JP5067843B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子スチルカメラ及びビデオ等の撮像装置に関し、特に、オートフォーカス技術に特徴のある撮像装置に関する。
従来より、電子スチルカメラなどにおいて、フォーカスレンズ位置を動かして被写体に焦点を合わせる方式として、撮像素子から得られる画像信号を用いて自動的に合焦動作を行うオートフォーカス(AF)方式が用いられている。また、モニタを起動しているときには、AF中においても画像がモニタに表示される。
ここで、AFに適した画素読出しと、モニタ画像の表示に適した画素読出しとが互いに異なるため、AF精度を向上させようとすると、モニタ画像の画質が低下し、モニタ画像の画質を向上させようとするとフォーカス精度が低下してしまうという問題がある。
これを解決するために、従来より、モニタ表示用フレームとAF用フレームを交互に切り替えてAFを行うことで、モニタ画像の画質とフォーカス精度の両方を向上させる技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、近年では、撮像素子としてCMOSセンサの電子スチルカメラ及びビデオへの利用が期待されている。これは、CMOSセンサが、CCDセンサと比較して、信号の読出し速度を飛躍的に高速化できることや、任意の画素を部分的に読出したり、蓄積時間をずらして読出したりすることができるなどの利点を有するためである。
CMOSセンサを用いて、部分読出しを行うと、効率的かつ高速に、モニタ表示用フレームとAF用フレームを交互に切り替えてAFを行うことができる。しかし、ラインによって蓄積時間が異なってしまうため、不均一な画像データとなってしまうという問題がある。
これに対して、現在のフレームのリセット走査期間が前フレームの読出し走査期間に一部重なる場合でも、変更された水平走査期間と垂直走査期間に基づいて、現在のフレームのリセット走査と読出し走査を行う技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−247443号公報 特開2005−94142号公報
しかし、特許文献2では、リセット走査と読出し走査を独立して行う仕組みが必要であるため、センサ周辺の回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、均一な画像データを画面に表示させながら高速にAFを行うことができる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の技術的特徴は、被写体像光に応じて信号を発生し蓄積する受光部を含む画素回路を複数備えるラインが複数配置されて構成される撮像手段と、前記受光部を、第1の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第1の駆動と、前記第1の期間間隔と異なる第2の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第2の駆動とを行うリセット手段と、前記第1の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第1の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動と、前記第2の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第2の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動とを行う読出手段と、前記第1の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号に基づいて所定周期毎に表示手段に画像を表示するよう制御する制御手段と、前記第2の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号の露光量を補う補正手段と、記被写体像の合焦状態を検出し、当該検出結果に応じてフォーカス調節をする焦点調節手段とを備え、前記リセット手段は、前記読出手段による1フレーム内の前記信号の読み出しが終了した後に、後続するフレームのためのリセットを行い、第1の場合より暗い第2の場合における前記所定時間は、当該第1の場合における前記所定時間より長く、前記焦点調節手段は、前記第1の場合には、前記第2の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号に基づいて前記被写体像の合焦状態を前記所定周期内に1回以上検出し、前記第2の場合には、前記補正手段により補正された信号に基づいて前記被写体像の合焦状態を前記所定周期内に1回以上検出することを特徴とする。
