JP2003143777A - 電気保安管理システム、電気設備監視端末、監視コンピュータ及び電気保安管理サービス提供方法 - Google Patents
電気保安管理システム、電気設備監視端末、監視コンピュータ及び電気保安管理サービス提供方法Info
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- JP2003143777A JP2003143777A JP2001333879A JP2001333879A JP2003143777A JP 2003143777 A JP2003143777 A JP 2003143777A JP 2001333879 A JP2001333879 A JP 2001333879A JP 2001333879 A JP2001333879 A JP 2001333879A JP 2003143777 A JP2003143777 A JP 2003143777A
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Abstract
ータに確実に通報でき、電気設備の事故の速報や詳報を
適正に提供することである。 【解決手段】 電気設備監視端末11は、電気設備の状
態信号を所定の周期で入力し履歴データとして記憶す
る。また、電気設備の異常及び復帰を監視し異常時の監
視対象プロセス信号の前後データ及び必要に応じてその
監視対象プロセス信号に関連する関連プロセス信号の前
後データを設備監視データとして記憶する。そして、こ
の設備監視データを監視コンピュータ13に送信する。
従って、監視コンピュータ13に障害が発生した場合で
あってもクライアント端末14は設備監視データを電気
設備監視端末11から読み取ることができる。また、異
常時の監視対象プロセス信号の前後データから異常の原
因の解析が容易に行える。
Description
視及び点検を行い、通信回線を介してユーザーにサービ
スを提供する電気保安管理システム、電気設備監視端
末、監視コンピュータ及び電気保安管理サービス提供方
法に関する
ーには、原則として、主任技術者を選任してこの主任技
術者が電気設備の保守点検を行う必要がある。一方、小
規模の事業所では、外部の主任技術者と契約をした上
で、1ヶ月或いは2ケ月に1度、契約した技術者の来訪
を受けて、その者による点検を受ければ良いことが認め
られている。
早急な復旧と原因究明が求められるが、小規模の事業所
においては、停電事故等が発生した場合には事故に気づ
いた事業所員からの要請があって、初めて主任技術者が
現場に赴いて対策を講じることになる。このため事故発
生から対策を講じるまでのタイムラグが大きく、事故の
際の損害金額が大きくなる。そこで、電気設備に監視機
器を設置し停電事故等を監視して停電事故が発生した場
合に、主任技術者が携帯するページャにこれを通知する
ことにより、早期に事故の発生を知らせるようにした監
視システムが開発されている。
を設け、当該電気設備に生じた異常の種類及びその復旧
をページャ及び監視コンピュータに通知し、監視コンピ
ュータで異常の発生及び復旧に関するデータを生成する
と共に異常履歴データとして保存し、これらの異常履歴
データを各電気設備におけるデータとしてユーザーに提
供するようにした監視システムも開発されている。一
方、契約した主任技術者による点検項目を記載した点検
簿を事前に作成し、主任技術者がその点検簿を持参して
点検を実施し報告する監視システムも開発されている。
備に監視機器を設置しこれをネットワークを介して設置
された監視コンピュータや主任技術者が携帯するページ
ャと接続した従来の監視システムでは、電気設備の異常
データだけを保存するようにしているので、どのような
種類のどの程度の事故かはわかっても、その原因を追究
することができない。
歴データは監視コンピュータに保存するようにしている
ので、監視コンピュータに障害が発生した場合には、そ
れらの事故履歴データが保存できなくなり、また、ペー
ジャに通知された内容より異常機器に関する情報を監視
コンピュータから得ることもできなくなる。
を超えたか元の領域に復帰したかだけで検出するように
しているので、大型機器を起動または停止した際に一過
的に発生する状態も異常として捕らえてしまう場合があ
る。また、監視値近辺でデータがふらついている時の異
常及び正常復帰の繰り返しが多発することで、他の監視
に支障をきたす問題がある。さらに、監視値は、個々の
電気設備及び経年変化による特性に合わせた値を求める
ための手段を有してないため、電気設備にあった基準値
の設定が困難であり、正常である場合にも異常、また異
常であるのに正常と判断する問題がある。
常を検出した場合に、監視機器より自動的にネットワー
クを介して接続された監視コンピュータや主任技術者の
携帯するページャに通報するのみとなっており、その通
報が確実に監視コンピュータや主任技術者に受信され認
知されたかを確認することができない。
異常情報を履歴データとして記憶し、ある期間単位で履
歴データを報告書という形で運用しているが、この従来
方式では、常時監視を行っていることがわかっても、状
態が健全であるか、悪化状態になりつつあるかを知るこ
とができない。
視する場合、監視機器自身の障害発生や監視機器が異常
を検出した時、確実にその異常が監視コンピュータや主
任技術者が携帯するページャに通知できる必要があり、
ネットワークを介して接続された監視コンピュータや主
任技術者が携帯するページャを含め通信状態が管理でき
ていることが望ましい。
術者や監視コンピュータに確実に通報でき、電気設備の
事故の速報や詳報を適正に提供できる電気保安管理シス
テム、電気設備監視端末、監視コンピュータ及び電気保
安管理サービス提供方法を得ることである。
気保安管理システムは、各々の電気設備に隣接して配置
され、前記電気設備の状態信号を所定の周期で入力し履
歴データとして蓄積すると共に前記電気設備の異常及び
復帰を監視し異常及び復帰時の監視対象プロセス信号の
前後データ及び必要に応じてその監視対象プロセス信号
に関連する関連プロセス信号の前後データを設備監視デ
ータとして蓄積する電気設備監視端末と、各々の電気設
備監視端末と通信回線を介して接続され各電気設備監視
端末からの前記履歴データ及び前記設備監視データをそ
れぞれの電気設備監視端末の需要家データベースと関連
付けて蓄積する監視コンピュータと、前記各電気設備監
視端末及び前記監視コンピュータと通信回線を介して接
続され、前記各電気設備監視端末及び前記監視コンピュ
ータと各々の電気設備に関する情報を通信するクライア
ント端末とを備えたことを特徴とする。
ムにおいては、電気設備監視端末は、電気設備の状態信
号を所定の周期で入力し履歴データとして蓄積する。ま
た、電気設備の異常及び復帰を監視し異常及び復帰時の
監視対象プロセス信号の前後データ及び必要に応じてそ
の監視対象プロセス信号に関連する関連プロセス信号の
前後データを設備監視データとして蓄積する。そして、
この履歴データ及び設備監視データを監視コンピュータ
に送信する。従って、電気設備監視端末にも履歴データ
及び設備監視データが記憶されているので、監視コンピ
ュータに障害が発生した場合であってもクライアント端
末は設備監視データを電気設備監視端末から読み取るこ
とができる。また、異常時の監視対象プロセス信号の前
後データ及び必要に応じてその監視対象プロセス信号に
関連する関連プロセス信号の前後データを記憶している
ので、異常の原因の解析が容易に行える。また、監視コ
ンピュータが正常となった時点で履歴データ及び設備監
視データを受信することができる。
ムは、請求項1の発明において、前記電気設備監視端末
は、前記設備監視データを蓄積するための異常監視処理
設定情報及び前記履歴データを蓄積するための履歴デー
タ収集設定情報が予め設定され、前記異常監視処理設定
情報に基づいて前記設備監視データを蓄積し、前記履歴
データ収集設定情報に基づいて履歴データを蓄積するこ
とを特徴とする。
ムにおいては、請求項1の発明の作用に加え、電気設備
監視端末は、予め設定された異常監視処理設定情報に基
づいて設備監視データを蓄積し、また、予め設定された
履歴データ収集設定情報に基づいて履歴データを蓄積す
る。異常監視処理設定情報及び履歴データ収集設定情報
は、電気設備のユーザーへのサービス設定情報として設
定され、その内容はユーザーとサービス提供者との間の
契約で定められる。
ムは、請求項2または請求項3の発明において、前記電
気設備監視端末は、前記電気設備の監視対象プロセス信
号の異常判定を行う監視値として一定の値幅及び一定の
時間幅を設けたことを特徴とする。
