JP2003141289A - サーバ、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正な価格の商品情報を、適正な会員に、し
かも会員の希望する配信条件でネットワークを介して配
信する予約システムを提供する。 【解決手段】 予約システム１では、ユーザ端末装置７
−１はメール受信分野と受信頻度とを予め指定してお
く。ゴルフ場端末装置９−１は、キャンセルを埋めるた
めの新規の再構成パックを作成する際、価格の最適化と
情報配信層の指定を行う。サーバ３は、再構成パックの
情報を指定された配信層に対し、ユーザ毎に指定された
頻度でメール送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、予約取消された商
品を再設定して、会員に提供するシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、一般ユーザがコンピュータをネッ
トワークへ接続し、ネットワークを介して各種情報を得
ることが日常的になってきている。特にネットワークの
ブロードバンド化と定額制により、一般ユーザにとって
ネットワークを通じた情報収集が身近なものになりつつ
ある。また、携帯電話などの端末装置は、場所や時間に
係らずネットワーク上の情報の提供を受けたり発信した
りすることが可能になっている。

【０００３】各種興業主が、例えば独自のホームページ
を作成し、一般ユーザはそのホームページ上で、興業情
報を得たり、興業チケットを入手したりすることができ
る。各種興業主とは、イベントやコンサートの主催者
や、スポーツ観戦チケット販売会社や、航空機チケット
販売会社や、旅行会社や、ゴルフ場や、或いは生鮮食料
品販売会社等、多岐分野にわたる。

【０００４】興業情報とは、イベントやコンサートの主
催者からは、最新イベント情報やアーティストのコンサ
ート情報や、チケットの前売り情報や、キャンセル情報
等である。スポーツ観戦チケット販売会社からの興業情
報とは、観戦チケットの前売り情報やキャンセル情報等
である。航空機チケット販売会社からの興業情報とは、
チケットの予約状況や、予約情報や、キャンセル情報
や、航空機運行情報等である。旅行会社からの興業情報
とは、パック旅行紹介情報や、パック旅行予約状況や、
予約情報や、キャンセル情報等である。ゴルフ場からの
興業情報は、ゴルフ場の特徴を紹介するゴルフ場詳細情
報や、予約情報や、キャンセル情報等である。生鮮食料
品販売会社からの興業情報とは、販売品紹介情報や、注
文情報や、お買い得情報等である。

【０００５】また、一般ユーザは、必要な興業主のホー
ムページに会員登録を行い、定期的に各種興業主からの
興業情報をメール等で受け取ることができる。メール
は、雑誌形式のようなメールマガジンとして一般ユーザ
に送られる。

【０００６】尚、興業主が、各自ホームページ等を作成
して運用する場合もあるし、第３者のサーバが複数の興
業主の情報をまとめて管理、運用をする場合もある。

【０００７】例えばユーザが、アーティストのコンサー
トチケットをネットワーク上で予約するシステムに登録
する。ユーザには、定期的に各種コンサート情報が記載
されたメールが送られてくる。また、ユーザが指定すれ
ばユーザが希望するアーティストの情報、又は希望する
ジャンルの情報に限定したメールが送られてくる。

【０００８】ユーザは、送られてきたメールに、購入し
たいコンサートチケット情報があれば、ユーザＩＤや、
パスワード等を入力して、ネットワークを介して予約を
行う。予約終了時に、チケット販売会社からはユーザの
端末装置宛てにメールで予約認証番号が、送られる。ユ
ーザは、その予約確認番号を控えておき、街頭のチケッ
ト売り場で予約確認番号との照合の上、チケットを購入
する。或いは、コンサート会場にて、予約確認番号との
照合の上、チケットの購入を行う。

【０００９】また、興業主であるゴルフ場が複数提携し
て、ゴルフ場関連のサイト（ホームページ）を運用して
いるシステムがある。ユーザは、このサイトに会員登録
を行い、ユーザＩＤの設定とパスワードの設定を行う。

【００１０】ユーザは、このゴルフ場関連のサイトにア
クセスすると、複数のゴルフ場の情報が得られる。例え
ば、ゴルフ場の所在地、電話番号、支配人氏名、コー
ス、ホール数、カートの情報、キャディの情報、グリー
ンの種類、難易度を示すレート、ゴルフ場の映像、現地
の天気、予約状況、通常の料金、パック情報、パック料
金、その他特徴やゴルフ場独自の宣伝等である。

【００１１】ユーザは、上記ゴルフ場情報を参考にして
（特に予約状況やパック情報等）、このサイトからゴル
フのプレイ日の予約を行う。尚、ゴルフ場関連のサイト
から、該当するゴルフ場の予約可能日や予約可能時間
を、調べることができる。

【００１２】また、ゴルフ場関連サイト運用サーバは、
各ゴルフ場からの情報を得て、定期的に会員に情報をメ
ール等で送る。メールはメールマガジン形式で、定期的
に或いは随時、ゴルフ場関連サイト運用サーバの都合の
良い頻度でユーザ宛てに送られる。しかも現状では、全
ての登録ユーザに対して同じ内容のメールマガジンが発
信されている。

【００１３】又、ネットワークを介して予約や商品購入
を行うシステムとして、次のようなものもある。会員が
携帯電話等の携帯端末からネットワークを介してチケッ
トの予約を行う。予約管理サーバには予約者ＩＤが記憶
される。予約した会員が現場に行き、携帯端末から現場
端末に無線手段等で予約者ＩＤを認識させる。現場端末
は、予約管理サーバに接続して予約者ＩＤを認証する。
認証された予約者は、チケットを受け取る。このよう
に、コンサートチケットを始めとする入場チケットや鉄
道などの切符購入においてチケットレスを実現するシス
テムが公開されている（「予約者ＩＤ認証システム」特
開２００１−１９５４８４）。

【００１４】また、登録者に定期的に興業情報を電子メ
ールで送り、特定の出演者を登録している会員には、そ
の出演者の興業チケットの当選確率を高く設定するシス
テムが公開されている（「興業チケット販売の抽選方法
と装置」特開２００１−１５５２０３）。即ち、コンサ
ートチケットの前売り予約において、特定の出演者を登
録しておくと、その出演者の登録をしていないユーザよ
りも、この出演者のチケット当選の確立を高く設定し、
購入意志のあるユーザに確実にチケットを販売する。

【００１５】また、ネットワークを介した購入者主導の
条件付商品購入申込システムが公開されている（「Ｍｅ
ｔｈｏｄ ａｎｄ ａｐｐａｒａｔｕｓ ｆｏｒ ａ
ｃｒｙｐｔｏｇｒａｐｈｉｃａｌｌｙ ａｓｓｉｓｔｅ
ｄ ｃｏｍｍｅｒｃｉａｌｎｅｔｗｏｒｋ ｓｙｓｔｅ
ｍ ｄｅｓｉｇｎｅｄ ｔｏ ｆａｃｉｌｉｔａｔｅ
ｂｕｙｅｒ−ｄｒｉｖｅｎ ｃｏｎｄｉｔｉｏｎａｌ
ｐｕｒｃｈａｓｅｏｆｆｅｒｓ」Ｕ．Ｓ．Ｐａｔ．Ｎ
ｏ．５，７９４，２０７）。即ち、ネットワークで接続
された、購入者と販売者間において、購入者側が商品の
購入条件を指定する。例えば、航空機のチケット購入の
際には、飛行路線と価格と時間について、購入者側から
まず指定する。その要求に対して販売者が対応するシス
テムである。

