JP2003137361A - 酸素吸収性テープ付包装体、包装容器および該包装体の製造方法 - Google Patents

酸素吸収性テープ付包装体、包装容器および該包装体の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に酸素吸収性能を付与することができる酸
素吸収性テープ付包装体、包装容器および該包装体の製
造方法を提供することにある。 【解決手段】包装体1は、2枚のシート30、30と、
酸素吸収性テープ10と、を備えて構成されている。シ
ート30、30が重ね合わさって、短辺側の1辺が開口
部となり、残りの3辺がヒートシール部21となる。酸
素吸収性テープ10は、包装体1の内面に溶着されてい
る。酸素吸収性テープ10は、内側の矩形状の酸素吸収
層10Aおよび酸素吸収層10Aを囲む外側の熱可塑性
樹脂層10Bから構成される。酸素吸収層10Aは、酸
素吸収性を有する物質を含有している。酸素吸収性物質
としては、鉄、亜鉛等の金属粉を採用している。熱可塑
性樹脂層10Bの熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレ
ンを採用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素吸収性テープ
付包装体、包装容器および該包装体の製造方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】従来より、酸素による変質や微生物の繁殖
による腐敗を防いで品質保持するために、食品、医薬品
等の商品の保存に脱酸素剤を利用する、所謂、脱酸素剤
包装が広く普及し、今日では一般消費者の手に渡る各種
の包装商品には脱酸素剤の同封されたものが多くなって
いる。脱酸素剤包装には一般に粒状または粉末状の脱酸
素剤を通気性包装材料に包装した脱酸素剤包装体(小袋
入り脱酸素剤)が重宝され、脱酸素剤包装体が被保存物
と共にガスバリア−性の容器内に包装される。
【0003】小袋入り脱酸素剤(以下、小袋とも略す)
は固定されていないと、商品と混在して違和感を与えた
り、時には誤って食されたり、調理されたりする恐れが
ある。また、小袋が破損すると内容物がもれて汚染の心
配もある。このため、脱酸素剤包装に際し脱酸素剤の固
定が必要なものは、包装容器内に固定される。小袋の固
定化方法も種々提案され、通常、接着剤、ホットメルト
剤、両面テ−プ等を介して、小袋と袋、ケース等の容器
の内部壁面とが接着される。
【0004】しかし、小袋の表面は平滑でなく、また、
製造時の「膨らみ」もあって小袋の接着面が必ずしも密
着するものでもなく、しかも、小袋の片面全面が接着さ
れる訳ではなく部分接着されることも多い。このため、
間隙に被保存物が挟まったり、引っ掛かりが生じたりす
るため、小袋が剥離脱落することはないにしても被保存
物の容器内への円滑な出し入れに支障が起きる。また、
粉体を小袋に充填する際の飛散粉塵による小袋表面の汚
染も厄介な問題である。更に、従来の小袋入り脱酸素剤
は、電子レンジ等によるマイクロ波照射をした場合、ス
パーク、発熱等により破袋して脱酸素剤小袋の内容物が
飛散して商品を汚染する等の問題があった。このように
重宝される小袋状脱酸素剤にも未だ改良すべき欠点が多
々あるのである。
【0005】そこで、包装材料内の酸素を除去する方法
として、外層から順にポリプロピレン/酸素吸収層/ガ
スバリア層/酸素吸収層/ポリプロピレン層からなる多
層シートを包装材料として用いることが提案されている
(特開昭63−137838号公報)。この多層シート
を熱成形した包装容器を用いて包装容器内の酸素を除去
しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この酸
素吸収層を含む多層シートは、成形性が悪く、容易に酸
素吸収性能を付与された容器を製造することは困難であ
った。
【0007】本発明の目的は、容易に酸素吸収性能を付
与することができる酸素吸収性テープ付包装体、包装容
器および酸素吸収性テープ付包装体の製造方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明の酸素吸収性テープ付包装体は、シートの周
縁を接着して構成され、内容物への通気を遮断する酸素
吸収性テープ付包装体であって、前記シートの内面に
は、酸素吸収物質を含む酸素吸収層と、酸素吸収物質を
含まない熱可塑性樹脂層とを備えた酸素吸収性テープ
が、前記熱可塑性樹脂層を包装体内側に向けて熱接着さ
れていることを特徴とする。
【0009】ここで、シートは、アルミニウム、ナイロ
ン、エチレン−ビニルアルコール等の少なくともいずれ
か1つからなるシート、または、ポリエチレンテレフタ
レートに酸化ケイ素や酸化アルミ等の無機物を蒸着させ
たものからなるシート等、種々のものを採用できる。