ムにおいては、電気設備の監視対象プロセス信号の異常
判定を行う監視値は、一定の値幅及び一定の時間幅を有
している。これにより、短時間だけ異常または正常とな
る現象や異常判断近辺で信号のふらつきにより異常と正
常を繰返す等の現象においても監視対象プロセス信号の
異常判定を適正に行うことができ誤判定を防止する。
ムは、請求項1ないし請求項3のいずれか1項の発明に
おいて、前記電気設備監視端末は、前記監視コンピュー
タ及び前記クライアント端末へ通信回線を介してデータ
を送信する際に、データ送信が正常に行われたか否かを
判定することを特徴とする。
ムにおいては、電気設備監視端末は、監視コンピュータ
及びクライアント端末へ通信回線を介してデータを送信
する際に、データ送信が正常に行われたか否かを判定す
る。データが正常に送信されないときは送信できなかっ
たこと報知すると共に、送信できなかったデータ他のデ
ータと区別して記憶する。従って、事故が発生したこと
を監視コンピュータやクライアント端末に送信できたか
否かの判定ができ、通信が回復した以降の未送信データ
の再送や監視コンピュータないしクライアント端末から
の問い合わせに対して未送信情報の送信が可能となり、
通信不可状態でのデータの消失を防ぐことができるよう
になる。
ムは、請求項1の発明において、前記電気設備監視端末
は、電気設備監視端末自身の各部の異常状態を監視して
記憶すると共に、前記監視コンピュータまたは前記クラ
イアント端末に監視結果を送信し、その送信結果に基づ
いて前記電気設備監視端末と前記監視コンピュータまた
は前記クライアント端末との接続状態を監視することを
特徴とする。
ムにおいては、電気設備監視端末は、電気設備監視端末
の各部で検出した異常及び正常復帰を記憶し、電気設備
監視端末自身の異常及び正常復帰したとき、及び予め設
定された時刻及び周期及び監視コンピュータまたはクラ
イアント端末より要求があったときに、監視コンピュー
タまたはクライアント端末に対し電気設備監視端末自身
の現在の状態を送信し、監視コンピュータまたはクライ
アント端末からの受信応答の確認を行う。請求項6の発
明に係る電気保安管理システムは、請求項2の発明にお
いて、前記クライアント端末は、前記電気設備監視端末
に対し前記異常監視処理設定情報の変更指令を出力し、
前記電気設備監視端末に設定された前記異常監視処理設
定情報の変更を行うことを特徴とする。
ムにおいては、クライアント端末は、電気設備監視端末
の異常監視処理設定情報を変更する。これにより、電気
設備の監視内容や監視制御内容を遠隔で変更可能とす
る。
ムは、請求項1の発明において、前記監視コンピュータ
は、前記電気設備の異常及び復帰時の監視対象プロセス
信号の前後データ及び必要に応じてその監視対象プロセ
ス信号に関連する関連プロセス信号の前後データを事故
データとして蓄積し、前記クライアント端末より要求さ
れた場合に、前記クライアント端末に事故データを出力
することを特徴とする。
ムにおいては、監視コンピュータは、電気設備の異常及
び復帰時の監視対象プロセス信号の前後データ及び必要
に応じてその監視対象プロセス信号に関連する関連プロ
セス信号の前後データを事故データとして蓄積する。そ
して、監視コンピュータは、クライアント端末からの要
求に応答して事故データをクライアント端末に送信す
る。この場合、クライアント端末は、例えば受信した事
故対応データにクライアント端末の入力手段から調査結
果や原因等を入力して、監視コンピュータに対し事故デ
ータにこれらデータを加える。
ムは、請求項7の発明において、前記監視コンピュータ
は、前記電気設備監視端末より受信した設備監視データ
に対し、各電気設備の異常及び復帰情報に関する事故デ
ータを生成することを特徴とする。
ムにおいては、監視コンピュータは、電気設備監視端末
より受信した設備監視データに対し、各電気設備の異常
及び復帰情報に関する事故データを生成し記憶する。事
故データを生成は、設備監視データに記憶された異常種
別及びプロセス信号の前後データより、チェック項目か
ら今回対応すべき項目を抽出し事故データの一部とす
る。また、履歴データや点検実績データを参照するため
の情報を付加して事故データの一部とする。これによ
り、事故対応に必要な事故データを得るようにしてい
る。
ムは、請求項1の発明において、前記監視コンピュータ
は、前記設備監視データの状態変化が事故対応として処
理が必要と判定したときは、保守員の点検による点検実
績データを参照することを特徴とする。
ムにおいては、監視コンピュータは、設備監視データの
状態変化が事故対応として処理が必要と判定したとき
は、保守員の点検による点検実績データを参照して事故
対応の処理を行う。
テムは、請求項1の発明において、前記監視コンピュー
タは、前記設備監視データの状態変化が事故対応として
処理が必要と判定したときは、事故対応すべき主任技術
者を選定し、当該主任技術者が携帯するクライアント端
末に事故対応の出動要請を行うことを特徴とする。
テムにおいては、監視コンピュータは、設備監視データ
の状態変化が事故対応として処理が必要と判定したとき
は、事故対応すべき主任技術者を選定し、当該主任技術
者が携帯するクライアント端末に事故対応の出動要請を
行う。これにより、適切な主任技術者が事故対応でき
る。
テムは、請求項10の発明において、前記監視コンピュ
ータは、事故対応すべき主任技術者を選定するにあた
り、主任技術者が携帯するクライアント端末の地理上の
現在位置情報と事故対応が必要な電気設備監視端末が設
置されている地理上の位置情報とを比較し、事故対応す
べき主任技術者を選定し、選定した主任技術者に客先ま
での地図情報を提供することを特徴とする。
テムにおいては、事故対応すべき主任技術者を選定する
にあたり、主任技術者が携帯するクライアント端末の地
理上の現在位置情報と事故対応が必要な電気設備監視端
末が設置されている地理上の位置情報とを比較し、電機
節義監視端末の近傍にいる主任技術者を優先して事故対
応すべき主任技術者に選定し、選定した主任技術者に当
該電気設備までの地図情報を提供する。
テムは、請求項10の発明において、前記監視コンピュ
ータは、事故対応すべき主任技術者を選定するにあた
り、複数の候補者を選定しその複数の主任技術者の携帯
するクライアント端末に事故対応可能か否かの通知確認
を行い、事故対応可の応答を受信した主任技術者の中か
ら実際に対応する主任技術者を選定し事故対応の出動要
請を行うことを特徴とする。
テムにおいては、事故対応すべき主任技術者を選定する
にあたり、複数の候補者を選定しその複数の主任技術者
の携帯するクライアント端末に事故対応可能か否かの通
知確認を行う。そして、事故対応可の応答を受信した主
任技術者の中から実際に対応する主任技術者を選定す
る。これにより、確実に事故対応できる主任技術者に対
して事故対応の出動要請ができる。
は、各々の電気設備に隣接して配置され、前記電気設備
の状態信号を所定の周期で入力し履歴データとして蓄積
すると共に前記電気設備の異常及び復帰を監視し異常及
び復帰時の監視対象プロセス信号の前後データ及び必要
に応じてその監視対象プロセス信号に関連する関連プロ
セス信号の前後データを設備監視データとして蓄積し、
通信回線を介して接続される監視コンピュータもしくは
クライアント端末の少なくとも一方との間で前記各デー
タの通信を行うことを特徴とする。
においては、電気設備の状態信号を所定の周期で入力し
履歴データとして蓄積する。また、電気設備の異常及び
復帰を監視し異常及び復帰時の監視対象プロセス信号の
前後データ及び必要に応じてその監視対象プロセス信号
に関連する関連プロセス信号の前後データを設備監視デ
ータとして蓄積し、通信回線を介して接続される監視コ
ンピュータもしくはクライアント端末の少なくとも一方
との間で各データの通信を行う。
は、請求項13の発明において、前記設備監視データを
蓄積するための異常監視処理設定情報及び前記履歴デー
タを蓄積するための履歴データ収集設定情報が予め設定
され、前記異常監視処理設定情報に基づいて前記設備監
視データを蓄積し、前記履歴データ収集設定情報に基づ
いて履歴データを蓄積することを特徴とする。
においては、請求項13の発明の作用に加え、異常監視
処理設定情報に基づいて設備監視データを蓄積し、履歴
データ収集設定情報に基づいて履歴データを蓄積する。
は、請求項13または請求項14の発明において、前記
電気設備の監視対象プロセス信号の異常判定を行う監視
値として一定の値幅及び一定の時間幅を設けたことを特
徴とする。
においては、請求項13または請求項14の発明の作用
に加え、一定の値幅及び一定の時間幅が設けられた監視
値により、電気設備の監視対象プロセス信号の異常判定
