JP2003143485A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2003143485A JP2001337447A JP2001337447A JP2003143485A JP 2003143485 A JP2003143485 A JP 2003143485A JP 2001337447 A JP2001337447 A JP 2001337447A JP 2001337447 A JP2001337447 A JP 2001337447A JP 2003143485 A JP2003143485 A JP 2003143485A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効画素を選択して電子シャッタを切ること
を可能とし、画像信号のダイナミックレンジを容易に高
くする。 【解決手段】 従来例(図9、図10)の論理回路20
にアンド回路202を追加し、電子シャッタスキャナS
Sの出力信号SSOUTと、外部端子からの入力による
電子シャッタ制御信号PR(スキャン開始パルスSST
に同期している)との論理積をとって各単位画素10に
供給する(図1、図2)。これにより、V方向の画素選
択信号vSELを制御し、任意の領域の画素だけの蓄積
電荷が電子シャッタスキャナ出力信号SSOUTによっ
てリセットされるようにする。また、2つの電子シャッ
タモードを持つようにして任意の領域でどちらかの電子
シャッタスピードを選択できるようにする(図3、図
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の単位画素に
蓄積された信号電荷を点順次走査方式によって読み出す
CMOSイメージセンサ等の固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図9および図10は、この種のCMOS
イメージセンサの従来例を示すブロック図であり、図9
は単位画素の走査回路の概要を示し、図10は単位画素
の構造を示している。このCMOSイメージセンサは、
2次元配列の画素マトリクスによって撮像した信号を点
順次走査方式で読み出すものであり、画素マトリクスの
垂直(V)方向及び水平(H)方向に沿って配置された
各スキャナを使って読み込む画素を選択する。まず、図
10において、各単位画素10には、それぞれ光電変換
手段と電荷蓄積手段を兼ねるフォトダイオードPDを有
するとともに、このフォトダイオードPDに蓄積した信
号電荷をFD(フローティングデフュージョン)に読み
出すための読み出しトランジスタTt、この読み出しゲ
ートTtを選択するための読み出し選択トランジスタT
xy、信号電荷を増幅する増幅トランジスタTa、FD
をリセットするためのリセットトランジスタTr、画素
列を選択する水平選択トランジスタTxの合計5つのM
OSトランジスタが設けられており、各単位画素の信号
電荷を点順次で読み出す点順次読み出し5Tr方式を構
成している。
【0003】そして、読み出しトランジスタTtとリセ
ットトランジスタTrは、フォトダイオードPDと駆動
電圧AVDとの間に直列に接続されており、リセットト
ランジスタTrのソースと読み出しトランジスタTtの
ドレインの間に信号電荷を転送するためのFDが設けら
れ、このFDが増幅トランジスタTaのゲートに接続さ
れている。また、読み出しトランジスタTtのゲートに
は読み出し選択トランジスタTxyのソースが接続され
ている。また、増幅トランジスタTaと水平選択トラン
ジスタTxはAVDと水平(H)信号線の間に直列に接
続されている。また、図示の例では、H信号線の両側に
垂直選択トランジスタTyが設けられており、H信号線
に送出された信号が垂直選択トランジスタTyを介して
選択的に垂直(V)信号線に送出される。
【0004】そして、図9に示すように、このような単
位画素をマトリクス配列した画素領域11の外側には、
V方向に沿って垂直電荷転送用スキャナVSL、VSR
が左右両側にそれぞれ設けられ、さらに左側の垂直電荷
転送用スキャナVSLに平行に電子シャッタ用スキャナ
SSが設けられている。また、画素領域11の下側に
は、H方向に沿って水平電荷転送用スキャナHSが設け
られている。これらのスキャナVSL、VSR、SS、
HSは、それぞれシフトレジスタと図示しないドライバ
等より構成されており、基準クロックに基づく所定タイ
ミングのパルス信号を画素領域11の各トランジスタに
供給し、点順次による画素読み出しを行うものである。
なお、本例では、垂直電荷転送用スキャナVSL、VS
