JP2003143261A - 携帯電話端末 - Google Patents

携帯電話端末

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JP2003143261A
JP2003143261A JP2001341165A JP2001341165A JP2003143261A JP 2003143261 A JP2003143261 A JP 2003143261A JP 2001341165 A JP2001341165 A JP 2001341165A JP 2001341165 A JP2001341165 A JP 2001341165A JP 2003143261 A JP2003143261 A JP 2003143261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラモジュールを備えた携帯電話端末によ
り撮影を行う際、遠隔で撮影の実行を制御することがで
きる携帯電話端末を実現する。 【解決手段】 カメラモジュール18と、無線基地局と
無線通信回線を介して接続する無線部13と、カメラモ
ジュール18へ撮影の実行を指示する撮影実行制御処理
を行うCPU11と、カメラモジュール18で撮影され
た画像を記憶するメモリ部12と、を備えた携帯電話端
末において、CPU11は、無線通信回線の着信呼につ
いて、特定の着信呼び出し状態となったことを契機に、
カメラモジュール18への撮影実行指示を行い、発信者
番号を撮影データとして記憶することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラモジュール
を備えた携帯電話端末により撮影を行う撮影システム等
に用いて好適な携帯電話端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、身近な通信機器として携帯電話機
(携帯電話端末)等の携帯端末が普及してきているが、
例えば、携帯電話機に電話機能以外の電子メール機能や
WWW(World Wide Web)ブラウザ機能(WWW検索
・回覧機能)などを備え、テキストや画像等のデータを
伝送することが可能なものが実現されている。さらに
は、被写体を撮影するカメラモジュールを備え、このカ
メラモジュールで撮影した画像を伝送することができる
ものもある。このカメラモジュールを備えた携帯電話機
を使用する際、利用者は、該携帯電話機のシャッターキ
ーを押下して撮影を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したカ
メラモジュールを備えた携帯電話機の撮影実行制御を遠
隔で実施したいという要望がある。例えば、人が常駐で
きない場所に被写体があるような場合、カメラモジュー
ルを備えた携帯電話機を被写体の近くに設置しておき、
被写体から離れた場所から簡易に撮影を実行することが
できれば、カメラモジュールを備えた携帯電話機の有用
性が向上する。これを実現する手段としては、セルフタ
イマによって自動的に撮影するものが知られているが、
セルフタイマでは撮影したいタイミングで随時撮影を実
行することが困難である。
【0004】また、遠隔地から被写体を見ながら、撮影
したいという要望もある。例えば、旅行している家族が
カメラモジュールを備えた携帯電話機を被写体に向け、
自宅でその被写体を見ながら撮影することができれば、
カメラモジュールを備えた携帯電話機の有用性がさらに
向上する。
【0005】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、カメラモジュールを備えた携
帯電話端末により撮影を行う際、遠隔で撮影の実行を制
御することができる携帯電話端末を提供することにあ
る。
【0006】また、本発明は、遠隔地から被写体を見な
がら撮影することができる携帯電話端末を提供すること
も目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の携帯電話端末は、カメラモジュ
ールと、無線基地局と無線通信回線を介して接続する無
線部と、前記カメラモジュールへ撮影の実行を指示する
撮影実行制御処理を行う処理手段と、を備えた携帯電話
端末において、前記処理手段は、前記無線通信回線の着
信呼について、特定の着信呼び出し状態となったことを
契機に、前記カメラモジュールへの撮影実行指示を行
い、着信呼の発信者識別情報を撮影データとして記憶手
段に記憶することを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の携帯電話端末は、カメラ
モジュールと、無線基地局と無線通信回線を介して接続
する無線部と、前記カメラモジュールへ撮影の実行を指
示する撮影実行制御処理を行う処理手段と、を備えた携
帯電話端末において、前記処理手段は、前記無線通信回
線を介して伝達された撮影指示データを受け取ったこと
を契機に、前記カメラモジュールへの撮影実行指示を行
い、着信呼の発信者識別情報又は発信呼の着信者識別情
報を撮影データとして記憶手段に記憶することを特徴と
している。
【0009】請求項3に記載の携帯電話端末は、カメラ
モジュールと、無線基地局と無線通信回線を介して接続
する無線部と、前記カメラモジュールへ撮影の実行を指
示する撮影実行制御処理を行う処理手段と、を備えた携
帯電話端末において、前記処理手段は、前記無線通信回
線の着信呼について受信した発信者識別情報と予め記憶
している発信者識別情報とが一致するときに、前記カメ
ラモジュールへの撮影実行指示を行い、発信者識別情報
を撮影データとして記憶手段に記憶することを特徴とし
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態による携
帯電話機(携帯電話端末)を使用して撮影する撮影シス
テムの構成を示すブロック図である。この図1に示すよ
うに、携帯電話機1および2は、各々携帯電話システム
(図示せず)を介して通信ネットワーク3に接続可能で
あり、通信ネットワーク3を介して相互に音声や画像等
のデータを送受することができる。
【0011】図2は、図1に示す携帯電話機1(,2)
の構成を示すブロック図である。この図2において、符
号11は回路各部を制御するCPU(中央処理装置)、
符号12はこのCPU11からアクセス可能なメモリ部
である。符号13は、アンテナ14を介して、通信ネッ
トワーク3に接続された携帯電話システムの無線基地局
と無線信号を送受信し、無線電話回線を確立するための
通信制御およびその無線電話回線を介して音声や画像等
のデータを送受する無線部である。なお、
【0012】符号15は電話番号等の入力用のテンキー
や各種ファンクションキー、音声を入力するためのマイ
ク、音声を出力するスピーカなどから構成されるマンマ
シンインターフェース部である。符号16は液晶表示パ
ネルおよび表示制御回路から構成された画面表示部であ
る。符号17は発光ダイオード(LED)および発光制
御回路から構成されたLED表示部である。符号18は
外部の被写体および背景からなる撮影対象画像を入力し
て撮影するカメラモジュールである。
【0013】なお、上記マンマシンインターフェース部
15は、カメラモジュール18に撮影実行を指示するた
めのシャッターキーを有している。また、メモリ部12
は、CPU11のプログラム等が記憶されたROM(リ
ードオンリメモリ)、データ一時記憶用のRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)、及びデータ記録用のフラッシュ
メモリ等の不揮発性メモリから構成されている。
【0014】上記CPU11は、無線電話回線を介して
なされた撮影指示により、カメラモジュール18へ撮影
の実行を指示する撮影実行制御処理を行い、メモリ部1
2へ撮影指示元の発信者番号を記憶する。
【0015】次に、図1に示す撮影システムにおいて、
利用者が撮影する際の動作を説明する。図3は、図1に
示す撮影システムの第1の実施形態による撮影処理の流
れを示すシーケンス図である。以下、この図3を参照し
て説明するが、携帯電話機1および2は、通信ネットワ
ーク3にそれぞれ接続されており、通信ネットワーク3
を介してデータ等の送受が行われるものとする。
【0016】図3に示す第1の実施形態においては、利
用者Aと利用者Bの二人が並んだ2ショットの様子を被
写体として、利用者Aの携帯電話機1のカメラモジュー
ル18により撮影することとし、利用者Bの携帯電話機
2を使用して撮影指示を行うものである。この撮影時に
おいて、携帯電話機1は、特定の着信呼び出し状態とな
ったことを契機に、撮影を実行する。
【0017】先ず、携帯電話機1において、利用者Aが
マンマシンインターフェース部15を操作して、カメラ
モジュール18を使用可能なカメラモードに設定する。
この設定操作がなされると、CPU11は、画面表示部
16にカメラモードであることを表示する(図3のステ
ップS1)。
【0018】次いで、CPU11は、メモリ部12に予
め記憶されている各種撮影契機の内容を画面表示部16
に表示して、利用者Aに撮影契機の設定を促す。この画
面表示部16の表示内容にしたがって、利用者Aがカメ
ラモジュール18の撮影契機を設定する(図3のステッ
プS2)。上記撮影契機としては、例えば、着信音が所
定回数だけ鳴った時点、あるいは着信してから所定時間
だけ経過した時点、あるいは着信呼の受信を喪失した時
点がある。これら撮影契機情報は、メモリ部12に記憶
されているが、利用者によって変更することが可能であ
る。
【0019】次いで、利用者Aは携帯電話機1のカメラ
モジュール18を被写体(利用者Aと利用者B)に向け
て設置し、利用者Bが携帯電話機2を使用して携帯電話
機1へ発信する(図3のステップS3)。この発信によ
り携帯電話機1へ着信すると、携帯電話機1のCPU1
1は、該着信呼び出し状態(着信音を鳴らした回数や、
着信後の経過時間など)が利用者Aにより設定された撮
影契機の条件を満足するか監視し、満足した時点でカメ
ラモジュール18へ撮影指示信号を出力する。カメラモ
ジュール18は、この撮影指示信号を受けると、入力さ
れている撮影対象画像を取り込みメモリ部12へ記録
し、これにより撮影が完了する(図3のステップS
4)。このメモリ部12へ撮影対象画像を記録する際、
着信呼に含まれている発信者番号を撮影データとして画
像とともに撮影番号で関連付けてメモリ部12へ記憶す
る。
【0020】例えば、撮影契機が着信音が3回鳴った時
点であった場合、CPU11は、着信音を鳴らした回数
を計数し、3回鳴らした時点でカメラモジュール18へ
撮影指示信号を出力する。また、撮影契機が着信後、3
秒経過した時点であった場合には、CPU11は、着信
後、タイマを3秒に対応するタイマ値に設定して起動
し、このタイマがタイムアップした時点でカメラモジュ
ール18へ撮影指示信号を出力する。また、撮影契機が
着信後、着信呼の受信喪失であった場合、CPU11
は、着信後、利用者Bが携帯電話機2を操作し発呼動作
を停止したことで基地局から着信呼の送信が停止し、着
信呼の受信を検出できなくなった時点でカメラモジュー
ル18へ撮影指示信号を出力する。
【0021】次いで、携帯電話機1のCPU11は、L
ED表示部17により、利用者に対して撮影完了を報知
する(図3のステップS5)。例えば、LEDの色を変
更(赤から緑に変更等)したり、あるいはLEDを点灯
から消灯(または消灯から点灯)にする。
【0022】撮影画像と撮影データは、マンマシンイン
ターフェース部15の操作部を所定の手順で操作し撮影
番号を指示すると、画面表示部16へ表示することがで
きる。このとき、マンマシンインターフェース部15の
発信キーを押すと、表示されている電話番号が無線部1
3に送られて自動ダイヤルすることができる。
【0023】上述した第1の実施形態によれば、カメラ
モジュールを備えた携帯電話端末により撮影を行った
後、撮影の実行を制御した撮影指示元が誰なのか知るこ
とができるようになる。つまり、利用者Aと2ショット
で写っている人間が利用者Bであることを知ることがで
きる。さらに、無線通信回線の着信呼について、特定の
着信呼び出し状態(所定回数着信音を鳴らした状態や、
着信後に所定時間経過した状態など)となったことを契
機に、カメラモジュールへの撮影実行指示を行うように
したので、通話料金が発生する以前の着信呼び出し中
に、撮影指示を行うことが可能となる。これにより、通
話料金をかけずに、遠隔で撮影の実行を制御することが
できるという効果が得られる。なお、発信者識別情報と
しては、着信呼に含まれる発信者番号を利用したが、例
えば発信元にて呼設定情報中に発信者を識別可能なID
となり得る情報(この情報としては、例えば電子メール
アドレスが使用可能)を含めるようにしてもよい。発信
者識別情報として発信者番号を使った場合には発信元
(撮影指示元)への自動ダイヤルが可能であり、また、
電子メールアドレスを使った場合には発信元(撮影指示
元)へのメール自動返信が可能なので、これらを発信者
識別情報に使用した場合の利便性は格段によい。
【0024】図4は、図1に示す撮影システムの第2の
実施形態による撮影処理の流れを示すシーケンス図であ
る。この図4に示す第2の実施形態においては、利用者
Aと利用者Bの2ショットを被写体として、利用者Aの
携帯電話機1のカメラモジュール18により撮影する
が、利用者Bが携帯電話機2を使用して携帯電話機1か
ら被写体の画像を取得し、この画像を見ながら撮影指示
を行う。この撮影時において、携帯電話機1は、携帯電
話機2から撮影指示データを受け取ったことを契機に、
撮影を実行する。撮影指示データにより撮影された画像
データは、発信者番号とともに撮影番号で関連付けてメ
モリ部12へ記憶する。
【0025】先ず、利用者AおよびBは、携帯電話機1
および2間を通話状態にする。この通話状態の携帯電話
機1において、上記図3のステップS1、S2と同様
に、利用者Aがカメラモードの設定と、撮影契機の設定
を行う。ただし、この撮影契機には、無線電話回線を介
して撮影指示を受け取った時点を設定する(図4のステ
ップS11〜S12)。
【0026】次いで、利用者Aが携帯電話機1のカメラ
モジュール18を被写体に向けると、携帯電話機1のC
