JP2003142548A - 無人搬送車 - Google Patents

無人搬送車

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JP2003142548A JP2001333170A JP2001333170A JP2003142548A JP 2003142548 A JP2003142548 A JP 2003142548A JP 2001333170 A JP2001333170 A JP 2001333170A JP 2001333170 A JP2001333170 A JP 2001333170A JP 2003142548 A JP2003142548 A JP 2003142548A
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Takahiko Murayama
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車体本体と物品載置台との間に介設された防
振手段と、車体本体又は物品載置台の何れか一方に設け
られた複数の係合部材と、他方に設けられた該係合部材
と対向する被係合部材と、該係合部材又は該被係合部材
の何れか一方を昇降させる昇降手段と、物品載置台に載
置された物品を移載する移載装置とを備えた無人搬送車
において、搬送車停止直後、防振手段に支えられる物品
載置台は上下方向のみならず水平方向にも揺振するた
め、前記係合部材と被係合部材とを係合させることが難
しく、物品載置台を支持する上で問題となっていた。 【解決手段】 前記被係合部材(ブロック片)61には
それぞれ前記係合部材(ピン)62を所定位置に案内す
るV溝を設けるとともに、少なくとも1つの被係合部材
61のV溝の方向を、それ以外の被係合部材61のV溝
に対して異なる方向に向けて配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品載置台を備えた
無人搬送車に関し、詳しくは、該物品載置台を支持する
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、塵挨の発生が問題となる半導
体製造工場では、物品を移載・搬送するために、スカラ
ーアーム式の移載装置と、物品を一時載置する物品載置
台とを搭載した無人搬送車を自動走行させる技術が知ら
れている。走行中、物品載置台に載置した物品に振動が
伝わらないようにするため、車体本体と物品載置台との
間にはスプリング等の防振手段が介設され、詳しくは、
以下のように構成されている。
【0003】図6に示すように、車体本体2と物品載置
台7との間には防振手段であるエアダンパ71・71・
・・が介設されている。該エアダンパ71・71・・・
は物品載置台7の四隅に配置されて、該物品載置台7を
支えるとともにその振動を吸収している。また、物品載
置台7下面にはその四隅にはピン孔7b・7b・・・が
設けられ、該ピン孔7b・7b・・・と対向する車体本
体2上面にはピン72・72・・・が突設されている。
このピン72・72・・・はシリンダの伸縮操作により
昇降可能に構成され、無人搬送車を停止させてバッファ
カセット50内のウエハ10・10・・・等を移載する
ときには、同図(a)に示すように、該ピン72・72
・・・を上昇させて、その尖端を前記のピン孔7b・7
b・・・に嵌入し、物品載置台7を持ち上げて支持し、
この状態では、前記エアダンパ71・71・・・による
物品載置台7の支承は作用せず、ピン72・72・・・
によって物品載置台7は位置固定される。一方、走行時
には、同図(b)に示すように、ピン72・72・・・
を下降させて、その尖端を前記のピン孔7b・7b・・
・から抜脱し、ピン72・72・・・による物品載置台
7の支持を解除する。この状態では物品載置台7はエア
ダンパ71・71・・・により支えられて、走行時の振
動が吸収されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、走行中、エ
アダンパ71・71・・・に支えられる物品載置台7は
上下方向のみならず水平方向にも揺振し、特に搬送車の
停止直後は、慣性が働く物品載置台7は、上下方向より