を行う。
は、請求項13ないし請求項15のいずれか1項の発明
において、前記監視コンピュータもしくは前記クライア
ント端末の少なくとも一方へ通信回線を介してデータを
送信する際に、データ送信が正常に行われたか否かを判
定することを特徴とする。
においては、請求項13ないし請求項15のいずれか1
項の発明の作用に加え、監視コンピュータもしくはクラ
イアント端末の少なくとも一方へ通信回線を介してデー
タを送信する際に、データ送信が正常に行われたか否か
を判定する。
は、請求項13の発明において、電気設備監視端末自身
の各部の異常状態を監視して記憶すると共に、前記監視
コンピュータもしくは前記クライアント端末の少なくと
も一方に監視結果を送信し、その送信結果に基づいて前
記電気設備監視端末と送信先との接続状態を監視するこ
とを特徴とする。
は、請求項13の発明の作用に加え、電気設備監視端末
自身の各部の異常状態を監視して記憶すると共に、監視
コンピュータもしくはクライアント端末の少なくとも一
方に監視結果を送信し、その送信結果に基づいて電気設
備監視端末と送信先との接続状態を監視する。
は、各々の電気設備に隣接して配置され、前記電気設備
の状態信号を所定の周期で入力し履歴データとして蓄積
すると共に前記電気設備の異常及び復帰を監視し異常及
び復帰時の監視対象プロセス信号の前後データ及び必要
に応じてその監視対象プロセス信号に関連する関連プロ
セス信号の前後データを設備監視データとして蓄積する
電気設備監視端末と通信回線を介して接続され、各電気
設備監視端末から送信される前記電気設備の状態信号の
履歴データ及び前記電気設備の異常及び復帰を監視し異
常及び復帰時の監視対象プロセス信号の前後データ及び
必要に応じてその監視対象プロセス信号に関連する関連
プロセス信号の前後データである設備監視データをそれ
ぞれの電気設備監視端末の需要家データベースと関連付
けて蓄積することを特徴とする。
は、請求項18の発明において、前記電気設備監視端末
に設定された前記設備監視データを蓄積するための異常
監視処理設定情報及び前記履歴データを蓄積するための
履歴データ収集設定情報の配信または変更を行うことを
特徴とする。
は、請求項18の発明において、前記電気設備の異常及
び復帰時の監視対象プロセス信号の前後データ及び必要
に応じてその監視対象プロセス信号に関連する関連プロ
セス信号の前後データを事故データとして蓄積し、クラ
イアント端末より要求された場合に、クライアント端末
に事故データを出力することを特徴とする。
は、請求項20の発明において、前記電気設備監視端末
より受信した設備監視データに対し、各電気設備の異常
及び復帰情報に関する事故データを生成することを特徴
とする。
は、請求項20の発明において、前記設備監視データの
状態変化が事故対応として処理が必要と判定したとき
は、事故対応すべき主任技術者を選定し、当該主任技術
者が携帯するクライアント端末に事故対応の出動要請を
行うことを特徴とする。
は、請求項22の発明において、事故対応すべき主任技
術者を選定するにあたり、主任技術者が携帯するクライ
アント端末の地理上の現在位置情報と事故対応が必要な
電気設備監視端末が設置されている地理上の位置情報と
を比較し、事故対応すべき主任技術者を選定し、選定し
た主任技術者に客先までの地図情報を提供することを特
徴とする。
は、請求項23の発明において、事故対応すべき主任技
術者を選定するにあたり、複数の候補者を選定しその複
数の主任技術者の携帯するクライアント端末に事故対応
可能か否かの通知確認を行い、事故対応可の応答を受信
した主任技術者の中から実際に対応する主任技術者を選
定し事故対応の出動要請を行うことを特徴とする。
においては、請求項23の発明の作用に加え、複数の候
補者を選定し、その複数の主任技術者の携帯するクライ
アント端末に事故対応可能か否かの通知確認を行い、事
故対応可の応答を受信した主任技術者の中から実際に対
応する主任技術者を選定し、事故対応の出動要請を行
う。
ビス提供方法は、電気設備に設置された電気設備監視端
末から前記電気設備の状態信号の履歴データを受信し、
前記電気設備の異常時には前記電気設備監視端末から異
常時の監視対象プロセス信号の前後データ及び関連プロ
セス信号の前後データを設備監視データとして受信し、
前記設備監視データの状態変化が事故対応として処理が
必要と判定したときは、前記電気設備の異常及び復帰情
報に関する事故データを生成すると共に、事故対応すべ
き主任技術者を選定し、当該主任技術者が携帯するクラ
イアント端末に事故対応の出動要請を行うことを特徴と
する。
ビス提供方法においては、監視コンピュータは、通常時
は、電気設備に設置された電気設備監視端末から電気設
備の状態信号の履歴データを受信し記憶する。一方、電
気設備の異常時には電気設備監視端末から異常時の監視
対象プロセス信号の前後データ及び関連プロセス信号の
前後データを設備監視データとして受信し事故データと
して記憶する。そして、設備監視データの状態変化が事
故対応として処理が必要と判定したときは、電気設備の
異常及び復帰情報に関する事故データを追加して生成す
る。これと共に、事故対応すべき主任技術者を選定し、
当該主任技術者が携帯するクライアント端末に事故対応
の出動要請を行う。
する。図1は本発明の実施の形態に係る電気保安管理シ
ステムの構成図である。電気設備監視端末11は各々の
電気設備に隣接して配置される。電気設備監視端末11
は電気設備のプロセス信号に基づいて電気設備の状態を
監視するものであり、電気設備監視端末11で得られた
データはネットワーク12を介して監視コンピュータ1
3及びクライアント端末14に送信されるようになって
いる。図1では電気設備監視端末11及びクライアント
端末14が1台で示されているが、実際には複数台の電
気設備監視端末11及びクライアント端末14が接続さ
れる。
各種プロセス信号を所定の周期で入力する。電流入力回
路15は、例えば電気設備の主要機器である変圧器の時
々刻々の電流値を入力し設備監視手段17へ取り込む。
また、電圧入力回路16は、例えば変圧器より時々刻々
の電圧値を入力し設備監視手段17へ取り込む。電流入
力回路15及び電圧入力回路16は通常の交流信号の信
号解析を行うので数kHz〜数十kHzの分解能を有し
ており、電流値と電圧値との入力処理は同一タイミング
で動作している。
信号入力回路18で入力され設備監視手段17に入力さ
れる。プロセス入力回路18は、電気設備内の各種入力
センサからのプロセス信号を入力し設備監視手段17へ
取り込む。例えば、電気設備内に設置した温度センサー
からの温度を入力する。
電圧入力回路16及びプロセス信号入力回路18から電
気設備の状態信号を所定の周期で入力し履歴データとし
て記憶装置19に蓄積する。また、電流入力回路15、
電圧入力回路16及びプロセス信号入力回路18から入
力した電気設備の状態信号に基づいて、電気設備の異常
及び復帰を監視し、異常及び復帰時の監視対象プロセス
信号の異常時の前後データや必要に応じてその監視対象
プロセス信号に関連する関連プロセス信号の異常時の前
後データを設備監視データとして記憶装置19に蓄積す
る。すなわち、設備監視手段17には、設備監視データ
を蓄積処理するための異常監視処理設定情報及び履歴デ
ータを蓄積処理するための履歴データ収集設定情報が予
め設定され、異常監視処理設定情報に基づいて設備監視
データを記憶装置19に蓄積し、履歴データ収集設定情
報に基づいて履歴データを記憶装置19に蓄積する。
1内の各部の状態を監視し、電気設備監視端末11内の
構成要素が異常状態となった場合や復旧した場合に、そ
の情報を自己診断情報として設備監視手段17へ通知し
たり外部に取付けた図示省略の状態表示機器への表示を
行う。さらに、通信手段23によりネットワーク12を
介して監視コンピュータ13やクライアント端末14に
送信される。
17で演算処理される異常監視処理設定情報及び履歴デ
ータ収集設定情報に含まれるプログラムを登録するもの
であり、監視コンピュータ13から配信されたプログラ
ムを登録する。すなわち、プログラム登録手段26は、
電気設備監視端末11で実行されるプログラムを通信手
段23を介して受信し、電気設備監視端末11内の記憶
装置19に記憶更新すると共に実行環境を設定する。こ
のように、設備監視手段17を担うプログラムは登録手
段26によって外部より記憶装置19に登録が可能とな
っている。
常監視処理設定情報及び履歴データ収集設定情報に含ま
れる設定値を登録するものであり、例えば、プロセス信
号の監視のための監視値等の設定値が登録される。すな
わち、データ設定手段27は、電気設備監視端末11で