【００１６】また、航空券チケット購入時に、購入者が
出発地・到着地・旅行条件を入力すると、オプション価
格が設定されるシステムが公開されている（「Ｍｅｔｈ
ｏｄ、ａｐｐａｒａｔｕｓ、ａｎｄ ｐｒｏｇｒａｍ
ｆｏｒ ｐｒｉｃｉｎｇ、ｓｅｌｌｉｎｇ、ａｎｄ ｅ
ｘｅｒｃｉｓｉｎｇ ｏｐｔｉｏｎｓ ｔｏ ｐｕｒｃ
ｈａｓｅ ａｉｒｌｉｎｅ ｔｉｃｋｅｔｓ」Ｕ．Ｓ．
Ｐａｔ．Ｎｏ．５，７９７，１２７）。このシステムで
は、購入者が少額のプレミアムを支払ってオプションを
設定することで、例えば旅行計画が変更になったとして
も航空機チケットを購入する保証を得ることができる。

【００１７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
前述したゴルフ場関連サイトに登録しているゴルフ場に
おいて、予約日間近になって予約取消された商品につい
ては、時間的にゴルフ場関連サイトのサーバが発行する
メールマガジンに掲載を依頼する余裕がない。従って、
キャンセル待ちの会員がいなければそのままゴルフコー
スは空き状態となる。

【００１８】ゴルフ場関係者は、お得意様や過去にプレ
イしたことのある近隣の会員に、電話などでキャンセル
情報を知らせて、なんとかして空きを埋めようとしてい
る。しかしながら、作業は全て人手を介し、余り効率的
な方法とはいえない。

【００１９】また、例えばゴルフ場関連サイトに登録し
ている会員全員に、このような予約取消による空き情報
を電子メールなどで提供すると、予約する可能性の極め
て低い会員にも情報を提供することになる。例えば、静
岡県にあるゴルフ場の情報を、千葉県の会員に送ったと
しても予約を受ける可能性は低い。また、２０代の会社
員の会員に、平日のゴルフパックの情報を送ったとして
も予約を受ける可能性は低い。

【００２０】また逆に会員側からすると、不要な情報が
煩雑に電子メールで送られてくるため、不快感をもたら
す原因となっていた。特に、情報受信に課金される携帯
端末を所有している会員にとっては、不要なメールが送
られてくるのは不愉快である。さらに、会員にとって不
要な情報が多いと、ゴルフ場関連サイト自体の利用価値
を下げてしまうことになる。

【００２１】また、ゴルフ場が、特に利用回数の多い会
員や、お得意様を抽出して独自にお得なパック情報を掲
載したメールを送ることもあるが、手作業で会員の抽出
をする必要があるので、手間がかかる。

【００２２】また、新しいパック設定を行う際の価格設
定は、過去のデータ等を用いて手作業で行うので、手間
と時間を要する上に、必ずしも常に最適な価格が設定で
きるわけではない。また、ゴルフ場が独自に価格設定を
行う場合、近隣のゴルフ場よりも優位に価格が設定でき
たかどうかを確認することはできなかった。

【００２３】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、適正な価格の商品
情報を、適正な会員に、しかも会員の希望する配信条件
でネットワークを介して配信する予約システムを提供す
ることにある。

【００２４】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第１の発明は、情報提供側の第１の端末装置と、
会員側の第２の端末装置とに、ネットワークを介して接
続されたサーバであって、情報提供側の過去の価格情報
を管理する管理手段と、前記第１の端末装置が、商品の
キャンセル情報を設定すると、当該過去の特定期間の価
格情報に基づき、当該キャンセル情報に係る商品の価格
の最適化を行う価格最適化手段とを、有することを特徴
とするサーバである。

【００２５】ここで、情報提供側とは興業主ならびに興
業主の関係会社又は提携会社等であり、興業主とは、コ
ンサートチケット販売主、ゴルフ場、航空券販売者、旅
行取扱い販売会社、食料品等の販売会社、ホテル等の宿
泊施設提供者、イベントチケット販売主（コンサート以
外の映画、演劇公演も含む意味）、施設提供者（ゴルフ
場以外の体育館、会議場、レストラン、飲み屋、宴会場
等も含む意味）、交通機関チケット販売者（航空機以外
の列車、船等も含む意味）等である。

【００２６】また、商品とは、チケット等の有体物の
他、ゴルフの予約等を行うサービスも含む。

【００２７】本明細書において、「キャンセル情報」と
は、キャンセル可能な商品・サービス情報であって、商
品・サービスの提供を受ける期日、期間、期限が指定さ
れている情報をいう。サービスの提供期日等とは、例え
ば、キャンセル情報に係る商品がイベントチケットの場
合、イベント開催期日・期間が、キャンセル情報に係る
商品が交通機関のチケットの場合、乗車・乗船・搭乗の
期日・期間が、キャンセル情報に係る商品が生鮮食料品
等の食料品の場合は、賞味期限が、キャンセル情報に係
る商品がコンピュータ、電子機器、家庭用品、不動産等
の一般商品の場合は、キャンペーン期間、設定された期
限が該当する。

【００２８】また、キャンセル情報には、実際にキャン
セルされた情報の他、在庫処分のために、キャンセル情
報との名目で登録される情報も含まれる。

【００２９】本明細書において、キャンセル情報の「提
供」とは、電子メール等による能動的な情報の提供の
他、Ｍｙ Ｙａｈｏｏ（Ｙａｈｏｏ社の商標）のよう
に、会員毎にカスタマイズされた、ＩＤとパスワード認
証を経てアクセスできるサイトを用意し、当該サイトへ
の情報掲載という受動的な情報の提供も含まれる。

【００３０】また、キャンセル情報の「属性情報」と
は、情報提供側が直接入力する価格情報の他、情報提供
側の入力するＩＤに基づき、サーバ側で間接的に得られ
るキャンセル情報に係る地域情報等も含まれる。

【００３１】また、会員の「属性情報」とは、会員の地
域属性（住所の全部又は一部、郵便番号等の会員の居住
地区を特定する情報）、年齢、性別、職業、利用履歴
の、又は２以上の組み合わせをいう。

【００３２】新規商品の価格の最適化とは、過去の特定
期間の商品の価格を上回らないように新規商品の価格を
設定することである。或いは、新規商品の価格の最適化
とは、過去の特定期間の商品の最低価格を、新規商品の
価格として設定することである。

【００３３】情報提供側の第１の端末装置は、ネットワ
ークに接続することのできるコンピュータ等の端末装置
である。

【００３４】会員側の第２の端末装置は、コンピュー
タ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓ
ｓｉｓｔａｎｔｓ）、携帯電話、ＰＨＳ、通信機能付ゲ
ーム機器、ＴＶ等の、ネットワークに接続することがで
き、情報の送受信が可能な端末装置である。

【００３５】第１の発明のサーバは、情報提供側の第１
の端末装置が、商品のキャンセル情報を設定すると、過
去の特定期間の価格情報に基づきキャンセル情報に係る
商品の価格の最適化を行う。

【００３６】第２の発明は、請求項２に記載されたよう
に、情報提供側からキャンセル情報を受け付けるサーバ
において、会員の属性情報を管理する管理手段と、キャ
ンセル情報の配信先を、当該キャンセル情報の属性情報
と会員属性に基づき決定する決定手段と、当該キャンセ
ル情報を、当該決定された会員に対し提供する提供手段
とを、有することを特徴とするサーバである。