も寧ろ水平方向に振動している。この水平方向の振動が
発生している状態で、前記ピン72・72・・・を上昇
させても物品載置台7下面のピン孔7b・7b・・・に
上手く収まらない恐れがあり、確実のためには、該振動
が減衰するまで待機することが望ましい。この待機時間
は作業の効率を追求する観点からは、できるだけなくし
たいものであり、そこで、本発明では、多少水平方向に
振動していても、確実に物品載置台7を支持することが
できる無人搬送車を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。まず、請求項1に記載のように、車
体本体と物品載置台との間に介設された防振手段と、車
体本体又は物品載置台の何れか一方に設けられた複数の
係合部材と、該係合部材と係合するようにして他方に設
けられた複数の被係合部材と、該係合部材又は該被係合
部材の何れか一方を昇降させる昇降手段と、物品載置台
に物品を移載する移載装置とを備えた無人搬送車におい
て、前記被係合部材には前記係合部材を所定位置に案内
するV溝を設け、少なくとも1つの被係合部材のV溝の
方向を、それ以外の被係合部材のV溝の方向と異なる方
向へ向けて配置する。
【0006】そして、請求項2に記載のように、前記被
係合部材は3つで構成して、互いに等間隔を開けて配置
し、該被係合部材の対向位置に3つの係合部材を配設す
る。
【0007】また、請求項3に記載のように、前記係合
部材と被係合部材の少なくとも一方を交換自在に構成す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】これより、本発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1はクリーンルー
ム内の無人搬送車1の様子を示す斜視図、図2は無人搬
送車1の側面断面図、図3はエアダンパ55・55・・
・で支承されているときの物品載置台5の側面図、図4
はブロック片61・61・・・とピン62・62・・・
とで支持固定されているときの物品載置台5の側面図、
図5は物品載置台5の分解斜視図である。
【0009】まず、無人搬送車1の全体構成について説
明する。以下の説明では、図1における矢視F方向を前
方として、各構造体の前後左右位置を説明する。また、
その他の図面における各構造体の前後左右位置も図1に
準ずるものとする。
【0010】図1に示すように、無人搬送車1は、走行
レール20・20上を自動走行する有軌道台車であり、
車体本体2が走行輪9・9・9・9により支持され、該
走行輪9・9・9・9はそのそれぞれに対応した駆動モ
ータ8・8・8・8(図2)で駆動させることで、走行
レール20・20上を四輪駆動で走行させている。尚、
本実施の形態では、スリップを減らす為に全ての走行輪
9・9・9・9に駆動を伝えるようにしており、各走行
輪9・9・9・9にはそれぞれ駆動モータ8・8・8・
8が取り付けられているが、全ての走行輪9・9・9・
9に駆動を伝達する機構は、これに限定することなく、
他の機構でもよい。また、駆動輪は車体前後にそれぞれ
設けられていれば、4輪に限らず、その数は限定しな
い。
【0011】前記走行レール20・20に沿って、処理
装置21・21・・・やストッカ22が並べて配設さ
れ、該ストッカ22上に複数のカセット23・23・・
・が所定間隔を空けて並設されている。各カセット23
・23・・・は、その開口を走行レール20・20側へ
向けて配置され、該カセット23内には上下に多数段の
棚が設けられ、各棚にウエハ10・10・・・が水平に
収納されている。本実施の形態では、ストッカ22を平
置型のストッカとしているが、カセット23の搬出入口
と、多数の棚と、棚と搬出入口との間でカセット23を
移載するスタッカークレーンとを備えた自動倉庫であっ
ても良い。
【0012】図2に示すように、前記無人搬送車1の車
体本体2には、その中央にウエハ10・10・・・を移
載する移載装置3が配設され、その前後に、ウエハ10
・10・・・の方向及び中心位置を揃える姿勢合わせ装
置4と、ウエハ10・10・・・が収納されたバッファ
カセット50を載置する物品載置台5とが配設されてい
る。
【0013】次に、前記移載装置3について説明する。
