防止装置は、ダブルフェーサよりも上流側で表
裏のライナ紙の少なくともいずれか一方の含水分量を調
整する水分調整装置として、表ライナ、裏ライナ紙およ
び片面段ボールシートの少なくともいずれかが巻き付け
られるヒータロールを用い、このヒータロールを軸方向
の加熱温度分布が可変な温度分布可変ヒータロールとし
たので、段ボールシートの表層剥離による不良や強度の
低下を生じさせることなく、かつ、楽な設備メインテナ
ンスで、表裏のライナ紙の少なくともいずれか一方の幅
方向の含水分量分布を、他方の含水分量分布と合わせる
ように精度よく調整して、複合反りを含めた段ボールシ
ートの反りを防止することができる。
軸方向に配列された複数の独立な誘導加熱コイルを内蔵
する中空の金属製ロールとすることにより、軸方向の加
熱温度分布を迅速に変更して、巻き付けられた表ライナ
紙や裏ライナ紙の幅方向の含水分量分布を的確に調整す
ることができる。
採用したコルゲートマシンを示す概略正面図
図
の含水分量分布の例を示すグラフ、bはaの含水分量分
布に対応して調節された温度分布可変ヒータロールの発
熱量分布を示すグラフ
図
Claims (2)
- 【請求項1】 波形形状に成形した芯紙と裏ライナ紙を
貼り合わせて片面段ボールシートを形成するシングルフ
ェーサと、単数もしくは複数積層した前記片面段ボール
シートと表ライナ紙を貼り合わせて段ボールシートを形
成するダブルフェーサとを備えた段ボールシートの製造
装置に、前記表裏のライナ紙の少なくともいずれか一方
の含水分量を調整する水分調整装置を前記ダブルフェー
サよりも上流側に設けて、段ボールシートの反りを防止
するようにした装置において、前記水分調整装置を、前
記表ライナ、裏ライナ紙および片面段ボールシートの少
なくともいずれかが巻き付けられ、その軸方向の加熱温
度分布を可変とした温度分布可変ヒータロールを備えた
ものとしたことを特徴とする段ボールシートの反り防止
装置。 - 【請求項2】 前記温度分布可変ヒータロールが、軸方
向に配列された複数の独立な誘導加熱コイルを内蔵する
中空の金属製ロールである請求項1に記載の段ボールシ
ートの反り防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347284A JP3509801B2 (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 段ボールシートの反り防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347284A JP3509801B2 (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 段ボールシートの反り防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003145649A true JP2003145649A (ja) | 2003-05-20 |
JP3509801B2 JP3509801B2 (ja) | 2004-03-22 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3509801B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113338077A (zh) * | 2021-05-19 | 2021-09-03 | 安徽集友新材料股份有限公司 | 防烫印变形的烟用接装纸原纸及其制备方法和应用 |
-
2001
- 2001-11-13 JP JP2001347284A patent/JP3509801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113338077A (zh) * | 2021-05-19 | 2021-09-03 | 安徽集友新材料股份有限公司 | 防烫印变形的烟用接装纸原纸及其制备方法和应用 |
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JP3509801B2 (ja) | 2004-03-22 |
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