JP2003141225A

JP2003141225A - 発注管理と入荷管理のシステム

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Publication number: JP2003141225A
Application number: JP2001337346A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Morita; 和彦森田
Original assignee: KI Fresh Access Inc
Current assignee: KI Fresh Access Inc
Priority date: 2001-11-02
Filing date: 2001-11-02
Publication date: 2003-05-16
Anticipated expiration: 2021-11-02
Also published as: JP4689117B2

Abstract

(57)【要約】【課題】青果物のような変動要因の多い商品の発注ま
たは入荷の管理を柔軟に行なうことができるシステムを
提供する。【解決手段】物流段階における商品の発注状況を管理
するコンピュータシステムであって、発注入力画面の表
示部と、新規発注を入力するごとに主管理番号を生成す
る主管理番号生成部と、副管理番号を生成しうる副管理
番号生成部と、主管理番号または副管理番号と発注内容
とを結びつけて格納する発注内容格納部を有する発注管
理システム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、野菜や果物のよう
な青果物、花、木等の農産物に類する商品の物流におい
て、生産者から物流センターに至る中間物流段階を管理
するためのシステムに関する。特に物流センターから生
産者への商品の発注および、生産者から物流センターへ
の商品の入荷を管理するためのシステムおよびそのため
のプログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】野菜、果物などの青果物、花、木等の農
産物（以下、青果物等ともいう。）のごとき商品では、
同じ種類の青果物等であっても複数の産地にまたがって
生産されているのが通常である。また、各生産地では、
収穫の季節であっても毎日あるいは一定日数ごとに一定
量ずつ収穫して出荷するのが通常である。そのため、青
果物等はある一定の量を確保するには、複数の生産地か
ら同時に調達する必要が生じる。さらに、青果物等は、
毎日新しいものが供給される必要があるから、各青果物
等に関して、それぞれの複数の生産地から毎日調達する
必要がある。

【０００３】ところで、青果物等では、産地等が異なる
場合はもちろん、同じ産地、同じ種類の収穫物であって
も、季節や天候変動によって収穫物の数量や大きさ・品
質などが変動する。そのため、発注時と品質や数量が異
なる内容の青果物等が、しばしば生産地から物流センタ
ーに入荷するし、輸送途中の何らかのトラブルにより品
質が変化した結果、商品として使用できる入荷量が減少
してしまうこともありうる。さらには、ある青果物等の
発注時の大きさや等級が発注時と食い違っている物が、
発注通りのものと混在して入荷することもある。

【０００４】そして、一般に、青果物等では収穫から販
売までの時間は日・週単位とすこぶる短く、この短期間
のうちに支障なく青果物等の物流を行わなければならな
い。

【０００５】これらの状況のために、通常の工業製品で
行われるような、商品の質、数量などの変動を考慮して
いない物流管理手法では、青果物等の物流を管理するこ
とは事実上不可能である。

【０００６】そこで、従来の青果物等の物流では、もっ
ぱら現場の物流担当者による現物を見ながらの口頭の指
図に基づいて行われている。そのため、どの生産地のど
の青果物等がどのような内容で入荷したのかに関する記
録を残すことが困難で、物流管理は事実上行われていな
い。また、前年度の青果物等ごとの個別データがほとん
ど収集できないために、翌年度の各生産地での青果物等
ごとの生産計画をたてたり、物流センターが配送計画を
たてることも困難な状況にある。

【０００７】食品、農産物などの物流管理に関する先行
技術としては、生産者と購入者等との間にネットワーク
を設け、生産予約と購入希望を調整する農産物の生産流
通管理システムが特開平１１−１７５６０９号に開示さ
れている。

【０００８】同様に、農産物の出荷予定量と入荷量を比
較し、所定のアルゴリズムに基づいて出荷予定量を更新
する農産物分荷作業の支援システムが特開平１０−２２
２５５８号公報に開示されている。

【０００９】また、食品物流センターにおける商品の在
庫管理に関して、複数日分の入出荷予定及び論理在庫管
理を行い、また欠品防止のため最低在庫数を下回る物に
ついて発注勧告を促すという商品の適正在庫管理方法が
特開平９−１１４８９８号公報に開示されている。

【００１０】しかし、これらのシステムはいずれも、複
数の生産地に発注を行い、かつ商品が入荷した後に内容
の変動が判明したりする青果物等の特性には対処できて
おらず、発注と入荷とを結びつけて柔軟に物流管理を行
うことは困難である。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、毎日、複数
の生産地から調達する必要がある青果物のごとき商品の
発注または入荷の管理を、商品内容の変動に対応して柔
軟かつ統一的に行なうことができるシステムを提供する
ことを課題とする。

【００１２】さらには、得られた物流管理データを翌年
度の各商品ごと、各生産地ごとの生産計画、発注計画に
役立てることができる物流管理システムを提供すること
を課題とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は、新規発注入力
ごとに生成させた主管理番号と、それらに関連性を有す
る数字を用いた副管理番号とを用い、副管理番号を商品
の変化状況に対応して動的に発生せしめることにより、
青果物のごとき変動要因の多い商品の物流における発注
および入荷の各段階における課題が統一的に解決できる
ことを見出してなされたものである。

【００１４】すなわち、請求項１に記載の発明は、物流
段階における商品の発注状況を管理するコンピュータシ
ステムであって、発注入力画面情報を画面情報記憶部か
ら読み出して画面表示する表示部と、新規の発注を入力
するごとに主管理番号を生成する主管理番号生成部と、
主管理番号に関連する副管理番号を生成しうる副管理番
号生成部と、発注内容が発注入力画面に入力された場合
に、主管理番号または副管理番号と発注内容とを関連づ
けて発注内容記憶部に格納する発注内容格納部とを有す
る発注管理システムである。

【００１５】この構成により、生産地への発注など最初
のアクション時に発生させる主管理番号と副管理番号が
関連性をもって生成されるので、その後の状況変化に対
応して副管理番号を動的に発生させることにより、状況
変化に関するデータを柔軟に吸収することが可能にな
る。また、どの副管理番号がどの主管理番号に関係して
いるの関連性を維持できるからデータがバラバラになら
ず、相互に結びついた状態で管理することが可能にな
る。そのため、各発注先ごとや各商品ごとの履歴情報を
得ることが可能になる。

【００１６】請求項２に記載の発明は、主管理番号が一
定数ごとに飛び飛びで生成され、副管理番号が主管理番
号に連続して生成されると共に、前記一定数より少ない
数だけ生成しうる請求項１に記載の発注管理システムで
ある。

【００１７】この構成により、生産地への発注など最初
のアクション時に発生させる主管理番号が飛び飛びに生
成されるので、その間の番号を副管理番号として用いる
ことができる。そして、その後の状況変化に対応して副
管理番号を動的に発生させることにより、状況変化に関
するデータを柔軟に吸収することが可能になる。また、
どの副管理番号がどの主管理番号に関係しているかが明
確であるからデータがバラバラにならず、相互に結びつ
いた状態で管理することが可能になる。そのため、各発
注先ごとや各商品ごとの履歴情報を得ることが可能にな
る。

【００１８】請求項３に記載の発明は、発注内容には、
主管理番号および副管理番号ごとに発注先を特定するデ
ータが含まれており、発注内容格納部は、各番号ごとに
それぞれの発注先を特定するデータを結びつけて発注内
容情報記憶部に格納する請求項１に記載の発注管理シス
テムである。

【００１９】この構成により、複数の発注先に対して一
括して発注することが可能となる。また、複数の発注先
に対する発注がバラバラにならず、相互に結びついた状
態で管理できる。そのため、各発注先ごとの履歴情報を
得ることができる。

【００２０】請求項４に記載の発明は、各発注先ごとに
発注内容を切り分け、各発注先に対して、切り分けた発
注情報を送信する発注送信部を有する請求項３に記載の
発注管理システムである。

【００２１】この構成により、複数の発注先に対する発
注を一括して行うことが可能になる。

【００２２】請求項５に記載の発明は、商品が青果物で
ある請求項１ないし４に記載の発注管理システムであ
る。

【００２３】この構成により、青果物に特有の複数の生
産地への同時発注を関連づけて管理することができる
し、発注後に季節変動などに起因するさまざまな変動が
発生しても、それらを吸収して柔軟に変動データを入力
・格納・管理することが可能になる。

【００２４】請求項６に記載の発明は、物流段階におけ
る商品の入荷状況を管理するコンピュータシステムであ
って、副管理番号と飛び飛びに生成された主管理番号と
を含む発注内容を格納した発注内容情報記憶部と、発注
内容情報記憶部から主管理番号または副管理番号で特定
される発注内容を読み出し、この発注内容を表示した入
荷内容入力画面を構成し表示する表示部と、発注内容に
関連してすでに生成済みの副管理番号を除く副管理番号
を新しく生成しうる副管理番号生成部と、入力された入
荷内容を主管理番号または副管理番号とに結びつけて入
荷内容記憶部に格納する入荷内容格納部とを有する入荷
管理システムである。

【００２５】この構成により、発注時には予想されなか
った状況変化が生じていることが、入荷時になって判明
した場合でも、副管理番号を動的に用いて入力処理する
ことにより、変化した状況に対応して柔軟に状況を管理
することが可能になる。

【００２６】請求項７に記載の発明は、新しく生成しう
る副管理番号が、発注内容に含まれる副管理番号に引き
続いて生成されるものである請求項６に記載の入荷管理
システムである。

【００２７】この構成により、新しく発生した副管理番
号およびそれに関して入力されたデータが商品番号と結
びついて管理されるから、変化した状況に柔軟に対応す
ることが可能になる。

【００２８】請求項８に記載の発明は、入荷内容に基づ
いて、主管理番号および副管理番号ごとに、商品を特定
するためのバーコードラベルを必要な枚数印刷出力する
バーコードラベル出力部を有する請求項６に記載の入荷
管理システムである。

【００２９】この構成により、商品ごとに異なる様々な
情報がバーコード管理されるから、その後の物流管理が
簡単にできるようになる。

【００３０】請求項９に記載の発明は、商品が青果物で
ある請求項６ないし８のいずれかに記載の発注管理シス
テムである。

【００３１】この構成により、青果物に特有の季節変動
などに起因するさまざまな変動が、入荷時に初めて判明
しても、それらを吸収して、発注段階のデータと結びつ
けて柔軟に変動データを管理することが可能になる。

【００３２】請求項１０に記載の発明は、請求項１に記
載の発注管理システムで発注管理を行い、請求項６に記
載の入荷管理システムで入荷管理をおこなう発注および
入荷の管理システムである。

【００３３】この構成により、発注から入荷まで一貫し
て柔軟かつ統一的に物流管理を行うことが可能になる。

【００３４】請求項１１に記載の発明は、物流段階にお
ける商品の発注状況を管理するコンピュータシステムに
実行させるためのプログラムであって、発注入力画面情
報を画面情報記憶部から読み出して画面表示する表示ス
テップと、新規の発注を入力するごとに主管理番号を一
定数ごとに飛び飛びで生成する主管理番号生成ステップ
と、主管理番号に関連する副管理番号を前記一定数より
少ない数だけ生成しうる副管理番号生成ステップと、発
注内容が発注入力画面に入力された場合に、主管理番号
または副管理番号と発注内容とを関連づけて発注内容記
憶部に格納する発注内容格納ステップとを有する発注管
理プログラムである。

【００３５】このプログラムをコンピュータに実行させ
ることにより、請求項１に記載の発明と同様の効果を得
ることが可能となる。

【００３６】請求項１２に記載の発明は、物流段階にお
ける商品の入荷状況を管理するコンピュータシステムに
実行させるためのプログラムであって、主管理番号と副
管理番号とを含む発注内容を格納したメモリから主管理
番号または副管理番号で特定される発注内容を読み出す
ステップと、この発注内容を表示した入荷内容入力画面
を構成し表示する表示ステップと、発注内容に関連して
すでに生成済みの副管理番号を除く副管理番号を新しく
生成しうる副管理番号生成ステップと、入力された入荷
内容を主管理番号または副管理番号とに結びつけて入荷
内容メモリに格納する入荷内容格納ステップとを有する
入荷管理プログラムである。

【００３７】このプログラムをコンピュータに実行させ
ることにより、請求項６に記載の発明と同様の効果を得
ることが可能となる。

【００３８】

【発明の実施の形態】以下、本発明における一つの実施
形態を図面を参照しながら説明する。

【００３９】図１は、請求項１の発注管理システムの一
例を図示したものである。この図１に記載された記憶部
について説明する。

【００４０】まず、画面情報記憶部の例について説明す
る。画面情報記憶部には、具体的に生産地などに青果物
等を発注する際に用いる定型の発注入力画面を構成する
ための画面情報が格納されている。

【００４１】図２に、画面を開いた直後の発注入力画面
の例を示す。画面上部には自動表示された入力日と、飛
び飛びに自動付番された主管理番号が表示され、商品番
号を入力する窓と入荷希望日を入力する窓、さらに、商
品の産地、発注先、等級、サイズ、数量、単位、梱包単
位、梱包数を入力するための窓が設けられている。主管
理番号は、複数の発注先への発注を含む１の発注処理に
対応して生成される番号であって、その際に入力された
複数の発注先への発注データをまとめて特定するための
番号である。この例では、主管理番号は１００番飛びで
付されており、下２桁が常に「00」となるように生成さ
れている。商品番号の入力窓の隣には、商品番号に対応
する商品名を表示されるスペースがあり、数量を入力す
る窓の下には、入力された数量の合計数量が表示される
スペースが設けられている。また、産地などを入力する
窓の左端には、番号として主管理番号および副管理番号
の下２桁が表示されている。副管理番号は、主管理番号
により特定された発注処理に含まれる複数の発注先等へ
の発注データを特定するための番号であり、この例で
は、副管理番号は主管理番号と上６桁が同じであり、下
２桁だけが異なる。副管理番号は、次の主管理番号と重
複しないようにするため飛び飛びの数字より少ない数だ
け用意される。ここでは１００個より少ない９９個にな
るまで副管理番号が生成できるように用意されている。
図２の状態では、主管理番号に対応する「00」だけが表
示され、入力窓も一行分のみが示されている。さらに、
画面の下部には、副管理番号追加ボタン、入荷日別画面
ボタン、発注先別画面ボタン、確定ボタン、発注ボタン
が設けられている。

【００４２】副管理番号追加ボタンがクリックされる
と、番号「00」の行の下に新しい番号「01」の行が一行
追加される。さらにもう一度副管理番号追加ボタンがク
リックされると、もう一行「02」の行が追加される。こ
のようにして必要な数だけ行が追加できる。番号「00」
の行が主管理番号「12345600」に対応する行であり、番
号「01」の行は、副管理番号「12345601」に対応する行
である。以下同様に続く。すなわち、「00」、「01」、
「02」は、それぞれ、主管理番号若しくは副管理番号の
下２桁が表示されているものである。副管理番号追加ボ
タンによって２行追加された状態の例が図３に示されて
いる。

【００４３】なお、発注入力画面を開いた直後は、図２
に示されたとおり、発注内容入力窓のうち入力できるの
は副管理番号が「00」と表示された一行のみであるが、
副管理番号追加ボタンがクリックされるとその下の行の
副管理番号欄に「01」と表示されると共に、その行に入
力できるようになる。図３の例は、副管理番号が「00」
の行に入力されたあと、副管理番号追加ボタンがクリッ
クされて「01」の行が生成されて２番目の発注先の発注
内容が入力され、さらにもう一度、副管理番号追加ボタ
ンがクリックされて「02」の行が生成された状態を示し
ている。つまり、図３は、これから３番目の発注先の発
注内容が入力されるであろう状態を示している。

【００４４】入荷日別画面ボタンがクリックされると、
同じ商品で同じ入荷希望日の発注入力済みのものが発注
内容記憶部から検索されて、一覧画面で表示される。こ
れにより、他の日にすでに発注したが、同じ入荷希望日
になっている同じ商品の発注内容を確認しながら、発注
入力作業を進めることができ、誤って重複して発注して
しまったり、発注の抜けを防止することができる。な
お、このボタンに対応する処理部は、図１には示されて
いない。

【００４５】発注先別画面ボタンがクリックされると、
その商品を取り扱っている生産元からの、先に入力され
た入荷希望日前後１週間の入荷予定が表示される。画面
例を図４に示す。図４から分かるように、特定の商品を
取り扱っている各出荷元からの入荷予定日（入荷希望日
に同じ）を含む１週間の納入予定状況を一覧で確認する
ことができる。また、前の１週間の入荷予定及び次の１
週間の入荷予定を確認することができる。これにより、
それぞれの生産元の実績や出荷量を考慮しながら新しい
発注をかけることができる。このボタンに対応する処理
部は図１には示されていない。

【００４６】確定ボタンがクリックされると、発注内容
格納部が、発注内容記憶部に発注内容を格納する。

【００４７】発注ボタンがクリックされると、発送送信
部によって各発注先ごとに発注内容が切り分けられ、各
発注先にファックスで発注連絡が行われる。なお、確定
ボタンをクリックしてからでないと、発注ボタンをクリ
ックすることはできないようになっている。

【００４８】発注内容記憶部は、既発注分の発注内容
を、主管理番号および副管理番号を用いて発注内容テー
ブルに格納している。発注内容テーブルの一部分を図５
に示す。このテーブルには、主管理番号と副管理番号
が、まとめて管理番号の行に表示されている。主管理番
号は、１００番飛びで付されており末尾が「00」になっ
ているものである。副管理番号は、主管理番号に続いて
末尾が「01」から順次付され、例えば図５では、主管理
番号「12345600」に対して副管理番号「12345601」が付
されている。「12345601」に続く管理番号は、主管理番
号である「12345700」に飛んでいる。その後の状況変化
により「12345600」の発注に対して状況変化があれば、
さらに「12345602」等の副管理番号が付されてデータが
動的に追加されていく。さらに図５のテーブルには、入
力日、発注日、入荷希望日、商品名、産地、発注先、等
級、サイズ、数量、単位、梱包単位、梱包数、価格等の
データが格納されている。ここで入力日は、発注内容を
入力した日、発注日は物流センターから各発注先に実際
に発注を送信した日である。入荷希望日とは、生産地か
ら物流センターへの商品の入荷希望日である。１つの商
品名もしくは商品番号で特定される商品に対する発注先
が一カ所のみで品質なども一種類のみの場合は主管理番
号だけで足りるが、複数の場合（複数の出荷先に同日に
発注するなどの場合）は、それぞれの発注先への発注内
容に関して副管理番号を生成する。

【００４９】図５の例では、副管理番号は、発注先（生
産地などに対応する）を区別するために用いられている
が、例えば、等級や入荷希望日などが異なる場合にも副
管理番号を用いて区別することができる。たとえば、同
じ発注先に２種類の品質の商品を発注すれば２つの副管
理番号が発生することになる。つまり、副管理番号は、
１つの主管理番号に対して１または２以上が状況に対応
して動的に付されるものである。副管理番号は任意個数
発生しうるが、後の段階での使用を考慮して１つの主管
理番号に対して９９個用意している。つまり、主管理番
号は１００番とばしで生成するようにしている。

【００５０】商品名とは、「みかん」、「りんご」など
のように、青果物等の大まかな種類を分類するものであ
る。商品名には当業界の慣習に従って青果物等のサイズ
や等級、さらにはある程度の加工状態を付加したものを
用いても良い。たとえば、「りんご（Ｍサイズ）」、
「山菜ミックス」等である。産地とは、県ていどの広さ
の範囲の生産地を示している。県ていどであれば各種の
青果物等の生産地がある程度特定できるからである。発
注先とは、それぞれの生産地の青果物等を取り扱ってい
る集荷農協もしくは集荷会社等であり、等級とは青果物
等の品質を示すものであり、サイズとは青果物等のおよ
その大きさを示し、単位は生産地からの出荷する数量の
単位であり、梱包単位とは生産地から出荷する際の商品
の梱包状態を示しており、ケースやピース、箱、袋等で
表される。梱包数とは、梱包単位で数えたときの商品の
数量である。

【００５１】なお、発注入力に必要な商品名、商品番
号、等級、サイズ、単位、産地、発注可能先等のデータ
は、商品テーブルに格納されている。また、各発注先の
名称、住所、ファックス番号、電話番号、担当者名など
が発注先テーブルに格納されている。これらのテーブル
も記憶部に格納されているが、図１には示されていな
い。

【００５２】次に、発注管理システムの処理部の例の説
明を行う。

【００５３】表示部は、主管理番号生成部で生成された
主管理番号と、画面情報記憶部から読み出した定型の発
注入力画面情報とを合わせて発注端末に送る。発注端末
の発注入力画面に商品番号および入荷希望日が入力され
たときは、対応する商品名を商品テーブルから検索して
商品名を発注入力画面に表示する。

【００５４】副管理番号追加ボタンがクリックされた場
合は、発注入力画面の入力窓を１行追加し、新しい副管
理番号の下２桁を追加した入力窓の行の左に表示するよ
うに画面を再構成して発注端末に送る。

【００５５】また、表示部は、入荷日別画面や発注先別
画面がクリックされた場合に、定型のそれぞれの画面情
報を画面情報記憶部から、発注内容を発注内容記憶部か
らそれぞれ読み出して、発注端末に送る。

【００５６】副管理番号生成部は、副管理番号追加ボタ
ンがクリックされるたびに、発注入力画面に表示された
主管理番号若しくは副管理番号のうち、もっとも大きい
番号を読み出し、それに１を加えて新しい副管理番号を
生成し、表示部に送る。

【００５７】発注内容格納部は、確定ボタンがクリック
されると、画面入力された発注内容を読み込み、図５に
示す発注内容情報記憶部に主管理番号もしくは副管理番
号ごとに１列のデータとして格納する。

【００５８】発注送信部は、発注ボタンがクリックされ
ると、各発注先ごとに発注内容を切り分け、発注先テー
ブルを参照しながら、ＦＡＸモデムを経由して各発注先
に発注内容を通知する。さらに、各発注先への通知終了
ごとに、発注内容情報記憶部の該当する主管理番号、副
管理番号の列に発注完了フラグを立てる。

【００５９】次に、図６を用いて、請求項１に記載の発
注管理システムを用いた処理フローの一例を説明する。

【００６０】発注処理が選択されてスタートすると(SH
1)、まず、主管理番号生成部が、発注内容記憶部から既
格納の主管理番号の最大のものを読み出し、それに１０
０を足して主管理番号を生成し表示部に送る(SH2)。表
示部は、画面情報記憶部から、定型の発注入力画面情報
を読み出し、主管理番号と合わせて発注端末に送り、画
面表示される(SH3)。

【００６１】発注入力画面に、発注端末から、商品の入
荷希望日と、みかん・りんごなどの商品番号が商品テー
ブルを参照して入力される(SH4)。続いて副管理番号追
加ボタンがクリックされると(SH5)、フローは右に分岐
して、未だ副管理番号が生成していない場合は副管理番
号生成部が画面表示されている主管理番号に１を足して
副管理番号を生成し、すでに副管理番号が表示されてい
る場合には、既生成の副管理番号の最大のものに１を足
して新たな副管理番号を生成し表示部に送る(SH6)。表
示部では、入力行を追加すると共に、新しい副管理番号
を用いて発注入力画面を再構成し、発注端末に送る。副
管理番号が追加される限り、SH3-SH4-SH5-SH6-SH3のフ
ローを繰り返す。SH5で副管理番号が追加されず確定ボ
タンがクリックされた場合は、フローは下に分岐して、
発注内容格納部が画面に表示されているデータを発注内
容記憶部に格納する。

【００６２】続いて、発注ボタンがクリックされると、
各発注先ごとに発注内容が切り分けられて、発注先テー
ブルを参照しながら各発注先に発注内容がファックスで
送信される。ファックスが到達したものから、発注内容
記憶部の該当管理番号の列に発注完了フラグが立てられ
る。すべての発注先について発注が完了して発注処理が
終了する(SH9)。

【００６３】次に、入荷管理システムの例について説明
する。図７は、請求項６に記載された入荷管理システム
の一例を図示したものである。

【００６４】発注内容記憶部は、発注管理システムの説
明において説明したものと同様のものであり、発注内容
情報が図５のテーブル形式で蓄積されている。

【００６５】画面情報記憶部には、各発注先から送られ
た青果物等を入荷受け入れする際に用いる定型の入荷入
力画面を構成するための画面情報が格納されている。入
荷入力画面の画面を開いた直後の状態を図８に示す。図
８では、主管理番号に入力窓が設けられ、それに対応し
て商品名が発注内容記憶部から読み出されて画面表示さ
れるようになっている。その下には、発注時のデータと
入荷時に入力する窓の行が、比較しながら入力できるよ
うに表形式で並んでおり、末尾と題された項目は主管理
番号もしくは副管理番号の下２桁を意味する。すなわち
主管理番号では「00」であり、副管理番号であれば「0
1」や「02」等となる。表には、発注先、サイズ、等
級、数量、単位、梱包数、梱包単位、入荷日の各項目が
それぞれ設けられており、商品の入荷時に発注内容と比
較しながら入力できるように構成されている。

【００６６】表の下には、副管理番号追加ボタン、入荷
内容の確定ボタン、バーコードラベル印刷用のラベルボ
タンが設けられている。副管理番号追加ボタンがクリッ
クされると、画面表示されている主管理番号、副管理番
号のうち、最も大きいものに１を足して新しい副管理番
号が生成され、入荷時データの入力行が一行追加される
とともに、新しい副管理番号の末尾下２桁がその行に表
示される。確定ボタンがクリックされると、画面表示さ
れたデータを読み出し、図１０に示された入荷内容テー
ブルに主管理番号、副管理番号ごとに格納する。ラベル
ボタンがクリックされると入荷内容を読み出し、図１１
に示されたバーコードラベルのついたシールを、バーコ
ードラベルプリンタで印刷する。バーコードラベルに
は、バーコード以外にも主管理番号もしくは副管理番
号、商品名、等級、サイズ、発注先、入荷日、入荷元、
梱包単位ごとに順番に付された算用数字および梱包単位
の総数（図１１では「全５ケースの３」）が印刷されて
いる。

【００６７】副管理番号追加ボタンは、クリックされる
と画面の「入荷時」の入力行一行が追加される。その
際、新しい副管理番号の末尾下２桁がその行に表示され
る。この新しい副管理番号は、入荷入力画面に表示され
ている主管理番号若しくは副管理番号のうち、もっとも
大きいものに１を足して生成される。

【００６８】図８の入荷入力画面にデータが入力された
状態の例を図９に示す。図９では、図８の画面にまず主
管理番号が入力されて、その主管理番号の発注データ
と、その主管理番号に続いて格納されていた末尾２桁が
「01」の副管理番号の発注データがそれぞれ発注内容記
憶部から読み出されて画面表示され、各発注データに対
応する入荷商品の状況が入荷時の入力行に入力されてい
る。また、副管理番号追加ボタンが一回クリックされて
副管理番号が一つ、入荷入力行が一行追加されている。
図９の「00」の行の発注では、等級が「Ａ」のキュウリ
を１０ケース発注しているが、それに対応する入荷状況
は、等級が「Ａ」のキュウリは５ケースのみで、残りは
等級が「Ｂ」のキュウリが５ケースであった。そこで、
元の発注に対応する行には「Ａ」の５ケースのみが入力
され、続いて副管理番号追加ボタンがクリックされて、
末尾２桁が「02」の副管理番号、すなわち「12345602」
の入力行が一行追加され、ここに等級が「Ｂ」のキュウ
リ５ケースの入荷データが入力されている。このように
して青果物等の入荷状況の変化に対応して動的に副管理
番号を生成することでデータを柔軟に管理でき、しか
も、当初の発注データとも連携がとれる結果となる。

【００６９】入荷内容記憶部は、主管理番号又は副管理
番号で特定される商品の入荷検品結果を表１０のテーブ
ル形式で格納している。表１０では、発注内容テーブル
と同様に主管理番号と副管理番号を合わせて管理番号と
いう項目が設けられ、さらに入力日、入荷日、商品名、
産地、発注先、等級、サイズ、数量、単位、梱包単位、
梱包数、価格等の入荷時に確定したデータが、主管理番
号と副管理番号ごとに一列で格納されている。

【００７０】次に、入荷管理システムの処理部の例の説
明を行う。

【００７１】表示部は、新しい入荷処理がスタートする
と、画面情報記憶部から定型の入荷入力画面情報を読み
出して入荷端末に送る。また、端末に表示された入力画
面に主管理番号が入力され、対応する発注内容が発注内
容記憶部から検索されたときは、それらのデータを読み
込んで画面に表示するよう再構成して入荷端末に送る。
さらに、副管理番号追加ボタンがクリックされると、画
面の入力行を１行増やし、新しく生成された副管理番号
の末尾２桁をその入力行の先頭に表示して、画面を再構
成して入荷端末に送る。

【００７２】副管理番号生成部は、副管理番号追加ボタ
ンがクリックされるたびに、画面に表示された主管理番
号または副管理番号のもっとも大きいものを読み出し、
それに１を加えて新しい副管理番号を生成し、画面構成
表示部に送る。

【００７３】入荷内容格納部は、確定ボタンがクリック
されると、画面に表示されている入荷内容を読み出し、
主管理番号と副管理番号ごとに図１０に示されているよ
うなテーブルの１列のデータとして格納する。

【００７４】プリンタ出力部は、ラベルボタンがクリッ
クされると、画面表示されている入荷内容データを読み
出し、図１１に示されているバーコードラベルの定型の
画面に、読み出した入荷内容データを組み込んで、各梱
包単位ごとに対応するバーコードラベルを印刷出力す
る。

【００７５】次に、請求項６に記載の入荷管理システム
を用いた処理フローの例を、図１２のフローチャートを
用いて説明する。

【００７６】まず、入荷処理がスタートすると(SN0)、
表示部は、画面情報記憶部から図８に示された定型の入
荷入力画面情報を読みだし、入荷端末に送って画面表示
する(SN1)。続いて、主管理番号が入力されると、発注
内容情報記憶部から該当する主管理番号の発注内容デー
タを読み出す。主管理番号以外に副管理番号のデータが
あれば、それも同時に読み出し、主管理番号、副管理番
号のデータをそれぞれ表示するように画面を再構成して
入荷端末に送り画面表示する。図９では、主管理番号に
対応する「00」のデータと一つ目の副管理番号に対応す
る「01」のデータが発注時の行にそれぞれ表示されてい
る(SN4)。なお、すでに入荷検品が終了している商品は
表示されず、入荷作業済みとメッセージが表示される。
「入荷」の行はそれぞれが入力窓の行になっており、図
９の例では「発注」の行が２行あるので、それに対応し
て「入荷」の行も２行分が設けられている。入荷した商
品が検品され、その結果が対応する「入荷」の行に入力
される(SN5)。検品の結果、入荷した商品が発注時に特
定した商品と一部が異なる場合、例えば、１０個袋で１
００個発注したものが、１０個袋では６０個しか入荷せ
ず、代わって４個袋で４０個入荷した場合は、まず１０
個袋の分が画面入力され(SN5)、次いで副管理番号追加
ボタンがクリックされる(SN6)。するとフローはSN6から
右に分岐して、すでに画面表示されている主管理番号お
よび副管理番号のうち、最大のものに１を加えて新しい
副管理番号を生成する(SN7)。また、図９に示したよう
に、新しい「入荷」の行が画面に追加され、新しい副管
理番号の末尾２桁が「入荷」の新しい行に表示されるよ
うに入荷入力画面が再構成されて画面表示される(SN
4)。この新しい入力行に、発注時と異なる入荷内容が入
力される(SN5)。上記の例では、４個袋で４０個入荷し
た分の入荷内容が入力される。さらに発注時と異なる入
荷内容があれば、再び副管理番号追加ボタンがクリック
され、SN6-SN7-SN4-SN5-SN6のループをたどって入荷内
容が追加入力される。追加入力すべき内容が尽きた段階
で確定ボタンがクリックされると、フローはSN6から下
に分岐し、画面表示内容を読み取って、入力内容記憶部
に図１０に示されたように、管理番号ごとに１列で入荷
内容のデータを格納する(SN8)。続いてラベルボタンが
クリックされると、必要な情報がバーコードラベルに印
刷できるように構成されて、ラベルプリンタから商品の
梱包単位ごとに、図１１に示されたバーコードシールが
印刷出力される(SN9)。これで、入荷管理のフローが終
了する。

【００７７】次に、請求項１０に記載の発注および入荷
の管理システムについて説明する。このシステムは、請
求項１の発注管理システムと、請求項６の入荷管理シス
テムとを合わせ、発注から入荷検品までを一貫して行な
える管理システムである。このシステムのハードウェア
構成の例を図１３に示す。この例では、データベースを
管理するサーバ、発注端末、ＦＡＸモデム、入荷端末、
バーコードラベルプリンタ、ルータが、主にＬＡＮ（Lo
cal Area Network）により接続されている。データベー
スには、発注内容記憶部、入荷内容記憶部、画面情報記
憶部が設けられている。

【００７８】このシステム例は、青果物等の物流センタ
ー内に設置されることを前提にしているが、それに限定
される必要はない。特に物流センターが複数箇所存在す
る場合は、物流センター内には入荷端末が備えられてい
ればよい。各部分は、例えば、電話回線によって直接結
合するものでもよいし、ＷＡＮ（Wide Area Network）
やインターネットを介して結合していてもよい。

【００７９】なお、請求項１〜９に記載の発明のハード
ウェア構成例は、図１３に示されたハードウェア構成の
該当部分を用いて構成することができる。

【００８０】請求項１１に記載のプログラムは、請求項
１に記載の発明をコンピュータにより実現するためのプ
ログラムであり、これをコンピューターが読み取り可能
な記録媒体に格納してもよい。ここで、記録媒体とは、
フレキシブルディスク、光磁気ディクス、ＲＯＭ、ＣＤ
−ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵さ
れるハードディスク等の記録装置のことを言う。また、
プログラムは、請求項１〜９の発明のそれぞれに対応す
る部分に分割し、分割したものをそれぞれに記憶媒体に
格納することも可能である。

【００８１】請求項１２に記載のプログラムは、請求項
６に記載の発明をコンピュータにより実現するためのプ
ログラムであり、以下、請求項１１のプログラムと同様
である。

【００８２】実施例のデータベースは、リレーショナル
データベースを用いて構成してもよいし、ＸＭＬ（eXte
nsible Markup Language）型のデータベースで構成して
もよい。

【００８３】発注端末、入荷端末は、それぞれ汎用のパ
ーソナルコンピュータであるが、必ずしもそれらには限
られず携帯電話やＰＤＡ（Personal Digital Assistanc
e）、さらには専用のネットワーク端末などであっても
よい。

【００８４】また、各コンピュータには、上記以外に周
辺機器として入力装置、ディスプレイ、プリンタ等が接
続される。ここで、入力装置とはキーボード、マウスな
どの入力デバイスをいう。ディスプレイとは、ＣＲＴ
（Cathode Ray Tube）や液晶表示装置などを言う。

【００８５】データベースは、サーバに内蔵するもので
あってもよいし、他の装置内にあり通信によりサーバか
らアクセスするものであってもよい。また、発注端末若
しくは入荷端末内部に設けられていても良い。記憶部ま
たはデータベースは、ハードディスク装置や光磁気ディ
スク装置、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリや、
ＣＤ−ＲＯＭ等の読み出しのみが可能な記録媒体、ＲＡ
Ｍのような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わ
せにより構成される。各端末にあっても同じ。

【００８６】主管理番号は画面表示しても良いが、発注
データが特定できさえすればよく、必ずしも画面表示さ
れている必要はない。すなわち、商品番号、発注先、発
注日等で特定できるのであれば、主管理番号はコンピュ
ータの内部管理番号として機能すればよく、必ずしも画
面表示される必要はない。

【００８７】副管理番号は、本実施態様に記載したよう
な末尾２桁が「01」から始まる必要はなく、任意の記号
等を用いて実質的に区別できるようにすればよい。請求
項１にいう「主管理番号に関連する」とは、上記の例の
ように主管理番号に連続する副管理番号を用いる場合に
限定されるものではなく、主管理番号との関連性を維持
した状態の副管理番号を用いることを意味している。従
って、副管理番号が主管理番号から一定番号とばした番
号から始まっていても良い。また、上記の例で、主管理
番号の末尾２桁の「00」を無視して、主管理番号を形式
上６桁の数字とし、副管理番号は上記の例と同じ８桁の
数字とし、副管理番号の前６桁を主管理番号との関連性
を維持するための番号とすることもできる。

【００８８】発注送信部は、上記の例ではファックスを
用いて発注連絡を行っているが、もちろん、電子メール
による方法やホームページに掲載する方法を用いること
もできる。

【００８９】入荷内容画面は、図８のように、主管理番
号を用いて発注内容記憶部から読み出しても良いが、発
注先と入荷希望日でデータを特定し、複数の商品番号の
商品を１つの画面に表示するようにしてもよい。実際の
商品物流では、同一の生産地からのトラックには、同じ
入荷日の複数種の青果物等が搭載されているのが通常で
あるから、一々主管理番号ごとに入荷入力画面を呼び出
すより、同じ生産地から同じ日に納品される予定の商品
を一覧形式で表示する方法には実際上のメリットがあ
る。

【００９０】入荷内容情報記憶部は、図１０に示したよ
うに発注内容情報記憶部とは別のテーブルとしてもよい
が、両者を主管理番号と副管理番号で管理される１つの
テーブルとしてもよい。

【００９１】また、発注と入荷の管理システムだけでは
なく、同様の主管理番号、副管理番号を用いて、物流セ
ンターから各販売店への分荷および出荷の管理システム
を構築することも可能である。

【００９２】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の思想を逸脱しない設計変
更も含まれる。

【００９３】

【発明の効果】複数の生産地から頻度高く調達する必要
があったり、品質や数量が随時変動するような商品の発
注管理と入荷管理を柔軟に行なうことができる。その結
果、それらのデータを翌年度の生産計画や発注計画に活
かすことができる。特に青果物の物流管理に適してい
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】発注管理システム例を示すブロック図であ
る。

【図２】発注内容を入力するための定型画面例の図で
ある。

【図３】発注内容が発注入力画面に入力されている例
の図である。

【図４】入荷希望日別画面例の図である。

【図５】発注内容データが格納されているテーブル例
の図である。

【図６】発注処理のフローチャート例である。

【図７】入荷管理システム例を示すブロック図であ
る。

【図８】入荷内容を入力するための定型画面例の図で
ある。

【図９】入荷内容が入荷内容入力画面に入力されてい
る例の図である。

【図１０】入荷内容情報が格納されているテーブル例
の図である。

【図１１】バーコードラベル例の図である。

【図１２】入荷処理のフローチャート例である。

【図１３】ハードウェア構成例の概念図である。

【符号の説明】

1 処理部、2 記憶部、3 表示部、4 主管理番号生成部、
5 副管理番号生成部、6 発注内容格納部、7 発注送信
部、8 画面情報記憶部、9 発注内容記憶部、10入力イン
ターフェイス、11 画面出力インターフェイス、12 ファ
ックスインターフェイス。SH1 スタート、SH2 主管理番
号生成ステップ、SH3 発注入力画面表示ステップ、SH4
発注内容入力、SH5 判断ステップ、SH6 副管理番号生成
ステップ、SH7 発注内容格納ステップ、SH8 発注ファッ
クス送信ステップ、SH9 終了。71 処理部、72 記憶部、
73 表示部、74 副管理番号生成部、75 入荷内容格納
部、76 ラベルプリンタ出力部、77 発注内容記憶部、78
画面情報記憶部、79 入荷内容記憶部、80 入力インタ
ーフェイス、81 画面出力インターフェイス、82プリン
タ出力インターフェイス。SN0 スタート、SN1 入荷入力
画面表示ステップ、SN2 主管理番号入力、SN3 対応発注
情報取得ステップ、SN4 入力画面再構成再表示ステッ
プ、SN5 入荷内容入力、SN6 副管理番号追加判断ステッ
プ、SN7 副管理番号生成ステップ、SN8 入荷内容格納ス
テップ、SN9 バーコードラベル印刷ステップ、SN10 終
了。131 データベース、132 サーバ、133 発注端末、13
4 ファックスモデム、135入荷端末、136 バーコードラ
ベルプリンタ、137 ルータ、138 公衆回線、139 外部ル
ータ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】物流段階における商品の発注状況を管理
するコンピュータシステムであって、発注入力画面情報
を画面情報記憶部から読み出して画面表示する表示部
と、新規の発注を入力するごとに主管理番号を生成する
主管理番号生成部と、主管理番号に関連する副管理番号
を生成しうる副管理番号生成部と、発注内容が発注入力
画面に入力された場合に、主管理番号または副管理番号
と発注内容とを関連づけて発注内容記憶部に格納する発
注内容格納部とを有する発注管理システム。
【請求項２】主管理番号が一定数ごとに飛び飛びで生
成され、副管理番号が主管理番号に連続して生成される
と共に、前記一定数より少ない数だけ生成しうる請求項
１に記載の発注管理システム。
【請求項３】発注内容には、主管理番号および副管理
番号ごとに発注先を特定するデータが含まれており、発
注内容格納部は、各番号ごとにそれぞれの発注先を特定
するデータを結びつけて発注内容記憶部に格納する請求
項１に記載の発注管理システム。
【請求項４】各発注先ごとに発注内容を切り分け、各
発注先に対して、切り分けた発注情報を送信する発注送
信部を有する請求項３に記載の発注管理システム。
【請求項５】商品が青果物である請求項１ないし４の
いずれかに記載の発注管理システム。
【請求項６】物流段階における商品の入荷状況を管理
するコンピュータシステムであって、副管理番号と飛び
飛びに生成された主管理番号とを含む発注内容を格納し
た発注内容記憶部と、発注内容記憶部から主管理番号ま
たは副管理番号で特定される発注内容を読み出し、この
発注内容を表示した入荷内容入力画面を構成し表示する
表示部と、発注内容に関連してすでに生成済みの副管理
番号を除く副管理番号を新しく生成しうる副管理番号生
成部と、入力された入荷内容を主管理番号または副管理
番号とに結びつけて入荷内容記憶部に格納する入荷内容
格納部とを有する入荷管理システム。
【請求項７】新しく生成しうる副管理番号が、発注内
容に含まれる副管理番号に引き続いて生成されるもので
ある請求項６に記載の入荷管理システム。
【請求項８】入荷内容に基づいて、主管理番号および
副管理番号ごとに、商品を特定するためのバーコードラ
ベルを必要な枚数印刷出力するバーコードラベル出力部
を有する請求項７に記載の入荷管理システム。
【請求項９】商品が青果物である請求項６ないし８の
いずれかに記載の発注管理システム。
【請求項１０】請求項１に記載の発注管理システムで
発注管理を行い、請求項６に記載の入荷管理システムで
入荷管理をおこなう発注および入荷の管理システム。
【請求項１１】物流段階における商品の発注状況を管
理するコンピュータシステムに実行させるためのプログ
ラムであって、発注入力画面情報を画面情報記憶部から
読み出して画面表示する表示ステップと、新規の発注を
入力するごとに主管理番号を生成する主管理番号生成ス
テップと、主管理番号に関連する副管理番号を生成しう
る副管理番号生成ステップと、発注内容が発注入力画面
に入力された場合に、主管理番号または副管理番号と発
注内容とを関連づけて発注内容記憶部に格納する発注内
容格納ステップとを有する発注管理プログラム。
【請求項１２】物流段階における商品の入荷状況を管
理するコンピュータシステムに実行させるためのプログ
ラムであって、主管理番号と副管理番号とを含む発注内
容を格納したメモリから主管理番号または副管理番号で
特定される発注内容を読み出すステップと、この発注内
容を表示した入荷内容入力画面を構成し表示する表示ス
テップと、発注内容に関連してすでに生成済みの副管理
番号を除く副管理番号を新しく生成しうる副管理番号生
成ステップと、入力された入荷内容を主管理番号または
副管理番号とに結びつけて入荷内容メモリに格納する入
荷内容格納ステップとを有する入荷管理プログラム。