使用される各種設定値を通信手段23を介して受信し、
電気設備監視端末11内の記憶装置19に記憶更新す
る。また、監視コンピュータ13またはクライアント端
末14から電気設備監視端末11に対し、電気設備監視
端末11に設定された設定値の読み出し要求または設定
値の変更要求があったときは、それらの要求に応じて記
憶装置19から設定値を読み出したり変更したりする。
このように、データ設定手段27は、電気設備監視端末
11の記憶装置19に記憶された各機能で使用する条件
や処理方法を通信手段23を介して受信し、電気設備監
視端末11内に記憶更新する。
てネットワーク12を介して監視コンピュータ13や電
気設備監視端末11と通信を行い、入力手段29から通
信の際に必要とするデータを入力し、出力手段30から
送受信する場合に必要なデータを出力する。
示しているが、複数の回線を接続または公衆回線と接続
して通信を行うことも可能である。これらの送信データ
は、送信処理結果を付けて電気設備監視端末11内に一
定期間分類保存される。
37を介してネットワーク12に接続され、電気設備監
視端末11から送信されてきた設備監視データ、履歴デ
ータ及び自己診断情報はアラーム管理手段38により管
理される。
手段62、報告書作成手段63及び事故対応処理手段6
4で構成される。設備データ処理手段62は、電気設備
監視端末11とのデータ授受を行い、受信したデータを
監視端末履歴データベース42の履歴データベース4
3、事故データベース44、点検データベース45に記
憶する。また、事故データを事故対応処理手段64に通
知すると共に、電気設備監視端末11の状態及び電気設
備監視端末11と監視コンピュータ13との間の通信状
態を監視する。
帯するクライアント端末14と監視コンピュータ13と
で事故対応に関するデータ通信処理を行うもので、設備
データ処理手段62より通知された事故データを入力す
ると、保安管理データベース46の事故対応データベー
ス47からその事故に対応する処理内容が記述された事
故対応データを抽出する。また、保守員情報データベー
ス48から保守員に関するデータを抽出し、監視端末デ
ータベース49から電気設備監視端末11に関するデー
タを抽出し、抽出された処理内容に従って処理したデー
タを通信手段37を介してクライアント端末14や監視
コンピュータ13へ送出する。
ース47に従って事故データベース44、及びこれに該
当する保安管理データベース46、需要家データベース
50から必要なデータを抽出し、報告書フォーマットを
生成して事故データベース44に記憶する。また、クラ
イアント端末14と通信し、クライアント端末14上で
入力された情報を先の報告書に修正追加を行う。
65及び点検報告書作成手段66で構成される。点検デ
ータ管理手段65は、需要家の設備毎に設定された点検
周期及び点検する設備情報を、需要家データベース50
から抽出し、点検実施日の管理、点検を実施する技術者
の管理を行い、通信手段37を介してクライアント端末
14や監視コンピュータ13へ送出する。なお、契約デ
ータベース51には電気設備の需要家との契約内容が記
憶され、需要家情報データベース52には需要家の氏名
等が記憶され、サービス情報データベース53には需要
家に提供したサービス内容が記憶され、設備データベー
ス54には需要家の電気設備の設備仕様等が記憶されて
いる。
端末14からの通知を受け、保守員の認証を行い、認証
された保守員が実施すべき項目の点検簿を作成しクライ
アント端末14に通知すると共に、保守員より入力され
た点検データを点検簿上に記録し点検実績データとして
点検データベース45に保存する。さらに、点検報告書
作成手段66で作成された点検結果について、顧客端末
への出力及び顧客に設置されたクライアント端末14に
認証を経て表示し、顧客の電子承認処理を行う。
回路22での自己診断の処理内容を示すフローチャート
である。自己診断回路22は、電気設備監視端末11内
の各部の状態を監視するものであり、予め設定された診
断すべきタイミングまたは監視コンピュータ13からの
要求またはクライアント端末14からの要求で起動され
る。自己診断回路22が起動されると、まず、電気設備
監視端末11の各部の現在の処理状態が読込まれ(S
1)、その診断要求は定期要求による定期診断か否かを
判定する(S2)。
回の状態とを比較し変化があったかを判定する(S
3)。変化があった場合は今回の状態に「定期診断」と
「変化あり」との指標を付加し(S4)、変化がなかっ
た場合は今回の状態に「定期診断」と「変化なし」との
指標を付加し(S5)、設備監視手段17へ今回の状態
を通知する(S7)。一方、ステップS2で定期診断で
ない場合は、今回の状態に「個別要求」の指標を付加し
(S6)、設備監視手段17へ今回の状態を通知する
(S7)。
は、通信手段23を介して監視コンピュータ13やクラ
イアント端末14へ送信される。図3は、その場合の通
信手段23の演算処理内容を示すフローチャートであ
る。通信手段23では、今回の送信が定期診断による送
信か否か判定する(S8)。定期診断の場合は、受信先
(監視コンピュータ13やクライアント端末14)が正
常に受信したか否かを判定する(S9)。監視コンピュ
ータ13やクライアント端末14が正常に受信した場合
は、診断の通信が正常であるとして図示省略の状態表示
機器へ正常を出力し、今回送信した電気設備監視端末1
1の各部の今回の状態を前回の状態として記憶する(S
10)。一方、正常に受信されなかった場合は、診断の
通信が異常であるとして図示省略の状態表示機器へ異常
を出力する(S11)。
診断回路22による電気設備監視端末11だけでなく、
自己診断回路22の診断結果を監視コンピュータ13ま
たはクライアント端末14に送信するようにしているの
で、電気設備の異常の監視や電気設備監視端末11との
通信系をも含む監視システム全体の状態を監視できるよ
うになる。
り、電気設備監視端末11の監視が行えない場合であっ
ても、クライアント端末14より診断要求を行うことが
できるので、電気設備監視端末11の異常の有無を監視
できるようになる。
た実行周期や実行時刻に自動的に起動するようにしても
良いし、電気設備監視端末11の外部に取付けたスイッ
チを操作したときに起動するようにしても良い。また、
通信手段23を介して監視コンピュータ13やクライア
ント端末14から要求を受付けたときに起動するように
しても良い。
段17について説明する。設備監視手段17では、電流
入力回路15、電圧入力回路16、プロセス信号入力回
路18からの信号を処理し、履歴データ及び設備監視デ
ータして蓄積すると共に、所定のタイミングに於いて通
信手段23に対し、履歴データ及び設備監視データ、さ
らには自己診断回路22より電気設備監視端末11の状
態情報のデータ送信要求を行う。
すフローチャートである。設備監視データの蓄積はステ
ップS40、S41で行われ、履歴データの蓄積はステ
ップS42、S43で行われる。また、自己診断結果の
収集はステップS44で行われ、ステップS45でこれ
らデータの送信処理が行われる。
するタイミングか否かを判定する(S40)。処理する
タイミングである場合には電気設備の異常及び正常復帰
判定を行い、異常及び正常復帰と判断した場合は設備監
視データを生成し通信手段23にデータの送信を要求す
る(S41)。同様に、履歴データについても履歴デー
タの収集を行うタイミングであるか否かを判定し(S4
2)、履歴データの収集を行うタイミングである場合に
は、履歴データを生成して蓄積し、通信手段23に対し
蓄積した履歴データの送信を要求する(S43)。
結果の情報があるか否かを判定し(S44)、自己診断
結果の診断結果の情報がある場合には、通信手段23に
対してデータ送信を行う(S45)。
タの蓄積処理を行う場合の異常監視処理設定情報70の
説明図である。設備監視手段17は、この異常監視処理
設定情報70に基づいて、設備監視データの蓄積を行う
ステップS40、S41の処理を行う。
手段27を介して監視コンピュータ13から電気設備監
視端末11に設定される。なお、異常監視処理設定情報
70に含まれるプログラムは、プログラム登録手段26
を介して監視コンピュータ13から電気設備監視端末1
1に設定されることになる。
正常復帰を監視する被監視ポイントを特定する情報(監
視対象プロセス信号を特定する情報)、その被監視ポイ
ントを処理する周期、異常及び正常復帰を検出した場合
にその前後データとして蓄積するデータ個数、正常及び
正常復帰時に収集する被収集ポイント(監視対象プロセ
ス信号に関連する関連プロセス信号を特定する情報)、
異常及び正常復帰と判断した時に通知手段23を介して