本発明によれば、均一な画像データを画面に表示させながら高速にAFを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラの構成を示すブロック図である。
図1において、電子カメラは、ズーム機構を含む撮影レンズ101、光量を制御する絞り及びシャッター102、AE処理部103、撮像素子108上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ104、AF処理部105、ストロボ106を備える。
また、電子カメラは、EF処理部107、被写体像光(被写体からの反射光)を電気信号に変換する撮像素子108、撮像素子108における2次元での画素位置XYを指定するアドレス指定部109を備える。
また、電子カメラは、アドレス指定部109からの信号によりY方向の画素位置を選択する垂直アドレス選択部110、アドレス選択部109からの信号によりX方向の画素位置を選択する水平アドレス選択部111を備える。
また、電子カメラは、撮像素子108からの出力(1〜複数本)のタイミング調整を行うタイミング調整部112、タイミング調整部112から出力信号の電圧を制御するAGC(オートゲインコントロール)113を備える。
また、電子カメラは、撮像素子108の出力ノイズを除去するCDS回路やA/D変換前に行う非線形増幅回路を含むA/D変換部114、画像処理部115、WB(ホワイトバランス)処理部116、フォーマット変換部117を備える。
また、電子カメラは、高速な内蔵メモリ(例えばランダムアクセスメモリなど、以下DRAMと記す)118、メモリカードなどの記録媒体とそのインターフェースからなる画像記録部119を備える。
また、電子カメラは、撮影シーケンスなどシステムを制御するシステム制御部120、画像表示用メモリ(以下VRAMと記す)121を備える。
また、電子カメラは、画像表示の他、操作補助のための表示やカメラ状態の表示、撮影時には撮影画面と測距領域を表示する画像表示部122を備える。そして、カメラを外部から操作するための操作部123、システムに電源を投入するためのメインスイッチ(メインSW)124を備える。
また、電子カメラは、AFやAE等の撮影スタンバイ動作を行うためのスタンバイスイッチ(以下SW1と記す)125を備える。そして、SW1の操作後、撮影を行う撮影スイッチ(以下SW2と記す)126、撮影のモードを設定する撮影モードスイッチ(撮影モードSW)127を備える。
DRAM118は、一時的な画像記憶を行う高速バッファとして、或いは画像の圧縮伸張における作業用メモリなどに使用される。操作部123は、例えば、次のようなものが含まれる。撮像装置の撮影機能や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮影レンズのズーム動作を指示するズームレバー、撮影モードと再生モードの動作モード切り替えスイッチなどである。
図2は、図1における撮像素子の一実施例である増幅型MOSセンサを用いた固体撮像装置を示す回路構成図である。
図2において、画素に相当する1画素回路P0−i−jが縦、横に2次元マトリクス状に配列されている。図2においては、簡略説明のため2×2の場合を示しているが、実際は数千個×数千個の配列となっている。ここで、iは水平方向の変数、jは垂直方向の変数である。
各1画素回路P0−i−jは、フォトダイオード1−i−jと、増幅トランジスタ2−i−jと、垂直選択トランジスタ3−i−jと、リセットトランジスタ4−i−jから構成されている。
また、2次元マトリクス状に配列されている1画素回路P0−1−1、P0−1−2、・・・、P0−i−j、・・・を順に選択するために、垂直アドレス回路201と水平アドレス回路202とがある。
垂直アドレス回路201にはn×m構成の2次元マトリクス状配列の1画素回路P0−1−1、P0−1−2、・・・、P0−i−j、・・・の横配列数であるnに対応する数のアドレス出力端子とリセット信号端子のペアがある。
また、水平アドレス回路202にはn×m構成の2次元マトリクス状配列の1画素回路P0−1−1、P0−1−2、・・・、P0−i−j、・・・の縦配列数であるmに対するアドレス出力端子がある。ここでは、m、n、i、jは任意の整数である。
水平方向に並ぶ1画素回路P0−1−1、P0−1−2、・・・、P0−i−j、・・・、に沿って一本ずつ、垂直アドレス回路201から水平方向に垂直アドレス線5−1、5−2、・・・が順に配線されている。これら垂直アドレス線5−1、5−2、・・・はそれぞれ垂直アドレス回路201のn個のアドレス出力端子のうち、対応する1つに接続されている。
