JP2003140415A - キャリブレーション方法、画像形成装置、情報処理装置および画像形成システム - Google Patents

キャリブレーション方法、画像形成装置、情報処理装置および画像形成システム

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JP2003140415A
JP2003140415A JP2001341149A JP2001341149A JP2003140415A JP 2003140415 A JP2003140415 A JP 2003140415A JP 2001341149 A JP2001341149 A JP 2001341149A JP 2001341149 A JP2001341149 A JP 2001341149A JP 2003140415 A JP2003140415 A JP 2003140415A
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image
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JP2001341149A
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Tomohisa Itagaki
智久 板垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グロス制御のための構成を備えていない画像
形成装置を含んだ複数の画像形成装置を有する画像形成
システムにおいて、個々の装置の光沢度を一致させるグ
ロスキャリブレーションを可能とする。 【解決手段】 クラスタプリンティングが指示され、グ
ロスキャリブレーション処理を行なうべく判断されると
(S703)、ターゲット機に対して、標準画像をプリン
トさせるべくその標準画像データを送信する(S70
7)。ターゲット機は、送られた標準画像データに基づ
いて記録紙に標準画像をプリントする (S708)。次
いで、制御機では、ユーザによって上記ターゲット機が
プリントした標準画像の光沢度を測定し、光沢度G
算出する(S709)。そして、制御機は、グロス特性テ
ーブルを求め(S710)、このグロス特性に基づき、算
出されたターゲット機の光沢度Gに合わせるように本
制御機の定着温度を決定する(S711)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリブレーショ
ン方法、画像形成装置、情報処理装置および画像形成シ
ステムに関し、詳しくは、プリンタなど画像形成装置に
おけるプリント画像の光沢度に関する特性を検出しこれ
に基づきプリント画像の光沢度を制御するグロスキャリ
ブレーションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタなどの電子写真方式に
よる画像形成装置では、プリントされる画像の光沢度も
しくは光沢(以下、「グロス」ともいう)は比較的大き
く画質を左右するものである。そして、この電子写真方
式によるプリント画像の光沢度は、主に、転写紙にトナ
ーを定着させる過程における、例えば定着温度などの定
着条件によって定まることが知られている。そして、画
像形成装置の経時変化や大量のプリントを行うことによ
って、上述の定着条件が変化し、結果としてプリント画
像のグロスが変化することがある。このようなグロスの
変動に対処すべく、個々の画像形成装置について、ある
いは複数の画像形成装置間について、グロスを調整する
ためのグロスキャリブレーションが行なわれている。
【0003】このようなキャリブレーションの対象とな
る画像形成装置の一つである、複写機における画像形成
およびそのトナー画像の定着のための構成は、概略、次
のとおりである。
【0004】複写機は、その上部にリーダ部を具えると
ともに、下部にプリンタ部を具えて構成されている。こ
のような構成の複写機において、コピーキーが押される
と、リーダ部は、原稿台ガラス上に置かれた原稿画像を
露光ランプにより露光走査するとともに、その反射光像
をセンサに集光し、原稿画像のカラー色分解画像信号を
得る。このカラー色分解信号は、ビデオ処理ユニットに
よって処理されてプリント信号とされた後、プリンタ部
に送出される。
【0005】一方、プリンタ部において、感光ドラム
は、プリント時に予め前露光ランプによって除電されコ
ロナ帯電器によりマイナスに帯電される。そして、露光
装置は、リーダ部からのプリント信号に基づきレーザ出
力部によりイメージスキャン露光のための光信号を出力
し、レーザ露光光学系を介して感光ドラムの帯電面に照
射して静電潜像を形成する。そして、分解色信号の色に
対応した現像器が動作して、感光ドラム上の静電潜像は
トナーにより現像され、感光ドラム上に樹脂を基体とし
た負に帯電されたトナー像を形成する。さらに、記録材
としての転写紙は、転写紙カセットから搬送系によって
搬送され、転写装置と感光ドラムとが対向した転写部位
置においてその上に感光ドラム上のトナー像が転写され
る。このようにして各色のトナー画像が転写された転写
紙は、加熱定着のための熱ローラ定着器を通って排紙ト
レイに排出される。トナー像転写後の感光ドラムは、表
面の残留トナーをクリーニング装置で清掃して再度の画
像形成に備える。
【0006】熱ローラ定着器は、一般に、図13に示す
ように、回転自在に配設された定着ローラ51と、この
定着ローラ51に圧接しながら回転する加圧ローラ52
と、オイル塗布装置53と、ローラクリーニング装置5
4とを備えて構成される。定着ローラ51および加圧ロ
ーラ52の内部には、ハロゲンランプなどのヒータ5
6、57がそれぞれ配設され、また、それぞれのローラ
面にはこれに接触するようにサーミスタ58、59がそ
れぞれ設けられる。これらのサーミスタ58、59が検
出した各ローラの表面温度は不図示の温度調節回路に供
給される。そして、温度調節回路はヒータ56、57に
印加するそれぞれの電圧を制御することにより定着ロー
ラ51および加圧ローラ52の表面の温度を、例えば1
70℃に維持するように調節する。
【0007】定着ローラ51は、例えば3層構造であ
り、アルミニウムからなる芯金51aの上に、下層とし
てHTV(高温加硫タイプ)シリコーンゴム51b、中
間層として45μm厚のフッ素ゴム51c、および上層
に200μm厚の高離型性シリコーンゴム51dを積層
し、全体の厚みを2.4mmとしたものである。加圧ロ
ーラ52は同じく例えば3層構造であり、アルミニウム
からなる芯金52aの上に、定着ローラ51と同様に、
下層52b、中間層52c、および上層52dを積層
し、全体の厚みを1.8mmとしたものである。
【0008】また、定着ローラ51に対して、ローラク
リーニング装置54およびオイル塗布装置53が設けら
れ、このローラクリーニング装置54により定着ローラ
51上に付着(オフセット)したトナーなどをクリーニ
ングするとともに、オイル塗布装置53により離型剤で
あるシリコーンオイルなどを定着ローラ51に塗布し、
定着ローラ51からの転写紙Sの分離の容易化を図ると
ともに、ローラクリーニング装置54へのトナーの付着
の防止が図られている。
【0009】クリーニング装置54は、帯状の耐熱不織
布からなるクリーニングウェブ54aと、このクリーニ
ングウェブ54aを定着ローラ51に押圧する押圧ロー
ラ54bと、新しいクリーニングウェブ54aを送り出
す送り出しローラ54cと、トナーなどが付着してクリ
ーニング能力の低下したクリーニングウェブ54aを徐
々に巻き取る巻取りローラ54dとを備え、特にサーミ
スタ58にオフセットトナーが付着して検知不良を生じ
させないように、このクリーニング装置54はサーミス
タ58に対して定着ローラ51の回転方向上流側に設け
られている。
【0010】オイル塗布装置53は、シリコーンオイル
を貯蔵するオイルタンク53aと、このオイルタンク5
3aからシリコーンオイルを汲み上げる汲み上げローラ
53b,53cと、汲み上げローラ53b,53cから
のシリコーンオイルを定着ローラ51に塗布する塗布ロ
ーラ53dと、この塗布ローラ53dからのオイル塗布
量を制御するブレード53eとを備え、特に定着ローラ
51への塗布を均一に図るべく、上記オイル塗布装置5
3はサーミスタ58に対して定着ローラ51の回転方向
下流側に配設されている。
【0011】なお、塗布ローラ53dはスポンジゴムの
表面にシリコーンゴムが被覆された回転可能なローラで
あり、必要により定着ローラ51に当接して、この定着
ローラ51にシリコーンオイルを塗布するものである。
【0012】以上の構成において、定着ローラ51と加
圧ローラ52とは一定速度で回転し、一般の転写紙Sの
場合、現像、転写と同じ例えば133mm/sec の
速さで搬送される。これにより定着ローラ51の表面に
シリコーンオイルが塗布され、転写紙Sが定着ローラ5
1と加圧ローラ52との間を通過する際に表裏両面から
ほぼ一定の圧力と温度とで加圧、加熱され、転写紙Sの
表面上の未定着トナーを溶融して定着が行なわれる。そ
して、トナー像が定着された転写紙Sは下分離爪68に
よって加圧ローラ52から分離され、機外へ排出され
る。この場合、転写紙S上のトナーは各色のトナーをプ
リントする画像に応じて2ないし4層重ねられており、
そのため使用されるトナーには熱を加えた際の溶融性・
混色性が良いことが要求される。このため、一般には軟
化点が低くかつ溶融粘度の低いシャープメルト性のトナ
ーが使用される。
【0013】以上説明した定着のための構成では、例え
ば、定着ローラが使用に伴ってその表面が粗れると、転
写紙に定着されるトナー像のグロスは一般的には低下す
る。また、オイル塗布量を制御するブレード53eの汚
れなどによりオイル塗布量が増えると、トナー像のグロ
スは同様に低下する。さらには、例えば80g/m
普通紙といった規格が同じであっても、製造メーカーの
違いによる素材や製法の違いによりグロスが異なること
もある。
【0014】一方、トナー像のグロスは、例えば80g
/m の普通紙で、加熱(定着)温度が170℃、搬
送速度が133mm/secであるなどといった定着条
件を制御することにより、グロスを変化させることがで
きる。この点から、従来、定着条件を制御してグロスを
所望のものとすることが行なわれている。なお、従来の
装置では、定着の際の搬送速度である定着スピードを変