通知する通知方法、被監視ポイントに対して正常及び異
常と判断するための複数の監視情報値(第1の監視情報
値〜第nの監視情報値)が設定されている。
値L1、値幅を示す不感帯幅ΔV1、異常判定に用いる
時間幅を示す異常時の時間幅Δt1、正常復帰判定に用
いる時間幅を示す正常復帰時の時間幅Δt2を一組とし
被監視ポイントで監視する監視値分を設定してある。
で監視の重要度を示すための指標に相当し、例えば異常
値の大きさで、注意警報、警戒警報、特別警戒警報と分
けて監視する場合、第1の監視値として注意値、第2の
監視値として警戒値、第3の監視値として特別警戒値と
区別して設定される。
えたら異常とするのか下限値以下となったら異常とする
のかを示したものである。監視方法が監視処理する内容
を示したプログラムとなっている。
が監視値L1を逸脱した場合に、一過的に監視値L1を
逸脱したものかどうかを判定するために設けられたもの
である。また、異常時の時間幅Δt1はプロセス信号が
異常となった場合にデータを収集する時間幅であり、正
常復帰時の時間幅Δt2はプロセス信号が正常復帰した
場合にデータを収集する時間幅である。
監視処理設定情報70に基づいて設備監視データを収集
する場合の処理内容(監視方法)を示すフローチャート
である。図6及び図7では、監視値L1が一つの上限値
である場合を示している。図6に示すように、まず、被
監視ポイントより被監視値の現在値V0を取り込む(S
1)。前回までの処理で被監視値が異常検出の時間幅Δ
t1で動作中(Δt1動作フラグ=「動作中」)である
かどうかを判定する(S2)。時間幅Δt1で動作中で
ある場合は、前回の取り込み時点からその時間幅Δt1
が経過した時点を検出するために、時間幅Δt1から経
過時間の減算を開始する(S3)。そして、異常検出の
時間幅Δt1を経過したか否かを判定し(S4)、時間
幅Δt1を経過した場合は、Δt1動作中フラグを「否
動作中」にセットする(S5)。
た監視値L2を逸脱しているか否かを判定する(S
6)。監視値L1が上限値である場合には、不感帯ΔV
1を考慮した監視値L2(L2=L1−ΔV1)と比較
し異常状態であるかを判定する。このステップS6での
判定で異常状態であった場合は、現在値V0の状態フラ
グに「異常」をセットし、被監視値が最初に監視値L1
を超過した時刻t1前後のデータを、異常監視処理設定
情報70に記載の異常及び正常復帰時に収集する被収集
ポイント、前後データ保存個数に従ってデータを生成
し、異常検出の設備監視データとして蓄積する(S
7)。一方、ステップS6で異常でなかった場合は(異
常時の時間幅Δt1以内に正常値に戻った場合は)、被
監視値が最初に監視値L1を超過した時刻t1の前後の
データを異常監視処理設定情報に記載の異常及び正常復
帰時に収集する被収集ポイント、前後データ保存個数に
従ってデータを生成し、一過的異常の設備監視データと
して蓄積する(S8)。
異常検出の時間幅Δt1で動作中でない(Δt1動作フ
ラグ=「否動作中」)と判定された場合は、前回までの
処理で被監視値が正常復帰検出の時間幅Δt2が動作中
であるか(Δt2動作フラグ=「動作中」)であるか否
かを判定する(S12)。時間幅Δt2での動作中であ
る場合は、前回の取り込み時点からその時間幅Δt2が
経過した時点を検出するために、時間幅Δt2から経過
時間の減算を開始する(S13)。そして、異常検出の
時間幅Δt2を経過したか否かを判定し(S14)、時
間幅Δt2を経過した場合は、Δt2動作中フラグを
「否動作中」にセットする(S15)。
た監視値L2を逸脱しているか否かを判定する(S1
6)。監視値L1が上限値である場合には、不感帯ΔV
1を考慮した監視値L2(L2=L1−ΔV1)と比較
し正常復帰状態であるかを判定する。
の状態フラグに「正常」をセットし、被監視値が最初に
監視値L1を下回った時刻t2前後のデータを異常監視
処理設定情報70に記載の異常及び正常復帰時に収集す
る被収集ポイント、前後データ保存個数に従ってデータ
を生成し、正常復帰検出の設備監視データとして蓄積す
る(S17)。一方、正常でなかった場合は(正常復帰
時の時間幅Δt2以内に異常値に戻った場合は)、被監
視値が最初に監視値L1を超過した時刻t2の前後のデ
ータを異常監視処理設定情報70に記載の異常及び正常
復帰時に収集する被収集ポイント、前後データ保存個数
に従ってデータを生成し、一過的正常復帰の設備監視デ
ータとして蓄積する(S18)。
間幅Δt1の動作中でなく、かつ時間幅Δt2の動作中
でないと判定された場合は、図7に示すステップ20の
処理に移る。すなわち、被監視値の現在値V0は異常帯
域(V0=>L1)にあるか否かを判定し(S20)、
異常帯域にあるときは、前回は正常状態である否か(V
0の状態フラグ=「正常」か否か)を判定する(S2
1)。前回が正常状態であった場合は、異常検出時刻t
1に現在時刻をセットし、異常時の時間幅Δt1に時間
幅の初期値をセットし、時間幅Δt1動作フラグを「動
作中」に設定する(S22)。
常帯域にないときは、前回は異常状態である否か(V0
の状態フラグ=「異常」か否か)を判定する(S3
1)。前回が異常状態であった場合は、正常復帰時刻t
2に現在時刻をセットし、正常復帰時の時間幅Δt2に
時間幅の初期値をセットし、時間幅Δt2の動作フラグ
を「動作中」に設定する。
視データの収集の処理は、全ての監視値L1及び全ての
被監視ポイントについて処理される。従って、個々の異
常及び正常復帰が検出されるようになり、異常及び復帰
時の監視対象プロセス信号の前後データや関連プロセス
信号の前後データを設備監視データとして蓄積でき、一
定の不感帯幅ΔV1及び一定の時間幅Δtを設けること
で真の異常や真の正常の検出が可能となる。
蓄積処理を行う場合の履歴データ収集設定情報71の説
明図である。設備監視手段17は、この履歴データ収集
設定情報71に基づいて、履歴データの蓄積を行うステ
ップS42、S43の処理を行う。
定手段27を介して監視コンピュータ13から電気設備
監視端末11に設定される。なお、履歴データ収集設定
情報71に含まれるプログラムは、プログラム登録手段
26を介して監視コンピュータ13から電気設備監視端
末11に設定されることになる。
れた履歴データを区別するための履歴データ種別、収集
するプロセス信号を特定するための被収集ポイント、プ
ロセス信号を収集する収集周期、周期収集したデータを
ひと塊として蓄積するデータ量を示す蓄積間隔、通知手
段23への通知方法、通知手段23へデータ送信を要求
する通知タイミング、蓄積したデータの保存期間または
量を示す蓄積期間が設定しされている。履歴データ収集
設定情報71に設定される具体的内容としては、例え
ば、「電圧値、電流値、力率、電力量、デマンド電力
量、温度データ等のデータを、1分周期で1日単位の履
歴データとして保存し、1週間単位で監視コンピュータ
13へ送る」と設定される。
集設定情報71に基づいて履歴データを収集する場合の
処理内容を示すフローチャートである。
の現在値を入力し、前回収集した値の後ろに付け加え保
存し(S1)、保存済個数を更新する(S2)。そし
て、規定個数のデータを保存完了したか否か、つまり、
周期収集したデータをひと塊としたデータ量(蓄積間隔
分のデータ)を保存完了したか否かを判定する(S
3)。この蓄積間隔分のデータを保存した場合には履歴
データとして蓄積し、保存個数を初期化する(S4)。
そして、通知タイミングかを判定し(S5)、通知タイ
ミングとなった場合は、蓄積した履歴データの送信を通
知手段23に対して行う(S6)。
ータの収集の処理は、履歴データ収集設定情報71に記
載された全てについて処理され、履歴データ種別単位に
管理される。従って、設備監視データとは独立して履歴
データを蓄積できるようになり、電気設備の正常及び異
常状態に関わらず常時データが収録できるようになり通
常状態の監視も可能となる。
することにより、電気設備の傾向が監視できるため、異
常に至る前の診断も可能となる。さらに、電気設備の任
意の現在状態を監視したい場合は、蓄積間隔及び通知タ
イミングを短く設定する。この場合の設定変更は、クラ
イアント端末14からデータ設定手段27を用いて任意
に登録することで可能となる。
3は、データを送信した場合に送信先がそのデータを受
信したか否かを確認できるようになっている。図10は
通信手段23のデータ送受信の際の動作を示すフローチ
ャートである。
かの判定を行い(S1)、受信要求である場合には、ネ
ットワーク12を介して送信先よりデータを受信する
(S2)。そして、その受信データに従って電気設備監
視端末11の各手段(設備監視手段17、プログラム登
