JP2003136461A - ロボットの関節部構造 - Google Patents

ロボットの関節部構造

Info

Publication number
JP2003136461A
JP2003136461A JP2001334103A JP2001334103A JP2003136461A JP 2003136461 A JP2003136461 A JP 2003136461A JP 2001334103 A JP2001334103 A JP 2001334103A JP 2001334103 A JP2001334103 A JP 2001334103A JP 2003136461 A JP2003136461 A JP 2003136461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
robot
joint structure
shaft body
fastening ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001334103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3757147B2 (ja
Inventor
Ikuma Fukui
郁磨 福井
Hirotaka Tomita
弘隆 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Hosiden Corp
Original Assignee
Omron Corp
Hosiden Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Hosiden Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2001334103A priority Critical patent/JP3757147B2/ja
Publication of JP2003136461A publication Critical patent/JP2003136461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3757147B2 publication Critical patent/JP3757147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロボットの構体を形成する2つの要素、たと
えば猫ロボットの肩部模擬体と頭部模擬体とを連結する
関節部の新規な構造を提供する。 【解決手段】 第1軸L1の周りで回動可能な可動体
に、第1軸L1と直交する第2軸L2の周りで回動可能
な軸体60を取り付ける。可動体と軸体60とにロボッ
トの構体を形成する第1及び第2の2つの要素を取り付
ける。第2要素のベース体40を軸体60に外嵌合す
る。軸体60の環状溝62に嵌め込んだ締め輪70の欠
円部に一対の突片部72,73を設け、これらの突片部
72,73をベース体40の突起45の両側に嵌合す
る。突片部72,73を締付けねじ77で突起45に締
め付ける。軸体60の凸部81と締め輪70の凹部82
とを嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットの関節部
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボット、たとえば猫のような動物を象
った構体に縫いぐるみを被せることによって製作される
ロボットにおいて、肩部を模した肩部模擬体と頭部を模
した頭部模擬体とを関節部としての首部で連結し、その
関節部の作用によって頭部模擬体を肩部模擬体に対して
動かせることができるようになっていると、頭部模擬体
に実際の生きた猫の頭部と同じような動きをさせること
が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
鑑みてなされたものであり、ロボットの構体を形成する
2つの要素を連結する関節部の新規な構造を提供するこ
とを目的とする。
【0004】また、本発明は、関節部の構成部品に合成
樹脂成形体を用いてコストダウンを図ったとしても、2
つの要素の相対動作が確実に行われるロボットの関節部
構造を提供することを目的とする。
【0005】さらに、本発明は、関節部に形成される隙
間を防塵用カバー部材で塞ぐ場合に、そのカバー部材に
よる防塵作用が良好に発揮されるものでありながら、そ
のカバー部材によって2つの要素の相対動作が阻害され
ないロボットの関節部構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロボットの
関節部構造は、第1軸の周りで回動される可動体に、上
記第1軸に対して直交する第2軸の周りで回動される軸
体が取り付けられ、上記可動体と上記軸体とのそれぞれ
に、ロボットの構体を形成する第1及び第2の2つの要
素が各別に取り付けられている。このため、軸体は可動
体と共に第1軸の周りで回動可能であり、軸体に取り付
けられた第2要素は、軸体と共に第2軸の周りで回動可
能である。したがって、第2要素が、第1軸及び第2軸
の各軸の周りで回動可能になる。
【0007】本発明では、上記第2要素に具備された開
口部が上記軸体に外嵌合され、かつ、上記軸体の外周面
に具備された環状溝に嵌め込まれた欠円形状の締め輪の
欠円部が上記第2要素に具備された突起の両側に嵌合さ
れ、上記欠円部に相対向状に具備された一対の突片部が
上記突起に対し締付けねじで締め付けられていると共
に、上記軸体及び上記締め輪のうちのいずれか一方側部
材に設けられた凸部と他方側部材に設けられて上記凸部
に係合された凹部とでなる係合機構が、上記軸体と上記
締め輪との嵌合箇所の少なくとも1箇所に介在されてい
る。
【0008】これによれば、軸体の第1軸周りでの回動
が締付けねじによる締付け箇所を介し締め輪に伝わって
締め輪が第1軸周りで回動し、その締め輪の回動が、係
合機構を介し第2要素に伝わって第2要素が第1軸の周
りで回動する。また、軸体と締め輪との嵌合箇所に介在
されている係合機構が凹部と凸部とでなり、そのうちの
いずれか一方が軸体に、他方が締め輪に設けられている
ので、係合機構を構成している凸部や凹部が、軸体や締
め輪に対して別部品にならず、そのことが部品点数の増
大によるコストアップを防ぐことに役立つ。
【0009】本発明では、上記軸体と上記締め輪とが合
成樹脂成形体でなり、上記係合機構が上記軸体と上記締
め輪との嵌合箇所の2箇所に介在され、片側の係合機構
の凹部が、一対の上記突片部の対向空間によって形成さ
れていることが望ましい。
【0010】これによれば、軸体と締め輪とがそれらの
嵌合箇所の2箇所で係合しているので、締め輪の回動時
に係合箇所に加わる負荷が嵌合箇所の2箇所に分散され
て個々の係合箇所に加わる負荷が軽減される。そのた
め、軸体や締め輪が合成樹脂成形体で製作されていると
しても、軸体や締め輪が損壊するというような事態が起
こりにくく、しかも、締め輪の回動が確実に軸体に伝わ
る。また、片側の係合機構の凹部が、一対の上記突片部
の対向空間によって形成されているため、締め輪の他の
箇所に凹部を形成する場合よりも締め輪の強度を高める
ことが可能になる。
【0011】本発明では、上記締付けねじが、一方側の
上記突片部に具備されたねじ挿通孔と上記突起に具備さ
れた溝部とに挿通されて他方側の上記突片部に具備され
たねじ孔にねじ込まれていることが望ましい。
【0012】これによれば、締付けねじにより一対の突
片部と突起とが一体化されるので、振動などによって突
起から一対の突片部が外れるという事態が起こりにく
い。
【0013】本発明では、上記係合機構が、上記軸体と
上記締め輪との嵌合箇所の相反する側にそれぞれ介在さ
れていることが望ましく、これによれば、締め輪が左右
どらの方向に回動しても、係合機構に加わる負荷が一様
になる。
【0014】本発明では、第1及び第2の上記要素の相
互間に形成される隙間を覆う可撓性を備えたカバー部材
を有し、このカバー部材が、第1要素側に取り付けられ
た第1カバー体と、一端部が第2要素側に取り付けられ
て他端部が上記第1カバー体に摺動自在に重ね合わされ
た第2カバー体とに分割されている、という構成を採用
することが可能である。
【0015】これによれば、カバー部材が防塵作用を発
揮して関節部が防塵される。また、第2要素が第1軸や
第2軸の周りで回動したときに第2カバー体の他端部が
第1カバー体と摺動するので、第2要素の動作がカバー
部材によって損なわれるという事態が起こらない。
【0016】本発明では、上記第2カバー体が、2枚重
ねに折り畳まれてその折曲げ部が上記第1カバー体に摺
動自在に重ね合わされた柔軟な合成樹脂フィルムでなる
ことが望ましい。
【0017】これによれば、第2要素の動作時に第2カ
バー体の他端部が第1カバー体の表面に突き当たってそ
の摺動性が損なわれたような事態が起こったとしても、
2枚重ねに折り畳まれた合成樹脂フィルムでなる第2カ
バー体の折曲げ部が展開して第2要素を円滑に動作させ
るという作用が発揮される。
【0018】本発明では、上記第1要素が動物の肩部を
模した肩部模擬体であり、上記第2要素が動物の頭部を
模した頭部模擬体であり、上記関節部によって上記肩部
模擬体と上記頭模擬体とを連結している首部が形成され
ている、という構成を採用することが可能であり、これ
によれば、動物ロボットの頭部模擬体を実際の生きた動
物の頭部の動作と同じように動作させることが可能にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用したロボット
の一例である猫ロボットの構体100を示した概略側面
図、図2は肩部模擬体10と関節部20とを示した平面
図、図3は肩部模擬体10などを示した平面図、図4は
カバー部材50を取り付けた状態での肩部模擬体10な
どを示した平面図、図5はカバー部材50の作用を説明
するための側面図、図6は軸体60に取り付けられたベ
ース体40の平面図、図7は図6のVII−VII線に
沿う部分の断面図、図8は軸体60や締め輪70などを
示した説明図、図9は図8のIX−IX線に沿う部分で
の締め輪70の断面図、図10は第1カバー体51を裏
面側から見た平面図、図11は第2カバー体52を表面
側から見た平面図、図12は第2カバー体52の取付構
造を示した断面図である。
【0020】図1に示した猫ロボットの構体100は、
実際の生きた猫の外観を象って製作した被覆材(不図
示)で包み込まれるものであって、猫ロボットを保形す
る役割などを担っている。この構体100の胴体110
は複数のモジュールによって形作られており、その胴体
110の前端上部に肩部模擬体10が備わっている。ま
た、頭部模擬体30が図2に示した関節部20によって
肩部模擬体10に連結されていると共に、関節部20が
猫ロボットの首部を形成している。この猫ロボットの関
節部20は胴体110に内蔵した電池を動力源として動
作する。
【0021】図2のように肩部模擬体10の前端部に中
空の球形部11が備わり、この球形部11の内部に中空
球状の可動体21がその中心を通る水平軸線としての第
1軸L1の周りに回動自在に収容されている。可動体2
1の内部に合成樹脂成形体でなる円筒状の軸体60が取
り付けられていて、この軸体60の端部が可動体21に
具備された円環状凸部22の開口23から可動体21の
外側に突出されている。そして、可動体21が図示して
いない制御モータの動作によって第1軸L1の周りで任
意の角度だけ回動制御されたときに、球形部11に具備
された長孔状の開口12の内部で、円環状凸部22がそ
の開口12の長手方向に上下に旋回移動するようになっ
ている。
【0022】図7に示したように、軸体60は、可動体
21(図2参照)の内部に配置された歯車部61を備
え、この歯車部61に図示していない制御モータの回転
が伝達されて軸体60が第2軸L2の周りで任意の角度
だけ回転制御されるようになっている。第2軸L2は上
記した第1軸L1に対して直交している。また、可動体
60の円環状凸部22の開口23から外側に突出されて
いる軸体60の端部には環状溝62が形成されている。
【0023】図3、図6及び図7において、40は図1
に示した頭部模擬体30の下端部分を形成しているベー
ス体である。このベース体40は、平坦な頂部41とこ
の頂部41の周囲に位置する球形部42とその球形部4
2の周囲の鍔部43とを一体に有し、頂部41の中央に
開設されている円形の開口部44が、上記軸体60に上
方から外嵌合されている。
【0024】70は合成樹脂成形体でなる締め輪であ
る。図8又は図9のように、締め輪70は、周方向の一
箇所が欠除された欠円形状に形成されていて、その欠円
部71に相対向する一対の突片部72,73が備わって
いると共に、一方側の突片部72にねじ挿通孔74が具
備され、他方側の突片部73にねじ孔75が具備されて
いる。これに対し、上記ベース体40の頂部41には、
その偏心箇所に溝部46を有する突起45が一体に形成
されている。そして、図6のように、締め輪70の内周
部76が軸体60の環状溝62に嵌め込まれ、かつ、一
対の突片部72,73が上記突起45を挟む両側に嵌合
されていると共に、締付けねじ77が、一方側の突片部
72のねじ挿通孔74と突起45の溝部46とに挿通さ
れて他方側の突片部73のねじ孔75にねじ込まれて締
め付けられている。
【0025】ここで、軸体60と締め輪70との嵌合箇
所の相反する側の2箇所にそれぞれ係合機構80が介在
されている。一方側の係合機構80は、締め輪70の欠
円部71の反対側に介在されていて、軸体60に設けら
れて環状溝62内に位置する凸部81と、締め輪70の
内周部76に設けられて上記凸部81に係合された凹部
82とでなる。これに対し、他方側の係合機構80は、
軸体60に設けられて環状溝62内に位置する凸部81
と、締め輪70の一対の突片部72,73の対向空間に
よって形成された凹部82とでなる。
【0026】このため、軸体60の第1軸L1周りでの
回動が締付けねじ77による締付け箇所を介し締め輪7
0に伝わって締め輪70が第1軸L1周りで回動し、そ
の締め輪70の回動が、2箇所の係合機構80,80を
介しベース体40に伝わってベース体40が第1軸L1
の周りで回動する。この実施形態では、軸体60と締め
輪70との嵌合箇所の相反する側の2箇所に係合機構8
0,80が介在されているので、締め輪70が左右どら
の方向に回動しても、2箇所の係合機構80,80に加
わる負荷が一様になる。また、締め輪70の回動時に負
荷が2箇所の係合機構80,80に分散されて個々の係
合機構80に加わる負荷が軽減される。そのため、軸体
60や締め輪70が合成樹脂成形体で製作されていると
しても、軸体60や締め輪70が損壊するというような
事態が起こりにくく、しかも、締め輪70の回動が確実
に軸体60に伝わる。また、片側の係合機構80の凹部
82が、締め輪70の一対の突片部72,73の対向空
間によって形成されているため、締め輪70の他の箇所
に凹部を形成する場合よりも締め輪70の強度を高めら
れている。
【0027】図4又は図5のように、上記ベース体40
には、柔軟性に富む合成樹脂成形体でなる緩衝板91
(図5参照)を介して中間環状枠92が取り付けられて
いる。具体的には、中間環状枠92に内嵌合された緩衝
板91の径小部93(図4参照)の上に押え板94が重
ねられ、この押え板94と中間環状枠92と緩衝板91
とが、それらに具備されたねじ挿通孔に挿通されて上記
ベース体40に設けられているボス部47(図3参照)
にねじ込まれた取付ねじ95を介してベース体40に取
り付けられている。また、中間環状枠92に図示してい
ない外殻が取り付けられて図1に示した頭部模擬体30
が形作られる。
【0028】図1に一点鎖線で示したように、このロボ
ットは、頭部模擬体30と肩部模擬体10との相互間に
形成される隙間を覆う可撓性を備えたカバー部材50を
有している。図4又は図5のように、このカバー部材5
0は、肩部模擬体10側に取り付けられたシート状の第
1カバー体51と、一端部が頭部模擬体30を形成して
いる中間環状枠92に取り付けられて他端部52aが第
1カバー体51に摺動自在に重ね合わされた第2カバー
体52とに分割されている。第1カバー体51は矩形の
肉薄のゴムシートでなり、図10に示したようにその左
右方向両端部に具備させた粘着部53,53を肩部模擬
体10に貼り付けることによって肩部模擬体10側に取
り付けられていて、図2又は図3に示したように、この
第1カバー体51が、球形部11の開口12の端部を覆
っている。また、第2カバー体52は略横長矩形の厚手
のゴムシートでなり、図10に示したようにその一端部
の複数箇所に孔部54が設けられている。そして、図1
2に示したように、第2カバー体52の一端部が中間環
状枠92に具備されている立上り壁96に重なり状に巻
き回されていると共に、その重なり箇所で、第2カバー
体52の一端部が、上記孔部54と立上り壁96の孔部
97とに挿通された止め具98によって立上り壁96に
固定されている。
【0029】図4及び図5に示した構成のカバー部材5
0は、頭部模擬体30と肩部模擬体10との相互間に形
成される隙間を覆って関節部20(図2参照)を防塵す
る作用を発揮する。特に、頭部模擬体30を形成してい
る中間環状枠92が、図4の矢印Hのように第2支軸L
2(図7参照)の周りで回動したときや、図5の矢印V
のように第1支軸L1(図2参照)の周りで回動したと
きには、第2カバー体52の他端部52aが第1カバー
体51と摺動して上記隙間を覆ったままに保つ。そのた
め、頭部模擬体30の動作が損なわれたり、頭部模擬体
30の動作によって防塵作用が損なわれたりすることは
ない。また、第1カバー51と第2カバー体52とが両
方ともゴムシートでなるので、両者が擦れ合うときに異
音が発生しないという利点もある。
【0030】図13は第2カバー体52をポリエチレン
シートのような柔軟な合成樹脂フィルムに置き換えた事
例を示している。この第2カバー体52は、図14のよ
うに、合成樹脂フィルムを2枚重ねに折り畳むことによ
って形成されており、その他端部52aの折曲げ部55
が第1カバー体51に摺動自在に重ね合わされている。
【0031】こうしておけば、中間環状枠92が第1支
軸L1(図2参照)の周りで前から後に向かって回動し
たときに第2カバー体52の他端部52aが第1カバー
体51の表面に突き当たってその摺動性が損なわれたよ
うな事態が起こったとしても、図13のように2枚重ね
に折り畳まれた合成樹脂フィルムでなる第2カバー体5
2の折曲げ部55が展開して中間環状枠92を円滑に動
作させるという作用が発揮される。
【0032】この実施形態では、係合機構80が、軸体
60と締め輪70との嵌合箇所の2箇所に介在されてい
るけれども、この点は、少なくとも1箇所に介在されて
いればよい。
【0033】この実施形態では、動物ロボットの一例で
ある猫ロボットの首部を関節部20によって形成した事
例を説明したけれども、本発明は、他の関節部にも適用
することが可能である。また、猫ロボット以外の動物ロ
ボットや人間を模したロボットなどにも適用することが
可能である。
【0034】さらに、この実施形態では、カバー部材5
0を肩部模擬体10と頭部模擬体30を連結している首
部(関節部20)の後側部分を覆うようにしてあるけれ
ども、カバー部材を筒状にして首部の全周を覆わせるよ
うにしてもよい。
【0035】図1〜図14においては、同一又は相応す
る部分に同一符号を付すことによって説明の重複を回避
した。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ロボットの構体を形成
する2つの要素、たとえば猫ロボットの肩部模擬体と頭
部模擬体とを連結する関節部の新規な構造を提供するこ
とが可能である。そして、本発明によれば、関節部の構
成部品である軸体や締め輪などに合成樹脂成形体を用い
てコストダウンを図ったとしても、2つの要素の相対動
作が確実に行われるようになる。また、関節部に形成さ
れる隙間を防塵用カバー部材で塞ぐ場合、そのカバー部
材による防塵作用が良好に発揮されるものでありなが
ら、そのカバー部材によって2つの要素の相対動作が阻
害されないロボットの関節部構造を提供することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したロボットの一例である猫ロボ
ットの構体を示した概略側面図である。
【図2】肩部模擬体と関節部とを示した平面図である。
【図3】肩部模擬体などを示した平面図である。
【図4】カバー部材を取り付けた状態での肩部模擬体な
どを示した平面図である。
【図5】カバー部材の作用を説明するための側面図であ
る。
【図6】軸体に取り付けられたベース体の平面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII線に沿う部分の断面図で
ある。
【図8】軸体や締め輪などを示した説明図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う部分での締め輪の断
面図である。
【図10】第1カバー体を裏面側から見た平面図であ
る。
【図11】第2カバー体を表面側から見た平面図であ
る。
【図12】第2カバー体の取付構造を示した断面図であ
る。
【図13】第2カバー体を合成樹脂フィルムに置き換え
た事例を示した説明図である。
【図14】合成樹脂フィルムでなる第2カバー体を示し
た概略斜視図である。
【符号の説明】
L1 第1軸 L2 第2軸 10 肩部模擬体(第1要素) 21 可動体 30 頭部模擬体(第2要素) 44 開口部 45 突起 46 溝部 50 カバー部材 51 第1カバー体 52 第2カバー体 52a 第2カバー体の他端部 55 折曲げ部 60 軸体 62 環状溝 70 締め輪 71 締め輪の欠円部 72,73 突片部 74 ねじ挿通孔 75 ねじ孔 77 締付けねじ 80 係合機構 81 凸部 82 凹部 100 構体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 弘隆 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内 Fターム(参考) 2C150 CA02 DA05 DA24 DA26 DA27 DA28 EH07 EH08 EH16 EH21 EH25 FB14 FB43 3C007 AS36 CS08 CX01 HT21 WA04 WA14 WC25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1軸の周りで回動される可動体に、上
    記第1軸に対して直交する第2軸の周りで回動される軸
    体が取り付けられ、上記可動体と上記軸体とのそれぞれ
    に、ロボットの構体を形成する第1及び第2の2つの要
    素が各別に取り付けられているロボットの関節部構造で
    あって、 上記第2要素に具備された開口部が上記軸体に外嵌合さ
    れ、かつ、上記軸体の外周面に具備された環状溝に嵌め
    込まれた欠円形状の締め輪の欠円部が上記第2要素に具
    備された突起の両側に嵌合され、上記欠円部に相対向状
    に具備された一対の突片部が上記突起に対し締付けねじ
    で締め付けられていると共に、上記軸体及び上記締め輪
    のうちのいずれか一方側部材に設けられた凸部と他方側
    部材に設けられて上記凸部に係合された凹部とでなる係
    合機構が、上記軸体と上記締め輪との嵌合箇所の少なく
    とも1箇所に介在されていることを特徴とするロボット
    の関節部構造。
  2. 【請求項2】 上記軸体と上記締め輪とが合成樹脂成形
    体でなり、上記係合機構が上記軸体と上記締め輪との嵌
    合箇所の2箇所に介在され、片側の係合機構の凹部が、
    一対の上記突片部の対向空間によって形成されている請
    求項1に記載したロボットの関節部構造。
  3. 【請求項3】 上記締付けねじが、一方側の上記突片部
    に具備されたねじ挿通孔と上記突起に具備された溝部と
    に挿通されて他方側の上記突片部に具備されたねじ孔に
    ねじ込まれている請求項1又は請求項2に記載したロボ
    ットの関節部構造。
  4. 【請求項4】 上記係合機構が、上記軸体と上記締め輪
    との嵌合箇所の相反する側にそれぞれ介在されている請
    求項2に記載したロボットの関節部構造。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の上記要素の相互間に形成
    される隙間を覆う可撓性を備えたカバー部材を有し、こ
    のカバー部材が、第1要素側に取り付けられた第1カバ
    ー体と、一端部が第2要素側に取り付けられて他端部が
    上記第1カバー体に摺動自在に重ね合わされた第2カバ
    ー体とに分割されている請求項1ないし請求項4のいず
    れか1項に記載したロボットの関節部構造。
  6. 【請求項6】 上記第2カバー体が、2枚重ねに折り畳
    まれてその折曲げ部が上記第1カバー体に摺動自在に重
    ね合わされた柔軟な合成樹脂フィルムでなる請求項5に
    記載したロボットの関節部構造。
  7. 【請求項7】 上記第1要素が動物の肩部を模した肩部
    模擬体であり、上記第2要素が動物の頭部を模した頭部
    模擬体であり、上記関節部によって上記肩部模擬体と上
    記頭模擬体とを連結している首部が形成されている請求
    項1ないし請求項6のいずれか1項に記載してロボット
    の関節部構造。
JP2001334103A 2001-10-31 2001-10-31 ロボットの関節部構造 Expired - Fee Related JP3757147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001334103A JP3757147B2 (ja) 2001-10-31 2001-10-31 ロボットの関節部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001334103A JP3757147B2 (ja) 2001-10-31 2001-10-31 ロボットの関節部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003136461A true JP2003136461A (ja) 2003-05-14
JP3757147B2 JP3757147B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=19149290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001334103A Expired - Fee Related JP3757147B2 (ja) 2001-10-31 2001-10-31 ロボットの関節部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3757147B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161350A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Tomy Co Ltd ロボット玩具およびその組立方法
US7905760B2 (en) 2007-12-07 2011-03-15 Tomy Company, Ltd. Robot toy and assembling method thereof
CN102698441A (zh) * 2011-06-24 2012-10-03 株式会社万代 玩具体的罩构件的动作构造及玩具体
JP2019193749A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 ニチブ株式会社 壁面収納舞台
CN114700928A (zh) * 2022-04-20 2022-07-05 江苏海洋大学 一种含单轴两自由度结构仿生四足机器人
USD985645S1 (en) * 2021-04-16 2023-05-09 Macroact Inc. Companion robot

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161350A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Tomy Co Ltd ロボット玩具およびその組立方法
JP4551893B2 (ja) * 2006-12-27 2010-09-29 株式会社タカラトミー ロボット玩具
US7862398B2 (en) 2006-12-27 2011-01-04 Tomy Company, Ltd. Robot toy
US7905760B2 (en) 2007-12-07 2011-03-15 Tomy Company, Ltd. Robot toy and assembling method thereof
CN102698441A (zh) * 2011-06-24 2012-10-03 株式会社万代 玩具体的罩构件的动作构造及玩具体
JP2019193749A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 ニチブ株式会社 壁面収納舞台
JP7048966B2 (ja) 2018-05-02 2022-04-06 ニチブ株式会社 壁面収納舞台
USD985645S1 (en) * 2021-04-16 2023-05-09 Macroact Inc. Companion robot
CN114700928A (zh) * 2022-04-20 2022-07-05 江苏海洋大学 一种含单轴两自由度结构仿生四足机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP3757147B2 (ja) 2006-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5645624B2 (ja) 人形玩具の肩関節構造及び人形玩具
JP4278747B2 (ja) 合成樹脂製人形の肩部の関節構造
KR20060051367A (ko) 헤드폰장치
US5334073A (en) Crash dummy figures
JP2003136461A (ja) ロボットの関節部構造
JP3187219U (ja) 人形玩具の肩関節構造及び人形玩具
US20050034216A1 (en) Ear warmer having an external frame
WO2013035486A1 (ja) 人形玩具
JP3570758B2 (ja) ターンシグナルスイッチのキャンセル装置
JP2001071284A (ja) 歩行装置
JP6675719B1 (ja) 形態変化玩具
JPH0226544Y2 (ja)
JP2602119Y2 (ja) 玩 具
JP3245859U (ja) 風船組立体
JPH0516178Y2 (ja)
JP3226273U (ja) 開閉装置及び音の出る絵本
JP2538089Y2 (ja) うちわ
JP2001240096A (ja) 蓋構造
JP2003116627A (ja) 化粧料容器
JPH0344514Y2 (ja)
JPS6015590Y2 (ja) 付属肢可動玩具
JPH0753677Y2 (ja) 回転駆動軸の巻付防止具
JPH036394Y2 (ja)
JPH0415273Y2 (ja)
JP2002155662A (ja) マグネットキャッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees