JP2003138804A - 電気錠 - Google Patents

電気錠

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JP2003138804A
JP2003138804A JP2001334052A JP2001334052A JP2003138804A JP 2003138804 A JP2003138804 A JP 2003138804A JP 2001334052 A JP2001334052 A JP 2001334052A JP 2001334052 A JP2001334052 A JP 2001334052A JP 2003138804 A JP2003138804 A JP 2003138804A
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lock
drive
timing pulley
driving
timing belt
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Masato Itatsu
眞人 板津
Akio Kato
明夫 加藤
Shigeyasu Kaneda
滋保 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動アクチュエータによる錠機構の施解錠を
効率良く行うことができる電気錠を提供する。さらに、
手動操作時において錠開閉部材を容易に回動できる電気
錠を提供する。 【解決手段】 電気錠はドライバ18及びフォローワを
備えている。フォローワは、ドライバ18が施錠位置に
あるとき錠機構を施錠し、解錠位置にあるときに錠機構
を解錠する。また、電気錠にはタイミングベルト82及
び駆動側タイミングプーリ81が設けられている。タイ
ミングベルト82は無端状をなし、ドライバ18の駆動
力をフォローワに伝達する。また、駆動側タイミングプ
ーリ81は、ドライバ18が施錠位置または解錠位置に
あるとき、駆動力をタイミングベルト82に伝えないよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠機構の施錠・解
錠を、電動アクチュエータの駆動もしくは手動操作によ
って行う電気錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば工場、倉庫及び住宅等のド
アにおいて、モータ等の駆動によってドアの端面からデ
ッドボルトを出没させることにより、施錠・解錠を行う
電気錠が使用されている。この電気錠は、モータを駆動
させるためのスイッチをドアから離して配置できるた
め、遠隔操作によるドアの施錠・解錠が可能となる。ま
た、複数のスイッチを1箇所にまとめて配置することが
できるため、多数あるドアの錠機構の施錠・解錠を一度
に行うことが可能となる。
【0003】しかし、手動操作によってドアの錠機構の
施錠・解錠を行う場合、モータの負荷に抗ってサムター
ン等の操作部材を回動させなければならないため、極め
て大きな操作力が必要となる。そのため、例えば図6
(a)〜(c)に示すような電気錠を用いることによっ
て、手動操作時の操作力低減を図ることが提案されてい
る。
【0004】図6(a)〜(c)に示すように、電気錠
51は、モータ59を駆動源として回動する駆動部材5
2及び錠開閉部材53を備えている。駆動部材52に
は、錠開閉部材53に設けられた複数の被係合部55に
係合可能な突起54が設けられている。錠開閉部材53
は、図7(a)に示す解錠位置にあるときに錠機構を解
錠し、図7(c)に示す施錠位置にあるときに錠機構を
施錠するようになっている。
【0005】すなわち、モータ59を駆動したときにそ
の回転力が駆動部材52から錠開閉部材53に伝達さ
れ、ドアの錠機構の施解錠がなされる。また、モータ5
9の駆動が終了した後に突起54と被係合部55との係
合が解除されるため、サムターン58を手動操作したと
きには、錠開閉部材53が容易に回動してドアの錠機構
の施解錠がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、突起54
は、例えば図7(a)において2つの被係合部55間に
設けられた溝53aに進入し、図7(c)において溝5
3aから離脱する。このとき、突起54は、溝53aを
錠開閉部材53の径方向においてほぼ直線的に移動しな
がら被係合部55の係合面55aを押圧する。そのた
め、錠開閉部材53の回動量が駆動部材52の回動量よ
りも小さくなってしまう。ゆえに、駆動部材52の駆動
力を錠開閉部材53に効率良く伝達できないという問題
がある。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、電動アクチュエータによる錠機構
の施解錠を効率良く行うことができる電気錠を提供する
ことにある。さらに、この目的を達成するとともに、手
動操作時において錠開閉部材を容易に回動できる電気錠
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、電動アクチュエータを駆
動源として駆動する駆動部材と、前記駆動部材が施錠位
置にあるとき錠機構を施錠し、解錠位置にあるときに錠
機構を解錠する錠開閉部材とを備えた電気錠において、
前記駆動部材の駆動力を前記錠開閉部材に伝達する無端
状の伝達部材を設け、前記駆動部材が施錠位置または解
錠位置にあるとき、その駆動力を前記伝達部材に伝えな
いようにする駆動力キャンセル手段を設けたことを要旨
とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記伝達部材は、前記駆動部材に設け
られた駆動側タイミングプーリと、前記錠開閉部材に設
けられた従動側タイミングプーリとに掛装されるタイミ
ングベルトであって、前記駆動力キャンセル手段は、一
部が欠歯した前記駆動側タイミングプーリであることを
要旨とする。
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によれば、駆動部材が駆動す
ると、その駆動力は無端状の伝達部材が周回することで
錠開閉部材にダイレクトに伝達される。そのため、駆動
部材、錠開閉部材及び伝達部材の動きに無駄がなくな
り、駆動部材の駆動量と錠開閉部材の駆動量とが互いに
等しくなる。ゆえに、駆動部材の駆動力を錠開閉部材に
効率良く伝達できる。したがって、電動アクチュエータ
による錠機構の施解錠を効率良く行うことができる。
【0011】また、駆動部材が施錠位置または解錠位置
にあるときに錠開閉部材を手動操作したとき、駆動部材
の駆動力が駆動力キャンセル手段によって伝達部材に伝
わらなくなる。したがって、手動操作時において錠開閉
部材を容易に回動できる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、タイミン
グベルトが駆動側タイミングプーリの欠歯された部分に
接触した状態で錠開閉部材を手動操作したとき、タイミ
ングベルトは駆動側タイミングプーリの外周面上を摺動
可能となるため、錠開閉部材は容易に回動する。そのた
め、駆動力キャンセル手段を、例えば駆動側タイミング
プーリからタイミングベルトを離すような複雑な機構に
しなくてもよい。よって、電気錠の構造を簡略化でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を建物用ドアに用い
られる電気錠に具体化した一実施形態を図1〜図5を参
照に説明する。
【0014】図1に示すように、建物用ドア1には錠機
構1aが埋設されている。錠機構1aには、建物用ドア
1を開閉させるためのドアノブ2が取り付けられてい
る。また、錠機構1aは、建物用ドア1の施解錠を行う
ためのデッドボルト14を有している。
【0015】そして、建物用ドア1には電気錠11が取
り付けられている。電気錠11を構成するケーシング1
3は、一対の取付孔13bが設けられた表ケース13a
を有している。これら取付孔13bには図2(b)に示
すネジ13cが挿通され、各ネジ13cは建物用ドア1
に螺着されている。
【0016】図2(a)〜(c)に示すように、ケーシ
ング13には、回動軸12が電気錠11の厚さ方向に貫
通している。回動軸12の一端には錠機構1aの施解錠
操作を行うためのサムターン10が接続され、他端には
同回動軸12をデッドボルト14に接続するためのジョ
イント12aが取り付けられている。したがって、回動
軸12は、サムターン10を回動操作することによって
デッドボルト14を駆動するようになっている。
【0017】図2(b),(c)に示すように、回動軸
12の近傍には、錠機構1aの施解錠を検出するための
プリント基板41が配設されている。図3に示すよう
に、プリント基板41は、回動軸12が挿通される回動
軸挿通孔47と、プリント基板41上に形成されるパタ
ーン部42とを備えている。パターン部42は、錠機構
1aの施錠を検出するための施錠検出部42aと、錠機
構1aの解錠を検出するための解錠検出部42bとから
なっている。施錠検出部42a及び解錠検出部42b
は、回動軸挿通孔47を中心とした略弧状に形成されて
いる。また、プリント基板41上においてパターン部4
2が設けられていない空きスペースには、パターン部4
2に電気的に接続されたコネクタ装着部43が設けられ
ている。コネクタ装着部43には、複数の電線44が接
続される図示しないコネクタが装着されている。図2
(b)に示すように、これら電線44はケーシング13
の外方に延出され、錠機構1aの施解錠の制御を行うコ
ントローラ71に接続されている。
【0018】図2に示すように、ケーシング13内に
は、前記回動軸12に外嵌された錠開閉部材としてのフ
ォローワ22が収容されている。フォローワ22は建物
用ドア1の錠機構1aを施解錠するためのものであり、
回動軸12を中心として回動可能になっている。フォロ
ーワ22は、本体部22aと、同本体部22aに連動す
る従動側タイミングプーリ83とを備えている。本体部
22a及び従動側タイミングプーリ83は、回動軸12
を中心として回動するようになっている。また、本体部
22aの背面には、可撓性を有する金属片によって形成
された図示しない接点が設けられている。接点はプリン
ト基板41に向かい合っており、フォローワ22が回動
するのに伴ってパターン部42上を摺動するようになっ
ている。それにより、電気錠11の施解錠がコントロー
ラ71によって検出されるようになっている。また、図
4に示すように、従動側タイミングプーリ83の外周部
分全体には複数の歯85が突設されている。各歯85
は、従動側タイミングプーリ83の回動方向に沿って等
間隔に設けられている。
【0019】また、ケーシング13内には、電動アクチ
ュエータとしてのモータ38が収容されている。モータ
38に駆動されるウオーム36は、シャフト35aを中
心として回動するウオームホイール35に噛み合ってい
る。ウオームホイール35は、シャフト34aを中心と
して回動する第1ギヤ34に噛み合っている。
【0020】図2(b)〜(d)に示すように、ケーシ
ング13内には、シャフト19を中心として回動する駆
動部材としてのドライバ18が収容されている。ドライ
バ18は、フォローワ22とは異なる軸線回りに回動す
るようになっている。ドライバ18は、第1ギヤ34が
噛み合う第2ギヤ33と、同第2ギヤ33に連動する駆
動力キャンセル手段としての駆動側タイミングプーリ8
1とを備えている。第2ギヤ33及び駆動側タイミング
プーリ81は、シャフト19を中心として回動するよう
になっている。すなわち、ドライバ18はモータ38を
駆動源として回動するようになっている。なお、モータ
38は、ケーシング13内においてドライバ18を介し
て前記フォローワ22の反対側に配設されている。
【0021】図2(b),(d)に示すように、ドライ
バ18にはテンショナー23が取り付けられている。テ
ンショナー23には、シャフト24を中心として回転す
る円筒状の案内車25が取り付けられている。テンショ
ナー23は、タイミングベルト82の張力を調整してタ
イミングベルト82と各タイミングプーリ81,83と
の間に生じる摩擦力を大きくすることにより、フォロー
ワ22にドライバ18の駆動力を確実に伝達するための
ものである。
【0022】また、図5(a)〜(c)に示すように、
駆動側タイミングプーリ81の外周面の一部分には複数
の歯61が突設されている。これら歯61は、駆動側タ
イミングプーリ81の外周面の半分近くを占めている。
すなわち、駆動側タイミングプーリ81は、外周部分の
半分以上が欠歯した状態になっている。
【0023】図2(b)に示すように、ケーシング13