更してグロスをコントロールすることが一般的である。
【0015】しかし、例えば、経時変化や比較的多くの
枚数のプリントを行なうことによってグロスが変化した
場合、単に定着条件を制御するだけでは、所望のグロス
を実現したり、あるいは複数の装置間で同じグロスを実
現することは困難である。定着条件とこれに応じて実現
されるグロスとの関係である、グロス特性も同様に変化
するからである。すなわち、目的のグロスを実現するに
は、変化した装置のそのときの状態に応じたグロス特性
を予め知り、または個々の装置ごとのグロス特性を知
り、その特性に応じてグロスコントロールを行なうこ
と、つまり、グロスキャリブレーションを行なうことが
必要となる。
【0016】画像形成装置における同様のキャリブレー
ションの一つとして、プリント画像の色合わせに関する
カラーマネージメントがよく知られており、これによっ
てプリンタや複写機でプリントされる画像の画質は飛躍
的に向上しつつある。
【0017】最近の複写機は、プリンタなどとともにネ
ットワークに接続されてMFP(Multi Func
tion Printer)として用いられるものもあ
る。このような環境では、ネットワークに接続される装
置間でプリントされる画像の色合わせ、あるいはCRT
等の表示器上に表示される画像の色とプリントされる画
像の色を合わせることが多く行なわる。そして、そのた
めのカラーマネージメント手法が種々知られている。例
えば、ICC(InternationalColor
Consortium)プロファイルを用いたカラー
マネージメントでは、プリンタや複写機などの装置独自
のICCプロファイルを作成することによりキャリブレ
ーションを行ない、これを用いて例えばパーソナルコン
ピュータ(PC)で色変換を行なってプリントデータを
作成し、これをそのプロファイルに対応した装置に出力
することによりプリントされる画像の色と表示器等で表
される画像の色を合わせている。一般ユーザにおいて
も、プロファイルを作成するソフトウエアや測色器も市
販されていることから、プリンタなどの画像形成装置が
出力する色を目的の色にマッチングさせる環境が整いつ
つある。他のキャリブレーションとして、ICCプロフ
ァイルの多次元LUTによる色変換は用いず、階調性に
関するガンマLUTの内容を変更して所望の階調特性を
得るキャリブレーションも行なわれている。
【0018】以上のようにカラーマネージメントは、同
じ機種の複数の装置間や異なる機種間の出力色の差を抑
制することができる点で有効な手法であり、その適用範
囲は、上述のものばかりでなく、例えば、オフセット印
刷機で印刷される色にプリンタでプリントされる色を合
わせることによりプリンタを印刷の色校正に用いる場合
にも適用されている。印刷機とプリンタそれぞれのIC
Cプロファイルを用意すれば、PCのアプリケーション
上で、例えば、図14に示すようなカラーマネージメン
トが可能となる。
【0019】図14に示すように、印刷用ICCプロフ
ァイルとプリンタ用ICCプロファイルの内容は、測色
器を用いたパッチの色測定に基づき、それぞれ、印刷機
およびプリンタに依存しない色空間である、例えばCI
EL色空間に対応付けて校正されており、こ
れにより、印刷機で印刷する色とプリンタでプリントす
る色を一致させることができる。そして、カラーマネー
ジメントモジュール(CMM)は、これらのプロファイ
ルを用いて色変換を行なうことによりプリントデータを
作成することができる。
【0020】以上のように、測色器、アプリケーショ
ン、プロファイル作成ソフトなどのカラーマネージメン
ト環境が整ったことにより、色再現範囲の広いトナーを
用いことやドット再現性の向上による粒状感の軽減など
と相俟って、プリンタなどの画像形成装置の画質は飛躍
的に向上しオフセット印刷の画質に匹敵するほどまでに
成っている。これにより、特に電子写真方式の画像形成
装置を、上述したように印刷機の色校正に用いることが
デザイン業界を中心に広がりつつある。
【0021】プリンタや複写機等の画像形成装置は、画
質面では以上のように印刷画質に匹敵するほどになって
いるが、印刷(出力)スピードは未だ印刷機ほどではな
い。この点から、複数の画像形成装置をクラスタプリン
ティングサーバーなどを介して接続して用いることによ
り、時間あたりの出力枚数を向上させる手法がとられて
いる。このようなクラスタプリンティングの構成におい
ては、前述のように複数機器間の色のずれの問題を生じ
ることがあるが、例えば、特願2001-241255号に示すよ
うに、基本的に上述のカラーマネージメントによって解
決することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クラスタプリ
ンティングのように複数の装置でプリントされた画像
は、それらの画質に関する印象は色が重要な要因である
一方、複数装置間で同じ色に再現されていても、グロス
が異なるとまったく異なる印象の画像になることもあ
る。
【0023】また、前述したように、このような複数の
装置間でのグロスの違いばかりか、定着ローラの表面の
粗れ具合やブレードの汚れなどによるオイル塗布量の変
化などによってグロスが変化し、同じ装置においてもプ
リントする画像の印象が異なることがある。
【0024】さらに、異なる機種間では、トナー材料、
定着ローラの材質、定着時の加圧力等、設定されている
定着条件がもともと異なっていたり、また、主に用いら
れる環境に応じて装置にグロスの高低にある程度の傾向
があることもある。
【0025】これらに対処して、複数の画像形成装置を
用いるシステムにおいてそれらのグロスを一致させるた
めのグロスキャリブレーションを行なう場合、以上のよ
うな、それぞれの装置の定着あるいはグロスに関する特
性の違いを考慮することはもちろんである。
【0026】しかしながら、複数の画像形成装置を用い
るシステムでは、グロスキャリブレーションの実行に伴
う次のような問題がある。クラスタプリントなどのため
に複数の装置によって構成されるプリントシステムに
は、それらの仕様が様々な装置が含まれており、例え
ば、もともとグロスを制御する構成を備えていないプリ
ンタや複写機などがある。この場合、その装置では仮に
その装置のグロス特性を知ることができたとしても、そ
れに基づいて定着条件を変更するグロス制御を行ない、
他の装置とグロスを合わせることができないという問題
である。
【0027】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、グロス
制御のための構成を備えていない画像形成装置を含んだ
複数の画像形成装置を有する画像形成システムにおい
て、個々のグロスを一致させるグロスキャリブレーショ
ンを可能とするキャリブレーション方法、画像形成装
置、情報処理装置および画像形成システムを提供するこ
とにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、ターゲット機としての画像形成装置と、プリントす
る画像の光沢度を制御できる画像形成装置と、プリント
した画像の光沢度を測定する光沢度測定装置と、を相互
に所定のデータの授受が可能に構成した画像形成システ
ムにおける光沢度のキャリブレーションを行なうための
キャリブレーション方法であって、前記ターゲット機に
標準画像をプリントさせ、該プリントした標準画像の光
沢度を前記光沢度測定装置によって測定させ、該測定し
た光沢度から得られる光沢度情報に基づき、前記光沢度
を制御できる画像形成装置でプリントする画像の光沢度
を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を行なう、
ステップを有したことを特徴とする。
【0029】また、ターゲット機としての画像形成装置
とプリントした画像の光沢度を測定する光沢度測定装置
とに相互に所定のデータの授受が可能に接続した、プリ
ントする画像の光沢度を制御できる画像形成装置であっ
て、前記ターゲット機に標準画像をプリントさせるプリ
ント制御手段と、該プリントした標準画像の光沢度を前
記光沢度測定装置によって測定させる測定制御手段と、
該測定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、当
該プリントする画像の光沢度を前記ターゲット機の光沢
度に合わせる処理を行なう光沢度制御手段と、を具えた
ことを特徴とする。
【0030】さらに、ターゲット機としての画像形成装
置と、プリントする画像の光沢度を制御できる画像形成
装置と、プリントした画像の光沢度を測定する光沢度測
定装置と、を相互に所定のデータの授受が可能に構成し
た画像形成システムにおける光沢度のキャリブレーショ
ンの処理を行なうことが可能な情報処理装置であって、
前記ターゲット機に標準画像をプリントさせるプリント
制御手段と、該プリントした標準画像の光沢度を前記光
沢度測定装置によって測定させる測定制御手段と、該測
定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、前記光
沢度を制御できる画像形成装置でプリントする画像の光
沢度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を行な
う光沢度制御手段と、を具えたことを特徴とする。
【0031】さらに加えて、ターゲット機としての画像
形成装置と、プリントする画像の光沢度を制御できる画
像形成装置と、プリントした画像の光沢度を測定する光
沢度測定装置と、を相互に所定のデータの授受が可能に
構成した画像形成システムであって、前記ターゲット機
に標準画像をプリントさせるプリント制御手段と、該プ
リントした標準画像の光沢度を前記光沢度測定装置によ
って測定させる測定制御手段と、該測定した光沢度から
得られる光沢度情報に基づき、前記光沢度を制御できる
画像形成装置でプリントする画像の光沢度を前記ターゲ
ット機の光沢度に合わせる処理を行なう光沢度制御手段
と、を具えたことを特徴とする。
【0032】好ましくは、前記ターゲット機としての画
像形成装置は、当該プリントする画像の光沢度を制御で
きない画像形成装置であることを特徴とする。
【0033】以上の構成によれば、ターゲット機でプリ
ントした標準画像の光沢度に、光沢度を制御できる画像
形成装置でプリントする画像の光沢度を合わせる処理を
行なうので、一つのターゲット機となる画像形成装置で
実現される光沢度を中心としてこれに他の画像形成装置
で実現される光沢度を合わせることができる。
【0034】また、ターゲット機が当該プリントする画
像の光沢度を制御できない画像形成装置であっても、画
像形成システム全体として光沢度を合わせるキャリブレ
ーションを行なうことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0036】<第1実施形態>本実施形態では、複数の
プリンタや複写機がネットワークに接続されてプリント
システムが構成され、その中にグロス制御の構成を備え
ない装置が含まれる場合に、その装置のグロス特性を求
め、グロス制御の構成を有する装置において、求めたグ
ロス特性に基づき上記グロス制御の構成を備えない装置
のグロスに合わせるグロス制御を行なうことにより複数
の装置間のグロスを一致させる、グロスキャリブレーシ
ョンを行なう。
【0037】装置構成 図1は、本発明の一実施形態に関わる画像形成装置とし
てのカラー複写機の機械的構成を示す模式的正面図であ
る。同図に示す複写機はクラスタプリンティングが可能
なプリントシステムを構成する画像形成装置の一つであ
り、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(Bk)の4色のトナーを用いたフルカラーの
レーザビーム方式のものである。
【0038】図1に示す複写機は、原稿画像の読取りを
行なう原稿読取り部7、プリントデータに基づいてレー
ザビームを出力しそれを所定のタイミングで感光ドラム
上へ照射するレーザ光学系8、感光ドラム上にトナーに
よる顕像を形成し、それを記録紙に転写するプリント部
10、記録紙に転写されたトナー像を定着させる定着装
置5を主要な構成として備え、さらに、記録紙を収納し
たカセットや記録紙搬送のための構成を備える。
【0039】原稿読取り部7は、原稿台に載置された原
稿を光学的に走査して読取り、各色毎の画像信号を得
る。この読取り部7に隣接して操作ディスプレイ300
が設けられ、これを介して操作者によるコマンド入力
や、操作者に対する装置状態の報知等が行われる。
【0040】プリント部10は、それぞれY、M、C、
Bkの各色成分画像を形成する、四つのプリントステー
ションから構成される。それぞれのプリントステーショ
ンは、電子写真感光体(以下「感光ドラム」ともいう)
1a,1b,1c,1dを備え、さらにそれぞれの感光
ドラムの回転方向に沿って、帯電器3a,3b,3c,
3d、トナーによる現像装置2a,2b,2c,2d、
およびクリーナ4a,4b,4c,4dを備える。これ
により、レーザ光学系8によって各感光ドラム1a、1
b、1c、1dに各色成分画像の潜像が形成され、次に
対応するトナーにより現像が行なわれる。
【0041】以上のプリント部10の下方には、これら
に沿って転写ベルト31が設けられる。転写ベルト31
は、トレイから給紙される、記録媒体としての記録紙を
各感光ドラム1a、1b、1c、1dの順に搬送する。
この搬送に伴い、各プリントステーションにおいて感光
ドラム1a,1b,1c,1d上に形成された各色成分
のトナー像は、帯電器3a,3b,3c,3dによっ
て、転写ベルト31上の記録紙に順次転写されてフルカ
ラーの画像が形成される。
【0042】この転写工程の後、記録紙は転写ベルト3
1から分離されて搬送ベルト62により定着装置5に搬
送される。定着装置5は、その構成は図13に示したも
のと同様であり、同図と異なる構成は、図3にも示され
るように光沢度検知検出ユニット16を設けられた点で
ある。
【0043】図1に示すように、定着装置5は、概略、
回転自在に支持された定着ローラ51と、この定着ロー
ラ51に圧接しながら回転する加圧ローラ52と、離型
剤を供給、塗布する離型剤塗布装置53と、ローラクリ
ーニング装置とを備える。定着ローラ51および加圧ロ
ーラ52の内側にはハロゲンランプなどのヒータがそれ
ぞれ配設されている。定着ローラ51、加圧ローラ52
にはそれぞれ不図示のサーミスタが接触されており、不
図示の温度調節装置を介してそれぞれのヒータへ印加す
る電圧を制御することにより定着ローラ51および加圧
ローラ52の表面温度調節を行っている。加圧ローラ5
2の加圧力、および定着ローラの表面温度は、定着制御
機構60によって変化させることができる。
【0044】離型剤塗布装置53は定着ローラ51の表
面に接触して離型材としてのシリコンオイルを塗布し、
定着ローラ51と加圧ローラ52との間を記録紙が通過
する際にそのトナーが定着ローラ51の表面に付着しな
いようにしている。塗布量制御装置63は、離型剤塗布
装置53が定着ローラ51の表面に塗布するこのシリコ
ンオイルの塗布量を制御する。
【0045】速度制御装置64は、定着ローラ51と加
圧ローラ52とを駆動する不図示の駆動モータの回転速
度を制御することにより、記録紙の搬送速度、すなわ
ち、記録紙の表裏両面を加圧・加熱する定着ローラ51
と加圧ローラ52との回転速度を制御する。
【0046】以上の定着装置によって、記録紙表面の未
定着トナーは溶融して定着され、定着したフルカラー画
像が形成される。そして、画像が定着した記録紙は、不
図示の分離爪によって加圧ローラ52から分離されて装
置外ヘ排紙される。この排紙路には、光沢度検出ユニッ
ト16が設けられ、これにより、記録紙上の定着画像の
光沢度を検出することができる。本実施形態では、この
検出される光沢度に基づき、図7等で後述されるグロス
キャリブレーションを行なう。
【0047】本実施形態の複写機は、複数の給紙部、す
なわち給紙カセット61b、61c、61dおよび図中
矢印R61a方向に引き出し可能な手差し給紙トレイ6
1a、さらに大容量ペーパーデッキ61eを備え、記録
紙のグロスについて、高、中、低のいずれかの記録紙が
装填されている。
【0048】制御構成 図2は、上述した複写機におけるデータ処理や各部の制
御を実行する制御部の構成を示すブロック図である。同
図に示す構成は、具体的には、図1において主に不図示
の基板上に構成される。
【0049】本実施形態の複写機は、クラスタプリンテ
ィングのために構成されたプリントシステムにおける複
数の画像形成装置の一つであり、この点から、同図に示
す制御部1001は、他の画像形成装置であるプリンタ
や複写機とネットワーク2010を介して接続する。こ
れにより、クラスタプリンティングサーバを介した制御
によってプリント動作を実行することが可能となるとと
もに、図7等にて後述されるグロスキャリブレーション
関する処理を行なうことができる。
【0050】図2において、CPU2001は本複写機
全体のデータ処理および動作を制御する。RAM200
2は、CPU2001による制御実行の際のシステムワ
ークメモリとして用いられ、また、所定のプログラムを
記憶するためのプログラムメモリや、画像データを一時
記憶するための画像メモリとしても機能する。ROM2
003は、ブートROMであり、システムのブートプロ
グラムを格納する。
【0051】HDD2004は、システムソフトウェ
ア、一般画像データの他、グロスキャリブレーションで
用いられる標準画像データを格納する。
【0052】操作部I/F2006は、図1に示した操
作ディスプレイ300を含んだ操作部(UI)2012
とのインターフェースを行ない、例えば、操作部201
2に表示する表示データを操作部2012に対して出力
する。また、操作部2012において本複写機の使用者
が入力した情報をCPU2001に伝える。
【0053】ネットワーク2010はLANに接続し、
上述したような情報の入出力を行う。以上のデバイスが
システムバス2007に接続される。一方、イメージバ
スI/F2005は、システムバス2007と画像デー
タを高速で転送する画像バス2008とを接続し、デー
タ構造を変換するバスブリッジである。画像バス200
8は、PCIバスまたはIEEE1394で構成され
る。画像バス2008には以下のデバイスが接続され
る。
【0054】デバイスI/F部2020は、図1に示し
た原稿読み取り部7を含んだリーダ部2070や、図1
に示した走査光学系8、プリント部10、定着装置5な
どからなるプリンタ部2095と画像バス2008とを
接続し、読取りデータやプリントデータの授受を行う。
【0055】そして、これらのデータについて次のよう
な処理が行なわれる。すなわち、ラスタイメージプロセ
ッサ(RIP)2060はネットワーク2010を介
し、プリントデータとして本複写機に送られて来たPD
Lコードをビットマップイメージに展開する処理を行な
う。リーダ画像処理部2080は、リーダ部2070か
ら入力した読取りデータに対し補正、加工、編集を行
う。また、プリンタ画像処理部2090は、プリンタ部
2095でプリントすべきプリントデータに対して補
正、解像度変換等を行う。
【0056】さらに、画像回転部2030は画像データ
の回転を行ない、画像圧縮部2040は多値画像データ
についてJPEG、2値画像画像データについてJBI
G,MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
【0057】光沢度検知部2100は、図1にて説明し
た光沢度検出ユニット16から出力される電気信号に基
づき光沢度を検知する。また、グロス制御部2110
は、光沢度検知部2100からのグロス情報・グロス制
御指示、操作部2012からの指示に応じ、定着条件と
してのローラの表面温度を変化させることによりグロス
制御を行う。すなわち、本複写機は、グロス制御を行な
うことが可能な画像形成装置であり、一方、ネットワー
クを介して接続されるプリンタまたは複写機の中にはこ
のようなグロス制御を行なうことができるように構成さ
れないものがあり、図7にて後述されるように、本実施
形態のグロスキャリブレーションはこのような画像形成
装置をターゲット機とし、このターゲット機について得
られるグロス特性に基づいて本複写機のグロスを制御す
ることによりターゲット機のグロスと一致させる処理を
行なう。
【0058】以上説明した本実施形態の複写機によるグ
ロスキャリブレーションついて以下に説明する。
【0059】標準画像のプリントと光沢度検出 本実施形態では、前述のように定着後の画像の光沢度を
測定するための光沢度検出ユニットが設けられる。図3
はその詳細を示す図であり、図13と同様定着装置の詳