録手段26、データ設定手段27)へデータを渡す(S
3)。この受信には、例えばプログラムの配信や監視値
等の設定値の変更がある。
相手先が指定されているかを判定する(S12)。送信
先が指定されている場合は、その指定された相手先を取
出し(S13)、指定された相手先に対し今回のデータ
を送信する(S14)。一方、ステップS12の判定で
相手先が指定されてない場合は、データ宛先リストによ
り送信先を検索し(S4)、その送信先にデータを送信
する(S5)。そして、送信先が正常にデータを受信で
きたかどうかを確認する(S6)。これにより、例え
ば、異常情報を送信した場合に、相手方である監視コン
ピュータ13がその異常情報を正常に受信したか否かの
確認ができることになる。
った場合には、そのデータを同じ送信先に再送し(S
7)、再送が所定回数以上か否かを判定し(S8)、再
送が所定回数以上である場合には、代替送信先への送信
が可能かどうか判断する(S9)。この判断は宛先リス
トに2以上の送信先が設定されているかどうかで判定さ
れ、代替送信先に送信可能である場合には代替送信先を
検出する(S10)。そして、ステップS5の処理に戻
り代替送信先に対して送信処理を行う。
合や代替送信先はあるがその代替送信先で受信不能とな
った場合には、未送信である旨をデータに記録し保存
し、通信異常として電気設備監視端末11の外部に設け
られた図示省略の状態表示機器にその旨を表示する(S
11)。
タを受信したか否かを確認し、受信していない場合には
他の送信先に送信するようにし、他の送信先も受信でき
ない状態である場合には、その旨を外部の図示省略の状
態表示機器に表示するようにしているので、例えば、異
常情報の送信が正常に行われたかどうかを確認すること
ができる。 また、送信できなかった旨を記録している
ので、通信が回復したときにデータの再送が可能であ
り、監視コンピュータ13やクライアント端末14に未
送信データがある旨を通知できるようになる。
定されてある場合は、その相手先へデータを送信するこ
とになる。従って、クライアント端末14より電気設備
監視端末11へデータ送信を自分自身と指定して要求を
行えば、要求された処理結果がクライアント端末14へ
送信されることとなる。すなわち、クライアント端末1
4が監視コンピュータ13を介さずに、電気設備監視端
末11との通信が可能となる。
末履歴データベース42の詳細説明図である。監視端末
履歴データベース42は、電気設備監視端末11からの
履歴データが記憶される履歴データベース43と、電気
設備監視端末11からの設備監視データおよび事故対応
に伴うデータが記憶される事故データベース44と、点
検に伴うデータが記憶される点検データベース45とか
ら構成される。
監視端末11から受信したプロセス信号の履歴データに
加え、電気設備監視端末11を設置した顧客IDや設備
ID別に履歴データが記憶される。各々の電気設備監視
端末11には顧客IDや設備IDが付与されており、送
信されてくるプロセス信号の履歴データにその顧客ID
や設備IDが付されているので、履歴データベース43
にはその顧客IDや設備ID別に履歴データが記憶され
る。
タが記憶されると共に、事故対応に伴うデータとして、
事故発生IDが付与されて事故発生日時、その事故が発
生した電気設備の顧客IDや設備IDが記憶される。設
備監視データは電気設備監視端末11の設備管理手段1
7で収集された事故発生前後のプロセス信号の前後デー
タとして記憶される。また、事故対応に伴うデータとし
て事故の報告書フォーマットも記憶されている。その報
告書フォーマットには、少なくとも事故発生ID、需要
家情報、事故内容、調査結果の欄が設けられている。
れ、この点検簿には少なくとも顧客ID、設備ID、点
検実施日時、保守員情報、点検データ、顧客承認記録の
欄が設けられている。
理データベース46の詳細説明図である。保安管理デー
タベース46は、事故が発生した場合のサービス内容が
記憶された事故対応データベース47と、保守員に関す
るデータが記憶された保守員情報データベース48と、
電気設備監視端末11に関するデータが記憶された監視
端末データベース49とから構成される。
ID、サービスの種別、サービスの種別毎の処理内容が
記憶され、例えば事故の内容に応じて、何もせずに受信
データを破棄する、受信データの保存のみを行う、監視
コンピュータ13に通知する、クライアント端末14に
通知する、事故の報告書の作成を行う等の処理内容が記
憶されている。
保守員ID、保守員の氏名、住所、携帯するクライアン
ト端末ID等が記憶されている。そして、監視端末デー
ベース49には、電気設備監視端末11の端末ID、電
気設備のユーザーの顧客ID、設定値が記憶されてい
る。
データベース50の詳細説明図である。需要家データベ
ース50は、電気設備の需要家との契約内容が記憶され
た契約データベース51と、需要家の氏名等が記憶され
た需要家情報データベース52と、需要家に提供したサ
ービス内容が記憶されたサービス情報データベース53
と、需要家の電気設備の設備仕様等が記憶された設備デ
ータベース55とから構成される。
備ID、サービス契約の内容、サービスID、現在のサ
ービス設定の内容が記憶され、需要家情報データベース
52には、顧客ID、設備ID、住所、氏名、連絡方法
が記憶され、サービス情報データベース53には、サー
ビスID、サービス名称、サービス提供の詳細情報が記
憶され、需要家設備データベース55には、顧客ID、
設備ID、設備名称、設備仕様、設備履歴が記憶されて
いる。
ム処理手段38における設備データ処理手段62の処理
内容を示したフローチャートである。まず、電気設備監
視端末11より履歴データが受信されたか否かを判定し
(S1)、履歴データが受信された場合は、履歴データ
に記録されている電気設備監視端末11単位に、履歴デ
ータに記録されたデータ収集時刻順に履歴データベース
43に記憶していく(S2)。
監視データが受信されたか否かを判定し(S3)、設備
監視データであった場合は、電気設備監視端末11単位
に、設備監視データに記憶されている検出時刻順に事故
データベース44に記憶していく(S4)。そして、受
信した設備監視データの検出内容より事故対応が必要か
否かを判定し(S5)、事故対応が必要である場合に
は、事故対応処理手段64へ通知する。
信でなかった場合は、電気設備監視端末11の自己診断
回路で生成された自己診断情報の受信か否かを判定する
(S7)。自己診断情報であった場合は、受信データに
記載された診断結果に基づく処理を行う(S8)。ステ
ップS7の判定で、自己診断情報の受信でなかった場合
は、自己診断を行う診断タイミングかの判定を行う(S
9)。診断タイミングであった場合は、電気設備監視端
末11に対し自己診断要求を行う(S10)。
は、電気設備の設備監視データは、事故データとして事
故データベース44に記録され、電気設備の正常状態を
含めた通常データは履歴データとして記録される。そし
て、これら両データは、電気設備監視端末11及び時刻
データで関連付けて管理できるようになる。
備監視端末11に対し自己診断を要求し、その結果を受
信するようにしているので、電気設備監視端末11の状
態の監視と、電気設備監視端末11及び監視コンピュー
タ13を接続している通信状態の監視とが監視コンピュ
ータ13により行えるようになる。また、監視コンピュ
ータ13に障害があり、ある期間、電気設備監視端末1
1と通信できなかった場合にも、その期間内に発生した
設備監視データの有無や履歴データの有無が確認できる
ようになる。このため、電気設備をネットワークを介し
て遠隔で監視するには有効である図15は、監視コンピ
ュータ13のアラーム処理手段38における事故対応処
理手段64の処理内容を示したフローチャートである。
事故対応処理手段64では、設備データ処理手段62か
らの事故対応が必要である旨の通知に対して、その事故
対応の対応前か否かを判定する(S1)。事故対応前で
ある場合は、通知された該当設備監視データより事故対
応に伴うデータを事故データベースに生成する(S
2)。そして、今回の事故対応に伴うデータよりクライ
アント端末14へ通知する通知情報を生成する(S
3)。次に、今回の事故の対応を行うための主任技術者
の選定を行い(S4)、今回の事故について対応中であ
ると設定する(S5)。
て対応後である場合には、今回の事故の対応が完了した
か否かを判定し(S6)、事故対応が完了しているとき
は今回の事故について対応完了と設定する(S7)。一
方、事故対応の処理が完了していないときは事故対応中
の処理を行う(S8)。
成され、クライアント端末14へ通知する通知情報の説
明図である。図16(a)は事故状況情報71の説明