PU11は、カメラモジュール18に入力されている撮
影対象画像を無線部13により、携帯電話機2へ送信す
る。携帯電話機2において、CPU11は、無線部13
によりその撮影対象画像を受け取ると、画面表示部16
へ表示する(図4のステップS13)。
【0027】なお、携帯電話機1から携帯電話機2へ伝
送される撮影対象画像は、静止画像であってもよく、あ
るいは動画像であってもよく、さらには実際に携帯電話
機1に記憶される画像データと較べデータ量を圧縮した
画像であってもよい。また、その伝送される撮影対象画
像は、少なくとも被写体を含む画像であればよく、背景
については含むようにしてもよいし、省くようにしても
よい。
【0028】次いで、利用者Bが、携帯電話機2の画面
表示部16に表示された被写体の画像を見ながら撮影の
タイミングをはかり、マンマシンインターフェース部1
5のシャッターキーを押す。このシャッターキー押下に
より、携帯電話機2のCPU11は、無線部13によ
り、携帯電話機1へ撮影指示データを送信する(図4の
ステップS14)。また、ここで携帯電話機2のCPU
11は、シャッターキー押下時の撮影対象画像をメモリ
部12へ記録する。なお、携帯電話機2から携帯電話機
1へダイヤルした場合には、携帯電話機2のCPU11
は、発信履歴データとして記憶されている携帯電話機1
の電話番号を、撮影データとして撮影番号で関連付けて
撮影対象画像とともにメモリ部12へ記録する。逆に携
帯電話機1からダイヤルされた場合には、携帯電話機2
のCPU11は、着信履歴データとして記憶されている
携帯電話機1の発信者番号を、撮影データとして撮影番
号で関連付けて撮影対象画像とともにメモリ部12へ記
録する。
【0029】次いで、携帯電話機1において、CPU1
1は、無線部13によりその撮影指示データを受け取る
と、カメラモジュール18へ撮影指示信号を出力する。
カメラモジュール18は、この撮影指示信号を受ける
と、撮影対象画像を取り込みメモリ部12へ記録し、こ
れにより撮影が完了する(図4のステップS15)。ま
た、携帯電話機2からダイヤルされた場合には、携帯電
話機1のCPU11は、撮影対象画像をメモリ部12へ
記録する際、着信呼に含まれていて着信履歴としてメモ
リ部12へ記憶している発信者番号を、撮影番号で関連
付けて撮影対象画像の撮影データとしてメモリ部12へ
記録する。逆に、携帯電話機1からダイヤルした場合
は、発信呼に含まれていて発信履歴としてメモリ部12
へ記憶している電話番号を、撮影番号で関連付けて撮影
対象画像とともにメモリ部12へ記録する。次いで、携
帯電話機1のCPU11は、LED表示部17により、
利用者に対して撮影完了を報知する(図4のステップS
16)。
【0030】なお、上述した図4に示す第2の実施形態
においては、撮影指示を行う利用者Bが図2に示す携帯
電話機2を使用して撮影指示を行うようにしたが、この
携帯電話機2はカメラモジュールを具備しないものであ
ってもよい。また、発信者識別情報として、着信履歴デ
ータとしてメモリ部12に記憶される着信呼の発信者番
号を使い、また着信者識別情報として、発信履歴データ
としてメモリ部12に記憶される発信呼の電話番号を使
ったが、どちらも相手を識別できる情報であればよく、
電話番号に限定されるものではない。
【0031】上述した第2の実施形態によれば、無線通
信回線を介して伝達された撮影指示データを受け取った
ことを契機に撮影するようにしたので、随時、撮影する
タイミングを正確に指示することができる。また、発信
者又は着信者の識別情報を記憶するので、撮影後に該識
別情報を表示させることで撮影指示元が誰なのか知るこ
とができる。つまり、利用者Aと2ショットで写ってい
る人間が利用者Bであることを知ることができる。さら
に、被写体を含む撮影対象画像を、撮影指示データの送
信元(携帯電話機2)へ無線通信回線を介して送信する
ようにしたので、遠隔地から被写体を見ながら撮影する
ことができるという効果が得られる。さらに、撮影指示
元の携帯電話機2において、シャッターキー押下時の撮
影対象画像を記録するので、撮影元の携帯電話機1から
撮影指示元の携帯電話機2へ、撮影後にあらためて撮影
した画像を送る手間が省けるという効果も得られる。な
お、携帯電話機1,2はマンマシンインターフェース部
15の所定操作で撮影対象画像及び撮影データ(電話番
号等)を画面表示部16に表示し、発信キーを押せば表
示された電話番号を自動ダイヤルする。
【0032】図5は、図1に示す撮影システムの第3の
実施形態による撮影処理の流れを示すシーケンス図であ
る。この第3の実施形態においては、図2の携帯電話機
1のメモリ部12に電話番号とその電話番号に関係する
名前等の文字情報を複数記憶する記憶領域を設ける。そ
して、利用者Aは、携帯電話機1のメモリ部12に記憶
