JP2001142644A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JP2001142644A JP32025599A JP32025599A JP2001142644A JP 2001142644 A JP2001142644 A JP 2001142644A JP 32025599 A JP32025599 A JP 32025599A JP 32025599 A JP32025599 A JP 32025599A JP 2001142644 A JP2001142644 A JP 2001142644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温の環境下においても操作性の劣化しない
タッチパネルを提供する。 【解決手段】 内面側にそれぞれ抵抗膜111、131
が形成された上側面状部材110と下側面状部材130
とをドット状スペーサ160を介して対向配置して構成
されるタッチパネル100において、下側面状部材13
0は、ガラス板135の裏面に、上側面状部材110に
含まれる偏光板102やλ/4位相差板103とほぼ等
しい熱線膨張係数を有する補強フィルム136を貼着し
て構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防眩性を有するタ
ッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】タッチパネルは、例えば、極薄ガラス
(下側面状部材)と可撓性の透明樹脂フィルム(上側面
状部材)の各対向面に抵抗層を形成すると共に、双方の
面状部材をスペーサを介して一定の間隔で対向配置して
構成される。当該透明樹脂フィルムの表面を入力ペンな
どにより押圧すると、一定の間隙をおいて対向配置され
ていた上下の抵抗膜が当該押圧された部分で接触し、こ
れによりそれぞれの抵抗膜に接続された電極間の抵抗値
が変動するので、この抵抗値を検出することにより、当
該押圧位置の位置情報を得ることができる。
【0003】このような入力端末としてのタッチパネル
について、その用途の拡大に伴って、今までにない付加
価値が要求されてきている。特に、液晶表示板と組み合
わされ、カーナビゲーション装置や携帯型パーソナルコ
ンピュータなど屋外で使用する装置に使用される場合に
は、外光のタッチパネルでの反射により液晶表示板の表
示内容の視認性が低下するのを防ぐために、上側面状部
材の表面に偏光板を積層することにより防眩性を持たせ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような偏光板は、通常、樹脂フィルムを加工して形成さ
れており、このように偏光性を持たせるに適した樹脂フ
ィルムは、その熱線膨張係数が下側面状部材であるガラ
スに比べて8〜9倍も大きいという物理特性を有してい
る。
【0005】上下面状部材の素材の熱線膨張係数に大き
な差があると、温度上昇に伴って、偏光板を含めた上側
面状部材が全体的に外側に浮いてしまい、見栄えが大変
悪くなる上に、下側面状部材との間隔が大きくなるの
で、タッチパネルを動作させるために必要な押圧力が増
大し、操作性が大変悪くなってしまう。最近は、液晶表
示板の大型化に伴って、タッチパネルも大型化される傾
向にあり、このような場合には、ますます上側面状部材
の浮きが大きくなって操作性の劣化も著しくなる。
【0006】上記問題を解消するため、本願出願人は、
偏光板の表面に当該偏光板よりも熱線膨張率の小さな樹
脂フィルムを積層して当該偏光板の膨らみを押さえ込む
ように構成することを考案した。当該膨らみ防止フィル
ムとしてポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ムを使用して実験したところ、温度の上昇に伴って偏光
板が膨張しようとしても、膨らみ防止フィルによりその
膨らみが阻止され、良好な操作性を維持することができ
るようになった。
【0007】ところが、このような積層構造において
も、環境温度が0°C以下まで下がると操作性が劣化す
ることが判明した。しかも、タッチパネルを装着された
携帯用パーソナルコンピュータなどの装置の軽量化の要
請により、タッチパネルのガラス基板をさらに薄くする
ことが望まれており、そうするとますます低温時におけ
る操作性が劣化することが分かった。これは、低温によ
り上側面状部材の特に偏光板が大きく収縮するため、極
薄化により剛性が小さくなったガラス基板が外側に膨ら
んで抵抗膜間の間隙が拡大するためであると考えられ
る。