R、および電子シャッタ用スキャナSSからのパルス信
号は論理回路20のオア回路201(NOAゲートおよ
びインバータ)を通して各単位画素10に選択的に供給
して垂直方向に水平画素ラインを選択し、水平電荷転送
用スキャナHSは、水平方法の同期クロックによって水
平画素ライン内の各画素10を順番に選択していく。
【0005】また、V信号線の出力側には、I/V変換
器30やアンプ31等の信号処理回路が設けられてお
り、I/V変換器30によって電流から電圧に変換され
た出力信号がさらにCDS(相関2重サンプリング)に
よってノイズ除去等を施され、アンプ31より出力され
る。また、タイミングジェネレータTGは、以上の各回
路を駆動するためのタイミングパルスを発生するもので
ある。なお、図9では省略しているが、その他の構成と
して、オートゲインコントローラ(AGC)、プログラ
マブルゲインコントローラ(PGA)、アナログデジタ
ルコンバータ(ADC)、デジタルシグナルプロセッサ
(DSP)等の回路を有する場合もある。
【0006】次に、このような従来のイメージセンサに
おける画素選択動作について説明する。たとえば、n行
m列目の画素のV方向読み出し選択信号(vSEL
(n))、H方向読み出し選択信号(hSEL(m))
が共にONの時点で、読み出しトランジスタTtを駆動
させて信号をフォトダイオードPDからフローティング
デフュージョンFDに読み出す。ここで、電子シャッタ
を駆動させていない状態では、1画素の露光時間は垂直
電荷転送用スキャナVSL、VSRのスキャン開始パル
スVSTの周期となる。なお、電子シャッタとは画素の
電荷蓄積時間を1垂直同期期間の間に1水平同期期間毎
に制御するもので、V方向スキャナに平行して電子シャ
ッタスキャナSSを並置しており、スキャン開始パルス
VSTに対して1H単位で任意に遅らせたスキャン開始
パルスSSTによって駆動する。
【0007】各垂直電荷転送用スキャナVSL、VSR
の出力VSOUTと電子シャッタスキャナSSの出力S
SOUTは、論理回路20によってオアで接続され、V
方向読み出し選択信号vSELとなっており、どちらか
がアクティブ状態になると、このV方向読み出し選択信
号vSELが選択され、H方向読み出し選択信号hSE
Lとともに、ONになった時点でフォトダイオードPD
に蓄積した電荷が読み出しトランジスタTtを経由して
FDに転送される。ただし、電子シャッタスキャナ出力
SSOUTによって画素が選択されても、画素からI/
V変換器30への出力スイッチがOFFのままなので、
FD転送された電荷はそのままリセットされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のイメージセンサでは、電子シャッタスキャ
ナ出力SSOUTは、スキャン開始パルスSSTのみの
制御によって出力していたので、全ての有効画素の蓄積
電荷が均一にリセットされてしまっていた。このため、
画面に極端なコントラストが存在する場合、自動露出
(AE)の制御方法によっては暗い部分がつぶれてしま
う、もしくは、電子シャッタが駆動せずに明るい部分が
白く飛んでしまうという問題があり、ダイナミックレン
ジを高くすることができなかった。
【0009】そこで本発明の目的は、有効画素を選択し
て電子シャッタを切ることができ、画像信号のダイナミ
ックレンジを容易に高くすることができる固体撮像素子
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、複数の単位画素をマトリクス状に配置した有
効画素領域と、前記有効画素領域内の各単位画素を水平
ライン単位で選択する垂直電荷転送用スキャナと、前記
水平ラインの各単位画素を画素単位で選択する水平電荷
転送用スキャナと、前記有効画素領域の電子シャッタ動
作を実行する電子シャッタスキャナとを有する固体撮像
素子において、電子シャッタ機能として前記有効画素領
域内の任意形状の領域に対して選択的に電子シャッタ動
作を実行する電子シャッタ有効領域選択手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0011】本発明では、固体撮像素子の電子シャッタ
機能として、有効画素領域内の任意形状の領域に対して
選択的に電子シャッタ動作を実行する電子シャッタ有効
領域選択手段を設けたことから、有効画素領域内の任意
の領域で露光量を調節することができるので、画像信号
のダイナミックレンジを見かけ上高くすることができ、
例えばAE処理等に対して高い画質を維持することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による固体撮像素子
