JP2003140255A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
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- JP2003140255A JP2003140255A JP2001342313A JP2001342313A JP2003140255A JP 2003140255 A JP2003140255 A JP 2003140255A JP 2001342313 A JP2001342313 A JP 2001342313A JP 2001342313 A JP2001342313 A JP 2001342313A JP 2003140255 A JP2003140255 A JP 2003140255A
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- camera
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
Abstract
供することである。 【解決手段】 カメラ1は、カメラ本体90と、起伏自
在となってカメラ本体90に取り付けられたカバー部材
4と、起伏自在となってカメラ本体90に取り付けられ
た撮影レンズユニット2と、起伏自在となってカバー部
材4に取り付けられた接眼レンズ6と、起伏自在となっ
て撮影レンズユニット2に取り付けられている対物レン
ズ5と、カバー部材4に設けられた反射ミラー3とを備
える。撮影時には、撮影レンズユニット2、対物レンズ
5及び接眼レンズ6が起立して、ファインダ光学系及び
撮影光学系の経路が構成される。収納時には、撮影レン
ズユニット2、対物レンズ5及び接眼レンズ6が倒伏し
て、カメラ本体90の前方に対物レンズ5及び撮影レン
ズユニット6が配される。
Description
カメラに関する。
図9〜図11に示すようなものがある。このカメラ10
0では、カメラ本体101の上部には開閉自在な開閉反
射ミラー111が設けられている。カメラ本体101の
後部に第一カバー102が回転自在に取り付けられてお
り、第一カバー102の下面には第一反射ミラー103
が設けられている。第一カバー102の前部に第二カバ
ー104が回転自在に取り付けられており、第二カバー
104の前部に撮影レンズユニット105が設けられて
いる。更に、第二カバー104の上面側にファインダ用
カバー106が設けられており、ファインダ用カバー1
06の後部に接眼レンズ107の上部が回転自在に設け
られている。接眼レンズ107の下部は、カム部材10
8に対して摺動自在に取り付けられている。更に、ファ
インダ用カバー106には、第二反射ミラー109の上
部が回転自在に設けられている。
は、第一カバー102及び第二カバー104がカメラ本
体101から開いた状態となり、第一ジャバラ110が
広がった状態となっており、撮影レンズユニット105
が前方を向いている。更に、ファインダ用カバー106
の前部が第二カバー104から離れた状態になり、第二
反射ミラー109が第二カバー104に対して斜めに立
った状態となっている。更に、接眼レンズ107の下部
がカム部材108の後部に位置しており、接眼レンズ1
07は第二反射ミラー109を向いている。ファインダ
光学系の光学経路は、撮影レンズユニット105→第一
反射ミラー103→開閉反射ミラー111→第一反射ミ
ラー103→第二反射ミラー109→接眼レンズ107
となっている。撮影の瞬間に開閉反射ミラー111が開
くことで、撮影光学系の光学経路が撮影レンズユニット
105→第一反射ミラー103→カメラ本体101とな
る。以上のように、ファインダ光学系の光学経路の一部
が、撮影光学系の光学経路となっている。
及び第二カバー104を下方に押すことで、第一カバー
102及び第二カバー104が倒伏して、第一カバー1
02及び第二カバー104によってカメラ本体101の
上部が覆われる。更に、撮影レンズユニット105は下
方を向いて、カメラ本体101の前部に収納される。そ
して、ユーザがファインダ用カバー106の前方を下方
に押すと、接眼レンズ107の下部がカム部材108に
沿って前方に移動し、接眼レンズ107はその上部を支
点として回転し、第二反射ミラー109はその上部を支
点として前方に回転する。これにより、接眼レンズ10
7、カム部材108及び接眼レンズ107は、ファイン
ダ用カバー106と第一カバー102及び第二カバー1