【0010】具体的なシートの構成としては、ポリエチ
レンテレフタレート/アルミニウム/ナイロン/ポリオ
レフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート/ナイロ
ン/エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートに酸化ケイ素
や酸化アルミ等の無機物を蒸着させた層/ポリオレフィ
ン系樹脂、ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体/ポリプロピレン、ナイロン/ポリオレフィ
ン系樹脂等が挙げられ、前記ポリオレフィン系樹脂とし
ては、ポリエチレンやポリプロピレン等が挙げられる。
なお、ここでいうシートとは、比較的厚さの薄いフィル
ムも含む概念である。形成される包装体の形態として
は、縦ピロー袋、横ピロー袋、四方シール袋、三方シー
ル袋、ガゼット袋、自立袋等種々の形態の包装体を採用
できる。
【0011】ここで、酸素吸収性テープの酸素吸収層
は、酸素吸収性を有する物質を含有している。酸素吸収
性物質としては、鉄、亜鉛等の金属粉、FeO、FeT
iO2、Fe23等の鉄の還元性低位酸化物、亜硫酸
塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、シュウ酸塩、ピロガロ
ール、カテロール、ロンガリット、グルコース、ビタミ
ンC、酸素吸収性ポリエステル等の酸素吸収性ポリマー
等が挙げられる。
【0012】酸素吸収層の形態としては、酸素吸収性物
質が熱可塑性樹脂中に混練されている場合、酸素吸収性
物質が熱可塑性樹脂層が不織布等の場合には、熱可塑性
樹脂層にすき込まれている場合、酸素吸収性物質が粉体
のまま存在する場合、酸素吸収性物質と熱可塑性樹脂パ
ウダーとのブレンド等、種々の形態が採用できる。
【0013】熱可塑性樹脂層の熱可塑性樹脂としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ナイロン等、またはこれらの混合物を採用で
き、好ましくは、ポリプロピレン、ポリエチレンであ
る。熱可塑性樹脂層の形態としては、樹脂状、シート
状、不織布状、合成紙等、種々の形態を採用できる。
【0014】酸素吸収性テープの形状としては、特に制
限はないが、通常、長尺な矩形状である。また、断面の
形態としては、矩形状の酸素吸収層が完全に熱可塑性樹
脂層に覆われている形態、酸素吸収層が一方向のみ露出
している形態、円形の酸素吸収層のまわりがドーナツ形
の熱可塑性樹脂層に覆われている形態、円形の酸素吸収
層のまわりが、星形の熱可塑性樹脂層に覆われている形
態等、種々の形態を採用できる。
【0015】酸素吸収性テープの製造方法としては、多
層異形押し出し法、熱可塑性樹脂のチューブに酸素吸収
性物質を充填し、熱ロールなどで熱圧着する方法、熱可
塑性樹脂からなる不織布や織布の間に、酸素吸収物質を
充填し、熱可塑性樹脂のシート等で被覆し熱圧着した
り、熱可塑性樹脂のチューブに挿入する方法等、種々の
方法を採用できる。
【0016】このような本発明によれば、前記シートの
内面には、酸素吸収性テープが包装体内側に向けて熱接
着されていることにより、酸素吸収層を有するシートそ
のものを包装体として製造するのと比較して、包装体内
に酸素吸収性テープが熱接着されているだけなので、無
駄がなく、低コストであり、また、包装体に容易に酸素
吸収性能を付与することができる。また、熱可塑性樹脂
層が包装体内側に向けられているため、内容物が酸素吸
収物質に触れることを防止できる。さらに、酸素吸収性
テープがシートに熱接着されているため、接着剤、粘着
剤等で貼り付けた場合と比較して、臭気の発生がなく、
耐熱性もあるためボイル、レトルト等にも対応できる。
また、製造上、シート端部の熱接着と同時に酸素吸収性
テープの熱接着を行えるため、効率的である。
【0017】本発明の酸素吸収性テープ付包装体では、
前記酸素吸収性テープは、前記シートの互いに対向する
端部を横断するように熱接着されていることが好まし
い。これによれば、前記酸素吸収性テープは、前記シー
トの互いに対向する端部を横断するように熱接着されて
いることにより、酸素吸収性テープが偏在しないで貼ら
れているので、一様に酸素を吸収することができる。
【0018】本発明の酸素吸収性テープ付包装体では、
前記熱可塑性樹脂層は、その断面が前記酸素吸収層を被
覆するように形成されていることが好ましい。これによ
れば、前記熱可塑性樹脂層は、その断面が前記酸素吸収
層の端面を被覆するように形成されていることにより、
一層確実に内容物と酸素吸収物質の接触を防止できる。
【0019】本発明の包装容器は、開口縁に剥離可能な
表面層が形成された多層シートを成形してなる成形容器
と、前記成形容器開口縁に沿って熱接着される蓋材と、
を備えた包装容器であって、前記蓋材は、内面に酸素吸