の実施の形態例について説明する。なお、以下に説明す
る実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限定されないものとす
る。図1および図2は、本発明の第1の実施の形態によ
る点順次走査方式のCMOSイメージセンサの具体例を
示すブロック図であり、図1は単位画素の走査回路の概
要を示し、図2は単位画素の構造を示している。また、
図3および図4は、本発明の第2の実施の形態による点
順次走査方式のCMOSイメージセンサの具体例を示す
ブロック図であり、図3は単位画素の走査回路の概要を
示し、図4は単位画素の構造を示している。なお、これ
らの図1〜図4において、図9および図10に示す従来
例と共通の要素については同一符号を付して説明する。
【0013】以下、本発明の各実施の形態によるCMO
Sイメージセンサの構成について説明する。まず、図1
および図2に示す第1の実施の形態は、図9および図1
0に示す従来例の論理回路20にアンド回路202を追
加し、電子シャッタスキャナSSの出力信号SSOUT
と、外部端子からの入力による電子シャッタ制御信号P
R(スキャン開始パルスSSTに同期している)との論
理積をとって各単位画素10に供給するようにしたもの
である。このようにしてV方向の画素選択信号vSEL
を制御し、任意の領域の画素だけの蓄積電荷が電子シャ
ッタスキャナ出力信号SSOUTによってリセットされ
るようにする。
【0014】ただし、この第1の実施の形態による方式
は、画素良医の一部領域における電子シャッタのON/
OFFを切り替えただけであり、電子シャッタがOFF
のときは露光が固定されてしまうため十分な範囲でダイ
ナミックレンジを改善することができない。そこで、第
2の実施の形態として、2つの電子シャッタモードを持
つようにして任意の領域でどちらかの電子シャッタスピ
ードを選択するようにしたものが図3および図4に示す
構成である。
【0015】すなわち、この第2の実施の形態では、垂
直電荷転送用スキャナVSLおよび第1の電子シャッタ
スキャナSS(1)の外側に、もうひとつの第2の電子
シャッタスキャナSS(2)を設け、それぞれの電子シ
ャッタスキャナSS(1)、SS(2)のスキャン開始
パルスSST(1)、SST(2)に対して同期した電
子シャッタ制御信号PR(1)、PR(2)をアンド回
路202でつなぎ、これらと垂直電荷転送用スキャナV
SLの出力信号VSOUTとをオア回路201でつない
で垂直選択信号vSELを制御する。電子シャッタ制御
信号PR(1)、PR(2)の制御により、任意の画素
に対し、電子シャッタなしの場合に加えて、電子シャッ
タスピードを電子シャッタスキャナSS(1)によるシ
ャッタスピード、電子シャッタスキャナSS(2)によ
るシャッタスピードのいずれかの電子シャッタスピード
に任意に選択できるようにする。
【0016】また、図1および図3に示す構成では、撮
像した画像信号を取り込んでシャッタ動作を最適化する
ためのフィードバックループとして、アナログフロント
エンド(F/E)、DAC、DPSのラインが設けられ
ている。なお、その他の構成、例えば単位画素内の構成
等は、図9および図10に示す従来例と同様であるので
説明は省略する。
【0017】次に、以上のような各実施の形態によるイ
メージセンサにおける各電子シャッタ制御信号PR、P
R(1)、PR(2)の駆動方法について説明する。本
例において電子シャッタ制御信号PRの駆動方法として
は、次の2通りを用いることができる。 (方法1)DSP内部で入力画像の演算処理を行い、D
SPから電子シャッタ制御信号PR、PR(1)、PR
(2)を直接出力する方法図1に示すアナログF/Eで
取り込んだ画像信号をDACでデジタル画像データに変
換し、これをDSPに入力して演算処理することによ
り、任意波形のPR、PR(1)、PR(2)に合成し
て出力する。この方法は、演算に大きいパワーを割くの
で、処理速度は遅くなるが、入力画像に対応した複雑な
電子シャッタ制御信号PRを生成することができるの
で、電子シャッタ有効領域の形状を複雑にしたい場合
や、1フィールド単位で形状、大きさを変化させたいよ
うな場合に有効である。
【0018】(方法2)DSP内部で(方法1)と同様
に入力画像の演算処理を行った後、DSPからタイミン
グジェネレータTGに制御信号を送り、特定のモードの
電子シャッタ制御信号PR、PR(1)、PR(2)を
出力させる方法図1に示すアナログF/Eで取り込んだ
画像信号をDACでデジタル画像データに変換し、これ
をDSPに入力して演算処理することにより、タイミン
