JP2003136625A - 表示体用フィルム、タッチパネル及びこれらの製造方法 - Google Patents

表示体用フィルム、タッチパネル及びこれらの製造方法

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JP2003136625A
JP2003136625A JP2002209924A JP2002209924A JP2003136625A JP 2003136625 A JP2003136625 A JP 2003136625A JP 2002209924 A JP2002209924 A JP 2002209924A JP 2002209924 A JP2002209924 A JP 2002209924A JP 2003136625 A JP2003136625 A JP 2003136625A
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film
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light
touch panel
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JP2002209924A
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Takashi Watanabe
隆 渡辺
Shunichi Kajitani
俊一 梶谷
Makoto Ito
真 伊藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光透過率の高い特性の良好な表示体用フィルム
を提供し、これをタッチパネル表面に利用することによ
って、視認性の高い特性の良好なタッチパネルを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】光透過性のフィルム基材1の第1の面1A
上に少なくとも第1の反射防止層3を形成して、このフ
ィルム基材1の第1の面1Aとは反対側の第2の面1B
上に、少なくとも第2の反射防止層10及び光透過性導
電層7をこの順に形成して表示体用フィルム30を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示体用フィル
ム、タッチパネル及びこれらの製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、有機EL(エレクトロルミネッセ
ンス)ディスプレイや液晶ディスプレイなどのディスプ
レイの表面に、ペン状の指示体又は指での押圧により情
報を入力するパネルを設けるいわゆるタッチパネル(又
はタッチスクリーン)が、電子手帳、携帯電話等の携帯
端末や交通機関のチケット販売用入力機など、種々多様
に使用されている。
【0003】このタッチパネルの一般的な例として例え
ば抵抗式(又は抵抗膜式)のタッチパネルの場合、図1
2にその一例の要部の模式的な断面構成を示すように、
ガラス、ポリカーボネート等より成る光透過性の基材4
0の上に、ITO(In−Sn酸化物)等より成る光透
過性の導電層41が設けられ、この上にアクリル樹脂等
の絶縁材料より成るスペーサ42を介してフィルム部6
0が所定の間隔を保持して対向配置される。フィルム部
60は、光透過性のフィルム基材48とその内側すなわ
ち光透過性の基材40に対向する側にITO等より成る
光透過性導電層44が設けられる構成とされる。またフ
ィルム基材48の外側には、通常ハードコート層45、
反射防止層46が被着形成されて、タッチパネル20が
構成される。図示しないが、タッチパネル20の下部、
即ち図12における基材40の下側には、例えば液晶型
表示器等の表示体が設けられ、タッチパネル20はその
表示体の表示面上に固定配置される。液晶型表示器を設
ける場合は、その下部にバックライトが設けられ、この
バックライトからの光を液晶を透過させることによって
情報内容を表示体に表示し、更にタッチパネル20を介
して情報内容を利用者が視認することとなる。
【0004】このような抵抗式のタッチパネルにおいて
その押圧位置の情報の検出は以下の方法により行われ
る。すなわち、フィルム部60の表面側から指示体又は
指などによって一部が押圧されることによって、その部
分の光透過性導電層41及び44が接触し、基材40と
フィルム部60とにおいてそれぞれ例えば図12の紙面
に沿う方向及び図12の紙面に直交する方向の2方向に