収物質を含む酸素吸収層および酸素吸収物質を含まない
熱可塑性樹脂層を備えた酸素吸収性テープが熱接着され
ており、前記酸素吸収性テープを介在して前記成形容器
と接着され、前記蓋材を剥離した際に、前記表面層と一
緒に剥離されることを特徴とする。
【0020】このような本発明によれば、前記蓋材は、
内面に酸素吸収物質を含む酸素吸収層および酸素吸収物
質を含まない熱可塑性樹脂層を備えた酸素吸収性テープ
が熱接着されていることにより、酸素吸収層を有するシ
ートを蓋材として製造するのと比較して、蓋材と酸素吸
収性テープは別体なので、包装体に容易に酸素吸収性能
を付与することができる。また、前記蓋材は、前記酸素
吸収性テープを介在して前記成形容器と接着され、前記
蓋材を剥離した際に、前記表面層と一緒に剥離されるこ
とから、酸素吸収層を露出させることなく蓋材を成形容
器から剥離することができるので、酸素吸収物質を漏ら
すことがない。
【0021】本発明の包装容器では、前記熱可塑性樹脂
層は、その断面が前記酸素吸収層を被覆するように形成
されていることが好ましい。これによれば、前述と同様
の作用・効果を得ることができる。
【0022】本発明の酸素吸収性テープ付包装体の製造
方法は、長尺なシートを繰り出し、一方のシート端部か
ら、酸素吸収物質を含む酸素吸収層および酸素吸収物質
を含まない熱可塑性樹脂層を備えた酸素吸収性テープ
を、前記熱可塑性樹脂層をシートと接着する面と反対側
の面に向けて、前記シートと連続的に熱接着するテープ
接着工程を有することを特徴とする。
【0023】このような本発明によれば、テープ接着工
程を有することにより、酸素吸収性テープをシートに連
続的に貼り付けるだけよいから、容易に製造できるの
で、包装体内に酸素吸収性テープが貼られ、酸素吸収性
を有する酸素吸収性テープ付包装体の製造量を増大させ
ることができる。
【0024】本発明の酸素吸収性テープ付包装体の製造
方法は、前記テープ接着工程と、前記酸素吸収性テープ
上から、他方のシートを重ね合わせて長尺方向とは垂直
な方向に所定間隔で区画される区画部で、これら各シー
トの間に、前記酸素吸収性テープを介在させて接着する
シート接着工程と、前記シート接着工程で接着された各
シートを、前記区画部に沿って切断するシート切断工程
と、を有することが好ましい。
【0025】これによれば、シート接着工程を有するこ
とにより、酸素吸収性テープが表裏両面から接着される
ので、酸素吸収性テープを確実に酸素吸収性テープ付包
装体に固定することができる。さらに、シート切断工程
を有することにより、区画部に沿って切断されるので、
包装体の周縁部分の位置ずれが起こらない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第1実施形態] [1]酸素吸収性テープ 図1には、本発明の第1実施形態に係る長尺の酸素吸収
性テープ10の断面形状が示されている。酸素吸収性テ
ープ10は、内側の矩形状の酸素吸収層10Aおよび酸
素吸収層10Aを囲む外側の熱可塑性樹脂層10Bから
構成される。ここで、酸素吸収性テープ10の厚さをT
1、幅をW1、とし、酸素吸収層10Aの厚さをT2とす
る。また、熱可塑性樹脂層10Bの厚さをT3とする。
【0027】酸素吸収層10Aは、酸素吸収性を有する
物質を含有している。酸素吸収性物質としては、鉄、亜
鉛等の金属粉を採用している。その他、FeO、FeT
iO 2、Fe23等の鉄の還元性低位酸化物、亜硫酸
塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、シュウ酸塩、ピロガロ
ール、カテロール、ロンガリット、グルコース、ビタミ
ンC、酸素吸収性ポリマー等を採用できる。
【0028】熱可塑性樹脂層10Bの熱可塑性樹脂とし
ては、ポリプロピレンを採用している。その他、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン、ナイロン等、ま
たはこれらの混合物を採用できる。熱可塑性樹脂層10
Bの形態としては、樹脂状を採用している。その他、シ
ート状、不織布状、合成紙等、種々の形態を採用でき
る。
【0029】[2]酸素吸収性テープの製造方法 酸素吸収性テープ10の製造方法としては、酸素吸収層
10Aおよび熱可塑性樹脂層10Bを構成する材料を単
軸押し出し機2台からなる多層異形押し出し装置を用い
た多層異形押し出し法により押し出し成形を行い、図1
の酸素吸収性テープ10を成形している。
【0030】[3]包装体 図2、3には、本発明の第1実施形態に係る矩形状の2
枚のシート30を含んで構成される酸素吸収性テープ付
き包装体である包装体1が示されている。包装体1は、
2枚のシート30、30と、酸素吸収性テープ10と、
を備えて構成されている。シート30、30が重ね合わ
さって、短辺側の1辺が開口部20となり、残りの3辺
