JP2003143926A - コンバインの伝動構造 - Google Patents

コンバインの伝動構造

Info

Publication number
JP2003143926A
JP2003143926A JP2001345888A JP2001345888A JP2003143926A JP 2003143926 A JP2003143926 A JP 2003143926A JP 2001345888 A JP2001345888 A JP 2001345888A JP 2001345888 A JP2001345888 A JP 2001345888A JP 2003143926 A JP2003143926 A JP 2003143926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
transmission
traveling
transmission mechanism
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001345888A
Other languages
English (en)
Inventor
Chu Aida
宙 相田
Masaya Mizumoto
雅也 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001345888A priority Critical patent/JP2003143926A/ja
Publication of JP2003143926A publication Critical patent/JP2003143926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速及び低速走行いずれの際も、刈取部が走
行変速に同調して変速する状態と、高速走行の際には刈
取部が走行変速に同調して変速し、低速走行の際には刈
取部が設定速度より低下しない状態とに簡単に切換えら
れるようにする。 【解決手段】 走行用変速装置45の出力を刈取部駆動
軸42に伝達する変速伝動機構50と、脱穀機駆動軸4
1の動力を刈取部駆動軸42に伝達する定速伝動機構6
0とを備えてある。定速伝動機構60のクラッチ63を
入りにすると、高速走行の際、変速伝動機構50の一回
転方向クラッチ53が伝動作用し、定速伝動機構60の
一回転方向クラッチ64がスリップ状態になり、低速走
行の際、変速伝動機構50の一回転方向クラッチ53が
スリップ状態になり、定速伝動機構60の一回転方向ク
ラッチ64が伝動作用する。定速伝動機構60のクラッ
チ63を切りにすると、高低速いずれの走行の際も、変
速伝動機構50が伝動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの伝動
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインで収穫作業する際、作物の倒
伏や走行地の凹凸が少ないなど条件がよい場合には、高
速で走行しながら作業され、作物の倒伏や走行地の凹凸
が多いとか激しいなど条件が悪い場合には、低速で走行
しながら作業される。また、大豆などの作物を収穫する
際、植立状態の作物稈を刈取装置の方に掻き寄せる駆動
回動自在なリールを刈取部に装着して使用されるとか、
刈取装置の駆動速度があまり低速になれば作物稈の硬さ
などに起因して刈取りに支障が出やすくなる。このた
め、従来、高速走行しながら収穫作業する時には、走行
速度を変更すれば刈取部の駆動速度も変化するように走
行装置と刈取部を同調変速でき、低速走行しながら収穫
作業する時には、走行速度が低速になっても刈取部の駆
動速度が作物稈の刈取り処理に必要な最低速度として設
定した設定最低刈取り速度よりも低下しないようにしな
がら走行装置を変速駆動できるようになったものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、小豆などの作物
を収穫する際、次の如き問題が生じていた。すなわち、
この収穫作業を行う場合、植立状体の作物稈を駆動回動
自在な無端回動ベルトによって挟持して刈取装置に供給
する搬送装置を前記回転リールに替えて刈取部に装着し
て使用される。この場合、搬送装置による搬送速度が走
行速度に適切に対応しなければ作物稈の千切れなどの搬
送不良が発生することから、高速走行される場合におい
ても低速走行される場合においても走行装置と刈取部と
を同調変速できるようにする必要がある。ところが、上
記した如く、低速走行するとき、刈取部の駆動速度が設
定最低刈取り速度より低下しないように走行装置と刈取
部とを同調変速できないものであることから、この低速
走行時の同調変速が可能になるように伝動構造に改造を
加える必要が生じていた。
【0004】本発明の目的は、刈取部を設定最低刈取り
速度より低下しないようにして駆動しながら低速走行で
きる状態と、刈取部と走行装置が同調変速するようにし
ながら低速走行できる状態とに簡単に切り換えられるコ
ンバインの伝動構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕エンジンの回転出力を変速して走
行装置に伝達する走行用変速装置の変速後の回転出力を
刈取部駆動軸に伝達する変速伝動機構と、前記エンジン
の回転出力が伝達される脱穀機駆動軸の回動力を前記刈
取部駆動軸に伝達するとともにこの動力伝達を入り切り
するクラッチを有する定速伝動機構とを備え、前記変速
伝動機構及び前記定速伝動機構に一回転方向クラッチを
備えてあるとともに、前記クラッチが入り状態に、走行
用変速装置の出力速度が設定低速度より低速にそれぞれ
あると、前記変速伝動機構の一回転方向クラッチがスリ
ップ状態に、前記定速伝動機構の一回転方向クラッチが
伝動状態にそれぞれなるように構成し、前記クラッチが
入り状態に、走行用変速装置の出力速度が前記設定低速
度以上にそれぞれあると、前記変速伝動機構の一回転方
向クラッチが伝動状態に、前記定速伝動機構の一回転方
向クラッチがスリップ状態にそれぞれなるように構成
し、前記クラッチが切り状態にあると、前記変速伝動機
構の一回転方向クラッチが伝動状態になるように構成し
てあるコンバインの伝動構造。
【0007】〔作用〕コンバインで収穫作業する場合、
エンジンが一定又はほぼ一定の回転数の回転出力を出力
するようにアクセルセットされ、脱穀機駆動軸は一定又
はほぼ一定の回転数で回動するように駆動される。定速
伝動機構のクラッチを入り状態に切り換えておくと、走
行用変速装置を変速操作して走行装置を高速駆動域で駆
動する場合には、走行用変速装置から変速伝動機構に伝
達される回動力と、脱穀機駆動軸から定速伝動機構に伝
達される回動力との速度差のために変速伝動機構の一回
転方向クラッチが伝動状態に、定速伝動機構の一回転方
向クラッチがスリップ状態にそれぞれなって走行用変速
装置の変速後の回動力が変速伝動機構によって刈取部駆
動軸に伝達され、走行装置と刈取部とを同調して変速す
る状態で駆動できる。走行用変速装置を変速操作して走
行装置を低速域で駆動する場合には、走行用変速装置か
ら変速伝動機構に伝達される回動力と、脱穀機駆動軸か
ら定速伝動機構に伝達される回動力との速度差のために
変速伝動機構の一回転方向クラッチがスリップ状態に、
定速伝動機構の一回転方向クラッチが伝動状態にそれぞ
れなって脱穀機駆動軸の回動力が定速伝動機構によって
刈取部駆動軸に伝達され、走行装置の駆動速度が変化し
ても刈取部が一定又はほほ一定の回転速度で駆動される
状態で走行装置と刈取部とを駆動できる。これにより、
このときの刈取部の駆動速度が、大豆収穫などの際に刈
取部に備えさせる必要のある設定最低刈取り速度になる
ように設定しておくことにより、走行速度が低速になっ
ても刈取部の駆動速度が前記設定最低刈取り速度よりも
低下しないようにしながら走行装置を低速駆動域で変速
駆動できる。
【0008】定速伝動機構のクラッチを切り状態に切り
換えおくと、この定速伝動機構による刈取部駆動軸への
伝動が不能になり、走行用変速装置を変速操作して走行
装置を高速駆動域で駆動する場合も、低速駆動域で駆動
する場合も、変速伝動機構の一回転方向クラッチが伝動
状態になって走行用変速装置の変速後の回動力が変速伝
動機構によって刈取部駆動軸に伝達され、走行装置と刈
取部とを同調して変速する状態で駆動できる。
【0009】〔効果〕従って、大豆を収穫するなどの際
には、前記クラッチを入り状態に切り換え操作するだけ
で簡単に、高速域において走行装置と刈取部とが同調変
速する状態で変速走行でき、低速域において刈取部が設
定最低刈取り速度より低下しないようにしながら変速走
行できるようになり、小豆を収穫するなどの際には、前
記クラッチを切り状態に切り換え操作するだけで簡単
に、高速域においても低速域においても走行装置と刈取
部とが同調変速する状態で変速走行できるようになり、
各種の作物をその植立状態や地面凹凸などの条件如何に
かかわらずスムーズに刈取り処理しながら収穫できると
ともにその割には駆動状態の切り換え面から楽に行え
る。
【0010】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0011】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記定速伝動機構に、前記脱穀機駆動軸の回動力を
変速して刈取部駆動軸に伝達するとともに中立状態で伝
動切りになる刈取り変速装置を備えてあるとともに、こ
の刈取り変速装置が前記クラッチを構成している。
【0012】〔作用〕刈取り変速装置を伝動状態に切り
換え操作することにより、定速伝動機構が脱穀機駆動軸
の回動力を変速して刈取部駆動軸に伝達するようにな
り、刈取部の駆動速度が低下しないようにしながら低速
域で変速走行する際の刈取部のその駆動速度が刈取り変
速装置の変速段によって変化する。すなわち、前記設定
最低刈取り速度を変更できる。そして、刈取り変速装置
を中立状態に切り換え操作することにより、定速伝動機
構による刈取部駆動軸への伝動が不能になり、高速域に
おいても低速域においても、走行装置と刈取部とが同調
して変速する状態で変速走行できるものである。
【0013】〔効果〕従って、収穫する作物が異なる
と、それに応じて前記設定最低刈取り速度を適切なもの
に変更して設定し、走行装置と刈取部を同調変速させな
がら変速走行できる変速域の範囲を作物に適したものに
調節して有利に収穫作業できる。しかも、その変速域範
囲を調節する手段と、低速走行域での刈取部の駆動状態
を同調変速と一定速とに切り換える手段とを兼用して構
造面やコスト面でも有利に得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右一対のク