細を示す図である。図3に示すように、定着装置から排
出された記録紙が排紙トレイに到達する手前に光沢度検
出ユニット16が設けられる。
【0060】以下で説明されるように、グロスキャリブ
レーションに際して他の画像形成装置でプリントされた
画像の光沢度を測定するとき、その記録紙は手差し部か
ら本複写機の搬送路に挿入され、上記で説明した通常の
記録における記録紙の搬送路を通って定着装置まで送ら
れる。この際、定着装置は、定着ローラ51と加圧ロー
ラ52による記録紙の定着のための加圧および加熱は行
なわず、記録紙の搬送に必要な、定着の加圧力より小さ
な加圧を行なう。
【0061】光沢度検出ユニット16は、JISZ87
41に規定された方法により測定を行なうものである。
すなわち、光源からプリント画像表面に対して規定され
た入射角で規定の開き角の光束を入射し、鏡面反射方向
に反射する規定の開き角の光束を受光器によって受光す
るものである。
【0062】図4に示す光沢度検出ユニットにおいて、
光源108から発光された光束は、レンズ110を介し
て記録材Pの表面に角度θで入射する。そして、鏡面反
射方向に反射した光束はレンズ110を介して受光セン
サ109に入射する。そして、受光器109はその受光
量に応じた電気信号の出力を行ない、光沢度検知部21
00(図2)はこの電気信号に基づいて記録材上の画像
の光沢度を定める。なお、本実施形態では、上記光源か
らの高速の入射角θを60°として光沢の検出を行な
う。
【0063】光沢度検出ユニット16は、ほこり、ち
り、オイルの蒸発、飛散トナー等から光源および受光セ
ンサを保護するため、開閉自在なシャッターを備える。
さらにそのシャッターには、受光センサのキャリブレー
ションのために、屈折率1.567のガラスを裏側に貼
り付けている。すなわち、このガラス面に光束を照射
し、ガラス面からの鏡面(正)反射光量を、光沢度10
0としている。また、このセンサキャリブレーション
は、以下で説明する標準画像の定着が終了するまでに行
なわれるよう制御される。なお、この光沢度検出ユニッ
トの一例として、(株)堀場製作所製のグロスチェッカ
IG−320を挙げることができ、この装置において上
記のとおりJISで定められた60度鏡面光沢度による
測定をすることができる。
【0064】図5は、以上説明した光沢度検出ユニット
によって光沢度が測定される標準画像(パッチ)を示す
図である。同図に示すように、標準画像は、サイズが2
cm×2cmで、C、M、Yそれぞれが画像信号FFで
最大濃度に相当する、ベタ画像(以下、トナー量300
%の画像ともいう)である。
【0065】この標準画像は、グロスキャリブレーショ
ン時にネットワークに接続するターゲットの画像形成装
置に送られるとともに、本複写機のグロス特性を知るた
めにも用いられる。詳細には、グロスキャリブレーショ
ンに際して、HDD2004に格納されている標準画像
データは、ネットワーク2010、LANを介してター
ゲットの画像形成装置に送信される。なお、標準画像デ
ータの送信形式は、その送り先の画像形成装置における
画像データ構造に合わせてラスタライズ後のビットマッ
プデータ、あるいはPDLデータのいずれでも対応可能
な構成となっている。
【0066】この標準画像データの送信に応じて、ター
ゲットの画像形成装置は送られた標準画像データに基づ
いて、通常の記録と同じようにプリント動作を行ない、
記録紙に標準画像を形成する。なお、標準画像を300
%画像としたのは、実際に画像を形成する際に考えられ
る最大のトナー載り量を換算したものである。定着装置
は前述したようにその使用とともに劣化し、特に定着ロ
ーラの表面が粗くなる。このように定着ローラ表面が粗
くなると、同じ定着温度で定着を行っても、トナーの溶
け具合が異なり光沢度が低下する。すなわち、トナーの
量が多いところほど上記の劣化による問題は顕著に現れ
る。このため、本実施形態では、最大載り量による標準
画像の光沢度の変化を検出することにより、精度の高い
グロスキャリブレーションを行うものである。もちろん
400%のトナー乗せ量も考えられるが、それはICC
プロファイルなど画像形成装置固有の情報を作成するた
めにのみ使用される機能であって、トナーセーブの観
点、実際の画像に対する影響度合いから言っても現実的
とは言えない。
【0067】以上のようにしてターゲットの画像形成装
置でプリントされた標準画像は、上述の光沢度検出ユニ
ットによってその光沢度の測定が行なわれる。具体的に
は、本複写機において、その標準画像がプリントされた
記録紙が手差し部から挿入されて光沢度検出が行なわれ
る。この記録紙は定着装置5の位置まで通常と同じ搬送
路を搬送され、このとき、定着ローラと加圧ローラの加
圧は記録紙搬送が可能な圧力とされるとともに過熱は停
止される。これにより、記録紙は定着のための加熱およ
び加圧は行なわずに光沢度検出ユニット16まで搬送さ
れて光沢度が測定され、それに基づき光沢度検出部21
00で光沢度が算出される。
【0068】このように検出されたターゲット画像形成
装置の光沢度情報は、RAM2002に一時的に記憶さ
れ、以下で示すようにグロスキャリブレーションにおけ
る適切なタイミングで読み出される。また、グロス管理
情報と上述のように検出された光沢度情報は、ネットワ
ーク接続されている、ターゲット画像形成装置でない、
つまり、グロス制御ができる他の画像形成装置が接続さ
れている場合、その装置にも送られる。これにより、そ
の他の画像形成装置においても、以下で説明するグロス
キャリブレーションを行ない、そのグロスをターゲット
画像形成装置のグロスと一致させることが可能となる。
【0069】グロスを合わせる処理 本複写機は、光沢度検知部2100でターゲット画像形
成装置の光沢度情報を算出すると、その光沢度に本複写
機のグロスを合わせる処理を行なう。
【0070】すなわち、まず定着ローラ51等における
定着温度を150℃に温調し、上記と同様図5に示した
標準画像のトナー像を記録紙に形成し、これを定着温度
150℃にて定着する。そして、光沢度検出ユニット1
6によってその光沢度を測定し、光沢度検出部2100
によってG150を算出する。同様にして、160℃、
170℃、180℃、190℃に関しても光沢度G16
0、G170、G180、G190を求め、図6に示す
ような関係、すなわわち、本複写機のグロス特性を求め
テーブル化する。なお、必要に応じてこの5点の定着温
度−光沢度関係に基づき補間などによりさらに多くの点
の関係を求めそれらの関係をテーブル化してもよい。
【0071】このように一般には、定着温度に応じてト
ナーの溶融度合いが変化し、その結果、トナー表面にお
ける平滑性、つまりグロスが一定の関係に従い変化する
ことから、このグロス特性を求めることにより所望のグ
ロスを実現する定着温度を予め知ることができる。具体
的には、前述のようにして求めたターゲットの画像形成
装置の光沢度情報によって、以上のように作成された本
複写機の図6に示すグロス特性テーブルを参照し定着温
度を求める。そして、本複写機の定着温度をこの求めた
定着温度になるよう制御する。これにより、ターゲット
の画像形成装置で実現されるグロスに本複写機のグロス
を合わせることができる。
【0072】なお、上記のテーブル作成処理は、トナー
消費量、記録紙、時間の節約等の観点から、以下で説明
するように本複写機の電源を投入したときに行なわれ
る。また、他のタイミングとして、本複写機の開閉可能
なケースドアが例えばトナー交換などのために開閉され
た後、最初のクラスタプリンティングを指示されたとき
にも上記テーブル作成を行う。
【0073】なお、ターゲットとなる画像形成装置から
標準画像をプリント出力しその光沢度を検出する処理
は、テーブル作成処理とは異なるタイミングで行ないそ
のデータを上述したようにRAM2002に格納してお
き、それを用いるようにしてもよいが、本実施形態のよ
うに、上記テーブル作成のタイミングでターゲット画像
形成装置の光沢度を検出してそれに基づきテーブルを作
成すれば、そのグロス特性はその作成時のターゲット画
像形成装置および本複写機の状態を最もよく反映したも
のとなる点で好ましい。
【0074】プリント処理 図7は、以上説明したグロスキャリブレーションを含む
本複写機のプリント処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【0075】図7に示すように、本複写機の電源が投入
されると、ステップS701で、初期処理として、まず
最大濃度を保証するためのキャリブレーションを行な
う。この処理は、感光ドラム上にトナーパッチ像を形成
し、このとき表面電位センサが検出する電位とフォトセ
ンサが検出するトナーパッチ像の濃度とに基づきコント
ラスト電位を定める。次に、他の初期処理として、階調
再現性に関するキャリブレーションを行なう。この処理
は、感光ドラム上に所定の階調のパッチパターンのトナ
ー像を形成し、上記と同じフォトセンサによってその段
階的な濃度検出し、これに基づきγ補正のルックアップ
テーブル(LUT)を作成するものである。これによ
り、本複写機のプリント出力の階調特性を規定の階調に
あわせることができる。
【0076】さらに、上記プロセス条件(コントラスト
電位、γ−LUT)の設定の後、定着温度を通常の17
0℃とする温調制御を行なう。そしてこの温度に達する
と、表示部にプリント可能である旨の表示を行う。
【0077】次に、ステップS702で、プリント命令
を待機し、本複写機(以下では、「制御機」ともいう)
に対し、ユーザによって原稿が読取り部にセットされク
ラスタプリンティングが指示されると、ステップS70
3で、そのクラスタプリンティングの指示が電源投入直
後のものか、または本複写機のケースドアが開閉された
直後のものであるかが判断される。この判断で電源投入
直後のもの、またはケースドアが開閉された直後のもの
であると判断したときは、ステップS707以降のグロ
スキャリブレーション処理を行なう。
【0078】この処理は、まず、ステップS707でネ
ットワークに接続されたターゲットとなるべく予め設定
された画像形成装置(以下では、「ターゲット機」とも
いう)に対して、標準画像をプリントさせるべくその標
準画像データを送信する。また、本実施形態では、この
データともにクラスタプリンティングのプリントデータ
も送信する。このように標準画像データとともにクラス
タプリンティングのプリントデータが送られるのは、標
準画像のプリントの後、直ちにクラスタプリンティング
に関わるプリントを行なうためであり、これにより、ク
ラスタプリンティングの全体的なプリント速度を向上さ
せることができる。
【0079】ターゲット機は、送られた標準画像データ
に基づいて記録紙に標準画像をプリントし、続いてプリ
ントデータに基づいてクラスタプリントを行なう(ステ
ップS708)。なお、このステップS708の処理は
ターゲット機で行なわれる処理であるが、本制御機の処
理との関連が明らかになるように図7に併せて示すもの
である。
【0080】制御機では、ステップS706の処理の
後、ユーザによって上記ターゲット機がプリントした標
準画像の記録紙を手差し給紙部に挿入されて、表示器上
の読み込みボタンが操作されるのを待機する。そして、
この読み込みボタンが操作されると、手差し給紙部にあ
る標準画像がプリントされた記録紙を給紙し、定着装置
を通って光沢度検出ユニット16まで搬送する。そし
て、光沢度検出ユニット16によって標準画像の光沢度
を測定し、光沢度検知部2100により光沢度Gを算
出する(ステップS709)。この算出した光沢度G
はROM2002に保存され、グロス制御部2110に
より必要に応じて読み出される。また、この算出したタ
ーゲット機の光沢度Gは、ネットワークに接続される
他の画像形成装置(グロス制御が可能な装置)にも送ら
れ、その装置において、以下で説明する、光沢度を合わ
せる処理を同様に行なう。これにより、クラスタプリン
ティング行なうべく指定されている画像形成装置の全て
についてターゲット機と同じグロスとすることができ
る。
【0081】次に、ステップS710において、グロス
制御部2110は、本複写機である制御機の図6に示し
たようなグロス特性を求め、さらにステップS711
で、このグロス特性に基づき、算出されたターゲット機
の光沢度Gに合わせるように本制御機の定着温度を決
定する。
【0082】詳しくは、制御機における通常のプリント
時の定着温度170℃にて待機していた定着ローラ等に
ついて、まず、通常定着温度よりも低い150℃にて標
準画像をプリントする。そして、その定着温度150℃
における標準画像を、ターゲット機のものと同様、光沢
度検出ユニット16で読み取り、次いで光沢度検出部2
100で光沢度を算出する。さらに、図6にて前述した
ように、150℃の場合と同様、定着温度が160、1
70、180、190℃のそれぞれの場合についても、
標準画像をプリントしその光沢度を算出し、求めた定着
温度と光沢度の関係をテーブルデータとする。そして、
グロス制御部2110はこのテーブルを参照し、ステッ
プS709で求めたターゲット機のグロスGと同じ光
沢度を実現するための定着温度を決定する。
【0083】この決定は、グロス制御部2110は、テ
ーブルにおいて上記5つの定着温度で実現されるグロス
制御のうち、ターゲット機とのグロス差ΔG[((G
−G 制御0.5]が最小となるグロスG制御を実
現する定着温度を選択することによって行なう。
【0084】定着温度が決定されると、ステップS71
2でクラスタプリンティングに関わるプリントを行な
う。
【0085】また、ステップS703で、クラスタプリ
ンティングの指示が電源投入直後のものでなく、または
本複写機のケースドアが開閉された直後のものでないと
判断したときは、以上のグロスキャリブレーションは行
なわず、直ちにプリントを実行する。すなわち、ターゲ
ット機へプリントデータを送り(ステップS704)、
ターゲット機においてプリントを行なわせるとともに
(ステップS704)、それまでに行なわれたグロスキ
ャリブレーションで設定されている定着温度に温調して
(ステップS706)プリントを行なう(ステップS7
12)。なお、本複写機が単体で用いられ複写が行なわ
れるときは図7に示した処理とは別の処置が起動される
ことはもちろんである。
【0086】以上説明したように、本実施形態のような
複数の画像形成装置が接続するプリントシステムにおい
て自らはグロス制御ができない画像形成装置が含まれる
とき、その装置をターゲット機として設定し、このター
ゲット機に対し他の画像形成装置において上述したよう
にターゲット機のグロスに合わせる、グロスキャリブレ
ーションを行なうことにより、複数機器間でグロスがほ
ぼ一致したプリントが可能となる。
【0087】なお、以上説明した実施形態は、ネットワ
ークに接続される一つの複写機がグロスキャリブレーシ
ョンにかかる図7について説明した処理を実行するもの
としたが、本発明の適用はこのような形態に限られない
ことはもちろんである。例えば、プリンタがその処理を
実行可能であるよう設定されていればそのプリンタによ
って行われてもよい。また、自らは画像形成機能を持た
ないPCがネットワークに接続した、ターゲット機を含
むプリンタや複写機に対し、標準画像、さらにはクラス
タプリンティングのデータを送るとともに、ターゲット
機の光沢度算出、テーブル作成および各装置の定着温度
決定処理を実行するようにしてもよい。また、光沢度検
出ユニットについても画像形成装置とは別体で設けられ
た他のものでもよい。例えば、スキャナ形態とすること
ができ、具体的には、第4実施形態で後述されるような
読取り機構の一部として構成することもできる。さらに
は、本発明を適用する上で、ターゲット機が必ずしもグ
ロス制御ができない画像形成装置である必要はない。例
えば、処理負荷などの関係から標準画像のプリントのみ
を行ない、グロスキャリブレーションを他の装置に依存
するような装置を含む場合、本発明の適用は有効であ
る。
【0088】また、上述の実施形態では、定着温度−グ
ロステーブルの作成は、前述のように、プリント時間や
記録紙、トナーの節約を考慮し、電源立ち上げ後、また
は装置内部(給紙カセット部を含む)の操作にかかるド
アを開閉した後、最初のクラスタプリンティング指示の
ときのみに行うものとした。しかし、より正確なグロス
キャリブレーションのためには指示毎に行うことが望ま
しく、本発明はこの形態も含むことはもちろんである。
【0089】さらに、既に説明したように、本発明はグ
ロス制御ができないターゲット機とグロス制御が可能な
少なくとも1台の制御機からなるシステムに適用でき
る。例えば、ターゲット機は光沢度検知もグロス制御も
できない装置1台、光沢度検知+グロス制御可能機種が
1台、グロス制御可能機種が複数数に接続した2台以上
のシステム構成をした場合でも本発明を適用できる。
【0090】<第2実施形態>本発明の第二の実施形態
は、上述した第一の実施形態のグロスキャリブレーショ
ンに加え、そのキャリブレーションの効果をチェックす
る処理を行ない、キャリブレーションの効果が得られて
いない場合はプリントの停止などを行なうものである。
【0091】すなわち、設定されている記録紙の種類、
定着ローラなどの表層の荒れ、オイル塗布部材の劣化な
どの程度によっては、グロスキャリブレーションを行っ
てもターゲット機のグロスと他の画像形成装置のグロス
との差を許容範囲内に制御できないことがある。このよ
うな状態でプリントを行なう場合には、プリント品位が
所望のものとならず、ユーザから見れば不要なプリント
であり、また、不要な時間を費やすことになる。特に、
クラスタプリンティングの場合、通常のプリントよりも
はるかに多い枚数がプリントされることから上記の問題
はより深刻となる。
【0092】そこで、本実施形態では、グロスキャリブ
レーションで得たグロス差ΔGがある一定以上の値のと
きは、その情報をユーザに示し、ユーザの指示に応じて
その後の処理を行う構成とする。
【0093】グロスキャリブレーションの効果のチェッ
上記の第一の実施形態と同様にしてグロス差を求める。
そして、このグロス差が一定以上か否かを調べる。詳し
くは、トナー材の量、記録紙の種類、定着器周辺部材を
考慮すると、算出される標準画像の光沢度は15〜70
程度の範囲で変化する。このグロス変化範囲においてグ
ロス差を知覚し違和感があるグロス差(ΔG)を本実施
形態では5とし、求めたグロス差がこのグロスチェック
閾値を超えているか否かを調べる。そして、超えている
場合には、ユーザにその後の処理についての選択を促す
ものである。
【0094】プリント処理 図8は、本実施形態に関わるプリント処理の手順を示す
フローチャートであり、第一の実施形態にかかる図7に
示す処理と同様の処理である。異なる点は、この求めた
ΔGのチェックを行なう点、およびこのチェックが終了
するまで制御機はターゲット機および他の画像形成装置
にプリントデータを送らない点である。以下、図7に示
す処理とは異なる処理について説明する。
【0095】ΔGを算出して制御機の定着温度を決定し
た後(ステップS809)、ステップS810におい
て、ΔGがΔG>5を満たすか否かを判断する。ΔGが
5より大きいと判断されると、ステップS811で、操
作部2012の表示部に、図9に示すようにな、そのΔ
Gの値と処理を続行するか否かの選択を促す旨の表示を
行なう。
【0096】これに対し、ユーザは操作部を介して処理
を続行するかまたは中止するかの選択を行うことができ
る。処理の中止が選択されたときは、ステップS813
で、ターゲット機へプリントを中止する旨の指示を送
り、ステップS802へ戻り、制御機のみでプリントを
開始する。なお、上記指示を受けたターゲット機は、次
のジョブに備える。
【0097】一方、続行が選択されたときは、ステップ
S814において、ステップS809で求めたΔGが最
小となる定着温度にてプリントを行なうよう制御し、タ
ーゲット機に対してもプリントデータを送る。
【0098】このように、本実施形態は、グロスキャリ
ブレーションの効果をチェック処理を行なうことによ
り、ユーザは不必要なプリントが行なわれることを未然
に防止できる。
【0099】<第3実施形態>本発明の第三の実施形態
は、上記第二の実施形態に示したグロスキャリブレーシ
ョンの効果をチェックする処理の他の形態に関するもの
である。
【0100】すなわち、前述したグロスが変動する要因
のうち記録紙の種類については、ユーザが変更できる場
合がほとんどである。また、一般的なオフィス環境を考
慮すると、複数のユーザが画像形成装置にアクセスして
いるため、クラスタプリンティングを行う時に全ての装
置が同じ記録紙を使用しているとは限らない。このよう
に、相対的に記録紙の種類が適当でないことを要因とし
てグロス差を生じている場合がある。
