JP2002196619A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2002196619A JP2002196619A JP2000397889A JP2000397889A JP2002196619A JP 2002196619 A JP2002196619 A JP 2002196619A JP 2000397889 A JP2000397889 A JP 2000397889A JP 2000397889 A JP2000397889 A JP 2000397889A JP 2002196619 A JP2002196619 A JP 2002196619A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナーの温度を監視しながら定着の動作条件
を設定することにより、雰囲気環境の急激な変化などに
おいても、適切に定着が行えるようにする。 【解決手段】 コピーボタンが押下されると、トナー温
度検知手段において、トナーの温度を検知する。そし
て、CPUにおいて、検知手段によって検知された出力
値に基づき、最適な定着条件、例えば、定着速度可変手
段によって最適定着速度を設定する。
を設定することにより、雰囲気環境の急激な変化などに
おいても、適切に定着が行えるようにする。 【解決手段】 コピーボタンが押下されると、トナー温
度検知手段において、トナーの温度を検知する。そし
て、CPUにおいて、検知手段によって検知された出力
値に基づき、最適な定着条件、例えば、定着速度可変手
段によって最適定着速度を設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに圧接された
定着ローラ及び加圧ローラ間に未定着トナー像を有する
記録材を通過させて該未定着トナー像の定着を行う加熱
定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
定着ローラ及び加圧ローラ間に未定着トナー像を有する
記録材を通過させて該未定着トナー像の定着を行う加熱
定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の一例として、図8及び図
9に複数の光走査手段を有する4ドラムレーザビームプ
リンタを示す。
9に複数の光走査手段を有する4ドラムレーザビームプ
リンタを示す。
【0003】該プリンタは、図8に示すように、潜像担
持体たる電子写真感光体(以下、「感光ドラム」とす
る)の周囲に、現像装置等を有して構成される画像形成
手段たる画像形成ステイションが4個設けられ、該各画
像形成ステイションにて形成された感光ドラム上の画像
が、該感光ドラムに隣接して移動通過する搬送手段上の
紙等の記録材へ転写される構成となっている。
持体たる電子写真感光体(以下、「感光ドラム」とす
る)の周囲に、現像装置等を有して構成される画像形成
手段たる画像形成ステイションが4個設けられ、該各画
像形成ステイションにて形成された感光ドラム上の画像
が、該感光ドラムに隣接して移動通過する搬送手段上の
紙等の記録材へ転写される構成となっている。
【0004】また、図9に示すように、マゼンタ,シア
ン,イエロー,ブラックの各色の画像を形成する各画像
形成ステイションPa,Pb,Pc,Pdには、それぞ
れ感光ドラム1a,1b,1c,1dが配置されてお
り、各感光ドラムは矢印方向に回転自在となっている。
さらに、各感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲に
は、帯電器12a,12b,12c、12d及び現像装
置2a,2b,2c,2d、そして、クリーナ4a,4
b,4c,4dが上記感光ドラムの回転方向に沿って順
次配設されており、各感光ドラムの下方には、転写部3
が配設されている。該転写部3は、各画像形成ステイシ
ョンに共通の記録材搬送手段たる転写ベルト31及び転
写用帯電器3a,3b,3c,3dを有している。
ン,イエロー,ブラックの各色の画像を形成する各画像
形成ステイションPa,Pb,Pc,Pdには、それぞ
れ感光ドラム1a,1b,1c,1dが配置されてお
り、各感光ドラムは矢印方向に回転自在となっている。
さらに、各感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲に
は、帯電器12a,12b,12c、12d及び現像装
置2a,2b,2c,2d、そして、クリーナ4a,4
b,4c,4dが上記感光ドラムの回転方向に沿って順
次配設されており、各感光ドラムの下方には、転写部3
が配設されている。該転写部3は、各画像形成ステイシ
ョンに共通の記録材搬送手段たる転写ベルト31及び転
写用帯電器3a,3b,3c,3dを有している。
【0005】以上のようなプリンタにおいて、図8に示
す記録材供給手段たる絵紙カセット61から供給された
