JP2003143922A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

Info

Publication number
JP2003143922A
JP2003143922A JP2001352125A JP2001352125A JP2003143922A JP 2003143922 A JP2003143922 A JP 2003143922A JP 2001352125 A JP2001352125 A JP 2001352125A JP 2001352125 A JP2001352125 A JP 2001352125A JP 2003143922 A JP2003143922 A JP 2003143922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
container
separation conveyor
agricultural
fork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001352125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3746987B2 (ja
Inventor
Shoji Kanai
章二 金井
Hiroyuki Yoda
博之 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd filed Critical Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001352125A priority Critical patent/JP3746987B2/ja
Publication of JP2003143922A publication Critical patent/JP2003143922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3746987B2 publication Critical patent/JP3746987B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく作業ができる農作業機を提供する。 【解決手段】 農作業機1は農作物Aと夾雑物Bとを分
離する分離コンベヤ31を備える。農作業機1は分離コン
ベヤ31からの農作物Aを収容可能な容器Wを支持する昇
降可能な支持体であるフォーク73を備える。分離コンベ
ヤ31は、フォーク73の上昇時に容器Wの押圧で上動す
る。分離コンベヤ31は、互いに離間対向した対をなす回
転体とこれら対をなす回転体に回行可能に巻き掛けた無
端状の搬送ベルトとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、効率よく作業がで
きる農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の農作業機は、例えば、持上搬送コ
ンベヤからの農作物と夾雑物とを分離する分離コンベヤ
を備え、この分離コンベヤからの農作物が収容されるミ
ニコンテナ等の容器を支持する支持体が、機体に昇降可
能に設けられている。また、分離コンベヤは機体に固定
的に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の農作業機のように、分離コンベヤを機体に固定的に
設けた構成では、例えば分離コンベヤが邪魔となり、支
持体の上昇で容器を所望位置まで持ち上げることができ
ず、よって、効率よく作業ができないという問題があ
る。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、効率よく作業ができる農作業機を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農作業機
は、農作物と夾雑物とを分離する上動可能な分離コンベ
ヤと、この分離コンベヤからの農作物が収容される容器
を支持する昇降可能な支持体とを具備するものである。
【0006】そして、農作物と夾雑物とを分離する上動
可能な分離コンベヤを具備する構成であるから、従来の
構成に比べて効率よく作業をすることが可能になる。
【0007】請求項2記載の農作業機は、機体と、この
機体に一端側を中心として他端側が昇降するように上下
方向に回動可能に設けられ、農作物と夾雑物とを分離す
る分離コンベヤと、前記機体に昇降可能に設けられ、前
記分離コンベヤの他端側からの農作物が収容される容器
を支持する支持体とを具備するものである。
【0008】そして、分離コンベヤを機枠に一端側を中
心として他端側が昇降するように上下方向に回動可能に
設けた構成であるから、従来の構成に比べて効率よく作
業をすることが可能になる。
【0009】請求項3記載の農作業機は、請求項2記載
の農作業機において、分離コンベヤは、互いに離間対向
した対をなす回転体と、これら対をなす回転体に回行可
能に巻き掛けられた無端状の搬送ベルトとを有し、前記
搬送ベルトの所定方向への回行により、夾雑物が前記分
離コンベヤの一端側に向って搬送され、農作物が前記分
離コンベヤの他端側に向って搬送されるものである。
【0010】そして、分離コンベヤの搬送ベルトの所定
方向への回行により、夾雑物を分離コンベヤの一端側に
向けて搬送しかつ農作物を分離コンベヤの他端側に向け
て搬送することで、農作物と夾雑物とを適切に分離する
ことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の農作業機の一実施
の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0012】図1において、1は農作業機で、この農作
業機1は、例えば走行車としての牽引車であるトラクタ
Tに脱着可能に装着されて使用される牽引式の玉葱ピッ
カー等の収穫機で、この農作業機1は、トラクタTの走
行(牽引動作)により圃場H上を前方(進行方向X)に
移動しながら、農作物Aを圃場Hから収穫、すなわち農
作物Aを圃場Hから拾い上げて容器W内に収容するもの
である。
【0013】なお、収穫対象物である農作物Aは、例え
ば圃場Hの畝上に地干された玉葱等の根菜類である。ま
た、容器Wは、外形略直方体状で上面を開口した箱状を
なすミニコンテナ等である。
【0014】この農作業機1は、図1に示すように、ト
ラクタTに連結された機体2を備え、この機体2は上下
方向に略長手状の機枠3を有している。
【0015】そして、機枠3の下側前端部には、走行車
連結手段である3点連結手段5が設けられている。この
3点連結手段5は、トラクタTの作業機昇降用支持装置
である回動可能な3点リンク機構(3点ヒッチ)T1に
連結されている。なお、3点連結手段5は、トップピン
6を有するトップマスト7、ロワピン8を有する左右一
対のロワアーム9等にて構成されている。3点リンク機
構T1は、例えばトップリンク伸縮式のもので、進退可
能なロッドa1を有するトップリンクa、左右一対のロ
ワリンクb等にて構成されている。
【0016】また、機枠3の下側前端部の中央には、ト
ラクタTからの動力を入力する入力軸10が回転可能に設
けられ、この入力軸10はトラクタTのPTO軸(図示せ
ず)にユニバーサルジョイント等を介して連結されてい
る。
【0017】さらに、機枠3の下端部には、圃場H上の
農作物Aを掻き込んで後方に払い出す掻込装置11が設け
られている。
【0018】この掻込装置11は、左右水平方向の回転軸
12を有し、この回転軸12には羽根取付体13が一体的に取
り付けられ、この羽根取付体13には例えば4枚の掻込羽
根14がそれぞれ取り付けられている。
【0019】そして、入力軸10からの動力が伝動手段15
を介して掻込装置11の回転軸12に伝達されると、回転軸
12が所定方向に駆動回転し、掻込羽根14がこの回転軸12
と一体となって回転する。その結果、圃場H上の農作物
Aが、掻込羽根14にて掻き込まれて後方に払い出され、
前下り傾斜状の掬上げ体16上に乗り移る。なお、掬上げ
体16は、左右方向に間隔をおいて並んだ複数の棒部材17
等にて構成されている。
【0020】また、機枠3には、掬上げ体16からの農作
物Aを受け取って斜め上後方に向けて所定高さ位置まで
持上げ搬送する持上搬送コンベヤ21が設けられている。
【0021】この持上搬送コンベヤ21は、左右水平方向
の駆動軸22を有し、この駆動軸22の両端部には回転体で
ある駆動側スプロケット23が一体的に取り付けられてい
る。また、持上搬送コンベヤ21は、左右水平方向の従動
軸24を有し、この従動軸24の両端部には回転体である従
動側スプロケット25が一体的に取り付けられている。
【0022】さらに、これら互いに離間対向した駆動側
スプロケット23および従動側スプロケット25には、左右
一対の回行体であるチェーン26が回行可能に巻き掛けら
れ、これら左右一対のチェーン26には左右水平方向の複
数のロッド27が水平状に架け渡されている。各ロッド27
には農作物Aが載置される複数の搬送爪28が突設されて
いる。
【0023】そして、入力軸10からの動力が伝動手段15
を介して持上搬送コンベヤ21の駆動軸22に伝達される
と、駆動軸22および従動軸24が所定方向に駆動回転する
とともに両チェーン26が所定方向に駆動回行し、搬送爪
28がこの両チェーン26と一体となって回行する。
【0024】その結果、掬上げ体16からの農作物Aが、
搬送爪28にて受け取られ、搬送爪28上に載置された状態
で斜め上後方に向って持上げ搬送される。なお、持上搬
送コンベヤ21は、掬上げ体16から農作物Aを受け取ると
ともに草等の夾雑物Bも受け取り、この夾雑物Bを農作
物Aとともに持ち上げ搬送する。
【0025】さらに、機枠3の上端部近傍には、所定の
作業位置に位置した状態(図1の実線で示す後下りの傾
斜状態)で、持上搬送コンベヤ21の上端部からの農作物
Aおよび夾雑物Bを前端側で受け取り、その後、農作物
Aと夾雑物Bとを分離し、必要な農作物Aを上面の搬送
面30上を滑落させるように斜め下後方に移動させ、不要
な夾雑物Bをその搬送面30上に載せて斜め上前方に搬送
する突出状の分離コンベヤ31が、機枠3の後端から後方
に突出した状態で上下方向に回動可能に設けられてい
る。
【0026】すなわち、機体2の上側後端部には、農作
物Aと夾雑物Bとを分離する上下動可能な分離コンベヤ
31が、この分離コンベヤ31の一端側である前端側の左右
水平方向の回動中心軸線αを中心として他端側である後
端側が昇降するように上下方向に回動可能に設けられて
いる。なお、分離コンベヤ31は、持上搬送コンベヤ21か
らの動力で駆動するようになっている。
【0027】この分離コンベヤ31は、図4および図5に
示すように、細長矩形板状に形成され互いに離間対向し
た左右一対をなす回動可能なコンベヤフレーム32を有
し、このコンベヤフレーム32の前端部が機体2のコンベ
ヤ取付部33に回動可能に取り付けられている。
【0028】また、左右一対のコンベヤフレーム32の前
端部には軸方向が左右水平方向に一致した回転体である
駆動ローラ35が水平状に架け渡され、左右一対のコンベ
ヤフレーム32の後端部には軸方向が左右水平方向に一致
した回転体である従動ローラ36が水平状に架け渡されて
いる。
【0029】さらに、これら互いに前後に離間対向した
一対の駆動ローラ35および従動ローラ36には、無端状を
なす平ベルト等の搬送ベルト37が回行可能に巻き掛けら
れている。なお、搬送ベルト37の上面、すなわち、搬送
ベルト37の往路面部の表面にて搬送面30が構成されてい
る。
【0030】そして、持上搬送コンベヤ21のチェーン26
からの動力が、分離コンベヤ用伝動手段39を介して分離
コンベヤ31の駆動ローラ35に伝達されると、駆動ローラ
35および従動ローラ36が所定方向に駆動回転するととも
に、搬送ベルト37が所定方向(図示イ方向)、すなわち
搬送面30が前方に移動する方向に駆動回行する。
【0031】その結果、持上搬送コンベヤ21の搬送爪28
上から搬送ベルト37の搬送面30上に落下した夾雑物B
が、搬送ベルト37にて分離コンベヤ31の前端側に向って
斜め上前方に搬送される一方で、持上搬送コンベヤ21の
搬送爪28上から搬送ベルト37の搬送面30上に落下した農
作物Aが、その自重等で搬送面30上を滑落するように、
分離コンベヤ31の後端側に向って斜め下後方に搬送され
る。
【0032】なお、夾雑物Bは、搬送ベルト37にて搬送
された後、持上搬送コンベヤ21および分離コンベヤ31間
の空間40から圃場H上に落下する。分離コンベヤ用伝動
手段39は、図1に示されるように持上搬送コンベヤ21の
チェーン26の回行に伴って回転する一方のスプロケット
41、この一方のスプロケット41と離間対向した他方のス
プロケット42、これら両スプロケット41,42に巻き掛け
られたチェーン43等にて構成されている。
【0033】また、機体2には分離コンベヤ31が所定の
作業位置より下方に回動するのを規制する回動規制手段
(図示せず)が設けられている。図1の実線で示す分離
コンベヤ31は、上方への回動が許容されかつ回動規制手
段によって下方への回動が規制された状態で、所定の作
業位置に位置した状態にある。
【0034】また、図4および図5に示すように、分離
コンベヤ31の後端部には、シュート取付体51が分離コン
ベヤ31の後端部から後方に突出した状態で一体的に設け
られ、このシュート取付体51に搬送シュートである可動
シュート52が搬送位置および非搬送位置に位置変更可能
に取り付けられている。
【0035】すなわち、分離コンベヤ31の後端から後方
に突出したシュート取付体51の後端部には、可動シュー
ト52が、この可動シュート52の一端側である搬送終端側
の左右水平方向の回動中心軸線βを中心として他端側で
ある搬送始端側が昇降するように、搬送位置および非搬
送位置間で上下方向に回動可能(前後に回動可能)に取
り付けられている。
【0036】また、シュート取付体51の後端部には、可
動シュート52からの農作物Aつまり搬送位置に位置した
可動シュート52から搬出された農作物Aが容器W外に移
動しようとするのを禁止するストッパ体53が左右水平方
向の回動中心軸線γを中心として上下方向に回動可能
(前後に回動可能)に取り付けられ、このストッパ体53
の人的な回動操作に応じて可動シュート52が上下方向に
回動して位置変更するようになっている。すなわち、可
動シュート52が連動手段68の作用によりストッパ体53に
連動して上下方向に回動する構成になっている。
【0037】そして、可動シュート52が搬送位置に位置
した状態では、前方の分離コンベヤ31からの農作物Aが
可動シュート52にて斜め下後方に搬送されて一の容器W
内に落下して収容すなわち可動シュート52を介して容器
W内に収容されるが、可動シュート52が非搬送位置に位
置した状態では、分離コンベヤ31からの農作物Aは可動
シュート52にて搬送されることなく一の容器Wに隣接し
た他の容器W内に落下して収容されるようになってい
る。
【0038】ここで、シュート取付体51は、細長板状に
形成され互いに離間対向した左右一対の固定アーム55を
有し、各固定アーム55の前端部が対応するコンベヤフレ
ーム32の後端部にコンベヤフレーム32を延長するように
固着されている。
【0039】また、左右一対の固定アーム55の後端部に
は、軸方向が左右水平方向に一致したシュート用回動軸
56が回動可能に架け渡され、このシュート用回動軸56に
一方の面を搬送面57とする矩形板状のシュート本体58の
搬送終端部が一体的に取り付けられている。このシュー
ト本体58の他方の面にはスポンジ状の緩衝部材である緩
衝シート59が一体的に取り付けられている。
【0040】さらに、シュート本体58の搬送始端部近傍
の両側には、固定アーム55との当接により、可動シュー
ト52つまりシュート本体58が所定の搬送位置より下方に
回動するのを規制する左右一対のシュートストッパ60が
一体的に取り付けられている。各シュートストッパ60
は、例えば略L字状に折り曲げられた板部材にて構成さ
れている。
【0041】また、シュート用回動軸56の軸方向両端部
には、左右一対の一方側係合体である第1回動ギヤ61が
一体的に取り付けられている。なお、固定アーム55およ
びシュート用回動軸56等にてシュート取付体51が構成さ
れている。シュート本体58および緩衝シート59等にて可
動シュート52が構成されている。
【0042】一方、ストッパ体53は、細長板状に形成さ
れ互いに離間対向した左右一対の可動アーム63を有し、
各可動アーム63の基端部が対応する固定アーム55の後端
部に左右水平方向の回動軸64を介して回動可能に取り付
けられている。
【0043】また、左右一対の可動アーム63の先端部相
互は、左右水平方向に長手方向を有する細長板状の連結
部材65にて一体に連結され、この連結部材65には左右水
平方向に長手方向を有する矩形板状をなすストッパ66の
短手方向の一端部が一体的に取り付けられ、このストッ
パ66の短手方向の他端部は自由端部となっている。この
ストッパ66は、例えば農作物Aを傷めないよう緩衝部材
である弾性体等のゴム板67にて構成されている。なお、
可動アーム63、連結部材65およびストッパ66等にてスト
ッパ体53が構成されている。
【0044】また一方、左右一対の他方側係合体である
第2回動ギヤ62が回動軸64に一体的に取り付けられ、各
第2回動ギヤ62が対応する第1回動ギヤ61に係合つまり
噛み合っている。なお、第1回動ギヤ61および第2回動
ギヤ62等にて連動手段68が構成されている。
【0045】また一方、図1に示すように、機枠3の下
側後端部からは、上下方向に長手方向を有する細長形状
に形成された左右一対のマスト等の回動フレーム71が上
方に向って突出しており、この回動フレーム71は、下端
側の左右水平方向の回動軸72を中心として上端側が昇降
するように前後方向に回動可能つまり前後傾動可能にな
っている。
【0046】そして、分離コンベヤ31の後端側からの農
作物Aが落下して収容される複数の容器Wを支持する支
持体であるフォーク73が、回動フレーム71の長手方向に
沿って移動可能に設けられている。
【0047】すなわち、分離コンベヤ31からの農作物A
が分離コンベヤ31から直接的に収容されたり可動シュー
ト52を介して間接的に収容されたりする容器Wを複数段
に載置支持可能な側面視略L字状をなす容器載置手段で
あるフォーク73が、機体2の後端部に後方に向って突出
するように昇降可能でかつ上下方向に回動可能に設けら
れている。
【0048】また、機体2には、フォーク73を回動フレ
ーム71の長手方向に沿って昇降させる昇降駆動手段76が
設けられているとともに、フォーク73を回動フレーム71
とともに回動軸72を中心として上下方向に回動させる回
動駆動手段77が設けられている。
【0049】この昇降駆動手段76は、駆動源である流体
式のリフトシリンダ等の昇降シリンダ78を有するととも
に、チェーン79、スプロケット80等にて構成された昇降
用の作動機構81等を有し、昇降シリンダ78のロッド78a
の進退に応じて作動機構81が作動してフォーク73が回動
フレーム71の長手方向に沿って昇降する構成になってい
る。
【0050】また、回動駆動手段77は、駆動源である流
体式のチルトシリンダ等の回動シリンダ83を有するとと
もに、第1リンク84、第2リンク85等にて構成された回
動用の作動機構86等を有し、回動シリンダ83のロッド83
aの進退に応じて作動機構86が作動してフォーク73が回
動軸72を中心として上下方向に回動する構成になってい
る。
【0051】そして、昇降駆動手段76の昇降シリンダ78
および回動駆動手段77の回動シリンダ83には、各シリン
ダ78,83を制御する制御手段90が接続されており、この
制御手段90には作業者(トラクタTの運転者とは異なる
サブの作業者)にて操作される操作手段91が接続されて
いる。
【0052】この操作手段91は、例えばリフト・チルト
操作スイッチとして1ユニット状に形成されて、作業者
が操作し易いように機体2の上端部、すなわち例えば機
体2のコンベヤ取付部33の近傍位置である持上搬送コン
ベヤ21の上端近傍位置に設けられている。
【0053】そして、この操作手段91は、例えば、昇降
駆動手段76にフォーク73を昇降させる際に作業者がオン
操作する昇降用操作スイッチ92を有しているとともに、
回動駆動手段77にフォーク73を上下方向に回動させる際
に作業者がオン操作する回動用操作スイッチ93を有して
いる。これら2つの昇降用操作スイッチ92および回動用
操作スイッチ93は、互いに近接して配置されている。
【0054】なお、機枠3の下端前側部には左右一対の
前接地輪95が取付アーム96を介して取り付けられ、機枠
3の下端後側部には左右一対の後接地輪98が上下回動可
能な取付アーム97を介して取り付けられている。また、
各後接地輪98は、図3に示されるように、ねじりばね等
の付勢手段99によって常時上方に付勢され、例えば機体
2が3点リンク機構T1により圃場Hの上方位置つまり
地上に持ち上げられた際において地上高さ確保のために
必要以上下方に回動しないようになっている。
【0055】また、機枠3には上下調整ハンドル100等
にて構成された調整手段101が設けられ、この調整手段1
01の上下調整ハンドル100の回動操作により持上搬送コ
ンベヤ21の上下位置が調整可能になっている。なお、掻
込装置11、掬上げ体16、持上搬送コンベヤ21および分離
コンベヤ31等にて、農作物Aを圃場Hから拾い上げて所
定位置まで搬送する作業手段105が構成されている。
【0056】次に、上記一実施の形態の動作等を図面を
参照して説明する。
【0057】図1および図5に示すように、フォーク73
によって所定個数の容器W(1段目の容器W)がパレッ
トPを介して下方から支持されるとともに、分離コンベ
ヤ31が作業位置に位置しかつ可動シュート52が搬送位置
(搬送面57が後下りの傾斜状態になる位置)に位置した
状態で、農作業機1全体が、トラクタTの走行により圃
場Hを進行方向Xに移動すると、農作物Aが圃場Hから
拾い上げられ、容器W内に収容される。
【0058】すなわち、圃場Hの農作物Aおよび夾雑物
Bが、掻込装置11によって後方に払い出されて掬上げ体
16上に乗り移り、持上搬送コンベヤ21によって斜め上後
方に向けて所定高さ位置まで持上げ搬送され、その後、
分離コンベヤ31によって、必要な農作物Aと不要な夾雑
物Bとに分離される。
【0059】そして、夾雑物Bは、分離コンベヤ31の搬
送面30にて分離コンベヤ31の前端側に向って斜め上前方
に搬送され、持上搬送コンベヤ21および分離コンベヤ31
間の空間40から圃場H上に落下する。
【0060】一方、農作物Aは、その自重等で搬送面30
上を滑落するように、後下りの傾斜状の分離コンベヤ31
の後端側に向って搬送面30にて斜め下後方に搬送され、
続いて、搬送面30と同一面上に位置する可動シュート52
のシュート本体58の搬送面57にて斜め下後方に搬送さ
れ、この可動シュート52から所定の容器W内、例えばフ
ォーク73の先端側上の容器W内に収容される。
【0061】なお、可動シュート52の搬送終端から搬出
された農作物Aは、ストッパ体53、すなわち可動アーム
63、連結部材65およびストッパ66との当接により、容器
W外に移動して落下するようなことがなく、所定の容器
W内に適切に収容される。例えば、可動シュート52の搬
送終端から農作物Aが勢いよく後方に搬出されたとして
も、上端部を除く部分が容器W内に差し込まれたストッ
パ66に当接するため、その農作物Aは所定の容器W内に
確実に収容される。
【0062】このような収容作業が進み、フォーク73の
先端側上の容器W内に農作物Aが満杯に収容されると、
農作業機1の後ろを追う作業者は、ストッパ体53(例え
ば可動アーム63または連結部材65)をつまみ、回動中心
軸線γを中心として回動操作する。
【0063】すると、図4に示すように、ストッパ体53
に連動して可動シュート52が上方向に回動し、搬送位置
から非搬送位置に位置変更し、この可動シュート52の緩
衝シート59が分離コンベヤ31と対向した前下りの傾斜状
態になる。
【0064】この状態で、農作業機1全体がトラクタT
の走行により圃場Hを進行方向Xに移動すると、農作物
Aが圃場Hから拾い上げられ、分離コンベヤ31から所定
の容器W内、例えばフォーク73の基端側(機体2側)上
の容器W内に収容される。
【0065】なお、分離コンベヤ31の搬送終端から搬出
された農作物Aは、固定アーム55および緩衝シート59と
の当接により、容器W外に移動して落下するようなこと
がなく、所定の容器W内に適切に収容される。例えば、
分離コンベヤ31の搬送終端から農作物Aが勢いよく後方
に搬出されたとしても、可動シュート52の緩衝シート59
と当接するため、その農作物Aは所定の容器W内に確実
に収容される。
【0066】そして、フォーク73の基端側上の容器Wが
農作物Aで満杯になると、農作業機1の後ろを追う作業
者は、操作手段91の昇降用操作スイッチ92をオン操作す
る。すると、昇降用操作スイッチ92のオン操作に応じた
所定の電気信号が制御手段90に送信され、制御手段90が
昇降駆動手段76の昇降シリンダ78を制御し、フォーク73
が所定量下降する。
【0067】フォーク73が所定量下降して停止した後、
その作業者は、1段目の容器W上に所定個数の空の容器
Wを積み重ねるように載置し、フォーク73に2段目の容
器Wを支持させる。そして、ストッパ体53を回動操作し
て可動シュート52を搬送位置に位置させた後、上述と同
じ作業を繰り返す。なお、空の容器Wは、機枠3の図示
しない空容器載置台上のものを用いる。
【0068】フォーク73上の2段目の容器Wが農作物A
で満杯になると、農作業機1の後ろを追う作業者は、同
様に昇降用操作スイッチ92を操作して昇降駆動手段76で
フォーク73を所定量下降させ、フォーク73に3段目の容
器Wを支持させる。そして、図2に示すように、ストッ
パ体53を回動操作して可動シュート52を搬送位置に位置
させた後、上述と同じ作業を繰り返す。
【0069】そして、フォーク73上の3段目の容器Wが
農作物Aで満杯になった時点で、容器W内への収容作業
を一旦中断し、被積込部、例えば運搬車106の荷台107へ
の複数段、例えば3段の容器W群の積込作業つまり載せ
かえ作業を行う。
【0070】すなわち、図3に示すように、例えばトラ
クタTの運転者は、所定操作を行って3点リンク機構T
1のトップリンクa・ロワリンクbを回動させ、農作業
機1全体を圃場Hから地上に持ち上げる。また、作業者
は、昇降用操作スイッチ92をオン操作してフォーク73を
所定量上昇させるとともに、回動用操作スイッチ93をオ
ン操作してフォーク73を所定量回動させる。
【0071】このフォーク73の上昇時に、分離コンベヤ
31が、フォーク73とともに上昇するこのフォーク73上の
容器Wと当接してこの容器Wによって押されて上動、す
なわち例えば回動中心軸線αを中心として後端側が上昇
するように上方向に所定量回動する。すなわち、分離コ
ンベヤ31が容器Wに押圧されて跳ね上がる。
【0072】続いて、例えば図3に示す持上げ状態か
ら、昇降用操作スイッチ92の操作でフォーク73を下降さ
せることにより、パレットPの下面を運搬車106の荷台1
07の上面に当接させ、その後、トラクタTを前進走行さ
せることにより、パレットP内からフォーク73を抜き出
し、農作物Aが満杯に収容された複数段の容器W群をパ
レットPごとこのフォーク73上から運搬車106の荷台107
上に載せかえる。なお、分離コンベヤ31は、この分離コ
ンベヤ31自体の重力等にて所定の作業位置まで回動復帰
する。
【0073】複数段の容器W群を積み込んだ後、作業者
は、次のパレットPをフォーク73に差し込み、この差し
込んだパレットP上に次の空の容器Wを載置して図1の
状態にする。そして、上記一連の動作の繰り返しによ
り、圃場H全体の農作物Aの収穫作業が行われる。
【0074】そして、上記一実施の形態によれば、例え
ば運搬車106の荷台107への満杯容器Wの積込作業におけ
るフォーク73の上昇時に、回動式の分離コンベヤ31が、
フォーク73とともに上昇する容器Wによって押されて上
方向に回動するので、分離コンベヤ31が積込作業の邪魔
にならず、フォーク73の上昇で複数段の容器W群を所望
の高さ位置まで適切に持ち上げることができ、効率よく