がヒートシール部21となる。酸素吸収性テープ10
は、開口部20と反対側の短辺側近傍に、開口部20と
平行に、包装体1の内面に貼着されている。
【0031】また、シート30の構成としては、ポリエ
チレンテレフタレート/アルミニウム/ナイロン/ポリ
オレフィン系樹脂を採用している。その他、ポリエチレ
ンテレフタレート/ナイロン/エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体/ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテ
レフタレートに酸化ケイ素や酸化アルミ等の無機物を蒸
着させた層/ポリオレフィン系樹脂、ポリプロピレン/
エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリプロピレ
ン、ナイロン/ポリオレフィン系樹脂等が挙げられ、ポ
リオレフィン系樹脂としては、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等が挙げられる。
【0032】さらに、シート30のうち、ガスバリア性
を有する層は、アルミニウム、ナイロン、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体等または、ポリエチレンテレフ
タレートに酸化ケイ素や酸化アルミ等の無機物を蒸着さ
せたものからなる層が該当する。
【0033】[4]包装体の製造方法 図4を参照して、包装体1の製造方法について説明す
る。2枚のシート30を連続的に製袋機に供給するとと
もに、酸素吸収性テープ10も製袋機(図示略)に供給
する。酸素吸収性テープ10は、製袋される包装体1の
短辺と同寸法となるように裁断した後、1枚のシート3
0に製袋機に内蔵される加熱ロール(図示略)により、
シート30の長手方向と平行になるように溶着する(テ
ープ接着工程、図4(A))。
【0034】酸素吸収性テープ10が接着されたシート
30に、酸素吸収性テープ10上からもう1枚のシート
30を重ね合わせ、シート30の長手方向とは垂直な方
向に包装体1の短辺の長さで区画される区画部22を形
成する。そして、この区画部22および包装体1の開口
部20となる短辺に対向する短辺を含んでコ字形に連続
的にヒートシールを行う(シート接着工程、図4
(B))。コ字形に連続的にヒートシールしたシート3
0、30を、区画部22の中心線に沿って切断する(シ
ート切断工程、図4(C))。
【0035】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。 (1)シート30の内面には、酸素吸収層10Aと、熱
可塑性樹脂層10Bとを備えた酸素吸収性テープ10
が、熱可塑性樹脂層10Bを包装体1内側に向けて貼ら
れていることにより、包装体1の酸素吸収層10Aを有
するシートを包装体1として製造するのと比較して、包
装体1内に酸素吸収性テープ10が貼られているだけな
ので、包装体1に容易に酸素吸収性能を付与することが
できる。 (2)熱可塑性樹脂層10Bが包装体1内側に向けられ
ているため、内容物が酸素吸収物質に触れることを防止
できる。 (3)酸素吸収性テープ10がシート30に熱接着され
ているため、接着剤、粘着剤等で貼り付けた場合と比較
して、臭気の発生がなく、製造上、シート30端部の熱
接着と同時に酸素吸収性テープ10の熱接着を行えるた
め、効率的である。 (4)酸素吸収性テープ10は、シート30の互いに対
向する開口部20に垂直な2辺を横断するように貼られ
ていることにより、酸素吸収性テープ10が偏在しない
で貼られているので、一様に酸素を吸収することができ
る。 (5)シート切断工程を有することにより、区画部22
に沿って切断されるので、包装体1の周縁部分の位置ず
れが起こらない。
【0036】[第2実施形態]次に本発明の第2実施形
態を説明する。なお、以下の説明では既に説明した部
分、部材と同一のものは同一符号を付してその説明を簡
略する。
【0037】[3]包装体2 包装体1では、ヒートシール部21と酸素吸収性テープ
10が重なる部分はヒートシールされるだけであった
が、包装体2では、ヒートシールされる前に超音波シー
ルがなされ、超音波シール部23を有する点が包装体1
とは異なる。
【0038】[4]包装体2の製造方法 図5を参照して、包装体2の製造方法について説明す
る。2枚のシート30を連続的に製袋機(図示略)に供
給するとともに、酸素吸収性テープ10も製袋機に供給
する。酸素吸収性テープ10を、1枚のシート30に製
袋機に内蔵される加熱ロールにより、シート30と同じ
長さで、シート30の長手方向と平行になるように熱接
着する(テープ接着工程、図5(A))。
【0039】酸素吸収性テープ10が接着されたシート
30に、酸素吸収性テープ10上からもう1枚のシート
30を重ね会わせる。包装体2の開口部20の長さの間