記録材Pは、転写ベルト31上に支持されて各画像形成
ステイションヘ搬送され、上記各感光ドラム上に形成さ
れた各色のトナー像を順次転写される。この転写工程が
終了すると、上記記録材Pは転写ベルト31から分離さ
れて定着装置5へ記録材案内手段たる搬送ベルト62に
より搬送される。
す記録材供給手段たる絵紙カセット61から供給された
記録材Pは、転写ベルト31上に支持されて各画像形成
ステイションヘ搬送され、上記各感光ドラム上に形成さ
れた各色のトナー像を順次転写される。この転写工程が
終了すると、上記記録材Pは転写ベルト31から分離さ
れて定着装置5へ記録材案内手段たる搬送ベルト62に
より搬送される。
【0006】定着装置5は、図10に詳細に示すよう
に、回転自在に配設された定着ローラ51と、該定着ロ
ーラ51に圧接しながら回転する加圧ローラ52と、離
型剤供給塗布手段たる離型剤塗布装置53と、ローラク
リーニング装置54、55を有した構成となっている。
定着ローラ51及び加圧ローラ52の内部には、ハロゲ
ンランプ等のヒータ56、57がそれぞれ配設されてい
る。また、定着ローラ51及び加圧ローラ52にはそれ
ぞれサーミスタ58、59が接触するように配設されて
おり、温度調節回路を介してヒータ56、ヒータ57へ
の電圧を制御することにより定着ローラ51及び加圧ロ
ーラ52の表面の温度調節を行っている。
に、回転自在に配設された定着ローラ51と、該定着ロ
ーラ51に圧接しながら回転する加圧ローラ52と、離
型剤供給塗布手段たる離型剤塗布装置53と、ローラク
リーニング装置54、55を有した構成となっている。
定着ローラ51及び加圧ローラ52の内部には、ハロゲ
ンランプ等のヒータ56、57がそれぞれ配設されてい
る。また、定着ローラ51及び加圧ローラ52にはそれ
ぞれサーミスタ58、59が接触するように配設されて
おり、温度調節回路を介してヒータ56、ヒータ57へ
の電圧を制御することにより定着ローラ51及び加圧ロ
ーラ52の表面の温度調節を行っている。
【0007】この状態において、記録材が搬送されてく
ると、定着ローラ51と加圧ローラ52は一定速度で回
転し、定着ローラ51の表面に離型剤としてシリコーン
オイルが塗布され、記録材Pが定着ローラ51と加圧ロ
ーラ52の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧
力、温度で加圧、加熱され記録材表面上の未定着トナー
像は溶融して定着され、記録材P上にフルカラー画像が
形成される。画像が定着された記録材Pは下分離爪68
によって加圧ローラ52から分離され、機外へ排出され
る。
ると、定着ローラ51と加圧ローラ52は一定速度で回
転し、定着ローラ51の表面に離型剤としてシリコーン
オイルが塗布され、記録材Pが定着ローラ51と加圧ロ
ーラ52の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧
力、温度で加圧、加熱され記録材表面上の未定着トナー
像は溶融して定着され、記録材P上にフルカラー画像が
形成される。画像が定着された記録材Pは下分離爪68
によって加圧ローラ52から分離され、機外へ排出され
る。
【0008】上記の定着装置に使用される定着ローラ
は、フッ素系樹脂あるいはシリコーンゴム等の離型性が
良く、耐熱性、耐摩耗性に優れた材料が被覆されて、そ
の外層を形成している。例えば、画像形成装置が電子写
真方式を用いたカラー複写機のように、特に画質を重視
するものである場合は、定着ローラ51にはシリコーン
ゴムをローラの外層としたものを採用することが多い。
このシリコーンゴムは離型性がフッ素樹脂に比べてやや
劣るが、離型剤としてシリコーンオイルを塗布するとフ
ッ素樹脂よりも離型性が向上するようになる。
は、フッ素系樹脂あるいはシリコーンゴム等の離型性が
良く、耐熱性、耐摩耗性に優れた材料が被覆されて、そ
の外層を形成している。例えば、画像形成装置が電子写
真方式を用いたカラー複写機のように、特に画質を重視
するものである場合は、定着ローラ51にはシリコーン
ゴムをローラの外層としたものを採用することが多い。
このシリコーンゴムは離型性がフッ素樹脂に比べてやや
劣るが、離型剤としてシリコーンオイルを塗布するとフ
ッ素樹脂よりも離型性が向上するようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、以下に示すような問題が生じ
ていた。
画像形成装置においては、以下に示すような問題が生じ
ていた。
【0010】画像形成装置の定着装置において、その定
着性は画像を形成しているトナーの温度よって異なる。
即ち、比較的高温のトナーに合わせた定着条件で定着す
る場合、画像を形成するトナーの温度が高いときには適
切な定着が行われるが、トナー温度が低いときには定着
が不十分となってしまう。逆に、比較的低温のトナーに
定着条件を合わすと、トナー温度が高い場合においてホ