印加された電圧の変化をそれぞれ検出し、これにより押
圧された位置の情報を得ることができる。
【0005】タッチパネルとしては、その他静電容量方
式、赤外線方式、超音波方式など種々の方式のものが提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
タッチパネルを表面に有する表示体においては、タッチ
パネルの構造上、その表面が多層構造となっているた
め、各層の界面において光が反射することから、全体と
して表面の反射率が高くなり、従って透過率は低下して
しまうという問題がある。
【0007】また表示体表面からタッチパネルを透過す
るの光の透過率も低下することから、利用者の視認性を
良好に保持することが難しいという問題がある。タッチ
パネルはその性質上表示体の表示面における文字、記号
等の細かい情報内容を利用者が正確に把握することが必
要とされるため、視認性の向上が望まれている。特に、
液晶型表示器の表面にタッチパネルを構成する場合は、
液晶型表示器の消費電力を低減するためにそのバックラ
イトの光量を低減化することが求められているが、バッ
クライトの明るさを下げると、上述したようにタッチパ
ネルを介した液晶型表示器の表示面の視認性が著しく低
下してしまうという問題がある。
【0008】このため、タッチパネル表面を構成するフ
ィルム基材近傍での光の反射率を低減化させ、光透過率
を向上させることが要求されている。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、光透過率の高い特性の良好な表示体用フ
ィルムを提供し、これをタッチパネル表面に利用するこ
とによって、視認性の高い特性の良好なタッチパネルを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、光透過性のフ
ィルム基材の第1の面上に少なくとも第1の反射防止層
を形成して、このフィルム基材の第1の面とは反対側の
第2の面上に、少なくとも第2の反射防止層及び光透過
性導電層をこの順に形成して表示体用フィルムを構成す
る。また本発明は、上述の構成において、その第2の反
射防止層を、フィルム基材の第2の面から順に第1及び
第2の屈折率層が積層される構成として形成する。
【0011】更に本発明は、上述の各構成において、第
1の屈折率層の厚さをd1 、屈折率をn1 とし、第2の
屈折率層の厚さをd2 、屈折率をn2 とし、光透過性導
電層の厚さをd3 、屈折率をn3 として、光の波長をλ
としたときに、 0.5n3 3 ≦n1 1 ≦2n3 3 ‥‥(1) 0.5(λ/4)≦n2 2 ≦1.5(λ/4) ‥‥(2) の条件を満たすように構成する。
【0012】また更に本発明は、上述の各構成におい
て、第2の屈折率層と光透過性導電層との間にバリア層
を設ける構成とする。更に本発明は、このバリア層の厚
さを1nm以上10nm以下として、バリア層の材料
を、Si、Ti、Ta又はAlもしくはこれらの窒化物
のうちいずれか一つとして構成する。
【0013】更に本発明は、上述の本発明構成による表
示体用フィルムを適用してタッチパネルを構成する。す
なわち本発明においては、基材上に光透過性導電層を形
成し、この基材とは所定の間隔をもってフィルム基材を
対向配置して、フィルム基材上の第1の面上に少なくと
も第1の反射防止層を形成する。そして基材と相対向
し、フィルム基材の第1の面とは反対側の第2の面上
に、少なくとも第2の反射防止層と光透過性導電層とを
この順に形成してタッチパネルを構成する。
【0014】また本発明は、上述のタッチパネルにおい
て、第2の反射防止層を、その第2の面から順に第1及
び第2の屈折率層を積層して形成する。更に本発明は、
上述の各タッチパネルにおいて、第1の屈折率層の厚さ
をd1、屈折率をn1 とし、第2の屈折率層の厚さをd
2 、屈折率をn2 とし、フィルム基材上の光透過性導電
層の厚さをd3 、屈折率をn3 として、光の波長をλと
したときに、 0.5n3 3 ≦n1 1 ≦2n3 3 ‥‥(1) 0.5(λ/4)≦n2 2 ≦1.5(λ/4) ‥‥(2) の条件を満たすように構成する。
【0015】また本発明は、上述の各タッチパネルにお
いて、第2の屈折率層と光透過性導電層との間にバリア
層を設ける構成する。更に本発明は、このバリア層の厚
さを1nm以上10nm以下として、バリア層の材料
を、Si、Ti、Ta又はAlもしくはこれらの窒化物
のうちいずれか一つとより構成する。
【0016】上述したように本発明においては、表示体
用フィルムにおける光透過性導電層とフィルム基材との
界面における反射を防止するために、フィルム基材と光
透過性導電層との間に反射防止層を設ける構成とするも
のである。このように、光透過性導電層とフィルム基材
との間に反射防止層を設けることによって、ここにおけ
る界面の反射が低減化し、全体の光透過率の向上をはか
ることができる。特に、この反射防止層として、第1及
び第2の屈折率層を設ける構成とし、更にこれら第1及
び第2の屈折率層の屈折率、厚さ、光透過性導電層の屈
折率及び厚さを上述の式(1)及び(2)の範囲に選定
して形成することによって、反射率の低減化を確実に行
うと共に、これにより、反射光が低減化され、光透過率
の向上がはかられて視認性に優れた表示体用フィルム及
びタッチパネルを提供することができる。
【0017】また更に本発明によれば、上述したように
フィルム基材の反射防止層と光透過性導電層との間に、
バリア層を設けることによって、例えばタッチパネルを
製造する工程において比較的高温のプロセスを必要とす
る場合においても、光透過性導電層の特性を損なうこと
を回避することができる。特にバリア層として、厚さ1
nm以上10nm以上とし、その材料としてSi、T
i、Ta、Al又はこれらの窒化物を用いることによっ
て、光透過性導電層の抵抗の増大化を確実に回避し、特
性の良好な表示体用フィルム及びタッチパネルを生産性
よく、良好な歩留りをもって提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の好適な実施の形態を
図面を参照して詳細に説明するが、本発明は、以下の例
に限定されることなく各種の方式を採用するタッチパネ
ルに適用して好適な表示体用フィルムであって、また液
晶型表示器に限ることなく各種の表示器の表面に配置さ
れるタッチパネルに適用することができるものである。
【0019】図1に本発明の実施の形態の表示体用フィ
ルム及びこれを用いたタッチパネルの一例の要部の略線
的拡大断面構成を模式的に示す。図1においては、タッ
チパネル20に本発明を適用した場合で、ガラス等より
成る光透過性の基材40の上に、ITO(In−Sn酸
化物;In2 3 +SnO2 )等より成る光透過性導電
層41が被着され、この上に、アクリル樹脂等より成る
スペーサ42が、例えばスクリーン印刷により基材40
及び光透過性導電層41の延在方向に所定間隔をおいて
一定の厚さをもって形成され、この上に所定の間隔をも
って、基材40との対向面に可撓性を有するPET(ポ
リエチレンテレフタレート)等より成るフィルム基材1
が対向配置される。このフィルム基材1と基材41との
間隔は、図示しないが例えば外縁部において所定の厚さ
の絶縁層、例えば粘着テープ等を用いて支持することに
よって、例えば数μmの間隔を保持するようになされて
いる。
【0020】基材40の下部には表示手段50が固定配
置される。この例では、表示手段として液晶型表示器5
1を用いる場合を示す。52はこの液晶型表示器51の
バックライトを示す。
【0021】またフィルム基材1の基材40とは対向し
ない上側の第1の面1Aには、ハードコート層2及び第
1の反射防止層3が形成される。このハードコート層2
の材料としては、例えばアクリル系樹脂、シリコン系樹
脂などの硬化型樹脂が用いられ、機械的強度を得るため
に例えば5μm以上15μm以下程度の厚みをもって形
成される。そしてこのハードコート層2の表面を粗面化
させることによってAG機能(Anti-Glare:入射光を乱
反射させ防眩性を付与する機能)を付加することによっ
て、より視認性の向上をはかることができる。
【0022】第1の反射防止層3においては、反射率を
5%以下程度とすることが望ましく、例えば3層または
4層構成とすることができる。第1の反射防止層3を3
層で構成する場合は、フィルム基材1の第1の面1Aか
ら順に中屈折率材、高屈折率材、低屈折率材の順にスパ
ッタリング法等により成膜して積層形成することがで
き、それぞれの層の光学厚みnd(屈折率・厚さ)をλ
/4、λ/2、λ/4とすることにより、効率良く反射
光を抑制することができる。ここで波長λとしては、最
も視認性の高い光の波長はほぼ550nmであることか
ら、この波長550nmを判断基準とすることができ
る。
【0023】図2は、この第1の反射防止層3を、中屈
折率材(屈折率n=1.7、厚さd=75nm)、高屈
折率材(屈折率n=2.2、厚さd=116nm)、低
屈折率材(屈折率n=1.38、厚さd=92nm)で
構成した場合に実測した反射率の波長依存性を示す図で
ある。横軸は波長λ(nm)、縦軸は反射率R(%)で
ある。
【0024】この図2から明らかなように、第1の反射
防止層により、波長450nmから650nmのいわゆ
る可視光の範囲において、反射率を0.5%以下に抑制
できることがわかる。尚、上述の中屈折率材として適当
な材料が場合は、第1の反射防止層3を4層で構成する
ことができる。この場合には、フィルム基材1の上に、
ハードコート層2を介して、高屈折率材、低屈折率材、
高屈折率材、低屈折率材の順で各層を積層形成すること
によって、同様の反射率特性を有する反射防止層を構成
することができる。
【0025】そして本発明においては、フィルム基材1
の内側の第2の面1B上に、第2の反射防止層10がス
パッタリング法等により形成され、この上にITO等よ
り成る光透過性導電層7が被着されて、タッチパネル2
0表面の表示体用フィルム30が構成される。この第2
の反射防止層10は、この上に形成される光透過性導電
層7とともに反射を防止する構成とする。
【0026】第2の反射防止層10としては、図1に示
すように第1及び第2の屈折率層4及び5を積層した構
成とすることができる。そしてこのような構成におい
て、第1の屈折率層4の厚さをd1 、屈折率をn1 、第
2の屈折率層5の厚さをd2 、屈折率をn2 、光透過性
導電層7の厚さをd3 、屈折率をn3 として、反射を防
止すべき光の波長をλとすると、 0.5n3 3 ≦n1 1 ≦2n3 3 ‥‥(1) 0.5(λ/4)≦n2 2 ≦1.5(λ/4) ‥‥(2) とするときに、所望の反射防止効果を得ることができ
た。
【0027】
【実施例】次に、このような構成による第2の反射防止
膜の分光反射特性を測定した結果を説明する。各例共
に、第1の反射防止層3としては、上述の構成により、
波長λ=550nmの光に対し0.5%以下の反射率特
性を有する反射防止層を形成した。
【0028】〔実施例1〕この例においては、第1の屈
折率層4の材料をTiO2 とし、屈折率n1 は2.3
5、厚さd1 を20nmとし、第2の屈折率層5の材料
をSiO2 とし、屈折率n2 は1.46、厚さd2 を8
0nmとして積層形成した。光透過性導電層7はITO
より構成し、屈折率n3 は2.0であり、厚さは電気的
特性より20nmとして形成した。この構成は、λ=5
50nmとすると、 n1 1 =47(nm) n2 2 =116.8(nm) n3 3 =40(nm) となり、上記式(1)及び(2)を満たす。
【0029】この場合の分光反射特性を図3に示す。図
3からわかるように、この構成においては、波長550
nm付近、特に550±5nmの範囲において0.5%
以下の反射率とすることができた。
【0030】〔実施例2〕この例においては、第1の屈
折率層4の材料をNb2 5 とし、屈折率n1 は2.3
6であり、厚さd1 を20nmとして形成した。第2の
屈折率層5及び光透過性導電層7は、実施例1と同様の
構成とした。この場合、λ=550nmとすると、 n1 1 =47.2(nm) n2 2 =116.8(nm) n3 3 =40(nm) となり、上記式(1)及び(2)を満たす。この構成に
おける分光反射特性を図4に示す。
【0031】図4から明らかなように、この場合におい
ても550nm±15nm程度の範囲において反射率
0.5%以下を達成することができた。
【0032】〔実施例3〕次に、上記式(1)の下限値
0.5n3 3 =n1 1 となる場合を形成した。光透
過性導電層7の厚さは電気的特性より決まるので、Nb
2 5 を第1の屈折率層4の材料として用いる場合は、
この式を満足するような厚さd1 は、d1=8.5nm
となる。第2の屈折率層5の材料構成は上述の実施例1
及び2と同様の構成として第2の反射防止層を形成し
た。この構成による分光反射特性を図5に示す。図5か
らわかるように、反射率の低い範囲は短波長側の範囲に
移動し、波長450nm〜600nmの範囲ではほぼ5
%以下、波長550nm±5nmでは3%以下の反射率
となり、波長400〜480nmの範囲において0.5
%程度以下の低反射率を実現している。
【0033】〔実施例4〕この例では、上記式(1)の
上限値n1 1 =2n3 3 となる場合を形成した。第
1の屈折率層4の材料をNb2 5 とし、その厚さd1
をd1 =34nmとして、その他の構成を実施例1〜3
と同様の構成として第2の反射防止層を形成した。この
構成による分光反射特性を図6に示す。図6からわかる
ように、反射率の低い範囲は長波長側に移動し、波長5
30〜750nmの範囲でほぼ5%以下の反射率、波長
550〜650nmの範囲で2%以下の反射率を達成し