隔で、酸素吸収性テープ10を介在させて、酸素吸収性
テープ10とシート30が重なる部分を超音波シールに
より、超音波シール部23を形成し、熱接着する。その
後、シート30の長手方向とは垂直な方向に包装体1の
短辺の長さに区画し、超音波シール部23も含む区画部
22を形成する。そして、この区画部22および包装体
1の開口部20となる短辺に対向する短辺を含んでコ字
形に連続的にヒートシールを行う(シート接着工程、図
5(A)、(B))。
【0040】コ字形に連続的にヒートシールしたシート
30、30を、区画部22の中心線に沿って切断する
(シート切断工程、図5(C))。上述のような本実施
形態によれば、前述の第1実施形態の効果に加えて次の
ような効果がある。 (6)シート接着工程において、区画部22では、シー
ト30の間に、酸素吸収性テープ10が超音波シールに
より介在して熱接着されていることにより、酸素吸収性
テープ10が表裏両面から熱接着されるので、酸素吸収
性テープ10を確実に包装体2に固定することができ
る。
【0041】[第3実施形態]次に本発明の第3実施形
態を説明する。 [3]包装容器3 包装容器3は図6に示されるように、蓋材40と、成形
容器50と、を備えて構成される。円形の蓋材40は包
装容器3の蓋となり、円形の周縁部分が成形容器50に
接着され、基材シート41および基材シート41の裏面
全面に貼着される酸素吸収性テープ10から構成され
る。酸素吸収性テープ10は、基材シート41の円形の
裏面に接着されている。
【0042】成形容器50は、円形状の底面部51の周
囲から立ち上げて形成された側面部52と、この側面部
52に囲まれた上端に形成される開口部53と、この開
口部53の周縁から外側に延出されたフランジ部54
と、を備えて構成されている。側面部52は、開口部5
3から底面部51に向かい縮径するテーパー状に形成さ
れている。また、フランジ部54における開口部53側
には、開口部53の全周にわたり切り込み55が形成さ
れている。
【0043】ここで、成形容器50は、表面から表面層
50A、剥離層50B、基材層50C、ガスバリア層5
0D、基材層50Eの多層シートを重ね合わせた5層構
造とされており、この4層のうちフランジ部54の表面
層50Aのみに断面V字形の切り込みを入れることで、
切り込み55が形成されている。なお、多層シートは、
ガスバリア層50Dがエチレン−ビニルアルコール共重
合体の他は、ポリプロピレン製である。
【0044】[4]包装容器3の製造方法 図4を参照して、包装容器3の製造方法について説明す
る。円形に切断された基材シート41の裏面に、円形の
周縁部分に対応するようにドーナツ形に酸素吸収性テー
プ10を加熱ロールにより熱接着し、蓋材40が完成す
る。成形容器50のフランジ部54に酸素吸収性テープ
が対応するように蓋材40を位置調整し、ヒートシール
により密閉する。
【0045】上述のような本実施形態によれば、前述の
各実施形態の効果に加えて次のような効果がある。 (7)蓋材40は、酸素吸収性テープ10を介在して成
形容器50と接着され、蓋材40を剥離した際に、表面
層50Aと一緒に剥離されることから、酸素吸収層10
Aを露出させることなく蓋材40を成形容器50から剥
離することができるので、内容物に酸素吸収物質が触れ
たりすることもない。
【0046】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。
【0047】例えば、酸素吸収性テープ10の断面の形
態としては、前記各実施形態では、矩形状の酸素吸収層
10Aが完全に熱可塑性樹脂層10Bに覆われている形
態(図1)であったが、これに限られず、酸素吸収層1
0Aが一方向のみ露わになっている形態(図7(A)参
照)、円形の酸素吸収層10Aのまわりがドーナツ形の
熱可塑性樹脂層10Bに覆われている形態(図7
(B))、円形の酸素吸収層10Aのまわりが、星形の
熱可塑性樹脂層10Bに覆われている形態(図7
(C))等、種々の形態も採用できる。
【0048】また、酸素吸収性テープ10の製造方法と
しては、前記各実施形態では多層異形押し出し法を採用
していたが、これに限られず、熱可塑性樹脂のチューブ
に酸素吸収性物質を充填し、熱ロールなどで熱圧着する
方法、熱可塑性樹脂からなる不織布や織布の間に酸素吸
収物質を充填し、熱可塑性樹脂のシート等で被覆し熱圧
着したり、熱可塑性樹脂のチューブに挿入する方法等、
種々の方法も採用できる。
【0049】包装体1、2の形態としては、第1、第2
実施形態では、三方シール袋を採用していたが、これに
限られず、縦ピロー袋、横ピロー袋、四方シール袋、ガ
ゼット袋、自立袋等種々の形態の包装体も採用できる。
【0050】酸素吸収性テープ10の貼る部分として
は、前記各実施形態では包装体の開口部の対面側の近傍
や、包装容器の蓋材裏面部分であったが、これに限られ
ず、包装体の開口部中間部分等任意の部分に貼ることが
でき、また、包装容器の蓋材全面、蓋材の中央部分、包
装容器の内面等、任意の部分に貼ることができる。その
他、本発明を実施する際の具体的な構造および形状等
は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の構造等とし
てもよい。
【0051】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて、本発明
をより具体的に説明する。なお、本発明は実施例の内容
に限定されるものではない。
【0052】[実施例1]第1実施形態において、具体
的条件を下記の通りとして酸素吸収性テープ10を製造
した。多層異形押し出し装置の単軸押し出し機のスクリ
ュー径は、それぞれ、30mmφ、40mmφであっ
た。 酸素吸収層10A:ポリプロピレン(出光ポリプロEー
170GM)および鉄粉系酸素吸収剤(カサ比重2.0
以上で比表面積0.5以上の鉄粉と食塩等からなる)
が、60:40の重量比のマスターバッチ 熱可塑性樹脂層10B: ポリプロピレン(出光ポリプ
ロEー170GM)
【0053】生産速度は、25m/min(吐出量13
kg/hour)で、生産が安定するまでの酸素吸収性
テープ10の損失は、約100m(約1kg)でった。
また、酸素吸収性テープ10の各層の厚さ等は、以下の
通りである。 酸素吸収性テープ10の厚さT1 :300μm 酸素吸収性テープ10の幅W1 :30mm 酸素吸収層10Aの厚さT2 :200μm 熱可塑性樹脂層10Bの厚さT3 :50μm
【0054】第1実施形態において、具体的条件を下記
の通りとして包装体1を製造した。 シート30の構成:ポリエチレンテレフタレート/アル
ミニウム/ナイロン/無延伸ポリプロピレン(厚さ 1
2μm/7μm/15μm/60μm) 2枚のシート30は、無延伸ポリプロピレン同士を重ね
て接着される。
【0055】[実施例2]酸素吸収性テープ10は、実
施例1と同様にして製造した。第2実施形態において、
具体的条件を下記の通りとして包装体2を製造した。 シート30の構成:ポリエチレンテレフタレート/アル
ミニウム/ナイロン/無延伸ポリプロピレン(厚さ 1
2μm/7μm/15μm/60μm) 2枚のシート30は、無延伸ポリプロピレン同士を重ね
て接着される。超音波シールは、先端が、35mm×2
0mmの超音波ホーンによって、行った。
【0056】[実施例3]酸素吸収性テープ10は、実
施例1と同様にして製造した。第1実施形態において、
具体的条件を下記の通りとして包装体2を製造した。 シート30の構成:ナイロン/エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体/ナイロン/無延伸ポリプロピレン(厚さ
15μm/15μm/15μm/60μm) シート30の酸素透過度(20℃,80%RH):1m
l/m2/atm/day (測定法 ASTM D
1434) 2枚のシート30は、無延伸ポリプロピレン同士を重ね
て接着される。
【0057】[実施例4]酸素吸収性テープ10は、実
施例1と同様にして製造した。第3実施形態において、
具体的条件を下記の通りとして包装容器3を製造した。 蓋材40の基材シート41の構成:ポリエチレンテレフ
タレート/アルミニウム/ナイロン/無延伸ポリプロピ
レン(厚さ 12μm/7μm/15μm/60μm)
【0058】成形容器50の構成:表面層50A ポリ
プロピレン/剥離層50B ポリプロピレン:ポリエチ
レン=8:2/基材層50C ポリプロピレン/ガスバ
リア層50D エチレン−ビニルアルコール共重合体/
基材層50E ポリプロピレン (厚さ 10μm/3
0μm/395μm/70μm/395μm) なお、表面層50Aと中間層50B間の接着力は、表面
層50Aと酸素吸収性テープ10との接着力よりも弱く
なっている。成形容器50は、以上のような構成である
出光ユニテック(株)製のシートマジックトップSEP
グレードを熱成型して製造された。成形容器50は、口
径80mmφ、深さ30mm、内容量80mlであっ
た。また、包装容器の開封強度は、1.2kg/15m
mで、良好な剥離性を有していた。
【0059】[比較例1]単軸押し出し機2台からなる
共押し出し多層シート押し出し装置により、2層の酸素
吸収層(厚さ50μm)および外層(厚さ30μm)か
らなる2層の酸素吸収性シート(厚さ80μm、幅60
0mm)を製造した。共押し出し多層シート押し出し装
置の単軸押し出し機のスクリュー径は、それぞれ、50
mmφ、60mmφであった。 酸素吸収層:ポリプロピレン(出光ポリプロEー170
GM)および鉄粉系酸素吸収剤(カサ比重2.0以上で
比表面積0.5以上の鉄粉と食塩等からなる)が、7
0:30の重量比のマスターバッチ 外層:ポリプロピレン(出光ポリプロEー170GM)