【００３７】第２の発明のサーバは、会員の属性情報を
管理し、キャンセル情報の配信先を、キャンセル情報の
属性情報と会員属性に基づき決定し、キャンセル情報を
決定された会員に対して提供する。

【００３８】第３の発明は、請求項１０に記載されたよ
うに、情報提供側の第１の端末装置と、会員側の第２の
端末装置とに、ネットワークを介して接続されたサーバ
であって、前記第２の端末装置から送られる配信頻度を
受け取る手段と、前記第１の端末装置が、商品のキャン
セル情報を設定すると、当該キャンセル情報に係る商品
を、前記配信頻度で前記第２の端末装置に配信する手段
とを、有することを特徴とするサーバである。

【００３９】配信頻度とは、会員が希望するメール配信
頻度であり、例えば「随時」、「日毎」、「週毎」等の
ように指定する。第３の発明のサーバは、第２の端末装
置から送られる配信頻度を受け取り、第１の端末装置
が、商品のキャンセル情報を設定すると、キャンセル情
報に係る商品を前記配信頻度で第２の端末装置に配信す
る。

【００４０】第４の発明は、請求項１から請求項１４ま
でのいずれかに記載されたサーバを実現するためのプロ
グラムである。このプログラムをネットワークを介して
流通させることができる。

【００４１】第５の発明は、請求項１から請求項１４ま
でのいずれかに記載されたサーバを実現するためのプロ
グラムを記録した記録媒体である。記録媒体とは、ＣＤ
−ＲＯＭ、ＤＶＤ、フロッピー（登録商標）ディスク、
ハードディスク等である。

【００４２】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は、本発明の実施の形
態に係る予約システム１の構成を示す図である。本実施
の形態では、ゴルフ場でプレイ日間近に予約キャンセル
が生じた場合の、再構成商品予約に関するシステムにつ
いて説明する。プレイ日までに余裕がある場合は、従来
のように同じ条件のパックの情報を提供して予約を募る
方法があるが、本実施の形態では、日程的な余裕がない
ため、価格等の条件を会員に有利に設定し、しかも予約
の可能性の高い会員層に情報を配信することが目的であ
る。

【００４３】予約システム１は、ユーザ６−１、６−２
〜６−ｎがそれぞれ備えるユーザ端末装置７−１、７−
２〜７−ｎと、ゴルフ場８−１、８−２〜８−ｎがそれ
ぞれ備えるゴルフ場端末装置９−１、９−２〜９−ｎ
と、サーバ３とデータベース５とで構成され、ユーザ端
末装置７−１、７−２〜７−ｎと、ゴルフ場端末装置９
−１、９−２〜９−ｎと、サーバ３とは、インターネッ
ト等のネットワーク１１で接続されている。

【００４４】ユーザ端末装置７−１、７−２〜７−ｎ
と、ゴルフ場端末装置９−１、９−２〜９−ｎとは、ネ
ットワーク１１に接続されるコンピュータ端末である。
尚ユーザ端末装置７−１、７−２〜７−ｎは、特にコン
ピュータである必要はなく、ネットワーク１１に接続で
きる媒体であれば構わない。ネットワーク１１に接続で
きる媒体とは、例えば、通信機能付ゲーム機器、携帯電
話、ＰＨＳ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａ
ｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）、ＴＶ等である。

【００４５】サーバ３とデータベース５は、予約システ
ム１の管理を行い、図１に示すゴルフ場８−１、８−２
〜８−ｎだけでなく、各種興業主にも接続してサービス
拡大をはかることができる。各種興業主とは、コンサー
トチケット販売会社、航空券販売会社等である。

【００４６】図２は、データベース５の構成を示す図で
ある。データベース５は、会員データベース１３と、ゴ
ルフ場データベース１５と、ゴルフ場通常パックデータ
ベース１７と、予約情報データベース１９と、配信情報
データベース２１と、再構成パックデータベース２３等
で構成される。

【００４７】会員データベース１３は、予約システム１
を利用登録した会員（ユーザ６−１、６−２〜６−ｎ）
の情報を登録したデータベースであり、図３にその構成
を示す。会員情報とは、会員のユーザＩＤ２５、予約シ
ステム１を利用するためのパスワード２７、会員の氏名
２９、会員のメールアドレス３１、職業３３、年齢３
５、性別３７、住所３９、ＴＥＬ（電話番号）４１等で
ある。更に、後述するが、会員（ユーザ）がメール配信
を希望する情報の種類と頻度を設定するユーザ設定情報
４３、またユーザがこの予約システム１を利用した利用
履歴４５等も会員データベース１３に登録される。本実
施の形態においては、ユーザ６−１、６−２〜６−ｎが
この予約システム１に既に登録済みとし、会員データベ
ース１３への登録の手順の説明は省略する。

【００４８】ゴルフ場データベース１５は、予約システ
ム１を利用登録したゴルフ場（ゴルフ場９−１、９−２
〜９−ｎ）の情報を登録したデータベースであり、図４
にその構成を示す。ゴルフ場情報とは、ゴルフ場ＩＤ４
７、予約システム１を利用するためのパスワード４９、
ゴルフ場の名称５１、ゴルフ場所在地５３、ＴＥＬ（電
話番号）５５、ゴルフ場の支配人氏名５７、ゴルフ場の
所有するコース５９、カート６１、キャディ６３の有
無、グリーン６５、レート６７、特徴その他６９等であ
る。

【００４９】コース５９とは、複数のコースを有するゴ
ルフ場であれば、コース名とホール数、例えば「北海１
８H、南海１８H」等と登録されている。カート６１は、
ゴルフ場で使用するカートの情報であり、「セルフ、２
人乗り、４人乗り」等の情報が登録されている。グリー
ン６５には、芝の種類「べント」、「コーライ」等と登
録される。レート６７はゴルフ場の難易度を示す数値で
ある。本実施の形態においては、ゴルフ場９−１、９−
２〜９−ｎがこの予約システム１に既に登録済みとし、
ゴルフ場データベース１５への登録の手順の説明は省略
する。

【００５０】ゴルフ場通常パックデータベース１７は、
予約システム１を利用登録したゴルフ場が通常設定して
いるゴルフパックの内容を登録したデータベースであ
り、図５にその構成を示す。ゴルフパックの内容とは、
ゴルフ場ＩＤ４７（例えば「Ｇ０００１」）、パックＩ
Ｄ７１（例えば「Ｐ１００１」）、パック内容７３、価
格７５、パック設定期間７７、その他７９等である。パ
ック内容７３には、パックの設定される日（例えば曜日
が指定されている）、スタート時間、キャディの有無等
が指定される。パック設定期間７７とは、該当するパッ
クが適用される期間である。ゴルフ場９−１、９−２〜
９−ｎがこの予約システム１に登録する際に、このゴル
フ場通常パックデータベース１７にも登録を行ってお
き、ゴルフ場９−１、９−２〜９−ｎは必要に応じて登
録内容の追加・変更・削除等を行う。

【００５１】予約情報データベース１９は、ゴルフ場９
−１、９−２〜９−ｎごとの予約状況を記憶するデータ
ベースである。図６に予約情報データベース１９の内容
を示す。予約情報データベース１９には、ゴルフ場ＩＤ
４７ごとに予約情報が記憶されており、予約の年月日８
１、予約を受けたパックＩＤ７１、コース・スタート時
間８３、予約した会員のユーザＩＤ２５、人数８５、予
約日８７（予約を受け付けた日）等がある。予約情報デ
ータベース１９の内容は、ゴルフ場９−１、９−２〜９
−ｎが予約を受けたときに書き込まれる。また、ゴルフ
場でのプレイの履歴は前述した会員データベース１３の
利用履歴４５に書き込まれる。また、本実施の形態には
記載しないが、プレイの終了した予約情報データベース
１９の内容は別のデータベースに移され、各種統計資料
として利用することもできる。

