JP2003137732A - フィルム形成性化粧品組成物 - Google Patents

フィルム形成性化粧品組成物

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JP2003137732A JP2002302267A JP2002302267A JP2003137732A JP 2003137732 A JP2003137732 A JP 2003137732A JP 2002302267 A JP2002302267 A JP 2002302267A JP 2002302267 A JP2002302267 A JP 2002302267A JP 2003137732 A JP2003137732 A JP 2003137732A
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フレデリック・オーギュスト
La Poterie Valerie De
ヴァレリー・ドゥ・ラ・ポテリー
Emmanuelle Portois
エマニュエル・ポォトイス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイクアップとして温水を使用して除去する
ことができる一方で、冷水に対する優れた耐性を有する
化粧品組成物を提供する。 【解決手段】 生理学的に許容される媒質を含む組成物
中において、疎水性フィルム形成性ポリマーと、水中2
重量%の濃度にて、20乃至45℃の温度範囲において
少なくとも100μS/cmの、水中における導電性に変動
を示すイオン性界面活性剤とを含む化粧品組成物を調製
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の主題は、メイクアッ
プとして温水で除去可能なフィルムの製造のための、疎
水性フィルム形成性ポリマーと特定の界面活性剤との使
用である。
【0002】本発明の主題はまた、疎水性フィルム形成
性ポリマーと特定の界面活性剤とを含む、皮膚、睫、眉
毛、髪、及び爪等の、特にヒトのケラチン物質用のケア
またはメイクアップ組成物、及びケラチン物質へのメイ
クアップの適用または前記ケラチン物質の美容ケアのた
めの方法である。
【0003】前記組成物は、マスカラ、アイライナー、
唇のための製品、ブラッシャーまたはアイシャドウ、フ
ァンデーション、ボディ用メイクアップ製品、コンシー
ラー、爪用製品、抗日光保護のため又は皮膚の着色のた
めの組成物、または皮膚用ケア製品の形態で提供しても
良い。とりわけ、本発明はマスカラに関する。
【0004】
【従来の技術】文献WO-A-95/15741により、界面活性剤
を含む水中ワックス型エマルジョンの形態のマスカラ組
成物が既知である。しかしながら、これらの組成物によ
り得られるメイクアップフィルムは、水に対して優れた
耐性を有しておらず、該フィルムは、特に入浴またはシ
ャワーの間、水と接触した際に目の回りで剥離または延
び広がることによって崩壊する。フィルムの崩壊は、メ
イクアップの色の強度の実質的な喪失を引き起こし、こ
のため消費者は、該マスカラを繰り返し適用せねばなら
ない。フィルム形態の延び広がりは、それ自体、メイク
アップを適用した領域の周囲に光輪を引き起こし、これ
は非常に美観を損なう。涙及び発汗もまた、これら同様
の欠点を生じる。
【0005】メイクアップの耐水性を向上させるために
は、US-A-4423031により水性分散物中のアクリルポリマ
ーの使用が既知である。しかしながら、マスカラは、メ
イクアップとして除去するのが困難であり、オイルまた
は有機溶媒に基づく特定のメイクアップ除去剤の使用を
要する。しかしながら、これらのメイクアップ除去剤
は、目に刺激性であるかもしれず、とりわけ刺すような
痛みを引き起こすか、目の表面にフィルムを残すか、目
の周りの皮膚(瞼)に不快な脂肪性残留フィルムを残す
かもしれない。
【0006】これら特定のメイクアップ除去剤の使用を
避けるためには、水不溶性ポリマー及び水溶性フィルム
形成性ポリマーを含むマスカラを提案する、文献WO-A-9
6/33690に記載されているように、石けん及び水を使用
することが可能である。しかしながら、石けんの使用は
刺すような痛みまたは目の表面にフィルムが付着するこ
となどによる目の不快感を引き起こす恐れがある。石け
んはまた、メイクアップフィルムを溶解し、これはその
後目の回りに延びて光輪を形成したり、皮膚を汚したり
する。
【0007】温水の使用、すなわち(常圧で測定した温
度として)35℃以上、特におよそ35乃至50℃の範
囲の温度を有する水の使用により、今日まで知られてい
るメイクアップ除去剤の欠点を避けることができるが、
上述の冷水に耐性のマスカラ組成物は温水で除去するこ
とができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、した
がって、メイクアップとして温水を使用して除去するこ
とができる一方で、冷水に対する優れた耐性を有する化
粧品組成物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、疎水性フ
ィルムを形成することのできるフィルム形成性ポリマー
及び特定の界面活性剤を使用して、こうした組成物が入
手可能であることを見いだした。ケラチン物質、特に睫
に当該組成物を適用した後、得られるメイクアップは、
例えば入浴の際には冷水、すなわち、30℃以下の温度
を有する水に対して、及び/または涙及び/または発汗
に対して非常に耐性である。該メイクアップは、特に綿
ウールまたはガーゼで擦ることによって温水で容易に除
去可能である。該メイクアップは睫から容易に剥げ落
ち、(被覆層の形態で)砕けることなく、または断片又
は小片の形態で睫から除去される。こうして除去された
メイクアップは、皮膚上に延びることなく、目の周囲の
光輪形成が回避される。皮膚には、メイクアップ除去の
間に汚れが付かず、清浄なままである。該メイクアップ
は、温水で、特に石けんなどの洗浄剤を全く含有しない
温水で非常に容易に除去される。メイクアップ除去のた
めには、使用する温水は、35℃以上、特におよそ35
℃乃至50℃に加熱した、水道水、脱塩水、またはミネ
ラルウォーターであってよい。
【0010】
【発明の実施の形態】より厳密には、本発明の主題は、
ケラチン物質表面に塗布され、メイクアップとして温水
で除去することのできるフィルムを得るための、生理学
的に許容される媒質を含む組成物中における、疎水性フ
ィルム形成性ポリマーと、水中2重量%の濃度にて、2
0乃至45℃の温度範囲において少なくとも100μS/
cmの、水中における導電性に変動を示すイオン性界面活
性剤との使用である。
【0011】生理学的に許容される媒質なる表現は、ケ
ラチン物質と適合性である媒質、例えば化粧品媒質等を
意味すると解される。
【0012】有利には、本発明による組成物は、以上の
ように定義される前記イオン性界面活性剤とは異なる付
加的界面活性剤をほとんど含まないか、または全く含ま
ず、特に、該組成物全重量に対して0.5重量%未満の
量を含む。したがって、当該組成物は、冷水に対する優
れた耐性を示す。
【0013】付加的界面活性剤なる表現は、10以上の
HLB(親水性−疎水性バランス)を有する非イオン性
両親媒性化合物及び、親水性部分に50g/mol以上のモ
ル質量を有するカウンターイオンを含むイオン性両親媒
性化合物から選択されるあらゆる両親媒性化合物を意味
すると解されるが、これらのイオン性界面活性剤は、上
述の前記イオン性界面活性剤とは異なるものとする。
【0014】メイクアップとしてのフィルムの、温水で
の除去は、20乃至45℃、望ましくは30乃至45
℃、好ましくは40乃至45℃の温度範囲において、水
中に2重量%の濃度にて、少なくとも100μS/cmの水
中における導電性に変動を示すイオン性界面活性剤を使
用して得られる。とりわけ、前記の導電性における変動
は、100乃至2000μS/cm、好ましくは200乃至
1500μS/cm、更に好適には200乃至1000μS/
cmの範囲である。
【0015】この特定のイオン性界面活性剤は、該ポリ
マーフィルムを水に対してより感受性にし、該メイクア
ップフィルムは、温水との接触の間に、また例えば指ま
たは布または綿ウールでこれを擦ることによって脆化さ
れ、該フィルムは容易に崩壊し、その支持体から剥離す
る。
【0016】前記イオン性界面活性剤は、好ましくはア
ニオン性界面活性剤である。これは、ステアリン酸ナト
リウム、ステアリン酸カリウム、及び下式(I):
【化3】 [式中、Rは16乃至20の炭素原子を有するアルキ
ル基を示し、RはHまたは-CHを、MはH、N
a、K、NH,(CHCHNH、(CH
NH、(HOCHCHNH、(HO
CHCHNHを示す]のフタラメートから選
択してもよい。好ましくは、Rは18の炭素原子を有
するアルキル基を示し、Rは水素原子を示す。
【0017】前記イオン性界面活性剤は、好ましくはス
テアリン酸ナトリウム及びナトリウム=N-オクタデシル
フタラメートから選択され、特に好適なのはナトリウム
=N-オクタデシルフタラメートである。
【0018】有利には、前記イオン性界面活性剤は、2
00乃至1000、好ましくは250乃至800、好ま
しくは250乃至600の範囲の分子量を有する(ステ
アリン酸ナトリウム=306;ナトリウム=N-オクタデ
シルフタラメート=440)。
【0019】したがって、本発明の主題は、化粧品とし
て許容される媒質中に、少なくとも1つの疎水性フィル
ム形成性ポリマー及び、下式(I):
【化4】 [式中、Rは16乃至20の炭素原子を有するアルキ
ル基を示し、RはHまたは-CHを、MはH、N
a、K、NH,(CHCHNH、(CH
NH、(HOCHCHNH、(HO
CHCHNHを示す]の少なくとも1つのイ
オン性界面活性剤を含む化粧品組成物である。好ましく
は、Rは18の炭素原子を有するアルキル基を示し、
は水素原子を示す。
【0020】前記アニオン性界面活性剤は、当該組成物
中に、組成物全重量に対して0.1乃至20重量%、好
ましくは0.5乃至15重量%、更に好適には1乃至1
0重量%の範囲の量で存在して良い。
【0021】望ましくは、前記組成物は、更にモノステ
アリン酸グリセリルを、特に組成物全重量に対して0.