また、水平方向に並ぶ1画素回路P0−1−1、P0−1−2、・・・、P0−i−j、・・・に沿って1本ずつ、垂直アドレス回路201から水平方向にリセット信号線6−1、6−2、・・・が順に配列されている。これらリセット信号線6−1、6−2、・・・はそれぞれ垂直アドレス回路201のn個のリセット信号端子のうち、対応する1つに接続されている。
また、垂直方向に並ぶ1画素回路P0−1−1、P0−1−2、・・・P0−i−j、・・・に沿って1本ずつ、水平アドレス回路202から垂直方向に垂直信号線7−1、7−2、・・・が順に配線されている。これら垂直信号線7−1、7−2、・・・はそれぞれ水平アドレス回路202のm個のアドレス出力端子のうち、対応する1つに接続されている。
垂直アドレス回路201から水平方向に配線されている垂直アドレス線5−1、5−2、・・・は、各行の1画素回路の垂直選択トランジスタ3−1−1、3−1−2、・・・、3−i−j、・・・のゲートに接続され、信号を読み出す水平ラインを決めている。
同様に、垂直アドレス回路201から水平方向に配線されているリセット線6−1、6−2、・・・は、それぞれ対応する各行のリセットトランジスタ4−1−1、4−1−2、・・・、4−i−j、・・・のゲートに接続されている。
フォトダイオード1−i−jは、入射光を検出して受光量に対する信号電荷を発生するものであり、1画素につき1つのフォトダイオードが構成されている。増幅トランジスタ2−i−jは、このフォトダイオード1−i−jで発生した信号電荷を増幅して検出信号として出力するものである。
垂直選択トランジスタ3−i−jは、直流のシステム電源と増幅トランジスタ2−i−jのドレイン側との間に自己のソース-ドレイン間が接続され、自己のゲート側は垂直アドレス回路201の垂直アドレス線5−jに接続される。
リセットトランジスタ4−i−jは直流のシステム電源とフォトダイオード1−i−jのカソードとの間に自己のソース-ドレイン間が接続され、動作時にフォトダイオード1−i−jの信号電荷をリセットする。
つまり、具体的には垂直選択トランジスタ3−i−jのソース側とリセットトランジスタ4−i−jのソース側が、直流のシステム電源のドレイン電圧端子に共通に接続されて、ドレイン電圧が供給されるようにしてある。
上述したように、垂直アドレス回路201から水平方向に配線されている垂直アドレス線5−1、5−2、・・・は各行の1画素回路の垂直選択トランジスタ3−1−1、3−1−2、・・・3−i−j、・・・のゲートに接続される。そして、信号を読み出す水平ラインを決めている。
同様に、垂直アドレス回路201から水平方向に配線されているリセット線6−1、6−2、・・・は、各行のリセットトランジスタ4−1−1、4−1−2、・・・、4−i−jのゲートに接続されている。
従って、n×m構成の画素の読出しにおいて、n本の水平(行方向)ラインをその読出し走査順にアクティブにすべく、垂直アドレス回路201が垂直アドレス線5−1、5−2、・・・を順次アクティブにする構成としてある。また、画素の信号電荷をリセットするように、出力端子に出力すべく動作する構成としてある。
以上が、画像検出部であり、この画像検出部のほかにこの画像検出部が検出した画像を読み出す出力部がある。出力部は負荷トランジスタ8−1、8−2、・・・、信号転送トランジスタ9−1、9−2、・・・、蓄積容量10−1、10−2、・・・、水平選択トランジスタ11−1、11−2、・・・から成り、次のような構成である。
即ち、各列の1画素回路の増幅トランジスタ2−1−1、2−1−2、・・・、2−i−j、・・・のソース側は、列方向に配置された垂直信号線7−1、7−2、・・・のうち、自己の対応する列のものにそれぞれ接続されている。
また、各列の1画素回路対応に、それぞれ1つずつ、負荷トランジスタ8−1、8−2、・・・が設けられている。そして、垂直信号線7−1、7−2、・・・の一端はこれら各負荷トランジスタ8−1、8−2、・・・のうちの対応する1つと、その負荷トランジスタのソース、ドレイン側を介して直流のシステム電源に接続される。
また、垂直信号線7−1、7−2、・・・の他端は、1行分の信号を取り込む信号転送トランジスタ9−1、9−2、・・・のうちの対応する1つを介して、1行分の信号を蓄積する蓄積容量10−1、10−2、・・・のうちの対応する1つに接続される。
そして、それとともに、水平アドレス回路202から供給される水平アドレスパルスにより選択される水平選択トランジスタ11−1、11−2、・・・を介して信号出力端(水平信号線)204に接続されている。
つまり、垂直信号線7−1、7−2、・・・の他端は、信号転送トランジスタ9−1、9−2、・・・のうちの対応する1つのトランジスタのソース-ドレインを介して蓄積容量10−1、10−2、・・・のうちの対応する1つの蓄積容量の一端側に接続される。