【００５２】配信情報データベース２１は、予約日間近
になって予約取消された商品が新規条件で再設定された
パックを記憶する。新規に設定された再構成パックは、
配信待機状態にある。図７に配信情報データベース２１
の内容を示す。再構成パックごとに再構成パックＩＤ８
９が付与され、それぞれのパックの内容として、ゴルフ
場ＩＤ９１、日時９３、金額９５、配信層９７、配信日
９９等が記憶される。

【００５３】配信層９７は、ゴルフ場９−１、９−２〜
９−ｎが、情報送信を希望するユーザ層の設定情報であ
り、ユーザの年齢１０１、会員住所１０３、ゴルフ場来
訪歴１０５等である。配信日９９は、情報送信開始日か
ら終了日までを設定する。尚、金額９５については、後
述するが、サーバ３が最適化を行った金額が最終的に記
憶される。

【００５４】設定完了した再構成パックは、配信日９９
の期間中は配信情報データベース２１上で待機し、指定
された配信層９７に対してしかもユーザ６−１、６−２
〜６−ｎごとに設定された配信頻度（図３のユーザ設定
情報４３のメール購読頻度４４）に合わせて送信され
る。そして、配信日９９を経過すると、配信情報データ
ベース２１上から削除される。また、本実施の形態には
記載しないが、配信が終了した配信情報データベース２
１の内容は別のデータベースに移され、各種統計資料と
して利用することもできる。

【００５５】再構成パックデータベース２３は、前述の
再構成パックの詳細な内容を記憶する。図８に再構成パ
ックデータベース２３を示す。再構成パックごとに再構
成パックＩＤ８９が付与され（図７の配信情報データベ
ース２１と対応している）、ゴルフ場ＩＤ９１、予約フ
ラグ１０７、日時９３、コース１０９、カート１１１、
キャディ１１３、金額９５、Ｗｅｂページアドレス１１
５等のデータを有する。前述の配信情報データベース２
１と重複する項目は省略してもよい。

【００５６】予約フラグ１０７は、例えば再構成パック
「ＣＰ１００１」の場合「０」であり、まだ予約が成立
していないことを示す。即ち、配信前の再構成パックの
初期値は「０」である。再構成パック「ＣＰ３００５」
の予約フラグ１０７は「１」であり、情報配信後に予約
が成立したことを示す。即ち予約フラグ１０７は、他の
ユーザからの重複予約を防ぐための判断データして用い
られる。

【００５７】Ｗｅｂページアドレス１１５は、再構成パ
ックの内容を示すアドレスであり、ユーザ端末装置７−
１、７−２〜７−ｎ宛てのメールに記載されて送られ
る。尚、再構成パックの設定手順については後で詳述す
る。

【００５８】続いて、本実施の形態の予約システム１の
動作について説明する。以降、ユーザ６−１がユーザ端
末装置７−１から、ゴルフ場８−１の提供する再構成パ
ックを予約する手順について説明する。

【００５９】図９は、ユーザ６−１が、ユーザ端末装置
７−１から配信内容と配信頻度（即ち未登録の図３のユ
ーザ設定情報４３）を登録するフローチャートである。
ユーザ６−１は、既に予約システム１に登録しており、
図３に示す会員データベース１３に登録されている。従
って、予約システム１にログインするためのパスワード
２７が既に付与されている。

【００６０】まずユーザ端末装置７−１は、ネットワー
ク１１を介してサーバ３が提供する予約システム１の情
報配信サイト（ホームページ）にアクセスする（ステッ
プ１００１）。ユーザ端末装置７−１は、ユーザＩＤ２
５、付与されているパスワード２７を入力し、認証され
た後ログインする（ステップ１００２）。

【００６１】次に、メニューの中から、メール配信設定
画面１１７を開き、希望する配信内容と、配信頻度とを
設定する（ステップ１００３）。図１０に示すメール配
信設定画面１１７について説明する。

【００６２】この予約システム１は、複数の分野、即ち
芸能１１９、スポーツ１２１、交通（航空・新幹線）１
２３、食品１２５等の予約を取り扱っている。ユーザ端
末装置７−１は、それぞれの分野毎に、メール情報を受
信する頻度を設定する。メールの随時配信を希望する場
合は、設定欄に「１」を入力する。１日１回の配信を希
望する場合は設定欄に「２」を入力する。週１回の配信
を希望する場合は設定欄に「３」を入力する。配信不要
の場合には設定欄に「０」を入力する。尚、分野を更に
詳細に分類分けしてもよいし、メール配信頻度設定につ
いても例えば曜日指定や時間指定などの項目を設け更に
詳細な指定を行ってもよい。ユーザ端末装置７−１は設
定欄への入力を確認し、「ＯＫボタン」１２７をクリッ
クする。再設定或いは設定取消の場合は「ＣＡＮＣＥＬ
ボタン」１２９をクリックして前画面（図示していな
い）に戻る。

【００６３】次に、メール配信を希望しない（即ち設定
欄「０」）以外のアイテムについての詳細設定を行う
（ステップ１００４）。例えば芸能１１９と、スポーツ
１２１に関する設定について説明する。図１１は芸能情
報設定画面１３１を示す図であり、図１２はスポーツ情
報設定画面１３５を示す図である。

【００６４】図１１は芸能情報設定画面１３１であり、
メール配信を希望するジャンルを選択する選択用プルダ
ウンメニュー１３３が表示される。ユーザ端末装置７−
１は、例えば選択用プルダウンメニュー１３３の中から
「国内アーティスト（女）」を選択する。メニューは更
に詳細化され、アーティスト名等を選択するようにして
もよい（図示していない）。また、ジャンルは複数の選
択が可能である。

【００６５】図１２はスポーツ情報設定画面１３５を示
し、図１１と同様、メール配信を希望するジャンルを選
択する選択用プルダウンメニュー１３７が表示される。
ユーザ端末装置７−１は、例えば「ゴルフ」を選択す
る。

【００６６】図９に戻り、メール配信内容と頻度の設定
が終了すると、設定された内容は、会員データベース１
３（図３）のユーザ設定情報４３の項目として登録され
る（ステップ１００５）。即ち、ユーザ設定情報４３の
メール購読頻度４４として、メール配信内容及びそれぞ
れの配信頻度が登録される。

【００６７】次に、ゴルフ場８−１に、予約キャンセル
が生じたとする。ゴルフ場８−１のゴルフ場端末装置９
−１が、本実施の形態の予約システム１を利用して、キ
ャンセルになったパックを再構成し、メール送信待機状
態にする手順を説明する。

【００６８】図１３と図１５は、ゴルフ場端末装置９−
１が再構成パックを設定する手順を示すフローチャート
である。図１４は価格最適化サブルーチンのフローチャ
ートであり、図１６は配信者抽出サブルーチンのフロー
チャートである。

【００６９】ゴルフ場８−１は、既にこの予約システム
１に登録済みであり、ゴルフ場データベース１５（図
４）に登録されている。ゴルフ場８−１は、名称５１
「東海第１ゴルフクラブ」、ゴルフ場ＩＤ４７は「G０
００１」、パスワード４９は「ｘｙ６５４」・・・であ
る。

【００７０】ゴルフ場８−１のゴルフ場端末装置９−１
は、ネットワーク１１を介して予約システム１のキャン
セル情報入力サイトにアクセスし、ゴルフ場ＩＤ４７
「G０００１」とパスワード４９「ｘｙ６５４」とを入
力してログインする（ステップ１１０１）。

【００７１】サーバ３は、ゴルフ場データベース１５
（図３）を参照し、該ゴルフ場８−１を認証する（ステ
ップ１１０２）。

【００７２】ゴルフ場端末装置９−１は、画面の指示に
従いキャンセル発生による新条件のパック（再構成パッ
ク）を作成する（ステップ１１０３）。図１７は再構成
パック条件設定画面１３９を示す図である。

【００７３】図１７の再構成パック条件設定画面１３９
には、ゴルフ場データベース１５（図３）を参照し、ゴ
ルフ場名１４１「東海第１ゴルフクラブ様」が表示され
る。ゴルフ場端末装置９−１は、キャンセルされた代替
として構成する新規パックの条件を各設定欄（即ち日付
設定欄１４３、スタート時間設定欄１４５、コース設定
欄１４７、諸条件設定欄１４９、１５１・・）に設定す
る。設定欄の一部（例えばコース設定欄１４７等）は、
ゴルフ場データベース１５のデータを参照してプルダウ
ンメニューからの設定ができる。ゴルフ場端末装置９−
１は、「ＯＫボタン」１２７をクリックして設定を終了
する。

【００７４】次に、サーバ３はゴルフ場端末装置９−１
が設定した上述の再構成パックの条件を、配信情報デー
タベース２１（図７）と再構成パックデータベース２３
（図８）とに登録する（ステップ１１０４）。再構成パ
ックＩＤ８９は、「ＣＰ１００１」とする。ただし、金
額９５、配信層９７等の項目はこの時点ではまだ未登録
である。

【００７５】次にサーバ３は、再構成パックの価格最適
化サブルーチン（図１４）で処理を行う（ステップ１１
０５）。即ち、再構成パックの最適な価格を過去のデー
タを基に検索する。価格最適化サブルーチン（図１４）
では、まずサーバ３は、ゴルフ場通常パックデータベー
ス１７（図５）から対象となるゴルフ場ＩＤ４７「G０
００１」を抽出する（ステップ１２０１）。次にゴルフ
場ＩＤ４７「G０００１」が設定する通常パックのう
ち、過去１ヶ月分の情報の中から最低料金を抽出する
（ステップ１２０２）。尚、検索方法としては、類似す
るパック内容を選択する。また過去に遡るパック検索期
間は随時変更できる。また、他のゴルフ場の料金に対し
て優位性を持たせるために、近隣のゴルフ場の通常パッ
ク料金を、検索に含めることも考えられる。

【００７６】価格最適化サブルーチン（図１４）で最低
料金が抽出されると、ゴルフ場端末装置９−１には、再
構成パック価格設定画面１５３が表示される。ゴルフ場
端末装置９−１は、新規パック価格を入力する（ステッ
プ１１０６）。

【００７７】図１８は、再構成パック価格設定画面１５
３を示す。再構成パック価格設定画面１５３には、パッ
ク名１５５の欄に再構成パックＩＤ「ＣＰ１００１」が
表示され、参照価格表示欄１５７には、価格最適化サブ
ルーチン（図１４）で抽出された過去一定期間の最低料
金（図１８では「１７，０００」）が表示される。パッ
ク条件表示欄１５９にはパック条件が表示される。ゴル
フ場端末装置９−１は、参照価格表示欄１５７に表示さ
れた金額以下になるように、設定価格入力欄１６１に新
規パック価格を入力し、「ＯＫボタン」１２７をクリッ
クする。

【００７８】次に、入力された新規パック価格設定が妥
当でない場合（ステップ１１０８のＮＯ）、サーバ３
は、ゴルフ場端末装置９−１に価格の再入力を促す（ス
テップ１１０７）。例えば参照最低価格が「１７，００
０円」に対して、入力された価格が「１７，５００円」
の場合である。

【００７９】入力された新規パック価格設定が妥当であ
る場合（ステップ１１０８のＹＥＳ）、処理はから図
１５へと移る。即ち、入力された価格が、「１６，００
０円」であるとする。

【００８０】サーバ３は、配信情報データベース２１
（図７）と、再構成パックデータベース２３（図８）と
に、価格データ「１６，０００円」を登録する（ステッ
プ１３０１）。即ち、再構成パックＩＤ８９「ＣＰ１０
０１」の金額９５欄に、「１６，０００」が登録され
る。

【００８１】次に、ゴルフ場端末装置９−１には、配信
層設定画面１６３（図１９）が表示され、ゴルフ場端末
装置９−１は情報の配信層９７を入力する（ステップ１
３０２）。配信層９７を指定して配信ユーザを絞り込む
ことにより、予約する可能性の極めて低いユーザ６−
１、６−２〜６−ｎ宛てにメール送信することを防ぐ。
ユーザ６−１、６−２〜６−ｎ側にすれば、余りにも的
外れなメールが配信されてくると、予約システム１自体
の利用価値を落とし信頼性を損なうことにもなりかねな
い。

【００８２】図１９は、配信層設定画面１６３を示す。
ここでは、新規パック「ＣＰ１００１」の配信層を指定
する。配信層分類項目として、住所１６５、年齢１６
７、ゴルフ場利用回数１６９、性別１７１等があり、そ
れぞれプルダウンメニュー或いは直接入力することによ
り、配信層９７を指定する。全ての項目を「指定なし」
に設定すれば、この予約システム１に登録し、しかもゴ
ルフ情報の配信を希望するユーザ端末装置７−１、７−
２〜７−ｎ全部に情報が配信される。ゴルフ場端末装置
９−１は、「ＯＫボタン」１２７をクリックして配信層
９７の設定を終了する。ここでは、配信層分類項目の住
所１６５は「静岡県内」、年齢１６７は「３０才以
上」、ゴルフ場利用回数１６９は「１回以上」、等が設
定されたものとする。

【００８３】入力画面は省略するが、次にゴルフ場端末
装置９−１は、情報の配信日９９を入力する（ステップ
１３０３）。即ち、配信開始日と配信終了日を設定す
る。例えば再構成パックＩＤ８９「ＣＰ１００１」で
は、設定日時９３（図７参照）「２００１．１０．２０
９：３０スタート」に対して、配信開始日「２００
１．１０．１」、配信終了日「２００１．１０．１９」
を設定する。

【００８４】サーバ３は、配信情報データベース２１
（図７）に配信層９７と配信日９９のデータを登録する
（ステップ１３０４）。

【００８５】次にサーバ３は、会員データベース１３
（図３）と、配信情報データベース２１（図７）の配信
層９７情報に基づき、配信会員数を算出する（ステップ
１３０５）。配信会員数算出は、配信者抽出サブルーチ
ン（図１６）で処理する。

【００８６】図１６は、配信者抽出サブルーチンを示
す。まずサーバ３は、配信情報データベース２１（図
７）を参照して配信層９７情報を抽出する（ステップ１
４０１）。

【００８７】次に、抽出した配信層９７情報に合致する
会員（ユーザ６−１、６−２〜６−ｎ）のレコードを抽
出する（ステップ１４０２）。即ち、配信層９７情報の
うち、年齢１０１、会員住所１０３、職業等は、会員デ
ータベース１３（図３）を参照し、ゴルフ場来訪歴１０
５は、ゴルフ場ごとの予約情報データベース１９（図
６）又は会員データベース１３の利用履歴４５を参照す
る。

【００８８】サーバ３が抽出した会員が、所定日以内に
他の予約を入れているかどうかを、予約情報データベー
ス１９（図６）内を検索する（ステップ１４０３）。所
定日以内とは、任意に指定でき、例えば「当日を含む前
後１日」のように指定する。予約が入っていれば（ステ
ップ１４０３のＹＥＳ）、該当する会員は除外する（ス
テップ１４０４）。即ち、配信を予定している再構成パ
ックのプレイ日前後に、ゴルフの予約をしている会員に
対してはメール配信を除外する。

【００８９】抽出した会員の、上記予約状況を確認し
（ステップ１４０３のＮＯ）、会員データベース１３の
ユーザが設定しているメール購読頻度４４毎の会員数を
積算する（ステップ１４０５）。引き続き会員の抽出処
理を行う（ステップ１４０６のＮＯ、ステップ１４０
７）。

【００９０】会員抽出終了（ステップ１４０６のＹＥ
Ｓ）後、図１５に戻り、サーバ３はゴルフ場端末装置９
−１に配信会員数の確認画面１７３（図２０）を表示す
る（ステップ１３０６）。

【００９１】図２０は、配信会員数の確認画面１７３で
ある。即ち新規パックである再構成パックＩＤ８９「Ｃ
Ｐ１００１」の情報について、パック条件１５９とメー
ル配信日時１７５が表示され、メール配信頻度表示１７
７として、メール配信の頻度毎に配信される積算人数が
表示される。図２０では、メール配信頻度表示１７７
は、「メール配信随時 ３５０人」、「日毎 １６２
人」、「週毎 ２１１人」である。

【００９２】ゴルフ場端末装置９−１は、上記配信会員
数と、メール配信頻度の人数構成を変更したい場合（ス
テップ１３０７のＮＯ）は、図２０の「配信層再設定ボ
タン」１８１をクリックしてステップ１３０２に戻り、
再度配信層９７の設定を行う。図２０の配信会員数とメ
ール配信頻度構成でよければ、「ＯＫボタン」１７９を
クリックする（ステップ１３０７のＹＥＳ）。

【００９３】配信層９７と、実際の配信者数が確定する
ことで、配信情報データベース２１（図７）と、再構成
パックデータベース２３（図８）とが確定する（ステッ
プ１３０８）。尚、配信前の段階では再構成パックデー
タベース２３の予約フラグ１０７は初期値「０」であ
る。

【００９４】図１３から図１６のフローチャートによ
り、キャンセルになったパックが再構成され配信情報デ
ータベース２１（図７）上で、メール配信待機状態とな
る。即ち配信情報データベース２１には、随時、複数の
ゴルフ場端末装置９−１、９−２〜９−ｎから複数の再
構成パックが登録される場合がある。

【００９５】次に、サーバ３の通常処理フローチャート
を図２１を用いて説明する。

【００９６】サーバ３は、定期的に配信情報データベー
ス２１（図７）に配信情報があるかどうかをチェックす
る（ステップ１５０１）。配信情報がある場合（ステッ
プ１５０１のＹＥＳ）、即ち再構成パックが配信待機し
ている場合、サーバ３は、メール購読頻度４４に応じた
メールを作成する（ステップ１５０２）。このメールの
内容は再構成パックデータベース２３（図８）を基にし
て作成され、再構成パックの内容（日時、金額、コース
等）と予約の詳細を表示するためのＷｅｂページアドレ
ス１１５等を含む。Ｗｅｂページアドレス１１５につい
ては、図２３を用いて後述する。

【００９７】メール購読頻度４４に応じたメールとは、
メール購読頻度４４が「随時」、「日毎」、「週毎」の
３種類に分けられているのであれば、１つの再編成パッ
クにつき作成されるメール内容は３種類になる。例えば
メール購読頻度４４が「随時」の場合は、送信時間を
「すぐに送信する」と指定したメールを作成する。メー
ル購読頻度４４が「日毎」又は「週毎」である場合は、
「メール送信日時」を指定したメールを作成する。

【００９８】尚、配信情報データベース２１には、再構
成パックが作成された日時も記録されており（図７には
示していない）、この日時を参照することで、例えば
「日毎」にメール購読を行っているユーザが、翌日も同
じ再構成パックの情報配信メールを受け取ることを防止
する。或いはステップ１５０２の処理終了後、該当する
配信情報データベース２１の再構成パックにメール作成
済みのフラグを付けてもよい。

【００９９】次にサーバ３は、会員データベース１３
（図３）から、配信対象ユーザ（即ちゴルフ場側が指定
する配信層９７）のメールアドレス３１を抽出する（ス
テップ１５０３）。尚、配信対象ユーザ（配信層９７）
を抽出するために、図１６に示す「配信者抽出サブルー
チン」を利用する。

【０１００】サーバ３は、メール購読頻度４４に合わせ
てメールを送信する（ステップ１５０４）。即ちメール
購読頻度４４が「随時」であれば、ステップ１５０３で
ユーザ端末装置７−１、７−２〜７−ｎのうち抽出され
たメールアドレス３１にメールを送信する。メール購読
頻度４４が「日毎」又は「週毎」であるユーザに対して
は、それぞれのユーザのメールアドレス３１に対してメ
ール送信日時を指定したメールを待機状態にしておく。
メール送信日時に達すると、順次送信していく。

【０１０１】尚、配信情報データベース２１にメール未
作成の再編成パックが複数有る場合は、それぞれの再編
成パックごとに上述のメール購読頻度４４に応じたメー
ルを作成し、それぞれ指定された配信対象ユーザ（配信
層９７）のメールアドレス３１に対して配信待機状態に
する。従って１つのメールアドレス３１に対して複数の
メールが送信待機していてもよいし、それらの複数のメ
ール内容を順次統合して１つのメールにまとめて送信待
機していてもよい。

【０１０２】サーバ３は、全ての配信対象へメール送信
終了後、又は配信設定期間（配信日９９に指定された期
間）が終了すると、配信情報データベース２１のデータ
をクリアする（ステップ１５０５）。尚、配信が終了し
た配信情報データベース２１の内容を別のデータベース
に移し、各種統計資料として利用してもよい。

【０１０３】次に、キャンセルが生じたためゴルフ場側
が再構成した、お得なゴルフパックの情報を、ユーザ端
末装置７−１がメールで受信し、予約する手順を説明す
る。

【０１０４】図２２に、ユーザ端末装置７−１から再構
成パックを予約するフローチャートを示す。ユーザ端末
装置７−１は、サーバ３からのメールを受信する（ステ
ップ１６０１）。ユーザ端末装置７−１に届くメール画
面１８３を、図２３に示す。

【０１０５】メール画面１８３には、ユーザ端末装置７
−１宛てのゴルフに関するお得な情報が記載されてい
る。即ち、ゴルフ場にキャンセルが生じたために再構成
したパック情報が記載されている。例えば、｛東海第１
ＧＣ｝から送られた情報は、前述の配信情報データベー
ス２１（図７）の再構成パックＩＤ８９「ＣＰ１００
１」に対応する。

【０１０６】ユーザ端末装置７−１は、さらに詳しい情
報を得るため、メールに記載されたこの情報に関するホ
ームページアドレス１８５「ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｇ
ｏｌｆ・・・１００１・・・／ｒｅｓｅｒｖｅ・・」を
クリック１８７してサーバ３にアクセスする（ステップ
１６０２）。