ットオフセットを引き起こす危険がある。すなわち、定
着過程は記録材に画像を形成するトナーの温度に大きく
依存するのである。
着性は画像を形成しているトナーの温度よって異なる。
即ち、比較的高温のトナーに合わせた定着条件で定着す
る場合、画像を形成するトナーの温度が高いときには適
切な定着が行われるが、トナー温度が低いときには定着
が不十分となってしまう。逆に、比較的低温のトナーに
定着条件を合わすと、トナー温度が高い場合においてホ
ットオフセットを引き起こす危険がある。すなわち、定
着過程は記録材に画像を形成するトナーの温度に大きく
依存するのである。
【0011】さらに、特にカラーの画像においては、ト
ナーの溶け具合によって画像の光沢度が大きく変わる。
トナー温度が元々高い場合にはトナーが十分に溶融し、
表面が平滑になって光沢が出るが、トナー温度が元々低
い場合、トナーが溶けないため表面が粗くなり、光沢度
が下がってしまう。
ナーの溶け具合によって画像の光沢度が大きく変わる。
トナー温度が元々高い場合にはトナーが十分に溶融し、
表面が平滑になって光沢が出るが、トナー温度が元々低
い場合、トナーが溶けないため表面が粗くなり、光沢度
が下がってしまう。
【0012】これらの問題に対し、画像形成装置に環境
検知センサーを具備し、これによる温湿度情報からトナ
ーの温度を予測して定着の条件を制御することが考えら
れる。
検知センサーを具備し、これによる温湿度情報からトナ
ーの温度を予測して定着の条件を制御することが考えら
れる。
【0013】しかし、トナーはそれが置かれた雰囲気環
境が急激に変化した場合でも、その温度の変化は緩やか
である。また、トナーの温度は必ずしも環境の温度とは
一致せず、画像形成装置の連続使用により装置内が昇温
した場合にそれに伴ってトナー温度も上昇する。よっ
て、環境検知センサーの示す値と、実際のトナー温度が
食い違ってしまうことが起きうる。
境が急激に変化した場合でも、その温度の変化は緩やか
である。また、トナーの温度は必ずしも環境の温度とは
一致せず、画像形成装置の連続使用により装置内が昇温
した場合にそれに伴ってトナー温度も上昇する。よっ
て、環境検知センサーの示す値と、実際のトナー温度が
食い違ってしまうことが起きうる。
【0014】本発明の目的は、現像されるトナーの温度
によらず、適切な定着を実現し、安定した画像光沢度を
得ることの出来る画像形成装置を提供することである。
によらず、適切な定着を実現し、安定した画像光沢度を
得ることの出来る画像形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、互いに圧接しながら回転自在に
配設された定着ローラ及び加圧ローラのローラ対を有
し、該ローラ対が形成する圧接部で未定着画像を有する
記録材を挟圧搬送して該記録材上の未定着画像の加熱定
着を行う定着装置を備えた画像形成装置において、トナ
ー温度を検知する検出手段と、該検知手段により検知さ
れたトナー温度情報に基づいて上記定着装置の定着速度
を変更するように設定された制御手段を有することによ
り達成される。
によれば、上記目的は、互いに圧接しながら回転自在に
配設された定着ローラ及び加圧ローラのローラ対を有
し、該ローラ対が形成する圧接部で未定着画像を有する
記録材を挟圧搬送して該記録材上の未定着画像の加熱定
着を行う定着装置を備えた画像形成装置において、トナ
ー温度を検知する検出手段と、該検知手段により検知さ
れたトナー温度情報に基づいて上記定着装置の定着速度
を変更するように設定された制御手段を有することによ
り達成される。
【0016】なお、温度検知手段は現像器内のトナーの
温度を検知するものであるか、トナーホッパー内の温度
を検知するもの、或いはその両方を具備することが好ま
しい。
温度を検知するものであるか、トナーホッパー内の温度
を検知するもの、或いはその両方を具備することが好ま
しい。
【0017】さらに、本出願に係る第2の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明における定着条件を、
定着温度とすることにより達成される。
ば、上記目的は、上記第1の発明における定着条件を、
定着温度とすることにより達成される。
【0018】また、本出願に係る第3の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明における定着条件を、定着
ローラと加圧ローラの間の加圧力とすることにより達成
される。
上記目的は、上記第1の発明における定着条件を、定着
ローラと加圧ローラの間の加圧力とすることにより達成
される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。 <実施例1>先ず、本発明の第1の実施例を図1に基づ
いて説明する。図1は本発明のフルカラー複写機の略断
面図であり、図8に示した従来例との共通箇所には同一
符号を付して説明を省略する。
を図面に則して更に詳しく説明する。 <実施例1>先ず、本発明の第1の実施例を図1に基づ
いて説明する。図1は本発明のフルカラー複写機の略断
面図であり、図8に示した従来例との共通箇所には同一
符号を付して説明を省略する。
【0020】本実施例装置には、図1に示すように、現
像器内のトナー撹拌部分にトナー温度検知手段16a、
16b、16c、16dを設けたものてあり、図2の定
着条件変更制御のフローチャートに示すように、トナー
の温度を検知して、それに応じた最適定着条件に設定す
るように制御したものである。
像器内のトナー撹拌部分にトナー温度検知手段16a、
16b、16c、16dを設けたものてあり、図2の定
着条件変更制御のフローチャートに示すように、トナー
の温度を検知して、それに応じた最適定着条件に設定す
るように制御したものである。
【0021】本実施例においては、図2に示すように、
先ず、コピーボタンが押下されると、トナー温度検知手
段16において、トナーの温度が検知される。続いて、
制御手段たるCPUにおいて情報を処理し、定着速度可
変手段(図示せず)に基づき最適定着速度が設定され
る。本実施例においては、トナー温度が30℃の際に、
定着ローラ51と、加圧ローラ52にSiゴムローラを
用い、加圧力を50kgf、ニップ幅7.5mmに設定
し、記録材を、定着温度180℃、定着速度135mm
/secで定着させた。その結果、定着性は適切であ
り、定着後の記録材表面の光沢度は約20%であった。
先ず、コピーボタンが押下されると、トナー温度検知手
段16において、トナーの温度が検知される。続いて、
制御手段たるCPUにおいて情報を処理し、定着速度可
変手段(図示せず)に基づき最適定着速度が設定され
る。本実施例においては、トナー温度が30℃の際に、
定着ローラ51と、加圧ローラ52にSiゴムローラを
用い、加圧力を50kgf、ニップ幅7.5mmに設定
し、記録材を、定着温度180℃、定着速度135mm
/secで定着させた。その結果、定着性は適切であ
り、定着後の記録材表面の光沢度は約20%であった。
【0022】そして、このトナー温度を基準にして、ト
ナー温度が変化しても、定着性や定着後の画像の光沢度
が一定になるように、定着速度を設定した。図3にその
表を示す。トナー温度が高くなる程、定着に必要な熱量
は少なくなるため、定着速度を速くし、定着力を弱め
る。逆に、トナー温度が低い際は、定着速度を遅くす
る。
ナー温度が変化しても、定着性や定着後の画像の光沢度
が一定になるように、定着速度を設定した。図3にその
表を示す。トナー温度が高くなる程、定着に必要な熱量
は少なくなるため、定着速度を速くし、定着力を弱め
る。逆に、トナー温度が低い際は、定着速度を遅くす
る。
【0023】これらの条件において、定着性を確認した
結果、どの条件で定着されたものにおいてもホットオフ
セットやコールドオフセットのない、適切な定着性が確
認された。さらに、これらの条件で定着された画像の光
沢度も図3に示すが、どの水分量においてもほぼ同一の
光沢度を得ることが出来た。
結果、どの条件で定着されたものにおいてもホットオフ
セットやコールドオフセットのない、適切な定着性が確
認された。さらに、これらの条件で定着された画像の光
沢度も図3に示すが、どの水分量においてもほぼ同一の
光沢度を得ることが出来た。
【0024】このように、本実施例では、トナーの温度
を検知し、これに応じた最適定着条件で定着することに
より、常に最適な定着性を実現し、かつ、常に安定した
光沢の画像を形成することができる。
を検知し、これに応じた最適定着条件で定着することに
より、常に最適な定着性を実現し、かつ、常に安定した
光沢の画像を形成することができる。
【0025】なお、本実施例における最適定着温度、最
適定着速度などは、定着装置の構成によって異なってく
るので、必ずしも、この値に限るものではない。 <実施例2>次に、本発明の第2の実施例を図4及び図
5に基づいて説明する。なお、第1の実施例との共通箇
所には同一符号を付して説明を省略する。
適定着速度などは、定着装置の構成によって異なってく
るので、必ずしも、この値に限るものではない。 <実施例2>次に、本発明の第2の実施例を図4及び図
5に基づいて説明する。なお、第1の実施例との共通箇
所には同一符号を付して説明を省略する。
【0026】本実施例はトナーの温度を検知し、それに
より定着温度を可変とし、最適定着温度で、定着を行
い、トナーの温度によらず、定着性や、定着後の画像の
光沢が等しくなるようにしたものである。
より定着温度を可変とし、最適定着温度で、定着を行
い、トナーの温度によらず、定着性や、定着後の画像の
光沢が等しくなるようにしたものである。
【0027】本実施例においては、図4に示すように、
先ず、コピーボタンが押下されると、トナー温度検知手
段16において、トナーの温度が検知される。続いて、
制御手段たるCPUにおいて情報を処理し、定着温度可
変手段(図示せず)に基づき最適定着温度が設定され
る。本実施例においても、トナー温度が30℃の際に、
定着ローラ51と、加圧ローラ52にSiゴムローラを
用い、加圧力を50kgf、ニップ幅7.5mmに設定
し、記録材を、定着温度180℃、定着速度135mm
/secで定着させた。その結果、定着性は適切であ
り、定着後の記録材表面の光沢度は約20%であった。
先ず、コピーボタンが押下されると、トナー温度検知手
段16において、トナーの温度が検知される。続いて、
制御手段たるCPUにおいて情報を処理し、定着温度可
変手段(図示せず)に基づき最適定着温度が設定され
る。本実施例においても、トナー温度が30℃の際に、
定着ローラ51と、加圧ローラ52にSiゴムローラを
用い、加圧力を50kgf、ニップ幅7.5mmに設定
し、記録材を、定着温度180℃、定着速度135mm
/secで定着させた。その結果、定着性は適切であ
り、定着後の記録材表面の光沢度は約20%であった。
【0028】そして、このトナー温度を基準にして、ト
ナーの温度が変化しても、定着性や定着後の画像の光沢
が一定になるように、定着温度を設定した。図5にその
表を示す。トナーの温度が高くなる程、定着に必要な熱
量は少なくなるため、定着温度を低く、定着力を弱め
る。逆に、トナー温度が高い際は、定着温度を高くす
る。これらの条件において、定着性を確認した結果、ど
の条件で定着されたものにおいても適切な定着性が確認
された。さらに、これらの条件で定着された画像の光沢
度も図5に示すが、どのトナー温度においてもほぼ同一
の光沢度を得ることが出来た。
ナーの温度が変化しても、定着性や定着後の画像の光沢
が一定になるように、定着温度を設定した。図5にその
表を示す。トナーの温度が高くなる程、定着に必要な熱
量は少なくなるため、定着温度を低く、定着力を弱め
る。逆に、トナー温度が高い際は、定着温度を高くす
る。これらの条件において、定着性を確認した結果、ど
の条件で定着されたものにおいても適切な定着性が確認
された。さらに、これらの条件で定着された画像の光沢
度も図5に示すが、どのトナー温度においてもほぼ同一
の光沢度を得ることが出来た。
【0029】このように、本実施例では、トナーの温度
検知し、これに応じた最適定着条件で定着することによ
り、常に最適な定着性を実現し、かつ、常に安定した光
沢の画像を形成することができる。
検知し、これに応じた最適定着条件で定着することによ
り、常に最適な定着性を実現し、かつ、常に安定した光
沢の画像を形成することができる。
【0030】なお、本実施例における最適定着温度、最
適定着速度などは、定着装置の構成によって異なってく
るので、必ずしも、この値に限るものではない。 <実施例3>次に、本発明の第3の実施例を図6及び図
7に基づいて説明する。なお、第1の実施例との共通箇
所には同一符号を付して説明を省略する。
適定着速度などは、定着装置の構成によって異なってく
るので、必ずしも、この値に限るものではない。 <実施例3>次に、本発明の第3の実施例を図6及び図
7に基づいて説明する。なお、第1の実施例との共通箇
所には同一符号を付して説明を省略する。
【0031】本実施例はトナーの温度を検知し、それに
より定着ローラと加圧ローラ間の加圧力を可変とし、ニ
ップ幅を調節することにより、最適定着条件で定着を行
い、トナーの温度によらず、定着性や定着後の画像の光
沢が等しくなるようにしたものである。
より定着ローラと加圧ローラ間の加圧力を可変とし、ニ
ップ幅を調節することにより、最適定着条件で定着を行
い、トナーの温度によらず、定着性や定着後の画像の光
沢が等しくなるようにしたものである。
【0032】本実施例においては、図6に示すように、
先ず、コピーボタンが押下されると、トナー温度検知手
段16において、トナーの温度が検知される。続いて、
制御手段たるCPUにおいて情報を処理し、定着ニップ
可変手段(図示せず)に基づき最適定着ニップが設定さ
れる。
先ず、コピーボタンが押下されると、トナー温度検知手
段16において、トナーの温度が検知される。続いて、
制御手段たるCPUにおいて情報を処理し、定着ニップ
可変手段(図示せず)に基づき最適定着ニップが設定さ
れる。
【0033】本実施例においても、トナー温度が30℃
の際に、定着ローラ51と、加圧ローラ52にSiゴム
ローラを用い、加圧力を50kgf、ニップ幅7.5m
mに設定し、記録材を、定着温度180℃、定着速度1
35mm/secで定着させた。その結果、定着性は適
切であり、定着後の記録材表面の光沢度は約20%であ
った。
の際に、定着ローラ51と、加圧ローラ52にSiゴム
ローラを用い、加圧力を50kgf、ニップ幅7.5m
mに設定し、記録材を、定着温度180℃、定着速度1
35mm/secで定着させた。その結果、定着性は適
切であり、定着後の記録材表面の光沢度は約20%であ
った。
【0034】そして、このトナー温度を基準にして、ト
ナーの温度が変化しても、定着性や定着後の画像の光沢
が一定になるように、加圧力を設定した。図7にその表
を示す。トナーの温度が高くなる程、定着に必要な熱量
は少なくなるため、加圧力を弱く(ニップ幅を狭く)
し、定着力を弱める。逆に、トナーの温度が高い際に
は、加圧力を強く(ニップ幅を広く)する。これらの条
件において、定着性を確認した結果、どの条件で定着さ
れたものにおいても適切な定着性が確認された。さら
に、これらの条件で定着された画像の光沢度も図7に示
すが、どのトナー温度においてもほぼ同一の光沢度を得
ることが出来た。
ナーの温度が変化しても、定着性や定着後の画像の光沢
が一定になるように、加圧力を設定した。図7にその表
を示す。トナーの温度が高くなる程、定着に必要な熱量
は少なくなるため、加圧力を弱く(ニップ幅を狭く)
し、定着力を弱める。逆に、トナーの温度が高い際に
は、加圧力を強く(ニップ幅を広く)する。これらの条
件において、定着性を確認した結果、どの条件で定着さ
れたものにおいても適切な定着性が確認された。さら
に、これらの条件で定着された画像の光沢度も図7に示
すが、どのトナー温度においてもほぼ同一の光沢度を得
ることが出来た。
【0035】このように、本実施例では、トナーの温度
を直接検知し、これに応じた最適定着条件で定着するこ
とにより、常に最適な定着性を実現し、かつ、常に安定
した光沢の画像を形成することができる。
を直接検知し、これに応じた最適定着条件で定着するこ
とにより、常に最適な定着性を実現し、かつ、常に安定
した光沢の画像を形成することができる。
【0036】なお、本実施例における最適定着温度、最
適定着速度などは、定着装置の構成によって異なってく
るので、必ずしも、この値に限るものではない。
適定着速度などは、定着装置の構成によって異なってく
るので、必ずしも、この値に限るものではない。
【0037】また、上記の全実施例においては、フルカ
ラー複写機について述べたが、白黒の複写機やプリンタ
ーに対して上記構成を採用しても良い。
ラー複写機について述べたが、白黒の複写機やプリンタ
ーに対して上記構成を採用しても良い。
【0038】また、上記の全実施例において、コピー待
機状態においてトナー温度の検知および定着器の制御を
行ってもよい。
機状態においてトナー温度の検知および定着器の制御を
行ってもよい。
【0039】また、上記の全実施例において、トナー温
度検知手段16の位置は、現像器のトナー撹拌部分に設
置しここでの温度を測定することによりトナーの温度を
測定したが、現像スリーブ近傍や現像器の外側に検知手
段を設置することは何ら問題ない。またトナーホッパー
内に温度検知手段を設置し、ホッパー内のトナー温度を
測定し、これにより定着条件を設定してもよい。また、
連続的に多量のトナーが補給される場合などは、ホッパ
ーからのトナーが現像器内でトナーが暖められることな
く現像される場合もあり、現像器とホッパーの両方に温
度検知手段を具備し、現像器内のトナー温度とともにホ
ッパー内の温度を定着条件にフィードバックさせてもよ
い。
度検知手段16の位置は、現像器のトナー撹拌部分に設
置しここでの温度を測定することによりトナーの温度を
測定したが、現像スリーブ近傍や現像器の外側に検知手
段を設置することは何ら問題ない。またトナーホッパー
内に温度検知手段を設置し、ホッパー内のトナー温度を
測定し、これにより定着条件を設定してもよい。また、
連続的に多量のトナーが補給される場合などは、ホッパ
ーからのトナーが現像器内でトナーが暖められることな
く現像される場合もあり、現像器とホッパーの両方に温
度検知手段を具備し、現像器内のトナー温度とともにホ
ッパー内の温度を定着条件にフィードバックさせてもよ
い。
【0040】その他、環境の温湿度情報を取り込み、こ
れを先ほどの直接測定したトナー温度情報に加えて定着
条件にフィードバックすることにより、より最適な定着
画像を実現することが可能である。
れを先ほどの直接測定したトナー温度情報に加えて定着
条件にフィードバックすることにより、より最適な定着
画像を実現することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、トナーの温度を検知し、これに応じた
定着条件を設定するので、定着を行った際のトナー温度
よらず、ほぼ同一定着性と画像光沢を得ることができ
る。
の発明によれば、トナーの温度を検知し、これに応じた
定着条件を設定するので、定着を行った際のトナー温度
よらず、ほぼ同一定着性と画像光沢を得ることができ
る。
【図1】 本発明の第1の実施例におけるフルカラー複
写機の略断面図である。
写機の略断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例におけるフローチャー
トである。
トである。
【図3】 本発明の第1の実施例における定着条件の表
である。
である。
【図4】 本発明の第2の実施例におけるフローチャー
トである。
トである。
【図5】 本発明の第2の実施例における定着条件の表
である。
である。
【図6】 本発明の第3の実施例におけるフローチャー
トである。
トである。
【図7】 本発明の第3の実施例における定着条件の表
である。
である。
【図8】 従来のフルカラー複写機の略断面図である。
【図9】 従来のフルカラー複写機の略断面図である。
【図10】 従来の定着装置の略断面図である。
5 定着装置 16 トナー温度検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/20 G03G 21/00 534
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに圧接しながら回転自在に配設され
た定着ローラ及び加圧ローラの口−ラ対を有し、該ロー
ラ対が形成する圧接部で未定着画像を有する記録材を挟
圧搬送して該記録材上の未定着画像の加熱定着を行う定
着装置を備えた画像形成装置において、トナー温度を検
知する検出手段と、該検知手段により検知されたトナー
温度情報に基づいて上記定着装置の定着条件を変更する
ように設定された制御手段を有することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項2】 前記トナー温度検知手段が現像器内のト
ナー温度を検知するものであることを特徴とする請求項
1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記トナー温度検知手段がトナーホッパ
ー内のトナー温度を検知するものであることを特徴とす
る請求項1の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記定着条件は、定着速度であることと
する請求項1の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記定着条件は、定着温度であることと
する請求項1の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記定着条件は、定着ローラと加圧ロー
ラの間の加圧力であることとする請求項1の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397889A JP2002196619A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397889A JP2002196619A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002196619A true JP2002196619A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18862955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000397889A Pending JP2002196619A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002196619A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007065581A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
JP2013228600A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US10638010B2 (en) | 2017-03-15 | 2020-04-28 | Konica Minolta, Inc. | Control device, image forming apparatus, and program |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000397889A patent/JP2002196619A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007065581A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
JP2013228600A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US10638010B2 (en) | 2017-03-15 | 2020-04-28 | Konica Minolta, Inc. | Control device, image forming apparatus, and program |
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