そして、それとともに、水平選択トランジスタ11−1、11−2、・・・のうちの対応する1つのトランジスタのソース-ドレインを介して信号出力端(水平信号線)204に接続される。
また、各蓄積容量10−1、10−2、・・・の他端は接地され、信号転送トランジスタ9−1、9−2、・・・のゲート側は共通ゲート203に接続される。共通ゲート203には、信号転送すべきタイミングにおいて信号転送パルスを印加する。このことで、信号転送トランジスタ9−1、9−2、・・・をオンさせて、垂直信号線7−1、7−2、・・・に現れた電圧を、増幅信号蓄積容量10−1、10−2、・・・に転送して蓄積させることができる。
水平アドレス回路202は、水平1ライン当たりの読み出すべき画素位置を順次選択してゆくためのものである。n×m構成の画素の読出しにおいて、水平1ラインの読出し走査速度対応に、その時々の走査位置に該当する画素位置の水平選択トランジスタ11−1、11−2、・・・をアクティブにするように水平アドレスパルスを発生する構成としてある。
このようにして、n×m構成の画素の読出しにおいて、順次ライン位置を変えながらそのラインにおける画素の信号を読み出すといった走査を制御することができる。
図3は、図2のMOS型固体撮像装置の動作について説明するためのタイミングチャートである。
まず、垂直アドレス回路201より、垂直アドレス線5−iに当該垂直アドレス線5−iをハイレベルにするアドレスパルスが印加されると、この行の選択トランジスタ3−i−1、3−i−2、・・・のみオンとなる。この行の増幅トランジスタ2−i−1、2−i−2、・・・と負荷トランジスタ9−1、9−2、・・・でソースフォロワ回路が構成される。
これにより、増幅トランジスタ2−i−1、2−i−2、・・・のゲート電圧、即ち、フォトダイオード1−i−1、1−i−2、・・・の電圧とほぼ同等の電圧が垂直信号線7−1、7−2、・・・に現れる。
このとき、信号転送トランジスタ9−1、9−2、・・・の共通ゲート203に信号転送パルスを印加すると、増幅信号蓄積容量10−1、10−2、・・・には垂直信号線7−1、7−2、・・・に現れた電圧とその容量との積の増幅された信号電荷が蓄積される。
増幅信号蓄積容量10−1、10−2、・・・に信号電荷が蓄積された後、垂直アドレス回路201は、リセットライン6−iにリセットパルスを印加する。このリセットパルスによりリセットトランジスタ4−i−1、4−i−2、・・・はオンされる。
そして、フォトダイオード1−i−1、1−i−2、・・・に蓄積された信号電荷は、リセットトランジスタ4−i−1、4−i−2、・・・を介して放電される。これにより、フォトダイオード1−i−1、1−i−2、・・・はリセットされたことになる。
次に、水平アドレス回路202から水平アドレスパルスを水平選択トランジスタ11−1、11−2、・・・に順次印加する。すると、水平選択トランジスタ11−1、11−2、・・・はこの水平アドレスパルスの印加されている間、オンとなる。
そして、増幅信号蓄積容量10−1、10−2、・・・に蓄積されていた信号電荷は、オンとなった水平選択トランジスタ11−1、11−2、・・・を通って蓄積信号出力端(水平信号線)204から出力される。これにより、1行分の画像信号が出力信号として得られる。
この動作を次の行(水平ライン)、次の行と順次続けることにより、2次元状に配置されたフォトダイオードのすべての信号を読み出すことができる。
このように、順次、ライン位置を変えながら読出し制御を行うことで、1画面分の画像信号を順次取り出すことができ、連続的にこの動作を繰り返すと動画像が得られることになる。
以下、図4を参照しながら、モニタ表示用フレームの読出しとAF用フレームの読出しについて説明する。図4は、モニタ表示用フレームの読出しとAF用フレームの読出しの一例を示している。
まず、モニタ表示用フレームの読み出す先の画素は、図4(a)に示す撮像領域401において、図4(b)に示すように、水平方向、垂直方向のいずれにおいても2画素毎に選択される。
つまり、互いに隣接するR画素及びG画素或いはG画素及びB画素が選択されると、次は2画素隔てた位置において隣接するR画素及びG画素或いはG画素及びB画素が選択される。読出し先の画素は水平2画素及び垂直2画素からなる画素ブロックが水平方向及び垂直方向において等間隔で間欠的に存在する。
一方、AF用フレームの読出しでは、図4(a)に示す撮像領域401に含まれているAF枠402において、図4(c)に示すように、垂直方向に連続する8ラインのうち2ラインが、読出し先として選択される。選択される2ラインは互いに隣接し、この2ラインを形成する全ての画素から電荷が読み出される。