ローラ式の走行装置1、運転キャビン2を有する運転
部、運転座席2aの下方に位置する原動部を備える自走
機体の機体フレーム3の前端部に設けた伝動ギヤケース
4で成る支持部に、回転リール12やバリカン形の刈取
装置13などを備える刈取部10の刈取り部フレーム1
9の基端部を機体横向きの軸芯Pまわりで回動自在に連
結するとともに、前記刈取り部フレーム19にシリンダ
ロッドが連結しているリフトシリンダ5によって刈取部
フレーム19を上下に揺動操作して刈取部10を昇降操
作するように構成し、前記機体フレーム3の後部に、脱
穀機20、タンク7を搭載してコンバインを構成してあ
る。このコンバインは、稲、麦や大豆、小豆などを収穫
するものであり、詳しくは、次の如く構成してある。
【0015】刈取部20は、前記刈取部フレーム19に
下面側が連結しているフィーダ11、このフィーダ11
の前端部に連結しているプラットホーム18の基端側の
上部から前方向きに上下揺動操作自在に延出している支
持アーム17が支持している駆動回動自在な前記回転リ
ール12、前記プラットホーム18の先端部に取付けて
ある前記刈取装置13などを備えて構成してあり、自走
機体が走行するに伴い、稲、麦、大豆、蕎麦などの植立
する作物稈を刈取り処理し、刈取り作物稈の株元から着
粒部までの全体を脱穀機20に供給する。
【0016】すなわち、植立する作物稈の先端側を回動
するリール12のタイン12aによって機体後方に掻き
込み、その作物稈の株元を刈取装置13によって切断す
る。刈取装置13からの刈取り作物稈をプラットホーム
18の内部に駆動回動自在に取付けてあるプラットホー
ムオーガ14によってプラットホーム18に沿わせてそ
の横方向にフィーダ11の入口の前方に搬送し、プラッ
トホームオーガ14が備えているフィンガバー14aに
よってフィーダ11の入口に送り込む。フィンガバー1
4aからの刈取り作物稈をフィーダ11の内部に位置す
るフィーダコンベア15によってフィーダ内部の底面に
沿わせて揚送し、フィーダコンベア15からの刈取り作
物の全体をフィーダ11の出口に位置するビータ16に
よってフィーダ11から掻き出して脱穀機20の機体内
に送り込む。
【0017】脱穀機20は、刈取部10の前記ビータ1
6の下方に搬送始端側が位置する無端回動ベルトで成る
供給ベルト21、この供給ベルト21の後方近くに位置
する脱穀ロータ22などを有する脱穀部20aと、脱穀
ロータ22の下方に前端側が位置する揺動選別装置2
4、この揺動選別装置24の前端側の下方に位置する唐
箕26、揺動選別装置24の後端側の下方に位置する無
端回動ベルトで成る選別コンベア25、揺動選別装置2
4の下方に位置する1番スクリューコンベア27a及び
2番スクリューコンベア28aを有する選別部20bと
を備えて構成してある。
【0018】すなわち、脱穀部20aは、刈取部10の
ビータ16からの刈取り作物稈の株元から着粒部までの
全体を前記供給ベルト21によって受け止めて機体後方
及び上方向きに搬送し、供給ベルト21の搬送終端部の
上方に位置する送り込みローラ23との協働によって前
記脱穀ロータ22の機体前方側に供給し、供給ベルト2
1からの刈取り作物を、機体横向きの軸芯22aまわり
で回動するように駆動されている前記脱穀ロータ22に
よって脱穀ロータ22の上方に脱穀ロータ22に沿って
位置している抵抗体22bとの間に導入し、脱穀ロータ
22の扱歯と抵抗体22bとによって扱き処理し、作物
稈から外れたり莢から出た脱粒、排ワラや莢の脱穀処理
物を脱穀ロータ22を構成している部材どうしの間や、
脱穀ロータ22の後側から選別部20bの前記揺動選別
装置24の始端側に落下させる。
【0019】選別部20bは、脱穀部20からの脱穀処
理物を、揺動選別装置24及び選別コンベア25による
比重選別と、唐箕26からの選別風とによって精粒と、
未処理粒と、ワラ屑などの塵埃とに選別し、精粒を選別
部20bの低部に落下させて1番スクリューコンベア2
7aによって脱穀機体の横外側に搬出し、未処理粒を選
別部20bの低部に落下させて2番スクリューコンベア
28aによって脱穀機体の横外側に搬出し、塵埃を選別
風と共に揺動選別装置24の後方に位置する排塵口29
から脱穀機体の外部に排出する。
【0020】1番スクリューコンベア27aからの精粒
は、バケットコンベアで成る揚送装置27bによってタ
ンク7に貯留されるように送り込まれる。2番スクリュ
ーコンベア28aからの未処理粒は、バケットコンベア
で成る揚送装置28bによって揚送して脱穀機体の横側
壁に位置する還元口から脱穀機体内に送り込まれ、揺動
選別装置24に再度処理されるように還元される。
【0021】前記プラットホーム18の後端部と、前記
フィーダ11の先端部との間に、プラットホーム18の
着脱を可能にする連結構造を設け、図4などに示すよう
に、機体横方向に並ぶ複数個の搬送装置31や接地輪3
2などを備える第2プラットホーム30を、前記プラッ
トホーム18に替えてフィーダ11に前記連結構造を利
用して取外し自在に連結できるように構成してある。
【0022】図5などに示すように、前記第2プラット
ホーム30は、前記複数個の搬送装置31及び接地輪3
2の他に、各搬送装置31の始端側の下方に機体上下向
きの軸芯まわりで駆動回動自在に位置する回転カッター
33、プラットホーム30の内部に機体横向きの軸芯ま
わりで駆動回動自在に取付けた前記プラットホームオー
