JP2003141729A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003141729A
JP2003141729A JP2001332628A JP2001332628A JP2003141729A JP 2003141729 A JP2003141729 A JP 2003141729A JP 2001332628 A JP2001332628 A JP 2001332628A JP 2001332628 A JP2001332628 A JP 2001332628A JP 2003141729 A JP2003141729 A JP 2003141729A
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recording
signal
optical disk
laser light
tilt
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JP2001332628A
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English (en)
Inventor
Takuya Asano
卓也 浅野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録状態に応じて正確にチルト制御し、ま
た、記録レーザ光強度を最適化することができる記録光
ディスク装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 チルトアクチュエータを使用してチルト
角をダ日敵に半かさせて記録しながら、記録直後のRF
レベルを観測し、このRFレベルが最大になるようアク
チュエータを制御した後、この位置でチルトアクチュエ
ータへの駆動をホールドするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置に関
するものであり、特に記録中にディスク面とレーザ光の
光軸ずれを補正する光ディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルバーサタイルディスク
(Digital Versatile Disc、以
下「DVD」とする。)の登場によって大容量の光ディ
スク装置が注目されはじめ、再生専用のディスク装置の
みならず、記録可能な光ディスク用のディスク装置の開
発にも拍車がかかっている。そこでまず、一般的な光デ
ィスク装置におけるチルト制御の構成について説明す
る。
【0003】図7は従来の光ディスク装置におけるチル
ト制御を説明するブロック図である。図7において、1
01は光ディスクであり、トラックが既定間隔でらせん
状または同心円状に形成されている。102は、スピン
ドルモータであり、光ディスク101を所定の線速度で
回転させるためのものである。
【0004】104は光ピックアップであり、トラッキ
ングエラー信号検出用の4分割フォトディテクタ105
と、フォーカスエラー信号検出用の2分割フォトディテ
クタ106と、光スポットをトラックと垂直軸方向に移
動させるトラッキングアクチュエータ103とを具備し
ている。図示するように、4分割フォトディテクタ10
5はトラック方向軸とこの軸に垂直に交わる軸によっ
て、a〜dの4つの領域に分割されている。そして4分
割したa〜dの信号を処理してトラッキングエラー信号
を検出する。
【0005】107、108、109、110は、4分
割ディテクタ105から出力される検出電流を電流−電
圧変換するためのI/V変換器である。111、112
は、2分割ディテクタ106から出力される検出電流を
電流−電圧変換するためのI/V変換器である。
【0006】117、118は、4分割フォトディテク
タ105のトラック方向に対して平行な2つの領域の信
号を加算し、該加算した信号をプッシュプルトラッキン
グエラー信号として出力する加算器である。なお、加算
器117は領域cと領域dの信号を加算し、加算器11
8は領域aと領域bの信号を加算する。
【0007】113は、I/V変換器111、112の
出力と加算器117、118の出力を加算するための加
算器であり、これにより、4分割フォトディテクタ10
5と2分割フォトディテクタ106で受光する光信号を
全て加算した全加算RF信号を得ることができる。
【0008】114は、加算器113から出力された全
加算RF信号の連続したピーク値を検出するためのピー
ク値検出回路である。115は、加算器113から出力
された全加算RF信号の連続したボトム値を検出するた
めのボトム値検出回路である。
【0009】116は、ピーク値検出回路114とボト
ム値検出回路115から出力された信号から全加算RF
信号のエンベロープ信号(RFENV)を演算するため
の差動増幅器である。119は、コントローラ122か
ら出力される制御信号(TBAL)に基づいて、加算器
117、118の出力信号の合成バランスを変化させる
ためのバランス調整回路である。
【0010】120は、バランス調整回路119で調整
された出力信号からトラッキングエラー信号を計算する