以下、図5を参照しながら、図4における撮像領域401に含まれるAF枠402を選択して画素の読出しを行うための構成について説明する。図5は、図1におけるは撮像素子108、垂直アドレス選択部110、水平アドレス選択部111の構成をより詳細に示す図である。
垂直アドレス選択部110は、垂直アドレス回路201と垂直デコーダ部501で構成され、水平アドレス選択部111は、水平アドレス回路202と水平デコーダ部502で構成される。
垂直デコーダ部501の入力は、VD0〜VD1が入力され、垂直アドレス回路201は、クロックパルス(CLK)と垂直リセットパルス(VRES)が入力できるようになっている。
垂直アドレス回路201からは、垂直アドレス線5−1、リセット線6−1から信号が出力される。また、水平デコーダ部502の入力も、HD0〜HD1が入力され、水平アドレス回路202には、クロックパルス(CLK)と水平リセットパルス(HRES)とが入力される。
垂直デコーダ部501及び水平デコーダ部502は、全体の撮像領域503を選択するか、或いは、一部の撮像領域504を選択するかを決定するために利用される。
次に、本実施の形態におけるフレームの駆動タイミングの制御について図6を参照しながら説明する。図6は、モニタ表示用のフレームの読出しとAF用フレームの読出しを交互に行ったときのフレームの駆動タイミング制御の例を示している。
図6(a)において、それぞれの駆動におけるフレーム601から605が示してある。この各フレーム601から605内で蓄積開始タイミング(リセット動作タイミング)を任意に決めることができ(例えば図6(a)のS1)、リセット動作開始S1から読出し開始S2までの時間が蓄積時間となる。
ここで、フレーム601、602はそれぞれモニタ表示用の撮像駆動(以下、撮像駆動Aと呼ぶ)により駆動されており、フレーム603、604、605はAF用の撮像駆動(以下、撮像駆動Bと呼ぶ)により駆動されている。
まず、撮像駆動Aにおいてモニタ表示用のNフレーム分(本実施の形態においては1フレーム)の読出しが終了した後に、撮像駆動Bへと撮像駆動の変更を行い、AF用フレームのリセット動作S3を開始する。
AF用フレームの読出しをNフレーム分(本実施の形態においては3フレーム)行った後、撮像駆動Aへと撮像駆動を変更する。
本実施の形態においては、フレームの読出しが終了した後に、すぐに次フレームのリセット動作を開始している。この構成によれば、前フレームの読出し期間中に次フレームのリセット動作が行われることがなくなり、次フレームにおける蓄積時間をフレーム内で均一化できる。また、読出しが終了した後すぐに次フレームのリセットを開始するため、無駄な時間がなく、AFを高速化することができる。
しかし、このようにAFをできるだけ高速化するために読出しが終ってすぐに次フレームのリセットを開始すると、蓄積時間がリセット期間内に制限されてしまう。図4(a)に示したように、AF用フレームはモニタ表示用フレームよりも狭い領域であるため、AF用フレームにおけるリセット期間は、モニタ表示用フレームのリセット期間より短くなってしまい、最大の蓄積時間も短くなってしまう。
必要な蓄積時間がとれるような明るいシーンでは特に問題はないが、必要な蓄積時間がとれないような暗いシーンでは、図6(b)に示すように、モニタ表示用フレームにおいては適正露出の画像が得られるが、AF用フレームにおいて適正露出の画像が得られない。
そこで、図1のAGC113で、各AF用フレーム内のライン毎に一定値のゲイン補正(出力画素値のゲインアップ)を行うことで蓄積時間の補償を行う。または、ゲイン補正の代わりに画素加算を行う、または、画素加算数を増やしてもよい。
上述の撮像装置において、撮像手段としての撮像素子108は、フォーカスレンズ104を含む撮影光学系を経た被写体の光学像に基づいて電荷を発生して蓄積する受光部を含む画素回路を複数備えるラインが複数配置されて構成されている。
また、アドレス指定部109、垂直アドレス選択部110、水平アドレス選択部111、システム制御部120は、第1駆動手段の一例として、以下のように機能する。即ち、複数の受光部のうち第1領域の受光部を第1の期間間隔で所定ライン毎に順次リセットし、リセットの開始から所定時間経過後に第1の期間間隔で所定ライン毎に受光部で蓄積された電荷を画素値として読み出す。
また、アドレス指定部109、垂直アドレス選択部110、水平アドレス選択部111、システム制御部120は、第2駆動手段の一例として、以下のように機能する。即ち、複数の受光部のうち第1領域とは異なる第2領域の受光部を第1の期間間隔と異なる第2の期間間隔で所定ライン毎に順次リセットする。そして、リセットの開始から所定時間経過後に第2の期間間隔で所定ライン毎に受光部で蓄積された前記電荷を画素値として読み出す。