1乃至5重量%、好ましくは0.5乃至2重量%の範囲
の量で含んで良い。この化合物をイオン性界面活性剤と
組み合わせることにより、この混合物について上述した
導電性における変動として、前記イオン性界面活性剤単
独よりもずっと大きな変動を得ることが可能になり、よ
って、メイクアップとしてケラチン物質上に付着したフ
ィルムの温水での除去がいっそう容易になる。
【0022】好ましくは、前記イオン性界面活性剤及び
モノステアリン酸グリセリルは、該組成物中に、0.0
1乃至2、好ましくは0.5乃至2、更に好適には1乃
至2のイオン性界面活性剤/モノステアリン酸グリセリ
ル重量比で存在してもよい。
【0023】本発明によれば、該組成物はまた、疎水性
フィルムを形成することのできるフィルム形成性ポリマ
ーを含む。本願においては、「フィルム形成性ポリマ
ー」なる表現は、それ自体でまたはフィルム形成助剤の
存在下において、支持体、特に睫などのケラチン物質上
に、連続性且つ付着力のあるフィルムを形成することの
できるポリマーを意味すると解される。
【0024】「疎水性フィルムを形成することのできる
フィルム形成性ポリマー」なる表現は、25℃において
1重量%未満の溶解度を有するポリマーを意味すると解
される。
【0025】前記フィルム形成性ポリマーは、合成ポリ
マー、特にフリーラジカルポリマーまたは重縮合物、天
然由来のポリマー及びこれらの混合物から選択されて良
い。
【0026】フリーラジカルフィルム形成性ポリマーな
る表現は、特にエチレン性不飽和を有するモノマーの重
合によって得られるポリマー(重縮合物とは異なる)を
意味すると解される。
【0027】フリーラジカルタイプのフィルム形成性ポ
リマーは、特にビニルポリマーまたはコポリマー、特に
アクリルポリマーであってよい。
【0028】ビニルフィルム形成性ポリマーは、少なく
とも一の酸基を有するエチレン性不飽和モノマー及び/
またはこれらの酸モノマーのエステル及び/またはこれ
らの酸モノマーのアミドの重合化によって生成させても
良い。
【0029】酸基を担持するモノマーとしては、α,β
-エチレン性不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、またはイタコン
酸を使用しても良い。(メタ)アクリル酸及びクロトン
酸を使用することが好ましく、より好ましいのは(メ
タ)アクリル酸である。
【0030】酸モノマーのエステルは、(メタ)アクリ
ル酸のエステル((メタ)アクリレートとも呼称)、と
りわけアルキルの、特にC−C30、好ましくはC
−C 20アルキルの(メタ)アクリレートであって、直
鎖状、分枝状、または環状のもの、アリールの、特にC
−C10アリールの(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シアルキルの、特にC−Cのヒドロキシアルキルの
(メタ)アクリレートから選択されると有利である。
【0031】アルキル(メタ)アクリレートの中では、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチル
メタクリレート、イソブチルメタクリレート、2-エチ
ルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、
およびシクロヘキシル(メタ)アクリレートを挙げるこ
とができる。
【0032】ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
の中では、ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロ
キシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、及び2-ヒドロキシプロピルメタクリレートを
挙げることができる。
【0033】アリール(メタ)アクリレートの中では、
ベンジルアクリレート及びフェニルアクリレートを挙げ
ることができる。特に好ましい(メタ)アクリル酸のエ
ステルは、アルキル(メタ)アクリレートである。
【0034】本発明によれば、エステルのアルキル基は
フッ化または過フッ化されていてもよく、すなわちアル
キル基の幾つかまたは全ての水素原子がフッ素原子で置
換されている。
【0035】酸モノマーのアミドとしては、例えば、
(メタ)アクリルアミド、とりわけN-アルキル(メ
タ)アクリルアミド、特にC−C20アルキルのもの
を挙げることができる。N-アルキル(メタ)アクリル
アミドとしては、N-エチルアクリルアミド、N-t-ブ
チルアクリルアミド、N-t-オクチルアクリルアミド、
及びN-ウンデシルアクリルアミドを挙げることができ
る。
【0036】ビニルフィルム形成性ポリマーもまた、ビ
ニルエステル、オレフィン(フッ化オレフィンを含
む)、ビニルエステル及びスチレンモノマーから選択さ
れる少なくとも1つのモノマーの単独重合または共重合
により生成させても良い。特に、これらのモノマーは、
上述のものなどの酸モノマー及び/またはこれらのエス
テル及び/またはこれらのアミドと共に重合化させても
良い。
【0037】ビニルエステルの例としては、酢酸ビニ
ル、ネオデカン酸ビニル、ピバル酸ビニル、安息香酸ビ
ニル、及びt-ブチル安息香酸ビニルを挙げることができ
る。
【0038】オレフィンの中では、エチレン、プロピレ
ン、ブテン、イソブテン、オクテン、オクタデセン、フ
ッ化ポリオレフィン、例えばテトラフルオロエチレン、
フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペン、クロロト
リフルオロエチレンを挙げることができる。
【0039】スチレンモノマーとしては、スチレン及び
アルファ-メチルスチレンを挙げることができる。
【0040】フィルム形成性ポリマーとして使用して良
い重縮合物としては、ポリウレタン、特にアニオン性、
カチオン性、非イオン性または両性のポリウレタン、ポ
リウレタン−ポリアクリレート、ポリウレタン−ポリビ
ニルピロリドン、ポリエステル−ポリウレタン、ポリエ
ーテル−ポリウレタン、ポリウレア、ポリウレア−ポリ
ウレタン、及びこれらの混合物を使用することができ
る。
【0041】フィルム形成性ポリウレタンは、例えば、
下記: ・脂肪族及び/または環状及び/または芳香族由来の、
少なくとも1つのブロック、及び/または、 ・少なくとも1つの、分枝状または非分枝状のシリコー
ン含有ブロック、例えばポリジメチルシロキサンまたは
ポリメチルフェニルシロキサン、及び/または、 ・フッ化基を含む少なくとも1つのブロック、を単独ま
たは混合物として含む、脂肪族、環状、または芳香族の
ポリウレタン、ポリウレア−ウレタンまたはポリウレア
コポリマーであってもよい。
【0042】フィルム形成性重縮合物の中では、ポリエ
ステル、ポリエステルアミド、脂肪鎖を有するポリエス
テル、ポリアミド及びエポキシエステル樹脂、ホルムア
ルデヒドのアリールスルホンアミドとの縮合により生じ
る樹脂、アリールスルホンアミドエポキシ樹脂を挙げる
ことができる。
【0043】ポリエステルは、ジカルボン酸とポリオー
ルとの重縮合、特にジオールとの重縮合により、既知の
方法にて得ることができる。
【0044】ジカルボン酸は、脂肪族、脂環族、または
芳香族であってよい。こうした酸の例としては、シュウ
酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、2,2-ジメチルグルタ
ル酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバシン酸、フマル
酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、ドデカン二
酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シク
ロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、ジグリコール酸、チオジプロピオン酸、2,5-ナ
フタレンジカルボン酸、及び2,6-ナフタレンジカル
ボン酸を挙げることができる。これらのジカルボン酸
は、単独で、または少なくとも2つのジカルボン酸モノ
マーとのコンビネーションとして使用しても良い。これ
らのモノマーの中では、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸が好ましく選択される。
【0045】ジオールは、脂肪族、脂環族、または芳香
族であってよい。好ましく使用されるジオールは、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,3-プロパンジオール、シクロヘキサ
ンジメタノール、及び4-ブタンジオールから選択され
る。他のポリオールとしては、グリセリン、ペンタエリ
スリトール、ソルビトール、トリメチロールプロパンを
挙げることができる。
【0046】ポリエステルアミドは、ポリエステルと同
様の方式で、二価酸のジアミンまたはアミノアルコール
との重縮合により得ることができる。ジアミンとして
は、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、メタ
-またはパラ-フェニレンジアミンを使用しても良い。ア
ミノアルコールとしては、モノエタノールアミンを使用
しても良い。
【0047】ポリエステルは、更に、少なくとも一の-
SOM基を担持する少なくとも一のモノマーを含んで
も良く、ここでMは、水素原子、アンモニウムイオンN
または、例えばNa、Li、K、M
2+、Ca2+、Cu2+、Fe 2+またはFe3+
イオン等の金属イオンを表す。特に、こうした-SO
M基を担持する二官能性芳香族モノマーを使用してもよ
い。
【0048】上述のような-SOM基を更に担持する
二官能性芳香族モノマーの芳香環は、例えばベンゼン、
ナフタレン、アントラセン、ジフェニル、オキシジフェ
ニル、スルホニルジフェニル、及びメチレンジフェニル
環から選択することができる。-SOM基を更に担持
する二官能性芳香族モノマーの例としては、更にスルホ
イソフタル酸、スルホテレフタル酸、スルホフタル酸、
4-スルホナフタレン-2,7-ジカルボン酸を挙げるこ
とができる。
【0049】本発明の主題である組成物中においては、
イソフタレート/スルホイソフタレートに基づくコポリ
マー、とりわけジエチレングリコール、シクロヘキサン
ジメタノール、イソフタル酸、及びスルホイソフタル酸
の縮合によって得られるコポリマーの使用が好ましい。
こうしたポリマーは、例えば、Eastman Chemical Produ
cts社により、Eastman AQの商品名で市販されている。
【0050】合成の疎水性ポリマーはまた、シリコーン
ポリマー、例えばポリオルガノポリシロキサンタイプの
ものであってよい。
【0051】天然起源の、任意に変性されたポリマー
は、セラック樹脂、サンダラックゴム、ダマー、エレ
ミ、コーパル、セルロースポリマー、例えばニトロセル
ロース、セルロースアセテート、セルロースアセトブチ
レート、セルロースアセトプロピオネート、エチルセル
ロース、及びこれらの混合物から選択されると良い。
【0052】本発明の第一の変形実施態様によれば、前
記ポリマーは、水性媒質中に分散した固体粒子の形態で
存在しうる。水性分散物中の粒子の形態のポリマーなる
表現は、一般的にラテックスまたはシュードラテックス
として既知であるが、水及び任意に水中に可溶性の化合
物を含む相であって、該相中に前記ポリマーが粒子の形
態で直接分散している相を意味すると解される。
【0053】水性分散物中のポリマーの粒子のサイズ
は、10乃至500nm、好ましくは20乃至300nmの
の範囲であって良い。
【0054】前記水性媒質は、本質的に水から構成され
ても、あるいは水と、1乃至5の炭素原子を有する低級
モノアルコール、2乃至8の炭素原子を有するグリコー
ル、C−Cケトン、C−Cアルデヒドなどの水
混和性溶媒との混合物を含んでもよい。これは、実際に
は、組成物全重量に対して5乃至94.9重量%を占め
る。
【0055】水性分散物中のフィルム形成性ポリマーと
しては、AVECIA-NEORESINS社により、NEOCRYL XK-90
(登録商標)、NEOCRYL A-1070(登録商標)、NEOCRYL
A-1090(登録商標)、NEOCRYL BT-62(登録商標)、NEO
CRYL A-1079(登録商標)、NEOCRYL A-523(登録商標)
の名で、DOW CHEMICAL社により、DOW LATEX 432(登録
商標)の名で市販のアクリルポリマー、あるいは下記の
ポリウレタン、例えばGOODRICH社により、AVALURE UR-4
05(登録商標)、AVALURE UR-410(登録商標)、AVALUR
E UR-425(登録商標)、SANCURE 2060(登録商標)の名
で市販のポリエステル−ポリウレタン、GOODRICH社によ
り、SANCURE 878(登録商標)、AVALURE UR-450(登録
商標)の名で、ICI社によりNEOREZ R 970(登録商標)
の名で市販のポリエーテル−ポリウレタン、AVECIA-NEO
RESINS社により、NEOREZ R-989(登録商標)の名で市販
のポリウレタン−アクリレートを使用することが可能で
ある。
【0056】ポリマーが水性分散物中の粒子の状態に維
持されるように、当該組成物のpHを調整することに注
意して、これらのいわゆるアルカリ可溶性ポリマーを使
用することも可能である。
【0057】本発明による組成物は、フィルム形成性ポ
リマーの粒子と共に、フィルムの形成を促進するフィル
ム形成助剤を含んでも良い。こうしたフィルム形成性剤
は、所望の機能を充足しうることが当業者に知られてい
る全ての化合物から選択されて良く、特に可塑剤及び合
着剤から選択されて良い。
【0058】本発明の第二の変形実施態様によれば、フ
ィルム形成性ポリマーは、表面安定化され、液体脂肪相
中に分散した粒子の形態で存在して良い。
【0059】好ましくは、前記液体脂肪相は揮発性液体
脂肪相を、任意に不揮発性液体脂肪相との混合物として
含む。
【0060】「揮発性脂肪相」なる表現は、1時間未満
で皮膚から蒸発しうる、あらゆる非水性媒質を意味する
と解される。この揮発性相は、特に、室温及び常圧にて
10 −3乃至300mmHg(0.13Pa乃至40000P
a)の範囲の蒸気圧を有するオイルを含む。
【0061】ポリマーが分散される液体脂肪相は、生理
学的に許容され、特に化粧品として許容されるオイルか
ら構成することができ、特に鉱物、動物、植物、または
合成由来のオイル、炭素質の、炭化水素ベースの、フッ
化及び/またはシリコーンオイルから選択されるオイル
が、均一且つ安定な混合物を形成して予定する使用に適
合性である限りにおいて単独または混合物として使用さ
れる。
【0062】該そせいぶつの全液体脂肪相は、組成物全
重量に対して5乃至98重量%、好ましくは20乃至8
5重量%を占めて良い。不揮発性部分は組成物全重量の
0乃至80%(特に0.1乃至80%)、更に好適には
1乃至50%を占めて良い。