ための差動増幅器である。121は、トラッキングエラ
ー信号の高周波成分を除去するためのLPFである。こ
れにより、サーボ帯域で扱うことができるトラッキング
エラー信号(TE)が得られる。
【0011】123は、光スポットがトラック上を走査
するようにトラッキングアクチュエータ103を制御す
るためのトラッキング駆動回路である。124は、チル
ト調整機構126を制御するためのチルト機構駆動回路
124である。
【0012】125は、光ピックアップ104を光ディ
スク101の半径方向に移動するよう、ガイドするため
のガイドシャフトである。なお、ガイドシャフト125
は、光ディスク101の外周よりさらに外側において、
チルト調整機構126に接続され、チルト機構駆動回路
124により制御される。
【0013】126は、ガイドシャフト125の端部を
上下に動作させてガイドシャフト125を傾けるための
チルト調整機構である。127は、光ディスク101へ
光を照射し、その反射光量を検出する光センサである。
【0014】122はコントローラであり、トラッキン
グエラー信号に基づいてトラッキング駆動回路に3を用
いてトラッキングアクチュエータを制御し、また、トラ
ッキングエラー信号の波形を観測して制御信号(TBA
L)を出力しバランス調整回路119を制御し、また、
光センサ127により検出される反射光量に基づいて、
チルト機構駆動回路124を用いてチルト調整機構12
6を駆動させ、チルト制御を行なう。
【0015】以上のように構成された光ディスク装置の
チルト制御回路について説明する。光ディスクは、ディ
スクの反りや変形によってディスク面に傾きが生じるこ
とがある。このディスク面の傾きは、一定したものでな
い場合がほとんどであり、光ディスクの内周から外周に
向かうほど大きくなる。
【0016】この従来例では、光センサ127により検
出される反射光量に基づいて、ディスク面の傾きを検知
する。光センサ127により検出される反射光量は、光
センサ127から出力する光の光軸と光ディスク101
のディスク面が垂直である場合に最大となる。光センサ
127により検出された反射光量はコントローラ122
に入力される。コントローラ122は、入力される反射
光量の値が最大となるようにチルト機構駆動回路124
を用いて、チルト調整機構126を制御することにより
ガイドシャフト125を傾け、これにより光ピックアッ
プ104を傾けてレーザ光の射出方向がディスク面に対
し垂直になるよう、チルト制御を行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術ではレーザ出力する対物レンズ位置とチルト検出用
の光センサの位置が一致しておらず、また、機構の組み
立て精度バラツキなどにより正確にチルト制御できない
という課題があった。また、ディスクの反りや変形等に
よりディスク面に傾きがある場合、正確にチルト制御で
きないという課題もあった。本発明は、このような問題
を解決するためになされたものであり、記録状態に応じ
て正確にチルト制御し、また、記録レーザ光強度を最適
化することができる記録光ディスク装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の光ディスク装置は、光デ
ィスクにレーザ光を収束させて記録ピットを形成し、再
生する場合は前記レーザ光の強さを記録時より下げ、そ
の反射光を検出して情報を再生する光ディスク装置にお
いて、記録直後のRF信号を検出する記録RF検出手段
と、既定タイミングで前記RF信号の波高値を検出する
サンプリング手段と、前記検出したRF信号の波高値が
最小となるよう、前記光ディスクと前記レーザ光との角
度を制御するチルト角制御手段と、を備えたことを特徴
とするものである。
【0019】また、本発明の請求項2に記載の光ディス
ク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記記録RF検出手段は、前記記録直後のRF信号の検
出を、前記記録ピット単位で独立して行うことを特徴と
するものである。
【0020】また、本発明の請求項3に記載の光ディス
ク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記サンプリング手段は、前記RF信号レベルが略定常
状態になる部分の波高値をサンプリングすることを特徴
とするものである。
【0021】また、本発明の請求項4に記載の光ディス
ク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記チルト制御手段は、前記RF信号の波高値を最小に
なるよう制御したときの制御状態をホールドすることを
特徴とするものである。
【0022】また、本発明の請求項5に記載の光ディス
ク装置は、光ディスクにレーザ光を収束させて記録ピッ
トを形成し、再生する場合は前記レーザ光の強さを記録
時より下げ、その反射光を検出して情報を再生する光デ
ィスク装置において、記録直後のRF信号を検出する記
録RF検出手段と、既定タイミングで前記RF信号の波
高値を検出するサンプリング手段と、前記検出したRF
信号の波高値が既定値に近づくよう、前記レーザ光の強