内には、無端状をなす伝達部材としてのタイミングベル
ト82が設けられている。図4及び図5に示すように、
タイミングベルト82は複数の歯84を有している。各
歯84は、タイミングベルト82の長さ方向に沿って等
間隔に設けられている。また、タイミングベルト82の
歯84の厚さは、従動側タイミングプーリ83の回動方
向における歯85の厚さ及び駆動側タイミングプーリ8
1の回動方向における歯61の厚さと等しくなってい
る。このタイミングベルト82は、前記従動側タイミン
グプーリ83、駆動側タイミングプーリ81及びテンシ
ョナー23に掛装されている。このとき、タイミングベ
ルト82の歯84は、駆動側タイミングプーリ81の歯
61及び従動側タイミングプーリ83の歯85に噛み合
うようになっている。これにより、タイミングベルト8
2は、ドライバ18の駆動力をフォローワ22に伝達す
る。そして、タイミングベルト82は、ドライバ18が
図5(a)に示す解錠位置または図5(c)に示す施錠
位置にあるとき、ドライバ18の駆動力が伝わらないよ
うになる。なお、ドライバ18が解錠位置にあるとき、
錠機構1aのデッドボルト14は錠機構1a内に収容さ
れている。また、ドライバ18が施錠位置にあるとき、
錠機構1aのデッドボルト14は建物用ドア1の端面か
ら突出している。このとき、タイミングベルト82は、
駆動側タイミングプーリ81の外周面81a上を摺動す
るようになる。
【0024】次に、本実施形態における電気錠11の施
錠動作について説明する。図5(a)に示される状態で
は、解錠検出部42b上に接点が接触することにより、
コントローラ71によって錠機構1aの解錠が検出され
ている。ここで、図示しない施錠スイッチがON操作さ
れると、モータ38が駆動されて駆動側タイミングプー
リ81が矢印A1方向に回動する。それとともに、図5
(b)に示すように、駆動側タイミングプーリ81の歯
61がタイミングベルト82の歯84に噛み合うことに
より、駆動側タイミングプーリ81の回転がタイミング
ベルト82を介してフォローワ22に伝達され、タイミ
ングベルト82が矢印B1方向に駆動される。
【0025】その結果、ドライバ18が施錠位置に配置
され、錠機構1aが施錠される。このとき、接点と施錠
検出部42aとの接触位置がコントローラ71で検出さ
れることによって錠機構1aの施錠が確認されると、コ
ントローラ71は引き続きモータ38を回転させる。そ
れにより、駆動側タイミングプーリ81は、同駆動側タ
イミングプーリ81の歯61をタイミングベルト82の
歯84と噛み合わないように配置する。つまり、駆動側
タイミングプーリ81は、コントローラ71に設けられ
た図示しないタイマーによって矢印A1方向に一定量回
動してから停止する。その結果、図5(c)に示すよう
に、駆動側タイミングプーリ81の歯61とタイミング
ベルト82の歯84との噛み合いが解除されるため、サ
ムターン10を手動操作したときには、タイミングベル
ト82が駆動側タイミングプーリ81の外周面81a上
を摺動する。したがって、フォローワ22がモータ38
の負荷に殆ど影響されることなく回動可能になる。
【0026】次に、本実施形態における電気錠11の解
錠動作について説明する。図5(c)に示される状態に
おいて、図示しない解錠スイッチがON操作されると、
モータ38が駆動されて駆動側タイミングプーリ81が
矢印A2方向に回動する。それとともに、図5(b)に
示すように、駆動側タイミングプーリ81の歯61がタ
イミングベルト82の歯84に噛み合うことにより、駆
動側タイミングプーリ81の回転がタイミングベルト8
2を介してフォローワ22に伝達され、タイミングベル
ト82が矢印B2方向に駆動される。
【0027】その結果、ドライバ18が解錠位置に配置
され、錠機構1aが解錠される。このとき、接点と解錠
検出部42bとの接触位置がコントローラ71で検出さ
れることによって錠機構1aの解錠が確認されると、コ
ントローラ71は引き続きモータ38を回転させる。そ
れにより、駆動側タイミングプーリ81は、同駆動側タ
イミングプーリ81の歯61をタイミングベルト82の
歯84と噛み合わないように配置する。つまり、駆動側
タイミングプーリ81は、コントローラ71に設けられ