【0008】タッチパネルを装着した携帯装置は、携帯
が容易であるが故にどのような環境化で使用されるか予
想がつかず、寒冷地の屋外においては、0°C以下の低
温下で使用されることも十分考えられるので、当該低温
下でも良好な操作性が確保されることが望ましい。この
ような下側面状部材の極薄化よって生じる低温環境化に
おける操作性の劣化は、上側面状部材に偏光板以外の熱
線膨張係数の大きな樹脂フィルムを使用するような場合
でも同様に生じるものである。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、下側面状部材の厚さを薄くしても、低温の
環境下において操作性が劣化することがないタッチパネ
ルを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1の面状部材と、第1の面状部材より
可撓性の大きな第2の面状部材がスペーサ部材を介して
一定間隔をおいて対設され、第2の面状部材への押圧位
置を位置情報として取得するためのタッチパネルにおい
て、前記第1の面状部材の前記第2の面状部材と反対側
の面の全部もしくは一部に、第1の面状部材よりも熱線
膨張係数の大きな補強部材が積層されてなることを特徴
としている。
【0011】また、本発明は、上記第2の面状部材に、
第1の面状部材より熱線膨張係数の大きな偏光板が含ま
れており、前記補強部材の熱線膨張係数は、前記偏光板
の熱線膨張係数とほぼ等しいことを特徴としている。こ
こで、上記第1の面状部材は、厚さが0.4mm以上
1.85mm未満のガラス板であることが望ましい。
【0012】また、上記補強部材は、トリアセチルアセ
テート、ポリカーボネイト、ポリアリレート、ポリサル
フォン、ポリエーテルサルフォン、ポリビニルアルコー
ル、ノルボルネン系樹脂およびオレフィン系樹脂のうち
少なくとも1種類の樹脂フィルムからなることが望まし
い。さらに、上記樹脂フィルムからなる補強部材の厚さ
は、50μm以上200μm以下の範囲であることが望
ましい。
【0013】また、本発明は、第2の面状部材が、偏光
板と、これよりも内側に配される第1のλ/4位相差板
を含む複数の層からなると共に、前記補強部材として、
第1の面状部材より熱線膨張係数の大きな第2のλ/4
位相差板が用いられていることを特徴としている。
【0014】
【実施の形態】以下、本発明のタッチパネルに係る実施
の形態を、図面を参照しながら説明する。 <実施の形態1> (タッチパネルの全体構成)図1は、本実施の形態に係
るタッチパネルの斜視図である。
【0015】図1に示すようにタッチパネル100は、
上側面状部材110と下側面状部材130をスペーサ1
40を介して積層することにより構成される。上側面状
部材110は、タッチパネル100において操作者から
の指や入力ペンを用いた入力を受け付ける側の透明かつ
可撓性を有する面状部材であり、後述するように複数枚
の樹脂フィルムを積層して構成される。また、120
は、内部の電極と接続されるコネクタ部である。
【0016】図2は、図1のタッチパネル100の分解
図である。同図に示すようにスペーサ140は、コネク
タ部120を装着する部分と、これと反対側のコーナの
切除部141を除いて連続したフレーム状に形成されて
おり、その素材としては、PETフィルムなどが使用さ
れる。このスペーサ140の両面に接着剤が塗布され、
上側面状部材110と下側面状部材130がその周縁部
において貼着される。なお、切除部141では、スペー
サ部材が介在しないため、上側面状部材110と下側面
状部材130間に隙間ができることになるが、これは内
部の空気抜き穴として作用するものである。すなわち、
環境温度の変化に伴って上側面状部材110と下側面状
部材130の間に介在する空気が膨張・収縮するが、当
該空気抜き穴を介して空気が外部と流通することにより
内圧と外圧とを常に等しくできるので、内部空気の熱膨
張により内圧が外圧より高くなって操作性が劣化するよ
うな不都合がなくなる。タッチパネル100が大きなサ
イズになればなるほど内部空間の容量も大きくなり、温
度変化に伴って出入りする空気量も多くなるので、この
場合には別のコーナ部におけるスペーサ部材を一部排除
して空気抜き穴の数を増やすようにすればよい。
【0017】スペーサ140より内側の上側面状部材1
10と下側面状部材130の隙間には、ドット状スペー
サ160が、所定の間隔をおいて設けられており、上記
フレーム状のスペーサ140と協働して、上下面状部材
110、130の対向面の間隔がほぼ均一に100μm
程度に保たれるようになっている。上側面状部材110