ガ14と同様のプラットホームオーガ34を備えてお
り、小豆などの植立状態の作物稈を各搬送装置31の左
右一対の無端回動ベルト31aによって挟持して機体後
方に搬送し、各搬送装置31が挟持搬送する作物稈の株
元を回転カッター33によって切断し、この回転カッタ
ー33からの刈取り作物稈を搬送装置31によって引き
続き搬送してプラットホーム30の内部に送り込み、各
搬送装置31からの刈取り作物稈をプラットホームオー
ガ34と、このプラットホームオーガ34が有するフィ
ンガバー34aとによってフィーダ11に送り込んでフ
ィーダコンベア15に供給する。
【0023】前記左走行装置1及び右走行装置1のクロ
ーラ駆動軸1aが下端部に駆動回動自在に付いているミ
ッションケース40を自走機体の前端部に設け、このミ
ッションケース40の内部に位置する走行用ミッション
40a、前記伝動ギヤケース4が回動自在に備えている
機体横向きの脱穀駆動軸41、前記フィーダ11の中間
部に回動自在に備えてある機体横向きの刈取部駆動軸4
2のそれぞれに前記原動部に位置するエンジン43の駆
動力を図2などに示す伝動構造によって伝達することに
より、走行装置1及び脱穀機20を駆動できるように、
かつ、刈取部10を前記プラットホーム18と第2プラ
ットホーム30のいずれが装着された場合にも駆動でき
るように構成してある。
【0024】すなわち、エンジン43の出力軸43aの
回動力を、伝動ベルトを利用した伝動機構44によって
静油圧式無段変速装置で成る走行用変速装置45の入力
側に伝達し、この走行用変速装置45の出力軸45a
を、前記ミッションケース40の内部に入り込ませて前
記走行用ミッション40aに動力伝達するようにしてあ
る。
【0025】前記エンジン43の出力軸43aの回動力
を、伝動ベルトを利用した伝動機構46によって前記脱
穀機駆動軸41の一端側に伝達するようにしてある。こ
の脱穀機駆動軸41は、一端側から伝動ベルトを利用し
た伝動機構47によって選別部20bの駆動部に、他端
側からベベルギヤや伝動ベルトを利用した伝動機構48
によって脱穀部20aの駆動部にそれぞれ動力伝達する
ことにより、脱穀機20の脱穀部20a及び選別部20
bを駆動する。
【0026】前記ミッションケース40の内部で前記走
行用変速装置45の出力軸45aにギヤ機構を介して連
動している回転伝動軸51、この回転伝動軸51のミッ
ションケース40から外部に突出している端部に装着し
たベルトプーリ52、このベルトプーリ52と回転伝動
軸51との間に、回転伝動軸51の正回転方向の回動力
と逆回転方向の回動力のうち、走行用変速装置1が前進
側に操作された場合の回転方向の回動力だけがベルトプ
ーリ52に伝達されるように設けた一回転方向クラッチ
53、前記ベルトプーリ52に巻回している伝動ベルト
54、この伝動ベルト54が巻回している入力プーリ部
とその他の出力プーリ部とを一体回転自在に備えている
複数連式の中間ベルトプーリ55、この中間ベルトプー
リ55の出力プーリ部を刈取部駆動軸42の入力ベルト
プーリ42aに連動させている伝動ベルト56のそれぞ
れにより、走行用変速装置45の変速後の回転出力を刈
取部駆動軸42に伝達するように変速伝動機構50を構
成してある。
【0027】前記脱穀機駆動軸41が伝動ギヤケース4
の内部で一体回転自在に備えている出力ギヤ41aに入
力ギア61aが噛合っているギヤ式伝動機構61、この
ギヤ式伝動機構61の出力ギヤ61bを相対回転自在に
支持している回転伝動軸62、この回転転動軸62と前
記出力ギヤ61bとの間に両者を一体回転可能に連結し
たり、両者が相対回転するようにその連結を解除したり
するように設けた多板式摩擦クラッチで成るクラッチ6
3、前記回転伝動軸62の前記伝動ギヤケース4から外
部に突出している端部と前記中間ベルトプーリ55との
間に回転伝動軸62の一回転方向の回動力だけを中間ベ
ルトプーリ55に伝達するように設けた一回転方向クラ
ッチ64、前記中間ベルトプーリ55、この中間ベルト
プーリ55を刈取部駆動軸42の前記入力プーリ42a
に連動させている前記伝動ベルト56のそれぞれによ
り、エンジンEからの動力によって一定の回転速度で駆
動される脱穀機駆動軸41の回動力を刈取部駆動軸42
に伝達するように定速伝動機構60を構成し、この定速
伝動機構60の前記クラッチ63を入り状態に切り換え
ておけば、走行用変速装置45を前進側で変速操作して
自走機体の走行速度が変更されると、その走行速度によ
って変速伝動機構50と定速伝動機構60の一方が伝動
作用する状態に、他方が伝動作用しない状態にそれぞれ
自ずと切り換わって、変速伝動機構50と定速伝動機構
60のいずれか一方によって刈取部駆動軸42に動力伝
達され、定速伝動機構60の前記クラッチ63を切り状
態に切り換えておけば、走行用変速装置45を前進側で
変速操作して自走機体の走行速度が変更されても、その
速度変化にかかわらず常に変速伝動機構50によって刈
取部駆動軸42に動力伝達されるように構成してある。
【0028】すなわち、定速伝動機構60のクラッチ6
3を入り状態に切り換えると、回転伝動軸62が脱穀機
駆動軸41から伝達される動力によって一定の回転速度
で回動する。この状態において、走行用変速装置45が
設定速度より低速側に変速操作されて、走行用変速装置
45の出力速度が設定低速度より低速にあれば、回転伝
動軸62の脱穀機駆動軸41からの動力によって回転す