【０１０７】サーバ３は、再構成パックデータベース２
３（図８）の再構成パックＩＤ８９「ＣＰ１００１」の
予約フラグ１０７を確認し、予約フラグ１０７が「１」
であれば（ステップ１６０３のＹＥＳ）、ユーザ端末装
置７−１に「既に予約済みです。」の表示を行う（ステ
ップ１６０４）。即ち、ユーザ端末装置７−１はこのパ
ックの予約を行うことはできない。

【０１０８】予約フラグ１０７が「０」であれば、ユー
ザ端末装置７−１に再構成パック情報予約Ｗｅｂ画面１
８９（図２４）を表示する（ステップ１６０５）。再構
成パック情報予約Ｗｅｂ画面１８９には、再構成パック
内容１９１が詳細に表示される。

【０１０９】ユーザ端末装置７−１は、再構成パック情
報予約Ｗｅｂ画面１８９（図２４）の「ＯＫボタン」１
２７をクリックして予約を行う（ステップ１６０６のＹ
ＥＳ）。ここでは、時間的に早く予約したユーザに予約
が成立する構成であるが、抽選式にする方法も考えられ
る。

【０１１０】サーバ３は、再構成パックデータベース２
３（図８）の該当する再構成パックＩＤ８９「ＣＰ１０
０１」の予約フラグ１０７に「１」をたて、予約済みと
する（ステップ１６０７）。

【０１１１】サーバ３は、配信日９９の最終配信日を過
ぎると、配信情報データベース２１（図７）上の該当す
る再構成パックＩＤ８９「ＣＰ１００１」を消去する
（ステップ１６０８）。また、再構成パックデータベー
ス２３（図８）にある再構成パックＩＤ８９「ＣＰ１０
０１」を消去する。或いはこれらのデータを別のデータ
ベースに移して、統計資料等として利用してもよい。

【０１１２】このように、本実施の形態によれば、ゴル
フ場は直前にキャンセルが生じた場合に再構成パックを
新規に設定し、ゴルフ場が指定した会員層にメールで通
知して予約を受け、キャンセルで生じる空きを埋める効
果がある。

【０１１３】また、ゴルフ場は、再構成パックを配信す
る会員層を指定するので、予約をする可能性の低い会員
へのメール配信は行われない。従って会員は、興味のあ
るメールを受信する頻度が高くなるので、このシステム
の信頼性を向上させる効果がある。

【０１１４】また、再構成パックの設定日前後に、該当
するゴルフ場あるいは近隣のゴルフ場に既に予約が入っ
ている会員を自動的に除外してメールを送るので、更に
予約の可能性の高い会員を絞り込む効果がある。

【０１１５】また、会員は自分の興味のある分野を指定
し、さらにメールの受信頻度を指定するので、興味のあ
るメールを必要な頻度で受信でき、随時メールを受信す
るのを避けたい会員にとっては煩わしさを取り除く効果
がある。

【０１１６】また、ゴルフ場が再構成パックの価格を設
定する際に、過去一定期間のパック価格と比較して価格
を自動的に最適化することができるという効果がある。

【０１１７】また、ゴルフ場が再構成パックの価格を設
定する際に、近隣のゴルフ場が設定しているパックの価
格と自動的に比較して優位性のある価格設定ができると
いう効果がある。

【０１１８】尚、キャンセル情報がイベントチケットや
交通機関チケット等のチケットに関する場合、当該キャ
ンセル情報に対応したチケットは、デジタルチケットと
して、キャンセル情報に係る商品を購入した会員の携帯
電話やＫＩＯＳＫ端末に配信してもよい。

【０１１９】デジタルチケットに関する技術としては、
特開２００１−１４８０３７号に記載された技術や、オ
ムロン株式会社の提供するデジタルチケット（ｈｔｔ
ｐ：／／ｗｗｗ．ｓｏｃｉｅｔｙ．ｏｍｒｏｎ．ｃｏ．
ｊｐ／ｄｉｇｉｔａｌ＿ｔｉｃｋｅｔ／）が知られてい
る。特に期日・期間・期限が間近に迫ったキャンセル情
報のチケットは、会員が購入したチケットを受け取るこ
とができない場合も予想されるため、デジタルチケット
での配信が望ましい。

【０１２０】尚、本発明の技術的範囲は、前述した実施
の形態に限られるものではない。本実施の形態は、ゴル
フ場の予約取消に伴う新規パックの作成と、配信頻度及
び配信層指定に関するが、その他、コンサートチケット
を一定の会員に限定で提供する場合や、商品（生鮮食料
品や衣類等）を一定の会員に限定して割引価格で提供す
る場合なども本発明に含まれる。

【０１２１】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、適正な価格の商品情報を、適正な会員に、しかも
会員の希望する配信条件でネットワークを介して配信す
る予約システムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る予約システム１の構
成を示す図