た図示しないタイマーによって矢印A2方向に一定量回
動してから停止する。その結果、図5(a)に示すよう
に、駆動側タイミングプーリ81の歯61とタイミング
ベルト82の歯84との噛み合いが解除されるため、サ
ムターン10を手動操作したときには、タイミングベル
ト82が駆動側タイミングプーリ81の外周面81a上
を摺動する。したがって、フォローワ22がモータ38
の負荷に殆ど影響されることなく回動可能になる。
【0028】本実施形態によれば、以下のような効果を
得ることができる。 (1)駆動側タイミングプーリ81及びタイミングベル
ト82は複数の歯61,84を有しており、駆動側タイ
ミングプーリ81の歯61とタイミングベルト82の歯
84とが噛み合うようになっている。よって、ドライバ
18が駆動すると、その駆動力はタイミングベルト82
が周回することでフォローワ22にダイレクトに伝達さ
れる。そのため、ドライバ18、フォローワ22及びタ
イミングベルト82の動きに無駄がなくなり、ドライバ
18の回動量とフォローワ22の回動量とが互いに等し
くなる。ゆえに、ドライバ18の駆動力をフォローワ2
2に効率良く伝達できる。したがって、モータ38によ
る錠機構1aの施解錠を効率良く行うことができる。そ
の上、駆動側タイミングプーリ81の歯61とタイミン
グベルト82の歯84とを噛み合わせるときや、両歯6
1,84の噛み合いを解除するときに必要となる駆動側
タイミングプーリ81の回動量が従来よりも小さくなる
ため、モータ38の消費電流を低減できる。
【0029】(2)駆動側タイミングプーリ81の一部
は欠歯している。そのため、タイミングベルト82が駆
動側タイミングプーリ81の外周面81aに接触した状
態でフォローワ22を手動操作したとき、タイミングベ
ルト82は外周面81a上を摺動可能となるため、フォ
ローワ22は容易に回動する。したがって、駆動側タイ
ミングプーリ81を、例えば駆動側タイミングプーリ8
1からタイミングベルト82を離すような複雑な機構に
しなくてもよい。よって、電気錠11の構造を簡略化で
きる。
【0030】(3)ドライバ18とフォローワ22とが
互いに異なる軸線上に配置されているため、電気錠11
をその厚さ方向に投影してみたときに駆動側タイミング
プーリ81とフォローワ22とが重なり合う部分を小さ
くすることができる。そのため、ドライバ18及びフォ
ローワ22を同軸上に配置した場合よりもケーシング1
3を薄く形成することができる。よって、例えば電気錠
11をドアノブ2の近くに配置した場合、ドアノブ2の
操作時に手が電気錠11に接触してしまうのを防止でき
る。ゆえに、ドアノブ2の操作が容易になる。
【0031】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態では、伝達部材としてタイミングベルト
82が用いられていた。しかし、Vベルト、平ベルト、
タイミングチェーン等を伝達部材として用いてもよい。
【0032】・前記実施形態において、タイミングベル
ト82を駆動側タイミングプーリ81の外周面81aか
ら離すための機構を駆動力キャンセル手段として用いて
もよい。例えば、シャフト24、案内車25及びアクチ
ュエータからなる機構を駆動力キャンセル手段として用
い、そのアクチュエータでシャフト24を介して案内車
25を移動させることによって、タイミングベルト82
を外周面81aから離すようにしてもよい。
【0033】・駆動側タイミングプーリ81の回動方向
における歯61の厚さを、タイミングベルト82の歯8
4の厚さよりも小さくしてもよい。また、その反対に、
タイミングベルト82の歯84の厚さを、駆動側タイミ
ングプーリ81の回動方向における歯61の厚さよりも
小さくしてもよい。このように構成すれば、各歯61,
84の歯面は滑らかに摺動するため、駆動側タイミング
プーリ81の歯61とタイミングベルト82の歯84と
をより確実に噛み合わせることができる。
【0034】次に、上記実施形態及び別例によって把握
される技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項1または2において、前記駆動部材と前記
錠開閉部材とは異なる軸線回りに回動するものであるこ