04との間に収納される。
と撮影光学系の光学経路が別となっているカメラが示さ
れている。このカメラは、図9に示されカメラとほぼ同
様にカメラ本体101、第一カバー102、第二カバー
104、撮影レンズユニット105、ファインダ用カバ
ー106、接眼レンズ107及びカム部材108を備え
ており、第一カバー102の下面には第一反射ミラー1
03が設けられている。ファインダ用カバー106に
は、光路を屈折する対物レンズ112の上部が回転自在
に設けられている。図12に示されるカメラでは、使用
時には、第一カバー102及び第二カバー104がカメ
ラ本体101から開いた状態となり、撮影レンズユニッ
ト105が前方を向いている。また、ファインダ用カバ
ー106の前部が第二カバー104から離れた状態な
り、対物レンズ112がファインダ用カバー106に対
して立った状態で垂下している。また、接眼レンズ10
7の下部がカム部材108の後部に位置しており、接眼
レンズ107は対物レンズ112を向いている。ファイ
ンダ光学系の光学経路は、対物レンズ112→接眼レン
ズ107となっている。撮影光学系の光学経路は、撮影
レンズユニット105→第一反射ミラー103→カメラ
本体101となる。
及び第二カバー104を下方に押すことで、第一カバー
102及び第二カバー104が倒伏し、撮影レンズユニ
ット105は下方を向いてカメラ本体101の前部に収
納される。そして、ユーザがファインダ用カバー106
の前方を下方に押すと、接眼レンズ107の下部がカム
部材108に沿って前方に移動し、接眼レンズ107は
その上部を支点として回転し、対物レンズ112はその
上部を支点として後方に回転する。これにより、接眼レ
ンズ107、カム部材108及び対物レンズ112は、
ファインダ用カバー106と第一カバー102及び第二
カバー104との間に収納される。
いずれのカメラでも、収納状態においてファインダ用カ
バー106が第一カバー102及び第二カバー104の
上面より突出しており、カメラを小型化・薄型化するに
は適していない。本発明の課題は、コンパクトでかつ薄
型なカメラを提供することである。
め、請求項1記載の発明は、例えば図1及び図2に示す
ように、カメラ本体(例えば、カメラ本体90)に対し
て起立状態と倒伏状態とに起伏自在となって前記カメラ
本体に取り付けられたカバー部材(例えば、カバー部材
4)と、前記カメラ本体に対して起立状態と倒伏状態と
に起伏自在となって前記カメラ本体に取り付けられた撮
影レンズ(例えば、撮影レンズ13或いは撮影レンズユ
ニット2)と、前記カバー部材に裏面に設けられている
とともに、前記カバー部材が起立状態である際に起立状
態である前記撮影レンズからの光学経路を前記カメラ本
体に導く反射鏡(例えば、反射ミラー3)と、前記カバ
ー部材に対して起立状態と倒伏状態とに起伏自在となっ
て前記カバー部材に取り付けられた接眼レンズ(例え
ば、接眼レンズ6)と、前記撮影レンズに対して起立状
態と倒伏状態とに起伏自在となって前記撮影レンズに取
り付けられているとともに、前記カバー部材及び前記撮
影レンズとともに起立状態である際に前記接眼レンズに
光学経路を導く対物レンズ(例えば、対物レンズ5)
と、を備え、倒伏状態の前記撮影レンズが前記カメラ本
体の傍らに配され、前記撮影レンズが倒伏状態である際
に倒伏状態の前記対物レンズが前記撮影レンズの傍らに
配されることを特徴とする。
影レンズ、接眼レンズ及び対物レンズが起立状態である
際には、対物レンズから接眼レンズへ導かれる光学経路
がファインダ光学系の経路となり、撮影レンズから反射
鏡そしてカメラ本体へ導かれる光学経路が撮影光学系の
経路となる。一方、カメラ本体に対してカバー部材が倒
伏状態であり、カバー部材に対して接眼レンズが倒伏状
態である際に、対物レンズ及び接眼レンズが倒伏状態で
あると、対物レンズがカメラ本体の傍らに配され、更に
その対物レンズの傍らに接眼レンズが配されるため、カ
メラ全体として薄型かつコンパクトになり得る。つま
り、本発明では、撮影時にはファインダ光学系及び撮影
光学系の両方がカメラに構成されて、収納時にはカメラ
が薄くなり得る。
2に示すように、請求項1記載のカメラにおいて、前記
カバー部材には貫通孔(例えば、貫通孔4b)が設けら
れ、倒伏状態である前記接眼レンズが前記貫通孔内に配
されることを特徴とする。
接眼レンズが、カバー部材に設けられた貫通孔に配され
るため、カバー部材、接眼レンズ、対物レンズ及び撮影
レンズが倒伏状態である際には、カメラ全体としての厚