図、図16(b)は客先地理情報72の説明図である。
事故状況情報71は、事故対応を必要とする電気設備に
関する顧客名、設備名、事故内容、現在の状態、発生時
データ、顧客情報、気象情報、解析結果等の情報であ
る。発生時データは、設備監視データに記録された事故
発生時の前後データである。また、客先地理情報72
は、該当電気設備が設置された場所を示す地図情報であ
る。
S4での主任技術者の選定の処理内容の詳細図である。
まず、事故検出された電気設備の本来の担当となってい
る主任技術者をリストアップする(S20)。選出され
た主任技術者に対し、順番に対応可能かの問い合わせを
行う(S21)。この場合、図16に示した通知情報と
共に該当する主任技術者の携帯するクライアント端末1
4へ通知し、対応可/不可の応答を確認する)。そし
て、対応可能者が居たかの判定を行い(S22)、対応
可能者が居ない場合には、さらに、本来の担当外である
主任技術者(非登録者)の選出を行い(S23)、選出
された対応可能リストに登録のクライアント端末14に
対し一斉に対応可能かの問合せを行う(S24)。
きた主任技術者の中から実際に対応を要請する主任技術
者に対して、客先までの地図情報と顧客情報を提供し出
動要請を行い(S25)、対応要請した主任技術者を対
応者として登録する(S26)。これにより、主任技術
者の選定が完了する。
での主任技術者のリストアップの処理内容を示す詳細図
である。まず、当該電気設備の本来の担当となっている
主任技術者のクライアント端末14を選出し(S1
0)、クライアント端末14の現在地を取り込む(S1
1)。クライアント端末14と当該電気設備の所在地と
の距離を求め、対応可能範囲にクライアント端末14が
居るか否かを判定する(S12)。対応可能範囲内であ
る場合は、問合せ候補として対応可能リストに記憶する
(S13)。そして、当該電気設備の本来の担当となっ
ている主任技術者のクライアント端末14全てについて
確認し、その確認が完了するまでステップS10〜ステ
ップS13の処理を繰り返し行う(S14)。このよう
にして、主任技術者のリストアップを行う。
ップ23での本来の担当外の主任技術者を選定する場合
にも適用できる。この場合には、本来の担当ではないが
当該電気設備の対応可能な主任技術者の候補のクライア
ント端末14を選出し、そのクライアント端末14の現
在地と当該電気設備の所在地との距離を求め、対応可能
範囲内の主任技術者をリストアップする。
対応中の処理内容の詳細図である。事故対応している主
任技術者からのデータは、事故対応に伴うデータとして
事故データベース43に更新記憶する(S27)。そし
て、他の主任技術者のクライアント端末14に通知が必
要か否かを判定する(S28)。例えば、事故対応中の
主任技術者だけの判断で処理しきれない場合には、他の
主任技術者の判断を必要とすることがあるので、対応中
の主任技術者が他の技術者の判断を求めているか否かを
判定する。他の主任技術者への通知が必要であるとき
は、事故データベース43に更新記憶したデータを他の
主任技術者に通知する(S29)。
対応に赴く主任技術者を多数の候補から適正に選出で
き、しかも対応中に他の主任技術者の判断も求めること
ができるので、適正な事故対応が可能となる。
気設備の異常データ及び復旧の履歴データを電気設備監
視端末で保存するようにしているので、監視コンピュー
タに障害が発生した場合であっても、履歴データや事故
データを取り出すことができ、電気設備の事故の速報や
詳報を適正に提供できる。
持たせているので、異常判定の誤検出を防止できる。さ
らに、異常の通報は相手方が受信したか否かを確認する
と共に、複数箇所に送信できるようにしているので、異
常検出を監視コンピュータや主任技術者に適正に通知す
ることができ、事故復旧を迅速に行うことができる。す
なわち、電気設備の異常を主任技術者や監視コンピュー
タに確実に通報でき、電気設備の事故の速報や詳報を適
正に提供できる。
ムの構成図。
の自己診断回路での自己診断の処理内容を示すフローチ
ャート。
の自己診断回路での自己診断結果を送信する場合の通信
手段の演算処理内容を示すフローチャート。
の設備監視手段の処理内容を示すフローチャート。
の設備監視手段が設備監視データの蓄積処理を行う場合
の異常監視処理設定情報の説明図。
の設備監視手段が異常監視処理設定情報に基づいて設備
監視データを収集する場合の処理内容を示すフローチャ
ート(その1)。
の設備監視手段が異常監視処理設定情報に基づいて設備
監視データを収集する場合の処理内容を示すフローチャ
ート(その2)。
の設備監視手段が履歴データの蓄積処理を行う場合の履
歴データ収集設定情報の説明図。
の設備管理手段が履歴データ収集設定情報71づいて履
歴データを収集する場合の処理内容を示すフローチャー
ト。
末の通信手段のデータ送受信の際の動作を示すフローチ
ャート。
タの監視端末履歴データベースの詳細説明図。
タの保安管理データベースの詳細説明図。
タの需要家データベースの詳細説明図。
タのアラーム処理手段における設備データ処理手段の処
理内容を示したフローチャート。
タのアラーム処理手段における事故対応処理手段の処理
内容を示したフローチャート。
アント端末へ通知する通知情報の説明図。
の選定の処理内容の詳細図。
者のリストアップの処理内容を示す詳細図。
内容の詳細図。
監視コンピュータ、14…クライアント端末、15…電
流入力回路、16…電圧入力回路、17…設備監視手
段、18…プロセス信号入力回路、19…記憶装置、2
2…自己診断回路、23…通信手段、25…設備制御手
段、26…プログラム登録手段、27…データ設定手
段、29…入力手段、30…出力手段、31…通信手
段、37…通信手段、38…アラーム管理手段、39…
点検管理手段、42…監視端末履歴データベース、43
…履歴データベース、44…事故データベース、45…
点検データベース、46…保安管理データベース、47
…事故対応データベース、48…保守員情報データベー
ス、49…監視端末データベース、50…需要家データ
ベース、51…契約データベース、52…需要家情報デ
ータベース、53…サービス情報データベース、54…
設備データベース、63…報告書作成手段、64…事故
対応処理手段、65…点検データ管理手段、66…点検
報告書作成手段
Claims (25)
- 【請求項1】 各々の電気設備に隣接して配置され、前
記電気設備の状態信号を所定の周期で入力し履歴データ
として蓄積すると共に前記電気設備の異常及び復帰を監
視し異常及び復帰時の監視対象プロセス信号の前後デー
タ及び必要に応じてその監視対象プロセス信号に関連す
る関連プロセス信号の前後データを設備監視データとし
て蓄積する電気設備監視端末と、各々の電気設備監視端
末と通信回線を介して接続され各電気設備監視端末から
の前記履歴データ及び前記設備監視データをそれぞれの
電気設備監視端末の需要家データベースと関連付けて蓄
積する監視コンピュータと、前記各電気設備監視端末及
び前記監視コンピュータと通信回線を介して接続され、
前記各電気設備監視端末及び前記監視コンピュータと各
々の電気設備に関する情報を通信するクライアント端末
とを備えたことを特徴とする電気保安管理システム。 - 【請求項2】 前記電気設備監視端末は、前記設備監視
データを蓄積するための異常監視処理設定情報及び前記
履歴データを蓄積するための履歴データ収集設定情報が
予め設定され、前記異常監視処理設定情報に基づいて前
記設備監視データを蓄積し、前記履歴データ収集設定情
報に基づいて履歴データを蓄積することを特徴とする請
求項1に記載の電気保安管理システム。 - 【請求項3】 前記電気設備監視端末は、前記電気設備
の監視対象プロセス信号の異常判定を行う監視値として
一定の値幅及び一定の時間幅を設けたことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の電気保安管理システ
ム。 - 【請求項4】 前記電気設備監視端末は、前記監視コン
ピュータ及び前記クライアント端末へ通信回線を介して
データを送信する際に、データ送信が正常に行われたか
否かを判定することを特徴とする請求項1ないし請求項
3のいずれか1項に記載の電気保安管理システム。 - 【請求項5】 前記電気設備監視端末は、電気設備監視
端末自身の各部の異常状態を監視して記憶すると共に、
前記監視コンピュータまたは前記クライアント端末に監
視結果を送信し、その送信結果に基づいて前記電気設備
監視端末と前記監視コンピュータまたは前記クライアン
ト端末との接続状態を監視することを特徴とする請求項
1に記載の電気保安管理システム。 - 【請求項6】 前記クライアント端末は、前記電気設備