【図２】データベース５の構成を示す図

【図３】会員データベース１３を示す図

【図４】ゴルフ場データベース１５を示す図

【図５】ゴルフ場通常パックデータベース１７を示す図

【図６】予約情報データベース１９を示す図

【図７】配信情報データベース２１を示す図

【図８】再構成パックデータベース２３を示す図

【図９】ユーザ端末装置７−１が配信内容と配信頻度を
登録するフローチャート

【図１０】メール配信設定画面１１７を示す図

【図１１】芸能情報設定画面１３１を示す図

【図１２】スポーツ情報設定画面１３５を示す図

【図１３】ゴルフ場端末装置９−１から再構成パックを
設定する手順を示すフローチャート（１／２）

【図１４】価格最適化サブルーチンのフローチャート

【図１５】ゴルフ場端末装置９−１から再構成パックを
設定する手順を示すフローチャート（２／２）

【図１６】配信者抽出サブルーチンのフローチャート

【図１７】再構成パックの条件設定画面１３９を示す図

【図１８】再構成パックの価格設定画面１５３を示す図

【図１９】配信層設定画面１６３を示す図

【図２０】配信会員数確認画面１７３を示す図

【図２１】サーバ３の通常処理フローチャート

【図２２】ユーザ端末装置７−１から再構成パックを予
約するフローチャート

【図２３】ユーザ端末装置７−１に届くメール画面１８
３を示す図

【図２４】再構成パック予約画面１８９を示す図

【符号の説明】

１・・・ 予約システム ３・・・ サーバ ５・・・ データベース ６−１、６−２〜６−ｎ・・・ ユーザ ７−１、７−２〜７−ｎ・・・ ユーザ端末装置 ８−１、８−２〜８−ｎ・・・ ゴルフ場 ９−１、９−２〜９−ｎ・・・ ゴルフ場端末装置 １１・・・ ネットワーク １３・・・ 会員データベース １５・・・ ゴルフ場データベース １７・・・ ゴルフ場通常パックデータベース １９・・・ 予約情報データベース ２１・・・ 配信情報データベース ２３・・・ 再構成パックデータベース ２５・・・ ユーザＩＤ ２７、４９・・・ パスワード ２９・・・ 氏名 ３１・・・ メールアドレス ３３・・・ 職業 ３５、１０１・・・ 年齢 ３７・・・ 性別 ３９、１０３・・・ 住所 ４１、５５・・・ 電話番号 ４３・・・ ユーザ設定情報 ４４・・・ メール購読頻度 ４５・・・ 利用履歴 ４７、９１・・・ ゴルフ場ＩＤ ５１・・・ 名称 ５３・・・ 所在地 ５７・・・ 支配人氏名 ５９、１０９・・・ コース ６１・・・ 氏名 ６３、１１３・・・ キャディ ６５・・・ グリーン ６７・・・ レート ６９・・・ 特徴・その他 ７１・・・ パックＩＤ ７３・・・ パック内容 ７５・・・ 価格 ７７・・・ パック設定機関 ７９・・・ その他 ８１・・・ 年月日 ８３・・・ コース・スタート時間 ８５・・・ 人数 ８７・・・ 予約日 ８９・・・ 再構成パックＩＤ ９３・・・ 日時 ９５・・・ 金額 ９７・・・ 配信層 ９９・・・ 配信日 １０５・・・ ゴルフ場来訪歴 １０７・・・ 予約フラグ １１１・・・ カート １１５・・・ Ｗｅｂページアドレス １１７・・・ メール配信設定画面 １１９・・・ 芸能 １２１・・・ スポーツ １２３・・・ 交通（航空・新幹線） １２５・・・ 食品 １２７、１７９・・・ ＯＫボタン １２９・・・ ＣＡＮＣＥＬボタン １３１・・・ 芸能情報設定画面 １３３、１３７・・・ 選択用プルダウンメニュー １３５・・・ スポーツ情報設定画面 １３９・・・ 再構成パック条件設定画面 １４１・・・ ゴルフ場名 １４３・・・ 日付設定欄 １４５・・・ スタート時間設定欄 １４７・・・ コース設定欄 １４９、１５１・・・ 諸条件設定欄 １５３・・・ 再構成パック価格設定画面 １５５・・・ パック名 １５７・・・ 参照価格表示欄 １５９・・・ パック条件表示欄 １６１・・・ 設定価格入力欄 １６３・・・ 配信層設定画面 １６５、１６７、１６９、１７１・・・ 配信層分類項
目（住所、年齢・・・） １７３・・・ 配信会員数の確認画面 １７５・・・ メール配信日時 １７７・・・ メール配信頻度表示 １８１・・・ 配信層再設定ボタン １８３・・・ 配信メール画面 １８５・・・ 再構成パック情報Ｗｅｂアドレス １８７・・・ クリック １８９・・・ 再構成パック情報予約Ｗｅｂ画面 １９１・・・ 再構成パック内容

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井内 章博 東京都港区南青山１丁目１番１号 株式会 社ソニーファイナンスインターナショナル 内 (72)発明者 長田 賢一郎 東京都港区赤坂４−９−17 赤坂第一ビル ９Ｆ 株式会社アラン内

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報提供側の第１の端末装置と、会員側
   の第２の端末装置とに、ネットワークを介して接続され
   たサーバであって、 情報提供側の過去の価格情報を管理する管理手段と、 前記第１の端末装置が、商品のキャンセル情報を設定す
   ると、当該過去の特定期間の価格情報に基づき、当該キ
   ャンセル情報に係る商品の価格の最適化を行う価格最適
   化手段と、 を、有することを特徴とするサーバ。
2. 【請求項２】 情報提供側からキャンセル情報を受け付
   けるサーバにおいて、 会員の属性情報を管理する管理手段と、 キャンセル情報の配信先を、当該キャンセル情報の属性
   情報と会員属性に基づき決定する決定手段と、 当該キャンセル情報を、当該決定された会員に対し提供
   する提供手段と、 を、有することを特徴とするサーバ。
3. 【請求項３】 過去の特定期間の商品の価格情報に基づ
   き、当該キャンセル情報に係る価格を最適化する最適化
   手段を有することを特徴とする請求項２記載のサーバ。
4. 【請求項４】 前記キャンセル情報の属性情報、前記会
   員属性は、地域情報を含むことを特徴とする請求項２記
   載のサーバ。
5. 【請求項５】 前記会員属性情報は、当該情報提供側に
   おける会員の利用履歴情報を含むことを特徴とする請求
   項２記載のサーバ。
6. 【請求項６】 前記キャンセル情報の属性情報は、キャ
   ンセル情報に係る期日・期間・期限情報を含み、前記会
   員属性情報は、少なくとも年齢、性別、職業に関する情
   報のいずれか１つを含むことを特徴とする請求項２記載
   のサーバ。
7. 【請求項７】 前記決定手段は、配信先の会員が前記キ
   ャンセル情報に係る商品と同一又は類似の商品を予約し
   ている場合、この会員を配信先から除外することを特徴
   とする請求項２記載のサーバ。
8. 【請求項８】 前記キャンセル情報がチケットに関する
   場合、前記送信されたキャンセル情報に基づき購入を確
   定した会員に対し、当該キャンセル情報に対応したデジ
   タルチケットを送信する第２送信手段を有することを特
   徴とする請求項２記載のサーバ。
9. 【請求項９】 前記キャンセル情報は、少なくとも、コ
   ンサートチケットを含むイベントチケット、交通機関チ
   ケット、施設利用、食料品、商品のいずれか１つに関す
   るものであることを特徴とする請求項２記載のサーバ。
10. 【請求項１０】 情報提供側の第１の端末装置と、会員
    側の第２の端末装置とに、ネットワークを介して接続さ
    れたサーバであって、 前記第２の端末装置から送られる配信頻度を受け取る手
    段と、 前記第１の端末装置が、商品のキャンセル情報を設定す
    ると、当該キャンセル情報に係る商品を、前記配信頻度
    で前記第２の端末装置に配信する手段と、 を、有することを特徴とするサーバ。
11. 【請求項１１】 情報提供側に設置されるコンピュータ
    で実行される方法において、 キャンセル情報およびその価格を入力し、過去の特定期
    間の価格情報に基づき価格を最適化する手段を備えたサ
    ーバに送信するステップと、 当該入力された価格が、過去の特定期間の価格情報に基
    づき当該サーバ側で最適化された価格を超えた場合、当
    該入力された価格の再入力を促すメッセージを受信する
    ステップと、 を、有することを特徴とする方法。
12. 【請求項１２】 情報提供側の第１の端末装置と、会員
    側の第２の端末装置とに、ネットワークを介して接続さ
    れたサーバで実行される方法であって、 情報提供側の過去の価格情報を管理するステップと、 前記第１の端末装置が、商品のキャンセル情報を設定す
    ると、当該過去の特定期間の価格情報に基づき、当該キ
    ャンセル情報に係る商品の価格の最適化を行う価格最適
    化ステップと、 を、有することを特徴とする方法。
13. 【請求項１３】 情報提供側からキャンセル情報を受け
    付けるサーバで実行される方法であって、 会員の属性情報を管理するステップと、 キャンセル情報の配信先を、当該キャンセル情報の属性
    情報と会員属性に基づき決定するステップと、 当該キャンセル情報を、当該決定された会員に対し提供
    するステップと、 を、有することを特徴とする方法。
14. 【請求項１４】 情報提供側の第１の端末装置と、会員
    側の第２の端末装置とに、ネットワークを介して接続さ
    れたサーバで実行される方法であって、 前記第２の端末装置から送られる配信頻度を受け取るス
    テップと、 前記第１の端末装置が、商品のキャンセル情報を設定す
    ると、当該キャンセル情報に係る商品を、前記配信頻度
    で前記第２の端末装置に配信するステップと、 を、有することを特徴とする方法。
15. 【請求項１５】 請求項１から請求項１４までのいずれ
    かに記載されたサーバを実現するためのプログラム。
16. 【請求項１６】 請求項１から請求項１４までのいずれ
    かに記載されたサーバを実現するためのプログラムを記
    録した記録媒体。