みは実質的にカメラ本体及びカバー部材の厚みだけとな
る。更に、カバー部材の貫通孔に接眼レンズが配される
ため、カバー部材から突出している部材はない。従っ
て、収納時に薄くなり得るカメラが提供される。
載のカメラにおいて、前記カバー部材が倒伏する際に前
記接眼レンズに接する接触部が前記カメラ本体に取り付
けられ、前記カバー部材が倒伏することで前記接眼レン
ズが前記接触部に押されて倒伏することを特徴とする。
伏すると、接触部に押されて接眼レンズも倒伏する。従
って、ユーザ等はカバー部材を倒すだけで、カバー部材
とともに接眼レンズも倒すことができる。
2に示すように、請求項1から3の何れかに記載のカメ
ラにおいて、前記カバー部材の起伏に連動して前記撮影
レンズを起伏させるリンク機構(例えば、リンク機構
8)を備え、前記カバー部材が倒伏状態である際に、前
記リンク機構が折り畳まれて前記カバー部材と前記カメ
ラ本体との間に介在することを特徴とする。
伏すると、リンク機構によって連動されて撮影レンズも
倒伏する。従って、ユーザ等はカバー部材を倒すだけ
で、カバー部材とともに撮影レンズも倒すことができ
る。
メラにおいて、前記対物レンズが、倒伏する前記カバー
部材に押されることで倒伏することを特徴とする。
伏すると、カバー部材に押されて対物レンズも倒伏す
る。従って、ユーザ等はカバー部材を倒すだけで、カバ
ー部材とともに撮影レンズ及び対物レンズも倒すことが
できる。
何れかに記載のカメラにおいて、倒伏状態である前記カ
バー部材に掛かって前記カバー部材を倒伏状態に維持す
るロック部を備えることを特徴とする。
てカバー部材が倒伏状態に維持される。
用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲
は、図示例に限定されない。図1には、撮影時における
開いた状態のインスタントカメラ1が概略的に示されて
いる。図2には、収納時のインスタントカメラ1の状態
が概略的に示されている。図1に示すように、カメラ1
は、被写体の光学像を取り込むための撮影レンズユニッ
ト2と、撮影レンズユニット2の光学像を反射する反射
ミラー3と、反射ミラー3にて反射された光学像を取り
込んで被写体を撮像するカメラ本体90とを具備する。
撮影時には撮影レンズユニット2→反射ミラー3→カメ
ラ本体90の上面と導かれた経路が撮影光学系の光学経
路となっている。カメラ本体90の上面がシャッターと
なっており、被写体の光学像が撮影レンズユニット2を
介してカメラ本体90に取り込まれる。
込む対物レンズ5と、対物レンズ5から光学像を取り込
む接眼レンズ6とを具備する。撮影時には対物レンズ5
→接眼レンズ6と導かれた経路がファインダ光学系の光
学経路となっており、ユーザが接眼レンズ6を覗くと、
被写体をとらえることができる。
メラ本体90の上面を覆うためのカバー部材4を具備す
る。カバー部材4の下面(つまり、裏面)には、反射ミ
ラー3が設けられている。カバー部材4の基端部が、左
右方向の軸周りに回転自在となってカメラ本体90の上
面後端部に取り付けられている。これにより、カバー部
材4は、カメラ本体90に対して起伏自在となってい
る。撮影時には、カバー部材4が斜めに立っており、反
射ミラー3がカメラ本体90の上面を向いている。
えば、巻きバネ、ねじりバネ等)の付勢手段によって付
勢されている。図1の方向から見て付勢手段がカバー部
材4を時計回りに付勢して、カメラ本体90に設けられ
たストッパ(図示略)がカバー部材4に当接しているこ
とで、撮影時においてカバー部材4の立った状態が維持
される。収納時には、図2に示すように、カバー部材4
が倒伏しており、カバー部材4がカメラ本体90の上面
を覆っている。
る前壁部4aが設けられている。カバー部材4の前端部
と基端部との間の中間部には、カバー部材4を貫通する
貫通孔4bが設けられている。貫通孔4bより基端側に
おいて、貫通孔4bに沿った側縁部(カバー部材4の一
部)がカバー部材4の他の部分より薄くなっており、カ
バー部材4の下面に段差4cが設けられている。段差4
cの前端部において、接眼レンズ6が、左右方向の軸回
りに回転自在となって設けられている。接眼レンズ6
は、貫通孔4bに臨んでおり、回転することで貫通孔4
bから出没するようになっている。接眼レンズ6には、
その基端部から延出する延出部6aが設けられている。
嵌められている。図1の方向から見て該ねじりバネは接
眼レンズ6を時計回りに付勢しており、接眼レンズ6が