移載装置3は、移載アーム30M・30S、基台38、
ターンテーブル39等から成り、基台38は車体本体2
中央に埋設され、該基台38上にターンテーブル39が
枢設され、該ターンテーブル39上に一対の移載アーム
30M・30Sが取り付けられている。
【0014】前記基台38は昇降可能に構成され、ま
た、前記ターンテーブル39は該基台38に対して相対
回転可能に構成されている。前記移載アーム30M(3
0S)は、移載ハンド31と、第1アーム32と、第2
アーム33とでリンク機構が組まれたスカラーアーム式
のロボットハンドであり、サーボモータ等から成るアク
チュエータにより屈伸自在に構成されている。
【0015】次に、前記姿勢合わせ装置4について説明
する。姿勢合わせ装置4は、ケーシング40、載置台4
1、オリフラセンサ42・42、オプティカルキャラク
タリーダ(以下「OCR」)43等から成り、該ケーシ
ング40は移載装置3側が開口して、その入口付近には
2組のオリフラセンサ42・42が配設され、それぞれ
天井面に投光器42a、床面に受光器42bを埋設して
構成されている。この2組のオリフラセンサ42・42
は、外側(ケーシング40の開口入口側)のオリフラセ
ンサ42で12インチのウエハ10のオリフラ位置(又
はノッチ位置)を検出し、内側(ケーシング40の開口
奥側)のオリフラセンサ42で8インチのウエハ10S
のオリフラ位置(又はノッチ位置)を検出するように構
成されている。
【0016】また、ケーシング40の開口の床面、奥側
にはOCR43が埋設され、該ケーシング40内に、I
Dマークの付された面を下側にしてウエハ10をセット
し、該IDマーク11を該OCR43で読み取る構成と
する。尚、IDマークの面を上側にしてウエハ10をセ
ットしてもよく、この場合、OCR43はケーシング4
0の開口の天井面、奥側に配置し、あるいは、作業過程
でウエハ10の盤面が上下入れ替わることも考慮して、
図2に示すように、ケーシング40の開口の天井面、及
び床面の奥側に、上下一対のOCR43・43を配置す
る構成とすることが好ましい。
【0017】また、ケーシング40の開口の床面には、
ウエハ10を載置する載置台41が設けられている。該
載置台41は円盤状の形状で、その回転中心には吸着孔
が設けられ、該吸着孔から同心円状、並びに放射線状に
複数の吸着溝が設けられている。この構成で、ウエハ1
0を載置台41上に載置した状態で吸着孔からエアポン
プで吸引することによってウエハ10を吸着・保持し、
載置台41を回転させたときに、ウエハ10が遠心力で
位置ズレしないようにしている。
【0018】次に、前記物品載置台5について説明す
る。図3乃至図5に示すように、物品載置台5と車体本
体2との間には防振手段であるエアダンパ55・55・
・・が複数介設され、該物品載置台5上にバッファカセ
ット50が載置固定される。このバッファカセット50
は、その開口を前方(移載装置3側)へ向けて配置さ
れ、該バッファカセット50内には上下に多数段の棚が
設けられ、各棚にウエハ10・10・・・が水平に収納
されている。
【0019】詳説すると、物品載置台5の下面には載置
プレート51が設けられ、該載置プレート51の前後部
より、長椅子を上下逆にした如きの形状のサポート体5
2・52が垂設されている。一方、該載置プレート51
下方における車体本体2上面にはシリンダプレート53
が設けられ、その上から支持プレート54が載設されて
いる。該シリンダプレート53、及び支持プレート54
は何れもその中央に開口部53a・54aが形成されて
(図5)、後述するエアシリンダ57のシリンダロッド
57aにこの開口部53a・54aの内部を挿通させ
る。また、支持プレート54の前後部には前記エアダン
パ55・55・・・が立設され、該エアダンパ55・5
5・・・上に前記サポート体52・52が載置されて、
物品載置台5が均等に支持され、その振動が緩衝され
る。
【0020】また、車体本体2には昇降手段たるエアシ
リンダ57が埋設され、そのシリンダロッド57aはシ
リンダプレート53、及び支持プレート54中央の開口
部(53a・54a)から上方へ突出させて、該シリン
ダロッド57a上端にはフローティングジョイント58
