JP2003136635A - 積層構造体及び位相差フィルム - Google Patents

積層構造体及び位相差フィルム

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JP2003136635A
JP2003136635A JP2001336509A JP2001336509A JP2003136635A JP 2003136635 A JP2003136635 A JP 2003136635A JP 2001336509 A JP2001336509 A JP 2001336509A JP 2001336509 A JP2001336509 A JP 2001336509A JP 2003136635 A JP2003136635 A JP 2003136635A
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Katsuhiro Kurosaki
勝尋 黒崎
Koichi Nishimura
浩一 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面平滑性と外観が良好であり、層間剥離強度
が大きく、層間剥離を起こすことなく共延伸などの後加
工が可能な積層構造体及び該積層構造体を一軸延伸して
なる位相差フィルムを提供する。 【解決手段】脂環式構造を有する重合体からなる層(A
層)とビニル芳香族系重合体、ポリオレフィン、ポリア
ミド、ポリエステル及びポリカーボネートから選ばれる
少なくとも一種の熱可塑性樹脂からなる層(B層)との
層間に、温度190℃、荷重21.18Nで測定したメ
ルトフローレートが1g/10分以下であるエチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体からなる層(C層)
を有することを特徴とする積層構造体、並びに、該積層
構造体を一軸延伸してなることを特徴とする位相差フィ
ルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層構造体及び位
相差フィルムに関する。さらに詳しくは、本発明は、表
面平滑性と外観が良好であり、層間剥離強度が大きく、
層間剥離を起こすことなく共延伸などの後加工が可能な
積層構造体及び該積層構造体を一軸延伸してなる位相差
フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD)は、高画
質、薄型、軽量、低消費電力などの特徴をもち、テレビ
ジョン、パーソナルコンピュータなどのフラットパネル
ディスプレイとして広く使用されている。カラー液晶デ
ィスプレイには、単純マトリクス方式で構造が簡単な超
ねじれネマッティック(STN)液晶が用いられるが、
超ねじれネマッティック液晶に基づく楕円偏光により、
液晶ディスプレイの表示の色相が緑色ないし黄赤色を帯
びるという問題が生ずる。この問題を解決する手段の一
つとして、位相差フィルムを用い、超ねじれネマッティ
ック液晶の複屈折による位相差を補償し、楕円偏光を直
線偏光に戻す対策が講じられている。ノルボルネン系樹
脂とポリスチレンの積層構造体を一軸延伸すると、光学
的特性の良好な位相差フィルムが得られることが知られ
ている。しかし、ノルボルネン系樹脂とポリスチレン
は、層間剥離強度が小さく、積層構造体を一軸延伸する
と、簡単に層間剥離を起こしてしまう。また、ノルボル
ネン系樹脂層とポリスチレン層の間に接着層を設けて層
間剥離強度を高めると、積層構造体の表面に細かい皺が
発生して、表面平滑性が損なわれてしまう。このため
に、表面平滑性と外観が良好であり、層間剥離を起こす
ことなく一軸延伸することが可能な積層構造体が求めら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面平滑性
と外観が良好であり、層間剥離強度が大きく、層間剥離
を起こすことなく共延伸などの後加工が可能な積層構造
体及び該積層構造体を一軸延伸してなる位相差フィルム
を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ノルボルネン系
樹脂などの脂環式構造を有する重合体からなる層(A
層)とポリスチレンなどの熱可塑性樹脂からなる層(B
層)の層間に、メルトフローレートの小さい高粘度のエ
チレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体からなる層
(C層)を設けることにより、表面平滑性の良好な積層
構造体が得られ、かつこの積層構造体は層間剥離強度が
大きく、層間剥離を起こすことなく一軸延伸し得ること
を見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は、(1)脂環式構造を有する
重合体からなる層(A層)とビニル芳香族系重合体、ポ
リオレフィン、ポリアミド、ポリエステル及びポリカー
ボネートから選ばれる少なくとも一種の熱可塑性樹脂か