【0063】本発明において使用して良い液体脂肪相と
しては、脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級脂肪アルコ
ール、ポリジメチルシロキサン(PDMS)であって、
任意にフェニル化されているもの、例えばフェニルトリ
メチコーン、または、脂肪族及び/または芳香族基で任
意に置換されているもの、任意にフッ化されたもの、ま
たはヒドロキシル、チオール、及び/またはアミン基な
どの官能基を有するもの;脂肪酸、脂肪アルコール、ま
たはポリオキシアルキレン、フッ化シリコーン、過フッ
化オイルで変性されたポリシロキサンを挙げることがで
きる。
【0064】望ましくは、室温にて揮発性の、1つ以上
のオイルを使用することができる。これらオイルの蒸発
後、べたつかず、柔らかなフィルム形成性付着物が得ら
れる。これらの揮発性オイルは、更に、睫などのケラチ
ン繊維への該組成物の塗布を容易にする。
【0065】これらの揮発性オイルは、炭化水素オイル
であっても、任意にアルキルまたはアルコキシ基をシリ
コーン含有鎖の末端に含むか、もしくはペンダント鎖を
含むシリコーンオイルであってもよい。
【0066】本発明において使用して良い揮発性シリコ
ーンオイルとしては、直2乃至7のケイ素原子を有する
鎖状または環状のシリコーンを挙げることができ、これ
らのシリコーンは任意に1乃至10の炭素原子を有する
アルキルまたはアルコキシ基を含む。特にオクタメチル
シクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロ
キサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタ
メチルオクチルトリシロキサンを挙げることができる。
【0067】揮発性炭化水素オイルとしては、C−C
16イソパラフィン、例えば「ISOPARs」、PERMETYLs、
特にイソドデカンを挙げることができる。
【0068】これら揮発性オイルは、該組成物中に、組
成物全重量に対して5乃至94.9%、更に好適には2
0乃至85%の量で存在してよい。
【0069】本発明の特定の実施態様においては、液体
脂肪相は、 ・17(MPa)1/2未満のハンセン溶解度空間による
包括的溶解度パラメーターを有する非水性液体化合物、
または ・20(MPa)1/2以下のハンセン溶解度空間による
包括的溶解度パラメーターを有するモノアルコール、ま
たは ・これらの混合物を含む群より選択される。
【0070】ハンセン溶解度空間による包括的溶解度パ
ラメーター、グローバルδは、"Polymer Handbook" 第
3版、第VII章、519-559頁に記載のEric A. Grulkeによ
る文献、"Solubility parameter values"中に、下式に
よって定義されている。 δ=(d +d +d 1/2 式中、 ・dは、分子衝撃の際に誘発される双極子の形成によ
り得られるロンドン分散力を意味し、 ・dは、永久双極子間の相互作用のドバイ力を意味
し、 ・dは、相互作用(水素、酸/塩基、電子供与体/電
子受容体のタイプの結合等)の特異的な力を意味する。
ハンセンによる三次元溶解度空間における溶媒の定義
は、C. M. HANSENによる論文:"The three dimensional
solubility parameters" J. Paint Technol. 39, 105
(1967)に記載されている。
【0071】液体脂肪相中に使用して良いオイルは、例
えば、特許出願EP-A-749747中に挙げられてい
る。非水性媒質としては、L.V.M.H.による文献FR-A-
2710646に記載のものを使用することも可能であ
る。
【0072】非水性媒質の選択は、ポリマーを構成する
モノマーの性質及び/または安定剤の性質によって、下
記のように当業者によって行われる。
【0073】ポリマー分散物は、文献EP-A-7497
47に記載のように調製しても良い。重合は、分散物中
において、すなわち生成時にポリマーが沈殿することに
よって、生成する粒子の安定剤による保護と共に行われ
ても良い。
【0074】前記脂肪相中の分散状態のポリマー粒子
は、好ましくは5乃至600nm、好ましくは50乃至2
50nmの範囲のサイズを有する。
【0075】前記ポリマー粒子は、ブロックポリマー、
グラフトポリマー、及び/またはランダムポリマーの単
独または混合物であってよい安定剤を使用して表面安定
化されている。
【0076】グラフトポリマーの中では、炭化水素鎖が
グラフト化したシリコーンポリマー;シリコーン鎖がグ
ラフト化した炭化水素ポリマーを挙げることができる。
【0077】また、例えばポリアクリルタイプの不溶性
骨格を有し、ポリ(12-ヒドロキシステアリン)酸タ
イプの可溶性グラフトを備えたグラフトコポリマーも好
適である。
【0078】少なくとも1つのポリオルガノシロキサン
タイプブロック及び少なくとも1つのフリーラジカルポ
リマーのブロックを含むブロックまたはグラフトブロッ
クコポリマー、例えば、非水性媒質がシリコーン含有の
ものである場合に特に使用して良い、アクリル/シリコ
ーンタイプのグラフトコポリマーなどを使用することも
できる。
【0079】前記安定剤もまた、ポリオルガノシロキサ
ンタイプの少なくとも1つのブロックおよび少なくとも
1つのポリエーテルを含む、ブロックまたはグラフトブ
ロックコポリマーから選択しうる。前記ポリオルガノシ
ロキサンブロックは、特に、ポリジメチルシロキサンま
たはポリ(C−C18)アルキルメチルシリコーンで
あってよく、前記ポリエーテルブロックは、C−C
18ポリアルキレン、特にポリオキシエチレン及び/ま
たはポリオキシプロピレンであってよい。特に、ジメチ
コーンコポリオールまたは(C−C18)アルキルメ
チコーンコポリオールを使用することができる。例え
ば、DOW CORNING社により「DOW CORNING 3225C」の名で
市販のジメチコーンコポリオール、またはDOW CORNING
社により「DOWCORNING Q2-5200」の名で市販のラウリル
メチコーンコポリオールを使用することができる。
【0080】ブロックまたはグラフトブロックコポリマ
ーとしては、1つ以上の任意に共役したエチレン結合を
有する少なくとも1つのエチレン性モノマー、例えばエ
チレン、ブタジエン、イソプレンの重合化によって生じ
る少なくとも1つのブロックと、スチレンポリマーの少
なくとも1つのブロックとを含むコポリマーを使用して
良い。前記エチレン性モノマーが幾つかの任意に共役し
たエチレン結合を含む場合、重合後に残るエチレン性不
飽和は、一般的に水素化されている。したがって、既知
の方法において、イソプレンの重合化は、水素化の後
に、エチレン/プロピレンブロックの生成をもたらし、
ブタジエンの重合化は、水素化の後に、エチレン−ブタ
ジエンブロックの生成をもたらす。これらブロックコポ
リマーの中で、「ジブロック」または「トリブロック」
タイプのコポリマーを挙げることができ、例えばポリス
チレン/ポリイソプレンまたはポリスチレン/ポリブタ
ジエンタイプの、例えばBASF社により「LUVITOL HSB」
の名で市販のもの、ポリスチレン/コポリ(エチレン−
プロピレン)タイプの、例えばShell Chemical社により
「KRATON」の名で市販のもの、またはポリスチレン/コ
ポリ(エチレン−ブタジエン)タイプのものを挙げるこ
とができる。
【0081】少なくとも1つのエチレン性モノマー、例
えばエチレン、イソブチレンの重合化によって生じる少
なくとも1つのブロックと、アクリルポリマーの少なく