ている。
【0034】これらの結果から、上記式(1)の範囲に
選定する場合には、反射率の0.5%以下、また2%以
下という極小値を得る波長帯域が短波長側から長波長側
に移動するが、特に視認性が高く実用上問題となる波長
550nm±5nm程度の波長の光に対して、3%以下
程度の反射率を達成できることがわかる。
【0035】〔実施例5〕次に、上記式(2)の範囲を
考察するにあたって、波長範囲としては例えば「色の科
学」(金子隆芳著、朝倉書店刊)p.28図2.10に
記載されているように、通常の可視域400nm〜70
0nmの範囲において十分な反射率特性が得られるもの
とした。従って、上記式(2)の下限値0.5(λ/
4)=n2 2 となる最大の第2の屈折率層5の厚さd
2 は、波長λ=700nmの場合でd 2 =60nmであ
る。第2の屈折率層5をSiO2 とし(屈折率n2
1.46)、第1の屈折率層4をNb2 5 より構成し
て厚さd1 を20nmとし、光透過性導電層7の材料及
び厚さを上述の各実施例1〜4と同様の構成として作成
した場合の分光反射特性を図7に示す。図7から明らか
なように、この場合は視感感度の高い波長550nmの
光に対し、反射率3%程度以下となっている。
【0036】〔実施例6〕更に、上記式(2)の上限値
2 2 =1.5λ/4となる最小の第2の屈折率層5
の厚さd2 は、波長λ=400nmの場合でd2 =10
3nmである。第2の屈折率層5をSiO2 とし、第1
の屈折率層4を上記実施例5と同様にNb2 5 より構
成して厚さd1 を20nmとし、光透過性導電層7の材
料及び厚さを上述の各実施例1〜5と同様の構成として
作成した場合の分光反射特性を図8に示す。図8からわ
かるように、波長600nm〜700nmの範囲で反射
率1%程度以下を達成している。波長540nm以下で
はやや反射率が大となっている。
【0037】これらの結果から、波長550nm±10
nmの視感感度の高い波長帯域において、5%以下の反
射率を達成するためには、上記式(1)及び(2)を満
足させる必要があることがわかる。従って、本発明にお
いては、第1、第2の屈折率層及び光透過性導電層4、
5及び7の屈折率及び厚さを上記式(1)及び(2)の
範囲に選定するものである。
【0038】尚、上述の第1の屈折率層4の材料として
は、上述のTiO2 、Nb2 5 の他、Nb2 3 、T
2 3 、Ta2 5 などの材料を用いて第2の反射防
止層10を構成した場合に、良好な分光反射特性を得る
ことができた。
【0039】また、光透過性導電層7としては、ITO
の他に、SnO2 :F(SnO2 にFを添加したも
の)、ZnO:Al(ZnOにAlを添加したもの)を
使用した場合においても、同様の分光反射特性を有する
表示体フィルムを構成することができた。
【0040】以上の各実施例においては、第2の反射防
止層10として、第1及び第2の屈折率層4及び5をス
パッタリング法により被着して、この上に光透過性導電
層7を低温のスパッタリング法により成膜して形成し、
この光透過性導電層7においてタッチパネルに必要な表
面抵抗を得ている。
【0041】光透過性導電層7として、このようにIT
Oを使用する場合は、ITOの導電機構として酸素欠損
に起因する伝導帯直下に形成されるドナー準位によるも
のと、3価のIn原子を4価のSn原子で置換したこと
によるドナー準位に起因するものとが有り、ITOを低
温成膜時は酸素欠損が起因が支配的と言われている。
【0042】このようなITO膜に代表される光透過性
導電層を第2の屈折率層5の上に成膜するにあたり、こ
の第2の屈折率層5は成膜方法や膜の安定性からSiO
2 等の屈折率の小さな光透過性酸化物を採用することが
光学的には妥当である。ところが、上述したように、酸
素欠損起因による導電性を示す光透過性導電層7をSi
2 上に低温成膜し所定の表面抵抗を得たものを、タッ
チパネル製造プロセス中にかかる熱負荷や環境試験、加
速度試験等の条件に対応した加熱を行う場合、酸素欠損
が減少し抵抗が増大する傾向を示す。例えば、タッチパ
ネルを製造する工程において、Agフィラー入りの電極
を被着する工程においては、120℃〜150℃の高温
処理を60分程度行ってエポキシ樹脂を硬化させるプロ
セスが必要とされ、信頼性のよい電極を作製するために
高温に対する耐性の強い反射防止層を構成することが望
まれている。
【0043】酸素欠損による表面抵抗の変化は、寿命の
低減化を招来する原因となり、また表面抵抗の増大によ
りタッチパネルの歩留りの低下、生産性の低下を招来す
ることとなる。