する電話番号を予め設定しておき、カメラモードにする
(図5のステップS21)。
【0033】次いで、携帯電話機1のCPU11は、着
信呼を受けた際に、受信した呼設定データ中に含まれて
いる発信者番号とメモリ部12に予め記憶している電話
番号とを比較する(ステップS22)。この比較の結
果、一致する場合に、CPU11は、LED表示部17
のLEDを点滅させ、カメラモジュール18へ撮影指示
信号を出力してカメラモジュール18のシャッターを切
り、このとき発信者番号又は予め記憶している電話番号
を撮影データとしてこれを撮影番号で関連付けて撮影対
象画像とともにメモリ部12へ記憶する(ステップS2
3)。そして、LED表示部17の点滅で撮影完了を報
知する(ステップS24)。一方、発信者番号とメモリ
部12の電話番号とが不一致の場合には、所定の着信音
等によって予め記憶している電話番号以外の電話機から
の着信であることを報知する。
【0034】図1の例では、携帯電話機2から携帯電話
機1に発信して撮影する場合、予め携帯電話機1のメモ
リ部12に携帯電話機2の電話番号と名前をマンマシン
インターフェース部15のキー操作等で記憶させてお
く。携帯電話機1のCPU11はメモリ部12に撮影画
像とともに撮影番号で関連付けて電話番号と名前を撮影
データとして記憶する。この撮影データについては、撮
影後に所定操作で撮影番号を選択するなどして画面表示
部16に撮影画像とともに表示する。撮影画像を表示し
ている際に、利用者Aがマンマシンインターフェース部
15の発信キーを押すと、表示している撮影画像ととも
に記憶されている携帯電話機2の電話番号にダイヤル発
信する。次いで、携帯電話機2においてオフフックされ
通話状態になると、表示画像データを携帯電話機1から
自動的に送信もしくは所定のキー操作により送信する。
【0035】このように電話番号の一致を検出して撮影
するようにしたので、携帯電話機1がカメラモードに設
定されている際に、撮影指示元とは異なる他の電話機か
らの着信呼によって撮影されることを防止することがで
きる。そして、撮影データとして、撮影指示となった着
信呼の発信元の電話番号を記憶するようにしたので、誰
によって撮影されたのか知ることができ、さらには撮影
画像を撮影指示元へ自動的に送信もしくは所定のキー操
作により送信することができる。
【0036】また、上述した第3の実施形態において、
予めメモリ部12に電話番号と名前とともに電子メール
アドレスを記憶させるようにしてもよい。このような場
合、着信呼を受けた際に、CPU11が、受信した発信
者番号と記憶している電話番号との一致を条件にカメラ
モジュール18のシャッターを切る点は前述と同様であ
るが、メモリ部12には撮影画像とともに、電話番号と
名前とさらに電子メールアドレスが撮影データとして記
憶される。そして、撮影後に撮影画像を画面表示部16
に表示している際に、利用者がマンマシンインターフェ
ース部15の特定のキー操作(例えば、発信キーを押
す)を行うと、無線通信回線を介してインターネットに
接続し、表示している撮影画像とともに記憶されている
電子メールアドレス宛てに表示中の撮影画像をメールの
添付ファイルとして自動的に送信する。ここで、CPU
11はメール送信の際、撮影画像を添付ファイルにする
とともに、予め記憶している所定のメール本文中に撮影
データを自動的に書き込んで、メール送信を行う。この
ようにすれば、例えば撮影画像配信先の携帯電話機2に
おいて、該配信されたメールを任意に開くことで撮影画
像を携帯電話機2に取りこむことが可能となり、利便性
がさらに向上する。
【0037】なお、撮影データとしては、上述した実施
形態のもの以外に、例えば、時計機能を具備して撮影日
時等の時刻データ、GPS受信機等の位置検出手段を具
備して撮影地理データなどを加えることができる。ま
た、上述した実施形態においては、1回の発信につき1
枚撮影するだけであるが、撮影指示元の携帯電話機2の
呼設定データ中に撮影枚数データを予め設定し発信する
ようにして、撮影を実行する携帯電話機1では、受信し
たこの撮影枚数データに応じた枚数分を1回に連続撮影
するようにしてもよい。また、上述した実施形態におい
ては、撮影完了した際に、LED表示部17により視覚
的に報知するが、スピーカから擬似シャッター音を鳴ら
す等、音による聴覚的な報知を行うようにしてもよい。
【0038】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、無線通信回線の着信呼について、特定の着
信呼び出し状態となったことを契機に、カメラモジュー
ルへの撮影実行指示を行い、着信呼の発信者識別情報を
撮影データとして記憶するようにしたので、カメラモジ