積込作業を行うことができる。
【0075】また、分離コンベヤ31から後方に突出した
シュート取付体51の後端部に搬送位置および非搬送位置
に位置変更可能すなわち所定方向である上下方向に回動
可能に取り付けられた回動式の可動シュート52を具備
し、可動シュート52が搬送位置に位置した状態では分離
コンベヤ31からの農作物Aが可動シュート52にて搬送さ
れてフォーク73の先端側上の容器W内に落下により収容
され、可動シュート52が非搬送位置に位置した状態では
分離コンベヤ31からの農作物Aが可動シュート52にて搬
送されることなくフォーク73の基端側上の容器W内に落
下により収容される構成であるから、従来の構成に比べ
て効率よくかつ適切に収容作業ができる。
【0076】さらに、可動シュート52上を滑落してこの
可動シュート52から搬出される農作物Aが容器W外に移
動しようとするのを禁止するストッパ体53をシュート取
付体51の後端部に回動操作可能に取り付けた構成である
から、農作物Aが容器W外に落下するのを防止できるの
みならず、ストッパ体53の回動操作によって可動シュー
ト52を容易に位置変更できる。
【0077】なお、農作業機1は、圃場H上に掘り起さ
れた農作物A(例えば地干された玉葱等)を掬い上げる
ように拾い上げて収穫するものには限定されず、例え
ば、圃場Hの土中の農作物Aを掘り起しながら拾い上げ
て収穫するものであってもよい。
【0078】また、分離コンベヤ31は、フォーク73の上
昇時に容器Wに押されて所定方向である上方向に回動す
るものには限定されず、例えば、フォーク73の上昇時に
このフォーク73の所定部位に押されて上動するようにし
てもよく、或いは、フォーク73の上昇時に容器W(フォ
ーク73)に押されて上動、すなわち例えば上方に平行移
動するようにしてもよい。また、分離コンベヤ31は、フ
ォーク73の上昇時に図示しない駆動手段からの動力で上
動するようにしてもよく、例えば分離コンベヤ31を上下
動(上下回動)させる図示しない駆動手段を設けてもよ
い。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、農作物と
夾雑物とを分離する上動可能な分離コンベヤを具備する
構成であるから、従来の構成に比べて効率よく作業がで
きる。
【0080】請求項2記載の発明によれば、分離コンベ
ヤを機枠に一端側を中心として他端側が昇降するように
上下方向に回動可能に設けた構成であるから、従来の構
成に比べて効率よく作業ができる。
【0081】請求項3記載の発明によれば、分離コンベ
ヤの搬送ベルトの所定方向への回行により、夾雑物を分
離コンベヤの一端側に向けて搬送しかつ農作物を分離コ
ンベヤの他端側に向けて搬送することで、農作物と夾雑
物とを適切に分離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の農作業機の一実施の形態を示す側面図
である。
【図2】同上農作業機の側面図である。
【図3】同上農作業機の積込作業時における側面図であ
る。
【図4】同上農作業機の分離コンベヤの側面図である。
【図5】同上農作業機の分離コンベヤの平面図である。
【符号の説明】
1 農作業機 2 機体 31 分離コンベヤ 35 回転体である駆動ローラ 36 回転体である従動ローラ 37 搬送ベルト 73 支持体であるフォーク A 農作物 B 夾雑物 W 容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作物と夾雑物とを分離する上動可能な
    分離コンベヤと、 この分離コンベヤからの農作物が収容される容器を支持
    する昇降可能な支持体とを具備することを特徴とする農
    作業機。
  2. 【請求項2】 機体と、 この機体に一端側を中心として他端側が昇降するように
    上下方向に回動可能に設けられ、農作物と夾雑物とを分
    離する分離コンベヤと、 前記機体に昇降可能に設けられ、前記分離コンベヤの他
    端側からの農作物が収容される容器を支持する支持体と
    を具備することを特徴とする農作業機。
  3. 【請求項3】 分離コンベヤは、互いに離間対向した対
    をなす回転体と、これら対をなす回転体に回行可能に巻
    き掛けられた無端状の搬送ベルトとを有し、 前記搬送ベルトの所定方向への回行により、夾雑物が前
    記分離コンベヤの一端側に向って搬送され、農作物が前
    記分離コンベヤの他端側に向って搬送されることを特徴
    とする請求項2記載の農作業機。