監視端末に対し前記異常監視処理設定情報の変更指令を
出力し、前記電気設備監視端末に設定された前記異常監
視処理設定情報の変更を行うことを特徴とする請求項2
に記載の電気保安管理システム。 - 【請求項7】 前記監視コンピュータは、前記電気設備
の異常及び復帰時の監視対象プロセス信号の前後データ
及び必要に応じてその監視対象プロセス信号に関連する
関連プロセス信号の前後データを事故データとして蓄積
し、前記クライアント端末より要求された場合に、前記
クライアント端末に事故データを出力することを特徴と
する請求項1に記載の電気保安管理システム。 - 【請求項8】 前記監視コンピュータは、前記電気設備
監視端末より受信した設備監視データに対し、各電気設
備の異常及び復帰情報に関する事故データを生成するこ
とを特徴とする請求項7に記載の電気保安管理システ
ム。 - 【請求項9】 前記監視コンピュータは、前記設備監視
データの状態変化が事故対応として処理が必要と判定し
たときは、保守員の点検による点検実績データを参照す
ることを特徴とする請求項1に記載の電気保安管理シス
テム。 - 【請求項10】 前記監視コンピュータは、前記設備監
視データの状態変化が事故対応として処理が必要と判定
したときは、事故対応すべき主任技術者を選定し、当該
主任技術者が携帯するクライアント端末に事故対応の出
動要請を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気保
安管理システム。 - 【請求項11】 前記監視コンピュータは、主任技術者
が携帯するクライアント端末の地理上の現在位置情報と
事故対応が必要な電気設備監視端末が設置されている地
理上の位置情報とを比較し、事故対応すべき主任技術者
を選定し、選定した主任技術者に客先までの地図情報を
提供することを特徴とする請求項10に記載の電気保安
管理システム。 - 【請求項12】 前記監視コンピュータは、事故対応す
べき主任技術者を選定するにあたり、複数の候補者を選
定しその複数の主任技術者の携帯するクライアント端末
に事故対応可能か否かの通知確認を行い、事故対応可の
応答を受信した主任技術者の中から実際に対応する主任
技術者を選定し事故対応の出動要請を行うことを特徴と
する請求項9に記載の電気保安管理システム。 - 【請求項13】 各々の電気設備に隣接して配置され、
前記電気設備の状態信号を所定の周期で入力し履歴デー
タとして蓄積すると共に前記電気設備の異常及び復帰を
監視し異常及び復帰時の監視対象プロセス信号の前後デ
ータ及び必要に応じてその監視対象プロセス信号に関連
する関連プロセス信号の前後データを設備監視データと
して蓄積し、通信回線を介して接続される監視コンピュ
ータもしくはクライアント端末の少なくとも一方との間
で前記各データの通信を行うことを特徴とする電気設備
監視端末。 - 【請求項14】 前記設備監視データを蓄積するための
異常監視処理設定情報及び前記履歴データを蓄積するた
めの履歴データ収集設定情報が予め設定され、前記異常
監視処理設定情報に基づいて前記設備監視データを蓄積
し、前記履歴データ収集設定情報に基づいて履歴データ
を蓄積することを特徴とする請求項13に記載の電気設
備監視端末。 - 【請求項15】 前記電気設備の監視対象プロセス信号
の異常判定を行う監視値として一定の値幅及び一定の時
間幅を設けたことを特徴とする請求項13または請求項
14に記載の電気設備監視端末。 - 【請求項16】 前記監視コンピュータもしくは前記ク
ライアント端末の少なくとも一方へ通信回線を介してデ
ータを送信する際に、データ送信が正常に行われたか否
かを判定することを特徴とする請求項13ないし請求項
15のいずれか1項に記載の電気設備監視端末。 - 【請求項17】 電気設備監視端末自身の各部の異常状
態を監視して記憶すると共に、前記監視コンピュータも
しくは前記クライアント端末の少なくとも一方に監視結
果を送信し、その送信結果に基づいて前記電気設備監視
端末と送信先との接続状態を監視することを特徴とする
請求項13に記載の電気設備監視端末。 - 【請求項18】 各々の電気設備に隣接して配置され、
前記電気設備の状態信号を所定の周期で入力し履歴デー
タとして蓄積すると共に前記電気設備の異常及び復帰を
監視し異常及び復帰時の監視対象プロセス信号の前後デ
ータ及び必要に応じてその監視対象プロセス信号に関連
する関連プロセス信号の前後データを設備監視データと
して蓄積する電気設備監視端末と通信回線を介して接続
され、各電気設備監視端末から送信される前記電気設備
の状態信号の履歴データ及び前記電気設備の異常及び復
帰を監視し異常及び復帰時の監視対象プロセス信号の前
後データ及び必要に応じてその監視対象プロセス信号に
関連する関連プロセス信号の前後データである設備監視
データをそれぞれの電気設備監視端末の需要家データベ
ースと関連付けて蓄積することを特徴とする監視コンピ
ュータ。 - 【請求項19】 前記電気設備監視端末に設定された前
記設備監視データを蓄積するための異常監視処理設定情
報及び前記履歴データを蓄積するための履歴データ収集
設定情報の配信または変更を行うことを特徴とする請求
項18に記載の監視コンピュータ。 - 【請求項20】 前記電気設備の異常及び復帰時の監視
対象プロセス信号の前後データ及び必要に応じてその監
視対象プロセス信号に関連する関連プロセス信号の前後
データを事故データとして蓄積し、クライアント端末よ
り要求された場合に、クライアント端末に事故データを
出力することを特徴とする請求項18に記載の監視コン
ピュータ。 - 【請求項21】 前記電気設備監視端末より受信した設
備監視データに対し、各電気設備の異常及び復帰情報に
関する事故データを生成することを特徴とする請求項2
0に記載の監視コンピュータ。 - 【請求項22】 前記設備監視データの状態変化が事故
対応として処理が必要と判定したときは、事故対応すべ
き主任技術者を選定し、当該主任技術者が携帯するクラ
イアント端末に事故対応の出動要請を行うことを特徴と
する請求項20に記載の監視コンピュータ。 - 【請求項23】 事故対応すべき主任技術者を選定する
にあたり、主任技術者が携帯するクライアント端末の地
理上の現在位置情報と事故対応が必要な電気設備監視端
末が設置されている地理上の位置情報とを比較し、事故
対応すべき主任技術者を選定し、選定した主任技術者に
客先までの地図情報を提供することを特徴とする請求項
22に記載の監視コンピュータ。 - 【請求項24】 事故対応すべき主任技術者を選定する
にあたり、複数の候補者を選定しその複数の主任技術者
の携帯するクライアント端末に事故対応可能か否かの通
知確認を行い、事故対応可の応答を受信した主任技術者
の中から実際に対応する主任技術者を選定し事故対応の
出動要請を行うことを特徴とする請求項23に記載の監
視コンピュータ。 - 【請求項25】 電気設備に設置された電気設備監視端
末から前記電気設備の状態信号の履歴データを受信し、
前記電気設備の異常時には前記電気設備監視端末から異
常時の監視対象プロセス信号の前後データ及び関連プロ
セス信号の前後データを設備監視データとして受信し、
前記設備監視データの状態変化が事故対応として処理が
必要と判定したときは、前記電気設備の異常及び復帰情
報に関する事故データを生成すると共に、事故対応すべ
き主任技術者を選定し、当該主任技術者が携帯するクラ
イアント端末に事故対応に関連する情報を送信すること
を特徴とする電気保安管理サービス提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001333879A JP3918022B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 電気保安管理システム、電気設備監視端末、監視コンピュータ及び電気保安管理サービス提供方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143777A true JP2003143777A (ja) | 2003-05-16 |
JP3918022B2 JP3918022B2 (ja) | 2007-05-23 |
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- 2001-10-31 JP JP2001333879A patent/JP3918022B2/ja not_active Expired - Fee Related
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