とも1つのブロック、例えばメチルメタクリレートとを
含むブロックまたはグラフトブロックコポリマーとして
は、ジ-、トリ-ブロックポリ(メチルメタクリレート)
/ポリイソブチレンコポリマーまたは、ポリ(メチルメ
タクリレート)骨格及びポリイソブチレングラフトを有
するグラフトコポリマーを挙げることができる。
【0082】少なくとも1つのエチレン性モノマーの重
合化によって生じる少なくとも1つのブロックと、ポリ
エーテルの少なくとも1つのブロック、例えばC−C
18ポリオキシアルキレン、特にポリオキシエチレン及
び/またはポリオキシプロピレンとを含むブロックまた
はグラフトブロックコポリマーとしては、ジ-、トリ-ブ
ロックポリオキシエチレン/ポリブタジエン、またはポ
リオキシエチレン/ポリイソブチレンコポリマーを挙げ
ることができる。
【0083】C−Cアルキル(メタ)アクリレート
とC−C30アルキル(メタ)アクリレートとのコポ
リマーを使用することも可能である。特にステアリルメ
タクリレート/メチルメタクリレートコポリマーを挙げ
ることができる。
【0084】この場合は、安定剤として、グラフトポリ
マーまたはブロックポリマーのいずれかを使用して、よ
りよい界面活性をもたせることが好ましい。実際に、合
成溶媒中に不溶性のブロックまたはグラフトは、粒子の
表面により嵩高な被覆を与える。
【0085】液体脂肪相が、少なくとも1つのシリコー
ンオイルを含む場合、安定剤は、ポリオルガノシロキサ
ンタイプの少なくとも1つのブロック及び、フリーラジ
カルポリマーの、またはポリエーテルの、またはポリエ
ステルの、少なくとも1つのブロック、例えばポリオキ
シ(C−C)アルキレン、特にポリオキシプロピレ
ン化及び/またはオキシエチレン化ブロックを含むブロ
ックまたはグラフトブロックコポリマーからなる群より
選択されることが好ましい。
【0086】液体脂肪相がシリコーンオイルを含まない
場合、安定剤は、下記: ・(a)ポリオルガノシロキサンタイプの少なくとも1
つのブロック及び、フリーラジカルポリマーの、または
ポリエーテルの、またはポリエステルの、少なくとも1
つのブロックを含む、ブロックまたはグラフトブロック
コポリマー、 ・(b)C−Cアルキルアクリレートまたはメタク
リレートと、C−C アルキルアクリレートまたは
メタクリレートとのコポリマー、 ・(c)共役したエチレン結合を有する少なくとも1つ
のエチレン性モノマーの重合化によって生じる少なくと
も1つのブロックと、ビニルもしくはアクリルポリマー
の、またはポリエーテルの、またはポリエステルの、少
なくとも1つのブロックとを含むブロックまたはグラフ
トブロックコポリマーからなる群より選択されることが
好ましい。
【0087】好ましくは、ジブロックポリマーは、安定
剤として使用される。
【0088】本発明の第三の実施態様によれば、脂溶性
ポリマーとも呼称される第二のフィルム形成性ポリマー
が、上述の液体脂肪相中に可溶化形態で存在してもよ
い。
【0089】脂溶性ポリマーの例としては、下式(I
I):
【化5】 [式中、 ・Rは、1乃至19の炭素原子を有する、飽和した直
鎖状または分枝状の炭化水素鎖を表し; ・Rは、下記: a)-O-CO-R(Rは、Rと同様の意味を有す
るが、同一のコポリマー中においてはRと相違す
る)、 b)-CH-R(Rは、5乃至25の炭素原子を有
し、飽和した直鎖状または分枝状の炭化水素鎖を表
す)、 c)-O-R(Rは、2乃至18の炭素原子を有する
飽和炭化水素鎖を表す)、及び d)-CH-O-CO-R(Rは、1乃至19の炭素
原子を有し、飽和した直鎖状または分枝状の炭化水素鎖
を表す)、からなる群より選択される基を表し、 ・Rは、Rがa)、b)、またはc)の基を表す場
合には水素原子を表し、またはRは、Rがd)の基
を表す場合にはメチル基を表す]に相当するポリマーを
挙げることができるが、前記コポリマーは、ユニット
(Ia)またはユニット(Ib)(ここで飽和又は分枝状の
炭化水素鎖は少なくとも7つの炭素原子を有する)から
誘導される少なくとも1つのモノマーを少なくとも15
重量%含むことを要する。
【0090】式(I)のコポリマーは、少なくとも1つ
のビニルエステル(ユニットIaに相当)と、α-オレフ
ィン、アルキルビニルエーテル、またはアリル、または
メタリルエステルであってよい、少なくとも1つの別の
モノマー(ユニットIbに相当)との共重合により生成す
る。
【0091】ユニット(Ib)において、Rが上述の-
CH-R、-O-R、または-CH-O-CO-R
から選択される場合には、式(I)のコポリマーは、少
なくとも1つのユニット(Ia)50乃至95mol%及び
少なくとも1つのユニット(Ib)5乃至50mol%から
なってもよい。
【0092】式(I)のコポリマーは、少なくとも1つ
のビニルエステルと、前記第一のものとは異なる少なく
とも1つの別のビニルエステルとの共重合からも生成し
うる。この場合には、これらのコポリマーは、少なくと
も1つのユニット(Ia)10乃至90mol%と、少なく
とも1つのユニット(Ib)(Rは-O-CO-Rを表
す)10乃至90mol%とからなってもよい。
【0093】式(Ia)のユニットまたは式(Ib)のユニ
ット(Rは-O-CO-Rを表す)をもたらすビニル
エステルの中では、ビニルアセテート、ビニルプロピオ
ネート、ビニルブタノエート、ビニルオクタノエート、
ビニルデカノエート、ビニルラウレート、ビニルステア
レート、ビニルイソステアレート、ビニル=2,2-ジメ
チルオクタノエート、及びビニルジメチルプロピオネー
トを挙げることができる。
【0094】式(Ib)のユニット(Rは-CH-R
を表す)をもたらすα-オレフィンの中では、1-オクテ
ン、1-ドデセン、1-オクタデセン、1-エイコセン、
及び22乃至28の炭素原子を有するα-オレフィンの
混合物を挙げることができる。
【0095】式(Ib)のユニット(R=-O-Rを表
す)をもたらすアルキルビニルエーテルの中では、エチ
ルビニルエーテル、n-ブチルビニルエーテル、イソブ
チルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシル
ビニルエーテル、セチルビニルエーテル、及びオクタデ
シルビニルエーテルを挙げることができる。
【0096】式(Ib)のユニット(R=-CH-O-
CO-Rを表す)をもたらすアリルまたはメタリルエ
ステルの中では、アリル及びメタリルアセテート、プロ
ピオネート、ジメチルプロピオネート、ブチレート、ヘ
キサノエート、オクタノエート、デカノエート、ラウレ
ート、2,2-ジメチルペンタノーエート、ステアレー
ト、及びエイコサノエートを挙げることができる。
【0097】式(I)のコポリマーはまた、実質的にそ
の分子量を増大させることを意図する、所定のタイプの
架橋剤を使用して架橋させても良い。
【0098】この架橋は、重合の間に行われ、前記架橋
剤はビニルタイプまたはアリルもしくはメタリルタイプ
のいずれであってもよい。これらの中では、特にテトラ
アリルオキシエタン、ジビニルベンゼン、ジビニルオク
タンジオエート、ジビニルドデカンジオエート、及びジ
ビニルオクタデカンジオエートを挙げても良い。
【0099】本発明による組成物中に使用可能な式
(I)の様々なコポリマーの中では、コポリマー:ビニ
ルアセテート/アリルステアレート、ビニルアセテート
/ビニルラウレート、ビニルアセテート/ビニルステア
レート、ビニルアセテート/オクタデセン、ビニルアセ
テート/オクタデシルビニルエーテル、ビニルプロピオ
ネート/アリルラウレート、ビニルプロピオネート/ビ
ニルラウレート、ビニルステアレート/1-オクタデセ
ン、ビニルアセテート/1−ドデセン、ビニルステアレ
ート/エチルビニルエーテル、ビニルプロピオネート/
セチルビニルエーテル、ビニルステアレート/アリルア
セテート、ビニル=2,2-ジメチルオクタノエート/ビ
ニルラウレート、アリル=2,2-ジメチルペンタノエー
ト/ビニルラウレート、ビニル=ジメチルプロピオネー
ト/ビニルステアレート、アリル=ジメチルプロピオネ
ート/ビニルステアレート、ビニルプロピオネート/ビ
ニルステアレート(0.2%のジビニルベンゼンが架橋
したもの)、ビニルジメチルプロピオネート/ビニルラ
ウレート(0.2%のジビニルベンゼンが架橋したも
の)、ビニルアセテート/オクタデシルビニルエーテル
(0.2%のテトラアリルオキシエタンが架橋したも
の)、ビニルアセテート/アリルステアレート(0.2
%のジビニルベンゼンが架橋したもの)、ビニルアセテ
ート/1-オクタデセン(0.2%のジビニルベンゼン
が架橋したもの)、及びアリルプロピオネート/アリル
ステアレート(0.2%のジビニルベンゼンが架橋した
もの)を挙げることができる。
【0100】脂溶性フィルム形成性ポリマーとしては、
脂溶性ホモポリマー、特に9乃至22の炭素原子を有す
るビニルエステルと、アルキルアクリレートもしくはメ
タクリレート(前記アルキル基は10乃至20の炭素原
子を有する)との共重合から生成するものを挙げること
ができる。
【0101】こうした脂溶性ホモポリマーは、ポリビニ
ルステアレート、ジビニルベンゼンを使用して架橋させ
たポリビニルステアレート、ジアリルエーテルまたはジ
アリルフタレート、ポリステアリル(メタ)アクリレー
ト、ポリビニルラウレート、ポリラウリル(メタ)アク
リレートから選択しても良く、これらのポリ(メタ)ア
クリレートは、エチレングリコールまたはテトラエチレ
ングリコールジメタクリレートを使用して架橋されてい
てもよい。
【0102】上述の脂溶性コポリマー及びホモポリマー
は既知であり、特にFR-A-2232303に記載され
ており、これらは2000乃至500000、好ましく
は4000乃至200000の範囲の重量平均分子量を
有して良い。
【0103】本発明において使用可能な脂溶性フィルム
形成性ポリマーとしては、ポリアルキレン、特にC
20アルケンのコポリマー、a)に定義したポリオレ
フィンワックスとは異なるもの、例えばポリブテン、飽
和または不飽和で直鎖状又は分枝状のC乃至Cアル
キル基を有するアルキルセルロース、例えばエチルセル
ロースまたはプロピルセルロース、ビニルピロリドン
(VP)のコポリマー、特にビニルピロリドンとC
至C40の、更に好適にはC乃至C20のアルケンと
のコポリマーを挙げることができる。本発明において使
用可能なVPコポリマーの例としては、VP/ビニルア
セテート、VP/エチルメタクリレート、ブチル化ポリ
ビニルピロリドン(PVP)、VP/エチルメタクリレ
ート/メタクリル酸、VP/エイコセン、VP/ヘキサ
デカン、VP/トリアコンテン、VP/スチレン、及び
VP/アクリル酸/ラウリルメタクリレートのコポリマ
ーを挙げることができる。
【0104】前記フィルム形成性ポリマーは、組成物全
重量に対して5乃至60重量%、好ましくは10乃至4
5重量%、更に好適には15乃至35重量%の範囲の乾
物含量の形態で存在しても良い。
【0105】有利には、前記イオン性界面活性剤及び疎
水性フィルム形成性ポリマーは、当該組成物中に、30
乃至0.1、好ましくは15乃至0.5、更に好適には
8乃至1の疎水性フィルム形成性ポリマー/イオン性界
面活性剤重量比で存在して良い。
【0106】前記組成物はまた、少なくとも1つの着色
物質、例えば粉体化合物及び/または脂溶性もしくは水
溶性着色剤を、例えば組成物全重量に対して0.01乃
至50%の量で含んで良い。粉体化合物は、通常化粧品
組成物中に使用される顔料及び/またはパール剤から選
択してもよい。有利には、前記粉体化合物は、組成物全
重量に対して0.1乃至25%、更に好適には1乃至2
0%を占めてよい。
【0107】顔料は、白色または有色で、無機及び/ま
たは有機のものであってよい。無機顔料の中では、二酸
化チタン(任意に表面処理したもの)、酸化ジルコニウ
ムまたはセリウム、並びに酸化鉄または酸化クロム、マ
ンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロムハ
イドレート及びフェリックブルーを挙げることができ
る。有機顔料の中では、カーボンブラック、D&Cタイ
プの顔料、及びカーマイン、バリウム、ストロンチウ
ム、カルシウム、及びアルミニウムに基づくラッカーを
挙げることができる。
【0108】パール顔料は、チタンまたはオキシ塩化ビ
スマスで被覆したマイカ等の白色パール顔料、酸化鉄を
用いたマイカ-チタン、特にフェリックブルーまたは酸
化クロムを用いたマイカ-チタン、上述のタイプの有機
顔料を用いたマイカ-チタン等の有色パール顔料、並び
にオキシ塩化ビスマスに基づくパール顔料から選択され
ても良い。
【0109】該組成物はまた、当業者には良く知られ、
化粧品組成物中において通常使用される充填剤を含有し
ても良い。充填剤は、無機または有機の、ラメラまたは
球状のものであってよい。タルク、マイカ、シリカ、カ
オリン、ナイロン(Atochem社製、Orgasol)、ポリ-β-
アラニン及びポリエチレンパウダー、テフロン(登録商
標)、ラウロイル-リシン、デンプン、窒化ホウ素、テ
トラフルオロエチレンポリマーの粉末、Expancel(Nobe
l Industrie)等の中空のミクロスフィア、ポリトラッ
プ(Dow Corning)及びシリコーン樹脂のミクロビーズ
(例えばToshiba社製、Tospearls)、沈降炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、及びハイドロカルボネート、ヒ
ドロキシアパタイト、シリカの中空ミクロスフェア(MA
PRECOS社製、SILICA BEADS)、ガラスまたはセラミック
のミクロカプセル、8乃至22の炭素原子、好ましくは
12乃至18の炭素原子を有する有機カルボン酸から誘
導される金属石けん、例えば亜鉛、マグネシウム、また
はリチウムのステアレート、亜鉛ラウレートまたはマグ
ネシウムミリステートを挙げることができる。
【0110】本発明による組成物はまた、こうした組成
物中において通常使用される成分、例えば増粘剤、保存
料、香料、サンスクリーン、抗フリーラジカル剤、ワッ
クス、オイル、保湿剤、ビタミン、タンパク質、可塑化
剤、金属イオン封鎖剤、セラミド、アルカリ化剤または
酸性化剤、皮膚軟化剤を更に含有しても良い。
【0111】むろん、当業者であれば、本発明による組
成物の有利な特性を、行おうとする添加によって損なう
ことのないよう、または実質的に損なうことのないよう
に、これら任意の付加的化合物及び/またはその量を選
択するであろう。
【0112】本発明の別の主題は、冷水に耐性であり、
及び/または温水でメイクアップとして除去することが
可能な、ケラチン物質表面に付着したフィルムを得るた
めの、上記の通り定義される組成物の使用である。
【0113】本発明の主題はまた、上記の通り定義され
る組成物のケラチン物質への塗布を含む、ケラチン物質
のメイクアップの適用または非治療的ケアのための美容
方法である。
【0114】本発明の主題はまた、メイクアップが塗布
されたケラチン繊維を35以上の温度に加熱した温水で
濯ぐ、少なくとも1つの工程を含む、上記の通り定義さ
れる組成物をメイクアップとして塗布した前記ケラチン
物質から、メイクアップを除去するための美容方法であ
る。
【0115】本発明を、以下の実施例においてより詳細
に説明する。
【0116】
【実施例】(実施例1及び2)以下の組成を有するマス
カラを調製した。・GOODRICH社によりAVALURE UR 425の
名で市販の、 水性分散物中のポリウレタン(活性物質49重量%) 21g AS ・ヒドロキシエチルセルロース 1.9g ・アニオン性界面活性剤 3g ・鉄黒 5g ・プロピレングリコール 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残 量
【0117】各組成物について、300μm厚さ(乾燥
前)の層を、ガラススラブ上に延ばし、24時間に亘
り、30℃及び相対湿度50%にて乾燥させた。乾燥
後、前記スラブを、水を収容した結晶容器中において室
温(RT)(20℃)または40℃とし、その後マグネチ
ックバーを前記フィルム上に置いた。前記バーをマグネ
チックスターラーを使用して撹拌し、前記フィルムが崩
壊し始めた時点からの時間(分で表示)を測定する。
【0118】以下の結果が得られた。
【表1】
【0119】各組成物について、室温の水(冷水)の存
在下でよりも、40℃の水(温水)の存在下での方が、
前記フィルムは耐性が低いことが観察される。したがっ
て前記フィルムは、メイクアップとして、温水を用いて
より容易に除去可能であり、冷水に対してはより耐性で
ある。
【0120】 (実施例3) 以下の組成を有するマスカラを調製した。 ・GOODRICH社によりAVALURE UR 425の名で市販の、 水性分散物中のポリウレタン(活性物質49重量%) 16g AS ・ヒドロキシエチルセルロース 1.9g ・ナトリウム=N-オクタデシルフタラメート 0.6g ・ミツロウ 6g ・鉄黒 5g ・プロピレングリコール 5g ・保存料 適量 ・水 100gとする残 量
【0121】この組成物中においては、ナトリウム=N-
オクタデシルフタラメートをステアリン酸ナトリウムと
置き換えても良い。
【0122】このマスカラは、睫への適用が容易であ
り、得られるメイクアップは冷水に対する優れた耐性を
示し、メイクアップとして温水で容易に除去される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/42 A61K 7/42 (72)発明者 ヴァレリー・ドゥ・ラ・ポテリー フランス・77820・ル・シャトレ・タン・ ブリ・アレ・ドゥ・ラ・ベル・コルディエ ール・83 (72)発明者 エマニュエル・ポォトイス フランス・92320・シャティロン・アヴニ ュ・ドゥ・ラ・リパブリーク・1 Fターム(参考) 4C083 AA082 AB232 AC122 AC241 AC242 AC421 AC641 AC642 AD011 AD091 AD092 AD261 AD282 BB05 BB06 BB21 BB41 BB42 BB43 BB45 BB46 BB47 BB48 BB51 BB60 CC11 CC12 CC13 CC14 CC19 CC28

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生理学的に許容される媒質を含む組成物
    中における、疎水性フィルム形成性ポリマーと、水中2
    重量%の濃度にて、20乃至45℃の温度範囲において
    少なくとも100μS/cmの、水中における導電性に変動
    を示すイオン性界面活性剤との、ケラチン物質表面に付
    着し、メイクアップとして温水で除去することのできる
    フィルムを得るための、使用。
  2. 【請求項2】 イオン性界面活性剤が、水中2重量%の
    濃度にて、30乃至45℃、好ましくは40乃至45℃
    の温度範囲において少なくとも100μS/cmの、水中に
    おける導電性に変動を示すことを特徴とする、請求項1
    に記載の使用。
  3. 【請求項3】 導電性の変動が、100乃至2000μ
    S/cm、好ましくは200乃至1500μS/cm、及び好ま
    しくは200乃至1000μS/cmの範囲であることを特
    徴とする、請求項1または2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 イオン性界面活性剤が、アニオン性界面
    活性剤であることを特徴とする、請求項1乃至3のいず
    れか一項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 イオン性界面活性剤が、ステアリン酸ナ
    トリウム、ステアリン酸カリウム、及び下式(I): 【化1】 [式中、Rは16乃至20の炭素原子を有するアルキ
    ル基を示し、RはHまたは-CHを、MはH、N
    a、K、NH,(CHCHNH、(CH
    NH、(HOCHCHNH、(HO
    CHCHNHを示す]のフタラメートから選
    択されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか
    一項に記載の使用。
  6. 【請求項6】 Rが18の炭素原子を有するアルキル
    基を示すことを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  7. 【請求項7】 Rが水素原子を示すことを特徴とす
    る、請求項5または6に記載の使用。
  8. 【請求項8】 イオン性界面活性剤が、ステアリン酸ナ
    トリウム及びナトリウム=N-オクタデシルフタラメート
    から選択されることを特徴とする、請求項1乃至7のい
    ずれか一項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 イオン性界面活性剤が、水中2重量%の
    濃度にて、20乃至45℃、望ましくは30乃至45
    ℃、好ましくは40乃至45℃の温度範囲において少な
    くとも400μS/cmの、水中における導電性に変動を示
    すことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記
    載の使用。
  10. 【請求項10】 イオン性界面活性剤が、ナトリウム=
    N-オクタデシルフタラメートであることを特徴とす
    る、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の使用。
  11. 【請求項11】 イオン性界面活性剤が、200乃至1
    000、好ましくは250乃至800、好ましくは25
    0乃至600の範囲の分子量を有することを特徴とす
    る、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の使用。
  12. 【請求項12】 有機化合物が、組成物全重量に対して
    0.1乃至20重量%、好ましくは0.5乃至15重量
    %、更に好適には1乃至10重量%の範囲の量で存在す
    ることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項
    に記載の使用。
  13. 【請求項13】 組成物が、モノステアリン酸グリセリ
    ルを含むことを特徴とする、請求項1乃至12のいずれ
    か一項に記載の使用。
  14. 【請求項14】 モノステアリン酸グリセリルが、組成
    物全重量に対して0.1乃至5重量%、好ましくは0.