【0044】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、図9にその一例の略線的拡大断面構成を
示すように、第2の屈折率層5と光透過性導電層7との
間に、バリア層6を設ける構成とするものである。図9
において、図1に対応する部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。この構成による実施例を以下の実施
例7として説明する。
【0045】〔実施例7〕この例においては、フィルム
基材1の基材40と対向する側の面に、Si3 4 より
成る第1の屈折率層4、SiO2 より成る第2の屈折率
層5、Siより成るバリア層6、ITOより成る光透過
性導電層7を、各膜厚を第1の屈折率層4から順に、3
0nm、75nm、3nm、20nmとして形成した。
Siより成るバリア層6の厚さは3nmと極めて薄くさ
れるため、光学特性は、バリア層を設けない場合と同等
の分光特性となる。この場合の分光反射特性を図10に
おいて実線bとして示す。フィルム基材1はPETであ
る。実線aは、PETより成るフィルム基材1上にIT
Oを直接被着した場合の分光反射特性である。
【0046】この例による反射防止層は、Si3 4
屈折率が2.1、SiO2 の屈折率が1.46、ITO
の屈折率が2であり、波長550nmにおいて上記式
(1)及び(2)の条件を満たす構成であり、波長55
0nm付近において1%以下の良好な分光反射特性を得
ている。
【0047】図11は、このバリア層6を設けた構成の
表示体用フィルムを、120℃の温度の恒温槽にいれた
時の光透過性導電層の表面抵抗(Ω/□:正方形の導電
層を挟む2本の電極間の抵抗値)の経時変化を示したも
のであり、●印はバリア層有り、×印はバリア層無しの
場合を示す。図11から明らかなように、SiO2 等よ
り成る第2の屈折率層5とITO等より成る光透過性導
電層7との間にバリア層6を設けることにより、成膜し
た光透過性導電層7の温度処理後の表面抵抗の変化を抑
制することができて、低反射率で高透過率の表示体用フ
ィルムにおける寿命の長期化、歩留り及び生産性の向上
をはかることができる。
【0048】上述したように、本発明によれば、タッチ
パネル等に適用して好適な表示体用フィルムにおいて、
反射分光特性の向上をはかることでき、更に、光透過性
導電層の表面抵抗の悪化を回避して、歩留り及び生産性
の向上をはかることができる。
【0049】尚、上述の各実施例においては、タッチパ
ネルに設けられる表示手段として液晶型表示器を用いる
場合を説明したが、この表示手段はその例えば有機EL
型表示器を用いるなど、種々の変形、変更が可能であ
り、その用途としては、POS(Point Of Sales:店舗
販売時点情報管理) 、PDA(Personal Digital Assis
tant:個人情報端末)、ATM(Automatic Teller Mac
hine:銀行端末)など多種の表示体に用い得ることはい
うまでもない。
【0050】更に、液晶型表示器の背部にバックライト
が設けられた例を説明したが、バックライトの有無は任
意であり、バックライトのない表示器に本発明を適用す
る場合においても同様に反射分光特性の向上をはかり、
従って視認性に優れた表示体を提供することができる。
【0051】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、反射
分光特性の向上をはかることができ、光透過率を高め
て、視認性に優れたタッチパネル、またこれを用いた表
示体を提供することができる。
【0052】更に、第2の反射防止層と光透過性導電層
との間にバリア層を設けることによって、光透過性導電
層の表面抵抗の加熱による経時変化を低減化することが
でき、タッチパネルの寿命の長期化、また歩留り及び生
産性の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示体用フィルム及びタッチパネルの一例の略
線的拡大断面構成を示す図である。
【図2】第1の反射防止層の分光反射特性を示す図であ
る。
【図3】第2の反射防止層の分光反射特性を示す図であ
る。
【図4】第2の反射防止層の分光反射特性を示す図であ
る。
【図5】第2の反射防止層の分光反射特性を示す図であ
る。
【図6】第2の反射防止層の分光反射特性を示す図であ
る。
【図7】第2の反射防止層の分光反射特性を示す図であ
る。
【図8】第2の反射防止層の分光反射特性を示す図であ
る。
【図9】表示体用フィルム及びタッチパネルの他の例の