グジェネレータTGに制御信号を出力する。この方法
は、タイミングジェネレータTGで波形を形成するの
で、複雑な信号を出すことができないのが、DSPの演
算の負荷が軽く、予めタイミングジェネレータTG内で
プログラミングされている形状で選択領域を切り出すの
で、高速に制御したい場合に有効である。
【0019】次に、以上ような構成を有するイメージセ
ンサの電子シャッタ動作について説明する。まず、図5
(A)(B)は、図1および図2に示す構成で電子シャ
ッタ制御信号PRを発生させたときの動作例を示すタイ
ミングチャートであり、図5(A)はH期間のレンジで
表した場合であり、図5(B)はV期間のレンジで表し
た場合である。図5(A)に示すように、電子シャッタ
制御信号PRをH方向の有効期間の1部分のみ駆動させ
ると、その部分のみ電子シャッタモードがアクティブに
なり、それ以外の部分は電子シャッタが動かない状態に
なる。また、図5(B)に示すように、H期間と同様
に、ある一部分のみを電子シャッタモードをアクティブ
にすると、有効画素領域内で電子シャッタが有効になっ
ている部分と無効になっている部分とに分けることがで
きる。
【0020】また、同様に図6(A)(B)は、図3お
よび図4に示す構成で電子シャッタ制御信号PR
(1)、PR(2)を発生させたときの動作例を示すタ
イミングチャートであり、図6(A)はH期間のレンジ
で表した場合であり、図6(B)はV期間のレンジで表
した場合である。図示のように、H期間内の有効領域の
1部分のみで電子シャッタスキャナSS(2)によって
電子シャッタ制御信号PR(1)を駆動して電子シャッ
タモードをアクティブにしてやり、それ以外の部分は電
子シャッタスキャナ出力信号SSOUT(1)が無効に
なる状態にする。また、電子シャッタ制御信号PR
(2)についても同様に、電子シャッタスキャナSS
(2)で設定した電子シャッタを有効にしたい領域につ
いて駆動し、電子シャッタモードを有効にする。
【0021】なお、この際、ある領域でSS(1)、S
S(2)の両方が有効になると、電子シャッタスピード
が速いほうが優先される。また、逆にどちらにしても無
効な状態にすると、電子シャッタが無効になり、露光時
間が1垂直同期期間となる。また、V方向について述べ
ると、電子シャッタ制御信号PR(1)、電子シャッタ
制御信号PR(2)はそれぞれスキャン開始パルスSS
T(1)、スキャン開始パルスSST(2)と同期を取
るので、スキャン開始パルスSST(1)とスキャン開
始パルスSST(2)の位相差だけ位相がずれた信号に
なる。
【0022】図7は、図6に示すタイミングに従って実
際に画像を出力したときの様子を示す説明図であり、一
例として窓際の様子を撮影したものを示している。この
ような場合、電子シャッタが有効になっていると、図7
(A)に示すように周辺が黒くつぶれてしまい、一方
で、図7(B)に示すように電子シャッタが無効だと窓
の外が飽和してしまう。これに対し、第2の実施の形態
による構成では、両方に最適な露光を与えることができ
るので、図7(C)に示すように、窓の外も、その周辺
も識別できる画を撮影することができる。また、図8に
示すように、電子シャッタを有効/無効にする領域が定
型ではなく、任意の形状であっても、本例では露出の補
正を画素単位で行えるために、露出の最適化が可能とな
る。
【0023】以上説明したように本実施の形態によるイ
メージセンサでは、撮像エリアの内部で任意の領域で露
光量を調節することができるので、画素のダイナミック
レンジを見かけ上高くすることができる。したがって、
例えば家の中で窓のある風景や、逆光での撮影等、コン
トラストが非常に高い場合の使用時に従来の撮像素子に
あるようにAEの処理によって画面の明るい部分が飽和
して白く飛んでしまう、または逆に暗い部分が黒く沈む
問題がなくなる。また、露光時間を画素領域中の任意の
場所で変えることができることを利用して、たとえばあ
る任意の範囲のシャッタスピードを早くして周囲が被写
体ブレで流れて中央の被写体のみ静止の画を作る、ある
いは、その逆の画像や、画面中央からのフェードイン/
フェードアウト等の特殊効果を実現することが可能であ
る。さらに、画像演算処理機能を向上させることによ
り、1画素単位の速度で電子シャッタ制御信号PRを制
御し、特定の色の画素だけ電子シャッタをかけることに
よってAEの代用にすることや、画面上に任意の色や浮
き出しを設けることにより、文字や記号(これらを総合
してキャラクタという)によるロゴや各種のイラストを
挿入することも可能である。
【0024】なお、以上の例では、複数の電子シャッタ
スキャナを設ける場合の例として2つまでの構成(n=