る速度が、中間ベルトプーリ55が走行用変速装置45
からの動力によって回転する速度より高速になり、この
中間ベルトプーリ55と回転伝動軸62との間の一回転
方向クラッチ64が、回転伝動軸62による中間ベルト
プーリ55の駆動を可能にするように伝動状態になり、
中間ベルトプーリ55が回転伝動軸62によって駆動さ
れる。すると、回転伝動軸51に付いているベルトプー
リ52の中間ベルトプーリ55からの動力によって回転
する速度が、回転伝動軸51が走行用変速装置45から
の動力によって回転する速度より高速になり、この回転
伝動軸51と伝動プーリ52の間の一回転方向クラッチ
53が、ベルトプーリ52が回転伝動軸51に対して相
対回転することを許容するようにスリップ状態になり、
定速伝動機構60が脱穀機駆動軸41の回動力を刈取部
駆動軸42に伝達する。
【0029】前記クラッチ63が入り状態にあっても、
走行用変速装置45が前記設定速度以上の高速側に変速
操作されて走行用変速装置45の出力速度が前記設定低
速度以上の高速にあれば、中間ベルトプーリ55の走行
用変速装置45からの動力によって回転する速度が、回
転伝動軸62が脱穀機駆動軸44からの動力によって回
転する速度より高速になり、この回転伝動軸62と中間
ベルトプーリ55との間の一回転方向クラッチ64が、
中間ベルトプーリ55が回転伝動軸62に対して相対回
転することを許容するようにスリップ状態になる。する
と、回転伝動軸51とベルトプーリ52との間の一回転
方向クラッチ53が、回転伝動軸51によるベルトプー
リ52の駆動を可能にするように伝動状態になり、変速
伝動機構50が走行用変速装置11からの回動力を刈取
部駆動軸42に伝達する。
【0030】定速伝動機構60の前記クラッチ63を切
り状態に切り換えると、回転伝動軸62への伝動が切
れ、回転伝動軸62による中間ベルトプーリ55の駆動
が不能になる。すると、走行用変速装置45が前記設定
速度以上の高速側に変速操作されて走行用変速装置45
の出力速度が前記設定低速度以上の高速にあっても、走
行用変速装置45が前記設定速度より低速側に変速操作
されて走行用変速装置45の出力速度が前記設定低速度
より低速にあっても、回転伝動軸51とベルトプーリ5
2との間の一回転方向クラッチ53が、回転伝動軸51
によるベルトプーリ52の駆動を可能にするように伝動
状態になり、変速伝動機構50が走行用変速装置45か
らの回動力を刈取部駆動軸42に伝達する。
【0031】つまり、定速伝動機構60のクラッチ63
を切り換え操作することにより、刈取部10の駆動状態
が図3に示す如く切り換わるように構成してある。すな
わち、クラッチ63を切り状態に切り換えておけば、走
行用変速装置45を変速操作して走行速度Vを設定低速
度V0以上の高速の変速域Hで変更する場合も、設定低
速度V0より低速の変速域Lで変更する場合も、この速
度変更に同調して刈取部10の駆動速度Kが変化する。
クラッチ63を入り状態に切り換えておけば、走行用変
速装置45を変速操作して走行速度Vを前記高速変速域
Hで変更する場合には、この速度変更に同調して刈取部
10の駆動速度Kが変化し、走行速度Vを前記低速変速
域Lで変更する場合には、刈取部10の駆動速度Kが、
大豆などの作物稈を刈取り処理するのに必要な最低速度
として設定して設定最低刈取り速度K0より低下しない
ようにこの設定最低刈取り速度K0に維持される。
【0032】刈取部駆動軸42は、図2に示す如くフィ
ーダコンベア15及びビータ16の駆動部に対してはチ
ェーンや伝動ベルトを利用した伝動機構D1によって連
動させてあるとともに、前記プラットホーム18を装着
した場合には、図2に示す如くこのプラットホーム18
が備えているプラットホームオーガ14、回転リール1
2、刈取装置13それぞれの駆動部にチェーンや伝動ベ
ルト及びクラッチCL1を利用した伝動機構D2によっ
て分離自在に連動させるように、前記第2プラットホー
ム30を装着した場合には、図6に示す如くこの第2プ
ラットホーム30が備えているプラットホームオーガ3
4、搬送装置31、回転カッター33それぞれの駆動部
にチェーンや伝動ベルト及びクラッチCL2を利用した
伝動機構D3によって分離自在に連動させるように構成
してあり、プラットホーム18と第2プラットホーム3
0のいずれを装着した場合においても、刈取部10の回
転リール12、搬送装置31、刈取装置13、回転カッ
ター33など全ての各装置に動力伝達してこれを駆動す
るように構成してある。
【0033】つまり、大豆などの作物を収穫する際、図
1に示すように、フィーダ11に前記プラットホーム1
8を連結し、回転カッター12とバリカン形の刈取装置
13によって作物稈を刈取り処理するとともに刈取り作
物稈をプラットホームオーガ14に供給しながら収穫作
業するようにしてある。この場合、定速伝動機構60の
クラッチ63を入り状態に切り換えておくことにより、
高速変速域Lで走行する際には、刈取部駆動軸42が変
速伝動機構50によって駆動され、走行用変速装置45
を変速操作して走行速度を変更するに伴って植立状態の
作物稈が刈取部10に入り込んで来る速度が変化して
も、図3に実線Aで示すように、刈取部10の駆動速度
Kが走行装置1の変速に同調して変化し、回転リール1
2及び刈取装置13が作物稈の入り込み速度に適した駆
動速度で駆動されて作物稈を押し倒しや千切れが発生し