また、モニタ表示手段の一例としての画像表示部122は、第1の駆動手段による駆動において、第1領域の画素値に基づいて前記被写体のリアルタイム動画像を表示する。
また、焦点調節手段の一例としてのAF処理部105は、第2駆動手段による駆動おいて、第2領域の画素値に基づいて被写体のコントラストを示すAF評価値を求め、AF評価値が最大になるようにフォーカスレンズ104の位置を調節する。なお、このAF評価値は、被写体像の合焦状態を示す値である。
また、能動化手段の一例としてのシステム制御部120は、第1駆動手段と第2駆動手段を選択的に能動化する。
そして、システム制御部120は、第1駆動手段における1フレーム内の画素値の読出しが終了した直後に、後続する第2駆動手段における1フレーム内のリセットを行う。また、第2駆動手段における1フレーム内の画素値の読出しが終了した直後に、後続する第1駆動手段における1フレーム内のリセットを行う。
また、ゲイン補正手段の一例としての画像処理部115は、第2駆動手段における画素値のゲインを補正することで足りない露光量を補う。
また、画素加算手段の一例としての画像処理部115は、第2駆動手段における画素値を加算する、または、画素加算数を増やすことで足りない露光量を補う。
本発明の撮像装置は、被写体像光に応じて信号を発生し蓄積する受光部を含む画素回路を複数備えるラインが複数配置されて構成される撮像手段を備える。また、前記受光部を、第1の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第1の駆動と、前記第1の期間間隔と異なる第2の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第2の駆動とを行うリセット手段を備える。また、読出手段を備える。読出手段は、前記第1の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第1の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動を行う。また、前記第2の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第2の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動を行う。
また、本発明の撮像装置は、前記第2の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号の露光量を補う補正手段を備える。また、前記補正手段により補正された信号に基づいて前記被写体像の合焦状態を検出し、当該検出結果に応じてフォーカス調節をする焦点調節手段を備える。前記リセット手段は、前記読出手段による1フレーム内の前記信号の読み出しが終了した後に、後続するフレームのためのリセットを行う。
以上のように、本発明によれば、モニタ画質とフォーカス精度の両方を向上させるためにモニタ表示用フレームとAF用フレームを交互に読出したときに、フレーム内で蓄積時間が不均一になる状況を回避することができる。また、AFをできるだけ高速化することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラの構成を示すブロック図である。 図1における撮像素子の一実施例である増幅型MOSセンサを用いた固体撮像装置を示す回路構成図である。 図2のMOS型固体撮像装置の動作について説明するためのタイミングチャートである。 図1の電子カメラにおけるモニタ表示用フレームの読出しとAF用フレームの読出しの一例を示す図である。 図1におけるは撮像素子、垂直アドレス選択部、水平アドレス選択部の構成をより詳細に示す図である。 図1の電子カメラにおけるモニタ表示用のフレームの読出しとAF用フレームの読出しを交互に行ったときのフレームの駆動タイミング制御の一例を示す図である。
符号の説明
101 撮影レンズ
102 絞り及びシャッター
103 AE処理部
104 フォーカスレンズ
105 AF処理部
106 ストロボ
107 EF処理部
108 撮像素子
109 アドレス指定部
110 垂直アドレス選択部
111 水平アドレス選択部
112 タイミング調整部
113 AGC
114 A/D変換部
115 画像処理部
116 WB処理部
117 フォーマット変換部
118 DRAM
119 画像記録部
120 システム制御部
121 VRAM
122 画像表示部
123 操作部
124 メインスイッチ
125 スタンバイスイッチ
126 撮影スイッチ
127 撮影モードスイッチ

Claims (4)