2)を説明したが、3つ以上の電子シャッタスキャナを
設けることも可能であり、また、垂直方向の電子シャッ
タスキャナだけでなく、水平方向の電子シャッタスキャ
ナを設けることも可能である。また、電子シャッタスキ
ャナ出力信号と電子シャッタ制御信号とを用いるための
論理回路20の具体的構成については、上述の例に限定
されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体撮像素子の電子シャッタ機能として、有効画素領域
内の任意形状の領域に対して選択的に電子シャッタ動作
を実行する電子シャッタ有効領域選択手段を設けたこと
から、有効画素領域内の任意の領域で露光量を調節する
ことができるので、画像信号のダイナミックレンジを見
かけ上高くすることができ、例えばAE処理等に対して
高い画質を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による点順次走査方
式のCMOSイメージセンサの概要を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示すCMOSイメージセンサの単位画素
の構造を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による点順次走査方
式のCMOSイメージセンサの概要を示すブロック図で
ある。
【図4】図3に示すCMOSイメージセンサの単位画素
の構造を示すブロック図である。
【図5】図1および図2に示す構成で電子シャッタ制御
信号PRを発生させたときの動作例を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】図3および図4に示す構成で電子シャッタ制御
信号PR(1)、PR(2)を発生させたときの動作例
を示すタイミングチャートである。
【図7】図6に示すタイミングに従って実際に画像を出
力したときの様子を示す説明図である。
【図8】電子シャッタを有効/無効にする領域が定型で
はなく任意の形状である場合に図6に示すタイミングに
従って実際に画像を出力したときの様子を示す説明図で
ある。
【図9】従来の点順次走査方式のCMOSイメージセン
サの概要を示すブロック図である。
【図10】図9に示すCMOSイメージセンサの単位画
素の構造を示すブロック図である。
【符号の説明】
10……単位画素、11……画素領域、20……論理回
路、201……アンド回路、202……オア回路、PD
……フォトダイオード、Tt……読み出しトランジス
タ、Txy……読み出し選択トランジスタ、Ta……増
幅トランジスタ、Tr……リセットトランジスタ、Tx
……水平選択トランジスタ、Ty……垂直選択トランジ
スタ。
フロントページの続き (72)発明者 森 智則 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134番地 ソニー・エルエスアイ・デザイン株式会 社内 Fターム(参考) 4M118 AA02 AA10 AB01 BA14 CA02 DB09 DB16 DD10 DD12 FA06 FA33 FA34 FA35 FA42 FA50 5C024 CX39 CX43 CX47 GY31 5F049 MA01 NA20 NB05 UA01 UA05 UA17 UA20

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単位画素をマトリクス状に配置し
    た有効画素領域と、前記有効画素領域内の各単位画素を
    水平ライン単位で選択する垂直電荷転送用スキャナと、
    前記水平ラインの各単位画素を画素単位で選択する水平
    電荷転送用スキャナと、前記有効画素領域の電子シャッ
    タ動作を実行する電子シャッタスキャナとを有する固体
    撮像素子において、 電子シャッタ機能として前記有効画素領域内の任意形状
    の領域に対して選択的に電子シャッタ動作を実行する電
    子シャッタ有効領域選択手段を設けた、ことを特徴とす
    る固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記電子シャッタ有効領域選択手段は、
    電子シャッタスキャナから画素領域に出力される電子シ
    ャッタスキャナ出力信号と、外部から入力される電子シ
    ャッタ制御信号とを用いて前記有効画素領域の一部だけ
    に電子シャッタが有効になるように制御する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記電子シャッタ有効領域選択手段は、