らなる層(B層)との層間に、温度190℃、荷重2
1.18Nで測定したメルトフローレートが1g/10
分以下であるエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体からなる層(C層)を有することを特徴とする積層
構造体、(2)エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体の(メタ)アクリル酸エステル構造単位の割合が5
〜50重量%である第1項記載の積層構造体、(3)温
度250℃、剪断速度180sec-1で測定した脂環式構
造を有する重合体の溶融粘度が500〜4,000Pa・s
であり、同条件で測定したビニル芳香族系重合体、ポリ
オレフィン、ポリアミド、ポリエステル及びポリカーボ
ネートから選ばれる熱可塑性樹脂の溶融粘度が200〜
3,000Pa・sであり、かつ同条件で測定したエチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体の溶融粘度が、該
重合体の溶融粘度と該熱可塑性樹脂の溶融粘度の中間に
ある第1項記載の積層構造体、(4)A層−C層−B層
の3層構造又はA層−C層−B層−C層−A層の5層構
造を有する第1項記載の積層構造体、(5)共押出法に
より製膜されてなる第1項又は第4項記載の積層構造
体、(6)A層とC層の間、及びC層とB層の間の層間
剥離強度が、1.2N/25mm以上である第1項ないし
第5項記載の積層構造体、及び、(7)第1項ないし第
6項記載の積層構造体を一軸延伸してなることを特徴と
する位相差フィルム、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の積層構造体は、脂環式構
造を有する重合体からなる層(A層)とビニル芳香族系
重合体、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル及
びポリカーボネートから選ばれる少なくとも一種の熱可
塑性樹脂からなる層(B層)との層間に、温度190
℃、荷重21.18Nで測定したメルトフローレートが
1g/10分以下であるエチレン−(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体からなる層(C層)を有する。本発明の
積層構造体のA層に用いる脂環式構造を有する重合体
は、重合体の繰り返し単位中に脂環式構造を有するもの
であり、主鎖中に脂環式構造を有する重合体及び側鎖に
脂環式構造を有する重合体のいずれをも用いることがで
きる。脂環式構造としては、例えば、シクロアルカン構
造、シクロアルケン構造などを挙げることができる。こ
れらの中で、シクロアルカン構造を有する重合体は、熱
安定性が良好であり、好適に用いることができる。脂環
式構造を構成する炭素数に特に制限はないが、4〜30
個であることが好ましく、5〜20個であることがより
好ましく、6〜15個であることがさらに好ましい。脂
環式構造を有する重合体中の脂環式構造を有する繰り返
し単位の割合に特に制限はないが、脂環式構造を有する
繰り返し単位の割合が50重量%以上であることが好ま
しく、70重量%以上であることがより好ましく、90
重量%以上であることがさらに好ましい。脂環式構造を
有する繰り返し単位の割合が50重量%未満であると、
積層構造体の耐熱性が低下するおそれがある。
【0006】本発明に用いる脂環式構造を有する重合体
に特に制限はなく、例えば、ノルボルネン系重合体、単
環の環状オレフィン系重合体、環状共役ジエン系重合
体、ビニル脂環式炭化水素重合体、これらの重合体の水
素化物などを挙げることができる。これらの中で、ノル
ボルネン系重合体、ビニル脂環式炭化水素重合体及びこ
れらの重合体の水素化物は、耐熱性、機械的強度が良好
なので、好適に用いることができる。ノルボルネン系重
合体としては、例えば、ノルボルネン系単量体の開環重
合体、ノルボルネン系単量体と共重合可能な単量体との
開環共重合体、ノルボルネン系単量体の付加重合体、ノ
ルボルネン系単量体と共重合可能な単量体との付加共重
合体、これらの重合体の水素化物などを挙げることがで
きる。これらの中で、ノルボルネン系単量体の開環重合
体の水素化物は、耐熱性、機械的強度が良好であり、特
に好適に用いることができる。ノルボルネン系単量体と
しては、例えば、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
(別名ノルボルネン)、トリシクロ[5.2.1.02,7]デ
カ−3,8−ジエン(別名ジシクロペンタジエン)、テ
トラシクロ[7.4.110,13.01,9.02,7]トリデカ−2,
4,6,11−テトラエン(別名メタノテトラヒドロフル
オレン)、テトラシクロ[4.4.12,5.17,10.0]ドデ
カ−3−エン(別名テトラシクロドデセン)、これらの
環に置換基を有する誘導体などを挙げることができる。
置換基としては、例えば、アルキル基、アルキレン基、
アルコキシカルボニル基などを挙げることができ、これ
らの置換基は、1個又は2個以上を有することができ
る。このような誘導体としては、例えば、8−メトキシ
カルボニルテトラシクロ[4.4.12,5.17,10.0]ドデ
カ−3−エン、8−メチル−8−メトキシカルボニルテ
トラシクロ[4.4.12,5.17,10.0]ドデカ−3−エン
などを挙げることができる。これらのノルボルネン系単
量体は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2
種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0007】ノルボルネン系単量体の開環重合体及びノ
ルボルネン系単量体と共重合可能な他の単量体との開環
共重合体は、単量体を開環重合触媒の存在下に重合する
ことにより得ることができる。開環重合触媒としては、
例えば、ルテニウム、オスミウムなどの金属のハロゲン
化物、硝酸塩又はアセチルアセトン化合物及び還元剤と
からなる触媒、あるいは、チタン、ジルコニウム、タン
グステン、モリブデンなどの金属のハロゲン化物又はア
セチルアセトン化合物と有機アルミニウム化合物とから
なる触媒などを挙げることができる。ノルボルネン系単
量体と開環共重合可能な他の単量体としては、例えば、
シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテンなど
の単環の環状オレフィンなどを挙げることができる。ノ
ルボルネン系単量体の開環重合体の水素化物は、開環重
合体の溶液に、ニッケル、パラジウムなどの遷移金属を
含む水素化触媒を添加し、炭素−炭素不飽和結合を水素
化することにより得ることができる。ノルボルネン系単
量体の付加重合体及びノルボルネン系単量体と共重合体
可能な他の単量体との付加共重合体は、単量体を付加重
合触媒の存在下に重合することにより得ることができ
る。付加重合触媒としては、例えば、チタン、ジルコニ
ウム、バナジウムなどの金属の化合物と有機アルミニウ
ム化合物からなる触媒などを挙げることができる。ノル
ボルネン系単量体と付加共重合可能な他の単量体として
は、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−
ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、
1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセ
ン、1−エイコセンなどの炭素数2〜20のα−オレフ
ィン、これらの誘導体、シクロブテン、シクロペンテ
ン、シクロヘキセン、シクロオクテン、3a,5,6,7
a−テトラヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデンな
どのシクロオレフィン、これらの誘導体、1,4−ヘキ
サジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−メ
チル−1,4−ヘキサジエン、1,7−オクタジエンなど
の非共役ジエンなどを挙げることができる。これらの中
で、α−オレフィンを好適に用いることができ、エチレ
ンを特に好適に用いることができる。
【0008】上記のノルボルネン系単量体と共重合可能
な他の単量体は、1種を単独で用いることができ、ある
いは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。ノ
ルボルネン系単量体と共重合可能な他の単量体との共重
合体は、共重合体中のノルボルネン系単量体構造の割合
が30重量%以上であることが好ましく、50重量%で
あることがより好ましく、70重量%以上であることが
さらに好ましい。本発明に用いる単環の環状オレフィン
系重合体としては、例えば、シクロヘキセン、シクロヘ
プテン、シクロオクテンなどの付加重合体を挙げること
ができる。本発明に用いる環状共役ジエン系重合体とし
ては、例えば、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエ
ンなどの環状共役ジエン系単量体を1,2−付加重合又
は1,4−共役付加重合した重合体及びその水素化物を
挙げることができる。本発明に用いるノルボルネン系重
合体、単環の環状オレフィン系重合体又は環状共役ジエ
ン系重合体の分子量に特に制限はないが、ゲル・パーミ
エーション・クロマトグラフィーにより測定したポリイ
ソプレン又はポリスチレン換算の重量平均分子量が、
5,000〜500,000であることが好ましく、8,
000〜200,000であることがより好ましく、1
0,000〜100,000であることがさらに好まし
い。
【0009】本発明に用いるビニル脂環式炭化水素重合
体に特に制限はなく、例えば、ビニルシクロヘキセン、
ビニルシクロヘキサンなどのビニル脂環式炭化水素系単
量体の重合体、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエンなどのビニル芳香族単量体の重合体の水素化
物、上記の単量体と共重合可能な他の単量体とのランダ
ム共重合体、ジブロック共重合体、トリブロック共重合
体、マルチブロック共重合体、傾斜ブロック共重合体の
水素化物などを挙げることができる。本発明に用いるビ
ニル脂環式炭化水素重合体の分子量に特に制限はない
が、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーにより
測定したポリイソプレン又はポリスチレン換算の重量平
均分子量が、10,000〜300,000であることが
好ましく、15,000〜250,000であることがよ
り好ましく、20,000〜200,000であることが
さらに好ましい。本発明に用いる脂環式構造を有する重
合体は、ガラス転移温度が80℃以上であることが好ま
しく、100〜250℃であることがより好ましく、1
20〜200℃であることがさらに好ましい。
【0010】本発明の積層構造体のB層には、ビニル芳
香族系重合体、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエス
テル及びポリカーボネートから選ばれる少なくとも一種
の熱可塑性樹脂が用いられる。ビニル芳香族系重合体と
しては、例えば、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチ
レン、ポリビニルトルエン、ポリビニルナフタレン、ス
チレン−アクリロニトリル共重合体などを挙げることが
できる。本発明に用いるポリオレフィンとしては、例え
ば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、ホリプロピレン、ポリ−4−メチル
−1−ペンテンなどを挙げることができる。本発明に用
いるポリアミドとしては、例えば、ナイロン3、ナイロ
ン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン66、ナ
イロン610、ナイロン612などを挙げることができ
る。本発明に用いるポリエステルとしては、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2,6−ナフタレートなどを挙げることができる。本発
明に用いるポリカーボネートとしては、例えば、ビスフ
ェノールAポリカーボネート、分岐ビスフェノールAポ
リカーボネート、o,o,o',o'−テトラメチルビスフ
ェノールAポリカーボネートなどを挙げることができ
る。
【0011】本発明の積層構造体のC層には、温度19
0℃、荷重21.18Nで測定したメルトフローレート
(MFR)が1g/10分以下であるエチレン−(メタ)
アクリル酸エステル共重合体が用いられる。本発明に用
いる温度190℃、荷重21.18Nで測定したメルト
フローレート(MFR)が1g/10分以下であるエチ
レン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体としては、例
えば、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸プ
ロピル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン
−メタクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル
酸プロピル共重合体、エチレン−メタクリル酸ブチル共
重合体などを挙げることができる。本発明においては、
エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体として、
エチレンと(メタ)アクリル酸エステルに、さらに他の共
重合可能な単量体を共重合した三元以上の共重合体を用
いることもできる。他の共重合可能な単量体としては、
例えば、プロピレン、1−ブテンなどのα−オレフィ
ン、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸などのカルボキシル基を有する単量体、スチレン、酢
酸ビニルなどのビニル単量体などを挙げることができ
る。本発明において、エチレン−(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体の温度190℃、荷重21.18Nで測定
したメルトフローレートが1g/10分を超えると、積
層構造体の表面に皺が発生して表面性が不良となり、光
学特性が損なわれるおそれがある。温度190℃、荷重
21.18Nでのメルトフローレートは、JIS K 7
210に従って測定することができる。
【0012】本発明においては、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体の(メタ)アクリル酸エステル構
造単位の割合が、5〜50重量%であることが好まし
く、10〜30重量%であることがより好ましい。(メ
タ)アクリル酸エステル構造単位の割合が5重量%未満
であると、各層間の接着強度が低下するおそれがある。
(メタ)アクリル酸エステル構造単位の割合が50重量%
を超えると、接着層の強度が低下して皺が発生するおそ
れがある。本発明においては、温度250℃、剪断速度
180sec-1で測定した脂環式構造を有する重合体の溶
融粘度が、500〜4,000Pa・sであることが好まし
く、1,000〜3,000Pa・sであることがより好ま
しい。脂環式構造を有する重合体の溶融粘度が500Pa
・s未満であっても、4,000Pa・sを超えても、共押
出による積層構造体の製膜が不安定になるおそれがあ
る。本発明においては、温度250℃、剪断速度180
sec-1で測定したビニル芳香族系重合体、ポリオレフィ
ン、ポリアミド、ポリエステル及びポリカーボネートか
ら選ばれる熱可塑性樹脂の溶融粘度が、200〜3,0
00Pa・sであることが好ましく、300〜2,000Pa
・sであることがより好ましい。熱可塑性樹脂の溶融粘
度が200Pa・s未満であっても、3,000Pa・sを超
えても、共押出による積層構造体の製膜が不安定になる
おそれがある。本発明においては、温度250℃、剪断
速度180sec-1で測定したエチレン−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体の溶融粘度が、脂環式構造を有する
重合体の溶融粘度とビニル芳香族系重合体、ポリオレフ
ィン、ポリアミド、ポリエステル及びポリカーボネート
から選ばれる熱可塑性樹脂の溶融粘度との中間にあるこ
とが好ましい。エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体の溶融粘度が、両者の溶融粘度の中間を外れて低
粘度又は高粘度になると、共押出による積層構造体の製
膜が不安定になるおそれがある。
【0013】本発明において、脂環式構造を有する重合
体;ビニル芳香族系重合体、ポリオレフィン、ポリアミ
ド、ポリエステル及びポリカーボネートから選ばれる熱
可塑性樹脂及びエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体の溶融粘度は、キャピラリーレオメーター[(株)
東洋精機製作所、キャピログラフ]を用いて測定するこ
とができる。本発明の積層構造体は、脂環式構造を有す
る重合体からなる層(A層)とビニル芳香族系重合体、
ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル及びポリカ
ーボネートから選ばれる少なくとも一種の熱可塑性樹脂
からなる層(B層)との層間に、温度190℃、荷重2
1.18Nで測定したメルトフローレートが1g/10
分以下であるエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体からなる層(C層)が、A層−C層−B層の3層構
造又はA層−C層−B層−C層−A層の5層構造である
ことが好ましい。A層−C層−B層の3層構造又はA層
−C層−B層−C層−A層の5層構造を有する積層構造
体を一軸延伸することにより、超ねじれネマッティック
液晶の複屈折による位相差を補償し、楕円偏光を直線偏
光に戻すことができる光学特性を有する位相差フィルム
を得ることができる。
【0014】本発明の積層構造体の製造方法に特に制限
はなく、例えば、A層とB層を別々に製膜し、C層をド
ライラミネーションにより積層し、積層構造体を得るこ
とができ、あるいは、共押出により製膜して積層構造体
を得ることもできる。これらの方法の中で、共押出によ
る製膜は、層間剥離強度が大きい積層構造体が得られ、
経済的に積層構造体を製造することができるので、好適
に実施することができる。共押出においては、複数基の
押出機を用いて、A層、B層及びC層を多層ダイから押
し出すことにより製膜することができる。本発明の積層
構造体は、A層とB層の層間剥離強度が1.2N/25m
m以上であることが好ましく、1.4N/25mm以上であ
ることがより好ましい。A層とB層の層間剥離強度が
1.2N/25mm未満であると、積層構造体の一軸延伸
の際に剥離を生ずるおそれがある。本発明の位相差フィ
ルムは、本発明の積層構造体を一軸延伸して得られる位
相差フィルムである。本発明の積層構造体は、層間剥離
強度が大きく、表面性が良好なので、一軸延伸しても層
間剥離を起こすことがなく、表面平滑性に優れた位相差
フィルムを得ることができる。積層構造体を一軸延伸す
る方法に特に制限はなく、例えば、ロール間の周速の差
を利用して縦方向に一軸延伸することができ、あるい
は、テンターを用いて横方向に一軸延伸することもでき
る。これらの中で、縦方向の一軸延伸を好適に実施する
ことができる。一軸延伸の延伸倍率に特に制限はない
が、1.1〜3倍であることが好ましく、1.2〜2.2
倍であることがより好ましい。本発明の位相差フィルム
を用いることにより、超ねじれネマッティック(ST
N)液晶ディスプレイにおける液晶セルの複屈折に起因
する着色現象をなくし、視野角と高コントラスト域の広
い液晶ディスプレイを得ることができる。
【0015】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
て、各層の材料として下記の重合体及び樹脂を用いた。
ただし、メルトフローレート(MFR)は、温度190
℃、荷重21.18Nで測定した値であり、溶融粘度
は、温度250℃、剪断速度180cm-1で測定した値で
ある。 A層:ノルボルネン系樹脂、日本ゼオン(株)、ZEON
OR1420、溶融粘度1,530Pa・s。 B層: (1)ポリスチレン、ノヴァ・ケミカル社、Daylar
k D332、溶融粘度440Pa・s。 (2)ポリプロピレン、日本ポリオレフィン(株)、SG5
10、溶融粘度480Pa・s。 (3)ナイロン12、アトケム社、リルサン AESNO
TL、溶融粘度700〜1,000Pa・s。 (4)ポリエチレンテレフタレート、三菱レイヨン(株)、
ダイヤナイト PA−500、溶融粘度1,450Pa・
s。 (5)ポリカーボネート、帝人(株)、パンライト K−1
300、溶融粘度1,600Pa・s。 C層: (1)エチレン−アクリル酸エチル共重合体、三井・デュ
ポン・ポリケミカル(株)、EVAFLEX−EEA A
−170、MFR0.5g/10分、溶融粘度550Pa・
s。 (2)線状低密度ポリエチレン、三井化学(株)、エボリュ
ーSP2520、MFR2g/10分、溶融粘度750
Pa・s。 (3)エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、住友化学
(株)、アクリフトWH204、MFR3g/10分、溶
融粘度400Pa・s。 (4)水添スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体、(株)クラレ、Hybrar7125、MFR0.
7g/10分、溶融粘度450Pa・s。 (5)スチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共
重合体、住友化学(株)、ボンダインLX4110、MF
R5g/10分、溶融粘度300Pa・s。 (6)エチレン−アクリル酸エチル共重合体、三井・デュ
ポン・ポリケミカル(株)、EVAFLEX−EEA A−
702、MFR5g/10分、溶融粘度300Pa・s。 また、実施例及び比較例において、評価は下記の方法に
より行った。 (1)層間剥離強度 JIS K 6854−2に準じて、引張速度100mm/
minで180度剥離試験を行った。 (2)表面性 積層構造体の表面の状態を観察し、下記の基準に従って
判定した。 ○:表面に皺や白化がなく、良好である。 △:部分的に細かい皺又は白化が認められる。 ×:全面に大小の皺又は凹凸がある。 実施例1 ノルボルネン系樹脂からなるA層、ポリスチレンからな
るB層及びMFRが0.5g/10分であるエチレン−
アクリル酸エチル共重合体(前記(1))からなるC層を
有する、A層(50μm)−C層(10μm)−B層(50
μm)−C層(10μm)−A層(50μm)の3種5層構
造の積層構造体を押出成形にて製造した。各層の押出条
件及び積層構造体の引取条件を、第1表に示す。
【0016】
【表1】
【0017】得られた積層構造体の表面性は、皺や白化
がなく良好であった。層間剥離強度は、1.47Nであ
った。 実施例2〜5 B層を形成する樹脂として、ポリスチレンの代わりに、
第2表に示す熱可塑性樹脂を用いた以外は、実施例1と
同様にして、積層構造体を製造し、評価を行った。 比較例1 C層にMFRが5g/10分であるエチレン−アクリル
酸エチル共重合体(前記(6))を用いた以外は、実施例
1と同様にして、積層構造体を製造し、評価を行った。 比較例2〜5 C層にMFRが2g/10分である線状低密度ポリエチ
レン(前記(2))を用いた以外は、実施例1、実施例3
〜5と同様にして、積層構造体を製造し、評価を行っ
た。 比較例6〜10 C層にMFRが3g/10分であるエチレン−メタクリ
ル酸メチル共重合体(前記(3))を用いた以外は、実施
例1〜5と同様にして、積層構造体を製造し、評価を行
った。 比較例11〜15 C層にMFRが0.7g/10分である水添スチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体(前記(4))を
用いた以外は、実施例1〜5と同様にして、積層構造体
を製造し、評価を行った。 比較例16〜20 C層にMFRが5g/10分であるスチレン−アクリル
酸エステル−無水マレイン酸共重合体(前記(5))を用
いた以外は、実施例1〜5と同様にして、積層構造体を
製造し、評価を行った。 比較例21〜25 C層のないA層(50μm)−B層(50μm)−A層(5
0μm)の2種3層構造の積層構造体を、実施例1と同
様にして製造し、評価を行った。実施例1〜5及び比較
例1〜25の結果を、第2表に示す。
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】第2表に見られるように、A層にノルボル
ネン系樹脂、B層にポリスチレン、ポリプロピレン、ナ
イロン12、ポリエチレンテレフタレート又はポリカー
ボネート、C層にメルトフローレート0.5g/10分
のエチレン−アクリル酸エステル共重合体を用いた実施
例1〜5の積層構造体は、層間剥離強度が大きく、表面
性もほぼ良好である。これに対して、C層がエチレン−
アクリル酸エステル共重合体であっても、メルトフロー
レートが5g/10分であると表面性が不良である。C
層に線状低密度ポリエチレンを用いると、層間剥離強度
が小さい。C層がエチレン−メタクリル酸メチル共重合
体であっても、メルトフローレートが3g/10分であ
ると、層間剥離強度が小さいか、あるいは、表面性が不
良である。C層に水添スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体を用いると、層間剥離強度が小さい
か、あるいは、表面性が不良である。C層がスチレン−
アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体であって
も、メルトフローレートが5g/10分であると、表面
性はすべて不良になる。C層のないA層−B層−A層の
2種3層構造の積層構造体は、表面性は良好であるが、
層間剥離強度が極めて小さい。
【0022】
【発明の効果】本発明の積層構造体は、表面平滑性と外
観が良好であり、層間剥離強度が大きく、層間剥離を起
こすことなく共延伸などの後加工が可能である。本発明
の位相差フィルムは、多層構造を有するが層間剥離を起
こすことがなく、良好な光学特性を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 11:00 B29L 11:00 (72)発明者 西村 浩一 神奈川県川崎市川崎区夜光1−2−1 日 本ゼオン株式会社総合開発センター内 Fターム(参考) 2H049 BA06 BA42 BB03 BB42 BB47 BB51 BC03 BC14 BC22 4F100 AA07 AK02A AK03B AK12B AK41B AK42 AK45B AK46B AK48 AK71C BA03 BA05 BA06 BA07 BA10A BA10B BA15 BA26 EH20 EJ37 GB41 GB90 JA06A JA06B JA06C JB16B JK06 JN30 YY00 YY00A YY00B YY00C 4F210 AA03 AA04E AA13 AA21E AA24 AA28 AA29 AG01 AG03 QC01 QC02 QG01 QG15 QG18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂環式構造を有する重合体からなる層(A
    層)とビニル芳香族系重合体、ポリオレフィン、ポリア
    ミド、ポリエステル及びポリカーボネートから選ばれる
    少なくとも一種の熱可塑性樹脂からなる層(B層)との
    層間に、温度190℃、荷重21.18Nで測定したメ
    ルトフローレートが1g/10分以下であるエチレン−
    (メタ)アクリル酸エステル共重合体からなる層(C層)
    を有することを特徴とする積層構造体。
  2. 【請求項2】エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重
    合体の(メタ)アクリル酸エステル構造単位の割合が5〜
    50重量%である請求項1記載の積層構造体。
  3. 【請求項3】温度250℃、剪断速度180sec-1で測
    定した脂環式構造を有する重合体の溶融粘度が500〜
    4,000Pa・sであり、同条件で測定したビニル芳香族
    系重合体、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル
    及びポリカーボネートから選ばれる熱可塑性樹脂の溶融
    粘度が200〜3,000Pa・sであり、かつ同条件で測
    定したエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体の
    溶融粘度が、該重合体の溶融粘度と該熱可塑性樹脂の溶
    融粘度の中間にある請求項1記載の積層構造体。
  4. 【請求項4】A層−C層−B層の3層構造又はA層−C
    層−B層−C層−A層の5層構造を有する請求項1記載
    の積層構造体。
  5. 【請求項5】共押出法により製膜されてなる請求項1又
    は請求項4記載の積層構造体。
  6. 【請求項6】A層とC層の間、及びC層とB層の間の層
    間剥離強度が、1.2N/25mm以上である請求項1な
    いし請求項5記載の積層構造体。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6記載の積層構造体
    を一軸延伸してなることを特徴とする位相差フィルム。
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