さを補正するレーザ光制御手段と、前記レーザ光の補正
量が最小となるよう、前記光ディスクと前記レーザ光と
の角度を制御するチルト角制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0023】また、本発明の請求項6に記載の光ディス
ク装置は、請求項5に記載の光ディスク装置において、
前記レーザ光制御手段による上記レーザ光の強さの補正
は、レーザパルスの波高値またはパルスの印加時間を制
御することにより行うことを特徴とするものである。
【0024】また、本発明の請求項7に記載の光ディス
ク装置は、請求項5に記載の光ディスク装置において、
前記チルト制御手段は、前記レーザ光補正量を最小にな
るよう制御したときの制御状態をホールドすることを特
徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。尚、ここで示す実施の
形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形
態に限定されるものではない。
【0026】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
係る光ディスク装置は、請求項1から請求項3の発明に
対応したものであり、正確なチルト制御を行うために、
記録直後のRF信号を記録ピット単位で検出し、該検出
したRF信号の波高値を検出し、これを最小にするよう
にチルトアクチュエータを動かすようにしたものであ
る。
【0027】図1は本発明の実施の形態1に係る光ディ
スク装置のチルト制御回路の構成を表すブロック図であ
る。図において、1は光ディスクであり、トラックが既
定間隔でらせん状または同心円状に形成されている。2
はスピンドルモータであり、光ディスク1を所定の線速
度で回転させるためのものである。
【0028】4は光ピックアップであり、トラッキング
エラー信号検出用の4分割フォトディテクタ5と、フォ
ーカスエラー信号検出用の2分割フォトディテクタ6
と、アクチュエータ3とを具備している。また、アクチ
ュエータ3はチルト駆動コイル7を具備しており、コン
トローラ23からの制御電圧をチルトアクチュエータ駆
動回路24によって増幅し制御する。図示するように、
4分割フォトディテクタ5はトラック方向軸とこの軸に
垂直に交わる軸によって、a〜dの4つの領域に分割さ
れている。そして4分割したa〜dの信号を処理してト
ラッキングエラー信号を検出する。
【0029】8、9、10、11は4分割ディテクタ5
から出力される検出電流を電流−電圧変換するためのI
/V変換器であり、12、13は2分割ディテクタ6か
ら出力される検出電流を電流−電圧変換するためのI/
V変換器である。
【0030】18、19は、プッシュプルトラッキング
エラー信号を得るために、4分割フォトディテクタ5の
トラック方向に対して平行な2つの領域の信号を加算す
る加算器であり、加算器18は領域cと領域dの信号
を、加算器19は領域aと領域bの信号を、それぞれ加
算する。
【0031】14は、I/V変換器12、13の出力と
加算器18、19の出力を加算するための加算器であ
り、これにより4分割フォトディテクタ5と2分割フォ
トディテクタ6で受光する光信号を全て加算した全加算
RF信号を得る。
【0032】加算器14の出力はピーク値検出回路15
とボトム値検出回路16に入力され、ピーク値検出回路
15からは全加算RF信号の連続したピーク値が出力さ
れ、一方、ボトム値検出回路16からは全加算RF信号
の連続したボトム値が出力される。
【0033】17はピーク値検出回路15とボトム値検
出回路16から出力された信号から全加算RF信号のエ
ンベロープ信号(RFENV)を演算するための差動増
幅器であり、エンベロープ信号(RFENV)はコント
ローラ23へ入力される。
【0034】20は加算器18、19の出力の合成バラ
ンスを変化させるバランス調整回路であり、21はバラ
ンス調整回路20で調整された出力からプッシュプル信
号を計算するための差動増幅器である。
【0035】差動増幅器21から出力されるプッシュプ
ル信号(TEDIF)には高周波成分が含まれているの
で、サーボ帯域で扱うことができるようにLPF22に
よって低域成分のみを検波し、コントローラ23へプッ
シュプルトラッキングエラー信号(TEPP)として入
力される。バランス調整回路20の調整はコントローラ
23がTEPPの波形を観測しながらTBALPPによ
って行う。
【0036】以上のように構成された本実施の形態1に
よる光ディスク装置の動作を、図2〜図4を用いて説明
する。
【0037】図2は、本実施の形態1における、ディス
ク面とレーザ光路とがなすチルト角と、ピット形成時の
記録RFボトム信号との関係を示した図である。図にお
いて、図2(b)の状態は、ディスクとレーザ光路との
チルト角が最適な状態を示しており、この時、ピット形
成が最適になるので記録RF信号の振幅(ピーク値とボ
トム値の差)が最大になり、従って、記録RF信号のボ
トムレベル(Bレベル)は最小となる。
【0038】また、図2(a)、(c)の状態は、それ
ぞれディスクが左下、右下に傾いており、これらの場合