JP2001352125A 2001-11-16 2001-11-16 農作業機 Expired - Fee Related JP3746987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352125A JP3746987B2 (ja) 2001-11-16 2001-11-16 農作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352125A JP3746987B2 (ja) 2001-11-16 2001-11-16 農作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003143922A true JP2003143922A (ja) 2003-05-20
JP3746987B2 JP3746987B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=19164346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352125A Expired - Fee Related JP3746987B2 (ja) 2001-11-16 2001-11-16 農作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3746987B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020058280A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 井関農機株式会社 収穫用車両
JP2020058281A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 井関農機株式会社 収穫用車両
JP2022009577A (ja) * 2018-10-10 2022-01-14 井関農機株式会社 作物用車両

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020058280A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 井関農機株式会社 収穫用車両
JP2020058281A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 井関農機株式会社 収穫用車両
JP2022009577A (ja) * 2018-10-10 2022-01-14 井関農機株式会社 作物用車両
JP6997415B2 (ja) 2018-10-10 2022-01-17 井関農機株式会社 収穫用車両
JP7207493B2 (ja) 2018-10-10 2023-01-18 井関農機株式会社 作物用車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP3746987B2 (ja) 2006-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4996083B2 (ja) 野菜収穫機
US3667190A (en) Orchard machine
JP2003143922A (ja) 農作業機
JP4996082B2 (ja) 野菜収穫機
JP2003153624A (ja) 農作業機
JP2009027967A (ja) 農作物収穫機
JP2652747B2 (ja) 加工用トマト収穫作業機
JP2003164210A (ja) 農作業機
JP2006296332A (ja) 野菜収穫機
JP2003210021A (ja) 農作業機
JP2001346423A (ja) 玉葱収穫機
JP2011115172A (ja) 野菜収穫機
JP3867019B2 (ja) 農作業機
JP2019004737A (ja) 乗用型根菜類収穫機
JP4345477B2 (ja) 野菜収穫機
JP2004159574A (ja) 農作業機
JP2001346421A (ja) 玉葱収穫機
JP4648750B2 (ja) 野菜収穫機
JP2001346422A (ja) 玉葱収穫機
JP2017063675A (ja) 根菜収穫機
JP3864178B2 (ja) 根菜作物の収穫機
JPH0576236A (ja) 収穫物積込み装置
US1102781A (en) Apparatus for picking up peat-blocks.
JP4170846B2 (ja) 農作業機
JPH10286019A (ja) 野菜収穫機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081202

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees