JP2000285155A - 商品発注システムおよび商品発注方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電子カタログより商品を発注する際
に使用される商品発注システムおよび商品発注方法に関
し、取り扱う商品が多岐に亘る場合でも発注処理や受注
事務処理を簡便にする商品発注システムおよび商品発注
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明の商品発注システム１１は、複数の
商品データ及びその画像が格納される商品ＤＢ１２から
所定数の発注者が発注商品入力手段１３で商品を選択し
て発注リストを作成し、発注処理手段１４で発注者毎に
随時作成された発注リストを順次記憶して発注先毎に分
別し、選択された商品データに基づいて注文書を発注先
毎に作成して発注手段１６より発送させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子カタログより
商品を発注する際に使用される商品発注システムおよび
商品発注方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、商品を購入する場合に、ＣＤ−Ｒ
ＯＭやインターネットのウェブ上の電子カタログから商
品を選択し、通信回線上から発注することが行われてき
ている。このようなカタログショッピングシステムにお
いては取り扱う商品が多岐に亘るより広い範囲に適用で
き、簡易に事務処理できることが望まれている。

【０００３】従来、電子カタログを用いて商品を発注す
る場合の当該電子カタログから商品を選択する方法とし
て、例えば特開平８−３１４９７２号公報、特開平９−
３４９６７号公報、特開平９−１２８４５１号公報等に
記載されたものが知られている。特開平８−３１４９７
２号公報および特開平９−３４９６７号公報には、それ
ぞれ商品のカテゴリ情報とカタログ情報が格納された商
品データベースおよび画像データベースを備えた電子カ
タログから、情報処理回路が入力されたカテゴリ情報よ
りカタログ情報を抽出して当該カタログ情報をディスプ
レイに表示させ、適宜カタログ情報に二次検索を行わせ
ることが記載されている。また、特開平９−１２８４５
１号公報には、選択装置により表示装置の画面上に表示
された複数の商品情報から提出された商品や商品群から
の商品を選択することが記載されている。

【０００４】一方、電子カタログから商品を発注する方
法として、例えば特開平８−２１２２３７号公報、特開
平９−３１１８６３号公報、特開平１０−４０３０３号
公報等に記載されたものが知られている。特開平８−２
１２２３７号公報には、電子カタログであるＣＤ−ＲＯ
Ｍに収められている商品に関する静止画、動画、音声情
報、文字情報等から商品を選択することで電話回線を介
して自動的にホストに接続されて注文が行われることが
記載されている。

【０００５】また、特開平９−３１１８６３号公報に
は、カタログデータベースから検索した映像データおよ
び文字データを表示し、選択された商品データからメー
カーデータベースより連絡先を検索して当該連絡先とメ
ール文書データベースの文書とを結合させ、通信発注手
段を介して送信することが記載されている。さらに、特
開平１０−４０３０３号公報には、カタログ情報、商品
販売業者の電話番号、通信プロトコル等が格納されたＤ
ＶＤディスクをＤＶＤ再生装置によってＴＶディスプレ
イに表示し、ユーザーによって選択された商品情報等を
モデムを介して送信することが記載されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
８−３１４９７２号公報、特開平９−３４９６７号公
報、特開平９−１２８４５１号公報に記載された方法で
商品を選択し、上記特開平８−２１２２３７号公報、特
開平９−３１１８６３号公報、特開平１０−４０３０３
号公報に記載された方法による希望商品の発注は、当該
商品を取り扱う単一の業者や、複数の取扱業者からそれ
ぞれ卸す仲介業者に対してなされるのが常である。しか
しながら、特に電子カタログに格納されている商品情報
が多岐に亘る場合、発注者が発注先毎に注文書（印刷用
紙、電子的用紙）を発送しなければならず煩雑であると
共に、発注商品が複数の取扱業者を対象とする場合には
仲介業者に発注者毎の注文書が送られくることになり、
まとめる作業等が必要となって事務処理が煩雑になると
いう問題がある。

【０００７】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、取り扱う商品が多岐に亘る場合でも発注処理や
受注事務処理を簡便にする商品発注システムおよび商品
発注方法を提供することを目的とする。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上記課題を達成するた
めに請求項1の発明では、複数の商品の商品データが階
層構造で格納されると共に、少なくともそれぞれの商品
を取り扱う業者の発注先データが格納される商品データ
格納手段と、発注者が随時入力するものであって、前記
商品データ格納手段に格納されている前記商品データの
うち所望の商品を所定数選択することで、前記商品デー
タ及び発注先データが少なくとも含まれる発注リストを
作成する発注商品入力手段と、前記発注商品入力手段で
随時作成された発注リストを順次記憶し、所定時に発注
処理を行う際、前記発注リストから発注先データを抽出
して発注先毎に分別し、対応の前記商品データに基づい
て注文書を作成する発注処理手段と、前記作成された注
文書を所定先に発送する発注手段と、を有する構成とす
る。

【０００９】請求項２の発明では、請求項１記載の商品
発注システムであって、前記発注処理手段は、作成され
る前記注文書の元データを、発注先毎のひな型として格
納しておく格納手段を備える構成とする。

【００１０】請求項３の発明では、請求項１又は２記載
の商品発注システムであって、前記発注処理手段で作成
された注文書を表示する表示手段を有する構成とする。

【００１１】請求項４の発明では、請求項１〜３のうち
何れかに記載の商品発注システムであって、前記発注手
段は、少なくとも、前記作成された注文書を、電子デー
タとして通信回線を用いて発注する通信発注手段、又は
帳票に印刷して発送するする印刷発注手段である構成と
する。

【００１２】請求項５の発明では、階層構造で格納され
ている、各商品の発注先データを含む複数の商品データ
から所望の商品を所定数選択することで、前記商品デー
タ及び発注先データが少なくとも含まれる発注リストを
発注者毎に随時作成する過程と、前記随時作成された発
注リストを順次記憶し、所定時に発注処理を行う際、前
記発注リストから発注先データを抽出して発注先毎に分
別し、対応の前記商品データに基づいて注文書を作成す
る過程と、前記作成された注文書を所定先に発注する過
程と、を含む構成とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
より説明する。図１に本発明における商品発注システム
の一例の基本構成図を示す。図1に示す商品発注システ
ム１１は、商品データ格納手段である商品ＤＢ（データ
ベース）１２、発注商品入力手段１３、発注処理手段１
４、表示手段１５、発注手段１６より構成され、発注商
品入力手段１３、発注処理手段１４及び表示手段１５は
例えばコンピュータシステム等で構成することができ
る。この場合、発注商品入力手段１３、発注処理手段１
４の発注処理を、表示手段１５を兼用させて表示させる
こととして説明する。なお、商品ＤＢ１２は図２で説明
する。

【００１４】発注商品入力手段１３は、発注者が随時入
力するものであって、商品ＤＢ１２に格納されている商
品データのうち所望の商品を所定数選択することで、商
品データ及び発注先データが少なくとも含まれる発注リ
ストを作成する。発注処理手段１４は、発注商品入力手
段１３で随時作成された発注リストを順次記憶し、所定
時に発注処理を行う際、発注リストから発注先データを
抽出して発注先毎に分別し、対応の商品データに基づい
て注文書を作成する。

【００１５】上記発注処理手段１４は、発注履歴記憶部
２１、発注開始入力部２２、発注先データ抽出部２３、
発注先分別部２４、合成部２５及び格納手段である注文
書ひな型格納部２６で構成される。発注履歴記憶部２１
は、随時入力される発注データ（図２で説明する）を順
次記憶するもので、発注開始入力部２２からの開始信号
で発注先データ抽出部２３に記憶した全発注データを出
力して記憶内容をクリアにする。ここで、発注開始入力
部２２は、オペレータによる開始信号の入力による場合
と、スケジュール管理による例えば一日の所定時間での
開始信号の自動出力による場合等がある。

【００１６】発注先データ抽出部２３は、発注履歴記憶
部２１から送られてきた各発注データのうち後述する発
注先データを抽出し、発注データと共に発注先分別部２
４に送出する。発注先分別部２４は、分別した発注デー
タ毎に合成部２５に送出する。一方、注文書ひな型格納
部２６は、発注先毎の注文書の元データをひな型として
格納しておくもので、合成部２５が入力した発注先デー
タに基づいて当該注文書ひな型格納部２６より該当発注
先の注文書ひな型を読み込み、当該ひな型注文書に発注
データを合成して発注先毎の注文書を作成する。

【００１７】表示手段１５は、発注処理手段１４で作成
された注文書を表示するもので、例えばコンピュータシ
ステムのディスプレイで注文書の確認を行うことができ
るようにするためのものであって、適宜備えられる。ま
た、発注手段１６は、作成された注文書を所定先に発送
するもので、少なくとも、作成された注文書を、電子デ
ータとして通信回線を用いて発送する通信発注手段、又
は帳票に印刷して発送する印刷発注手段が適用される。
この場合の発注先は、対応の商品を取り扱う各業者のそ
れぞれに対して、及び一括して注文書を受け付けて各商
品を取り扱う業者に発注を行う仲介業者に対する場合を
含むものである。

【００１８】続いて、図２に図１における商品データベ
ースのデータ内容の構成説明図を示す。図２において、
商品ＤＢ１２は、商品データを格納している商品データ
部３１と、各商品の画像を含む説明データを格納してい
る画像データ部３２とを備える。商品データ部３１に格
納されている各商品のデータは、大分類から適宜中分
類、小分類に分類された階層構造で格納される。階層構
造とすることにより、商品が多岐に亘る場合でも容易に
検索ができるものである。

【００１９】各個別商品の商品データ（３３Ａ，３３
Ｂ，・・・３３Ｎ）は、少なくとも商品データコード、
商品名、単価、発注先コードが含まれた構造のものであ
る。この場合、商品データコードと対応の画像データと
はリンクされており、後述の入力画面上で指令すること
により該当の商品画像を含む説明が表示できるようにな
っている。

【００２０】そこで、図３に図１の発注商品入力手段に
よる発注データ入力のフローチャートを示すと共に、図
４及び図５に発注入力する際における入力画面表示の一
例の説明図を示す。なお、図５（Ａ）は図４の発注指定
欄を示し、図５（Ｂ）は商品コードとリンクされている
画像を含む説明が表示された場合を示している。まず、
図３において、商品ＤＢ１２として例えば電子カタログ
のＣＤ−ＲＯＭがセットされ、発注者が当該電子カタロ
グの分類階層を経て所望商品又はその近傍の商品群を表
示させる（ステップ（Ｓ）１）。

【００２１】入力画面としては、図４における入力画面
のフレーム表示されている下段フレームの商品リスト表
示に表示される。この場合、所望の商品のイメージ表示
をする場合には（Ｓ２）、商品コードを指定することで
図５（Ｂ）に示すようなリンクされているイメージ画像
を含む当該商品の説明が上記画像データ部３２より読み
出されて表示される（Ｓ３）。そして、図５（Ｂ）上か
ら商品指定を行う場合には「指定」ボタンを選択し、商
品リストに戻る場合には「リストに戻る」ボタンを選択
する。商品の指定は、上記のように選択する場合と、画
像表示させずに、又は画像表示させ画像表示画面を閉じ
た後に商品リストから指定する場合とがある。

【００２２】上記のように指定された商品は、その商品
名が図４の上段左側における発注指定表示の商品名指定
欄に複写表示（直接入力でもよい）され、個数欄に個数
が入力されて「選択」ボタンを押すことによって、上段
右側の発注リスト表示の入力欄に当該商品名と個数とが
複写表示されて商品が選択されることになる（Ｓ４）。
なお、最終的な発注リストには、表示された情報と、表
示されない商品コード及び発注先コードと、及び後述の
発注者情報とが含まれる。

【００２３】そして、つぎの商品を選択する場合には上
記作業を繰り返す（Ｓ５）。この場合、図５（Ａ）に示
すように、商品名指定欄のプルダウンボタン（下黒三
角）を押すと選択した商品と関連のある商品が表示さ
れ、その表示中から商品を当該商品指定欄に指定するこ
ともできる。総ての商品の選択がなされると、発注者表
示欄に発注者を入力し（Ｓ６）、「発注」ボタンを押す
ことによって選択された総ての商品の発注リストが作成
される（Ｓ７）。このような発注商品入力が発注者毎に
行われ、その都度作成された発注リストの発注データが
発注処理手段１４に送出される。

【００２４】つぎに、図６に本発明における商品発注シ
ステムの発注処理のフローチャートを示すと共に、図７
に本発明の発注処理による作成注文書の一例の説明図を
示す。図６において、発注商品入力手段１３で随時作成
された発注データが発注処理手段１４に取り込まれ（Ｓ
１１）、それぞれの発注データが発注履歴記憶部２１に
順次記憶される（Ｓ１２）。ここで、上記のように発注
開始入力部２２から発注開始の信号が入力されると（Ｓ
１３）、総ての発注データが発注先データ抽出部２３に
送出される。

【００２５】発注先データ抽出部２３では、送られてき
た発注データから発注先データを抽出し、当該発注デー
タと共に発注先分別部２４に送出する。発注先分別部２
４は、発注先毎に分別し（Ｓ１４）、合成部２５に発注
先毎の発注データを送出する。合成部２５では、発注先
データに対応した注文書の元データを注文書ひな型格納
部２６から読み込むもので、発注先毎の注文書の元デー
タが読み込まれる（Ｓ１５）。そして、各注文書毎にそ
れぞれの選択された商品データと発注者データとを合成
して発注先毎の各注文書（注文書データ）を作成する
（Ｓ１６）。

【００２６】すなわち、図７（Ａ）、（Ｂ）に示すよう
に、それぞれ発注先が表記されると共に、少なくとも商
品名、発注者、数量等が表記されたそれぞれの注文書
（注文書データ）が作成されるものである。このとき、
作成された注文書の内容を表示手段１５で適宜表示させ
て確認される。そして、作成されたそれぞれの注文書
が、上述のように発注手段（通信発注手段、印刷発注手
段）１６によって発送されるものである（Ｓ１７）。

【００２７】このように、商品ＤＢ１２に格納されてい
る商品データが階層構造で多岐に亘っていても発注商品
入力手段１３で容易に検索や商品選択を行うことがで
き、発注者が複数の場合であっても発注処理手段１４の
発注履歴記憶部２１で各発注リストのデータを記憶させ
ることで発注者毎の発注のとりまとめを簡便とすること
ができる。また、注文書の作成にあたって発注先毎の注
文書ひな型を用いることによって注文書作成を簡便とす
ることができる。このことによって、取り扱う商品が多
岐に亘る場合でも発注処理や受注事務処理の簡便化を図
ることができるものである。

【００２８】

【発明の効果】以上のように、請求項1及び５の発明に
よれば、発注者毎に随時作成された発注リストを発注先
毎に分別し、選択された商品データに基づいて注文書を
発注先毎に作成して発送させることにより、取り扱う商
品が多岐に亘る場合でも発注処理や受注事務処理を簡便
にすることができるものである。

【００２９】請求項２の発明によれば、発注処理手段に
おいて作成される注文書の元データを、発注先毎のひな
型として格納しておくことにより、発注者毎の注文書の
作成を容易に行うことができる。

【００３０】請求項３の発明によれば、発注処理手段で
作成された注文書を表示させることにより、注文書を容
易に確認することができる。

【００３１】請求項４の発明によれば、発注手段とし
て、作成された注文書を、電子データとして通信回線を
用いて発送し、又は帳票に印刷して発送させることによ
り、発注作業を容易とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における商品発注システムの一例の基本
構成図である。

【図２】図1における商品データベースのデータ内容の
構成説明図である。

【図３】図1の発注商品入力手段による発注データ入力
のフローチャートである。

【図４】発注入力する際における入力画面表示の一例の
説明図（１）である。

【図５】発注入力する際における入力画面表示の一例の
説明図（２）である。

【図６】本発明における商品発注システムの発注処理の
フローチャートである。

【図７】本発明の発注処理による作成注文書の一例の説
明図である。

【符号の説明】

１１ 商品発注システム １２ 商品データベース １３ 発注商品入力手段 １４ 発注処理手段 １５ 表示手段 １６ 発注手段 ２１ 発注履歴記憶部 ２２ 発注開始入力部 ２３ 発注先データ抽出部 ２４ 発注先分別部 ２５ 合成部 ２６ 注文書ひな型格納部 ３１ 商品データ部 ３２ 画像データ部 ３３Ａ，３３Ｂ，・・・ 商品データ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の商品の商品データが階層構造で格納
   されると共に、少なくともそれぞれの商品を取り扱う業
   者の発注先データが格納される商品データ格納手段と、 発注者が随時入力するものであって、前記商品データ格
   納手段に格納されている前記商品データのうち所望の商
   品を所定数選択することで、前記商品データ及び発注先
   データが少なくとも含まれる発注リストを作成する発注
   商品入力手段と、 前記発注商品入力手段で随時作成された発注リストを順
   次記憶し、所定時に発注処理を行う際、前記発注リスト
   から発注先データを抽出して発注先毎に分別し、対応の
   前記商品データに基づいて注文書を作成する発注処理手
   段と、 前記作成された注文書を所定先に発送する発注手段と、 を有することを特徴とする商品発注システム。
2. 【請求項２】請求項１記載の商品発注システムであっ
   て、 前記発注処理手段は、作成される前記注文書の元データ
   を、発注先毎のひな型として格納しておく格納手段を備
   えることを特徴とする商品発注システム。
3. 【請求項３】請求項１又は２記載の商品発注システムで
   あって、 前記発注処理手段で作成された注文書を表示する表示手
   段を有することを特徴とする商品発注システム。
4. 【請求項４】請求項１〜３のうち何れかに記載の商品発
   注システムであって、 前記発注手段は、少なくとも、前記作成された注文書
   を、電子データとして通信回線を用いて発送する通信発
   注手段、又は帳票に印刷して発注するする印刷発注手段
   であることを特徴とする商品発注システム。
5. 【請求項５】階層構造で格納されている、各商品の発注
   先データを含む複数の商品データから所望の商品を所定
   数選択することで、前記商品データ及び発注先データが
   少なくとも含まれる発注リストを発注者毎に随時作成す
   る過程と、 前記随時作成された発注リストを順次記憶し、所定時に
   発注処理を行う際、前記発注リストから発注先データを
   抽出して発注先毎に分別し、対応の前記商品データに基
   づいて注文書を作成する過程と、 前記作成された注文書を所定先に発注する過程と、 を含むことを特徴とする商品発注方法。