  1. 被写体像光に応じて信号を発生し蓄積する受光部を含む画素回路を複数備えるラインが複数配置されて構成される撮像手段と、
    前記受光部を、第1の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第1の駆動と、前記第1の期間間隔と異なる第2の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第2の駆動とを行うリセット手段と、
    前記第1の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第1の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動と、前記第2の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第2の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動とを行う読出手段と、
    前記第1の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号に基づいて所定周期毎に表示手段に画像を表示するよう制御する制御手段と、
    前記第2の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号の露光量を補う補正手段と、
    記被写体像の合焦状態を検出し、当該検出結果に応じてフォーカス調節をする焦点調節手段とを備え、
    前記リセット手段は、前記読出手段による1フレーム内の前記信号の読み出しが終了した後に、後続するフレームのためのリセットを行い、
    第1の場合より暗い第2の場合における前記所定時間は、当該第1の場合における前記所定時間より長く、
    前記焦点調節手段は、前記第1の場合には、前記第2の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号に基づいて前記被写体像の合焦状態を前記所定周期内に1回以上検出し、前記第2の場合には、前記補正手段により補正された信号に基づいて前記被写体像の合焦状態を前記所定周期内に1回以上検出することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、前記信号に対してゲインをかけ露光量を補うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正手段は、前記信号を加算して露光量を補うことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 被写体像光に応じて信号を発生し蓄積する受光部を、第1の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第1の駆動と、前記第1の期間間隔と異なる第2の期間間隔で所定ラインごとに順次リセットする第2の駆動とを行い、
    前記第1の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第1の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動と、前記第2の駆動における前記リセットの開始から所定時間経過後に前記第2の期間間隔で前記所定ラインごとに前記受光部で蓄積された前記信号を読み出す駆動とを行い、
    前記第1の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号に基づいて所定周期毎に表示手段に画像を表示するよう制御し、
    前記第2の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号の露光量を補う補正をし、
    記被写体像の合焦状態を検出し、当該検出結果に応じてフォーカス調節をするよう制御する撮像装置の制御方法であって、
    前記第1、第2の駆動におけるリセットは、1フレーム内の前記信号の読み出しが終了した後に、後続するフレームのために行われ
    第1の場合より暗い第2の場合における前記所定時間は、当該第1の場合における前記所定時間より長く、
    前記第1の場合、前記第2の期間間隔に前記受光部で蓄積され読み出された信号に基づいて前記所定周期内に1回以上前記被写体像の合焦状態を検出し、前記第2の場合、前記補正手段により補正された信号に基づいて前記所定周期内に1回以上前記被写体像の合焦状態を検出することを特徴とする制御方法。
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