のうち、下側面状部材130に対向する側の主表面に
は、ITO(indium tin oxide:インジウム−すず酸化
物)で形成される抵抗膜111が、スパッタリング等に
より略全面に形成されている。また、抵抗膜111の対
向する2側辺には電極112が設けられている。そし
て、前記主表面の残余の領域であってコネクタ部120
と対向する部位には、コネクタ部120側の一対の接続
電極122、122と接続するための一対の電極端部1
14、114が形成され、この電極端部114、114
と前記抵抗膜111の2側辺に設けられた電極112、
112との間が配線パターン113,113で接続され
ている。
【0018】下側面状部材130は、極薄ガラスであ
り、上側面状部材110に対向する側の主表面には、同
じくITOからなる抵抗膜131がスパッタリング等に
より略全面に設けられている。抵抗膜131の対向する
2側辺であって、前記上側抵抗膜111に形成された電
極112,112の対向方向と直交する方向の側辺に
は、電極132、132が形成されている。そして、前
記主表面の残余の領域には、上側面状部材110と同
様、コネクタ部120側の一対の接続電極123、12
3と接続する一対の電極端部134、134が形成さ
れ、この電極端部134、134と前記抵抗膜131の
2側辺に設けられた電極132、132とを接続する配
線パターン133,133が形成されている。
【0019】コネクタ部120は、PETやポリイミド
などからなるフィルム素材に、銀を素材とする4本のフ
レキシブルワイヤ129を挟み込んで成る接続用ケーブ
ル190の一方の端部であり、前記上下面状部材11
0,130の電極端部114、114、134、134
と接続される接続電極122、122、123、123
を上下表面に露出形成し、前記フレキシブルワイヤ12
9の終端をこの接続電極122、122、123、12
3と接続した構成となっている。
【0020】4本のフレキシブルワイヤと4つの接続電
極とを分割せずに1つのコネクタ部に集約するのは、材
料費と工数との両面からコストを抑制するためである。
タッチパネルを組み立てた状態においては、上側接続電
極122、122は上側電極端部114、114と、下
側接続電極123、123は下側電極端部134、13
4と、それぞれ接着されている。この部分の接着は、各
取り出し部の共通の素材である銀にカーボンを混練りし
た導電性ペーストを付着させた上で、両側から熱圧着す
ることにより行われる。
【0021】なお、コネクタ部120の上下接続電極1
22,123の間には、切れ込み121が設けられ、こ
れにより上下面状部材110,130の膨張率の差から
生じる応力を解消するようにしている。すなわち、温度
上昇により面状部材の膨張が起こると、この上下二つの
面状部材に膨張が生じるが、この切れ込み121を設け
ることにより、上側面状部材110と下側面状部材13
0との熱膨張量の差に基づいてコネクタ部120に作用
する応力を吸収することが可能となり、広い温度範囲で
使用してもこの部分で接触不良や断線を起こしにくいと
いう効果が得られる。
【0022】(タッチパネル100の積層構造)図3
は、上記タッチパネル100の積層構造を示す部分拡大
断面図であり、説明の便宜上、このタッチパネル100
が装着される液晶表示板200の積層構造も合わせて示
している。同図に示すように上側面状部材110は、外
側から順に、膨らみ防止フィルム101、偏光板10
2、λ/4位相差板103および光等方性フィルム10
4を図示しない接着剤により貼り合わせて積層すること
により構成されており、最下層の光等方性フィルム10
4に上記抵抗膜111が形成される。
【0023】なお、本実施の形態では、膨らみ防止フィ
ルム101としてPETフィルムが使用されている。ま
た、下側面状部材130は、ガラス板135の裏面に補
強フィルム136を接着剤により全面に貼り合わして構
成される。上述のように下側面状部材130の、上側面
状部材110との対向面にも抵抗膜131が形成されて
おり、上側面状部材110と下側面状部材130がドッ
ト状スペーサ160を介して対向配置されることによ
り、抵抗膜111と抵抗膜131の間隔が最適な状態に
なるように保持される。
【0024】次の表1に、本実施の形態のタッチパネル
100における各積層材料の厚さ、およびその熱線膨張
係数の大きさを示す(但し、補強フィルム136の材料
と厚さについては、後述の表2で説明する)。
【0025】
【表1】
【0026】ここで、偏光板102は、ヨウ素や二色性
染料などの二色性色素を吸着配向させたポリビニルアル