段差4cの前端部に当接することで回転が抑止されてい
る。この状態では(図1)、接眼レンズ6は、カバー部
材4に対して傾いており、貫通孔4bからカバー部材4
の上面へと突出している。一方、接眼レンズ6がこのね
じりバネの付勢力に抗して反時計回りに回転されると、
延出部6aが段差4cに当接することで回転が抑止され
るようになっている。この状態では、接眼レンズ6は貫
通孔4b内に配されており、カメラ本体90の上面の前
部に設けられた突起91が延出部6aに当接している
(図2に図示)。
メラ本体90までの撮影光学系を覆って暗状態にするジ
ャバラ機構7を具備する。ジャバラ機構7は、伸縮する
ジャバラ(図示略)と、ジャバラの骨格構造となるリン
ク機構8とを備える。リンク機構8は、第一リンク9
と、第二リンク10と、第三リンク11とを備える。第
一リンク9の基端部は、カバー部材4の基端部における
軸周りに回転自在となってカメラ本体90に取り付けら
れており、第一リンク9はカバー部材4と実質的に平行
となって延在しており、第一リンク9はカバー部材4と
一体となってその基端部を中心に回転自在となってい
る。第一リンク9の他端部は、左右方向の軸回りに回転
自在となって第二リンク10の一端部に取り付けられて
いる。第二リンク10の他端部は、左右方向の軸回りに
回転自在となって第三リンク11の一端部に取り付けら
れている。第三リンク11の他端部は、左右方向の軸回
りに回転自在となってカメラ本体90の前端部に取り付
けられている。
1がカメラ本体90に対して立っている。収納時には第
一リンク9及び第三リンク11は倒伏しており、リンク
機構8が折り畳まれて、カバー部材4とカメラ本体90
との間に介在して収納されている。なお、図1の図示方
向と逆となる方向からカメラ1を見た場合にも、同様の
リンク機構が設けられており、これらリンク機構にジャ
バラが支持されている。図面を見やすくするため、リン
ク機構8を二点鎖線の仮想線で示す。
ための鏡筒12と、鏡筒12に取り付けられた撮影レン
ズ13とを備える。鏡筒12が第三リンク11に取り付
けられている。撮影時には、第三リンク11の起立に伴
い撮影レンズ13がカメラ本体90に対して起立してお
り、撮影レンズ13つまり撮影レンズユニット2は前方
を向いている。これにより、図1の点線αで示されるよ
うな撮影光学系の光学経路が構成されている。収納時に
は、第三リンク11の倒伏に伴い撮影レンズ13が倒伏
しており、撮影レンズユニット2がカメラ本体90の前
端部に隣接しており、撮影レンズ13つまり撮影レンズ
ユニット2が下方を向いている。なお、鏡筒12に複数
の撮影レンズが設けられて、焦点の調節或いはズームを
行えるようにしても良い。
のように、収納時における鏡筒12の側面上端部(つま
り、図1のように撮影時における鏡筒12の側面後端
部)に取り付けられている。対物レンズ5と鏡筒12の
取付構造について詳細に説明する。図3は、図2のA方
向から見た対物レンズ5の背面図であり、図4は、収納
時における対物レンズ5及び撮影レンズユニット2の側
面の拡大図である。図5は、収納時における対物レンズ
5の上面図であり、図6は、図4の図示方向と逆となる
方向から見た場合の対物レンズ5及び撮影レンズユニッ
ト2の側面図である。
は、レンズ本体14と、レンズ本体14を支持する支持
枠15とを備える。支持枠15の右側部において、上方
に延出するストッパ16が設けられている。ストッパ1
6のすぐ下方には、左右に延在する軸部17が設けられ
ている。ストッパ16の前部には、右方に延出するアー
ム部18が設けられている。軸部17のすぐ下方には、
前方に延出する当接部19が設けられている。ストッパ
16、軸部17、アーム部18及び当接部19は、一体
となって一つの部材として構成されており、これらは支
持枠15に固定されている。
が形成されており、鏡筒12の側面上端部には軸受20
が設けられている。この軸受20に対して軸部17が回
転自在となって嵌められている。これにより、対物レン
ズ5は、起伏自在つまり回転自在となって、撮影レンズ
ユニット2に取り付けられている。
られている。ねじりバネ22の一端部はストッパ16の
下部に掛けられており、ねじりバネ22の他端部は鏡筒
12に掛けられている。ねじりバネ22は、図4の方向
から見て、鏡筒12に対して対物レンズ5を時計回りに
回転する方向に、対物レンズ5及び鏡筒12を付勢して
いる。ねじりバネ22の付勢力によって対物レンズ5が
回転するが、ストッパ16が凹部21内面に当接するこ