【0101】一方で、例えば、光沢紙と普通紙との間の
グロス差は、種類によっては60ほど違う場合もあり、
定着温度を上述の実施形態で示した150℃〜190℃
の範囲で制御しても、所望のグロスを得られない場合も
ある。
【0102】そこで、本実施形態は、標準画像のグロス
検出と併せてターゲット機の記録紙のの種類をその地の
部分のグロスを検出することによって検知するととも
に、制御機にセットされプリントに用いようとする記録
紙の種類を同様にその地の部分のグロスを検出すること
によって検知し、これらの記録紙の種類を表すグロスの
差が所定値以上のときは、記録紙の変更を可能とするも
のである。
【0103】記録紙の種類検知およびプリント処理 図10は、本実施形態に関わるプリント処理の手順を示
すフローチャートである。本実施形態のグロスキャリブ
レーションの基本的構成は、第1および第2実施形態と
同様である。
【0104】本実施形態に特徴的な記録紙の種類の検知
は次のようにして行なう。まず、ターゲット機において
標準画像をプリントし、その光沢度測定する際に併せて
その記録紙の地の部分の光沢度を測定し、GWTを算出
する(ステップS1007)。また、制御機で用いる記
録紙については、グロス特性テーブルを作成するため標
準画像の光沢度を測定する際に併せてその記録紙の地の
部分の光沢度を測定してG制御を算出する(ステップS
1008)。そして、後述のようにこれらの差が所定値
以上のときは種類が異なると判断するものである。
【0105】なお、このように光沢度によって記録紙の
種類を検知するのは、記録紙の表面粗さは種類に応じて
比較的大きく異なり、一方、この表面粗さは光沢度にも
大きな影響を与えるからである。
【0106】上述した第二の実施形態と同様、標準画像
について得られるターゲット機と制御機のグロスの差Δ
Gが5より大きいと判断すると(ステップS101
0)、ステップS1011において、上記のように求め
た、ターゲット機で用いる記録紙に対応した光沢度G
WTと制御機で用いる記録紙に対応した光沢度GW制御
との差ΔGを求め、これが10より大きいか否かを判
断する。
【0107】ΔGが10より大きいと判断したとき
は、ステップS1012で、記録紙の種類が異なるとし
て操作部2012の表示器に、図11に示す、光沢度の
差と、処理の続行または中止、あるいは記録紙を変更し
た後処理の続行についていずれかの選択を促す旨の表示
を行なう。そして、ステップS1013でユーザの判断
を判別する。
【0108】これに対し、ユーザが処理の続行を選択し
た場合は、ステップS1016へ進み、ターゲット機へ
そのままプリントを行うべくプリントデータを送信し、
制御機は、ステップS1009で求めたΔGが最小とな
る定着温度にてプリントを行なう。
【0109】一方、ユーザが記録紙を変更した後、記録
紙変更後の処理続行を選択したときは、ステップS10
08へ処理を移行し、定着温度ー光沢度テーブルを再び
作成する。これは、制御機の記録紙の入れ替えによっ
て、標準画像について求めたグロス特性が変化している
可能性が高いからである。この後、定着温度の決定を再
び行ない(ステップS1009)、ターゲット機のグロ
スに合っているか否かの再チェック(ΔG≦5)を行
い、グロスがあっていると判断されると、ステップS1
016の処理へ移行してプリントを行なう。ここで、タ
ーゲット機と制御機の光沢度の差がΔG>5のままであ
るが、ステップS1011の再判断でΔGw≦10とな
ったときは、ステップS1012では、上記と異なる表
示である、第二の実施形態と同様のクラスタプリンティ
ングを続行するか中止するかを選択するための図9に示
した表示を行なう。
【0110】最後に、ステップS1012の判断で、ユ
ーザが中止を選択したときは、ステップS1017へ移
行してターゲット機へプリントが中止である旨を送信
し、ステップS1002へ戻り、制御機のみでプリント
を開始する。
【0111】以上の本実施形態によれば、ユーザ自身で
変更できる記録紙の種類によるグロスの不一致などは、
ユーザの操作によって解消でき、これにより、ユーザの
使い勝手のよいグロスキャリブレーションとすることが
できる。
【0112】<第4実施形態>上述した第一、第二およ
び第三の実施形態では、定着後排紙トレイ手前に設置し
た光沢度検出ユニット16によって光沢度を検出する構
成とした。この構成では、ターゲット機でプリントされ
た標準画像の光沢度を測定する際には、手差し給紙部に
上記標準画像をプリントした記録紙を置き、定着ローラ
の加圧力も開放した後、光沢度検出ユニットまで搬送す
る。このとき、前述したように定着ローラの加圧力は、
通常の例えば40Kgより低い圧力としているため通常
時に比べれば圧力の影響および熱の影響は少ないが、全
くないわけではない。その結果、比較的低温度でも溶融
されてしまうトナーなどを用いている場合はその影響を
受けてしまう可能性もある。
【0113】そこで本実施形態では、光沢度検出ユニッ
トをリーダ部2070(図2)に設けるものとする。こ
の場合、一般的にリーダ部の検出では乱反射光を受光し
ているが、光沢度は正反射光量を検出しなければならな
い。そのため、図12に示すような正反射発光素子10
8とその受光素子109をリーダの構成とは別に設け
る。
【0114】図12において、103、108は照射光
源で、プラテン102上に置かれた原稿101を照射す
る。照射光源103による原稿101からの反射光は、
結像素子アレイ104、赤外カットフィルタ105を通
過してCCD(密着型カラーセンサCCD)106上に
到達し結像される。一方、照射光源108による原稿1
01からの反射光は、集光レンズ110を通過して、受
光器109に到達する。また、107は光学ユニットで
あり、図中矢印のC方向に移動しながら、順次にプラテ
ン102上の原稿101を走査していく。
【0115】ここで、照射光源108、集光レンズ11
0、受光器109は、標準画像の光沢度を検出するため
にに原稿読み取り部7(リーダ2070)内に設置され
たものであり、光沢度検出機構16内と同一のものを使
用している。
【0116】この場合のセンサのキャリブレーション
は、リーダ側に設置された光沢度検出機構にはキャリブ
レーション用のガラス板は設置していない。そのため、
定着後の光沢度算出機構でセンシングした値をターゲッ
トとしている。つまり、定着温度―光沢度算出時に、1
50、160、170、180、190℃についてそれ
ぞれ標準画像をプリントするが、そのときの170℃に
おける画像をユーザによって設置しキャリブレーション
を行う構成とした。
【0117】なお、リーダ部まで定着画像を搬送できる
搬送装置を併用すれば、上記のリーダ部に設置した光沢
度検出ユニットを用いる構成はより有効である。
【0118】また、標準画像をユーザによって原稿台に
置くようにしたが、原稿フィーダ20上に置き、原稿台
まで搬送する構成にしても良い。
【0119】さらに、記録紙の種類を表面光沢度で判断
するような構成、つまり手差し給紙部に上記光沢度検出
部を設け、相手側の標準画像光沢度を算出するようにし
ても良い。
【0120】このような構成をとることで、ターゲット
機でプリントされた標準画像が、定着ローラの熱、およ
び摩擦による影響を最小限に抑え、変化することなく光
沢度を算出することができる。
【0121】<その他の実施形態>前述のように、本発
明の適用において、例えば、ネットワークに接続してい
て、グロス検出、グロス制御ができる機種であれば、タ
ーゲット機にも制御機にもグロス検出機にもなれる。ま
た、グロス制御ができる機種であれば制御機にもターゲ
ット機にもなれるになれる。一方何も制御できない機種
であっても、ターゲット機にはなれることは以上の説明
から明らかである。
【0122】また、グロス制御のパラメータは、上記の
各実施形態のような定着温に限られないことはもちろん
である。例えば、グロス制御のパラメータは次に示すも
のが可能である。
【0123】加圧力:加圧力を高くすると光沢度は増
す。圧力の範囲は定着ローラと加圧ローラの接している
幅であるニップ幅を含む。
【0124】定着速度(搬送速度):速いほど低いグロ
スとなり、遅ければ高グロスとなる。
【0125】オイル温度:オイルの温度が低いほど、定
着ローラ温度をオイルによって低くするため、光沢度は
下がる。
【0126】オイル量:オイル量が多いほどトナーは溶
けないため、光沢度は下がる。
【0127】以上のパラメータの1つについて、光沢度
との関係を示すテーブルを作成することにより、上記第
一、第二、第三および第四の実施形態と同様のグロスキ
ャリブレーションを行なうことができる。
【0128】さらに、上記の各実施形態では、1次元の
グロス特性、すなわち、制御パラメータの一つと光沢度
の関係を導き出しているが、以下のような二次元および
多次元でもよい。
【0129】例えば、トナーは、未定着画像、高温オフ
セット、機体の安全性等を考慮し、150℃〜190℃
の範囲で使用することになっているが、このような範囲
にすることによって、グロスキャリブレーションが行え
ない場合もある。例えば高グロス側よりにグロスをあと
10ほど変更したい場合でも、190℃の上限が存在し
ているため通常ならば対応できないが、上記グロスパラ
メータを使用することで解決できる場合もある。すなわ
ち、定着温度は190℃として、加圧力は総圧40Kg
から50Kgへ変更する。また、定着速度は1/2とす
る。さらに、オイルの温度は10℃上昇さえ、オイル塗
布量は0.08g/A4から、0.05g/A4へオイ
ル塗布量調整ブレードにて変更する。このようにグロス
制御パラメータの値を変更することにより、光沢度を1
0ほど高くすることができる。
【0130】これらの関係を多次元LUT化しても良
い。この際、パラメータの変更可能範囲、光沢度への寄
与率などが考慮されることが望ましい。
【0131】<さらに他の実施形態>本発明は上述のよ
うに、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、イン
タフェース機器、リーダ、複写機、プリンタ等)から構
成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複
写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよ
い。