にくいようにスムーズに刈取り及び供給処理するように
しながら収穫作業でき、低速変速域Lで走行する際に
は、刈取部駆動軸42が定速伝動機構60によって駆動
され、図3に実線Bで示すように、走行装置1の駆動速
度が低下しても、刈取装置13の駆動速度Kが作物稈の
切断処理に必要なものとして設定してある設定最低速度
K0よりも低下しないように設定最低速度K0に維持さ
れ、刈取装置13が作物稈を切断不良が生じないように
確実に刈取り処理するようにしながら収穫作業できる。
【0034】小豆などの作物を収穫する際、図4に示す
ように、フィーダ11に前記第2プラットホーム30を
連結し、搬送装置31と回転カッター33によって作物
稈を刈取り処理するとともに刈取り作物稈をプラットホ
ームオーガ34に供給しながら作業するようにしてあ
る。この場合、定速伝動機構60のクラッチ63を切り
状態に切り換えておくことにより、高速変速域Hと定速
変速域Lのいずれで走行する際も、刈取部駆動軸42が
変速伝動機構50によって駆動され、走行用変速装置4
5を変速操作して走行速度を変更するに伴って植立状態
の作物稈が刈取部10に入り込んで来る速度が変化して
も、図3に実線Aと破線Cで示すように、刈取部10の
駆動速度Kが走行装置1の変速に同調して変化し、搬送
装置31が作物稈の入り込み速度に適した駆動速度で駆
動されて作物稈を押し倒しや千切れが発生しにくいよう
にスムーズに回転カッター33やプラットホームオーガ
34に供給するようにしながら収穫作業できる。
【0035】図7は、第2実施形態を備える伝動構造を
示し、この伝動構造には、第1実施形態を備える伝動構
造の変速伝動機構50と同様に構成した変速伝動機構5
0と、前記伝動ギヤケース4の内部に位置する刈取り変
速装置70を有した定速伝動機構60とを備えてある。
【0036】定速伝動機構60は、前記脱穀機駆動軸4
1が伝動ギヤケース4の内部で一体回転自在に備えてい
る出力ギヤ41aに入力ギア71が噛合っている前記刈
取り変速装置70、この刈取り変速装置70の出力ギヤ
に兼用のシフトギヤ72をスプライン係合によって摺動
及び一体回転自在に支持している回転伝動軸62、この
回転転動軸62の前記伝動ギヤケース4から外部に突出
している端部と変速伝動機構50の前記中間ベルトプー
リ55との間に回転伝動軸62の一回転方向の回動力だ
けを中間ベルトプーリ55に伝達するように設けた一回
転方向クラッチ64、前記中間ベルトプーリ55、この
中間ベルトプーリ55を刈取部駆動軸42の前記入力プ
ーリ42aに連動させている前記伝動ベルト56のそれ
ぞれによって構成してある。
【0037】前記刈取り変速装置70は、前記シフトギ
ヤ72を回転伝動軸62に対して摺動操作し、回転伝動
軸62が相対回転自在に支持している一対の変速ギヤ7
3,74の一方の変速ギヤ74に噛み合った高速位置に
することにより、脱穀機駆動軸41の出力ギヤ41aの
回動力を入力ギヤ71、入力軸75、変速ギヤ74及び
シフトギヤ72を介して回転伝動軸62に伝達するよう
に高速状態になり、シフトギヤ72を前記一対の変速ギ
ヤ73,74の他方の変速ギヤ73に噛み合った低速位
置にすることにより、脱穀機駆動軸41の出力ギヤ41
aの回動力を入力ギヤ71、入力軸75、変速ギヤ73
及びシフトギヤ72を介して回転伝動軸62に伝達する
ように低速状態になり、シフトギヤ72を前記一対の変
速ギヤ73,74のいずれに対しても噛合わない中立位
置にすることにより、脱穀機駆動軸41の出力ギヤ41
aから回転伝動軸62への伝動を切るように中立状態に
なる。
【0038】つまり、この伝動構造にあっては、刈取り
変速装置70によって定速伝動機構60のクラッチを構
成しており、刈取り変速装置70を高速状態又は低速状
態に切り換えておけば、走行用変速装置45を前進側で
変速操作して自走機体の走行速度が変更されると、その
走行速度によって変速伝動機構50と定速伝動機構60
の一方が伝動作用する状態に、他方が伝動作用しない状
態にそれぞれ自ずと切り換わって、変速伝動機構50と
定速伝動機構60のいずれか一方によって刈取部駆動軸
42に動力伝達され、刈取り変速装置70を中立状態に
切り換えておけば、走行用変速装置45を前進側で変速
操作して自走機体の走行速度が変更されても、その速度
変化にかかわらず常に変速伝動機構50によって刈取部
駆動軸42に動力伝達されるように構成してある。
【0039】すなわち、刈取り変速装置70を高速状態
又は低速状態に切り換えると、回転伝動軸62が脱穀機
駆動軸41から伝達される動力によって一定の回転速度
で回動する。この状態において、走行用変速装置45が
設定速度より低速側に変速操作されて、走行用変速装置
45の出力速度が設定低速度より低速にあれば、回転伝
動軸62が脱穀機駆動軸41からの動力によって回転す
る速度が、中間ベルトプーリ55が走行用変速装置45
からの動力によって回転する速度より高速になり、この
中間ベルトプーリ55と回転伝動軸62との間の一回転
方向クラッチ64が、回転伝動軸62による中間ベルト
プーリ55の駆動を可能にするように伝動状態になり、
中間ベルトプーリ55が回転伝動軸62によって駆動さ
れる。すると、回転伝動軸51に付いているベルトプー
リ52の中間ベルトプーリ55からの動力によって回転
する速度が、回転伝動軸51が走行用変速装置45から
の動力によって回転する速度より高速になり、この回転