ュールを備えた携帯電話端末により撮影を行った後、撮
影データから遠隔で撮影の実行を制御した発信元が誰で
あるかを知ることができるという効果が得られる。
【0040】さらに、通話料金が発生する以前の着信呼
び出し中に、例えば、着信音を鳴らした回数や、着信後
の経過時間を撮影指示として利用することが可能とな
る。これにより、通話料金をかけずに、遠隔で撮影の実
行を制御することができるという効果も得られる。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、無線
通信回線を介して伝達された撮影指示データを受け取っ
たことを契機に、カメラモジュールへの撮影実行指示を
行い、着信呼の発信者識別情報又は発信呼の着信者識別
情報を撮影データとして記憶するようにしたので、カメ
ラモジュールを備えた携帯電話端末により撮影を行った
後、撮影データから遠隔で撮影の実行を制御した発信元
又は着信元が誰であったか知ることができるという効果
が得られる。さらに、遠隔地から被写体を見ながら撮影
することができるという効果も得られる。
【0042】また、請求項3記載の発明によれば、無線
通信回線の着信呼について受信した発信者識別情報と予
め記憶している発信者識別情報とが一致するときに、カ
メラモジュールへの撮影実行指示を行い、発信者識別情
報を撮影データとして記憶するので、カメラモジュール
を備えた携帯電話端末により撮影を行った後、撮影デー
タから遠隔で撮影の実行を制御した発信元が誰であるの
か知ることができるという効果が得られる。さらに、電
話番号の一致を検出して撮影するようにしたので、撮影
指示元とは異なる他の電話機からの着信呼によって撮影
されることを防止することができるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による携帯電話機を使用し
て撮影する撮影システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1に示す図1に示す携帯電話機1(,2)
の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示す撮影システムの第1の実施形態に
よる撮影処理の流れを示すシーケンス図である。
【図4】 図1に示す撮影システムの第2の実施形態に
よる撮影処理の流れを示すシーケンス図である。
【図5】 図1に示す撮影システムの第3の実施形態に
よる撮影処理の流れを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1、2 携帯電話端末(携帯電話機) 3 通信ネットワーク 11 CPU 12 メモリ部 13 無線部 14 アンテナ 15 マンマシンインターフェース部 16 画面表示部 17 LED表示部 18 カメラモジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラモジュールと、無線基地局と無線
    通信回線を介して接続する無線部と、前記カメラモジュ
    ールへ撮影の実行を指示する撮影実行制御処理を行う処
    理手段と、を備えた携帯電話端末において、 前記処理手段は、 前記無線通信回線の着信呼について、特定の着信呼び出
    し状態となったことを契機に、前記カメラモジュールへ
    の撮影実行指示を行い、着信呼の発信者識別情報を撮影
    データとして記憶手段に記憶することを特徴とする携帯
    電話端末。
  2. 【請求項2】 カメラモジュールと、無線基地局と無線
    通信回線を介して接続する無線部と、前記カメラモジュ
    ールへ撮影の実行を指示する撮影実行制御処理を行う処
    理手段と、を備えた携帯電話端末において、 前記処理手段は、 前記無線通信回線を介して伝達された撮影指示データを
    受け取ったことを契機に、前記カメラモジュールへの撮
    影実行指示を行い、着信呼の発信者識別情報又は発信呼
    の着信者識別情報を撮影データとして記憶手段に記憶す
    ることを特徴とする携帯電話端末。
  3. 【請求項3】 カメラモジュールと、無線基地局と無線
    通信回線を介して接続する無線部と、前記カメラモジュ
    ールへ撮影の実行を指示する撮影実行制御処理を行う処
    理手段と、を備えた携帯電話端末において、 前記処理手段は、 前記無線通信回線の着信呼について受信した発信者識別
    情報と予め記憶している発信者識別情報とが一致すると
    きに、前記カメラモジュールへの撮影実行指示を行い、
    発信者識別情報を撮影データとして記憶手段に記憶する
    ことを特徴とする携帯電話端末。
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