とで対物レンズ5の回転が抑止される。この状態では
(図1に図示)、対物レンズ5は鏡筒12に対して起立
しており、対物レンズ5の向く方向は、撮影レンズ13
の向く方向とほぼ平行になっている。なお、撮影時にお
いて、図1に示すように、対物レンズ5及び接眼レンズ
6が起立しているが、接眼レンズ6の向いた方向の延長
上に対物レンズ5が配されており、これにより、点線β
で示されるようなファインダ光学系の光学経路が構成さ
れている。
物レンズ5が鏡筒12の前方において鏡筒12に対して
倒伏した状態となっているが、前壁部4aの下端部が当
接部19に当接することによって、ねじりバネ22の付
勢力で対物レンズ5が回転することが抑止される。上述
したように、収納時では、カバー部材4が倒伏している
が、カバー部材4の倒伏した状態がロック機構(ロック
部)によって維持される。
は、前壁部4aから後方に突出する突出部23と、軸部
17に回転自在に嵌められた爪部材24と、軸部17に
嵌められたねじりバネ25とを備える。爪部材24はス
トッパ16及び当接部19より右方に配されている。ね
じりバネ25の一端部は爪部材24に掛けられており、
他端部はアーム部18に掛けられている。図6の方向か
ら見て、このねじりバネ25は爪部材24を時計回りに
回転する方向に付勢しており、爪部材24がアーム部1
8に当接することによって爪部材24の回転が抑止され
ている。更に、爪部材24の上端部には、前方に延出す
る爪24aが形成されている。この爪24aは突出部2
3の上部に当接している。爪24aが突出部23に当接
することで、カバー部材4が起立するように回転するこ
とが抑止されている。
めのロック解除機構が前壁部4aに設けられている。ロ
ック解除機構について説明する。図3及び図5に示すよ
うに、ロック解除機構は、スイッチ部材26と、カム部
材27と、引張バネ28とを具備する。突出部23の右
方において、前壁部4aの表面に凹部29が形成されて
おり、凹部29の底面に貫通孔30が形成されている。
スイッチ部材26は、凹部29に嵌められているととも
に、貫通孔30に嵌られている。スイッチ部材26は、
凹部29に沿って左右に移動自在となっている。前壁部
4aの裏面にカム部材27が配されており、このカム部
材27はスイッチ部材26に取り付けられている。カム
部材27の左方に引張バネ28が配されており、引張バ
ネ28はカム部材27を左方に引く方向に付勢してい
る。スイッチ部材26とともにカム部材27が引張バネ
28の付勢力の抗する方向に移動した場合、カム部材2
7の左端部に形成されたカム面27aが爪24aに当接
するようになっており、カム面27aによって爪24a
が後方に押されるようになっている。
ついて説明する。撮影時には、カメラ1は図1のような
状態である。つまり、カバー部材4が斜めに起立してお
り、ジャバラ機構7は開いた状態となっており、撮影レ
ンズユニット2はカメラ本体90の上方にて前方に向い
て起立しており、対物レンズ5は撮影レンズユニット2
に対して起立して前方を向いており、接眼レンズ6は起
立して対物レンズ5に向いている。
すと、ジャバラ機構7が閉じていき、第一リンク9及び
第三リンク11が前方へ倒れていく。第三リンク11が
前方へ倒れていくことで、撮影レンズユニット2も前方
へ倒れていく。更にユーザがカバー部材4を前方に倒し
ていくと、対物レンズ5及び撮影レンズユニット2は下
方を向いてカメラ本体90の前の傍らに移動する。更に
カバー部材4が倒れていくと、前壁部4aの先端が当接
部19に当接する(図7に図示)。更に、カバー部材4
が倒れていくと、前壁部4aによって対物レンズ5が押
されて、ねじりバネ22の付勢力に抗して対物レンズ5
が撮影レンズユニット2に対して倒れていくとともに、
延出部6aが突起91に当接して接眼レンズ6が前方に
倒れていく。更に、カバー部材4が倒れると、撮影レン
ズユニット2の前方傍らにおいて対物レンズ5が撮影レ
ンズユニット2に対して倒伏するとともに、後方を向
く。また、接眼レンズ6はカバー部材4に対して倒伏し
て、貫通孔4b内に配される。そして、突出部23が爪
部材24の爪24aに掛かることで、カメラ1は図2の
ような収納状態となり、カメラ1の各部は図2〜図6の
状態が維持される。
ネ28の付勢力に抗してスイッチ部材26を左方へ移動
すると、爪24aがカム面27aによって後方に押され
て、爪24aと突出部23との係止が解除される。爪2
4aと突出部23との係止が解除されると、カバー部材
4が付勢手段の付勢力によって斜めに起立する。カバー
部材4が起立することで、第三リンク11とともに撮影
レンズユニット2が前方を向いて起立する。更に、カバ
ー部材4が起立することで、前壁部4aの先端と当接部
19との当接が解除され、対物レンズ5はねじりバネ2
2の付勢力によって起立する。更に、カバー部材4が起
立することで、延出部6aと突起91との当接が解除さ
れ、接眼レンズ6がねじりバネの付勢力によって起立す
る。最終的には、カメラ1は図1に示すような状態とな
り、その状態が維持される。
ラ本体90に対してカバー部材4が倒伏状態であり、カ
メラ本体90を覆っている。接眼レンズ6も倒伏状態
で、貫通孔4b内に配されている。撮影レンズユニット
2も倒伏状態となっており、カメラ本体90の前方に配
され、かつ、カバー部材4に覆われている。更に、対物
レンズ5も撮影レンズユニット2に対して倒伏状態とな
って、撮影レンズユニット2の前方に配され、かつ、カ
バー部材4に覆われている。従って、収納時には、カバ
ー部材4の上面から突出する部材もなく、カメラ1全体
として薄くなっており、厚さ方向にコンパクトとなって
いる。
がカバー部材4を前方に倒すだけで、撮影レンズユニッ
ト2、対物レンズ5及び接眼レンズ6も倒伏して、カメ
ラ1が図2のような収納状態となる。従って、カメラ1
を閉じる(収納する)時の操作性が非常に優れている。
ロック機構によって、カメラ1の収納状態が維持される
ため、カメラ1の持ち運びにも便利である。更に、ユー
ザは、単にスイッチ部材26を操作するだけで、カメラ
1を開いて撮影できる状態にすることができる。
れることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
勢するものはねじりバネ22であったが、引張バネ、圧
縮バネ、板バネその他の弾性部材等の付勢手段でも良
い。同様に、爪部材24を付勢するものはねじりバネ2
5に限らずその他の弾性部材でも良い。
記実施の形態のようなものに限らず、収納時にロック機
構でカメラ1を収納状態に維持でき、ロック解除機構に
よってロック機構のロックを解除できるようなものであ
れば良い。例えば、図8に示すようなものでも良い。図
8のカメラ80と、図1のカメラ1と異なるところは、
ロック機構つまり、対物レンズ5と撮影レンズユニット
2との取付構造である。図1のカメラ1では、ねじりバ
ネ25によって、撮影レンズユニット2に対して対物レ
ンズ5が付勢されているが、図8のカメラ80ではねじ
りバネ25はない。更に、図8のカメラ80では、対物
レンズ5に爪部材24は設けられていないが、延出する
爪16aがストッパ16に設けられており、この爪16
aが突出部23に掛かることで、カメラ80が収納状態
に維持される。カメラ80の他の構成については、カメ
ラ1と同様の構成要素に同様の符号を付してその詳細な
説明は省略する。
が対物レンズ5を撮影レンズユニット2に対して立てる
と、対物レンズ5は図8の符号5’で付されるような状
態になり、爪16aと突出部23の係止が解除される。
これにより、カメラ1の場合と同様に、カバー部材4、
撮影レンズユニット2及び接眼レンズ6が起立状態とな
る。一方、カメラ80を収納状態にするには、ユーザが
カバー部材4を前方に倒すことによって、カメラ1の場
合と同様に、カバー部材4、撮影レンズユニット2及び
接眼レンズ6が起立状態となる。但し、対物レンズ5が
前壁部4aによって押されないため、対物レンズ5は撮
影レンズユニット2に対して起立状態を維持している。
そして、ユーザが対物レンズ5を下に回転すると、対物
レンズ5が倒れて、爪16aが突出部23に掛かる。
体に対してカバー部材が倒伏状態であり、カバー部材に
対して接眼レンズが倒伏状態である際に、対物レンズ及
び接眼レンズが倒伏状態であると、対物レンズがカメラ
本体の傍らに配され、更にその対物レンズの傍らに接眼
レンズが配されるため、カメラ全体として薄型かつコン
パクトになり得る。
ある接眼レンズが、カバー部材に設けられた貫通孔に配
されるため、カバー部材、接眼レンズ、対物レンズ及び
撮影レンズが倒伏状態である際には、カメラ全体として
の厚みは実質的にカメラ本体及びカバー部材の厚みだけ
となる。従って、収納時に薄くなり得るカメラが提供さ
れる。
カバー部材を倒すだけで、接眼レンズも倒すことができ
る。
カバー部材を倒すだけで、撮影レンズも倒すことができ
る。
カバー部材を倒すだけで、撮影レンズ及び対物レンズも
倒すことができる。
よってカバー部材が倒伏状態に維持される。
る。
れた背面図である。
ンズユニットが主に示された側面図である。
る。
状態が示された側面図である。
である。
視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】カメラ本体に対して起立状態と倒伏状態と
に起伏自在となって前記カメラ本体に取り付けられたカ
バー部材と、 前記カメラ本体に対して起立状態と倒伏状態とに起伏自
在となって前記カメラ本体に取り付けられた撮影レンズ
と、 前記カバー部材に裏面に設けられているとともに、前記
カバー部材が起立状態である際に起立状態である前記撮
影レンズからの光学経路を前記カメラ本体に導く反射鏡
と、 前記カバー部材に対して起立状態と倒伏状態とに起伏自
在となって前記カバー部材に取り付けられた接眼レンズ
と、 前記撮影レンズに対して起立状態と倒伏状態とに起伏自
在となって前記撮影レンズに取り付けられているととも
に、前記カバー部材及び前記撮影レンズとともに起立状
態である際に前記接眼レンズに光学経路を導く対物レン
ズと、を備え、 倒伏状態の前記撮影レンズが前記カメラ本体の傍らに配
され、前記撮影レンズが倒伏状態である際に倒伏状態の
前記対物レンズが前記撮影レンズの傍らに配されること
を特徴とするカメラ。 - 【請求項2】前記カバー部材には貫通孔が設けられ、倒
伏状態である前記接眼レンズが前記貫通孔内に配される
ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 【請求項3】前記カバー部材が倒伏する際に前記接眼レ
ンズに接する接触部が前記カメラ本体に取り付けられ、
前記カバー部材が倒伏することで前記接眼レンズが前記
接触部に押されて倒伏することを特徴とする前記請求項
1又は2記載のカメラ。 - 【請求項4】前記カバー部材の起伏に連動して前記撮影
レンズを起伏させるリンク機構を備え、 前記カバー部材が倒伏状態である際に、前記リンク機構
が折り畳まれて前記カバー部材と前記カメラ本体との間
に介在することを特徴とする請求項1から3の何れかに
記載のカメラ。 - 【請求項5】前記対物レンズが、倒伏する前記カバー部
材に押されることで倒伏することを特徴とする請求項4
記載のカメラ。 - 【請求項6】倒伏状態である前記カバー部材に掛かって
前記カバー部材を倒伏状態に維持するロック部を備える
ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のカメ
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001342313A JP4162881B2 (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001342313A JP4162881B2 (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003140255A true JP2003140255A (ja) | 2003-05-14 |
JP4162881B2 JP4162881B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4162881B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008064799A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Ricoh Co Ltd | ズームレンズ鏡筒及びこれらを備えたカメラ又はデジタルカメラ、光学系ユニット及びこれを備えた鏡胴並びに光学機器 |
-
2001
- 2001-11-07 JP JP2001342313A patent/JP4162881B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008064799A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Ricoh Co Ltd | ズームレンズ鏡筒及びこれらを備えたカメラ又はデジタルカメラ、光学系ユニット及びこれを備えた鏡胴並びに光学機器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4162881B2 (ja) | 2008-10-08 |
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