伝動軸51と伝動プーリ52との間の一回転方向クラッ
チ53が、ベルトプーリ52が回転伝動軸51に対して
相対回転することを許容するようにスリップ状態にな
り、定速伝動機構60が脱穀機駆動軸41の回動力を刈
取部駆動軸42に伝達する。
【0040】前記刈取り変速装置70が高速状態又は低
速状態にあっても、走行用変速装置45が前記設定速度
以上の高速側に変速操作されて走行用変速装置1の出力
速度が前記設定低速度以上の高速にあれば、中間ベルト
プーリ55の走行用変速装置45からの動力によって回
転する速度が、回転伝動軸62が脱穀機駆動軸41から
の動力によって回転する速度より高速になり、この回転
伝動軸62と中間ベルトプーリ55との間の一回転方向
クラッチ64が、中間ベルトプーリ55が回転伝動軸6
2に対して相対回転することを許容するようにスリップ
状態になる。すると、回転伝動軸51とベルトプーリ5
2との間の一回転方向クラッチ53が、回転伝動軸51
によるベルトプーリ52の駆動を可能にするように伝動
状態になり、変速伝動機構50が走行用変速装置45か
らの回動力を刈取部駆動軸41に伝達する。
【0041】刈取り変速装置70を高速状態に切り換え
た場合と低速状態に切り換えた場合とでは、変速伝動機
構50が刈取部駆動軸41に伝動する状態と定速伝動機
構60が刈取部駆動軸41に伝動する状態とに切り換わ
るときの走行用変速装置45の速度状態が変化する。
【0042】刈取り変速装置70を中立状態に切り換え
ると、回転伝動軸62への伝動が切れ、回転伝動軸62
による中間ベルトプーリ55の駆動が不能になる。する
と、走行用変速装置45が前記設定速度以上の高速側に
変速操作されて走行用変速装置45の出力速度が前記設
定低速度以上の高速にあっても、走行用変速装置1が前
記設定速度より低速側に変速操作されて走行用変速装置
45の出力速度が前記設定低速度より低速にあっても、
回転伝動軸51とベルトプーリ52との間の一回転方向
クラッチ53が、回転伝動軸51によるベルトプーリ5
2の駆動を可能にするように伝動状態になり、変速伝動
機構50が走行用変速装置45からの回動力を刈取部駆
動軸41に伝達する。
【0043】つまり、刈取り変速装置70を伝動状態と
中立状態とに切り換え操作することにより、刈取部10
の駆動状態が図8に示す如く切り換わるように構成して
ある。すなわち、刈取り変速装置70を高速状態に切り
換えておけば、走行用変速装置45を変速操作して走行
速度Vを第1設定低速度V1以上の高速の変速域H1で
変更する場合には、実線A1で示すように、この速度変
更に同調して刈取部10の駆動速度Kが変化し、走行速
度Vを第1設定低速度V1より低速の変速域L1で変更
する場合には、実線B1で示すように、刈取部10の駆
動速度Kが、大豆などの作物稈を刈取り処理するのに必
要な最低速度として設定した設定最低刈取り速度K1よ
り低下しないようにこの設定最低刈取り速度K1に維持
される。
【0044】刈取り変速装置70を低速状態に切り換え
ておけば、走行用変速装置45を変速操作して走行速度
Vを第2設定低速度V2以上の高速の変速域H2で変更
する場合には、実線A1とA2とで示すように、この速
度変更に同調して刈取部10の駆動速度Kが変化し、走
行速度Vを第2設定低速度V2より低速の変速域L2で
変更する場合には、実線B2で示すように、刈取部10
の駆動速度Kが、作物稈を刈取り処理するのに必要な最
低速度として設定した設定最低刈取り速度K2より低下
しないようにこの設定最低刈取り速度K2に維持され
る。
【0045】刈取り変速装置70を中立状態に切り換え
ておけば、走行用変速装置45を変速操作して走行速度
Vを前記高速変速域L1やL2で変更する場合も、前記
設定低速度V1やV2より低速変速域L1,L2で変更
する場合も、実線A2と破線C1で示すように、この速
度変更に同調して刈取部10の駆動速度Kが変化する。
【0046】〔別実施形態〕上記実施形態で示した如く
無段変速装置を走行用変速装置45として採用して実施
する他、シフトギヤの掛け替え操作によって変速する有
段式の変速装置を走行用変速装置として実施する場合に
も、本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】伝動構造の概略図
【図3】刈取部駆動速度の説明図
【図4】コンバイン前部の側面図
【図5】刈取部の平面図
【図6】伝動構造の概略図
【図7】第2実施形態での伝動構造の概略図
【図8】第2実施形態での刈取部駆動速度の説明図
【符号の説明】
1 走行装置 41 脱穀機駆動軸 42 刈取部駆動軸 43 エンジン 45 走行用変速装置 50 変速伝動機構 53 変速伝動機構の一回転方向クラッチ 60 定速伝動機構 63 クラッチ 64 定速伝動機構の一回転方向クラッチ 70 刈取り変速装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転出力を変速して走行装置
    に伝達する走行用変速装置の変速後の回転出力を刈取部
    駆動軸に伝達する変速伝動機構と、前記エンジンの回転
    出力が伝達される脱穀機駆動軸の回動力を前記刈取部駆
    動軸に伝達するとともにこの動力伝達を入り切りするク
    ラッチを有する定速伝動機構とを備え、前記変速伝動機
    構及び前記定速伝動機構に一回転方向クラッチを備えて
    あるとともに、前記クラッチが入り状態に、走行用変速