とを特徴とする電気錠。よって、技術的思想(1)によ
れば、駆動部材及び錠開閉部材を同軸上に配置した場合
よりも電気錠を薄くすることができる。
【0035】(2)請求項1,2、技術的思想(1)の
いずれか一項において、前記電動アクチュエータ、前記
駆動部材及び前記錠開閉部材はケーシング内に収容され
ており、そのケーシング内において、前記電動アクチュ
エータと前記錠開閉部材とが前記駆動部材を介して互い
に反対側に配設されていることを特徴とする電気錠。よ
って、技術的思想(2)によれば、電気錠をより薄くす
ることができる。
【0036】(3)電動アクチュエータを駆動源として
駆動する駆動部材と、前記駆動部材が施錠位置にあると
き錠機構を施錠し、解錠位置にあるときに錠機構を解錠
する錠開閉部材とを備えた電気錠を有する建物用ドアに
おいて、前記駆動部材の駆動力を前記錠開閉部材に伝達
する無端状の伝達部材を設け、前記駆動部材が施錠位置
または解錠位置にあるとき、その駆動力を前記伝達部材
に伝えないようにする駆動力キャンセル手段を設けたこ
とを特徴とする電気錠を有する建物用ドア。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、電動アクチュエータによる錠機構の施解
錠を効率良く行うことができる。また、手動操作時にお
いて錠開閉部材を容易に回動できる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、電気錠の
構造を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気錠が取り付けられる建物用ドアを示す全
体斜視図。
【図2】 (a)は、電気錠の正面図、(b)は、電気
錠の内部構造を示す図、(c)は、電気錠の側断面図、
(d)は、電気錠の底断面図。
【図3】 プリント基板の正面図。
【図4】 従動側タイミングプーリの歯とタイミングベ
ルトの歯との噛み合いを示す図。
【図5】 (a)〜(c)は、駆動側タイミングプーリ
及びタイミングベルトの動きを示す説明図。
【図6】 (a)は、従来技術における電気錠の正面
図、(b)は、従来技術における電気錠の内部構造を示
す図、(c)は、従来技術における電気錠の側断面図。
【図7】 (a)〜(c)は、従来技術における駆動部
材及び錠開閉部材の動きを示す説明図。
【符号の説明】
1a…錠機構、11…電気錠、18…駆動部材としての
ドライバ、22…錠開閉部材としてのフォローワ、38
…電動アクチュエータとしてのモータ、81…駆動力キ
ャンセル手段としての駆動側タイミングプーリ、82…
伝達部材としてのタイミングベルト、83…従動側タイ
ミングプーリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 滋保 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動アクチュエータを駆動源として駆動す
    る駆動部材と、前記駆動部材が施錠位置にあるとき錠機
    構を施錠し、解錠位置にあるときに錠機構を解錠する錠
    開閉部材とを備えた電気錠において、 前記駆動部材の駆動力を前記錠開閉部材に伝達する無端
    状の伝達部材を設け、前記駆動部材が施錠位置または解
    錠位置にあるとき、その駆動力を前記伝達部材に伝えな
    いようにする駆動力キャンセル手段を設けたことを特徴
    とする電気錠。
  2. 【請求項2】前記伝達部材は、前記駆動部材に設けられ
    た駆動側タイミングプーリと、前記錠開閉部材に設けら
    れた従動側タイミングプーリとに掛装されるタイミング
    ベルトであって、前記駆動力キャンセル手段は、一部が
    欠歯した前記駆動側タイミングプーリであることを特徴
    とする請求項1に記載の電気錠。
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JP2021501841A (ja) * 2017-11-02 2021-01-21 イロク オサケ ユキチュア 電気機械式ロック
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