略線的拡大断面構成を示す図である。
【図10】第2の反射防止層の分光反射特性を示す図で
ある。
【図11】光透過性導電層の表面抵抗の経時変化を示す
図である。
【図12】タッチパネルの一例の略線的拡大断面構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 フィルム基材、1A 第1の面、1B 第2の面、
2ハードコート層、3第1の反射防止層、4 第1の屈
折率層、5 第2の屈折率層、6 バリア層、7 光透
過性導電層、10 第2の反射防止層、20 タッチパ
ネル、30表示体用フィルム、40 基材、41 光透
過性導電層、42 スペーサ、44光透過性導電層、4
5 ハードコート層、46 反射防止層、50 表示手
段、51 液晶型表示器、52 バックライト、60
フィルム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 真 宮城県多賀城市明月2丁目1番15号 ファ インマテリアル株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA12E AA17D AA20 AA21D AA33A AB09E AB11E AB12E AK42A AR00A AR00B AR00C AR00D AR00E BA03 BA05 BA07 GB41 JD01E JD06A JN06B JN06C JN18D JN18E YY00D YY00E 5B068 AA22 AA33 BC07 5B087 AA09 AC09 CC14 CC37

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性のフィルム基材の第1の面上に
    少なくとも第1の反射防止層が形成され、 上記フィルム基材の上記第1の面とは反対側の第2の面
    上に、少なくとも第2の反射防止層及び光透過性導電層
    がこの順に形成されて成ることを特徴とする表示体用フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 上記第2の反射防止層は、上記第2の面
    から順に第1の屈折率層及び第2の屈折率層が積層され
    て構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示体
    用フィルム。
  3. 【請求項3】 上記第1の屈折率層の厚さをd1 、屈折
    率をn1 とし、上記第2の屈折率層の厚さをd2 、屈折
    率をn2 とし、上記光透過性導電層の厚さをd3、屈折
    率をn3 として、光の波長をλとしたときに、 0.5n3 3 ≦n1 1 ≦2n3 3 0.5(λ/4)≦n2 2 ≦1.5(λ/4) の条件を満たすように構成されたことを特徴とする請求
    項2に記載の表示体用フィルム。
  4. 【請求項4】 上記第1の屈折率層の材料は、Ti
    2 、Nb2 3 、Ta2 3 、Nb2 5 又はTa2
    5 であることを特徴とする請求項2に記載の表示体用
    フィルム。
  5. 【請求項5】 上記光透過性導電層が、ITO(In−
    Sn酸化物)より成ることを特徴とする請求項1に記載
    の表示体用フィルム。
  6. 【請求項6】 上記第2の屈折率層と上記光透過性導電
    層との間にバリア層が設けられて成ることを特徴とする
    請求項2に記載の表示体用フィルム。
  7. 【請求項7】 上記バリア層の厚さが1nm以上10n
    m以下とされ、 上記バリア層の材料が、Si、Ti、Ta又はAlもし
    くはこれらの窒化物のうちいずれか一つとされて成るこ
    とを特徴とする請求項6に記載の表示体用フィルム。
  8. 【請求項8】 上記フィルム基材の第1の面と、上記第
    1の反射防止層との間にハードコート層が形成されて成
    ることを特徴とする請求項1に記載の表示体用フィル
    ム。
  9. 【請求項9】 上記ハードコート層は、アクリル樹脂よ
    り成ることを特徴とする請求項8に記載の表示体用フィ
    ルム。
  10. 【請求項10】 上記フィルム基材が、ポリエチレンテ
    レフタレートより成ることを特徴とする請求項1に記載
    の表示体用フィルム。
  11. 【請求項11】 光透過性のフィルム基材の第1の面上
    に少なくとも第1の反射防止層を形成して、 上記フィルム基材の上記第1の面とは反対側の第2の面
    上に、少なくとも第2の反射防止層及び光透過性導電層