    5乃至2重量%の範囲の量で存在することを特徴とす
    る、請求項13に記載の使用。
  15. 【請求項15】 イオン性界面活性剤及びモノステアリ
    ン酸グリセリルが、組成物中に、0.01乃至2、好ま
    しくは0.5乃至2、更に好適には1乃至2のイオン性
    界面活性剤/モノステアリン酸グリセリル重量比で存在
    することを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一
    項に記載の使用。
  16. 【請求項16】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、フ
    リーラジカルポリマー、重縮合物、天然由来のポリマ
    ー、及びこれらの混合物からなる群より選択されること
    を特徴とする、請求項1乃至15のいずれか一項に記載
    の使用。
  17. 【請求項17】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、ビ
    ニルポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、セルロー
    スポリマーからなる群より選択されることを特徴とす
    る、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の使用。
  18. 【請求項18】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、水
    性媒質中に分散した粒子の形態で存在することを特徴と
    する、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の使用。
  19. 【請求項19】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、水
    性分散物中の粒子の形態のポリウレタンであることを特
    徴とする、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の使
    用。
  20. 【請求項20】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、液
    体脂肪相中に分散した粒子の形態で存在し、表面安定化
    されていることを特徴とする、請求項1乃至17のいず
    れか一項に記載の使用。
  21. 【請求項21】 疎水性フィルム形成性ポリマー粒子
    が、ブロックポリマー、グラフトポリマー、ランダムポ
    リマー、及びこれらの混合物から選択される安定剤によ
    って安定化されていることを特徴とする、請求項20に
    記載の使用。
  22. 【請求項22】 安定剤が、一以上の任意に共役したエ
    チレン結合を含む少なくとも1つのエチレンモノマーの
    重合から生じる少なくとも1つのブロックとスチレンポ
    リマーの少なくとも1つのブロックとを含む、ブロック
    またはグラフトブロックポリマーであることを特徴とす
    る、請求項21に記載の使用。
  23. 【請求項23】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、組
    成物全重量に対して5乃至60重量%、好ましくは10
    乃至45重量%の乾物量で存在することを特徴とする、
    請求項1乃至22のいずれか一項に記載の使用。
  24. 【請求項24】 疎水性フィルム形成性ポリマー及び前
    記イオン性界面活性剤が、0.1乃至30、好ましくは
    0.5乃至15、更に好適には1乃至8の疎水性フィル
    ム形成性ポリマー/イオン性界面活性剤重量比で組成物
    中に存在することを特徴とする、請求項1乃至23のい
    ずれか一項に記載の使用。
  25. 【請求項25】 組成物が、着色剤、充填剤、増粘剤、
    保存料、香料、サンスクリーン、抗フリーラジカル剤、
    ワックス、オイル、保湿剤、ビタミン、タンパク質、可
    塑剤、金属イオン封鎖剤、セラミド、アルカリ化剤、ま
    たは酸性化剤、皮膚軟化剤から選択される化粧品添加剤
    を含むことを特徴とする、請求項1乃至24のいずれか
    一項に記載の使用。
  26. 【請求項26】 組成物が、マスカラ、アイライナー、
    唇用製品、ブラッシャーまたはアイシャドウ、ファンデ
    ーション、ボディ用メイクアップ製品、コンシーラー、
    爪用製品、日光に対する保護のためまたは皮膚の着色の
    ための組成物、または皮膚用のケア製品の形態で提供さ
    れることを特徴とする、請求項1乃至25のいずれか一
    項に記載の使用。
  27. 【請求項27】 組成物が、マスカラであることを特徴
    とする、請求項1乃至26のいずれか一項に記載の使
    用。
  28. 【請求項28】 化粧品として許容される媒質中に、少
    なくとも1つの疎水性フィルム形成性ポリマー及び、下
    式(I): 【化2】 [式中、Rは16乃至20の炭素原子を有するアルキ
    ル基を示し、RはHまたは-CHを、MはH、N
    a、K、NH,(CHCHNH、(CH
    NH、(HOCHCHNH、(HO
    CHCHNHを示す]の少なくとも1つのイ
    オン性界面活性剤を含む化粧品組成物。
  29. 【請求項29】 Rが18の炭素原子を有するアルキ
    ル基を示すことを特徴とする、請求項28に記載の組成
    物。
  30. 【請求項30】 Rが水素原子を示すことを特徴とす
    る、請求項28または29に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記イオン性界面活性剤が、ナトリウ
    ム=N-オクタデシルフタラメートであることを特徴とす
    る、請求項28乃至30のいずれか一項に記載の組成
    物。
  32. 【請求項32】 前記イオン性界面活性剤が、組成物全
    重量に対して0.1乃至20重量%、好ましくは0.5
    乃至15重量%、更に好適には1乃至10重量%の範囲
    の量で存在することを特徴とする、請求項28乃至31
    のいずれか一項に記載の組成物。
  33. 【請求項33】 モノステアリン酸グリセリルを含むこ
    とを特徴とする、請求項28乃至32のいずれか一項に
    記載の組成物。
  34. 【請求項34】 モノステアリン酸グリセリルが、組成
    物全重量に対して0.1乃至5重量%、好ましくは0.
    2乃至1重量%の範囲の量で存在することを特徴とす
    る、請求項33に記載の組成物。
  35. 【請求項35】 前記イオン性界面活性剤及びモノステ
    アリン酸グリセリルが、組成物中に、0.01乃至2、
    好ましくは0.5乃至2、更に好適には1乃至2のイオ
    ン性界面活性剤/モノステアリン酸グリセリル重量比で
    存在することを特徴とする、請求項33または34に記
    載の組成物。
  36. 【請求項36】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、フ
    リーラジカルポリマー、重縮合物、天然由来のポリマ
    ー、及びこれらの混合物からなる群より選択されること
    を特徴とする、請求項28乃至35のいずれか一項に記
    載の組成物。
  37. 【請求項37】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、ビ
    ニルポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、セルロー
    スポリマーからなる群より選択されることを特徴とす
    る、請求項28乃至36のいずれか一項に記載の組成
    物。
  38. 【請求項38】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、水
    性媒質中に分散した粒子の形態で存在することを特徴と
    する、請求項28乃至37のいずれか一項に記載の組成
    物。
  39. 【請求項39】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、水
    性分散物中の粒子の形態のポリウレタンであることを特
    徴とする、請求項28乃至38のいずれか一項に記載の
    組成物。
  40. 【請求項40】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、液
    体脂肪相中に分散した粒子の形態で存在し、表面安定化
    されていることを特徴とする、請求項28乃至39のい
    ずれか一項に記載の組成物。
  41. 【請求項41】 疎水性フィルム形成性ポリマー粒子
    が、ブロックポリマー、グラフトポリマー、ランダムポ
    リマー、及びこれらの混合物から選択される安定剤によ
    って安定化されていることを特徴とする、請求項40に
    記載の組成物。
  42. 【請求項42】 安定剤が、一以上の任意に共役したエ
    チレン結合を含む少なくとも1つのエチレンモノマーの
    重合から生じる少なくとも1つのブロックとスチレンポ
    リマーの少なくとも1つのブロックとを含む、ブロック
    またはグラフトブロックポリマーであることを特徴とす
    る、請求項41に記載の組成物。
  43. 【請求項43】 疎水性フィルム形成性ポリマーが、組
    成物全重量に対して5乃至60重量%、好ましくは10
    乃至45重量%の乾物量で存在することを特徴とする、
    請求項28乃至32のいずれか一項に記載の組成物。
  44. 【請求項44】 疎水性フィルム形成性ポリマー及び前
    記界面活性剤が、0.1乃至30、好ましくは0.5乃
    至20、更に好適には1乃至8の疎水性フィルム形成性
    ポリマー/イオン性界面活性剤重量比で組成物中に存在
    することを特徴とする、請求項28乃至43のいずれか
    一項に記載の組成物。
  45. 【請求項45】 増粘剤、脂溶性または水溶性の着色
    料、保存料、香料、サンスクリーン、抗フリーラジカル
    剤、ワックス、オイル、保湿剤、ビタミン、タンパク
    質、可塑剤、金属イオン封鎖剤、セラミド、アルカリ化
    剤、または酸性化剤、皮膚軟化剤から選択される少なく
    とも1つの添加剤を更に含むことを特徴とする、請求項
    28乃至44のいずれか一項に記載の組成物。
  46. 【請求項46】 マスカラ、アイライナー、唇用製品、
    ブラッシャーまたはアイシャドウ、ファンデーション、
    ボディ用メイクアップ製品、コンシーラー、爪用製品、
    日光に対する保護のためまたは皮膚の着色のための組成
    物、または皮膚用のケア製品の形態で提供されることを
    特徴とする、請求項28乃至45のいずれか一項に記載
    の組成物。
  47. 【請求項47】 請求項28乃至45のいずれか一項に
    記載の組成物を含むマスカラ。
  48. 【請求項48】 請求項28乃至46のいずれか一項に
    記載の組成物のケラチン物質への適用を含む、ケラチン
    物質へのメイクアップ適用または前記ケラチン物質の非
    治療的ケアのための美容方法。
  49. 【請求項49】 冷水に耐性であり、及び/または温水
    でメイクアップとして除去することが可能な、ケラチン
    物質表面に付着したフィルムを生成させるための、請求
    項28乃至46のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  50. 【請求項50】 メイクアップが塗布されたケラチン繊
    維を35乃至50℃の温度に加熱した温水で濯ぐ、少な
    くとも1つの工程を含む、請求項1乃至47のいずれか
    一項に定義される組成物をメイクアップとして塗布した
    前記ケラチン物質から、メイクアップを除去するための
    美容方法。
  51. 【請求項51】 温水が、洗剤を含まないことを特徴と
    する、請求項50に記載の方法。
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