が取り付けられている。このフローティングジョイント
58は上下方向に回動自在に構成されるとともに、昇降
プレート59の下面に固定される。あるいは、フローテ
ィングジョイント58は回動しない構成で、車体本体2
に埋設されるエアシリンダ57を上下回動自在にして取
り付けてもよい。若しくは、フローティングジョイント
58及びエアシリンダ57の双方とも上下回動自在に構
成してもよく、その構成は特に限定しない。
【0021】この昇降プレート59及び前記支持プレー
ト54には、それぞれ左右両側部に穴部59b・59
b、54b・54bが穿孔され、該昇降プレート59の
穴部59b・59bにはリニアブッシュ56・56のシ
ャフト56a・56a上端が嵌設され、該支持プレート
54の穴部54b・54bには該シャフト56a・56
aに外装される外筒56b・56bが嵌着されている。
この左右一対のリニアブッシュ56・56は車体本体2
上面に対して精度良い垂直をなすよう立設されており、
エアシリンダ57のシリンダロッド57aが仮に斜めに
進退しても、昇降プレート59は該リニアブッシュ56
・56に案内されることで、傾くことなくその水平姿勢
が保持されながら昇降する。
【0022】また、昇降プレート59の上面には、被係
合部材である3つのブロック片61・61・61が互い
に等間隔を開けて配置され(具体的にいえば、昇降プレ
ート59の中心を中心とした正三角形の頂点の位置に1
つずつ配置され)、昇降プレート59の中心から見る
と、120°の間隔をなして並べられ、着脱自在に取り
付けられている。これらのブロック片61・61・61
の上部は「V」字状に切り欠かれており、このV溝61
a・61a・61aの谷部(最も深い部分の輪郭線)
が、昇降プレート59の中心に集まる方向へ向けられて
いる。つまり、各ブロック片61のV溝61aの方向
は、それぞれ他のブロック片61・61のV溝61a・
61aの向く方向と異なる方向(互いに平行をなさない
方向)に向けて配置されている。
【0023】そして、このブロック片61・61・61
の上方位置の載置プレート51下面には螺子孔51b・
51b・51bが設けられ、該螺子孔51b・51b・
51bに係合部材たるピン62・62・62が螺入され
て着脱自在に垂設され、昇降プレート59の上昇によっ
て、該ピン62・62・62のテーパ状の下端部と、該
ブロック片61・61・61の前記V溝とが係合するよ
うに構成されている。ここで、この係合側のピン62・
62・62は金属で形成し、一方の被係合側のブロック
片61・61・61はMCナイロン等樹脂で形成してお
く。これにより、長期間の使用によって該ブロック片6
1・61・61と該ピン62・62・62とが係合/係
合解除を繰り返すうちに、該ブロック片61・61・6
1の方が摩耗し擦り減って、物品載置台5の位置決めが
正確になされなくなるが、このような場合でも、摩損し
たブロック片61・61・・・を取り外して新品に交換
するだけの簡単なメンテナンスで、物品載置台5の位置
決めが再度正確になされるようにすることができるので
ある。
【0024】なお、以上の構成では、ブロック片61・
61・61を昇降プレート59上面に凸設して、ピン6
2・62・62を載置プレート51から垂設している
が、これを上下逆にして、ピン62・62・62を(先
細り側を上方に向けて)昇降プレート59に凸設する一
方、ブロック片61・61・61を載置プレート51か
ら垂設した構成としても構わない。
【0025】このような構成で、バッファカセット50
を物品載置台5に載置して無人搬送車1を走行させる際
には、図3に示すように、前記エアシリンダ57を作動
させて昇降プレート59を下降させ、その上面のブロッ
ク片61・61・61と、載置プレート51下面のピン
62・62・62とを離間させておき、エアダンパ55
・55・・・によってサポート体52・52を支承す
る。このようにエアダンパ55・55・・・で物品載置
台5を均等に支えて、車輛走行時に発生する振動を緩衝
し、バッファカセット50内のウエハ10・10・・・
の位置ズレや回転を防止している。
【0026】そして、無人搬送車1を停止させ、荷の移
載を行う場合は、図4に示すように、エアシリンダ57
を作動させて昇降プレート59を上昇させ、前記ブロッ