はチルトによる収差のため、ディスク上のレーザスポッ
ト形状が変化し、見かけ上の記録パワーが下がるため、
記録RF信号の振幅が小さくなり、従って記録RF信号
のBレベルは大きくなる。
【0039】図3は、ディスク半径方向チルト角(ラジ
アルチルト角)と記録RF信号のBレベルとの関係を、
CD−Rの8倍CLV記録と、4倍CLV記録とにおい
て実際に測定したグラフである。図3に示すように、8
倍および4倍の、両CLV記録において、記録RF信号
のBレベルは放物線を描いており、該放物線の頂点、即
ち、Bレベルの最小値において、チルト角がベスト状態
となる。
【0040】以上説明した、記録RF信号のBレベルと
チルト角との特性を用いてチルト角を最適にする本実施
の形態1の動作の一例について図4のフローチャートを
用いて説明する。ここでは、上記レーザ光路のディスク
面に対するチルト角が、予め決定しておいた単位ステッ
プ角度θで変化するようにチルト駆動コイル7を駆動
し、その時のBレベルを測定し最適チルト角を決定する
ものである。単位ステップ角θは記録品質に悪影響を与
えないように、十分小さい角度とする。
【0041】また、本実施の形態1による光ディスク装
置では、ピーク値検出回路15とボトム値検出回路16
によるRF信号の検出は、記録ピット単位で独立して行
う。すなわち、ピーク値検出回路15とボトム値検出回
路16によるサンプルホールド動作をレーザ駆動パルス
に同期して行う。これにより、コントローラ23の制御
によって、特定長のピットのみのサンプリングを行うこ
とができる。例えば、CDでは、基準クロックTに対し
て3T〜11Tのピットがあるが、ディスクの回転速度
が速くなればなるほど、3Tなどの短いピットのサンプ
リング精度は劣化してくる。そこで、コントローラ23
の制御によって、例えば7T以上のピットのみサンプル
するようにすれば、RF信号を精度よく検出できる。
【0042】また、Bレベルの測定は、図9に示すよう
に、サンプルホールド信号を、レーザ駆動信号のアサー
トから「A」だけ遅延させたタイミングでアサートし、
レーザ駆動信号がネゲートしたタイミングでネゲートし
て、記録RFボトム信号を「B」の期間だけサンプリン
グすることにより行う。「A」,「B」の期間の設定は
コントローラ23の内部のレジスタの設定により行うこ
とができる。
【0043】まず、最初に+θだけチルト角を変化させ
(S11)、BレベルB(n−1)を測定する(S1
2)。次に、再び+θだけチルト角を変化させ(S1
3)、BレベルB(n)を測定する(S14)。そし
て、B(n−1)>B(n)、すなわち、後で測定した
方のBレベルが小さい場合は、(n−1)<B(n)と
なるまで、S13、S14の処理を繰り返し、+方向へ
θ単位で変化させてゆく(S15)。放物線の頂点付近
で(n−1)<B(n)となるので、ここでプラス方向
へ変化させるのをやめ、−方向へ−θだけ変化させて
(S16)、BレベルB(n)を測定する(S17)。こ
こで、B(n−1)>B(n)となれば(S18)、B
(n)の時のチルト角をベストチルト角とし、チルトア
クチュエータ駆動回路24はB(n)の時のチルト角に
なるよう駆動電圧をホールドする(S19)。
【0044】なお、本実施の形態1では、最初の探索方
向を+方向として最適チルト角を求めて行ったが、最初
の探索方向を−方向としても良く、その場合は図4のθ
の符号を反転するだけで同じ結果を求めることができ
る。
【0045】以上のような実施の形態1に係る光ディス
ク装置は、RF信号のボトム値を求め、該ボトムレベル
が最小となるようにチルトアクチュエーターを動かすよ
うにしたので、記録品質を保ちながら、記録中の最適チ
ルト角を求めることができ、最適の記録状態を実現可能
とできる。
【0046】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る光ディスク装置は、請求項4から請求項6の発明に
対応し、記録中の記録品質を一定に保ちながらチルト制
御するために、レーザ光補正量を最小にするようにチル
ト角を補正して、記録RFボトム信号のBレベルを目標
Bレベルに正確に合わせるようにしたものである。
【0047】図8は本実施の形態2に係る光ディスク装
置のハードウェア構成を示す図であり、図において図1
と同一符号は同一又は相当部分である。また25はレー
ザ、26はレーザ25を駆動するレーザドライバ、27
はレーザ25の発光量に比例した電流を発生させるモニ
タダイオード、28はモニタダイオード27が出力する
電流を電圧に変換する電流−電圧変換器である。
【0048】レーザ25の発光量(W)と電流−電圧変
換器28の出力電圧(V)との関係は比例係数Kを用い
てW=KVとなる。比例係数Kはピックアップにより固
定値を持っており、コントローラ23に予めこのKを記
憶させておく。そして、例えば、レーザ25を1mWで
発光させたい場合は、コントローラ23は、電流−電圧
変換器28からのMONITOR信号がKmVになるよ
うにLD_DRV信号によりレーザドライバ26を制御
する。
【0049】図5はレーザ駆動信号を補正して記録RF
ボトム信号を目標Bレベルに調整する様子を示したもの
である。ここでは、図5(b)に示すように目標Bレベ