    前記電子シャッタスキャナ出力信号と電子シャッタ制御
    信号との論理積をとることにより、前記有効画素領域の
    一部だけに電子シャッタが有効になるように制御するこ
    とを特徴とする請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記電子シャッタスキャナ出力信号に対
    応した電子シャッタ制御信号は、電子シャッタスキャナ
    のスキャン開始パルスと同期することを特徴とする請求
    項3記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 複数の前記電子シャッタスキャナを有
    し、各電子シャッタスキャナによって個別に設定された
    電子シャッタ速度で露光することを特徴とする請求項2
    記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 n番目の電子シャッタスキャナによる電
    子シャッタスキャナ出力信号と、それに対応したn番目
    の電子シャッタ制御信号との論理積をとることにより、
    n番目の電子シャッタスキャナによる電子シャッタ速度
    が有効となる画素領域を設定することを特徴とする請求
    項5記載の固体撮像素子。
  7. 【請求項7】 n番目の電子シャッタスキャナによる電
    子シャッタスキャナ出力信号に対応したn番目の電子シ
    ャッタ制御信号は、n番目の電子シャッタスキャナのス
    キャン開始パルスと同期することを特徴とする請求項6
    記載の固体撮像素子。
  8. 【請求項8】 前記電子シャッタスキャナの機能によ
    り、任意の画素領域に対して電子シャッタをオン/オフ
    し、所定のキャラクタを表現することを特徴とする請求
    項1記載の固体撮像素子。
  9. 【請求項9】 前記電子シャッタスキャナの機能によ
    り、任意の画素領域に対して電子シャッタ速度を切り換
    え、所定のキャラクタを表現することを特徴とする請求
    項1記載の固体撮像素子。
  10. 【請求項10】 前記電子シャッタスキャナの機能によ
    り、任意の画素領域に対して電子シャッタをオン/オフ
    し、特定の画像の露出を上げるまたは下げることを特徴
    とする請求項5記載の固体撮像素子。
  11. 【請求項11】 前記電子シャッタスキャナの機能によ
    り、任意の画素領域に対して電子シャッタ速度を切り換
    え、特定の画像の露出を上げるまたは下げることを特徴
    とする請求項5記載の固体撮像素子。
  12. 【請求項12】 前記電子シャッタ制御信号は、入力さ
    れた画像データを信号処理回路によって演算処理し、信
    号処理回路から任意波形の電子シャッタ制御信号に合成
    して出力することを特徴とする請求項3記載の固体撮像
    素子。
  13. 【請求項13】 前記信号処理回路はDSPであること
    を特徴とする請求項12記載の固体撮像素子。
  14. 【請求項14】 前記n番目の電子シャッタ制御信号
    は、入力された画像データを信号処理回路によって演算
    処理し、信号処理回路から任意波形の電子シャッタ制御
    信号に合成して出力することを特徴とする請求項6記載
    の固体撮像素子。
  15. 【請求項15】 前記信号処理回路はDSPであること
    を特徴とする請求項14記載の固体撮像素子。
  16. 【請求項16】 前記電子シャッタ制御信号は、入力さ
    れた画像データを信号処理回路によって演算処理し、信
    号処理回路からの制御信号によってタイミング発生器を
    制御し、予め設定されているモードの電子シャッタ制御
    信号を出力することを特徴とする請求項3記載の固体撮
    像素子。
  17. 【請求項17】 前記信号処理回路はDSPであること
    を特徴とする請求項16記載の固体撮像素子。
  18. 【請求項18】 前記n番目の電子シャッタ制御信号
    は、入力された画像データを信号処理回路によって演算
    処理し、信号処理回路からの制御信号によってタイミン
    グ発生器を制御し、予め設定されているモードの電子シ
    ャッタ制御信号を出力することを特徴とする請求項6記
    載の固体撮像素子。
  19. 【請求項19】 前記信号処理回路はDSPであること
    を特徴とする請求項18記載の固体撮像素子。
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