ク片61・61・61のV溝61a・61a・61a
を、前記ピン62・62・62に係合させる。これによ
り載置プレート51は昇降プレート59により支持され
る形で位置固定され、エアダンパ55・55・・・が作
用しなくなる。
【0027】特に、無人搬送車1の停止直後は、慣性が
働く物品載置台5は、上下方向よりも寧ろ水平方向に振
動している。しかし本発明では、この水平方向の振動が
発生している状態のままでも、前記ブロック片61・6
1・61のV溝61a・61a・61aは、前記ピン6
2・62・62に確実に係合する。
【0028】すなわち、ブロック片61のV溝61aは
上方へ向けて比較的広範囲に拡開されているため、その
上方のピン62の位置が前記水平方向の振動によって溝
の位置から多少ブレていても、該V溝61aに案内され
て、ピン62の先端はその最深部に収まるのである。こ
のように3つのピン62・62・62が、正三角形の頂
点に配置される3つのブロック片61・61・61に案
内されることによって、物品載置台5はセンタリングさ
れた位置(所定位置)とされ、また、前記リニアブッシ
ュ56・56によって正確に水平姿勢が保たれつつ、最
も安定する位置で三点支持される。
【0029】さらに、エアシリンダ57の上昇量を制御
することで、バッファカセット50を所定の高さ位置に
することができる。例えば、エアシリンダ57のシリン
ダロッド57aに設けられている不図示のストッパの位
置を調整し、バッファカセット50の希望高さ位置が、
シリンダロッド57aの最大ストロークとなるようにす
る。このように設定することで、シリンダロッド57a
のストローク量を細かく制御することなく、バッファカ
セット50を所望の高さ位置にすることができる。ま
た、エアシリンダ57にエアを送りすぎても、高さ位置
が変わることがない。
【0030】このように物品載置台5の位置決めが正確
になされ、その上に載置されたバッファカセット50は
精度の良い水平に正確に保たれるのである。従って、移
載ハンド31を水平に伸張させて該バッファカセット5
0内に挿入するのも確実かつ円滑に行うことができ、移
載ハンド31の挿入時に目標の棚やその上の棚が干渉し
てトラブルを誘発することもない。なお、本発明の無人
搬送車1は、非接触の有軌道台車だけに限るものではな
く、例えば、バッテリを搭載したレーザーや磁気誘導式
の無人搬送車等、その他の無人搬送車でもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。まず、請求項1に記載
の発明では、車体本体と物品載置台との間に介設された
防振手段と、車体本体又は物品載置台の何れか一方に設
けられた複数の係合部材と、該係合部材と係合するよう
にして他方に設けられた複数の被係合部材と、該係合部
材又は該被係合部材の何れか一方を昇降させる昇降手段
と、物品載置台に物品を移載する移載装置とを備えた無
人搬送車において、前記被係合部材には前記係合部材を
所定位置に案内するV溝を設け、少なくとも1つの被係
合部材のV溝の方向を、それ以外の被係合部材のV溝の
方向と異なる方向へ向けて配置したので、物品を物品載
置台に載置して無人搬送車を走行させる際は、昇降手段
を作動させて被係合部材(又は係合部材)を下降させ、
係合部材(又は被係合部材)と離間させておくことで、
物品載置台は防振手段によって支承されて、走行時に発
生する振動は吸収される。一方、無人搬送車を停止さ
せ、荷の移載を行う場合は、昇降手段を作動させて被係
合部材(又は係合部材)を上昇させ、係合部材(又は被
係合部材)に係合させて、物品載置台を支持することが
できる。そして、無人搬送車の停止直後に慣性が働くこ
とで物品載置台が水平方向に振動しても、被係合部材の
V溝が係合部材側へ向けて拡開されているため、それに
対向する係合部材が多少ぶれていても、該V溝の斜面に
案内されてV溝の最深部に収まるのである。また、少な
くとも1つの被係合部材のV溝をそれ以外の被係合部材
のV溝に対して異なる方向を向けて配置しているため、
該被係合部材に係合した係合部材は位置ズレを起こさ
ず、物品載置台は正規な位置で固定され、確実に支持さ
れるのである。結局、物品支持台を支持する過程で被係
合部材に対して係合部材が多少ブレていたとしても、該