ルと検出Bレベルの差からレーザ補正量を求め、レ―ザ
を駆動する。目標Bレベルは、ディスク種別(CD−
R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW等)、ディ
スクの製造メーカー、および記録速度に応じて、決定
し、これをコントローラ23に記憶させておく。
【0050】図5(a)に示すように目標Bレベルに設
定するために必要なレーザ補正量がレーザ補正量L
(n)であり、L(n)が最小の時にベストチルト状態
と言えるので、L(n)を最小にするようにチルト制御
を行なう。
【0051】次に、レーザ補正量Lとチルト角の特性を
用いてチルト角を最適にする動作の一例について図6の
フローチャートを用いて説明する。なお、本実施の形態
2では、実施の形態1と同様、予め決定しておいた単位
ステップ角度θでレーザ光路のディスク面に対する角度
が変化するようにチルト駆動コイル7を駆動し、その時
のレーザ補正量を測定し最適チルト角を決定するもので
ある。単位ステップ角θは記録品質に悪影響を与えない
ように、十分小さい角度とする。まず、最初に+θだけ
チルト角を変化させ(S21)、レーザ補正量L(n−
1)を測定する(S22)。
【0052】次に、再び+θだけチルト角を変化させ
(S23)、Bレベルが目標Bレベルになるようにレーザ
補正量L(n)を測定する(S24)。そして、L(n−
1)>L(n)、すなわち、後で測定した方のレーザ補
正量が小さい場合は、L(n−1)<L(n)となるま
で、再度、S23、S24の処理を繰り返し、+方向へ
θ単位で変化させていく(S25)。放物線の頂点付近
でL(n−1)<L(n)となるので、ここでプラス方
向へ変化させるのをやめ、−方向へ−θだけ変化させて
(S26)、レーザ補正量L(n)を測定する(S2
7)。ここで、L(n−1)>L(n)となれば(S2
8)、L(n)の時のチルト角をベストチルト角とし、
チルトアクチュエータ駆動回路24はL(n)の時のチ
ルト角になるよう駆動電圧をホールドする(S29)。
【0053】なお、本実施の形態2では、最初の探索方
向を+方向として最適チルト角を求めて行ったが、最初
の探索方向を−方向としても良く、その場合は図6のθ
の符号を反転するだけで同じ結果を求めることができ
る。
【0054】以上のような本実施の形態2に係る光ディ
スク装置は、あらかじめ設定しておいた目標値に対し
て、レーザ光の補正量が最小となるようにチルトアクチ
ュエータを動かすことにより、記録中の記録品質を保ち
ながらチルト制御でき、最適の記録状態を可能とでき
る。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明の光ディスク装置
によれば、光ディスクにレーザ光を収束させて記録ピッ
トを形成し、再生する場合は前記レーザ光の強さを記録
時より下げ、その反射光を検出して情報を再生する光デ
ィスク装置において、記録直後のRF信号を検出する記
録RF検出手段と、既定タイミングで前記RF信号の波
高値を検出するサンプリング手段と、前記検出したRF
信号の波高値が最小となるよう、前記光ディスクと前記
レーザ光との角度を制御するチルト制御手段と、を備え
たことより、記録品質を保ちながら、記録中の最適チル
ト角を求めることができ、その結果、最適な記録状態を
実現可能とできる効果がある。
【0056】また、本発明の光ディスク装置によれば、
光ディスクにレーザ光を収束させて記録ピットを形成
し、再生する場合は前記レーザ光の強さを記録時より下
げ、その反射光を検出して情報を再生する光ディスク装
置において、記録直後のRF信号を検出する記録RF検
出手段と、既定タイミングで前記RF信号の波高値を検
出するサンプリング手段と、前記検出したRF信号の波
高値が既定値に近づくよう、前記レーザ光の強さを補正
するレーザ光制御手段と、前記レーザ光の補正量が最小
となるよう、前記光ディスクと前記レーザ光との角度を
制御するチルト角制御手段とを備えたことより、記録中
の記録品質を保ちながらチルト制御でき、その結果、最
適な記録状態を実現可能とできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における光ディスク装置のチルト制御回
路の構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるディスク面とレ
ーザ光路のチルト角とピット形成時の記録RFボトム信
号との関係を示した図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるディスク半径方
向チルト角(ラジアルチルト角)とBレベルとの関係を
示すグラフである。
【図4】本発明の実施の形態1の動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】本発明の実施の形態2におけるレーザ補正量と
目標Bレベルの関係を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2の動作を示すタイミング
チャートである。
【図7】従来における光ディスク装置のチルト制御回路