【0132】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、図7、図8、図10に示した前記実施形態機能を実
現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPU
あるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記
各種デバイスを動作させることによって実施したものも
本発明の範疇に含まれる。
【0133】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0134】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0135】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0136】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ターゲット機でプリントした標準画像の光沢度に、光沢
度を制御できる画像形成装置でプリントする画像の光沢
度を合わせる処理を行なうので、一つのターゲット機と
なる画像形成装置で実現される光沢度を中心としてこれ
に他の画像形成装置で実現される光沢度を合わせること
ができる。
【0138】また、ターゲット機が当該プリントする画
像の光沢度を制御できない画像形成装置であっても、画
像形成システム全体として光沢度を合わせるキャリブレ
ーションを行なうことができる。
【0139】この結果、例えば、クラスタプリンティン
グなどの複数の画像形成装置を用いてプリントを行なう
システムにおいて光沢度に関する良好なキャリブレーシ
ョンを行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる複写機の概略構成
を示す正面図である。
【図2】図1に示した複写機の制御構成を示すブロック
図である。
【図3】上記複写機で用いられる定着装置と光沢度検出
ユニットの概略構成を示す図である。
【図4】上記光沢度検出ユニットの模式的断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態にかかる光沢度検出で用い
る標準画像を模式的に示す図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる、定着温度と上記
標準画像で検出される光沢度との関係を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係わるグロスキャリブ
レーションを含むプリント処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】本発明の第2実施形態に係わるグロスキャリブ
レーションを含むプリント処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】上記第2実施形態で表示されるユーザの選択画
面を模式的に示す図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係わるグロスキャリ
ブレーションを含むプリント処理を示すフローチャート
である。
【図11】上記第3実施形態で表示されるユーザの選択
画面を模式的に示す図である。
【図12】光沢度検出ユニットの他の形態を示す模式的
断面図である。
【図13】従来の定着装置を示す図である。
【図14】カラーマッチングの構成を模式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
5 定着装置 7 原稿読取り部 8 走査光学系 10 プリント部 51 定着ローラ 52 加圧ローラ 1001 制御部 2001 CPU 2010 ネットワーク 2070 リーダ部 2095 プリンタ部 2100 光沢度検知部 2110 グロス制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 107 G03G 15/20 107 109 109 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AR01 HH03 HJ10 HK11 HN02 HN15 JJ01 2H027 DA09 DE02 EA12 EA18 EB04 EC03 EC06 ED25 EJ15 HA07 2H033 AA10 AA11 BA41 BA46 BB00 BB34 CA01 CA18 CA30 CA39

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット機としての画像形成装置と、
    プリントする画像の光沢度を制御できる画像形成装置
    と、プリントした画像の光沢度を測定する光沢度測定装
    置と、を相互に所定のデータの授受が可能に構成した画
    像形成システムにおける光沢度のキャリブレーションを
    行なうためのキャリブレーション方法であって、 前記ターゲット機に標準画像をプリントさせ、 該プリントした標準画像の光沢度を前記光沢度測定装置
    によって測定させ、 該測定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、前
    記光沢度を制御できる画像形成装置でプリントする画像
    の光沢度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を
    行なう、ステップを有したことを特徴とするキャリブレ
    ーション方法。
  2. 【請求項2】 前記ターゲット機としての画像形成装置
    は、当該プリントする画像の光沢度を制御できない画像
    形成装置であることを特徴とする請求項1に記載のキャ
    リブレーション方法。
  3. 【請求項3】 前記光沢度に合わせる処理を行なうステ
    ップは、前記光沢度を制御できる画像形成装置において
    所定の制御パラメータの複数段階について標準画像をプ
    リントし、該複数段階の標準画像の光沢度を得、前記制
    御パラメータの複数段階と前記複数段階の標準画像の光
    沢度との関係から、前記光沢度を制御できる画像形成装
    置の制御パラメータを決定することにより、当該光沢度
    を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を行なうこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のキャリブレー
    ション方法。
  4. 【請求項4】 前記光沢度に合わせる処理を行なうステ
    ップは、前記制御パラメータの複数段階と前記複数段階
    の標準画像の光沢度情報との関係において、前記ターゲ
    ット機の光沢度と最も差が小さい光沢度に対応した段階
    の制御パラメータを選択して光沢度を制御することによ
    り、当該光沢度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる
    処理を行なうことを特徴とする請求項3に記載のキャリ
    ブレーション方法。
  5. 【請求項5】 前記ターゲット機の光沢度と、前記関係
    において選択される制御パラメータに対応する光沢度と
    の前記差が、所定値より大きいか否かを判断するステッ
    プと、該ステップの判断で前記差が前記所定値より大き
    いと判断されたとき、当該キャリブレーション処理の続
    行または中止についてユーザに選択を促す旨の表示を行
    なうステップとをさらに有したことを特徴とする請求項
    4に記載のキャリブレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記ターゲット機と前記光沢度を制御で
    きる画像形成装置それぞれについて標準画像が記録され
    る記録紙それぞれの地の部分の光沢度を前記光沢度測定
    装置に測定させるステップと、該ステップで測定された
    それぞれの光沢度の差が所定値より大きいか否かに基づ
    いて、前記ターゲット機で用いる記録紙の種類と前記光
    沢度を制御できる画像形成装置で用いる記録紙の種類と
    の違いを検知するステップと、前記光沢度の差が所定値
    より大きいとき、当該キャリブレーション処理の続行ま
    たは中止、さらには記録紙の変更をユーザに選択を促す
    旨の表示を行なうステップとをさらに有したことを特徴
    とする請求項5に記載のキャリブレーション方法。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置はトナーを記録紙に定
    着させて画像を形成してプリントを行なう装置であっ
    て、前記制御パラメータは、定着温度、定着速度、定着
    加圧値、オイル温度、オイル塗布量のうち、少なくとも
    一つであることを特徴とする請求項3ないし6のいずれ
    かに記載のキャリブレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記制御パラメータの複数段階と前記複
    数段階の標準画像の光沢度との関係は、一つの前記制御
    パラメータと光沢度との関係であることを特徴とする請
    求項3ないし7のいずれかに記載のキャリブレーション
    方法。
  9. 【請求項9】 前記制御パラメータの複数段階と前記複
    数段階の標準画像の光沢度との関係は、複数の前記制御
    パラメータに対して一つの光沢度が定まる関係であるこ
    とを特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載のキ
    ャリブレーション方法。
  10. 【請求項10】 前記光沢度測定装置は基準ガラス板を
    備え、そのガラス板を用いて当該測定のキャリブレーシ
    ョンを行うことを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
    かに記載のキャリブレーション方法。
  11. 【請求項11】 キャリブレーションを行なうタイミン
    グは、前記画像形成装置の電源投入のとき、または前記
    画像形成装置内部が参照できる状態になってから復帰し