    装置の出力速度が設定低速度より低速にそれぞれある
    と、前記変速伝動機構の一回転方向クラッチがスリップ
    状態に、前記定速伝動機構の一回転方向クラッチが伝動
    状態にそれぞれなるように構成し、前記クラッチが入り
    状態に、走行用変速装置の出力速度が前記設定低速度以
    上にそれぞれあると、前記変速伝動機構の一回転方向ク
    ラッチが伝動状態に、前記定速伝動機構の一回転方向ク
    ラッチがスリップ状態にそれぞれなるように構成し、前
    記クラッチが切り状態にあると、前記変速伝動機構の一
    回転方向クラッチが伝動状態になるように構成してある
    コンバインの伝動構造。
  2. 【請求項2】 前記定速伝動機構に、前記脱穀機駆動軸
    の回動力を変速して刈取部駆動軸に伝達するとともに中
    立状態で伝動切りになる刈取り変速装置を備えてあると
    ともに、この刈取り変速装置が前記クラッチを構成して
    いる請求項1記載のコンバインの伝動構造。
JP2001345888A 2001-11-12 2001-11-12 コンバインの伝動構造 Pending JP2003143926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001345888A JP2003143926A (ja) 2001-11-12 2001-11-12 コンバインの伝動構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001345888A JP2003143926A (ja) 2001-11-12 2001-11-12 コンバインの伝動構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003143926A true JP2003143926A (ja) 2003-05-20

Family

ID=19159156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001345888A Pending JP2003143926A (ja) 2001-11-12 2001-11-12 コンバインの伝動構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003143926A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103039204A (zh) * 2013-01-15 2013-04-17 金华市双飞齿轮有限公司 一种收割机的行走变速箱
JP2014068538A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2017023044A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 ヤンマー株式会社 コンバイン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068538A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Iseki & Co Ltd コンバイン
CN103039204A (zh) * 2013-01-15 2013-04-17 金华市双飞齿轮有限公司 一种收割机的行走变速箱
JP2017023044A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 ヤンマー株式会社 コンバイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6437359B2 (ja) コンバイン
JP6437361B2 (ja) コンバイン
JP6666086B2 (ja) コンバイン
JP2003143926A (ja) コンバインの伝動構造
JP3851250B2 (ja) コンバイン
JP2009017794A (ja) コンバイン
JP6542107B2 (ja) コンバイン
JP4355890B2 (ja) コンバイン
JP4105346B2 (ja) コンバイン
JP2009022203A (ja) コンバイン
JP5355241B2 (ja) 走行車両
JP2005095189A (ja) コンバインの刈取部の補助搬送装置
JP4903507B2 (ja) 自脱型コンバイン
CN108882679B (zh) 联合收割机
JP4162573B2 (ja) コンバインの刈取穀稈搬送構造
JP2016007189A (ja) コンバイン
JP5102636B2 (ja) コンバイン
JP2001112330A (ja) コンバインの駆動系統構造
JP2001112336A (ja) コンバインの駆動系統構造
JP2020072768A (ja) コンバイン
JP3692702B2 (ja) コンバイン
JPH0610755Y2 (ja) コンバインの刈取部駆動装置
JP2005137274A (ja) コンバインの刈取穀稈受け渡し構造
JP5917724B2 (ja) コンバイン
JP4104144B2 (ja) コンバインの刈取穀稈搬送構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060803