コール(PVA)の延伸フィルムに、保護フィルムとし
てのトリアセチルアセテート(TAC)フィルムを上下
から挟み込むようにして貼り合わせて形成したものを使
用している。本実施の形態に使用したものは、PVAフ
ィルムの厚さが20μm、TACフィルムの2枚分の厚
さが110μm(=55μm×2)であり、薄いPVA
フィルムが厚いTACフィルムの膨張に依存して伸びる
ので、偏光板102全体の熱線膨張係数も、TACフィ
ルムの熱線膨張係数(5.4×10-5cm/cm/°
C)にほぼ等しくなる。
【0027】また、λ/4位相差板103は、ポリカー
ボネイト(PC)フィルムを素材にして形成されたもの
を使用している。光等方性フィルム104は、入射する
全ての光に対して偏光性を有しない樹脂フィルムであ
り、本実施の形態では、脂肪族環状構造を有するノルボ
ルネン系の熱可塑性透明樹脂であって、具体的にはJS
R社製のアートンフィルム(「アートン」は、同社の登
録商標)を使用している。当該樹脂フィルムは、透明性
や表面硬度および耐熱性の点で優れており、タッチパネ
ルに適するものである。
【0028】補強フィルム136は、通常の偏光性を有
しないTACフィルムやPCフィルムからなっており、
その作用については後述する。さて、表1を見ても分か
るように、偏光板102やλ/4位相差板103、光等
方性フィルム104の各熱線膨張係数は、下側面状部材
であるガラスのそれに比較して、ほぼ8〜9倍にもなる
ため、温度が上昇するとその膨張量もガラスに比べて非
常に大きなものとなる。上側面状部材110と下側面状
部材130は、その周縁部においてスペーサ140を介
してしっかりと固着されているので、そのままでは、上
側面状部材110の熱膨張による伸び量が上方に逃げて
浮いてしまうため、温度上昇に伴って「膨らみ」が生
じ、見栄えや操作性が劣化してしまう。そこで、上側面
状部材110の最上面に、熱線膨張係数が偏光板102
や光等方性フィルム104などよりも小さなPETフィ
ルムを膨らみ防止フィルム101として使用することに
より、高温の環境下であっても、ほとんど「膨らみ」が
発生しないように構成している。
【0029】ところが、このように構成することにより
反対に0°C以下の低温では、操作性の劣化が生じるよ
うになった。すなわち、上側面状部材110を構成する
フィルムのうち偏光板102、λ/4位相差板103の
素材となるTACフィルムやPCフィルムの熱線膨張係
数が、表面の膨らみ防止フィルム(PETフィルム)1
01よりも大きいため、低温時において、膨らみ防止フ
ィルム101より下層のフィルムの方が大きく収縮し、
上側面状部材110全体が上側にわずかに湾曲すると共
に、上側面状部材110全体の長さも収縮する。ところ
が、ガラス板135の熱線膨張係数は非常に小さいため
上側面状部材110ほどには収縮せず、また700μm
という薄さのため剛性が小さいので、ガラス板135が
外側に撓んで張り出してしまう結果となる。
【0030】図4(a)は、このときのタッチパネル1
00の縦断面をやや誇張して模式的に示した図であり、
便宜上、抵抗膜111,131などは図示を省略してい
る。同図に示すようにタッチパネルの特に中央部の上側
面状部材110とガラス板135の間隙の幅d1が大き
くなると共に、ガラス板135の撓みが元の状態に復元
しようとする力により上側面状部材110に加わる張力
が大きくなるため、当該タッチパネル100を動作させ
るため大きな押圧力が必要となり操作性が極めて劣化し
てしまう。
【0031】そこで、ガラス板135の外側の全面にガ
ラス板135よりも熱線膨張係数の大きなフィルムを補
強フィルム136として貼着したところ、低温環境化に
おける操作性が大幅に改善された。次の表2にその比較
実験例を示す。
【0032】
【表2】
【0033】この実験に用いられたタッチパネル100
の補強フィルム136を除く各層の素材と厚さは、表1
に示したものとと同様であり、タッチパネル100のサ
イズは、260mm×205mm(12.1インチ)で
ある。また、この実験は、−20°C、0°C、20°
C、40°Cの環境温度のもとで、1時間放置した状態
で実行された。
【0034】同表における「○」「△」「×」の記号
は、操作性の評価を示している。この操作性の評価は、
通常の入力ペン(ポリアセタール製、ペン先R0.8m
m)の先端をタッチパネルの表面に当てて重量を加え、
当該タッチパネルが作動するのに必要な重量の大きさ
(以下、「作動重量」という。)により表すことがで
き、作動重量が小さいほど操作性がよくなる。本実験で
は、作動重量が100g未満のものを「○」、100g
以上200g未満のものを「△」、作動重量が200g
以上のものを「×」の不良として評価している。「×」
の場合には、操作性が非常に悪くなり、製品価値がほと
んどなくなる。
【0035】さて、同表2に示すように補強フィルム1
36がない場合には、−20°Cの環境化では「×」で
あり、0°Cのときでも「△」となって操作性が大変悪
いが、補強フィルム136として厚さ80μmのTAC
フィルムもしくはPCフィルムをガラス板135の裏面
に貼着した場合には、−20°Cで「△」、0°Cで
「○」と改善され、さらにそれぞれのフィルムを2枚重
ねて厚さを倍の160μmにして実験を行うと、操作性
がさらに改善されて−20°Cにおいても「○」の評価
を得ることができた。
【0036】これは、次のような理由による。すなわ
ち、ガラス板135に裏面にそれより熱線膨張係数の大
きなフィルムを貼ることにより、低温時における上側面
状部材110の収縮によりガラス板135が外側に撓む
のではなく、強制的に内側に撓ませることができるよう
になって抵抗膜111と131の間隔がそれほど広がら
なくなるのである。
【0037】図4(b)は、このときのタッチパネルの
縦断面をやや誇張して模式的に示した図であり、図4
(a)同様、抵抗膜111,131などは図示を省略し
ている。同図に示すように上側面状部材110が収縮し
てガラス板135が外側に撓もうとしても、裏面の補強
フィルム136がガラス板135より大きく収縮するた
め外側に撓むことができず、内側に撓まざるを得ない。
これにより、上側面状部材110とガラス板135の湾
曲方向が同じになって、上側面状部材110とガラス板
135の間隙の幅d2が常温時とほとんど変わることが
なくなり、操作性を良好に維持することができるのであ
る。
【0038】このようにガラス板135を内側に上側面
状部材110と同程度に曲げるという観点から見れば、
補強フィルム136の熱線膨張係数は、上側面状部材1
10のうち一番熱線膨張係数の大きな素材とほぼ同レベ
ルであることが望ましい。通常、偏光板やλ/4位相差
板に使用されるTACやPCの熱線膨張係数が非常に大
きく(表1参照)、それと同レベルの熱線膨張係数を有
するものとして、他にポリアリレート、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリビニルア
ルコール、ノルボルネン系樹脂(上述のアートンフィル
ムを含む)、オレフィン系樹脂などがある。これらの所
定の厚さの樹脂フィルムを1枚、場合によっては2枚以
上積層して補強フィルム136とすればよい。複数枚を
積層する場合には、それぞれ異なる種類のフィルムを積
層してもよいが、それらの熱線膨張係数の差がある場合
には外側に向かって熱線膨張係数が大きくなるように積
層すれば、ガラス板135を内側に撓ませる力をより効
果的に発生させることができるであろう。
【0039】なお、原理的には、ガラス板135よりわ
ずかでも熱線膨張係数が大きければ、低温時にガラス板
135を内側に撓ませる効果がそれなりに生じ、補強フ
ィルム136を使用しない場合に比べて操作性改善の効
果がある程度は得られるのであるから、補強フィルム1
36として使用する素材は、上述のものには限定されな
い。
【0040】また、熱線膨張係数が大きくて補強フィル
ム136の厚さがあまり薄くなると、ガラス板135が
外側に撓もうとする力が優ってしまうので、ある程度の
厚みが必要である。表1で、TACフィルム、PCフィ
ルムとも、厚さ80μmでは−20°Cでは評価が
「△」となっているが、厚さを160μmにすると
「○」に改善されるのは、このような理由による。た
だ、この補強フィルム136を余り厚くすると、今度
は、真夏に駐車された自動車内のように60°Cや70
°Cの高温の環境化に置かれたときに、補強フィルム1
36の延びにより熱応力が大きくなり、タッチパネル1
00が反って、最悪の場合にはガラス板135を破損す
るおそれもあるので、厚くするとしても上限がある。
【0041】このような補強フィルム136の最適な厚
さは、偏光板102やλ/4位相差板103に使用され
るフィルムの熱線膨張係数、ガラス板135の厚さ、補
強フィルム136の熱線膨張係数およびタッチパネル1
00の大きさなどを勘案して、各環境温度において、ガ
ラス板135に加わる上側面状部材110による熱応力
と補強フィルム136による熱応力のバランスを考慮し
つつ決定され、具体的におよそ50μm以上で200μ
m以下の範囲内のものが使用される。
【0042】また、ガラス板135は、薄過ぎれば、破
損しやすくなる一方、製造コストも高くなるので、0.
4mm程度が下限であり、他方厚過ぎれば、装置の軽量
化を実現できないので、少なくとも従来製品で使用して
いた厚さ1.85mm未満であることが望ましい。な
お、補強フィルム136は、その周囲の縁部においてし
っかりとガラス板135に固着されておれば、ガラス板
135を内側に撓ませる効果が得られると言えるが、ガ
ラス板135と補強フィルム136との間に空隙ができ
ると、補強フィルム136表面で外光が反射するので防
眩性の観点から望ましくなく、また、薄いガラス板13
5を壊れにくくするという点からもその全面を接着剤を
介してガラス板135に貼着してしまう方が好ましい。
【0043】さて、図3に戻り、上述のように構成され
るタッチパネル100のすぐ下方には、透過型の液晶表
示板200が配設される。この液晶表示板200は、液
晶セル201の上面と下面に偏光板202,203を配
してなる公知の構成であり、偏光板202の上面にはさ
らにλ/4位相差板204が貼り合わせてある。そし
て、液晶表示板200の下方には図示しないバックライ
ト用の光源が配されている。
【0044】ここで、偏光板102,λ/4位相差板1
03、204による視認性向上の原理について若干説明
しておく。偏光板102は、液晶表示板200の偏光板
202と偏光軸が同じになるように配設されており、λ
/4位相差板103は、その光学軸が、偏光板102の
偏光軸と45°の角度をなすように配置されている。
【0045】膨らみ防止フィルム101表面から入射し
た外光は、偏光板102により直線偏光光となり、さら
にλ/4位相差板103により円偏光光となる。この円
偏光光は、下側面状部材(ガラス板)135もしくは液
晶表示板200の表面や抵抗膜111、131表面で一
部反射され、再びλ/4位相差板103に入射して直線
偏光光となるが、反射の際に位相がπ/2ずれるため、
この直線偏光の偏光面は、入射時の直線偏光に対して9
0°回転している。したがって、この直線偏光光が偏光
板102を透過することはない。
【0046】そのため、外光がタッチパネル100内に
入射しても内部での反射光が外部に漏れないので、眩し
くなく、屋外で使用しても液晶表示板200で表示され
た内容をはっきりと視認することができる。また、液晶
表示板200の表面に取着されたλ/4位相差板204
の光学軸は、偏光板202の偏光軸に対して45°の角
度をなすように配設される。但し、これを通過したバッ
クライトの円偏光光の回転方向が、上記λ/4位相差板
103を通過した入射光の回転方向とは逆方向になるよ
うに設置される。
【0047】このようにすることにより、液晶表示板2
00の偏光板202を通過して直線偏光光となったバッ
クライト光は、λ/4位相差板204により円偏光光に
変換され、さらにλ/4位相差板103を通過するとき
に直線偏光光に戻るが、上述のようにλ/4位相差板2
04とλ/4位相差板103とは、互いの遅相軸を直交
させて配置されているので、λ/4位相差板103を通
過して得られた直線偏光光の偏光面の方向が元に戻っ
て、偏光板202を通過した直後の直線偏光光の偏光面
の方向と等しくなっている。一方、偏光板102と偏光
板202は、その偏光軸が等しくなるように配設されて
いるので、λ/4位相差板103を通過して直線偏光光
となったバックライト光の偏光面は、偏光板102の偏
光軸と平行となり、バックライト光はそのまま偏光板1
02を通過することができる。したがって、防眩性を得
るために設けた偏光板102、λ/4位相差板103に
よって、バックライト光の透過が妨げられずに外部に放
射されるので、バックライトの光源の出力を上げなくて
も光量不足となることがなく、視認性を十分確保するこ
とができる。
【0048】なお、補強フィルム136として、適当な
樹脂フィルムを加工したλ/4位相差板を使用すれば、
液晶表示板200におけるλ/4位相差板204を省略
することができ、簡易な構成となってコストダウンを図
ることができる。ガラス板135より熱線膨張係数が大
きい、λ/4位相差板の素材として、上記実施の形態と
同じPCのほか、ポリアリレート、ポリサルフォン、P
VA、ノルボルネン系樹脂、オレフィン系樹脂などが挙
げられる。
【0049】(変形例)本発明の内容は、上記実施の形
態に限定されないのは言うまでもなく、以下のような変
形例を実施することができる。 (1)上記実施の形態では、λ/4位相差板103によ
り、偏光板102を透過した直線偏光光を一旦円偏光光
に変換することにより、防眩性と視認性を確保する構成
にしているが(この構成を、以下「円偏光構成」とい
う。)、このように円偏光構成にしなくても、偏光板さ
え備えておれば、ある程度の防眩性・視認性を確保する
ことが可能である。
【0050】図5は、この場合のタッチパネル100の
構成を示す部分拡大断面図であり、図3同様、液晶表示
板200の積層構造も合わせて示している。上側面状部
材110は、膨らみ防止フィルム101、偏光板10
2、光等方性フィルム104を図示しない接着剤により
貼り合わせて積層することにより構成されており、最下
層の光等方性フィルム104には、抵抗膜111が形成
される。この上側面状部材110とドット状スペーサ1
60を介して下側面状部材130が対向配置され、下側
面状部材130の対向面にも抵抗膜131が形成され
る。また、ガラス板135の裏面には補強フィルム13
6が貼着される。
【0051】これは、図3の円偏光構成において、丁度
λ/4位相差板103を除去した構成となっている。ま
た、タッチパネル100のすぐ下方の液晶表示板200
の表面にも、図3におけるλ/4位相差板204を配設
する必要がなくなる。タッチパネル100の偏光板10
2は、液晶表示板200の偏光板202と偏光軸が同じ
になるように配設されており、液晶表示板200の偏光
板202を透過したバックライトからの光は、そのまま
タッチパネル100の偏光板102を透過することがで
きるので、光量がほとんど低下することなく十分な視認
性を確保することができる。
【0052】一方、膨らみ防止フィルム101から内部
に入射した外光は、偏光板102により当該偏光軸に平
行な偏光面を有する光線のみが通過するので、この段階
で外光の入射光量をほぼ1/2に低下させることがで
き、上記実施の形態における円偏光構成を利用した場合
までには及ばないが、ある程度の実用性のある防眩性を
得ることができる。
【0053】(2)さらに、防眩性、視認性を増すため
に、膨らみ防止フィルム101の表面に公知の表面アン
チグレア加工(AG加工)を施したり、膨らみ防止フィ
ルム101の表面に屈折率の異なる多層薄膜を形成して
(AR加工)反射防止効果を得るようにしてもよい。 (3)上記実施の形態では、下側面状部材130の基板
としてガラス板135を用いたが、剛性の大きな樹脂板
でも代替可能であり、この場合でもその裏面に当該樹脂
板よりも熱線膨張係数の大きな樹脂フィルムが貼着され
る。
【0054】(4)また、上側面状部材に偏光板やλ/
4位相差板を含まない通常のタッチパネルの構成であっ
ても、下側面状部材に比べて比較的熱線膨張係数の大き
な樹脂フィルムを上側面状部材として使用する場合に
は、低温時に下側面状部材が外側に撓む問題は起こるの
で、やはり、下側面状部材の裏面に、これよりも熱線膨
張係数の大きい(より望ましくは上側面状部材と熱線膨
張係数のほぼ等しい)補強フィルムを積層させることに
より、低温時における操作性を良好に維持できる。
【0055】(5)上記実施の形態では、補強フィルム
をガラス板の裏面の全面に接着剤を介して貼着したが、
そもそも補強フィルムは、ガラス板が外側に撓まないよ
うにするため、低温時においてガラス板の外側の面に、
内側より大きな張力を発生させることを目的として設け
られているのであるから、その効果が得られる限度で、
ガラス板の裏面の一部にのみ貼着してもよいし、補強フ
ィルムの形状も帯状もしくは格子状など任意の形状であ
ってもよい。この場合、視覚上、貼着部と非貼着部の区
別が付かないように、ことさら透明度の高いフィルムを
使用することが望ましいのは言うまでもない。
【0056】(6)上記実施の形態においては、上側面
状部材と下側面状部材の対向面の全域にそれぞれ抵抗膜
を形成するタイプのタッチパネルを示したが、抵抗膜
を、上側と下側で直交する方向にそれぞれ短冊状に形成
するようなタイプのタッチパネルにも適用があるのはい
うまでもなく、およそ上側面状部材と下側面状部材を有
して、その対向面の間隙の大きさが操作性に影響を与え
るような構成のタッチパネルの全てに本発明は適用でき
るものである。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、第1
の面状部材と、第1の面状部材より可撓性の大きな第2
の面状部材がスペーサ部材を介して一定間隔をおいて対
設され、第2の面状部材への押圧位置を位置情報として
取得するためのタッチパネルであって、前記第1の面状
部材の前記第2の面状部材と反対側の面の全部もしくは
一部に、第1の面状部材よりも熱線膨張係数の大きな補
強部材が積層される。これにより、低温時において第2
の面状部材が収縮して第1の面状部材に撓ませる力が加
わっても、第1の面状部材よりも外側に配された補強部
材が当該第1の面状部材よりもより大きく収縮して第1
の面状部材を内側に撓ませるように作用する。この結
果、軽量化のため第1の面状部材の厚さを薄くしても、
低温時に第1の面状部材と第2の面状部材の対向面がむ
やみに広がることがなくなり、その操作性を良好に維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るタッチパネルの斜視
図である。
【図2】上記タッチパネルの構造を示す分解図である。
【図3】上記タッチパネルの積層構造を示す部分拡大断
面図である。
【図4】低温環境時におけるタッチパネルのガラス板の
状態の撓みの様子を、補強フィルムの有無により比較し
て示す模式図である。
【図5】タッチパネルの変形例における積層構造を示す
部分拡大断面図である。
【符号の説明】
100 タッチパネル 101 膨らみ防止フィルム 102,202,203 偏光板 103,204 λ/4位相差板 104 光等方性フィルム 110 上側面状部材 111,131 抵抗膜 120 コネクタ部 130 下側面状部材 135 ガラス板 136 補強フィルム 140 スペーサ 160 ドット状スペーサ 200 液晶表示板 201 液晶セル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面状部材と、第1の面状部材より
    可撓性の大きな第2の面状部材がスペーサ部材を介して
    一定間隔をおいて対設され、第2の面状部材への押圧位
    置を位置情報として取得するためのタッチパネルにおい
    て、 前記第1の面状部材の前記第2の面状部材と反対側の面
    の全部もしくは一部に、第1の面状部材よりも熱線膨張
    係数の大きな補強部材が積層されてなることを特徴とす
    るタッチパネル。
  2. 【請求項2】 前記第2の面状部材には、第1の面状部
    材より熱線膨張係数の大きな偏光板が含まれ、前記補強
    部材の熱線膨張係数は、前記偏光板の熱線膨張係数とほ
    ぼ等しいことを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記第1の面状部材は、厚さが0.4m
    m以上1.85mm未満のガラス板であることを特徴と
    する請求項1または2に記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】 前記補強部材は、トリアセチルアセテー
    ト、ポリカーボネイト、ポリアリレート、ポリサルフォ
    ン、ポリエーテルサルフォン、ポリビニルアルコール、
    ノルボルネン系樹脂およびオレフィン系樹脂のうち少な
    くとも1種類の樹脂フィルムからなることを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載のタッチパネル。
  5. 【請求項5】 前記樹脂フィルムからなる補強部材の厚
    さは、50μm以上200μm以下の範囲であることを
    特徴とする請求項4記載のタッチパネル。
  6. 【請求項6】 第2の面状部材は、偏光板と、これより
    も内側に配される第1のλ/4位相差板を含む複数の層
    からなると共に、前記補強部材として、第1の面状部材
    より熱線膨張係数の大きな第2のλ/4位相差板が用い
    られていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネ
    ル。
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