    たときのうち少なくともひとつに該当したときであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の
    キャリブレーション方法。
  12. 【請求項12】 前記光沢度測定装置は、前記画像形成
    装置における定着装置のあとの搬送部、または原稿を読
    み取る原稿読取装置内、または給紙部に配置されたこと
    を特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のキ
    ャリブレーション方法。
  13. 【請求項13】 ターゲット機としての画像形成装置と
    プリントした画像の光沢度を測定する光沢度測定装置と
    に相互に所定のデータの授受が可能に接続した、プリン
    トする画像の光沢度を制御できる画像形成装置であっ
    て、 前記ターゲット機に標準画像をプリントさせるプリント
    制御手段と、 該プリントした標準画像の光沢度を前記光沢度測定装置
    によって測定させる測定制御手段と、 該測定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、当
    該プリントする画像の光沢度を前記ターゲット機の光沢
    度に合わせる処理を行なう光沢度制御手段と、を具えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記ターゲット機としての画像形成装
    置は、当該プリントする画像の光沢度を制御できない画
    像形成装置であることを特徴とする請求項13に記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記光沢度制御手段は、所定の制御パ
    ラメータの複数段階について標準画像をプリントし、該
    複数段階の標準画像の光沢度を得、前記制御パラメータ
    の複数段階と前記複数段階の標準画像の光沢度との関係
    から、制御パラメータを決定することにより、当該光沢
    度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を行なう
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の画像形
    成装置。
  16. 【請求項16】 前記光沢度制御手段は、前記制御パラ
    メータの複数段階と前記複数段階の標準画像の光沢度情
    報との関係において、前記ターゲット機の光沢度と最も
    差が小さい光沢度に対応した段階の制御パラメータを選
    択して光沢度を制御することにより、当該光沢度を前記
    ターゲット機の光沢度に合わせる処理を行なうことを特
    徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記ターゲット機の光沢度と、前記関
    係において選択される制御パラメータに対応する光沢度
    との前記差が、所定値より大きいか否かを判断する手段
    と、該判断で前記差が前記所定値より大きいと判断され
    たとき、当該キャリブレーション処理の続行または中止
    についてユーザに選択を促す旨の表示を行なう手段とを
    さらに具えたことを特徴とする請求項16に記載の画像
    形成装置。
  18. 【請求項18】 前記ターゲット機と当該光沢度を制御
    できる画像形成装置それぞれについて標準画像が記録さ
    れる記録紙それぞれの地の部分の光沢度を前記光沢度測
    定装置に測定させる手段と、該測定されたそれぞれの光
    沢度の差が所定値より大きいか否かに基づいて、前記タ
    ーゲット機で用いる記録紙の種類と当該画像形成装置で
    用いる記録紙の種類との違いを検知する手段と、前記光
    沢度の差が所定値より大きいとき、当該キャリブレーシ
    ョン処理の続行または中止、さらには記録紙の変更をユ
    ーザに選択を促す旨の表示を行なう手段とをさらに具え
    たことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記画像形成装置はトナーを記録紙に
    定着させて画像を形成してプリントを行なう装置であっ
    て、前記制御パラメータは、定着温度、定着速度、定着
    加圧値、オイル温度、オイル塗布量のうち、少なくとも
    一つであることを特徴とする請求項15ないし18のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記制御パラメータの複数段階と前記
    複数段階の標準画像の光沢度との関係は、一つの前記制
    御パラメータと光沢度との関係であることを特徴とする
    請求項15ないし19のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記制御パラメータの複数段階と前記
    複数段階の標準画像の光沢度との関係は、複数の前記制
    御パラメータに対して一つの光沢度が定まる関係である
    ことを特徴とする請求項15ないし19のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記光沢度測定装置は基準ガラス板を
    備え、そのガラス板を用いて当該測定のキャリブレーシ
    ョンを行うことを特徴とする請求項13ないし21のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 キャリブレーションを行なうタイミン
    グは、前記画像形成装置の電源投入のとき、または前記
    画像形成装置内部が参照できる状態になってから復帰し
    たときのうち少なくともひとつに該当したときであるこ
    とを特徴とする請求項13ないし22のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記光沢度測定装置は、当該画像形成
    装置における定着装置のあとの搬送部、または原稿を読
    み取る原稿読取装置内、または給紙部に配置されたこと
    を特徴とする請求項13ないし23のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  25. 【請求項25】 ターゲット機としての画像形成装置
    と、プリントする画像の光沢度を制御できる画像形成装
    置と、プリントした画像の光沢度を測定する光沢度測定
    装置と、を相互に所定のデータの授受が可能に構成した
    画像形成システムにおける光沢度のキャリブレーション
    の処理を行なうことが可能な情報処理装置であって、 前記ターゲット機に標準画像をプリントさせるプリント
    制御手段と、 該プリントした標準画像の光沢度を前記光沢度測定装置
    によって測定させる測定制御手段と、 該測定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、前
    記光沢度を制御できる画像形成装置でプリントする画像
    の光沢度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を
    行なう光沢度制御手段と、を具えたことを特徴とする情
    報処理装置。
  26. 【請求項26】 ターゲット機としての画像形成装置
    と、プリントする画像の光沢度を制御できる画像形成装
    置と、プリントした画像の光沢度を測定する光沢度測定
    装置と、を相互に所定のデータの授受が可能に構成した
    画像形成システムであって、 前記ターゲット機に標準画像をプリントさせるプリント
    制御手段と、 該プリントした標準画像の光沢度を前記光沢度測定装置
    によって測定させる測定制御手段と、 該測定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、前
    記光沢度を制御できる画像形成装置でプリントする画像
    の光沢度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を
    行なう光沢度制御手段と、を具えたことを特徴とする画
    像形成システム。
  27. 【請求項27】 ターゲット機としての画像形成装置
    と、プリントする画像の光沢度を制御できる画像形成装
    置と、プリントした画像の光沢度を測定する光沢度測定
    装置と、を相互に所定のデータの授受が可能に構成した
    画像形成システムにおける光沢度のキャリブレーション
    処理を行なうためのプログラムであって、該キャリブレ
    ーション処理は、 前記ターゲット機に標準画像をプリントさせ、 該プリントした標準画像の光沢度を前記光沢度測定装置
    によって測定させ、 該測定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、前
    記光沢度を制御できる画像形成装置でプリントする画像
    の光沢度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を
    行なう、ステップを有したことを特徴とするプログラ
    ム。
  28. 【請求項28】 ターゲット機としての画像形成装置
    と、プリントする画像の光沢度を制御できる画像形成装
    置と、プリントした画像の光沢度を測定する光沢度測定
    装置と、を相互に所定のデータの授受が可能に構成した
    画像形成システムにおける光沢度のキャリブレーション
    処理を行なうためのプログラムを情報処理装置によって
    読み取り可能に格納した記憶媒体であって、前記キャリ
    ブレーション処理は、 前記ターゲット機に標準画像をプリントさせ、 該プリントした標準画像の光沢度を前記光沢度測定装置
    によって測定させ、 該測定した光沢度から得られる光沢度情報に基づき、前
    記光沢度を制御できる画像形成装置でプリントする画像
    の光沢度を前記ターゲット機の光沢度に合わせる処理を
    行なう、ステップを有したことを特徴とする記憶媒体。
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