被係合部材のV溝は比較的広範囲で該係合部材を捕える
ことができるので、このブレた状態のままでも両者を係
合させることができ、確実性及び信頼性が向上する。
【0032】次に、請求項2に記載の如く、前記被係合
部材は3つで構成して、互いに等間隔を開けて配置し、
該被係合部材の対向位置に3つの係合部材を配設したの
で、昇降手段を作動させて被係合部材と係合部材とを係
合させる過程で、各係合部材が、正三角形の頂点に配置
される3つの被係合部材のV溝に案内されることによっ
て、物品載置台のセンタリングが行われ、最も安定する
位置で三点支持されて位置決めがなされる。
【0033】また、請求項3に記載のように、前記係合
部材と被係合部材の少なくとも一方を交換自在に構成し
たので、摩損して該係合部材と該被係合部材による物品
載置台の位置決めが正確になされなくなった場合でも、
係合部材又は被係合部材の少なくとも一方を新品に取り
換えればよい。このような簡単なメンテナンス作業によ
って、正確な位置決めが再度行えるようになるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーンルーム内の無人搬送車1の様子を示す
斜視図。
【図2】無人搬送車1の側面断面図。
【図3】本発明に係る物品載置台5の側面図。
【図4】本発明に係る物品載置台5の側面図。
【図5】本発明に係る物品載置台5の分解斜視図。
【図6】従来型の物品載置台5の側面図。
【符号の説明】
1 無人搬送車 2 車体本体 3 移載装置 5 物品載置台 10 ウエハ 50 バッファカセット 51 載置プレート 52 サポート体 54 支持プレート 55 エアダンパ 56 リニアブッシュ 57 エアシリンダ 59 昇降プレート 61 ブロック片 61a V溝 62 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 貴彦 京都市伏見区竹田向代町136番地 ムラタ エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F022 AA08 BB08 CC02 EE05 FF01 FF26 JJ11 KK20 LL12 MM11 MM51 MM57 NN01 5F031 CA02 DA17 FA01 FA09 GA35 GA36 GA38 GA43 GA47 GA49 GA50 GA58 HA13 HA59 JA04 JA05 JA17 JA34 JA50 KA13 KA20 LA15 PA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体本体と物品載置台との間に介設され
    た防振手段と、車体本体又は物品載置台の何れか一方に
    設けられた複数の係合部材と、該係合部材と係合するよ
    うにして他方に設けられた複数の被係合部材と、該係合
    部材又は該被係合部材の何れか一方を昇降させる昇降手
    段と、物品載置台に物品を移載する移載装置とを備えた
    無人搬送車において、前記被係合部材には前記係合部材
    を所定位置に案内するV溝を設け、少なくとも1つの被
    係合部材のV溝の方向を、それ以外の被係合部材のV溝
    の方向と異なる方向へ向けて配置したことを特徴とする
    無人搬送車。
  2. 【請求項2】前記被係合部材は3つで構成して、互いに
    等間隔を開けて配置し、該被係合部材の対向位置に3つ
    の係合部材を配設したことを特徴とする請求項1に記載
    の無人搬送車。
  3. 【請求項3】前記係合部材と被係合部材の少なくとも一
    方を交換自在に構成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の無人搬送車。
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JP2008515744A (ja) * 2004-10-14 2008-05-15 キヴァ システムズ,インコーポレイテッド 可動式駆動装置及び在庫ホルダを備えた在庫システム
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