    をこの順に形成することを特徴とする表示体用フィルム
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記第2の反射防止層として、上記第
    2の面から順に第1の屈折率層及び第2の屈折率層を積
    層して形成することを特徴とする請求項11に記載の表
    示体用フィルムの製造方法。
  13. 【請求項13】 基材上に光透過性導電層が形成され、 上記基材とは所定の間隔をもってフィルム基材が対向配
    置され、 上記フィルム基材上の第1の面上に少なくとも第1の反
    射防止層が形成され、 上記基材と相対向し、上記フィルム基材の上記第1の面
    とは反対側の第2の面上に、少なくとも第2の反射防止
    層と光透過性導電層とがこの順に形成されて成ることを
    特徴とするタッチパネル。
  14. 【請求項14】 上記第2の反射防止層は、上記第2の
    面から順に第1の屈折率層及び第2の屈折率層が積層さ
    れて形成されて成ることを特徴とする請求項13に記載
    のタッチパネル。
  15. 【請求項15】 上記第1の屈折率層の厚さをd1 、屈
    折率をn1 とし、上記第2の屈折率層の厚さをd2 、屈
    折率をn2 とし、上記フィルム基材上の上記光透過性導
    電層の厚さをd3 、屈折率をn3 として、光の波長をλ
    としたときに、 0.5n3 3 ≦n1 1 ≦2n3 3 0.5(λ/4)≦n2 2 ≦1.5(λ/4) の条件を満たすように構成されたことを特徴とする請求
    項14に記載のタッチパネル。
  16. 【請求項16】 上記第1の屈折率層の材料は、TiO
    2 、Nb2 3 、Ta23 、Nb2 5 又はTa2
    5 であることを特徴とする請求項14に記載のタッチパ
    ネル。
  17. 【請求項17】 上記光透過性導電層が、ITO(In
    −Sn酸化物)より成ることを特徴とする請求項13に
    記載のタッチパネル。
  18. 【請求項18】 上記第2の屈折率層と上記光透過性導
    電層との間にバリア層が設けられて成ることを特徴とす
    る請求項14に記載のタッチパネル。
  19. 【請求項19】 上記バリア層の厚さが1nm以上10
    nm以下とされ、上記バリア層の材料が、Si、Ti、
    Ta又はAlもしくはこれらの窒化物のうちいずれか一
    つとされて成ることを特徴とする請求項18に記載のタ
    ッチパネル。
  20. 【請求項20】 上記フィルム基材の第1の面と、上記
    第1の反射防止層との間にハードコート層が形成されて
    成ることを特徴とする請求項13に記載のタッチパネ
    ル。
  21. 【請求項21】 上記ハードコート層は、アクリル樹脂
    より成ることを特徴とする請求項20に記載のタッチパ
    ネル。
  22. 【請求項22】 上記フィルム基材が、ポリエチレンテ
    レフタレートより成ることを特徴とする請求項13に記
    載のタッチパネル。
  23. 【請求項23】 上記基材の上記光透過性の導電層が形
    成される面とは反対側の面に対向して表示手段が設けら
    れて成ることを特徴とする請求項13に記載のタッチパ
    ネル。
  24. 【請求項24】 上記表示手段が液晶型表示器であるこ
    とを特徴とする請求項23に記載のタッチパネル。
  25. 【請求項25】 上記表示手段が有機エレクトロルミネ
    ッセンス型表示器であることを特徴とする請求項23に
    記載のタッチパネル。
  26. 【請求項26】 少なくとも光透過性導電層が形成され
    た基材と、少なくとも光透過性導電層が形成されたフィ
    ルム基材とが所定の間隔をもって相対向されて成るタッ
    チパネルの製造方法にあって、 上記フィルム基材上の第1の面上に少なくとも第1の反
    射防止層を形成する工程と、 上記基材と相対向し、上記フィルム基材の上記第1の面
    とは反対側の第2の面上に、少なくとも第2の反射防止
    層と光透過性導電層とをこの順に形成する工程とを有す
    ることを特徴とするタッチパネルの製造方法。
  27. 【請求項27】 上記第2の反射防止層として、上記第
    2の面から順に第1の屈折率層及び第2の屈折率層を積
    層して形成することを特徴とする請求項26に記載のタ
    ッチパネルの製造方法。
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