【0060】生産速度は、3.7m/min(吐出量1
3kg/hour)で、酸素吸収性シートの表面状態を
調整し、厚み調整を行い、所定の幅での生産が安定する
まで約20kgの損失があった。また、製造中も常に約
20重量%の耳ロスが発生した。
【0061】以上のようにして完成した酸素吸収性シー
トを予めドライラミネートにて製造したポリエチレンテ
レフタレート/アルミニウム/ナイロン(厚さ 12μ
m/7μm/15μm)の3層の多層シートのナイロン
面が、酸素吸収層とが重なるようにドライラミネートを
行った。このドライラミネート時に、耳ロスが5重量%
生じた。得られたポリエチレンテレフタレート/アルミ
ニウム/ナイロン/酸素吸収層/ポリプロピレン(厚さ
12μm/7μm/15μm/50μm/30μm)
の5層の多層シートを第1実施形態における製袋機によ
りコ字形にヒートシールを行い、外寸法 200mm×
140mmの包装体を得た。
【0062】[比較例2]実施例1と同様にして、酸素
吸収性テープ(厚さ300μm、幅30mm)を製造し
ているが、実施例1では、酸素吸収性テープ10の断面
が、矩形状の酸素吸収層10Aが熱可塑性樹脂層10B
に覆われていたが、比較例2では、外層(厚さ50μ
m)/酸素吸収層(厚さ200μm)/外層(厚さ50
μm)のサンドイッチ形の3層構造である点のみが、異
なる。
【0063】生産速度は、25m/min(吐出量13
kg/hour)で、生産が安定するまでの酸素吸収性
テープ10の損失は、約100m(約1kg)でった。
【0064】第1実施形態において、具体的条件を下記
の通りとして包装体を製造した。 シート30の構成:ポリエチレンテレフタレート/アル
ミニウム/ナイロン/無延伸ポリプロピレン(厚さ 1
2μm/7μm/15μm/60μm) 2枚のシート30は、無延伸ポリプロピレン同士を重ね
て接着される。
【0065】[比較例3]酸素吸収性テープ10は、実
施例1と同様にして製造した。第3実施形態において、
具体的条件を下記の通りとして包装容器3を製造した。 蓋材40の基材シート41の構成:ポリエチレンテレフ
タレート/アルミニウム/ナイロン/無延伸ポリプロピ
レン(厚さ 12μm/7μm/15μm/60μm)
【0066】成形容器の構成(3層構造):ポリプロピ
レン/エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリプロ
ピレン (厚さ 計0.9mm) なお、ポリプロピレンとエチレン−ビニルアルコール共
重合体間の接着力は、ポリプロピレンと酸素吸収性テー
プ10との接着力よりもかなり強い。また、包装容器の
開封強度は、3.5kg/15mmで、無理に開封する
と、表面層から剥離せず、包装容器が著しく変形した。
【0067】[性能評価]実施例1、3、比較例1、2
について、得られた包装体に100mlの蒸留水と10
0mlの空気を充填し、包装体の開口部を密閉した後、
120℃、30分間の定差圧式レトルト加熱を行った。
また、実施例4について、まず得られた包装容器に蒸留
水を70ml充填し、蓋材で密閉した後、120℃、3
O分間の定差圧式レトルト加熱を行った。以上のレトル
ト前、レトルト直後および20℃で放置した状態で2時
間おき、2時間後、4時間後、6時間後に包装体内の開
口部付近の酸素ガス濃度をガスクロマトグラフにより測
定した。測定結果を表1に示す。さらに、常温1ヶ月放
置した後の包装体内の蒸留水の臭気の官能検査を行っ
た。検査結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】実施例1、3、4は、比較例1、2と比較
して、酸素ガスの吸収がよく、かつ、1ヶ月後の蒸留水
の臭気も気にならないことがわかる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、前記シートの内面に
は、酸素吸収性テープが包装体内側に向けて熱接着され
ていることにより、酸素吸収層を有するシートそのもの
を包装体として製造するのと比較して、包装体内に酸素
吸収性テープが熱接着されているだけなので、無駄がな
く、低コストであり、また、包装体に容易に酸素吸収性
能を付与することができる。また、熱可塑性樹脂層が包
装体内側に向けられているため、内容物が酸素吸収物質
に触れることを防止できる。さらに、酸素吸収性テープ
がシートに熱接着されているため、接着剤、粘着剤等で
貼り付けた場合と比較して、臭気の発生がなく、耐熱性
もあるためボイル、レトルト等にも対応できる。また、
製造上、シート端部の熱接着と同時に酸素吸収性テープ
の熱接着を行えるため、効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の酸素吸収性テープを示
す図である。
【図2】図1の実施形態における包装体の平面図であ
る。
【図3】図1の実施形態における包装体の断面図であ
る。
【図4】図1の実施形態における包装体の製造工程を示
す図である。
【図5】本発明の第2実施形態の包装体の製造工程を示
す図である。
【図6】本発明の第3実施形態の包装容器を示す断面図
である。
【図7】本発明の酸素吸収性テープを断面形態の変形例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2 包装体 3 包装容器 10 酸素吸収性テープ 10A 酸素吸収層 10B 熱可塑性樹脂層 20 開口部 21 ヒートシール部 22 区画部 23 超音波シール部 30 シート 40 蓋材 41 基材シート 50 成形容器 50A 表面層 50B 剥離層 50C 基材層 50D ガスバリア層 50E 基材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AB01 AB81 BA02A BA12A BA14A BA17A BB01A BB03A BB06A BB11A BB14A BB15A BB16A BB22A BB25A BB26A BB30A BC03A BC04A BC07A CA04 CA17 CA24 EA04 EA06 EA08 EA09 EA11 EA32 EA35 EB22 EE25 EE31 EE40 EE48 EE59 FA01 FB07 FB13 FC01 GB13 GB15 GD07 GD08 GD10 3E084 AA05 AA12 AA26 AA37 BA01 BA09 CA01 CC05 FA09 JA04 LB02 LB07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの周縁を接着して構成され、内容物
    への通気を遮断する酸素吸収性テープ付包装体であっ
    て、 前記シートの内面には、酸素吸収物質を含む酸素吸収層
    と、酸素吸収物質を含まない熱可塑性樹脂層とを備えた
    酸素吸収性テープが、前記熱可塑性樹脂層を包装体内側
    に向けて熱接着されていることを特徴とする酸素吸収性
    テープ付包装体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の酸素吸収性テープ付包装
    体において、 前記酸素吸収性テープは、前記シートの互いに対向する
    端部を横断するように熱接着されていることを特徴とす
    る酸素吸収性テープ付包装体。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の記載の酸
    素吸収性テープ付包装体において、 前記熱可塑性樹脂層は、その断面が前記酸素吸収層を被
    覆するように形成されていることを特徴とする酸素吸収
    性テープ付包装体。
  4. 【請求項4】開口縁に剥離可能な表面層が形成された多
    層シートを成形してなる成形容器と、前記成形容器開口
    縁に沿って熱接着される蓋材と、を備えた包装容器であ
    って、 前記蓋材は、内面に酸素吸収物質を含む酸素吸収層およ
    び酸素吸収物質を含まない熱可塑性樹脂層を備えた酸素
    吸収性テープが熱接着されており、前記酸素吸収性テー
    プを介在して、前記成形容器と接着され、 前記蓋材を剥離した際に、前記表面層と一緒に剥離され
    ることを特徴とする包装容器。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の包装容器において、 前記熱可塑性樹脂層は、その断面が前記酸素吸収層の端
    面を被覆するように形成されていることを特徴とする包
    装容器。
  6. 【請求項6】長尺なシートを繰り出し、一方のシート端
    部から、酸素吸収物質を含む酸素吸収層および酸素吸収
    物質を含まない熱可塑性樹脂層を備えた酸素吸収性テー
    プを、前記熱可塑性樹脂層をシートと接着する面と反対
    側の面に向けて、前記シートと連続的に熱接着するテー
    プ接着工程を有することを特徴とする酸素吸収性テープ
    付包装体の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の酸素吸収性テープ付包装
    体の製造方法において、 前記テープ接着工程と、 前記酸素吸収性テープ上から、他方のシートを重ね合わ
    せて長尺方向とは垂直な方向に所定間隔で区画される区
    画部で、これら各シートの間に、前記酸素吸収性テープ
    を介在させて接着するシート接着工程と、 前記シート接着工程で接着された各シートを、前記区画
    部に沿って切断するシート切断工程と、を有することを
    特徴とする酸素吸収性テープ付包装体の製造方法。
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