を表すブロック図である。
【図8】本実施の形態2による光ディスク装置の構成を
示す図である。
【図9】本発明による光ディスク装置におけるRFボト
ム信号のサンプリング動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 アクチュエータ 4 光ピックアップ 5 4分割フォトディテクタ 6 2分割フォトディテクタ 7 チルトアクチュエータ 8、9、10、11、12、13 I/V変換器 14、18、19 加算器 15 ピーク値検出回路 16 ボトム値検出回路 17、21 差動増幅器 20 バランス調整回路 22 LPF 23 コントローラ 24 チルトアクチュエータ駆動回路 25 レーザ 26 レーザドライバ 27 モニタダイオード 28 電流−電圧変換器 29 加算器 30 Bレベル検出器 101 光ディスク 102 スピンドルモータ 103 トラッキングアクチュエータ 104 光ピックアップ 105 4分割フォトディテクタ 106 2分割フォトディテクタ 107、108、109、110、111、112 I
/V変換器 113、117、118 加算器 114 ピーク値検出回路 115 ボトム値検出回路 116、120 差動増幅器 119 バランス調整回路 121 LPF 122 コントローラ 123 トラッキング駆動回路 124 チルト機構駆動回路 125 ガイドシャフト 126 チルト調整機構 127 光センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 CC06 DD03 EE02 FF50 5D118 AA14 BB02 BD01 BF03 CD08 CD15 5D119 AA23 BA01 DA01 DA09 HA48 HA54 5D789 AA23 BA01 DA01 DA09 HA48 HA54

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにレーザ光を収束させて記録
    ピットを形成し、再生する場合は前記レーザ光の強さを
    記録時より下げ、その反射光を検出して情報を再生する
    光ディスク装置において、 記録直後のRF信号を検出する記録RF検出手段と、 既定タイミングで前記RF信号の波高値を検出するサン
    プリング手段と、 前記検出したRF信号の波高値が最小となるよう、前記
    光ディスクと前記レーザ光との角度を制御するチルト角
    制御手段と、を備えた、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、 前記記録RF検出手段は、前記記録直後のRF信号の検
    出を、前記記録ピット単位で独立して行う、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、 前記サンプリング手段は、前記RF信号レベルが略定常
    状態になる部分の波高値をサンプリングする、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、 前記チルト制御手段は、前記RF信号の波高値を最小に
    なるよう制御したときの制御状態をホールドする、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクにレーザ光を収束させて記録
    ピットを形成し、再生する場合は前記レーザ光の強さを
    記録時より下げ、その反射光を検出して情報を再生する
    光ディスク装置において、 記録直後のRF信号を検出する記録RF検出手段と、 既定タイミングで前記RF信号の波高値を検出するサン
    プリング手段と、 前記検出したRF信号の波高値が既定値に近づくよう、
    前記レーザ光の強さを補正するレーザ光制御手段と、 前記レーザ光の補正量が最小となるよう、前記光ディス
    クと前記レーザ光との角度を制御するチルト角制御手段
    と、を備えた、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光ディスク装置におい
    て、 前記レーザ光制御手段による上記レーザ光の強さの補正
    は、レーザパルスの波高値またはパルスの印加時間を制
    御することにより行う、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の光ディスク装置におい
    て、 前記チルト制御手段は、前記レーザ光補正量を最小にな
    るよう制御したときの制御状態をホールドする、 ことを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005276248A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Sony Corp 記録装置、記録方法
JP2007059005A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Teac Corp 光ディスク装置

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